268 オリュース・ロマンスは顔が良い
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人
狼
墓
少
霊
全
グスタフに5人が投票した。
ヤニクに1人が投票した。
グスタフは村人の手により処刑された。
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ザーゴ! 今日がお前の命日だ!
momoten_mt2 2019/08/07(Wed) 00時頃
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
サイラスが無残な姿で発見された。
ザーゴが無残な姿で発見された。
ヤニクが無残な姿で発見された。
村人達は自らの過ちに気付いた。
人狼達は最後の食事を済ませると、新たな犠牲者を求めて無人の村を立ち去っていった。
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祭りも面白いけど、 オリュース以外に滞在するときは なんでもない時が多いかもな
その土地の日常、とか……
[オリュースの祭りは特別だ。 オリュース自体も勿論。 元より特別で、そしてまた意味が増えた。
非日常のようでいて、これがこの港街の日常だ。 通り過ぎる人、留まっていく人。 どちらかの選択を無意識にでもしていく。
俺はまた、この街を離れる。 けれど、通り過ぎるわけじゃない。 空っぽの家だけじゃなくて、約束を残していく]
(0) 茄子 2019/08/07(Wed) 00時半頃
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………ん、 持つよ
[観念、したというよりも決めたのだ。 絵を、筆をおいたらそれを船に乗せるって約束が欲しくなったから。同じ何かだけじゃなくて、ポケットに入るような薄いそれだけじゃなくて、この数週間を通してゆっくり作り上げたそれを、今夜完成させる、という気持ちでキャンパスを受け取った]
(1) 茄子 2019/08/07(Wed) 00時半頃
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[一番好きな海の光景は、朝焼けに凪ぐ姿だ。 風に迷った海鳥が一羽、太陽に鳴き、 微笑む程度の穏やかな波が、朝の黄金を照り返す。
朝を忘れた夜、心を慰めるのが星だ。 雲に隠された闇夜じゃあ、どこにも行けやしない。 何処かにいくために。 何処かへ帰るために。 星が必要だ]
(2) 茄子 2019/08/07(Wed) 00時半頃
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[お互いに買って、交換した望遠鏡。 はじめまして、と撫でればそれはすぐに手に馴染む]
ああ、あそこなら星も海も綺麗に見えるし
[キャンパスを少しだけ持ち上げて、示してみせる]
今日が運命の日だ、って もう決めたからな
[きっとたくさん沢山降る星から、 運命の流星を探し出そう。 それをキャンバスにつなぎ留めて、 旅路とこの土地を結ぶんだ*]
(3) 茄子 2019/08/07(Wed) 00時半頃
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へえ。 何でもない日の方が貴重なのかも知れないですね。
[海で生きる者にとって、港に降りるだけで 祭りの様な日なのかも知れない。 生きて地に足を踏むことが出来るとは、 そして僕も彼が無事に帰って来ることが何より 祝う事だと思うだろう。
何気ない日常、例えばこうやって隣同士で 買い物1つに悩むのすら、貴重な時間なのだ]
(4) pannda 2019/08/07(Wed) 01時頃
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――遊歩道で>>5:+116――
それはほんと、言われちゃうと恥ずかしい、ん、だけどね。
[人に見られている自覚がなかったぶん、照れくさくて吐息で笑う。 多分きっとこれからも、一つのことを考えると周りが見えなくなる性分はそうそう変えられなさそうだ。 今度からはなるべく彼がいないか探してみようか、と思っている時点で、もう同じ風景は見せてあげられないかもしれない。]
(5) mmsk 2019/08/07(Wed) 01時頃
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うん。 うん、そうしたいな。
今年がだめでも、来年は近場を申請するけど。 やっぱり、遠い。
[ついさっきまでは、来年でもいいと思っていた。 待つのも耐えるのも慣れたし、少し遠くから見られたら充分。 そんな殊勝な心は、互いの想いの間にイコールがあると知った瞬間に飛んでいってしまった。
急の変更だし、出来るかどうかなんてわからない。 でも、わからないで足を止めるのは勿体ない。]
(6) mmsk 2019/08/07(Wed) 01時頃
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星なんてスケールが大きいし、 どんなに手を伸ばしても届かないけど。
[交換した望遠鏡を同じように覗き込んで彼を見る。 うねる髪の色が間近過ぎて何が何だか判らないが、 近すぎて手が伸びて、彼の二の腕を掴んでいた]
(7) pannda 2019/08/07(Wed) 01時頃
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[力を込めず存在を確認するように掌で 逞しい腕を感じた後、その手で丘を指さした]
いっぱい見つけましょう!!
運命の星なんて、いっぱいあっても いいじゃないですか!!
[明確な答え>>3に、ふ、と微笑んで。 じゃあ今日はお酒は無しで、と宣言してから ミネラルウォーターや最初の日の様に サンドウィッチを買って丘へ向かおう**]
(8) pannda 2019/08/07(Wed) 01時頃
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君の近くで、一日ずっと過ごしたい。 君が子供に笑いかける姿も見ていたい。 君が語り部として輝く瞬間を、全部目に焼き付けたい。
[木の梢が邪魔をして、空を仰いでも星は見えにくい。 けれど、毎年あちこちで歓声が上がるほど流れているんだ。 いくつも口にすればちょうど星が流れて叶うかもしれない、なんて、臆面もなく希望を並べ立てた*]
(9) mmsk 2019/08/07(Wed) 01時頃
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[デリバリーを受け取る時] [マネークリップのまま渡そうとしているのを見て>>5:97] [うわあ、って思った] [この人、他人を疑うことを知っているのだろうかと]
[マネークリップを受け取った配達員を] [ネコババしたらわかってんだろうなって] [じーっと見ていたけれど] [変にだまし取ったりしてなさそうだった]
[配達員が立ち去ってから]
それ、そのまま持っていかれたらどうすんすか
[あの時もそうだったけど…] [危なっかしくて心配になる]
(10) Cadenza 2019/08/07(Wed) 01時半頃
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[料理をテーブルへ一緒に運んで] [保温ケースに入ったデザートは] [ソッコー冷凍庫へ] [食べる直前まで冷凍庫にって書いてあったから]
[デザートの他に頼んだものは] [軽いものばかりだ] [キッチンの戸棚からボトルを一本取り出して]
…お酒、飲みます? あんまいいやつじゃないと思うけど。
[怪我は?] [こういうのって雰囲気が大事じゃん] [ダメって言われたら、おとなしく仕舞うし] [OKが出れば、新しいグラスを2つ持っていく]
(11) Cadenza 2019/08/07(Wed) 01時半頃
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[そうして]
…………(あれ)
[テーブルに皿を置く素手に気がついた] [本人が意識したら戻ってしまうかもしれないと] [敢えて黙って見つつ、小さく笑う] [こうやって、ちょっとずつ慣れていけたらいいのに]
[……って、俺保護者じゃねえし] [微妙に憮然とした顔になった時]
へ? あ、いいっすよ。
[触れてもいいかと聞かれて、頷いた] [着たままだったパーカーの脇に触れる指]
(12) Cadenza 2019/08/07(Wed) 01時半頃
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それくらいじゃ痛くないから。 もっとベタって触っても大丈夫っすよ。
[触りたいと思う気持ちは止めはしない] [それどころか、もっと、触れてもいいとすら]
[塞がった傷口の奥で疼く脈動が生む熱は] [傷を伝って皮膚の表面へと漏れ滲んでいる] [パーカーの上からではわからぬが] [薄いガーゼ越しならば、きっと――*]
(13) Cadenza 2019/08/07(Wed) 01時半頃
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[懸命に首を縦に振ったり、横に振ったり。>>5:+111 静かに取り乱している様子に肩を叩けば、ようやく少し落ち着いた様子にホッとしつつ。
彼は、作家を目指しているわけではないらしい。 逆にらしくないことをやったことに対する、羞恥だという。それを聞いてもおかしいとは思わずに。 何を書いていたか、余計に気になってくるけれど。]
……言えないのか。それは、残念だな。
[内容を訊けばそれ以上は教えてもらえず。 無意識に眉尻が下がった。>>5:+112 なんとなく、教えてもらえるような気がしてただけに。
デザートの用意をしに冷凍庫へ向かう彼から手を離して。 ふと、気づいて苦笑する。 数週間前の彼の気持ちがやっとわかった気がする、なんて言ったら怒られるだろうか。
爽やかな柑橘系の香りを運んでくるシャーベットを前に、椅子に腰かけたなら。]
(14) SUZU 2019/08/07(Wed) 02時頃
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[請われたのは食事中の続き。>>5:+114 ふ、と小さく吹き出して左手でスプーンを取れば、右手をテーブルの上へ。]
どうぞ。 大丈夫、俺は左手で食べられるから。
[シャーベットをひとすくい。 また撫でるのだろうと思っていたら、握り締められてぼたっと掬いかけたシャーベットがグラスに落ちた。 思わず隣を振り向いて、]
…………え、
[それが原稿の話だとわかって、息が止まる。]
(15) SUZU 2019/08/07(Wed) 02時頃
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[こんな冗談なんて言う人じゃない。何より、握られた手が、小さく震えているのがわかってしまい。
右手を見つめたままはにかむ横顔に、心臓が速くなっていく。]
そこまで言っておいて、内緒なのかい。
[それは意地が悪いぞ、と口元を曲げてしまったのは照れ隠しから。]
(16) SUZU 2019/08/07(Wed) 02時頃
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[右手を裏返せば、彼の手を握り返して。 内容をそれ以上問わない代わりに、リクエストをひとつ。
今度こそ口に運んだシャーベットは、今の胸の内を表すような甘酸っぱい味がした。**]
(17) SUZU 2019/08/07(Wed) 02時頃
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[デザート、楽しみ。 氷の類はいいものだ。ヤニクの好物なら尚更、食べられない気がしない]
飲む 君と飲むお酒は美味しい
[怪我は? 本人が平気というなら平気だろう。もう退院したのだし!]
(18) tayu 2019/08/07(Wed) 02時頃
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[いただきます、の前。 触れたパーカーの生地はどこか柔い。古着だからなのか、今だからなのか]
もっとベタッと?
[指の先だけから、掌全体へ。 探るように触れて、探って] [パーカーの下の華やかなTシャツにも触れ]
ヤニク 気を悪くしないで欲しいんだが
[何故飲食を前にして喋り始めているのか、と思うけれど] [掌が熱いからだ。それがヤニクの体温だと錯覚するから] [もう一枚、Tシャツの布の下。ガーゼとテープと皮膚のその下の温度>>13]
(19) tayu 2019/08/07(Wed) 02時頃
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先週、別れてからずっと考えていた 考えすぎて知恵熱出すほど考えた
来年の夏、もしかしてここにヤニクはいなかったかもしれないと知って ……それが、君が怪我をした時と同じくらい辛かった。のだと思う たぶん、辛かった
[脳みそが爆発四散しそうなほど考えた結果だ。 あってるかどうかまだ自信はないけど]
何故、ルーツを探したい君と一緒に行きたいのか 生きる意味を──夢を叶えるなら、俺もその一部になりたいのは
(20) tayu 2019/08/07(Wed) 02時頃
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[ものすごい深刻な宇宙の真理に辿り着いた哲学者のような顔で]
どう思うだろうか これが恋愛感情なら君にも断っておかなければと。実は今日もずっと考えていて…なかなか言い出せず……
[おかげでまったく引かない知恵熱中。 お酒を飲み始めたらもう言えなくなる気がしたのは確かで、このタイミングである]
俺には無理だ、あの、雑誌の表紙の女のような表情 あれが出来れば、君をドキッとさせられるかもしれないのに
[くのうの表情**]
(21) tayu 2019/08/07(Wed) 02時半頃
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─5週目・海の寝どこ亭─
[閉店近い時間を狙って訪問した店の前。 中を覗けば流石に客の数も疎らで、店仕舞い前のまったりとした空気が流れている。]
…遅い時間だけどよ 一杯だけさァ いーい?
[門前払いを避けたいから、ウエイターの彼だけでなく他の店員にも届くよう、普段よりも大きめな声で来店を告げた。
彼の反応はどうだったか… 断りたくとも、事情を知らない他の店員が「どうぞ」と応じてしまえば断れないだろう。なんとかカウンターの端の席に案内してもらえて。]
ビールを… ふたつ。 食事は いーや。
[注文を待つ間は、いつものようにウエイターの彼──今はヒイラギと名を知った彼の──姿を、ずっと、目で追っていた。]
(22) lunaway 2019/08/07(Wed) 03時頃
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[やがて運ばれてくるジョッキ2つ。涼しげな汗を掻いたグラスは触れると冷たい。]
おひとつドーゾ。店員サン。 もうすぐ業務も終わりだろうし…ちょっとくらいイイだろ。
[カウンターに置かれた片方を、ヒイラギの方へ押しやって。 返事を待たずに自分の分を手に取った。 グラスの取っ手を掴む指先や爪の隙間には茶色い汚れがこびりついている。 2週間前には無かったものだ。]
ペルセウス・マーケットの夜に。 ─────… カンパイ
[軽くグラスを掲げる。]
(23) lunaway 2019/08/07(Wed) 03時頃
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[冷えたビールをまずひとくち。喉を潤してから、]
…実はさ。 オレさ。今週から靴磨き始めたンだ。
[店員と些細な世間話をする体で話し始めたのは、会わなかった間の自分の行動。]
ちっちぇー子供がさ。 犬連れて 磨いてンの。靴。
案外上手いみたいでさ。 客結構きてンの。
ならオレでも出来るかなって。 そいつに声掛けてさ。
(24) lunaway 2019/08/07(Wed) 03時頃
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そうしたらよ。 …クハッ、
『ししょーって呼びな! 金の稼ぎ方を教えてやるよ!>>5:-80』
…だってよ。
笑えるだろ? [喋りながら、気になって指先についた靴クリームを指の腹で擦る。 すっかりこびりついてしまったようで全然取れない。 何度か擦って諦めてビールを飲んだ。もうひとくち。]
(25) lunaway 2019/08/07(Wed) 03時頃
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…ンでもよ やってみたら案外難しくてさ。 うまくいかねーの。 客こねーの。
そしたらどっかのブチ猫が見かねてさ。 営業猫よろしく足元に座ってくれてンの。
………
[グラスについた水滴がぽたん、と滑り落ちて。 出来たカウンターの小さな水溜り。
人差し指を差し入れて、 つぃ──… 線を描く。 あの時見た流れ星のように。真っ直ぐに。]
(26) lunaway 2019/08/07(Wed) 03時頃
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……
猫のおかげでよ。 やーーーーーーーーーっと 初めての客が来てさ。
[言いながら片手をズボンのポケットへ。 弄って取り出したのは、]
もう閉店間際なンだろ。 先にテーブルチェックでも イーイ?
…コレ。 靴磨きの、初給料。
[剥き出しのままの使い古された紙幣を取り出し。 カウンターの…先程水で描いた流れ星の横に、置いた。**]
(27) lunaway 2019/08/07(Wed) 03時頃
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─ 遊歩道で ─
それ言ったら、おれも。 団長に言われてびっくりしたんすけど、サガラさん、じつは結構、うちの人形劇、見に来てくれてたん、ですね。
あっいや、別におれに会いに来てくれてたんだとか己惚れてるわけじゃなくて! 純粋に、観てもらえて嬉しいなって意味で!!
[>>5慌てて訂正を入れ、プルプルンの羽をばたつかせて誤魔化したけど、その中に、でもやっぱりちょっと、目当てのひとつに自分の存在ががあったらな、なんて。 ちょっと思ったりもしたから。 どうなんだろう、って、ちらりとだけ、伺うような視線を向けた。 恥ずかしいから口には出さないけど。]
(28) nordwolf 2019/08/07(Wed) 11時頃
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来年は、近いところで……うん。 でもやっぱ、早いほうが、嬉しいなおれも。
[>>6団長の説得は、きっと容易だ。 人形の修理の件だって、とても喜んでいたし、それがマーケットの公演中に更に便利になるとなれば、反対する理由なんてないはずだ。 むしろ説得するまでもないかもしれない。
……問題は、己の感情が先走りすぎて、訝しがられないかどうか、だけど。]
(29) nordwolf 2019/08/07(Wed) 11時頃
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……おれだって、その……。
[接客時に見せる、優しい笑み。 木彫に向き合う真剣な眼差し、横顔。 気を抜いたときの欠伸……は、好きだけど黙っておこう。
尤もどれも、先にサガラから並べられる言葉たちが、あまりに面映いものだから、相棒の羽を撫でて赤面を誤魔化すのに忙しくて、まだ伝えられてないのだが。 けど、もう焦る必要なんてないのだ。]
(30) nordwolf 2019/08/07(Wed) 11時半頃
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[それからしばらく。 遊歩道を歩きながら、時折、流れる星を探してみた。
ひとつ、見つけた。 少しだけ、勇気をくださいって、願った。]
…………あの。
サガラ、さん……。
[相棒を片腕に抱いて。 空いた片手を、小さく揺らして。]
(31) nordwolf 2019/08/07(Wed) 11時半頃
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なるべくね。行くようにしてた。 外せない用事が入るような仕事じゃないし。
[>>28気楽な商売ということもないが、比較的時間は作りやすい。 注文や打ち合わせはネット経由のものが多いし、そうなると直接対面で言葉交わすような約束は少ない。 なればこそ、気軽に留守にして食事に行ったりもできるというもの>>0:47。]
そう? 純粋な気持ち? でも、君に会いに行ってたんだけどな。
[伺い見る視線向くのとほぼ同時、己惚れではなく事実だと肯定する。 もちろん、同じオリュースで活動する同士劇団や人形たちの様子見をする目的はあったけれど、そこはいうなれば建前だ。 彼のことを意識するようになってから観劇の回数が増えたのに、彼目的がないわけないじゃないか。 ばたつく翼に、小さく喉鳴らし笑う。]
(32) mmsk 2019/08/07(Wed) 14時半頃
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そうだね、早いほうがいい。 けど、説得力ある話ができるかは、自信ないなぁ。 近くでやれる利点もいろいろ言ったけど、結局のところは、その。
近くにいたいから、だし。
[いくつもの建前という嘘を、彼の近くにいるために織り交ぜてきた。 観劇しかり、出店しかり。メンテナンスも、様子見も。 だというのに、いざ箍が外れたらもう隠し通せる自信がなかった。 傍にいたいし、傍で見たい。]
(33) mmsk 2019/08/07(Wed) 14時半頃
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うん?
[思いが行動力になりはじめると、動くのは早い。 すっかり蝋も冷え固まったキャンドルをひとつずつ外し、鞄に収めていく。 中央の、赤い羽根のキャンドルホルダーも丁重に箱に戻した。 そんなさなかに、何事か言いたげな様子>>30を見かけて、疑問符。 その先は歩き出しても、得られることはなかったけれど。]
(34) mmsk 2019/08/07(Wed) 15時半頃
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何? あ、星流れた?
[呼びかけられた時には、一瞬視界の端に走った気がする光の筋が錯覚ではなかったかと浮いた声を上げた。 が、すぐに追いかけ触れた手にどきんと心臓が跳ねる心地がして。]
(35) mmsk 2019/08/07(Wed) 15時半頃
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[目尻を下げた彼に申し訳なさがちくりとなる。 落ち付いた分、彼の様子も先ほどよりも分かる気がした。あれほど遠いと思っていた距離が今は近い。
彼の気持ちに気付かぬまま、用意したシャーベットはひんやりと冷えていた>>14。 夏の日、祖母が用意してくれたお茶とは異なる冷たさで、彼に触れたいと願えば。
其れは叶えられる。手の形は成人し成熟した男性のもの。 ごつごつでがっちりとした、働く手だ。]
(36) sudati 2019/08/07(Wed) 18時半頃
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ありがとう。
[甘えている。彼が許してくれることに。 彼が話をしてくれたことに、握りしめれば傷痕に触れる気がした。落ちるシャーベットを、ぁと見る間もなく、隣を見る彼と視線が絡む。―――思った以上に距離が近い。
先程はあった机が無い分、 彼の吐息が近く、息の止まる音を聞いて]
(37) sudati 2019/08/07(Wed) 18時半頃
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…そうだ、内緒だ。 ……これ以上は、言えない。
[彼の手を握る手が震えてた。 拒絶を恐れる癖、口許を曲げた彼を見て、我儘のように頑なを重ねる。これ以上言えばきっと恥ずかしさで倒れてしまう。彼の顔を直視できなくなる。眼鏡越しでも頬が赤くなるのに。
そう、眼鏡越しでも彼の表情仕草ひとつに見惚れる
―――ああ]
(38) sudati 2019/08/07(Wed) 18時半頃
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[今、彼を想わず。 何時想うのか。彼がシャーベットを含むまでの僅かな時間、固まって動けなくなった自分が居た。甘酸っぱさを口にする前にとけてしまいそうだ。否定は、ただの不意。
頭を一度、二度と振って。 彼の手を自らの唇近くにと誘えば]
(39) sudati 2019/08/07(Wed) 18時半頃
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[キャンバスが繋いだ運命だ。 あの日、――いつだっけ。 海に惹かれた日。
マーケットという非日常が日常すぎて、 出店も土産物屋も目新しいものはなにもなくて。 観光客が目をみはるオレンジ色の屋根色くらい、 それら全部、背景にすぎなかったのに。
特別でない景色が特別になる。 見慣れた光景を煌めかせる。
出会えてよかった、そう思ったのは最初は「絵」で。 そしてそれは「運命」に出会わせてくれた]
(40) 茄子 2019/08/07(Wed) 19時頃
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[キャンバスを受け取ってから、触れてくるなんて、 よかったのか、残念なような。
腕の中に収まるその肩を、腕を、 抱き寄せたくなって、望遠鏡にキャンバス、という二つの宝で手が不上がっているんだ。
でも、いいか。 丘を指さすその指の先には、待っている。 幸せとか、色々。欲しいもの全部。欲しいと気づいていなかったものも全部]
いっぱいあっても目移りしそうだ まあ手が届く星が一つあれば、
あとは、……そうか 全部運命だってことにしちまうか
[一緒に見る星を。 遠く離れても、見上げる星を。 同じ星を見つめるなら、それも全部、運命だってことにしてしまえばいい*]
(41) 茄子 2019/08/07(Wed) 19時頃
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― 約束の丘で ―
[夕暮れの残るまだ早い時間。 この時分に見る流れ星もすごく綺麗だ、なんて言いながら、 キャンバスを返して空いた手で、空を見ずにサイラスの髪をなでていた。 随分とこの柔らかさを気に入ったようだ。 ずっと触れていたいくらい。 髪も、触れることによって変わる表情も、 ずっと、見ていたい]
来週、オリュースを出るんだ だから今日を運命の日にするって決めた。
[離れたくない、傍にいたい。 けれど、海から離れる気も、ないんだ*]
(42) 茄子 2019/08/07(Wed) 19時頃
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− マーケットとグスタフと −
[少し意地の悪い試し方をしてしまったかも、と 取り消すべきかと自分の下へ 引き戻しかけたキャンパスは力強い彼の手から 離れることは無かった>>-152
いや、彼の元へ渡ったのはキャンパスだけではない]
ほんと、に?
本当に……全部……いいよ。
あげる。
(43) pannda 2019/08/07(Wed) 21時半頃
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[離さないで、とは言えなかった。
予感がしたから。 彼が離れる予感が。
そして遠からずそれは当たるという事も]
目移りする程綺麗な星があるんですね。
僕も見てみたいな。
銀の砂漠も何処までも緑が広がるジャングルも。 オリュースの壁よりも白い砂浜も。
[彼の言う目移りする程のものがあるなら その星はきっと美しい>>41 微妙に勘違いしている可能性は 残念だが僕の頭の片隅にすらない]
(44) pannda 2019/08/07(Wed) 21時半頃
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全部運命。 良い言葉ですね。
そうですよ。 全部、出会う人も、今日のこの日も 明日も昨日も皆何処か運命で繋がっているんですよ。
[だって星の数なんて数えるのも面倒なくらい 沢山の数があるらしいから。 その数だけ運命があって然るべきなら。 みんな、みんな運命なのだ。
彼と僕だけでなく、見上げている人も 見上げていない人たちにも平等に降る運命。
海と陸では遠すぎるから、空の星が互いに 繋げてくれるはず。
丘へと向かう途中まで両手が塞がっていたとしても 僕たちを繋いでくれた星の糸は離れない*]
(45) pannda 2019/08/07(Wed) 21時半頃
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− 宵と闇と星の下 −
[空のキャンパスが青から一瞬だけ オレンジと紫と濃紺をたなびかせたカーテンを引く。 昼が仕舞うカーテンが開けば夜が始まる。
その合間も星は次々と流れていた]
あぁ、綺麗ですね。
って……ちゃんと星、見ててください。
[空のパノラマの端にグスタフが見える。 空じゃなく僕を見て、優しく髪を撫でる手に 夕焼けが耳や頬に映って困る。
夜とは違い、はっきりと見える彼の表情に まともに見返すことが出来ない。 今正面を見てしまったら、僕は多分死ぬ]
(46) pannda 2019/08/07(Wed) 21時半頃
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[もっとあなたを見ていたい。 髪を撫でる手に導かれるように、その胸に 頭を投げ込みたい。
でも死ぬから出来ない。
これから星がもっと流れると言うのに。 どんどんどんどん、あなたの事しか考えられなくなる。
どうしよう、これから何を言えば良い? 考えても纏まらない茹で上がった頭だけど]
(47) pannda 2019/08/07(Wed) 21時半頃
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そ、っか。
そうだよね。
あなたはいつも、青を見てた。
海の碧、空の蒼、陸にはない色。 知ってた。
(48) pannda 2019/08/07(Wed) 21時半頃
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[案外声は落ち着いていた。 故郷が此処だとしても、彼は海の男だ。 錨を下ろしても、いつか海に焦がれて 海へと船出すると、判っていた。 予感が当たったそれだけ。 少しだけ運命が早かっただけ。
だから驚く聲も出さずに送り出す。
それがとてもグスタフらしい、と。
なのに]
(49) pannda 2019/08/07(Wed) 21時半頃
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― 5週目・海の寝どこ亭 ―
…はぁ
[やっと客が少なくなってきた閉店間際、思わずため息をつくと、肩の力を抜いた。 ペルセウス・マーケットも最終盤、この時間でも外を歩く人々の姿が多く見られるようになっていたが、さすがにラストオーダー15分前、と言われると、皆他の店を探して去っていく。 今日一日も、終わりを迎えようとしていた。]
…
[力を抜いたまま、入口の方を眺める。 結局、来なかった。 自分が余計なことを言ったから。
会いたかった。 それは、彼が犯罪者だろうと何だろうと変わらなかった。 でも、彼の方はそうではなかったのだろう。 自分がそう思わせてしまったのだ。]
(50) wallander 2019/08/07(Wed) 22時頃
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|
…
[黙ったまま、客の居なくなった席の整頓を始める。 その時、入口の扉が開いた。]
いらっしゃ…
[顔を上げ、客の顔を目に入れた時、習慣で口に出していた言葉が止まった。
彼の髪に、橙の店の灯りが滑っていく。 綺麗だった。 目が離せなかった。 やっぱり彼は、顔が良い。 そして今は、その中身も知っている。]
(51) wallander 2019/08/07(Wed) 22時頃
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一杯だけなら、今からでも…
[彼の言葉を聞きながら、戸惑い気味に答える。 彼はどこかのん気に、ビールふたつ、と注文してくる。 何も無しに、ビール二杯でいいのだろうか。 それに、自分の言った事を何とも思ってないのだろうか。
でも、追い返すことなどとても出来なかった。]
(52) wallander 2019/08/07(Wed) 22時頃
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[彼の注文通り、ビールを2杯、ジョッキに注ぐ。 じっと自分を見つめる彼の視線を感じ、思わず動きが硬くなる。 こちらから彼を盗み見るどころではない。 これまではずっと逆だったはずなのに、突然姿を目で追われて、無駄に気恥ずかしい。 彼が何をしたいのかわからず、困惑したまま、彼の待つ席へとジョッキを2杯持っていった。
そこで、彼に、ビールを一杯預けられた。 戸惑いしかない。 乾杯、と鳴らされたグラスにも、彼のそれに合わせるだけで、何となく気が引けて口が付けられなかった。 そのまま、彼が静かに話し出す。
黙って、その話を聞いていた。 先週、彼が姿を見せなかった理由が分かった気がした。
そして、その囁きも。 自分と同じように、彼もまた、自分を見て居た。 そして自分と同じように、彼もまた…
彼が、皺だらけの紙幣を、カウンターへ、どこか見たことのある形の水滴の近くへと置いた。]
(53) wallander 2019/08/07(Wed) 22時半頃
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…
[黙ってビールを持ったまま、彼の隣の席に座った。 そして、隣のシーシャの顔を見た。]
シーシャさん。 もう一度、乾杯しましょう。
かんぱい。
[小さく言って、彼の持つジョッキと自分のジョッキを合わせると、今度は口を付けた。 そして、ごくごくと一気に半分近く飲み干した。 そして、はー、と大きく、息を吐いて、シーシャに笑いかけた。]
シーシャさん、労働の後のビールって、めちゃくちゃ美味しいですよね…!
