255 【ヤンストP村】private eye+Violine
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
フローラは奴隷運び ヌヴィルに投票した。
ヌヴィルはビール配り フローラに投票した。(ランダム投票)
ロイエは奴隷運び ヌヴィルに投票した。
ヌヴィルは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
フローラが無残な姿で発見された。
村人達は自らの過ちに気付いた。
人狼達は最後の食事を済ませると、新たな犠牲者を求めて無人の村を立ち去っていった。
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[本を一冊ぱたんと閉じて、ふぅと一息。 かちゃりと扉が開く音に顔を上げるの。>>7:+127 美味しそうなポトフにパスタ! 私、さっきまでの寂しさも忘れて微笑むの]
いいえ、大丈夫ですわ。 ……まあ、本当に美味しそう! セイルズさんはお料理が上手なのね。
[隣に腰かけるセイルズさん。 身構えないで親し気に身を寄せるの。 少しずつ、距離が近付いている証拠]
(0) ゆき@青葱帯 2018/12/14(Fri) 01時半頃
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[セイルズさんの視線の先を追って。>>7:+128 手元の本を見れば嬉しそうに笑って]
うふふ、セイルズさんと同じ名字! しかもたくさんあるんですもの。 きっとセイルズさんの知り合いなのねって、 私、貴方を知りたくなって読んでみましたの。
本当に、色々な本を書く方なのね。
[本棚に並ぶ様々なジャンルの本。 推理物や怪奇譚もあったけど、 今は怖いものは読みたくなくて恋愛小説を手にとったの。
甘いものは好き。 食べ物も、物語だって!]
(1) ゆき@青葱帯 2018/12/14(Fri) 01時半頃
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[叔父さんの本だと聞いて。>>7:+129 私、やっぱりって顔を輝かせるの]
まあ、叔父様の! 作家さんなんてすごいですわ。 本もたくさんあって、博識そうですわね。
それに、……ふふっ。 セイルズさんのお話を初めて聞いた気がするわ。 なんだかとっても嬉しいです。
[本をぎゅっと抱き締めて微笑むの。 過去形で語られる、今はいない人。 私の知らないセイルズさんを知る人。 どんな人なのかしらって、わくわく思うの]
(2) ゆき@青葱帯 2018/12/14(Fri) 01時半頃
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[本から私へと戻る視線。 首を傾げるセイルズさんへ、 うきうきと本の感想をお話するの]
とっても素敵なお話でしたわ。 内気な学生さんの初恋のお話。 最後は好きな人と一緒になれてハッピーエンド!
女の子へ百合を贈るのにおろおろして、 私、がんばれーって、 ページをめくりながら応援してましたのよ。
[『花は秘めるものがあるから美しい。 日向に咲く花の、 土の下に埋まる愛を誰も知らない』 ――そう、本の中の気に入った部分]
(3) ゆき@青葱帯 2018/12/14(Fri) 01時半頃
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[とっても楽しかったって。 時間を忘れられたって、 温かなポトフを口に運びながらお話するの]
……不思議、さっきまで怖かったのに。 セイルズさんがいると温かな気持ちになるんです。
怖い事はないんだって、 大丈夫なんだって……、
[ほっと安心したように笑いかけて。 そっと、セイルズさんの肩に身を寄せて甘えてみるの。**]
(4) ゆき@青葱帯 2018/12/14(Fri) 01時半頃
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[彼女が触れ合う程の傍に居て>>0、その胸元には叔父の本があり>>2、セイルズは親族の話をしている。特筆するような内容ではない筈なのに、これが初めてのこと]
[──嬉しいのは此方もだった。 ぽつぽつと、彼女の声に応えるように話していく]
叔父は、自分にはこれが向いているし これしか出来ないと。
本棚の通り、何でも読む人だったから 知識の幅が広かったし 書けるものも増えたのだろう>>1。
[そしてそれは、セイルズが料理を始めとする家事一般に習熟した理由でもある。自分で作らなければ総菜を買うばかりになってしまうからと包丁を手に取り、あまり献立が偏らないようにと作る品を増やしていった]
[そうして培った腕が彼女を微笑ませられた>>0のだから、本当に、技能というのは予想もしない所で活きるものだ]
(5) vdspuren 2018/12/14(Fri) 02時半頃
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[彼女が語る本の感想から、かつての記憶を紐解いていく]
初恋、か。 ……ああ、昔に一度読んだような気がする。
[──そうだ。“土の下に埋まる愛”が何を例えて言っているのか、これを読んだ頃良く判らなくて、叔父へと尋ねに行って──無理に分かろうとしなくてもいいのだと、頭を撫でられたのだ、確か。見えているものを意識するだけでも十分だと、そう言って]
(6) vdspuren 2018/12/14(Fri) 02時半頃
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[かつてセイルズには分からなかった本を抱いて、素敵だったと彼女が笑う。作中の学生達のことを応援出来るというならば、きっと彼女は沢山、己の知らないことを知っているのだ]
私も、貴女がいると世界が広がるような心地がする。 きらきらと輝いて、暖かく……
──だから、私も貴女を安心させられているのなら それに勝ることはない。
[与えて貰ったものと同種ではなくとも、何かしら返せているというのなら、心が休まる。彼女との距離が縮まった>>4のを期に、その肩を抱き、食事の邪魔にはならない範囲でそっと背を擦った]
[──耳元へは“大丈夫だから”と囁いて、彼女の心を染めようと]**
(7) vdspuren 2018/12/14(Fri) 02時半頃
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[にこにこと叔父様のお話を聞く。>>5]
食器が二組あったでしょ? 私、あれがどなたのものか気になってて…、 叔父様のものだったんですね。
博識な作家の叔父様。 きっと楽しいお話を聞かせてくれそう。
[また叔父様の本を読んでお話しましょうって。 私、本を抱き締めてそう思うの]
(8) ゆき@青葱帯 2018/12/14(Fri) 09時半頃
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[本の感想をお話して、 セイルズさんも読んだと聞いて。>>6]
まあ、セイルズさんも!? 恋愛小説を読むなんて、ちょっと意外です。
セイルズさんの初恋はどんなものだったのかしら。 いつか、お話聞かせてくださいね。
[セイルズさんが恋をする姿を想像できなくて。 でも、恋って素敵なものだもの。 どんなお話が聞けるかしらって、 うきうきとセイルズさんを見つめるの]
(9) ゆき@青葱帯 2018/12/14(Fri) 09時半頃
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[セイルズさんに肩を抱かれて、>>7 背中を撫でる手に安心するように身を寄せる]
私、貴方の陽だまりになりたいと思ってますの。 全て失った私ですけど、それでも。
貴方はそれでもいいと言ってくれるから。 傍にいてくださるから……、
[耳元に感じる吐息が柔らかく胸に染み込むよう。 大丈夫、そう、大丈夫なの。 ここに怖い事も辛い事も、何もないから。
目の前の貴方はとても優しく見えるから。 例えその下にどんな想いを抱いていても――]
(10) ゆき@青葱帯 2018/12/14(Fri) 09時半頃
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[そっと、頭をセイルズさんの肩に乗せる。 甘えるように一度身をすり寄せてから、 戸惑うように、目を伏せて]
セイルズさんは、 ……、 おいていかないでくださいね。
[きゅっと服の裾を掴んで、 ずっと言いたかった言葉を口にする。 愛しい人へ、去り行く人へ、
三年前に断たれ、奪われ、失った。 今芽生えつつある希望にそれを求めて縋るように見上げるの。**]
(11) ゆき@青葱帯 2018/12/14(Fri) 09時半頃
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[どうして、そんな風に思われたのか。>>7:-118 当時は自警団に所属していた為、 もし“選ばれる”とすれば父親や義母や―― フローラであった筈なのに。
恐れたのはキングスであったのか。 それとも――― 幼い少女の中に潜む何かであったのか。>>7:-118
願いを叶える為に人を殺す>>7:-120 一言に尽きるには命の重さは軽くない。 たとえ、平均寿命の半分以上を生きた女であっても アポロの身の回りを監視していた妹なら きっと、知っていた筈なのに。 握り潰されたのは、模型ではない。>>2:-62]
(12) motimoti 2018/12/14(Fri) 20時半頃
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ひとりの人間を殺した、ってことが 分かっていないのか?
……再婚を考えてた女だぞ…… [そう――パピヨンの境遇は。 義母と幸せを築くことを選んだ父親と同じであり、 妹にとって父親は家族だ。
ましてや、人の幸せを 祈るようなことを考える妹が>>1:302 アポロが願っただけで変わってしまうなんて。>>7:-121
なにを恐れていたのか、なにに怯えていたのか。 解る筈がない―― だってお互いに、 打ち明けることが無かったのだから。>>1:215]
(13) motimoti 2018/12/14(Fri) 20時半頃
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っ、たのに……。
[この独白は、きっと届かない。 口にしてはいけないから]
(14) motimoti 2018/12/14(Fri) 20時半頃
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[たとえ、愛がなければ子供が産まれなくとも。 異質なもの>>7:-122を生みだしてしまったのなら。]
やめてくれ、もう。
[アポロが呪ってしまったから。 妹に人殺しの罪を背負わせた。
じゃあ――存在しなければよかったのだ。 母と父の間に生まれなければ良かった。 アポロが居なければその歓びは無かった>>7:-123 妹より後に子供が生まれたとしても それは兄妹ではなく姉弟であっただろう。
母親が同じ子供でさえあれば、 姉弟の中に苦悩も確執もなく 呪いもなく、狂いも生じなかった。]
(15) motimoti 2018/12/14(Fri) 20時半頃
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[アポロが呪ったことで父親が急死し、 義母が病に伏せり死んだというのなら。
父親と母親の間に愛などなければ良かった。 そうすればきっと、子供が生まれても “アポロではないもの”だった筈なのに。
好き、愛してる。 直向きでいかれていて底がみえないその愛は>>7:-124 アポロが存在しなければ、生まれなかった。 父親も、義母も、パピヨンも。 ―――そして、妹も。 誰ひとり、不幸にはならなかったというのなら。 どうして生まれて来てしまったのだろう。]
(16) motimoti 2018/12/14(Fri) 20時半頃
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[兄として見ている>>7:-125 妹が兄を、兄として。 それは何も不幸では無かった。
おかしいのは、 妹が兄を、男として見ること。 それがおかしくないなんて>>7:-126 絶対に有り得ない。]
見るわけがない。 ――なんで妹を女として見るんだ。
[フローラを妹だと自覚出来たのは、 彼女を失うことが家族を失うことだと 気づいてからの話にしても。
嘘は言っていない。
妹を女として見た事は一度もない。 少女としてしか、今も見れない。 たとえ、幼子が着ていたものに似たデザインが あまり似合わない歳に成ったとしても。]
(17) motimoti 2018/12/14(Fri) 20時半頃
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[あのメールに>>2:-100妹の関連性を感じなかった事。 それが、アポロの愚かしさ。]
今のお前は――おかしい。
[だから、逃げねばいけなかった。>>7:-127 兄を男だと“見ている”妹から逃げる為に。
妹を妹でないものにしてしまったアポロから、 フローラを遠ざける為に。
車輪の向かう先が玄関ではない方だと気づき、 レバーを切ろうとしたが間に合わない。 此方が正しい道といわんばかりに 寝室へ向け蛇行する車椅子をなんとか止めた。
既に部屋に入った後であり。 背後に居る妹が鍵を閉めた後だったけれど。>>7:-128]
(18) motimoti 2018/12/14(Fri) 20時半頃
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手当は要らない。 近づかないでくれ。
[任せると言って、任せた数時間前とは>>6:7 既に事情が変わっている。 ただ、怖かった。 ただただ、怖かった。 仮面を被ろうとしても、壊れてしまったのだ。 妹だと思えず、隣人と同じ価値の少女であったなら こんなにも恐れる事は無かったのだろうか。
どうして、――妹と思える今になって 妹を女として見ることが出来よう。]
(19) motimoti 2018/12/14(Fri) 20時半頃
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…フローラ。
[血のにじむ包帯に包まれた指が震える。 それでも、握ろうとした。 すかすかと“幻覚のレバー”に手を伸ばし 実像のレバーをうまく掴めておらず。]
……フローラ、
[バンッと肘置きに掌を叩きつけ、 自重を腕で支え顔を横向き――背後を振り返る。 ドアの前には、涙を流しながら笑う妹が居る>>7:-128 まるで、笑顔の死顔を被っているかのように。]
(20) motimoti 2018/12/14(Fri) 20時半頃
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[折角、兄になれたのだから]
頼む、許してくれ。
[妹の仮面を被る化物よ、 妹を、殺さないでくれ。]
兄妹で居たいなら。
[浮遊感は継続している。 車椅子を自力で動かす判断が出来ないくらい。 介護用のベッドだけが 車椅子の前面の傍にあり>>6:-92 まるで棺桶のように納められるものを待っていた]*
(21) motimoti 2018/12/14(Fri) 20時半頃
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[他人に身体を拭かれるなど初めてで、 擽ったいような奇妙な気分が抜けないまま、 身を時折竦めては、微かな震えを隠している。
イルマがなにを考えているかは分からないから、 どうにも不穏な想像が過るのは否めない。 大人しくしているという自己申告も手伝って、 ふるりと震え、逞しく育ちそうな想像を振り払う]
ひとりは寂しいもんな
[この家がどこにあるのかを知らない。 連れてきたのは車椅子でだろうから、 地下では無さそうだがそれ以上の推測が不能だ。
今更逃げるつもりはないが、 少々、ここで孤独に過ごすには寂しい]
(22) pisca 2018/12/14(Fri) 21時頃
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……、…………。
[みんな、無事かな。 その言葉をまた吐きそうになって飲み込んだ。 意図的かどうかはさておき抜けれた箇所を、 指摘する危険が過って溜息に変える。
招集者たちの周辺が騒がしいと言っていた。 確かに小火が重なり、死者すら出たと噂で、 噂もまた憶測と不安が綯交ぜの悪辣な物が流布していた。
出来の悪い悪夢のような現実だ。 現実は非情だから信じてはいけないものだが、 それにしたってタチが悪すぎる。
知己に集まった招集を受ける名を頭で連ね、 全員無事だといいなと、祈ることしかできない]
(23) pisca 2018/12/14(Fri) 21時頃
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イルマ、やっぱ本も買ってきてくれ どんなのかは任せるケド、俺の好きそうなヤツで。
[待つ間、暇に過ぎるので。 そう切り替えなければ思考が負の連鎖に落ちていく。 頼んだ本がどんな物なのかを楽しみに過ごす、 という楽しみくらいしか見いだせないからだが。
そのとき俺はすっかり忘れていた。 イルマが、奇妙な誤解をしているのを──]*
(24) pisca 2018/12/14(Fri) 21時頃
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[恐らく目の前にコップが差し出された気配を察しながら、彼は寝ころんだまま顔をそむけた。 どうしようもない。]
わかったわ。
[コップを自分側に戻すと、水を口に含んだ。 そして、そむけられた彼の顔を唐突に強く手でこちらに向き直させる。 そのまま彼の唇に口づけると、無理やり水を腔内に送り込んだ。
恐らく抵抗されるだろう。 しかし、目隠しされ、手は拘束され、おまけに1日半近く飲まず食わずの人間にどのように力で負ける事があるだろう。 唇や舌を噛まれようが気にしない。
暫くののち、顔を上げて彼を見下ろし静かに告げた。]
(25) wallander 2018/12/14(Fri) 21時半頃
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嫌でしょう? 気分悪いでしょう? だったら自分で飲みなさい。
[しかし、そのあと小さく笑って続けた。]
もっとも、これがお気に入りなら毎日でもやってあげるわ。 王子様…いや、お姫様、かしら。
[しかし、疲れた。 当然のことながら、上手くいかない。 ふう、とため息をつくと、もう一度コップに水を入れに行くことだろう。
暫くののち、床に置かれたコップの近くには、パンを置いておいた。 ココアのパンではない、工場で作られている菓子パンの袋を開けただけのものだが。]*
(26) wallander 2018/12/14(Fri) 21時半頃
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[しようと思った行動を止めることはなく、 >>+126制止の言葉は狭い室内を駆け抜けただけであった。
自分は>>+130ノッカの快楽の声だけを聞いている。 本当に嫌がっているわけではないことは、 跳ねるように動く腰が物語っていよう。
口づける花弁もまた蜜を後から後からととめどなく零し続け、 最後の言葉も真実ではないようであった]
ノッカ、汚くなんてないでしょう? 昨日――ん、シャワーを浴びてからすぐに寝て――
[また一つ、音を立てて啄んでしまう。 汚いのはどこだろうと問うように、 ノッカの大切な秘花は自分の舌でより蕩けていくようであった]
(27) rusyi 2018/12/14(Fri) 21時半頃
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嗚呼、汗の匂いだけは、しますよ でもノッカの味ですし、自分は、好きです
[もっと愛してしまおう。 もっと啄んでしまおう。
愛したいノッカの身体ならどこででも味わえるというように、 蜜を零すいけない穴に指を埋めてしまい掻き乱し、 淫芽となったぷっくりと膨らんだソレを口に含み、 舌先でころりと転がして腰を砕けさせてしまおうか*]
(28) rusyi 2018/12/14(Fri) 21時半頃
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[ひとりは寂しい。 なら私がずっと側にいようか。 そう言いたいけどそれは望まれていない。 それくらいは分かる。
きっと戻りたいんだろう。 一番大事なあの場所に。]
(29) laetitia 2018/12/14(Fri) 22時頃
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[もっとちゃんと焼いておけばよかったな。]
(30) laetitia 2018/12/14(Fri) 22時頃
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[子供達に被害が出てもいいから。 帰りたい場所なんて失くしてしまえばよかった。 でもそれをしなかったのは。 結局私も子供達に情があったからだ。
彼の関心を持っていくから嫌い。 慕ってくれるから可愛い。 私よりも優先されるから嫌だ。 無邪気に好きだと言うから嫌いになれない。
とっくに正気なんて放り出したけど。 それでも子供達が死んでいたら。 私はもっと狂っていたに違いない。]
(31) laetitia 2018/12/14(Fri) 22時頃
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好きそうな本? ピスティオの好みなんて知らないよぉ。
[私の好みならミステリ小説だ。 でもこの状況でそれを読みたくはないだろう。 恋愛ものも読むとは思えないから。 歴史物でも買ってこようか。 そういえば昔は衆道なんてものもあったような。]
…………えっちな本はちょっと無理かな。
[一人ならきっとそういう本も欲しいんだろう。 文学でもそういう描写あるし。 そこから汲み取ってなんとか頑張ってほしい。]
(32) laetitia 2018/12/14(Fri) 22時頃
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じゃあ、行ってくるね。
[街の中でも薄暗い路地の奥の奥。 部屋から出れば饐えた匂いが鼻につく。 犯罪者が跋扈するスラム街。 この部屋はそんな場所にある。
女性一人で歩けば勿論危険なのだけど。 怯えた顔で歩くよりも毅然と歩く。 その方がいい。]
(33) laetitia 2018/12/14(Fri) 22時頃
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[私は職場へと向かう。 仕事が終われば少し遠い薬屋へ行って。 それから色々と買い出しをして。 そして頼まれた本を買って部屋へと戻る。
私の帰る場所は今はここだけだから。 だから私は。]
ただいま。
[愛しい人の顔を見て。 笑みを浮かべてそう言うのだ*]
(34) laetitia 2018/12/14(Fri) 22時頃
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[模型の蝶は掌の中で崩れ、>>12 生きた蝶は、声をなくし羽を切り落とされた。 分かっている、兄の言葉のすべてが。分かっているはず そのはずなのに、どうして。と首を傾げた
分かっているはずなのに。]
(35) sudati 2018/12/14(Fri) 22時半頃
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……再婚?その再婚が許せなかったのに 兄さんが、言ったんでしょ。
『うちの親父と同じじゃねえか』って
[兄さんは赦せたの。 お父さんの事を。>>3:63 彼の父親は、化け物の元に連れていかれた妻を捨てた。 ――生きているかもしれないのに。結婚をきめた。 その結果、生まれたものは、『化け物』だった。
兄さんは父さんを赦せないのに。 彼女のことは赦せるんだ。]
(36) sudati 2018/12/14(Fri) 22時半頃
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[貴方が一度は願った事を。 呪いを消せると思っているなんて>>13 打ち分けてはいけない、ずっとずっと思っていた事だ。 父と母の倖せの結晶であればよかった。
けど、現実は、彼の>>14 母の倖せを壊した、象徴でしかない ―――化け物のところに連れていかれた女の夫は]
(37) sudati 2018/12/14(Fri) 22時半頃
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[本当に、赦されない。 産まれたいくつもの、哀が折り重なる。 やめてくれという言葉に、どうして。と私は問いかける。 どうして、そんな事を言うの。兄さんが望んだんでしょ
どうしてどうして、言うの。]
(38) sudati 2018/12/14(Fri) 22時半頃
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どうして、そんな事を――『いう』の?
(39) sudati 2018/12/14(Fri) 22時半頃
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[貴方だけが幸せになる事はきっと。 貴方だけが、救われる事はない。
だって、彼が全て。『壊して』しまった。 家族でいたかった、最初はそのはずだったはずなのに。 いつからか、兄は私を見てくれなかったから。
――兄が、見なかったのは蝶も同じ]
(40) sudati 2018/12/14(Fri) 22時半頃
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なんで?なんで見れないの? 私には胸があって、子どもを作る為の胎がある 妹って女だよ―――
兄さんって男だよ
[男性性器、ついているでしょ。 夫がある女を抱いたのだから。
『家族』ってなに。家族ってなんだろう。 似合わないはずの少女の服。だけど、少女だって『女』だ。 ぱちぱちと瞬けば、哀しい涙が、落ちるはずなのに
段々と私は、壊れていく]
(41) sudati 2018/12/14(Fri) 22時半頃
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…ん、どうして 愛しているっておかしい事なの?
ねえ、兄さん、好きっておかしいの?
[寝室へ、逃げる兄は 袋小路へ自ら、向かう鼠のようだ。 鍵をしめればもう、出られない。それは私もだけど。 兄を見る目は、泣いているのに涙が溢れるのに
――光を失っていく。微笑みを崩す 昔のように、少し前でも
もっと、自然にはにかめたはずなのに]
(42) sudati 2018/12/14(Fri) 22時半頃
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[不快だ。 不快極まりない。
水を拒否すれば諦めるかと思えば。>>25 顔を固定され、唇を抉じ開けられる。 何であるか等愚問。 鼻にかかる生温い風と咥内を犯す軟体が何であるかを 知らない程初心ではない。]
―――っ、ぅ
[舌で押し返そうとして、触れた。 気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い―――
結局侵されるまま水を受け取る。 あまりに長く居座るのなら、思い切り歯を立てる。 感触すら嫌だが、この温度の方が数倍気色悪かった。
涙は、目隠しが吸い尽くした。]
(43) KNG 2018/12/14(Fri) 22時半頃
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……いやだよ
[――近づきたい。 兄に、妹として。女として。――――。 血のにじむ包帯をみれば、喉が痛んだ。兄さんと、 私を呼ぶ彼に何度も、心の中で叫ぶ。
肘置きにたたきつけられた掌と]
(44) sudati 2018/12/14(Fri) 22時半頃
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………むりだよ
[―――、近づく足。 一歩、二歩と、続いていく]
無理だよ
だって、兄さん―――私を赦せるの?
[妹の貌をした、化け物を。 貴方の大切な人を殺した私を。
まだ、赦して貰えるの]
(45) sudati 2018/12/14(Fri) 22時半頃
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|
[こんな思いは二度とごめんだ。 頷きもせず、言葉も発せず、 その薄笑いを聞き流す。>>26
だんまりを決め込む男に、女は再び部屋を出る。 二つの鍵の音を聞いた後、男は動く。 ベッドを降りて、トイレへ。
口に含んだ水を吐き出すと、そのまま流した。 流れる水は特にかおりもなく、清浄に流れ。]
………はぁ、っ、ぁ――
[吐き出しても吐き出しても、 ぬるい感触が咥内に残り、不快。 気持ち悪い、嫌だ、何か、払拭する何かを―――]
(46) KNG 2018/12/14(Fri) 22時半頃
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|
私は、ずっとずっと兄さんのこと 大好きだから
[浮遊感を持続させる兄の手を掴む。 血を滲ませる、包帯に爪を立てた。
兄の痛みを刺激するように 弾かれ、逃れられる前に、肉を爪が抉ろうとする。
車いすという物理の距離――
棺桶のようなベッド]
ねえ、兄さん。
(47) sudati 2018/12/14(Fri) 22時半頃
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|
[流れる音が消える便器に顔を突っ込み、口に含む。 冷たい水は、口の中の汚れを濯ぐようで心地良かった。 生き返る心地とは、この事か。]
――ふっ、……ハハ
[何をしているのか。 滑稽だ、あまりにも。 乾いた笑いが出る程に悲しかった。
だが、まだこちらの方が気は楽だ。 少なくとも男にとっては。
そして、これからはここで飲もうと決めた。]
(48) KNG 2018/12/14(Fri) 22時半頃
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|
[ベッドまで戻るが、 そんな短時間でよじ登る事は不可能と見切りをつけ、 男はベッド脇の床に座る。 濡れた顔はシーツに擦り付けるように拭いた。
戻って来た女が、男のやや乱れた前髪にどう思うかはわからない。>>26 そして何かを置かれても説明無くば、何も見えない男は知れるはずもない。
男はただ待つ。 早く出ていかないかと。*]
(49) KNG 2018/12/14(Fri) 22時半頃
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[フローラ「妹」は、こういう女「化け物」なんだよ]
……兄さん、私のことまだ 妹って ――言ってくれるのなら
本当は、ただ傍に置いてほしい
[――本当は、それ以上を望んじゃいけなかった*]
(50) sudati 2018/12/14(Fri) 22時半頃
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ゃ、ひぁっ、 ……っ、 しゃべらないで、 ひっ!!
[>>27>>28そーさんの舌が、 ナカをかき乱していく指が、 あたしをぐずぐずに蕩かしていく。
それだけでも強すぎる刺激なのに、 そーさんの舌先は、 更にあたしの良いところへと触れたから。
ひときわ、身体が大きく跳ねる]
(51) fumifumi 2018/12/14(Fri) 22時半頃
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や、や、 そーさん、これ、へん……っ!
[昨日みたいに、 理性を飛ばすほどの快楽ではない。
けれど押し寄せる波は、 簡単にあたしを飲み込んでいこうとする。
あたしの理性は、溢れ出す甘い声を、 遠くへ飛んでしまいそうになる意識を、 一度は制止しようと試みたけれど]
あっ、ひぅ、 イっちゃう―― ッ!!
