89 アウトブレイク〜WerewolfSyndrome〜
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―5月10日夕方18時頃 寂れた公園→マドカ宅移動中―
知的な女医さんかぁ…カッコイイね。 マドカならなれるよ。頑張ってね。
[掌に感じる温かさ>>13、少女の少し小さく感じる手を握り返して引かれるままに。まるで自分が逆に連れ添われている格好には僅かばかり苦笑い、マドカの歩幅に合わせて足を動かす。宵闇迫る中、伸びる影を追うように石畳を踏み]
――……んー…教えたりするのは、あんまり自信は無いんだけど… 私が店に居る時は、聞きに来て良いよ。 …なんだか、どれも擽ったい感じがするなぁ……露蝶でいいよ?私もマドカ、って呼んでるしね。
[一つ、約束を重ねる事に対しては幾らか歯切れ悪く言い淀み、数秒考える間を置いてから一つだけ条件を付けて返答し。 自分を示すにはどれも不相応に感じる言葉には困ったように笑い空いた手で頬を掻いた後、改めてルーティエと名を告げて]
(15) やなこま 2013/08/11(Sun) 02時頃
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【霊】―5月11日 正午頃― >>*25 ――――あんたさ…やっぱズルいよ… 「残る」にしたって、「消える」にしたって、結局あんたの望みどおりじゃないか… …というかさ、あんたを消すのに、なんであたしがそんな労力つかわなきゃなんないの?
[謝罪と、その償いとして自分を「消す」ことを提案してきたクシャミに、ため息をつく。]
あんたがあの子を襲ったことは許さないよ。 …あたしの…大事なもんを壊したんだからね。
でも、別にあんたが消えることなんて望んじゃいないんだよ。 あたしは、あんたのことが嫌い。もう話をするのも、考えるのも嫌なんだ。 ましてや、あんたを消すために無駄な力使わせられるなんざ、まっぴらごめんだね。
[聞きようによっては、クシャミを許しているように聞こえるかもしれない。 しかし、これがパティの本心だ。彼女を許すつもりはないが、彼女を消すことで気が晴れるものでもない。 彼女のことに自分の労力を割かれることの方が、ずっと耐えがたいことだった。]
…あたしに悪いと思ってるなら、二度とあたしの前に現れんな。
(*26) malco 2013/08/11(Sun) 02時頃
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>>*23
[彼女の言葉に涙がぽろぽろ出てくる。止めようと思って子供のように両手でぬぐうが止まらなくてベンチに座ったまま俯きスカートをぎゅうっと握る。]
ご、ごめんなさい。 折角出来たお友達なのに嫌われたかと思って怖かったから、安心したら涙が。 今まで真剣に人と向き合ったことも、喧嘩もしてこなかったし。 でもパティちゃんが“いいこと”の一つに私を加えてくれてて凄く嬉しい。 …ありがとう。
パティちゃんはこれからどうするの?
