266 冷たい校舎村7
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人
狼
墓
少
霊
全
ヒイラギに7人が投票した。
レナータに1人が投票した。
ヒイラギは村人の手により処刑された。
|
ルリ! 今日がお前の命日だ!
2019/06/14(Fri) 00時頃
|
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ルリが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、タカモト、ヤン、キョウスケ、フウタ、レナータ、ヨーコの6名。
キーンコーンカーンコーン…………
(#0) 2019/06/14(Fri) 00時頃
──午後8時50分
規則正しく時計の針は進み、
冷たい校舎は2度目の夜を迎え、
4度目のチャイムを響かせた。
今なお吹きすさぶ冬の嵐は、
一向に収まる気配を見せず、
深く、暗い夜を運び来る。
(#1) 2019/06/14(Fri) 00時頃
そして、もたらされた夜の代わりに、
また校舎から消えた2人。
柊紫苑と宮古瑠璃が見当たらない。
(#2) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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[覚えていますか。遅すぎる四月一日。 春の日差しの中現れたあなたの足取りは どこまでも羽のように軽やかで、 ちょっとばかり重石がないと、どこか寂しそうだった。
宮古瑠璃。
青空と春の花がよく似合っていたよ。]
あんまり寂しい思いをしないようにな、みやこさん。
[野良犬からの心配はいらないと思うけど 痛いなら痛いといってもいい、なんて そんな慈悲をくれたものですから
俺は、ちょっぴりあなたの背中が好きです。 なんにも背負っていない ただの人でしかない、小さな背中が。]
(*0) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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[よくイヤホンをしている姿が 整って微笑みのよく似合う顔が 少し浮世離れしているようにも見えていて あなたが作った音響は、真に迫るようだった。
柊紫苑。
あなたは誰に忘れられることを恐れますか?]
素敵な名前。ってずっと思ってた。
[こんな世界から出るのを嫌がったあなた。 きっとここが好きというわけじゃなかったと思うけど 俺はここにいるあなたが好きだった。
笑う以外の表情もちゃんと覚えたので 来世は、親しくない仲からお友達になりたいものです。]
(*1) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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[あと、もう少し*]
(*2) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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―― 昨日:保健室 ――
[なに、といわれたら、 それは社会の真似事だよ、と答えた。>>406
あのな、でもそれはここに限った話じゃないんだ。 家族も。学校も。 結局は狩りの練習みたいなものじゃないかなあ。
だめだめ。 俺はそういうことを言ういきものじゃない。 馬鹿で成績が悪い養拓海なので、
臨時の先生に"もっとちゃんと看病して!"
そんなおねだりもしない、いいこですので 尻尾を巻いて犬のようにベッドの中に逃げるのです。]
(0) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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[だから、 最後まで聞こえてしまった 回答のような、独白のような、 キョースケの言葉たちを>>3:413>>3:414>>3:421]
…………そっか。
[ただそこにあるものとして、受け取ったサインだけ。 一言だけ。 去りゆくキョースケに聞かせた。>>3:421
がらり、と扉が開いて、閉まるだけの音がして 足音が遠ざかっていく。
きちんとその足音が聞こえなくなってから―― 俺は、静かに自分の胸を押さえた。]
(1) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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……ごめんな。
[笑いながら俺は謝った。 胸が苦しくて痛くて、こんな感覚は初めてじゃない。
与えられた言葉たち。 渡された感情たち。
……ちゃんと理解できるよ。理解できてしまうから、 思い出させてごめんな、って、もう届かない背中に呟く。
手が触れたって同じ景色を見るわけでも 同じ温度になるわけでもないのに、 痛みだけ共有したみたいで 本当に馬鹿だな、と自分に嫌気がさす。]
(2) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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おやすみ。キョースケ。
[囁き落とすように呟いて 胸の中に痛みを抱えて、 ……そうして、眠りについた。*]
(3) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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[進行停止、の赤をじっと見ていた。]
(4) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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[小学生の頃だった。
新しい餌が入っていないので、仕方ないな、と器に盛る。 このところ母さんはたろの世話をサボりがちだ。 どことなく考え事が多くなったみたいだから それも仕方ないのかもしれない。
尻尾を振るたろはふんふんと湿った鼻を鳴らして おれの目の前でうろうろと歩いている。
乱れた毛並みは、別に換毛期だからじゃない。 柴犬は塊で毛が抜けるけど。 どことなくおぼつかない歩みは眠たいからじゃない。]
(5) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/14(Fri) 00時頃
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たろ。おまえまた、父さんに蹴られたろ
[ドッグフードを食べながら尻尾を振る犬の頭を撫でて おれは苦い気持ちで、そう聞くけれど 「なあに?」っていいたげに、たろは鼻先を寄せてくるだけだ。
おれは黙って首輪を外した。 鎖をとって、ガレージを開け放った。 たろは、じっとおれを見ている。]
にげろよ。 にげて、いいよ。 それで、もっといい飼い主さがして。
……外、好きだろ
(6) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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[たろの真っ黒な目に俺が映ってる。 「わん!」って大きな声で鳴くと リードを持ってきて、おれの周りを走り出した。 ちがう。そうじゃない。 おれは思わず「違う!」って言って、たろを蹴っていた。
――悲鳴が聞こえて 蹴った って事実に、目を見開く。
おれも父さんとおんなじ血が流れてる。 やだ。やだ。いやだ。絶対やだ。 あんなのとおんなじになんかなるもんか。 カッとなったら人を叩けばいいと思ってる。 あんなのとおんなじには……ならない。
首を横に振りながら「でてけ」をくり返した。 それでも、鼻を鳴らす音だけが響いて、 たろはガレージから逃げやしない。]
(7) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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わかってるんだろ。なんでにげないの。 なんで。なんで、なんで……
[逃げたいとか、逃げたくない、とか そういう話ですらなくて、 逃げることが…… 逃げられるんだって可能性があることが 頭からすっぽり消えてしまった。
そんな顔で、たろはおれを見ていて、 ]
[きっとそんな顔で、俺は親父を見ていた。]
(8) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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[進行停止の赤を見ていた。
歩行者も多く車通りの激しい交差点。 そこの電柱に今年も花を供えて 高校生になった俺は赤であり続ける信号を見ている。
小学校六年生の冬。 走るのだってどこか痛そうで ずっと後ろをついてきていた犬が 青になった信号を見て、「わん」と一声鳴き
歩き出そうとしていた飼い主に先行して駆け出して、 ブレーキがかけられなかった車に轢かれて死んだ。]
(9) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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[振り向いたあの黒い瞳は 俺にいったい何を訴えかけていたんだろう。 今でも考えることがある。
「あぶないよ」なのか 「先に死ぬね」なのか それとも。
「こうやって逃げてしまえばいいよ」なのか。]
[何にも知らないまま、青になった信号を渡る。 ――後ろから獣の足音が聞こえる気がしていた*]
(10) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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―― 小さな変化 ―― [薄暗い4階を歩くと、 獣のもののような息遣いが聞こえる。
何か鎖のようなものを引きずる音。 足音。 何かを咀嚼する音。
それは、ホラー映画のゾンビか あるいはけだものを思わせるように 静かな4階に響いて
…………振り向けば消えている。*]
(11) 2019/06/14(Fri) 00時頃
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―― ・・・ ――
怨むの? 嘆くの? 苦しんでいるの? 死は、何かの反映なの?
[尋ねた。 月も星も見えない暗闇の中で、笑った。
ここはどこだと思う? 公園じゃない。学校じゃない。 ましてや夜でもないし、昼でもない。
例えばあなたには当てられますか、宮古瑠璃。 ううん。いいんだ。聞こえていなくたって。]
(12) 2019/06/14(Fri) 00時半頃
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[例えば今投げかけた言葉を聞くのが、 俺の世界に紛れ込んできた 「あなたに捨てられたもの」の幽霊だったとしても
あるいは過去に瑕疵のある俺の 想像の産物、妄想上の恨み、
思い出の中の「公園の少年」、
――密かなあなたの後悔、
そのいずれであっても 語りかけることは、きっと変わらなかった。]
(13) 2019/06/14(Fri) 00時半頃
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いいよ。 思うまま、望むまま。 首を切りたいなら切っていい。 轢いていい。飛び降りていい。
好きにすごしていい。 望むままに裁判でもしようか。
この世界での皆の終わりだけ、 俺はおしまいに、もらっていくから。
(14) 2019/06/14(Fri) 00時半頃
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[みやこさん。あなたを怨むことはない。 けれど殺すことを厭いもしない。
だから、なあ。
いいんだぜ、なんにせよ。 俺は――気にしないから。
望むことは、ただひとつ]**
(15) 2019/06/14(Fri) 00時半頃
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[ 4度目のチャイムが鳴る。]
(16) 2019/06/14(Fri) 01時頃
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──現在:廊下──
[ 正常に。規則正しい間隔で。 鳴り響いた音を聞いて、ようやく足を止めた。
音の出どころを探すように、 スピーカーのたぐいをふと見上げて、
悲鳴も、大きな物音も、 何も聞き取れるものはなくって、
ただ唯一確かであるのは、 僕はまだこちらに生きている。 ……ということだけである。]
(17) 2019/06/14(Fri) 01時頃
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[ そっか。という言葉>>1が、 布越しにひどくくぐもって聞こえて、 僕はただ一言「そうだよ」と言って、 その場を静かに立ち去ったのである。
ただしく看病というのは、 一体どういうものだったんだろうか。
今だけは、言い訳がましく言いたかった。 ……僕はどこかおかしいらしいので。]
(18) 2019/06/14(Fri) 01時頃
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[ 保健室のベッドをひとつ塞ぐ。 ということについて伝えようと、 一応、そんな理由付けをして、 ただ、あてもなく歩いていた。
部屋の中は暖かくても、 廊下は染みるように冷たくって、 空気に晒される末端が、耳たぶが痛い。
次の8時50分を知らせるチャイムで、 ようやく僕は足を止めて、息をつく。
……明らかに病人って姿のやつを、 ベッドからたたき出す人が、 僕の友人にいないことくらい、理解してる。]
(19) 2019/06/14(Fri) 01時頃
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……誰か、
[ 消えたんだろうな。という呟き。 後半は声にはならず吐息に混じる。
繰り返していけば、きっといずれたどり着く。 少なくとも、この世界のおしまいを、 見届けられる人間にホストがいるのだ。 それをどう捉えればいいのだろう。
……とにかく。 人間でも、人形でも、 どちらかを、探そうと。
誰かしらいるだろうかと、 自分たちの教室へと帰ってきた。]
(20) 2019/06/14(Fri) 01時頃
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──現在:3年7組──
[ ……予想は残念ながら当たらず。
ただ、いくらか増えている黒板の文字。 その中に、やや異質なもの>>3:384を見つけ、 僕は、少し笑った。チョークを手に取る。
その文字列の下に、白色で書き記す。
『 4度目のチャイムを聞きました。 生きています。 蛭野 』
そして、再び廊下へと、 人間か人形かを探しにゆくのだ。**]
(21) 2019/06/14(Fri) 01時頃
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──体育館──
[ お腹が空いたって話をしていたのに そこに横たわる誰かにまた、息をのむ ]
宇井野くん…………
[ 私と轟木くんの見解は同じだった。 というよりも彼がマネキンを暴くから。
ねこのぬいぐるみとクローバーのアップリケ。 背が高く体格もよくて、頭が良くて、 きっと今いるメンバーで一番力もありそう。 そんな彼までホストは手にかけたのだろうか? ]
(22) 2019/06/14(Fri) 01時頃
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うっ…………………
[ 体育館に並べられたマネキンたち、 安置所だと蛭野くんは言った。
それぞれに無残な姿を見て思わずえずいて 入口の隅にしゃがみ込む。
やっぱり私は受け入れられていない。 慣れていないし、平気じゃない ]
ごめん、轟木くん、 私やっぱり今は何も食べれそうにない。
(23) 2019/06/14(Fri) 01時頃
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[ 轟木くんがご飯を食べに行く気なら やっぱり遠慮しとくと断りをいれる。
休みたい。どこかで休みたい。 逸らしたい。目を背けたい。
ぐるぐる回る世界の中で呼吸を整えて立ち上がる そうだ保健室にベッドがあるんだっけ。 蛭野くんと彼が談義していたのを思い出す ]
ちょっとだけ、保健室貸して。
[ そこで眠っていたという彼に一応、 許可を取ろうとした ]*
(24) 2019/06/14(Fri) 01時頃
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[しばらく、 目を覚まして保健室のベッドから窓の外を見ていた。
降り積もる雪に 切れないシャッターを切る気持ちにもなれず ただただ、先ほどあったことを 深く考えないようにして
そこに誰かが来ることがあれば、 何か、話したかもしれないんだけど
いずれにせよチャイムは鳴って、 俺はゆっくりと、保健室から出て行く。]
(25) 2019/06/14(Fri) 09時半頃
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[誰がこのチャイムを鳴らしているんだろう。 そう思ったから、向かう先は放送室だった。 開け放たれたその場所に足を踏み入れて
……それから、**]
(26) 2019/06/14(Fri) 09時半頃
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[そうして、4度目のチャイムが鳴る]>>#0
(27) 2019/06/14(Fri) 10時頃
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―― 2階廊下 ――
[泣き腫らした目を 誰かに見られるのが嫌だったから、 ずいぶんと俺は図書室に籠っていたように思う。
図書室から出て、廊下に設置されたゴミ箱に 汁粉の空き缶を放り投げる。 ミッションコンプリート。 あっけないものだった。 軽く目をこすると、俺は廊下を歩き出す。
昔から、俺の嫌な予感は当たるんだ。 ふと横を通り過ぎようとした教室の小窓から なにか赤いものが見えた気がして扉に手を掛ける。
やめておけばいいのに、 文化祭の休憩室となっていたその教室に 俺は足を踏み入れた]
(28) 2019/06/14(Fri) 10時頃
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[きれいな赤だ、と一瞬俺は思ってしまったんだ]
(29) 2019/06/14(Fri) 10時頃
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……みや、こ?
[掠れた声が出た。
教室の血だまりの中心に、>>3:461 その女生徒を模した人形はごろんと転がっていた。
首は皮1枚で繋がっているかのように 千切れかけていて、腹部は破損してぺちゃんこ。 足は奇妙な形に捻じ曲がっていて見るも無残だ。
誰かがこのマネキンを壊したのならば それは間違いなく、人間業ではないように思われた]
(30) 2019/06/14(Fri) 10時頃
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[きれいだったあの人は、もうここにはいない]
(31) 2019/06/14(Fri) 10時頃
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は、はははは……。
[笑った。おかしくって堪らなくって。 もうペットの候補ですらない俺は その場にへたり込んだ]
ばいばい、って。そういう。
[もう甘えないって決めたのに、 俺はひとりで立つことができやしない。
人形が手に持った首輪の赤が、いやに眩しかった]**
(32) 2019/06/14(Fri) 10時頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/14(Fri) 10時頃
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──保健室──
[ 轟木くんに許可は取れたか取れなかったか どちらにしても私は、もう無理と保健室を目覚す。
この世界が夢ではないのなら 眠りについて本当の夢に逃げてしまいたい
現実にもここにも居たくないなんて 私は本当にワガママだ ]
…………養くん?
[ 保健室の扉を開けると見つけた人影は 窓の方を向いているけど、誰かは分かる ]
(33) 2019/06/14(Fri) 10時半頃
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|
[ 名前を呼んだ彼が振り向いたら私はきっと 少しホッとした顔で話す。 ]
良かった……マネキンじゃなかった。
[ 外は真っ白な銀世界。 白なのに銀。日本語っておかしいの ]
すごい雪。どこまで積もるのかな。 このまま学校ごと埋まっちゃったりして。
[ ゆっくり近付いて窓に手を掛けて横に引く。 びくともしないそれはダメ元だったので 特に落胆することももうなかった ]**
(34) 2019/06/14(Fri) 10時半頃
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──体育館──
[ 嘔吐く様子からは目を逸らす。>>23 優しく手を差し伸べるのは俺の役目じゃない。
せめてできることと言えば、 体育館脇から予備の暗幕を探し出して マネキンを覆うように被せることくらいだった。 ]
せめて、水分だけでもとっておけよ
[ 食事ができそうにないという七月の疲れた様子。 こんなものを見慣れている方がおかしいだろう。 案ずると共に、七月へ一言添える。 ]
(35) 2019/06/14(Fri) 11時半頃
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はー……仕方ないな、 一人で行けそうか?
