158 Anotherday for "wolves"
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
ドナルドに1人が投票した。
レオナルドに10人が投票した。
レオナルドは村人の手により処刑された。
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スティーブン! 今日がお前の命日だ!
2015/05/17(Sun) 03時頃
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
スティーブンが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、メルヤ、ドナルド、ラディスラヴァ、サイラス、グレッグ、ジェフ、ベネット、メアリー、クラリッサの9名。
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 03時頃
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[せんせいの持っていた燭台が床に落ちると くすぶった臭いとそれから広がる炎。
きっとその時なら消せたんだろうけど]
地獄の炎に焼かれればいいんだ。
[興奮してたわたしはそう言い捨ててその場を後にしました。
それから家のベッドに潜り込んで窓から教会の方を 吹き上げるように燃える火を 眺めていました。]
(*0) 2015/05/17(Sun) 03時頃
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―3日目・酒場裏手― [>>345これからの話し合いの為、 その言葉に少しの間考えるように押し黙った。
ここで何を確かめて―――… そして何を決めてしまうつもりなのか。
先程のサイラスとの遣り取りもあって、 クラリッサの言葉に納得するよりも先に 不安に思う気持ちの方が増していった。
だから――――]
(0) 2015/05/17(Sun) 03時半頃
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……いやだよ。
[そう、はっきりと。 拒絶の言葉をクラリッサに返した。
クラリッサが夢の話をする前に、 彼女の言葉から、 3人の視線から逃げるように 目を逸らして、集会場の方を仰ぐ。]
……それに、もう。 …時間だ。
[それは間違いではなく、票を投じる刻は近い。
クラリッサ達に伝える声の響きが怯えるような、 不安を隠せないものになったのは 昨晩の叔父のことと、 出回っている従妹の話があるからだった。**]
(1) 2015/05/17(Sun) 03時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 03時半頃
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― 深夜 → 早朝 ―
[そのよる。
ふわふわ、
浮きたつような、奇妙な夢をみた。]
[ 墨をそのまま、ひっくり返したそら。 太陽も、月もない。
星のひとかけらもない。 真っ暗 そう、真っ暗。 ]
[ 取り残された世界で。 そ、っと、黒い狼が、 (あの夜の、ねえさんだ。)
付き添って アタシのてのひらに、あかい石を落とす。]
(2) 2015/05/17(Sun) 03時半頃
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[血よりも、紅蓮に揺らめき。 焔のような色を湛えた、 まっかな まっかな、石だった。]
( どこかでみたような、 そうだ、 スティがつけてたような、)
これ、どうしたの?
[問いかけても、返事はない。 柄杓の耀かない空の下、狼は、儚げに首を振るう。 それを、不思議そうに、みつめて。
みつめて、 みつめていた、はずなのに。]
[ぱちり。]
[またたくと、漆黒の毛並みは姿を消して。]
(3) 2015/05/17(Sun) 03時半頃
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[ ワタシは、不気味な黒の天球に、 取り残されていた。 ]
…… ねえさ、
… カイド、 ううん。
…マルガレーテねえさん?
… スティ?
[返事は、ない。 奈落のような、ただただ不安にする底無しが。 風の代わりに、どろり どろり、
湿り気が、濡れ羽色を、撫ぜるだけ。]
( ひとりに、しないで ) ( 違う、わたしたちは、 『ぼくは』、ひとり、じゃ )
(4) 2015/05/17(Sun) 03時半頃
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「 …… なにを、寝惚けているの?
『つめたくなった手を離した、 ――― あの日から』
ずっと ひとりだったくせに、ねえ? 」 [ アタシであって。 ぼくでない。 記憶を閉じ込めていたはずの、 『ワタシ』が、嘲笑うこえが、した。 ]
[ 見開くひとみが。
瞬かれ、 開いたとき。 闇色は、窓から差し込む月に薄らいでいた。*]
(5) 2015/05/17(Sun) 03時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 03時半頃
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─昨夜─
[村には活気が溢れているようでした。 それは決して、いい意味のものではなく。 喧騒、木の燃える、『人々』の声。 小さな彼女は無事に復讐を果たしたようです。]
素敵な火柱。 とぉっても綺麗ね。ふふっ。
[地獄の業火に焼かれていくのは、可哀想な(やさしい)『死神』。 私はただ、鈴を転がしたように。 もしくは、しゃぼんが割れるように。 あるいは、泡沫の夢のように。 くすくすと、笑って見ていました*]
(*1) 2015/05/17(Sun) 03時半頃
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─今朝─
[投票の結果が出たのかどうか、それさえも曖昧な頭。 私は重たい身体を動かしました。 冷たい井戸水で顔を洗い、身体を洗い。 昨日届けられた気儘な猫を撫でていました。
タッ、と。 またこの猫がどこかへいこうとするものだから。]
「まって、まって、どこにいくの…?」
[私は慌てて、猫の後ろを追いました。]
(6) 2015/05/17(Sun) 04時頃
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─森─
[村の裏にある森へ、猫はさっさと姿を隠してしまいます。 追いかけてきたけれど、すぐに見失ってしまって。 私はがさがさと、葉や草を掻き分けて進みます。 服が葉っぱだらけになっていました。 ジョスランさんに会えばまた、手がかかる娘だとおもわれてしまうのかもしれません。]
(にあーお。)
(にあぁーぉ。)
[猫の鳴き声が響きます。 私がいなければあまり鳴かない猫なのに。 何かを知らせようとしているのでしょう。 枝を、花を掻き分けた、先に。]
(7) 2015/05/17(Sun) 04時頃
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[ぶらり、ぶらさがった ───レオナルドさん。]
(8) 2015/05/17(Sun) 04時頃
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[自警団の方々でしょうか。 村の『人』の誰かかもしれません。 森には狼用の罠が仕掛けられていました。
それは外から来る狼を村に入れないためなのか。 中から逃げ出す『人狼』を仕留めるためのものだったのか。 こんなもの、つい何日か前まではなかったように思います。
『共存』とは、なんだったのでしょう。 天秤は、水平などではなかったのでしょうか。 いつも通りにしていれば、すぐに元に戻ると。 謂ってくれた体が、ぶらぶらと逆さまに揺れていました。]
(9) 2015/05/17(Sun) 04時頃
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っ… !!!!!
[私は思わず走り出していました。 早く誰かに伝えなければ。 早く、誰かに、伝えなければ。
昨日ジョスランさんから聞かれた言葉が 頭をかけめぐっていました。]
(10) 2015/05/17(Sun) 04時頃
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― 診療所 ―
…… 、 …… っは、 ほんとに、夢見が悪いなあっ……!
[跳ねるように、目を醒ます。 『一日ぶり』の目覚めだけれど、 彼女が猫の代わりにすごした時間は。
いくつかの記憶の欠片に、 空白の頁をつくりながらも、 器の主がすごしたように 書き換えられていた。 ]
[ それを、微塵も疑わない。 疑えない。 ]
(11) 2015/05/17(Sun) 04時頃
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[自警団の同僚に、『変わってもらった』夜警。 (‟彼女”が頼んだことも、 また ‟彼”が頼んだように変わって、)
だから、いつもよりもはやく。 ……遠退いた現実の、(ルーおじさんの) ことばが辛うじて残るあたまで。
また、酒を飲まずに、 寝台に潜り込んだ(ことになっていた)。]
[ それが、幸か 不幸か。 ]
[ どこか、まだ朝にははやい、 仄暗い時間だっていうのに、 風が。 空気が、騒がしいような。]
…… ?
(12) 2015/05/17(Sun) 04時頃
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[ ぺたり。
寝るために脱いだ、裸足のまま。 部屋を出る、
ざわめきが、煩いのに。 (夢のせいか、鼓動さえ、) ―― なのに、やけに静かだ。 ]
[ 月夜を吸い込んだ仄暗い青年の瞳は、 猫に成り切れず、台の上の、 ランタンを灯して、昏い部屋を彷徨う。 ]
[ 背筋に奔る、嫌な予感。 ] [それを、大袈裟だって、 いつもの皮肉で笑い飛ばして欲しかったんだ。]
…… スティ、 ――― スティ?
(13) 2015/05/17(Sun) 04時頃
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せんせー? …… おかしいなあ、
[そんな冗談っぽい呼び方をしても、 返事も 気配も、一向にない。 狗は、舌打つ。 ]
…… どこいったんだ、夜中にさあ。 急患でも、来たなら騒がしくって きっと寝ちゃあ居られなかっただろうし。 …散歩でも行ってるのかい、あの医者は。
( …散歩なんて、こんな時に? )
[――― 信じてる。 信じてるはずなのに、 ]
(あの死神を気取って、 悪者になろうとしてるやつが、
犯人なわけ、…『悪魔』なわけが、ないだろ。)
(14) 2015/05/17(Sun) 04時頃
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[ なんでだろうな。 血の気のひくような、感覚がしたのは。]
…… どーせ、すぐ戻ってくるでしょ。
[心配なんかした、とか思われちゃあ。 馬鹿にされそうだから、あほらし。と。 一抹の不安を、奥底に隠す。
それでも、 醒めた頭と、寒気すら感じる肌では 眠れもしない。
酒は無いから、ホットミルクでも作ろう。 そう、ぺたり、
床を踏んだときだった。 ]
[ ―――― バンバンッ、] [ 乱雑に戸が打ち鳴らされたのは。 ]
(15) 2015/05/17(Sun) 04時頃
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─宿屋─
[私は朝も早い時間に、宿屋の扉を叩くでしょう。 いつも手を引いてくれた、彼ならきっと。] ……っ、 ……───!!!!
[扉が開いた瞬間に、出てきたのが彼であったなら。 ばたばたと涙を溢し、何度もしゃくりあげながら。 震える指先で声を落としましょう。]
「森で、レオナルドさんが、死んでるのっ!」
[震える手は、縋るように**]
(16) 2015/05/17(Sun) 04時頃
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「教会で火事なんだ、 人が足りないから消すの手伝ってくれ!
それと、怪我人が出たときのために、 先生を呼んでこいっていわれたんだけど、」
[戸を開ければ、覚えがある、 昨日『代わり』を頼んだ明るいブラウンの青年。 渋い顔を、当然浮かべかけて。 こんな時でさえ、 「スティは今居ないから、 入れちがいにならないよう、 帰ってきたら一緒にいくよ」
と、狡くも、後回しにしかけて、 ふ と。 出歩いているなら。 ] ( この狭い村だから、 探されているなら見つかりそうだよね )
(17) 2015/05/17(Sun) 04時半頃
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[そんな 考えが。
背筋の悪寒を、 『別方向』に毛を逆立てかけさせたが、 否。 まさか、 ね、 ]
[ そう思うのに、なんで、息苦しいのだろう。 ]
「なら、先生は俺が探しとくから! アルは先に教会に行ってくれよ! ひとりでも、猫の手でも借りたいくらいなんだ」
[――アタシが、その猫なんじゃなかろうな?