[まだ涙は滲むけれどありったけの想いを詰めた「ありがとう」だけはなんとか笑顔で。クシャミも友達で、たくさん失望させてしまったけれど、彼女を裏切ったつもりはない。でもパティは違ったから。安心したついでに今後の事を問いながらまだ残る涙を拭いながら考えていると聞こえてくる会話(>>*25、>>*26)。今更のように気付いたが2人は仲が悪いのだろうか。私も理由の一つで仲違いしているようだけれど、これは自分が間に入るのも違うと分かっているので少しハラハラと様子をうかがう。]
(*27) sizuku 2013/08/11(Sun) 04時頃
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【霊】―5月11日 正午頃― >>*26 [言葉を受け、一端、無表情でパティを見る。そこに、嘘を吐いているような感触は、感じられない。
沈黙したままで…… 数秒、目を閉じて天を仰ぐ。 数秒、自分の足元を眺める。 一瞬だけ、目を開けて、パティを見る。またすぐに視線を足下に戻す]
…………っ……………
[一言だけ。何か言いたそうに、悔しげに喉を鳴らす。よく見ていれば、生きていた頃であれば血が出そうなくらいには、右手を固く握り締めていることが解るだろう。 ……だが、何か言うことを、彼女も、自分も許してはくれなかった]
………わかったよ
[苦しげにそれだけ言って。 彼女は、その場から瞬時に消えた。 まだ霊体となって「どこか」を彷徨っていることは解るだろう]
(*28) clock 2013/08/11(Sun) 05時半頃
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【霊】―5月11日 正午頃― >>*26 [言葉を受け、一端、無表情でパティを見る。そこに、嘘を吐いているような感触は、感じられない。
沈黙したままで…… 数秒、目を閉じて天を仰ぐ。 数秒、自分の足元を眺める。 一瞬だけ、目を開けて、パティを見る。またすぐに視線を足下に戻す]
…………っ……………
[一言だけ。何か言いたそうに、悔しげに喉を鳴らす。よく見ていれば、生きていた頃であれば血が出そうなくらいには、右手を固く握り締めていることが解るだろう。 ……だが、何か言うことを、彼女も、自分も許してはくれなかった]
………わかったよ
[苦しげにそれだけ言って。 彼女は、その場から瞬時に消えた。 まだ霊体となって「どこか」を彷徨っていることは解るだろう]
(*29) clock 2013/08/11(Sun) 05時半頃
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【霊】―5月11日 正午過ぎ 住宅街一角― >>*28 続き [逃げるようにパティの目の前を去り、霊体は住宅街の一角を訪れた。] ………うっ……… [ただ、悔しさだけが込みあげた。 パティに何も言えない悔しさ。二度と許してはもらえない悔しさ。
……それでいい、と思う自分も居た。]
………[肩を落とし、悲しそうなに大きなため息]………
[彼女のことは嫌いではなかった。しかし彼女が自分を嫌い、許さないのは、本当に至極尤もで。 やるせない感情が胸を満たす。
……それでいい、と思う自分も居た。
これが彼女からの「罰」というなら。 ……自分はここに残る限り、この感情と付き合っていかねばならない。耐えられるかどうか解らないが、付き合っていくと、決めた。 涙は出ない。それ以上に、涙で流していいような感情ではない、と彼女自身思う。 ただ、思いだけを胸に、佇んでいた]
(*30) clock 2013/08/11(Sun) 05時半頃
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―5月12日彼は誰時 街外の道路、車内にて―
[たいして乗り心地も良く無い車の中、運転は馴染みの運び屋に任せつつ背後で遠ざかっていく街を、肩越しに振り返り眺める。
まだ夜闇の名残が濃い時間、殆ど荷物という荷物も持たずに薄闇に紛れて店を出た。扉には「一身上の都合に寄り、閉店します 店主」とだけ書かれた簡素な紙を貼り付けて。 そうして隠れるように街の外へ出て、現在に至る。規則正しく並んでいた機動隊も居なくなった街と外への境界、誰も自分を止める者はいなかった。
街を出る事は、誰にも告げなかった。 引き止められる事も送り出される事も望まず、ただ消えるように居なくなりたかっただけ。そんな自分を彼らは怒るかも知れないけれど。
久々に顔を合わせた運び屋に、様々な話を聞いた。 出所は分からないが、街の内部情報がネットで世界各国へ広まっている事。 それが原因で友好関係を結んでいた某国から強く批判を受けた事。 その某国が残り生存者に対して支援――身柄の保証を訴えている事]
(16) やなこま 2013/08/11(Sun) 10時半頃
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[情勢の移り変わり等に話が飛ぶと、興味も持てずに少ない荷物から携帯端末を取り出して操作する。冷たい、と非難が飛ぶが受け流した。 画面には届いてから何度も見た一通の電子メール>>14。出した返信への返答は、勿論届かない。 ほんの僅かに顔を歪ませて、「うそつき」と微かに囁く。 同乗者にどうしたかと聞かれたが、何でもないと顔を伏せたまま返す。
そうして、露蝶と呼ばれた青年は街から姿を消した。 多数ある犠牲者、処刑者に紛れたのか、登録されていた情報はデータベースからも無くなっているだろう。
――その後の青年の姿を見た者は、居ない]
(17) やなこま 2013/08/11(Sun) 10時半頃
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―5月10日 朝11時頃 公園― >>9
そうだね、何気無い景色もクーちゃんと一緒だとキラキラしてる気がするよ。
[ずっとこんな風に彼女と過ごせる事を夢見てた。穏やかに笑い合える…あれ程望んでいた少女の笑顔が隣に在る事に、ただ今は幸せだと感じていた]
好奇心は人一倍だったからね。…登ったらもっと色んな物が見えると思ったんだ。
そう?もし降りられないなら抱き止めてあげるのに、残念だな。
[笑う少女に肩を竦めて自らも笑う。そうやって暫く景色を眺め、隣のクシャミの顔を覗きこんだ]
…次は、何処に行きますか?お姫様?