(54) wallander 2019/08/07(Wed) 22時半頃
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[そして、少しの間の後、続けた。]
…さっきまで、もうシーシャさんに会えないくらいなら、別にいいやって、もうシーシャさんが犯罪者だろうと関係ないって思ったりしてました。
でも、こうやって貴方と、何の引け目も負い目もなく、他愛のないことを話せるのが、凄く嬉しい。 多分僕は、貴方とこうやって過ごしたかった。 だから、ありがとうございます。
[彼を見て、微笑みながら小さく首を傾げるように、礼をした。 そして、椅子を引いて立ち上がる。]
(55) wallander 2019/08/07(Wed) 22時半頃
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で、実はまだ労働終わってないんですよね…
また、店の裏で、0時に会いましょう。 今日は、ねこしか来ないなんて無しですよ。
[笑って彼にだけ聞こえるように小声で囁くと、シーシャの置いた紙幣を手に取りつつ、店の奥へと片付けへ向かった。]*
(56) wallander 2019/08/07(Wed) 22時半頃
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― 5週目・店の裏手 ―
シーシャさん。
[彼が来ないとは思っていなかった。 彼の姿が見えると、壁から身体を離して手を振る。]
行きましょう。
[そして、すぐに彼の手を取ろうとして少しだけ考えた。 シーシャの顔を見ると、微笑んで言った。]
(57) wallander 2019/08/07(Wed) 22時半頃
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シーシャさん、1週間、お疲れ様でした。 今日は一晩中、僕と一緒に居て貰えますか?
[ペルセウス・マーケットも、ここまでくれば大分夜中でも賑わっていることだろう。 中心部の劇も、深夜までやっていたりするだろうか。 それに、流星群も2週間前に比べたら大分数が増えているに違いない。 あのぶち猫にお礼の魚肉ソーセージをあげるのも悪くない。]
正直僕も金はないですけど! 奢って貰った分は奢り返します。 それに、貴方と一緒なら、きっと何処に行っても、何をしても楽しいです。 本気ですよ。
[隣に居る彼に、微笑んだ。]**
(58) wallander 2019/08/07(Wed) 22時半頃
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大丈夫、 運命の星なら その時だけはちゃんと空、見るから。
[運命と決めたなら強気になる。 それにもしかしたら、こうしてサイラスを見ている方向で、視界に映り込んでくるのかもしれない。先週のそれ、みたいに]
全部、くれるんだろ? 横顔もいいな、 ………かわいい
[赤く見えるのは夕暮れのせいだけじゃないだろう? その変化も愛おしい。目を離したくない。 初めて、スマホか何か持っておくべきだったか、なんてよぎったけど。多分今手元にあっても、写真やらなんやら収めようとする余裕すらないだろう]
(59) 茄子 2019/08/07(Wed) 22時半頃
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[港を発つと、暫く陸を眺めている船員がいた。 酒に酔うと、誰かが恋しいと涙ながらに歌う奴らも。 俺はいつもそいつらを横目に、酒の肴にしたりして笑っていたっけ。 わかってるつもりではいた。 けれどそれは、寂しいだろう、っていう想像でしかない。 今も想像だ。 本当の心の空洞は、海に出てから知るんだろう]
あぁ、 ……いってくる
[もういい年だから。 自分に、今まで知らなかった感情が生まれるだろうことを、ほんの少し楽しみにもしているんだ。さすがに言えやしないし、海上で俺は、後悔するのかもしれないけれど]
(60) 茄子 2019/08/07(Wed) 22時半頃
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[瞬きもしたくないほどに見つめていたから、 泣きそうだ、とすぐにわかった。 金髪を撫でる手はそのままに、手慰みに持っていた望遠鏡を置いて、気づけば更に遠くに消えた夕暮れ残る頬に触れた]
サイラス、
[海に似ている雫。でも、海よりずっと好きだ。 そっと触れたしょっぱさに、心の奥で今更のようにことり、と落ちる音を聞いた気がした]
(61) 茄子 2019/08/07(Wed) 22時半頃
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[触りたいのなら、もっと触っていい] [パーカーの上から、下へ移る指の動きに] [そっと息を呑む]
[気を悪くしないで欲しい>>19] [なんて前置きに] [今更何をと小首を傾げた]
知恵熱? …たぶん。
[思考を辿るような言葉] [何考えてるのか全然わからない人だったのに] [急に胸の内を晒されて] [心がざわざわする] [待って] [ちょっと、待って] [それって、まさか]
[――しかし]
(62) Cadenza 2019/08/07(Wed) 23時頃
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――――では?
[まさかの疑問形>>-118] [頭の中だけでズッコけたが] [茶化しているわけではなくて]
[つまり?] [俺のことが、好きかもしれないけど] [確証がなくて知恵熱出す勢いでぐるぐるしてる] [……ってことだよな]
[わかった] [えっと――]
[口にする言葉を考えかけたら] [ドキッとさせられるかもしれないのにと] [悩み顔>>21]
[ちょっと、これ……、は] [ああ、ダメだ]
(63) Cadenza 2019/08/07(Wed) 23時頃
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[Tシャツの上から触れる彼の手] [その上から、己の手をそっと重ねて]
俺を、ドキっとさせて…その後は?
[苦悩の表情を、見つめる]
そんなことしなくたって、 俺、今すげードキドキしてるし。
[重ねた手で彼の手を優しく掴んで] [己の胸の上へ]
……わかる? 驚いて心臓が飛び出そうになってる。
[本当に、驚いた]
俺のことでそんなに悩んでたなんて。 なんか、嬉しいな。
(64) Cadenza 2019/08/07(Wed) 23時頃
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ザーゴさんとさ、 初めて会った時は顔よくわからなかったし 二度目に会った時も変なことになったから 本当に好きな顔だったか疑ってたんだよね。
でも、ホテルに絵を届けた時に やっぱり好きな顔だなって思ったし 刺されて気が遠くなった時も 顔が見たいって、思った。
だから、俺は… ザーゴさんがこの街にいる間だけでも 会えたらいいって、そう思ってた。
[結局は去ってしまう人なのだし] [生きる世界が違いすぎるし] [己がどう足掻いたところで] [引き止めることなんて出来ないって]
(65) Cadenza 2019/08/07(Wed) 23時頃
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俺は……そうだな。 もっともっと知りたいって思ってるよ。 ザーゴさんのこと。
[それはそれで] [色々違いが見えてしまいそうだけど] [それでも、知らないよりはずっといい]
なんでだろう。 やっぱ、こうして傍にいたいからなんだろうな。
だからさ 助手の話は前向きに考えさせてもらえたら 嬉しいって思ってるんだ。
見習いじゃなくて、一人前になれるように これからでも色々教えて欲しいな。
[胸に当てていた手をまた握ると] [顔を寄せ、指先に口づけた*]
(66) Cadenza 2019/08/07(Wed) 23時頃
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[あ、この男最低だ。 どうしてかそう思った>>59
でも運命の星の時だけは、と言われて もう赦していると判っている。
誰かの一言一言にこれ程感情全てを揺さぶられる僕なんて 想像も付かなかった。 そんな事が出来る人がいるなんて、想像も付かなかった。
運命に出会うまで。 出会っても、判らなかった。
かわいいと言われたら殴ってやろうかと 右手をグーの形にしたけれど、そのまま 強く握りしめるしか出来ないまま]
(67) pannda 2019/08/07(Wed) 23時半頃
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僕も……あなたの横顔、見たい。
[あなただけはずるい。 言っては見たものの、横を向いている彼は 僕じゃない何かを見ていると言う事だ。 それは……嫌だ]
(68) pannda 2019/08/07(Wed) 23時半頃
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グスタフさん、ずるい。
[どうしよう。 ずるい、しか出てこない。
海の碧でも空の蒼でもない、僕の青が好きなんて>>-224]
(69) pannda 2019/08/07(Wed) 23時半頃
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[言えない、と拒みながら震える手を握り返して。>>38 眼鏡越し染まる頬を覗きこんでリクエストすれば。
つれない答えに、口の中で溶けきったシャーベットを、ごくん、と飲みこんだ。 むむ、と眉を顰めたけれど。 こうしてはぐらかされるのも二回目となれば、今度は落ち着いて。]
どうして、無理なんだい。
[重ねた問い。 頭を振る仕草を瞬きせず見つめていたら。 徐に右手を引き寄せられ。>>39]
(70) SUZU 2019/08/07(Wed) 23時半頃
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[囁くように口から零れた瞬間。 不意に響いた古時計の音に、びくっと肩が揺れ。]
びっくりした……はは、情けないな。
[我に返れば、時計屋が時計に驚くとか滑稽すぎて。 気まずさや恥ずかしさから火照りだす顔で、苦笑した。*]
(71) SUZU 2019/08/07(Wed) 23時半頃
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[彼から重ねられた問いの解は簡単だった。>>70 秘めた全ての切れ端を繋ぎ合わせ覗かせるように、右手を引き寄せ、唇で触れた。彼をモデルとした物語に自分を書けない理由。其れは自分が―――登場人物に嫉妬をするから。其処まで参っている。
だから、視線は彼の言葉に彷徨い。 ぐっと喉を詰まらせた>>-272
君がいいなんて甘い言葉を告げる声に囲われる。 そんな感覚を味わいながら、息を深く吸い、吐いて]
(72) sudati 2019/08/08(Thu) 00時頃
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……星より、君に願う方がずっと叶いそうだ。
[告げたのは願い事を告げる先。 瞬きの間にも落ちる星などではなく、彼自身にと願えばきっと叶うう。掌を合わせるように握りしめる形へと変えて、その手を引き寄せよう。 叶うのなら、距離を詰めて抱きしめる。
頬が赤いのは赦して欲しい。 格好いい彼のその顔を至近距離、眼鏡と裸眼の距離に留め]
(73) sudati 2019/08/08(Thu) 00時頃
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[重なる手>>64。一度もヤニクの肌を辛いと感じたことはなかった] [ずっと、最初から]
[その後は? 頭の中に浮かぶのは、肌色の多さで選んだグラビア誌の中身 挑発的な眼差し、半開きの唇、 裸の女。 真似できないと思った。彼の好みがそういうものだとしても、と]
──そんなことしなくても?
[先回りしたような言葉に、ふつと懊悩の泡が弾ける]
(74) tayu 2019/08/08(Thu) 00時頃
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[手を引かれて顔を上げ] [掌に感じる熱に背筋が震えた。胸の上、心に近い場所]
わかるよ
[ずっと、視覚に偏重している自覚があった。それは触覚が主を裏切るから。 けれど今は、間近に見える肌の色と指先の感覚は同調して響きあう]
わかる
[熱い。脳から湯気が出てるんじゃないかと思うほど]
(75) tayu 2019/08/08(Thu) 00時半頃
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[思考を辿るような言葉を聞く。 いや二度目に会った時のことは忘れて欲しい。忘れて。 ゆら、揺れるように頷いて、頷いて]
側にいたい?本当に? それは……ヤニクそれも恋愛感情なのでは──
[君も好きなのでは。という間抜けな発言は、 指先に感じた触に途切れる>>66]
……っぁ
[大きく揺れてそった指先を、離されてしまわれないように] [自由な方の手もヤニクの手に重ねた]
ああ
(76) tayu 2019/08/08(Thu) 00時半頃
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俺も、知ってもらいたい できれば俺の嫌いなものや俺の過去じゃなくて 好きなものを……この先を
君が俺を変えるんだから
[君の隣でだけ、この触覚は世界に触れられた]
(77) tayu 2019/08/08(Thu) 00時半頃
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じゃあ交代で星を見張ろうか
[そらした視線、流れた星の軌跡。 あれは運命じゃない。 それとも、目の前の運命が眩しすぎるのだろうか]
それから、 ……、
(78) 茄子 2019/08/08(Thu) 00時半頃
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交代で見たら、同じ星を探せないじゃないですか。
[僕以外を見て欲しくないくせに。 同じ星を見たいと駄々を捏ねる。 まるっきり子供だと判っているが、 彼より年下のはずだから、特権とばかりに 水の膜を瞬きと共に露へ変えて口を尖らせる]
(79) pannda 2019/08/08(Thu) 01時頃
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……星を、
[ちょっとやりすぎたかな、ってサイラスの頬を少しぬぐって、片手は絡めたまま、もう片方で肩を引き寄せる。 肩口に額を擦り付けた、……いいだろ、甘えたって]
運命の星を見つけんだ 早く描かなきゃいけないし、
[目の前にあった首筋に視線が引き寄せられる。 口にした冗談に紛らわせた誘いと、 流星みたいな言葉に、完全に、のぼせている]
(80) 茄子 2019/08/08(Thu) 01時半頃
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うちにおいで。 本当に一緒に寝てくれるだけでいいし
「おやすみ」と「おはよう」を 言い合えるだけでいいんだ
[寝顔を見るために、どっちが先に起きれるか勝負をしよう。 負けたら朝食の準備だ。 先に起きたって、きっと互いに離れられやしないんだから*]
(81) 茄子 2019/08/08(Thu) 01時半頃
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― とある火曜日 ―
[流星は、日に日に数を増していた。 極大日は今週末。つまり、ペルセウスマーケットの最終日。 人形劇団『ゼロイチ』も、最終公演に向け、稽古に余念がなかった。]
「おーいフィリップ」
はーい団長、なんですかー?
[そんなおり、団長に呼ばれ、行ってみると。 レストランの招待券を渡された。 得意先から貰ったものらしいのだが、2枚だけでは家族で行くには足りないし、この先何かと世話になることが多いであろうサガラの工房へ、お礼という形で届けてほしい、と。]
(82) nordwolf 2019/08/08(Thu) 02時頃
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「話を持ってきてくれたのはお前だからな。 おそらく、お前から届けるのがいいだろう」
え、えぇ……そう、ですか?
[正直、劇団のためになるからというより、自分がサガラに会いたいからという理由のほうが大きかっただけに、若干の後ろめたさがありはしたが。 これを理由に、また彼のもとへ行ける。]
分かりました。 今日の帰り、届けてきます。
[別に、もう会いに行くのに理由なんていらないって分かっていても。 やっぱり、理由があるのは、なんだか嬉しい。]
(83) nordwolf 2019/08/08(Thu) 02時頃
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[そして、今日の稽古が終わり。 夕闇が迫る頃。]
お先失礼しまーす!
[後片付け帰り支度を手早く済ませ、意気揚々と、サガラの工房へ向けて自転車を飛ばした。]
(84) nordwolf 2019/08/08(Thu) 02時頃
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― 木彫工房『So』前 ―
[ちりんちりんチリーン。 開いた窓へ、自転車のベルを響かせる。
あの人はまだ仕事中だろうか。 それとも、うたた寝してるだろうか。 片想いだった頃も、いまも。 窓の外から眺める、彼の姿は、なんだか特別に愛おしい**]
(85) nordwolf 2019/08/08(Thu) 02時頃
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[きっと、自分から彼の手を取ったのは] [初めてだっただろう] [病室で頬に触れた時も] [初めは触ろうとしなかった気がする]
[なんだか、タブーを犯している気分だ] [触れたら壊れてしまうのでは] [いつか抱いた印象は今もそう変わっていない] [触れたところから穢してしまうのではないか] [思ってはいるけれど] [―――彼の温度が、しみるようで離せない]
[傍にいたいのは恋愛感情では>>76] [聞こえ、途切れた言葉に] [指先に口づけたまま、目を細め] [さあ、どうかな] [表情ではぐらかした]
(86) Cadenza 2019/08/08(Thu) 03時半頃
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[嫌いなものや過去ではなく] [彼が知って欲しいことは――] [前向きで、ポジティブな部分と] [彼のこの先>>77]
俺が変えちゃっていいの? …わーお、大胆。
[それを受けれいてしまえば] [きっと己の未来も変わる] [それは予感よりもずっと強い確信] [思案するかのように、一度目を閉じる]
[それでも] [この手は、離してはいけない] [そんな気がするんだ]
(87) Cadenza 2019/08/08(Thu) 03時半頃
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[目を開くと、彼の顔がすぐ前に迫っていて] [思わず数回またたいた]
[鼻先が触れる] [もう、整った顔へ焦点が合わない]
……ええ。 いいですよ。
[問い>>-316に答えた唇が、彼のそれに触れる] [乾いた感触を感じたのと]
――――っ。
[薄く開かれた隙間をこじ開けたのと] [どっちが先だったろうか]
(88) Cadenza 2019/08/08(Thu) 03時半頃
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[握ったままだった手を引き寄せて] [反対の手を背に回す] [裸の背中を抱き寄せれば] [今まで遠かった熱は腕の中]
[唇を離す] [でも、話せばまだ触れてしまうくらい]
……ずっと、こうしたかった。
俺とは違う、白い肌と
[頬に口付け]
この、瞳に
[瞼に、口付けて]
(89) Cadenza 2019/08/08(Thu) 03時半頃
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いや、僕体温高くないし、柔らかくないですけど。
[抱き枕にするには大変不向きだと思うんですが。 何故かそこ>>-418だけは真面目に返した後で、 続いた言葉と共に触れられた唇が、 触れてきた唇が熱くて]
(90) pannda 2019/08/08(Thu) 07時半頃
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星、そうですよ。
一番星が流れる日ですよ、今日は。
[離れた直後にまた距離は奪われた>>80 肩に載った重さと重なる自分と違う温もり。 陽が落ちたばかりの気温は暑くて仕方ないのに 僕はまだ熱が欲しいと、熱に浮かされて 熱を孕んだ海を抱きしめる]
今日、流れる星、全部にあなたの 航海の無事と安全と健康を祈るんですから。
[運命は僕も見つけた。 だからもう星に願う事も決まった。
願うのは、あなたの事だけです。
唇の近くにあった耳へと彼に聞こえるだけの聲。 星にだって風にだって聞かせてあげない]
(91) pannda 2019/08/08(Thu) 07時半頃
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僕、卵と、ベーコンとトーストと肉と魚しか 焼いた事ないんですけど。
[朝食の賭けについては、被害はあなたの方が 多い気がしますけどと彼の髪の毛を揺らす様に くす、と笑い、ぎゅっと抱きしめ抱きしめられたまま 少し力を込めて丘の草原へと共に身体を投げ出した]
ほら、星が流れ始めた。
[願いましょう、僕はあなたの幸せを祈るから。 転がれば広がる空のキャンパスに流れる煌めき。
離さなければ彼も同じ空を見れないのに、 僕からはこの体温から離れるのはどうしても出来なかった**]
(92) pannda 2019/08/08(Thu) 07時半頃
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――木彫工房『So』>>85――
[ペルセウス・マーケットも終わりが近づく夏のある日。 正確には最終日までの最後の火曜日。 工房奥の作業台には子猫のシルエットが入ったキーリングとカードケースが塗装を待っている。 サイドテーブルにはアイスコーヒー。氷が溶け、グラスの中でくるりと回った。]
――――……
[そして、当の工房の主人は休憩中だ。]
(93) mmsk 2019/08/08(Thu) 10時頃
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[事の起こりは30分は前。 木端の処理を終え、仕上げに入ろうかという段階で、ふうとひとつ息をつく。 吐き出した呼気はそのまま欠伸という名の吸気を欲し、休憩するかと目を伏せた。 10分15分のうたた寝は作業効率も上げる、とはいうが、夏の暑さというのはじわじわと体力を削るもの。 窓が開いていて時折涼風入るのも、いっそ呼び水。 ウィンドチャイムの甘やかな音色子守唄に、椅子にかけたまますっかり熟睡していた。
本人はうたた寝のつもりだが、大きめに2〜3度声をかけられてようやく跳ね起きるくらい。]
(94) mmsk 2019/08/08(Thu) 10時頃
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っ! わ、いらっしゃいま、せ? ……あれ、
[反射でお決まりのフレーズが出てから、入口に人の姿がなくきょとんと瞬く。 左右見回して、ようやく窓の外にいる来客に気づくと]
〜〜〜〜……!
[無言のまま数秒フリーズ、のち耳の先まで一気に真っ赤になった。 想い人に出会えた3割、うたた寝〜寝ぼける様までバッチリ見られた羞恥心7割だ。]
(95) mmsk 2019/08/08(Thu) 10時頃
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な、え、何かあった……?
[動揺を隠せないまま用件を聞けば、レストランの招待券を渡されたろうか。 不用心なり無防備なりのお叱りが先にあったかもしれない。 何にせよ、二人分の食事がいただける旨の記載があるチケットを受け取り。]
そんな、団長も律儀な人だね。 せっかくなら恋人とかがいる団員に渡せばいいのに、得意先にだなんて。
[招待券が出るほどのレストランの食事に浮かれて、そこまで口にして。 ひとつの可能性に思い当たる。]
(96) mmsk 2019/08/08(Thu) 10時頃
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……え、そういう意味じゃないよね?
[フィリップが"恋人がいる団員"認定で受け取ったのではないかと。 いいや狭いオリュースの中、別に隠し通して生きていくなんて覚悟じゃないが、ちょっと団公認が早すぎる。 たとえいずれは、いずれはそうなるかもしれないとしても。
ただ、どちらにせよ。]
(97) mmsk 2019/08/08(Thu) 10時頃
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>>89 [皮膚の下の神経が一斉に発火する。 背中に、胸に、腕に]
[触れたところから壊れて、侵されて、彼の温度が沁みるようで] [励起した熱情が傾れ込んでくる フィルターの効かない脳がそのまま過熱して、息が] [できない]
── ふ
(98) tayu 2019/08/08(Thu) 13時頃
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[熔けて崩れそうな感覚。 墜ちることに怯える指がパーカーの背を握っていた。 その指からもやがて力が抜けて]
[唇が離れる] [水の膜が張ったように滲んで揺れる視界]
ん
[頬骨の上の皮膚に熱が宿り]
…っ
[慄いて閉じた瞼に熱が燈り]
――――……
[額に口付けるのは、まるで祈りのよう] [形のないまま好意が、せり上がって喉を塞ぐ。 弱く吸った息に小さな音が混じった]
(99) tayu 2019/08/08(Thu) 13時頃
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待っ… きつい
[おびやかされることに過敏な肉体を、ずっと厭ってきたくらいなのに。 全面降伏の構えを立て直そうにも、顔は熱いし涙は潤むし、指は無為に彼の背を掴むだけ。 とろとろと溶けたチーズみたいに統制の効かない体] [せめて酸素を。喘ぐように息をこぼせば]
[あかい、彼の風が匂い立つ錯覚に意識が白む]
(100) tayu 2019/08/08(Thu) 13時頃
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ふ、ふつうの、人は こんな ことを──道ばたなどで、?
[親愛の表現とはかくも過酷であったとは]
(101) tayu 2019/08/08(Thu) 13時頃
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…… 腹は減って、ないか 酒が──
[逃げを打つような口上。 褐色の腕に囲われて重みを預けたまま] [背中のしなやかな筋肉を指の腹で撫でるように辿って]
[こうして話せば触れてしまう。 何度か掠めて、震えて] [もう一度]
[深く繋いだ唇のその奥のあつさに、また息を忘れる溺香]
(102) tayu 2019/08/08(Thu) 13時頃
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えっ、あ。 ごめん。
[きつい>>100に、抱き寄せる手を緩める] [そうだった] [忘れていた] [でも、完全に離れたら落ちてしまいそうで] [背中から手はなすことはしなかった]
[ふつうの人は、>>101]
…する、かも?
[慣れていないとわかっていて違う答えを返した] [だって、俺はするから]
[あれ] [このまま俺の好みを教えていったら] [どうなるんだ?] [ふと沸いた邪な思考にぞくりとした]
(103) Cadenza 2019/08/08(Thu) 20時頃
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あ、ああ。うん。 そう、だね。
[わずかの沈黙の後] [運ばれた食べる前だったことを思い出す] [危なかった] [あらぬ方向に進んでしまいそうだった] [いいタイミングだとばかりにテーブルへ視線を逸らして]
……っ
[背中を伝う指に息を止めれば] [再び重なる唇]
[なんだ、これ] [ちょっとくらくらする] [まるで全身の血が引いていくような…]
[あっ待ってこの感覚はアレなやつ] [待て血液、そっちに流れちゃダメ絶対!!]
(104) Cadenza 2019/08/08(Thu) 20時頃
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お、お酒!飲みましょ、ね! デザートもあるし!
[急に余所余所しい態度で体を離すと] [キッチンの方へ行って] [冷凍庫からクラッシュアイスを持ってくる]
[用意したグラスに氷を入れると] [白ワインのボトルの封を切って、注いでいく] [いわゆる、かち割りワイン] [甘口ワインだから、ちょうどいいはずだ]
[どうぞ、ってグラスを差し出して]
……あ、いや。 キスすんの、嫌ってことじゃないんすよ。 ないです。 [むしろ好き] [大好きなんデス]
(105) Cadenza 2019/08/08(Thu) 20時頃
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[しかし、ことらお腹に傷があるだけの健康な男子] [体があらぬ反応を催しかけては引くしかない]
[グラス半分くらいを一気に流し込んで] [冷えたワインが体の内側から熱を鎮めていくのに] [危なかったと大きく息をついた]
…ザーゴさん、大丈夫だった? 俺、結構強くべたべた触っちゃたから。
[触って大丈夫なのは俺だけなんでしょ?] [なんて余裕ぶった言い方をしたこともあったけど] [どんな接し方をしても大丈夫だとは思ってない]
[性急な接触をしてしまった自覚はあるし] [大丈夫かな、と顔を覗き込んだ**]
(106) Cadenza 2019/08/08(Thu) 20時頃
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─5週目・海の寝どこ亭─
[最初は訝しげだったヒイラギの眼差しが、すべてを理解して優しい色に切り替わる。 そのことが堪らなく嬉しい。
もう疚しさに目を逸らす必要などない。 彼の瞳の真っ直ぐさを、ちゃんと。 受け止めることが出来る────。
二度目の乾杯を誘ったヒイラギ>>54の、喉が気持ちよさそうに上下しビールがあっという間に半分消える。 いい飲みっぷりだな、と笑った。]
…あァ。 今なら分かるぜ。
労働の後のビール ッてやつの味が。
[そして…“誰か”と一緒に飲む酒がこんなにも美味いんだってことが。]
(107) lunaway 2019/08/08(Thu) 20時半頃
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[同じように半分一気に飲み干して、軽くなったグラスを置いた。]
オレも… だよ。
アンタとこうやって過ごしたかったから オレは変われたンだ。
……
[もう少し感謝を示したい気もする、けれど。 此処は店内。まだ他の店員も客もいる。
大体、この店の中でこんなに喋ったのは初めてだ。 …という事実に気がついたら急に気恥ずかしくなって、思わず鼻の下を指で擦る。]
クハッ あとちょっとだろ ちゃんと行くから。
(108) lunaway 2019/08/08(Thu) 20時半頃
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せっかくなンだ… 仕事姿のアンタを もう少し堪能させろ。
[と、仕事に戻るヒイラギを見送った。*]
(109) lunaway 2019/08/08(Thu) 20時半頃
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─5週目・店の裏手─
[今日は先に待ってやろうかと思っていたのに、既に其処にはヒイラギの姿があった。]
早かったな。
[ビール一杯飲んで先に店を出た後、ずっと裏手で待っていれば先手は打てるが、代わりに『店の裏手にずっと不審者が…』なんてひそひそ噂話になりかねない。 なので0時過ぎを見計らって戻ったのだが、結果はいつも通りの到着順だった。]
(110) lunaway 2019/08/08(Thu) 20時半頃
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ッたり前だ。そのために来たンだろ。
今日は一晩中、アンタの時間はオレのもンだ。
[屈託なく笑う。 かつて帯びていた影はもうない。]
金少ないなりの遊び方ッつーのもあるしな。
『ニャアアアア』
[と。ブチ猫がのっそりと街角の奥から現れ。 自分を忘れんなとばかりに、ふりふり尻尾を振ってアピールした。]
(111) lunaway 2019/08/08(Thu) 20時半頃
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[思わずヒイラギと顔を見合わせる。]
あーーーーー まずはアイツへのお礼から… かな。
オレらがこうして会えたのもブチ猫のおかげだしよ。
[まずは魚肉ソーセージを買いにいこうか。 その次は劇を見に行こう。 立ち見席ならお安く見ることも出来るだろうし。
沢山のことを。 ヒイラギと一緒に体験したい。味わいたい。 二人の時間を積み重ねたい。
今は店員と客の関係のオフタイムだ。 あの流れ星に託した願いの、叶う時間────**]
(112) lunaway 2019/08/08(Thu) 20時半頃
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っ、
[ぐいー。離されて、くったり仰け反る>>105]
ぅ
[揺り戻し。びょんびょんと視界が傾いて] [なんとか自力で座位に戻った]
んん、 おさけ…あ、ぁ
[仕切り棚、冷凍庫。ガラリと氷の音] [封を切られたワインボトルが傾く] [息を整えようと必死になりながら、何度も瞬きをした]
(113) tayu 2019/08/08(Thu) 21時半頃
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あり がとう
[少し痺れて舌先が回らず、言葉の輪郭が緩んで間延び] [差し出された飲み物を落とさないよう両手で受け取った。 氷で冷やされたガラスが、火照る指先に心地いい]
キスはやじゃない? そうか
[凍えるワインと、氷の欠片を口に含んで、ガリガリ噛む] [顔が赤いのは間違いない。顔を覗き込まれて、そこへ不意に羞恥のようなものが混じった。 視線を泳がせて、荷物から着替えのシャツを引っ張り出す。 まだ汗は引いていないのに、それをもぞりと羽織った]
(114) tayu 2019/08/08(Thu) 21時半頃
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俺も 嫌じゃない
大丈夫だった。 ただその、刺激が、強すぎて? な 泣くかと
[それは大丈夫じゃないのでは、と思わなくもない] [今度から、街角でハグしてちゅっちゅしているカップルを見たら尊敬してしまう]
[グラスを見下ろして、その縁を指でなぞる。円い、ガラスの硬質。 なんの違和感もなくただグラスの縁をなぞるだけの感覚。なんだか不思議、だった] [フォークをとって、つまみの皿の上を少し迷い。スモークサーモンの隣、人参のピクルスをとる]
(115) tayu 2019/08/08(Thu) 21時半頃
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…………
[美味い。ポリポリパリポリ] [何度か瞬いた。視界がだんだんクリアになる]
(116) tayu 2019/08/08(Thu) 21時半頃
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ヤニク 流星群の極大を見たら、俺は街を発つ
[夏休みはもうすぐ終わり]
君さえ良ければ、船でそのまま ヤニクに流れる血の故郷を見に行かないか
助手の初仕事が荷造りと運搬じゃあ、傷を労ってることにならないけど……
[前向きに、と彼が言ったから。 明瞭な文言で誘う*]
(117) tayu 2019/08/08(Thu) 21時半頃
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願ってみるかい? 星より叶えられることは限られるけどね。
[児童書を扱う、彼らしい言い回し。>>73 でもこれは夢でもお伽話でもないし、自分は魔法使いでもなんでもなく。紡ぐのはきっと情けない大人の、物語。]
………っ、 わ、
[形を変えて握り締め直された手を引かれれば、ぐら、と揺らぎ。抱きしめられて息を呑んだ。
急接近する真っ赤な顔に、こちらまで熱が移り。いつだって、その真っ直ぐで真剣な眼差しが心臓を軋ませ、身体を熱くする。 左手を持ち上げれば、染まった彼の頬にそっと手を添えよう。自分と同じその熱さに、現実だと実感しながら。]
(118) SUZU 2019/08/08(Thu) 22時半頃
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― 店の裏手 ―
そーですよ 二週間と半分の分、取り返しましょう。
[屈託なく笑い、指を握り返す彼に、こちらも笑い返した。 と、そこに堂々とした様子で例のぶち猫が現れた。
思わずシーシャと顔を見合わせる。]
…今日はちょっといいもの買ってあげましょうか。 ついてくるかな?