普段なら、そんな冗談のひとつふたつ。 余裕で飛ばしてくものだけれど、 いまだけは、そんな言葉もでなかった。
そうして、促されば あとはもう、 一度部屋へ、ブーツに足を通し、 ]
(18) 2015/05/17(Sun) 04時半頃
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[ 厚い、死神の衣のよな 外套を闇に同化させながら、 (神なんて信じる気もないのに)
祈れるものがあれば。 祈りたいよな気持ちになるのは。 不思議なようで、薄情だと、そうおもう。]
[ そして地を蹴り、駆ける最中、 まだ東雲の夜明けにははやい ] 夜から、朝へ。 ]
[移り変わる天球は、 夢と違い、いつもの群青をしていて。 すこし、こころを軽くする、反面。
ちょうど、雲間に隠れた死兆星が 見えなかったことに、眉根を顰める。 ]
(19) 2015/05/17(Sun) 04時半頃
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― → 教会/ →早朝 ―
[ ――― めらり めらり、 紅蓮は、 紅炎は 天に届き、全てを呑み込む。
奥の方は手も付けられない程 轟々 燃え上がっていた。 ]
[どこかで見せられた、 聖書に残る、ソドムの業火のように それでいて、魔女を燃やす火刑のように。]
[思わず教会嫌いの狗でさえ、 小気味いい、と思うことが出来ない。 目が釘付けになり 息を呑む。
ひとの罪を裁き。 焦がす為に神が自ら放ったような 傲慢な火柱にすら、見えた。 ]
(20) 2015/05/17(Sun) 05時頃
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[ 薄らわらいとは無縁の、険しい顔をする。 ]
…… こりゃ、凄まじいな
[ 外套の内側のポケットが、 熱くなるような気がした。
けれど、陽炎に揺ら 揺ら、 焼け落ちる教会の前では 気付くはずもない。 ]
[ 先に居た、人間の住民の目が痛かったけれど、
慣れっこだと言わんばかりに逸らし。 指揮を執る自警団の仲間にあわせて、 消化してゆく。
もっとも、凄まじい勢いで昇る火炎は 井戸から水を汲んでぶちまけたところで、 衰えをみせるわけもなく。 ]
(21) 2015/05/17(Sun) 05時頃
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[早朝までかかって、かろうじて、 入り口が焼け焦げながらも形を残す 半焼で済んだ、けれど。
――― 奥まで、手は回らなかった。]
[ は と、 息つく暇もなく。 ]
( …… そういえば、 スティはちゃんと見つかったのかねえ、) [ はた と、気付いて、 周囲を見渡して、自警団の連中に 声を掛けようとするのと。
『おい、死体があるぞ!』 と、聞こえてくるのは、 調子を併せたように、ピッタリだった。]
(22) 2015/05/17(Sun) 05時頃
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…… 死体?
[怪訝な顔をして、 肩を叩きかけた手を ひっこめる。 ――― 蒼は、声に応じるよう 骨組みだけを遺した空間を見ていた。
膨れ上がる、 背筋の『嫌悪』みたいな『悪寒』は。 『見ちゃあいけない』と、囁きかけるよう。]
( …… なんでもない、 ただ確認するだけだよ )
[それが、死体であること、でない。 知ってるひとじゃあ。
せめて、スティでないことを 朝の空に薄らいで、ぼけた星に いつのまにか、願っていたのはなんでだろう。]
(23) 2015/05/17(Sun) 05時半頃
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( 『アタシが死んだらね、 あんたを、道連れにしてやるからな。』)
[そんなことを言った、 あの日が、遠く 遠く、
吼えた声は、いまでは すっかり飼い慣らされていたことに、 冥府の猟犬も、情が湧いていたことに。
狗は、見て見ぬフリをしてきていた。]
[燃え尽きた、無惨な残骸。 梁の倒れていないところを探して、 燃え尽きた哀れな骨組みの合間、
犬猫のよに 身軽に擦り抜け、]
(24) 2015/05/17(Sun) 05時半頃
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[かつり] [硬質を強く鳴らし。] [くだらない神とやらを祀っていた 祭壇の方へ、のぼる。]
[そこにあったのは、 朽ちた棒きれに、胸を貫かれて 炭化した 男女とも分からない黒焦げの塊。]
[吐き気も、嫌悪もない。 『死体』だけなら、幾らでもみている。 近付けど 精々、顔を顰めていくくらい。]
…… ――― 、
( これじゃあ、誰かわからないじゃないか )
[不謹慎に、安堵が零れかけ、た。
全焼する程の火事でいて、 明確な形が残るわけがない。それは、そのはず、で、]
(25) 2015/05/17(Sun) 05時半頃
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…… あ、
[触れようか、触れまいか。 すこし、逡巡したけれど
燻る、肉の焦げた嫌なにおいに、 ひんまがりそうな嗅覚の嫌な鼻。 こんなところ、あまり居て気分のいいものじゃあない。 『触らないで、さっさと去ろう。』 …… そう決めかけて、 焦げた、その身に、触れてしまって、]
[こつり、] [そのはずみで、遺体からなにかが落ちる。]
[ それは。
硝子がどろり融け、フレームも原型を留めない。 けれど、確かに『眼鏡』だと、わかるもの。]
(26) 2015/05/17(Sun) 05時半頃
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――― !!
[ 拾う、
狗が良く知る、眼鏡の人物はふたり。 そして、煤に紛れて、黒いけれど。
この、色と。 曲がって、再度、冷えて固まった形。 大凡の、原型を推測すれば。 ]
[ 安堵しかけた、吐息を飲みこんだ。]
…… そんな、ね、
まさか、本当にアタシより、 … っ、ぼくより、なんてっ …!!
(許さない。 そんなの、許さない、)
(27) 2015/05/17(Sun) 06時頃
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[縋るように見た、遺髪は。 煤けて、焦げていたけれど。
――― 一部、昏い金が、 仄暗い朝日に 煌めく。]
……っははァ、… 冗談、きついよ、
そうだ、腕の、 あの、石 ―― …。
[昨日の、記憶が途切れた空き頁は。 ‟彼女”は、託された石のことを、 遺していかなかった。
それは、『本人に聞けばいい』と。 言う意味合いを籠めて、のもの。
…… けれど、 今はただ、マイナスにしか、ならなかった。]
(28) 2015/05/17(Sun) 06時頃
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―3日目・酒場裏手― [ひと、ひとりの無実がかかっていると。 こちらの拒絶にも屈せずクラリッサは、 >>3:347小屋を見たい理由を男に訴えてきただろうか。
叔父の無実を確かめるためと、 そしてクラリッサが見たという夢のことを。
もう一度拒絶の言葉を繰り返そうとして、止まる。 ドナルドの方を一瞥して、それからベネットへと。 彼らは、何かを口にしただろうか。
男の瞳は少し怯えたようにクラリッサの姿を映す…、]
(29) 2015/05/17(Sun) 06時半頃
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[遺体の腕をまくっても、 回りを見ても。
スティがつけていた、 (そう、つけていたはずの) 柘榴石は見当たらずに まあるい、銀の塊がひとつだけ。
『誰かが持っていった』なあんて。 そんな可能性も、考えもしないで、 『これがスティじゃない』理由を探そうとした。]
…なあんだ、 人騒がせだなあ。 やっぱり、 違うじゃあ 、 ―― …
[ こんっ ]
(30) 2015/05/17(Sun) 06時半頃
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…ルパートの無実を証明して…、 …それで…?
それもメアリーを疑う理由にするのか……?
[男の中にある疑念、警戒、怯え…、 それはドナルドにだけではなく、 クラリッサにも向けられるようになっていた。**]
(31) 2015/05/17(Sun) 06時半頃
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[項の冷や汗を感じながら、無理矢理、わらって。 元々おかしかったのが、更に、おかしくなりそうだ。
さっさと、スティを探そう。 ついた膝をあげようとした時、だった。 渇いた音が、焦げた絨毯に吸い込まれたのは。 …… マントから零れ落ちて、 数度 跳ねて、ころがる。 炎を閉じ込めたような、柘榴石。]
…… 、
( …… なんで、 今、ポケットから、 )
あ、 …… っ、 …、ふふっ、
[ 思考は、 ホワイトアウトしかけて、 ]
(32) 2015/05/17(Sun) 06時半頃
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あっ、ははははははははははははっ!!! ――― やだ、やだなあ!!!
[三日月が、 すべてを、塗り変えるよう、 ぐい と、 持ち上がり、
他の連中なんて、しらない。 狂ったわらいが、静寂の朝に、響きわたる。 ]
[狂喜すら宿す蒼が見開き、 焦燥と、どろり、自らにすら向く疑念。
(噫、なにかも放り投げてしまいたい)
『自分すらも信じられない』記憶に 空白の頁に縋り求めながら、 脆い焼死体を揺さぶって、揺さぶって。
… まるで、『眠ったひと』を起こすように。]
(33) 2015/05/17(Sun) 06時半頃
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なんって、趣味の悪いいやがらせ! あんたらしいよ、スティ!!
[ 信じたくないよ。 信じられないよ。
ねえ。 違うよねえ。 問い掛けながら、なんでぼくは、 『これ』がスティだって。
…… 認めてしまってるんだろう? ]
…… 起きてよ。
なあっ、馬鹿だって笑い飛ばせよ!! こんな冗談、いらない。 …ねえっ、
(34) 2015/05/17(Sun) 06時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 06時半頃
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[ 蒼は、彷徨う。
どこかに、隠れてるんじゃあないかって。 驚かせるために、わざわざ、なんて。
――― あるはずないのに、
捉えられたのは、 あるべき場所に無く、おちてもいない十字架。 吸血鬼を仕留めるような杭は、きっと。
…… 十字架で、 そんな芸当が出来るのは、 『人狼』くらいの、ものだってこと。]
[ぽたり 、 ぽたり 、 ]
[ 落ちる雫は、
時間は、 もどらない。 ]
(35) 2015/05/17(Sun) 06時半頃
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… あんたが、死神につれられちゃあ、 …… 意味、ないだろ。
泡吹かせようとする前に、 ぼくをっ、 …置いていきやがってっ…、
[ 頬を、あたたかいものをつたって、 こんな感情を味わうのは、
ああ。 『置いてかれた』痛みを感じるのは。 (二回目なのに、) 初めてかもしれない。
黒焦げの肩を、ぐ、と掴みながら、 落ちた、まっかなガーネットを拾う。 きらきら、 昏い色をして耀いていた。 ]
(36) 2015/05/17(Sun) 06時半頃
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…… 殺してやる。
――― 絶対に、見つけてだして、 犯人も、同じ目にあわせてやるっ……!!