(18) yoshiki 2013/08/11(Sun) 20時半頃
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>>*27 …え…えっと…
[泣きだしたローズマリーを見てぎょっとする。 こんなときにどう接して良いかわからない。 珍しく慌てた様子で彼女の顔と空中に視線を泳がせていたが、最後には笑顔を見せた彼女にほっと息をつき、微笑む。 それはおそらく、パティがローズマリーに初めて見せた笑顔だったはずだ。]
――あたしは…この街から出て行くよ。 …家族に…会ってくる。 それがあたしの“心残り”…みたいだから。
[“これから”のことを訊かれれば、少し複雑な表情でそう答えた。 正直に言うと、まだ少し迷っている。 自分は忘れられているのではないか。 自分のせいで、家族が虐げられてしまうのではないか。 そう考えると、会いに行くのは怖い気がした。
しかし、トレイルと話し、決心がついた。 それでも会いたい。会いに行かなければ。]
(*31) malco 2013/08/11(Sun) 20時半頃
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(>>*31続き) ―――だから、出て行く前に、あんたに伝えておきたかったんだ。 …あ…ありがとう…
[少しうつむきがちに、照れくさそうに、感謝の言葉を伝える。 まっすぐに顔を見て言うことは出来なかったが、その気持ちに偽りはなかった。]
(*32) malco 2013/08/11(Sun) 20時半頃
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―5月12日早朝、チアキ宅玄関先―
[久々に投函されていた新聞紙に目を通す。手の震えは紙の乾いた音を辺りに響かせた]
……もう、少し…早かったら…
[言っても仕方の無い事だとは分かってはいても想いは漏れ出してしまった。もう涙は出なかったけれど…ここ数日で底が尽きてしまった。小さく息を吐き出し新聞紙を綺麗に畳むと家の中へと戻って行った]
(19) yoshiki 2013/08/11(Sun) 21時頃
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>>*28 [悔しそうな表情で、一言だけ残し、消えたクシャミを見て、少し、胸が締め付けられる思いがした。 しかし、彼女を許さないと決めた以上、自分にも罪悪感を感じる資格など無い。 うつむき、唇を噛締めるが、彼女を引きとめることはしなかった。]
(*33) malco 2013/08/11(Sun) 21時頃
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―5月12日早朝、チアキ宅庭花壇前―
[ナユタは戻って来てくれると約束した。自分は待つだけだろうか…その前に色々やらなくてはいけないのだろうけど…感染者とは言え肉親を殺してしまった。それにその事実を隠してしまったのだから]
………お墓…作ってあげられるの、少し先になりそうだ…ごめんね
[一度野犬に荒らされた後、綺麗に整えて花を植えた花壇の前に屈み込んで土に触れた]
(20) yoshiki 2013/08/11(Sun) 21時頃
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―5月10日夕方18時頃 マドカ宅付近―
>>15 やったー! じゃあ、勉強に困った時はお願いするっす!