[試みはあえなく失敗し、ビクリと背を反らす。 舌が弄んでいたそこは、 ひくひくと、収縮を繰り返していた*]
(52) fumifumi 2018/12/14(Fri) 22時半頃
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いやえっちな本は………… いっ……いらねーし……
[頭に浮かんだ気絶間際の感覚なり、 シャツの隙間から覗き見た素肌なりだったせいで、 即座の否定に繋げられず妙な間を開けてしまった。
気まずい。気まずいな。 視線が彷徨うあたり挙動不審だが、 幸いなことになんとか気付かれずに済んだ……
と、切実に思いたい]
(53) pisca 2018/12/14(Fri) 23時頃
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気をつけろよ。
[取り繕うような物言いだが、 見送る視線もその言葉も真摯で嘘はない。 扉の閉まる音を聞いた。 足音の遠ざかる音が消えるまで暫く待った。 喧騒から遠い場所にあるらしい。 けれど人の気配はある場所、とくれば。
頭の中の地図で場所を推測するも、 商店街から遠く外れれば途端に曖昧になる始末。 それでも、あまり治安のいい場所でないことは、 なんとはなく察した]
(54) pisca 2018/12/14(Fri) 23時頃
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……しかし、どうしたものかな。
[イルマに外の様子を聞くのは、 今は冷静に見えても不穏の一言に尽きる。 単純に、安否が知りたいだけだと説明しても、 自分が言葉にすればするだけ不安定を呼ぶだろう。
気難しい子供を扱う気分になりながら、 部屋をぐるりと見渡して手の届くサイドテーブルへ。 中を改めても携帯は見つからず、 外の情報を知りたいなら外にでなけれならない。
その事実を改めて認識し苦笑した]
(55) pisca 2018/12/14(Fri) 23時頃
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[同じく家族をなくした身だ、 家族を奪われてからの心情は理解できる。 そういえば、よくココアさんは無事だったななんて、 今は関係ないことを思って、笑いをより苦くする。
心情を理解できたとはいえ、 イルマの執着の本質を真に理解したとは言い難い。 幼馴染でありながら今までなにも知らなかった、 その距離感に驕っていたんだろう。
頼って怒られ、反省しても、甘えた。 理解しておきながらそうする下衆さは兎も角、 彼女に負担を掛けすぎてたのは確かだ、だからこそ]
(56) pisca 2018/12/14(Fri) 23時頃
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ねむ……
[血の気を失った身体は限界を訴えている。 仮に逃げ出す気なら、外を知りたいなら、 彼女が目を離した今こそ行動すべき時だろう。
そう思ったのはベッドに横になり、 瞼を閉じて真の暗闇で視界を鎖してから。
血の匂いは未だ残って噎せ返るようだった。 身体は奇妙に興奮するのに頭だけは痺れたようで、 眠りの気配が速やかに四肢に満ちていく。
マーゴを観察した手紙を見てから、 自然な眠りというものから無縁となっていた。 気を緩めたが最後、 暗闇の底へ引きずり落とされ寝息を立てる]
(57) pisca 2018/12/14(Fri) 23時頃
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[おかえりの返りに、寝息を返した。 長い時間、死んだように眠り続けていた。
そのおかげか血の気の失った身体は若干回復して、 血色を取り戻した肌をベッドに埋めて穏やかに。
揺すれば起きるだろう浅い吐息は、 暫くとはいえ、ココを住処と決めた潔さと。
どうしたって消せない監禁者への甘えがあった]*
(58) pisca 2018/12/14(Fri) 23時頃
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[彼の部屋に帰ると、何故か彼がベッドを降りて床に座っている。 かといって、鍵を開けた音や、自分が戻ってきた気配は感じられるはずだが、特段何の反応もない。 乱れた髪に、乱れたシーツ。 何かしようとしてベッドから落ちでもしたのだろうか。
昨日と同じ辺りに水の入ったコップと、パンを置く。 コップをとろうと近づけば、ちゃんと気が付くであろう場所だ。]
水は飲んで。 お願いよ。
[本当に、懇願する声が出た。]
(59) wallander 2018/12/14(Fri) 23時頃
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ああ、でも。
[しかし、次に出た声は明るいものだった。]
そういえば、タツミさん、お風呂に入れていないのね。 身体、拭いてあげる。
[この部屋には、トイレも食べ物も寝る場所もある。 ただ、風呂と着替えはない。]
タオルとお湯、持ってくるね。 寝巻も持ってくるわ。 ふふ、本当に、一緒に住んでるって気がする。
[楽しそうに笑うと、またも鍵を開けて部屋を出て行こうとする。 出たら今回は、暫く戻ってこないだろう]*
(60) wallander 2018/12/14(Fri) 23時頃
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[この薄暗い部屋で。 二人一緒に過ごして何日が経っただろうか。 傷の具合はマシになってきたとはいえ。 まだまだ完治には遠い状態。 それは彼も同じだろう。
でも、動く事は出来る。 逃げる事は難しくても。 隠れて行動する事なら出来るかもしれない。]
(61) laetitia 2018/12/14(Fri) 23時頃
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[暇つぶし用に買ってきた本。 歴史物を中心に買ってきたけど。 その中に混じっていたのは ”理想都市”について書かれたもの。
外の世界に出れば下級種がうろついているから。 きっと私達はすぐに殺され捕食されてしまう。 目指すなら一縷の望みにかけて。]
エル・ドラードに行ってみる?
[この時そう問いかけたのは本気ではなかった。 ただそんな夢みたいな場所が本当にあるのなら。 二人で一緒に生きていくのなら。 そこに行く以外の道はないんじゃないかって。 そう思っただけで。]
(62) laetitia 2018/12/14(Fri) 23時頃
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[でも彼がそれを望むのなら。 私は本気にして行動するだろう。 例え外に出て死ぬだけだったとしても。 私は彼と死ねるのなら構わない。 それを言うと怒られるだろうから言わないけど。]
もし、そんな場所があって。 二人で暮らせたら。 子供、欲しいなぁ。
家族が増えるの本当は怖いんだけどねぇ。 だって皆置いていくでしょ? 今度はその子供を私が置いていくのかなぁって。 そう思ってたから。
でも、そうじゃないとこ、あるなら。
[夢を見たっていいんじゃない。]
(63) laetitia 2018/12/14(Fri) 23時頃
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[二人一緒に死ねたらしあわせだ。 二人一緒に生きていけたらしあわせだ。
どちらの道に進んだとしても。 私にはしあわせしかない。
例え、この部屋で野垂れ死んだとしても。 私の胸の中は幸福に満ちている*]
(64) laetitia 2018/12/14(Fri) 23時頃
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[そう、許せなかった。>>36 アポロは許せなかった。 けれど、フローラはそうじゃない、
――そうじゃないだろう。 父親を肯定したのだから。 妹とはそこだけは、境遇の違いから 分かり合えないのだから。
恨んでもいない、憎んでもいない。 けれどアポロが憎んで殺せてしまうなら。]
(65) motimoti 2018/12/14(Fri) 23時半頃
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[それはフローラが人間ではなく道具として 価値を下げるのと同じこと。
けれど、そうじゃないだろう。 ――そうじゃ、ないから。 妹として、女として見られたい――…と。
思考は打ち切られた。 声にして伝えていない言葉を、 彼女は唇の動きで読んだ。>>39 その目でどれだけ、アポロの唇を観察したのだろう。 綺麗なものを描くのが好きだった筈の、妹が。]
(66) motimoti 2018/12/14(Fri) 23時半頃
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[その目は、死が待つばかりのアポロに注がれ 妹に存在する筈の選択肢が全て潰される>>-73 選択肢を否定する代わりに 同じ所まで堕ちろとでも言われている気分で>>41 どうして 、、、、、、、、、、 ――必要なものを捨てたいのかが解らない。]
馬鹿なことを。 死んだ親父とお前が寝るようなもんだぞ。 それが普通だとでも言うのか?
[好意や愛情が悪いんじゃない。>>42 好意や愛情の意味する所がおかしいのだ。]
(67) motimoti 2018/12/14(Fri) 23時半頃
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無理だ、
[こういう時ばかり血が通う。 アポロの否定は、妹の否定に重なって>>45 そして、続きを辿るのはフローラの唇。]
やめ、
[引っ込めようと意思はあった。 けれど、体がどうにも緩慢にしか動かない。 傷口を詰る痛苦。>>47 傷をこじ広げるような鋭さに、顔を顰め]
(68) motimoti 2018/12/14(Fri) 23時半頃
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っぁ……っぐ…… [痛苦だけでは無かった。 攫われた手の行く末は――妹の歯に。>>-76 愛撫とはとても云えない凶暴性。 血の繋がった妹に食われる恐怖。]
っぅ、ああ………っぃ、ぎ
[嫌、嫌、と拒絶を―― 生理的な嫌悪を。 首を横に振り、示す。 手を引こうとすると尚喰いこむ歯に 指から染み出す血が余計に溢れて。]
(69) motimoti 2018/12/14(Fri) 23時半頃
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……フぅっ、 ……ゆるして、ほしいのか?
[許してやれば>>45 傍に居るだけで満たされるのか。>>50]
違う だろう、 許さ、……れたいなら どうして、嫌われようとする。
[女としてアポロを想う気持ちを打ち明ける。 兄の肉を“二度も”食らう。]
(70) motimoti 2018/12/14(Fri) 23時半頃
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天文学会 ワカナは、メモを貼った。
wallander 2018/12/14(Fri) 23時半頃
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お前―――
っ……ゆるされたく、ないんだろう。
[許されてしまったら。
妹でも女でもなく――ただの道具になるから。 道具は不要になったら捨てられるだけだから。] 嘘つき女め。
[上辺だけの言葉を交わし、 上辺だけで傍に居る。 いらなくなったら捨てる――…。
――――心のない関係に、また戻るだけだから]*
(71) motimoti 2018/12/14(Fri) 23時半頃
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[――兄の言葉に、私は顔を上げた。 整理的な嫌悪を綴った唇を>>69
真実を紡いだ声を>>70 唇は、解けかけた包帯の合間から血の味と 肉の香りを、もう覚えてしまった>>68
薄く笑う顔は 歪む]
(72) sudati 2018/12/14(Fri) 23時半頃
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……どうすればいいんだよ。
[唇についた、血は紅のように 赤く、あかく私を化粧する。兄に隠したときのように。 兄が気づかなかったときのようには、いかない。
もう嫌だ。―――いやだ]
(73) sudati 2018/12/14(Fri) 23時半頃
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……もう、嫌だ。 独りでお家で待つなんて嫌なんだよ、 しっている?あの家、独りでいるには大きすぎるんだ
とても大きくてとても怖いの
………兄さんはいなくなるんでしょ
何をやったっていなくなるんだ。
[―――すき、愛している。 普通じゃないって言われても、じゃあどうすればいいの。 兄>>62が、倖せを掴んでくれたのなら、きっと 『この街』で、貴方が真実、
『生きて』くれていたのなら]
(74) sudati 2018/12/14(Fri) 23時半頃
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……嫌われたくない。 のに、どうすればいいんだよ
[―――貴方は、私を置いてく、癖に 私の、腕に巻いた包帯と、貴方の手の包帯。 どう違うのだろう]
……兄さん、って、呼びたいよぉ
(75) sudati 2018/12/14(Fri) 23時半頃
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[ずっと傍にいて欲しいよ。 その二つの気持ちは嘘じゃないのに。 どうして、儘ならない。どうして、私は罪を犯すのだろう。 沁み出た血の味は、錆た鉄の香り。まずくて苦くて。
癖になる、そんな味なのに。]
……………もう、何もかも遅いでしょ
[――だから]
(76) sudati 2018/12/14(Fri) 23時半頃
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お願いだから 私に、兄さんの仔を生ませてよ
[他の人の子なんて産みたくない 貴方が、私を妹として、見てくれないのなら 私はただの道具になりはてる。文字通り、ただの道具だ。 抉れた手をなぞり、背を伸ばす。すわったまま
もう一方の手は、ポケットに。 オズワルドが用意した芳香剤と同じ液体をつめた ――小型のスプレーを取り出せば]
(77) sudati 2018/12/14(Fri) 23時半頃
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しっている?
私の子が欲しいんだって
兄さんをかくまう事の交換条件
[――境遇の違いから 私たちはわかりあえない。>>65 だって、私は、とっくに道具になり果てた。>>66
それでも、貴方の妹でいたかった。どこか、夢を見ていた。 その手が兄の貌の前にスプレーを翳して
プッシュを押そうとした]
(78) sudati 2018/12/15(Sat) 00時頃
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好きだよ 兄さん
[結局、アポロと呼ばないで 私は兄を、兄と呼んでしまうのに。**]
(79) sudati 2018/12/15(Sat) 00時頃
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[数日を過ごしてこの生活に慣れた頃、 本もそれほど運び込めないのが分かるだけに、 歴史を紐解くのが常となったのだが。
理想都市を書いた本が未だ残るなんて、 正直、少し驚きはした。 どこで手に入れたものだろうかと首を傾げるも、 今は入手手段より、その内容のほうが重要か。
御伽噺。手に届かない夢。 どの道こんな夢物語を信じるには、 少しばかり現実的な性格をしているものだから]
(80) pisca 2018/12/15(Sat) 00時頃
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そうだな。
[問いかけには柔らかく笑ってそう返す。
その存在を信じたわけでもなく、 そこを目指すのも本気ではないが、 イルマをもう置いていかないと約束した身だ。
本来なら約束されていた死があった身でもある。
そこしか無いと彼女が信じているなら余計に、 夢を一緒に目指すのも悪くない]
(81) pisca 2018/12/15(Sat) 00時頃
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そこまでお預けなのかよ
[深い、昏い、穴倉の淵に立ちながら冗談を響かせる。 昏くて夢など見えないなら、 そこに、微かでも灯を足せばいいだけの話だ。
彼女に己の他に拠所ができたなら、 もう少し生き繋ぐ夢だけを描けるはずなのだし]
(82) pisca 2018/12/15(Sat) 00時頃
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どーせなら、お迎えの船を乗っ取るとかさ。 出来たらいいよなぁ…… つーか……反乱軍みたいなのねーのかな?
[御伽噺と人類の反乱を期待するのと、 どちらが可能性が高いのだろうかと首を傾げつつ。
どの道この街を出るには今少し怪我の治療が必要で、 なら、今宵もよく眠り、満たされるしかない。
片腕でイルマを抱き寄せベッドに沈んで、 暗い部屋で瞼を閉ざす毎日も悪くはないのだから]**
(83) pisca 2018/12/15(Sat) 00時頃
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[戻って来た女は水を持ってきたらしい。 それとこの部屋で初めて聞く、包み紙の音。>>26 たとえ食べ物でも女が持ってきたというだけで興味すら湧かない。 乞うような声に、少し笑った。>>59]
……ああ、飲むさ。
[コップからではないが。 そこは言わない。
監視カメラの存在は見えないから知らない。 だから見続ければいつか映るだろう。 便器から直接水を啜る男の姿が。]
(84) KNG 2018/12/15(Sat) 00時頃
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[この女の読めない所は、切り替わり。>>60 少しの優越感も、明るい声にすぐに不機嫌となる。 目隠しは相変わらず、眉間に寄せる皺すら隠し、 表情の変化を見せないが。]
――風呂?着替え?
[見ると言うのか。触るというのか。 男の体に。 皮膚が粟立つのを感じた。 悍ましい程に楽しさを隠そうとはしない。
やっと出て行ったのに、犯行予告をするから質が悪い。]
……この状態で"一緒に住んでる"と言えるなら、 治療院にでも行って来い
[たぶん何か見つかるだろうから。 そう返すのが、やっと。]
(85) KNG 2018/12/15(Sat) 00時頃
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[鍵が締まり、女の足音が遠ざかっていく。 あの先は、踏み締めるような足音ならば階段だろうか。 もしそうならば、ここは恐らく地下だ。
深く深く、ため息を吐き出す。不快感が継続する。]
――でも、好機、か。
[触れられるのも見られるのも嫌だ。 ――尤も、カメラの存在を知らぬから、 そもそも見ようと思えば用を足している姿も既に見られていただろうが。
だが、好機。 この腕の拘束は脱衣の邪魔をする。 まして、拭くのなら、ある程度の時間、拘束を取らねばならないだろう。
確かに空腹。 だが先程抵抗がなかったのは決して弱っていたからでなく、 見えぬ感触に体が動かなかっただけ。]
(86) KNG 2018/12/15(Sat) 00時頃
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[まだ、今なら余力はある。**]
(87) KNG 2018/12/15(Sat) 00時頃
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[自分の意思でアポロを傷つけて。 自分の意思で自分の心に傷をつける妹は>>73 自業自得と矛盾だらけの泥沼に 沈もうとしているのを気づいているのだろうか。
自ら救いを断ち切らんとする様は、 自由に舞う蝶に焦がれて手を伸ばしていたのに。 土に根を張り、愛でられることを喜んで 最後には刈り取られるだけの花のまま。 寂しいのだと訴えかける声は>>74 今にも枯れて、萎れてしまいそうだ。] 今まで……っ、そうやって、皆召集された。 連れて行かれるのは、…俺だけじゃない。 見送らなきゃならないのは、お前だけじゃない。
[皮が破け、肉を蝕む苦痛を遣り過しながら 何度も奥歯を噛み、生理的な涙を薄ら浮かばせる]
(88) motimoti 2018/12/15(Sat) 01時頃
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しょうがない、事なんだ。
それに――俺が死ぬことで お前の目が醒めるなら、
[ぎちぎちと余韻を余す痛みだって こうして、アポロは耐えようとしている。
だから、フローラも耐え続けるしかない。 耐えても耐えても、救いが無くても そんな時代に生まれてしまったのだから。 アポロだけが例外視なんて、されない。>>76 諭す言葉に納得が返ってきた>>-110 ―――と、思ったのに。]
(89) motimoti 2018/12/15(Sat) 01時頃
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…………は?
[どうしてそんな言葉が出てくるかが解らない。>>77 好意や愛を語っていた舌が、 それらが交わらぬ“証拠”だけを転がすなんて。
唖然とした表情で妹を見る。 焦点が通うのは、苦痛によって 幻覚を感じる頻度が下がってきたから ――なのか。]
(90) motimoti 2018/12/15(Sat) 01時頃
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なにを、言ってるんだ。
[この時間を得ているだけで、 妹は子供を産まされる。>>78 どうしてそんな事を先に言わなかった。 こうして隠れ家に着く前に。]
ふざけるな。
[子供を産んで――それから。 オズワルドに何の益があるのだろう 復讐以外の、何が。
逃げれば妹を襲わせるとも言っていた。 だから、それは。
アポロと寝ろという益ではなくて もっと別の目的があるのだと想像に至る。]
(91) motimoti 2018/12/15(Sat) 01時頃
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今すぐ連絡を取れ。 俺を自警団に引き渡して、 お前も保護下に入るんだ。
[そうすれば――]
(92) motimoti 2018/12/15(Sat) 01時頃
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そうしたら、許してやる。 最後までお前の“にいさん”で居る。
産みたくもない子供を産む? それじゃあ、かあさんと同じだろう。
(93) motimoti 2018/12/15(Sat) 01時頃
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なんで望んで同じになるんだ。
お前も、生まれた子供も、 きっと不幸になる。
フローラ、言うことを聞け!
[一方的な想いだけで生まれる子供は子供じゃない。 ―――男と女、互いが互いに、 男と女としての 愛がないなら。]
(94) motimoti 2018/12/15(Sat) 01時頃
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―――ッ!!?
[急に吹きつけられたスプレーとの距離は至近。 目を閉じるのも間に合いきらず、 鼻腔はミストを吸い、 怒鳴りつけて開いた口内にも入ってくる。]
……っう……
[一刻遅れ、悟る。
アロマ機器から拡散された匂いだと。 そして――、あの苛々が駆け巡る。 何かを耐えている時に似ているが 先程と違うのは、飲んでしまったからか 身体が火照る感覚と、汗が噴出す気配。 上着に重ねたシャツはじっとりと肌に張り付く。]
(95) motimoti 2018/12/15(Sat) 01時頃
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な……、っ……………
[腰が震え、悟った。 些細な振動で、僅かな衣擦れで、 下着の下で反応する男根を。
裾の短いスラックスの股座には 存在を誇張する丘が築かれている。 アポロの意思とは無関係に。]
そんなに、……ふ、 道具になりたいのか? [妹の身体を突き放そうと手を伸ばす。 熱欲を持て余す身体はどうにも震えが先に来て。 肩を掴もうと、思うように力が湧かず。]
(96) motimoti 2018/12/15(Sat) 01時頃
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あの男の――――
オズワルドの、ものになりたいのか?
[ぞくぞくと押し寄せる欲求で涙を張る眼球が 二つとも、――妹を睥睨する。]
(97) motimoti 2018/12/15(Sat) 01時頃
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[母親が義務でキングスのモノになったように。 妹も義務でオズワルドのモノになるのか。]
嘘つきめ。
……お前がほしいだけだろ
[オズワルドの道具になることを選択した癖、 尚も兄に好意を口遊む妹を>>79 アポロはきっと、正しく“みている”]
(98) motimoti 2018/12/15(Sat) 01時半頃
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子供を、ひとり 産んでも――、っ……
お前は交尾の相手を、 選べるとは限らないんだぞ
[生まれた赤子が、成人するまで無事に育つと 病も障害も乗り越えられると、 あの男は楽観視するのだろうか。
―― ひとりでは足らないと。
中年期の男ではなくて もっと若く、生殖能力のある雄と 交尾をさせられ続けるかもしれない。
あの男は、確かに言った。
妹がどうなろうと関係ない、と。>>5:214]
(99) motimoti 2018/12/15(Sat) 01時半頃
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[この街が、優しいだけの街では無い事を。 妹だって、知っているだろう。]
そんな覚悟、無いくせに。
いつまで自分、っに 都合の、いい、夢を みている……つもりだ?
[脂汗を滲ませて、荒い息を吐き出した。]**
(100) motimoti 2018/12/15(Sat) 01時半頃
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[>>51蕩けきって欲しいから、 愛し尽くしてしまいたいからーー。
体が跳ねても>>52快楽の波を送り続け、 言葉の通り達してしまうよう求めて止まなかった。
収縮するそこに舌を差し込み、 達したノッカを味わい尽くして、 漸く解放した頃には口元を蜜で汚しながらも、 それでも溢れ出続ける蜜に笑みを浮かべていた]
(101) rusyi 2018/12/15(Sat) 07時半頃
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[体を起こし、身を乗り出す。 背を反らし余韻が残っているであろうノッカを見て、 唇についた蜜を舌で舐めとり、 瞳を覗き見る程に顔を近づけては唇を重ね合わせた]
ノッカ、怖くなかったですか?
[大層心地好さそうではあったけれど、 優しくはなかったかもしれないと後になってからという問いかける。
走りすぎないように気をつけなければと心に留め 留めながらもノッカの様子に自分の熱が高まってしまっていること禁じ得ない。
ゆるやかに、目元や頬にキスをして ノッカが戻るまで体をすり合わせるに留めてい**]
(102) rusyi 2018/12/15(Sat) 07時半頃
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目なんて覚めないよ。 ……なんで、みんな召集されたから 仕方ないっていえるの――
みんな、みんな、どうして。
[生理的な涙を、奥歯を噛み締める兄を 見て、言葉から笑顔は失われた。 血を流す兄の心は遠く>>88]
(103) sudati 2018/12/15(Sat) 10時半頃
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[枯れる花になるくらいなら 貴方を連れていきたい。それなのに。それなのに 兄は納得しろという。納得なんて出来ない。
―――兄が、死んでそれで 私を迎えに来てくれるのならいいのに
交わらない。>>90]
(104) sudati 2018/12/15(Sat) 10時半頃
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何って本当の事だよ。
…………兄さん。
[優しい兄さん。 大好きな兄さん、自警団に引き渡せば、 まだ、兄さんでいてくれる。という。最後まで。 でも、その最期は近く。私と貴方は引き離されるんでしょ。
―――どうして、そんな事を言うのだろう。 幸せになりたかっただけなのに。]
(105) sudati 2018/12/15(Sat) 10時半頃
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[どうしたら、倖せになれたのかな]
…………やだよ。
私、わたし。
[いう事を、聞けと言われ 肩を震わせ、脅える妹はもういない。 もう、いないのに。兄の言葉に目を大きく見開いて]
(106) sudati 2018/12/15(Sat) 10時半頃
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………だったら、どうしたらいい 兄さん、お願い、私と
ずっとに居てよ。
[誰かのものになりたくない。 私を、見る目の強さに>>97私は、私は。 貴方を、愛する心を保ってられなくなる、大好きな兄を ――求めてしまう。心の均衡はたやすく崩れ]
(107) sudati 2018/12/15(Sat) 10時半頃
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そうだよ、 そうだ 兄さんがいくっていうから
いっちゃうから
兄さんの仔がほしいんだ!!!!!!
交尾の相手が選べないなら ずっとずっと兄さんがいい!!!
(108) sudati 2018/12/15(Sat) 10時半頃
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兄さん以外いらない!!!!!!
