212 冷たい校舎村(突)
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墓
少
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リーに1人が投票した。
ノックスに5人が投票した。
ノックスは村人の手により処刑された。
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パピヨン! 今日がお前の命日だ!
2017/03/18(Sat) 00時頃
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
パピヨンが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ドリベル、リー、ナユタ、イルマの4名。
キーンコーンカーンコーン…………
(#0) 2017/03/18(Sat) 00時頃
──午前8時50分──
今日も同じ朝が来る。
冷たい校舎に響くチャイムが運んで来るのは、
眩い朝日などではなく、友との別れだ。
大和蝶美と、能久昴が、見当たらない。
(#1) 2017/03/18(Sat) 00時頃
そして、5度目のチャイムが鳴ったとき、
君は理解しているはずだ。
──ここは、君の世界。
すべて、君の望んだものだった。
君の作り上げたものだった。
派手な電飾も、消えない眼差しも、
笑い声も、すすり泣きも、ささやき声も、
文化祭のあの日も。
最初から、君の中にあるものだったんだ。
どうだろう。文化祭は、楽しかった?
君の求めた何かは、ここで見つかったかな。
(#2) 2017/03/18(Sat) 00時頃
だけど、夢を見続けることなんて、できないし。
いよいよ、決断の時が、やってきたんだ。
もうじき、誰もいなくなる。
君を置いて、皆、いなくなる。
そのことは、もう、わかってるだろう。
だから、君も、選ばなければ。
悩みはない、けれど誰もいない世界に一人留まるか、
痛みや苦しみ、悲しさと、そして、仲間の待つ世界へ帰るか。
時間は残り少ないけれど、よく悩んで、考えてね。
どうか、”君”にとっての、良き選択を。
(#3) 2017/03/18(Sat) 00時頃
冷たい校舎の時は────、
(#4) 2017/03/18(Sat) 00時頃
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[朝。チャイムが鳴る前に、俺は目を覚ます。 まだ、学校だった。
ゴゥゴゥ。風鳴りは、止まない]
…………。
[ブレザーに着替えて、そろりと教室を抜け出して、 休みなく瞬く電飾のトンネルを進んでいく。
教卓の上に置かれてあったメモ。>>4:212 綺麗な字。「帰る方法を探します」 小さな字。「皆で帰ろうね」
まるで別れを告げるみたいなそれを、思い出した時]
(0) 2017/03/18(Sat) 00時半頃
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[ チャイムが、鳴った。>>#0 ]
(1) 2017/03/18(Sat) 00時半頃
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[それを、漫然と聞いて、そして、 それを見つけたのは、階段に差し掛かった時。 一体のマネキンが横たわっていた。>>4:244]
昴……。
[色素の薄い髪に男子の制服。 間違いなくそれは昴のマネキンだった。
ああ、“帰れた”のかって、思って。
でも、俺もそろそろ帰れるんじゃないかって そう思ってたのに、俺はまだ、ここにいる]
(2) 2017/03/18(Sat) 00時半頃
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[ふと、思い立ってスマホの電源を入れる。 あのメール、なんて書いてあったっけ?
……なんだか、風鳴りの音が激しくなった、ような。
だけど構わずに、メールを、開いて、 そして、目を見開いた]
(3) 2017/03/18(Sat) 00時半頃
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[ ―――― ああ、そうだ。
こいつは、死を望んでなんかいねェ。 ただ、死んで“みたかった”だけなんだ ]
(4) 2017/03/18(Sat) 00時半頃
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― 回想:分からない話 ―
[感情が分からない事を、 しょうがないって、諦めながら生きてきた。
自分がどこかおかしい事も、しょうがないって。 人と違う事を知っていて、諦めてた。
でも、一緒に文化祭を作り上げてきた みんなと過ごす時間が楽しかったから。
怒られたり、苦笑いされた事もあったけど、 それでもみんなの事が好きだったから]
(5) 2017/03/18(Sat) 00時半頃
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[だから、諦められなくなった。
みんなと同じものに――――“感情を持った人間”になりたかった。
そうじゃないと、 一緒に居られないんじゃないかって、思って、]
[ だから、]
(6) 2017/03/18(Sat) 00時半頃
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[ 死んでみれば、怖いって思えるんじゃないか? ]
(7) 2017/03/18(Sat) 00時半頃
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[夕日が山の端に掛かって落ちる光景を 学校の屋上から眺めてた。
いつか、通に見せた時とは違って、 荒々しい風が赤く染まった街を駆けていく。
ゴゥゴゥと風が髪の毛を乱すのも構わずに、 スマホを開いてメールを打っていた。
死ぬ気はなかった。 けど、もしかしたら死ぬかもしれない。
そうなったらそうなったで、別に構わなかった。 命を失う怖さってのが、分からなかったし。
さよなら、ありがとう、は、伝えなかった。 死ぬか生きるか、分からなかったから。
送った後。思い出して、もう一通作成する。送る]
(8) 2017/03/18(Sat) 00時半頃
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[「人を人たらしめるものとは、何ぞや?」
この問いに答えなんて決まってなくて、 きっとたくさんあるんだろう。
でも俺は“感情が分かる事”だと思った。 自分のも、他の誰かのも。
それが出来ない俺は、果たして人間なのか。
だから、欲しかったんだ。 ―――――― 欠けているもの が]
(9) 2017/03/18(Sat) 00時半頃
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[フェンスの向こう側に立って、眼下を見下ろす。 風の音だけが耳に届く。 夕日の赤が目に染みて、目を閉じた。
―――― 宙に傾く身体を止めるものは、何もない。
激しくなる風鳴りが響く中、 俺は目を開けて、そして、苦笑した]
(10) 2017/03/18(Sat) 00時半頃
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( やっぱり、駄目か )
[死のうとしてるのに、心は全く揺れ動かない。 あーあって、他人事みたいに思って、
身体が地面に叩き付けられるその瞬間まで、 俺は ―――― 笑ってた]
(11) 2017/03/18(Sat) 00時半頃
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[ グシャッ ]
(12) 2017/03/18(Sat) 00時半頃
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[何かが硬いものに叩き付けられるような 激しい音の後、風鳴りの音は聞こえなくなっていた。 もう何も、スピーカーからは流れない。
だけど、そんな事、気にしちゃあいなかった。 俺の目は、メールに釘付けになっていた]
(13) 2017/03/18(Sat) 00時半頃
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………… はは。
あはははは! なんだ!そういう事かよ!
[おかしくて、おかしくてたまらない。
紛らわしいメール文。 消えない電気に派手なイルミネーション。 スピーカーから聞こえる声と音。 黒板に書かれたたくさんの目。
全部、全部、俺の中にあったものだ。
―――――――― ここは、俺の世界だ ]
(14) 2017/03/18(Sat) 00時半頃
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[瞬間、電飾が砕け散った。
次から次に、勝手に壊れていく。 カラフルな色が消えていく。 教室に、廊下に、ガラス片が散らばる。
廊下の電気は急に壊れたみたいに、 付いたり消えたり、明滅を繰り返す。
ぱらぱら。ガラスが床を叩くおと。
一歩踏み出せば、それを打ち消すように、 ぱり、と足裏で音がする。
ぱり、ぱり、ぱりり……。
熱に浮かされたように、ふらりふらりと、 昴のマネキンを通り過ぎ、階段を昇っていく]
(15) 2017/03/18(Sat) 00時半頃
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[ アンタらが、もし気まぐれに、 あるいは偶然に、あるいは必要に駆られて 始まりのチャイムと共に届いたメールを開いた時。
差出人を化かして、隠した、文字の羅列は 崩れるように形を変えて、元の姿に戻る。
そこに並ぶのは、一人の、人でなしの名前だ ]
(16) 2017/03/18(Sat) 00時半頃
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[ 「差出人:橘 理一」―――― ってなァ ]
(17) 2017/03/18(Sat) 00時半頃
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[三階を歩いている時。 理科室に差し掛かって、足を止める。 扉をじぃと見つめた後、それを開いた。
さっき見た時は、黒板に、 落書きみたいな白い目が覆いつくしてたのに、 今その目は、全部、赤いチョークで塗りつぶされている。
でも、そんな事はどうでも良かった。
水野のマネキンに近づいて、 その胸に刺さっている銀色を見つめる]
(18) 2017/03/18(Sat) 00時半頃
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[いつか、那由多が手を伸ばして、 掴まなかったそれを、掴んで、引き抜く。
血は、もうでなかった。
包丁にこびり付いていた血を、 窓に掛かっているカーテンで拭き去り、 腰の後ろのベルトに抜き身のまま、差した。
羽織っているブレザーはそれを隠すだろう。 それから理科室を出て、その足は屋上へ向かう]
(19) 2017/03/18(Sat) 00時半頃
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[ この世界の始まりであり、
終わりでもある、その場所に ]**
(20) 2017/03/18(Sat) 00時半頃
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── 夜:2階教室 ──
[ へーき って、素直に信じるには、 理一、おまえ、ちょっと、 ”いつも通り”じゃ、なかったよ。
だから、俺は、ふわりと視線を上げて、 ただ、言ったんだと思う。]
……へーきじゃ、ねーよ
[ そのとき。
”知ってる”って、
心のどこかで、思ってしまいました。たぶんな。]
(21) 2017/03/18(Sat) 00時半頃
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[ …… だけど、そのときは、 それ以上、なんてったらいいか、わかんなくてさ、]
……へたくそ
[ テープのことか、おまえの言動か、 どっちとも言わずに、俺は言う。
平気 じゃ、なかったんだ、俺は。……俺も。 だから、そんな言葉で、片付けないでくれよ。
…… 多分、そのときも、 俺、ちょっと、泣きそうだった。]
(22) 2017/03/18(Sat) 00時半頃
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[ ……そんな、夜 の記憶。
この世界の主に聞くしかないって、 そう言うおまえの顔を見ながら、
教室に向かって、歩きながら、 端っこの寝袋に潜り込みながら、 思う。
ちょっと死んでみて、 どんなに上手に生まれ変わったって、 ”みんな”とは一緒に、歩めねーじゃん な。
顔も見えないままの、この世界の主とやらに、 そう、尋ねてみる ことを、想像する。
みんなと 同じもの に、なれたって、 ”みんな”と生きてけなきゃ、 さあ…… ]
(23) 2017/03/18(Sat) 00時半頃
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”── あのメール見たとき、どう思った?”
(24) 2017/03/18(Sat) 00時半頃
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##
…… 俺は、さ
##
(25) 2017/03/18(Sat) 00時半頃
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## その、瞬間 知ってる と、思ってしまった
それが、正解なのか、 とんだ的外れなのか、 俺にだって、わかんねえよ
わかんねえ……けど、
あのメールを見たときに、 知ってる って、思ってしまって、
ああ、そういう気もちを、知っている
……って ##
(26) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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― 賭け事の おはなし。 ―
[ まだ、まだ。 "異世界"に入ってしまうなんて思ってなかった、 あの朝、滑らないように気をつけた、時。
委員長とちょっとした賭け事>>0:379、あったね。 大和 まだ覚えてる? こっち来て色々ありすぎて、 ―― 忘れてても、まあ。
敗者である 俺の賭けるもの。 多分、けっこーありふれたやつ。 ]
(27) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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## でも、なんか、うっすら思い始めてんだ
みんな、帰ってって、なら、 俺もいつか、帰んなきゃいけねーのかな とか、
帰れる って言われたって、 全然うれしくねーけど、 『 帰れよ 』 って、おまえ、言ったろ
なんか、要はさ、 生きろよ ってことだろ …… そう思ったら、ちょっと、うれしいじゃん 小指の爪の先っちょ分くらい …… 嘘。もうちょい
だから、帰んなきゃ かなあ って なにか、予感めいてさえ、いる ##
(28) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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## ……だから、わかる とか、 そんな感覚、すっげー、的外れで、 なんも理解できてないのかもしんない
でも、
もし、この世界の持ち主が、俺じゃなくて、 他に、あのメールを書いたやつがいるとして、 ……ああいう気もちでいるやつが、いる、と して、 ……いた と、するじゃん
そのほうが、もっと悲しい 気がする
寂しいし、悲しいし、辛い と、思う 違うのかな、…… だとしても、いいや
これは、ただの、 俺の、想像と共感 の 話 だから ##
(29) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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「 俺 あれ。 」 「 さっきの自販機の汁粉。 」 [ さっき大和にあげた、 コーンスープの隣にあったやつ。 缶の汁粉って飲む奴いるのかな? 俺は割と好きだけど。 大和はどうだったんだろう。 まあ 嫌いでも、誰かにあげてください。 俺のお勧めを押しつける そんな風。
学校の自販機だとないんだよね。 帰り際にでも買うからさ、 この機会に、って やつ。 ]
(30) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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##
…………あ。
##
(31) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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『 人を人たらしめるものとは、何ぞや? 』
一度は投げ出した難問だったけど、
あ。 今、思いついた。 ……って顔を、俺はする。
こんなのは、どうだろう。
A. 想像 と 共感
……俺の答え。 俺が生きた中で、見た、ひとつの 解。
(32) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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…… 答え合わせ、しよう というか、知りたいのかも おまえにとっては、なんだったのか
この世界の主 さん …… というか、 一緒に過ごしてきた ともだち として なあ、 *
(33) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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[ …それも全部全部、 幸せに帰れたらの、おはなし なんだよなあ* ]
(34) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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― 朝 ―
[ ひっそり 寝て、 結局後から来たクラスメートと 会話なんてなくて、 …慣れてしまったのか、すっと、眠れて。
起きた切欠は、何度目かのチャイム。
―― じゃあ なくて、 ]
(35) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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もう、夢なら覚めてくれたらいいんじゃあないかしら。
だって、私が何をしたというの。
(36) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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─前日:保健室─
[今までと同じなら、チャイムが鳴るのを合図に私たちの内の誰かがいなくなるのでしょう。
つばさちゃんと莉緒のマネキンを見たときはそれはそれは驚きました。 ですがささらちゃんのマネキンが見つかった部屋に残された絵はあまりにも、やさしいものに思えたので、帰ることは悪くないことじゃあないかも。
そう、思えたのですけども。
強がりの箍が外せるのは本当に唐突に。 一人っきりになるとダメでしたね]
…………蝶美、あのね。 (もしかしたら、私が、…この世界のホストかもしれない。)
[そう打ち明けられなかったのは、彼女がどこか疲れていたように見えたからです>>4:221 だって彼女は私とは違って、今日も何か忙しそうにしていたわけですから]
(37) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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[ 何かが、落ちて、
たたきつけられた様な、音 で>>13 ]
(38) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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ごめん。………なんでもない。 あの、昨日はなんかごめん、色々、言っちゃって。 でもほら、蝶美は悪くないから。 えっと……おやすみ。 また、明日。
[短く挨拶を告げました。 “何かあった?” またこの言葉をかけることなく、幕が降りたのです]*
(39) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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[ ―― 恐怖で目が覚める って 本当にあったんだな。驚きだよ。
あ、おはようございます、ホストさん。 俺 まだ此処にいるみたいなんですけど。
あなたが俺を残したのか、 あるいは 俺が、皆を残しているのか ]
(40) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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……
[ …考えるのは、止めた。 前髪を掻き上げて、 ―― 元よりあまり目つきが良くない 瞳は。 何かを 誰かを探すように彷徨って、 それから。 いないふたりを"みつける"。 ]
(41) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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[ いよいよもって 剣呑な目つきになったんじゃあ ないだろうか。 何処かいっちまったのか、とか 寝起きの頭、そんなことを思いながら 跳ね起きた。
衣擦れの音と共に、 前髪は再び 落ちて ]
(42) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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…… 保田。 橘と能久がいない。
[ 急かすように 声は張り詰めて。 探しに行かなくても 此処にいても それでも ひとりで行くって 意思表示。
いつかの監禁生活で鍛えられてしまった体内時計は、 待ち時間、きっかり三十秒をカウントして。 そうして 教室の外へ。 ]
(43) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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[ …行った、つもりだったんだよなあ。 ]
(44) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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──── 理一?