うん、ルーティエさん! ルーティエさんって呼ぶっす!
[困ったような笑顔を浮かべながら承諾をもらえて、マドカは笑顔を浮かべる。しばらく談笑して進むと、あっという間に自宅近くまで到着してしまった。]
この辺で大丈夫っすよ! 送ってくれてありがとうっす! 本当はお家でお茶とか飲んでってもらいったいっすけど、家が荒れ放題で危ないんすよ!
[ルーティエの手をそっと離し、手を大きく降りながら別れをつげると、マドカは駆け出した。]
それじゃ! またお店に顔出すっす!
(21) jagabee 2013/08/11(Sun) 21時半頃
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―5月10日 朝11時半頃 公園〜移動中― >>18 [チアキと2人。木を見上げながら]
……チアキに抱きとめてもらうの……は…… [言われてしまうと、想像は具体的になるもので。 軽く顔を赤くする。本人も気づいたのか、チアキを見ていた目を軽く逸らして]
……わ、悪く、ない、ね。 [若干慌てた様子で。こういう振る舞いは、全くもって、歳相応か、若干それより幼い女の子のようにも見えるだろう。それから一言]
……もっと早く、素直になってれば……良かった、な。
[恐らくはチアキには聞こえないであろう、ごく小さな声の独り言を。そうしていれば、あるいはチアキの言うようなことも、あったかもしれないのに。 だが、このような道を選んだのは自分だ。後悔するにもやり直すにも何もかもが遅いのは解っていて。それならば、もう、気にするだけ時間の無駄で。
そして、次はどこへ?聞かれたので]
……次は、そうだな……商店街を、隅から隅まで。もうやってる店は少ないけど……思い出しながら、歩いてみたい、かな。
(22) clock 2013/08/11(Sun) 22時頃
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【霊】―5月12日早朝、チアキ宅玄関先― >>19 [おそらくチアキは気づいていないであろう…… 彼女は、そこに、いた。 そこにいて、チアキの読む新聞を、チアキの後ろから読んでいた]
……ワクチンの開発目処、ねえ……
[例えばあと1週間早かったら。こんな茶番劇は起きなかっただろうに。 だが、例えばあと1日早かったなら?彼女は自問する]
……ナユタさんと正面から勝負?…………勝てそうな気はしないね。 ……いや、……そうじゃないな。
[すでにあたしは、結果3人も殺したことになる。 それはチアキもある意味似たようなものだけど……]
……残念だけど、あたしには幽霊が似合いか。
[すでに現状を受け入れていた。チアキを泣かせてしまったことは心残りだけど……それでも、彼にはナユタさんが居る。それで……いいじゃないか、と]
(*34) clock 2013/08/11(Sun) 22時頃
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>>*31 >>*32
[ちゃんと顔を上げお礼を言えば、最初は困惑気味だった彼女の表情が笑顔へと変わる。それは初めて見る笑顔で、一瞬まじまじと見つめてしまったが、その事実に胸がくすぐったくなり自分もすぐに満面の笑みへと変わる。]
そう、パティちゃんには家族がいるのね。 だったら後悔しないうちに会っておかなくちゃね。
[自分には家族がいないから、勝手だけれど、パティちゃんにいるというのならば自分の分まで会って後悔しないでほしい。その為なら寂しいけれど我慢できる。そうして想いを馳せている彼女を見ていれば告げられる感謝の言葉。お礼を言われるようなことは何一つ出来なかったけれど、彼女の気持ちが嬉しくて、もう触れられないけれど彼女に近づいてぎゅうっと抱きしめる仕草をする。]
私こそ、ありがとう。 気をつけて行ってらっしゃい!