[ それと、おなじように。
天使の蒼は、 冥府へ誘う、死天使の色に、堕ちてゆく。 いつの間にか、気を遣ってか。
自警団の連中も 近隣のひとも、 居なくなった世界で、 しばらく、誰かが来るまで、身動ぎもせず。 静かに 閑に、 嗚咽をあげていた。 **]
(37) 2015/05/17(Sun) 06時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 06時半頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 07時頃
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―昨夜・酒場― [昨夜、罪の疑いを掛けられて亡くなった宿屋の主人。 その宿屋に、顔を出しづらいのか 普段のように飲みに来る客もいなければ 亡くなった主人を悼む者も来るでもなく。]
…静かだな。
[空のコップをふたつ眺めて なんとなくもうひとつコップを取りに向かった。
台所の方に立つと、勝手口の方から兄の声。>>31 誰かと話しているような声に 耳を澄ませた。]
(38) 2015/05/17(Sun) 12時頃
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―昨晩・墓場―
[>>3:362皆で仲良く並べるかと聞かれたら、 多分NOだろう。]
俺は並んでもいい立場じゃないからな。 その辺の端にでも、打ち捨ててくれて構わない。
[そういうわけにも行かないのは承知のうえで、 猫との言葉遊びに少しだけ付き合う気になった。]
本に埋もれて死ねるなら、本望だろう。
[>>3:370伝言を受け取ってから、 そのままレオナルドの家へ。 勝手知ったると入り込んでうず高い本の合間に生存を確認。 のち、伝言を二つ届けて自宅へと戻った。*]
(39) 2015/05/17(Sun) 13時頃
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|
― 前夜:広場 ―
[>>31 クラリッサやこちらを拒む素振りを見せてたが 気が変わったらしく、グレッグと話をしばしする
それが終わり、ふらり通りかかった広場で ちょっとした騒ぎが起こっていた
『何故、この名前しか書けない?』
そして、試しに書いてみると 何の力が働いたのか、書けた名前はただひとり
――学者のレオナルド
それをペンでいくら書き直そうと試みても 名を塗り潰す事すら叶わず]
(40) 2015/05/17(Sun) 13時頃
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|
ったく、んなのでモテても困るっつうの
[聞けば、他にひとりだけ 自分の名前を書けた者がいたのだとか]
そろそろ死神からのお迎えとか 来てもおかしかねえからな
…どうせ来るなら、好みのヤツがいいな
[などと嘯きながらのんびり家に]
(41) 2015/05/17(Sun) 13時頃
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|
[目が覚めたのは まだ空が白むかどうかの間の時間
使いの鴉から、受け取る護符には何もなく 昨夜、共に宿屋へ行った片方は 多分、無事なのだろうと、微かに吐息]
で、騒がしいけどどうした?
[墓地の向こうの森の方、騒めく鴉の鳴き声と 教会の方角は、朝日と見紛う程の赫い色
>>37 火の手が上がったと気づいて慌てて向かえば 悲痛な叫びを上げる猫 それはやがて怨嗟の声となり 建物が燃え尽きようとも、その中に炎があるかの如く**]
(42) 2015/05/17(Sun) 13時頃
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|
―― 三日目/酒場裏手 ――
[クラリッサとドナルドと共に宿屋を訪ねた男は 本題をグレッグに切り出す彼女の傍に在る。 グレッグがドナルドに対して思うところがあるのは感じていた。 だから彼の反応も常より少し露な気がしたが このような状況ということもあり理解できる範疇。
見上げるクラリッサの眼差し>>3:347に 少しだけ目を細め、僅かに頷く。 意を決した彼女がグレッグへと語りかけるを間近で見守る。]
(43) 2015/05/17(Sun) 14時頃
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|
[押し黙るグレッグ>>0へと視線を移す。 彼の返事は否を示すもの>>1だった。 時間、と彼が言うを聞けば、ああ、と声を漏らした。 疑わしき者へと票を投じる時間が刻一刻と迫る。 グレッグの声の響きに怯えるような色を見出せば ベネットは彼へと向き直り]
グレッグ――…、 僕はルパートも、キミも、……メアリーも疑ってはいない。 クラリッサも、ルパートを無実と思えばこそ、此処に来た。
[敵意なきことを伝えようと真摯な響きで語りかける。]
(44) 2015/05/17(Sun) 14時頃
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|
[何か言おうとする気配をグレッグから感じるがそれは紡がれず 移ろう彼の視線が此方に止まれば>>29ゆるく頷いた。]
グレッグ、 僕はキミに危害を加える気なんてないんだ。
[彼の眸に宿る怯えの色を和らげようと言葉を重ねる。]
(45) 2015/05/17(Sun) 14時頃
|
|
[グレッグが言う>>31を聞き、はた、と瞬く。 グレッグがメアリーの名を出したこと。 先日の相談事。 彼が怯えの色をみせていること。 考えて、思い至るのは――]
――…グレッグ、 もしかして、何か、あった?
[案じるような響きを彼へと向けた。*]
(46) 2015/05/17(Sun) 14時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 14時頃
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[火事だ、の声に起こされた。 毎朝こんな感じに起きることに、慣れつつある。 それも族長があんな話をしてからずっとだ。 先日シチューにしたパンも肉もミルクももう無い、 残り物を二人で食べてから買い出しへと出かけた。]
火はもう消したのか? 場所は、ああ。教会。
[騒ぐ声から情報を拾いだして、 駆けつける頃にはものの焼ける臭いと >>37声なき慟哭を上げる猫の姿だった。]
(47) 2015/05/17(Sun) 14時半頃
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遺体に鞭打つ前にどうにかしてやれよ。
[お前の飼い主だろう、それ。]
それとも……
[まさかお前の作品じゃ、あるまいな。 悪趣味な言葉は流石に口に出ないが、 アルカイドの反応から見ても、この黒焦げは。]
このまま持ち帰る、なんて言わないよな。
[肩に手をやって、まだ布をかけてないことを思い出した。 教会なら必要そうなものは、揃っているだろうか。**]
(48) 2015/05/17(Sun) 14時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 14時半頃
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―朝―
[いつもなら、鳥のさえずる声や裏手の動物たちの鳴き声のだが、 その日はそうではなくて人の叫ぶ声で目が覚めた。
短い言葉で何かを指示する声があちこちで飛び交っていて やや怒声のような声圧におののきながら窓の向こうの方を覗いた。]
[何か黒い煙のようなものが見え、 窓を開いた時に 漂うきな臭さから 何かが燃えていることが窺えた。]
…火事……。
[あっちの方、教会がある方を見ながらわたしは思わず ベッドから飛び降りた。]
(49) 2015/05/17(Sun) 16時頃
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―未明・教会付近―
[自警団のおとなや村のおとなが消火活動に当たる。 人間のおとなは人狼のおとなをやや疎ましそうに 見ているが、今ばかりは仕方ないと言わんばかりに 意識は燃え盛る火に集中している。]
[その中にいつもスティーブン先生のところにいる 男か女か見分けがつかない人がいるのを見かけた。
向こうは消火活動、片やわたしは野次馬。 人垣に紛れて相手に見えることはなかっただろう。 辺りを見渡すと、他にも人はいただろうか。]
[燃える教会はうなりをあげて、ステンドグラスが熱に耐えきれなくなったのか時々ガラスが割れる音がする。
その恐ろしい光景が心配でしばらく眺めていたが、 ごう と風が吹くたび火の粉があがり 少女にはそれが村全体を飲み込むような気さえした。]
(50) 2015/05/17(Sun) 16時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 18時頃
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―朝―
[結局、沈下しきる前に家に戻りベッドの中で丸くなって時間をつぶした。 母の命日から二日、族長の召集が掛かった日より三日が経過した。
だが体感する時間はそれよりずっと長く濃く感じていた。]
…起きなきゃ……。
[でも外は怖いよ。]
…お父さんのおそう式……。 しなきゃ…。
[よろよろと立ち上がり服を着替え、墓地へと足を向けた**]
(51) 2015/05/17(Sun) 18時頃
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―回想・3日目・宿屋裏手― [警戒を隠そうとしない男の様子に クラリッサは、ドナルドは、何か言っただろうか。 名前を呼ばれると男の視線はベネットへと動き、 惑うように一度地面を見つめてから、 宿屋の中を案じるように視線を移した。]
…さっきまで人が来てたんだ。 メアリーに話を聞きたいって…、
…オーレリアのネックレスの話だよ。 マーゴットにメアリーがあげたものが、 それと同じものだって話が、村の中を回ってる。
[メアリーが疑われている、とベネットへと口にし 新たに訪ねてきた3人へと視線を戻す。 警戒の色が溶ける様子はない、 それでも口を開いたのは、 昨日親身に相談を聞いてくれたベネットがいるからだ。]
(52) 2015/05/17(Sun) 18時半頃
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メアリーは、ネックレスは拾ったって言ってた。 ―――…訊いたんだ。 こんな大ごとになるとは思わなかったって… こわがってさっきまで泣いてた。
[これで、メアリーへの疑惑は晴れてくれるだろうか。 不安げに3人を見てからもう一度宿屋を気にするように見て。 本人に話させた方がいいのかもしれなかったけれども、 先程までの従妹の様子を思い出すと、 会って訊けばいいと口にすることはできなかった。]
あのさ…、今日の投票のことなんだけど…、
(53) 2015/05/17(Sun) 18時半頃
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……いや、……なんでもない。
[言いかけて、言葉は続かず首を振る。 それを口にするのは『掟』に反する気がしたから。 人間との『共存』の為の一族の『掟』、
天秤を、水平に保つための。
それによって叔父は殺された。 どうすることもできないのかと。 揺らぎ、揺らぐのは渦中にいる従妹の姿を思ってのこと。]
(54) 2015/05/17(Sun) 18時半頃
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[もう一度、 クラリッサから小屋を調べたいとは訊かれただろうか。 訊かれたのなら小屋の方を仰いで、 少し考えた後「明日でいいなら…。」とぽつりと呟いた。
ドナルドと、クラリッサを見る瞳からは、 警戒と怯えの色は拭えていない。**]
(55) 2015/05/17(Sun) 18時半頃
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―朝― [昨晩、教会で火事があった。 夜、伝達の連絡は来たのだけれども、 寝ていないことも含めて体調が優れないと 消火活動は他の村の人達に頼むことにした。
顔色が本当によくなかったからか、 叔父の事もあったからか、 深く訊かれることはなく伝達に駆ける人を見送って。
宿屋の位置からも教会の方角が 闇の中。炎で仄赤く色付いているのがわかる。 まるでぽかりとそこだけ夕暮れの空になったようだ。 そんなことを考えながら早く鎮火されることを祈った。]
(56) 2015/05/17(Sun) 18時半頃
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―宿屋― [やはり簡単に寝付けるものではなくて。 浅い眠りと、覚醒とを繰り返していたからか、 未だぼんやりと頭の中に重さを感じている。
酒場に降りて、2階の方を見る。 従妹は――…まだ上で寝ていると、思っていた。]
………、……?
[着替えて、顔を洗いに行こうとして。 >>16聞こえてきた力の強すぎない戸を叩く音。 切迫した音に訝しげに扉を開くと、 厚い前髪のカーテンの下からたくさんの雨を降らす 幼馴染の姿があった。]
(57) 2015/05/17(Sun) 18時半頃
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……ラーラ…? ……どうしたんだ。
[問うのと同時に彼女の声を聴こうと、 手のひらを差し出すのは迷いのない所作で。]
…レオ…ナルド、が…?