(109) sudati 2018/12/15(Sat) 10時半頃
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[独りで足りないのなら 兄さんの仔を沢山産めばいい。兄さんが――兄さんが。 そらのおふねにのらなければいい。
兄さんをいかせたくない。
――結論はたったひとつ]
夢だって分かっている 分かっているんだよ ……ぜんぶぜんぶ
[盛り上がった肉の刀を、 布越しに見下ろして、吐き捨てた。 優しい街なんて何処にもない。兄を生贄に捧げて生きる この街なんて、本当、大嫌いだ。 燃やしてしまいたかった程に。 酒場の火が、街全体を覆えばよかったのに]
(110) sudati 2018/12/15(Sat) 11時頃
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そうだ ……
兄さんが ――『死ねば』いいんだ。
[見開いた目からぽろぽろと溢れる涙。 義務で誰かのものになるのはいや。兄をいかせるのもいや。 だったら、ねえ。兄さん。死のう―――――。 動かない車椅子、光明に手を伸ばすように
私は、兄の太腿に手をついて]
(111) sudati 2018/12/15(Sat) 11時頃
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最期まで夢を見ていたいから
[もう少しだけ、お願い。と 息を深く吐いて、私はたって
兄の額に――触れるだけのキスをした。
お願い、というままに。唇に、血濡れのキスをした*]
(112) sudati 2018/12/15(Sat) 11時頃
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[オズワルドの告げた事は真実なのだろう。 フローラの、…嫌、義母の血統を残したいと。>>105
だが、相続が絡む話なら妹を義母姓に代えさせ 身元のしっかりした入婿を迎える手順があって。 あくまでこれは復讐の一部でしかない。
オズワルドを利用し復讐を遂げようとしたフローラは オズワルドに利用され復讐の道具にされ 誰ともつかぬ婚約者を宛てがわれ 私生児ではなく家柄を継がせるに相応しい子供を 生むための道具にさせられるのでは。
幸せになどなれる筈がない。>>106 妹は、オズワルドという男に一度裏切られたというに まだ縋れる藁であると祈っているだけだ。>>107
(113) motimoti 2018/12/15(Sat) 12時頃
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[よしんば妹が待遇を尊重されるにしても “旦那様に相応しい男”が此処に訪れた時 アポロは用済みとして船に乗せられるなり 自警団に引き渡されるなりするのだろう。
アポロはそう思う。 ――――あの男を信頼していないから。
シャム猫のように義母を可愛がっていた男が 何に怒り、何を呪ったか。
きっと、男と所帯を持った事じゃない。 そしらぬ男と所帯を持った事ではないのか。
オズワルドが勧める人物を婿入れするのではなく 家を捨て、オズワルドから離れ、 義母の意思で決めた男の家に嫁いだからではないのか。 妹を代わりにしたいなら、きっと―――]
(114) motimoti 2018/12/15(Sat) 12時頃
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ずっと一緒に居れる方法なんて、無いんだ。
[この街は、生贄を捧げて成り立っている。]
子供は、物じゃないんだぞ。
[兄が居なくなるから、家族がほしい。>>108 なら、その家族は。 果たして幸せに生きていけるのか。 妹がほしいのはアポロの血を引く子供じゃなくて。 アポロそのものであるのなら。>>109]
(115) motimoti 2018/12/15(Sat) 12時頃
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……俺は最期の時間を、
兄妹らしく過ごしたかった。
[愚かな夢に身を浸からせること無く>>110 追い詰められた妹に インセスト・タブーを望ませる事なく>>108 ただ、普通の兄妹として別れを惜しみ
先に逝く兄の為にも。 幸せを探して欲しかった。 妹が兄に、結婚式を見てみたかったと願ったように 兄も妹の花嫁姿を見てみたかった。 祝福したかった、―――幸多かれと。]
(116) motimoti 2018/12/15(Sat) 12時頃
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[この街そのものを呪う妹に、願えない望みとしても。]
(117) motimoti 2018/12/15(Sat) 12時頃
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[幸せからかけ離れた願いを訴える妹は>>111 もう、何処か―― 心の大事な部分が壊れているように見えた。
アポロは両足を欠損したが フローラは心を欠損したのだ。
一時凌ぎの夢すら醒めたら、 心をなくした少女は何に化けるのだろう。 あまりにも救いが無くて、虚しくて 欲情に駆られる瞳であれど、色は鉛色。]
(118) motimoti 2018/12/15(Sat) 12時半頃
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フローラ……夢は、永遠には見れない。 直ぐに醒めてしまうんだ。
[綺麗なものを、綺麗で透明なものだけを 彼女が見続けることを許されなかったように。>>112 膝に重みが掛かり、額に口付ける感触に驚くより 密着することで妹の胸が当たる方に 昂ぶる男の身体は意識を移しつつある。
自分の意思とは無関係に、 血が半分繋がる妹を 女として意識“させられる”。]
(119) motimoti 2018/12/15(Sat) 12時半頃
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っは……
[血で互いの接触部は湿る。
唇を覆うものは妹の唇なのに。 触れ合うのは女の唇になり。 かかる呼気は妹の息なのに 女の息として、 劣情に狂う男の口内に降りてくる]
っぁ……、
[苦しくて辛くて、我慢ならないのだ。 膝の間で熱を持つ男の性そのものが 理性や思考を性的欲求に上塗りする。]
(120) motimoti 2018/12/15(Sat) 12時半頃
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[舌を滑らせ、貪るように吸い付いた。
相手は妹だと分かっていても、 女として求めてしまう。]
んんっ……
[軟体が寄り添い、絡み、水音を立てる。 肩を掴んでいた手は下へと降りて行き。 着衣に隠れた控えめな膨らみを鷲掴む。 一度触れてしまえば、もう駄目で。 質感を確かめるように指は動き。 乳首のある場所を探るように指で弄る。] はっ、はぁ……っ……ぅふ、
[もっと、男としての欲求を満たされたい。 車椅子から落ないように嵌めているベルトに 腹を押さえつけられたまま、身を奮わせた。]*
(121) motimoti 2018/12/15(Sat) 12時半頃
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[私は、ただの胎だ。 このままだと、きっとそうなる。>>113 だから、このまま終わる気はない。兄の知らない処で。
――オズワルドと連絡をとったわけじゃない。 オズワルドという男は、私の親でも家族でもない。 あの男の身勝手な恋心に左右されて、終りたくなくて そして何より>>114貴方を諦められない
兄に置いてかれたくない]
(122) sudati 2018/12/15(Sat) 14時半頃
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……そんなこと、ない。
[理想郷に至る方法は何処にもない。 この街に、私も兄も囚われている。
外に聞こえる化け物の声。 幸せになんて、本当になれると思っているのだろうか
家族は、簡単に失われるのに>>115]
(123) sudati 2018/12/15(Sat) 14時半頃
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分かっている。 子どもを、そんな事にしちゃだめだって
[モノじゃない。私はモノではなく]
………最期が嫌なんだよ もう、無理なんだって
兄妹らしくなんて
[貴方が結婚するのなら いつかきっと、私にも王子様が現れただろう。 貴方がいかないのであればきっと。
――いく兄など見たくなかった。 幸せなんて、もう昔に失ってしまったから>>116]
(124) sudati 2018/12/15(Sat) 14時半頃
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[私の家族は、もう兄さんしかいない>>117 幸せだった家族は、昔、無くしてしまったから]
……兄さん、それでも 私は、さめない夢をみたいよ。
[心はもう、きっと疲弊してしまっていた>>118 このまま首を掻っ切って私は。
兄の目の前で――『死んで』しまいたい。 綺麗なものだけを見て、生きたかった。兄だけをみて。 ううん、兄と暮らす家だけを、兄妹として。
重なった身体、と額の唇]
(125) sudati 2018/12/15(Sat) 14時半頃
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……ごめ ん ――――
[接触した唇は、かさついていた。 男の声に躰をびくっと震わせる。兄のではなく、男のもの。 劣情が、触れるだけの唇を荒々しいものに変えた。
『兄さんっ』という声は飲み込まれ 私の肩を掴む手の強さが変わる]
……ぁ、ぁ …
(126) sudati 2018/12/15(Sat) 14時半頃
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[初めての深いキスに躰は翻弄され。 軟体が寄り添えば、思わずおよび腰になった。 慣れてないのが、分かる反応は、手にもおよび。 兄に触れていた手は、惑うように間を彷徨い。肩をつかむが
胸のふくらみを鷲掴みされ、ひゃっと叫んだ。]
…や、ぁ … ああ
[質感を確かめるように動く指に 身体が熱くなる。肌が服の中ですれる。 下半身に、違和感を感じつつ、乳首を探す指腹に びくびくっと震え。躰を震わせる兄を、いや、……男をみた
息が、上がる唇は、一度離れ、銀糸を垂らす 慣れない唇は唾液で濡れ赤くそまり]
(127) sudati 2018/12/15(Sat) 14時半頃
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…ま、って。…まって
[肩を掴んだ手が、 震え、戸惑いながら、上服のボタンを 自ら覚束なく外していく。早急な手を掻い潜り。 なんとか、ボタンを外し切れば、控えめな膨らみが二つ。 誰も踏み荒らした事のない新雪の肌が露わになり
桃色の粒を晒しだす]
(128) sudati 2018/12/15(Sat) 14時半頃
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……触れて
[迷う声が、そう言い。 身体を近づける。車椅子の上に、太腿の間に足を置き 胸粒を、胸を差し出す身は、震えていた。 食べて噛んで、あのときのように
嬉しくて、哀しくて]
……アポロ
[――貴方を、今は兄と呼んではいけないと思った*]
(129) sudati 2018/12/15(Sat) 14時半頃
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[兄妹として向き合えるようになったのに 最期が訪れるという事も。 妹を人殺しにしてしまった後悔も。 一時的に満たされても 失った後が余計に虚しくなる事も。>>125
もう、何を言っても届かない気がした。
何を頼んでもアポロという男の意思は 妹の望むものと重なることは無いから。
互いに救われない。 互いに望みが叶わない。 今も分からなかった。
フローラはアポロにどうあって欲しかったのだろう。 妹として大切にしようとした良心すら 彼女自身が及ぶ行動で、踏みにじられていく。]
(130) motimoti 2018/12/15(Sat) 16時半頃
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[転げ落ちていく坂道。 妹が望んだ事であった筈なのに>>126 子供のつくり方は知っていても、 無知な女は確かに、怯えて。>>127
どろりと唾液が糸引けば、 獣のような荒い息が女の濡れた顎に掛かる]
はぁっ……ふ、……
[服を脱がせるのも面倒で衝動のまま触れていた。 制止が掛かれば苛立ちと情欲の籠めた目で睨む>>128 混乱を隠せずに、心の準備が間に合わない手つきで けれどニットワンピースを脱いだ女は 白地に薄紫の花の刺繍がされた下着姿になる]
(131) motimoti 2018/12/15(Sat) 17時頃
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……早く。
[ブラのホックを外してトップレスになるのを 待ちきれないと言わんばかりに唸る。 小ぶりな丘が露見し、密着が深まる。]
っはぁ……ぅぅ……
[理性が何処かにいってしまったアポロは、 眼前の幼い乳房に貪りつく。 舌で乳輪を舐め回し、赤子のように吸い付いて 乳頭に歯を立て、充血を唆す。 掌中に収まりのつくもう一方の起伏を 触れて、撫で、揺らして、乳頭を抓るように。 車椅子の座面に立て膝をつく女の 感度を確かめるよりも、欲求ばかり膨れていく。 スラックスを持ち上げる熱源はより露骨に盛り上がって]
(132) motimoti 2018/12/15(Sat) 17時頃
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[フローラの姿をしたものを、 フローラとして考えられなかった。 よく似た娼婦なのだと現実を誤魔化す。
夢でいい、女は言った。 兄を慕った妹として>>129存在しなくていいのなら
―――フローラとして愛される事は、ないのだ。]
(133) motimoti 2018/12/15(Sat) 17時頃
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[片方の乳房に飽きれば、もう一方も。 唇を寄せ、唇を窄め、吸い付く。 開放したばかりの乳房は唾液にまみれ、 乳頭は照ら照らと濡れている。
果実のようだった。 甘い味だった。
此処にいるのは、 知らない ――商売女だけれど。]*
(134) motimoti 2018/12/15(Sat) 17時頃
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は、 ………… はっ………………、
[>>102虚空を見つめていたあたしの視界に、 そーさんの顔が近付いてくる。
重ね合わさった唇でさえも あたしのナカがきゅんとするのだから、 大概だと思う]
だい、じょうぶ ……、
[へにゃ、と笑いながら頷く。 昨日には無かった気遣いが、とても、うれしくて]
(135) fumifumi 2018/12/15(Sat) 22時頃
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だから―― …… そーさんの、 ちょうだい?
[あたしも、あたしのナカも。 それを求めてるから、って。
おずおずと手を伸ばして、 そーさんに一度、抱き着いて。
自分の意思で、あたしは。 そーさんを求めた*]
(136) fumifumi 2018/12/15(Sat) 22時頃
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[大丈夫だと囁いた声に返されたのは、ささやかな望み]
[体重と共に預けられる温もりは次第に増えていて、凭れるだけでなく身を寄せられる>>11。眼差しは下へ向いていても、意思は布地を掴む指先に込められているのだと、直ぐに判った]
[縋られているのだ。縋ってくれているのだ。 眼前に恐怖がない今も]
──分かった。 貴女を置いていきはしない──絶対に。
[──飛空挺が降り立つこの街において、人は寿命でも、寿命以外でも、呆気なくここを去っていく。セイルズは身を以てそれを知っていて──けれど、そう、“置いていかない”事だけは約束が出来る]
(137) vdspuren 2018/12/15(Sat) 22時頃
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[こんなこと>>10を口にされて、抑えられる筈がない]
……私は、貴女と話せれば 貴女がここにいてくれれば、幸せだから
私の陽だまりに、なんて──
[鼓動が高鳴る。これまでだって彼女が齎してくれる幸福を味わっていたのに、彼女が一言告げてくれたといだけで、比にならないほど胸が熱い。 邪魔にならないようにとしていた遠慮は融け落ちた。服の裾を掴む彼女の手に、己のものを重ねてそっと握る。互いの鼓動が感じられるほどに、肩を抱いていた腕へと力を込めた]
(138) vdspuren 2018/12/15(Sat) 22時頃
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……初めてなんだ、こんな、 愛しさで胸が痛い、などと……
[彼女が三年前から縋っていた最後の希望。それを奪い、失わせて作った場所に、セイルズの──初恋を、埋めている]
[彼女と交わした言葉が、初恋の遍歴であり。 この先も、この部屋で過ごした時間が、この部屋で煌めく希望が、胸中で輝く>>9恋の物語に転じていくのだろう]*
(139) vdspuren 2018/12/15(Sat) 22時頃
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[>>135その笑みは好きだった。 無理やり笑ったような、 全てを諦めたような偽りの太陽のような笑みではなく。 静かに夜空で微笑んでいる冬空の白い月のような笑み。
失わなくてよかったと切に想う。 この笑みは――薬を使っても、ナニをしても、 手に入らないものなのだから]
……ええ、自分もね、ノッカにあげたいです。 いっぱい、たくさん――
[>>136求めてくれる腕を受け止めて、 柔らかな肌へと指先を触れて肌の感触を確かめ、 『繁殖用』だから、キングスが――等という思考はどこにもなく、 ただ、ただ、ノッカを求めるために――]
(140) rusyi 2018/12/15(Sat) 22時頃
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ずっと、自分と一緒に、居てください
[と――露わとした熱の先端を麗しい花弁へ押し当てて、 囁きと共に、ノッカの中へと熱を埋めていった。
ゆるりと埋まる熱は前よりも格段に熱く、硬くなってしまっていた。 それは心の全てでノッカを欲しているからであろう。
自分は奥まで熱を届かせると、 優しく、激しく、労わるように、唇を重ねあわせた*]
(141) rusyi 2018/12/15(Sat) 22時頃
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ん、…………
[>>140そーさんの声は、やさしい。
あたしの大好きだった、 『やさしいおにーさん』のように。
でも、似ているだけ。 今のそーさんの声はとても色っぽくて、 あの頃とは、違う顔。
―― そーさんのこと、好きなんだなぁ。
って。 心がきゅんとしたことで、気付く]
(142) fumifumi 2018/12/15(Sat) 22時半頃
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…… うん。そーさんと、いっしょ。
[>>141目を細めて、頷く。
暫くは、って思っていた心は、 いつの間にかずっと一緒にって、 変化していて]
ぁ………… !
[ゆっくりと、あたしのナカに入ってくる。 あたしは熱い息を吐き出して、 質量のあるそれを、迎え入れるように。
少しだけ、痛みが走る。 けれどそれさえも幸せに感じられて、 不思議と、止めて欲しいとは思わない]
(143) fumifumi 2018/12/15(Sat) 22時半頃
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あ、 あっ、 ……っ そーさんの、あつい、よぉ…………
[狭い路を押し通ってくる熱。
あたしの熱とそーさんの熱で、 身体が蕩けてしまいそう。
それがいちばん奥まで届いたことを感じれば、 あたしは、そーさんの首にぎゅって縋りついた。 重ね合わせる唇と共に、大丈夫って伝えるように*]
(144) fumifumi 2018/12/15(Sat) 22時半頃
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[置いていったりしないと貴方が言うから。>>137 本当に、本当にほっとして――]
約束、ですよ……?
[この先も、どこまでもずっとずっと。 連れていってくれるなら。 連れ去ってくれた貴方なら。 私、全てを委ねましょう。
ほぅっと零れたのは安堵の微笑み]
(145) ゆき@青葱帯 2018/12/15(Sat) 23時頃
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[裾を握る手に貴方の手が重なって。>>138 強く抱きしめられて、 貴方の胸の鼓動を聞くの。
とくとくと、安心できて。 なのに、すごく胸が締め付けられるの。 貴方の真っ直ぐさが、心を占める]
セイルズ、さん……。
[そっと身を寄せて、 セイルズさんの顔を見上げて。 じっと、じっと見つめていたの]
(146) ゆき@青葱帯 2018/12/15(Sat) 23時頃
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[初めてだなんて貴方が言うから。>>139 私、愛し気に微笑んで。 握られていない方の手を貴方の頬に添えるの。 そうして貴方の顔をこちらに向けて]
もう……、仕方のない人。 胸が痛むその理由を、私教えてあげませんわ。
[初恋を捧げてくれる貴方へ。 くすりと頬を赤くしながら微笑んで。
そうして身を寄せ合って、見つめ合って。 少しずつ貴方に染まっていきましょう。*]
(147) ゆき@青葱帯 2018/12/15(Sat) 23時頃
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[此れでいいの。 此れで良かったの――――。 どんな形でも、私は彼と結ばれる。 どんな仮初の夢でも、私は、ひと時の倖せに縋れる。
お互い、救われない、望みは叶わない。 >>130本当に?]
(148) sudati 2018/12/15(Sat) 23時頃
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[傾いた天秤の先にあったのは 獣のような荒い息だっただろうか。濡れた女の声だったか。 衝動のままに、求める男に応える女>>131
早く、と急かす声、 肌を晒せば寒気が走った。 ―――本当に、これでいいの―――]
……ぁ、、、、
[貪る彼は、赤子のようだ。 赤子のようなのに、充血を唆し、触れて撫でて 揺らす手は、男の慾情を伴う。肌はその度に赤く続き 熱源が、盛り上がっていくのを視界の端に捕らえた
強い男の力で産まれる花は>>133]
(149) sudati 2018/12/15(Sat) 23時頃
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……あ、ぽ
[溢れるのは、―――兄の貌だ。>>133 愛されたかった。でも、もう兄と妹に戻れない。 何時だって坂道を転がり落とそうとしたのは、私の方だ。 てらてらと濡れる乳房は、自分のものじゃないようで
早まる息も、鼓動もどうか『誰か』のよう]
(150) sudati 2018/12/15(Sat) 23時頃
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『ケロケロ』
[と、かえるの着信音が鳴った。 けろけろ、『かえる』
『帰る』の音が鳴った]
……、、ぁ 兄さん
[――ちがう。]
(151) sudati 2018/12/15(Sat) 23時頃
|
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[ちがう、ちがう。ちがう、ちがうちがう ――違うんだ、私は、ただただ、倖せに。兄さんと
兄さんと一緒に居たかった 性的な意味でも、ましてや子どもが欲しくてじゃない
何処で間違えた。何処で]
(152) sudati 2018/12/15(Sat) 23時頃
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う……あああああああああああああああああ
[貴方を描きたかった。 貴方とラベンダー畑にいきたかった。 どうして、あの絵には、兄さんがいないの――― 兄さんと私が、結ばれれば、きっと家族になれるでしょ。 兄さんが、あの絵の中にきっと――
来てくれる]
(153) sudati 2018/12/15(Sat) 23時頃
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…ちがう、ちがう ちがうのっ、私、わたし兄さんと
お家に帰りたかったんだ。
あの日に
(154) sudati 2018/12/15(Sat) 23時頃
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[ラベンダー畑で花を撒いた日に。 貴方だけが、居ない絵がぽっかりと開けてしまった穴]
兄さん、が、居なくなるのが嫌で
貴方が 消えるのが、……耐えられなくて
[恋い、とも呼べない 愛とも呼べない手が、兄の肩を掴む。 指が食い込む、兄を引き戻そうと。 自らがした事なのに、指は肩を強く揺さぶって 目を覚ましてと――かえる
この街で貴方が幸せであれば、どんな形でも生きていれば
――彼の『生きた証』を求め]
(155) sudati 2018/12/15(Sat) 23時頃
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……ごめんなさいっ
[ケロケロ。『帰る』の合唱は続き 身を捩った拍子に、ポケットから端末がおちて。 通話のボタンが押されてしまったようだ]
(156) sudati 2018/12/15(Sat) 23時頃
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『フローラか
………私だ』
[兄から離れようとする身体は 火照り女の、形を持つのに。
少女へと戻る。だって]
(157) sudati 2018/12/15(Sat) 23時頃
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『私だ、君のおじいちゃんだ』
[それは、それは]
(158) sudati 2018/12/15(Sat) 23時頃
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『君の…お兄ちゃん、
私のもう一人の孫も、其処に居るのか』
[それはオズワルドという他人の声じゃない。 ましてや、蝶を求めていた――死者の声でもない
生きた人間の声。 母の、唯一残った肉身の。年老いた男の声だった。 逝かれ続けた、祖父の優しい 声だった**]
(159) sudati 2018/12/15(Sat) 23時頃
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嗚呼――
[>>143ノッカが受け入れてくれる。 『繁殖用』でもない、道具のようにでもない。 ノッカを一人の女性として求めて、 自分は>>142一人の男をして求めてもらえる。
それがとても嬉しくて、同時にこそばゆい。 頬が綻ぶのは無理はない。 これがきっと家族になるということなのだろう]
(160) rusyi 2018/12/15(Sat) 23時半頃
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ん、ええ……大丈夫、ですね? あついのは、ノッカのこと、 想いすぎてのことですから――
[>>144言いわけであろうことは間違いない。 それでも熱はノッカの中を蕩けさせようとして、 首に縋りついてくれば、熱い吐息を漏らしながらゆるりと腰を動かしていく。
男というものは難儀なもので、 心のときめきと同時に熱もときめいてしまうのだ。 性差のあるときめきは、 それでもノッカに自分の想いを伝えていく]
ノッカの中、とても心地よいです 先よりもずっと――嗚呼……
[奥まで届いた熱を引き抜いて、 引き抜いては押し込んでいく。 単純な動きだけでも心地よいのは心の底から求めているからだろう]
(161) rusyi 2018/12/15(Sat) 23時半頃
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ずっと――、ともに、―― こうして、愛し合っていたい…… 独りになんて、しませんから
[それは誓いだ。 誰にも渡すことはない。 ずっと一緒にいようと――身体抱きしめながら口づけて、 ゆるりゆるりと互いの男女を擦り付けていった*]
(162) rusyi 2018/12/15(Sat) 23時半頃
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|
―ある日―
[メールが届いた。例の友人からだ。 簡素である意味雑な内容。
電話で頼まれるよりもマシだと思うことにした。]
えーと、これって何処の店の事だ?
[検索にかけると、案外近場だった。 荷物の大きさはどのくらいだろうと、そんな想像をした。]
(163) master 2018/12/16(Sun) 00時頃
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『らじゃー。 えびバーガー、6個で。』
[エロ雑誌だったら、先に読むからな! ――という文は削っておいた。 自分から蒸し返す話題では、ない。]
(164) master 2018/12/16(Sun) 00時頃
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―雑貨屋―
あの、こん……にちは、?
[初めて入る店というのは緊張する。 しかもさっき店から出てきたのは知っている顔で。 悪いことなど何もしていないのに、思わず物陰に隠れてしまった。
もう誰も出てこない事を、もう誰も客が居ない事を祈りながら、店の扉を開けたのだった。]
(165) master 2018/12/16(Sun) 00時頃
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―雑貨屋―
そう、ですね…。どんなお写真を飾るのかによりますが……。 写真立てでしたら、木枠よりも透明な、此方の硝子製のものが人気がありますよ。
[普段は客が少ない時間帯なのに、どうして用がある時に限って来客が多いのだろう。
時計の針がコチコチと、鳴る音がやけに大きく聞こえ。 焦る。]
お買い求めありがとうございます。 では、ラッピング致しますので、少々お待ち下さいね。
(166) k_karura 2018/12/16(Sun) 00時半頃
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[赤い包装紙で包んだ箱。 喜んでくれるかしらと、その人が不安そうだったから。]
大丈夫ですよ、あなたが選んだものなのですから。
[そう、あの人の為に選んだものなのだから。 喜ばれない筈はない。
(167) k_karura 2018/12/16(Sun) 00時半頃
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[見送って一息。 長く出してしまったリボンを仕舞っていると、来客が続いた。]
いら……
[息を飲む。]
(168) k_karura 2018/12/16(Sun) 00時半頃
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[先は俯いていたのに、今は彼女の手が頬にあり、仄かな紅色の乗った頬と柔らかな眼差しがセイルズの正面にある──まるで促すかのように。彼女の眼差しはとても愛しげで、瞳に映っているのは、セイルズただ一人]
[彼女の全てで受け止められているということに、また鼓動が高鳴って]
教えて、くれないのか ……それは、
[だから、困る。思わず声にも出る程に]
[そっと額を重ね、握っていた手と指を絡める。言葉では例えようがないこの感情は、彼女が教えてくれなければ、口から零れずに頭の中で渦を巻き、身体を動かすばかり。触れさせた額は、彼女に負けず劣らず熱いのだ]
(169) vdspuren 2018/12/16(Sun) 01時頃
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|
…いらっしゃいませ。 もしかして、初めまして、ですか? この店は。
[答えのわかりきった問いを投げた。 傾げた首。前髪は右目を隠したまま。]
(170) k_karura 2018/12/16(Sun) 01時頃
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なら、どうすればいいか……は、 教えてくれる、だろうか
[囁く唇は、彼女の鼻先から逸れて耳元へ。そのままそっと耳朶へと口付ける。緩やかな接触では酷く時間を費やさないと温度の全てを顕しきれそうになく、とはいえ触れる快さを追い求めていけば、先のように止められてしまいそうで]
[それに、代わりに参考に出来るものもないのだ。彼女が意外に思った通り>>9で、あの本を読んだのはあまりにも昔であり──叔父の本だから触れただけのセイルズには、細かな部分に謎が残った記憶しかない]
[すんと鼻を慣らした。 ──ああ、髪から彼女の香りがする]*
(171) vdspuren 2018/12/16(Sun) 01時頃
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|
ぅあっ、 ひ、ぁ、 …………、
[>>161そーさんの首に腕を回して 縋りつくあたしは、揺られながら。
それは、あたしのナカを行き来する。 ゆるやかに、やさしく。
単調な動きであったとしても 熱は良いところを擦っていく。 与えられる刺激を享受するように、 あたしは嬌声を漏らして。
生理的な涙が浮かんで、滲む視界の中。 優しく笑う、そーさんがみえた>>160]
(172) fumifumi 2018/12/16(Sun) 01時半頃
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[>>162愛し合っていたい。
―― いまの、あたしは。
そーさんのその言葉に、頷ける。 なにも答えなかった昨日とは違う答えが、 あたしの中には、芽生えてる]
そーさんっ、 あたしもっ あたしも、あいしてる…………っ
[抱きしめられた身体。 重なる体温が、あたたかい。 独りじゃないんだって、思わせてくれる]
(173) fumifumi 2018/12/16(Sun) 01時半頃
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そーさんと、ずっと、一緒に ――――……っ
[離れがたい、離しがたい、と。 あたしのナカをゆるやかに動くそれを、 肉壁が締め付ける。
そーさんに抱き着いている、あたしの腕も。 そーさんを受け入れている、あたしの胎も。
ずっと一緒に居させてほしいって。 あたしの心もそうだけれど、 身体も、そういってる**]
(174) fumifumi 2018/12/16(Sun) 01時半頃
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[少しの時間、見とれていた。 初めて入る店、今まで知らなかった空間。
店員さんの挨拶に、はっと我に返った。 メールの画面を見せ、荷物の引き取りに来たのだと説明する。
本人確認が必要だと言われ、しどろもどろになる。 必要書類ぐらい、提示しておけよと内心は悪態。
特別ですよと、許して貰えるまでは、表情が引きつっていたようで。 受け取りサインを書く手が震えていたから、まだ頬の辺りも強ばっていたかもしれない。]
(175) master 2018/12/16(Sun) 01時半頃
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[女の身体は不自然なほどに固まっていた。 愛撫により血の巡りを増した肌を目の前にし>>149 無感情に、無感動に、ただ、衝動に身体を委ねた。
知らない女の知っている男の顔をしていても>>150 別人のように弄び、蹂躙しようとする。 だって、妹ではないから。 此処に居るのは――――妹に似た他の誰かだ。] っはあ………っふ… [道具になると決めた女は、 何処まで想像し、何処まで予測したのだろう。 死ねと呪った女は。>>111
男は、独特の電子音が流れても>>151 女が叫び声を上げても顔も上げなかった。>>153 望んだもの、>>154望まれた事>>-196 それらを聞いても、眉も動かさなかった。 兄と呼ぶ存在が、此処に居ないかのように。]
(176) motimoti 2018/12/16(Sun) 06時半頃
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[一度、死んでしまったものは、
―――― 戻らない。]
(177) motimoti 2018/12/16(Sun) 06時半頃
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[ただ、肩を掴まれ強引に引き剥がされたなら>>155 柔らかい女の身体に触れていた手は遠のく。 謝罪の声を聞きながら、女を見ていた。>>156
ぐらっ
少しだけ、驚いたように目を丸くし。 何かを言いたげに、微かに動いて。
歪んでしまった車椅子の車輪が傾き、 介護用ベッドのポールに後頭部がぶつかる。
衝撃に頭が揺れ、――意識は遠のいていく。 こみ上げる欲求も、何もかも気を失うことに釣られ 時間が解決することになるのだろう。 微かに聞こえていた音声すら、耳は拾わなくなった。
瞼が降りたことで、目の前が真っ暗になる。]
(178) motimoti 2018/12/16(Sun) 06時半頃
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[それから、どのくらい経ったのだろう。 昏睡から覚醒した時、まず、頭痛に顔を顰めた。
痛む場所を摩ろうと手を伸ばす]
っう…… 痛…………っぐ
(179) motimoti 2018/12/16(Sun) 06時半頃
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[呼吸も出来る。 自分が誰であるかは分かっている。
アポロ・ヌヴィル。 、、、、、 農園のひとり息子で、自警団の一員。
だが。 此方をみている娘が誰であるのか。 父親が義母と再婚し、妹が生まれる前までの記憶が 失われてしまったから―――、]
(180) motimoti 2018/12/16(Sun) 06時半頃
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………………………………誰だ?
[その時は服をきちんと着ていたか、 下着姿だったかは解らないけれど。 見覚えのない若い娘を、困惑した目で見つめる。
足が動かない――否、ない、違和感に 驚嘆して喉を鳴らす。]
何……いったい何が起こったんだ……? 俺は、俺の足は………どうして……?
[199■年のアポロには、足があったから。 けれど、こんなとんでもない怪我を負っているのに 不思議と痛みは無く、何がなんだか理解できない。]
(181) motimoti 2018/12/16(Sun) 06時半頃
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此処は何処だ? 君の家か?
君はいったい 誰なんだ?
[見覚えの無い場所に状況が分からず、 困惑した声と共に、怪訝そうに眉を寄せた]**
(182) motimoti 2018/12/16(Sun) 06時半頃
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兄さん!!!!……
[ああ、兄さん。と顔は真っ青に。 いやいや、いや。いやいやを繰り返す>>178身は、 何もかも分かっていなかった。 何も出来てなかった。>>177
帰りたいと願った場所も。>>176もう。 ぐらっと揺れた身体と丸い目、何かを言いたがる声]
(183) sudati 2018/12/16(Sun) 10時頃
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[私は幾つ間違えた。――]
……兄 、さん
[兄が気を失ったあと 出来た事は少ない。祖父からの電話をとり。 『SOS』を発信したこと、それから、乱れた服を直したこと 兄が選んでくれた服をきちんと着直して
軽く兄の手の手当をして、それでそれで>>179 車いすから介護用のベッドへ運ぼうとして断念したこと 全部、機械的だった。汗をぬぐい、
傷む場所への氷を用意して]
(184) sudati 2018/12/16(Sun) 10時頃
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…………、あ にぃ さ
[目を覚ました兄を見て 持ってきた水の量を確認して。それで>>180 誰だ、という問いに目を大きく見開いた。上手く息が出来ない。 驚嘆の声、異常さに声も何もかもうしなった。
だって、兄さんは――妹を覚えていない]
(185) sudati 2018/12/16(Sun) 10時頃
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[私のせいだ]
……わたしは
[―――貴方の妹。 それだけが存在理由。 祖父に願ったのは、兄の保護だった。 それが、叶うのもオズワルドの独断行為が目立ったせい。 私は、……誰だろう。兄の困惑した顔に
思いにぼんやりと考える]
(186) sudati 2018/12/16(Sun) 10時頃
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此処は知らないお家。 私の家は、……もうないの。
私は、…………
[兄の記憶は抜け落ちている なら、まずはこのまま兄の、代りに。 キングスのえさになる。 思いついたのはそんな事。]
(187) sudati 2018/12/16(Sun) 10時頃
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[兄の死亡届けを出す、それで上手くいくかは分からない。 けど逃亡中となっている兄は食用に出荷される なら、生を悲観することも道理で。
何より同じヌヴァルだ。 足が悪く、手を怪我した兄よりも ずっとずっと私は美味しいから。
――――この人に私なんか必要なかった 兄妹でいたかった。それを壊したのは私自身だ。 でも最初から私はいらない子だったって分かってたんだ 分かっていたから、――――――、もう 涙は出ず、手も兄に縋らなかった]
………誰だろう。
[力なくそれだけ呟いて。 差し出すのは、ただの水だ*]
(188) sudati 2018/12/16(Sun) 10時頃
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う……あ、ぁ――
[自分はノッカの背へと腕を回して抱き寄せて、 自分はノッカの後ろ頭へと手を添えて、 顔を見られぬように頬をすりよせた。
>>173心の奥底でずっと求めていたものがあった。 自分自身でも気づかぬ間に押し殺し続けていたソレを、 ノッカは自分に与えてくれるのだ。
シャワールームでも零したそれを、 >>172例え視界が滲んでいても見られたくはなくて、 そうして抱きつきながら>>174一緒にと望んでくれていると伝わってくる媚肉を熱で感じていた]
(189) rusyi 2018/12/16(Sun) 11時半頃
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愛して、います、 ノッカもそうだって――わかるのが、 嬉しいですよ
[ゆるやかに動かしていた腰の動きはノッカが受け入れて欲してくれるほどに速くなっていく。 締め付けてくれる肉壁が、溢れ出す蜜が自分が最も心地よく感じる具合へと変わっていき、 心と身体が求めるままに動いていく。
熱の先端はノッカの肉壁を自在に擦りあげていき、 奥まった処にたどり着くと身を擦りつけるように押し上げて、 押し上げてはまた遠ざかり、 次第に、次第に、自分は熱い吐息をノッカの耳元に吐き掛けていて、 部屋には二人で奏でる水音が響き渡っていく*]
(190) rusyi 2018/12/16(Sun) 11時半頃
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[頭を冷やすものを用意してくれていただけに 歳に比べて幼い服装>>184の娘は>>186 手当をしてくれていたという事が解る。
彼女と自身に血縁関係があるとは知らないまま 知らない家だと聞けば益々意味が分からず。>>187]
っ……ど、 どういう事だ……? 君も知らない……?