[彼女が無事に家族と会えると良い。彼女の家族なら、彼女と同じく心根の優しい人達なんだろう。身体を離せば今自分が出来る一番の笑顔を。もうパティとは会えないかもしれないけれど、彼女の願うことを応援したかった。]
(*35) sizuku 2013/08/11(Sun) 22時半頃
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─回想/4月某日、閉鎖前のある未明─
[──ふと、目覚めた薄暗い部屋。無意識で寝返りを打ちかけ、腕中の感触に気付いて動きが止まる。ぼんやりと視線が、眼前の彼を眺めた。
今日は少し、疲れていた。床に入ったまでは良いものの、『遊ぶ』間どころか、気が付く間もなく眠ってしまったらしき己に思い至って小さな苦笑いを浮かべる。 両腕は、彼の身体を逃がさぬとばかりに抱え込み、抱き締めていた。逃げ損ねさせてしまったかと、意識を手放す直前に見たそのままの様に見える姿を、顔を薄闇の中でただ眺め──双眸が知らず薄まり、微かな溜息を漏らした]
……、…。
[彼のぬくもりを抱え込んだ心臓が、確かな痛みと、喩えられぬ甘さに静かにざわめく。 ……いつから、だっただろうか。最早そんな事をすぐに思い出せる程の近さではなく、冗談交じりに己から言葉にしようと思える程の浅さでもなかった。 「──好きだと言えよ」聞いて、俺は必ず笑ってやるから。…そんな風に今宵も、いつもの軽口を返らぬ事を知った上で口にし、返らなければ良いと思っていた。それこそが彼であり、己であるのだと]
(23) yakan 2013/08/11(Sun) 22時半頃
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[彼を、見つめる。
そろそろ手離し、いずれ目覚める彼を自由にさせるべきだったのだろう。だが、どうしても離れる気になれず、ぬくもりを抱えたままで。
…そっと、また息を吐き出し。顔を傾け、今は物言わぬ唇へと口付けを落とした。 ごく柔らかに、触れるだけ。愉しむ為のものでもなく、からかう為のものでもない、常とは違うそれの稚拙さに自身でまた僅かに笑い]
──…おやすみ。
[常に言わぬ、当たり前のような挨拶を、気まぐれのついでだと囁き落として。彼のぬくもりを、…愛おしむ己を知らぬふりで、ただ優しい温かさを感じてゆっくりと双眸を閉ざした]
(24) yakan 2013/08/11(Sun) 22時半頃
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―5月12日 彼は誰時 街外の道路、車内―
──そうだな。
[彼の本当に小さな囁きを、己の意識は確かに拾い上げ、届く事はない返答をした。
車のリアウインドウに顔を向け、生きていれば止められたかもしれない不安定な格好、彼の隣りで座席に膝を乗せて背凭れに肘つき、徐々に遠く景色に紛れていく街を眺めていた。
『亡霊たち』への『挨拶』は、己もしなかった。 彼が行く事は、……彼の、選ぼうとしている事を、確かに予感しながらも。彼の傍にただ在ろうと選ぶ事に躊躇いはなかった。 彼にとっては考えもしない、要らぬ同行者だったかも知れないが]
アンタが、一人の晩だけにするしよ。 …眺めるぐらいは、許してくれねえか。
[彼が知らず、彼に知られず、…許される事などなく、それでも、 彼が消えうせる、その最期の瞬間まで、ただ傍に在れん事を願って。
振り返り、青年の横顔を見つめて、──「──なあ。…愛してるぜ、…」──微かな思念が、想いを囁いた]
(*36) yakan 2013/08/11(Sun) 22時半頃
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>>*35 [ローズマリーの満面の笑みは、とてもまぶしく、どこか落ち着かなかったが、悪い気はしなかった。 つられるように、自分も笑みを濃くしたが、少しぎこちなかったもしれない。
彼女が抱きしめる仕草をすると、一瞬身をこわばらせるが、しばらくすると身体を預けるように、目を閉じ、抱きしめ返すような仕草をして]
…行って、きます…
[そして、身体を離すと、ローズマリーの優しい笑顔に見送られながら、その場を去った。]
(*37) malco 2013/08/11(Sun) 23時頃