[男の手のひらに、痞えながらも震える指先が 紡いでいく言葉に男も手を震わせてから、 縋るような指先を軽く握ってから小さく頷きを返す。]
(58) 2015/05/17(Sun) 18時半頃
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――…ちょっと、待ってて。 ……行くから。
[2階を仰いだのはメアリーを置いていってしまって 大丈夫だろうかという心配があったから。 けれどもこのまま放っておくわけにもいかずに。
ラディスラヴァに少し待ってもらうよう告げてから 一度裏手の小屋へと向かう。
他の場所には触れず、 家畜の処理用の布袋を一枚だけ取って戻ると 泣きじゃくるラディスラヴァの手を引いた。**]
ラーラ、 …近くまで、案内してくれるか?
(59) 2015/05/17(Sun) 18時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 18時半頃
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― 教会 ―
[滴るものが、枯れたとき。 瓦礫を踏みならす音が、した。>>47 重く、ぎこちない動作で首が回る。 肩に手を当てる存在は、また珍しい。] …… ジョー、 …… っふふ、随分冷静だなあ こういうことにも、慣れたかい?
[いつもの、猫目が皮肉交じりに、わらう。 頬を伝う雫の、乾ききった一筋を拭いながら。
仄暗い狗のひとみは、 殺気にも近い澱みを抱え 蒼を濁らせる。 カチリ カチリ、 時計が逆向きに回転するよに 戻らぬ針を 記憶だけを、書き換えようとする。]
…… 。
(60) 2015/05/17(Sun) 18時半頃
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そうだなあ、『スティなら』、 鞭打ってやるくらいで丁度いいけど ――― 、
( ぼくが『死神』の役目を、 審判を下すより(そのつもりも無かった癖に) 逝くなんて、 …… 逃げるなんて、 )
…… 『別のひと』だもの、ねえ?
[こころのなか。 『元』の、『個』があった時の一人称に、 鏡写しに語られるものでない 『ぼく』に。 ちいさな黒犬のような存在に、戻りながら。]
[確に在る金色に、上目を遣い、問いかける。 それはさも、‟そうであること”を望むように。 頼むから、否定してくれ。そう、追い縋る。
焼けた遺体から手を離し、掌の残る灰を、 払おうともしないまま。 ]
(61) 2015/05/17(Sun) 18時半頃
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[口に出されない言葉を、 飼い主だと。問う声がないことをいいことに。 ……‟悪いクセ” ―― 『逃避』が働いていた。
『いつものように』現実が離れていってくれるのを 待ってるのに。願っているのに。]
( ――― 分かってるさ、本当は )
( なんで、この嫌な風は。 焼けた臭いは、ぼくを引き戻そうとするんだ。)
[いつもなら掛けられそうな、悪趣味な問いは。 この時ばかりは 途切れ、潰え。
切れた言葉に、きょとり。 憂う少女とは異なる、無理矢理造られた空洞を ひとみにぽっかり開けて みつめる。 ]
…… それとも? … なんだい、
(62) 2015/05/17(Sun) 19時頃
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[顎先を、緩慢に持ち上げ。 促すように問うた。
手にした、紅い塊を。 ―― ガーネットを 見ないよう、 無意識の心理が働いて、外套に仕舞う。]
[ 犯人を、殺してやる。 …… でも、なら。スティは。]
[背反に 振り子は揺ら揺ら、] [殺意と、喪失感と。澱みだけが、残る。]
…… っはは、 死体愛好家でもないのに、 持って帰るわけ、ないでしょ。
このひともね、埋めてあげないとな。
(63) 2015/05/17(Sun) 19時頃
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[布を被せるまで、頭の回ることのない狗は。
思い出したかのように、 死体が持っていたらしい まあるくなった、銀を手に取る。
――― 回る 廻る、 呪われたような、銀の薔薇。
その形を 所在を、 何故『彼が』もっていたかを、知らないから。 拾いあげるだけ拾いあげ、不思議そうに見る。]
[ >>42赤毛の鴉の存在は、 未だ、狗も気付いていない。 気付く余裕も、ない。*]
(64) 2015/05/17(Sun) 19時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 19時頃
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―― 三日目/酒場裏手 ――
[案じるようなその眼差しの先に大事な家族がいるのだろう。 グレッグが口を開けば>>52その言葉に耳を傾ける。 相談を受け、彼に触れた分だけ、彼に対する情はわき]
――…ひと?
[誰が、とは言わぬグレッグ。 言い難い相手なのか彼の真意までは汲めないけれど 何かいえぬ理由があるのだろうと思う。]
ああ、その話ならさっきドナルドに聞いたよ。 ジョスランがその場面を見た、とか。 ドナルドもその話が気になって話を聞きに……。
[そうだったよね、とドナルドに話を振り。]
(65) 2015/05/17(Sun) 20時頃
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[グレッグの話>>53を聞きながら、先日の相談の件を思い出し そういう経緯が彼を悩ませていたのだろう、と思う。 メアリーから聞いたらしき話>>53には頷きを向け]
そう、なんだ。 拾ったもの、だったなら――…子供だし、そういう事もあるのかな。 綺麗な小石や、花を見つけて友達に贈る感覚だったとか。
[思案するようにそんな言葉を綴り、 そんな傾向があったのかを問うようにグレッグに視線を遣る。]
――…ああ、ごめん。 メアリーが泣いてたなら傍についていてあげたいよね。
[妹や弟が泣いていたら傍にいてやりたいと思うから 引き止めたことを申し訳なさそうに眉を下げ謝る。]
(66) 2015/05/17(Sun) 20時頃
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[投票のこと、と前置きがあれど 言うをやめたグレッグ>>54にことと首を傾げた。]
……グレッグ。
[言い難い何かがあるのだろうか。 案じるように彼を見詰め、ゆると首を振る。]
いつでも話を聞くから。
[ぽつ、とそれだけを彼に伝える。 明日でいいなら、という彼>>55に頷いて それでいいかと訊ねるようにクラリッサを見詰めた。*]
(67) 2015/05/17(Sun) 20時頃
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[少女の呼びかけに応じて教会の十字架に細工をする。 根元への傷>>3:*62は牙や爪を使わず道具を使用した。
彼女の仇討ちは、 彼女の強い思いを受けての協力。
メアリーの事を、ルパートの事を、 グレッグの事を思うなら、 もう少し彼女と相談したほうがよかったのかもしれない。
それでも、強き思いを抱えたままでは苦しいだろう。 思いを抑えることの苦しさは身にしみていて “味方”として協力は惜しむことなく、共犯の咎を負う。*]
(*2) 2015/05/17(Sun) 20時半頃
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[>>48>>60>>62>>63 その時、建物を舐める様に包んだ炎は どうなっていただろう
ジョスランと話す猫は即座に言葉を返し 一見すると、先程までの衝撃から 立ち直ったかの様に見えてはいるのだが]
…鳴いた鴉がもう笑ったか?
[いや、猫だろうと突っ込んでみるが 果たして、どう切り返して来るのか様子を見る
酷い姿を晒されて布を掛けられたのがスティーブンと 道中すれ違った誰かからそれとなく聞いていて 家主で恩人、猫の大切な存在だったのだろうとは薄々と]
(68) 2015/05/17(Sun) 21時頃
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…おい、それは何だ?
[>>64 猫が手にした銀色がキラリと光り目に止まる 炎の熱により溶け色もくすんでいる様だが 工房でよく見慣れた銀で]
それは、もしかしたら… スティーブンが持っていたものか?
[元の形を失ったそれが あの薔薇ではないかと顔を顰めた*]
(69) 2015/05/17(Sun) 21時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 21時頃
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―教会―
慣れもするさ、毎日遺体を見てればな。
[>>60猫の反応はいつも通り。 昨日のが借りてきた様だった、というのは?]
穴掘りのときから、 別人みたいになってたのは、何だったんだ。
[現実逃避に付き合うつもりはないが、 浮かぶ疑問は解決できればそれが望ましい。]
(70) 2015/05/17(Sun) 21時頃
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コノヒト、は、スティーブンだろう?
[>>61追い縋る目をばっさりと叩き切る。 サイラスですら受け止めていたのに、 こいつがそれを出来ないなんて、思わないから。]
でなきゃお前がそんな風に、ならない。
[猫についてそんなに詳しいつもりもないけれど、 絡まれる端々からでも感じ取れるものは、多い。]
(71) 2015/05/17(Sun) 21時頃
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布を借りてくるから、此処に居ろ。 他になにか必要か?木板?
[適当にものを見繕って駆け戻る、 全く我ながららしくない行動だ。 幸いなのは、墓地までがそう遠くないことか。]
(72) 2015/05/17(Sun) 21時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 21時頃
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[>>52 昨晩、宿屋で聞いたグレッグの話を思い出す
メアリーは拾っただけ 村中を回って大事になって 驚いて泣いてる
それらを繋ぎ合せてみても あの風の精らしからぬ流れだなと]
そうか…あの跳ねっ返りは 急にお淑やかなお姫様に変わったんだな
2日くらい顔を合せてなかったが …女の子ってそんなもんなのかねえ
[と、徐に呟く]
(73) 2015/05/17(Sun) 21時半頃
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メアリーはマーゴの敵は討ちたいとかいってねえ? ルパートも大事な親父さんだったんだし 殺った相手には、食ってかかったんだろ? 違うか?
[その現場に居合わせていなかったので 方々から漏れ聞こえる話から それらしいと思える事を繋ぎ合せてみる]
なら、マーゴに渡したモンの事よりも あの跳ねっ返りなら、敵討ちてえっていいそうだよな
[ふと、気になった部分をぽつり]
(74) 2015/05/17(Sun) 21時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 21時半頃
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あとな…グレッグ 疑う為に理由があるんじゃねえぞ
理由があるから、他人は疑うんだ
もし、メアリーや自分に疚しいことねえなら 出る所出て、胸張って申し開きすればよくねえか?