[ 保健室の使用を確認されれば、溜息を吐く。>>24 病人って姿のやつを叩き出すほど無情じゃない。 許可もなく横たわっている誰かのことだって同じく。 だから、俺はやむを得ないと大袈裟に示しながらも 許可、ってもんを出していた。 ]
そういえば、探しものは──……
[ 職員室でのことを思い出し、 まだなら手を貸そうかと問いかけるのもつかの間。 七月は既に体育館を離れ出していた。>>33 ]*
(36) 2019/06/14(Fri) 11時半頃
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[ そうして、体育館は静まり返る。
自分の呼吸音、床を叩く上靴の音、衣擦れの音、 そういったいつもなら意識もしない音が、 ひどく大きく聞こえてくるようだった。
横たわる三つのマネキンを見下ろすように、 俺はステージの縁へと胡坐をかくように座す。
空腹は依然続いているものの、 休憩を挟みたかったのは自分自身もだった。 ]
あー、もー、
[ こてん、とステージ上に寝転んで ぐしゃぐしゃに自分の髪をかき乱した。 ]
(37) 2019/06/14(Fri) 13時頃
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空腹で死ぬ、
[ どれだけ空腹を満たしても、育ち盛りは すぐに腹が減る。どんな状況でもだ。 ぶっちゃけ、動きたくない。 あいつがいたら、持ってきてくれんのに。 なんて、考えたりも、する。 ]
(38) 2019/06/14(Fri) 13時頃
|
|
[ 文化祭の日、あいつ何してたっけな。>>3:191 クラスで何するっつってたかすら覚えていない。 そもそも、あいつが話したがらなかった。 打ち上げっつってケーキを食べた後 京輔に協力でもしてもらって化粧を落とせば、 みんなと別れてさっさと帰ることにした。
律儀に校門で待ってるから、仕方ない。 帰りくらいは、一緒に帰ってやった。
普段から褒められなれていなかった俺は、>>2:184 すこし上機嫌で鼻歌でも歌っていたんだろう。 だから、あいつのお願いってのも聞いてやった。 ]
(39) 2019/06/14(Fri) 13時頃
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[ 吃りながら話すあいつの声は聞き取りにくい。 ]**
(40) 2019/06/14(Fri) 13時頃
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―保健室―
[声が聞こえて、くるり、と 冷却シートを額に貼った俺が振り向いた。>>33
いつのまにか七月葉子がそこに立っていて ヨーコねーさん。と、ちょっぴり起きた頭で その人のあだ名を呼ぶ俺は 割といつもどおり マネキンなんかじゃない。]
マネキンとかゆ〜れ〜だったら ヨーコねーさんを驚かせられたのにな?
[あはは、って俺は笑ってる。 白いのに銀色の世界から目を背けて 生きて見える人を見て]
(41) 2019/06/14(Fri) 13時半頃
|
|
具合わるいの? 俺もちょっと熱っぽくてさ。 ベッドあいてるよ。寝ていきなよ。
[まいっちゃうよな、と言って、再び窓を見る。>>34 七月の手ががたがたと窓を動かそうとするけれど びくともしないので、でらんないかあ、ってぼやいた。]
学校ごとすっぽり埋まったら、ぜってー寒い。 せめて外に出られたら雪合戦できるのになあ。
ほら、小学校の頃やったじゃん。 クラスで。雪だるまとか作って。
[思い出話に花を咲かせながら、 俺は少しだけ考えて、こう話を切り出した。]
(42) 2019/06/14(Fri) 13時半頃
|
|
……高本と喧嘩でもしたの?
[静かに、雪が積もる外を眺めながら**]
(43) 2019/06/14(Fri) 13時半頃
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|
──回想・体育館──
[ 遮った視界の隅、轟木くんが宇井野くんに 黒い布を被せているのが分かり、顔を上げる ]
うん、ありがとう。 ゆっくり歩いていくよ。
[ いつかの校舎裏の倉庫の時みたい 怖い顔して気にかけてくれる彼は 本物の優しいだと思う。 偽物がどうとかって話じゃないけど。 ]
(44) 2019/06/14(Fri) 18時半頃
|
|
[ 背を向けて歩き出した後ろから 声が聞こえた。>>36 職員室で見られてたことを思い出して 立ち止まって、ふっと黙り込む ]
現実に帰らないなら、要らないんだけどね。 後でまた探してみるよ。
────… 出口の鍵。
[ 存在するかも分からない探しもの 私は探さなきゃ、探さなきゃいけない ]*
(45) 2019/06/14(Fri) 18時半頃
|
|
──現在:2階──
[ 3階をぐるりと回って1階下へ。
勘も予感も働かないから、 ルートを定めて順に見て回る。
動いている人間とはすれ違っても、 動かない人形とはいつか会えるでしょう。
そんな目論見を抱き、 順番に扉を開けていくときに、 ここにいるなら誰か。とか、 なんとなく考えてみたりする。]
(46) 2019/06/14(Fri) 18時半頃
|
|
[ ……ほら、例えば。 多目的室。七月さんが使ったらしい。 美術室なら────、
……灰谷さんも相原さんも、 無造作に廊下に転がってたんだから、 なんの関係もないのかもしれないけど。
だから、その扉を引くときも、 ふと思い出した。放送室。音響。]
(47) 2019/06/14(Fri) 18時半頃
|
|
──現在:放送室──
……あ。あった。
[ 開けた扉の外から覗くようにして、 僕は遊びみたいに立てた予想が、 どうやら正解だったらしいことを知る。
3年間をこの校舎で過ごして、 今まで縁のなかった部屋。放送室。
まるで外部者の気分だったので、 心の中で呟いておいた。お邪魔します。
間違ってコードか何か踏んづけないように、 僕は慎重な足取りでその部屋に立ち入り、 壁にもたれかかっている人形の前にしゃがみ込む。]
(48) 2019/06/14(Fri) 18時半頃
|
|
柊くん。
[ 早く帰りたいよねぇ。>>2:541って、 当たり前みたいなふうに言ってた、 1つ前の夜の柊紫苑を思い出して、]
……帰れた?
[ なんて、問いかけてみるけれど。
返事が返ってくるわけでもないし、 頬を伝う赤い筋は涙みたいで、 なんだかそれは悲しそうだったし、]
(49) 2019/06/14(Fri) 18時半頃
|
|
……聞こえないよねえ。
[ 右耳に刺さったまんまのイヤホンに、 僕は気が付いて、くすくすと笑った。*]
(50) 2019/06/14(Fri) 18時半頃
|
|
──二階:放送室──
[ いよいよ取り残されたかもしれない と考え始めた時に、 三度、いいや四度、合図が為される。
何が起きたのだろうと辺りを見回すが、 特段変わったことはない。 変化を探しに怜奈は校舎の中を歩く。 そうして見つけた二階の異変。>>3:430 ]
開きっぱなし。
[ 狭いワンルームのアパートならば、 冷暖房も大して気にならない。 誰かの精神世界でも。 そこまで考えて、ここでは、精神世界では、 冷暖房費について考慮はいらなかったのだと思う。 ]
(51) 2019/06/14(Fri) 19時頃
|
|
[ 何事もなく扉が開くとは考え難い。 怜奈は、扉の中を覗く。
扉の中を覗き込めば、 動いてるクラスメイトの姿。>>50 廊下とはまた違った音楽が聞こえ、 マネキンが壁に凭れていた。 京輔の耳には、見覚えのあるイヤホンが在る。 ]
……柊?
[ 傍に寄れば、頬に伝う赤を親指で拭う。 拭っても、完璧には拭いきれずに、 白いマネキンの頬には擦った赤が残る。 ]
(52) 2019/06/14(Fri) 19時頃
|
|
[ 泣いてるのだ、と思った。 同時に、可哀そうに、と思った。 ]
なんで泣いてるのか聞いたとしても、 返事はないね。
[ そこにいるのは物言わぬマネキンだから。
呟いた声は、J-POPの音に掻き消される。 放送室に入ったのは初めてではあったけれど、 指に着いた赤をスカートで拭ってから、 直感でスイッチをいじれば、流れていた音楽が消える。 ]
(53) 2019/06/14(Fri) 19時頃
|
|
[ そこでようやく京輔へと顔を向けた。 ]
取り残されたかと思ったけど、 まだ、動いてる人いたんだ。
[ そっか、よかったと小さく呟く。 そして、再びマネキンへと視線を向けて。 ]
体育館に運んだほうがいい?
[ どうすべき?と京輔に指示を仰ぐ。 ]**
(54) 2019/06/14(Fri) 19時頃
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──現在・保健室──
ヤダ、本当にそういうの無理だし。 今はシャレにもならないよ。
[ マネキンとか幽霊だったらとかって いつもみたいに笑う彼に ぷくりと頬を膨らませる ]
彩華がね、マネキンになっちゃって…… 知ってるかもしれないけど、宇井野くんも。
…………さすがにちょっと、こたえてる。
[ ベッドの空きを確認すると 寝ていきな、にこくりと頷いた ]
(55) 2019/06/14(Fri) 19時頃
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養くんも大丈夫?熱、高いの?
[ 風邪とかインフルエンザとか そんなのになったとしても病院も行けない。 額に冷えピタを貼った彼を心配そうに覗いた ]
楽しかったよね。 雪が降ったら授業中止になって雪遊びして。 校庭に何個も雪だるまが並んで、雪が減ったら 土混じりの茶色い雪だるまが増えて。
今雪合戦したら風邪引いちゃいそう。
(56) 2019/06/14(Fri) 19時頃
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あの頃は、みんな同じだと思ってたのにな。
[ 昔を懐かしみながら遠くを見るように 窓の外を見つめた。どこまでも白い景色に あの頃の笑い声が浮かぶよう ]
(57) 2019/06/14(Fri) 19時頃
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高本くん?…………あぁ、うん。
[ 切り出された話に顔を彼に戻して頷く ]
(58) 2019/06/14(Fri) 19時頃
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振られちゃった。
[ 彼がいつも向けてくれるように私も笑顔を向けて ちょっと寂しそうに答える。 ]
(59) 2019/06/14(Fri) 19時頃
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──現在:2階 放送室>>51──
柊くんだよね、たぶん。
[ きっと何気なく落とされた呟き>>52を、 声をかけられたのだと思って、 僕は思わず相槌を打ったりした。
躊躇なく人形に手を伸ばす姿に、 何も言わずに、そこにしゃがんだまま。
返事はないね。と田所怜奈が言う>>53のに、 そうだろうね。と内心で答える。 分かり切ったことだし、言わないけど。]
(60) 2019/06/14(Fri) 19時頃
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別れた時はなんともなかったのにな。 今更すごい失恋したみたい。 本当に好きだったんだって気付いた直後だよ? 笑えるよね。
[ やっぱ笑えないか。って眉を下げる。 高本くんからなんて聞いてるか知らないけど なんかもう、うん。滅茶苦茶だ。私。 ]**
(61) 2019/06/14(Fri) 19時頃
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[ ぴたりと音楽が止む。>>53
その中で発される声>>54は、 静かな部屋に明瞭に響いて、]
まだ、何人かはいるんじゃないかな。 拓海くんと、七月さんと、轟木くんと、 起きたとき、高本くんと宮古さんもいたし。
柊くんも、動いてたんだけどね。 ……さっきのチャイムが鳴る前の話だけど。
[ 動いている人。という表現に、 僕は知り得る限りの動く人を指折り数える。]
(62) 2019/06/14(Fri) 19時頃
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一応、見つけたら、 体育館に運ぶことになってる……と思う。
[ 指示を仰がれるだなんて、そんな。
そうそう起こらない事態にやや困惑したが、 多分そうするべきなのだろうな。とは思う。]
……一緒に運んでくれる? ここからなら、そう遠くないし。
[ 2階でよかった。と内心で思い、 了承を得たなら、僕も人形に手を伸ばそう。*]
(63) 2019/06/14(Fri) 19時頃
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―― 昨日:保健室 ――
あははー。 シャレくらいいわないと、 暗くなっちゃうぞ?
[ほら、そういう顔のほうがいい、って 七月を見て俺はくすくす笑ってた。>>55]
聞いた。 皆がマネキンになってくんだもんな。 …………そうだな。
[俺はどっちだろ。 微妙な気持ちのまま、頷く七月を心配した。]
(64) 2019/06/14(Fri) 20時頃
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そんなに熱はないけど 頭が痛くてさー。こんな場所だからか。 でもまだ大丈夫だ。元気!
[いえい、とピースしてみせて、大丈夫だと示す。 それから思い出話に耳を傾けた。
黒板と向き合う時間は中止して 皆で雪のじゅうたんの上を転げまわった。 融けていく雪に土が混ざる様も、 皆の赤い頬も、それは鮮明に覚えている。]
(65) 2019/06/14(Fri) 20時頃
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楽しかったあ。 そうそう。白い雪だるまと茶色いのが ぼこぼこと並んで…… 雪が減ってきたら、春が近づいてきた気がして…。
…………いまは、そーでもないんだ?
[同じだと思ってた。 その言葉に、懐かしさと、悲しみを感じ 俺は少し首をかしげて
その悲しみの原因を探りたかったからか 問いかけずにはいられなかったからか、 高本との話を持ち出した>>58]
(66) 2019/06/14(Fri) 20時頃
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[皆で無邪気にはしゃぎあって笑いあう、 そんな思い出の中から帰ってきた七月葉子が 俺を見る。
そうして、少しの沈黙をおいて 同級生の顔をして寂しげに笑った。]
振られちゃった、かあ。
[浮気まがいのことしたんだろうな、って 俺は高本の顔を思い出している。 何、とは知らないけど。
傷ついた七月の様子を、俺はじっと見てる。]
(67) 2019/06/14(Fri) 20時頃
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うん。…………今は、悲しい? いや。自分がどう思ってたかなんて すぐにわかんないって。
ぜんぜん、笑えない。 ヨーコねーさんにそんな顔させるあいつやっぱひでえわ。 っておもうけど。
[笑えないかなあ、って言って、俺は自分の手を組んだ。
――七月が自殺者かもしれない。
そう言っていた高本を思い出して、 もう一度くらい心の中で高本に悪態をついた。]
(68) 2019/06/14(Fri) 20時頃
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あいつ、ヨーコねーさんのこと心配してたよ。 どうして喧嘩しちゃったんだろって 罪悪感抱いてた
それ以上のことはよく知らないけど。 ばかじゃねーの、ってとりあえず言っといた。
[俺は高本の言葉のすべてを話すことはない。 そういうのは、本人たちがすべきことだ。 だけども、やっぱり
悲しくて、土に汚れた雪みたいに ぐちゃぐちゃな感情を見せてる七月が心配で あのね、って声をかける。]
(69) 2019/06/14(Fri) 20時頃
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我慢しなくていい 泣いてもいいし、言っていい。
俺、聞いてるから。 ヨーコねーさんの気持ちは、 ヨーコねーさんだけの気持ちだから 誰にも笑わせなくていい。大事にして。
今な、ヨーコねーさんがすごく、 ……壊れそうにみえるから
今感じてるそれ、 吐き出してくれたら、嬉しいけど。
[それすらもきっと、自由だ。 チャイムが鳴って誰かが消える前 俺はただ相対して、七月を見てた。*]
(70) 2019/06/14(Fri) 20時頃
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―― チャイムが鳴った後のこと:放送室付近 ――
[開け放たれた防音扉が見えている。
放送室に踏み入る前の廊下か、 それとも中に踏み入ってからか どっちか、はわからないのだけれど、
動いている人二人。>>63>>54 田所とキョースケを見かけたなら きっと声をかけるだろう。]
また誰か倒れたの? ……手伝ったほうがいいか?