[シーシャと一緒に猫の前に出る。 と、見事に猫は自分たちの…基本シーシャの後をついてきた。]
(119) wallander 2019/08/08(Thu) 22時半頃
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奢って貰えるってわかったんですかね。 現金なねこだなー
[と、シーシャの足元に纏わりついていた猫が、自分の足に身体をこすり付けてきた。]
はは、くすぐったい。
[思わず猫に笑いかけると、シーシャに伝えた。]
シーシャさんが来なかったとき、少し仲良くなったんですよ。 なー、もしシーシャさんが二度と来なかったら、きっとお前の方と仲良くなってたよな。
[にゃー、と答えるように鳴き、足に頭をこすり付ける猫に、ねこも案外悪くないな、などと考えていた。]
(120) wallander 2019/08/08(Thu) 22時半頃
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― マーケット ―
[路地裏からメインの通りに近づき始め、だんだん人通りが多くなってくる。 シーシャとは手を繋いでいるからはぐれる心配はないが、ねこが蹴られても困るので、できるだけ空いている道を通る。
そして、暫くの後、無事に目指す屋台、オリュースファームの手作りソーセージの店へとたどり着いた。 1時も近くなっているが、辺りにはまだまだ沢山の灯りといい香りが漂っている。]
ここ、うちの店でも仕入れるんですよ。 夜遅くまでやってるって聞いたので、来てみました。 奢りますよ。
すいません、ソーセージ2つと缶ビール… シーシャさんは何飲みます?
[自分は飲み始めたらもうビールばかり飲んでしまうが、店での彼は、あまりたくさん酒を飲む方ではないように見えた。 もしかしてそんなに強くないのだろうか、と思いながら、彼の様子を窺いつつ、自分はそのままビールを頼む。]
(121) wallander 2019/08/08(Thu) 22時半頃
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[彼に飲み物を聞けたなら、屋台のお兄さんに改めて声を掛ける。 暫くの後、皮が繋がったまま焼かれた、熱々の3連ソーセージが2つ、スチロールのトレーに乗って出てきた。 手をシーシャから離すと、リュックから財布を出しつつビニール袋に入った缶ビールなど、色々なものを受け取る。]
ソーセージ2つで実質6つ食べれるようなものですよね。 お得。 しかも旨い。
[ついついにこにこしつつ、辺りを見回す。]
まだ結構やってますね。 シーシャさんは何か食べたい物あります?
[彼がどこかを見つけたなら、興味深そうについていっただろう。]
(122) wallander 2019/08/08(Thu) 22時半頃
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[暫くののち、買い物を終えると、座って食べられる場所を探しだす。 が、ベンチのような座れる場所は、どうやら概ね埋まっているようだ。 少し歩いた後、しょうがなく、マーケット中心部の広場を囲う、丸棒の柵の上に腰かける。]
ほら、お待たせ。
[市場をうろうろし始めた時に、人の多さに姿を消したかとも思ったが、やはりつかず離れずの距離に居たようだ。 待ってましたとばかりに目の前に現れ、声をあげるぶち猫に、自分の3連のうち一つのソーセージをプラスチックのフォークで千切るようにして、ねこに与える。 もうそんなに熱くないであろうソーセージを、ねこはがぶりと咥えると、こちらなど見向きもせず一心不乱に食べ始めた。]
はは、凄いうまそうに食べてる。 シーシャさん、僕らも食べましょう。
[そして、缶ビールを開けると、シーシャと再度乾杯し、テーブル代わりに柵の杭の柱部分を使いながら、自分もソーセージにかぶりついた。 少し冷めてしまったものの、噛んだ瞬間、皮の裂け目から肉汁が溢れ出す。 さすがの美味しさだった。]
(123) wallander 2019/08/08(Thu) 23時頃
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[古時計は時を進めていくだけ。>>-515 彼との時間を距離を刻々と縮めていく。落ち付かない様子の彼を待って言葉を選び、告げられたのは、彼が求めるもの。
その真実。一度目よりも強く触れた手の甲に 知りたいと望む心は、時計よりも早く鐘よりも響き渡り。見つめる先で鳴る音に目を瞬いて、願いを叶えられるのは。
星ではなく、彼だ]
(124) sudati 2019/08/08(Thu) 23時頃
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― 広場付近 ―
あー満たされた。
[ぶち猫も満足して、夜の散歩に出かけた頃だったろうか。 暫くの後、食事を終えて、はあ、と大きく息を吐く。 そして、隣の彼に、微笑んだ。]
そうだ、友達に聞いたんですけど、この時間だともう結構港の方は人空いてきてるらしいですよ。 そっちいってみませんか? 停泊中の船の灯りも落とされて、星も良く見えるみたいです。 「あの場所」に比べたら、大したことないかもしれないですけど。
(125) wallander 2019/08/08(Thu) 23時頃
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…限られているけど 貴方にしか、きっと叶えられない。
[御伽話が好きだ。 昔、好きだった少年が冠した名のように勇気と知恵を持つ。そんな話が好きだった。けど、今紡ぐのは千夜の夜の物語ではなく。星に願わぬ、夜の話だ。 物語りにはない温もりを引き寄せればきっと貴方と同じ体温が其処にある。]
……、…ああ
[彼の近づく体温に頬が火照った。>>118 互いを隔てるのは眼鏡一つ、普段は隠れた顔が互いに見える。これが現実だと分かるぬくもりととも、触れる掌に少しばかり驚いてそれから、甘えるようにすりっと頬を自らからも寄せた。
この温もりがいいと言わんばかり、 大の大人がすることじゃない けれど]
(126) sudati 2019/08/08(Thu) 23時頃
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俺もだよ。 見上げた星全部に、無事の再会を願う。
船乗りは、……すぐには戻ってこられないから。
[本当は、違う言葉が浮かんだ。 ―――船乗りは、大抵親の死に目に会えないものだ。 若い者は気にしない。中年は諦めているか、あるいは陸に職を求めにいく。 共に海を行けない大事な人の、 共に朝を迎えられないかけがえのない人の、 無事を祈る。健康を祈る。幸せを、切に願う。
同じなんだよ。 陸も海も、星に願うのは変わらない]
(127) 茄子 2019/08/08(Thu) 23時頃
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[連絡手段がないのは、必要でないからだ。 家族はおらず、持とうともしない。 家だって売ってもいいのに、手続が面倒だと嘯いてそのままにした。
錨を何処におろすのか、決めるのは自分だ。 心の拠り所、故郷といえる場所。 無事を願う、ひと]
(128) 茄子 2019/08/08(Thu) 23時頃
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[共に転がる草の寝どこ。 最後に額にキスして、まだ寝るなよ、と念を押して、 横に転がりながら、腕は枕として役立たせよう]
朝食としては魅力的に聞こえるし、 さては、負けるつもりか?
[早起きの勝負は不戦勝。 から、と笑いながら、もし本当に今日全部、くれるなら。 確かに朝は起きれないかもな、なんてことを考えた。 さすがに言わないでおこう。 恥ずかしがるか怒られるか、わからないし]
(129) 茄子 2019/08/08(Thu) 23時頃
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[同じ星を見上げても、腕枕と片方捉えた手は指の輪郭を辿る。 瞬きの瞬間見逃した星を悔しがったり、 幾つ見た?と聞いて初めて数えてなかったことに気づいたり。
願って、願って、願い続けて。 いくら願っても足りないけれど、 でも、]
………なぁ、真夜中が来る前に、 帰ろう、一緒に。
[見送りもしない。見送られもしない。 星しか見ていない夜の道を、 手を繋いで帰ろうか*]
(130) 茄子 2019/08/08(Thu) 23時頃
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― 工房前にて ―
サガラ、さーん。
……あれ?
[>>93ベルを鳴らし、軽く身を乗り出して呼んでみた。 けれど反応がない。 もしかして……と思って、よく見てみると]
あっ寝てる。
[あの姿勢は、所謂「寝落ち」というやつだ、間違いない。 きっと、マーケット最終日のための作品作りに没頭し、寝不足なのだろう。]
(131) nordwolf 2019/08/08(Thu) 23時半頃
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(……寝顔も素敵だなー……)
[惚れた欲目があるのは認める。 けれど、素敵なものは素敵だ。 いっそこのまま、工房に立ち入って、間近で見つめてしまおうかだなんて思ったりしたけど。 さすがにそこは自重した。]
サガラさーん。 サーガラさん。
[>>94呼んでみたけど、反応がない。]
……ソウスケ、さーん!
[アッ起きた。]
(132) nordwolf 2019/08/08(Thu) 23時半頃
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― 港 ―
海風、気持ちいですね。
[彼と一緒に港の周りの道を歩く。 もはや2時も近づこうという時間、港の人影も大分薄れてきたようだ。 昼間は広場代わりにもなる港では、様々なイベントが開かれていたようだが、ここまで深夜になると、人々は自然と店の灯りのある方へと流れていく。
ほんの申し訳程度の緑地沿いには、海を眺めるように、ベンチがいくつか並んでいる。 やはり複数個は2人連れで埋められているものの、2,3個の席はまだ空いていた。]
あそこ、座りませんか。 周りに余計な灯りがなくて、星が良く見えそうです。
[片隅のベンチを指さした。]
(133) wallander 2019/08/08(Thu) 23時半頃
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こんにちは、ソウスケさん。
……お疲れ気味、ですか?
[>>95慌てる様まで愛おしい。 むしろ、こんなものが見られて得した気分。 小さく笑いを噛み殺しながら、工房内へお邪魔させてもらうとしよう。]
(134) nordwolf 2019/08/08(Thu) 23時半頃
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ああ、やっぱり椅子の方が落ち着きますね。 バイトの時から、ずっとちゃんと座れてなかったから。
[ベンチに座ると、一息つく。 そして、隣の彼を眺めた。
灯りは、停泊した船から漏れ出るほんの少しの光ばかりだ。 そして、波に揺れる光は、彼の髪に、流れては落ちるを繰り返す。
綺麗だ。 とても。 そして、彼の好きな場所は、この1か月でもっと増えた。 愛らしい仕草、猫のような身体、汚れた手。
静かに、彼の手を取った。]
(135) wallander 2019/08/08(Thu) 23時半頃
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俺だったからいいけど。 窓開けっぱであんな熟睡してたら、泥棒はいられても知りませんよ。
[なんて、小言を添えて。 差し出すのは、レストランの招待券。
額面自体は、そんなに大きなものじゃない。 たしか、比較的リーズナブルなお値段で楽しめる、わりと評判の良い、イタリアンが楽しめる店なはずだ。]
まぁでも、団員ってなると、誰にあげるか決めるのも面倒だろうし……
え?
[>>97そういう意味、とは。 即座には、思考が回らなかった。]
(136) nordwolf 2019/08/08(Thu) 23時半頃
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[……が、回った瞬間。 今度は一気に顔が赤くなった。]
え、えっ……!?
いや、たぶん劇団のひとは、まだ誰も知らないはず……っていうか、そういうのは何も言われなかったし……! だから純粋に、ソウスケさんに、って……
[けれど、恋人同士で行くとなると。 つまり…………]
(137) nordwolf 2019/08/09(Fri) 00時頃
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お疲れ、てわけじゃ……いや、ううん、寝てた、けど。 ちょっと休憩のつもりで……
[>>134疲れてはいない、という自覚のつもり。実際のところはどうなのか、まあこの時期は多少疲れるのも風物詩かなと思っている節はある。 笑われた、というのは噛み殺されていても何となく分かるもので、とっくに真っ赤になった耳の先にまだ血が集まる感覚がした。
中へ来るのは、もちろん歓迎だ。 正面のドアを開けて、フィリップを招き入れる。]
(138) mmsk 2019/08/09(Fri) 00時頃
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はぁい。 泥棒って、前アリーさんにも似たようなこと言われたなあ。 この間なんて出かけたときに、『今日はちゃんと入口の鍵を締めて出てきたかい?』>>0:67なんて言われて。
盗まれて困るものなんて、作りかけの依頼品くらいしかないけど、その状態で価値なんてないし、大丈夫大丈夫。
[>>136小言については、そんな少しズレた言い訳を。 胸張れる立場じゃあないが、せめて何がしか反論したかった。]
(139) mmsk 2019/08/09(Fri) 00時頃
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[そして、渡されるインヴィテーション。 ちょっと良い食事ほど気分の上がるものはない。 目に見えてはしゃぐ、というほど若くないが、背景に花がぽんぽん咲いて見えそうなくらいには浮かれていた。]
……そ、そう、だよね、よかった。 いや、いつかはもしかしたらって思うけど、流石に、ちょっと早いかなって……
[>>137恋人同士という理由で渡されたわけではないらしいこともひとまず知れたし、懸念はない。はず。 じゃあいつならいいのかっていうのは、今は置いておこう。
けれど、渡された理由と現実が違うくらいは、許されたい。]
(140) mmsk 2019/08/09(Fri) 00時半頃
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[それでも、約束の日になったらエプロンを外して、白い薄手のカッターシャツにダークカーキのベストを合わせた外出スタイルで待ち合わせ場所に立っていた。 時間よりは少し早め。待つくらいでいいなんて、そんなつもりで。
今日は、家の鍵も窓も閉めてきた*]
(141) mmsk 2019/08/09(Fri) 00時半頃
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[顔を覗き込んで見えたのは不意に帯びる羞恥の色]
[へえ] [こんな顔もするんだ] [また一つ、見えた初めての表情と] [着替えのシャツを羽織る様子にくすりと笑って] [ワインと一緒に氷をひとかけ口に含んだ]
[キスは嫌じゃない>>115] [汗ばんだままシャツを着たのにも驚いたけれど] [そこも厭わなかったほうが驚いた] […んだけど]
(142) Cadenza 2019/08/09(Fri) 01時頃
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な、泣く?? な、なんで
[いやまてよ] [前にも泣きそうってどっかでも言ってた…] [その時も大丈夫そうじゃなかったし] [じゃあ今も…大丈夫じゃないじゃん]
……あぁ、やりすぎたっすね。 ごめんなさい。
[そこは俺が悪い] [反省できる子のつもりだ]
(143) Cadenza 2019/08/09(Fri) 01時頃
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[何故か余るスモークサーモン] [オードブルのクラッカーとチーズに乗せて] [ぱくり]
[かち割りのワインもグラス二杯空けて] [小腹も満ちたし] [昂りも落ち着いたし] [そろそろデザートを出す頃だろうか]
[よいしょ、と立ち上がると] [いつもの調子に戻った彼が] [これからの事を話し始める>>117]
え…と、ちょと急っすね。
[整理しなければいけないことが] [まだいくつもあるし、傷も全快してない]
(144) Cadenza 2019/08/09(Fri) 01時頃
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[いや、こまけーことはなんとかなる] [最後まで迷惑なやつだと言われるかもだけど] [それでも] [天秤にかけたら大事なのはそっちじゃない]
でも、いいっすよ。 お供、させてください。
[なんていうと怒られるかもしれないけど] [荷造りに荷物持ちだし、旅費もお任せだし] [やっぱり、そう言うのがしっくり来る]
俺が傷が痛くて困ったら、キスしてくれます? そしたらきっと痛いの治るし、労ってもらえるし。
[ね?] [いいでしょ?って首を傾げて問いかけた] [合法的にキスをねだるいい作戦] [俺って天才かもしれない?!]
(145) Cadenza 2019/08/09(Fri) 01時頃
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[それから、再びキッチンへ向かい] [冷凍庫から、保温…保冷ケースを取り出した] [中身は器と、種類別に分かれた中身] [つまり、完成品じゃない、だと?!]
[盛り付け方の説明書きと] [いつも店で食べている実物の記憶を頼りに] [器の底にシロップ漬けのフルーツ] [その上にアイスと] [冷凍フルーツと氷を一緒にマシーンにかけたかき氷] [最後に数種類のフレッシュフルーツを盛って] [凍った生クリームとシロップ漬けのチェリーを乗せて]
[こんな感じだったかな] [もっと見栄え良かったよーな…] [やり直す?] [いや今更無理、解けちゃう]
(146) Cadenza 2019/08/09(Fri) 01時頃
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[ホイップクリームが解けかけてからが食べ時だが] [その間に氷が溶けるから難しい]
[一緒に入っていたロングスプーンを持って] [急いでソファの方へ運ぶ]
はいはい、できましたよ。 お店で食べるともっと立派なんすけどねー
[見た目はよくないけど、味は同じはずなんで!*]
(147) Cadenza 2019/08/09(Fri) 01時頃
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こんなに通信手段が豊富で、 近くに感じられるはずなのに。
海って、広いんだ……。
(148) pannda 2019/08/09(Fri) 02時頃
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[今まで気付きもしなかった。 海がどれだけ遠いのか。 この手を離したら、彼が帰って来るまで 繋ぎ直すことは出来ない。 声を聴くことも、好きだと何度も繰り返すことも。
彼は海で生きる男だと理解して、いってらっしゃいと 見送る覚悟は出来ているのに。
手に入れた星の眩さに欲が出る。 指の間から零れる光すら誰にも見せたくない。 ずっと抱きしめて眠りたい。
出来るはず、ないのに]
(149) pannda 2019/08/09(Fri) 02時頃
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僕も星にあなただけを願います。 全部に願えば、同じ星を見てるって事ですよね。
[機械じゃない、星に想いを託せばきっと]
星が流れたら、僕からあなたへ。 あなたから僕へ。
祈りが繋がったって信じていいですか?
いえ、信じてください。
[これから流れる星は、空と海と大地を繋ぐ 金の糸じゃない。 あなたと僕を繋ぐ糸になる]
(150) pannda 2019/08/09(Fri) 02時頃
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寝ませんよ。 だって……今までは、あなたに逢える夢が 幸せだったけど。
あなたに逢える現実の今が幸せです。
[ごろりと横になっても、距離はゼロのまま 降る星たちが僕たちを繋いでくれている。 このまま僕たちを離れない様に縫い留めて欲しいと 無謀な願いを浮かべかけて首を振る。
彼を縫い留めたいのは僕の我儘で。 それが叶うような彼を好きになったわけじゃない。
まだ殆ど何も知らないけど、 これから少しずつ少しずつ。 それこそ毎年少しずつ知って行く。
そうやって増やした宝物だけを そっと僕の心に留めておけばいいんだ]
(151) pannda 2019/08/09(Fri) 02時頃
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……グスタフさん、普段の食事何食べてるんです?
[最低限の朝食を魅力的だと言ってしまった 彼を思わずジト目で見つめてしまったが仕方ない>>129 彼の身体全部酒で出来てるんじゃないだろうかと 心配になって、 ちょっと母さんに料理を教えてもらうべきかと 真剣に悩んでいる間に星が流れる]
(152) pannda 2019/08/09(Fri) 02時頃
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あ、ちょっと! グスタフさんのせいで見逃したじゃないですか!!
[幾つ数えた?と聞かれても>>130 朝食は何を作ろう、嫌いなものはなんだろう、 好きなものは、飲み物は、甘いものは、と 考えているのだから数えられるはずがない。
思わずあなたのせいだと文句を言ったが 彼としてはひどい責任転嫁と思われるだろうか]
あああ、また流れた!! もう折角グスタフさんと一緒に見てるのに。
全然全然追い付かない。
(153) pannda 2019/08/09(Fri) 02時頃
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[祈っても祈っても、追い付かない。 追い掛けたくてもあなたを追うのはまだしない。 追い掛けても許されるくらいの僕になれたら。 その時まで、あなたの幸せだけを祈っている]
一生分願っても、まだ足りないですね。
じゃあ……今ので、来年までの分。 来年は、その次の1年分、祈りましょう。
[彼の為なら祈り続けたいけれど、 今は傍にいるグスタフとの時間を大切にしたくて。
誘う言葉>>130に否はない。 絡めた指を離したくなくて。
あなたを見送りたくなくて。 あなたに見送られたくなくて。
星にもう一度祈りを込めて立ち上がる]
(154) pannda 2019/08/09(Fri) 02時頃
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[キッチンでガサゴソしている音がする。 その音を聞きながら、まとまらない思考を撚り直す。 たしかに、急で、強引だ。とか 独りでは手を広げられずにいた色々なビジネスだとか 新しく開けた世界の色だとか]
[彼を天秤の皿の上に置いたとして、逆の皿にかけるべきものが見つからず。 ガタン、と傾いたままの天秤は用をなしていない]
旅行だと思えば── ほんの数週間で君はここにも戻ってこられる
[もしも彼がこの街に、ここで生きる意味を見つけるのなら。 その言葉は苦く感じた] [彼の望む夢に、なりたい。世界の異物ではなく、望まれてあると思われたい。 他の何物でもなく、ザーゴ=シェーンベリこそが望む半身であると]
(155) tayu 2019/08/09(Fri) 02時頃
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[デザート、食後の飲み物。 汗は少しずつ蒸発していくけれど、酩酊めいた淡い目眩と熱はずっと後を引いている]
ヤニク
[羽織っただけのシャツの前を片手で引き寄せて、神妙な声]
さっき、謝らせてしまった 訂正させて欲しい
[大丈夫かというと大丈夫じゃなかったのだけど>>143]
嬉しくて泣いてしまう、という可能性がある ……違うかも…。でも、辛くも嫌でもなかった
[どうしてヤニクは急に、やめてしまったのか] [何か気に障ったのか、こちらを慮ってくれたのか]
(156) tayu 2019/08/09(Fri) 02時頃
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ソウスケさんって……。
[>>138わりとよく、うたた寝してますよね。 言いかけて、やめた。 それじゃあ今まで、よく覗き見してたってバレてしまう。]
……ていうか、おれ以外からも言われてたんですか。 でもほんと、気をつけないと。 ここ、素敵なものたくさんあるんですから。
[>>139盗まれて困るもの……については、かなり不服なのが表情に出た。 どれも、とても素敵なのに。]
(157) nordwolf 2019/08/09(Fri) 02時頃
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君に労いのキスをしよう そうでなくても、触れたい
君が痛みに困ってなくても、キスをして抱きしめたい
[いったいどう伝えればいいのか、ぐるぐる考えた末。 もともと修辞をしない率直な物言い。語彙は死んだ]
──そのたびに、俺がめ メロメロになってもいいのなら!
[ぅわぁ] [顔を覆った] [指の隙間から、どうだろうかと問いかけた**]
(158) tayu 2019/08/09(Fri) 02時頃
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|
[それより、いま大事なのは、レストランの招待券だ。 団長はおそらく、まったく深い意味は考えていない。そも含みがあれば、隠せるような人じゃない。 だから純粋な行為であるとは、ソウスケには伝えたが。
……ただ、そうだ、もし恋人と行くとなった場合、その対象者は自分なわけで。
つまりそれは、初デート……ともいえるべきもので。 鼓動が早まってしまうのは、仕方のないこと。]
(159) nordwolf 2019/08/09(Fri) 02時頃
|
|
[そして、約束の日。
白い、お気に入りのマオカラーシャツ。 ボタンが上から、赤、黄、緑、青。 相棒は流石に連れて行けないから、そのかわり。
石畳を蹴り、待ち合わせ場所へ急ぐ。 時間より少し早く着くように、と思ったのに。 あの人のほうが、先に到着していた。>>141 普段、工房などで見るのとは、違う装い。 彼のまわりだけが、やけに眩しく感じてしまう。]
ソウスケ、さんっ!
[駆け寄りながら、満面の笑みで、手を振った**]
(160) nordwolf 2019/08/09(Fri) 02時半頃
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ん?
[疑問符つけても、ソウスケさんって……>>157の先は聞けず。 もしかして呆れられたかな、と内心一筋冷や汗かいた。 いやまあ窓開けっ放しで熟睡してるとなれば、呆れられるのも当然なんだけども。 苦言と不服をたっぷり含んだ視線は甘んじて受け入れた。
ちなみに、休憩中のうたた寝を見る機会は今まで多くあったろう。 普段から作業に時間を割きすぎて深夜になったり、そのまま朝を迎えることもしょっちゅうだ。 マーケット期間に限らずそんな調子で睡眠が短い上、休憩を取るときは目を伏せることが多いので、さもありなんといったところ。]
(161) mmsk 2019/08/09(Fri) 17時頃
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[とはいえ、今日はそんな数日前の失態よりもこれからの時間が大事。 待ち合わせで待たせないようにと早めに着いたのが功を奏して、現地に愛する劇団員の姿はなかった。]
こんにちはー。 ん、ううん。ただの待ち合わせ。 ごはん誘ってもらったんですよー。
[ポケットの中の時計確かめ時間を見ていれば、見知りの奥さんが声をかけてきた。 なんだかニコニコしてるけど女の人かい、なんて言われてドキッとしたけど、男ですよといえばつまらなさそうに肩を竦められる。
そう、嘘は言ってない。 けど、奥さんの期待通り、恋人を待ってる。]
(162) mmsk 2019/08/09(Fri) 17時頃
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[石畳を蹴る音に視線向ければ、駆けてくる眩しい姿>>160。]
フィリップ。
[お互い名前を呼ぶだけの邂逅。 それだけなのに、呼ぶ声は音楽のようにすら聞こえたし、自分から出た音もやわらかく甘い色を含んでいた。]
少し早いけど、行こうか。 暑いでしょ。
[流石に欲望のまま抱き寄せて手を繋ぐわけにもいかない。 伸ばす片腕は、フィリップではなく進行方向へ向いていた。]
(163) mmsk 2019/08/09(Fri) 17時頃
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[道すがら、今日は休みかとか、体調を崩してないかとか。 今夜はまた星が見えないかな、なんて他愛もない話をした。 店先や路地裏で猫がだらしなく伸びていれば、そこにも目をやったり話しかけてみたり。
店につくまでが、ほんの一瞬に感じてしまう。]
(164) mmsk 2019/08/09(Fri) 17時頃
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[店先で予約名を告げるのは、普段別の店でそうするのの何倍も緊張した。 相楽相介、2名。本人とその後ろに控えているのが、ずっと焦がれていた恋人。 これで緊張しない人がいるだろうか。いや、いない。 まだ何もしていないのに、すっかり喉が渇いて苦しいくらいだ。
席に通されてしばらく、何も言えないくらいに*]
(165) mmsk 2019/08/09(Fri) 17時頃
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[こんなんじゃなかったはず、なパフェを] [立派で美しいって>>-649] [スプーンを持つ彼に、こくこくと頷いて]
食べないと解けちゃうっすよ。
[いちおー急いで盛り付けたからね] [解けないうちに食べて欲しいじゃん]
[自分といえば] [氷やアイスを掬って食べるところ] [マスカットを口に放り込むところ] [パフェを食べてるところを眺めて] [漏れた感想に]
んふ、でしょー。 俺のまごころも入ってるっすからね
[とか言って笑ってた] [もちろん、眺めてるだけじゃなくて一緒に食べました]
(166) Cadenza 2019/08/09(Fri) 19時頃
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はー、うまかった。 今日もごちそうさまっした。
[お金出してもらったからにはお礼はちゃんと言います] [空いた入れ物や皿をキッチンへ持って行って] [戻ってくると、なにやら改まった感じ?>>156]
あ、謝ったってそんな
[なんだかこっちの方が慌ててしまう] [もっと、軽く捉えてもらっていいのに、と] [――だけど]
えっ
[労いのキス?>>158] [それは、傷が痛いときで…] [言おうとしたら、困ってなくても抱きしめたい、と]
(167) Cadenza 2019/08/09(Fri) 19時頃
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[待って] [その先の言葉を制止しようとした手が] [今までの彼らしくないド直球の言葉を受けて] [へなへなと力なく垂れ下がった]
――――――――――。
[整理がつかない] [頭の中が茹ってしゅうしゅう湯気を立ててる] [でも一つだけ、はっきり言えることは] [この顔がめろめろになるなんてご褒美すぎるってこと!]
(168) Cadenza 2019/08/09(Fri) 19時頃
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いいですよ。 めろめろに、なっても。 てか、……させたい。
[隣に座る彼に手を伸ばす] [顔を覆っている手を解いて] [代わりに己の手を彼の頬に触れさせた]
俺も、今のでいろいろぶっ飛んじゃいました。
[恋愛に至らないもどかしさとか] [触れる事への躊躇いとか] [今まで抑え込んでいたものが全部]
[好意と恋愛感情を隔てていたナニカも] [一緒にぶっ飛んで行ってしまったなら] [押し寄せる感情に流されるだけだ]
(169) Cadenza 2019/08/09(Fri) 19時頃
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[めろめろって。めろめろって馬鹿か] [精神に自爆ダメージを追いつつ顔を覆ったのだけど]
いいのか… させたいのか……、 さ、えっ
[させたい?] [手をどかされてぎゅうと寄った眉間の皺が、頬への接触にほどける]
ヤニク ?