[状況が全く飲み込めず、首を捻る。 そもそも頭を打つ前はどうしていただろう。 思い出そうとすると頭が割れるようで、 低く呻き、目を伏せる。]
(191) motimoti 2018/12/16(Sun) 12時頃
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家が無い……? 孤児なのか?
[身内は召集に掛かってしまったのだろうか。 家が無い、 ―――それに。
理解に至れないまま、彼女を見ていたが 誰だかも解らないと告げる彼女に>>188 記憶がないのだろうかと怪訝に見つめ返した。 記憶がないのはアポロの方だというのに。
思いがけぬ事故で、その時>>1:141が来た事 空白の年数が長すぎて、悟れもせず。]
とにかく、職場に連絡するよ 君も知らない家に居るのは、困るだろう。
[そう告げ、携帯をポケットから取り出そうとする。]
(192) motimoti 2018/12/16(Sun) 12時頃
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[名前が解らない、家がない―― 職場である自警団に、 どう報告して保護すべきかと算段を立てる間。]
君のお兄さんは、俺に似ていたのか?
[仮面を被らず此処に居るアポロは、 思い出したように―――… 覚醒と共にかけられた言葉を振り返る。>>185 気力を失っている様子の彼女を 撫でようとしたが、高低差に手は届かず。]
君みたいな可愛い妹が居たなら、
お兄さんも自慢だったんだろうな。
[水を受け取りながら、直立した娘を見上げる。]*
(193) motimoti 2018/12/16(Sun) 12時半頃
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………。 ごめんなさい。
[目を臥せる兄が心配してくれる。 その事実と、兄が私を覚えていない、というのが ――空虚だった。孤児なのか、という問に。
小さく口を開いてそれで]
(194) sudati 2018/12/16(Sun) 18時半頃
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…わかんない。 お爺ちゃんがいるけど、他は。
[母さん、父さん。 私は2人をなんと呼べばいいのか迷う。 兄の前で、私を覚えていない彼の前で、何といえばいい。 咄嗟に浮かんだのは祖父の事。会いたいと言った祖父。 何が何でも、――――。此方を見つめる目から
私は少しだけ視線を逸らし、指を擦った]
(195) sudati 2018/12/16(Sun) 18時半頃
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職場?…大学に? そういえば、先生から何か連絡が。
……、…あ。だめ
[職場は、駄目。と思う それが大学ならまだしも自警団なら。 それだけはいけないと、立ったままの私は手を伸ばす。 いけない、兄が捕まってしまう。それだけは]
……え
(196) sudati 2018/12/16(Sun) 18時半頃
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[――――貴方がそれを言うの]
…うん……お兄ちゃんが居たよ お兄ちゃんは、私の自慢のお兄ちゃんで
格好よくて優しくて
[私が、壊してしまった兄さん。 手が届かない事に気付けば、少し近づいて。 それから、頭を下げた。撫でてもらえるのだろうか。 ――いらない子なのに。―――私は。
いいのだろうか]
(197) sudati 2018/12/16(Sun) 18時半頃
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兄さん 、…私、駄目な妹だったから
…………、私、駄目な子だから
[きっと、兄さんも私を忘れたんだろう]
(198) sudati 2018/12/16(Sun) 18時半頃
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[兄が、携帯電話を取り出せば 電源を切っていた間に届いたメッセージが視れるだろう。 それはとある大学の講師からのメッセージ。
貴方の絵を預かっているから ―――誰にも、見つからず取りに来てほしいと]
兄さん、自警団に追われているの。
[貴方を、兄と混合する、―――私の兄さん。を*]
(199) sudati 2018/12/16(Sun) 18時半頃
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[どうして謝られるかが解らない。>>194 感謝と謝罪は似ていても違うものだから。 祖父が居るのなら孤児では無いのだろう。>>195 何はともあれど、互いに―― 知らない家に何故か居るのだとすれば 彼女を先輩方に護衛させ祖父のもとに送り、 自分は父親の待つ家に帰る、
そのつもりで居たが、 彼女に止められてしまった。>>196]
(200) motimoti 2018/12/16(Sun) 19時頃
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大学? 去年まで俺も学生だったけど…。 職場、とは……?
[記憶がないだけに―― 歳を取ったことすら鏡を見ていない為分からず。 ましてや職場が大学であるなんて知りもしない。>>196
携帯を握ると、手当されているらしい指が痛む。 包帯から血が滲み出していて…… 最近の怪我には思えない状態ながら両足も無いし、 何らかの事故にあったのだろうかと訝しむ。]
(201) motimoti 2018/12/16(Sun) 19時頃
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[消沈していた事や自警団に通報をいれると 困るような事情があるのだろうかと まずは警戒を解く為に彼女のことを聞こうとする>>197 兄が居るような話を聞けばあやふやな話ではなく しっかりとした記憶が返ってきた。
自分が誰かも解らない、 両親のことも解らないというものだから、 もしかしてとは一瞬考えもしたが 彼女もまたアポロと同じように 記憶を失っている訳ではないのだろう。]
そうか……。 [過去形という事は、 召集で連れて行かれてしまったのだろうか。 消沈している態度を見て、そこを問う事は出来ず。 駄目な妹だったと打ち明ける彼女に>>198 事情は解らないものの、頭を下げて貰った為 痛む指ではあったが、撫でようと。]
(202) motimoti 2018/12/16(Sun) 19時頃
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離れる時に喧嘩でもしたのか?
俺で良かったら、話くらい聞けるし、 そんなに似ているなら 今は君の、兄さんの代わりになるよ。 [アポロは一人っ子だが、妹や弟が居る友人らを 羨ましいと思ったことは何度もあった。 母親が妹を生んでくれていたらきっと可愛がった。 そう思えば、祖父以外は天涯孤独と口にした彼女の 寂しさを感じさせる態度に良心は自然と擽られる。
頭を撫で、少しだけ背を伸ばして。 妹が居たらどうするかと想像し、額に口付ける。]
(203) motimoti 2018/12/16(Sun) 19時頃
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[しかし、手元の携帯にふと視線を落とせば、 信じられない表示がそこにあった。] ……っな。 2018年……? これは一体、どういう……
[2018年。 覚えある限りの記憶では、 1996年だか1997年くらいの筈だ。 タイムスリップか浦島太郎にでもなった気分で 目を見開き、顔をこわばらせ、 驚愕した表情で表示をしばらく見ていた。]
(204) motimoti 2018/12/16(Sun) 19時頃
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[妹であった彼女だけが>>1:*6 アポロの記憶にないのではなく 全てが、空虚であり。>>1:30
アポロの記憶の中では、父親は健在で 親友とパピヨンは交際を経て籍を入れたばかり。]
(205) motimoti 2018/12/16(Sun) 19時頃
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[届いていたメールを開けば一件の通知。>>199 ギネス先生、という大学時代の恩師には存在しない そしらぬ人物からのメールに、困惑する。]
絵を取りに……? [大学時代に油彩と造形を学んでいたが このメールの差出人のいうところの絵が、 一体どんなものかが解らない。 額を覆い、痛みに呻きながら考えても、思い出せず。]
は、……ぇ? [その兄というのは彼女の兄なのだろうか。 それとも、今は兄だと思ってくれていいと 彼女に伝えたから、そう呼ばれたのか。>>203 しかし、自警団に連絡を入れようとして 止められたことから、後者を想像する。]
(206) motimoti 2018/12/16(Sun) 19時半頃
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大学にある絵なんて…俺は知らない…。
[それに。 メールの内容も、誰にも見つからないように、とある。
メールの内容は覗き込んでいたのなら 彼女にも見ることは出来るのだろうか。]
(207) motimoti 2018/12/16(Sun) 19時半頃
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……………追われるなんて ど、どうして、そんな事になったかは 想像もつかないけれど。 ……これから俺は、一体どうしたら。
[職場である自警団に追われるような事態とは 余程のことがあったのだろうとは。 父親の待つ家に帰ることも捕まる事を思えば考えられず。 そもそも、父親の年齢とこの携帯の表示の西暦から 逆算をすれば、死んでいておかしくない。
ましてや―― 自身が2018年の召集に掛かっている事も知らない。]
どうしたら、いいんだ……
[ショックに打ちひしがれ、携帯を取り落とし。 両手で顔を覆う。]*
(208) motimoti 2018/12/16(Sun) 19時半頃
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[困った様子の貴方にくすりと笑って。>>169 でも、額が重なって、指が絡まって。 お互いの熱も鼓動も感じられるほど距離が近付くと、 どきどきして、戸惑って、 捕らわれたようにじっと見つめていたの]
あっ……、
[囁く唇がそっと耳に触れて、熱くて。>>171 びくりとして体を竦めるけど、 嫌じゃないって伝えたくて絡めた手をぎゅっと握る。
どう、教えたらいいのかしら――? 私、少し迷って、俯いて考えて]
(209) ゆき@青葱帯 2018/12/16(Sun) 20時頃
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[思いついた事にかあと顔が赤くなって。 でも、口で言うのはもっと恥ずかしくて、 だから私、思い切って――]
こう、すればいい、んですわ……、
[そっとセイルズさんの唇に私の唇を重ねて。 少し震えて、熱を感じる余裕もなく離して。
自分から旦那以外の男の人にキスするなんて。 恥ずかしくなって、 顔がもう真っ赤になって、 指先で自分の唇に触れて俯くの]
(210) ゆき@青葱帯 2018/12/16(Sun) 20時頃
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[それから、それから。 私を捕らえる困った人を睨みつけて]
……もうっ、これ以上は教えてあげませんわ。 たまにはご自分で考えなさいっ!
[って、赤い顔のまま言うの。 ちょっと怒った口調だったけれど、でも。
嫌ってるわけじゃないって、 そう言いたげに手は繋いだままで。**]
(211) ゆき@青葱帯 2018/12/16(Sun) 20時頃
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去年まで? ……大学を卒業したのは去年じゃないよ。
[何処まで覚えていないのか。 判断つかず、力のない声はそう問いかける。 傷ついた手が少し、いや、かなり気になったけど。
でも、もう何故か言葉は強さを持たず。 兄の反応を、逸らしては見つめた。 ――どうすれば、どうしたらよかった。]
(212) sudati 2018/12/16(Sun) 20時頃
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[もう何も分からない。 から、兄の言葉なのに兄じゃない彼の言葉は 段々と遠い存在になっていく。悲しいはずなのに。 苦しいはずなのに――――。 撫でて貰えればうれしいのに]
………喧嘩、なのかな 分からない、私が兄さんの大事なものを壊したから
…兄さんが私を妹として
[――妹のままで良かったはずなのに。 すり減った神経は、分からないをぽつりぽつり繰り返す。 動きだしたはずの時計の針は完全にねじ曲がって。
後は、もう『消える』だけだ。 額に口付けられれば、僅かに目を見開き。 兄が視る、携帯を覗きこむ。…]
(213) sudati 2018/12/16(Sun) 20時頃
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……これは? ………絵を?? …ああ。
[――ああ。]
兄さんの絵。 アレにかきたして欲しかったのに。
…兄さん。
(214) sudati 2018/12/16(Sun) 20時頃
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[傷みを見せる、兄を覗きこむ。 困惑する顔に反応に迷い。 それから、汗を拭う為のハンカチを取り出せば]
………どうしたら? そうだね、暫く身を隠したらいいと思う。
そしたら、次は……
ああ、でも
[兄の死亡届を作らなきゃ。 ――私でもいいですかって聞かなきゃ。 ショックに打ちひしがれる姿を眺めれば、携帯をとって。 何処まで話そうか迷う。何処まで告げようか。
……もういいか。いらない子なら]
(215) sudati 2018/12/16(Sun) 20時頃
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………私のせいだから
[私が、彫像を壊したから]
絵、見に行こうよ とりあえず
[兄の父が、母親を裏切ったこと。 母親が、キングスの子を産むことになったこと。 どこまで知っているのだろう。分からないけど、――― お爺ちゃんに、兄さんの事を頼んで。 子を産めない事を謝って
死ぬ準備をしよう]
(216) sudati 2018/12/16(Sun) 20時頃
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[打ちひしがられる兄の頭を してもらったことを考えて。頭をあげれば撫でる。 ぽんぽんと、少しだけ。ううん、優しく
母さんがしてくれたように。 幸い、此処は街のはずれ。見つからないように出来るはず*]
(217) sudati 2018/12/16(Sun) 20時頃
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[>>189そーさんがどんな表情をしているのか、 あたしにはわからない。
でも、離さないから、って。 独りにはしないから、って。 そーさんを抱きしめる腕に力が入る]
ひっ、 ぁんっ、あっ、 あっ………… !
[>>190きつくなった壁を擦りあげる熱は、 次第に動きを増していく。
響く水音も、そーさんの吐息も、 自分のものとは思えない、あたしの声も。
耳に届く音全てが、あたしをかき乱す]
(218) fumifumi 2018/12/16(Sun) 20時半頃
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は、ぁあ、 あっ、 そー 、さんっ、 きてぇ……っ!
[気付けば、挿入時の痛みなんて消えていて、 あとに残るのは快感のみ。
蕩けていくあたしのナカ。 はやく欲しいって、身体が、いってる。
―― 愛する人の、種を。
大好きな人の子供が欲しいって、 あたしの身体は、求めて止まない*]
(219) fumifumi 2018/12/16(Sun) 20時半頃
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[彼女の告げる大切なもの、というのが 一体なんのことかが分からなくて>>213 どのくらい口を挟むべきか迷ったが]
その大事なものが、 どのくらい大切なものだったかは解らないが…
きっと、君が想像しているよりも 縁は硬いものだと思うよ。 [外的ショックで記憶を失っていると知らない為 自身の事を指しているとは知らずに。]
(220) motimoti 2018/12/16(Sun) 21時頃
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[絵というのが何のことかは解らないが。 彼女には思い当たる事があるらしい。>>214]
ええと、それは……君の兄さんの? それとも、俺の事を言ってるのか?
[ならばこの携帯は一体誰のものなのだろう。 履歴を見れば送信メールも辿る事は出来るのだろう。 パピヨンに火事を心配する内容から、 妹とのやり取りであるメールまで。
けれど、過去を見るのが恐ろしく感じてきた。 よくは解らないが、“いやなこと”が そこにあるような予感がして 漠然と背中を撫でる不快感と頭痛に顔を歪めさせ]
(221) motimoti 2018/12/16(Sun) 21時頃
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身を隠すのはいいけれど、 そんなこと、いつまでも出来ないだろう。
イアンなら、何か……
[そうして電話帳をめくってみようとして、
ふと、気づく。 彼女はどうして。 大学を出た時期を知っているのだろう。>>212
外見だけを見て年齢を察するしかないが、 彼女が生まれたばかりか、生まれていない筈だが。]
(222) motimoti 2018/12/16(Sun) 21時頃
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君のせいだって?
[その事を問いただそうとしたが、 言い重ねるような告白に首を傾げる>>216]
俺は本当に、何をしてしまったんだ……。
その――絵を見に行けば良いのか? 見つからないようにとあるが、 車椅子は目立ちそうだな。 [絵を見るのも、運悪く見つかってしまっても それは別に構わないけれど、でも。
いつまでも潜伏し、事情が解らないまま生きるのは 生きていないのも同じで、 絵を見たら出頭しようと考えはした。
それ以外に、何かを出来ると思わないから]*
(223) motimoti 2018/12/16(Sun) 21時頃
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………そんなこと。
[仮面をつけ続けた兄を想う。 私を助けてくれた兄を、思う。小さく首を振って 縁を辿る為に、指を見たけどそこに糸はない。
求めるのは小指ではなく、お兄さん指。>>220 絵の事もそうだ>>221忘れている]
(224) sudati 2018/12/16(Sun) 21時半頃
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……私の兄さん 兄さんのことだよ、貴方のこと。
[――分からない、から。 言葉は淡々としていただろう。メールを確かめる兄を見 彼が疑問に思えば応えるつもりだった。だが、 いやなことを思い出しそうな顔に。
歪むのに、気づけば目を伏せる]
(225) sudati 2018/12/16(Sun) 21時半頃
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[蝶の事を案じるメールと 妹とのやり取りまで。>>221彼の失ったもの。 欠片を、目撃して、唇をきゅっと噛んだのだけど。
結局、その唇を開くことは出来なくて]
………そうかも。 だけど、出来るだけ、出来るだけ 兄さんに、生きてほしい。
(226) sudati 2018/12/16(Sun) 21時半頃
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イアンさん……、は
[―――もう、いないよ。 小さく呟いた。>>222
兄さんの大切な、親友はいない。 電話帳に名前があっても、掛からないだろう。 死者は、死者。死んだ人はどうやっても生き返れない。]
(227) sudati 2018/12/16(Sun) 21時半頃
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[>>218耳元で聞こえるノッカの声が自分の熱を強くする。 想うようになって、交わって、 気づけば自身はノッカの虜である。
研究と実験のために種を吐き出すことと、 愛する者のために種を渡すこと。 その二つの差は大きくて、 自分の熱は精を吐露する前兆を示したことは伝わるだろう]
(228) rusyi 2018/12/16(Sun) 21時半頃
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嗚呼、あぁ……出ます、よ―― ノッカ――
[身をもたげ、顔をあげる。 男が涙するなど恰好はつくまいが、 それが今の自分であるのだと潤んだ瞳でノッカを見つめた。
唇を交わらせ、自身が達するためにと熱を奥まで届かせて、 ノッカが求めてくれる種を熱は吐き出し、 その熱さが蕩けた中を一層と蕩けさせてしまうだろうか*]
(229) rusyi 2018/12/16(Sun) 21時半頃
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兄さんは何も、何もしていない 私が、勝手にしたことなの。
[―――、息を吐いた。それで]
私がね、大切な人を殺しちゃったから …怒ったんだ。傷つけたから 彫像もそう、私が壊しちゃったのに 兄さんがやった事だって思われただけだから
(230) sudati 2018/12/16(Sun) 21時半頃
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[嘘をついてない。 ただ、幾つか隠して。それから]
車いすが駄目なら、車でいこう …車呼ぶから。
私が、悪い事したからだから
[見つかったらだめ。 自警団はだめ、と綴る。電話を一本、祖父に入れ。 そうすれば暫くして黒塗りの車が現れるだろう。 其処に、オズワルドという男はいない。
愛に狂った男の影はない]
(231) sudati 2018/12/16(Sun) 21時半頃
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|
絵を見て、書き直してほしいの
[私を消してほしい。 イラナイのなら、もうすべて。
兄の頭を撫でることは出来ただろうか、分からないけど。 出来たのなら、少し安心して。少しだけ微笑んで。 出来なかったのなら、ただ悲しそうな顔をして
――車が、来るのを待つ。*]
(232) sudati 2018/12/16(Sun) 21時半頃
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|
俺が、君の……兄さん?
[思いがけない話に首を横に振る。>>225]
それは、…えぇと、からかっているのか?
かあさんは俺を産んで数年で召集された。 まさか、君が宮廷から来たとでもいうのか?
[本当に、解らない。 彼女も平然としているから理解が出来ない。 もしかすると記憶がない二十年のうちに結婚し、 彼女は義理の妹にあたるのだろうか。]
(233) motimoti 2018/12/16(Sun) 22時頃
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何を、言っているんだ…? 生きて欲しいって。
[まるで、放っておけば 死ぬみたいな言い様に聞こえ>>226 彼女が何を考えているのかが、全く理解できない。 イアンの事も知っているようではあるし>>227 彫像の話は何のことだか解らないが 流石に人を殺してしまったと聞けば>>230 顔は強張り、言葉を失うしかない。]
(234) motimoti 2018/12/16(Sun) 22時頃
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人を、殺しただって?
そりゃあ、俺でなくとも怒るだろうが [どうしてとも、誰を殺したのかとも。 聞くのが怖くて、聞けない。 どうにも落ち着かず、視線を逸らす。]
……ええと。 その、俺を庇おうとしているのは なんとなく、解ったんだが、
[妹と聞かされても、正直実感は沸かない。 それに名前を知らないし、君、としか呼べず。 誰を殺したかを確かめるのも、臆病になる。]
(235) motimoti 2018/12/16(Sun) 22時頃
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君が………誰かを殺してしまったなら、 その罪は償わなければいけないと、思うけれど。
俺が何かの容疑に掛かっているなら それを晴らしに行かなきゃいけない。
格好良くて優しくて、だろう? 人様に顔向けできないような生き方は出来ないから。
[こそこそと隠れて生きる事は出来るだろう。 ただ、自身が記憶にないだけで、 そんな風に思っていてくれる関係だったなら>>197 彼女の兄だったらしい自分を、壊したくはないと思った]
(236) motimoti 2018/12/16(Sun) 22時頃
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やはり、その絵を見終わった後にでも 君を連れて、自警団に出頭するよ。 [彼女の望みは、絵を見るだけでは無いようだが>>232]
でも、展示されているってメールにはあったぞ。 それなら、完成品なんじゃないか?
[アクリル絵の具で加工されており 実在しない人物を描いたかのように 一見してみえる>>0:606 絵である事は この目で見ていないので解らない。
車が到着すれば手を借りて乗り込むつもりだ。]*
(237) motimoti 2018/12/16(Sun) 22時半頃
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っ、 ひ、ぁああ ――――ッ!
[>>229あたしのナカで、熱が弾ける。
あつくて、あつくて。 その熱を受け止めたあたしは、 大きく仰け反った。
同時に、意識が白く塗りつぶされていく]
は、 ぁ、 ………………っ
[肩を上下させながら、見上げたもの。
ぼんやりとした視界の中、 瞳を潤ませたそーさんが、見えた、気がして]
(238) fumifumi 2018/12/16(Sun) 22時半頃
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[蕩けた思考の中で、あたしは。
そーさんの眦に、キスをした。 潤んだ瞳から、涙が零れないように。
そうして。 あたしは熱に蕩け切ってしまったように、 へにゃりと、わらった*]
(239) fumifumi 2018/12/16(Sun) 22時半頃
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……違う。 違うけど、兄さんは兄さんだよ。
[首を横にふる兄に、 揶揄ってない、とぽつり。 理解できないようすの兄に、父親が再婚した事を 言わなかったのは、怒りを知っているから。
ただ、何を言っても真実は>>233>>234 口に出来ず、あやふやになって]
(240) sudati 2018/12/16(Sun) 23時頃
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………そうだね。 怒られる、けど…………。
もう何もかも、分からないや
[救いも何も。まるで浮かばず。 落ち着かない相手の、方を見ているのに 私は見ていない>>235どこか、諦めに似た感情ととも。]
(241) sudati 2018/12/16(Sun) 23時頃
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庇う?庇ってないよ、 悪いことをしたから、ただそれだけなの
兄さんは何もしてないよ
[そう、何もしていない。 ―――だから、自警団に会いに行ってはいけない。 いったら食べられるから。それだけは
それだけは、本当に――駄目。]
(242) sudati 2018/12/16(Sun) 23時頃
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……だめ。だめ。 いったら、兄さんは殺されるから。
[それだけは堪えられないのだ。 どれほど、自分が必要なくても兄にだけは生きてほしい。 それだけが残った欠片だから。だけど。
―――、兄は、また繰り返す]
(243) sudati 2018/12/16(Sun) 23時頃
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[全てを吐き出すとはこの事を言うのだろうか。 精を吐き出し訪れたのは虚脱感だった。 ただ疲れただけではない。 同時に達成感と満足感、そして多幸感を感じながら自分は薄く笑う。
嗚呼、きっとこれは、ノッカがいてくれるから感じることができるのだ。 遠い日に奪われたモノが、今、確かに、腕の中にある]
ん……のっか、自分は 愛せてますか?
[>>239眦に訪れた感触に瞼を閉じて、 蕩けたように笑うノッカに問いかけながら、 自分はノッカを潰さぬようにと身を横に抜けて、 ベッドの上に横たわった。 そうしてノッカを求めて身体を抱きしめて、 愛おしい君が逃れられぬように――腕の中へ*]
(244) rusyi 2018/12/16(Sun) 23時頃
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……………また、結局
[止めて。と思う 兄が死に向かうことだけが耐えられなくて 悲しい顔が揺れる。もう――――。
いやだったから。いっそもう けれど、でもせめて、あの絵だけは描きかえてほしい]
展示、、でも、未完成品だから
…………
(245) sudati 2018/12/16(Sun) 23時頃
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[だから、画材道具を持ってそれで。 お願い。もう、それでどうか
―――声はそれ以上出せなくて、くるしげに 車に乗る兄を手伝い。大学へ*]
(246) sudati 2018/12/16(Sun) 23時頃
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―大学―
[案内をしてくれた先生は 外を見ておくから、と親切から声をかけた。
隠された絵、 文字通り、展示からも、真実からも隠された絵を 先生は保管してくれていた。灯台下暗し。
違う科の使われていない一室に。 置かれたそれは―――
今、とても、………冷たく見えた]
(247) sudati 2018/12/16(Sun) 23時頃
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………兄さん
[兄の車いすをリードするように 連れていく。笑うお姫様の、倖せな家族の肖像。 ――隠された顔は、もう誰のものでもなく。
私は、ただ、描き直してという。]
(248) sudati 2018/12/16(Sun) 23時頃
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[かわいいお姫さまの絵を消して。 此処に映るのは、兄の家族だけでいいのだろうから
もう。何も。お姫様なんて楽園なんて
何処にもないものなのだから*]
(249) sudati 2018/12/16(Sun) 23時頃
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[彼女が無気力にみえるのも 人を殺してしまったせいなのか。>>241 それとも、彼女を妹だと思える記憶を>>240 何も覚えていないせいなのか。]
俺が何もしていないと言っても…… 誰に会うことも出来なくて、 仕事も就けずに隠れて暮らすなんて、 そんな事は出来ない。
君が帰ってくるまで、せめて
[兄妹なら、彼女が罪を償うまで待ちたい。 なら、仕事が必要だ。 家は無くなってしまったと彼女は言っていたが ちゃんと帰れる場所を用意し、待ちたいと思う]
(250) motimoti 2018/12/16(Sun) 23時半頃
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…………殺される?