(45) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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── 午前8時50分 ──
…… 昴?
[ チャイムの音が鳴り響いて、 身体を起こして、それで。
隣、はいた。
そいつが、”らしくない”勢いで、 跳ね起きた、とか、それも、分かったけどさ、
それより、 その向こうも、更に向こうも。 いない。 ]
(46) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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[ ── ぐしゃり と、なにかが壊れる音>>12がした。 ]
(47) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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[ それから、なにもかも。
この世界、まるごと、壊れてくみたいに、 ずうっと、鳴っていた、音も、 点きっぱなしだった、カラフルな光も、全部。
砕けて ゆく。]
(48) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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―― なん、だよ これ [ 出てきた廊下 は、 酷い有様だった>>15。
ぱらり ぱら、 頭上から電球の欠片が降り注ぐから、 あからさまに舌打ちなんかして、 気付く。 ]
(49) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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[ これ "おかしい" ってことに。 ]
(50) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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[ 反射的に取り出したのはスマホだった。 記録付け忘れとか、そんなのはどうでもよくて、 世界が今まで以上におかしかった場合、 疑うべきは 世界の主なんだって
―― 現実世界で 嫌って程、知った 緊張で冷えた指先は、 もつれながらもメールを開いて そして、 ]
(51) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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[ ── 壊れたなにか は、この世界そのもの だと思った。]
(52) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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[ …拝啓 天国だか地獄だか分かりませんが、 少なくとも此処にはいないでしょう 死んで欲しいほど愛していた俺の神様。 貴女のおかげで この世界の主が分かりそうです。 ありがとう そしてさようなら。 ]
(53) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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[ 文字化けの差出人 大変 よく知った名前だった。 ]
(54) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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[ ── 多分、返事もしないまま。
追いかけるように、廊下に、飛び出して。
そしたら、すぐそこで、 古辺が、スマホ見てる>>51から。]
なっに してんだよ、あいつら──、
[ 探さなきゃ って、言おうとして、 なんかもう、がむしゃら で、 肩、つかもうとして さ。
── 古辺、おまえ なに見てんの?*]
(55) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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─翌日:保健室─
[いつもより早い朝。 ゆり起こすのは誰かの声ではなく爆音>>13 驚き過ぎると呼吸が止まるんですね。 目を見張らせた後、私は保健室を見渡して、“一人の空間”を、見つめて。 おかしいなって、視線を逸らしました。
ひい、ふう、みい。
足りない。
もぬけの殻となったベッドを見て私は、深く息を吸おうとして、失敗した細い息が震えました]
(56) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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ちよみ、……どこ、行ったの。
[私は、あまり、他のみんなに比べて特別、親交が深かったわけではなかったと思います。 だけれど、一時期であれ仲良くしてくれた人を想う心は、あるつもりでした。
だけれど今日は先に起きて準備を整えている人が、いない。 おはようと言ってくれる人がいない。 ただ、それだけのことなのに、すべてを失ったように感じてしまうのは、何なのでしょう]
(57) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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|
[情緒不安定になっている自覚はありました。 私にとってこの校舎は天国のような場所ではなくて、その対極に立っているかのような場所でしたから。
でもそう思うと、この世界は私のものではないのかもしれません。 だって、ちっとも楽しくないのです。 かといって、ここを出た先に私が帰る場所はあるのでしょうか]
(58) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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[啜り泣く声は、誰のもの。 (風を切る音。跳ねる肩。腹部に残る痣。)
囁き声は、誰のもの。 (扉の隙間から漏れる光。敧てればよく聞こえるのは、聞き慣れた声。)
何処にいても突き刺さるような視線、それは、誰のもの。 (私の体は、心は私だけのものなのに。 いやだとも、いいとも言えず、 ただ耐えるだけの日々を、
やめたいと思ったってやめられなかった。)]
(59) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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[だって打ち明けたら今までのものがすべて壊れてしまうから。 だから踏み込めない。 声を殺して隠れて時間が経つのを待つだけ。
だけどきっと、死にたい、なんて、思える程の悩みではない筈。 どちらかというと私の悩みは、死にたいではなくて、消えたいという気持ちに近しいのです。
ここに残った誰かも、そんな気持ちを持つことはあったのでしょうか。 私にはもう、分かりません。 会ったら話しがしたいだなんて偉そうなことを言ったくせに私は、出口を目指しているんですもの。
昇降口。 そういえば本当に扉が開かないかどうかを、一度も確かめることはしませんでした。
散らばった硝子や破片>>15を踏まないように、私は向かっていたでしょう]*
(60) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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[ …お前かよ とか、 そう思った俺がいたのも否定しないけど 結局そういうもんなんだって。
昨日まで笑ってても 明日になったら死んでるかも知れないんだって。 人って秘密の上に成り立っていて、 誰かにとっての異常を抱えていて、
つまりはそういうことなんだって、多分。
これは全て俺の想像。 ]
(61) 2017/03/18(Sat) 01時頃
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|
─昇降口─
[堆や昴の言っていたように本当に、扉は開かないようです。
不思議。 まるでふわふわきらきらとした魔法のよう。 特別な衣装でも身に纏って、赤い唇を咲かせて、眠ってしまえば覚める夢ならばいいのに。
ふと、私は昇降口の窓に手を添えてみました。 指でキュッと拭えば外の様子が鮮明にうつります。
そこで見つけたのは]
(62) 2017/03/18(Sat) 01時頃
|
|
…………あぁ、帰れたんだ。
[クラスメイトの姿>>4:232で。 下駄箱に置いてある帽子はまるで必要ないとばかりに、外の空気にさらされた少女は微笑んでいました。
長い黒髪。スカートは長すぎず、かといって整然とした制服姿の少女。 それは私の知っていた大和蝶美のもので、彼女は何かこの校舎の中で見出せたのだろうか、そんな事を漠然と思いました]
(63) 2017/03/18(Sat) 01時頃
|
|
[寒そうだからブレザーでもかけてあげたいのですが、出ることが出来ませんから、それは出来なくて。 ああ、蝶美がいないのなら今ここに残っているのは、誰なのでしょう。
堆じゃないといいなと思います。 だって昴が悲しむでしょうから。 堆、昴にちゃんと通院している事を話したのでしょうか。
私の口から昴に伝えることはどうにも、出来ませんでしたけど。 昴も昴で、大丈夫でしょうか。 なんだかんだ不安定にも思える彼らも、帰れていると、いいですね。
だってあんなにも仲が良いのです。 ええ、羨ましいくらいに。 私にはなかった関係ですから。 無事に帰れたらいいと思うのです]
(64) 2017/03/18(Sat) 01時頃
|
|
[健ちゃんも帰れたでしょうか。 ふわふわの魔法を扱えて、見た目とは裏腹にやさしい彼も、帰れたらいいなと思うのです。
人によっては色々とやかくいう人もいるかもしれませんが、パンケーキを可愛く飾ったあの作品で、みんなが喜んでいたのは事実なのです。
彼のもっている力はきっと誰かをしあわせにできる力ですから。 帰れていると、いいな。 そんな風に思いながら私は蝶美の置いていったようにも見える帽子に腕を伸ばそうとして、やめます]
(65) 2017/03/18(Sat) 01時頃
|
|
……………、どうしようかな。
[私が触れていいものか、分かりませんでしたから。 困ったように笑みを浮かべました。
メール>>16に気付いたのはその後]
「この世界を作ってしまった人を見つけて、話がしたい」 なんて言ったけど。
[みんなの目的地は屋上、でしょうか。 そのままフツウなら向かうのでしょうね。 大切な友達なら恐らくみんな、そうするでしょうから。
ですが私はそのフツウから離れていたようで。 すぐには向かわずにゆっくりと朽ちゆく校舎を眺めて一階廊下を歩くことにしました]**
(66) 2017/03/18(Sat) 01時頃
|
PPP イルマは、メモを貼った。
2017/03/18(Sat) 01時頃
|
[ 肩を、掴まれかけた から、>>55 勢いよく 振り向いた。
―― あ 悪い、 振り向きざま 保田を見ていた俺の瞳 多分 だいぶ "いつも通り"じゃあ ない。 死ねって祈り続けたいつかみたいに、 人 殺しそうな、…そんな風、な。 鋭いとか、刺しそう とか、そういう。
びびってないでくれ 頼む。 ]
(67) 2017/03/18(Sat) 01時半頃
|
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[ 息を 吐く。心臓が苦しい。
丁度メールは開いていたから、 保田は 見ていなかったから、 ゆっくりと 画面を下に向けて。
…ようく 見えたはず。 ]
(68) 2017/03/18(Sat) 01時半頃
|
|
………橘 [ 文字化けの差出人の その正体。 これで分かるだろう って 一言。 ]
(69) 2017/03/18(Sat) 01時半頃
|
PPP イルマは、メモを貼った。
2017/03/18(Sat) 01時半頃
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―― なあ 俺たち 残って、 それで あいつ ホストなんだってさ …今のうちにどうにかしねえと あいつも 世界も ぜんぶ ぐっちゃぐちゃだぜ きっと、…
[ 瞳は多少 剣呑なものから和らいだけれど、 それにしたって、 …いつも通りなんて 何処かに行って、 ]
(70) 2017/03/18(Sat) 01時半頃
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探す。 お前は。
[ ホストが、世界の主って奴が、 橘だけど それでも行くかって、
…覚悟なんて そんな 大げさなものを問うわけじゃあ ないけど 聞かざるを得ないだろ こんなの。 ]
(71) 2017/03/18(Sat) 01時半頃
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[ ぱら ぱら、廊下に降る欠片。 探すようなら、危ないから、 ブレザーを保田の頭にかけた。強引。 …スマートじゃ無いって?知るか。 ようやくできた"ともだち"の怪我を気にかけるのは 定義も知らない ふつう の ことなんじゃないの* ]
(72) 2017/03/18(Sat) 01時半頃
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[ なあ 橘。 俺を俺たらしめるものは、 どうあがいたって絵都さんの呪いだよ。
それはもう、変えられない。 どれだけ指さされようと、笑われようと、 俺はそうできちゃったんだよ。
ふつうじゃないだろ。 それでもいるんだよ、こういうやつ。 世界に同じ奴が誰一人居なくても ここに。 ]
(73) 2017/03/18(Sat) 01時半頃
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[ …答え合わせなんて、 俺、そんな頭の良いこと出来ないから、 聞きたいことを ただ聞こう。こどものように。 ]
(74) 2017/03/18(Sat) 01時半頃
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……、 [ 心の内に、閉まって 歩む。 だって ほら、先生だって勉強仲間だって 目の前にいないと質問が成り立たないだろ?