(71) 2019/06/14(Fri) 20時半頃
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[もしも二人が運ぼうとしているマネキンに イヤホンが見えたなら――
あとでそのイヤホンを××なければ、と思う。 そういう約束だったから。
けれど今は、ひとまず、 マネキンを運ぶ二人を見ているだろう]*
(72) 2019/06/14(Fri) 20時半頃
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──二階:放送室──
[ 音にされた人。音とならない人。>>62 堅治に彩華は、あまり個人行動を好むイメージはない。 特に彩華は、葉子と一緒に居る姿が多かった。
京輔の瞳をじ、とみて。 なんとなく、二人はもういないのだと感じた。 ]
……そう。
[ 上着を返しそびれた。 誰かの精神世界の中だから、 何か問題が生じることは考え難いけれども、 なんとなしに残念だ。
チャイムが鳴る前に見つけるべきだった。 ]
(73) 2019/06/14(Fri) 21時頃
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[ マネキンをまともに見るのは、 実のところ初めてだった。 愛子の事も、時間にして1分も眺めていない。
マネキンはよくできている、と怜奈は思った。 ]
わかった。 そうね、そんなに遠くないからよかった。
[ 仰いだ指示の回答に頷いた。
目線を少し泳がせた後に、 マネキンの上半身をもつために、 肩から後ろへと両手を滑り込ませた。 ]
(74) 2019/06/14(Fri) 21時頃
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[ 京輔もマネキンを持ったなら、 どうにか息を合わせて、体育館へと向かうべく、 放送室を出る。
そして、そこで拓海に出会うのだろう。>>71 ]
マネキンなのに、重い。 手伝ってくれると、嬉しい。
[ 若干腕が震えている自覚はあったため、 頼もしい申し出であった。 ]*
(75) 2019/06/14(Fri) 21時頃
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[ きんこんかんこん、の合図が鳴る。>>#0 ]
(76) 2019/06/14(Fri) 21時頃
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[ あの後は空腹を見兼ねて、教室へ戻っていた。 まだ残されていた柊の調達したパンを いくつか手にとって抱えながら食べ歩きを終え、 さあ、これからどうしたものかと 4階へ続く階段を見上げていた。 そんな折だったろう、定刻を示す鐘が鳴る。
京輔の言葉を思い返して、 新たな犠牲者の存在を想定した。 ]
犠牲者は俺じゃない、ってことか
[ よっこいしょ、っと。 4階へ続く階段へと踏み出していた。 ]*
(77) 2019/06/14(Fri) 21時頃
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──現在:体育館へ──
[ 同意を得て>>74、人形を持ち上げる。
今までは何かに包んで──というのを、 その時すっかり忘れていたため、 ふたりして運び出した人形の姿はきっと、 鉢合わせた養拓海>>73にも丸見えだろう。
まさか病人に手伝いを申し出られるとは。 思いもよらず、僕は一瞬立ち止まって、]
拓海くん、──あ。
[ よたよたと放送室を出ようとした所>>75。 その際に、僕が出口の段差に蹴躓き、 かくんとつんのめって、それで──、]
(78) 2019/06/14(Fri) 21時頃
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……これ。柊くん。
[ 体勢を立て直しながらそう答える。
揺らした拍子に、 右耳に引っかかっていたイヤホンが、 落っこちそうになってるのを目で示す。]
気分はもう平気? なら、そっちを代わってるか、 加勢してくれると──、
[ 手伝ってくれるというなら、遠慮せず。
やや苦し気な様子の田所怜奈>>75の持つ、 頭部のほうを示した。僕はがんばりますので。*]
(79) 2019/06/14(Fri) 21時頃
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―― 放送室を出た廊下 ――
[何かに包まれていないマネキンを見る。 それは少し前に体育館で話した姿に似ていて 俺は少し、言葉を詰まらせた。
視線をつうと滑らせて、 段差に躓いたキョースケと 腕をぷるぷるさせている田所を見る。
ええと。うん、って>>75>>79 どっちを手伝うか、 それともいっそ一人でもつか、 一瞬考えた。
けれども、田所さんのほうに近づいていき]
……確かに、重そうだなー。 持つよ。
(80) 2019/06/14(Fri) 21時半頃
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気分はへーき。ありがと。 えーと。キョースケ。……もてるよな?
[男だし。一応。 といって、俺は田所と場所を変わろうとするだろう。 あるいは、加勢したか。
落ちかけたイヤホンを見て、それに手を伸ばす。 そしてひとまずころんと自分のポケットに落とし 柊くん。といわれたマネキンの頭と肩あたりをもって、 体育館への道のりを行く。]
(81) 2019/06/14(Fri) 21時半頃
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皆どんどんいなくなるなー。 元の世界に帰ってるといーんだけどさ。
[って道中、ぼやくように言う。*]
(82) 2019/06/14(Fri) 21時半頃
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―― 休憩室 ――
[そっと宮古に似たその人形の手に触れる。 やはりその手は、冷たかった。
―――宮古の手と、同じ。
俺は制服が血に汚れることも厭わず、 宮古のマネキンを背負った。 体格の小さなその人形の足を 結局は引きずることになっただろうけれど。
人形を弔う。 その行為に意味があるのかと 賢い俺は自分に問いかける。
意味なんてなくていいだろ、と独り言ちた]
(83) 2019/06/14(Fri) 21時半頃
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おっも、
[笑うくらいに、重かった。 体育館まで運べるのだろうか。 ずるずる、ずるずると足を引きずって、 2階の廊下に出たところで]
(84) 2019/06/14(Fri) 21時半頃
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……いいところに。 だれかひとり、手伝ってくれ。
[柊を模したマネキンを運ぶ3人と 出くわしただろう。
拓海から気まずげに目線を外して、 京輔と田所の目を見ることもできずに。 ただ苦しげに、息を吐く]*
(85) 2019/06/14(Fri) 21時半頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/14(Fri) 21時半頃
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──二階:廊下──
[ どうやら拓海は具合が悪かったらしい。>>79 非日常が精神を摩耗させているのだろう。 それとも、身体の不調か。
持つよ、と言われて全てを任すわけにもいかない。 代わらず、加勢の応援を頼む。 左側に寄って、右側に来るよう場所を譲った。 ]
居なくなる条件って、なんだろうね。
[ わからないな、と呟いて、 マネキンの上体を掴み直す。 ]*
(86) 2019/06/14(Fri) 21時半頃
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──現在:2階──
……持てるよ。
[ さっきは少し驚いただけで、 重さでよろめいたわけじゃあないとも。
確認の口調>>81が冗談ともとれず、 僕もまじめにそう答えたんだけれど、
無事、逆側に加勢>>86があったので、 さて、歩みを進めてまいりましょう。
道中交わされる会話は、 そう、やっぱり前も話したようなことで──、]
(87) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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帰ってる可能性は高いと思うけど。 どうだろうね。確認のしようもないし。
[ せーので飛んでみる? と、 しばらく前に自分の言ったことを思い出し、 けれど、僕自身がそれを望まないので、 口にするのはやめておいた。]
……条件。どうかな。 帰りたい。とか、帰らなきゃって、 柊くんや灰谷さんは、言ってた。 案外、希望を汲んでくれているのかもしれない。
[ 訥々と語るそれも推測でしかなく、 さらに、そのあたりでどこかから声>>85がかかり、 僕はぐるりと首を捩じって、そちらを見る。]
(88) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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──高本くん、ええと。 それ、…………誰?
[ 高本悟が背負うようにしている人形は、 これまでに見たものの中でもうんと赤くて──、 労力の再分配よりなにより先に尋ねてしまう。
とはいえ、現在1と3。 ひとりこちらから移るのが望ましいでしょう。 僕、腕を振るわすひとり、先刻まで病人のひとり。]
……僕、どっちでもいいけど、 あっちのほうが、まだ軽いんじゃないかな。
[ 恰好からして、あちらは女子でしょう。 行きたい方、どうぞ。僕と代わるならそれもお好きに。 人形の足を両手でつかんだまま、立ち止まった。*]
(89) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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―― 2階:廊下 ――
[まじめに「もてる」と言われたので 俺は信じることにした。>>87
前に話したようなことだと知らない俺は、 気を使ってくれた田所さんの反対側 マネキンの右側を持って>>86]
なんだろうなあ。 わかったら、いいのになって思う。
[って、少し笑って相槌を打つ。 それから聞こえてくる意見に>>88 そっか。とうなずいた]
(90) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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俺が会った時の紫苑は マネキンになるのはやだっていってたから どーかなー。希望。なー。 何かを見つけたら、なのかもしれない。 うまくいえないけど。
[何か、が何かって、うまく説明できないうちに 聞き覚えのある声と、苦しげな呼吸が聞こえた >>85
俺は高本の方に視線を移して、 それから柊のマネキンに視線を戻した。 顔をあげて田所を見る。]
(91) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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俺は、大丈夫。 昨日もういののマネキン運んでるから。
あっち手伝ってあげてくれる?
[柊の足を持つより、 あちらの小さめのマネキンの足のほうが軽かろうと 動かないキョースケの手元と見比べて、 田所に言うけど、どうだったかな。 ……それ、誰?
って言葉は引っ込めて、 俺は高本が持つマネキンをじっと見た。]
(92) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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[首を裂かれて、腹をつぶされて、 足が、折れ曲がって まるで処刑されたみたいだ。]
……ひでえな。
[思わず呟き、顔をしかめた。 今は何にも思い出してないからな*]
(93) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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―― 2階廊下 ――
宮古、だと思う。……たぶん。
[京輔と拓海に問われれば、>>89>>92 俺は自信なさげにそう答えただろう]
図書室で宮古で話して、別れたんだ。 しばらくしたらチャイムが鳴って。 で、こうなってた。
[努めて、感情を込めずにそう答える]
(94) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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手に赤い首輪を握ってて。 さっき外そうと思ったけど、取れなかった。 ……何なんだろうな、これ。
[顎だけで、背中の人形を示した]
田所、手伝ってくれるか。
[俺はまっすぐに田所を見る]*
(95) 2019/06/14(Fri) 22時頃
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──二階:廊下──
[ 帰りたくないな、と怜奈は思うが、口には出さない。 願いを口に出しても、この世界じゃ、 いいや、どこの世界でも叶うわけではない。 願いを叶えるのは、自分自身の力だ。
気がつけば、そこに悟が居た。 マネキンの方ばかり見ていたせいか、 急に廊下から現れたように思えて驚く。 話の流れを静かに見守る。 二人で一つのマネキンを運ぶということで、 全てが結論付いたようだ。 ]
(96) 2019/06/14(Fri) 22時半頃
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[ 悟からも視線が飛んでくる。 頼まれて断るほど非情でもないから、頷いた。 示された首輪は大きいように思えた。 ]
……わかった。 宮古さん、大型犬でも飼ってたの?
[ バランスを崩さぬよう、 そっと紫苑だろうマネキンから手を離す。
何処を持てばいい?と小声で悟へと声を掛けながら、 ちょうどいい塩梅におさまるだろう。 制服に血がつくなあと思うは思うが、 厭わずマネキンを掴んだ。 ]*
(97) 2019/06/14(Fri) 22時半頃
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―― 2階廊下 ――
よいしょっと。悪いな、田所。 足の方を持ってもらえるか。
[拓海とふたりで人形を運ぶのは、 何となく気まずかったので 内心で胸を撫でおろしたのは秘密だ]
……ペットは飼っていたって 宮古から聞いたことあるけどな。
[田所の疑問>>97にそう返す。 もっともそれは、大型犬などでは なかっただろうけども]
(98) 2019/06/14(Fri) 22時半頃
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|
[田所の歩幅に合わせて、歩みはゆっくりと。
きっとすぐに 拓海や京輔とは距離が開いて しまっただろうけれど]
あっちの、拓海と京輔が運んでる人形は 柊なのか……?
[遠目からでは自信なさげに、田所に問いかけた]*
(99) 2019/06/14(Fri) 22時半頃
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──現在:体育館へ──
何か。何か──、 ホストの正体? とか。
[ 答えを知りようもないのだから、 好き勝手に推測>>91を立てて。
きっと、田所が向こうの、 ……宮古瑠璃だという人形のほうに、 加勢するのを確認して、また歩き出す。
制服の汚れだとか、 そこまで気が回らなかったのだ。]
(100) 2019/06/14(Fri) 22時半頃
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そっか。宮古さん。
……どうして人によって、 こんなに様子が違うんだろうね。
[ そんな、ふとした疑問を口にしながらも、 目指すのは階下。体育館のほうへと。
首輪。と言われたって心当たりはなく、 僕は首を傾げるばかりだった。]
──あ。でも、 柊くんの人形は、ちゃんとイヤホンしてた。
[ だから、何というわけでもないけれど。 宮古瑠璃が首輪を持ち歩いている、 あるいは結びつけるような記憶さえ、 僕にはまったくもってないのだから。]
(101) 2019/06/14(Fri) 22時半頃
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[ 何はともあれ、そう遠くない道のり。
そんなやり取りの果てに目的地に着いたなら、 これまでの3人の隣に並べるように、 その人形をその場に横たわらせたのだろう。]
──今回も二人、なのかな。 七月さんと轟木くん、前のチャイムまでは、 ここで、生きていたはずだけれど。
[ そんな言葉を、何とはなしに落として。*]
(102) 2019/06/14(Fri) 22時半頃
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──現在:4階──
[ 階下からの賑わう声は、 軽快なリズムを刻む音にかき消されていた。
好奇心を抱いた時から未だ足を運んでいない 本来ならばあり得ない場所へと進む。 ]
……?