[たとえ殺人を犯しても村長の意向により、 三番街には死刑制度がない筈だ。 二十数年のうち法律が変わったというなら その限りでは、無いけれども>>243
だから―――、]
ああ……俺は、召集に掛かっているのか。 ………そうか。
[この足は最近切除したものには見えない。 食用で召集が掛かっているのだと想像する。]
(251) motimoti 2018/12/16(Sun) 23時半頃
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それは、………仕方がない。
[それで良かったのかもしれない。 何処に帰るべきかの記憶もなくして、 時代に取り残された記憶しかない。 この街には、記憶のないアポロの居場所は無い。
でも、]
……君の事を、待っていたかったな……
[父親は、話題に上がらないという事は おそらくは生きていないのだろう。 アポロの家族はどうやら彼女しかおらず。
家もなくなってしまったと告げる彼女を 待っている事が出来なくなるのは、 ――うまくは云えないけれど、残念だった。]
(252) motimoti 2018/12/16(Sun) 23時半頃
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[見てみない事にはどんな絵か解らないが>>243 大学に向かい、案内を受ける。>>247 事務的な話しか出来ないのは ギネスという人物と面識が“ない”からで。 曖昧に笑い、お礼を述べて絵の前に。>>248]
……これは。
[ラベンダー畑が農園の裏にあるもの、というのは 見る限りで記憶と一致する。 だが、描かれている家族に見覚えが無い。 額を持ち、近くで見つめ返す。]
(253) motimoti 2018/12/16(Sun) 23時半頃
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天文学会 ワカナは、メモを貼った。
wallander 2018/12/16(Sun) 23時半頃
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俺のタッチではある。
[学生時代よりも画力は上がっている、 しかし、気づいたのは、それだけでは無かった。]
ただ、なんというかこう、 ぱっとしない絵だな。 モデルがあって描いている感じがしないというか。
[そう感じさせる理由に気がついた。 間近に見れば顔の部分とそれ以外の部分は 画材が違うのだと。]
……なんで顔だけ油彩じゃないんだ? それに、不自然に、顔の部分が厚い。
[画材の違いを見定めて。 凹凸を指で辿り、 ―――率直な、感想。]
(254) motimoti 2018/12/16(Sun) 23時半頃
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[実在が不確かな楽園の裏に何かがある。>>249 彼女は描き直して欲しいというが――>>248]
無理だよ、この指じゃ。 細かい描写を描けそうにない。
それに。
[多分、塗り固めたにしても 不自然な厚みがある事は何かの意図がある。 アポロの記憶にはない、意図が。]
きっとこれは、完成した絵だ。
[持ち込まれた画材道具の中からヘラを取る>>246 絵の――顔の部分に押し当てて軽く削れば。 貼り付けたアクリル水彩が少しだけ剥がれた。
金髪の少女の髪。 その下に隠れているのは、深緑色の髪の毛。]
(255) motimoti 2018/12/16(Sun) 23時半頃
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――――、
[妹と名乗る少女を振り返る。 彼女の髪の色と同じ事に気づいた。]
……………… あとは、君が。
[この絵が彼女を描いたものなら。 男性と女性は、彼女の両親を描いているのだろうか。
なら、ここから先を削るのは アポロの役割では無い筈だ。 きっと、彼女の為に描いたものなのだろうから。]*
(256) motimoti 2018/12/16(Sun) 23時半頃
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[>>244問いに、目を瞬かせる。
そーさんの腕の中で、 あたしはちいさく、わらって]
うん、 …………、 とっても、やさしかった。
[大丈夫、って頷いた。 昨日みたいに、怖くなかったって。
家族以外から、初めて与えられた。 忘れてはいなかったけれど、 久々に、感じられたもの。
包み込むような、やさしい愛が]
(257) fumifumi 2018/12/16(Sun) 23時半頃
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あたし、そーさんが初恋のひと、 だったんですよ。
[甘えるように、胸板に擦りついて。 あたしは、小さく呟く。
『やさしいおにーさん』に恋した少女は、 いま、その人の隣に居る。
あたしが愛したのは、 仮面を被った『やさしいおにーさん』ではなく、 仮面を外した、ソウスケさんだけど]
初恋は実らない、ってコトバ。 ウソだったみたいですね。
[満足げに、ふふって笑ってみた*]
(258) fumifumi 2018/12/17(Mon) 00時頃
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[何が仕方ないだ。 ――手に拳を作る、結局仕方ないと兄はいう。 何もかも、忘れてそれで逝けると思っているのも含め。 段々段々―――腹がたっていた。それだけは嫌で
狂ったのに、…分かっている。 全部、八つ当たり、自分勝手だって>>250 だが待ちたいというくせに>>251>>252
諦めるのも、もう。]
(259) sudati 2018/12/17(Mon) 00時頃
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…………くそがぁ
[良い仔の私でいられないのも。 元々、悪態は口悪いのだ。私は、そう。 ラベンダー畑が描かれた失われた楽園、其れを。 描きかえてとねがったのに]
(260) sudati 2018/12/17(Mon) 00時頃
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…………あ
[細工が現れる。 完成した絵だと、兄はいう。 兄にとって確かにそれは完成した絵なのだろう。 お姫さまの奥から現れたのは、深い緑色の髪。そして ―― ――。後は君がって]
(261) sudati 2018/12/17(Mon) 00時頃
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|
…………………肝心なところで何時もそうだ
[渡されたへらを使い アクリル水彩を強引にはがす。 そこには、笑顔があった。―――私の笑顔が。 そして、なら、此処にうつるのは、父と母で。それで]
(262) sudati 2018/12/17(Mon) 00時頃
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これは完成じゃないよ
[―――腹が、本当に立っていた。 油絵の具をひっつかむ。生憎私は絵を描くけど、 油絵具を使ったことは少ない。だから、上手くかけない。 が、指じゃ細かい描写をかけそうにないと
言ったのだ。だったら]
………これは、完成じゃない
(263) sudati 2018/12/17(Mon) 00時頃
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[二度目は、強く。
笑う少女の隣に
―――無理やり、男を描いた]
(264) sudati 2018/12/17(Mon) 00時頃
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[妹の隣に、兄を描いた―――]
(265) sudati 2018/12/17(Mon) 00時頃
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[油絵の良い処は 上描きができるところだ。
水彩のように下が見えない。
だから、そのまま描く。兄の腕とは違う拙い。 どころではない、捻じれるままに。
苛立ちのままに]
(266) sudati 2018/12/17(Mon) 00時頃
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………兄さんがいないっ それじゃ何の意味もない。 待っていたかったって
…ふざけるな
今更兄さん面したと思ったら 今度は記憶をなくして
また諦める
[また、私に諦めろという。 ――私のこれは、赦されない事だ。 画家にとっても、そして何より人間としても。 だけど、腹がたってたって仕方無く。
私のせいだって分かっても]
(267) sudati 2018/12/17(Mon) 00時頃
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兄さんが、仕方ないって言うのなら しらない。私が勝手に、兄さんを救うから
兄さんをいかせないから
[くそみたいな、街だ。 キングスの恐怖に怯え、何時だって暮らしている。 無理やり家族を奪われ其れで結局
次は新しい出会いを見つけ、結ばれる。 ――父親と母親の事を、思い出せば、 ―――嫌悪が湧いた 大好きな父さんと母さんだ。だからこそ]
(268) sudati 2018/12/17(Mon) 00時頃
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出来なくても私がやる
[もう一人、
いや、家族全員を描きこもうとした。*]
(269) sudati 2018/12/17(Mon) 00時頃
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[怒られてしまった、らしい>>211。 けれど、繋いだ手はそのままだった。時折震えている>>209のに、セイルズを突き飛ばすでもなく、口付けを教えてくれて──そこまで赤くなるのなら>>210、最初から自分で考えるよう、促しても良かった筈なのに]
……分かった。
[こちらを睨む視線を受け止めながらも、微笑みが浮かぶ。 片手で器用に眼鏡を外し、卓上へと置いた。 ──多分、邪魔になる]
(270) vdspuren 2018/12/17(Mon) 00時頃
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[彼女の指先>>210を降ろさせて交わす二度目の口付けは、細部が滲んだ代わりにより近い。先程は感じられなかった熱がじわりと滲み出して、乾いた喉を潤す泉めいて、離れられなくなった]
[絡めた指を握る。 後頭部に回した掌が、彼女の髪を掻き乱す]
……、
[柔らかい唇を何度も食んでいるうちに、隙間から逃がした息が身体の間に篭もるよう。それでも、身体の震えひとつだって愛おしいのだから、上がる熱をそのままにして、彼女の反応に浸っている]
(271) vdspuren 2018/12/17(Mon) 00時頃
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貴女は──快いな。
[名残惜しげに離れたときには、セイルズの頬も上気していたのだけれど、触れた彼女の頬と己のものは、一体どちらが熱かっただろう]*
(272) vdspuren 2018/12/17(Mon) 00時頃
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[>>257その言葉に、自分は安堵の吐息を漏らしたのはやはりノッカが最初に告げた『暫くは』という言葉の呪縛からだった。 どうしても、自分は夢中になるとセーブできなくなってしまうものだから――。 愛したいけれど愛せなくなってしまえばどうなってしまうか分からない。
そんな心配は>>258次の言葉を聞いて瞼を瞬いて、どこかへと消し飛んでしまったのだけれど]
あ……ああ、え、そうだったの、ですか?
[自分としてはただ「自警団のソウスケ」を演じていたに過ぎないことだった。 それは仮面をかぶっている自分であり、 胸板に擦りつくノッカを見下ろしてその髪に頬を触れて内心では「わからないものだな」などと思っていた]
(273) rusyi 2018/12/17(Mon) 00時半頃
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どう、なのでしょうね。 自分は初恋というのは――覚えがなくて でもきっとウソだったのでしょうね
[尤も、ノッカが崩れた後の自分を愛してくれているとは気づくのはもっと後になるかもしれない。 ヌヴィル先輩にアドヴァイスしておきながら自身は恋事には朴念仁なのであった。
けれど――ノッカが満足そうならば、それでいいか。 自分はそう納得して、ノッカの頭を撫でていた]
(274) rusyi 2018/12/17(Mon) 00時半頃
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ノッカ、あとでまた、シャワーを浴びたら…… 外に出る準備をしましょう 持っていくもの全部用意して、ね
[そう――この街に残っていたら例え潜伏していてもその内に見つかってしまう可能性は低くはないだろう。 何せ街の広さは限界があるのだ。 そして自分がどれだけ数字を調整しようとも、 その数字を見透かしてくる者は存在する。
長期間的にノッカを匿い続けることは難しい。 なれば、今こそ、エル・ドラードへ向けて出立する他はないだろう。
必要な準備をしよう。 必要な心構えをしよう。
それが終わるまでは、この場所が仮の家となる*]
(275) rusyi 2018/12/17(Mon) 00時半頃
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|
―雑貨屋―
あぁ、それで……はい?
[取り扱いに関しての説明義務があるだとか、店員が開封の許可を求めてくる。 言われるがままに頷いてしまっては後の祭り。]
………へ? いま、何て?
[その細い金属の棒っぽいもの、ぷちぷちとした梱包材越しに見えて、聞き直した。]
(276) master 2018/12/17(Mon) 02時頃
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[流石に、思わぬ悪態にはぎょっとした。>>260 記憶がないのだから指の怪我が 何故負ったものかは解らないが、]
俺が描いたなら、君に遺す為に 描いたものだと思うから……
[彼女の苛立ちは伝わる。>>262 だが、そうとしか言いようはない。 削る様子を見ていれば やはり彼女と知らない女性。 それに――父親の顔が明るみになる。]
(277) motimoti 2018/12/17(Mon) 08時頃
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………え?
[どうして此処に父親が描かれているのだろう。]
おい、何を……
[理解出来ず彼女の動向を見守っていたが、 完成された絵に絵筆を走らせるのを 目の当たりにし言葉を失う。>>264]
(278) motimoti 2018/12/17(Mon) 08時頃
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[画風も違ければ構図も無茶苦茶だ。 だが、彼女にとってはそれよりも 此処に兄が描かれていない事が重要らしい>>267]
諦めるって……仕方がないだろ。 かあさんも、他の人たちも 召集を避けることは出来なかったんだ。 決まり事をどう諦めるなって言うんだ。
……それに、悪いけど。 どうして記憶をなくしたかなんて 俺だって解らないんだから。
[困惑をそのまま口に出し、殴り描く背を見守る。
行かせないと口にし、筆を進めるのを>>268 ぼんやりと見つめていた。]
(279) motimoti 2018/12/17(Mon) 08時頃
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……何を、どうやって……。
[いや、方法以上に。]
(280) motimoti 2018/12/17(Mon) 08時頃
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誰にも会えず、何も出来ず、 ずっと隠れてただ生きるなんて。
……そんなの、俺にとっては、 生きているって言わない。
生きている実感や歓びが無いまま 飼われているのと同じじゃないか。 生きていることに一体なんの価値があるんだ [―――どうして伝わらないのだろう。 虫籠で鑑賞する虫と、何ら変わらない事を。]
それに。 そんな事をすればただ事じゃ済まないだろ
[それ以上の言葉はかけられず、 黙って作業を見守るしかない。]**
(281) motimoti 2018/12/17(Mon) 08時頃
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|
一緒に住んでる以外の何物でもないと思うけど…
[これからは彼はわたしの好きな物しか見ない。 その手でわたしを傷つけることもしない。 その足でどこかに歩いていったりしない。 つまりこれからもずっと同じ屋根の下で時を過ごすのだ。
完全に、同居のそれであると思う。 少し首を傾げて答えると、部屋を出る。
しかしながら、だ。 道具を取りに、歩きながら考える。 表情は見えずとも口調や言動から彼が不機嫌なのはわかる。 日常生活動作でもある清拭や着替えをするたびに不快になるようでは、今後の生活が良いものになるとは思えない。]
(282) wallander 2018/12/17(Mon) 12時半頃
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|
そうだなあ。 薬も、持っていこう。
[雑貨屋で買った薬がある。 以前試したときは、悪くなかった。 清拭に必要なお湯の入った桶や、拭きタオル、ドライシャンプーに合わせ、少しずつ必要な物を揃えて地下へと持っていった。]
(283) wallander 2018/12/17(Mon) 12時半頃
|
|
待たせてごめんなさい
[扉の2つの鍵を開ける。 荷物を持った姿が現れたのは、一度部屋を去ってから暫くの後だろう。 まだ湯気の立つ湯が入った大き目の桶を床に置くと、ナップサックに入れた他の荷物も床に置いた。]
…脱がせるね。
[しかし、足に硝子入りの袋を巻き付け、手首に結束バンドを巻いている状態だ。 そのまま上手く服を脱がせられる状態ではない。 ナップサックを開けると鋏を取り出した。]
(284) wallander 2018/12/17(Mon) 17時半頃
|
|
少し、切るわ。
[脱がせるにあたり、突っかかるようなところを鋏で切り裂いていく。 特に上半身の服については、大分切り裂くことになるだろう。]
着替えはあるから、安心して。
[替えの下着はないが、まあいいだろう。 彼の抵抗はどの程度の物だろう。 それを抑え付けるように、そのまま服を裂いていく。]
(285) wallander 2018/12/17(Mon) 17時半頃
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|
でね。
[作業をしながら話しかける。]
タツミさん、こういうの嫌そうに感じたから。 薬持ってきた。 雑貨屋で買ったの。
[服も大分脱がせられただろうか。]
とても気持ちいいわ。 幸せな気持ちになって、全身の感覚が過敏になって、多分なにをされても気持ちがいい。 わたし自分で試したときは、一回失敗しちゃって一日中吐いてた。 でも、もううまくいくようになったから、安心してほしい。 刺すとき内出血はしちゃうかもだけど。
[下着に手をかけると、それすら剥いでいく。]
(286) wallander 2018/12/17(Mon) 17時半頃
|
|
嫌だと思う気持ちはわかるわ。 でも、ずっとそういうわけにもいかないでしょう?
[脱がし終われば、ナップサックから小さな注射器を出すと、同じく小さな点眼薬にも見えるパックを開け、シリンジに液体を投入した。 空気を抜くように少し筒を押しこみ針の先から液体を出す。 彼の腕を動かぬように、体重をかけて押さえて笑った。]
これからずっと、二人で暮らすんだから。
[場所を図って、針を差し込む。 薬品をゆっくり注入していく。 そんなに量は多くない。 直接注入するし、数分もあれば全身に周るだろう。]
(287) wallander 2018/12/17(Mon) 17時半頃
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|
[さて、まず拭くべき、そして様子を見るべきは足だろう。 足首から下の部分を袋の中に詰めた状態で、さらに中には硝子片が入っているのだ。 激しく刺さっていなくても、擦り傷のような傷がついている可能性は高い。
彼の様子を見ながら袋を括り付けていたバンドを解く。 足裏にたどり着く前、まず足首からして暫く締め付けられたままだったため赤くなっていた。 これは、あまりこのままにしておくといずれは痛みを伴う傷になりそうだ。
手首も、同じ状態なのだろうか。 ふと、頭をよぎった。]**
(288) wallander 2018/12/17(Mon) 17時半頃
|
|
[眼鏡を外したセイルズさんの素顔。>>270 初めて見る顔にどきどきして見入って、 近付く唇をほぅっと見つめて受け入れて、 重なる熱は熱く蕩けるよう。>>271]
っ……、ぁ……、 ひゃっ…
[唇から甘く悲鳴が零れていく。 怖い、でも、もっと触れてほしい。 貴方をもっと知りたい。
触れ合った唇も指も体も熱くて切なくて。 体が口づけの度に震えて、 ぎゅっと絡めた指を握りしめる]
(289) ゆき@青葱帯 2018/12/17(Mon) 17時半頃
|
|
[そうして、ようやく体を離して。>>272 淡く息を整えて、 頬に触れる手に身を摺り寄せて]
……ずるい人。
[そう、拗ねたように睨んでみせるの。 顔が真っ赤で目も潤んで、 迫力なんてちっともなかったけれど。**]
(290) ゆき@青葱帯 2018/12/17(Mon) 17時半頃
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|
……分かっている。 本当は、分かっているんだ。 兄さんが記憶をなくしたのだってきっと 私のせい。
……私が、悪い事ばかりしたから。
(291) sudati 2018/12/17(Mon) 20時半頃
|
|
[――無理だ。と言われる事が辛い。 唇を噛み締めながら、描く筆は荒く、強く。 血が滲んだ頃、漸くと息を吐いて、一度振り返った。
そして、兄に近づけば、その顔を筆でぺたぺたと。 油絵の具を頬に、額につけて。]
……本当はね、分かっているから。 だから、兄さんにお願いがあるんだ。
(292) sudati 2018/12/17(Mon) 20時半頃
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|
悪い事したから、自警団に行くよ。
でも、お願い。
[兄さんの記憶が戻るまで。]
(293) sudati 2018/12/17(Mon) 20時半頃
|
|
…兄さんが、いってしまうまで 傍にいてほしい。
[―――ずっとじゃなくていいから。 生きている実感や歓びを少しの間、奪う事になる。
それでも、お願いしたい。と指は筆を押し付けた。 蟲籠は一時的なものだって告げて]
(294) sudati 2018/12/17(Mon) 20時半頃
|
|
それに、ちゃんと話さないといけないと思うんだ。 兄さんの事、父さんの事。ちゃんと。
……私のお母さんの事も そうだけど、この絵をきちんと完成させてほしい 完成だって言うけど、家族の絵じゃないし
[後、ね後。]
(295) sudati 2018/12/17(Mon) 20時半頃
|
|
私、兄さんの事 絵に描く気でいたから、展示会の日が
ちょうど
(296) sudati 2018/12/17(Mon) 20時半頃
|
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―――そらふねがくる日だから
[お願い。 このまま、自警団にいかないで。 少しだけ、ほんの少しだけ話しをしようってお願いする。
目は下を向いて、それで顔を落として。少しの時間 お願いする。絵の整理もしたいのだって]
その日まで、出来ないかな
[このまま、別れるのだけは、 嫌だって告げる顔は、下を向いたまま。*]
(297) sudati 2018/12/17(Mon) 20時半頃
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…… [嘘だけど*]
(*0) sudati 2018/12/17(Mon) 21時頃
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あの時のあたしを救ってくれた、 優しいお兄さん、だったので。
[>>273昔を思い出して、小さく呟く。
あたしが愛してると思っているのは、 あの頃のそーさんではなく、 今のそーさんなのだけど。
そーさんの反応は>>274 それを読み取ってくれているかどうか、 わからなかったから]
初恋は優しいそーさんでしたけど、 あたしが愛してるのは、今のそーさんですよ。
[まだ『優しいおにーさん』を 夢見てると思われてるのならば、 それは違うって、伝えたくて]
(298) fumifumi 2018/12/17(Mon) 21時頃
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………… 外。
[>>275そーさんが言っているのは、 家の外、じゃない。
街の外。 目指すのはきっと、エル・ドラード。 昨日も、そう言ってたから。
外には、下級種がいる。 人を襲う、ばけもの。 外に出たら助かることは無いって、 そう、教えられてきた。
―― けれど]
(299) fumifumi 2018/12/17(Mon) 21時頃
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[ここに、ずっと居たとして。
誰にも勘付かれないように、なんて、 難しいことで。
気付かれてしまったら最後、 あたしもそーさんも、 結末は分かり切っていること。
一度は、仕方ないって諦めてた自由。 使い古されて死を迎えることが、 仕方ないって、思ってた。
でも―― やっぱり、死にたくない、から。
『外』に賭けてみても、いいかなって。 そーさんが一緒だから、ってのも、 あるのかもしれない]
(300) fumifumi 2018/12/17(Mon) 21時頃
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[でも、とりあえず。 あたしが言いたいことは――]
そーさん……腰、いたい……。
[昨日の時点で『ハジメテ』だったわけで、 行為に慣れてるわけもない。
準備をするのは構わないけれど、 すこし、休ませてほしいな、って。
自他ともに認める健康体ではあるけれど、 腰は、そこまで強くなかったみたい*]
(301) fumifumi 2018/12/17(Mon) 21時頃
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[>>298ノッカの説明に、自分はただなるほどと頷くことしかできなかった。 幼い頃のノッカを誑かしたのは仮面の自分で、 今、愛されているのは素顔の自分なのだと知ると罪悪感と照れくささが混じりあい、 それを誤魔化すためにノッカを抱きしめる腕に力が籠った]
自分は、今、ノッカに恋しているので きっと――ノッカが初恋、になりますね
[男は母親に恋をするというのだが、それは初恋とはカウントせずにいよう。 そうすれば自分が恋したのはこれが初めてなのは間違いがない。
そう、それは全て>>299「外」を征くための研究のためだ。 ノッカの母親が描いた絵本に出てくる『エル・ドラード』。 そのための"準備"は既にできていて、 たどり着く自信もあった――のだが]
(302) rusyi 2018/12/17(Mon) 21時半頃
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あ……嗚呼、すみません。 少し待っていてください、今クッションを…… とあとは朝食を用意しますから!
[>>301自分が夢に思考を馳せてしまっていたのを詰るように告げらえた言葉に我に返る。 ノッカの言葉に「なるほど」が増えていく。 昨日の今日であれだけ求めてしまって身体に負担がかからないわけがない。
自分はノッカを再度抱きしめると身体を離した。 シーツを被せて全裸のままで部屋を出ていき、 数分後には極微小ビーズのクッションを持ちこみ、 身体が冷えないように毛布を用意して、 更に十数分後にはフレンチトーストとサラダ、ホットココアを用意して戻りノッカに休んでもらえるように努めるのであった*]
(303) rusyi 2018/12/17(Mon) 21時半頃
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[>>302初恋が、あたしだって聞いて。
どれだけの期間、 そーさんは愛を忘れていたのだろう。 きっと、家族を失ってから――ずっと。
そう思うと、 嬉しいという気持ちよりも先に、 心がきゅうっとする。
でも、今は大丈夫だから。 愛を、思い出してくれたみたいだから。 良かったって、息を吐く]
………… ふふ、
[>>303そーさんの慌てようが、 昨日のそーさんとは全く結びつかなくて、 つい、笑いが零れてしまう]
(304) fumifumi 2018/12/17(Mon) 22時頃
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動けないって程じゃ、ないので……。 シャワー浴びて待ってて、いいですか?
[腰は休ませたいけれど、 まずは、シャワーかなとも思って。
逃げたりはしないって そーさんもわかっているだろうから、 その間に身体を洗おうと。
用意されたクッションも、美味しそうなご飯も。 至れり尽くせりなものだから、 あたしはまた、笑顔を浮かべてしまうのだった*]
(305) fumifumi 2018/12/17(Mon) 22時頃
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………。 君が悪いことをしてしまったと言うのなら 尚の事記憶をなくす意味が解らない。
殺人、と…彫像を壊したんだったか…、
[記憶が無い間の自身にとって大切な誰か。 どうして彼女が手にかけてしまったのかも解らないが 沈んだ顔と、詰る顔を思い出すと、 彼女に“そうさせた”のは自分自身が 何かしら関わっているような気もしてしまう。
それに父親がこの絵の中に居ること。 父親は、母親を裏切ってしまったのだろうか けれど、既に成人していそうな大きな妹が 既に此処に居るだけに、恨み言も出てこない。 此処は未来なのだから、過去から立ち止まるアポロが 今更何を願おうと不服を唱えようと無価値である気がして。]
(306) motimoti 2018/12/17(Mon) 22時半頃
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え? ――わ、 なん、だ……?
[不意に押し付けられた筆>>292 頬や額に散った油彩絵の具に戸惑う。 擽ったそうに眉を寄せ、顔を逸らそうとして]
………そっか。
[だが、彼女の意思を聞けてホッとする。>>293 誤った事をしたなら償わなければいけない。 間にどのような経緯があったかは解らないが ――――当然の事だから。
出頭するなら、もう会えなくなってしまう。 今のアポロにとっては、 初めて妹という存在に会えたというに。 せめてお願いと告げられた事だけは>>293 可能な限り、聞いてみたいとは思うが。]
(307) motimoti 2018/12/17(Mon) 22時半頃
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……ああ。
[出頭を遅らせ、見送りたいという事か。>>294]
それって、あとどのくらい先なんだ?