だから 探さないと、先ずは。 壊れかけた世界の 中で 死の淵に立つ 誰かさんを** ]
(75) 2017/03/18(Sat) 01時半頃
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── 現在:2階 ──
[ 肩掴んで、振り返らせたとき、 古辺、おまえ なんつー顔してんだよ。
おまえの祈り>>67 なんて、知らないまま。 俺、戸惑って、数度まばたきをした。
前髪の奥、覗き込むみたいに。
── おまえ、怒ってんのか な。
古辺が、スマホの画面を差し出しても、 そこに 魔法みたいに あらわれた名前、見ても、
保田那由多の胸の裡にこみ上げるのは、 なんていうかさ、 痛み にも似た、いき苦しさ である。]
(76) 2017/03/18(Sat) 11時半頃
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── うん 残った なあ
でも、俺らさ もう、ここにはいられねえんだな
[ かるうく 見上げた先で、 前髪のカーテン越しに透けて見える眸は、 物騒 というか、なにかを 決めた 人間のソレだ。
だから、俺も前を向いて、 ちかちか 暗闇と光が交互にやってくる廊下を、 なんだか、さみしく 思いながら、口を開く。]
見つける に、決まってんだろ どこにいても
[ 最後まで、めちゃくちゃで、はちゃめちゃなのは、 確かに、ちょっと、おまえっぽい とか。 床で、きらめく光の破片を見て、思うよ。]
(77) 2017/03/18(Sat) 11時半頃
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[ 時間がないなら、走ろうか。 というか、駆け抜けたほうが、ダメージ低そう。
そう思った矢先、視界がかげって>>72、 俺は、その意味を察したとき、
あほか と思って、それから、 なんかさ、くつくつと、笑っていた。]
── じゃあ、ほら おまえがこっち使え って、
これじゃ、ただの貸しあいっこじゃんか
[ 自分のブレザー、被せるみたいに、押し付けて、 ああ、でも、ポケットの飴玉落としたら、しばく。]
(78) 2017/03/18(Sat) 12時頃
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[ 降ってくる破片 よりもさ、 靴下で、踏み抜く廊下に散るかけら。
この世界の断片 と思うと、 砕けてくそれも、なんか少し悲しいと、
うつむいた先で、俺は見つける。 細かく砕けた 世界のかけら。>>15
── みちしるべ の、ようだと。
顔を、上げた 先。
横たわるマネキン>>4:244と、 その先に続く階段 割れたガラス片。]
(79) 2017/03/18(Sat) 12時頃
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[ ── どこまでつづくのだろう なんて、 ]
(80) 2017/03/18(Sat) 12時頃
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[ あまりにナンセンスな考えが過ぎって、
そのとき、古辺、おまえまだ隣にいたかな。
なんにも、言わない 言えないまま、 俺、黙って、勢い良く、滑りやすい廊下を蹴った。 階段、二段飛ばしで、駆け上がってく。
砕けた光 を、みちしるべ として。**]
(81) 2017/03/18(Sat) 12時頃
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[スイッチ押してもずっと明るいままの電灯も、 場違いなくらい煩く輝く電飾も、きっと俺の事だった。
「出力:笑い」
何があってもそれしかできねェんだ。 翳る事なんか、全然なかったろ?
それがさ、今は、 電灯は、細かく瞬きながら、 ジジ……って死に掛けの蝉みたいに鳴いて、 目に煩い電飾はバラバラに砕け散った。
つまりは、そーいうことだろ? この世界は、もう長くは持たねェってサ]
(82) 2017/03/18(Sat) 13時半頃
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[ タン、タン ]
[屋上へ繋がる階段にもガラス片は散る。 そうそう、実はここな、抜け道があったんだよ。
屋上に面する擦りガラス。 ゴツイ鍵が掛かってるけど、この鍵壊れかかってて コツはあるけど、開けられるンだよなァ。 通には教えてねェけどサ。
あの日はそうやって屋上に忍び込んだ。 でも今は、屋上に通じる扉は、 その窓を通る必要もなく開いた。
重い扉を押し開けると、 冬の冷たい風が雪と共に吹き込んでくる。
扉はそのままにして、風に逆らって前へ進む。 屋上になら絶対にある柵とフェンスは無くなってて、 屋上の淵へ進んで、見下ろす]
(83) 2017/03/18(Sat) 13時半頃
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[下が、見えない。 雪に隠されたように、地面が見えない。
びゅうびゅう、下から吹く風は、 髪を無造作に舞い上がらせる。
落ちたら死にそー。 そう思ったのは、二回目。 でも、一応死んでなかったみたい。今は、まだ。
この世界はもうすぐ閉じるだろう。 何となく、分かるンだよ。主、だから。
でも、その前にやらなきゃならねェ事がある。 アイツら帰してやらねェとな]
(84) 2017/03/18(Sat) 13時半頃
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[ それが、俺が出来る最後の事だ ]*
(85) 2017/03/18(Sat) 13時半頃
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[ 怒ってた なあ。
誰にって訳でも無く、ふつふつ、と。 いや目つきと比較すると ふつふつなんて 可愛すぎる表現だけどさ。
こんな所に閉じ込めやがって、とか なんでおまえ あんな平気な顔しといて、とか なんで俺、此処に来たばっかりの時に …橘に あんなこと言っちまったんだろう、とか
…友達 だったんじゃあ なかったのか とか、 喩えるなら、置いて行かれたこどもみたいな、 そういう気持ち。 多分 きっと…英語で言うならめいびー。 先生 あってますか。 ]
(86) 2017/03/18(Sat) 13時半頃
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[ 此処にはいられない。 終わりかけの世界を走ろうとして、 ―― ちょっと 思わず笑ってしまった。 くつくつ、俺も似たような笑い。 いつも通りじゃあない よな。 保田のブレザーを借りて、 ポケットの中に何か入っている 重みに触れた。 …大丈夫だって、"落ちないように"しますから。 ]
(87) 2017/03/18(Sat) 13時半頃
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[ 上から降ってくるものよりは、 下に落ちている欠片の方が目立っていた、廊下。 …踏みつけるのに一瞬躊躇ったけれど、 他にどうしようもなくて、ぱきり。 足元、気をつけないと 自然と視線は 下の方へ向いて 一歩。
あいつ何処に行ったんだ って 考えてはいたけれど きっと、 先に気付いたのは保田だった>>79>>80。
つられるように ふ、と顔を上げて ―― 気付いた。 ]
(88) 2017/03/18(Sat) 13時半頃
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[ なあ、橘。 お前もしかして いつか行ったあの先に ]
(89) 2017/03/18(Sat) 13時半頃
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―― 保田、…屋上!
[ 叫ぶ。 保田を導くのが落ちる欠片なら、 ただ場所を示す声は、その背を押すように。 ]
(90) 2017/03/18(Sat) 13時半頃
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絶対、後で 行くから、 あいつ、死なせないでくれ、 ……、頼む
[ 続いた声は ああこれも、きっと珍しく …震えていたんじゃあ ないかな。 ]
(91) 2017/03/18(Sat) 13時半頃
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[ 最初に閉じ込められた、俺の世界は、 ―― 主が死んで 終わった。 流しっぱなしのシャワーの下 赤色。 手首を切って死んでいた絵都さん。
詳細までは言わなかったけど、 …俺 それを 世界の終わる方法を、橘に言った。 言ってしまった。 もしかしたらあいつ、とか そう思ってしまうのも 仕方ない だろ。
後悔 なんだろうか。 あの人は今でも大嫌いだけど …なんで と 思ってしまう程には 確かに 家族だったんだよ。 俺の 愛し方を間違えた たったひとり ]
(92) 2017/03/18(Sat) 13時半頃
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[ 俺は 無くしたくなくて、 ]
(93) 2017/03/18(Sat) 13時半頃
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―― 俺は 一応 下もあたるけど。 行ったら あいつ一発殴る。
[ 前髪のカーテンの下、瞳は笑ってない。 げきおこなんて可愛いものでも きっと無い。 文化祭の平手なんて優しいぐらいに、 らしくもない拳でも振ってやろうって 決めていた* ]
(94) 2017/03/18(Sat) 13時半頃
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― 1F廊下 ―
[ 階下に降りて。 張り詰めた息を吐いてから、 ブレザーと前髪の下 睨付けるみたいに、見渡す。 予想はしていたけれど、 一階も酷いもので、…そこで>>66、
急いている自分が間違っていると そう 思ってしまう程 ゆっくり歩む後ろ姿。 ]
(95) 2017/03/18(Sat) 14時頃
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…… 入間?
[ ブレザーを下ろして 脇で持ち直して、 ―― 何 してんの?って そういう問いの、混じった呼びかけ。 ]
(96) 2017/03/18(Sat) 14時頃
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[ 隣に と思っていた声は、 背を押すように、背後から飛んだ>>90。
ぱちん と、 なにかのピースがはまったみたいに、
俺、その一瞬、確かに、 ひとり が、風を受けて、屋上に立つ、 そんな光景を見た 気がしたんだ。
── 靴下で走る廊下は”すべりやすい”から、
俺は、踊り場の手すりをつかんで、 身体を反転させる そのとき、 目が、合ったと思った。 あいつの声、震えてた。>>91]
(97) 2017/03/18(Sat) 16時頃
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── 大丈夫 だから! 待ってるから あいつと
[ 俺は、叫んで、
手すりをつかんでた 手を上げて、 親指を、空に向けて、突き立てた。
任せとけ って、言うみたいに。
俺、先に行くから、 大丈夫だから、なんとかする から、 ちゃんと、言いたいこと、言いにこいよ。 話しに、きなよ。 *]
(98) 2017/03/18(Sat) 16時頃
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─1階廊下─
……あ。
[見つかっちゃった。 そんなニュアンスの反応を。 物言いたげな様子は気のせいでしょうか。 姿の見えた級友>>96には、いつもの調子で片手を上げていました]
おはよ。でも、残念、ハズレ。 一階、見て回ったけど誰もいないよ。 二階にいないなら三階、だと思うけど……メール、見なかった?
[スマフォをブレザーのポケットから取り出せば、ふるふると振ってみせました]
(99) 2017/03/18(Sat) 16時頃
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たぶん、屋上じゃあないかなぁ。 男子は、通だけ? 女子はほら私だけ。 この世界の主…?の理一に私がやれることなんか多分…きっとないからさ。 通は言いたいこと、言いにいかなきゃ。話に行かないと。 きっと理一、通のこと待ってるからさ。行ってきたら?
[送り出すような発言を彼に送りつつ、私はどうしましょうか。 この壊れかけの世界だともう長くは持たないのかもしれません。
どちらつかずにふらふらりと。 纏まらない思考はいつものこと。 ただ、私が最後まで残る理由はどこにも見当たらなかったので、不思議には思っていますが、きっと運が悪かったのでしょうね]*
(100) 2017/03/18(Sat) 16時頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/03/18(Sat) 16時頃
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[ ひかりのかけら は 続いて、 明暗。点滅を繰り返す廊下、階段を、 ただ、上へ 上へ と、駆け上がった。
段々、空気が冷たくなる。 なにもかも この校舎ごと、 凍らせてしまいそうに、寒い。
ふと、頬に、濡れるような冷たさ 感じて、 開けっ放しの扉>>83から、舞い込む雪に気づいた。
顔をあげる。
白く 凍った 世界に、 おまえ、ひとりで、立ってた。>>83
世界を隔てるフェンスさえもない 淵で、 おまえ、今にも、吸い込まれていきそうだった。]
(101) 2017/03/18(Sat) 17時頃
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[ その姿 が、あんまりに さみしく て ]
(102) 2017/03/18(Sat) 17時頃
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──── 理一 !