[ その異変は、4階に上った時からだった。 ]
(103) 2019/06/14(Fri) 22時半頃
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[ ───ひたり、ひたり 歩けば追いかけてくるような足音と、 息を飲む俺とは異なる唾液混じりの音。 そして、金属が引きずられるような音が。>>11
立ち止まり、振り返る。 けれどもそこには何にもいない。
前を向き、歩き出す。 音は再び聞こえてくる。 ]
クソッ
[ やっぱり、ゾンビ映画みたいな展開なんだろうか ペットを飼ったことのない轟木楓太にとっては、 ただのゾンビの音としてしか認識されない。 音から逃げるように走って、走って、走って ]
(104) 2019/06/14(Fri) 22時半頃
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[ バン、と音を立ててひとつの教室へ逃げ込んだ。
そして、音は消えただろうか。 安心したようにずるずると座り込んで、 天井を見上げれば──人形が吊るされている。>>3:11 赤い縄が妙に目立ってみえて、瞬きが増える。
無数に吊られる人形のある光景から、 これまでチャイムのたびに現れたマネキンを思い 消えてしまった誰かなのだろうか?と思案する。 ]
……だれだ、これ
[ けれど、男と思われる人形も女と思われる人形も 思い当たる人物は俺の記憶の中にはなかった。 ]
(105) 2019/06/14(Fri) 22時半頃
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[ ホラーゲームやってた時に、 こんな光景を見た覚えある。気がする。 ]
ここのホストってやつの頭ん中は、 どうなってんだよ、……ったく
[ 悪態を吐いた後、外の様子をゆっくりと伺って 誰もいないことを、何もいないことを、 入念に確認する羽目になっていた。 ]*
(106) 2019/06/14(Fri) 22時半頃
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―― 2階:廊下→ ――
[田所が高本を手伝ってくれるというので>>97 「ありがとう」と言って、俺は柊を運ぶのに専念する。]
そうかもしれない。 ううん、でも、 文化祭から出て日常に戻るなら、 もっと違うことかもしれない。
[答えを求めていない返事をした。>>100]
(107) 2019/06/14(Fri) 23時頃
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死に方が違うから。とか。 ……なんだろな。理由はわかんね。
[ぽつ、と聞こえた言葉に言葉を返し>>101 みやこ、と呼ばれていたマネキンを見る。>>94
ういののマネキンも、 柊のマネキンも人のかたちを保っているのに こんなに、と思い、言葉を詰まらせ
手にもっている赤い首輪を見ては、 嗚呼。と、どこか腑に落ちる俺がいた。]
(108) 2019/06/14(Fri) 23時頃
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首輪に執着があったのかも。
[ううん、それだけじゃなくて。 きっとその先につながっているはずの、何かに。]
(109) 2019/06/14(Fri) 23時頃
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[そう遠くない道のりを四人で行く。
道中俺の口数は少なくて、 体育館に辿り着けば人形を横たわらせ、 昨日見ることができなかった灰谷のマネキンもあわせて 手を、あわせる。
それが何かの真似事であると思いながらも、 しばらく黙祷して、
それから、ポケットの中に手を伸ばした。
……さっきから思っていたのだけれど このイヤホン、うるさい。>>3:432
なんなんだろう、と少し耳に近づけて 耳を劈くような雑音に、びくりと肩を震わせた。]
(110) 2019/06/14(Fri) 23時頃
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[誰かの笑い声が聞こえる。 テレビのCMが雑にながれていて、 本のページをめくる音がそれにまざる。 髪をかわかすドライヤーの風音に鼻歌が混じり その鼻歌が、あえぎ声に塗り変わった。
粘膜がこすれる音がする。 けだものの息遣いが聞こえる。
……何かと何かがぶつかる音がする。]
(111) 2019/06/14(Fri) 23時頃
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……っ
[そういった誰かの生活が 脳みそを塗り替えていくのに耐え切れなかった。
知らない。知らない。こんなのは知らない。 何を思って柊がこの音を聞いたのかさえ。]
……俺先行くわ
[ぞわぞわと鳥肌が立つような感覚に 俺はふらり、と体育館を後にしただろう*]
(112) 2019/06/14(Fri) 23時頃
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──廊下──
[ 足、と指示され、マネキンの足を掴んだ。 マネキンは勿論のこと、自発的には動かない。 ]
クラスメイトだし。 何より一緒に精神世界に飲み込まれた仲じゃない。
[ 悟が悪いと思う必要なんて、何処にもない。 大丈夫と言外に含ませて、応える。 ]
ふうん。 じゃあ、そのペットの首輪なのかもね。 どうしてこんなところにあるのかも、 宮古さんらしきマネキンが掴んで離さないのかも、 理由はさっぱりわからないけど。
[ 先程よりは軽いが、此方も重力が働いている。 歩幅が狭くなるのも当然だろう。 ]
(113) 2019/06/14(Fri) 23時頃
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[ 前の二人が少し遠い。 追いついた方がいいと思いつつも、 動かす足の動きは重たい。 ]
そうみたい。 髪型とか、イヤホンとか。 それで推測して。
……まだ動いてるのは、私たちだけかも。 蛭野曰く、七月さんや轟木も 三度目のチャイムまでは動いてたみたいだけどね。
[ 状況把握のためだろう。 紫苑のことを聞かれれば、そのままに。 近い距離が随分遠いように感じるけれど、 少しずつだとしても体育館への距離を縮める。]*
(114) 2019/06/14(Fri) 23時頃
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―― 2階廊下 ――
……首輪。 手放せなかったのかもな。 いや。俺にもさっぱり分からないけどさ。
[なんとなく、推測で田所に物を言った。 拓海と京輔との距離は離れて、 ふたりの会話はこちらまで聞こえない]
俺たちだけ。そうかもな。
[挙げられた名前>>114に、一瞬眉を動かして]
(115) 2019/06/14(Fri) 23時半頃
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葉子。無事だといいんだけど。 俺が酷いこと言ったから、 たぶん落ち込んでる。
[田所を気遣いながら、体育館へと向かう。
制服汚れちゃってごめんな、と 再度申し訳なさそうに告げながら。 拓海と京輔に追いつこうと、先を急いだ]*
(116) 2019/06/14(Fri) 23時半頃
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──現在:体育館へ──
……文化祭から出て、日常に。
[ 復唱した>>107ことに深い理由はなく、 ただ、噛み砕くように僕は呟いた。
文化祭から出て日常に戻るのに、 何が必要だっていうんだろう。
死に方が違う。>>108 どうして違うんだろうね。
わかんね。って言葉で、 その話はきっとおしまい。 わからないなら仕方がないし。]
(117) 2019/06/15(Sat) 00時頃
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[ 気付けば、宮古瑠璃の人形と、 それを運ぶ二人とやや距離があった。
一緒に運んでいる人の口数が少なくて、 だから僕も静かにそれを運ぶ。
毎日、こうして人形を運ぶ。 チャイムが鳴るたびに、誰かが消えて、 まだ生きてる人間が、運ぶ。
……そういう、リズムみたいなものが、 僕の中にはもううっすらとできていて、
……だけど、いつまで続けられるんだろう。 柊紫苑みたいな人形を横たわらせながら思う。]
(118) 2019/06/15(Sat) 00時頃
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[ ……早いな。 そう、ぼんやりと。見下ろしてて。
だから、近くで誰かが身じろいだとか、 そういう音>>112は、耳を素通りしていって、]
──あ、うん。
[ 先に行く>>112という言葉に頷いて、 僕自身もまた立ち上がる。
この後はどうしようか。 残る二人はまだここに?
そんなことを頭の片隅で考えて、 きっといくつか言葉を交わしたら、 体育館を後にしようと、歩き出す。]
(119) 2019/06/15(Sat) 00時頃
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……あ。イヤホン、
[ 立ち去る寸前、人形の白い耳が、 やけに視界に目立って、それだけ呟いて。*]
(120) 2019/06/15(Sat) 00時頃
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[それから、田所とは何を話しただろうか。
いずれにせよ 体育館に宮古を模した人形を安置すると 俺は立ち上がった。
先に行くと言って姿を消す拓海に>>112 ため息を吐いて それから、体育館に置かれた人形の数々を見渡した]
……次は、俺の番かもな。
[京輔の言葉>>102に、冗談とも言えない台詞を返す]
(121) 2019/06/15(Sat) 00時頃
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[チャイムのたびに、2人ずつ人形に変わってゆく。
そんな法則がこの校舎内に当てはめられるのならば、 姿を見ぬ葉子や颯太も まだこの校舎の中にいると考えるのが自然だ。
この異常事態に 葉子とも拓海ともいざこざと起こし、 すでに委員長としての仮面もかぶれない自分に]
ホント俺、だめだな。
[そう独り言ちた。やっとそれを、認めることができた]
(122) 2019/06/15(Sat) 00時頃
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[俺は、大した人間じゃあない]
(123) 2019/06/15(Sat) 00時頃
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これから、京輔はどうする? きっと残された時間はあまり多くはない。 ……次に消えるのが誰にせよ。
[チャイム毎に2人ずつ級友が減っていく現状に 冷静にそう結論付けて、 去り行く京輔の背>>120に声を掛けた]*
(124) 2019/06/15(Sat) 00時頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/15(Sat) 00時頃
|
―― 1階トイレ→4階へ ――
[ぽちゃん、 ――と。]
[水の音がする。 溜まった皿を洗う時より沈んだ目で 消火バケツの奥底に沈めたイヤホンを見つめる。]
(125) 2019/06/15(Sat) 00時頃
|
|
[音。音。声。声。声。音。声。音。音。声。声。声。声。] (あいしているよとだれかがのろうようにささやいていた)
(126) 2019/06/15(Sat) 00時頃
|
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[その機械の息の根が止まるまで、 ……イヤホンが壊れるまで、 じっ、と、バケツの底を見つめて、
カチ、と鳴らしたライターは、やけに火がつかない。
そういえば轟木はどこに行ったんだろう。 どこかに行く時は誰かに伝えろ、といったくせに 轟木はそれを守っていないように見えるのが なんだか、それらしいな、と思って]
(127) 2019/06/15(Sat) 00時頃
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[無理につけたライターで煙草に火をつけて
ゆら、と煙を揺らしても、 遅い四月一日に靴音を鳴らして”彼女”はこないし 火をわける相手も、今はどこにいるやら 4階で追いかけっこしていることなんてしらないから
煙草を口に咥えたまま、俺は4階へ歩いていく。 誰かに怒られたらどうしよう。
……考えるほどの余裕がない。 頭がぼーっとしている。]
(128) 2019/06/15(Sat) 00時頃
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[かつん、かつん、かつん…………]
[誰か>>106を脅かすような、靴の音を響かせて**]
(129) 2019/06/15(Sat) 00時頃
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──現在:体育館>>121──
それって、何かの予感?
[ それが、あまりに冗談とも本気とも、 捉えづらいトーンで紡がれた>>121ものだから、 僕は驚いたという顔をしていたことだろう。]
……ああ、でも。 なんにせよ、そう遠くないもんね。
[ チャイムのたびに消える、という法則は、 そのまま残された時間の少なさを示してもいて、 じっと、並べられた人形を見下ろして言う。]
(130) 2019/06/15(Sat) 00時半頃
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……極端だなあ、高本くんって。 いいかだめかしかないみたい。
[ たぶん、独り言だったそれ>>122が、 あまりに──高本悟らしかぬ、というか、 高本悟らしい、とも言えそうな、 ええと、”らしい”ってなんだったか。
とにかく、その言葉は、 がらんとした体育館にそれなりに響いたので、 僕は、小さい声でそう言って笑ったりもし、
体育館を後にしようと思ったのだけれど、]
(131) 2019/06/15(Sat) 00時半頃
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時間がないかもしれないなら、 もう少し、この校舎を見ておこうかと。 ……ほら、文化祭、楽しかったしね。
高本くんは?
[ 投げかけられた質問>>124に、 振り返って、同じことを尋ね返す。
その場に田所怜奈もいたなら、 きっと同じことを聞いて、
そうしたら、この場を去ろうと思ったんだけど、]
(132) 2019/06/15(Sat) 00時半頃
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……あ、
[ ふと思い出したように、 もう一度だけその場で振り返る。 高本くん、と名前をまた一度呼んで、]
文句を言う相手、見つかった?
[ なかなか尻尾を出してくれませんね。 相手も人間だからかもしれない。
……ちょっと聞いてみたかっただけ。 そんなふうに、聞くだけ聞いて、 僕はきっと、笑ってその場を後にする。*]
(133) 2019/06/15(Sat) 00時半頃
|
|
──現在:4階──
[ 扉から少しだけ隙間を開けて、 外の様子を窺うように顔を少し覗かせた時。 静かな廊下に響く靴音がして、どきりとする。 先ほどとは明らかに違う、音だった。
どちら側から来るのか、それを見定めようと 瞳を、すぅと細めて遠くを見ると─── ]
……拓海か?
[ 紫煙を昇らせながら歩く、彼の姿を見た。>>129 ]
(134) 2019/06/15(Sat) 00時半頃
|
|
[ 何を呑気に歩いているんだ、と思えば、 周囲に気配がないものかと改めて逡巡する。
大丈夫だろう。問題ない。 そう判断をして、廊下へ出ては彼へと近づいた。 ]
おい。何しにきたお前、
[ 此処は危ない。って告げたいだけなのに、 そんな言葉しか出てこない。昇る煙を見て 眉と眉の間は深く刻まれることとなった。 ]**
(135) 2019/06/15(Sat) 00時半頃
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―― 体育館 ――
そんなにおかしいかな。
[珍しく京輔が笑うものだから。>>131
俺は一緒に笑っていいものやら 眉を寄せていいものやら。 きっと複雑な表情を浮かべていただろう。
でもこの異常な閉鎖空間で 京輔に笑いを提供できたのは、良かったこと、 なのかもしれない。そう思うことにする。
そうでなければ、傲慢な俺が また顔を覗かせそうだったから]
(136) 2019/06/15(Sat) 01時頃
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……京輔は、冷静だな。俺よりも。
[返ってきた答え>>132は意外なもので、 俺は今度こそ自嘲気味な笑みを浮かべた。 楽しむ余裕などはない。 余りにも色々、ありすぎた]
(137) 2019/06/15(Sat) 01時頃
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|
分からない。 ここだけの話、こんな所とっととずらかろう。 早く脱出してやるって、思っていた、けど。
そしたら俺は、後悔するのかもな、とも 思い始めてる。
[やはり京輔に返す言葉は 普段との明朗さからは遠ざかる]
(138) 2019/06/15(Sat) 01時頃
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[俺は、誰かの生死をきっと背負えない]
(139) 2019/06/15(Sat) 01時頃
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[少し似ていると思っているお前に 俺は自分の気持ちを分かってほしいのかもな]
(140) 2019/06/15(Sat) 01時頃
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いいや、まだ見つかってない。 その言いようだと京輔も、だな。
[残された面子の名前が脳裏に過ぎり、 ひどく心が重くなった]
答え合わせはもうすぐだ。
[沈んだ声で言って、京輔の背を見送った]
(141) 2019/06/15(Sat) 01時頃
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[それから、田所とは何か話しただろうか。 俺はふらりと体育館を後にする。
ベッドに、横になりたかった]
入るぞ。
[先客がいるかを確認するために こんこん、と保健室の扉をノックした]**
(142) 2019/06/15(Sat) 01時頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/15(Sat) 01時頃
R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/15(Sat) 01時頃
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──保健室──
[ 暗くなるのもよくない気はするけれど 明るくするのもなんか違う気はする。
だけどこの世界の中で変わらない 養くんの空気は救いだと感じた ]
うん……信じられないよね。 人がマネキンになるなんて。
この世界の意味ってなんなんだろう。 ホストの目的って……なんなんだろう。
[ 目的があるのかも分からないけれど、遺書めいた メールの文書を思い出しながら考えた ]
(143) 2019/06/15(Sat) 01時半頃
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そっか。頭痛、悪化しないといいね。 病院も行けないし。 頭痛薬くらいならここにありそうだけど……
[ 保健室の薬の棚を見上げてみる。 並んでる錠剤のどれかなのだろうとは思うけど 正確に分からないので諦める ]
(144) 2019/06/15(Sat) 01時半頃
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うん、同じじゃない。
あの頃はきっと、みんな同じ土俵にいて 考えてることや悩みなんて似たり寄ったりだった。 それがだんだん、そうじゃないって気付いてく。
性別が違う。生まれ育った環境が違う。 家族構成が違う。持って生まれた能力が違う。 色んなものの優劣に気付いていく。 誰かと比べ、線引きをしていく。
…………何も考えず無邪気には生きられない
[ なんて、こんな風に考えることすら 昔はなかった筈だ ]
(145) 2019/06/15(Sat) 01時半頃
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[ それから振られたって話をして、 つとめて明るく振る舞ったつもりだったけど 口に出すと寂しい気持ちも一緒に 湧き出してきた ]
まだ実感ないことだらけだけどね。 やっぱり…………痛いかな。
[ 笑えないって言ってくれる横でまだ うっすらと微笑んだまま続ける ]
(146) 2019/06/15(Sat) 01時半頃
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喧嘩かぁ……そんなつもりじゃなかったけど。 高本くんも罪悪感とか感じるんだね。 散々性格悪いって自分で言ってたのに。
[ 高本くんとのやり取りを思い出して胸を痛めて 養くんの言葉に雪を溶かされる ]
泣いてもいいとか………ズルイなぁ。 そんなこと言われたらその優しさに泣きそう。
泣きたかったのかな? 気持ちが追い付けてなくて、よく分かんない。
[ 滲みかけた視界をギュって拭いながら 誰にも言うつもりのなかった告白をする ]
(147) 2019/06/15(Sat) 01時半頃
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クラスで盗難騒ぎがあったじゃない?
(148) 2019/06/15(Sat) 01時半頃
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実はあの時私、 高本くんの教科書を盗んだんだ。
欲しかったわけじゃない。 いけないことって分かってた。 だけどね……──────
(149) 2019/06/15(Sat) 01時半頃
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彼のものが盗まれれば、 彼は容疑者から外れるって思ったの。>>0:859
別に高本くんが犯人だって 思ってたわけじゃないんだよ。
思えばずっと、好きだったのかな。 …………だいぶ歪んでるね。私。
[ その時は高本くんに教科書を見せる役目は養くん だったから、あの時はごめんなさいと謝った ]
(150) 2019/06/15(Sat) 01時半頃
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気付きたくなかったな。
誰かとの差も、 誰かを好きって気持ちも。
ずっと小学生のままいたかった。
(151) 2019/06/15(Sat) 01時半頃
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………あ、うん……だめだ、ごめん。 やっぱり無理かも。
壊れそう、かな。壊れたいよ。 このまま外に飛び出して、 一生雪に埋まってたい。
[ 拭っても拭っても視界がボヤけてくるから 箱ティッシュを手元に置いてベッドに腰掛けて 一定のペースで引き出していく ]
(152) 2019/06/15(Sat) 01時半頃
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養くんは、戻りたい? 現実世界に、戻りたい?