(170) tayu 2019/08/09(Fri) 20時半頃
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─マーケット─
[行きたい場所があると言われ、繋いだ手に導かれる。 歩けばあちこちで、わぁっと歓声があがる。 所々に設置されたスピーカーからは陽気な音楽が流れ、祭りの熱気も最高潮だ。
道々で、満足そうな観光客と擦れ違う。 かつての自分はこの顔を奪って悲嘆に落としていたんだな──と、改めて罪深さを感じ入る。]
(ゴメンな… オレが、馬鹿で)
[迷惑をかけた名も知らぬ誰かに今更償うことは出来ないけれど… もうスリはしないと。 改めて心に誓った。]
(171) lunaway 2019/08/09(Fri) 21時半頃
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[やがて、深夜でも一際美味そうな匂いを漂わせている屋台の前で、ヒイラギが足を止めた。 店頭で、じゅう。と焼かれる極太の三連ウインナー。 香辛料が練りこまれているのか、強めの香ばしい匂い。 表面のほんのり焼き目がまた食欲をそそる。]
へーーー。 うッまそーーーじゃン。
[店でつまみを頼まなかったし、幾分か歩いたから腹の減り具合も上々だ。 飲み物は、ヒイラギと一緒ので、と答えておいた。]
(172) lunaway 2019/08/09(Fri) 21時半頃
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そういやヒイラギって 酒つえェの?
ンーーー オレはそれ程じゃねーかな。
まあでも。 今日はヒイラギがいるし?
[だからいつもよりも酒が進むし。 だから多少酔っても大丈夫だろう、と。笑って。]
クハッ いいとこばっかじゃねーか。 そりゃ絶対買っていかねーとな。
[お得な3連ソーセージのお買い得台詞を楽しげに口にする顔>>122が可愛くて、ずっと見ていられると思った。]
(173) lunaway 2019/08/09(Fri) 21時半頃
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じゃアこっちに… オススメのがあるンだ。
[食べたいものを聞かれたので、それならと今度はこちらが先導して目的の出店に向かう。 なにせ露店はよく巡っているのだ。 そりゃあソーセージはあつあつを食べたいが。 自分が知っている別の美味しいものを教えてあげたい気持ちも譲れない。
顔見知りの店主を見つけて、声をかけ。]
よッ、盛況か? 海老巻きとチーズ巻き2つずつ。
[ぷりぷりの小海老を春巻きの皮で細長く巻いたものと、同じくチーズを巻いたものを、店主が高温の油でパリッと揚げる。 それを紙コップに4本立てて、最後に岩塩をぱらり。]
ここはオレが払うな。
[奢って奢られて。そんな積み重ねもなんだか楽しい。]
(174) lunaway 2019/08/09(Fri) 21時半頃
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[広場の柵に腰掛けて。 タイミングよく顔を出したブチ猫に、ヒイラギと同じく3連ソーセージを小分けにしたひとつ分を提供する。]
全員で仲良く1/3してンだぞ。 ありがたく思えよー。
[夢中で食べるブチ猫の頭のてっぺんを、人差し指でうりうりと押し撫でた。]
アンタの店もイイけどよ こーいう風に食べンのも オレは好き。
今は独り飯じゃねーから… 余計かもな。
[並んでソーセージにかぶりつく。皮を噛んだ時の、ぷりっと弾けて口の中に広がる肉汁が堪らない。]
(175) lunaway 2019/08/09(Fri) 21時半頃
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うめーーなコレ
[思わず声に出た。 混ぜ込まれたハーブのおかげか食べ応えがありながら後味は爽やかで重過ぎない。 そこに冷えた缶ビールを流し込むと、夏の暑さも相まって、きゅうっと腹ン中が旨みで満たされる。2つくらいペロリと行けてしまった。
続いて海老春巻きへ手を伸ばす。1本手づかみして、がぶり。 揚げた皮がパリパリッと割れる歯ごたえの後から、海老の歯応えと旨味が主張する。 チーズの方は、噛むと熱々のチーズがとろりと溢れた。続いて缶ビール。美味い。
指先についたチーズを行儀悪くぺろりと舐めとって。 美味いな、と。隣で食べる相手に向けて、もう一度笑った。**]
(176) lunaway 2019/08/09(Fri) 21時半頃
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海は、広くて遠い。深い。 当たり前のことだけれど、でも ひとはまだ、その本当の深さをきっと、知らない
[深海に興味があるわけじゃない。 学者ぶるつもりだってない。 けれど、何においたって、よく知らなければその魅力に魅かれていないわけじゃない。
海に生き、海に死にたい。 最低限の明かりしかない夜の船で、 文明を忘れてただ星を見上げたい。 そしてその時、思うのだろう。 ああ、一緒に見たかった、と。 その時、ある意味では見慣れていたはずの景色は意味を持つ。 見えないものが、見えてくる]
(177) 茄子 2019/08/09(Fri) 22時半頃
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今までは、ただ圧倒されていた。 星の果ての無さにさ、 海だけでもすべてを行くことはできないのに、
世界はどれだけ、広いんだろう、って 綺麗と思うことすら忘れていて……
[星を見上げながらの独り言。 流れた星は、俺の、サイラスの、祈りが届いた証だ]
これからは、 特に一人で見る流れ星は、今よりずっと待ち遠しくなる。 つなげてほしい、と祈るようになる
[幸せを祈る、無事を祈る。 その祈りを信じていれば、星が流れるだけで嬉しくなるんだ。 隣にいれたら、と寂しくもなって、それなのにどうしようもなく幸せになるんだ]
(178) 茄子 2019/08/09(Fri) 22時半頃
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祈りが、届いたな
[けれど、一番の幸せは「今」だ。 体温を感じて、名を呼びあう今。
食事の話、最初に買ったあの絵の置き場。日差しの話。 星を数えそこねた、と責められれば、 俺が代わりに、なんて空を睨んで、絡めたままの指の力を強くした]
どれだけ祈っても物足りないから、仕方ないだろ 今幸せでも、明日幸せでも、 もっと、もっと幸せになってほしいし、 ……違うな、 幸せに、したい、か
[離れるくせに、と思うこともある。 けれど、言葉に嘘はない。嘘はつかない。 叶えられない約束は、したくない]
(179) 茄子 2019/08/09(Fri) 22時半頃
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[共に星を数えよう。 同じベッドで眠って、 夢は、違くたっていい。 目覚めて、朝最初に見るのが鏡の中の自分じゃなくて、すぐ近くにあるサイラスの顔なら。 それだけで、流れ星一つ分くらいの幸せにはすぐ届く。
幸せには際限がない。 共に歩む一歩。 手を繋いでゆく「帰り道」。 郊外の家、緑に囲まれたオレンジ色が日焼けした屋根。 一人で住むには広すぎる家を、あれだ、って指さして、
―――あの家に、共に暮らす未来はあったのだろうか。 海を忘れた男になって、………そんな夢は、見ない。 俺は海に生きる男で、オリュースの海を一番、愛している。 だから出会えた。 だから、あの日キャンバスに海を見た]
(180) 茄子 2019/08/09(Fri) 22時半頃
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あー、……っと おかえり、でいいか?
[鍵をあけて、視線を逸らす。 さすがに照れているようだ、と自己を分析しながら開いた扉。 それなりに片づけた、――といっても滞在は短い。そこまで汚れるほどでもない、家の中。 帰宅に反応して付く、最低限の玄関の明かり。 大きく開いた窓から星明りを浴びる、 運命の水平線が、目の前にある]
オリュースに戻って、 家に、帰ってきて この絵にただいまを言うんだ、 ………やっぱこれが最初の、運命の絵だからさ
[好きだ、と伝えたときよりも妙な緊張を覚えながらの、 ……まあ、そうか。これもひとつの、告白だ*]
(181) 茄子 2019/08/09(Fri) 23時頃
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[海の本当の深さを人は知らない>>177 海に生きる彼の言葉なら真実だろう。 深海の特集番組や、写真とかそんな意味じゃなくて]
きっと、あなたも星も、深い場所にいるんですね。
[こうやって手を繋いで一緒に星を見ても、 目に見えるあなただけじゃなくて、 目に見えないあなたを知りたくて仕方ない。
深い深い、あなたを知りたい。
海流に身を任せて沈んだ場所があなたなら それでいい。 あなたと言う深い海で溺れて息も出来ずに 肺の隅々まであなたで満たして死ねたら。
それでも幸せだと、今の僕なら笑って 言ってしまいそうだから。 あなたの頬に唇を寄せる事で心を黙らせた]
(182) pannda 2019/08/09(Fri) 23時頃
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はい。 祈りが届いて、繋がってますよ僕たち。
[星が流れる度に絡んだ指の力が強くなる>>179 願いが叶っていると確信するなら、 お互い幸せになって欲しい、幸せにしたいと言う 願いも必ず叶うはず、いや]
それは叶いますよ。
だって、僕、今。
どんどん幸せになっていってる。
(183) pannda 2019/08/09(Fri) 23時頃
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[初恋を知った少女じゃないと苦笑してしまうが、 苦笑もきっと全然困ってない。
嗚呼本当に、僕は幸せだ]
へぇ。 オリュースの事は 結構僕知ってるつもりだったんですけど。
[まだ星が流れるから、僕たちは手を繋いだまま。 郊外の道はそれなりに距離がある。 でもその距離は僕たちが手を繋いで 歩いて良い幸せな距離だ。
1人で帰る時なんて考えない。
この道は彼が帰って来る道だから]
(184) pannda 2019/08/09(Fri) 23時頃
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失礼します。
あ……これ。 この絵……ここに飾ってくれてたんですね。
[自分の家で何故そんなに不思議な行動をするのか 疑問に思ったが、目を逸らす少しの横顔が 案外可愛いと新しい発見に、問う事はしない。
しかし招かれた家であちこち見る余裕なんて無かった。
彼がただいまを言う相手を見て、 忘れもしない、彼の手に渡ったたった一枚の海が 陸の家に広がっていて驚いた>>181
汚れていたり、破れている可能性もあるのに。
その海は水平線まで綺麗なまま、グスタフと この家を繋いでいた]
(185) pannda 2019/08/09(Fri) 23時頃
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わぁ……嬉しいな。
僕の絵、こんなに大事にしてくれてるなんて。
本当にありがとうございます。 お前、幸せになってるんだな。
[一瞬我が子を見る様に慈しむ色で海を見た。 僕より早く幸せになっていた絵。
僕もありがとうを言わないといけない]
(186) pannda 2019/08/09(Fri) 23時頃
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彼の運命の絵になってくれてありがとう。
[何処にも絵の具の剥がれが無いのを確認すると グスタフさんへ向き直り、深く深く頭を下げる]
グスタフさん、絵を大事にしてくれて 本当にありがとうございます。
[これからもこの家で彼を待ち続けて、 錨となってくれる絵にも、よろしくと 声を掛けてから。 その絵の横に、魁の絵を置いた。
まだ未完の絵。
運命の二枚の絵。 きっと、ここにいるのが相応しいと 満足げに頷いた]
(187) pannda 2019/08/09(Fri) 23時頃
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グスタフさん、この絵。 ここに飾っても良いですか?
それとも何処か別が良いです?
[その前に、この絵完成させてもらっていいですか、 とも付け足した]
上手い下手とかないですよ。
ただ星を降らせたい、繋げたいと 思った場所に筆を走らせるだけです。
[それであなたと僕だけの運命の絵になります。
にっこり笑って画材を取り出しても良いし、 何かを期待するならパレットはそっと閉じるだけ*]
(188) pannda 2019/08/09(Fri) 23時頃
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[「好きって言われて」「好きって言えて」 幸せに決まっている。 想いに想いが返される。視線に視線が、唇に唇が。
欲しいなら手を伸ばす。 駄目なら仕方ない、なんて考えていたのは何回前の週末だった? 返されなかったら、それで俺は運命を忘れられたか。――無理だ。 オリュースでは、興味をひかれても声はかけないんじゃなかったっけ?――無理だろう、そんな、そんな興味くらいではなかった]
俺も、 オリュースのことは 結構それなりに知ってるつもりだったんだ
[でも、水平線の絵を買った年が、 初めての年じゃないだろう? きっと、まだ早かったのだろう。 出会いを、運命を、大事に出来るくらいにようやく心が成熟した、そんな気がする]
(189) 茄子 2019/08/10(Sat) 00時半頃
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[一人ではない帰宅が、どれくらいぶりか、なんてのは本当に忘れた。 高い天井にサイラスの声が響く。 嬉しそうで、何度も「ありがとう」を言う姿に、 ほら、また星一つ分の幸せが積もった]
ありがとう、を言うのはこっちだろ この広い家が、 絵のおかげで久々に、ちゃんと……なんというか、 ちゃんと「家」になった。 帰る場所、っていうやつ、かな。
[海がこの家にやってきたからだ。 そして、今星もやってきた。 並べられた絵。 視界に収まる、海と、星と、そしてサイラス。 望む全てが今此処にある。 この上のない満足に息を吐く]
(190) 茄子 2019/08/10(Sat) 00時半頃
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……なあ、本当の本当に俺が、 サイラスの絵に、 ―――あぁ、手に汗かいてきた
[はは、と笑って、それから。 その絵に向き直った。
未完成とは思わない。そんなのはわからない。 ただ、星が。 祈りを繋いでくれる星を、]
流れ星探してる時ってさ、 きょろきょろしてたら視界の端っこで流れたりして、 まっすぐ捉えられることなんて、あんまりないだろ?
でもたまに、見上げた瞬間に飛び込んでくることもある。
[サイラスの瞳に見たそれのように。 いつか海上で見た思い出のように]
(191) 茄子 2019/08/10(Sat) 00時半頃
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だから、そう ……こう、かな
[絵筆を持たずに、指先を向ける。 キャンバスに触れる一呼吸手前。 こう、と声をおいかけるように軌跡を描く]
(192) 茄子 2019/08/10(Sat) 00時半頃
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[ひいてくれ、と言いはするものの、 サイラスに再度乞われれば拒むことなんて出来なくて、さて深呼吸の後に引いた線は、震えないといい。
空と海と、オリュースと。 二人を繋ぐ運命の糸を、 幸せを祈り、そして叶えるという決意を、 キャンバスに縫い留めよう*]
(193) 茄子 2019/08/10(Sat) 00時半頃
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もしかして、結構待たせちゃったりしました? ちょっと早く着くくらいな気持ちで来たんだけど。
[>>163あんまり早く着き過ぎても、待ってる間ただの不審者みたいにそわそわしちゃいそうだと思って、少しだけ早くを狙ってみたのに。 浅はかだったというか、むしろもっと早く来るべきだったというか。]
あっ。
[のばされた腕に、少しだけ期待した。 けどこんな公道で……と思ったりもした。 だから彼の腕が、己の肩でなく進行方向をさしたとき、安堵と落胆の混ざった溜息が零れてしまった。]
(194) nordwolf 2019/08/10(Sat) 00時半頃
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いえ今日は、午前中だけ軽い合わせを。
ハハッ、とっても元気ですよ。 ソウスケさんこそ、根詰めて寝不足とかなってないですか?
[>>164他愛のない話で笑い合える。 きっとこれから、こんな時間がたくさん持てるのだ。 それだけで嬉しくて、このままずっと、並んで歩いていたかった。 けれど、店までの路は限られていて。 それにこのあと、もっと幸せが待っているはず。]
(195) nordwolf 2019/08/10(Sat) 00時半頃
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― レストラン ―
[こんなちゃんとしたレストランに来るのなんて、何年ぶりだろう。 ソウスケの後ろに控えて、ついきょろきょろしたくなるのを我慢する。
通されたテーブル席で、向かい合って座るだけで、ひどく緊張してしまう。 グラスの水を一気に半分ほどまで呷ったのは、道中暑かったからだけではない。]
えっと。 あの、メニュー、みましょうか!
[たしか団長がくれた招待券は、前菜、スープ、メインディッシュにパン、それとデザートとドリンクが選べたはずだ。追加はまた別料金。]
(196) nordwolf 2019/08/10(Sat) 01時頃
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えっとこれ……。
わっ……!
[バサッと、ちょっと派手に開いてしまったものだから。 挟みこんであった、本日のおすすめメニューが、床に落ちてしまった。
慌てて拾い上げるけど。 他の席から、視線が向いている気がして……恥ずかしいなもう。*]
(197) nordwolf 2019/08/10(Sat) 01時頃
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[今歩いている道は彼にとっては帰り道。 では僕にとっては? 僕にとっても、帰る場所になれたらいいのにと 幸せを手に入れたのに際限無く求める 子供の心をこっそり叱りつける。
例え僕にとって帰り道にならなくても、 彼が帰る道に寄り添えたらいい。
そう思えるまで心が豊かになったら、 彼に追いつけるだろうか。 彼が知らなかったオリュース>>189を 聞いては見たい当ててみたいと思う反面]
(198) pannda 2019/08/10(Sat) 01時頃
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[深く深くあなたに潜って偶然見つけられたら 良いなと願う僕がいる。 見つけた内容次第では僕は恥ずかしくて 浮上出来ない可能性があるとしても、 今はその可能性すら浮かんでいない。
ただ、2人で並んで歩くだけで幸せで 自分の絵が彼の家にあるだけで感じる 幸せがいっぱいで、入り込む余地もない]
(199) pannda 2019/08/10(Sat) 01時頃
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帰る場所、ですか。
良かった。 じゃあ、必ず此処へ帰って来てくれるんですね。
[錨となった絵が僕の絵で本当に良かった。 彼にとっては幾つかある止まり木の1つだったのかも しれない。ただ彼の故郷で実家だから特別な 止まり木なのかもしれないが『家』に変わったのなら] やっぱり僕もありがとう、ですね。
僕と同じ様に、グスタフさんを 待っている想いがある場所にしてくれて。
[そしてこの絵も、もう寂しくないはずだ。 孤独で待ち続ける必要はない。 新しく時間を過ごす絵が増える、はず]
(200) pannda 2019/08/10(Sat) 01時頃
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そんな緊張しなくても良いですよ。
グスタフさんが思った通りにしていいんですよ?
[汗を掻いたと言う手にハンカチを渡し、 彼の心の中に浮かび上がり、夜を走る色が 形になるまでじっと待っていた]
はい、はい、ええ。
[少しずつ言葉に、彼の中で光を放った 一筋が浮かび上がってくる。 その言葉に従う様に、パレットに絵の具を 少しずつ押し出して混ぜ合わせる]
(201) pannda 2019/08/10(Sat) 01時頃
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色って、一色で表現出来そうに見えて 難しいんですよ。
目を閉じると、真っ暗って言うけど、 物凄く濃い暗い緑や青や赤とかが 瞼の裏に浮かんだことはありませんか?
色んな色を少しずつ混ぜて行きますから。 グスタフさんが、これだと思った色が 出来たら教えてください。
[筆ではなく指が描いた一筋>>192 軌跡は見えた。 後は彼と同じ星を、僕も見たい。
混ぜ合わせる色に闇の色彩は無い。 青、緑、赤、白、金、少しずつ 混ぜ合わせ組み合わせ、彼の反応を確かめた]
(202) pannda 2019/08/10(Sat) 01時頃
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グスタフさん、あなたが見て。 僕が作った星です。
あなたの手で、この絵をオリュースの空に してください。
[2人でこの家に1年中降る流星の夜を作りましょう。 差し出した筆がたった一筋の糸を描くまで、 それから僕は一言も発することなく絵を見ていた。
新しい命を吹き込まれて、この家で彼の 幸福を祈り続ける星が生まれるのを]
(203) pannda 2019/08/10(Sat) 01時頃
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……お疲れ様でした。
本当に綺麗な流れ星ですね。
迷いの無い素直な線。 僕の目に残ります。
[迷いなくㇲッ、と流れた星は彼の想いを 反映してくれているはずだ。 とても良い絵だと素直に思えるこの絵は 2人だけの傑作になるだろう]
(204) pannda 2019/08/10(Sat) 01時頃
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そう、午前中からやったりもするんだ。 次も楽しみだな。 今度なにか差し入れでも持っていくね。
とっても元気なら、よかった。 ん、平気平気。根詰めたりはしてないよ。
[>>195道中の会話は取り立ててどうといった内容でもない。 ただ、今までずっと遠巻きだった間を取り戻そうとするかのように、お互いの小さなことまで話をした。 ――根詰めたり"は"してない、についてどう受け止められるかは、フィリップ次第。]
(205) mmsk 2019/08/10(Sat) 03時半頃
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――レストラン>>196――
[緊張しすぎて黙りこんだまま、席について水を飲む、そんな一連の動きをつい、見つめてしまった。 相棒の鸚鵡のいない肩のラインとか、マオカラーの似合う首筋とか。 その少し上で水を通して上下する喉の動きとか。 フィリップを構成するひとつひとつに魅了されてやまない。 このままずっとこうしていたい、と過ぎった瞬間、声が上がって現実に引き戻される。]
そ、うだね。 何食べるか決めないとだし――
[セレクトコースだというのはチケットにも書かれていたし、席につくときにも説明があった。 つまりこちらが決めないと、何も出てこないのだ。 メニューを開こうとした、その時。]
(206) mmsk 2019/08/10(Sat) 03時半頃
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っと、大丈夫?
[>>197中の別紙になっていたメニューが床に落ちた。 拾うのを手伝おうと、椅子を降りてしゃがみ込んだ。 おすすめの文字が見えて、へえ、と思わず口に出ていた。]
せっかくおすすめなら、ここから選ぼうかな。 あ、嫌いな食べ物とかある? アレルギーとか。
あ、これおいしそう。
[チーズとフルーツの前菜・スイートバルサミコ仕立てという文字列が目を引いた。 トマトやパプリカはよく見るが、フルーツはなかなか珍しい。チーズの響きも魅力的で、加えておすすめとなれば、期待に胸踊った**]
(207) mmsk 2019/08/10(Sat) 03時半頃
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― マーケット ―
そうですね、案外酔っぱらわないというか、最終的には寝ちゃう方です。
[酒は強いか、と言われて考える。 めちゃくちゃ飲む方ではないが、飲んでもそんなに変わる方ではないと思う。 ただ、今日ばかりは飲んで勢いをつけたいところもある。]
あんま無理しないでくださいよ。
[自分がいるから大丈夫、という言葉に、何とも言い難い気持ちになって、笑って一言だけ伝えた。]
(208) wallander 2019/08/10(Sat) 10時頃
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[おすすめのものがある、と言われてついていった先では、いろんなものが春巻きの皮でスティック状に巻かれ、ケースの中に置かれていた。 灯りの中、フライヤーで跳ねる油の音がたまらない。
シーシャが注文すると、選んだスティックが店主の手でその場で揚げられていく。 すぐに見るからにぱりぱりに揚げられたそれが油から上げられ、紙コップに入れられていった。]
これは… すぐにでも熱々で食べたい奴ですね。
[思わず生唾を飲む。 当然ビールとの相性は最高な奴だ。]
(209) wallander 2019/08/10(Sat) 10時頃
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[そして、自分が払う、と何の後ろめたさもなく言う彼に、ありがとうございます、と応えて微笑んだ。
もう、たまに彼に見られた、どこか落ち着かない様子の素振りは、今はない。 その様子に、ほっとするとともに、愛らしさを覚える。
彼は、年上のはずだ。 そして、ぱっと見のやんちゃ感も中々だ。 だけど、何か、すごく褒めてあげたい、と言うか、庇護欲、と言っていいのか、そのようなものを覚えてしまう。
彼が注文する中、ひそかに息を吐く。 こう思う事自体が上から目線になっていないだろうか。 そして、それ以前に今日は自分の方がむしろ落ち着かない様子になっていないだろうか。 挙動不審さは隠せているはずだ、と思いたい。
この後のことを何となくシミュレーションしてみる。 行けるはず… あと一本、ビールの力を借りれば。]
(210) wallander 2019/08/10(Sat) 10時頃
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― マーケット・広場 ―
ほんとですよ。 僕のことももう少し認めてもらいたいもんですけどねー
[ありがたく思え、といいながら、ぶち猫を指で撫でる彼を見る。 もはや仕事の相棒にもなりかけているらしいねこと彼は大分蜜月のようだ。 自分は手を伸ばそうとするとやはり不審な目を向けられることを思うと、ねこの中でもシーシャは特別な存在なのだろう。
わかる、という気持ちと、いやいや、という気持ちが交錯する。 しかし、彼の独り飯じゃないから、という言葉には、そうですね、と笑った。 自分も、彼の仲間…2人と1匹として数えられていることが嬉しかった。
あとはもう、大葉に包まれた海老の春巻きスティックと、牧場産ウインナーを、ビールと共に味わっていた。
素直に美味しかった。 彼が笑ったから、自分も笑った。 やっぱり、こうやって彼と一緒に居たいんだ、と、つくづくそう思った。]**
(211) wallander 2019/08/10(Sat) 10時頃
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─ ─
[絶えず降り注ぐ流星に、このまま焼き尽くされても構わないと思っていた]
[空が白む。 夜明け前の空気が、好きだった。 冷涼で、薄暗くて、優しい寂しさの]
ん、ぅ
[ホテルのそれよりも狭いベッド。 乱れて、ドロドロのシーツの上で小さく身を震わせた。 肌を乗せたそれらを触知はする。
結局……たぶん最後の方はもうむり、とかたすけて、とか口走っていた気がする。 セックスというのがこんなに、理性どころか意識がトびっぱなしになるものだとは……こわい]
ゔ
(212) tayu 2019/08/10(Sat) 19時半頃
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[瞼が重く腫れて全く開かない。今までの人生全部の3倍くらい泣いたかも。 ヤニクの好きな顔がぁ。とは思えど体も動かない。 重だるい、それ以上に、下手に動けばまた熾火が煽られてあらぬ声などあげそうで。
抱き合う形の彼の頬に額を擦り付け、少しだけ手を動かした。 無理をして膿んではいないかと、脇腹の傷の上を掌で触れ]
すきだ
[掠れて吐息だけの音**]
(213) tayu 2019/08/10(Sat) 19時半頃
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―――――。
[まだ、心臓が煩い] [すぐ傍の温度と、息遣いに] [そっと胸をなでおろした]
[わかってる] [やりすぎたって]
[ソファからベッドに抱いていった] [その後あたりからセーブできなくなって] [彼の中を全部己で満たしたくて] [何度も――]
[だって仕方ないじゃないか] [たすけて、とか、もうむり、とか] [理性の飛んだ泣き声に体がゾクゾクしっぱなしだった] [あんなん興奮しないわけがない]
(214) Cadenza 2019/08/10(Sat) 23時頃
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[全身がぐったりしている] [腕を上げるのも気合が要るくらい] [最後の方から目が腫れてしまっていたから] [冷やしてあげなければ、と思うのに]
[触れている額を、手を] [離したくない]
―――――。
[ガーゼが取れてむき出しの傷跡に触れる手に] [己の手を重ねる] [掠れた吐息に目を細めて] [そのまま、うとうとと]
(215) Cadenza 2019/08/10(Sat) 23時頃
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[それから程なくして] [カリカリ カリカリカリカリ] [窓枠を引っかく音で目を覚ます]
[そうだ、目…冷やさないと] [重たい体をのそりと起こして] [瞬間冷却剤をタオルで巻いて戻ってくる]
ザーゴさん。 ………目。
[声をかけて] [寝ているようならそっと目の上に]
(216) Cadenza 2019/08/10(Sat) 23時頃
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[体が起きてしまうと、頭も起きてくる] [ドロドロでくしゃくしゃのシーツ] [潤滑剤のボトルは蓋が開いたままで] [空っぽになっていた] [ソファの上にも、濡れたバスタオル] [これは……] [そう、彼のあの姿を記憶に留めるための] [尊い犠牲であり、代償だ]
[後で片付けるものはともかく] [汗とかあれとかそれとか] [少しベタつく体は流したほうがいい]
[でも、確か…] [彼は汗ばんだ体をシャワーで流すことは] [しなかった]
[少し考える] [昨夜は、変なのと思って流したが] [それってもしかして……]
(217) Cadenza 2019/08/10(Sat) 23時頃
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[チェストからタオルを何枚か取り出して] [キッチンで濡らして軽く絞る] [それを持ってベッドへ戻って]
ザーゴさん、起きてます?
[ベッドの縁に腰掛け、声をかける]
シャワー、浴びられます? それとも、お拭きしましょうか?
[濡れタオルを手に、首を傾げた**]
(218) Cadenza 2019/08/10(Sat) 23時頃
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だだ、だいじょうぶ、です!
[>>207いきなり、恥ずかしいところを見せてしまった。 それより周りから向いた視線で、ソウスケに迷惑が掛かってないかと心配になった。]
ごめんなさい、ほんと……
……えっと、あ、おすすめ……
[ソウスケに言われ、初めて、その開いたメニューの内容に目を向けた。 まだ心臓がどぎまぎしているが、気を取り直して椅子に掛けなおし、改めてメニューを眺めてみる。]
(219) nordwolf 2019/08/10(Sat) 23時頃
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嫌いなものとか、アレルギーは、ないです。 ……あっほんとだ、おれ果物好きだし、それいいな。
[比較的何でも食べるし、健康体なのは、わりと自慢できるところ。 ソウスケが美味しそうだと言ったサラダは、二色のグレープフルーツとキウイが、とても目を引いて美味しそうだった。]
スープはどうしよう。 そういえばおれ、冷たいスープって飲んだことないんだけど……美味しいのかな?