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―5月11日 夕暮れ時・元第二封鎖線―
[ローズマリーと別れた後、奉公先、ローズマリーの自宅前、町役場前と、思い出の場所をめぐり、最後に訪れたのは、第二封鎖線だった。 未だ残る混乱に対応するためか数名の機動隊員が待機してはいたが、完全に解放されたようだ。 数日前、ここで一人の機動隊員やチアキという青年と話したのがひどく昔のことに思える。 そう言えば、クシャミと再会したのもここだったか。 首を振る。彼女のことはもう考えないと決めたはずなのに、余計な事を思い出してしまった。
ふり返り、しばらく黙ったまま、じっと街の風景を眺めていた。 “いい思い出”なんてほとんどないはずなのに、いざ離れるとなると、寂しい気がしてくるから不思議である。]
―――じゃあ、ね…
[気が済むと、そう言って、幼いころから子守りとして過ごしてきたこの街に別れを告げる。 そして、目を閉じると、夕暮れの紅い光の中にすぅっと消えた。
生まれた田舎町に向かって旅立ったのだ。 そこに待つものが、喜びなのか、苦しみなのか、それはまだわからない。 しかし、少しでも、前に進むために。]**
(*38) malco 2013/08/11(Sun) 23時頃
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―5月10日 12時頃 移動中〜商店街―
[クシャミの少女らしい表情を微笑ましく見守って、密やかな声は木々をざわつかせて駆けて行った風に消されて。一瞬閉じた瞼、薄く開いた先の少女にまだ行かないでと繋いだ手を握り]
……うん、じゃあ次は商店街だ
[商店街までの道のり…何時かの黒猫が横切った。クシャミに向かってにゃーと鳴いた後走り去って行った]
クーちゃんに挨拶してたみたいだね。
[二人手を繋いで歩いて行く中、見付けた猫達は必ず一声鳴いて。商店街に着いてからもそれは変わらなかった]
…この街ってこんなに猫多かったっけ?
[並ぶ店先を眺めて、隣の少女を見る]
クーちゃんはどんな物を買ったりしてたの?
(25) yoshiki 2013/08/11(Sun) 23時半頃
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―5月10日未明、某ビルの屋上―
[少女の手を引き非常階段を登って行く。最上階の扉はいとも簡単に開く。中は廃ビル故に静まり返っていた。奥へと進み屋上への階段をまた登ると重い鉄の扉に行き着く。軋む音と共に開けば勢い良く吹き付ける風が出迎えて]
………こっち、だよ。
[一番眺めがいい場所まで手を引いて連れて行く。そこには明かりが灯った町並みが]
あっちが、俺の家だね。マドカちゃんの家が向こう…そのずっと先がナユタの家。ルーさんのお店はあの真ん中辺…
そして、街の明かり一つ一つが…君が守った命の灯火
(26) yoshiki 2013/08/11(Sun) 23時半頃
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―回想:5月10日 12時〜13時頃 商店街― >>25 [何匹かの猫達は自分に鳴く。……それはまるで、別れの挨拶のようにも見えて]
……うん、多分皆、「解ってる」んだと……思う。 [片手に余裕があれば、手を振って、「なぁご」と、本当に猫のように鳴く。「さよなら」と告げたつもりで居る。 ……猫に鳴くのは、初めてではない。いつもの事だったが、それがちゃんと伝わっているのかどうかはよく解らない。感染した後もそれは変わらなかった。ただ、伝わっているものと信じて]
あたしがここで買ってたのは…… 食品、日用品……とかが多かったけど。でもたまにアクセサリも買ってたよ。 ……そこの店、とか。 [と指さした先は、かつては可愛らしい小物を売っていた店であったが、数日前からシャッターは開いていない。]
……猫の小物とかが可愛いんだ。燻したシルバーで、肌触りも色艶も良くてさ。……また開くことがあったら、思い出してみてよ。 [そんなことを話しつつ、手をつなぎ、二人]
(27) clock 2013/08/11(Sun) 23時半頃