[ いつも笑ってる彼は頷いてくれると、 勝手にそんな風に思いながら尋ねる ]
これだけ聞いてもらっちゃったから、 私も何か聞けることがあるなら、聞くよ
[ そう、添えて ]**
(153) 2019/06/15(Sat) 01時半頃
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──現在:体育館>>136──
……さあ、どうかな。
僕はただの、そこそこ優秀な高校生なので、 何もかもがうまくいくこともあれば、 絶望的にうまくいかないときもあるし。
でも、人間なんてそんなものでしょ。 自分の非なら認めるべきではあると思うけれど、 僕が結構優秀であることには変わりないと思うから。
[ 僕のご近所さんに聞いてもらえれば、 僕がいかにふてぶてしい生き物かというのは、 理解してもらえると思うんだけれど、
あいにく彼女はここにいないので、 ツッコミ不在というやつである。残念ながら。]
(154) 2019/06/15(Sat) 02時半頃
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……けど、こんなことを考えているから、 僕は人付き合いがうまくいかないのかもしれない。
……笑うべきじゃなかった?
[ 高本悟が微妙な顔>>136をしていたので、 人間として不出来な僕は、 困ったように微笑み、首を傾げたりする。
冷静。>>137というのも、どうかな。 僕は随分取り乱したし、 むしゃくしゃして失言をしたりもした。 君が知らないところではね。]
(155) 2019/06/15(Sat) 02時半頃
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[ 後悔をするかもしれない。>>138 と、高本悟は言った。自信のなさげな声で。
僕は、何歩か歩いて彼に近づき、 その、やや不明瞭な表現について、 畳み掛けるように、問いかける。]
(156) 2019/06/15(Sat) 02時半頃
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[ 君と僕は、ほんの少し似ている。]
(157) 2019/06/15(Sat) 02時半頃
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……後悔。 それって、何に?
誰かが死ぬかもってこと自体? 友人を救えなかった罪悪感? 無力さ?
(158) 2019/06/15(Sat) 02時半頃
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[ この場に相応しいかはさておき、 僕は穏やかに微笑んでもいる。
それは、建前とか、表面的にとか、 そういうのじゃなく──、 蛭野京輔としての意見を述べるときに、 僕はそういうふうにしたいからであって、]
(159) 2019/06/15(Sat) 02時半頃
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……僕はね、死を選ぶ人がいること自体、 間違っているとは、思いたくない。 僕は、この世にちっとも納得してないし、 理由もなしに生きてられない。とも思う。
だから、もし、その人にとって、 明らかにそれが一番幸福で、 本当になんの未練もないのなら、 それは尊重されるべきひとつの選択だと思う。
いってらっしゃい。ありがとう。って、 見送るのも、間違ってないと思う。……思いたい。
(160) 2019/06/15(Sat) 02時半頃
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[ 可哀そうな家族を見捨てられない僕ら。 そのくせ、割り切るのが下手な僕ら。 きっと、勝手にいろんなものに失望するし、 たぶん、生きるのはあまり上手じゃないよね。]
(161) 2019/06/15(Sat) 02時半頃
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……でも、メールをくれたから。 この世界にも、入れてくれたから。
そのことについて、何も伝えず、 その人について、何も知らないまま、 現実世界に帰ることを──、僕は後悔すると思う。
その……人間だから仕方ないとかじゃなく、 僕の選択として、きっと、ずっと後悔する。
……だから、ここにいられるうちに、 この場所のことを、きちんと知りたい。
(162) 2019/06/15(Sat) 02時半頃
|
|
[ けど、まるで同じ世界を見られるわけじゃないし、 君や僕がクラスに二人もいると、恐らく、 とっても大変なので、そのくらいでちょうどいい。]
(163) 2019/06/15(Sat) 02時半頃
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|
[ 演説のようになってしまった。 話すのはあまり得意ではないというのに。
それでも、あと少しばかり言いたいことがあり、 今でもなきゃ、きっと一生言えないので、
僕は唇を動かすのをやめずに、 ほとんど同じ高さにある瞳を見ていた。]
(164) 2019/06/15(Sat) 02時半頃
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高本くんはさ、文句の一つでも言いたいって、 はじめに、僕にそう言ったでしょう。 それなら、僕は、ここに呼ばれて嬉しかったよって、 そう言うために、ホストを探そうかなと思ったんだ。
────高本くんのおかげだよ。
(165) 2019/06/15(Sat) 02時半頃
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[ 言いたいことを言ってのけて、僕は、 にっこりと笑みを深くした。それから。 ほんの少し、意地の悪い子供みたいに、 目を細めて、声を潜めて言う。内緒話みたく。]
(166) 2019/06/15(Sat) 02時半頃
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……それに。ほんとは。 どうせ僕は帰らなきゃならないんだから、 地獄をゆくのに、仲間は多い方がいいんだ。 これは──ただの、僕の我儘だけど。
(167) 2019/06/15(Sat) 02時半頃
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|
[ ほら、君が似ていると言ったように、 僕は身勝手で傲慢な性格の悪い人間なので。]
(168) 2019/06/15(Sat) 02時半頃
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[ ひょい。と数歩下がって距離を取った。 ちょっとした内緒話は終わったから。]
……だから、もう少し校舎を見てくる。 またあとでね、高本くん。
[ ひらり。と去り際に手を振った。
……さて、どこへ向かおうか。 夜にのまれた、暗い校舎の中を行く。**]
(169) 2019/06/15(Sat) 02時半頃
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|
[一階から四階へ歩きながら、 高本から ちらちらと向けられていた視線のことを考えていた。
気まずい、と思ってんだろうなあ。 俺の方から「悟」、なんて犬っぽく行くの、 ちょっと待ってるんだろうなあ。
そういうこと、ちょっと想像してしまうから ……なんにもいえなかった。
ごめんな。って心の中で謝っておく。 ごめんな、野良犬、本日閉店休業みたいです。 だからそんなにしょげるなよ。
……このところずっとお休みしてるのは ほら、明日になったら元に戻るんじゃないかな。]
(170) 2019/06/15(Sat) 05時頃
|
|
[それから、普段聞かないような事を聞いて 大事な奴の傷口を穿って そのくせ、ろくに言葉を返さずにベッドに沈む、とか。
そういうことも、 多分、元気になった俺はいい子だからしないはず。 このところ少しだけおかしいけれど、 少しだけ、だから。
多分ね。*]
(171) 2019/06/15(Sat) 05時頃
|
|
―― 現在:4階 ――
[声、が聞こえて、少なくとも俺はほっとした。 とうに消えてしまったんじゃないかって 実は、結構心配していたんだぞ。
とか、言いませんけど。>>134>>135
ただ、……そうだな、 「ここは危険だ」といいたげに あたりを伺ってから轟木が出てくるから、 俺は、ちょっとあたりを見渡した。]
(172) 2019/06/15(Sat) 05時頃
|
|
……よお。ふーた。 元気にしてた? よかった。
俺? ……んん、 煙草吸いたくて、ここに。 外でらんねえじゃん。だから。
……表情険しくなってンですケド なに。怒らないで。ね?
[俺は軽く両手をあげて笑って、 少しだけ茶化してから、]
(173) 2019/06/15(Sat) 05時頃
|
|
お前は、どうした? 颯太。
[こんなところでどうしたんだよ、って 轟木の深くなる眉間のしわを伸ばそうとして、 人差し指を伸ばした**]
(174) 2019/06/15(Sat) 05時頃
|
|
―― 保健室にて ――
[この世界の意味も、ホストの目的も、 俺にはまだ、保健室の薬の配置と同じくらい わからないものだから、 そうだなあ、って首をかしげて考えた。>>143]
わからないよな。 そいつにとって文化祭は楽しかった、って それくらいしかわからない。
うん。ありがと。 多分ただの頭痛だから、すぐ治るよ。
[薬を探してくれることに、ありがとう、を添えた。]
[「同じじゃないこと」に耳を傾けて>>145 それに気づかないでいられた時代に、思いを馳せる。]
(175) 2019/06/15(Sat) 06時頃
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|
そっか。……でも確かに。 何にもしないでも、 人は変わってくんだもん。 ちょっと困っちゃうよな。
一緒、がいいのに。そうしたら寂しくはないのに。
[いつから変わってしまうんだろうな。 進路希望を書くようになってから? それとももっと小さな頃から?
思い出そうとしても思い出せなかった。]
(176) 2019/06/15(Sat) 06時頃
|
|
[それから、高本と七月の話、に移ったと思う。 あふれている感情を前に どうしていいかもわからない女の子を 俺はじいっと見つめて
明かされる内緒話に、耳を傾けた。>>147>>148]
……うん、 ノートとか教科書。盗まれてた。
…………うん、
[零される言葉にひとつずつ、相槌を打つ。] [高本の教科書を盗んだ犯人を知って、] [その理由、に瞬きをいくつかした。>>150]
[告白、あるいは今の感情を理解するのに ほんの少し間をおいて、 「ごめんなさい」に首を横に振る。]
(177) 2019/06/15(Sat) 06時頃
|
|
ヨーコねーさんは、 あいつを守りたかったんだ?
成績が優秀な奴のが盗まれない、なんて おかしいし
……とにかく、そういうことなら、 俺に謝る必要は、ないって。
[教科書代を俺が払ったわけでもない。 貸して迷惑をしたわけでもない。
だからどういうことをしたのであれ、 けなげな女の子の気持ちを否定することはしない。]
(178) 2019/06/15(Sat) 06時頃
|
|
…………ヨーコねーさん。
[それから―― 渡された痛みに、 思わず少し表情をゆがめてしまう。>>151
……その悲しみは笑えない。 …………笑えないなあ。
どうして人って変わっちゃうんだろうな。 きっと問われつくされたことで、 問うても、責めても、仕方ないことなんだけれど。]
(179) 2019/06/15(Sat) 06時頃
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|
大丈夫。聞いてるから。 無理でも……いいだろ。
[悲しい、という感情があふれて雨になる。 雪が融けて水になる。
俺はそれをじっと見つめて、 眉を下げて、努めて言葉をかけた。
今のあなたに何がしてあげられるだろうな。
昔、雨の中を濡れて帰ってきた俺に、 優しかった頃の母さんがしてくれたことを思い出した。]
(180) 2019/06/15(Sat) 06時頃
|
|
……ヨーコねーさん。 ちょっと、ごめんな。
[何か聞けることがあるなら、聞く。 そんな言葉まで聞いてから
保健室にあった、人がすっぽり包めるくらい 大きな白いタオルケットを手にとって
ふわ、と 七月の頭と背を隠すように包もうとしただろう。 雪と同じくらい白くて、 雪よりもきっと暖かい]
(181) 2019/06/15(Sat) 06時頃
|
|
外に出られないから、雪の代わりだ。 気が済むまで埋まっていいんだ。 気休めでしかないかもしれないけど、 元気になったら、出てきて。
[母さんが俺にそうしてくれたみたいに 軽く優しく、頭を撫でてから ここにいるのが高本だったらよかったのになあ、って笑う。
笑ってから、少し困ったように視線をさまよわせて]
(182) 2019/06/15(Sat) 06時頃
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|
[…………あのな。 その問いには、頷いてあげられないから、>>153 あなたが打ち明けてくれたように、 俺も少しだけ、話そうと思う。]
(183) 2019/06/15(Sat) 06時頃
|
|
………、よくわからないんだよな。
戻りたいとも思うし 戻りたくない、とも思う。 ヨーコねーさんみたいにうまくいえないけど。
…………でも ヨーコねーさんは俺よりずっと賢いから。 わかったら、教えてほしいことがあるんだ。 同じようなことを、俺も悩んだことあるから。
[ひとつ呼吸を置く。]
(184) 2019/06/15(Sat) 06時半頃
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変わっていっちゃう。 同じじゃなくなっちゃう。
怖いよ。すごく、怖いんだ。 …………それでも…………
(185) 2019/06/15(Sat) 06時半頃
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|
前を向いて、生きていける、と。 もし思えたなら、…………俺に教えて。
(186) 2019/06/15(Sat) 06時半頃
|
|
[難しいかな、って俺は苦笑する。 それから、子供をあやすように、 もう一度だけタオルケットの上から 七月の頭を撫でてようとしただろう
そこから、何か話しただろうか。
…………チャイムが鳴ったなら、 俺はきっと「行くね」ってあなたに声をかけて、 部屋を出て行った。]
(187) 2019/06/15(Sat) 06時半頃
|
|
[――ノックの音が響き渡った保健室>>142に、 あなたはいたのか、俺は知らない。**]
(188) 2019/06/15(Sat) 06時半頃
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|
──現在・保健室──
[ チャイムが鳴って、養くんが出ていって ああまた何かの合図なのかなって思いながら 私はベッドに横たわり目蓋をおろした。
それからどれくらい時間が経ったのか 扉をノックする音が聞こえて、目を覚ます。>>142
身体を起こそうとすると聞こえた声の主が分かり、 私はまた白いタオルケットに包まって 寝たフリを続けた ]**
(189) 2019/06/15(Sat) 08時半頃
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|
―― 体育館 ――
京輔は、言ってくれるなあ。
[俺はそこでようやく、>>154 くくくっと素の笑いを漏らした。
優秀すぎる俺に対して、随分と平然と 自分が「結構優秀」であることをアピールする彼の 傲慢さを、好ましく思う]
(190) 2019/06/15(Sat) 13時頃
|
|
[やっぱり、俺らは少し似ている]
(191) 2019/06/15(Sat) 13時頃
|
|
いいや。俺もいま笑ったから、おあいこ。
[京輔の問い>>155に、ひらりと手を振る。 首を傾げる京輔の図太い態度に、また笑った。 そうして近付いてきた京輔に、 俺は笑みを引っ込めて、真面目な表情になる]
(192) 2019/06/15(Sat) 13時頃
|
|
嬉しかったよなんて言ってやらない。 俺は京輔よりも、ずっとずっと性格の悪い奴だから。
やっぱり、俺は文句を言ってやろう思ってるよ。 面倒くさいことに巻き込みやがってって。 ふざけんなって。
(193) 2019/06/15(Sat) 13時頃
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[でも、方向性は正反対で]
(194) 2019/06/15(Sat) 13時頃
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何に後悔するんだろうな。 分からない。その全部かもしれない。
ただ、我儘に傲慢に高飛車に いつもみたいに「馬鹿どもに興味ねえから」って 澄ました顔でいたら、痛い目に遭う気がするんだ。
……いや。 俺としてはもう十分に 痛い目に遭っているんだけど。
[珍しく凹んでるし、と付け足して。 こういう嫌な予感は昔からよく当たるんだ]
(195) 2019/06/15(Sat) 13時頃
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[可哀相な家族を見捨てられない俺たちは、 きっとこれからも もがき苦しんでゆくのだろう]
(196) 2019/06/15(Sat) 13時頃
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違いない。
[その囁き>>167に、肯定を返す。 心の底から、笑った。 それから去り際にひらりと手を振る京輔に対して]
「仲間が多い方がいい」なんて 生易しいことは言うなよ。 せっかくの地獄なら、道連れにしてやれ。
[その一言を告げて、 やはり俺も体育館を後にするのだろう]**
(197) 2019/06/15(Sat) 13時頃
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―― 保健室 ――
[ノックをしても、返事はなかった。 俺は遠慮なく保健室の扉を開けると ベッドに大の字に寝転ぶ。
ふと、横を見る。 保健室には、先客がいた。>>189 タオルケットの中で 呼吸をして上下するその背は 寝ている人の特有の規則正しい間隔ではなく、 息を押し殺しているように、不規則だ]
(198) 2019/06/15(Sat) 13時半頃
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……葉子。 起きてるんだろ。
[目を合わせずに、保健室の天井を見つめながら 俺はそう言ってやったんだ。 努めて、穏やかな口調で。
静謐に包まれた保健室に その声は存外に大きく響いた]
(199) 2019/06/15(Sat) 13時半頃
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[返事は、葉子から返ってきただろうか。
もしもなくても、きっと俺は 勝手に話し始めるのだろうけれど]**
(200) 2019/06/15(Sat) 13時半頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/15(Sat) 13時半頃