(103) 2017/03/18(Sat) 17時頃
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── 屋上 ──
[ 叫んだ。
遠く 遠く の地面なんかじゃなくて、 こっち、振り向いてほしくて。
なのに、出てきたの、名前だけだった。
理一、寒いじゃん、ここ。バカじゃねえの。 屋上も、白くて、俺は、あとを追いかけるように、 足あとをかさねるように、おまえの背中を追った。]
(104) 2017/03/18(Sat) 17時頃
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[ やっぱり、今もさ、 泣きそうなの、俺のほうだったのかな。
大丈夫 なんて言った割に、 俺、やっぱり、全然大丈夫じゃねえし、 動揺、しまくりだった。泣きそうだった。
おまえが死ぬの、こええよ。]
(105) 2017/03/18(Sat) 17時頃
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[ ガラス片を避けるのに と、 ともだち の貸してくれたブレザーは、 今度は雪よけになりました。
吐いた息は、白く目に見えて、 鼻はぐずついて、吐息さえも震えていたけど、
俺、せいぜい、まっすぐに、 少し先、この世界の瀬戸際に立つ おまえを見つめて、 言うことしかできない。]
おまえのこと、迎えに来た 理一
[ こっち、向けよ。言いたいこと、死ぬほどある。*]
(106) 2017/03/18(Sat) 17時頃
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[ 気付いた>>99。 ]
[ おはようの返事も返さないで、 スマホを取り出している入間に向けて、 淡々と。 ]
(107) 2017/03/18(Sat) 17時半頃
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見たよ。 …今、保田が上行ってる。 [ ぱきり、ぱき、 ガラス片を踏んで、入間の前に立つ。 文化祭の時に止めて貰った前髪は、 今はすっかり 壁になって。 隙間から おんなのこ>>100の顔を 見ていた。
入間は、言う。 ―― やれること、なんか、 多分きっと ないって ]
(108) 2017/03/18(Sat) 18時頃
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―― やれることなんか、俺も わかんねえよ
(109) 2017/03/18(Sat) 18時頃
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[ ぽつり。
探す なんて、 保田に偉そうに言ったくせに、 どうにかしねえとって言ったのに、 やっぱり 正解が分からないんだ。 …本当に。 だって、ほら 最初があれだったから。 死ね って 思った奴だから。 今 ここで何ができるの?って聞かれたら、 …上手く 答えは出せない。 何で俺なんかが残ったんだって、 そう思ってしまいもして、だけどさ。 ]
(110) 2017/03/18(Sat) 18時頃
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……お前、は いいの。 やれること、無いだろうからって なんもしねえまま、ここに立ってんの。
[ 初めて"おんなのこ"に怒っている気がする。 …スマート って なんだったかな。 いつも通り って なんだろうな。
よく分からない けど。 声は、知らず出ていて。 ]
(111) 2017/03/18(Sat) 18時頃
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俺だって あいつが俺を待ってるかなんて、 あいつに何を言ったら正解かなんて …わかんねえよ …でも、やらなきゃって思って、
………、押しつけ る、つもり ないけど 入間は、合ってるとか間違ってるとか、 するべきしないべきとか そういうの 全部 無視して
(112) 2017/03/18(Sat) 18時頃
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―― なにか"したい"って そういうの、ないの。
(113) 2017/03/18(Sat) 18時頃
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[ 見たいときに見て、 出たいときに出たら良いって、 いつか 文化祭の休み時間に 入間が言ったこと。 そういえば、入間自身は そういうところどうなんだって、 …聞いたこと 無いな、って。 纏まらない思考のまま 問いかけた。 ぱき 、 欠片の踏まれる音が、また響く。 ]
(114) 2017/03/18(Sat) 18時頃
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[日が昇ったはずの世界に、 それでも雪は溶けない。止まない。
あの日見た夕日の赤とは真逆の白が乱暴に舞う。
そうして、時が止まったような、 冷たい校舎の屋上で、一人]
(115) 2017/03/18(Sat) 18時半頃
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[ ―――――― 叫び声を、聞いた。>>103]
(116) 2017/03/18(Sat) 18時半頃
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[ 誰のものかなんて、振り返らなくても分かる。
…… アンタには、帰ってて欲しかったなァ ]
(*0) 2017/03/18(Sat) 18時半頃
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[振り返った視線の先には、那由多が一人。
顔が引きつってるよーに見えた。 その意味を、俺は“感じる”代わりに“推し量る”。
なんかな、怖がってるように見えて、 どうしたって言いかけたけど、 続いた言葉に目を丸くして、苦笑した>>106]
なァんだ、やっぱバレたか。
[まァそりゃそうか。 だってメールに堂々と書いてンもん。
屋上の淵から踵を返して、 一歩、二歩、三歩、那由多の方へ進んで、止まる]
(117) 2017/03/18(Sat) 18時半頃
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那由多さァ、帰れって言ったじゃん。俺。
[へらっ。] [震えてる那由多とは裏腹に、いつも通りに笑う。 アンタがまだ此処に居るのは、なんでだろうな。
那由多の吐いた白い息が、 白い空間に溶けるのを横目で見た。
寒いから両手をポケットに突っ込んで鼻をすする。 ただの冬の日のある一場面みてェに、 なんでもないように、俺は口を開いた]
(118) 2017/03/18(Sat) 18時半頃
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―――― 迎えはいらねェ。 だから、他のヤツまだ居たら、 そいつらと一緒に帰れ。那由多。
[放課後にする会話みてェ、とか 俺は思うわけだけど、まァ別れには変わらないか。
今生の別れになるっつーのに、 深刻さの欠片もなく、やっぱ俺は笑ってたんだ。 少し困ったように眉を下げながら]**
(119) 2017/03/18(Sat) 18時半頃
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[ 空を背に、おまえ はやっぱり、笑ってて、 俺ばっかりが、駄々っ子みたいだ。
詰まった距離>>117に、 ちっとも、安堵なんてできないし、 おまえ、そんなのってないじゃん。]
── 嫌だ
[ って、俺、それだけがすぐに、声になって、
ゆっくりと息を吐いて、 言葉に滲む水気を逃がす余裕もない。
次から 次から あふれてくるのは、 きっと、感情のむきだし。]
(120) 2017/03/18(Sat) 19時半頃
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他の奴らも、来るから おまえのこと、迎えにくるから
おまえ、古辺に怒られるから めっっちゃ怖いから、あいつ
覚悟しとけよ ほんと もう さあ……
[ 声は段々、震えて、歪んで、
おまえがどんなに笑ってても、 俺はいよいよ泣いてたよ。悲しい。]
(121) 2017/03/18(Sat) 19時半頃
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おまえ、昨日、言ったじゃん この世界の主に聞くしかねえ って
…… なあ、
同じもの になんか、なれなくても、 一緒にいたい って、
同じもの に、なれたって、 ”みんな”と一緒に生きてけないんじゃ、 意味なんかないって、
…… 思ってくれたんじゃ ねえの *
(122) 2017/03/18(Sat) 20時頃
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[「人を人たらしめるものとは、何ぞや?」 答え合わせなどできません。 私はまだ答えを見つけていませんから。
そもそも、友達、だったのでしょうか。 私はあやふやな位置にいたと思います。 数ある中の1人に紛れたいという願いは叶っていたのかもしれませんけども、結果、自分の色が分からないまま、唯ここに残っていますから]
(123) 2017/03/18(Sat) 20時半頃
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そっか。那由多が。 仲良かったもんね。
[一線引いたところから耳にしたこと>>108 淡々と私は相槌を打っていました。 ああ、でも、声に怒気が孕まれているような気がします>>111
怖気付いたように私の足は一方、後ろへ。 他人事、みたいに傍観者の位置を気取ろうとしていた私が見透かされたみたい、で]
やらなきゃいけない、か。 熱い、ね。いいんじゃないかな。 そういうの、かっこいいよ。
[眩しそうにその姿を眺めました]
(124) 2017/03/18(Sat) 20時半頃
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………“したい”こと? 考えたこと、あんまりなかったかも。 それに、正直分かんないんだ。 私、みんなことそんなに知らないから。
[諦めたように小さく笑いました、けど。 ふと、終わってしまった一幕>>1:417>>2:130を思い出しました]
ああ…そういう。 私ほんと何も知らなかったなぁ。
でも……好きだったよ。 みんなが笑ってるの見てるのは。 そうだね。みんなが揃って笑ってはしゃいでるのは見てみたいこと、かな。
[それが私の“したいこと”になるのかどうかは、分かりませんが]
でも今は、理一のたまに怒られる時が、見てみたいかな。 ここが理一の世界なら、啜り泣くみたいな声も、囁き声も、この校舎も何なんだろうって思うから。
(125) 2017/03/18(Sat) 20時半頃
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それを確かめたいかな。 うん。見てみたい。
これが私の答え。
[こんな落とし所じゃ、ダメかしら。 尋ねながらも私の足は階段の方へと伸びます。 世界の崩壊は始まっているように思えますから、ここで2人過ごすのはあまりにも勿体ないですし、舞台はおそらく整っているのでしょう。
でしたら通をここに押し留めるのは好きな展開ではありません]
(126) 2017/03/18(Sat) 20時半頃
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通、那由多と一緒に理一のこと怒って、泣かせてやってよ。 きちんとした感情、教えてあげて。 私、見てるからさ。
[一足先に行くよ、といえば私の足は屋上の方へと向かうでしょう。 いつか羨むように理一の笑顔を見ていた通をふと思い出し、あの時と同じように腕を差し出しましたが、さて。
取られても取られなくても私は私、気儘に息を吸いましょう。 これからやりたいことが分からなくても、今やりたいことは浮かんできましたから]**
(127) 2017/03/18(Sat) 20時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/03/18(Sat) 20時半頃
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[ 熱い、ん だろうか>>124。 焦燥感、とか 単純な怒り とか そういうものだと 思っていたけれど。 でも ようやくここで、口元、 自然に弧を描けていた筈。 ]
(128) 2017/03/18(Sat) 21時頃
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…俺も きっと したいことなんて、よく分かってなかったし クラスの奴らのこと、橘のことだって、 …きっと、入間のことも、保田のことも 話してても、結局 よく知らなかったんだと 思う。
[ 知ってたら、きっと こんな状況になっていなかったのかも知れない。 想像してみる、もしものこと。 でも、それってもしもだし、 …今は、こうなってしまっている 訳で。 ]
(129) 2017/03/18(Sat) 21時頃
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[ 入間の話す、答え>>125>>126。 "したいこと" になるのかどうかは、 たとえ本人が分からずとも。
この校舎に招かれて、考えて、 そうして出した答えなら 否定するところなんて、無いから。 階段へ向かう入間を見ながら、 ゆるり 頷こう。 ]
(130) 2017/03/18(Sat) 21時頃
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…まずはそれで 良いんじゃ無いの。 あいつが死んだら 出来なくなる。 …それは 俺も 嫌だわ。
[ ぱき、ぱき 会談へ向けて、廊下の欠片を踏みしめる。 ―― 此処は確かにお前の世界で、 お前の望んだ世界でもあるのだろうけど、 …居てほしい所じゃあ ないって 客人の 緩やかな否定。 ]
(131) 2017/03/18(Sat) 21時頃
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[ さて。 "したいこと"に向けての 一番最初。 彼女の望む答えを一緒に確かめるために、 当人と、それから待たせているクラスメートに 会いに行かないと。 そうでないと きっと これから"したいこと"も 分からないのかもしれない と 思うから。 ]
(132) 2017/03/18(Sat) 21時頃
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―― 保田 怒るとすっげえ怖いって あいつ英語教えるとき ほんとスパルタって感じだし。 今度入間も勉強会来なよ。
[ ―― 大丈夫でしょう。きっと大丈夫になるよ。 そんな 望みの言葉を 零して。 ]
(133) 2017/03/18(Sat) 21時頃
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―― ん。
[ そうして、今度こそ スマートに。 おんなのこの手>>127を 取ろう。
…緊張で手が冷たいのは 呪いのせいだよ。 差し出せただけ、上等* ]
(134) 2017/03/18(Sat) 21時頃
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― → 屋上 ―
[ 落ちる欠片を 辿った先で。 ] [ 扉は 開け放しだった。 叩き付けてくる冷気は、 …来るものを 迎えるものを拒むよう。
寒いなあ って 思えば、手を 離して。 入間に持っていたブレザーを渡し、 着なよ って、示した。 保田のブレザーだった、けど まあ 許してくれるでしょう…多分。 ああ、ポケットの中身は、 どうか落とさないように。
しばかれます。俺が。 ]
(135) 2017/03/18(Sat) 21時頃
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[ …寒空にワイシャツは堪えるなあ、とか そうは思っても 行くしか無いから。
今度は入間の前に立って、一歩。 対峙しているふたりを、捉えた。
言葉も出せず 吐いた息は。 ―― 何時かと違って 真白だ* ]
(136) 2017/03/18(Sat) 21時頃
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[>>120 嫌だ、って、即答。
泣きそうな声色に、 俺はまた、「なんか間違ったっけ」って、 染み付いた癖でそう思っちまう。
絞り出すみたいな声で喋り続けて、 とうとう那由多の目からは涙が零れ始めた。
いつかの葬式の時みたいに、 俺はただただ眉を下げる事しかできない]
(137) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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[>>122 続けられた言葉は、 昨日の問いかけの続きだった。
>>4:208 「この場所って、何のためにあるんだろうな」 って。那由多が寂しそうにしてた時の。
―――― でも、那由多は勘違いしてる]
みんなと一緒にいてェなら そもそも俺は死のうとしたりしてねェさ。
この場所がある理由は……
[俺だってはっきり分かったワケじゃねェ。 けど、それはきっと、]
(138) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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―――― 「最終確認」だよ。
[まァ、そう言ったって、 なんの事かわかんねェよな。
だから俺は決めたんだ。 今まで黙ってた事を話してもいいかって。 どうせもうこれで最後だ]
(139) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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変だって思わなかったか? 何で俺が、いつもずっと笑ってるかって。
……俺は、分かんねェんだよ。 悲しいとか、ムカつくとか、怖ェとか、 そんな気持ちが。
そーだなァ…… 具体的に言えば、那由多がいま 何で泣いてっか、俺には分かんねェ。
[零れ落ちる涙が、可哀想だとは思う。
でもそれをどーすりゃいいのかとか、 そもそもなんで泣いてんのとかって、 そういうのが、分からない]
(140) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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[言ったろ?那由多さ。 自分と違うひとのこと想像して動くの 消耗しないかって。そーだよ、正解]
両親死んで、みーんな泣いてるのに 俺だけ平気なツラしてたりさ、 上級生に殴られても、 腹立たねェし怖くもねェし。 でもさ、そーっすっと周りが変な目でみてくンの。 何だコイツは、みてェな。
[すすり泣きとか、目の絵とか、 ひそひそ遠巻きに話してる声とか あれは俺が受けてたモンだ。
溜息一つこぼして、それから、口元を吊り上げる]
(141) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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だから、俺は感情が欲しかった。 みんなが持ってるモンが欲しかった。
死のうとしてみりゃ「怖い」って 分かるかと思ったけど、駄目だったなァ。
そんで、俺、この中で浮いてたろ? みんな顔色悪そうにしてンのに、俺は平気でさ。
……やっぱ、混ざれねェな。
[はは。笑い声は乾く。 視界の端、通と入間の姿を見つける。 あ、ヤバイな。長々話し過ぎた]
(142) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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だから、もういいんだ。 諦められなかったけど、結局、駄目だったからサ。
―――― だけどな、那由多。
[俺はもう一歩、那由多に近づく。 そして、右腕を後ろに回した]
(143) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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アンタらは、帰らせる。 どんな事しても。
[突き付けた、銀色。 ベルトに差していた、包丁。
見覚えあるだろ? マネキンから引っこ抜こうとしてた那由多なら]
(144) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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この世界で死ねば、帰れるんだろ? だったらアンタ刺してでも帰らせるよ。
……こーゆーのも平気なんだよ。俺は。
[にぃ。口元に弧を描いて、駆ける。 刃の切っ先は、水野のマネキンと同じ場所を、 那由多の身体の真ん中を狙う]*
(145) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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[ 平気?いいや、嘘だよ。
怖くはねェけどサ。本当はやりたくねェよ、こんな事。 ごめんな。でも時間が無さそうだから。
俺は、みんなをここに残したくねェんだ ]
(*1) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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[知っているようで知らないのは私だけだと思っていましたから驚きました>>129 でもその間に進んでいるものは確かにあって。 この校舎の中は時が止まったかのように昔を表しているのに、実際、刻一刻とタイムリミットは迫っているような気がします。
「死んだらできなくなる」>>131 足裏を焼くような冷たさを唐突に思いだせば、深呼吸を。
吸った息が新しくて、 新しいことに気付くのは、不意に>>133]
………意外。 だけど、通も意外と怒るよね。 でも2人とも笑うのは、あんま上手じゃないね。 勉強会…か。………、そだね、うん、また、混ぜて。
[あんまりに冷えた手>>134はいつかの前髪を上げた時の強張った表情を思い出しましたが、振り払われることはなく。
上等でしょう。 そのまま破片だらけの廊下を通り抜けて、階段を蹴って、屋上まで]*
(146) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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─→屋上─
[吹き付ける風が頬に刺さります。 思わず肩を竦めれば、差し出されたブレザー>>135 リレーのように回ってきているとは知らず、有り難く頂戴しました。
その代わり随分と寒そうになってしまった通には申し訳ないと思いつつ、ブレザーのポケットに両手を突っ込んで。
一歩前に立つ通>>136越し。 対峙するかのように対極に立つ理一と那由多と、それから───…不意に右腕を後ろに伸ばす理一の姿>>143]
(147) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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───!