[アポロは知らないことだが、一日と少し。]
(308) motimoti 2018/12/17(Mon) 22時半頃
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ん…その、 描けるかどうかは、解らないけど。
俺を? [今も包帯に巻かれた指先から血がにじむ指は 完全に固定されており曲げにくい。 展示会用の絵にアポロを描きたいと告げられ>>296 それを断るつもりは無かった。]
(309) motimoti 2018/12/17(Mon) 22時半頃
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いいよ、出立までに描けるなら。 俺も、自分のことがろくに解らないで 宮廷に行くのはちょっと、って……。
[だから。 彼女の申し出には頷きを返す。]
それに俺、君の名前も知らない。
[俯いている彼女が何を考えているのか>>*0 ――なにも、解らない。]*
(310) motimoti 2018/12/17(Mon) 22時半頃
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[>>304ノッカの笑いの意味は理解できてはいなかったけれど、 きっと何かしら幸せな理由なのだろうと思い自分もまた小さく笑った。
>>305シャワーを浴びることに否があるわけもなく、 その問いかけには肯首して応えた。 確かに交わったままの姿では気持ちが悪かろうし、 逃げることなど考えてもいなかった。 それに逃げ道など――]
おいしそうに食べて頂いて何よりですよ。
[全ての懸念など在ってなきようなものなのだ。 ノッカの浮かべる笑顔が万事を上手くいかせてくれる気にさせてくれる。 妄執でも固執でもなく、これもまた愛の力なのだろうか]
(311) rusyi 2018/12/17(Mon) 22時半頃
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今日はゆっくりと休んでください。 欲しいものがあれば準備しますからね。
心身ともに落ち着いたら――案内しますよ
[案内するのは大広間の反対側の出口の先。 そこに『エル・ドラード』を目指すための手段がある。
自分はノッカが食事をしている間にシャワーを浴びて、 そうして着替えると準備のために身体を動かしてはノッカとお茶をして、 おやつにはパンの耳を揚げたものに砂糖をまぶしたものと紅茶を用意したりとゆったりとした時間を過ごしていくだろう*]
(312) rusyi 2018/12/17(Mon) 22時半頃
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[二度目の説明を求められた。>>276 かっと赤くした顔を背ける。]
……ですから、その……
[カウンター越しではなく傍に寄る。 耳元で、あまり大きな声で言えない言葉を。]
(313) k_karura 2018/12/17(Mon) 23時頃
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── 数日後・朝 ──
[ぎいと、床板の重く軋む音。持ち上げた床板の間から、たったひとつの光の元へと降りていく]
[あの日の去り際、真っ赤な眦に口付てしまったセイルズは、彼女からの評価>>290を甘んじて受けている──というより、一緒に居る時間が伸びる程“狡いひと”になっていく気がした]
──お早う。
[今もこうして、甘い蜂蜜バターの香りを傍らに、目覚めの口付けを額に落とそうとしてしまう。不意に混じる悲鳴も、震えも>>289、些細なものであろうと全て、愛おしさで胸をときめかせるものだから──直ぐに指を絡めて、唇で触れたくなってしまって]
[朝食は綺麗な狐色をしたパンケーキ。 新しく持ち込んだ机の上で、彼女をじっと待っている]*
(314) vdspuren 2018/12/17(Mon) 23時頃
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……男の人の、あそこに…
[身体が触れ合う。 彼の胸元に手を置き身を寄せるなんて、まるで恋人同士みたいだと陶酔する。]
入れて、気持ちよく…なる為に 使うんです……
(315) k_karura 2018/12/17(Mon) 23時頃
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[私が、兄さんに――… 其処まではいえない。其処まで言えば 私が壊れてしまうから、何もまだ、口に出来ない。
父を恨んでいたはずの兄から、その事が 抜け落ちた事を密かに感じていて またそっと唇を噛んだ>>308]
(316) sudati 2018/12/17(Mon) 23時頃
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[恨んでいる事を忘れて ―――兄は、私を忘れて。そして 逝けたら倖せなんだろうか。幸せだから。
忘れたの―― ― ―― 以前のように、倖せに逝くの――]
(317) sudati 2018/12/17(Mon) 23時頃
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ずるいね …、何時もそうだ。
(318) sudati 2018/12/17(Mon) 23時頃
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[過去に、兄は、居る。過去だけが兄のもの 油絵の具のように、塗りつぶせたらいいのに。と思う ――ぜんぶ、ぜんぶ、顔も、心も。もう
兄に嘘をつく事を躊躇わなかった]
………あと、………
[どれ位。どれぐらい、傍にいてくれる]
(319) sudati 2018/12/17(Mon) 23時頃
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(―――無理だ。)
春の季節に、かな ……嘘、十日
[――また、嘘をついた]
(320) sudati 2018/12/17(Mon) 23時頃
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かけるよ、ちゃんと手を治せばきっと。 兄さんの手、治るように包帯毎日取り換えるしさ
うん、兄さんを。 …私、人物画を描かないから、 見て描かないと。兄さんが言ってたことだし
[血がにじむ指先だけが ――今、思えば私の縋り処だった。 私を助けようとしてくれた、兄は確かにいた。 もう私を助けたくないのかもしれないけれど、その事を 考えないように。何も考えないようにする。
ただ、兄を慕う妹の声で]
(321) sudati 2018/12/17(Mon) 23時頃
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ありがとう。
[兄を、身勝手に守るために嘘をつく。 頷き返す兄に、俯いたまま、微笑んでいた。 良かったって呟いた。良かった。私の願いはまだ。
叶うのだと、筆を持つ手に力がこもった]
(322) sudati 2018/12/17(Mon) 23時頃
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…私のなまえ。………
[それでも――突きつけられるのに 痛いのに、兄に――。突きつけられて あげた顔は、酷く傷ついた、姿をさらけ出してしまう]
フローラ。
[それでも、それだけは絞り出す。]
(323) sudati 2018/12/17(Mon) 23時頃
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じゃあ、一回 さっきの家に戻ろうか。 …この絵も、持って。
ちゃんと色々話をしよう。
[そうしよう。 未完成の絵は、2つ。まだ、私は兄を 絵にかいていない。まだうまくかけていないから。 兄が頷いてくれるのなら、
外で待っていてくれた先生に声をかけて]
(324) sudati 2018/12/17(Mon) 23時頃
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[大学から、黒塗りの車にのって
――――乗る瞬間、私は兄の顔を見て。
へんなの、と油絵の具をさした*]
(325) sudati 2018/12/17(Mon) 23時頃
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……早速、ご相談したいことがあるんです。
[ソウスケに頼んだのは、彼が店に居るうちに。>>2:35]
先月、だったでしょうか。 自警団の皆様がある密輸グループを取り締まったと。
その残党が、もしかしたらこの数日の間に見付かるかも知れません。
……まだ若い、少年 なのかも知れません。
(*1) k_karura 2018/12/17(Mon) 23時半頃
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[>>311シャワーを浴びた後の あたしを迎えたのは、 せくしーな下着と白いワンピース>>-313
白いワンピースは、見覚えがある。 あたしの部屋に置いてあったものだ。
やっぱりそーさんが置いてたんだ、 って思うと、複雑な顔にもなるけども。
今は反省……反省してくれてる……? 少なくとも、二度と同じようなことは 起こらないって信じているから、 まあ、いいかな、って]
………… 下着、ぴったり。
[スリーサイズまで知られているのだから、 それはそれで恥ずかしい]
(326) fumifumi 2018/12/17(Mon) 23時半頃
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[とはいえ、実際美味しいのだから、 口元は綻んでくる。
かなりお腹が空いていたみたいで、 ちょっとはしたないけれど、 ぺろりと完食してしまった]
…… はい。 お荷物にならないように、気を付けます。
[>>312そーさんの言葉に頷いて。
気を付けることとかあるのかな、とか。 あたしが出来ることは何だろうか、とか。
そーさんが席を外している間、 少しだけ、考えてみたけども]
(327) fumifumi 2018/12/17(Mon) 23時半頃
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[推測の話。未確定の話。 目線は床に、両手を前で不安そうに組んで。]
それでも、あの人は…悪くないの。 真実を知らないだけなんです。 自分が何をされているのか……。
[密告。そして、無実の布石。]
ですから、どうかどうか…命だけは、取らないで。 痛みだけでも、きっと改心してくれると思うんです。
[身を案じる少女の、ふり。]**
(*2) k_karura 2018/12/17(Mon) 23時半頃
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[結局、街の中でのんきに生きてたあたしには、 どうすれば良いのかわからなかったから。
準備をしている最中だとか、 一緒にお茶を飲んでいる時に、 何度か、問いかけて。
そんな穏やかな時間も、楽しいと感じながら。 街を抜け出すための準備を、進めていく。
―― 持って行きたいって言ったのは、ほんの僅か。
絵本と、絵。 栞は絵本に挟んでおいた。
大切なものはたくさんあるけれど、 荷物がかさばってはいけないって、思って*]
(328) fumifumi 2018/12/17(Mon) 23時半頃
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[店員がわざわざ近くに来て、言おうとしてくれる。 聞き間違いであって欲しいけれど。
密着に緊張が走り、身体が固まる。近付いてくる唇。 え、なに、そんなに小声で言わなければならないものだったかと、動けずにいた。]
……ぁ、 あぁぁ〜、そうでしたね、そ そぅ、気持ち、よく……
[頭の中が一瞬ま白くなった。 店員の両肩を掴んでぐっと押す。強引に身体を離す。]
(329) master 2018/12/17(Mon) 23時半頃
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[あれから何日経っただろう。>>314 この部屋にいると朝や夜が分からない。 でも、貴方がおはようと言ってくれるから、今はきっと朝なのだろう]
あっ……、おはよう、ございます。
[目覚めの口づけにぴくりと震えて、 もぞもぞとベッドから身を起こすの。
パン屋をしていた頃は朝日が昇る前には起きていた。 だから時折、体が覚えたその時間に起きて、 色々な事を思い出して、泣いて。
そして寝てを繰り返して。 気付けば少し起きるのは遅い時間]
(330) ゆき@青葱帯 2018/12/17(Mon) 23時半頃
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[夜に目を覚ますから、一人が怖いから。 だから貴方に一緒に寝てと――、 そう、子供のように頼んだのを覚えているわ。
なんでも叶えてくれる優しい人。 私を閉じ込めるずるい人。
今朝も私の好きなパンケーキを作ってくれるから。 私、怖いのも忘れて目を輝かせるの]
まあ、すごく美味しそう! それにとっても綺麗な狐色! うふふ、ありがとうございます、セイルズさん。
[きっとあれから練習してくれたのね。 日を追う毎に綺麗に焼けている気がするの。 だから私、嬉しそうににっこり微笑むの]
(331) ゆき@青葱帯 2018/12/17(Mon) 23時半頃
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[そうしてパンケーキを切り分けて一口。 ぱくっと食べて頬を押えてうっとり]
んんー……、しあわせ!
[ほっぺが落ちないように頬を押えて。 傍にいるセイルズさんに視線を向けて]
よければ、セイルズさんも一口いかが? 一緒に食べると料理ってとっても美味しくなるんですよ。 はい、あーん……
[自分のパンケーキを一切れフォークで差し出して。 どうぞって幸せのお裾分け。*]
(332) ゆき@青葱帯 2018/12/17(Mon) 23時半頃
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[いつも、というのが理解らなくて。>>318 困ったように彼女を見つめ返す。 彼女のいつもは、アポロにとっては 知らない世界の話だった。]
………?
[流石にここに来るまで肌寒かったから 春、と呼ばれる季節が遠い事は分かっていたが 彼女から聞いた召集までの期間は>>319 随分先の話だった。>>320] 俺の頃はせいぜい一週間くらい前に 通達が来るって聞いたけど。 今はそんなに前から来るのか?
[たった三日の違いだが、されど三日。]
(333) motimoti 2018/12/17(Mon) 23時半頃
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確かに、10日もあれば………。 治るかもしれない。 …でも、描けるといいが… 記憶がないから、技術が自信ない。 [二十年後にこんな情緒的な絵を描けるなんて 思ってもみなかったという位には 少女と父親、知らない女性を描いた絵画は 幸せそうな一枚に窺える。 彼女が描いた自身の絵はどうにも異質に見えるけれど
名前を教えて貰った時。 俯いていた彼女は哀しそうな、 悔しそうな表情をしていた。>>323]
(334) motimoti 2018/12/17(Mon) 23時半頃
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……すまない。 妹なのは確かだろうけれど。 どうしても君の…
あ、いや。 フローラ。
[せめて呼び方だけでも“君”から彼女の名前へ。]
(335) motimoti 2018/12/17(Mon) 23時半頃
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分かった。 あそこ以外に隠れられる場所無いんだもんな。
[納得したように同意を告げる。 見覚えの無い講師の男に深々と辞儀をして、
車椅子の使い方も彼女に聞かないと あまり解らないのが現状で。 慣れないながら先へと進み、 外に停めてあった車へと向かう。]
変なのって……き、フローラのせいだろ。
[彼女がした事なのに、と。>>325 苦笑を浮かべ、車に乗る。
些細な表情、仕草。 きっと、彼女の知らないアポロのまま。 彼女を子供の頃から“しらない”から。 子供扱いは―――しない]*
(336) motimoti 2018/12/17(Mon) 23時半頃
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[除菌がどーのとか、そんな続きが聞こえたけれど。]
あ、ありがとうごザいましたぁっ!
[閉じる間も無く箱を抱え、店を飛び出した。 走って、走って。 足がもつれそうになって。]
[――ワン、ワンっ!]
[それでも走って。抱きそうになるよこしまなイメージを払拭しよ――…]
[――ワン、ワンっ!]
(337) master 2018/12/17(Mon) 23時半頃
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D.バルベルデは、セイルズの眼鏡を糠につけた。
k_karura2 2018/12/18(Tue) 00時頃
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なんでもない。 ……いつもそうだったは、うん。 何でだろうね、兄さんだったのに兄さんじゃなくなって …兄さんになって、また……自分勝手だなって。
[もっと、自分勝手なのは、 私の方だ。けど、自虐の微笑みは小さく 俯いてたからきっと見えないだろう。私から見る兄は とても、酷い人だったから。大事な父さんと母さんを傷つけ 私を妹として見なかった人。ただの他人としか 見なかった人。
それなのに、恨んでたのに 妹扱いして。本当、いつもそうだ。]
(338) sudati 2018/12/18(Tue) 00時頃
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[――分かっている。 悪いのは、私でしょ。母さんでしょ そう突きつけられるのに、苦しいのに]
(339) sudati 2018/12/18(Tue) 00時頃
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ん、そうだったの ? 前からっていうより、たぶん?って感じかな 結構時間差があるみたいだから
[実際、兄と他の人の召集には 時間差があったことは事実。だから嘘もしれっとでた。 おかしくなった日は、他の人たちよりも先だった。
だから、別に不思議はなく]
(340) sudati 2018/12/18(Tue) 00時頃
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でしょ? …技術は、身体が覚えているものだって キャンバスに向かえば何か分かるかもだしさ
そうだ、昔の絵もあるんだよ
[それを見てみよう。と手を叩く。 幸せそうな一枚に、兄がいないことこそ私の不幸だ。 だから、私にとって兄が触れない限り。 私が兄を描いても
未完成のまま。認められず]
(341) sudati 2018/12/18(Tue) 00時頃
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………分かっている 分かっているけど、 …何でもない
[自業自得なのに。 フローラと、呼ばれる事も、違って]
(342) sudati 2018/12/18(Tue) 00時頃
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|
そうでしょ。だから、仕方ないと思うんだ。 本当は、季節がいいなら
ラベンダー畑とか行きたいんだけど ほら、何か思い出すかもしれないしね。
[慣れない兄の車椅子の動きを手伝い。 大学の中をそっと、進む。先生以外は誰にも見つからず。 もしかしたら、先生が人払いをしていてくれたのかも
―――先生は困ったらいつでも来てください。と 言っていた。街には、キングスに反感を持つものもいて。
もしかしたら、そういう事なのかもしれないが]
(343) sudati 2018/12/18(Tue) 00時頃
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…………変なの。
[苦笑を浮かべる兄の、私への扱いに ぱちくりとして。子ども扱いをされないことに。
―――顔をゆがめた。
ぶるっと背筋を震わせるのは無意識。]
(344) sudati 2018/12/18(Tue) 00時頃
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[犬の吠え声が、近くなる。 訳の分からぬまま追い付かれ、飛び掛かられ、脚を噛まれた。]
痛ァッッ!!
[手から放り出された段ボール箱がひしゃげる。 犬に噛まれた激痛に地面を這う。 誰かの近付く靴音。
地面に落ちた何かを拾う影の動き。
快楽グッズを他人に見られる辱しめ。 抗議の声は呻きしかない。 遠退く意識。背中に回された腕。ガチャと、手錠がかけられた。]*
(345) master 2018/12/18(Tue) 00時頃
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―隠れ家―
[隠れ家に付けば、 兄の絵が丁度届いていたか。 兄さんが、これまで描いた絵たち。押収されたはずのものも 祖父が手を回してくれたんだろうと予想はつく。
――蝶の絵、若い女のものと、年老いた女のもの。 きっと、それらも探せばある。]
兄さん、お疲れさま
…何か飲む?
(346) sudati 2018/12/18(Tue) 00時頃
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|
[それとも、疲れたから休むって声をかけ。 トイレとお風呂、それらを手伝おうとするだろうけど。 記憶のない兄の反応はどうだっただろう。
どちらにしろ、どれにしろ]
………おやすみなさい
[最期に告げるのは、その言葉。 ――兄が、眠るベッドの横に座って。
私は―――――。ナイフを持った]
(347) sudati 2018/12/18(Tue) 00時頃
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十日間………
[私は、兄を生かしたい。 いかせたくない。のに、ナイフは煌めき。 私の ―――腕を刺す。
山羊だってさばけちゃう]
(348) sudati 2018/12/18(Tue) 00時頃
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……死ねばいいんだよね
[私なんて。と ぽたぽた、と落ちる血をふかなきゃ。
まだ死なない。
真夜中のロシアンルーレット。**]
(349) sudati 2018/12/18(Tue) 00時頃
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待たせてごめんなさい
[扉の2つの鍵を開ける。 荷物を持った姿が現れたのは、一度部屋を去ってから暫くの後だろう。 まだ湯気の立つ湯が入った大き目の桶を床に置くと、ナップサックに入れた他の荷物も床に置いた。]
…脱がせるね。
[しかし、足に硝子入りの袋を巻き付け、手首に結束バンドを巻いている状態だ。 そのまま上手く服を脱がせられる状態ではない。 おまけに彼は反抗的だ。 暴れられたら…]
(350) wallander 2018/12/18(Tue) 00時半頃
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[ふと、足の方を見る。 そういえば、ここ一昼夜以上、あの袋の中を見て居ない。 彼は全くこちらに何も言ってこないが、あの袋の中には振ればざらざらと音がなる程度には硝子片を入れてあるのだ。 正直、小さくとも何箇所かの切り傷は出来ているだろう。 小さくため息をつく。]
痛ければ、言ってくれていいのよ。 わたしに、身を任せてくれればそれでいいのに。
[どうしていつもいつも、一人だけでなんとかしようとして、何ともならないことを耐えるのだろう。 ここに居るのに、彼は遠い。 時間がなんとかしてくれるのだろうか。]
(351) wallander 2018/12/18(Tue) 00時半頃
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[彼の様子を見ながら袋を括り付けていたバンドを解く。 思わず息を飲んだ。
足裏にたどり着く前、まず足首からして暫く締め付けられたままだったため、バンドの輪の形で赤黒くなっていた。 これは、このままにしておくといずれはひどい跡と痛みを伴う傷になりそうだ。
手首も、同じ状態なのだろうか。 ふと、頭をよぎった。 手首を締めている結束バンドは足首を締める皮ベルトより細く、きついはずだ。]
(352) wallander 2018/12/18(Tue) 00時半頃
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…
[足の袋を元に戻す。 皮ベルトをまき直し、鍵をかける。
そして、彼の手首へと目をやった。 結束バンドを付けた状態では、直に皮膚がどうなっているかよくは見えない。 しかし、周囲に赤味があるのは見て取れた。]
…駄目だわ
[耐えられない。 彼はわたしを傷つけるかもしれない。 なのに何故か自分が耐えられない。 ナップサックから鋏を取り出すと、握りこむ。 一息に結束バンドを切った。 パチン、という音が部屋に響いた。]*
(353) wallander 2018/12/18(Tue) 00時半頃
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[窓も時計もないこの部屋では、朝の訪れが判り辛い。 セイルズが目覚めるのも、身に着けた携帯端末が震えるから。 だから、最初は置き時計を持ってこようとしていたのだけれど──一緒に寝て>>331と引き留めた彼女が、早朝に嗚咽を漏らしていたとき>>330、時計を置くのは止めることにした]
[彼女が起きるべき時間など、ここにはない。 彼女がするべきことなど、今は無くなったのだ]
[涙が止まるまではこの腕の中で眠り──食事の芳香と柔らかい口付けで漸く目覚めるのでも、セイルズは全く構わない]
(354) vdspuren 2018/12/18(Tue) 01時頃
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今日は、昨日よりも大分上手く出来たと思う。 ……貴女が助言をくれたおかげだ。
[微笑に微笑みを返し、朝食の席へと彼女を導く。 彼女がベッド側で、セイルズが出入り口側。二人で食卓に着くのは新しい習慣だというのに、コップへ牛乳を注ぎ向かい合えば、ずっとこうして暮らしてきたかのような気分になる]
[彼女が動く度鳴る鎖の音──彼女をここに留めてくれる安堵の形も、もう随分と耳に馴染んだ]
[そして、食事に手を付けるのは、往々にして彼女から。 彼女が頬張る瞬間見たさで、ついセイルズの手は遅れる]
(355) vdspuren 2018/12/18(Tue) 01時頃
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[新しい交わりだって>>332、いつも彼女の手によるもの]
……では、有難く──
[“一緒に食べれば美味しくなる” それはこの数日、しみじみと感じていたことだけれど──差し出されたパンケーキの甘やかさは、台所で食べていた時の比ではなかった]
[ならば、とこちらも、自分の皿に添えていたオムレツを一欠片掬い取り、彼女の方へと差し出した。鶏挽肉と刻んだジャガイモをさっと炒め、とろとろとした卵で包んだこれは、混ぜたハーブの具合も卵の蕩け方もかなり上手く出来た方。 だから尚更、美味しく味わってほしいもので]
(356) vdspuren 2018/12/18(Tue) 01時頃
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[そうして少しの間、あれが美味しい、これが上手く出来たと言葉を交わし──メニュー全てに触れた辺りで、会話が切れて。 ふと、口を開いた]
今日は、仕事が少し長い日だ。 ……その前に、布を買ってこられればよかったのだが。
[戸棚に置いた裁縫道具をちらりと見遣る。 ──道具の隣には、まだセイルズのシャツがいくつか積まれているばかり]
[仕事帰りに雑貨屋へ顔を出した折、彼女に似合うだろう布地を見つけられてはいたのだけれど、如何せん分量が足りなかったのだ。出来たことと云えば、次に物資が来る時仕入れてくれるよう頼むだけ]
(357) vdspuren 2018/12/18(Tue) 01時頃
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[仕事の内容は語らない。 この心を揺らすのは彼女だけだ。今日という一日がある種の山場であろうとも、そこに少々の異常が伴っていようとも──やるべき事は、変わらない。 オムレツにそっとナイフを入れ、静かに思考を巡らせる]
昼食時には戻って来られないだろうから、 後で何か軽食と、水差しも持ってこよう。
[それと後必要なものは──清拭の用意だろうか。 彼女が一人になるからこそ、出来る事だろうから>>6:+105]*
(358) vdspuren 2018/12/18(Tue) 01時頃
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[正直、よく分からなかった。 よく分からないまま殴られ、蹴られ。 正直に吐けと言われても、何も知らないとしか言えなかった。
それがまた逆上させたみたいで。 腫れた右瞼が、重い。]
(359) master 2018/12/18(Tue) 01時頃
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[状況が分からないまま、外に出された。 噛まれた脚の痛みが引かない。
ずるり、ずるりと引き摺って歩く。]
(360) master 2018/12/18(Tue) 01時頃
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っ!
[こんな時に、携帯が鳴った。]
(361) master 2018/12/18(Tue) 01時頃
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[彼が好きだった。 今でも兄が好きだ。――だからこそ、 家族でありたかった。家族のままというにはあまりにも 私の思いは複雑で、恋いと呼ぶにも難しく。
親愛、家族へ向ける愛と何が違うのか 私には、未だに分かっていない。]
(362) sudati 2018/12/18(Tue) 01時頃
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[ただ、『子ども扱い』されない事に。 とても違和感を感じた。
一人の女になりたかったのに? ――妹のままでいたかったのに。 両立しないはずの天秤は、私の中で成立してしまう。 兄の妹でありたかった、兄を愛していた。
二つは、矛盾。でも]
(363) sudati 2018/12/18(Tue) 01時頃
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[どちらも本心だ。 どうして、どうやって説明出来るだろう。 どうやっても伝わらない。その結果、私は兄をなくした。 兄さん、と寄り添う声はどこか、霞かける。
それでも縋ってしまうのは]
(364) sudati 2018/12/18(Tue) 01時頃
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兄さん……
[兄に、もう一度。 死ぬまでに、会いたいからかもしれない]
(365) sudati 2018/12/18(Tue) 01時頃
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[あい し―――たい。]
(366) sudati 2018/12/18(Tue) 01時頃
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[キングスに連れていたれた者たちも 残された者たちも、きっと皆
思う事は同じ。
――亡くなった人を想うのも
亡くなった人が思う事も。]
(367) sudati 2018/12/18(Tue) 01時頃
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[ 愛 したい ]
(368) sudati 2018/12/18(Tue) 01時頃
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[ぽたぽたと落ちる、血液は賭けだ。 何時、兄は気づくだろう。
――気づいてくれるだろうか。
このまま、気づかないのなら、それならそれでもいい]
(369) sudati 2018/12/18(Tue) 01時頃
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[でも、本心はそうじゃないから。 ベッドの上で眠る兄の横
椅子に座れば、シーツの上に腕を投げ出した。 開かれた肉、おちていく血液。 助けて ――と掠れた声は呟いた*]
(370) sudati 2018/12/18(Tue) 01時頃
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やめてよ…
やめて、くれよ……
[逃れるように、角を曲がる。 暗い方へと、進む。]
[(着信音)]
も……や、だ。
[これ以上、訳のわからないものに追われたくない。 耳を塞ぐ。 塞いでも聴こえる不協和音。
暗い、クライ所へ。 導かれてると思わないまま。
ズレたマンホールの蓋。丸い黒を覗きこんで。]
(371) master 2018/12/18(Tue) 01時半頃
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[あぁ、ここなら電波が届かないと。
安心して。…――落ちた。]**
(372) master 2018/12/18(Tue) 01時半頃
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[――もう、パンを焼かなくてもいいのね。>>354 寝坊するたび安心する。 遅く起きるのが”日常”になる。 そうして私は、少しずつ忘れていくの。 辛い事も怖い事も、ここにはないから]
セイルズさんは飲み込みが早いもの! 教え甲斐があって楽しいわ。
[向かい合って食べる食卓、交わす談笑。>>355 じゃらじゃらと。 足に絡む鎖の音も日常に組み込まれて。 少しずつ、少しずつ慣れていくの]
(373) ゆき@青葱帯 2018/12/18(Tue) 01時半頃
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[いつも食べるのは私が先。 セイルズさんが私の食べるのを見守ってくれて。 私は美味しそうにご飯を頬張って]
うふふ、じゃあ私も一口頂きますわ。 んんーっ、とろっとろ! 美味しいですわ、セイルズさん。
[ぱくってセイルズさんの朝食を交換会。 お互いにご飯を食べさせ合って、 美味しい、幸せってうっとりして。
新しい日常が温かく胸に染み入る。 まるで最初からこうだったように]
(374) ゆき@青葱帯 2018/12/18(Tue) 01時半頃
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[そうして、今日の朝食の話をして、 料理のコツなんかもお話して、
――夫婦みたいねって、思ったりして。 はたと口を噤んで。>>357]
……今日はお仕事、遅くなるんですの?
[少しだけ寂し気に貴方を見つめるの。 布も、あれば欲しいけれど、でも。 今はシャツだけでも、慣れてきていて]
(375) ゆき@青葱帯 2018/12/18(Tue) 01時半頃
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[ぎゅっと服の裾を握りしめて。 考え事をする貴方に向けて――]
…………、
[笑顔でいってらっしゃい、とも。 おいていかないで、とも言えなかった。 少し、悩んで]
……必ず、帰ってきてください。 帰ってこなかったら私、怒りますからねっ!
[むむっと強い眼差しで睨んでそう言うの。 帰ってきて、それが私の、願い]
(376) ゆき@青葱帯 2018/12/18(Tue) 01時半頃
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[昼食の用意と、清拭の用意。 一人でいる間に済ませてしまおう。
独りの時は、悪い事を考えがちだから]
帰ってくる頃にはまた本を一冊読みますわ。 そしたら、夕食にお話しましょう。 今日は冒険小説を読むつもりですの。
宝島を目指す子供たちのお話。
[すっと手を取り微笑んで。 ここで貴方の帰りを待とう。
じゃらりと鎖の音を響かせて、 ぱらり、静かに本を捲る、日常。**]
(377) ゆき@青葱帯 2018/12/18(Tue) 01時半頃
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[>>326ノッカの表情が微妙そうなものになると少しだけ考える。 怖いことはしないつもりであるけれど、 既にサイズは全て把握してしまってい。 これから用意する服もノッカに似合いそうな可愛いぉのになるだろう。
だから恥ずかしがられると微笑みを浮かべて頭を撫でて、 >>327ノッカはお荷物なんかではなおと否定する。 それこそ道具扱いというものだろう]
ノッカは自分のパートナーなのですから
[>>328問いかけられれば丁寧に教えて、 一緒に過ごす時間は穏やかで楽しくてーー
(378) rusyi 2018/12/18(Tue) 07時頃
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[そんな中でノッカに箱舟を見せたのは運び込むものが決まってからだった。 いつの時代のものか分からぬその舟は意外と広く、 多少の荷物ならば余裕で積みこめるものだった。
これは50年前に高塀が強化されてより「掘り」進められてきた脱出路の最中に発見されたものであり、 タイヤもあれば帆も貼れるという水陸両用の乗り物であった。 表面には対下級キングス対策が施されており、 小麦粉噴出装置やら薬剤を撒き散らす装置まで外付けされている。
その様な機体どこから出るのかと言えば、 トンネルが奥へと続いていてーー]
そのうちに機会が来ますから、 逃げるときはそのおりにーー
[悪い子の笑みを浮かべてノッカに見せて、 人差し指を唇に当てて見せた。 そうして脱出の時までは、二人で穏やかに過ごしていた**]
(379) rusyi 2018/12/18(Tue) 07時半頃
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[彼女の口にするアポロは全く実感が沸かない>>338 兄であったのに兄ではなくなる?
どんな家庭内環境だったのか見当もつかない。 ただ、言葉だけ聞けばいい加減な男に聞こえ 心の底では嫌われているのかもしれないと どう接していいかが余計に分からなくなる。 厄介者なら、作り笑顔で見送ったっていいのに。
あやふやな言い回しが不安に駆られる>>340]
(380) motimoti 2018/12/18(Tue) 08時頃
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でも、飛空艇が来るのは同日だろ。 本当に10日後なんだよな?
[何日前からメールが着ていたのかに関わらず 飛空艇は何度もやって来る訳ではない。 10日後とあるなら誰に取っても10日後の筈だ
彼女はそう言うが“だからこそ” 自画像が描けない事実>>0:604 を 自分ですら解らない。 断ったのは指の怪我もあるけれども>>341 何故か、本当に、描きたくないのだ。]
(381) motimoti 2018/12/18(Tue) 08時頃
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君…フローラの話を聞いていると …俺はあんまり、思い出したくなくなるよ… その…………理由は解らないけど、 自分の事が嫌いだったんじゃないかって。
[自画像を描きたくない意味もよく解らないし、 彼女は暗に振り回すなと言いたげで。 ギネスという名であるらしい人物に見送られ 彼女を正しく妹と思えないまま>>344 あの家へと連れて行かれる。]
ああ、暖かいものがあれば。 [飲み物は貰う事にし、>>346 頂いた後に眠気を感じた。 もしかすると、 ちゃんと寝てなかったのかもしれない]
(382) motimoti 2018/12/18(Tue) 08時頃
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風呂は明日で良いかな。 それより、トイレはどう使うのか知ってる?
[届いていたポータブルトイレは 寝室ににおいが篭るのは躊躇われて トイレの近くに置いて貰う。
下着を下ろして用を足すのではなく 座る練習を手伝って貰おうと。 小は低めで手すり付きのトイレの目の前で すればいい為に簡単だが、 大は椅子から移動する手間がある。
何度か練習すれば移動の仕方も 分かるようになって来て、 彼女に礼を告げ、個室のドアを閉めて用を足した。]
(383) motimoti 2018/12/18(Tue) 08時頃
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[手すりを利用し、彼女の手も借りながら 介護用のベッドに横たわる。]
フローラはまだ寝なくていいのか?