[普通のポタージュ化コンソメでも良かったけど、飲んだことがないものは、とても気になる。]
あっ、メインはイカが入ってるやつがいいな、イカ。 ソウスケさんは肉と魚、どっちにすんですか?
[メニューを眺めているだけで、こんなにも心躍るなんて。 こんな楽しい食事は、どれくらいぶりだろう。*]
(220) nordwolf 2019/08/10(Sat) 23時頃
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─広場付近─
[腹いっぱい。心もいっぱい。 互いに満たされた顔>>125で、ゆっくり過ごすは食後の時間。 この後はブチ猫のいない二人だけの時間だ。]
港? いーぜ。
アンタの行きたいところならどこだって。
[確かに広場を行き交う人の数も減ってきた。 隙間無く並んでいた店の明かりは、ぽつぽつと間隔を空けたものになり。 賑やかさよりも、しっとりと落ち着いてマーケットの夜を楽しむ雰囲気に変わっている。 そこかしこに佇む人影も、二人グループが多い。 まあつまりは…そういうことだ。]
オレたちってどういう風に見えてンだろーな。
[隣に笑いかけてから、]
(221) lunaway 2019/08/10(Sat) 23時半頃
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─港─
[夜の闇色に溶けた海が、漣の音と磯の香りを運んでくる。 オリュースに暮らすニンゲンにとっては、馴染みの音で馴染みの匂いだ。
3杯のビールが意識をふわと緩ませている。 緑地沿いを歩く。ゆっくり。 知っている道。何度も歩いたことのある道。 でも今は──隣にヒイラギがいる。
港の灯りは仄かに。 星灯りと共存して。 地をそっと照らす。
隣の横顔。 綺麗な髪。 微笑む唇。 澄んだ瞳。
自分のすきなもの。その詰め合わせみたいな────…]
(222) lunaway 2019/08/10(Sat) 23時半頃
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[ベンチに誘われるまま、…ン。と頷いて後に続く。]
あァ、ヒイラギはずーーーーッと働き詰めだもンな。 お疲れさン。
…
[今更の労いの言葉。 一緒にマーケットを回るのが楽しすぎて、気遣いを忘れていたなと。思って。
…浮かんだ謝罪は、ヒイラギの声と行為と好意>>135に遮られた。]
(223) lunaway 2019/08/10(Sat) 23時半頃
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[そしたら、名残惜しくも離れ。 後片付けをしている間に、彼にシャワーを浴びてもらおうか。タオルや、服を彼が入っている最中に用意して、少し落ち着かず、無言でそのまま、その場を後にしてしまうのは赦して欲しい。
時計の音だけが刻まれる静かな部屋に。 自分以外の音が、吹き込んでいく]
不思議だな。
[彼が此処にいる―――]
(224) sudati 2019/08/11(Sun) 00時頃
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[自分以外の人の音に目を瞑り。 ソファに座れば、少しうとうととして彼が声をかけてくれるまで音を聞いて過ごそうか。そのとき、何か、夢を見た。誰かの顔が横切って。追いかけるように手を伸ばす。
彼が上がって声をかけてくれたら
瞬き、ああ、と]
……アリババ
[寝ぼけ眼で呼んだ、昔の友達を。 たった一日、たった一度。でも忘れられなかった。『アリババと40人の盗賊の話』猫に誘われてきた彼が、アリババだなんて、おかしな話だったけど。ランプを擦る訳でもなく。
空飛ぶトランクに乗る訳でもなく。 冒険をする訳でもない。 ただ、扉を開いた。 行動を起こした、姿 ――――、あれが、初恋だった]
(225) sudati 2019/08/11(Sun) 00時頃
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……熱を冷ましてくる。
[彼と彼が重なるなんて。 夢でも見ているようで、彼に抱き着いてしまいそうで。律しようと身を起せば、一度ふらついたのち。風呂場に向かおうとする。その際、振り返り、眼鏡を掛けなおせば、
躊躇いの後]
(226) sudati 2019/08/11(Sun) 00時頃
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悪いが寝室はあっちなんだが。 その、そこで待っててくれるか?
[大きなベッドが一つしかない。 その部屋で語り、眠る。その姿を楽しみにして。 シャワーを浴びる際に凄まじい音を立てるのは、落ち付かないのを落ち着かせようとして滑った為だが。盛大に濡れた後。
彼が待ってくれるのなら、一緒に眠ろうか*]
(227) sudati 2019/08/11(Sun) 00時頃
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──、
[体温が離れていくのを、肌が感じ取った。 ゆらゆらと浮沈する意識が寂しさに鳴いて。 見られたくない、とのろのろ顔の前に手を翳す]
ん
[タオルの感触。その冷たさに睫毛を揺らし、 ありがとう、と息だけで答えて]
(228) tayu 2019/08/11(Sun) 00時頃
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[また少しうとうと。 人の気配がかき混ぜる空気が柔い風を作るのを感じながら。 やがて、ベッドが体重に動く]
おきれる
[いい返事と、そのわりにのろい動作。 冷却剤を細く持ち上げて、その隙間からそっと覗く]
そんな、手あついサービスが? 助手すごいな……
[微笑えた、かどうかわからない。 あまりにだらしなくて呆れられていないかと少しだけ考えて、その思考を投げ棄てた]
(229) tayu 2019/08/11(Sun) 00時頃
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く、 ふふっ……
[>>219狼狽える様子から緊張が伝わってきて、ああフィリップも緊張しているんだ、というのが嬉しくなった。 別に、メニューを落とすくらいなんてこともない。 それなのに変に慌ててしまう自分たちに、つい笑いがこぼれた。]
謝ることじゃないでしょ。 気にしない気にしない。
[事実、突然の音にこちらに向いた視線もとうに彼らの食事の方に向かっている。 迷惑に思うどころか、緊張が少し解けたことに礼を言いたいくらいだ。]
(230) mmsk 2019/08/11(Sun) 00時頃
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果物、僕も好き。 というか、食べておいしいものはみんな好きだな。 アレルギーないのは、よかった。
[>>220前菜を決めれば、次はスープだ。 セレクトコースは迷う段階が多くて、子供みたいにわくわくする。 冷製スープへの迷いが見えれば、軽く瞬いて。]
そう? 初めてなら、この機会に冷たいスープにしてみる? 冷たいのなら僕はポテトのポタージュがいいな。
[ガスパチョもメニューに並んではいたが、酸味のあるものは好みが出るかもしれない。 風味がシンプルで旨味のあるポタージュを指した。]
(231) mmsk 2019/08/11(Sun) 00時頃
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ああ、イカ。いいね。 今、一番いい季節だし。
君が魚介にするなら、僕は肉料理にしようかな。 いろんな料理が並ぶほうが見て楽しいし……
それに、君とシェア、できるし。
[食事を誰かと分け合う、なんて本当に久しぶりだ。 そんなことでも、相手が彼だと思うだけで、特別な行為に変わる気がするから、恋心というのはなんとも不思議なものである*]
(232) mmsk 2019/08/11(Sun) 00時頃
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[キャンバスに重ねた軌跡。 それを見逃す前に、出来上がった煌めく瞳の色で、運命を捕まえた。
未完成なんて知らないはずなのに、 不思議と、星が落ちたその海が、空が、 これこそがオリュースと命を吹き込まれたことがわかった]
すごいな、 ……すごい ここにオリュースがある ずっと探してたんだ、 運命の、星の絵を。
[絵具が乾いていないその星は、 本当に光って見えた。 空から落ちてきたばかりの、まだ若い星は、 重なった指と落とされた口づけと、そしてその言葉で 紡がれる二人の祈りをもって少しずつ成長するのだ]
(233) 茄子 2019/08/11(Sun) 00時半頃
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[唯一の星と、海と、水平線。 日焼けした屋根、クリーム色になった壁。
そして、ただいまを言えばおかえりと言ってくれる人。 無事を祈ってくれる人。 無事を、祈りたい存在。
唯一を沢山、置いていく。 未知を目指して先へ行く]
(234) 茄子 2019/08/11(Sun) 00時半頃
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サイラス、 ……サイラス。
[何度呼んでも、呼んでくれた数にはきっと敵わない]
広いベッドと、天窓の下のソファ、どっちがいい? ああその前に、 家の中を案内しよう。
おいで
[絵筆を置いて、きちんと片づけて、それから。 手を引こうと思ったのか、ただ触れたかったのか。 結局、何故だか抱き寄せてしまって、案内するっていう言葉はもう少し後のことになる。
幼い頃転んで怪我をした段差とか、 かくれんぼのお気に入りだった角、 寄贈を考えている、自分にはあまり価値のわからない書斎だとか、 そういったものを。 俺の、これまでの歴史を振り返るような、 今更の自己紹介のような、そんな気持ちで*]
(235) 茄子 2019/08/11(Sun) 01時頃
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そうだけど……。
[>>230恥ずかしいものは恥ずかしいのだ。 大好きな人の前で、いきなりこんな恥ずかしい失敗だもの。 けど、少しムッとしながらも、いざメニューを見始めれば、もうそんなこと消し飛んでしまう。]
じゃあ、サラダはそれで。 そうだね、折角だから試してみようかな……このオレンジのやつ、きれいで美味しそう……。
[指さしたのは、ニンジンの冷製スープ。 さした後で、生クリームで描かれたハートに気付いて、勝手に恥ずかしくなって、耳先が少しスープと同じ色になったけど。]
(236) nordwolf 2019/08/11(Sun) 01時頃
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じゃあイカ、おれイカにしよ。 イカスミ食べたことないから、それにしよ。 リゾットとパスタ……ソウスケさんどっちがいい?
[>>232肉料理を選ぶらしいソウスケに、どちらが良いかと尋ねて。 言われて、はたと気付く。]
……シェア……
[そうだ、無意識に言っていたが、どっちがいいか聞くだなんて、分け合うの前提みたいに聞こえるじゃないか。 いや勿論、できたら嬉しいのだけど。]
そ、ですね。 おれも肉、食べたいし。
[もう一段階、耳が赤くなった。]
(237) nordwolf 2019/08/11(Sun) 01時頃
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[やっぱ、シャワーは苦手なんだ] [一つ明らかになった事実に笑う] [そりゃ、あの執事だってああなる] [これは助手の仕事が多そうだ]
すごいでしょ? 連れてって損はないよ?
[かしこまりました、の代わりにウインクをして] [濡れタオルを広げて、面積の広い所から] [背中を終えると、後ろからタオルで包むように] [タオルを持った手を前に回して、胸とお腹]
[なるべく優しく充てがっても] [勢いを殺した声が漏れてくるのに苦笑い] [なるべく気にしないようにしても] [声に残る余韻に数刻前の快感が蘇る]
[だからといってはなんだけど] [胸とか、お尻とかは入念に拭いていたり]
(238) Cadenza 2019/08/11(Sun) 02時頃
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ん?
[名を呼ばれたのは、足を拭いていた時] [わざと内腿をゆっくり拭いたら、腰が浮いた]
つらい?
[一瞬、痛いのかと思ったけど] [すぐに違うと気づいて、ああと笑う]
はいはい、承知。 何の話がいいっすかね。
[使い終わったタオルを床に投げ] [新しい濡れタオルを広げて]
じゃあ、俺のこと、とか?
[あんま面白い話なんてないっすけどね] [足を拭き続けながら、肩をすくめる]
(239) Cadenza 2019/08/11(Sun) 02時頃
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前も言ったかもだけど、 俺の親父とおふくろは、移民なんだ。
[足の指を拭いて] [次は反対の足]
[父親は町医者で母親は保育士] [普通に食うには困らない生活だった]
[同じように、内腿をゆっくり拭いて] [外腿と、膝から下と]
[母親には持病があって] [己を身籠った時に、国を出たという] [厳しい気候環境と母体の安全を天秤にかけたのだろう]
[話をしながら] [足の指を拭いて、足は終わり]
(240) Cadenza 2019/08/11(Sun) 02時頃
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[また新しいタオルを手にして、次は腕] [肘から先をタオルで包んで拭いて] [手のひらと、指を]
おふくろはさ、ハーフだったのもあって すっげー美人だったんだ。 じーちゃんが、こっちの人だったらしい。
俺の髪色はじーちゃんと同じ色なんだってさ。 見たことないけどね!
[反対の手も、同じように拭けば] [残りは、少し敏感なところ…]
(241) Cadenza 2019/08/11(Sun) 02時頃
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|
ってか、俺も医者の息子なら もうちょっと頭良く生まれてもいいと思うんだけど 髪色とかじゃなくてさー。
[髪ではなく、頭だよ頭] [からからと笑いながら、足の付根を拭いて] [一番ねとねと、どろどろしている場所が最後]
足、ちょっと広げてください。
[努めてなんでもないことのように言って] [新しいタオルを手に取る]
(242) Cadenza 2019/08/11(Sun) 02時頃
|
|
[広げてくれたなら] [内股から前の方と] [後ろの方] [乾いた潤滑液を濡れタオルで溶かしながら] [少ししっかり目に拭き取っていく]
すっげ……どろどろ。
[まって、すごくえっちだこれ] [俺のを飲み込んでた後ろから] [溢れたやつが流れて乾いてたってことでしょ?]
……えっ、と。
[気づいちゃったら] [ちょっと無口になって、拭いている**]
(243) Cadenza 2019/08/11(Sun) 02時頃
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― 広場付近 ―
[港へと行く道を行く。 すれ違う人々の数も確実に少なくなってきている。 そして、その大体が二人連れだ。]
完全につきあってますよ。
[自分たちはどう見えるんだろう、という彼に軽口で返す。 けれども、耳元で囁かれた言葉には、一瞬言葉に詰まった。 黙って隣の彼の顔を見た後、ふいと目を反らしただろう。]
(244) wallander 2019/08/11(Sun) 02時頃
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― 港 ―
[暫くの後。 勢いに任せて、唇を重ねた後、彼から一旦顔を離してその表情を窺う。 そして、彼から出てくる言葉を黙って聞いた。
彼が、自分の吸った手の甲を、自分に見せつけるように顔の前まで持ってくる。 そして、その場所を小さく舐めた。
そのまま、彼の手が自分の髪に回る。 お互いの身体が自然にずっと近くに近づく。 彼の顔が、唇が自分の髪に触れ、それから耳へと触れる。]
(245) wallander 2019/08/11(Sun) 02時頃
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んんっ…
[その吐息が、耳を擽り思わず声が出る。 甘噛みされると、勝手に吐息が漏れ、軽く噛まれて濡れた耳たぶが、夜風に触れてひんやりとする。 自分は耳がこんなに弱かっただろうか。 違う。 シーシャだからだ。 シーシャが自分に触れていてくれるからだ。
そのまま彼は、下方へと唇を這わせ、首筋を強く吸った。]
(246) wallander 2019/08/11(Sun) 02時頃
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跡に、なりますね。
[彼が自分の首筋から唇を離した後、彼の顔を見て、感謝するように微笑んだ。 そして、喋り出す。」
シーシャさんは、僕を買い被りすぎです。 これでも、めちゃくちゃ緊張してたんですよ。 でも、ちゃんと言わなきゃ、ずっとすれ違ってしまうからって思ってた。 もう嫌なんですよ、待ちぼうけ喰らうのも、二週間も顔見れないのも。 いつでも、側に居てほしいんです。 貴方の為に生きてみたい。
[彼の髪に手をやった。 ずっと、触りたかった彼の髪。 軽く梳き、さらりとした細い髪を手で掬うように取る。 顔を近づけ、髪に口づけると、そのまま彼の身体を抱き寄せた。]
(247) wallander 2019/08/11(Sun) 02時頃
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|
[暫くの後、ベンチから立ち上がれば、彼を腰から抱き寄せて、そのまま歩き出す。 もう、マーケットの灯りも大分落ちた。 暗がりで、自分たちの姿は良く見えないし、見られたとして、手を繋いで歩くことと、いったいどれほどの差があることだろう。]
あ、見えましたか。
[ふと、海の方を見て呟く。 流れ星が、視界の隅を横切っていったのだ。]
今日は、まだまだ降りますよ。
[という間に、ごく短い流れ星が空の上の方を走った。]
この間の願い事、叶うといいですね。 あ、シーシャさんのお願いは、もう願う前から叶うの確定してたんで、もう一度願ってもいいんじゃないですか? 一緒に、長いの、探しましょう。
[そのまま、暫し空に見入った。]**
(248) wallander 2019/08/11(Sun) 02時半頃
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[うわ、気障……と思うと同時に 格好いいと思ってしまった>>-1134は かなりの重症だ。
さっきから身体が火照って困る。 船乗りを見つけて興奮していた子供の頃の 分別のつかない感情の昂ぶりなんかじゃない。
グスタフが僕を帰る場所だと言ってくれたのが 嬉しくて嬉しくて涙腺が緩みそうになるのを 彼の胸に頭を押し付ける事で何とか隠し通そうとした。
僕も男だし、泣き顔とか見られたくないんだ。 些細過ぎるプライドだけど、意地だ]
(249) pannda 2019/08/11(Sun) 08時半頃
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[でも、一言だけは誤魔化さずに、あなただけに 届けたくて、胸の中で一音一音を大切に しながら口にした。
言葉にしただけで、僕も、覚悟が改めて出来る。 親や大切な人の大事な時に間に合わない可能性、 知らずに過ぎてしまう可能性。 それを海へ連れて行く覚悟が彼にあるなら、 僕も全て承知で、彼を待つ覚悟を決めて。
彼の香りを細胞一片にまで吸い込んだ]
(250) pannda 2019/08/11(Sun) 08時半頃
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良かった。 グスタフさんと、僕のオリュースは ここに、ここだけに、あるんです。
[星が一筋流れただけで感動の声を上げる姿>>233に 僕も繰り返す。 2人だけの空が生まれた事を喜んで、 握り締めた彼の手の温もりに、 また抱きしめて貰えるよう祈る]
(251) pannda 2019/08/11(Sun) 08時半頃
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|
[繰り返される名前>>235 自分の名前にこんなに幸せを感じる効果があるなんて 思わなかった。 きっと彼に呼ばれるから、だから僕も呼び返す。 僕の感じる幸福を、あなたも感じて欲しい。
名前だけでも幸せで、完成したオリュースの星を 前にただただ笑っていたけれど、 画材を片付けている時に投げられた選択肢に 一瞬身体が強張ってから、目が泳ぐ]
(252) pannda 2019/08/11(Sun) 08時半頃
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|
[いや、なんだろう。 承知の上で、離れたくない、全部あげると 言ったのは僕の方だけど。 ただ寝るだけ、になるだろうかと意識する。
どっちが、なんて選べるはずもない中、 急かす様に手を取られ抱きしめられて、 片付けが終わってないと抗議する気も失せた。
明日は画材の片付けが大変だと 頭の中で少しだけ考えてから、ぽいと追い出した。
今僕が頭に詰め込みたいのは彼の香りと彼の歴史。 この家に残る彼の歴史を些細な傷だって 思い出だって見逃したくない。
角に入る程小さかったグスタフを想像しては 微笑んで自分の背と比べたり、 書斎の本を見ながら、価値はセイルズさんなら 判るかなとか呟いたり]
(253) pannda 2019/08/11(Sun) 08時半頃
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[案内してもらえばもらうほど。 生まれる、寂しさ。
此処からも離れたくないな、と 思ったらつい我儘を言っていた]
グスタフさん、もし。 もしでいいので、書斎とか使わない部屋が あったら一部屋貸してくれませんか?
僕の絵、屋根裏にあるんですけど、置く場所が 段々無くなって来て……。
アトリエとして貸してもらえませんか?
家賃も払いますし、 一応掃除くらいはしときますよ。
[彼のいない日々は多分寂しいから。 あなたが残る場所に留まりたい]
(254) pannda 2019/08/11(Sun) 08時半頃
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[べたつき、一部は固まって、息をするたび引き攣れるような皮膚感覚。 それらを認知はするけれど、吐き気を催すほどのひどい不快感は今はすっかりなりを潜めていた。 拭き取っていく濡れた感触も嫌じゃない。 苦痛ではないけど、困る。
話してくれる生い立ちに、相槌を打ったり短い問いを挟んだり。 掠れて湿った声がなるべく平静なトーンに聞こえているよう願いつつ。 視覚を遮断しないよう、泣き腫らした眼を冷やすのは片目ずつにしてヤニクの手つきや、朝日がその髪に散らす光の粒を見ていた]
その とても きれいな、髪は ギフトなんだな
[指先まで清めて離れていくタオル。 冷却剤を持たない手はベッドについて、起こした半身を支える]
(255) tayu 2019/08/11(Sun) 09時頃
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うん、そうだね、きれい。 オレンジは、君に似合いそうな色だし。
[>>236キャロットポタージュのなめらかなビタミンカラーは、ちょうど自分から見た彼のイメージに似ている。 太陽に愛されたような活発な色に、自然と彼の姿を重ね。]
イカスミ、いいんじゃない? 僕もそんなには食べたことがないな。
……シャツ、気をつけてね。
[せっかくの白いシャツ。万が一にも黒いスポットが出来てしまったら、カラフルなボタンもがっかりだろう。 白なのはこちらもお互い様、なのだけども。]
(256) mmsk 2019/08/11(Sun) 13時半頃
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僕が選んでいいの? なら、パスタよりリゾットがいいな。
この、ラムと香草のやつとか。
[乳飲み仔羊と書かれたリゾットは、もったりと少し重みのあるチーズリゾットにロースト・ラムチョップといくらかの香草が添えられたもののようだった。 見た目だけで食欲をそそるのに、否応にも期待が高まる。]
(257) mmsk 2019/08/11(Sun) 13時半頃
|
|
[パンは選択制ではなく、店の自家製のものが出てくるらしい。 デザートもそれほど選択肢が多くなく、メレンゲとマロンクリームの誘惑に負けてモンブランにした。 と、なれば悩むものはあとひとつだけなのだが。]
――――……
[そのひとつが、とかく問題だった。
つまり、酒を頼むか頼まざるか。]
(258) mmsk 2019/08/11(Sun) 13時半頃
|
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[弱いのは自覚があるので、マーケットでくらいしか飲まないようにしている、のは変わらない。 が、例外として誰かとの食事のときは少しだけ入れることもある。 というのも、それほど飲めないにもかかわらず、アルコールの味自体は嫌いではないのだった。 故に、悩みは深い。 チーズリゾットと共にワインを舐める楽しみと、初デートで失態晒したくない心とを天秤にかけて、メニューをじっと見つめている。
もしだんまりを訝しがられたら、この思考回路を恥ずかしながら晒してみる。 フィリップ自身もそれほど飲まないほうだと知っているけれど、さて*]
(259) mmsk 2019/08/11(Sun) 13時半頃
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|
そう、すかね。 じゃぁ……
[なにか話さないと、意識が持っていかれる] [もう目が離せなくなっているのに] [口数がなくなった己の代わりなのか] [聞こえる彼の声に、相槌を打つ]
ザーゴさんの手伝い、俺ができることも 力仕事の他にあるっすかねえ。
[公私、共にってやつ?] [表立つ部分でも] [必要とされたい、なんて] [いや、こんなことしながら考えることでは…]
[懸命に気をそらそうとするのに] [話す声が跳ねて、まるで]
[閨事が続いている、ような]
(260) Cadenza 2019/08/11(Sun) 14時半頃
|
|
[あちゃー、また拭き直しかな] [家の中にあるタオルの枚数に不安を覚えると] [シャワーで洗う、って]
えっ……ひとりで、大丈夫ですか?
[これもしかして] [俺んちに連れてくるよりも] [彼のホテルの部屋に俺がお邪魔したほうが] [良かったのでは……?!?!] [なんて思ってももうだいぶ後の祭だ]
い、いいっすよ 俺もついてきますから
[俺の体も流したいし] [大丈夫、今度は刺激しないようにする!]
[――――ホテルに連れて帰れたのは] [その日の夜遅くだった、とかなんとか**]
(261) Cadenza 2019/08/11(Sun) 14時半頃
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[日も暮れるころ、疲労困憊でようよう辿り着いたホテルでも、離れたくないと男を引っ張り込むのは末期症状。
もしかしなくても、 とにもかくにも触らなければ平和なのでは? 真理にも辿り着いた。寂しいけど]
(262) tayu 2019/08/11(Sun) 18時半頃
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ヤニク、体は大丈夫だろうか?
[今更の安否確認は、その深夜。 星の見える窓辺]
……明日……なんとか起き上がれたら、君のプロフィールを作ろう 俺の個人的な助手ならば本社への報告は不要だけれど 秘書の実績に数えるには請負契約を交わしておいた方が良い
[力仕事以外にも、もし君が望んでくれるのなら>>260]
急ぐ必要はないけど、君の出立の準備が出来たら ここも片付ける──
[緩くまとったバスローブの感触は乾いている。 どうやら触れても大丈夫らしい範囲、片手を伸ばした。 手を繋いでくれる?はにかむように微笑んで**]
(263) tayu 2019/08/11(Sun) 18時半頃
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-- ローズ・ホテル --
[2度めのジュニアスイートは] [部屋の前で引き返すつもりだったけど] [ぐったりしている彼も心配だからと言い訳して] [促されるままにお邪魔します]
[まず服を脱ぐんだ] [なるほど] [彼の"生態"をひとつひとつ覚えるのも] [きっと助手の大事な役目だ]
[星のよく見える窓際] [テラスに出たら気持ちいいだろうと思うけど] [湿った夜風はきっとダメだから] [空調の効いた窓の内側から星を見ていた]
(264) Cadenza 2019/08/11(Sun) 21時頃
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ええ、まあ、ぼちぼち。
[体の調子を問われ、脇腹に手を当て頷いた] [傷の治りはあともう一息というところ] [体を無理に捩ったりしなければ大丈夫だ]
それ、本当に俺で大丈夫なんすか? てか、ザーゴさん一体何者…。 や、俺はまあ。全然問題ないっすけど。
[街の便利屋から謎のエリートお金持ちの助手] [冷静に考えるとなるほどすごい転身だ]
俺は、明日病院行ってきますよ。 この街を出ても問題ないか聞いてきます。
……ん?
[伸ばされた手、はにかんだ表情] [この人のこんな顔、見れるのはきっと俺だけだ]
(265) Cadenza 2019/08/11(Sun) 21時半頃
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[伸ばされた手を取って、口元に笑みを浮かべて]
この街で見る夜空も、そろそろ見納めっすね
[この先、どんな夜空の下でも] [こうして手を繋いでいるのだろう]
(266) Cadenza 2019/08/11(Sun) 21時半頃
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-- 翌日〜 --
[オリュースで過ごす、最後かもしれない1週間] [始まりは、ジュニアスイートの部屋からだった]
[週末に体力を使い果たして] [このまま泊めて…ってそのまま爆睡だった]
ザーゴさん。起きてます?
[時計を見れば昼前だ] [寝ているようであれば、黙って] [少し起きてしまったようであれば]
病院行ってきますね。
[そう言って、手の甲にキスして部屋を出る] [もう一寝入りして起きる頃には] [きっと戻ってこれるだろう**]
(267) Cadenza 2019/08/11(Sun) 21時半頃
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あー、シャツ……。
[>>256そうだ、白いシャツにイカスミがついてしまったら、たしかにたいへんだ。 メニュー考え直したほうがいいかなと思いつつ、ちょっと、胸元をつまんでみる。 けれどやっぱり、イカスミの好奇心には勝てなかった。]
じゃあリゾットで。 ソウスケさんは……あー、それおれも気になってたんですよね。 チーズ、すごい濃そうで。
[>>257それに、ハーブは大好きだ。 他人の選んだメニューだというのに、つい身を乗り出してしまう。 いや他人ではないか。]
(268) nordwolf 2019/08/11(Sun) 22時半頃
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[>>258デザートには、レモンとライムのソルベを選んだ。 食後の〆はサッパリ派だ。]
えーっと、あとドリンクは季節のアイスティーで……。
……ソウスケさん?
[これで全部決まったと思ったのだけど、ソウスケはまだメニューを見ているようだ。>>259 追加注文でも考えているのだろうか。 けれどこのコース、わりと充実している気もするが?]
(269) nordwolf 2019/08/11(Sun) 22時半頃
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ソウスケさん、なんか追加するんですか? なんか、美味しそうなもんありました?