[裏を返せば、他に別の何かを隠し その露呈を防ぐため、姿を見せないのではと]
(75) 2015/05/17(Sun) 21時半頃
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─ 昨日、帰路の途中 ─
[家へと向かうために宿を離れれば、ちょうどそこへと向かう三人の人影に気づいた。 顔を上げて、いつもなら笑みのひとつでも浮かべて挨拶するところだが、目を合わせるだけが精一杯だった。
何も言わず、こちらの顔を見ればどこか気まずそうにすら見えるその表情は、既にマーゴのことを知っているといった態度として男は捉えた]
──…、明日にでも、花束買いに行くわ。弔い用に、な。
[クラリッサに気遣われれば>>3:311、それに応も否も返さず。 ただ、鈍く苦く口許を笑みに似たように持ち上げて、そんなことを告げてみる]
(76) 2015/05/17(Sun) 21時半頃
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[>>3:353ドナルドからの視線を受ければ、グレッグから聞かされたこと>>3:286を彼の口から確認し、返ってきたのはおおよそはグレッグの言葉への否定>>3:340だっただろうか]
つまりは、こうなるか? グレッグが嘘をついているか ドナルドとジョスランが揃って嘘をついているか。
[グレッグから聞かされた言葉と、ドナルドから聞かされた言葉。 それらは相反しているように思えて、男の中でそんな選択肢が浮かぶ]
独り言だ、忘れてくれ。 じゃあ、俺はこれで。
[そう話を切り上げ、帰路へと]
(77) 2015/05/17(Sun) 21時半頃
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―― 早朝 ――
[目覚めたのはいつもより早い時間だった。 外から聞こえくるざわめきに起こされて寝台をおりる。 眠気に、ふぁ、と欠伸を漏らしながら 廊下に出ると末弟も同じように起き出したよう。 その日は両親も顔を出し、住まう家族が顔を揃える珍しい朝に。]
――おはよう。 騒がしいね、何かあったのかな。 ちょっと外を見てくるから――… 先に朝ごはん食べてて。
[そう言い置いて外に出れば焦げた匂いがして 教会で火事があったという話が漏れ聞こえる。]
(78) 2015/05/17(Sun) 22時頃
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[家の前に着く頃にはちょうど、埋葬の為にスティーブンがマーゴを迎えにきていたところで>>3:352]
……すまねぇ、先生。
[亡骸を抱える彼に一言だけ、ぽつりと告げた。
マーゴを守れなかったこと、その亡骸をきちんと埋葬出来ずにいたこと。 そうして今、不甲斐ない面構えを晒していることを謝罪して、返ってくるかもしれない彼の言葉が怖くて、早足で家へと戻った。
それでも一晩経てば、詰りや皮肉なんかを受け止めるべきだと思えるから不思議だった。
もっとも。 そんな言葉を、もしかしたら違った言葉をくれたかもしれないスティーブンも、変わり果てた姿で見つかることになるのだが。*]
(79) 2015/05/17(Sun) 22時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 22時頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 22時頃
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まあ、俺もか弱い女の子虐める趣味ねえから もう少し落ち着いてからで構わねえよ
[>>52>>53>>54>>55 こちらへの警戒を露わなグレッグへは これ以上いっても拉致があかないだろうと 追及の手は緩めておき
後は、クラリッサとベネットが 彼にかける言葉を静かに聞いていた*]
(80) 2015/05/17(Sun) 22時頃
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[紅蓮が鎮まっても、 内に燻る憤怒の炎は、 ――― … 熱で死んでしまわないための、 逃避の氷に、閉じ込められ。]
[けれど、ちょっとした弾みで 零度の氷は灼熱に融けてしまうくらいに、 はたらく防衛機制のクッションは、柔い。]
[>>70淡々と語られる口に、 死体に‟慣れてしまっている”身からすれば それを疑わしいなんて、思うこともなく。
―― それも、仕方のないこと。 … そうとさえ、思う。 ]
[ 噫。 それでも。 …… 揺るがぬ姿に、 蒼氷の奥の焔は。 食いつきかねないほどに躍れど、 ‟今は”封じられていた。]
(81) 2015/05/17(Sun) 22時頃
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…… おっそろしいねえ、
戦場でもないのに、 …… こんな村で、 平和だった村で、 『慣れる』なんて。
[だから、それは。 人に対する嫌味であり、『状況』に対する嘲り。 嗤うよに、息を宙に吐き出す。 傍らの問い、>>70『別人のよう』と。 評された言の葉に、こころあたりはない。
『いつもの‟猫”だった。』
そう、書きられた記憶が、頭が痛みかけて。 逃げるよう、その疑問に、怪訝を灯した。]
(避けるはずの、墓場に、なんで付き従ったのか) (『記憶』はあっても、『理由』は思い出せない。) (自分自身の違和に、ぐるぐる、見ないフリ。)
(82) 2015/05/17(Sun) 22時頃
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… 昨日の、墓穴掘り、かい? ――― 別人って、何を言うんだよ。 ぼくは、いつも通りだったじゃあないか。
[自分をこれっぽっちも 疑うことのないように (疑いを閉じ込めて、) 狗は、さも不思議そうに、薄らと笑みを浮かべる。]
[が、 追い縋る縄が。 一条が、叩き折られれば、 濁った蒼は、 曇り硝子のように、
更に 更に、 深まり、影を差す。]
…… 、 …… 。
やだね。 いつもの仕返しかい? … スティも、 あんたも、
本当に趣味が悪いんだから、 … ――、
(83) 2015/05/17(Sun) 22時頃
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[三日月が力を失くすよう垂れさがり、
一文字に結ばれて 解れた糸を、直そうとする。
千切れた糸は。 決して、元には戻らないのに、
慌てて、繋ぎ直そうとした糸を、 振り払う、ナイフが、飛んできた。] [ 操り人形の糸は切れ、項垂れる。 ]
(84) 2015/05/17(Sun) 22時頃
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―朝・森の中― [罠がある、とは行くまでの間ラディスラヴァから 教えてもらうことになっただろうか。 足元に気をつけながら森の中を幼馴染の手を引いて歩く。
辿りついた森の中、 ゆらゆらと、風景の中で不自然な影。 逆さ吊りに揺れているレオナルドの変わり果てた姿に よろけそうになるのを、留まった。
抜けられそうで抜けられない、 少しずつ、死が近づいてくる時間は どれだけ辛かっただろうか、想像するに…]
……ひどい、ことを……。
[この罠を仕掛けたのは人間なのか、同胞なのか。 それすらもわからず、ひどく眩暈がする心地だ。]
(85) 2015/05/17(Sun) 22時頃
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[医師である男を呼びに行くか、少し悩んで。 何度も行ったり来たりをして、人を増やして、 誰かがまた罠を踏むことになってはいけない。]
ラーラ、 ごめん…手伝ってもらう。
俺、降ろすから… 一緒に、レオナルドを村まで運ぼう。
[死体を見つけた後で酷なことを頼むことになるが、 2人で運ぼう、と提案して。 足元に気をつけながら慎重に、 レオナルドを地面へと降ろした。]
(86) 2015/05/17(Sun) 22時頃
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[配達の品にあったインク――…彼へと、昨日届けていれば。 何かが、違っていれば彼は助かったのか。 これもオーレリアの時と同じで…、 きっと、何も変わらなかったのだろう。
そう思わないとやっていられない。
2人でレオナルドに手を合わせてから、 持ってきた布袋に詰めて村まで戻ることにした。]
(87) 2015/05/17(Sun) 22時頃
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[布袋を背負って、 それをラディスラヴァに隣から支えてもらって、 森から村への道を歩く。]
…ラーラ、 こうやって手を引いたのって何年ぶりだっけ?
[ぽつり、と零れたのは。 この場にそぐわない話題と小さな笑み。 幼馴染は答えを布袋を背負う手の甲にでも 声にしてくれただろうか、 それを少しこそばいと思いながら]
―――…楽しかった…よね、あの頃。 …毎日が楽しかった。 …ラーラは?…楽しかった?
[昔に浸りたくなったのはきっとこんな状況だからだ。 人間が、人狼が、身近な人が次々と死んでいく。 そして新たな一日に怯える、そんな日が続いているから。]
(88) 2015/05/17(Sun) 22時頃
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……ラーラ、ひとつ訊きたいことがあるんだ。
[囁いた言葉に幼馴染は、どんな返事をくれたのか。 レオナルドは引き上げられ、村の墓地へと一時置かれた。
墓地で誰かと会う事があれば、 その時にスティーブンの死も知ることになる。*]
(89) 2015/05/17(Sun) 22時半頃
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[ 護る氷を突き破り、 焦がれる漆黒の焔が 再び、蒼を覆った。
そのまま、すとん、と、
足から力が抜けて、座り込む。 ]
…… わかったよ。
…… 考えたくない。 全部、あんたに任せる。
[狗は、拗ねた子猫みたいに。 乱れた漆黒を、枝垂れさせてうつむく。
>>72投げっぱなしのようで、 どこか優しささえも感じる金色に。 浮かんで、すぐ消えるシャボンのよう、 そんなつぶやきは、届いたか 割れたか。]
(90) 2015/05/17(Sun) 22時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 22時半頃
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それこそ、族長の言葉通りだからな。 まだ増えるんだろう、こういうの。 根絶やしにしない限りは、ずっと。
[裏切り者が何匹村に居るのかすら把握できていないが、 慣れたと思わなければ、やっていけない。 何よりまだ、信頼している者が無事なのも大きい。]
……? いつも通りで、あれか? にしては大人しく穴掘りしてたじゃないか。 真っ先に逃げ出しそうだったのに。
[お前ああいうジメジメしてる場所嫌いだろう。]
(91) 2015/05/17(Sun) 22時半頃
|
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[ ――― そうして、 黒犬連れる『弟』が、あの金が、戻るまで。 狗は、手元の銀を、その塊をみつめる。
同時に、懐の、柘榴石。 なんで、ぼくが、持っていたのか。 ]
[ 乖離しゆく感覚と、 歯抜けの記憶、
苦い顔をして、 …『独り』、取り遺された感覚に。 ああ。 意地悪なんて、しないから。 さっさと、戻ってきなよ。
(そう思うのは、誰に、対してだろう。)
自分でさえ、わからぬまま。 ]
(92) 2015/05/17(Sun) 22時半頃
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コレで仕返しになるならスティーブンに感謝だな。 今なら俺でも勝てそうな顔だ。
ああなに、まだ泣きわめきたいのなら 聞かないふりぐらいはしてやろう。 ――俺は優しいからな。
[灰の両目を細めて笑う。 これは、そう。弱ってる猫を攻撃するチャンスだからだ 決して猫の為なんかでは無い。]
(93) 2015/05/17(Sun) 22時半頃
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[お誂え向きな袋と担架になりそうな木板を発見し 戻ってくる頃にはもう帯びた熱も落ち着く頃か。]
おい、ぼけっとしてないで働け。
[まずは罪の証を引っこ抜くところからだろう? >>92思わずアルカイドの頭をひっぱたいていた。]
浸るのは、埋葬してからだ。 その後やけ酒でもなんでもすればいい。
[付き合ってやってもいい。とは言わないけど。]
(94) 2015/05/17(Sun) 22時半頃
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─ 翌日、早朝 ─
[誰かが家の扉を慌てた様子で叩く音で、男は目を覚ました。
訪ねてきたのはアルカイドの代わりにスティーブンを探していた者>>18で、彼は教会で火事が起きたこと、そうして村中探し回っても探し人の姿が見つからないことをサイラスに告げ、医師よりはだいぶ格下の薬屋へと仕方なく助けを請いにきたのだ]