[鈍く光っているのは包丁。 何処かで見覚えがあるように思えたのは、那由多が引き抜こうとしていたところを見ていたからかもしれません]
那由多!
[反射的に名前を呼んだのは、なぜでしょう。 今の状況>>145が飲み込めません。
ブレザーのポケットに入ってたもの>>78は、飴玉。 これじゃない。 反射的に投げそうになるのを押し留め、代わりに理一の手元目掛けて投げたのは上履き。
当たっても当たらなくても、 理一がそんな行動に走ったのか頭が、追いつかなくて、私は、目を見開いたまま]
理一、あんた、何してんの! バカじゃないの!?
[意味がわからない、とばかりに、声を張り上げては、両足で踏みとどまっていたでしょう]*
(148) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/03/18(Sat) 22時半頃
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―― 馬鹿野郎!!
(149) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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[ 話して 話して。 それだけでも叫びかけたのに、 鈍い 銀色を捉えたとき
―― 文字通り 世界が凍り付いたかと思った。 ]
(150) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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[ 叫んだ途端 駆ける。 保田の前に立って ( ―― 避けられ無さそうだったら きっと突き飛ばしていた。 痛くても、許せ どうか。 ) 包丁をたたき落として、 そのまま橘の胸ぐらを掴んで、 勢いで その頬目がけて 拳を振り上げた。
殴る音がしたか どうか。 片手は絶対に話すまいと 服を掴んだまま、 吹きすさぶ風の中、避けられた前髪の奥 ようやく 目が、合う。 ]
(151) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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[ ―― なあ お前 今何考えてるの。 俺は 想像なんてしなくても、 見たままに 怒ってるよ、きっと。 ]
(152) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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…… お前 言ったよな 此処に来たとき、 お前がここにきても平気そうなの、 お前自身が"そんなの俺が知りたい"って、 言ったよな!
知りたかったくせに、 ―― 何が最終確認だ、ふざけんじゃねえ たった十何年しか生きてねえくせに、 そこで"最終"にするんじゃ ねえ 馬鹿
[ 思い出す。何時か落とされた囁き。 …自分だって 十何年しか生きていない餓鬼だっていうのに、 説教みたいな、…違う か。 わめき散らす みたいな そんな怒声。 ]
(153) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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[ ―― それに、さあ。 荒い息を吐きながら、思い出すのは、 メールでも話でも見て聞いた、 "みんな" って単語と、それから この世界の主に聞きたかった こと。 ]
(154) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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混ざる って なんだよ お前、……おまえさあ、…そんなじゃなくて、 ……"人"じゃあなくて そんな みんな とか、 どっかの数字みたいなもんじゃ無くて
[ 一般定義における"人"を、 人 たらしめるものってなんだろうな。 そもそもその定義に収まる 人 って、
世界にどれだけいるんだよ。 ]
(155) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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…お前を "お前"たらしめてるものって、 なんだよ。
(156) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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[ 落ちた質問。 声色は、多少は落ち着いていたと 思う。 瞳はなおも睨付けたままで、 だけどようやく 余裕が出てきた、から 保田が何か 動くようなら 生徒は大人しく 待っているつもり* ]
(157) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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── でも、ただの確認でも、 俺たちのこと、呼んでくれて、うれしかった
[ そんなこと、 そんな、ことしか言えないまま、 ── 俺は、おまえ の 秘密 を知る。
それは、俺には想像もしなかった世界。 怒ってへこんでばっかの俺には、 言葉で説明されたって、遠く 遠くにある秘密。
いつか、”もしも”を想像したように、 俺はやっぱり、きれいな対応など分からないまま、
きっと、一瞬、目を見開いて、 だけどまた、表情は歪む。]
(158) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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わかんねえよ 俺の知ってるおまえ、最初から、そうだった 変わったやつだなあって、思うこともあったけど、 だけど、それが、理一 だったんだよ、俺には
浮いてたって、救われたよ おまえが、笑ってんの見てると、 なんとかなるような 気がして、
── おまえ、周りのことだって、気にして くれて
[ 言いながら、思う。 ── あ。
それが、負担なんじゃないの って、 そうして生きることは、消耗するだろうと。 言ったのは、俺だった。]
(159) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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[ 俺、”知ってる”。 ずうっと、ずっと、これが続くのか って。 そう思った瞬間のこと。
これもまた、ただの 想像 ではありますが、 そのことに気がついてしまったとき、
俺、止められない と、思った。
おまえ が、包丁取り出したときも、 やっぱり、たぶん、俺は黙って、 ただ、情けない顔してたんじゃねえかな。
思い出してたんだ。 帰れよ って、おまえ、言ってくれたなあ って。]
(160) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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[ やっぱり、最後まで、俺にあったのは、 怒り というより、 悲しみ だった。
そうしてでも帰す というおまえの決意を、 俺は、受け止めたい とも、思ったし、
別に、それが、間違いだったとしても、 その気もち、もらえたから、充分だから、 俺、もう、ここで終わりでも、いいや。 ]
(161) 2017/03/18(Sat) 23時半頃
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[ ── なんて、きっと後悔にしかならない終わり に、
なる 寸前、声>>148が、影>>151が、飛び込んで、 なんだか、凍っていた時間が、動き出したようだった。
── あ、来てくれた って、思ったし、
俺のことまで突き飛ばして、 胸ぐら掴んで、拳を振り上げる古辺を見て、思う。
やっぱり、怖い って、バカみたいに。 あ、ここは寒いな って、 麻痺しかけていた感覚が、戻る。]
(162) 2017/03/18(Sat) 23時半頃
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[ いつもどーり も、なにもかも、 削げ落ちた みたいな、勢いに、 俺は、あっけにとられながら、 とられたから か? 涙も引っ込んで、
おまえ、俺のブレザーどこやったんだよ とか、 ブレザーごと落とせばいいみたいな屁理屈ねーぞって、
代わり みたいに、落ちてる上履き>>148を、 なんとなく、手繰り寄せながら、
俺はまた、この世界をつくった友人に、歩み寄る。
見下ろす みたいな格好に、なっただろうか。 「 あのさ 」と、口を開く。
さっきよりも、言葉は、 きちんと話せている ような、気がした。]
(163) 2017/03/18(Sat) 23時半頃
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俺、死にたかった
これから先ずっと、 みんなが当たり前に知ってる、 フツウの幸せもわかんないまま、 ずっと、生きてくのかって、考えて、 生きんの、やめたかった
勘違いでも、なんでも、 あのメール、書いたやつのこと、 一瞬でも、知ってるって、思った
(164) 2017/03/18(Sat) 23時半頃
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でも、死にたかったくせにさ、 ずっと、帰りたくもなかったくせに、 おまえに、帰れ って言われて、 生きろ って、言われた気がして、
なんか、ちょっと、うれしかったんだ 単純だけどさあ、 そう言ってくれるやつが、いるなら、 もうちょっとくらい、生きてもいいかなって
[ ふ と、こぼれた笑みは、 きっと、自嘲めいたものなんかでもないし、 さすがに、少し、照れくさくて、一瞬目を逸らす。]
(165) 2017/03/18(Sat) 23時半頃
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だから、俺、俺は、俺 ……、 たぶん、俺のために、生きて、帰ってほしかった 帰ってきてほしい って、思ってる
もうちょっとだけ、生きようかなって、 そう思った、俺のために、 一瞬でも、自分を重ねて、見た、 この世界の主 には、生きて ほしくて ともだちとしても、単純に、生きて ほしくて
── だから、言いにきただけなんだ
(166) 2017/03/18(Sat) 23時半頃
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理一、一緒に帰るぞ
(167) 2017/03/18(Sat) 23時半頃
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[ まっすぐに向けた視線は、噛み合っただろうか。
「 それだけなんだ 」と、俺は呟いて、 ただ、まっすぐに、おまえを見ていた。
── それが、想像と共感を繰り返した 俺の結論で、
きっと、やっぱり、 引きずってでも、連れて帰るとかさ、 そんなこと、できないし、したくもねえし、
俺には、これ以上のことは、言えない と思った。
これ以上、言うべきことなんて、
……ああ、そう。 それと、]
(168) 2017/03/18(Sat) 23時半頃
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俺、ここに来てさ、 いなくなってもいいって、 思わなかった。 たぶん、一度も
最後まで、ここにいさせてくれて、ありがとう
(169) 2017/03/18(Sat) 23時半頃
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[ そう言って、俺は、口角を上げて、── 笑った。* ]
(170) 2017/03/18(Sat) 23時半頃
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[通が、間に入って、包丁がカランと硬質な音を立たのを何処か遠くで聞きます>>151 目まぐるしく変わる状況に、唇を引き結んで、通の訴え>>153>>155を耳にして、落とされた言葉>>156に瞬きを一度、二度繰り返しました。
私の上履きは今那由多の元>>163 数センチ異なる段差でアンバランスに見える視界の中、那由多の言葉>>164>>165に、僅かに眼を見張らせました。
堆と那由多と3人でつばさちゃんのマネキンを理科室に送った時のことを思い出してたからです。
那由多は、那由多で新しく見つけたものがあったのだと思いました>>167>>168]
(171) 2017/03/19(Sun) 00時頃
|
|
[なんだか、少し迫り上がるものがありました。ふるりと肩が震えれば鼻頭がつんっと、痛みます。 視界がぼやけてきてようやっと自覚するのです。 気づけば私は突っ立ったまま、泣いていたことを。 見たいとか軽はずみな発言をした時は知らなかったのです。 私、なんて不躾なこと言ったんでしょうって、少し後悔していました]
ほんとうに全部へーきなら、校舎、こんなんじゃなかったと思う。キラキラして綺麗だったよ。
[ぽつりと呟きながら閉ざされた校舎での思い出を振り返って、呟きます]
理一は、どうしたいの。
[その表情はどんなものだったでしょう]
ねぇ、ちゃんと見て。 “みんな”ここにいる。 だから、ちゃんと顔を見て、声を聞いて。
[でもどうか、あなたと向き合おうとしてくれている人たちの顔を、表情を見て欲しいと、思うのです]*
(172) 2017/03/19(Sun) 00時頃
|
|
[>>148 声が、飛んできた。
那由多の名前を呼ぶ、入間の声が。 だけど俺は視線を向けずに、 真っ直ぐ前だけ向いていたわけだけど]
うわっ!?