[きっと、気になるサイドメニューを見つけたんだろうなと思って。 彼の見ているページを覗き込もうと、軽く身を乗り出し]
あー……。
[そこに書かれていた「Wine」の文字。 心臓が一度だけ、小さく跳ねた。*]
(270) nordwolf 2019/08/11(Sun) 22時半頃
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─港─
[彼の浮かべる微笑みにまた見惚れ。 熱の篭った言葉>>247を聞いて、悦びにぞくりと背筋が震えた。]
…、アンタってさ。 可愛い顔して、ヤるこた積極的だよな──…
[最初に店の裏に誘ってくれたのも。 また市へ行こうと二度目を誘ってくれたのも。 きっかけはヒイラギからだ。
優しい面立ちの奥の芯の強さ。強引さ。 …それに溺れる。溺れてしまう。]
そーいうところ。 すッげー… ぞくぞくする。
[身体が抱き寄せられる。密着する。 ヒイラギの匂いが近くて…彼に対する酔いが一層加速する。]
(271) lunaway 2019/08/11(Sun) 23時頃
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[“この後”を誘う囁きに、ただただ頷いて。 止めることの出来ぬ荒い息を吐いた。]
…テメ、 慣れすぎじゃ ねーの……
[悪態めいた文句は照れくささの裏返し。 抱き寄せられても、人の目よりなにより、彼の隣が居心地いいから困る。]
……流れ星、か。
[あの日の願いは、もう叶った。 ならば次にもうひとつ、お願い事を重ねてもいいだろうか。
ヒイラギと一緒にオリュースの流星群を見上げる。 短い流れ星の向こうの、長い流れ星を探す。]
(272) lunaway 2019/08/11(Sun) 23時頃
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なァ… 卒業したらこの街を出て行くのは変わりねェンだろ。
……
オレに遠慮とかして それ、変えなくて いーからな。
靴磨きなンて何処でもやれるンだしよ。 こないだ、 師匠が暖簾分けやらなんやら言ってたンだ。
気がはえーだろ。笑っちまうよな。
[師匠オスカーの看板犬であるロバートがこのあいだ、ブチ猫に対してA5の真白いスケッチブックを渡していた>>-1184のを思い出しながら。]
(273) lunaway 2019/08/11(Sun) 23時頃
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いつでも側に居て欲しいンなら …ずっと側に居る。
アンタが望んで オレが望むから
二人の願いを叶えるために一緒に生きる。 この街でも、別の街でも。 何処だって────…
アンタの隣がオレの居場所だ。
だから… 星への願いは決まってる。
[二番煎じ>>4:-105だけど、と笑って続けた。]
(274) lunaway 2019/08/11(Sun) 23時頃
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― オリュースの休日 ―
[オリュース市電に入社してから此方、すっかりと御無沙汰になっていた我が身に恋人が出来た。
車掌として乗客に笑顔と愛想を振りまく日々は変わらないが、緩い目配せは規律正しい会釈になり、若い女性観光客に添えていた社交辞令は色気のない世間話になった。 しかし、それに反して表情筋は緩くなったのだから、周囲が察するのも然程難しくない。少しだけファン層も変わった。
仕事上がりや休日に足繁く通っていた車両基地見学も頻度が下がり。心配してくれた整備士に「電車欲は家で満たしている」と答えたまでは良かった。が、その後に「恋人と。」と続けば、胸倉を掴まれた。]
(275) momoten 2019/08/11(Sun) 23時頃
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[知る人ぞ知る己の自宅の二階はHOゲージと古い鉄道部品が並ぶコレクションルーム。
彼と新居を選ぶため、先日、宝物を紹介したが、途中から車掌用のコートを恋人に着せる別の楽しみ方を見出し。本当に電車欲を満たしているのか、全く異なる欲を満たしているのかは、恐らく当の恋人でも分かるまい。
―――― ともあれ。 若き車掌は『めちゃくちゃ気立てが良い妖艶系年上美人の恋人にメロメロである』と言う、大体合っている噂が市電の中で流れだしたころ、また彼とデートの約束を取り付けた。]
(276) momoten 2019/08/11(Sun) 23時頃
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[彼も己もそれなりに忙しいが、なにせ蜜月。
強請る視線は己ばかりが注ぐものではないだろうと無暗な自信を胸に抱き、彼の私用の携帯に到着の旨を打つ。 メッセージを作るだけで高揚感に震える指を落ち着け、折り目正しいスラックスに落とし込んだ。本日の装いはシンプルながら白の襟付き。柄物のネクタイだけが若く、幾つのも箒星が流れている。]
やっぱり迎えに行けば良かったな。 ……俺が自制を覚えないばっかりに。
[待ち合わせ場所は街のメインストリートに面した停留所。 交通の便はあるが、唇から零れるのは按じる声色。]
(277) momoten 2019/08/11(Sun) 23時頃
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[なにせ一昨日も無茶を強い、彼の家から出勤したのだ。 初夜の金言>>-1340を重く捉えて自重していたが、先日とうとう連泊して別れ際の切なさに音を上げた。 いっそコレクションの処分も考える、と余りにも子供っぽい駄々は捏ねなかったけれど、きっと眼差しは雄弁だった。 表向きは買い物。 偶々、行く先々に借家や売家が並ぶだけ。
そんなわざとらしいデートコースで手を打ってくれたのは妥協であるのか、甘やかしであるのか。甘い悩みの溜息を吐いて、ネクタイのノットをチョイと弄った。*]
(278) momoten 2019/08/11(Sun) 23時頃
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[記憶というのはいつだって断片的だ。 あの時の、表情、声、匂い、柔らかさ。 全部覚えていたいと思うのに、叶わない。 一番に強い記憶に引きずられる。
絵具を混ぜるサイラスの手を見ていた。 自分でひいた線より、笑顔をきっと覚えている。 何よりずっと、「待ってる」と、 その声が、代え難い記憶になる]
(279) 茄子 2019/08/11(Sun) 23時半頃
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[この家は、様々な記憶が積み重なる家は、 有能な執事のおかげもあって、いつ帰っても記憶と相違ない姿を見せてくれた。 去年より屋根の色が褪せたか、なんて思っても、大抵は気のせいだ。最初からあんなもんだ、ですませてしまう。 その程度の記憶だ。
でも、次からはきっと違う]
いっそ、此処に住んでもいいけど。 ……冗談。 でも、家賃はいらない。
[もう長らく、仮住まいのようだった空っぽの家は、 誰かが、――サイラスが、通うようになれば、 また家としての思い出を積み重ね始めるだろう]
(280) 茄子 2019/08/11(Sun) 23時半頃
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掃除してくれるだけで十分だ、 いつもは、帰るときだけ人呼んでさ、
[金額はさすがに言わないまでも、スイート・スチュワードで指名して、なんて言えばある程度は伝わるだろうか]
誰かがいてくれたほうが、 本当は一番いいんだ。 わかってて、そのままにしてた
[柱に刻まれた成長の記録を指でなぞり、 2階へ続く階段を見上げた]
(281) 茄子 2019/08/11(Sun) 23時半頃
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[寂しかった、というのとは少し違う。 ………違う、と思っていた。 海に出ればしゃんと伸びる背も、 この家では少しばかり丸くなる。 たったそれだけのこと。
誰も見ていない家の中は自由で、 でも、誰かに見守って欲しかったのかもしれない。 星に、海に、そしてその全てといってもいい、 ただ、一人に*]
(282) 茄子 2019/08/11(Sun) 23時半頃
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[ここに住んでも良い>>280 そう言われた途端、ビクッと肩が反応したが 流石にこの距離では誤魔化せないだろう。
1人暮らしは憧れていたが、 それを一足飛びに飛び越えた感じがする、が]
よく考えたら、この歳で1人暮らしもしてない 男ってどうかなって思うから。
来年、帰ってきたら。 此処に住みたいって言わせてください。
(283) pannda 2019/08/12(Mon) 00時頃
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[それまで家事スキルを上げておこう。 そして両親を説得しよう。
来年に向けての計画を胸の中で立てながら これは星に願う事じゃない、僕が自分で やらなきゃいけない事だ絵にちらりと 視線を投げただけで終わり]
グスタフさん、幾ら稼いでるんですか。 いや、本当に掃除くらいなら僕やります。
[だが家を維持する為に雇っているのが スイート・スチュワードとは驚いた>>281 綺麗に整頓され掃除されているはずだと 納得するだけじゃなく、高すぎるライバルのハードルに 母さんの家事スキルだけで太刀打ち出来るか 心配になったのは秘密だ]
(284) pannda 2019/08/12(Mon) 00時頃
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この傷、いつの間にか無くなってるのが ちょっと寂しいですね。
[彼が慈しんでいるのは家か、刻まれた記憶か 両方か。 柱を撫でる姿に、折角だから今の身長刻みましょう、 なんて彼を柱に招いたりして、止まった家の時間を 動き出させる。
時間を止めたまま保持するんじゃなくて 新しく動き出した時間をあなたと過ごしたい。 これはその記念の傷、そう呟いて]
(285) pannda 2019/08/12(Mon) 00時頃
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この家での記憶。 僕にとっては全部新しくて、グスタフさんと つながる大事な時間です。
[星を、朝日を、一緒にと記憶を共にしようと 誘う彼に否を唱える事はない。
嗚呼。
ただ、言っておかないといけない事がある。 思い出して告げる僕の顔は真っ赤だ]
(286) pannda 2019/08/12(Mon) 00時頃
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グスタフの傍で見る星も朝陽は、 すごく眩しくて、綺麗だと思います。
[2人で初めて見る朝陽はどんな色をして どんな風に見えるのか。 そして何より朝陽に照らされたあなたの横顔は 今まで以上に見惚れてしまう自信がある。 それは告げなかったけど、 2人で過ごす夜も2人で目覚める朝も どれだけ大切にすればいいか判らないくらい]
(287) pannda 2019/08/12(Mon) 00時頃
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─ 平日 ─
[多幸感と共に目覚める、という稀有な体験。 これは夢か。と浮上しながら思った。 瞼を開ける。暖かで、心臓が痛くなるような誰かの声を聞いた気がして。
手の甲に触れる気配で漸く覚醒する]
……いってらっしゃい
[出掛けていく背中に声をかけた。 去っていくのではなく、また会える。次の週末を待たなくても、次の夏を待たなくても]
(288) tayu 2019/08/12(Mon) 00時頃
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[腰痛、そして謎の筋肉痛] [世界は表情を変えていた。 なんて、殺風景な部屋だろう。 壁に飾られた夜景の絵だけがシンと澄んで美しい]
い て …
[重だるい体を動かそうとして硬直すること数分。 もうひと眠りしたい。したいけど、仕事だ。 ルームサービスの電話に視線は向けたけど、ヤニクと一緒でなければ食べたいものなど思いつかず。 結局サプリメントを噛み砕きながら、よろよろデスクに移動してPCのスリープモードを解除した]
(289) tayu 2019/08/12(Mon) 00時頃
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[話したい、話すべきことはたくさんあった。 体について。 仕事についても。 けれど、本当はいつか独立できれば、と考えていたこと。 それは自分にはハードルの高いことで、困難な活動を担って補完しあえるビジネスパートナーが必要だったということ。
だけどそれよりもっと、君のことが聞きたい。 君の好きなこと。君が関心のあること。 君のルーツの国のこと──誘ったのは、君が、もしかして興味を持ってくれたらもう少し一緒にいられるのではと思ったからだ。そう白状して**]
(290) tayu 2019/08/12(Mon) 00時頃
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来年、 ……ん。 次帰ってきたら、 見違える家になってるかもな、
好きにしてくれ、 は、違うか。 自分の家、って思ってくれ
[いい大人が、なんて笑いながらもつけた柱の傷は、その第一歩にもなるだろう。 新しい記憶、は俺にとってもそうだ。 止まっていた、いやあえて止めていた時間が動き出す。 またこの家は、息を吹き返すのだ]
(291) 茄子 2019/08/12(Mon) 01時頃
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[のぼせたように真っ赤な顔での告白には、それ以上は言わなくていい、とキスで返事をした。 はじめて、とかそういうのに拘ったことは今までなかったが、サイラスの、最初で最後の男になる、と考えるのは 随分と気分が良かった。 出会えてよかった。 まっすぐに視界を横切る流れ星を、見逃さないよう目を凝らしていてよかった。幸せを、この手に掴む事ができて本当によかった]
もっと、 もっと幸せにする
[星も朝日も、あの丘でのように サイラスばかり見ていることになりそうだ。 共に迎える朝日を見るのは初めてになるのに、 どちらを見逃したくないか、って言ったら そんなの答えは決まっている]
(292) 茄子 2019/08/12(Mon) 01時頃
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─ それから ─ [めくるめく週末を過ごしてから、これまで勤務体制こそ不規則ながら、変わり映えしなかった毎日に終わりを告げた。
58にもなって職務放棄めいた逃避行を行ったことに、上司からは叱られるより悩みでもあるのかと心配をかけてしまい、これ幸いと退職前に少しずつ現場から内勤への移行、必要に応じて自宅での作業を打診。 定年を延長すること条件に希望は採用された。
──己でなければ成せない用を持つのは、この世に一人だけ。 彼に合わせて働き方を変えるのは、公私共に当然のことと。]
(293) mumriken 2019/08/12(Mon) 01時半頃
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[お陰で自宅に彼を招くことも、泊まらせることも叶い、電車を利用する機会も、あえて終電まで乗り過ごす日も増えた。 彼自身と、周囲を取り巻く空気の変化がそう悪いものでないのは安心したが、噂の恋人像がどこまで膨れるか心配ではある。
倫理的な問題はさておき、若い恋人がいることは別段、不名誉なことじゃない。己は決して彼のことを吹聴なぞしないが、『美人で素直で聡明で、ベッドの中では大胆な可愛い年下の恋人』は、酒の席では自慢にすらなるだろう。
けれど、彼にとって、親より年上の恋人となれば話が違う。 両親の年齢を知った日は、さすがに申し訳なさすぎて使い物にもならなかったが、いつかの夜の約束を果たしてもらえたお陰で自棄になることも、彼の腕から逃げ出すこともなく。]
(294) mumriken 2019/08/12(Mon) 01時半頃
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[今は、少しでも長く恋人として傍にあれるよう、前を向き、背筋を伸ばしている。お陰で、以前より若返った気もする。 夢のような蜜月の目覚めは遠い。]
……そろそろ、か
[あの後、宣言通り購入した私用携帯を手に、時間を確認。
電子機器に弱くはないが、使い方を教えて欲しいと 彼が愛用している端末の色違いに決めた。 電子機器に弱くはないが、慣れた者に教わる方が 覚えも早く、小型の端末操作は自然と距離が近く──。]
(295) mumriken 2019/08/12(Mon) 01時半頃
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[まだ掠れが残る咽喉を咳で整え、自宅の中で一番大きな家具であるクローゼットを開き、身支度を整え乍ら思い返すのは先日の会話。
気の早い恋人を諫めながら、戯れの一環として新居について段取りや相談は何度か交わしたか。此方としては特に大きな拘りはない──段差が少ない方が後が楽だろう、程度。
だからといって適当なところを借りてみて、合わなければ引っ越すだけ、とはいかぬ事情は彼の趣味にあった。
壮観、と言えるコレクション。>>276 彼の長きにわたる、筋金入りの鉄道愛は理解しているつもりでいたが、認識が甘かった、というのが本音。 別途倉庫を借りるのであれば、好きな時に楽しめぬだろう。 すべてを引き継ぐのは無理でも、新居を構えるなら専用の部屋を用意すると勝手に決めていて、となれば条件も予算も厳しくなる。]
(296) mumriken 2019/08/12(Mon) 01時半頃
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──… ふ、……
[憧れの外套を着せてもらった時のことや、別れ際の表情。 建前と本音が解りやすいデートコース。 順に思い出せば、自然と頬が緩む。
私用から社用携帯に持ち替え、いくつか連絡を交わし。]
(297) mumriken 2019/08/12(Mon) 01時半頃
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─ 停留所 ─
[袖を捲った白シャツ、濃紺のベストとスラックスのセットアップ。ネクタイは省き、外すボタンはひとつだけ。 今日はちゃんと、彼より先に着いた。 恋人を待つ、という行為に密かに心躍らせて。
待ちわびた姿が現れたら、軽く片手を翻そう。]
やあ、トレイル ……ん、今日も良く似合っている
[出会い頭の身だしなみチェックはもはや癖のようなもの。 ノットの締まり具合に目を留め、すい、と白指を伸ばし。]
確か…買い物に行くんだったかな。君のお目当ては?
[わざとらしく問う声がどう響くかは、彼の心境次第。]**
(298) mumriken 2019/08/12(Mon) 01時半頃
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[病院に行く前に一度家に寄って] [大量の洗濯物を洗濯機に放り込んだ]
[それから病院へ行き] [診察を受け、長旅の適否を聞くと] [医師は少し険しい顔をしつつも頷いてくれた] [その代わりに、出した薬は必ず使い切るようにと] [念を押されまくった] [受け取ったのは軟膏と、飲み薬を軽く一月分] [薬の量と出費に、うええと顔を歪めたけれど] [これで済むなら軽いものだ]
[そしてまた家に戻り] [洗濯機から洗い終わったタオルを] [ベランダの物干しに片っ端から干していく]
[メールが届いたのは、その頃だ>>-1418]
(299) Cadenza 2019/08/12(Mon) 05時頃
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[それから、街のファストフードショップで] [バーガーとポテトにフィンガーチキンパック] [それとコーラとグァバジュースを買って] [ホテルに戻る]
[俺の主食っす] [そんな説明をして差し出したジャンクフードは] [果たして受け入れてもらえたか] [己の好きなものは食べられる、なんて聞いたら] [もうちょっと健康的な物を好物にすればよかったと] [後悔したことだろう]
(300) Cadenza 2019/08/12(Mon) 05時頃
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[それからの日々は] [大家に街を出ることを話して大泣きされたり] [ザーゴの体のこと、仕事のことを聞いたり] [助手にと言い出した本当の理由を知ってしまったり] [馴染みの面々に、お別れを言いに行ったり] [それなりに忙しかった]
[家の片付けもあったから、1日2日は家に帰ったが] [あとは全部ホテルに泊まって一緒の時間を作った] [その間に、好きな音楽の話や小さい頃の話] [とりとめのない事を、寝るまで話したはずだ]
(301) Cadenza 2019/08/12(Mon) 05時頃
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-- そして6週目。極大を迎えて --
[いつものように、夜の賑わいが静かになる頃]
星、見に行きましょうよ。
[そう言ってホテルから外へと連れ出した] [もしかしたら金曜の夜からずっと部屋に籠もっていて] [少し疲れた顔をしていたのかもしれないが…] [これ見ないと、今年も終わらないですよ、って]
[港を見下ろす丘の上] [遊歩道のベンチに座って、星空を見上げ]
……ね、来年もまた、ここに来ましょう。
[俺の里帰りにもなるし、っていうのは建前で] [流れ星を見るなら、ここで一緒がいい、って**]
(302) Cadenza 2019/08/12(Mon) 05時頃
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[願い、ではあるけれど祈りでもある。 来年、また無事でお互い再会しようという祈り]
え……ちょっと相手が悪すぎるんですけど。 見違えすぎてまたスイート・スチュワードに 依頼することにならないよう頑張ります。
[我が家の様に思っていい、なんて嬉しい事 言ってくれるけど、またハードル上がったよと う゛う゛と唸らずにいられない。
それでも絶対に彼が返って来た時に 目を輝かせるような場所だけは作りたい]
(303) pannda 2019/08/12(Mon) 07時半頃
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[書斎には彼が見る事が、知る事が出来なかった オリュースのこれからの1年を描き溜めて 家中に飾っておこう。
それだけじゃなくて、日記みたいに。 彼だけのスケッチブックを買って ラフでもいいから、日々の僕の気持ちを 掻き留めておこう。
喜んでくれるかな、そんな事を考えているだけで 自然に笑みが浮かんでくる。
でもまず最初に描くのは、 もっと幸せにすると言ってくれたこの人の笑顔を もう一度描き直そう。
背景は……ああ、この天窓から落ちて来る 無数の星がいい]
(304) pannda 2019/08/12(Mon) 07時半頃
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……お゛ばよ゛う゛ござい゛ま゛ず……。
[僕を起こしたのは朝陽の眩しさじゃなくて 彼の声だと信じたい。
一瞬自分がどうしてここにいるのか、 此処はどこで、自分の身体がどうなっているのか 頭の中は空っぽだったけれど]
(305) pannda 2019/08/12(Mon) 07時半頃
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……おはようございます。
[彼の顔を間近で見れば、空っぽだった 頭も体も一気にいっぱいになって。 恥ずかしさでシーツと彼の胸に顔を埋めて 誤魔化す努力をしてみたが、効果の程はいかに。
しかし朝陽と彼の温もりに同時に満たされていると 気付けばおずおずと顔を上げ、 真っ赤な顔のままもう一度]
(306) pannda 2019/08/12(Mon) 07時半頃
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朝陽……本当に綺麗だぁ。
[この光も、描くと決めて蕩けた視線で光を見つめた**]
(307) pannda 2019/08/12(Mon) 07時半頃
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[ホテルの部屋に、音楽がかかるようになった] [小さな頃の君の話を。家出した猫を追う話を。君の馴染みの友人たちの話を。 とりとめのない共寝の会話] [ホテルの部屋の空調が人間向きの適温まで上がった]
[ほぼ、篭りきりの部屋。 一度だけ、フォーマルなジャケットを出してきて、髪も整えて外出した。 ヤニクを預かるのだから、皆さんにご挨拶をと。 本物のマドンナにも初めて会った。 「大家さん」は、なんというか、その、生命力と圧の高い方だった。色々あったけど帰ってから少しだけ熱を出した]
(308) tayu 2019/08/12(Mon) 10時頃
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[ベタつきは、比較的克服しやすい触感であったことがわかった。 フライドポテトをフォークなしで手で食べると美味しい。 我々はこれを主食にしよう]
[痛覚の方は苦手なまま] [ひとくち、と分けてもらったコーラは痛すぎて飲み込めず、吐き出すわけにもいかないと口を押さえ]
[もう一つ、人肌にもなかなか慣れられない。 肩が少し触れただけで声を漏らし、耳まで染まるのを止められなかった。 ヤニクの唇が弧を描くのを見れば尚更羞恥が深まるだろう。 あまりにもガバガバなスイッチは締め直す必要がある。困る]
(309) tayu 2019/08/12(Mon) 10時頃
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─ 極大 ─
[港を見下ろす丘の上]
あ、また
[星空に煌めく筋を見つけ、隣を見た。 横顔の美しさに息を飲む。
フードで隠されがちな髪の、柔らかい手触りを今は知っていた。 耳介を飾る金と、そこに込められた愛情を。 また星空を見上げる仕草で、自分の耳に触れてみる]
ああ また来年、来よう
(310) tayu 2019/08/12(Mon) 10時頃
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[ツ、と。滴るように降る星]
その時には、ヤニクの夢は叶ったと 思ってもらえるかな **
(311) tayu 2019/08/12(Mon) 10時頃
|
|
ね。おいしそう。 君が気になってたなら、なおさらよかった。
シェア、しようね。
[>>268いつの間にかすっかり頭の中が分ける前提になっていて、むしろその瞬間を楽しみにしている。 気になってた、という濃厚なリゾットを口にしたとき、彼はどんな顔をするんだろう。 そのためにも、早く注文しないと、と思うのだけど。]
(312) mmsk 2019/08/12(Mon) 10時半頃
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んー…… 君がノンアルコールなら、それでもいいかなって思ってるけど。 迷惑かけたくないしねえ。
[と、覗きこまれたあたりでぱたん、とメニューを閉じた。 迷いなくアイスティーに決めたフィリップの選択に乗ってしまうのが一番自然だ。 馴染みの職人仲間と食事に行けば、半ば自動的にティーが出てくるし、アルコール抜きの食事に不満があるわけではない。
ただ、もしかしたら少しだけ、彼の存在に甘えてみたくなったのかもしれない。 好きなアルコールを好きに飲んで、ふわふわに酔ったまま、二人で帰るのは幸福な気がした。 とはいえそれも自分一人の幸福でしかない。フィリップに対する迷惑を考えれば、なんてことない我慢。]
(313) mmsk 2019/08/12(Mon) 10時半頃
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[注文を通せば、程なくして前菜から運ばれてくる。
細めの櫛切りにカットされたフルーツは彩りも鮮やかで、白いリコッタやモッツァレラとのコントラストも美しい。 そこにラインを描くように振られたバルサミコソースが、甘い香りをさらに引き立てていた。 数分前のアルコールへの葛藤どこへやら、目が輝いてしまっている自覚がある。 食べてしまうのが勿体ないような完成されたひと皿を前に、それでも食欲が勝つのだから人間というのは浅ましいものだ。]
(314) mmsk 2019/08/12(Mon) 10時半頃
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いただきます。
[略式に手を合わせて、美味し糧に感謝を告げる。 ルビーグレープフルーツにリコッタを乗せて口に運べば、ミルクのほどける風味と果汁の弾ける酸味、バルサミコの甘味がひとつに混ざり合い、至福に胸踊った。]
あー……
[想い人がいるからと、格好つけた表情を保つことすら放棄して、ゆるく相好を崩した*]
(315) mmsk 2019/08/12(Mon) 10時半頃
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[元よりその気はあったけれど、関係性を恋人と言う名前で結んでから、彼は輪を掛けて己を甘やかすようになった。 自覚があるのかないのかは判然としないが、何処にもいけないように抱きしめていて。なんて、何度思い返してもだらしない顔を晒してしまう台詞から始まって、極力自身に時間を割いて、合わせてくれている。 ――――…勿論、夜も。
お蔭でまだ暑い夏の最中だと言うのに心は小春日和だった。 彼の隣に並ぶには何もかもまだ足りないが、一乗客と車掌でしかなかった頃から比べれば破格の進歩だ。
夏のこの時期以外にも、自身だけの星がある。]
(316) momoten 2019/08/12(Mon) 13時頃
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[恋人らしい待ち合わせは何度しても胸が弾むもの。 学生時代に然程跳ねなかった恋心とやらは最近ずっと浮きっぱなし。ともすれば足すらステップを刻みそうになる浮かれ具合を抑え、夏の陽射の中に彼を見つけた。>>298]
ハワードさ、ん。 [良く通るように声を伸ばしたが躓いた。 何度聞いても彼の呼び声は中毒性があるのだ。不意打ちが良く効く。
融解するなら今だと訴える身体中の細胞を諫め、少しばかり蹈鞴を踏んで傍へ。彼と明確な関係性を持てば、多少落ち着くだろうと踏んでいた予想は裏切られて久しい。]
お久しぶりです。 お待たせしましたか。
[つい先日も夜を長く共にしたのに、懲りぬ男がおもむろに彼の両手を掴んだ。 本当は抱擁したい所だが、どちらかの家なら未だしも、屋外において節度の足りない振る舞いは出来ない。抱擁の変わりは、にぎにぎと開閉を繰り返す指先。]
(317) momoten 2019/08/12(Mon) 13時頃
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今日は服を。と、言いたい所なんですが―――…、 出来れば、クッションを。柔らかいやつが良いです。
あとは、まぁ、いつものデートコースを。
[家も選びで難航する理由の多くは己のコレクションが原因だ。繰り返す内部見学はそろそろ隠蔽工作をしてもデートの定番になり、添えられるオプションはその時々。 本日はキャビネットの中だけ―――、事前の予習だけでは想像しえなかった彼を労わるアイテムを揃えたい。
ちら、と腰に雄弁な視線を刺せば、今日も呆れた半眼を貰えるか。ベストに絞られた細いラインに一拍、二拍。 不埒な眼圧を掛けてから手を繋ぎなおし隣を歩こう。]
……貴方は今日も、麗しいです。
[ポツリ。 一線を越えた夜から増える本音を照れ臭そうに紡いで。*]
(318) momoten 2019/08/12(Mon) 13時頃
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[メインストリートを行き交う人を眺め、待つこと暫し。 そういえば最近は掏摸の話を聞かなくなった。捕まったのか、改心したのか知る由はないが。 ──己のように、人生に明るい変化があったのならいいと願ってしまうのは、それだけ幸せを感じているから。
空と海の青と雲の白、路面を走る赤に、丘に並ぶオレンジ。 もとより色彩豊かなオリュースの街並みも視界に鮮やかに。]
……いえ、今着いたばかりです
[しかし、彼をフォーカスすれば背景は一瞬でモノクロとなり、 愛しいひとの姿だけ色が乗り、綺羅綺羅と輝いて映る。 咽喉に蓄えていた台詞を口に、満足気に眉を下げ、はしゃぐ両手をそっと握り返す。往来ではやや躊躇するが、其処迄ひた隠しにする程後ろ暗いものはない──と、自然と意識も移りつつあった。
真夏でも、平坦な道でも構わず手を繋いで歩くくらいには。]
(319) mumriken 2019/08/12(Mon) 14時半頃
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クッションに、服……ですね。承知しました ではご案内しましょう
[とはいえ、腰周りへの露骨な目線には牽制めいて瞼を細めた。 仕事中に感じる禁欲的で規律正しい姿からは想像もつかないが、意外と自制が利かぬことも身を以て知っている。]
──…はあ……それは、どうも
[ほら。こんなことをいきなり囁くから、油断ならない。>>318 薄ら火照る頬を暑さのせいにして、目的地へと向かおう。
今回のデートは此方が得意な領域。 エスコートを申し出、彼を連れて向かうのはメインストリートの中でも比較的静かな通りにある煉瓦造りの建物。 1階のショールームでは様々なコンセプトに基づいたインテリアが並ぶ。 使用されている家具や小物もこの場で購入、注文が可能。 ソファもクッションも、展示されている物は自由に触れられ、元に戻しさえすれば壁際に並ぶ他のアイテムと入れ替えもできる、というのがこの店の売りだ。]
(320) mumriken 2019/08/12(Mon) 15時頃
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[扉を抜け、冷えた空気を受け止めると、繋いでいた手を自然と緩めた。ほんの一瞬だけ、名残惜しさを視線に乗せて。]
さて。柔らかいの、でしたな……この辺は?