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──現在:上階へ──
[ 高本悟とそこで別れて>>200、 それから、あてもなく校舎を歩いていた。
自分がそれなりに空腹であることに気付き、 道中見つけた袋入りのクッキーを、 数枚の硬貨と引き換えに手に取った。
対価を払う意味があるのか。 ということは、考えないでおく。
花や葉の形に型抜きされたクッキーを、 口の中に放り込みながら階段を上る。
食べ歩きは行儀が悪いけれど、 文化祭なら、おかしなことじゃないはずだ。]
(201) 2019/06/15(Sat) 14時半頃
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[ 忠実に文化祭の形をした校舎。 記憶と差異のない1階、2階、3階。 その先、存在しないはずの、4階。
もうすでに何度か足を踏み入れたその場所に、 僕はまた静かな歩みで立ち入っていく。
……恐らく、足音で同じ階にいる誰かを、 驚かせるということはなかったはずだ。 あまり、動きの大きいほうではないから。]
(202) 2019/06/15(Sat) 14時半頃
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──現在:4階──
[ 薄暗い4階。煤けてさえいそうな廊下。
1階下のフロアとの差異を探すように、 ひたひたとそこを歩いていく。
……ふと、足を止める。 背後から何かの息遣い>>11がする。 金属っぽい音。水っぽい音。足音。
どうしてか、それらを聞いて、 先ほどの赤い首輪を思い出し、 ああ、獣の立てる音なのだ。と思う。 人間じゃない生き物の音。]
(203) 2019/06/15(Sat) 14時半頃
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[ 立ち止まっている。 音は背後から聞こえている。
静かでがらんどうみたいな場所を、 満たすように、いくつかの音が響き、]
……おいで、
[ 振り向いて、その場に屈む。 手に握っていた袋の口を開け、 クッキーをのせた掌を差し出してみるけれど、
……廊下は嘘みたいに静まり返っている。
いなくなった。と僕は呟き、 また、薄暗い廊下をひたひたと行く。*]
(204) 2019/06/15(Sat) 14時半頃
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──→体育館──
[ クラスメイトとのことは、>>115 表面的なことくらいしか怜奈は知らない。 瑠璃のことも。悟のことも。他の人間だって。
わからないという悟に、小さく頷く。 手放せない首輪の理由を二人で検討することは、 それ以上ないのだろう。 ]
……ホストは、この四人の誰か、か。
[ マネキンになった誰かがホストとは考えられない。 前を往く悟や、京輔、拓海。もしくは怜奈。 誰かひとりがこの精神世界を作り上げた。 ]
(205) 2019/06/15(Sat) 15時半頃
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七月さんなら、 相談を誰かにできるから大丈夫だと思う。
[ “無事”かはどうか、わからないけど。 どういった理由であれ、>>116 自身の中にため込むことはないのだろう。
謝罪には小さく頭を振って、 遠くなった二つの背に追いつくべく、足を動かす。 ]*
(206) 2019/06/15(Sat) 15時半頃
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──体育館──
[ 足を踏み入れた体育館には、 布に包まれたなにかが既に三つ並んでいた。 赤のような黒のような色に染まるは、 愛子を模したマネキンだろうか。 ]
……
[ 得体のしれないものが幾つか並んでいると思うと、 気味が悪くて仕方がない。 紫苑らしきマネキンの隣に、 持っていたマネキンを並べる。 気が付けば拓海が言葉を紡ぐ。>>112 ]
(207) 2019/06/15(Sat) 16時半頃
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あんまり、ここには居たくない。 ……それじゃあ。
[ 拓海に続いて、怜奈も発言をする。 またも、さよならも、正しくないようで、 よくわからない挨拶を一つ。
それに、なんだか喉が渇く。 飲み物を調達すべく、怜奈もまた体育館を出て、 購買へと向かう。 ]*
(208) 2019/06/15(Sat) 16時半頃
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──現在・保健室──
[ 最悪な目覚め。 声の主はそのまま保健室に入って 隣のベッドに転んでる、のだと思う。
私は息を殺して、彼が去るか眠るかするのを 待とうとしていた。それなのに ]
……………………
[ これでも隠れてるつもりだし、寝てるし。 全部見透かされてるみたいで悔しくて腹が立つ ]
(209) 2019/06/15(Sat) 17時頃
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………… 葉子はマネキンになりました。
[ 柔らかいタオルケットを堅い殻にするように 強く握りしめて、もぞり、 一層深くタオルケットに潜り込んだ ]*
(210) 2019/06/15(Sat) 17時頃
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──回想:相談事──
[ 歯切れの悪い返答に、へえと声を返す。 葉子の胸の内は勿論知ることはない。 ]
決めてる。
うち、貧乏だから、 特待生にでもならないと大学行けそうもないの。
[ 名は知れているが、難関大よりランクが低い 私立の大学の名前を幾つか付け加える。
隠すつもりはない。 おはようと言われれば、おはようと返すし、 進路はと聞かれれば、内容を話すのだ。 ]
(211) 2019/06/15(Sat) 18時頃
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[ 満足げな表情はすぐに真顔へと変わる。
春を売るのも、買うのも、悪いこと。 労働とは、もっと尊くあるべきだ。 値段もつかない労働などあってはならない。 ]
それで得たものを問題ないと感じるなら、 七月さんにとっては悪いことではないのかもね。
……それに。 私たちは、そんなことしなくても、 きちんと労働をして稼げる側の人間なのに。
[ 後半は声のトーンがおのずと低くなる。 よくない、とまた声を取り繕って。 質問の答えを返す。 ]
(212) 2019/06/15(Sat) 18時頃
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私は、大丈夫だから。
[ 平気、と付け足し、 そろそろ時間だ、と怜奈は教室を出ていく。 ]*
(213) 2019/06/15(Sat) 18時頃
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──回想・保健室──
文化祭か……楽しかったよね。 ここにいるみんなも楽しそうだった気がする。
だから文化祭なのかな? 楽しかった時間で時を止めて……うん、 でもやっぱり分からないこといっぱい。
[ 止まったままの時間のようで チャイムだけは時間を進めていくよう。
絆創膏や包帯なら見た目で分かるのに 白いだけの粒は見た目だけでは 中身が分からないみたいに、 本当のことはそうなってみないと分からない ]
(214) 2019/06/15(Sat) 18時半頃
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仕方ないことって、分かってるけどね。 全く同じでありたいわけでもないけどね。
[ 一緒なら、寂しくないのに。
そう言う彼に「養くんも寂しいの?」 と聞きかけてやめておいた ]
…………難しいね。
(215) 2019/06/15(Sat) 18時半頃
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守りたいなんて大袈裟なことは 考えてなかったと思うよ、きっと。
なんなんだろうね ……… 自分でもわけわかんなくてヤになっちゃう。
[ 笑えないけど、笑えないけど。
笑ってなきゃそれこそ本当に 立っているのも無理になりそうで。
そこに ふわり 雪のように白くて 柔らかくて暖かいタオルケットに包まれる ]
(216) 2019/06/15(Sat) 18時半頃
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…………………… 優しすぎ。
[ ああ やっぱ、無理。 泣いちゃう。止まらないよ。
暖かいかまくらの中で、 鼻をすする音だけを響かせて 今度は彼の話を聞く番 ]
(217) 2019/06/15(Sat) 18時半頃
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そう、なんだ …………
[ 返ってきた返事は、思っていたのと違った。
戻りたいと思うし、戻りたくないとも思う。
反する2つの気持ちを抱えているの、 私と蛭野くんもそうだった。 だけど皆んなそれぞれ、その種類が違う
戻りたいし、戻りたくない。 戻ってもいいし、戻らなくてもいい。 戻りたくないし、ここにいたくもない
それぞれ違う、アンビバレンツ ]
(218) 2019/06/15(Sat) 18時半頃
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養くんも、変わっていくの怖い?
・・・・ …………そっか。おんなじだね。
(219) 2019/06/15(Sat) 18時半頃
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同じだと思ってたものが違うって気付いても 実は変わってないものや、同じものもあるのかな。
[ それに…………と付け足していく ]
小学生の私と養くんはこんな話しなかったよね。
養くんがこんなに優しいのとか知らなかった。 けど、多分それは変わったんじゃないよね。 知らなかったことに、気付いた。
関係が変わったり、何かに気付くことは 全部が悪いことじゃ、ない気がする。
(220) 2019/06/15(Sat) 18時半頃
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[ だからって、前を向けるわけじゃないけど ]
養くんも、教えて。 怖くても、大丈夫って思えたら、教えて。
[ 難しいよね、って2人で苦笑いして、 頭を撫でられたらまた、滲む。
真っ白に包まれて赤い瞳をして、 可愛い表現で言えば雪兎。 実際は酷い顔してるのだろうけど
鳴り響く4度目のチャイムにまた緊張の糸を張り 部屋を出る彼を見送ると私は、 夢の中へと潜っていった ]**
(221) 2019/06/15(Sat) 18時半頃
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―― 体育館へ ――
……そうかな。そうかも、な。
[田所の言葉>>206は 存外に俺の胸に大きく突き刺さった。
そうだ。葉子は相談する友人が多くいる。 俺がいてもいなくても、なにも変わらない。
――今更彼氏面したところで何になる。
自分で言った言葉が、自分に跳ね返ってくる。 田所に自分の己惚れを指摘されたようで、 小さく息を吐き出した]
(222) 2019/06/15(Sat) 19時半頃
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「責任、とれよ」>>3:274
(223) 2019/06/15(Sat) 19時半頃
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[誰かさんに言われたことが頭に、リフレインする。
どうすりゃいいんだよ、とか。 責任ってなんだよ、とか。 俺が何しようと結局変わらないだろ、とか。
言いたいことは色々とあったけれど、 目の前にいたのは何の罪もない田所であったので、 努めて穏やかな態度を心がけた。
体育館へ、足を踏み入れる。 そうしてマネキンを横たえた]
(224) 2019/06/15(Sat) 19時半頃
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[いつもサバサバとした田所に珍しく、 踵を返す際の「それじゃあ」>>208のひと言は なんだか本人も自信がなさそうに聞こえて。
「さよなら」でも「またね」でもなく、 「それじゃあ」という別れの挨拶。
俺はくすりと笑って、田所にこう返したんだ]
(225) 2019/06/15(Sat) 19時半頃
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それじゃあ。
(226) 2019/06/15(Sat) 19時半頃
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[きっと俺はいつもの委員長面と違って、 少しだけ意地悪な表情をしていたと思う。
そう言って、田所を見送っただろう]**
(227) 2019/06/15(Sat) 19時半頃
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──現在:4階──
……、よおじゃねえだろ。 何かいるぞ、ここ。獣だかゾンビだか。 お前、何も聞こえなかったのか?
吸ってる場合じゃねえし、
[ 砕けた様子で呑気に煙を纏まり歩くものだから、 怒ってなくとも怒ったみたいな顔になる。>>173 ]
(228) 2019/06/15(Sat) 20時頃
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どうしたもこうしたも、 ……って、さわんな
[ 伸びてくる手を軽く叩き落とす。>>174 ]
ただの、散歩だよ この世界がどうなってんのか見とこうと思って
[ 煤けた灰でも落とすように両手を叩き合わせ、 在る筈のない4階の廊下の奥を見渡していた。 もちろん、驚く音はもう響いてこない。>>202 ]
(229) 2019/06/15(Sat) 20時頃
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[ そして、天井の防炎装置の存在を探して 上へと向けた視線は、近くの教室の扉を捉える。 伸ばした手は、がらりと扉を開放し、 入れ──と言わんばかりの視線を向けた。
自らもまたポケットから箱から一本を伸ばして まだ煙立つ前のそれを咥えながら、 教室の窓を開け放とうとするだろう。 ]
ま、なにも出てこねえんなら、 ……俺も休憩でもするか
[ 炎の灯された拓海のそれとは異なり、 自分の火は、まだ灯されてはいなかった。 ]*
(230) 2019/06/15(Sat) 20時頃
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―― 現在:4階 ――
なに、か……? いるか? へんなものが吊られてたりはしたけど……
[きょろ、とあたりを見渡したけれど 物音が聞こえないので首をかしげる。
轟木の眉間に寄るしわを伸ばそうとして 手を叩き落された。 なぜか猫パンチを思い出したが、俺はめげない。]
(231) 2019/06/15(Sat) 20時半頃
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―― 保健室 ――
……そーですか。 マネキンさんには俺の声は届かないでしょうから これは全部俺の独り言です。
[葉子の返し>>210に、俺は拗ねた声を返した。 委員長としての仮面は脱ぎ捨てて、 餓鬼みたいに捻くれた声音で。
完璧だった恋人なんて、もういない。 素の俺は、こんな人間だ]
(232) 2019/06/15(Sat) 20時半頃
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「見えてる高本くんが全部だって思うほど 私は馬鹿じゃないよ」>>2:359
(233) 2019/06/15(Sat) 20時半頃
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つれねーの。そお、散歩。 おもしろいもんは見つかった?
[ほかに誰かがいる気配を感じないそこで、 轟木の視線の先を追う。>>230
上、横、それから、轟木の体が教室の方へ向く。 入れよ、と目線でいわれた気がして、 「ん」と頷き俺はその教室に踏み入った。
教室の窓はがらりと開いただろうか。 薄暗い教室の中で、 煙草を咥える轟木の横顔を見ている。
俺はそれを見て、ちょっと笑うと、]
(234) 2019/06/15(Sat) 20時半頃
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|
[そう言ってくれたお前に、 自分勝手な俺の姿を見せてやりましょう]
(235) 2019/06/15(Sat) 20時半頃
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あるところに、とても自分勝手な男がいました。
昔の恋人に「好き」という言葉を伝えてもらって その男は内心で喜びました。 まっすぐな気持ちが嬉しかったからです。
けれどその男には 誰かを幸せにすることなんて出来ません。
好きも愛してるも分からない、 自分勝手なその男は みんなに隠し事をしていたからです。
(236) 2019/06/15(Sat) 20時半頃
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その男は悩みを持っていました。
つらくてつらくて仕方がなくって、 誰かに八つ当たりをすることにしました。 手始めにクラスメイトの教科書を盗みました。 困っている級友を見ると、気分が晴れてきました。
男は次々に盗みを重ねていきました。 けれど、その悩み自体が なくなるわけじゃあ、ありません。
(237) 2019/06/15(Sat) 20時半頃
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[そこで、ひと呼吸を置く。 天井を見つめたまま、俺は唇を噛み締めた]
本当に最悪な男だ。
あのメールの送り主が、 最後に過ごす相手を俺に選んで ここに呼んだのなら、相当に見る目がない。
[勢いをつけて、ベッドから立ち上がる]
(238) 2019/06/15(Sat) 20時半頃
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……なあ、葉子。
今更、俺に好きって伝えて お前はどうしたかったんだよ。
(239) 2019/06/15(Sat) 20時半頃
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きっとお前が見ていた高本悟なんて きらきらした幻影だよ。 最初からいなかった。
そんな俺に、何を望む?
(240) 2019/06/15(Sat) 20時半頃
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|
そうな。休憩しよーぜ。人生の休息的な。
[またくだらないことを言って 床に灰がこぼれそうなので 手近なゴミ箱を引き寄せてから
ライターを幾度か鳴らして、ようやくつけた火を 轟木に差し出して]
火。いる?