医者のが確実だけどなぁ。 俺が面倒見られんのは、多分火傷くらいだぜ。
まぁ、スティーブンが戻るまでの繋ぎ程度な。
[そう渋々頷いて、男は大慌てで着替えて使えそうな薬を鞄に詰め込み。 怪我人が控えているという教会近くの小屋へと向かう。
スティーブンが見つからないという言葉に、わずかな不安を覚えながら]
(95) 2015/05/17(Sun) 23時頃
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―― 教会 ――
[教会の入り口で男は足を止める。 少し前まで消火に明け暮れていたのだろう。 其処に残るひとびとは煤に塗れ疲労の色が濃く見える。
懸命な消火活動があり全焼は免れたこと。 焼死体がみつかったこと。
自警団のひとりをつかまえて聞けた話はそこまでだった。]
(96) 2015/05/17(Sun) 23時頃
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―回想・3日目・宿屋裏― [ドナルドの呟きに、彼の方を見る。 目があっても、目を逸らしはしなかった。 片目を失った彼と向き合ったのは、 彼が帰ってきてから初めてのことではなかろうか。]
……その2日の間に、 父親を失って、 一番仲の良かった友達も失ったんだ。
[そこでメアリーの様子が何も変わらなければ、 きっと男の方が従妹のことを追求していた。 敵討ち、と言葉にするドナルドにああ、と呟く。
多分そこが――…彼とは考えが違う部分なのか。]
(97) 2015/05/17(Sun) 23時頃
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……多分。 ……ドナルドには、わからないよ。
[ぽつりと。目を伏せて言った。 大事な人の為に、皆が皆、つよくあれるわけではない。
メアリーの気付いた時には話はもう回っていた。 それをひとりひとりに説得して回れるほどの、 つよさが、きっと今の従妹にはない。]
(98) 2015/05/17(Sun) 23時頃
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……きっと、わからないよ。
[裡の言葉を反芻するように繰り返す。 今の、男にわかったのは。 目の前の兄貴分だった男はきっと、 まだ従妹に疑いを持っているのだろうという事だけだ。
ベネットからの案じるような声掛けには、 >>67俯くようにして。 返事を返すことは、できなかった。*]
(99) 2015/05/17(Sun) 23時頃
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─ それから ─
[思いのほか怪我人は少なく、医師よりも使えない己でもそれなりに役に立ち。 そうしてお役ご免となれば、消火作業が終わった教会へと足を向けようとした。
その頃には教会の中で焼死体が見つかったこと、それが村中どこを探しても見つからないスティーブンじゃないかと言う者も現れて。
否定したい気持ちが湧くが、それはすぐに打ち消されてしまう]
(100) 2015/05/17(Sun) 23時頃
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[村中どこを探しても見つからなかったから、己は呼ばれ。 繋ぎだと言いながらも、一通り怪我人を診ることになったこと。 それを思えば、それは人の口から出た軽口なんかじゃないような気がして──……]
……嘘だろ。 アンタまだ、この村に必要とされてんのに。 俺なんかが残ってても、無力すぎるだろ。先生は、猫の面倒だって見なきゃなんねぇのに。
[真実かどうかも定かではない、人の口から出た軽口。 嘘であってほしいと願いながら、独り言をこぼした。
それでもどこかで、マーゴの近くに頼り甲斐のある彼が逝ってくれたならば安心出来るのではないかと。
そんなことを一瞬考えた自分に、反吐が出そうになった]
(101) 2015/05/17(Sun) 23時頃
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―昨夜・宿屋―
[宿屋の奥、台所の勝手口の近くで しゃがみこんでじっと耳を澄ます。 すると少し怒りの色が感じられる兄の声。>>52>>53 それから、穏やかな声…ベネットだろうか。>>65>>66
どうやら話は自分のことのようで。
低い声も聞こえる。ドナルドおじさんだろうか。 女の人の声は…多分クラリッサ…(だってマーゴはいないから…)。
聞こえる声に静かに耳を傾ければ、 断片的に会話が聞き取れた。]
(102) 2015/05/17(Sun) 23時頃
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[ゆるく、男は首を振った。 真実かどうかも判らないことを鵜呑みにして、都合のいいことを考えるのは愚かだ。
愚かな考えを振りほどき、焼死体の確認の為に教会へと足を向けようとしていたのだ。
そんな時だった。 男の視界に、教会から程近い墓地へと向かうメアリーの姿が入ってきたのは>>51]
おはよう、メアリー。 ……教会の噂、知ってるか?
火事があって、中で、人が死んでいたみたいなんだ。 スティーブン先生じゃないかって、言われてる。
[声をかけて、少女が少しでもこちらを気にしてくれたなら、そう告げるだろう。 未だ晴れぬ、疑いの眼差しを隠さずに]
(103) 2015/05/17(Sun) 23時頃
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[多分…ドナルドおじさんは わたしのこと…殺そうと思ってるんだろうなあ……。]
[現状、疑いを掛けるということは すなわち殺意に通じる。
いや、殺害行為に通じるというべきか。 殺意がなくとも人を殺せる。
そういう状況なのだ。]
普段と様子がおかしい人が疑わしいんなら… こんな今を、普段と変わらず過ごす人だけが 生き残れるんなら… そんな村…異常だよ。
[ぽつりと言うと、いつも父が使っていたコップを握りしめて、宿屋の方へと戻った。]
(104) 2015/05/17(Sun) 23時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 23時頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 23時頃
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―→墓地―
[黒いストンと落ちるシルエットのワンピースに身を包んで、墓地の方へと歩く。 いつものように駆けていく気にはなれずにいると、 サイラスに声を掛けられ、静かに目線をあげた。
猜疑。
何に対する? それは次に口を開いた相手の声でわかる。]
……先生が? はは……、バチが当たったんじゃないのかな。 お父さんを殺したから。
[目は背けずに、相手の表情の変化を漏れなく 窺うように、そのヘーゼルグリーンの双眸で じっと相手を見つめながら]
(105) 2015/05/17(Sun) 23時半頃
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サイラスは、それをわたしに聞いて どうするの?
わたしのこと、疑ってるの? わたしが、オーレリアお姉ちゃんと族長と。 マーゴと。 先生を殺したって。
疑ってるの?
(106) 2015/05/17(Sun) 23時半頃
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[アルカイドやジョスラン、ドナルドの姿も 行き交うひとびとの向こうに見える。 一歩踏み出し、彼らに声を掛けようとしたところで 焼死体がスティーブン医師であるかもしれぬという噂>>100が ベネットの耳にも止まった。]
…………。
[先ほど見えた三人へと視線を戻し、 考えるような間のあと、ゆると首を振る。 教会から背を向け、来た方向へと足を向ける。]
(107) 2015/05/17(Sun) 23時半頃
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[昔絵本で見たことがある。
魔女裁判。
今がもしそうなら、 しおらしくしていたら「人間の皮を被る」と詰られ 語気を強くすれば「本性が出た」と罵られ。
きっと、もう、人が疑う気持ちは 何をやっても消えないのだろう。]
(108) 2015/05/17(Sun) 23時半頃
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[返事はどうだったのだろうか。 憂い気に目を伏せて]
わたし、お父さんのおそう式しに行くから…。 マーゴのおそう式は、サイラスに任せるから…。 じゃあね。
[と短く別れを告げて、村の外れへ再び歩みを進めた。]
(109) 2015/05/17(Sun) 23時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 23時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 23時半頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 23時半頃
捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 23時半頃
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[>>93灰を掻き集めたよな、 ふたつの石が、細まる。
スティに感謝などとのたまう双眸を、 ぎゅう と力の入る めだまは、 いつのまにか睨めつけていて。]
… どこが、優しいっていうのさ?
[いつもと、形成逆転。 村の空気が変わってから、 移り変わる猫の気と、
ちょっかいを出される獲物が、 まるで 反転したかのような。]
(110) 2015/05/17(Sun) 23時半頃
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…へ、
逃げてばかりのアンタに。 ぼくが、
… アタシが、負けるはず、 あると思ってるのかい。
[静寂に轟々燃ゆる 犯人への憎悪の炎を燻らす傍ら、 いつも揶揄する存在の下にいるのが嫌で。
炯炯、狗は 精々の虚勢を張る。]
誰が、泣き喚いてやるか。 ……『ちょっと』、動揺しただけだよ
(111) 2015/05/17(Sun) 23時半頃
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[涙の筋をごしごし、外套で掻き消して。 自分のためか、弱みをにぎるためか。 それとも、 ……手駒に取るためか。
それ以外か。
目論見は知らず、 けれど 逃避して、地を焦がす程の 狂気に手離してもいいとおもった、 自我は、手元にようやく帰ってくる。]
[ちょっとだけ、感謝を覚えた。] [けれど、 焔は、
下火になれど消えることは、ない。]
(112) 2015/05/18(Mon) 00時頃
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[声をかけたならば、メアリーのヘーゼルグリーンの双眸がまっすぐにこちらを見上げてくる>>105。]
人を殺したバチ、か。 先生が死んだのがそれなら、マーゴが死ぬ理由にはなんねぇだろ。 あの子がバチを受ける理由なんてあるわけがない。少なくとも、俺にはそう思える。
[続けられたメアリーの言葉>>106には暫し迷うように瞳を逡巡させた後、射抜くようにしてメアリーに注ぎ直した]
昨日も言った通り、疑ってるよ。 だからこそ、お前さんの反応を見たかった。
結局は俺の目が疑いで曇ってるから、何をどう反応されたって、ああ、お前は怪しいって映るけどな。
[溜息と同時に、胸に湧く罪悪感を追い出して。 小さく、男は笑った。どこか、自重気味に]
(113) 2015/05/18(Mon) 00時頃
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寄り道させて、悪かった。 ……そうだな、マーゴの葬式、やってやんねぇとだな。
[これが日常なら、ルパートの葬式に出ると告げることも、マーゴの葬式にはお前も来いと、メアリーに告げることが出来ただろう。 そもそも日常ならば。葬式なんて言葉は、きっとまだまだ遠い筈で。
とっくに壊れたそれへの未練を感じながら、メアリーを見送ることにした]
メアリー。 お前さんの疑いを晴らすなら、何をどうすればいい?
[曇ったまなこを持つと理解しながらも。 それでもそんな言葉を最後に放つのは、男の捨てきれない弱さのせいだろう]
(114) 2015/05/18(Mon) 00時頃
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[戻る途中、呼ぶ声が聞こえた。 結局気になって様子を見に来たらしい末弟に 少しだけ困ったように目を伏せる。
先ほど姿をみたからか。 ふと、昨日、ドナルドが言っていた事が気になった。 まだ自分よりメアリーと歳の近い末弟なら分かる事もあるだろうか。 ドナルドの言うメアリーの像>>73>>74と グレッグの反応>>97>>98を思い]
ね、メアリーと親しかったりする?