[いやまさか、声だけじゃなくて 上履きまで飛んでくるとは思ってなかったな。
しかもこの視界の悪さなのに、 俺の眼前掠めていくしよォ。 アイツの右、大リーグ狙えるぞ]
(173) 2017/03/19(Sun) 00時半頃
|
|
[なんて、思っていたわけだけど、 駆け足は当然止まってて、 その瞬間、通が目の前に現れて、 包丁を叩き落とされた後に、>>151]
[ ガツ、って脳が揺れた ]
(174) 2017/03/19(Sun) 00時半頃
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[―――― 痛い。殴られたって、 痛む頬を他人事みたいに思ったけど、 前髪から覗く目は、ああ、怒ってる。
穏やかな顔ばっかりしてたはずの通が、 叫んで、怒ってる。>>153 俺はびっくりして目を瞬かせてた]
……そーだよ。知りたかったんだよ。 でもさァ、駄目だったんだよ。
[胸倉掴まれたまま、 それでも俺は乾いた笑いを漏らした。
死ぬって怖い事なんだろ? それすら、分からなかったんだよ、俺]
(175) 2017/03/19(Sun) 00時半頃
|
|
[言葉を探すように話す通を遮らず、>>155 投げかけられた質問に、苦笑する]
ねェよ、そんなモン。 俺は、人の真似してるだけだ。
[多分、通が期待するような答えじゃ、ねェだろな。 でも、迷ってばかりの俺に、 俺が俺であるものなんて、無い。見つからない。
―――― ああ、だからマネキンだったのかな。
人の真似ばかりしてた、俺の本質が、 俺の世界に現れたのかなって、思う]*
(176) 2017/03/19(Sun) 00時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/03/19(Sun) 00時半頃
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[ 頭が冷えてるのか煮えてるのか、 そんなのちっとも分からなかった。 ]
(177) 2017/03/19(Sun) 01時頃
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|
―― そうかよ、
[ 先生、世界の主にはなんにもないんだって。 そんな答えを貰ってしまった生徒は、 どうすればいいんだろうな。
迷子みたいな顔して、数秒。 保田と 入間の 優しい言葉も ぽつぽつ 聞こえてきて、 ……俺がこんな怒ってるの、馬鹿なんだろうかって 思ってしまって 、…でもさあ。 ]
(178) 2017/03/19(Sun) 01時頃
|
|
―― 違う。
(179) 2017/03/19(Sun) 01時頃
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|
じゃあ お前 二年の時 俺と屋上行ったことも全部、 誰かの真似だったって言うのかよ
俺は、…おれ は、 ……橘だから頼んだんだよ こいつなら 橘理一 なら、きっと って 俺の我儘 聞いてくれるんじゃ無いかって
(180) 2017/03/19(Sun) 01時頃
|
|
[ ……俺、泣けないんだよ。 あのとき 神様と約束した から。
声だけ震えてるんだ。馬鹿みたいだろ。 しかも 今 世界の主に生きて欲しいとか願ってるの、 どんな立場で言ってるんだよ って なるだろ。
でもさ、 ]
(181) 2017/03/19(Sun) 01時頃
|
|
お前が声かけてきてくれたことも、 弁当誘ってくれたことも、 屋上連れてきてくれたことも、 この街、案内してやるって言ったことも、 文化祭の時、ばかすかパンケーキ食ってたことも
今、お前が俺の顔見て驚いてることも、 ―― 真似事なんかじゃ ない
お前が否定しようと 周りが笑おうと 全部"お前"だって 幾らだって何遍だって、言ってやる ―― お前が此処で死んでも 地獄の果てまで追いかけて証明してやる
(182) 2017/03/19(Sun) 01時頃
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|
[ ごめんな 俺、こんなだから、 …保田や入間みたいに、 優しい声は、かけられなくて
どうしよう って やっぱり焦燥感。 追い立てられるみたいに 言うんだ。 結局俺も、こどもで 出てきた世界で出来た 最初のともだち。 喪うことを ずうっと恐れている。 …どうして残ってしまったんだろう。 例えば、これが他の奴らだったら もっと 声をかけてあげられるんじゃないかって そう 思ってしまう。まだ。 ]
(183) 2017/03/19(Sun) 01時頃
|
|
[ なおも橘の服を掴んだまま、だったけれど 力が緩みそうで、 …緩んだら 離したら、 そのままさよならしてしまいそうで 恐ろしかった。 感触を確かめるみたいに もう一度 握り直す。 ―― お前 ここに いるよな。 ]
(184) 2017/03/19(Sun) 01時頃
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|
俺は、 …俺 たらしめるものを知ってるけど それだって、正しいなんて思ってないし 人間らしいとも ちっとも思ってない
お前とか、保田とか、 …それこそ みんな とか 言ったら 引かれるくらい、で
…そんなもん、なんじゃ ないの。 誰もかも、
(185) 2017/03/19(Sun) 01時頃
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|
…なあ、 俺ら、まだ こどもじゃん 迷って何が悪いんだよ 知らなくて、分からなくて、間違って、 …これから を、望んで 何が 悪いんだよ
[ 目は 逸らさなかった。 声色も 保った。 そうでないと立っていられないから。
……鼻の奥が つんとして 何年ぶりかに 泣きそう って 感じてしまったのは 知らぬふりだ** ]
(186) 2017/03/19(Sun) 01時頃
|
|
[達の声>>186は何処か苦しそうで、聞いているだけで、キュッと胸が締め付けられる思いでした。 私は、何ができるのでしょう。 那由多のように先に訪れて対峙することも、通のように、間に入って止まることも出来ません。
じょうずに怒ることも出来ません。 ただ、引っかかるのは、この世界のこと。 “帰れない私達は、何なんだろう。” あの時も、問いかけましたね>>4:102 私はあの時のことも思い出して、ぽつりと落としました]
ねぇ、理一。 理一にとって、現実は、辛かった?
[もしかしたら理一が誰かに問いかけた言葉>>4:216と同じだったかもしれません。 思い出すのは啜り泣く声と囁き声。 そして壊れていく世界。 それがまるで理一の心を表しているかのように思えたのです]
(187) 2017/03/19(Sun) 13時半頃
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|
何が正解で不正解なんてむつかしいこと、私には分からない。
でも、理一のこと、否定はしないよ。 だって、どんな理一でも、理一は理一でしょ。 なんでも平気だって一人で抱え込んで勝手なことばっかしてる、理一じゃん。
分からないこと、分からないって言って、何がだめなの。 だめな自分のことが認められなくて、苦しいだけじゃ、ないの。
[愛想だとか、度胸だとか。 分かりません。それがあればどうかなったのか、なんてもしも話や、机上の空論をしたって何も変わりません。
だけど、“これから”を放り投げてどうするんでしょうか]
(188) 2017/03/19(Sun) 13時半頃
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諦めきれないって言うなら…逃げないでよ。 死んでみたら、って言うけど、死んだら全部終わりだよ? 楽しかったことも全部、終わっちゃうんだよ?
ずっと、いっしょにいられなく、なっちゃうんだよ?
[メール>>1:1の文面を思い出しながら、気付けば言葉尻に跳ね上がるように訴えかけていました。
本当にムカつく時。 本当に悲しい時。 本当に怖い時。
どんな風な表情をするかなんて、 決まり、誰が作るのでしょう。
理一から視線は離さずに、唇を引き結びながら、私は両手を握り締めていました]**
(189) 2017/03/19(Sun) 13時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/03/19(Sun) 13時半頃
|
[俺を置いて大人しく帰ってくれりゃあいいんだけど、 みんなの口ぶり聞いてる限り、無理そうなんだよな。
時間がねェのに]
……早く帰れって。 ここから出られなくなってもいいのかよ。
[那由多は泣いてるし、通も入間も怒ってるし。 何でかな。俺はどうすりゃいいんだ。
俺の命なんてシャボン玉みたいなもんよ。 しかも屋根に届く前に消えるようなヤツ]
(190) 2017/03/19(Sun) 14時半頃
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[なのに、なんでかなァ。 なんで那由多も、通も、入間も怒るし、泣くんだよ。
……薄々は分かってた。
俺がみんなをここに残したくないのと同じように、 みんなも俺をここに残したくないんだろう。
でも、それでも俺は、って、 尚も引き下がろうとしたけど、 そのとき降ってきたのは、那由多の声だ。>>163
もう泣いてなかったその声を、 俺はじっと聞いていた]
(191) 2017/03/19(Sun) 14時半頃
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[死にたかったって。 メールの差出人の事知ってるって。 >>164 言ってる事、俺が思ってた事とそっくり。
このまま人になれずに生きるのは、 生きづらいなって思ってたからサ。
だから、駄目だったって分かったから、 戻りたくなかった。帰りたくなかった。なのに、]
…… 那由多。 アンタさァ、単純すぎるだろ。 だって、俺が言っただけで、そんな……。
[帰って欲しかった。生きて欲しかった。 失われた命は、しょうがないって思うけど、 まだある命は、諦めて欲しくなかったから]
(192) 2017/03/19(Sun) 14時半頃
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本ッ当、ワガママだなァ。 ずりィじゃん、そんなん、さァ……。
[>>166>>167 那由多のために生きて帰って欲しいって。 そーやって望まれた事なんて、なかったよ。一度も。
漫画とかドラマでありそうなクッセェ台詞。 だけど、それでもな、嬉しいって思っちまう俺は、 きっと那由多の事言えねェな。単純だ。
真っ直ぐに向けられた視線が、カチリ、あう。 ありがとうって言いながら那由多は笑った]
(193) 2017/03/19(Sun) 14時半頃
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……はは。
刺されそうになったってのに、 礼なんか言うなよなァ。
[お人好しめ、って、あってた視線をフイと逸らす。 照れくさいのもあったけど、 なんでかな、声が震えそうになったから]
(194) 2017/03/19(Sun) 14時半頃
|
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[>>172 そしたらサ、入間まで泣いてンだ。 さっき上履き投げた時の勢いは鳴りを潜めて。
綺麗だった、って。あの電飾。 俺の世界の欠片が。
そんな風に言われるなんて、 思ってもみなかった。けど、 「どうしたいの」って言われて。
それから“みんな”を順に見た。 もう泣いてない那由多と、 怒ってる通と、泣いてる入間と]
(195) 2017/03/19(Sun) 14時半頃
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俺は ―――― ……
[その続きを言っていいのか。 まだ悩んでた時に「違う」って>>179 強く否定する声が聞こえて、視線は目の前の通に戻る。
去年の事とか、文化祭の時とか、 言われて、思い出す。
俺は、間違えないように生きようとしてた。 こーいう時は、笑っちゃいけないとか、 こーいう時は、どんな事言った方がいいかとか、 周りの人間見て、真似して]
(196) 2017/03/19(Sun) 14時半頃
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[でも、そーだな、確かに通の言う通りだ。 あン時の俺は、ただ、 俺の意思で通と仲良くしたかったんだよ。
真剣そうに話す通に、 俺はまた、眉を下げて、笑った]
……通、案外怖ェこと言うなァ。
でもアンタならやりかねねェって、 今なら思うわ。
[死に近いって意味なら、ここも地獄も同じだろ。 実際、こうして殴られてるし、言われてるし]
(197) 2017/03/19(Sun) 14時半頃
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[ ……この手も、離してくれそうにねェし ]
[殴られる直前に掴まれた胸倉はまだそのまま。 なァ、こーいうのって 殴ったら離してくれるモンじゃねェの?
なんて、思ってたんだけどサ。 不意に、視界が滲んできて、手の甲でそれを拭う]
あれ、なんで俺……。
[泣いてんだ?って、 泣いた事なんて、今までなかったのに、 なんでだって、思うけど、 その時、ふいに入間が聞いてきて、>>187]
(198) 2017/03/19(Sun) 14時半頃
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|
……かも、なァ。
[ずぅっと笑ってたつもりだったけど、 どこかでずっと生きづらいと思ってた。
仲間外れにするような目が、嫌で。 みんなにそんな目されるのが嫌で。
だから隠してたのに。 最期だから話したのに。
話したからには帰らないつもり、 ……だったんだけど。
入間の言葉に、顔を歪める。>>188>>189]
(199) 2017/03/19(Sun) 14時半頃
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[俺は、自分が不完全だから、 人になりたいだなんて大層な事願ってた。
でも、ホントはさ、 それでもいいよって、ただ誰かに言って欲しかった。 でもそれが無理だって思ってた、のに、]
(200) 2017/03/19(Sun) 14時半頃
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アンタ、案外男前だなァ。入間。
……いいのかよ。俺、帰ってもさァ。
知らねェぞ。 俺、アンタたちに平気で 物騒な物、向けられる人間だってのに。
[滑っていったはずの包丁は もうどこにあるか分からない。 多分、雪に埋もれちまったんだろうな。
早くこいつら帰して、 俺はここに残るって気持ちと一緒に。
訳も分からず滲む涙を拭いながら、 俺はまだ、拗ねた子供みてェな台詞を吐くんだ]*
(201) 2017/03/19(Sun) 14時半頃
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[ この場所が何であるかって。
俺は「最終確認」だって、誤魔化した。 本当は、違うんだ。
突き放して欲しかったんだよ。 だから本当の事は黙ってた。
本当は ―――――― ]
(*2) 2017/03/19(Sun) 14時半頃
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[ 最期に、みんなに会いたかった。
こんな場所でも、もうここしかねェから。 たったそれだけの事だったんだ ]
(*3) 2017/03/19(Sun) 14時半頃
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[羨ましかったんだよ。アンタらが。
ちょっと悪戯しただけで怒ったり、 ぼろぼろ泣いたりする那由多が。
パンケーキバカスカ食って怒って、 人の胸倉掴んで火山みたいに怒れる通が。
笑ってばっかじゃ疲れないかって、言って、 人のために怒れる入間が]
(202) 2017/03/19(Sun) 14時半頃
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[ ……あーあ。やっぱ俺、怒らせてばっかだなァ ]*
(203) 2017/03/19(Sun) 14時半頃
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[ 理一、おまえ、聞いてきたよな。 おまえが泣いたら、びっくりする? って。
びっくりするよ って、俺、言ったけど、 今、声震わせてるおまえのこと見て、 泣いてる、おまえのこと見て、
つられてるのか、嬉しいのか、 ほっとしてるのか、なんだか、 わかんねえまま、俺もなんか、 また、泣きそうだ って、思ったりも、したけど。
びっくりは、しなかったんじゃねえかなあ。
思ったほど、なにもかも、 ダメになるわけじゃ、なさそうだ。]
(204) 2017/03/19(Sun) 15時頃
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バカ、いいも、なにも、 俺らが迎えにきたの、 全部、何もかもひっくるめて、 俺たちが、今まで一緒に過ごしてきた、 おまえ なんだって、理一
[ 俺は、多分泣きながら、笑ってて、
帰ろうぜ、さみーよ って、 おまえの世界 に、やってきたときみたいに、 身体を震わせて、もっと寒そうな古辺に気づいて、 あいつのブレザー、被せるみたいに返しながら、
今度はさ、座り込んだままの理一に、 俺が、右手を差し出して、 そろそろ立てば? 濡れるだろ って、笑った。 *]
(205) 2017/03/19(Sun) 15時半頃
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[差し出された右手と那由多を交互に見て、 俺も多分、那由多と同じよーな顔してた。
「どうしたいの」って入間が言った事。>>172 そんなの最初から答えは決まってた。
“みんなと一緒に居たい” たったそれだけの事って思われるかもしれねェけど、 俺にとっちゃ難しかったんだよ。
でもサ、アンタらがそんな俺でも いいって言ってくれるなら、赦してくれるなら、]
[ 俺は、]
(206) 2017/03/19(Sun) 16時半頃
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…… クッセェんだよ、バカ。
[言葉とは裏腹に、 下手くそな笑みを浮かべながら、那由多の右手を取った。
いつか、取られなかった右手の代わりに。
それから、まだ掴まれたままの通の手を 左手で掴んで、立ち上がる。
あーあ。ズボン濡れちまったよ。 アンタのせいだぞって、笑って、 それから、三人を見た]
(207) 2017/03/19(Sun) 16時半頃
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…… 帰るよ。俺も。
じゃねェとこの会計様が 地獄の果てまで追って来そうだからなァ!