[って、尋ねて、笑っている。 煙を小さく吐き出しながら]
(241) 2019/06/15(Sat) 20時半頃
|
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[逃げるな。責任を問え。 葉子の死を背負えるのか。
拓海に言われた台詞が、何度も何度も 頭の中にリフレインする。
なら、どうすればいいのだ。 俺は葉子が何を望んでいるかが分からない。
――人でなしだからな。
まあその問いも、独り言なんですけど]**
(242) 2019/06/15(Sat) 20時半頃
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紫苑、マネキンになったよ。 宮古さんも。 お前がいて、ほっとした。
[少し寂しげに、その事実を共有しただろう。*]
(243) 2019/06/15(Sat) 20時半頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/15(Sat) 20時半頃
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──現在:4階──
[ 先ほどまで聞こえていた音はない。>>231 まさか俺の幻聴だったか?と思うほど、 何かがいる気配もなくって、皺皺の皺は細まる。
……言っておくが、断じて猫ではない。 強いていうなら凛々しい虎だろう。そうだ。 ]
……人形がやたら吊るされてんのは俺もみた 何あれ、ただのホラーだろ
[ 肉球なんて存在はしない掌で、 開けた扉の先へと足を踏み出しながら感想を。 ]
(244) 2019/06/15(Sat) 21時頃
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まだ、なにも。 ……つうか、何かがいたから それどころじゃなかったんだよ。追われた 絶対どっかにまだいる
[ 薄暗い教室の中に光るのは、 拓海の咥える煙草の先に灯る炎ぐらい。
廊下に突っ立ってるのが怖かったわけでもない。 スプリンクラーに降られるのを避けたいだけ。 決して他意はないから注意するように。 ]
(245) 2019/06/15(Sat) 21時頃
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[ カチッ、カチッと小刻みよく鳴る ライターの音は安心する。>>241 青い炎がゆらりと揺らめいて、 口許の煙草も合わせて揺らした。 ]
ん。
[ 火を譲り受けるように先端を近づけて じゅ、と音を立ててから煙が肺を満たして。
軽く唇を開けば、口端から漏れた煙が ふたりの間を揺蕩うよう昇ってゆく。 ]
(246) 2019/06/15(Sat) 21時頃
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永遠の休息、ってか?
[ 指でとん、と煙草を弾けば灰が落ちる。 くだらないように言う拓海の言葉に、 俺自信も、くだらないことを言うように告げ。
寂しげに告げられた事実に、ゆっくり瞬いた。 ]
柊と宮古、がな。
───あと何人のこってる? のこされた候補者がだれか、分かるか?
(247) 2019/06/15(Sat) 21時頃
|
|
[ どうなっていたのか、までは問わなかった。 ただ、精神世界の主ってやつの候補が 限りなく絞られてきている頃だろうと思う。 何せ人数が少ない、もので。 ]
ほっとした、っていうけどお前、 ここから帰る方法がマネキンになるっつうなら、 いいだろ、それで。はやく帰った。だけ。 ……なんで?
[ 喜ぶべき、ことだろう。 ……それとも、なんだ。 ]
取り残されていくのが怖いのか?*
(248) 2019/06/15(Sat) 21時頃
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──現在:階下へ──
[ ひたすらに薄暗いままの4階を、 ぐるりと巡って、また階下へと。
文化祭の装いの校舎。 楽しかった。とメールの文面を思う。
楽しかった。けど、 だんだん欠けてくみたいだ。 ……ああ、そう。 打ち上げが終わって、 みんなばらばらに帰ってくみたい。]
(249) 2019/06/15(Sat) 21時半頃
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[ まだ楽しい? とぼんやり思う。 自分にか、ホストにかさえあやふやに。
……この世界のことは好きだけど、 楽しいかっていうと、どうなんだろう。 みんながいたから。だったんですね。
もう一度繰り返すようなつもりで、 あの日見れなかった場所まで、 最後の文化祭を味わうつもりで、 歩いていたはずだっていうのに、
口に放り込んだクッキーは、 ひたすらに砂糖の味。って感じだし。]
(250) 2019/06/15(Sat) 21時半頃
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[ ……結局、さっきまで、 姿の見えなかった二人はここにいるのか。 それぞれ誰かが出会っているとも知らず、
それに、ほかの人たちにも、 行き先くらい聞いてもよかったな。と思う。
あと少しくらいは、探索か捜索か、 どちらともつかない足取りで校舎を歩いて、
誰とも会わなかったら、 眠りたくなるまで、慣れた場所にでもいよう。*]
(251) 2019/06/15(Sat) 21時半頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/15(Sat) 21時半頃
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―― 現在:4階教室 ――
俺が見たのはモビールだったよ。へんなの。 ああでも、4階屋上の窓は青空だったぜ。 ちょっと和んだ。
[りりしいとら。という字面を本人から聞いていたら 多分笑っていただろう。>>244 間をとって虎猫でいいんじゃないかな。]
(252) 2019/06/15(Sat) 21時半頃
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[教室へ踏み出して、 何かに追われたらしい轟木に>>245]
何それ、こえー。こわくね? ゾンビ役がゾンビに追われるってシャレにならねえよ
[「こわがってんの?」じゃなくて「こわくね?」って 同意を求めるところに、 俺の轟木への愛を感じて欲しい。注意してますよ。]
(253) 2019/06/15(Sat) 21時半頃
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[火をつける。ゆれる煙草の先に点って、 明かりが二つになる。>>246 だからって教室がめちゃくちゃ明るくなるわけじゃないけど 不気味さはちょっと減った気がして、息をついた。
煙が揺れている。]
何その言い方。クールじゃん。てか死ぬじゃん。 殺すな
[くだらない言葉を交わしながら、 マネキンがどうなっていたかを告げることなく いなくなった人間と、今いる人間を数える。]
(254) 2019/06/15(Sat) 21時半頃
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俺、お前、田所、七月、高本、蛭野。 …………さあ、なあ。 高本が七月じゃねえかって言ってたけど
[さっぱり、と肩をすくめる。 名前をあげてから、 渡された言葉>>247にどきりとした。
確かにそうだ。 いなくなった奴らが帰れたなら、それでいいし 轟木が残り続けたら、それはそれで
俺は苦笑して、とん、と灰を落とす。]
(255) 2019/06/15(Sat) 21時半頃
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颯太おまえ、鋭いなあ。 びっくりした。
…うまくいえねーけど。 あんまり、宮古のマネキンが良い状態じゃなくてさ。 無事に帰れるかもわからないから、 不安なんだよな。
ああ。でも、お前の言うとおりだよ。 このまま、取り残されるのか……って思うと
少し、怖い。 ……ううん、さびしい、かな。
[冗談めかして煙に吐き出して、 それから、小さく肩をすくめて轟木に問う。]
(256) 2019/06/15(Sat) 21時半頃
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お前はこわくねーの。 たとえば誰もこの校舎からいなくなって お前だけここに残ったら。 とりのこされたら。 ……どれだけ強くてもさ、 思うこと、ない?
[少し短くなってきた煙草を見る。 すえなくなるまで短くなったら、 この休憩を終えようと考えながら、
俺は轟木を見るでもなしにみて、 煙に視線を移した*]
(257) 2019/06/15(Sat) 22時頃
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──現在:4階──
……モビール、へんなの 俺たちの知る文化祭とは違う景色が見えんの 一体なんでなんだろうな。 青空は、ちょっとうらやましい
だから、そんな呑気にしてんな
[ 凛々しい虎は凛々しい虎なので、 異論を認めるつもりはない。>>252
そして、追いかけっこの話についても 愛ゆえの問いかけであっても答えるつもりはない。 拓海の行動についてを指摘だけして逃げる。 ]
(258) 2019/06/15(Sat) 22時半頃
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だれか、は永遠の休息になるかもだろ 殺してはねえけど
[ ひい、ふう、みい、と数えられる人数を聞き>>255 推測の限りを耳にしながら、息を吐く。 ]
京輔は、断言してた。違うって。 ……七月は、出口の鍵探してたからなあ
[ 違うかもしれない。とまでは言葉にしなかった。 どれもこれも、俺の推測でしかないもので。
輪っかを作る煙を目で追いかけて 問いかけの答えに耳を傾けた。 ]
(259) 2019/06/15(Sat) 22時半頃
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ああ、逆パターンもあり得るか。 ……たったひとりを覗いて全員死んでる、とか
でもまあ、な…… 俺以外がこの校舎からいなくなって ひとりだけ取り残されたら? ───……怖くない、つったら嘘にはなる
[ 窓枠に肘をついて、真っ暗な外を見るが 吹きすさぶ風に煙草の火が消えてしまいそうで すぐに壁に寄りかかるような姿勢に戻る。 ]
(260) 2019/06/15(Sat) 22時半頃
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でも、お前が追いかけてくんじゃねえの? うぜえくらいに付き纏ってたくせに。 ……飽きたら、ぽいか?
[ 煙を拓海の顔に吹きかけるように、 息をふわっと吐きだした。 ]
(261) 2019/06/15(Sat) 22時半頃
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それに、もしも俺がお前を置いて消えても どうせ追いかけてくんだろ?地の果てまで
(262) 2019/06/15(Sat) 22時半頃
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[ 違った?なんて言いたげに、轟木にしては 極稀な口角をあげる瞬間が見れるだろう。
とん、と灰を落とせば、 短くなりきった筒は息の根が止まりそうになる。 あと、もうひと蒸かしってところだろう。 ]
ま、んなことがあったら、 っつー話だけど。
[ すん、と鼻を鳴らし横目に拓海の方を見ていた。 ]*
(263) 2019/06/15(Sat) 22時半頃
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──購買──
[ 珈琲を飲もうと、購買にやってきた。 レジの上に置いてあるメモが目に入り、 怜奈の視線は鋭くなる。>>2:421>>2:422 ]
あ? 何勝手にツケにしてるわけ?
[ はあ、と思い切りため息をついた。 そこにいたなら、存分に文句も言えるが、 既に紫苑はここにはいないだろう。
メモを見詰めて、 字ぃへたくそと悪態をついてから、 飲み物コーナーへと向かった。 ホットコーヒーの缶を取って、プルタブを引く。 口の中に広がる苦さを味わいながら、 レジ前のメモに、追記する。 ]
(264) 2019/06/15(Sat) 22時半頃
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『三年七組柊に、 ホットコーヒー代をツケておいて』
[ 少し角ばった文字が下に並んだ。 ]*
(265) 2019/06/15(Sat) 22時半頃
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―― 現在:4階 ――
さーあ? 誰かの世界だから、かも。 思い出と何かが混ざってるとかなのかね
俺は割といつでも暢気だけどな。
[頭がぼーっとしててね、とか>>258 そういうことはいわずに、けらけら笑う。 こわくね、の問いに何も返ってこないのは気にせず]
俺とお前の話かと思ってどきどきしたわ。そーゆーこと。
……。キョースケは、まあ違いそう。 どうかな。誰なのかね。
(266) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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…………ええ?まじ。 死んだ記憶ねーから困るわ
[逆パターン、を聞いて眉間にしわをよせる。 一人を除いて皆死んでいる。 それもそれで恐ろしい。>>260
薄暗い教室の中で、外を見て、 それから壁にもたれる轟木の挙動を見ている。
やっぱり怖いだろ、と言葉をなぞろうと、して 続いた言葉に目を見開いた。]
(267) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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[珍しく笑う顔に>>263気を取られすぎて その間、きっと俺は間抜け面をさらしてたし 顔面に吹きかけられた煙を思い切り吸い込んで、 久しぶりに咳き込んだ。>>261]
……はっ、……うぇっ、げほっ おま、煙。煙、 この、おまえ
[言葉にしがたい観想を まとめて投げ渡すのに少し時間がかかる。 俺はようやく息を整えてから、 おまえな、と呆れたような声を出した。]
(268) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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お前がこの校舎に残ったら そりゃ追いかけにきますけど。ど。
もうちょっと不安に思ったりして 可愛げあるリアクションしても よろしいんですのよ。
もう……ほんと、 びっくりするこというなお前。 心中するみたいな物騒なこといわないの。 [茶化すように肩をすくめて、 俺はちびた煙草を吸う。]
(269) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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──保健室──
[ 子供みたいに拗ねた声。 どんどん、剥き出しの彼が現れる ]
………………………………
[ マネキンになった私はその声を聞くでもなく 拾うだけ。拾うだけのつもりだった ]
(270) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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[それから窓辺まで寄っていって、 横目に俺を見ていたとらね……虎の傍へ行き ふーっとじゃれるように煙を吐きかけてやった。]
ばーーか。当分飽きる予定はねーよ。残念。
[子供がじゃれるようにけらけらと笑って、 颯太の顔を覗きこんだ。 それから、窓辺の暗闇に煙草を放り投げて、 その教室を後にしただろう。]
(271) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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笑った顔。いーじゃん。 俺、お前のその顔、好きだよ 颯太
……なんつって。
[去り際にそんな言葉を落として]*
(272) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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[ 本当に彼が 犯人だったんだ ]
(273) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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[ ギュッとタオルケットを握っていた手の力を ふっと緩める。その告白を聞いても、 私には何も言うことはできない。
真っ白を見つめて黙り込むだけ。 ]
(274) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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[ 静かな空気が流れて、彼が動く気配がする。 声はさっきまでより 私を突き刺してくるみたい ]
……………………………
[ 耳を刺す言葉が止まるまで拾って、 私はしばらく考えて、ゆっくり口を開く ]
(275) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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…………… 何も望まないよ。
(276) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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[ マネキンだって言ったのに。 思い切り私に質問してくるものだから、 不機嫌に答える。
しかも何?その質問。 振った相手に投げるものじゃない。 ]
幻影に恋をしてたのは、幻影だった。
今は、性格最悪で上から目線で、 困ってる人を見て気分を晴らす……
そんな高本悟が好きなの。悪い?
(277) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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[ 開き直ったように答える口調は私だって、 付き合ってた頃みたいに可愛くみせようなんて 皆無だった ]
なんなの?傷口抉りにきたの? 性格悪いな………
[ 苦く笑って息を止めて、また大きく吸う ]
(278) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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………何も求めてなんかいないから。
もう、やめて。 私が望むことを叶えてやる、みたいなの要らない。
気持ちがないのに優しくしたり、抱きしめたり、 そういうの全部、要らないから、やめてよ……
[ それが私の望みだよっていうお返事 ]
(279) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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高本くんは?
………なんでそんな質問するの? それ聞いて、どうするの?
[ 抉りに来ただけというならそれでも結構だって タオルケットから泣き腫らした跡の残る顔を 半分だけ覗かせた。 ]*
(280) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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──美術室──
[ それから。 どのくらい経っただろう。 誰かに会うことはあったかな。
まだ然程眠くもなくって、 僕はふらりとその場所に戻ってくる。
そこら中に充ちるお祭りの日の、 さまざまな食べ物の雑多なにおいや、 4階の家庭科室で知った異臭などの、 どれとも違う、よく知った空気。]
(281) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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[ 教室へと戻る。 毛布に鞄。 紫苑の上着に触れて、迷って。
結局それは持っていくことなく、 二つの装備品を手にしながら、 階段を二階分を昇った。 そして、再び夜が更ける。 ]
(282) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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[ 目が覚めた。 ]
(283) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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[ 僕が知っている、あの日。 本物の文化祭の大部分を占める。 2つの場所の、片割れ。
……大人気企画じゃなくっても、 あの日はぽつぽつとあった人影が、 ひとつもなくて、僕しかいない。
扉を閉めきってしまえば、 そこは静かで、落ち着く。とも思う。
この世界に来た当初と同じように、 高校最後を飾るにやや異質な、 自分の制作物の前に、立って。]
(284) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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[ 携帯を見れば、習慣づいた時間である。 眠気はあまりないために、 異変でも探すか、心づもりで、 荷物はそのままに階段を一階分降りた。 ]
(285) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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[ 人の頭。人間の頭。 ……を、模したはずのそれに、 指先でなぞるように、触れる。
……ここが、瞼。頬。唇。 つつつ、と細かな凹凸を擦る。 少し指の腹に力を込めても、 赤黒い表面がはらはらと崩れて、 白い肌が姿が現すのでもないから、 ただ、指先にざらついた感触が残る。
────悪意なんて、なかった。]
(286) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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──四階:廊下──
[ ひたり、ひたりと音がする。 後ろを振り向けば、なにもいない。 ほうと向き直って息をついた後、 脹脛になにか触れた感触が伝わる。 ]
────ッ!