[20代独身男性向けにモダンにまとめられた一角に足をとめ、座るように促そう。アイテム選定の基準が己とは思わぬまま、置かれているクッションの弾力を確認し、背中に宛がう。
どさくさに紛れた白指が、彼の腰を撫でるのはご愛敬。]*
(321) mumriken 2019/08/12(Mon) 15時頃
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[顔を合わせた途端から心臓が煩く鳴るのも慣れたこと。 いつか揶揄られた常套句に上手く返せず、羞恥で喉を唸らせてしまうのはきっと己の若さの所為。果たして彼のように躱せる時が来るのだろうか。>>4:114
適応力だけで言えば、己よりもずっと彼の方が高いのだ。 自身が上手い返しを覚えるより先に、彼の相槌の質が変化した。――― 否、分かり易くなったと言うべきか。 己の言葉は誠心誠意本心であるが、彼の照れる顔を見たい下心も勿論ある。>>320 麗しく、凛々しい立ち振る舞いに、己しか知らない可憐さが混ざる。
身体を繋げて以来……と言えば余りも現金な話だが、それまで見上げるだけだった彼を心情的にも近くに感じるようになった。彼だって余裕が失われる時もあれば、悪態を吐いて叱る時もある。不安から愛を乞う時だってあるのだ。 ――――― そんなところがまた一段と、]
……かわいい。
[無意識に零れた喜色が、オリュースの風に攫われた。]
(322) momoten 2019/08/12(Mon) 16時頃
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[制服がある職業柄、私服に疎くなるのは道理だ。 友人には自営業やら自由業やらが多いものの、格好つける気取った間柄でもないから、市電の周年Tシャツでも全く気にならない。……が、彼が相手なら話は別だ。
そんな心理を見透かされたのか、優秀なプランナーが即座に出したデートコースは完璧。得意分野の違いだと理解するが、ついつい掌を数度握って揉んでしまう稚気は許されたい。]
出来れば腰を支えられるサイズで、 柔らかくて、肌触りが良いものが。
――― んー……、
[それでもクッションを選ぶ段になれば、表情は真剣に。 己が使うものではないから尚のこと。 華麗なエスコートに促され、ダイニングチェアに腰を下ろして弾性を吟味しつつ。]
(323) momoten 2019/08/12(Mon) 16時頃
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……………、
[だが。>>321]
……最初は意趣返しだと思っていたんですが。
[全然どさくさに紛れきれていない指を視線で追う。 元より彼のものだから彼是咎める心算は更々ないが、ひとつ聞いてみたくなる。]
ハワードさんって、尻派で腰派なんですね。 そんなストイックな顔してむっつりなの、少し狡いです。
[小さく笑みを噛んで、碧眼を撓めて茶化す。 おもむろにクッションを持ち上げると、これにします。と彼の腰にポンポンと宛がった。どっちの家に置きますか? なんて態とらしく聞くから、用途を絞るのはきっと簡単。*]
(324) momoten 2019/08/12(Mon) 16時頃
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─いつかの街角で─
[ボロ布を左右の手で扱いて、目の前の革靴を全力で磨き上げる。 最初は覚束無かった手付きも、幾度も同じ行為を繰り返すうちに少しずつ様になってきたように思う。 足元で丸まっているブチ猫が、気紛れに伸びをしてニャアアと鳴いた。 猫の側に置かれたA5のスケッチブックには手書きの文字で、
『猫の寝どこ亭』
と書かれている。自分たちの屋号だ。 ちなみに文字はお願いしてヒイラギに書いてもらったものだったりする。]
(325) lunaway 2019/08/12(Mon) 16時半頃
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[仕事で疲れた時は、ちらりと屋号の看板を見る。 馴染んだ文字の向こうに応援してくれる彼の顔を垣間見て──力を貰って。 また、頑張ろうと。 道往く客に声を掛けるのだ。
額を滑り落ちる汗を手の甲で拭く。 夏のオリュースの日差しは暑い。
時々師匠が仕事振り見に来ることもある。 このちっこい師匠&営業犬、なかなか面倒見がよい。 どうやら弟子が出来たのが嬉しいらしい。 始終ニコニコご機嫌で師匠面をするので、弟子としてはその腕前を尊敬すると同時に本人可愛いなとも思う。]
(326) lunaway 2019/08/12(Mon) 16時半頃
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[『スイート・スチュワード』の人間が師匠を指名して靴磨きに来たこともあった。 初めて聞いた名前だが、師匠曰く高級サーヴィスを提供しているウンタラカンタラ…。 非公式靴磨きアドバイザーっていうのがエライのかどうかは知らないが、見るからに上品な老齢の男性は、心地良さそうな満足げな顔で、磨き終わった靴を検分していた。]
ンー… あれ? どっかで会ったけ アンタ…
[マーケットで幼子を連れていた尻財布老人に似ている気もするが記憶は怪しい。]
そのうち さ。 オレにも磨かせてくれよ。 アンタからOK貰えたら 免許皆伝なンだってさ。
[嘗ては人の尻ポケットから盗みを働いて居た指先を、靴墨で汚しながら。 今は師匠の手付きから技を盗み見する修行の身だけれど。 いつか──… と。]
(327) lunaway 2019/08/12(Mon) 16時半頃
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[仕事を終えて、仕事道具を詰めた安物の黒いボストンバックを肩に掛ける。 ゆっくり、港の緑地沿いを歩く。 二人がけのベンチはあの夜と違って、多くが家族連れで埋まっていた。 庇を下ろしたベビーカー。 ぐずる赤子の声。 抱き上げられる小柄な体躯。 あやす母親の背中。 そんな良くある日常風景を横目に歩いてゆく。
この時間に見る海は青い。 水面で太陽の光が踊って綺羅綺羅と眩しい。 港に巨大な船が停泊する時間も、もうすぐ終わり。 流星群の極大マーケットはすぐそこだ。]
(328) lunaway 2019/08/12(Mon) 16時半頃
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[港近くか、あるいは街の通りか。 …前回スリの最中に腕を掴まれたあの大柄な船乗りの男に、再び出会うこともあっただろうか。
気まずくて、最初は見て見ぬ振りをしようとして。 …でも数歩進んで足を止めて。 やっぱり、とUターンをした。]
…〜〜〜〜〜、
あの さ!
…憶えてるか、知ンねーーーーけど、 ッあの、
[つっかえる言葉をなんとか拾い集めて、]
(329) lunaway 2019/08/12(Mon) 16時半頃
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…今はさ。 ちゃンと、悪いものを悪いことだって …知ったンだ。
分かったンだ。やっと。 アンタに止められた日から 時間さ、 かかっちまったけど…
…────── 変われた から。
[胸の奥で引っかかっていた小骨がやっと抜けた。そんな心地ですっきりと笑う。]
(330) lunaway 2019/08/12(Mon) 16時半頃
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そンだけ! 言いたかった。 もうスリしてねーーって そンだけ。
[言うだけ言う通り魔みたいな勢いで。 じゃな。と手を振って慌しく離れた。
そんな光景もまた、マーケットの隙間の記憶。**]
(331) lunaway 2019/08/12(Mon) 16時半頃
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-- ひねくれマダムと失恋猫 -- "なんだいアンタ。借金取りなら用はないよ!"
[身なりを整えたザーゴを見て最初の一言がこれ] [あちゃぁ…と頭を抱えた]
[街を出るって話は一応つけてあるから] [無理に挨拶しなくてもいいから、と言ってたんだ] [でも……なんか正装っぽいの見ちゃったら] [イケメンぷりを俺も見たくなっちゃって…]
"うちのヤニクをどこに連れてこうってんだい。 この子はね、あの藪医者からアタシが預かってんだ ろくでもないところに連れてったら容赦しないよ"
[しかし、大家の啖呵には驚いた] [そんな気はしていたものの本当のところは知らなかった] [そうでなくても、母親代わりとは思ってたけど]
(332) Cadenza 2019/08/12(Mon) 17時頃
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あんがとな、マダム。 俺、マダムがいてくれなかったら今ごろ野垂れ死んでた。 本当に感謝してるよ。 でもさ、俺、この人についてくって決めたんだ。 そんで親父とおふくろの生まれたとこに行ってくる。
[ザーゴの手を、大家の前でしっかりと握る] [大事な人ができたんだって、それで伝わればいい] [合図なしに触ったから、彼は驚いたかもしれないけど…]
あと、親父は藪医者じゃないから!!
[そこは大事だ] [この国での医師免許がなく医師として働けなかったが] [医者に行く前に相談に来る人が多かったのを覚えている] [中でもよく来てたのがこの大家だった] [この人は……つまり、ひねくれているだけなのだ] [だから最後には勝手に持って行きなって許してくれた] [それから、いつでも帰ってきていいから、とも]
(333) Cadenza 2019/08/12(Mon) 17時頃
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[ザーゴと一緒に大家の前を去った後]
[途中からどこかへ行っていた巨猫が戻ってくると] [元気がない飼い猫の頭をくしゃくしゃと撫でる]
"おやマドンナ、どこ行ってたんだい。 お前さんも派手に失恋しちまったもんだね。 よりによって男とは……アタシも思わなかったさ。 ありゃ…あの子は顔にやられたんだねぇ]
[お前の方がずっとべっぴんなのにねえ] [アイツは見る目がない男だよ]
"まあいいさ。 もし白けた面で帰ってきたら 今まで以上にこき使ってやろうじゃないか"
[う゛にゃー] [飼い主の言葉が通じてるのかどうかは知らないが] [巨猫は喉を鳴らして飼い主の足に擦り寄っていた]
(334) Cadenza 2019/08/12(Mon) 17時頃
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[一方こちらといえば] [ホテルに戻るなり熱をだしたザーゴに慌てて] [ルームサービスで氷嚢を頼んだり]
[なるほどあれは確かにストレスだったな…] [またひとつ明らかになった生態に] [苦笑いの助手なのだった]
(335) Cadenza 2019/08/12(Mon) 17時頃
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-- 流星群の下で --
[あれだけタイミングを逃し続けた流れ星が] [今は一つ二つ…数えるのが追いつかない] [また、と見つける声に、目を細めた]
[己の夢] [今だって半分叶っているような気がするけれど]
きっと、そーなんじゃないっすかね。 なんて。 それより俺は一人前の助手にならなくちゃ。
[横顔を見ているザーゴに気づいて彼の方を向く] [目で合図してから手を取って]
――اريد حمايتك(俺が、貴方を護るから)。
[星に、誓おう**]
(336) Cadenza 2019/08/12(Mon) 17時頃
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ー 夢を叶える夢 −
[太陽が海に落ちて来たのかと思うほど 熱い体に抱かれてあなたと言う海に沈む。 体の中の水分が全て沸騰して蒸発して。 残るのはあなたへの想いだけ。
そうやって記憶も思考も蒸発して もう一度僕と言う輪郭を作り上げている 束の間に見た夢がある。
料理をしている母さんの横で動画を撮る僕。
料理の基礎から学び、家庭料理を 食べさせてあげたいと一念発起したのは 良いが僕の文句ばかり動画には入っている]
(337) pannda 2019/08/12(Mon) 17時頃
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『ちょ、ちょっと母さん、色々雑過ぎない?
え、待ってよ。塩どれだけ入れたの? スパイスさっきと量違わない?』
[慌てふためく僕に、これだから初心者はと 鼻で笑われた。
『美味しいと言ってくれた量が丁度良い量なんだよ』
そう笑う母さんは経験則からで、多分正しい気が するけど、栄えある1頁目の母さんからの 教えはそれでいいのだろうか?
調理が終われば、動画をわざわざイラストに 描き起こし、1枚のスケッチブックに納めていた]
(338) pannda 2019/08/12(Mon) 17時頃
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[動画を見て自分なりに理解して描き起こすから 覚えるには丁度いい。 写真よりもイラストの方が味もあるし。
気に入った僕のレシピブックは少しずつ増えていく。 自分でも作って、帰って来た時に 美味しいって言ってくれるか想像して。
勿論自分でも味見するけど、 自信がない時は犠牲者と言う名の 友人を呼んだりもした。
そこでダメ出しをもらって訂正して]
(339) pannda 2019/08/12(Mon) 17時頃
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[掃除だって適当にしちゃダメだって 母さんから教わった。
そして、家から離れていく僕に気付いて 『人を好きになるって良いことね』って 笑ってくれた。
多分母さんは誰かまで気付いているんだろうけど、 それ以上は言わなくて、僕は恥ずかしさで 口籠ったままだった。
レシピブックを作っていない時は、 天窓から見た光景をひたすら描いていた。
雨の日も風が強い日も、目が痛くなるほど 眩しい海の煌めきも。 友達の笑顔も、初めての料理だって絵にしたさ]
(340) pannda 2019/08/12(Mon) 17時頃
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[どんどん溜まっていく絵は僕がオリュースで あなたがいない間に経験した全て。 あなたを待ち続けた証拠。
あなたが無事に元気で帰って来るって 信じているから積み上げた祈り。
1年で随分成長した僕を見て欲しい。
あなたを迎える為に、僕も元気だったし 料理だって掃除だって上手くなった。 絵だって自信があるよ。
街に僕の絵も増えたから、 一緒に歩いて自慢させてよ]
(341) pannda 2019/08/12(Mon) 17時頃
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[天窓を見上げた後、丘の上まで 駆け出して待ちきれずに海を臨む僕がいる。
そんな僕の輪郭が浮かぶ、夢を見た。
でもきっと夢じゃない。
これから僕が叶える夢、だ。 1年があっという間に過ぎてしまう あなたの為の、僕の為の、離れているけど 2人だけの時間の為に**]
(342) pannda 2019/08/12(Mon) 17時頃
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[オリュースの風に、路面を走る電車の音に紛れ 聞こえぬ振りをするには、休日の喧噪は控えめだった。>>322 追撃に解りやすいしかめっ面を返したが 目尻に薄紅を乗せたままでは威力も知れたもの。]
え──…そうです、ね 腰を支えられるサイズならこれくらいですな 肌触りはカバーでどうにでもなるとして…
[デートなのに敬語が混じるのは、職業病のようなもの。 とっかえひっかえする中で、椅子から上下する 恋人の腰に不埒を働いてしまうのは──。 無自覚に彼の気配を、温もりを求め、甘えているからに他ならず。]
(343) mumriken 2019/08/12(Mon) 18時頃
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[だが。>>324 さりげなさを装ったとて、気付かぬ筈もないか。]
……狡い、と言われましても ちなみに私は尻より腰より、踝派です
[雰囲気のいいショールームの一角でひそ、と交わされるのは 何とも他愛ない痴話。 それほど執拗に触れていただろうかと、 誘惑に弱い己を恥じ、厭う様子がないことを嬉しがり。
碧眼から逃げるように視線を逸らし 宛がわれたクッションの感触を確かめると同時。 示唆される用途に、さっと耳殻の血行が高まった。
思い出す必要がないくらい、身体に、心に沁みついている。 下半身が軋み、腰が砕けたと、惚気と恨み節をないまぜに 呆気と笑気を交互に、彼を詰ったあの日のこと。]
(344) mumriken 2019/08/12(Mon) 18時頃
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んん……では、会計を済ませてきます 2階がセレクトショップなので服は其方を観て… 今日は丘の方へ行きましょう 近くの駐車場に車を用意してありますから [平静を装い、この後のプランを告げる。 此方の都合で普段なら委ねる選択肢を取り上げてしまったが、 是、を貰えれば年甲斐もなくはにかんで、彼の五指を攫うまで。]
(345) mumriken 2019/08/12(Mon) 18時頃
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─ オリュース・住宅街 ─
[途中、いくつかの店に立ち寄り買い揃えるのは 服のほかに鳥渡した食材やワイン。 車の窓を全開に、機嫌良さげにステアリングを握り 助手席を視線だけで窺う。]
私が受け持っているお客様に 持ち家をいくつか処分したいという方が いらっしゃいまして…… 此方です
[此処は、市電の沿線からもそう離れていない。 事務所と車両基地のちょうど真ん中という立地。 築年数が古めの小さな庭付きの戸建て。 家具家電もそのまま残っている。足りないのは家主だけ。]
(346) mumriken 2019/08/12(Mon) 18時半頃
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中の物は好きに使っていいと 宿泊の許可も得てますから……今夜はここで 星を眺めましょうか
[ひとしきり中案内し終える頃には、空もだいぶ色を変えるか。 部屋数は十分。 こども用に誂えられたらしい部屋には星の壁紙が 貼られていて、鉄道コレクションの収納や展示には足りる。
庭から見える空は港より狭く、周囲に街灯もあるが 健常な視力なら星を眺めるには問題ない。]
……如何ですか?
[彼の反応を、どこか不安げに覗き込み。 繋いだ掌をぎゅ、と握りしめ、意を決して唇を開く。]
(347) mumriken 2019/08/12(Mon) 18時半頃
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─ マダムとの顛末 ─
[軽い気持ちで来た訳ではなかったけど、想像力の及ぶ範囲外だったと認めざるを得なかった。 年に一度の愛想笑い、彼が如何に優秀かを述べ、ビジネスの成功を確信している、雇用待遇は保証すると── 計画立てていたそういう口上の最初の大文字を口にする前に、マダムの先制攻撃に晒された]
……
[圧が。凄い。 櫛と整髪剤できちんと撫で付けた前髪がはらりと垂れた。 ブラックタイの一揃いでは借金取りっぽかっただろうか。そうなのか] [凄烈な啖呵は、けれどヤニクを案じるものだと理解できる]
(348) tayu 2019/08/12(Mon) 19時頃
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[一度、二度、瞬いて、口を開く。 それに先んずるようにヤニクが謝意を口にすれば、また唇を閉じて]
[掲げるように繋がれた手を見つめた] [ジンと痺れるような体温。指はヒクと一度震えた後、確と力を入れて握り返す。 彼は以前、大家への悪態めいた言葉を口にしただろうか。あれも愛情表現か。 この人についていく、という宣言の後、視線を絡めて]
(349) tayu 2019/08/12(Mon) 19時半頃
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……申し訳ないことですが、私がこの人を連れて行くのはたしかにろくでもないところです
[用意した台詞は使えない。 そのような文は彼女たちに礼を失する。だから胸の内から出る言葉をそのまま音にした]
今はまだ。けれど、 これから豊かになり、幸福に満ちるべきところです
(350) tayu 2019/08/12(Mon) 19時半頃
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[大きな猫が、ドアの隙間からするりと出て行く気配。 繋いだ手に縋る弱さは、彼には伝わってしまっているだろう。強く握り合う感覚]
──これまでヤニクを育み、愛してくださった貴女に感謝します そしてどうかこれからは、私にも預からせていただけませんか
私を救ってくれるのは世界中で、本当にただこの人ひとりだけなのです
私は至らない者ですが、すべてをかけて 彼を困難に遭わせず、悪から護り、助け支えるために尽くすと誓います*
(351) tayu 2019/08/12(Mon) 19時半頃
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[熱を出したり] [元気になったり]
[出張執事ジャーディンに派遣要請をして、秘書業のABCを指導してもらったり] [週一で様子伺いに来ていたあのハワード氏は仕事量をセーブしているらしいと聞く。最後に少しだけ私的な会話をしたことを思い出した]
[ヤニクの送別会が計画中と聞けば、行ってらっしゃいと口では言いつつ、留守番の犬のような眼]
(352) tayu 2019/08/12(Mon) 20時頃
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─ 空から降る星の下 ─
君には今も助けられてばかりなのに?
[触れるよ、という合図に喉の奥で笑う。 丘には星が降り、風が吹き、それ以外はなにもない、夜更け]
……言葉は苦手だと言っていなかったか 意味がわからなくても、美しい発音だということはわかる
[この短い夏、何度こうして手を触れ合わせただろう。 一生の間で握手してきた回数よりもはるかに多い]
俺は弱いし、面倒だろう せめて顔が劣化しないように美容には気をつける ……ありがとう
(353) tayu 2019/08/12(Mon) 20時頃
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── 街角で ──
[少年と犬がセットになった靴磨きは、鳥渡した街の名物だが、最近ブチ猫と青年のセットが加わったらしい。>>327
そんな噂を耳にしたのはさて、いつだったか。 夏の間、頻繁に使用した白のウイングチップを磨いて貰った後、いつもの様に暖簾に腕押しめいた勧誘を続けていた時だ。]
……おや、…君はどこかで見たような…… ああ、彼が噂の弟子ですかな?
[一瞬の邂逅を思い出すには、再会が唐突過ぎた。 熱心に師匠の手元を見詰める横顔、墨が沁み込んだ指先は、人様の財布に手をかけ、老人を揶揄り、背中を叩くものとは思えず。 控え目な申し出に、目尻に皺を寄せて頷こう。]
は、は。それはそれは、光栄です 私はオスカーの次に靴磨きにはうるさいですからね
……君に小言を言うのを、楽しみにしていますよ
[差し出すチップは、二匹と二人分。向かいに停まるキッチンカーが売るジェラートと同じ額。]**
(354) mumriken 2019/08/12(Mon) 22時頃
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|
[そして、立ち止まって見た流れ星。 彼が、静かに語り出す。 それを、静かに聞いていた。
見透かされていた。 ずっと側に居たいと言いながら、どこか頭の片隅で、就職したらこの街を離れるのに、と、少しばかりの罪悪感を抱えていた。 どうするつもりかなど、全然考えられていなかった。 ただ、目の前の彼のことだけに必死だった。
でも、彼は、そのずっと先まで見据えていた。 その上で、ついて行くと、自分の傍に居る、と言ってくれているのだ。 かなわない、と思った。 だから自分は、彼の事がこんなにも好きなのだ。
彼の願いを聞いて、口付けを受け、苦笑いして、呟いた。]
(355) wallander 2019/08/12(Mon) 22時頃
|
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―――…マ、マニアックな。
[十数秒の間を置いてから絞り出すのは、初めて知る彼のフェチズム。自身の鉄道趣味も相当彼を振り切っているように思うが、初めて振り切られた感覚。>>343 意外そうに瞳を揺らして呟くも、自然と己の足元に視線は落ち。]
………、
[おもむろに長い脚を組めば、スラックスの裾をペラリと捲り、踝を隠す靴下に指を引っ掛け、擦りおろし。
チラ。
―――― ジャッジを問う真剣な双眸が彼の横顔へ。自らの可能性を最後まで諦めてはならない。]
(356) momoten 2019/08/12(Mon) 22時頃
|
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[当人同士は真剣だが、一歩引けばば糖度の高い戯れあい。 問い詰める振りして彼の腰に頭部を寄せれば、柔らかい毛並みが脇腹の上で踊る。
普段は同じ視座を持つが、見上げるのも悪くないと。 無論、ベッドで見下ろす視点も好ましいが。]
丈の短い靴下も欲しくなりました。今。 何色が好きですか?
[此方は揶揄でなく、大真面目な問いの続き。 ただし、最後に口角が浮いてしまうのは彼の耳色を認めた所為。
差し出された掌を嬉しそうに取り。自重を脳内で唱えつつも、手背に唇を翳して古い社交界の真似事をひとつ。古典映画の中でしか見たことのない仕草を叶えれば、恋人の立てたデートプランを満喫しよう。
電車も好きだが、広義で言えば車輪付きは皆可愛いもの。 ―― まぁ、隣の二本脚にはどの子も敵わないのだが。]
(357) momoten 2019/08/12(Mon) 22時頃
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あー、お酒……。
[>>313迷惑かけたくないとソウスケは言うけれど、なにが、迷惑になるのだろうか。 少し困ったように眉を寄せたが、それ以上は何も言わず。
>>314やがて運ばれてきた料理は、視覚と嗅覚からも食欲を刺激するような。 そして口に含めば、勿論、それが大正解と知ることになる。]
すごいな、美味しい。 ねぇこれなんて言いましたっけ、食べられる花。
[彩りのエディブルフラワー、花弁をつまんで口に含んでみたら、思ったより甘くて。 もう一枚、続けてつまんだ。]
(358) nordwolf 2019/08/12(Mon) 22時頃
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― 彼の助手席を経て ―
[踝の靴下を三足と、彼に選んで貰ったシャツとベルト。 食材はお互いの好みを足して、ワインは彼のアドバイスを聞く。 ――― 途中から違和感を覚えたが、問う為に運転席を伺っても、うっかり見惚れてしまったので有耶無耶に。
もとより彼の顔貌には好感を持っていたが、改めて丹精だと感じた。
水平線の青を背景にした彼は絵画のようで、見惚れる溜息は存外大きく。己がもっと悋気を抑えられるようになれば友人に一枚描いて貰うのもいいかもしれない。 だが今は ――――、
この世の全ての信号機に、赤色が灯れば良いと思った。]
(359) momoten 2019/08/12(Mon) 22時頃
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[うっとりとした熱視線を刺し続け。 気付けば見知らぬ民家に辿り着いていた。 ハッと彼以外を視界に取り戻し、見渡せばオリュース建築の象徴であるオレンジ屋根。]
……ああ、なるほど。 へぇ―――、広いですね。
[粗方、目を通した不動産のサイトでもチラシでも見覚えがない物件は、彼のコネクションが成せる業か。
納得したように彼に続けば、少し緊張し、少し興奮した。 昔腕白だった少年心を刺激され、扉を見つけては開けていく。途中から彼より先に脚が出てしまったのは持ち前の好奇心ゆえ。]
(360) momoten 2019/08/12(Mon) 22時頃
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良いな、落ち着ている。
建物もしっかりしているし……、 それに立地が良いですね。 俺が夜勤でも歩いて帰ってこれる。
一緒に暮らすなら、こういう所がいいなぁ。
[急かすつもりはなかったが、リビングから星の瞬き出した空を見つけて、またポロリと願望が零れた。 己の所為で難航していると理解していたのに。 恥じるようにはにかんで頭を振り、繋がった掌の圧に視線を注ぐ。]
………はい?
[彼の口癖が移ったのは何時の事だったか。 彼は己に比べて、滅多に突拍子ないことなどしないから、口にする機会も少ないが。]
(361) momoten 2019/08/12(Mon) 22時半頃
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[コンソメで丁寧にのばされたニンジンのスープは、ひんやり。 まろやかな甘みが、クセになりそうだった。 イカ墨のリゾットは、黒ばっかりかと思ったら、たっぷりのチーズとパセリ、そこから覗くイカの白さで、むしろカラフルなくらいだった。 未知の体験に、一口目は少しためらったが]
わ、おいしい……!
[深い磯の香りに目を丸くして、何度もスプーンを往復させる。]
あっ、ソウスケさんも。
[そういえば、シェアしようと言っていた。 うっかり食べきってしまわないうちに、ソウスケにも勧めよう。]
(362) nordwolf 2019/08/12(Mon) 22時半頃
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[そして、皿の中身が半分ほどになった頃。 ふと、あの時>>313のソウスケの顔を、思い出した。 もちろん、自身の好奇心もあるのだけど。]
……あのさ、ソウスケさん。
こういう料理の時って、どんなお酒が合うんだろ?