[ナハハって、笑って、 ああ、なんか久しぶりにちゃんと笑えた気がする。
吹きすさぶ雪風は相変わらず冷たいし、 ズボンも濡れて冷たいけど、 掴んだ手は暖かくて、それだけで大丈夫だと思えた]
(208) 2017/03/19(Sun) 16時半頃
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…… ありがとな。
[ 照れくさくて、風に掻き消されそうな小さな一言が、 みんなに届いたかは、知ーらない ]*
(209) 2017/03/19(Sun) 16時半頃
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うるせえ 誰のせいだよ アホ、へたくそ
[ おまえ、意外と表情取り繕うの下手だなって、 その新発見は、なんだか、愉快だったし、
掌 にかかる体重を、引っ張り上げる瞬間、 失いかけていたものの重みに、ぞっとする。
けど。 今、掴んでいる手は、 きちんとあたたかい、人の温度だ。生きてる。
その、温度にも、重みにも、 よかった って、あふれそうになるし、 きっと、これからもずっと、覚えてる。思い続ける。
生きようかなって、生きていけるかもって、 確かに思えた瞬間 の記憶として。]
(210) 2017/03/19(Sun) 20時半頃
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[ だから、
ここに来たときの、俺みたいに、 みっともなくズボン濡らした おまえ を見て、 俺、笑いながら、
一度指摘されるとさ、やっぱり恥ずかしいから、 おまえの笑い声>>208に、紛れこませて、言っておく。]
ずるくても、クサくても、なんでも いいよ それで、おまえ と、帰れんなら
[ ケラケラと笑って、 こっ恥ずかしい空気もなにも、吹き飛ばしてしまおうぜ。
上履きを左手に携えたまま、 俺、入間 のほうを振り返って、手を振り上げた。]
(211) 2017/03/19(Sun) 20時半頃
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さみいだろ! ほら!
[ 返す って、笑う俺も靴下なんだけどさ。 ほんとふざけんなよな、寒いというか痛い。
とにかく、フツウにはしゃいでる高校生みたいに、 右手は、じゃれあったまま、 俺は、一歩、二歩と、白を踏み分け、入間に近づいて、 さっさと履けーって、手を差し出して、 ── 聞こえた声>>209に、振り返った。
その口の動きを読み取るのに、 きっと、1秒だって、かからない。
目が、合う。俺は、まばたきを一度だけして、目を瞠る。 それから、口を大きくあけて、笑った。
── その笑みは、きっと 幸福に満ち満ちて。*]
(212) 2017/03/19(Sun) 20時半頃
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[ 胸ぐら掴んだまま、橘を見据えていた。
―― 怖い って。 そう なんだろうか。 屋上に来るまでに らしくないところがありすぎて、 自分で理解が追いついてない。
分かることは、怒ってることと この手を離してたまるか って 冷えた手に力を込めていること。 ]
(213) 2017/03/19(Sun) 21時半頃
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[ ―― 力が 緩んだのは、 目の前の橘の瞳が、揺れたから>>198。
あれ、って そんな反応をしたのは、きっと自分もだ。 風に煽られる前髪の下 ぽかん と した瞳を向けて、 その表情のまま、声>>201を 聞く。 ]
(214) 2017/03/19(Sun) 21時半頃
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お前が、また 何かやらかしたら こうして怒ってやるよ。 怒って、泣いて、叫んで、 みんなで …話そう。
(215) 2017/03/19(Sun) 21時半頃
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―― そういうもん だろ。 友達 って、
(216) 2017/03/19(Sun) 21時半頃
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[ ともだち。 たった四文字なのに、舌が上手く回らなかった。 改めて言うと、どこか恥ずかしくて、 ああ、でも…悪くは ないなあ。 ずうっと憧れていた存在を、 此処でようやく、確かめられた、ようで。
つんとしている鼻をすする。 気を抜くとつられて泣きそうだ。 ]
(217) 2017/03/19(Sun) 21時半頃
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[ …でも、無事を本当に確認するまで、 気を抜けない、って 耐えていた。 ただ それでも、そのつもりでも 張り詰めていた空気が無くなっていたんだろう。 雪の下では寒すぎる格好に、 ―― 寒。 と 自覚する、今更。
ブレザーは有り難く背にかけられて>>205。 ( …俺のじゃあ無いけど、我が物顔。 )
そうして、手が、取られる>>207。 離されて一瞬焦った、けれど。 …ちゃんと 取って もらえた。 ]
(218) 2017/03/19(Sun) 21時半頃
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[ 立とう。 滑らないように 友達の手を取って。 ちゃんと、帰れるように。
これからに、向かえるように。 ]
(219) 2017/03/19(Sun) 21時半頃
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[ 握られた手を、じいと見て、 それから この世界の主、…じゃあ 無い。 友達 橘理一>>208の顔を もう一度見てから、 ]
――― うるせ、
[ 空いている手で、かるく、腹を叩いた。 だって、お前 正面に立ってるからさ。 表情? ちゃんと 目元から、笑えていたって。 口元も なんだよお前って言いながら、 自然に口角が上がっていた。
らしい?らしくない? …どっちでも、いいかな。いい、よな。 ]
(220) 2017/03/19(Sun) 21時半頃
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[ 白い景色を 見渡して。 ]
―― あ、入間に上履き、…って …保田 お前靴下なの。
[ 今更気付いた、って 顔。 早めに、戻ろう。きっともう、痛いレベル。 三人 フツウの高校生みたいに 並んで。 投げられていた上履きが入間の物と分かれば、 彼女の元へ歩んで>>212、履くのを待とう。 ]
(221) 2017/03/19(Sun) 21時半頃
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[ と、 ―― きっと、その時。 声が 聞こえたから>>209。
振り向いた。
…ばっちり聞こえるんだよなあ これが。 その上、口を開いて、 冷たい空気を吸って、風に音を乗せるんだ。 ]
(222) 2017/03/19(Sun) 21時半頃
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[ ―― こういう時、なんて言えば正解?なんて。 そんな意味の返事じゃあ ない。 俺が、俺の意思で笑みを零して 俺が、俺の意思で声を出す。
そういう 言葉。 ]
(223) 2017/03/19(Sun) 21時半頃
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―― どういたしまして。
[ いつか、俺の友達になってくれた、ひとへ* ]
(224) 2017/03/19(Sun) 21時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/03/19(Sun) 21時半頃
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[お人好しだけど案外ワガママな那由多>>193 しっかりしてるように見えるけど案外繊細で怒ると怖い通>>197 ふわふわゆるゆるとしてるけど案外男前な、私>>201
私の前にあったのはいつぞやのように浮かべられたコマドリさんの笑顔ではなく、歪んだ表情>>199 不器用だけど、ある意味純粋なあなたにはきっとこれだけ個性あふれる仲間たちがぴったりだと思います。
突き放すような言葉を添えながらも、どこか様子を窺うような理一は、ちいさな、ちいさな、同じ子どもに思えて]
それでもいいよ。 また一人で抱え込んでうだうだ悩んだ時は、上履きでしばいてあげる。
[笑みを一つ。 帰ってしまったみんなのことも思い出しながら怒られてばかりの理一を認めて、許すような発言を一言、添えて。 お客様に向けるにはダメダメな赤い目元でみんなにはにかみました]*
(225) 2017/03/19(Sun) 21時半頃
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[那由多と通の手を持って立ち上がった理一を見守っていました>>207 たった三文字の言葉>>208 だけども何よりも特別に思えました。 いつのまにか頬は焼けるように熱くて、外の風が冷たく感じました。
そんなことを見透かしたかのように那由多が声をかけてくれたものですから>>211]
那由多、ありがとう。 でもほら、那由多も寒いでしょ。 通からのだけど、どうぞ!
[手を差し伸べてもらえた通りに上履きを履いて、靴下で頑張っていた那由多にブレザーを返すのです。 飴玉入りのブレザー>>78をそっと。 その時、那由多の背にかけたのは、何となく通とお揃いにしてみたくて>>218
あと、なんかヒーローみたいでかっこよくないですかね。 すぐに隠れられるような透明を好んでいた私が残した色(こせい)でした]
(226) 2017/03/19(Sun) 22時頃
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[きちんと靴を履いて通がこっちに来てくれた時>>221には、安心しきったかのように笑いかけましたね。 それから、那由多を見て、理一を見て。
聞こえた声>>209に対する反応としては、そうですね]
大切な…ともだち、だからね。 とくべつ。
[くさいセリフを一つ吐いて誤魔化すように口角を上げました。
きっと、じょうずに笑えてはいなかったと思います。 それでも、滲んだ視界で見るこの世界は、きらきらと綺麗で、 共にこの場所で過ごしたみんなとの、あたたかさを知った、ゆるーい笑顔、だったでしょう]*
(227) 2017/03/19(Sun) 22時頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/03/19(Sun) 22時頃
|
[ぱちり。目を瞬く。 それから、へへっ、て情けない声で笑ったんだ]
通に怒られンのは、もう御免だなァ。
[>>216 ともだち。 案外そういうのって、中々口にしねェよな。 暗黙の了解みたいなところがあるから。
でもいざ耳にすると、恥ずかいけど、 ちょっと、いや結構、嬉しいもんだな]
(228) 2017/03/19(Sun) 22時頃
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[それから、通の手も取って、 立ち上がったら、腹パンが飛んできた]
ちょ……俺、両手塞がってンのに その仕打ち酷くない?
[なんて、冗談めかしながら咎めるけど、 前髪の奥の目と口元がちゃんと笑えてたから、 まァいいか、許そう、とか偉そうな事を思う。>>220]
(229) 2017/03/19(Sun) 22時頃
|
|
[ 思ってたんだ。けど、]
上履きは結構痛ェからやめようなァ……?