……おやすみ。
[他にもベッドがあるのだろうか。 椅子に座っている彼女を見つめて>>347 けれど眠気に襲われ、目を閉じる。]
(384) motimoti 2018/12/18(Tue) 08時頃
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[ゆっくりと眠りにおちていく。 彼女が何をしているか―――>>348 知るよしもなく。>>349
疲れていたせいか声や物音を聞いても 直ぐに目を覚ます事はない。 夢もなにもみなかった。 余程寝ていなくて、疲れていたのだろう。 命がぽたぽたと流れ出る音を聞いても>>369 閉じた瞳は開かれる事なく、 健やかな寝息を立てている。]
(385) motimoti 2018/12/18(Tue) 08時頃
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っぅ……
[眠りを妨げるように瞼にも水滴が落ちてきて>>370 煩わしげに眉を寄せ、ううん、と唸り声を立てる。 それが何度も続けば、流石に薄く瞳を開けた。]
………んっ……… え……?
[一瞬、何をみているか分からなかった。 夢でもみているのだろうかと。
ただ、夢にしてははっきりとしているし かけられたシーツや顔に落ちてくる血の雫は 感触を伴うものだった。]
(386) motimoti 2018/12/18(Tue) 08時頃
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な。何してるんだ……? え?自分で……?
[理解できない。 彼女の望みも>>365 彼女の気持ちも。>>363
まだ一日足らずしか共に居ない為 妹だと実感が湧ききらないだけに。 だが、此処に他の誰かがいない以上 彼女が襲われたような形跡がない以上 自分で“そうした”のだと解る。]
(387) motimoti 2018/12/18(Tue) 08時頃
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いったい何をしてるんだ……止血しないと。
[手すりに捕まり、身を起こす。 何か、括れるような紐を探す。 ぱっくりと開かれた傷口を 痛ましそうに見つめては、顔を顰め。 タオルを使い、腕に近い所を結ぼうとする。]
どうして? 君は死にたいのか?
[フローラ、ではなく。 咄嗟にそう呼ぶ。
彼女が殺してしまったアポロは、遠く]
(388) motimoti 2018/12/18(Tue) 08時頃
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俺のせいなのか。
俺が生きているから、いけないのか。
[彼女が何かを気に病む―― 殺人すら、感慨なく口にしていただけに
自分のせいなのだろうかと]**
(389) motimoti 2018/12/18(Tue) 08時頃
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[女が不思議がっている様子見えないが、その口調で解かろうもの。 男の感覚で、これを「一緒に住んでいる」とは到底言えない。>>282 あの悍ましい言葉から、"同棲"とでも言いたがるのだろう。 監禁が正しいのだが、どうやらこの本屋には辞書すらないらしい。]
……、はぁ
[だが好機、――好機なのだ。>>86 体を好き勝手弄られる苦痛に耐えれば。
深呼吸をして、集中する。 そして想像する、女への反撃を。 余力が最もあるのはこの瞬間。 だからこそ、今に賭けて。
視覚が奪われた暗闇の中、男が縋るのは聴覚。]
(390) KNG 2018/12/18(Tue) 16時半頃
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[鍵が開いた。>>350 一つの扉に、厳重についた二つの鍵。 その音を、男はベッドに凭れ、床の上に座ったまま迎えた。 コップと食事の隣でもある。 それらの近くにいれば飲んだ、或いは飲むつもりとでも思い 油断しないか、等とは浅はかな考えだ。 全く飲んでない上に飲む気もないが。
入って来た女が置いたものは二つ。 一つは硬質。一つはもう少し柔らかな物。 着替えと言うのだから替えの服、 風呂と言うのだからタオルは持って来ていそうだが。 やはり音だけでは判別できない。
脱がすと言われ、ビク、と足を揺らす。 生娘じゃあるまいに? 否、異常者の前で堂々と全裸になれる人間がいるのなら見てみたい。
揺れた拍子に、硝子片がじゃらりと鳴った。 女の視線もそちらへ移動した事を、今は気付けない。>>351]
(391) KNG 2018/12/18(Tue) 16時半頃
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[痛いと言えば外してくれるのかと。>>351 言いかけて言葉を飲む。 今は、"それ"を連想させてはいけない。 先程の怯えを、痛みと取ったのなら、好都合なのだから。
衣擦れの音から、女が男の前でしゃがみこんだ事が漸くわかる。 服が解かれるのかと息を飲んだが、 来た感触は違うものだった。]
――っく、
[ジワリと、滞っていた血液が足先へと流れ出す。 相当きつく絞められていたらしいが、極度の緊張から感覚が麻痺していたらしい。>>352 痺れるように末端へ移動していく熱で、思わず声が漏れた。 この様子なら、男が気付いていないだけで、 足にはもう細かい傷がついているのかもしれない。]
(392) KNG 2018/12/18(Tue) 16時半頃
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[女は何も言わない……予想通りと言う事なのだろうか。 そのまま再び足は拘束される。 ――鍵の音がした。 と言う事は、ここにも鍵がかかっているらしい。 ならば腕も、下手をするとこの目隠しも、かと。 一体いくつの鍵が必要なのだろう。
用心深い女に辟易する。 それ程までに嫌われていると知りながら、何故そんな労力を割いて男をここに置くのか。 "男にそんな価値はない"からさっぱりわからない。
次は何処を触るのか。 捲られたのは、恐らく袖。>>353 それは脱がすと言うよりも拘束の確認か。 袖の上から絞められてもわかる程、手首もまた皮膚に非ざる色で血を止める。]
(393) KNG 2018/12/18(Tue) 16時半頃
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[その、女から出た言葉の意味を、男はすぐには理解出来なかった。>>353 駄目な筈がないのだ、女からすれば。 監禁に成功しているのだから。
パチン、と切れる音がする。 指の先に熱が灯り、急に腕が軽くなった。 つまり、……突然、腕が解放された。]
っ、
[痛い。 足同様、手の感覚がなかなか戻らない。 痺れのせいで細かい事など出来ないが、――好機だ。 男は拘束の解けた手を横に滑らせる。
感覚などない方がいい、コップを割るのだから。]
(394) KNG 2018/12/18(Tue) 16時半頃
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[溢れた水が床を濡らすが知った事か。 床にぶつかり、割れた硝子、その欠片の中で大きい物を掴む。 血など出ても構わない。 それを女に向け、一閃。 しかし、傷付ける気はそれ程なかった。 距離を取れさえすればいいのだ。
ベッドに跳ね上がれる程度の。]
――っつ、
[血の巡り始めた腕が痛い。 片腕を支柱にベッドに登ったせいで、それは鈍く痛んだ。
その痺れを振り払うかのように、硝子の切っ先を、男は素早く自分に向けた。 ――女ではなく、男の首元へ。 投げ出された足を引き摺り上げ、息を整えたら漸く口を開く。]
(395) KNG 2018/12/18(Tue) 17時頃
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|
鍵を……寄越せ、――全部だ。 両足、目、扉、家、全部。
じゃないと……俺は死ぬ。
[切っ先を男の首に刺す。 とろりと赤い液が重量に従い筋を作る。
女は言った、悲痛な声で。>>59 だから、きっとこれは有効な反撃だろう。
こいつは、こんな監禁や拘束をしても嫌なのだ。 男の死に、恐怖している。 傷付ける気はないと、>>6:-112 それは矛盾を孕みつつも、どうやら本気だったらしい。]
(396) KNG 2018/12/18(Tue) 17時頃
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[差し出さないのなら、切っ先は少しずつ埋まっていく。 近づく気配を感じても、深まるだけ。]
目にも鍵がいるなら、それからベッドに投げろ。 …俺には一切触れるな。
[そこは念を押す。 触られるだけで寒気がするのだ。 誰が触らせるものか。**]
(397) KNG 2018/12/18(Tue) 17時頃
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|
[厄介者ならどんなに良かったか>>380 兄が実際いい加減ならどんなに良かったか。 嘘ばかりをついて、私はあやふやに誤魔化していた。 兄さんは、優しいよ。良い人だよ、一途で以外と純情。
そうだよって、頷いたのは嘘だけど。 飛空艇が来る日に関しては、騙し続ける覚悟で。 ――絵の描き直しがされない事に。
目を伏せた>>381]
(398) sudati 2018/12/18(Tue) 20時半頃
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なんで。
[と、苦しく吐き出した。 なんで兄は、兄を描いてくれないの。 ―――何もかも、指は其処まで考え丸まり]
(399) sudati 2018/12/18(Tue) 20時半頃
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|
………兄さんが、兄さんを嫌い? そうかも、でも兄さんが兄さん自身を嫌いだったなら それはきっと、私のせいだよ。
兄さんは、……優しいから
[兄さんは、私の存在に耐えられないんだって。 唇は自虐を作る。思い出したくない、と言われても。 困る―――思い出さなくてもいいよとは言えない。
きっと、私は]
(400) sudati 2018/12/18(Tue) 20時半頃
|
|
叱られたいんだけどね。
[悪い事を沢山したのに。 叱られる事すら、出来ないほど。匙を投げられたと。 考えるに等しい指先は、自分で重ね。>>382
また考えてしまうのだが。 先生の元を後にして]
(401) sudati 2018/12/18(Tue) 20時半頃
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|
ん、ココアでいい?
[暖かなココアチョコレート。 そういえば、街のこと全然気にしてなかったけど。 今はどうなっているのだろと、ぼんやり考える。 キングスに支配された街並みを眺め。
―――少し、目を伏せた]
(402) sudati 2018/12/18(Tue) 20時半頃
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|
[兄の言葉に分かった。と頷いて トイレの仕方を教えようと立ち上がり。 個室の前まで、共に向かった。ちょっと難しいかも。って 声をかけ、自分で実演するのは恥ずかしいから
口頭でいえば、兄が使用する間、外でまち それから寝室へ伴おう>>384]
……もう少し、起きている。
[眠い、気もする。 けど眠りたくなかった。眠れなかった。 指先が選んだのは、生命の確認。ぽたぽたと落ちる血液。 それは兄の近くを濡らしていく。流れていく色を
無機質に、見つめて。それで]
(403) sudati 2018/12/18(Tue) 20時半頃
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|
兄さん。 大丈夫だよ、私、動物を捌くの得意だから これぐらいじゃきっと死なないよ
[目を覚ます兄をじっと見つめ。 タオルを使おうとする、のをただ見守る ドクドクと流れる血は他人のもののように実感なく 傷みはあるはずなのに、どこか遠く]
………なんで? 兄さんは、私を殺したいんでしょ?
[―――いらないんでしょ]
(404) sudati 2018/12/18(Tue) 20時半頃
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なんで、そんな事を言うの
……生きて欲しいからだよ
生きて欲しいのに上手くいかない。 きっと私が、邪魔だからだ。
[眉をつりあげ。 君、と呼ぶ兄に告げるのは そんな事。ずっと思っていた事を沢山話す。 少し喉を詰まらせ、息を乱し]
もっと話をちゃんと聞けば良かったんだって ……分かっているんだけど。
(405) sudati 2018/12/18(Tue) 20時半頃
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|
助けてって、…事しか もう言えないんだ
[記憶のない、兄に。 私を妹として見れない兄に。 いうのは、間違いだって。酷だって分かっているけど。
袋小路は、自傷を繰り返す事を示唆するよう*]
(406) sudati 2018/12/18(Tue) 20時半頃
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いったい、何を言ってるんだよ…。 動物を捌くのと自分を傷つけるんじゃ 話がぜんぜん違うだろ……。
[飲み物を貰った時も、トイレの使い方を聞いた時も こんなことをするような兆しは無かった。 強いて言うなら、アポロが自分を嫌う理由を 彼女自身のせいだと言い張った事くらい。>>400]
っく…………。
[専門ではないのではっきりとした事は言えないが 傷口の開きから患部を直接圧迫した方が良さそうだ。 タオルで傷口を覆うように巻きつけて>>404 両手でぐっと圧迫しながら止血をする。 自らの怪我にも痛みにも頓着しない彼女が いったい何を考えているのか、解らない。]
(407) motimoti 2018/12/18(Tue) 21時頃
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どうして俺が君を殺したいんだ……? [アポロは彼女にそんな事を言った覚えがない。 記憶にない時のアポロが彼女にそう告げたのか。 本当に妹であるのならきっと言わないし あの、絵の女性の連れ子で 赤の他人であったとしても言わない気がする。]
今の俺には、解らないことだけど。 ―――あんな絵を俺は描いてるんだぞ。
君に死んで欲しいというなら、 あんなに幸せそうな顔で描く訳がない。 [彼女はあの絵を見て、アポロが居ないことに ショックを受けていたけれども、 大学を出たばかりの記憶しかない目から見て 間違いなく、傑作の部類に窺えた。]
(408) motimoti 2018/12/18(Tue) 21時頃
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|
[彼女の行動と願望は支離滅裂だった。>>405 様子は平静なのに混乱しているかのよう。 その声も次第に平坦なものから感情的になり 呼吸が弾むくらいに必死なのは解る。 解るけど―――、]
うまくいくとか、いかないとか……。 そういう話じゃない。
俺が子供の頃からずっと、この街は 同じ街の人間をキングスに送り出してる。
[願えば母親は助けてもらえたのか。 そうじゃない―― そうじゃ、ないだろう。]
(409) motimoti 2018/12/18(Tue) 21時頃
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キングスが連れて行かれた人たちを食べても 送り出した俺たちは許容して来たじゃないか。 それなら、俺たちが共食いしてるのと同じだ。
自分の番になったら嫌だなんて、 今まで散々共食いをしてきた癖に、 許されることじゃない。
[昨日まで食事を出来たのも、生きてこれたのも 誰かが召集通りに連れて行かれてくれたから。 母親、知人、従兄弟、恩師――たくさん。
記憶がない間に親友すらも、“共食い”した。]
(410) motimoti 2018/12/18(Tue) 21時頃
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死んで欲しいなんて思ったことは無かった。 行かないで欲しいって、何度も思ったさ。
でも、誰かが行ってくれたから、 俺も君も助けて貰えたんじゃないか。
俺は――――…
[沢山の絵が届いていた。>>346 どれも、一日一日を噛み締めて描いている。]
(411) motimoti 2018/12/18(Tue) 21時頃
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君に、これからも絵を描いて欲しい。 君が、この街で生きていて欲しい。
だから、家族の―――君の為に逝くよ。
君が、この先にすてきな人と出会って “いつか”まで幸せに暮らせるように。
君に、生きていて欲しいから 君と、街の人達の犠牲になる。
[圧迫した腕を掴む手に、また少し力が篭る。]
(412) motimoti 2018/12/18(Tue) 21時頃
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………俺は、 君が会いたい兄さんじゃないのかもしれないけど。
でも、きっと。
[――家族面した他人に介護されたくない。
そう願って召集を受け入れたイアンの仮面は 記憶をなくす前のアポロも“壊してしまった”
記憶のないアポロには、仮面がそもそも無い。
記憶があろうと無かろうと。 願うことは、きっと同じで、]
(413) motimoti 2018/12/18(Tue) 21時頃
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君がいつか―――、この三番街で、
あの絵みたいな 心からの笑顔を浮かべられるのを 祈りながら逝けるんだ。
街の人たちが安心したり感動できるような 絵を描き続けてくれると信じながら逝ける。
死ぬなんて怖いし、嫌だけど。 俺の血と肉は、絶対に無駄にはならない。
(414) motimoti 2018/12/18(Tue) 21時半頃
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[記憶があろうと、無かろうと。 アポロ・ヌヴィルはきっと―――]
フローラ、愛してるよ。
[きっと、フローラを愛していた。]*
(415) motimoti 2018/12/18(Tue) 21時半頃
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―― エル・ドラード ――
[彼の地は伝承で伝わる『理想都市』。 50年前に逃走した者たちが目指し誰一人として戻ってこなかった地。
機器トラブルにより厳重に警戒されていたゲートに隙が生じた日、 自分はノッカを連れて>>379発掘した過去の遺産を魔改造した水陸両用装甲車を用いてYnst-PE3区を脱出した。 >>0:#2それは土壁や木壁で生活する自分たちにとっては完全なるロストテクノロジーに近いものだ。 それを再現したのは須らく自分はナニかに憑りつかれていたからだろう。
絵本と絵、栞に香水――ノッカが望んだものは人以外は全て運びこめたろう。 積み込める容量はそれなりなる。 だが、人を連れていけないのは一人増えればその分だけ食料が必要となるからだ。
外の情報は存在しない。 高塀に昇っても見渡す限りは大自然なのだ。 そこに在るのは下級種のキングスだけの世界。 なにが、どれだけ必要なのかも不明であった]
(416) rusyi 2018/12/18(Tue) 21時半頃
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[ただ、結局のところは――]
人類はこうして僻地に住まうしかないわけですね。 嗚呼、35番回路は設計変更で、はい。
[ノッカを連れてたどり着いたのはエル・ドラードではなかった。 其処は極寒の地にあるドーム型都市であり、 外は気温が常に零下の世界である。 氷と雪に閉ざされた世界で生息できる生物など存在するわけもなく、 キングスたちも態々とやってくる可能性のない地であった。
もう一度言おう――此処がエル・ドラードと言っていいかは不明である。 不明ではあるが、此処は確かに人類だけの『理想都市』であった。]
(417) rusyi 2018/12/18(Tue) 21時半頃
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[こうした都市は各地に存在するそうで、 地熱を利用して今度は自らが造った檻の中で生活するというのは何たる皮肉であろうか。
ただ、そう――自分は諦めが悪いのだ。 ノッカと子どもたちには閉じた世界ではなく広い世界で生きて欲しいと、そう願い――
自分は、惑星間移民船『エル・ドラード』の開発をしながら日々を過ごしていた*]
(418) rusyi 2018/12/18(Tue) 21時半頃
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[其れは地獄だった―――]
……… …ひどいね。
[兄は倖せになれという。 それは呪いだ。酷く恐ろしい呪いと同じだ。 兄の居ない世界で、笑っていく兄を見送って生きろという。
君の為、と言うのだ。記憶のない兄が、 顔が青白く声が震える。
それはそれだけは 言ってはいけなかった ずっと、聞きたかった言葉だった。]
(419) sudati 2018/12/18(Tue) 22時頃
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………酷いね、ほんとう酷い
[生きろ。と言う。 それは、きっと生きながら死ぬということだ。 唇は噛み締めすぎて、血が滲み、爛れてしまっていた。 いつか私が幸せを掴むとき、兄がいない。そんなこと。 そんな理不尽な事、あってはならない。 ――全部ぜんぶ、××だったんだ]
兄さん、愛しているって酷いね とても嬉しい事なのに ……酷い。
(420) sudati 2018/12/18(Tue) 22時頃
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[愛しているから、逝く。 愛しているから置いていく。それは突き放すのと 何も変わらない。…違うって分かっているのに
何もかも、全てが遅く。 心は、心が、身体が悲鳴を上げた。
ナイフを握る手が強くなる]
(421) sudati 2018/12/18(Tue) 22時頃
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……誰かが、逝って助かる世界なんておかしい 誰かだけが助かる世界も
………みんなおかしい
[――沢山の絵を 残して、兄は痕跡だけを残して 逝くという。愛していると、呪いだけを残して]
(422) sudati 2018/12/18(Tue) 22時頃
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[呪いは、私に刺さるのではなく]
誰かが死ぬことで助かる誰かが いるなんて
――――許容なんてしていない。
[私は、友達が、先輩が 好きな人がいくのを許容した覚えなんてない。 幸せになる為に誰かが犠牲になる。幸せの為に誰かを殺す。 ―――本当は、殺したくなんてなかったのに。
言い訳して蝶を、人を殺した手が震える]
(423) sudati 2018/12/18(Tue) 22時頃
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絵は、もう描けないよ だって、私の心は。
……独りぼっちだ。
[家族の為に。 君の為に。逝かれて、それで納得できない。 兄も私も楽園に遠く、何処にもいけないから
圧迫した腕を掴む兄に向けて ナイフを握る手を力込める
綺麗なものだけを描いていたかった。 空想の少女は、綺麗なもの以外を―――描けない]
(424) sudati 2018/12/18(Tue) 22時頃
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………心からの笑顔なんてもう無理なんだよ 兄さんがいなくなって、その事を
私は忘れない。
…忘れられない。
[――ずっと心に残ったまま生きる。 そういう女性を知っていた。
そういう兄を知っていた。 誰かを忘れて、誰かを失って 心から笑えるような、人間として出来てない。 私のことは、私が一番結局知っていた。]
(425) sudati 2018/12/18(Tue) 22時頃
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[例えば傷を癒してくれる人が現れて ――それで幸せになる事を、人は赦せるのか。 兄が一人だけ助かる道を。 選べないのは分かっている。
かりに、キングスの魔の手から逃れられると聞いても
今までの人を置いていけないだろう 私に危険が及ぶリスクを兄は侵せない]
愛しているって ――本当酷い。
[けどね。私も フローラ・ヌヴィルも。]
(426) sudati 2018/12/18(Tue) 22時頃
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『兄さん』を、愛していたよ。
[だから。]
(427) sudati 2018/12/18(Tue) 22時頃
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……ごめんなさい。 願いを、叶えられなくて。
(428) sudati 2018/12/18(Tue) 22時頃
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――ごめんなさい。
死んでほしくないって言ったのに 本当の事なんだよ
誰も、……奪われたくない、見たくない。
[私の家族は誰も、 キングスに奪われることなく 幸せの中、楽園で暮らしている。そう誰も 奪われてはいけないから。
皆、倖せに――あのラベンダー畑で眠っている。
だから、これはきっと恋じゃなかった。]
(429) sudati 2018/12/18(Tue) 22時頃
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[此れは、ただの愛(エゴ)だ―――]
(430) sudati 2018/12/18(Tue) 22時頃
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[この街で生きてほしい。 それは、フローラの願いだった。 家族として、ずっと、ずっと仲のよい兄妹になりたかった。 兄の結婚式を見たかった。兄の倖せを見たかった。 なのに何一つ叶えられない。
――そんな、理不尽赦せなくて。 抑えられた手と反対側、握ったままのナイフを。
兄へ。――お腹を狙って刃を走らせた*]
(431) sudati 2018/12/18(Tue) 22時頃
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逝かせたくない
……いかないで。
[愛する人を。―――奪わないで*]
(432) sudati 2018/12/18(Tue) 22時頃
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[結束バンドがパチンと解けた。 彼の手首が解放される。 しかし、握って様子を見る前に、彼の腕が素早く動いた。]
…!
[ぱりん、と部屋に音が響く。 硝子のコップが勢いよく倒れて割れた。 何をする気、という声も間に合わず、思わず自分が攻撃されるのでは、と身構えたその時には既に、彼はベッドに上り、自分の首元にコップの破片を宛がっていた。 勿論アイマスクをしたままの状態だ。]
(433) wallander 2018/12/18(Tue) 22時頃
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今、自分がどんな状態か、わかってやっているの?
[今だって、私が全力を出せば彼を殺せる。 いくら男性と言えども足も自由に動かせず、前だって見えない状態なのだ。
彼の要求を黙って聞いた。 そのまま黙っていた。 彼はゆっくり切っ先を首にうずめていく。]
(434) wallander 2018/12/18(Tue) 22時頃
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…ここで私と一緒に生きていくくらいなら、死んでもいいと思っているのね。 何処にも行き場はないのに、ここは嫌なのね。
[しばらく黙っていたあと、ぽつりと呟いた。 酷く寂しげな声だった。 ぼすっとベッドに何かが投げ込まれた音がしただろう。 鍵だ。 様々な種類の鍵が輪になって繋がれた鍵束がベッドに放り投げだされた。
しかし彼の居る位置とは少し離れたベッドの上だ。 少し身体を動かして手を伸ばせば届く位置だが、アイマスクをした状態では少し見つけるまでに時間がかかるだろう。
その間、独り言のように話し続ける。]
(435) wallander 2018/12/18(Tue) 22時半頃
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貴方が好きだった。 嘘ばかりついて、貴方の居場所をなくした。 気づいてるでしょう? わたしがサイラスさんの友達なんて全然嘘。 貴方ばかり見てた。 サイラスさんが居たころだって。 わたしには、貴方が居たからこその薬屋でもあった。 どうでもいいの。 誰がどうなろうと全部どうでもいいの。 貴方さえいれば。
[ふと、地下室の扉の方を見て続ける。]
(436) wallander 2018/12/18(Tue) 22時半頃
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わたしは逃げなければいけない。 わたしは貴方を解放する。 そうしたら、貴方は招集されるかもしれないけど、その前にわたしが今度は自警団に追われることになるでしょう。 今度はわたしが噂の対象。 この街にはもう居られないわ。
だから、貴方と話すのも、今が最後になるでしょうね。
[そして、笑って言った。]
逃げ場なんかないけれど、でも、わたしは逃げるわ。*
(437) wallander 2018/12/18(Tue) 22時半頃
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そういえば、薬屋の火事。 あれ、嘘よ。 貴方が居場所だと思っているところが無くなれば、貴方はここを自分の居場所だと思ってくれると思った。 結局この有様だけどね…
[小さくため息をつきながら考える。 さて、わたしが逃げるのはどうしてか。 それはチャンスがあると見て居るからだ。 わたしは諦めない。 わたしはまだ彼のことを諦めてはいないのだ。
わたしは今この場においてはほぼ嘘をついていない。 でも、言っていないことも有る。]*
(438) wallander 2018/12/18(Tue) 22時半頃
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[彼女の為に伝える言葉は。 彼女にとっては受け入れられる言葉にならない。>>419 アポロが母親を見送るしか出来なかった事、 殉じることへの強い意思は、 きっと、彼女が生まれる前―――あの日から。
それをなくせば、 “アポロ”ですらなくなる。
彼女を愛することも。>>420 彼女に愛してもらうことも。 アポロでなくなれば、叶わなくなる。]
(439) motimoti 2018/12/18(Tue) 22時半頃
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でも、そうやって生きてきた。 生きるしか無かった。
なにもできなかったのは 見殺しにするのと同じだよ。
[彼女がこの世界のあるがままの形を、 この街を。 許さなかったとしても>>423 無力な羊のひとりだから おとなしく見守るしか無かっただろうと。
そうして怒り、否定しながらも どうして人を殺してしまったのかだけは アポロには解らないことで。]
(440) motimoti 2018/12/18(Tue) 22時半頃
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そんな事ない。
家族をみんな失っても、 生きている子たちはいる。
もう孤児院はなくなったのか? 彼らは皆不幸なのか?
そうじゃない、
――― “仲間”はいるだろ。
[同じ痛みを持ち、同じ苦しみを分かち合える。 だから独りになどならないと訴えるが 彼女は後ろを向き、前を向いてはくれない>>425]
(441) motimoti 2018/12/18(Tue) 22時半頃
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忘れる必要なんてない。
思い出を、記憶を大事に生きるんだ。
俺が、そうして生きたように。
[母親のことを一度も、忘れはしなかった。 だからこそ、“呪い”は生まれてしまったのだけれど。
母親が自身と父親の為に召集で発ったように 彼女がこれからを生きていく為に ――カエルの子だってカエルになるように。 同じ道を、同じ未来を。]
(442) motimoti 2018/12/18(Tue) 22時半頃
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…………うん
ありがとう。
[遊びで交際をした相手は居た。 本当に好きな相手ではないから 長続きすることは無かったけれど。 同性の父親に愛を口にする事はない。 大切に思っていても。
だから、彼女の口から聞く“愛”は。>>427 母親がくれたものと同じ価値を持つ。 けれど、照れくささからは逃れきれず 擽ったそうに笑う。]
(443) motimoti 2018/12/18(Tue) 22時半頃
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――――…?
[こんなに伝えても分かってもらえないのか。>>428 こんなに気持ちを割いても伝わらないのか。 彼女の目を見て、訴えているのに。]
……フローラ?