[せっかく、大好きな人と食事に来たのだから。 一杯くらい、いいかな、って。 食事の手を止め、じっと、ソウスケを見つめてみた。*]
(363) nordwolf 2019/08/12(Mon) 22時半頃
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[先に、と促されてシャワーを借りて。>>224 彼の服に袖を通せば、身体に纏ういつもと違う匂いに少しそわそわする。 何歳だと苦笑しつつ、髪を下ろしたまま部屋へ戻ったなら。 ソファに腰掛けたまま動かない姿があった。>>225
そっと足音を忍ばせて近づけば、顔を覗き込み。]
……寝てる。
[初めて見る寝顔は、無防備な分普段より幼く見えて。息を殺して数秒、じっと見つめてから。 そっと手を伸ばし、肩に触れる。]
こんなところで寝ると、身体に堪えるよ。
[ゆっくり揺らしながら、もう若くないんだ、と笑いを含む声を掛けたなら。 睫毛が揺れて、薄ら瞼が上がり。]
(364) SUZU 2019/08/12(Mon) 22時半頃
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[息を飲んだ。]
────…っ
[懐かしい呼び名。昔より低い声色で、紡がれて。 目を丸くして、彼を見入る。
緊張気味に、続きを待てば。]
…………え、
[その呟きに、きょとんとして。>>-1108 眼鏡を外した顔に見上げられ、慌てて開きかけた口を閉じるのには成功したけれど、笑みを作り損ねた。 少し焦点のあってない彼にじっと見つめられてる間、息を止めて更にじっと待つこと数秒。]
(365) SUZU 2019/08/12(Mon) 22時半頃
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[立ち上がる彼がふらつくのが見え。 咄嗟に手を伸ばした。>>226]
……っと、あぶない。 眼鏡外すと、どれくらい見えないんだい。
[視力は聞いてないけど、そのせいだと思って。 手を離せば眼鏡を掛け直す彼に、ぎこちなく笑い。
適当に時間を潰していようと、出て行く背中を見送ろうとして。]
ああ、わかった。 いってらっしゃい。
[寝室を教えてもらって手を振り。 背中が見えなくなったのを確認して、大きく息を吐きながらソファに座りこんだ。]
(366) SUZU 2019/08/12(Mon) 22時半頃
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[ひとつだけしかない大きなベッドに、一瞬だけ目を瞠ったけれど。 さっきまでの会話を思い出せば、今更だな、と近付いてごろりと横になる。]
……この大きさなら、 男二人でも問題なく寝れそうだな。
[しばらく天井を眺めてから。 ふと、窓を見ればここからでも星が見えた。 そよそよと入ってくる夜風が気持ちよくて、零れる欠伸。
時間を止めたような家の中、重くなる瞼を閉じれば微かに古時計の音がここまで響いてくるような心地がして。 くすりと笑いながら、思い出すのは朝食の話題。>>-1104
パンやスクランブルエッグと一緒にリクエストした、修理に来た時出してくれたあのお茶を。 彼が淹れる姿を思い描きながら、気づけばうとうとと微睡に落ちていた。*]
(367) SUZU 2019/08/12(Mon) 22時半頃
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― 早春・高速列車のホーム ―
ふう。
[コートとスーツ姿で、大きなトランクを引きながら、腕時計に目を遣る。 もう、就職先での勤務初日まで2週間を切っている。 そして今日が、完全にオリュース市を離れる日だ。 予約している高速列車も、時間通りならあと30分もしないうちに到着するだろう。
コートとスーツは、これから勤務先に来ていく予定のものでもある。 向こうで買った方が良かっただろうか、と思いつつ、シーシャと二人でお互い慣れない店に入って店員のアドバイスを聞きながら選んだのも、今ではいい思い出だ。
(368) wallander 2019/08/12(Mon) 22時半頃
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……君に言われたくない
[他人の、しかも恋人の嗜好をとやかく言うつもりはないが、彼の鉄道愛は敬意を持ってそう呼んで然るべきレベルだろう。 指とか手首とか、勿論腰にだって抱くフェティズムはある。ただ、広義的にどれか主張するならと浮かんだだけのこと。]
────…ふうん…
[なんて裡の言い訳を音とする前に、如何にもな仕草で晒される踝。 自然と腕を組み指背を下唇にあて、左右に身体を捻り、最後には跪き──恭しく彼の靴ごと手に取りかけたところで我に返った。 膝を伸ばし、咳払いを挟んで。]
(369) mumriken 2019/08/12(Mon) 22時半頃
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── あの日と同じ、青空の下で ──
[今や時計と並んで、キャンバスやランプも飾られている店内の奥。 作業台を占領しているのは、修理を請け負った時計ではなく。 マーケットで購入した、一枚の絵葉書に描かれているのはシムシムと洞窟前で唱える主人公。
物語をモチーフにした片面をひっくり返したなら、左手で持ったペンでサラサラと書きこんでいく。
何度かペンを止めて。 うーん、と考えたり照れたりしながら書き終れば、宛名を書き。 引き出しを開けたなら、二つの空の切手を取り出し。左上にぺたりと貼り付けよう。
丁度いいタイミングで郵便配達のウェーズリーがやってきて。小包の受け取りと入れ替わりに、その葉書の配達を依頼した。]
(370) SUZU 2019/08/12(Mon) 22時半頃
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……さて、彼はどんな顔をするだろうね。
[数日後、坂の上の家に届くだろう絵葉書。 改めて面と向かって言うのは照れるから、なんてのを言い訳に初めて書いた、つたない恋文。 それを受け取った彼の反応を想像して。悪戯めいた顔で時計屋は笑う。
そしてまだ星が見えない、あの日のような青空を仰いで。 今日も涼しい店内の奥へと戻って行った。**]
(371) SUZU 2019/08/12(Mon) 22時半頃
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今度、君の靴を磨かせてくれるかな 勿論……こうして履いたままで
[小指の先から旋毛まで愛しい恋人がこんなに真剣に、かつ可愛いアピールをして呉れるということは、つまり好きなだけ堪能していいのだろう。 倒錯的ではあるが愉しみが増えたと口髭を撓ませ。 脇腹のあたりを擽る茶髪を、周囲から隠すようにそっと包み。]
……靴下や色に拘りはないので
[其処までマニアックじゃない、と、至極真面目な声音で囁いた。]
(372) mumriken 2019/08/12(Mon) 22時半頃
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[──が、彼が真剣に衣服を選んで欲しいというなら喜んで。 普段選びそうにない、白地に不揃いの黒のドットシャツと、仕事中でも使える茶革のベルト、それから。]
ああ、これも買いましょう 以前貸し…差し上げたハンカチと屹度合います
[追加で、薄青色のネクタイも。遠目には無地だが近づけば細かい白の斜線が入り、裏地は彼の瞳のような碧色。 真っ赤な錨のワンポイントが、海と電車の街らしくていい。
胸元にタイを宛がい、似合う、と笑う顔に他意はない。]
(373) mumriken 2019/08/12(Mon) 22時半頃
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[トランクの中には、自分の荷物に、シーシャの荷物も含まれている。 その中のA5のスケッチブックの1ページには、自分の手で書かれた、何の工夫もない、シーシャの靴磨きの屋号である『猫の寝どこ亭』という文字が記されている。
ほんとにこんなんで良いの?と何度もシーシャに確認したが、これでいい、という言葉に押し切られた。 今となっては自分よりよほど街の皆との交流が深いであろう彼ならば、もっと字の上手い人間を紹介してもらえたと思うのだが。 これも、できれば書を練習して書き直した方が良いのかも、と少し真面目に考えているところだ。
その屋号の名前の元になったぶち猫は、『猫の寝どこ亭』の看板猫として一緒にこの街を去ることになり、国を越える準備を重ねるうちに、いつの間にか名実ともに、自分とシーシャの飼い猫として登録されていた。
その彼は、今、ケージの中でじっと黙ってこちらを恨めし気に見て居る。]
(374) wallander 2019/08/12(Mon) 22時半頃
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お前だけ追い返されたくないだろ… 頼むから大人しくしといてくれよ…
[猫に語り掛けるが、やはり何か図られた…というような目つきで見られている。 ぶち猫とはこれでも少しは仲良くなったのだが、何故かどうしてもシーシャとの扱いが違う。 何の不満があるんだ…と思いつつも、大人しいことに変わりはないのでこれ以上刺激するのはやめとこう、とケージから顔を反らす。
そのタイミングで、丁度シーシャが、駅の購買でサンドイッチを買ってきてくれた、というのもあった。]
(375) wallander 2019/08/12(Mon) 23時頃
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シーシャさん。
[彼に微笑むと、右手を上げる。 上げた手の薬指には、彼からもらった指輪が嵌められていた。 高価なものではなく、わかる人が見ればちゃちな指輪だろう。 だけど、彼の思いが十分以上に詰まっていることを、自分だけは知っている。
自分も、彼に指輪を贈った。 バイト代は諸所の費用に消えていき、やはり高価なものではなかったが、この街を出る前に、どうしても贈りたかった。 どこまでも自分と共に居てくれる彼への感謝と、彼は自分のものだ、という独占欲と、いつか左手への指輪を贈るという約束と、あとは、ただひたすら彼に感じている愛しさを込めた、つもりだ。
やっぱりこれも、早くもっといいものを贈ってあげたい、と思う。 もっと彼に相応しい価値のものを。]
(376) wallander 2019/08/12(Mon) 23時頃
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[言葉は苦手] [それは、間違いないんだけど]
貴方は俺が護るって意味。 ……親父が、よく言ってたんだ。
[だから、覚えていた]
でも、今のなんて序の口でしょ? 大丈夫、腹決めてっから。
[世界中でただ一人なんて言われたら] [背負う覚悟決めるしかないっしょ] [あの一言で大家の表情も変わってたし]
うん、面倒っすよ。 でも、それも俺が変えていくんでしょ?
[どこまで変えられるかわからないけど] [あ、美容は気をつけてくれると嬉しいです]
(377) Cadenza 2019/08/12(Mon) 23時頃
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[不意に、血を飲んだら―と] [言われて、どうしたのって]
じゃあ、飲んでみますか?俺の血。 逆に俺がザーゴさんと同じものになったりして
[ヴァンパイアに血を吸われたら] [眷属になるんじゃなかったなかったっけ?]
あ、じゃあ俺が吸えばいいのかな。
[言い直して、俺じゃあサマにならないなって] [一人でくすくすと笑った]
[あ、そういえばあの若い出張執事…] [あの人とか超ソレっぽかった] [すげえ怖かったので] [あんまり仲良くなれそうになかったけど]
(378) Cadenza 2019/08/12(Mon) 23時頃
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[一緒にベンチに座ると、ホットコーヒーと一緒に、パックの中に詰められたサンドイッチを食べ始める。 オリュースは、どこでも食べ物がおいしかった。 駅で売られているサンドイッチですら、しっとりしたパンに、しっかりとした厚みのサラミとぱりぱりのレタス、すこし荒く刻まれたゆで卵が挟まれていて、旨い上に十分なボリュームだ。]
シーシャさん、おいしーですね。
[一緒にサンドイッチを頬張る彼に微笑む。 これがオリュースでの最後の食事かと思うとまた感慨深い。 戻ってこないつもりはないが、暫くは、この街とはお別れだ。
サンドイッチを食べ終わり、少し間の空いたころ、隣にいる彼に呟いた。]
まさか、この街を出るときに、他の人と…猫と一緒に行くとは、全然想像してませんでした。 この街を離れる時には、きっと、寂しい気持ちになると思ってたんですよ。
(379) wallander 2019/08/12(Mon) 23時頃
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[高速列車がホームに入る。 自分たちも、荷物と、猫のケージを持ってベンチから立ち上がる。 そして、シーシャに向かって微笑んだ。]
でも、全然そんな事ありませんでした。 これからも貴方が側に居てくれる。
[早春の、暖かい陽に照らされる彼の髪を撫でる。 陽に照らされて、本当に温かく、初めて目を奪われたときと変わらずきらきらと光を透かす彼の髪。 そして、その髪に包まれた彼の微笑み。 それが、自分に向けられている。 それだけで、何より幸せだった。]
行きましょう。 シーシャさん。
[彼の唇に軽く口づけると、彼の手を取るように自分の手を差し出した。]**
(380) wallander 2019/08/12(Mon) 23時頃
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ー それから −
[彼が船に乗るまでの1週間。 街角の絵描きのお仕事は丸々休業。
傍にいればいる程辛くなるのに、 自分の意志じゃ離れられなかった。
海の潮力に離されるまで、僕は彼の傍にいて 彼に話を強請り続けたかった。 船乗りになった動機は、いつか聞ければいい]
(381) pannda 2019/08/12(Mon) 23時頃
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[ただ船に乗って彼が見て聞いて、感じたものを 知りたかった。 何なら小さな魚の話だって良い。
彼の想い出を胸いっぱいにすれば、 見送る時も涙が入る余地もないはずだ。 まだ僕の人生は短いだろうけど、 それでもこれが最初で、これからも続く最高に 幸せな時の門出。
笑って、大きく手を振って、子供の時みたいに ぴょんぴょんってジャンプして。
浮気するなよ!飯食えよ!病気になるなよ! 飲み過ぎるなよ! って叫んで]
(382) pannda 2019/08/12(Mon) 23時頃
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[声に出すわけにはいかないから。 口の形だけで叫んだんだ]
空を見上げる度、水平線を見つめる度、 星を数える度、流れ星に祈る度。
あなたの絵におはよう、おやすみ、 ただいまって言う度に]
(383) pannda 2019/08/12(Mon) 23時頃
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[僕の中に好きが満ちて来る。 今日もスケッチブックには街路樹の花が咲いている。 僕の好きなもの。
冷えたビールに、プリンの容器。
不貞腐れた様に通行を邪魔するマドンナ。 最近人気が増して来た名物市電の車掌。 市電の中に飾られた木彫り。
時計の看板、人形劇。 汗も皺も1つも乱さず歩む執事の横顔。
気付いたら描きたかったものが消えていて。 それも記憶の中から輪郭を彫り出して 彩色は少しだけ。
あとは、天窓、階段……あなたの家。
そして一番多いのはやっぱりオリュースの街と海と空]
(384) pannda 2019/08/12(Mon) 23時頃
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え? えーっと、何だっけ。何とかフラワー……
[フラワーなのは花の時点で確定だが、その前の部分がなかなか思い出せない。 こういった店だといちいち説明されるわけでもなく、自然と皿に乗っているひとひらの名前を記憶から引き出すのは至難の業だった。 何より、それよりも。]
……フィリップ、可愛い。
[花びらをつまんでは口に運ぶ姿がキュートで、その様子をつい頬杖ついて眺めてしまったので、思考どころじゃなかった。 顔赤らめられたら、次の料理が来るまでずっと笑っていたろう。]
(385) mmsk 2019/08/12(Mon) 23時頃
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どう? おいしい?
[初体験らしい冷製スープへの反応を見れば、上々のよう。 苦手だった時に備えてこちらは冷たくないポタージュにしておけばよかった、と思いはしたものの、いらぬ心配だったらしい。 こちらもとろりと濃く、芋の甘味を感じるポタージュに仕上がっていて、贅沢な体験をさせてもらった。]
(386) mmsk 2019/08/12(Mon) 23時頃
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[続いて来たローズマリーの香るフォカッチャとリゾットには、目もくらむような心地で息を呑む。 ラムチョップのピンクの肉色に、ハーブの緑が映える。 小山に盛られたねっとりしたリゾットは、クラッシュペッパーが乗っていた。 向かいのイカスミとちょうど白黒反転したような色合いに、目も満たされるよう。]
ん……! おいしい。
[リゾットをひとくち口にしたところで思わず声を出したら、フィリップのそれと重なった。 あは、と小さく笑って、それからは夢中。 シェアの話が出るまで、手を止め忘れてた。]
(387) mmsk 2019/08/12(Mon) 23時頃
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こんなにいっぱい描いて、意味判らないとか 怒るかな、呆れるかな?
それとも、喜んでくれるかな。
[描き続ける度に、これを見たあなたの顔を想像する。
……ふ、と見上げた空に、また星が流れた]
(388) pannda 2019/08/12(Mon) 23時頃
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[そうして、白と黒を混ぜながら食べ進めた頃。 アルコールの話が出れば、少し眉下げる。]
んん……そりゃあ、しっかりした赤ワインがいいんだろうけど。
あんまり調子に乗ると、悪い癖が出るからなぁ。
フルーティで軽めの赤ワインとかあるなら、一杯くらいほしいけど。
[悪い癖、について聞かれたら、酔うといつも以上に気が緩んで、人に絡んだりするのだと答えよう。 絡み方は人に触れたがったり凭れかかったりと平和な方なのだが、相手が職人仲間の奥さんだったりしたので、酒は次第に控えるようになっていった。]
(389) mmsk 2019/08/12(Mon) 23時頃
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あ。
グスタフ……ありがとう。
[きっとあなたも見てくれたんだと目を細めて、 独り寝には大きい寝台に潜り込んだ。 もうすぐこの寝台も狭くなる。
夏と共に、星と共に。
愛しいあなたが還って来る。 いっぱいの想い出を作っておいたから、 早く帰っておいで。
夢の中で祈る声は、きっと届くから。
僕は両手を拡げて迎えるんだ**]
(390) pannda 2019/08/12(Mon) 23時頃
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もし……帰り際、君に甘えてしまってもいいなら。
[なるべく格好いい"ソウスケさん"でいたいという気持ちはなくもないのだが、いつかは明かされてしまうだろう悪癖。 きっとNoは出ないと信じて、ホールボーイを呼んだ。 フルーティな赤をグラスに一杯ずつと頼んで、その間は少しだけ食べるペースを遅くする。]
(391) mmsk 2019/08/12(Mon) 23時頃
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[隣からの視線が痛すぎて、顔の半分がより灼けた気がする。
ともあれ安全運転で到着した古民家は、件の──彼が密かに悋気を寄せる三歳児の祖父が所有する家のひとつ。 間もなく現役を退く旨や、引っ越す予定などを伝えた時から、三代世話になった礼にと譲ってもらう話は出ていた。
──奇跡的に、互いの探していた条件にも合う。 即座に返答できなかったのは、繰り返しぶつかる己の弱さのせい。
どれだけ迷っても、愚図っても、心が向かう道はひとつで、 彼を歓ばせることが人生の最上と、とうに知っているのに。]
(392) mumriken 2019/08/12(Mon) 23時頃
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[お試し3カ月は、ただの方便だ。 もし共に暮らすうち、お互いの知らない部分を知ったり、この先彼に運命的な出会いが訪れた時、躊躇なく離れられるように。]
──…使わない間も定期的に手入れはしていたし 造りは古いですが、今では貴重な資材を使ってますから かえって頑丈で風通しもいいんですよ
[不動産業者宛らの物件案内。 自身より先にあちこちの扉を開く背中に、緊張が高まった。 いつ、どのタイミングで、何と言おうかと。
臆病な背中を優しく押す一言に、覚悟を決めた。>>361]
(393) mumriken 2019/08/12(Mon) 23時頃
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本当は、飲むの好きなんだけどね。 強くもないくせに、致命的に失敗する前に止めてくれる人がいるって思うと、気が大きくなるみたいで……
[程なくして運ばれてきたふたつのグラスに、浅めの赤が注がれる。 照明を透かして、薔薇色がテーブルに落ちた。 くるりグラスをひとまわしして、舐める程度にひとくち。 それからリゾットを食べて、またひとくち。]
……ふは、
[至福、を隠しもしない表情で息を吐いた*]
(394) mmsk 2019/08/12(Mon) 23時半頃
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[どちらが早く目覚めるか。 勝者は勿論―――、 船乗りの朝は、太陽よりなお早いってことだ。
天窓は夏の日差しを浴びるには良くない。 サイラスが日焼けする前に起こさなきゃ、と想いながらも 星の光よりもその髪を輝かせる朝日に、 感謝しながら嫉妬して、 光が触れる箇所全部にキスを落とした]
おはよ、 ……かわいいな
[共に夜を超えたこと。 朝を迎えたこと。 幸せってだけで目の奥が熱くなるのは、 もしかして年のせいか。
思ったことを堪えることも出来ず、 かわいい、好きだ、って繰り返しながら 量は少なくなってきているとはいえ、種類豊富な冷蔵庫の中身から、朝食を一緒にとって、それから、]
(395) 茄子 2019/08/12(Mon) 23時半頃
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[それからはずっと、思い出を積み重ねた。 どれだけ積み重ねても、足りなくなるってわかってるけれど、会えない間の心の燃料、その火種だ。 想えば、名を呼べば、火種はごうと燃え盛る。 会いたい、会いたいと唱えれば、 その声は風となって空気を、愛を吹き込むんだ。
出発前の船には勿論、乗組員以外は乗り込めないから、 港であれだよ、と指をさした。 初めての船に乗る時は、まずは船底から甲板まで一気に駆け上がれるか試すんだ、それが難しくなった時が引退だと思ってる、だとか。 早起きしかいない船乗りの中でも、たまに本当にいつ寝ているかわからない奴がいて、だとか。
色んな話をした。 嵐の時は毎回不安で泣きそうになることも。 翌日の快晴、皆で笑いながら半裸で服を乾かすことも。 たくさん、たくさん話をした]
(396) 茄子 2019/08/12(Mon) 23時半頃
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[>>389しっかりした赤。 ソウスケから分けてもらったラムチョップには、きっと、それが一番良く合うのだろうなと思った。 ただ自分がそれを飲んだら、一杯で酔いが回るだろう自信もあった。いやな自信だけど。]
フルーティーなワインかぁ。 それ、おれも少し気になるな。
なんつーかさ、折角の外食なんだし。
[普段は、あまり酒を飲まない。 そのぶん、特別な食事の時には、お酒がつくものだというイメージも持っていた。 今日はその、”特別な”食事なのだ。]
(397) nordwolf 2019/08/12(Mon) 23時半頃
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[少しばかりの戸惑いを飲み込んで 寝室に戻ったあの日、微睡んでいる彼を見付けて微笑んだとき>>367その面影が昔に重なり頬をこっそり突いて眠った日。>>-1574話をしたいことは沢山あった。
けど、>>366眠っている彼があまりに穏やかだったから 良いかと唇を噤んで不格好に微笑み。 それから眠りについた]
(398) sudati 2019/08/12(Mon) 23時半頃
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[直ぐに眠れる訳がなかったけど。 真っ暗闇の中、眼鏡がないと、世界は歪んで見える。 彼の横顔でさえ、暗闇の中では上手く見えなくて>>365誰かと重なっては流星に引き戻されての繰り返し。
もう若くないのだからと言い訳に 刻々と緩やかに古時計のように>>364刻めばいいか。と眠る彼の横顔を眺めて、其れから――――夜更かしを。
眠れる訳がなかった*]
(399) sudati 2019/08/12(Mon) 23時半頃
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……そんなくせ、あるんだ?
[>>389そしてソウスケの悪癖を聞けば、きょとんとしたあと、少し悪戯っぽく口端を持ち上げて]
……じゃあさ。
もしかして、おれに告白してくれたのも、その悪癖のせいだったりするの?
(400) nordwolf 2019/08/12(Mon) 23時半頃
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[頬杖ついて、暫しじっと見つめたあと]
…………てーのは、冗談で。
俺は、それでも全然構わない。 ていうか俺もあんまし強くないんだけどね。
[>>391思いがけず、かわいいことを言われたので、ついちょっと強気に出てみたのだけど。]
(401) nordwolf 2019/08/12(Mon) 23時半頃
|
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― 出発の日 ―
[星が最も多く流れた週末。 オリュースは少しずつ、いつもの生活に戻っていく。 沢山の観光客を受け入れた港から、 ひとつ、またひとつと船が旅立つ。
遠くへと行く船ほどその体は大きく、 沢山の積み荷と人を蓄え、 多くの別れを背に、出発する。
どの船でも、別れを知らない乗組員はいる。 彼らはその瞬間だけ、専門とは違くとも仕事を請け負って、「さよなら」「また」「いつか」そんな言葉を叫ぶ仲間の背中を押すのだ。 今までは俺もそうだった。 故郷だろ、と顔見知りの奴は言う。 あのオレンジ色はもう見飽きたから、なんて笑ったものだ。 なあ、でも今までは海を見据えるばかりだったから、 今回ばかりは、いいだろう?]
(402) 茄子 2019/08/12(Mon) 23時半頃
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[染まる頬を隠し切れないうちに注がれた、淡い赤色のワイン。 作法など分からないので、ソウスケをちらりと見て、真似るように一口。]
……はー……。
[思ったより飲みやすい。 ラム肉を齧り、もう一口と進めつつ、彼の様子を見てみれば、なんだかとても、幸せそうで。]
おいしー、ですね。 ソウスケさん。
[少し、ふわっとした心地で。 ふわっと笑いながら、もういちどグラスを傾けた。*]
(403) nordwolf 2019/08/12(Mon) 23時半頃
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―青い空から―
[其れからは、きっとまた あわただしい日々の始まりだ。付け方の分からなかったチャイムを設置したこと。何となく買い物をしたときに対のものを見てしまうこと。変わった事は、ひとつ、ふたつ。 けど大きく変わることはない。]
(404) sudati 2019/08/12(Mon) 23時半頃
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……う。
[>>400告白したのは酒の勢いか、と言われて、一瞬詰まる。 確かにほんの少しもその兆候がなかったかと言われれば嘘になるしいいやでも明確に言葉にしたのはフィリップのほうが先で僕はそれに乗った形で――
言い訳を頭の中巡らせていたら、冗談と続いて深々と息を吐いた。心臓に悪い。 運ばれてきた酒の味が余計においしく感じたのは、この安堵感のせいもあったかもしれない。]
(405) mmsk 2019/08/12(Mon) 23時半頃
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[ただ交友が少し広がっただろうか。 仕事の毎日が変わる訳でもない、路面電車にのって仕事をしてたまに、飲みにいって。その繰り返しの日々、会いたいなと思えば会える距離にいる。 なのに自分は何処か臆病だった。
理由は分かっているけど 決して口にはしない。貝のように固くなって。
其れは、ある日。夕暮れの空の頃。 青から夜に――数日をかけ>>371届いた一通の手紙]
(406) sudati 2019/08/12(Mon) 23時半頃
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[丘の上から降りていく まるで流れ星のように曲線を描きながら ―――目的の地へ
時計屋の扉を>>0:43>>0:66開ける呪文を唱えよう。
『 』と。
彼を知りたいと願っても、尚、知らなかった呪文を。 盗賊たちが隠したお宝を奪いとるごとく。何時か、彼を両親のしがらみからも攫っていこう。けど、今は汗を掻いて眼鏡を少しずらし。 息を切らせた状態で、君に告げるのは]
(407) sudati 2019/08/12(Mon) 23時半頃
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ん、美味しい。
[緩んだ頬をフィリップに向けながら、笑う。 パスタもちょうだい、なんてねだりながらリゾットを差し出す。 次第に杯を傾けるペースが早くなり、二杯目を無心したのは許されたろうか。 デザートにたどり着く頃には、目元が赤く染まっていた。]
(408) mmsk 2019/08/12(Mon) 23時半頃
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[飛び跳ねる姿に、腕に抱えた軽さを思い出した。 陽光を反射する髪は、海よりずっと綺麗だ。 周囲には、同じように別れを惜しむ人が沢山いるのだろう。 みな、大事な人しか見えていない。
愛してる、と叫びたかった。 けれどこの街を離れるのは自分だ。 そこまで若くないから、ただ、頷いて、]
(409) 茄子 2019/08/12(Mon) 23時半頃
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[大声で叫ぶ時みたいに、右手をらっぱの形にそえて、 伝わったから、伝わるだろう? そのまま右手で唇に触れ、額の生え際あたり、前髪に触れてから、手を振った。 唇へのキスはどうしても離れられなくて、港で最後にしたキス。 もう触りすぎか、ってくらい何度も触れた、あの髪へ。 朝日に輝く海に似た金髪に、 忘れないで。 覚えていて、と。 声が届かなくとも、願いを込める。
なあ、サイラス。 船乗りは早起きなだけじゃない。目だっていいんだ。 ぼろぼろに零れた涙で、俺の顔が見えなくなっていたとしても、大丈夫。俺は、その青を見ていたよ。 海より空より、世界の何より好きな青を、 別れを終えた周囲が帰っていく中でも、 見送ってくれたことを、知っているよ]
(410) 茄子 2019/08/12(Mon) 23時半頃
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[軽めのものを、一杯だけ。 そのはずが、ソウスケのグラスには既に二杯目が注がれていた。 斯く言う、自分のグラスにも。 だって、お酒を、こんなに美味しいと思いながら飲んだのなんて、初めてだから。]
(411) nordwolf 2019/08/13(Tue) 00時頃
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[デザートと一緒にオレンジのきいたアイスティーが運ばれてくれば、その冷たさに酔いもゆっくりと冷めていくのだけど。 彼に酔った心は簡単に冷めそうもない。
デザートを楽しんで、アイスティーと他愛ない会話を楽しんで。 店を出る頃には、行きは触れなかった指先が、星空の下絡みあう**]
(412) mmsk 2019/08/13(Tue) 00時頃
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[>>412帰り道、絡めた指先は。 お酒のせいにしようかな……とも思ったけど。
たぶん。 いや、この人となら。
そんなものなくたって、ずっと、こうしていたい。
だって。 ずっとずっと。 大好きだったひとだから**]
(413) nordwolf 2019/08/13(Tue) 00時頃
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[海での生活は過酷だ。 寂しがる暇なんて、………いくらでも、あるに決まってる。 あの日、サイラスを抱きしめながら、 きっと俺は自分でも知らない寂しさを知るんだろう、なんてことを考えていた。のんきな話だ。本当の寂しさを知らない。 会いたくて、夜一人で泣く日が来るなんて、誰が思った?
話したいことがどんどん増える。 聞いて欲しいことが増えて、 今何してるんだろう、ってずっと、考えた。
他に考えることがないのか、って?その通りだ。 それまでの俺は、何もなかった。 だから、未知の何かに焦がれていたんだ。 勿論今も焦がれている。海と結びついた錨はもう誰にも外せやしない。でも、サイラスとの愛の錨だってそうなんだ。 もう、それなしじゃあ、……生きられない、とかじゃない。 俺じゃ、なくなるんだ]
(414) 茄子 2019/08/13(Tue) 00時頃
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『会いたい』 『愛している』 『元気にしてるか』
[そんな平凡な言葉しか並ばない絵葉書。 寄港するたびに送って、 返事が貰えるはずもないのに、 (仕方ない、それが船乗りの定めだ) それが、痛くて。痛くて、いたくて、 気が付いたら、また次の流星の季節が近づいていた]
(415) 茄子 2019/08/13(Tue) 00時頃
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─早春・高速列車のホーム─
ヒイラギ。
[駅の購買で買ったサンドイッチを抱えて、右手を上げる。 彼から貰った指輪>>376が右の薬指を飾っている。 シアワセを凝縮してカタチにしたような其れは、何度見ても見る度に嬉しくなって。口元が自然と緩んでしまう。
これまでと今とこれからと。 過去と現在と未来と。 すべての想いを繋げる証。 …約束の。]
(416) lunaway 2019/08/13(Tue) 00時頃
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[極大の流星群が降るマーケットのあの夜。
オリュース市が見渡せる屋根の上で、二人きり。 街並みと、星に。 柔らかく見守られながら。
…約束をした。
一緒にいようと。
そうしてお互いに、安物だけど、買ってきておいた指輪をその場で交換した。 キスをして、
結婚の誓いに似た… ふたりきりの誓いの儀式。]
(417) lunaway 2019/08/13(Tue) 00時頃
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[流れ星が降る。願い星が舞う。 オリュース市の空を輝かせて。
祈りは。 願いは。
今、この隣にいる彼と、──────… いつまでも ]
(418) lunaway 2019/08/13(Tue) 00時頃
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……ン。美味いな。
[ホットコーヒーとサンドイッチを、マーケットの時のように一緒にベンチに座って食べる。 オリュース市最後の食事。あと少しで列車が発車する。
ずっとこの街で暮らしていたから名残惜しさのようなものも確かにある。 でも、…ヒイラギと一緒に紡ぐこれからの新生活を思うと、期待に胸が高鳴る部分も多い。
ゲージの中でブチ猫がニャアアアと鳴いた。 オマエのことも忘れてねーよと、そっちに向けて笑っておいた。]
(419) lunaway 2019/08/13(Tue) 00時頃
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行こうぜ。 ヒイラギ。
[彼と一緒なら。 何処へだってゆける。 この太陽のような彼が隣に居れば、自分はずっとシアワセだ。 そうして…彼もまた、幸せだといい。
ヒイラギに口付けされ、微笑んで差し出された手をとった。
新しい幸せな生活を夢見よう。 ……これからも、ずっと。**]
(420) lunaway 2019/08/13(Tue) 00時頃
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[来年の星には何を願おう。
彼の隣でもう来年を考える。
それを何度繰り返したか。
今年はもう決まっている]
あなたを、どこかの海で待っています。
[そう告げて、彼の頬へ優しくキスをした**]
(421) pannda 2019/08/13(Tue) 00時頃
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[そんな情けないことになってるなんて、言えるはずもないし、言うはずもないし、……もしかしたら、冗談に紛らわせて言えるかもしれないけれど。 ――そう、思っていたんだけどな。
年をとると、涙もろくなるんだよ。
一年前のことを。 最初に見た運命の絵を。 あの日、天窓から見た星の光を、]
………ただいま、
会いたかった
[絵葉書に勝るとも劣らない、一言。 なあ、今ならちょっとくらい、泣いたって、いいだろ]
(422) 茄子 2019/08/13(Tue) 00時頃
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