[>>225 さらっと入間が笑顔で言ってのける。 コイツ、多分、マジだ。
いやもう、アンタらさ、 こんな奴らだとは思ってなかったよ。 ここに来るまでサ。
でも、それも悪くねェなって、 俺は入間に返すように笑うんだ。
接客するには、赤すぎるお揃いの目元を向けながら]
(230) 2017/03/19(Sun) 22時頃
|
|
[でもサ、アンタらホント耳聡すぎンだよ。
ほとんど独り言のつもりで言った言葉に、 那由多はこっち見て笑うし、 通と入間からも返事があったし、さァ。
俺はバッチリ聞いてたのに、 照れくさいから聞こえないフリをして、 誤魔化すように鼻をすすった。
そして、みんなが着てるものの 物々交換をしているのを見ながら、 俺はふと、通の方を見遣って手を引く]
(231) 2017/03/19(Sun) 22時頃
|
|
通。
俺、分かったよ。 俺を俺たらしめるもの。
[さっきは「そんなもんねェ」って言ったけど、 その答えを手に入れられたから。 俺は通を見て、笑った]
(232) 2017/03/19(Sun) 22時頃
|
|
―――――― アンタらだよ。
[この先、生き返っても、 俺はきっとまた間違ったり、悩んだりするだろう。
でも、那由多や通や入間から貰った言葉があるから、 その言葉を芯にして、俺はこの先も立ってられる。
無いものねだりしなくても、もう大丈夫だ]*
(233) 2017/03/19(Sun) 22時頃
|
|
[ 入間の男前な宣言、とか。 ヒーローっぽくなった 保田の格好、とか。 それらを聞いて、やっぱり自然に笑っていて。 準備を終え、校舎に戻る、前に。 ]
(234) 2017/03/19(Sun) 22時半頃
|
|
[ もう一度、 今度ははっきりと、声がかけられたから。 引かれるままに、橘を見よう。
振り向きざま、 ―― あ、前髪 切ろう。 …って、思えたのは どうしてだろう。
心境の変化、か なんなのか。 不思議な心地になりつつ あのとき貰えなかった橘の答えを、聞く。 ]
(235) 2017/03/19(Sun) 22時半頃
|
|
[ 答えを聞いて 思う。
俺を俺たらしめているものは、 絵都さんの呪い、―― だった。 今までもこれからも、そうだと思って、いて。
だけどきっと、これから。 俺を俺 たらしめてくれるものも、 ともだち というものになるのだろうという …そんな確かな 予感。 ]
(236) 2017/03/19(Sun) 22時半頃
|
|
…ほら、お前 ちゃんと、見つけられただろ。
[ な?って、 こどものように 笑った* ]
(237) 2017/03/19(Sun) 22時半頃
|
|
[みんなと一緒にこの校舎を出よう。 現実世界に帰るために。
―――― そう思っていたんだけどさァ。
校舎の中に戻るために 屋上の階段に近づいて、気付く]
…… ヤベ。階段、崩れてる。
[電飾とか廊下の電気が壊れて、イカレた時から、 もうこの世界長く持たねェなァって思ってたけど もう少し持ってくれてもいいジャン。 頑張れよ、俺]
(238) 2017/03/19(Sun) 22時半頃
|
|
[ …… なんて、言ってる場合じゃねェ。
このままだとみんなと一緒にお陀仏だ。 それだけは絶対に止めねェと。
だけど、中に戻れねェなら……どうする? 考えるまでもなかった。一つしかない。
掴んでいた右手と左手に力を込めて、 それから入間の方を見て、 こっちって言いながら、足を進める。
その先は、フェンスも柵もない、屋上の淵。 察しのいいヤツなら気付くだろう。 このあと俺がなんて言うか]
(239) 2017/03/19(Sun) 22時半頃
|
|
―――――― よし、飛べ。
[そんな無慈悲な宣言を一言。
躊躇するようなら背中を押してやろうかって、 そんな事を思いながら、三人を見据える。
大丈夫だって。死ぬためじゃなくて、 生きるためにここから出るんだからサ、 きっと上手くいくって、へらり]*
(240) 2017/03/19(Sun) 22時半頃
|
|
[ 肩ではためくブレザー>>226は、ヒーローめいて、 屋上に吹き荒ぶ風を受けて、揺れた。
なんせ、ここは、屋上。その淵。 遠く 遠く の地面を見下ろした一瞬、
それから、俺は振り返って、]
── おまえ、
[ 崩れた階段を見たときも、 そのまま、手を引かれたとき>>239も、
我慢していた言葉を、吐く。]
(241) 2017/03/19(Sun) 22時半頃
|
|
ほんっと、最後まで、めちゃくちゃな──、
[ 校舎のほうからは、不穏な音しか しなくて、 呆れたような、怒ってるような、 そんな顔をしていたはずが、
いつの間にやら、俺、 脱力した みたいに、笑っていた。
それから、手を出す。「 はい 」って。両手。 右手、まだ、つながってたかな。
それから、左手は、入間のほうに。]
(242) 2017/03/19(Sun) 22時半頃
|
|
手、繋いでりゃ、はぐれねーだろ
[ なんで って、疑問はあった? 俺は、当たり前 って顔で、そう言った。
大丈夫、この世界のかみさまが、 大丈夫 って、言ってんだからさ。
怖くなんて、ないよ。
そういう気もちは、 へらり と、返した笑みに込めた。]
(243) 2017/03/19(Sun) 23時頃
|
|
[ 不思議と、本当にさ、恐怖はなかった。
あ、いや。高所への恐怖 くらいは、若干。 でも、なんでかな、飛べ って言われて、 そこに、抵抗はなかったよ。だから、みんな一緒に。]
── 帰ろう
[ 振り向いて、手を差し出した そのままの向きで、 手は取ってくれた? 心配 なんかじゃ、ねえけどさ。
俺は、体重をぐらりと後ろに倒す。 きっと、安心しきった顔をして、 世界が傾いた。冷たい空気が、頬を掠めて、
それから、見上げた 空に、 ひかり が、見えたような、気がした。*]
(244) 2017/03/19(Sun) 23時頃
|
|
[『人を、人たらしめるもの』 それは相変わらず、私には分かりそうにありません。
将来ファッションデザイナーを目指すあの子も、 キャンバスで微笑んでいたあの子も、 ヒーローに憧れていたあの子も、 秘密を抱えた優しくて寝坊助なあの子も、 キラキラとした可愛いらしいものが好きなあの子も、 ふわふわの空を夢見るみたいなあの子も、
みんな、みんな、違う人ですから。 “おなじ”なんてものは、ないのです]
(245) 2017/03/19(Sun) 23時頃
|
|
[知っているようで知らない私達は、 知るために言葉を交えて向き合うのでしょう。 その時にもしかしたらいろんな服を着るかもしれません。>>2:564
時にはぶつかり合ってしまうこともあるでしょう。 ですがそれは、一人じゃ出来ないことです。 “おなじ”じゃないから私たちは言葉を操り、心を通わせられるのだと、私は思います。
みんながいるからできる、とくべつなこと]
(246) 2017/03/19(Sun) 23時頃
|
|
[ …校舎に、戻ると思ったんだけどなあ。 校則通り、昇降口から帰ろうと、して。
もう校舎の形が崩れている なんて そんなこと まるで考えていなくて、 脚が止まる。 …この世界がこんなになっているって つまり お前相当やばいんじゃないの、なんて 縁起の悪いことは言えない。 ]
(247) 2017/03/19(Sun) 23時頃
|
|
[『人を人たらしめるものもの』 その答えの代わりに、 『入間 悠をたらしめるもの』 なら、知り得たような気がします。
それは、今までの思い出。 生まれてから今までの人生。 そこで関わってきたすべてが、 私を形作っていってくれたのだと、思います。
まだ、解決してきないことは山ほどあります。 だけど、新しく知れた『男前な入間 悠』は壊れていく世界にビビるほど、臆病じゃ、ないんだ>>239]
(248) 2017/03/19(Sun) 23時頃
|
|
[ どうするか。 このまま此処に居たら、 橘と帰るどころか四人揃ってお陀仏だろう。 それは、勘弁願いたい。 どうしようかと考えていれば、 再度 手が引かれて 寒空の下へ戻る。 行き先、は。 ……見間違いでなければ、屋上の淵。 何時かと違って、フェンスもなにもない。
此処で気付く。 きっと 表情 ぎょっとしていた。 ]
(249) 2017/03/19(Sun) 23時頃
|
|
おまえ、 おい この、…
[ ―― 落ちたら死ねそう、と そう思ったときが懐かしい し、 まさか似たようなことをやらされるなんて、 果たして誰が想像できただろう。
橘の無慈悲な宣言にひきつった口元。 まじかよ。そんな言葉も忘れずに。
相変わらず地面は見えないし、 ごうごう風は吹いてるし、 だけど校舎内へは入れない、し。 ]
(250) 2017/03/19(Sun) 23時頃
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|
手、繋いであげよっか?
[なんてのは、強がり。本当にさいごまではちゃめちゃ>>242
怖いに決まってる。 本当、こんな経験、二度とないんじゃないかなってくらい、高いんだもん。ここ。
よく、こんなところから理一は飛び降りようと思えたなぁって私は呆れたような顔をしたと思う。 それこそ私には“分からない話” だけども、みんなに向けた視線は、 高さに怯える中に混じる、わずかな好奇心。
これ、もしかしたら引かれるかもしれないけど、でも今更だよね]
そだね。万が一離れても、ダッシュで追いかけるよ。
[右手で那由多の手を握りながら笑う。 理一ならきっと分かるだろうけど、瞳に映るのはマジ>>230 本気だよって顔をしながら、通と那由多にも視線を向けた]
(251) 2017/03/19(Sun) 23時頃
|
|
[ …だけど、保田は笑っているし。 入間も、…笑っているし>>251。 なんだよ お前ら。 しかも、なんでこっちも、つられて笑うんだろう。 あーもう、しょうがないやって、 怒る気力も何処かへ行って、笑う。 ―― 最後まで、滅茶苦茶だ 本当に。 俺の 友達って奴は。 ]
(252) 2017/03/19(Sun) 23時頃
|
|
―― 全員、真っ直ぐ帰ること。 約束。絶対だからな。 破ったら 説教。
特に 橘! お前、どんだけ痛くても苦しくても、 …そのまま、死ぬなよ。帰ってこいよ!
[ 言ってみたけれど、 委員長みたいな台詞、合わないだろうか。 片手は、橘の手を強く握って、 もう片方、空いている手は ひらひらと。 おーけーです、って そういう合図。 "かみさま"の、言うこと。 真っ直ぐに信じるのも、悪くない。 ]
(253) 2017/03/19(Sun) 23時頃
|
|
……じゃあ 帰ろう。
[ 一歩 真白な空気へと 躍り出て。 ―― 自然と 傾くからだ。 恐怖 は、あったなあ。 景色が真っ白なこと、とか、 地面がなくなってしまうこと、とか。
…ああ だけど、それでも 友達がいれば 怖くないんだなあ って
本当に 今更 気付いて。 その気持ちを抱いたまま、 ]
(254) 2017/03/19(Sun) 23時頃
|
|
[ ――― 落下。 ]
(255) 2017/03/19(Sun) 23時頃
|
|
[ 感じて いたもの。 風を切る音と、 繋がれた手、生きている人の温もり。
見えて いたもの。 真白な景色と、繋いだ手の先、の 友人の姿。
それから。 ちか、ちか 瞬くような光が見えたのは、 ―― 気のせい だったの かな* ]
(256) 2017/03/19(Sun) 23時頃
|
|
[そうして振り返りながらバラバラと崩れていく世界を眺めて、私は息を吸う。 私は何者にもなれないけれど、私は私で生きている]
文化祭、楽しかったね?
[誰かの言葉>>4:176に応えるように、私は一つ、溢して]
でもこれからはもっと、楽しくするよ。
[那由多の「帰ろう」>>244に一つ頷いた。 理一と、通はどんな顔をしていただろう。 私はごめん、やっぱりちょっと怖かったから誤魔化すように笑った。 通みたいにギョッとはしてなかったけど…>>249 でも、ひきつり笑いはしたかも。
だけど、怖いのは、はぐれてしまうことじゃない。 ここがちょっと高過ぎただけ]
(257) 2017/03/19(Sun) 23時頃
|
|
[戻るときはみんなのところへ。 きっと、楽しい文化祭をしたみんなが待っていてくれるから]
約束、ね。
[通の言葉>>253に頷いて、一歩、踏み出した。 だいじょうぶ、こっちには“かみさま”がついてる。 それに“かみさま”がいなくても、ともだちがいるから、きっとへいきだ。
落ちるときは言葉は何も紡げなくて、 だけど、ちかりと瞬いたように輝いた光に見惚れるように、落ちていく]
(258) 2017/03/19(Sun) 23時頃
|
|
[ 光なんて、もしかしたら気のせいかもしれないけれど。
冷たい、冷たい校舎。 だけど、思い出がたくさん詰まった場所を“飛び出した”。
明日「おはよう」を言うために。 今は少しのお別れ。 「さようなら」じゃなくて、「おやすみなさい」
次に目を開けるのを夢見て、空を飛んだ]*
(259) 2017/03/19(Sun) 23時頃
|
PPP イルマは、メモを貼った。
2017/03/19(Sun) 23時半頃
|
[屋上から飛べ、なんて言ったらさ、 那由多も通も面白い顔してた。 こんな状況だけど、その顔、ウケる。
ひひって笑ったの、バレなきゃいい。 バレたら殴られそうな気がする。
入間は平気そうに見えた。 のは、気のせいで、ちょっと引き攣ってたかな。顔]
心配すんなよォ。 ちゃんときっちり全員帰してやっから!
[主がこう言ってんだから、 何とかしろよな、俺の世界。
入間と那由多と俺と通。並んで屋上の淵に立つ。 びゅうびゅう吹き上げる風は、あの日と似てた]
(260) 2017/03/19(Sun) 23時半頃
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はいはーい、りょーかーい。
[>>253 通の言葉に、敬礼を返したかったけど、 両手が塞がってたから、返せたのは軽い返事だけ。
俺やっぱヤバイのか?まァしゃーねーな。 でもちゃんと帰ってくるからサ。もう説教はごめんだし]
(261) 2017/03/19(Sun) 23時半頃
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[那由多と通が帰ろうって言って、 入間が頷くのを見た。
それを合図に、誰ともなく、 宙に重力を預けて背中から落ちていく。
雪風を受けながら、 校舎がどんどん遠ざかっていく]
(262) 2017/03/19(Sun) 23時半頃
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[ あの時は一人で、 微かな希望と、諦念を抱えて飛んだけど、
今はちゃんと帰るために、 みんなと生きるために飛ぼう。
さよなら、俺の世界。
…… って言いたいところだけど、 これからも俺は俺の世界を抱えて生きてくンだろ ]
[ だからさ、]
(263) 2017/03/19(Sun) 23時半頃
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[ 俺はこいつらと生きていくから。
またな、これからもよろしく。
――――― 俺のクソッタレで愛しい世界 ]
(*4) 2017/03/19(Sun) 23時半頃
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[ 両手をしっかりと握ったまま、 俺は心から笑った。
―――― ちかり。 白い空に瞬く光を、瞳に宿して ]**
(264) 2017/03/19(Sun) 23時半頃
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