[弟にとっては唐突な問い掛けだったのだろう。 きょとんとした後、ぶんぶんと大きく首が横に振られる。]
「年離れてるし、もう女の子と遊んだりしないって!」
(115) 2015/05/18(Mon) 00時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/05/18(Mon) 00時頃
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[まだまだ子供だと思っていた末弟だが もうそんな年頃なのかと、 先の反応からそんな思いが過ぎる。]
――…そっか。
[ぽつと呟く。 けれどそれだけにしては少し過剰とも感じる気がして 隣歩く弟をちらと見ればほのかに耳朶が赤く。]
あー……、いや、何でもない。
[そっとしておくのが良いだろうとその話は止める。]
(116) 2015/05/18(Mon) 00時頃
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[墓地へ行く道すがら、少し遠回りをして通るのは アネモネが咲く小道。 少女はアネモネという名前など知らない。 それはいつだってマーゴが教えてくれたから。
いつだったか匂いだけで何の花か当てた――もちろんあってるか確認したのは花屋のクラリッサだが――時はみんなで歓声をあげてマーゴを讃えたものだ。その汁液に触れると手がかぶれると聞いた>>2:144のはその時。]
こないだのところ…行きづらいから。
[マーゴと最後に行った場所。 マーゴと一緒に笑った場所。
マーゴと一緒なら、“いつも”でいられたのに。]
マーゴ…。もう会えないなんて…。 やだよ。
[もう一度あの手を引っ張って 一緒に風になりたかった。]
(117) 2015/05/18(Mon) 00時頃
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[おとなの前では仮面をかぶることにした。 強い子の仮面。
だってわたしは弱いから。 自分の見せた弱い部分を 否定されたり 疑われると どうしようもなく胸が苦しいから。
もろくて壊れやすい、わたしの仮面。]
(118) 2015/05/18(Mon) 00時頃
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ぶっ、お前ら…いつの間にそこまで仲良くなったんだよ
[ああいえばこういうの猫とジョス その応酬を眺めて、思わず噴き出した
ジョスはなんだかんだと情に厚い 幼い頃から、さり気ない気配りが見え そういう所は自分にはなく 羨ましいと思っていたし、救われてもいた]
なら、ここらで共闘してみねえ?
[敵討ちの宛ならなくはない スティーブンの埋葬が終わった頃合いに 自宅へと2人を誘う*]
(119) 2015/05/18(Mon) 00時頃
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―─ 三日目・酒場裏手 ―─
[夢で『視た』ものをそのままに これから話し合う為だと告げたなら、 口を閉ざし、逡巡を見せるグレッグが>>0 答えを選ぶまで、静かに反応を待った。
彼が出した答えは、否。>>1]
待って、グレッグ。 話を―─
[その反応に、思わず彼を止めようと 口を開きかけたけれど、とりつく島もなく。 彼の態度から見えたものは、拒絶。]
(120) 2015/05/18(Mon) 00時頃
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[配達の時に浮かべていた笑顔はそこになく 怯みそうになる自身を奮わせて]
お願い、グレッグ。 彼の無実を―─
[ (彼の死を) ]
[(自身の過ちを)] [(人の命を)] [(無実の人を)]
―─ 失いたくはない(繰り返したくない) ―─ ]
(121) 2015/05/18(Mon) 00時頃
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…… っ、
[そうして。 呆けるように 銀をみつめた、あと。 >>94あたまに軽い衝撃が、奔る。
軽く、舌を噛みそうになった。]
[ ちょっと、むっとして、見あげる。]
…… 弱ってるってわかってるなら、 もうすこし、気を遣ってくれてもいいじゃあないか。
[頭がはたらかない、なあんて、 きっと猫には言われたくないようなことを 肩を竦めて、 ぶつくさ。
それでも、下を垂れていた頭をあげて。 緩慢に、 頷きはしないけれどたちあがる。 ]
(122) 2015/05/18(Mon) 00時頃
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違うわ。 メアリーを疑う訳じゃないっ ルパートさんを失って 一番悲しんでいるのは彼女でしょう?
[彼の言葉>>31を振り払うように、左右へと首を振り揺らす]
それに私だって、もう―─
[ 間違いたくない ]
[感情的に。声にのせようとしたものに、は、と口を噤む。]
(123) 2015/05/18(Mon) 00時頃
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[(ルパートに投票したと、彼が知ったなら
彼は、私の言葉を 信じてくれるの?)]
.
(124) 2015/05/18(Mon) 00時頃
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|
…… わかったよ。
――― やけ酒って言っても、
酒を飲む相手も、 ずいぶんいなくなったけどねえ、
[濡れ羽がすこし、暗がりのなかに寂寥を宿す。 今し方ジョーが持ってきた白布を、 そ と 掴んで。
ふわり、
別れを告げるよう、 光か 闇か 。 分からぬ道に、分岐点のまえに、 座り込んでしまった足を、動かし。 ]
[ 布を、掛けてやった。 ]
(125) 2015/05/18(Mon) 00時頃
|
|
[>>110猫に笑われることはあっても、 睨まれることなんて先ず無かったから。 細まった灰色に浮かぶのは場にそぐわない喜色。]
珍しくお前の相手をしているだろう? 俺にとっちゃサービス大放出もいいところだ。
[必死で虚勢を張るのがわかるから、 それがとても悲しくて、羨ましい。 俺はもう猫みたいにはなれないから。]
(126) 2015/05/18(Mon) 00時頃
|
|
今のお前にならね。
負ける気のある喧嘩なんてふっかけるはず無い。
[それでも言葉がいつも通りの軽さになってくれば 安堵してしまうというもの。 猫がどこに転がり落ちようが知ったことはないが、 首輪をしたまま迷い猫が道を歩いていれば 飼い主のもとに連れて行くのがいつもの俺だ。 飼い主が居なければ一時的に家に持ち帰ったりもする、 ――只、それだけのこと。]
(127) 2015/05/18(Mon) 00時頃
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[言葉は途切れ、瞳は揺らぎ。 やがて光が弱ったように、翳りを見せる。 ベネットが口を開いたなら>>44、 落ち着いた様子に彼に、小さく息を漏らして 話の後を彼に任せることにした。
やがてベネットから投げられた問いに>>46、 グレッグが答え始めれば、 彼の声に耳を傾け、ゆるりと思考を巡らせる。
話の途中、耳に留まったものに、 ふと顔を上げて]
―─拾った?
[グレッグの言葉を思わず繰り返す。 ドナルドも話していた、ネックレスの話をグレッグも聞いたというネックレス……。 それを自身もどこかで見たような気がして、口元に手を当て再び考えを巡らせる。]
(128) 2015/05/18(Mon) 00時頃
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[ メアリー… ネックレス…
やがて、たどり着いたのは最後に彼女と交わしたはず会話。>>1:463 拾ったと聞いたというグレッグ。 些細なこの食い違いが、何を生むのか分からないけれど。
宿の中に居るメアリーを想いながら話すグレッグを暫く見届けた後。 明日でいいならと、呟く彼に同意を示すようにこくりと頷いて]
……グレッグ。 確かに、私も見たわ。 メアリーが銀のネックレスを手にしていたのを。 その時、彼女に聞いたの。
彼女は、拾ったのではなく、 ―─誰かに貰ったと言っていたわ。
[別れ際に、そうグレッグへと告げる。 それは、其処に居た者ならはっきりと耳にできる程の声だっただろう。*]
(129) 2015/05/18(Mon) 00時半頃
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…… 終わったら。 … アンタが、付き合ってくれるかい?
[同時に、ぽっかり 空いた洞に、 蓋がされるような感覚。 胸に突き刺せられた『罪の証』を。 華奢な腕に似つかわしくない、 剛力で 布の下から引き抜いて ―――
(焼けていた分、木の中は空に軽く。。 だから、人の身でも事足りた。)
教会の床に
打ち捨てられた木は、軽い音を鳴らして その身を、崩す。 ]
[ それを見届け、振り返って、ひとつ、誘いを。]
(130) 2015/05/18(Mon) 00時半頃
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―墓地― [ぽつぽつと、 ラディスラヴァといくつかの言葉を交わして。 日が、高くなっていく。 空を見上げてから戻ろうか、と彼女に呟いた。 もっと、泣きじゃくっていた幼馴染の傍に いてあげたい気持ちもあったけれども 昨日クラリッサに伝えていた言葉もあったから。 それが、 今日の投票に関わることかもしれなかったから。]
…ラーラ、 よかったらさ…。 …メアリーの傍にいてあげてよ…。
[誰かの、生きている人の傍にいると、 きっとそれだけで落ちつくから。 ひとりにしたくない幼馴染に、 ひとりにしたくない従妹の名前を告げて。 それから目を細めて幼馴染の前髪へと手を伸ばす。]
(131) 2015/05/18(Mon) 00時半頃
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[―――――――――………、]
[ラディスラヴァに小さく笑って、墓地を後にした。*]
(132) 2015/05/18(Mon) 00時半頃
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―少し前―
[サイラスがわたしのヘーゼルグリーンを覗くように わたしはサイラスの碧眼を覗いてた。]
お父さんが死んだの。 わたしはわかんないけど 他の人からしたら、理由があったんでしょ? マーゴに理由がないの、わたしにもわかるよ。 でもそれはきっと全員にとってそう、 ってわけじゃなかったんだよ。
[そう、均衡なんてものは始めからあったのか。 その天秤は誰のもの?その均衡は誰のもの?]
(133) 2015/05/18(Mon) 00時半頃
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[そのまま自宅に戻り家族に見聞きした事を伝えた。 朝食は母が珍しく用意したらしい。 空腹ではあるけれど現場をみてきた直後、 あまり食欲はわかなかったが、 折角用意してくれたのを無駄にするのは気が引けて、 少しだけ手をつけて、残りはまだ食べ盛りらしい弟に。]
……また、背、のびた?
[たずねれば、肯定の頷きがみえる。 まだ己の方が背が高いけれど、 まだ身長が伸びるなら、追い越されることもあるか。 複雑な思いで凡そ二人分の食事を平らげる弟を見る。]
(134) 2015/05/18(Mon) 00時半頃
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[一瞬視線から外れ ふわり彷徨う碧眼。]
[子どもにそんな力あるもんか。 そうは思うが口にはしない。 どうせ、揚げ足を取られるのだから。]
[迷って出た言葉は苦しそうで。 自嘲と無理解の混紡は 何とも肌触りの悪い言葉。]
きっとそれは…――。
(135) 2015/05/18(Mon) 00時半頃
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[ 鴉の気配がしたのは、 そんな折だっただろうか。>>68
――― 白布を被せ。 暫く、したところで。
皮肉る存在が、 またひとつ。 今日は普段遊べる相手の犬でさえ、 小憎たらしいのに 鴉まで。 ]
……は。 鴉は、アンタだろう。 ――― … 鳴いてなんかないよ。
[ 焦げた絨毯を踏み、やってくるすがた。 赤く擦れた涙筋を見ればバレバレの嘘をひとつ。
放り投げたところで掴んだままだった銀色>>69を、 目敏く見つける様は まさに鳥のよう、]
(136) 2015/05/18(Mon) 00時半頃
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[とりとめない話題。 時折来る家を出た弟妹からの手紙の話。 頻度はそれぞれ違うけれど互いの近況を知らせるそれ。 そんな中、末の妹から暫く便りがないことを案じる言葉が聞こえ 小さく頷き目を伏せる。]
落ち着いたら、会いにいってみようか。
[それが何時ともわからぬまま、そう提案して。]
(137) 2015/05/18(Mon) 00時半頃
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…… これ? ――― これ、は、
[布の下。 『人』だった 形を遺すものの方を、ちらり。 くすんだ銀を握りながら そういえば。
鴉は、そういった工房に属している。と。 どこぞで 耳に挟んだことがあったよな。]
…… 死体が、
[ 名を告げかけて。 やっぱり、止まる。
けれど、 ちらり、金色に逸れた目。 優しく、『教えられる』のは、勘弁だもの]
(138) 2015/05/18(Mon) 00時半頃
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気を使ったらお前一生増長するだろう。
[>>122そんな猫には付き合いきれない。 いや別にそんなずっと一緒にいるつもりは無いのだが。 むくれた顔を見下ろしたまま、にぃと笑う。]
何にせよ働かなければこのままだ。 そしてどうせなら自分でしたい、だろう?