[ 一瞬ならば、 何か物が当たっただけと合点できたのに、 其れは足へと纏わりついている。 肉塊のような其れは汰風流だ。 人間の足首から先が、顔だろう部分についている、 どうにも受け入れがたく、気持ち悪い姿。 ]
(287) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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[ こんなところにいるはずもない。 ここは怜奈の精神世界だとでもいうのだろうか。 ]
ちがう、ちがう、ってば!
[ 足を振って、それを振り落とす。 怜奈自身、人がいないこの場所は心地よいけれど、 四階の家庭科室の惨状やマネキンの並ぶ体育館は、 居心地が非常に悪い。 そして、なにより。 怜奈自身が、クラスメイトに向かって、 あんなメールを送るとは、考えられない。 ]
(288) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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[ 謎のメールの主は言った。 楽しかった。 好きでした。 早く忘れて生きてくれ。
残りの時間を楽しんで。 ]
(289) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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[ もし田所怜奈が齢18で 世界から消えるとするならば、
恨み言に塗れた言葉を残すだろう。 ]
(290) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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[ 振り落とした汰風流は、 再び怜奈のほうへと寄ってくる。 気管支が締め付けられるようで、 息もまともにできなくて、立っていられない。 ]
……は、
[ 立ち上がって走り出してしまいたいのに、 上手くいかない。 酸素が足りない。 苦しい。
少しでも距離をとるようにと手と足で這って、 近くにあった教室へと入って、扉を閉めた。 ]
(291) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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[ 姿が視界から消えれば、幾分か気が楽になる。 背を扉に押し当て、開かないように。 開いてしまわないように。]
なんなの!?
[ やめてよ。やめてよ。 共通言語を話せていると信じていた時に、 両親にその宗教はやめてと何度も言ったことが、 頭の中によぎる。
すべてが過ぎ去るまで。目を閉じる。 ]
(292) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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[ 再び、足になにかが触れる。 目を開くと、教室の中には汰風流が、 文字通り溢れていた。 ]
ぁ、や、……ひっ
[ どこから湧きだしているのか不明だが、 どんどん数を増やしていっている。 教室から出ようとするも、 身体が思うように動かない。 できたことと言えば、 両腕で自分を抱くことだけだった。
足に纏わりついていた汰風流も、 段になり段になり、胸の高さまで来ている。 ついには、額に肉塊が触れた。 ]
(293) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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[ 救いをあげよう。 ]
(294) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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[ そんなものは、要らない。 私は何にも、 誰にだって、縋ることはない。 ]
(295) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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[ 声が聞こえた気がして、 小さな子供のように首を横に振る。 否定をすれば、 瞬間、怜奈は汰風流の群れの中に埋まった。 ]*
(296) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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[ 五度目のチャイムが鳴る。 ]
(297) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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[ 四階、生物室。 部屋の前には、 黒い顔料を踏んだような足跡が一筋のみ続いている。
足跡を辿った先の扉、 なにかが引っかかって簡単には開かない。 無理に扉を開けたなら、 そこにはマネキンが一体居るだろう。
自分を抱きしめるような恰好だ。 力を入れすぎたのだろうか、 指先はところどころヒビが入っている。 触れたなら、崩れてしまうだろう。
きつく編んだ長い三つ編みが、 田所怜奈を模していると示していた。 ]**
(298) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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[ 題をどうすると問われて、 結局無題としていたそれに、 二重線を引いて、書き足す。
家族
……どんなにあなたが嫌ったって、 この社会では醜く恐ろしいとされる、 それが、あなたの姿であって。 どんなにあなたが悲嘆に暮れても、 僕がひとりでその価値観に憤り、 拒絶と否定を繰り返していたって、 変わらないんだよ。なにひとつだって。
僕だって、そんなの知ってたし、 それでも同じ箱に生まれたんだから、 家族だから、幸せになってほしかった。]
(299) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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[ ……本当だよ。
ただ、僕が人より少し、 人間をうまくやるのげ下手だっただけ。
ばかげた社会は変えられなくっても、 ひとりの1日のうちの数時間なら、 少しくらい、よくしてあげたかった。
……そのぼろぼろの唇の端に、 軽く爪を立てる。いつもこんな顔して。 下がった口角。たまには笑いなよ。
そうやって、こすってみたって、 やっぱり、それは元ある形のままだから。
姉さんは姉さんでしかないから。]
(300) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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……そうだよねえ。
[ 僕は、小さく笑ってそれを手放し、
その場を立ち去ろうとして、ふと、 部屋の奥>>2:473に佇む、 その、柱のような形を見上げて、
……少し、もぐりこんでみたけれど、 もう夜が遅いから、ここは暗くて。
あの日見た輝きはそこにはなくって、 ただ、暗がりに色を透かして、見上げて。
……そう、夏を。少しだけ思った。]
(301) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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[ そうこうしているうちに、 もう、眠ったっていい時間になっていて。
……寝支度をして、教室に戻ろう。
轟木颯太が保健室で眠るはずで、 病人もそちらへ行くのなら、 今日は何人くらいが教室にいるのかな。 と、少し寂しく思いながら、その場を立ち去る。*]
(302) 2019/06/15(Sat) 23時頃
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──現実:4階──
誰かの思い出にしちゃ、 あんまりにもほの暗すぎだろ。
……一発、文句いってやんねえとな 犯人さまには、な。
[ 相変わらず、暢気だった。養拓海ってやつは。>>266 思い出たる世界の持ち主とは、到底思えぬほどに。 犯人捜しもほどほどに、凡ゆる想定の話へ飛躍する。
末恐ろしい妄想が膨らみ、 窓の外の闇にまでのまれそうなほどだった。 ]
(303) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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[ 晒すまぬけ面に吹きかけた煙は、>>268 どうやら拓海の肺まで沁みただろうか。 しばらくせき込む様子を、鼻で笑いながら見ては 言葉が出てくるのを、待っていた。 ]
俺に可愛げ求めるなんて、阿呆だろ それに、心中するとは一言もいってねえし
[ だから、少し調子に乗っていた俺は、 近づいてくる拓海のその先の行動の予測ができず 反抗するような煙に巻かれて、息を止めた。>>271
危ない、吸い込んじまうとこだった。 二の舞になるのは、ごめんだぞ。 ]
(304) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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[ つっても、完全に避けるのは無理で。 軽くせき込み、耐えるように息を止めれば 顔の熱が上がるのが分かる。
子犬みたいにじゃれる拓海の笑い声と、 外に飛んでいくちびた煙草の行方を目で追えば 真似っこするみたいに、自分自身も炎の消えた煙草を 暗闇の中へと放り投げていた。 ]
うるせえ、気持ち悪いこと言ってんな
[ 立ち去るその背に、ひとつ言葉を向けて ]*
(305) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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|
──チャイムの鳴る前に──
[ ───人間なので、トイレに入った。
みんながまだ寝静まる頃、教室から静かに出た。 やっぱり縄張りの保健室で寝る、……じゃなく 教室へ俺は向かったんだ。なんとなく。 連れション、なんてするタイプじゃないもので、 3階の通い慣れた男子トイレへひとりで行ったんだ。
用を済ませて、いざ教室へ戻らんとする。 そんな時だったろう。 ]
(306) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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―― それから ――
[そこからきっと、俺は階下におりて 実は全然食事をしていなかった事に気づき いくらか、購買のパンを食べた。
ふと、購買に置かれたメモを見つけては そこに記された言葉たちに笑ってしまう。]
(307) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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『3年7組の田所ちゃんにツケといてください』 蛇がのたくったような字。
『三年七組柊に、 ホットコーヒー代をツケておいて』 角ばった文字。
(308) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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[ 目の前に、あいつ≠ェ現れたんだ。 ]
……なんで、おまえ どこいたんだよ、腹減るだろ
[ 校舎に紛れて、隠れていたのだろうか? 我ながら、らしくないとは思うものの 嬉しくなって、表情が綻んでいたように思う。 近づいて、いつもみたいに腕を掴んだ。 瞬間。 ]
(309) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
|
|
……なーにしてんの。ほんと。
[この世界でのメモが いったいどうなるかはわからないけれど 俺はその文字たちもちゃんと覚えて、 パンの代金だけを置くと踵を返し、教室に向かった。]
(310) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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───ッ!?
[ どろり、と崩れ落ちた。 デブの身体は形を失い、どろんこ塗れになる。 ひとまわりもふたまわりも小さくなった塊は、 俺を見上げて、わんわんと泣き始めたのだ。 ]
(311) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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[ まるで、あの雨の日のように ]
(312) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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……なん、なんだよッ
[ うるさい、と思った。 少年のようなソプラノは耳障りで、 どろんこまみれで人の形をしたソレを、 思わず、蹴り飛ばさざるを得なかったのだ。
だって、もう捨てたんだ。 ]
(313) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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保健室じゃなくてもへーき。
[と言い張り、寝支度をした後 毛布にくるまって寝る俺の姿を いったい誰が見たか、は、知らないけど ほどなくして、きっと俺は眠りに落ちる*]
(314) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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|
強者に、なりたかったんだ
(315) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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[ 捨てたのに、現れる方が悪い。 あの日の自分はもう捨てたんだ。 弱い自分はどこにもいない筈なのに。 どうして、なんども、なんども、
こうも抉り返してくるんだ ]
(316) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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──文化祭のあった日──
[ ───あの日、おねがいを聞いたんだ。
ついてきて欲しい場所があるっていう。>>39 学校から離れた繁華街の裏通りに何の用だ? 暗いな、って思った。思ったけど、まあ、 あいつの言うことだし、と思ってついてった。
ここだよ、って到着地点を示された、 どっかの廃ビルの扉を促されるまま開いた。
評判のよくない学校の制服を着崩して身に纏う ガラの悪い男たちの視線を一斉に浴びる。 ]
(317) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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……おまえら、
[ 遠い昔の記憶が、脳裏に蘇る。
高みの見物、とは違う。 直接的に手を施してきたいじめっ子たちだった。 俺が、あいつを見ると、生まれたばかりの小鹿…… もとい、子豚のようにぷるぷると震えながら リーダー格っぽい男にへこへこ頭を下げていた。
胸の奥が、熱くなった。 それからのことなんて覚えちゃいない。 真っ先に飛び出るのは拳だったけど。 ]
(318) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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革命、なんて笑わせる
(319) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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[ 気づけば視界は薄汚れた天井を映し出していて、 集団の腕やら足やら、たまに赤い血やらが、 ちらちらと視界の端に映っていた。
ああ、自分の血かって気づくには なかなか時間がかかったけれど。 こんなのは致命傷になんかにゃなりゃしない。
視線を横に流してみると、 あのデブは俺から目を逸らして、 逃げるようにその場を立ち去っていく。
ほらな、結局こうだ。 誰も、助けちゃくれないんだ。 ]
(320) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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痛かった。すごく。 殴られるのも、蹴られるのも、 痛かったけど、それ以上に
昔のいじめっ子に会ったのも、 昔みたいに扱われているのも、 辛かったけど、それ以上に
(321) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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[ その頃には力なんか入らなくって、 ぼんやりと意識が薄れていったんだっけ。 ]
(322) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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勝手に、まもってやってるつもりだった ともだち、になれると思ってたやつに 裏切られたってことが哀しかったんだ ただの、上っ面の嘘っぱちだったんだ
(323) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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|
[ 強者になれればいいと思ってた。……いいや、 羨ましかったんだ、みんなが、純粋に。
つよく上にいる立場の人間は、 いっつも人に囲まれて楽しそうにしていた。 ともだち、だってたくさんいて、 笑いたいときも、泣きたいときも、 共有できる仲間ってやつを持っている。
そんなものは、俺の世界から見える 主観であり夢物語的な世界なのかもしれないし、 ただの、妬みと嫉みでしかないけれど。 ]
(324) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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力があるだけじゃともだちなんか作れない みんなに従うだけでもともだちなんか作れない ともだちの作り方なんか分からない
(325) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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[ ───あんなことがあったのに。 それでも、あいつの作った飯を待つなんて 本当に馬鹿だよな、って自分が笑えて来る。
封印したつもりになってた記憶だってそうだ。 またあえる、なんて期待したって仕方ないのに。
俺はいつまでたっても、変われない ]
(326) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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思い出に縋ってばかりの人生もやめたかった
(327) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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|
──現在──
[ どろんこ塗れの怪物を殴っていた、と思ってた。 あいつに自分を重ね合わせてみてるなんて、 おこがましくってたまらねえなと思う。
逃げたくて、怖くて堪らなくって、 殴り続けていたのは、自分の中心だった。
痛い、と思う暇もないと良い。 ただひたすらに傷をつけていた。 叩いて、殴って、押し潰して、抉り取って、
次第に視界がぼやけて、呼吸もしにくくなる。
無我夢中になって、ゴロン、と落ちた。 ]
(328) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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消せない傷を負った 目には見えない心の傷を
(329) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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[ 分かち合う火も、大まじめな言葉も、 向けてくれる優しさすべてを、 正面から素直に受け取れないくらいに。 ]
(330) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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[ そのマネキンは、3階男子トイレにある。 ]
(331) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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|
[ ぽっかり空いた身体の中心部。 いわゆる、心臓があるであろう辺りに穴がある。 探れども、鼓動を刻む筈の心臓はそこにはない。 空いた穴からは真っ赤な血が滴り続けており、 制服下の真っ赤なパーカーと同化している。
傍らには、真っ赤なハートのぬいぐるみ。 ちょうど猫が抱えるのに程よい大きさだ。 継ぎ接ぎにある縫い目を隠すようにと、 紺のリボンで覆うように結ばれている。 しあわせの象徴は、どこにも見当たらない。 ]
(332) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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肺に煙がゆき渡るように、満たされたかっただけ
(333) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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[ そして、幾度目かの合図が示す意味は── ]**
(334) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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―― 保健室 ――
そうだよ。性格悪いんだ。 気付くのが本当に遅かったな。
[ふん、と鼻を鳴らす。 付き合っているときは こんな言い争いすらしたことがなかった。
感情を剥き出しにして、本心を語る]
(335) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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|
分からない、そんなの。俺にだって。
[眉を寄せて、胸を押さえる。 苦しげに息を吐き出した]
ただお前が傷付いていると、 俺も苦しいんだ。 どうにかしてやりたいって思うんだ。 俺が傷つけたのにな。 おかしいだろ。
(336) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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そんなに傷付いてるっていうのに 俺にはなにも望まないって言われて。
お前も、性格悪いよ葉子。
俺の逃げ道、どこにもねえよ。
[くしゃり、と顔を崩した。 もう余裕など、どこにもない]
(337) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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あっさり別れて。 でも委員長と副委員長として 普通に上手くやっていけていて。
お前の俺に対する思いも、 そんなもんだったんだなって。
そう思うじゃないか。 聞いてない。今さらになって、好きだって。
そんなこと言われたら――……
(338) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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俺だって、お前のこと気になっちまうだろ!
(339) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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[顔を真っ赤にして、叫んだ。 きっと俺の瞳は潤んでいたように思う。 しばらく、荒い息を吐き出していた俺は]
……ばかばっか。
[小さく、独り言ちた。
周りを馬鹿と蔑んでいた俺自身も、 馬鹿だったのだろう。 そのことに、ようやく気付いた。 踵を返す。葉子に引き留められなければ そのまま保健室を後にしただろう]*
(340) 2019/06/15(Sat) 23時半頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/15(Sat) 23時半頃
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──夜:3年7組──
[ シャワーを浴びてから教室に戻る。
何も考えず、昨日と同じ位置に陣取り、 毛布にくるまって、今日も眠ろう。
養拓海>>314が教室で眠ろうとするのに、 一言、「保健室行かないの」と声をかけ、 ……けど、それだけ。
床に寝っ転がって見上げる窓の外。 相変わらず、ごうごうと白が舞っていて、 ただ白いばかりの空を仰向けに眺めているうち、 きっと、僕は眠りに落ちている。*]
(341) 2019/06/16(Sun) 00時頃
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