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【霊】―5月11日夕方6時頃、町役場前広場―
彼女が去った後(>>*37)ふと周りを見渡せば人は大分少なくなっていた。 そのままベンチに戻り、訪れ去っていく生きた人、漂っている者をあてもなく眺めれば、すぐ夕方。
己の手を見やれば、更に遠くが見渡せるほどに薄くなっていた。あぁ、現世に心残りも少ない自分は消えて逝くのも早いのだなと苦笑する。 クシャミとパティを仲違いさせたままなのは少し残念だけれど、芯の強い者同士、そのうち蟠りは自然ととけていくだろう。
この数日で出会った人達を頭に描く。なんて泣いて笑って心揺り動かされた数日だっただろう。こんな感情があるとは、そしてこんな自分にも大切に思い思われる人がいたとは。
自分はなんて幸せ者なんだろう。
その想いのままそっと目を閉じる。
そうして夕陽の光に溶けてその場には何も残らない。**
(*39) sizuku 2013/08/11(Sun) 23時半頃
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―5月10日 未明 某ビルの屋上―
……ここが……
[チアキの知る、街全部を見渡せる場所。 チアキの説明を聞き、そして自分が寝床にした場所や、元々自分が住んでいたカートライト家の跡地、一度引き取られた思い出したくもない家の場所、それら全て、思い起こされて]
……………。
[ただ黙って、街を眺めている。 ……チアキの言うとおり、確かに、自分が、本能に身を任せていれば……街の明かりはもっと少なくなっていた可能性は否定出来ない。 ……そのことだけは、ほんの少しだけでも。誇りに思って良かったのだろうか……チアキの言葉に、そんなことを、思う]
……ありがとう。……本当に色々。ありがとう……
[神妙な表情を浮かべ、今日一日を思い返して……そして、チアキに向き直って]
……チアキ。……我儘なあたしを、許して。 ……キスして欲しい。唇はちょっと危ないかもしれないから、……頬でも、瞼でも、おでこでも。……一度だけで、いい。……思い出に、持って行きたいんだ。 [そう言って、目線は中空に向けて、目を閉じて、待つ]
(28) clock 2013/08/11(Sun) 23時半頃
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【霊】―あり得るのかどうか解らない、未来のお話。数カ月後か、あるいは数年後か―
[結局、彼女はまだ消えていない。 ……チアキ宅から殆ど動かず。この家は一時期誰もいなくなっていたが、チアキはある程度したら戻ってきた。 ……それから、暫くはチアキ1人だった。 ……自分には何も出来ないけど、チアキ1人だとほんの少し心配だったから、傍に居たかった。もっとも、感染者の一人も居ない以上、自分は誰かに言葉を届けることなど出来ず。
……でも、それもどうやら、今日で終わりのようだった。]
……おかえりなさい…………さん……
[自分の発した「おかえりなさい」の声と、チアキの発した「おかえり」の声は、若干のテンポのズレはあったものの、まあハーモニーを作ったと言っていいだろう。……そう聞こえるのは自分だけであったが。
……ようやく、これで安心して、行ける。]
……さよなら。チアキ、………さん。
[彼女はそれだけ言い残して、永劫に消滅した]
(*40) clock 2013/08/12(Mon) 00時頃
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―5月10日 未明 某ビルの屋上―
[一番伝えたかった言葉は彼女に届いただろうか…、街の明かりと星の瞬きが交じる景色を二人でずっと眺めていた]
………クーちゃん、…ありがとう
[上手く笑えたかは分からない]
……、…
[繋いだ手を離す、片手を肩に添えて…長い前髪をそっと撫であげた。ちゃんと表情を焼き付けたかった自分の我儘ではあるのだけれど…、現れた幼い丸みを帯びたおでこにそっと唇を触れさせた。そして抱き締める、彼女が拒むまで、第三者が現れるまで…ずっと]
(29) yoshiki 2013/08/12(Mon) 00時頃
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