[彼女の言葉に違和を感じ、>>429 止血している手とは逆の手に握る刃物を>>431 突き出そうとする刹那。
それは、
そのまま、受け入れてしまいそうな 意思のある一突きで。
でも。 彼女の腕を掴んでいた片方の掌を剥がし、――向ける。]
(444) motimoti 2018/12/18(Tue) 22時半頃
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[刃を掴むなんて芸当は出来なかった。 大きく開いた掌で止めただけに過ぎない。
もう、描くことは出来まい。>>424 芸術家の利き手の掌の中央には 深々と刃が貫通し、逆側まで通していた。
画家として生きる道を奪う凶刃を 赤い血が伝い、ベッドが血まみれになる。]
(445) motimoti 2018/12/18(Tue) 22時半頃
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……これ以上、誰かを殺すな。
[嫌われてしまったと悔いたのだろう。 記憶をなくす前の兄に、嫌われてしまったと。 悪いことをしてしまったとその口が言った。]
(446) motimoti 2018/12/18(Tue) 22時半頃
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―――懺悔するくらいなら、
殺すな。
(447) motimoti 2018/12/18(Tue) 22時半頃
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親父とクロリス義母さんを愛していたのなら。 愛されて育った記憶が……あるのなら。
[ゆっくりと、返ってくる。 衝撃に揺れて薄れていた記憶が。]
(448) motimoti 2018/12/18(Tue) 22時半頃
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………俺に嫌われたくないなら、
―――兄妹の縁を切られたくないなら
悪魔に、山羊になんかなるな。
[焼けるような苦痛に悶絶したいのを 奥歯を噛み締め、呻きを殺し、 浅い息で、ゆっくりと告げる。]
(449) motimoti 2018/12/18(Tue) 22時半頃
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いつまで自分に都合のいい夢を、 押し付ければ気が済むんだ 他の家族は見殺しにできても 自分の家族は駄目なんて。
お前の夢は、犠牲しか生まない
―――そんな夢は、この街にはない。
[夢は醒めるもの。 解っていると言ったのは妹であり。]
(450) motimoti 2018/12/18(Tue) 23時頃
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でもなぁ、その夢は……
[兄妹で共に暮らす。 離れることなく、いつまでも―――…]
俺も、ずっと見ていたかった…。
[掌から、夥しい血液が溢れていく。
意識を保てたのは其処までで、 アポロは睨んでいた目元を少しだけ和らげ
そのまま、――――…気を失った]*
(451) motimoti 2018/12/18(Tue) 23時頃
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― エル・ドラード? ―
[脱出のための『箱舟』を見て>>379 目を丸くしたのはいつのことだったか。
これなら色々なものを持っていけるって、 絵本や絵のほかにも、 私物をいくつか乗せてもらった。
脱走してくださいと言わんばかりの ゲートのトラブルに乗じて、 あたしたちは街を出て>>416 ――]
こんな場所があるなんて、 思ってもいなかったなぁ……。
[そーさんがあんな装置を用意していたのも、 びっくりしたのだけど]
(452) fumifumi 2018/12/18(Tue) 23時頃
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[あたし達は今、キングスには 管理されていない所にいる>>417
街の外は、とても寒い場所。 そのおかげで、 街や人を襲う外敵はいない。
あたし達が辿り着いた場所は、 エル・ドラードではなかったけれど。 『エル・ドラード』を作り上げるには、 良い環境だと思う]
コーヒー、いりますか?
[>>418作業をしているそーさんに問う。
技術系の知識は無いし (出来ることは手伝ってるつもりだけど!) 息抜きの為に声をかけることも、あたしの仕事]
(453) fumifumi 2018/12/18(Tue) 23時頃
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そーさん。 無理はしないでくださいね。
お父さんが過労で倒れた、なんて、 笑えないですから。
[あの街を脱走した頃よりも、 幾分か大きくなった自分のお腹を撫でる。
もうすぐ生まれる子。 あたしと、そーさんの子。
そーさんが、あたしのために。 お腹の子のために頑張ってくれていることは、 よく理解してるけど。
でも、そーさんが倒れたりしたら、元も子もないから]
(454) fumifumi 2018/12/18(Tue) 23時頃
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コーヒーより、甘いココアのがいいですか?
[えへへ、って笑った。
ここは『エル・ドラード』ではないけれど、 交尾用として死ぬはずだったあたしは、 今、ここで幸せに生きている。 愛している人と共に。
そして、いつか。
『エル・ドラード』の完成を―― そーさんの隣で*]
(455) fumifumi 2018/12/18(Tue) 23時頃
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自分もですよ、絵本とは随分と異なりますが……
[>>452結局のところ下級種のほとんどは嫌いな音で近づいてくることはなかった。 うっかり近づいてきたスライムな下級種のキングスは小麦粉をぶっかけられて全身?を真っ白にして悶えていたがあまり思い出したい光景でもない。
>>453珈琲を受け取り一口啜っては瞼を閉じてじっくりと味わう。 コーヒーは温かな環境でしか育たない贅沢品なのだ。 当然地熱を利用していたとしても美味なる豆を得られる地は少ない]
(456) rusyi 2018/12/18(Tue) 23時頃
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美味しいです 自分も、ですがノッカも無理しないでくださいね? お母さんが倒れたら目も当てらえませんからね
[>>454此の地はエル・ドラードではないけれど、 『理想の地』となることは間違いない。 珈琲が入ったカップを作業机に置いて跪き、 ノッカを見上げて許可を取ってからお腹へと耳をあてる。
そこにいる我が子の小さな生命の輝きが音となって聞こえるようで、 嗚呼――と声を漏らした]
(457) rusyi 2018/12/18(Tue) 23時頃
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ココアはノッカが飲んでください 自分はコレに砂糖で十分ですから、ね いっぱい休んでいっぱい良いものを食べて、 元気な子を、産んでくださいね
[この子のためにも、ノッカのためにも 『エル・ドラード』を完成させよう。 愛する人と愛する子を幸せにするために、
今、感じている幸せ以上の世界を目指して**]
(458) rusyi 2018/12/18(Tue) 23時頃
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[それは努めて冷静に考えた事。 限られた自由を得られたら、何が出来るか。 だからこそ、今に賭けた。 言葉の意味が理解出来なくとも、"女が男を愛している"事実に。
愛しているのなら死なせたくはないと、そう考える事に賭けて。]
わかっている。 ……わかっているからこうしている。
[そうとも。>>434 己を人質にすると言う愚行。 だいたい、女が何を持ってきたのかすらわからないのだ。>>391 女の手で抑え込む事も出来るだろう。
だから男は、硝子片でゆっくりと皮膚を裂いていく。]
(459) KNG 2018/12/18(Tue) 23時半頃
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[幾ばくかの沈黙の後、女が雫のように声を零す。>>435]
当たり前だ、ここは俺の居場所じゃない。 そして、俺は宮廷に呼ばれている。 ……居場所はあるんだ。
[そう、先代と――サイラスと同じ居場所が。 女の見えない表情等、想像もつかず、ただ耳で音を聞く。
金属の重なる音が、ベッドの上に落ちる音。 硝子片は首に当てたまま、もう片方の手でシーツを手繰る。
その間も、女は話し続けた。>>436]
(460) KNG 2018/12/18(Tue) 23時半頃
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[男は女の事を何とも思っていなかった。 ただ突然嘘をつかれて、男の居場所を汚していった。 気付いていたとも。 女がサイラスの友達でない事等。>>7:+78 男は女等見ていなかった。 サイラスが居たころから、そして今も変わらずに。 男には、女が薬屋に居ようが居まいが関係ないのだ。 どうでもいい。 女がどうなろうと、どうでもいい。 女さえいなければ、こんな事にはならなかった。]
(461) KNG 2018/12/18(Tue) 23時半頃
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[そんな"音"を聞きながら、男は鍵を手に取り、 目隠しの鍵を探る。 流石に両手でなければ、うまく解錠できないが、 片手には欠片を握ったまま。
アイマスクを外せば地下だと言うのに眩しく、 目はうまく開けられない。 細めた目はまるで不機嫌そのもの。
そんな眼で女を睨みながら、足の拘束も解錠をする。 見てくれも履き心地も、最悪な靴下だった。
女の視線の先に、冷たい扉が辛うじて見えた。>>436]
(462) KNG 2018/12/18(Tue) 23時半頃
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お前が逃げようと俺にはもう関係ない。 この街から出て行かなくても最後だ、 安心しろ。
[勿論、然るべき場所への通報はする。 成人男性の監禁等、自警団が取り合うかも怪しいが、 さすがに召集を受け、多少なりとも被害を受けた店の人間だ。 召集を受けた者の安全確保はされるだろう。 それに、男は"容疑者"だ。>>5:131 逃げ込む場所、安全な場所はある。]
俺の視界に入らない所で、勝手にしろ。
[女の動向等、知った事ではないと吐き捨てる。>>437 男に被害が及ばない限り。]
(463) KNG 2018/12/18(Tue) 23時半頃
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[この状況下でも、笑っている理由はわからない。>>437 だからこそ、この女は異常なのだ。
嘘なんて、言われなくとも。>>438]
嘘かどうか、俺の目で見ればわかる事だ。
[男は、女について何も信用しちゃいない。
ここへ来て初めて見た女の表情はどのようなものだったか。 涙すら見せずに笑っているのか。 光になれ始めた目で、睨むようにじっと見た。]
(464) KNG 2018/12/18(Tue) 23時半頃
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[軽く女の持ち物を確認する。 例えば、変な薬が見つかったなら、トイレに流したろう。>>283
何も持っていない事を確認後、男の前で歩かせた。 視界に入れていなければ、解錠している間に後ろから何をされるかわかったもんじゃない。 スタンガンで学んだ事だ。 扉の前で、女を後ろから覆うようにして、二つの鍵を開ける。 接触による多少の不快は我慢せざるを得ないが仕方ない。]
俺が扉を閉めて10分経つまでここを出るな。 それより前に出て来たら、 そしてもう一度俺の前に現れたら、 ………わかってるだろうな。
[万が一、また監禁するのなら、男は自死を選ぶ。 勿論、女の目の前で。 脱出の機会は二度目では跳ね上がるのだから、これが最後なのだ。
時計がないのなら600数えろと言い放ち、男は扉を閉めた。 殺すつもりはない、だから鍵は掛けずに。]
(465) KNG 2018/12/18(Tue) 23時半頃
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[情けだった。
女は男を殺そうとしなかったのだから、と。*]
(466) KNG 2018/12/18(Tue) 23時半頃
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[それは、即答の出来ない問いだった>>376。 セイルズはオムレツを口に含み、咀嚼して、それから口を開く]
分かった。 “約束>>137“は守る。
[──ゲートが不意に解放され、自警団は原因の究明と逃亡者の確認に追われていた。そして区長の元には、彼女を含めて数名、被招集者の行方が判らないとの報も入っている]
[彼女はこうして、セイルズの元にいる。 故に必ず、被招集者の枠は欠ける。 そして、それを知った管理担当官>>0:248がどうするのかなど、一度言葉を交わしたきりのセイルズには予測が付かない]
(467) vdspuren 2018/12/18(Tue) 23時半頃
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[それでも、彼女は己と一緒>>-156なのだと思えば、じいと見つめてくる瞳に向けるものは陰りのない微笑になる]
宝島の話か>>377。
──もう、細部を覚えていないから 今一度、貴女の語りで聞かせて欲しい。
[彼女の視線で捉えられた物語は、セイルズの視界よりも随分と輝いていて──彼女を伴として過ごすこの幸福な日常を、己はきっと手放せない]
[だから、きちんと帰ってこよう。 辛さも怖さも>>373──寂しさ>>375も、この暖かい部屋へ連れてこないように]*
(468) vdspuren 2018/12/18(Tue) 23時半頃
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ふうん…
[彼は拘束をすべて解くと、わたしの身体に何かないかを洗い始めた。 黙ってじっと立っている。 特に怪しいものは持っていないし、持ってきたものも全てナップサックに入れてある。 ナップサックの中身も簡単に彼は改めると、不要なものを捨てたようだ。
さらに、扉の前でわたしを後ろから囲うようにして鍵を開ける。 やれやれ、である。
扉から出た後、彼はわたしを部屋に残すと、10分経つまでここを出るな、と言い残し、扉を閉めた。 鍵も閉めずに。
彼が地下から上階への階段を上がっていく音がする。 玄関の鍵はかかっていない。 そのまま彼が玄関を出ていく音がしたその時、地下の扉を開けた。]
(469) wallander 2018/12/19(Wed) 00時頃
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|
[10分など待ってはいられない。 わたしはここから逃げるのだ。 自警団に捕まる気もさらさらない。
階段を駆け上がり2階の自室に行く。 いつもとは違うすこし大き目のリュックサックに雑貨屋で買ったもの、武器になりそうなもの、すべてを詰め込む。
当然、薬屋から既に回収済みの、サイラスの祖父が残した手記とサイラスの手紙も。 これがわたしの”言っていないこと”だ。]
(470) wallander 2018/12/19(Wed) 00時頃
|
|
[とても、とても苦しかった。
――ねえ兄さん。
擽ったそうに笑う兄さん>>443
もっとその笑顔を早くみたかった。 もっと見てたかったのに。]
(471) sudati 2018/12/19(Wed) 00時頃
|
|
[少しの飲み物、食べ物、防寒具。 そして少しの夜長に手記を見て知った”下級種に効きそうなもの”で一般的に手に入る物。 荷物を背負い家から駆けだすと、商店街を避けて、薬屋を避けて、自警団の居場所を避けて走り出す。 今では噂の対象はわたしかもしれないのだ。
しかしながら、どうやらそうではない気配もする。 いや、むしろわたしのことなどどうでもいいような大きな何かが起こっているようだ。 人の流れが外に…閉鎖ゲートに向いている。
まさか… 人が集まっている。 ちらほらと、出て行く人が居る。 ただ集まって、噂だけをしている人も居る。 出て行ったって、死ぬだけじゃないか、と。
ゲート付近まで身を隠すように行くと、何気なく外へと出た。 暫く歩いた、そして走った。]
(472) wallander 2018/12/19(Wed) 00時頃
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[私はね、 私は結局家族で暮らせればそれで良かったんだよ。 それすら叶わないのなら、それすら叶えられないのなら。 理不尽で、酷い事だと思うんだ。とても。]
(473) sudati 2018/12/19(Wed) 00時頃
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|
[兄の思いは分かる。私の為というのも分かる。 でも、受け止められても。>>444
目を大きく見開いても]
……あ、……
[兄さん。と紡いだ声は掠れる 大好きな兄の手が、開かれて刃を通す。 芸術家の利き腕を殺す、一刃は、酷く強く、酷く脆く。 兄の言葉に、記憶が戻った事をしる。
ぽたぽたと落ちるのは流血だけではない]
(474) sudati 2018/12/19(Wed) 00時頃
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………………兄さん。
[―――父さんと、母さんの名をだされ 私の肩は揺れた。兄さん。
兄さん]
(475) sudati 2018/12/19(Wed) 00時頃
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………兄さん、どうして。
夢なんて、……いうの。
[違う。ちがう。ちがうでしょ。 どうして、と流れる血に思う。
半分しか私たちは同じ血が流れていない。 半分しか、私たちは分かりあえない。何時までも。
―――何時までも]
(476) sudati 2018/12/19(Wed) 00時頃
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[笑った。 サイラスを思い出すときに、同時にわたしを思い出してくれればいいと思っていた。 しかしうまくいけば、わたしは貴方に手記の続きすらプレゼントすることができるかもしれない。 いや、招集となれば、わたしはいわば貴方の「遺志」を継ぐことになるのだろうか。
結局彼はわたしの作ったゆりかごを選んでくれはしなかった。 悲しいことだ。 しかし、彼の「思い」を継ぐことは素晴らしいことでもある。
今は街を離れよう。 しかしわたしはまたきっと戻ってくる。 彼がもしかしたら、まだ生きていてくれたなら、プレゼントしたいものがそのころにはきっと沢山溜まっていることだろう。]**
(477) wallander 2018/12/19(Wed) 00時半頃
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[本屋を出た。 眩しかった光も、明かりの灯った地下室を出れば夜の闇で安堵した。
靴も靴下もなく、裸足。 しかも無数の傷が付いている。 薄汚れたズボンと白衣には、 更に硝子で傷ついた痕から、血が染みていた。 本当に、昼でなくて良かった。
猶予となるはずの10分の間に、男は出来る限り本屋から距離を取る。 その方角にあるのは、薬屋だ。
幸いな事に、店は見るからに健在だった。 ぼや騒ぎすらなかったようで、店の周りは平和なものだ。 女から手に入れた鍵の束から店の物を取り出して、 我が家へと足を踏み入れる。]
(478) KNG 2018/12/19(Wed) 00時半頃
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夢なんて、もう 見てないんだよ。
[私が欲しかったのは、 幸せだけ。ただ、兄さんと家族で居たかった。 ――ただ、兄さんをいかせたくなかった。
其れを都合のいい夢と 押し付けだと、兄はいうけれど。
違うのだと、言いたい。他の家族を見殺しにって違う]
(479) sudati 2018/12/19(Wed) 00時半頃
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………どうして。
兄さんは、そんな事を言うの。 私は、ただ、家族を失いたくないだけだよ 誰だって願うことだ。
ただ……逝かせたくないだけ。 誰かを犠牲にする世界で…生きたくない
[思いは、兄に届いただろうか ――気絶した兄を抱きしめ。 そうして、重い身体を引っ張った。 おもい、おもい躰だ。無理やりに車いすに、乗せたせいで。 酷い有様だったけど。それでも、もうよかった。
兄が止めようとした腕の傷が――裂ける]
(480) sudati 2018/12/19(Wed) 00時半頃
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[店に着いた男は準備をする。 勿論、宮廷へ行く準備だ。 日用品や着替え等必要な物を思いつく限り鞄に詰めていく。
あまり良くは無いが、摂取したものがものだ。 整腸剤も飲み、最後にと金庫を開け、
――思い切り殴り付けた。]
……だよな、そういう奴だ。
[サイラスの手紙も、その祖父の手記も。 女が齎した物は持ち去られていた。>>470 情けなど不要であったかと、呪わざるを得ない。 しかし、命を奪えるかと言えば……そこまで非情には成り切れなかった。
じんじんと熱を持った手が鎮まるのを待つ。 涙は、落ちるままに床の木目が吸い取った。 ただただ、痛かった。―――いたかったのだ。]
(481) KNG 2018/12/19(Wed) 00時半頃
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………違うんだよ。
私が、欲しかったのは
[夢じゃない。 端末を操作すれば、おじいちゃんにごめんなさい。って メールを送った。ごめんなさい、せっかく
助けようとしてくれたのに。 ――兄の車いすを動かしてそうして]
……………嫌われても、もういいの。
(482) sudati 2018/12/19(Wed) 00時半頃
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[――兄妹の縁を切られても。 それでも私は
目指したのはラベンダー畑。 家族の両親の、『死』が眠る其処にたどり着くまで どれぐらい、どれほど時間はかかっただろう。
解けた、タオル。流れる血の量が教えてくれる]
(483) sudati 2018/12/19(Wed) 00時半頃
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[あの時の猶予は、一日と後少し―――
今は―――]
(484) sudati 2018/12/19(Wed) 00時半頃
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[……本物がない事は残念だったが。 元々託す先もない物だ。 手紙だって、読めただけ――サイラスの本心を知れただけでも十分。 それに、宮廷に行けば本人にも会える。 そうすれば何の問題もない。
残ったのは泥まみれの手帳と、その内容が書き写されたノート。>>4:177 それらは盗られていない。>>470 活かす為にと目的を絞って書かれたそれは、 キングスの心証が悪くなるような事、つまり害の部分を排除した。 簡単な薬学書の形をしている。 だから、"きっと役に立つ"だろう。
その希望の欠片は、ここに。]
(485) KNG 2018/12/19(Wed) 00時半頃
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[最初は、痛みを感じないのだと思った。 けど違った、痛みはずっとずっと
感じていた――――のに]
……悪魔でも、山羊でもいい
[ずるっと兄の車いすの横に座り込み。 スケッチブックを開いた。
車いすに置かれたままの、其れに絵を描いていく デッサンとも呼べないような兄の貌を。
『ラベンダー』の花を]
(486) sudati 2018/12/19(Wed) 00時半頃
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[深夜、男は自警団の事務所へ向かう。 着替えは詰めたが、風呂にも入っていなければ、着替えもしていない。 こう言う時は臨場感こそ大事だ。]
宮廷に召集を受けたタツミ・イワイだ。 身の危険を感じる。 薬害の容疑での身柄確保でも構わない、 召集日まで匿って欲しい。
[首元からは流血の痕、 言葉と同時に捲った腕には明らかに第三者からの拘束の痕。 更に、高圧に改造されたスタンガンの痕も首にあるだろう。 男が一人で付けるには不自然な位置に。
この体一つ取っても、男が何らかの被害を受けた事は事実。 大の大人が、と情けなくとも良い。 あんな場所に居るよりは、人間として扱われるのだから。]
(487) KNG 2018/12/19(Wed) 00時半頃
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兄さんをいかせたい
…兄さん、を 死なせたくない。
[この季節に花は咲かない
そっと親愛の、家族のキスを額に届け]
(488) sudati 2018/12/19(Wed) 00時半頃
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愛しているよ
―――兄さん。
[暫くそうしていよう。 二人の血が止まった頃か、それよりも
祖父が黒塗りの車にのって現れるのが先か
オズワルドという男が『復讐』しに来るのが、先か]
(489) sudati 2018/12/19(Wed) 00時半頃
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[――――勢いよく飛び出した、
黒塗りの車が
ラベンダー畑を走る]
(490) sudati 2018/12/19(Wed) 00時半頃
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[自警団の任務は間違いなく、無事に召集日を迎え、そして終える事。
男の希望は叶えられたろう。 そしてその自警団の判断も恐らく正しかった。 召集者から行方不明者が出ているらしい。 そんな話が聞こえた。 大人しく事務所に詰める男に、その心配はなく、 ただその約束の日を待っていた。*]
(491) KNG 2018/12/19(Wed) 00時半頃
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[街 から でる ]
(492) sudati 2018/12/19(Wed) 00時半頃
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[一日と、後少し
今は ゲートが ―――あいていた**]
(493) sudati 2018/12/19(Wed) 00時半頃
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[柔らかなオムレツを食べるほんの数秒。>>467 返る言葉に、優しく微笑むの。 貴方は嘘をつかない人だもの。 だから、約束はきっと守ってくれるでしょう]
ええ、約束ですよ。 (……ずるい人)
[帰ってくるとただ一言、 その一言も言ってくれないんだもの。 きっと外で大変な事があるのでしょう。
私がいない事で、 誰かが傷付く未来があるのかもしれない。
それでも、貴方は教えてくれないの]
(494) ゆき@青葱帯 2018/12/19(Wed) 01時頃
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[ずるい人、優しい人、そして――。
陰りのない微笑みににっこり微笑んで。>>468 その微笑みを知るのは、私だけ。 愛しい人。 そう、思うの]
うふふ、分かりましたわ。 帰ってきたら沢山お話しましょう。
[帰ってからの楽しみに胸を弾ませて。 そうして、貴方を見送るの。*]
(495) ゆき@青葱帯 2018/12/19(Wed) 01時頃
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[私が待つのは貴方が帰ってきてくれるから。 貴方は帰って来るって、そう思えるから]
だって、私が貴方の陽だまりですもの。
人々がエル・ドラードを目指すように、 安住の地を求めるように、 貴方は私にエル・ドラードを見た。
だから私、ここにいますわ。 貴方がいつでも帰って来れるように。
[もしくは、連れ去ってくれるように。 貴方は嘘をつかない人だと思っているから]
(496) ゆき@青葱帯 2018/12/19(Wed) 01時頃
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[じゃらりと、鎖が鳴る。 きっと、これが私達の結婚指輪。
健やかなる時も病める時も、 死が二人を分かつまで、 ずっとずぅっと、足に絡まる鎖。
そっと撫でて、目を閉じて]
……あなた。
[愛し気に、独り呟くの。**]
(497) ゆき@青葱帯 2018/12/19(Wed) 01時頃
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―召集―
[今回の召集も慌ただしかった。 三年前と同様に、ゲートが不具合を起こしていたらしい。>>472 厳密には、不具合の方向性が違ってはいたが。 そんな話を自警団の事務所にいる間に聞いた。]
………行方不明者、ね。
[ヌヴィル、ピスティオ、ココア、ノッカ。 男が聞いていた召集者は軒並み居なかった。 ピスティオは怪我をしていた姿を見ているだけに、どうしても最悪を想像してしまう。 孤児院にも危険は及んでいた事は知っているから。 ノッカはわからないが、パン屋もアトリエも事件が起こっていた。 男が自警団に匿われて以降、ぴたりと聞かなくなったが。]
(498) KNG 2018/12/19(Wed) 01時頃
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[そう言えば、ソウスケの顔は見ない。 トラブル解決に奔走している訳でもなく、自警団の事務所にすらいない。 不思議だとは思っても、三年前の功労者だ。 今年の召集日には休みを取ったのだろうと、大して興味を移さない。 そもそもこの男は、他人に興味が薄いのだ。
しかし、セイルズの顔はあり、少しは安心した。>>467 ちゃんと約束は守る事が出来た。>>2:213>>2:250]
召集者が決まったら どこかに集めた方が良いんじゃないか? まさかココアまで来ないとは思わなかった。
[男がサイラスに会いたいと思ったからこそ気付いた事。 ココアも、彼女の夫に会いたかったのではないかと。
続々と出た行方不明者に、さぞ役所も頭を痛めているだろうと、 区民からの提案と共に交わす、些細な雑談だ。]
(499) KNG 2018/12/19(Wed) 01時頃
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[男はこの街を離れる。 しかし男に花束を渡す者は、誰一人現われない。 構わなかった。 この街では、男はもう無価値なのだ。
飛空艇に乗り、宮廷へ向かう。 向かった先でモルモットにされるかも知れない。 しかし、サイラスと共に薬学の研究ができるかも知れない。 双方ともに言えるのは、"まだ男に価値がある"と言う事。
少なくなってしまったけれど、サイラスの意志も継いだ。 そう、男こそが継いだのだ。 あんな、ろくに情報を扱えない女ではなく、この男が。
男は希望を旨に、街を後にした。 決して、もう戻ってくることはない。>>477**]
(500) KNG 2018/12/19(Wed) 01時頃
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―飛行挺―
[行きはヨイヨイ、とはこの事だ。 困ったことにはなったが、大事には至らぬ。
例えば、地区を廃棄するような――…]
えー、只今、上空3000メートルの地点を安全運転で進んでおりマス。
(501) k_karura2 2018/12/19(Wed) 02時頃
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[けらり。
化け物が、笑う。]**
(502) k_karura2 2018/12/19(Wed) 02時頃
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── ゲート ──
[結局、招集者の状況は前日と余り変わらなかったらしい。それでも区長は、自警団から最終の報告を受け取るべく、飛空挺の傍を離れていた]
[キングスの管理担当者が現れるまでは、特段業務もない。 別れの花束を持たない相手と>>500、頼み事の回答>>499を含む会話を、ぽつぽつと交わすことも出来た。代わりの店が判ったことには、一言“有難う”と礼を告げ]
先日、パン屋が荒らされただろう。
その時、彼女は酷く取り乱していたから 行方が判らなくなっても、探すあてがないらしい。
[壁の外へ身を投げた可能性も、ゲートから出て行った可能性も、自警団では否定できていないと聞いていた。夫は死んでいると、そう示す手紙を受け取った為の錯乱だからと──さらり、何でもないことのように告げる]
(503) vdspuren 2018/12/19(Wed) 02時頃
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[受け取った“区民からの提案”は、区長の元でも取り沙汰されている事柄でもある。火事二件と器物損壊事件・傷害事件が数日のうちに続くなど、セイルズにとっても予想外の重複。二度も起きるのか判らない偶然ではあったが、管理区としては何かしらの対策を打っておくべきだろうという意見が強く、早ければ来年度から予算が組まれるかも知れなかった]
[──そんな、彼には最早関係のない話をして。 平常通りの立ち姿にて、彼の旅立ちを見送るだろう]*
(504) vdspuren 2018/12/19(Wed) 02時頃
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―飛空挺が飛び立つ時に―
[雑貨屋は臨時休業。 ロイエは見送りにと、脚を運ぶ。
あの列に…――彼が居ないことで、こんなにも心安らかになるとは。]
(505) k_karura 2018/12/19(Wed) 03時頃
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[だから。
自分の決断を、彼にしてきたあれこれを。
して良かった事だと、安堵する。
と同時に、キングスへの反逆行為に不安があったのだと、今更ながらに震えそうになる手を、ぎゅうと重ねた。]
(*3) k_karura 2018/12/19(Wed) 03時頃
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……さようなら。
[彼の地に向かう、同郷の者に。 手向けの花束を空に掲げた。]
(506) k_karura 2018/12/19(Wed) 03時半頃
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……いってらっしゃい。
[故郷に別れを告げた者達へ。]
(507) k_karura 2018/12/19(Wed) 03時半頃
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[燃ゆる赤の、ヒガンバナを 捧げた。]**
(508) k_karura 2018/12/19(Wed) 03時半頃
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[従者による応急手当は兄と妹に。>>489 砂時計が満ちる前に、 一台の車がゲートから出て行く。
義母の旧家を指し示す エンブレム付きの重めの黒い車体や 付け替えられたタイヤは 荒道に適したもの。 それでも補導されていない道の揺れは大きく。
誰かを犠牲として成り立つ>>480 キングスの支配地 Ynst-PE3番街から旅立つ兄妹の未来に どれだけの希望があるかは知れない。
徘徊する下級のキングスをやり過ごしても 目的地の分からぬままの旅路だ。 燃料が途中では補給できない。]
(509) motimoti 2018/12/19(Wed) 07時頃
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[治療をされた細腕で、何処まで運転できるのか。 遠くでばけものの咆哮が、――――嘲笑う。
鎮痛剤を飲まされた男は座面に靠れて。 薄らと隣でハンドルを握る妹を見ていた。]
…………ありがとう。
[外の世界も、この目で見て描いてみたかった]**
(510) motimoti 2018/12/19(Wed) 07時頃
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