[何でこんなに気を使っているんだろう、俺。]
(139) 2015/05/18(Mon) 00時半頃
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……どうしてもっていうなら
付き合ってやらん訳じゃない。お前の奢りで。
[>>125黒かった体は布にくるまれて顔を隠す。 罪の証も引き抜かれれば、あとはもう普通の遺体。]
迷い猫を保護するのは慣れてるんでね。
[俺にしてはずいぶん優しい答えだと思う。]
(140) 2015/05/18(Mon) 00時半頃
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─宿屋─
[泣きながら。 偽りの悲しみに泣きじゃくりながら。 私の裡側はただ、嗤っていました。 幼馴染みを目にしても、それは変わることなどありません。]
悲劇のヒロインぶるのも、板についてきたかしら。
[くすくす、くすくすと鈴は鳴ります。 そう、昨日の教会でも。]
(*3) 2015/05/18(Mon) 00時半頃
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[…… ――― ためらう薄唇が、 振り払う強い意志をもって、動く。]
そーだよ。
… スティが、持ってたんだ。
そういえば、銀のところっていえば、 アンタのところ、だろう? なんか、心当たりでもある?
[丸みを帯びて、原型の無い『薔薇だったもの』。
その正体を、狗は、知らない。 渡鴉が望めば、それを、ひょいと渡す。
『見終わったら返しなよ』 なあんて、 ちゃっかり、所有主を気取りながら。]
(141) 2015/05/18(Mon) 00時半頃
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―本屋― [先日と同じように本屋の扉を叩いたのは、 ベネットが自宅に戻った少し後のことか。
昨日呼びかけられた時には返事をしなかったから、 少しだけ、 バツが悪そうに呼んでもらったベネットへと笑った。]
…今からクラリッサのところに行くつもりなんだ。
[小屋を見せる約束、と言葉を続ける。]
(142) 2015/05/18(Mon) 00時半頃
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…クラリッサは、 メアリーを疑うわけじゃないって言ってたし…、 ルパートの無実がわかるのはさ…、 …俺も嬉しいことだから。
…確認したらすぐわかることなら、 俺1人が付き添えばいいのかなって。
[次の投票までにゆっくりしているわけにもいかない。 だから、手短に済ませるつもりだから、 誘いにきたわけではないとベネットに告げて。 昨日の、クラリッサが告げた証言の相違には。 ベネットはどう感じただろうか。目を細めた。]
……相談じゃないんだけどさ、 ベネットにひとつだけ…頼みがあってきたんだ。
(143) 2015/05/18(Mon) 00時半頃
|
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いや、仲良くはなってないし。 お前目まで悪くなったのか。
[>>119噴出されてむっとした。 どこが仲良く見えるんだこれと。]
共闘?いいからお前も手伝えよ。 ちょうどいいところに来たんだ。
[穴掘り要因を確保できたとほくそ笑む。 幼馴染だろうが関係なくこき使える。
その後の話は、猫次第だろう。]
(144) 2015/05/18(Mon) 00時半頃
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[教会へほどこす仕掛け。>>3:*62>>*2 優しくしてくれたお医者さんを見殺しにする、咎。 共犯を担い、重い命の星ひとつ背負いましょう。
細工は、ベネットさんと同じく人の道具を使いました。 それは私が『ひと』であるという主張。]
(*4) 2015/05/18(Mon) 00時半頃
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……その、銀の。 スティーブンが持っていたのなら、 マーゴットからかもしれない。 昨日埋めた時に回収してたのなら納得できる。
つまりドナルドからオーレリアに渡したアレだ。
[今までの所有者が全て殺されている事実に気づいて 変な汗が出る。]
アルカイド、それは手放してもいいかもしれない。
[目印なのかもしれないと、思ってしまったから。]
(145) 2015/05/18(Mon) 00時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/05/18(Mon) 00時半頃
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なら。 そうじゃないって理由を持ってるなら。 俺にはその理由の持ち主が、お前にしか見えねぇよ。
[マーゴに理由がないと口にしながら、それは全員にとっては違うと>>133。 そう口にするメアリーこそが、その理由の持ち主なのではないかと。
男が見てきたパズルピースを組み立てると、どんなにいびつでも、そんなふうに組み立てられてしまう。 だからこそ、疑いははっきりと言葉として紡がれる。
そうして問いかけに返る囁き>>135には、ただ肩を竦め。
黒衣を纏うメアリーの、風の勢いをなくした背を見送った]
(146) 2015/05/18(Mon) 00時半頃
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[>>119噴き出されば、ぱちり。 すこうし、小憎たらしく思えてたから。 否定しようとして、
――― >>144むっとした様子を、 その声を捉えれば。
今し方、したことと その相反が、おかしくって。
( 感触ののこる、髪に、 そ と 、 手が触れた。 )
…… ふふっ、…
[…… 自然に、息零れるよう、 いつものように、‟笑えた”ものだから。]
(147) 2015/05/18(Mon) 01時頃
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―― 本屋 ――
[結局いつもと同じように店の掃除をして マーガレットの花の水をかえる。 一段落したところで扉を叩く音がして出迎えようとすれば 弟が先に駆けてゆき、「お客さんだよー」なんて言いながら 自宅へと戻っていった。
グレッグ>>142をいつもと変わらぬ様子で店の中へと招き]
ああ、昨日の件だね。
[クラリッサのところに行く心算と聞けばひとつ頷いた。]
(148) 2015/05/18(Mon) 01時頃
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[グレッグの言葉>>143に相槌をうつ。]
そうだね。それがいいと思う。 大勢に見守られるのも萎縮するかもしれないし、
[彼らに付き添う事も考えたが、 グレッグの考えを尊重するように言葉を添えて。 細まる眸に、淡く笑みの形を向ける。 頼みと聞けば、はた、と瞬き]
――…ん? 頼みってなんだい? 僕にできることなら――…
[もう一度頷いて、続きを促した。]
(149) 2015/05/18(Mon) 01時頃
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あれえ、否定することでも、 恥ずかしがることないじゃあない? ねえ、ジョー。
いまさっき、何したっけえ?
[ それをいいことに。 これみよがしに、茶化してやった。]
[形成逆転を、ひっくりかえそうって、 そんな魂胆の、 『仕返し』。 ]
[ ――― 一抹。
そんなやりとりの中に、 一昨日のよな 嫌味めいたスティの声が 響くことがないのが、やっぱり、 どこか 寂しいけれど。 ]
(150) 2015/05/18(Mon) 01時頃
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─ →教会 ─
[メアリーを見送り、男は本来の目的地だった教会へと足を運ぶ。 焼けたことがありありと判る匂いに眉間を寄せ、中へと入る。
それはちょうど、中にいる三人の話が一区切り終えた頃のことで。 和やかな空気みたいなものを感じれば、どこか申し訳なさそうに、焼死体の噂を確認した旨を告げるだろう]
(151) 2015/05/18(Mon) 01時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/05/18(Mon) 01時頃
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[ >>119共闘 と、 音を聞けば、
艶を消した漆黒が、 斜めに、揃う。 ]
…… 共闘 ?
――― おもしろそうな、お誘いだけどねえ、
[>>144耳に挟む。
ちょっと、わるい顔の仮面をつくって。 有無を言わさぬように、ひとみを覗く。]
そーだなあ、 埋葬が終わってからなら、聞くよ。 鴉のも、ここに来たんだから。
…… 無論、手伝う、だろう?
(152) 2015/05/18(Mon) 01時頃
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[墓は、苦手だ。 鴉を厭う理由のように、感情の吹き溜まりだから。 なにもなくても、不安定に、揺らされる。
… けれど、今日は、 今ばかりは そんなことを、 言う気にもならなかった。
恩人を。 飼い主を。 … 時に、生かされたことに、 怨みを抱いたときも、あったけれど。
――― 見送りたかった、から。]
(153) 2015/05/18(Mon) 01時頃
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─朝、宿屋─
[火事のことは、知っていましたが 村娘の私にかかる声などきっとなく。 誰も居ない一人きりの家から、ただ焔が鎮まるのを願いながら。 天を染める紅蓮の柱を、見ていたように思います。 そこで誰が燃えているかなんて、想像出来るはずがありません。
優しくしてくれた、お医者さんが、なんて。
今は声のない嗚咽を洩らしながら。 幼馴染みの、荷運びで荒れた手に、縋りついていたでしょう。]
(154) 2015/05/18(Mon) 01時頃
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[>>147もう一度ひっぱたいてもいいだろうか と思ったが手は自重して留まった。]
あん?優しくひっぱたいてやった事しか覚えがないな。 それとももう一度されたいとか。
[やはり殴ろう。 自重した俺が阿呆だったんだ。
そう思えるぐらいいつもの猫に戻っている。]
(155) 2015/05/18(Mon) 01時頃
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[ 曇りまなこに、 哀を湛えかけたところで、 >>145『手放してもいいかもしれない』と。 どこぞ 意地悪でもなさそうな、 めずらしい忠言にも似た響きに、 (今日は、 そう、珍しいことばかり。) 鴉の隻眼から、灰に 一点、注が集まる。]
…… 『アレ』? なあに、曰くでもあるっていうの、
[そこまで言い掛けて。 スティ、マーゴ、レリア。 渡鴉以外、出てきた名が亡くなっていることに。 (しかも、 ―― 襲われていることに、)
まさか。 と、一拍遅れて気付いたけれど、 ふるり。 可能性を消すよに、首を振るった。]
(156) 2015/05/18(Mon) 01時頃
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―本屋―
……うん、それに。 うちの小屋あんま綺麗じゃないから。 大勢に見られるのはちょっと恥ずかしい。
[村中に不穏な空気が流れる中、 この家は日常を保てている方なのだと思う。 だからだろう、 本屋に訪れるとほっとした気分になるのは。 勿論それだけではなく長兄の迎える笑みに よるところも大きい、こうして冗談を返せる程には。 こちらの意見を尊重してくれるベネットに瞳を細めて。]
……うん、
[促されるような相槌を聞いた後、口を開く。]
(157) 2015/05/18(Mon) 01時頃
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―墓地―
[一日ぶりに足を運ぶ、墓地には 真新しく土を盛った場所が4つ。一列に並んでいる。
それをしばらく見つめたけれど、わたしは結局、 お母さんの墓石の前にやってきた。]
お父さんはここに…… いるんだよね? ごめんね、遅くなって。
おそう式。ここでするね。 でも、お母さんの時、あんまり何してたか覚えてないや。 みんながお母さんの入った箱の前に お花並べてたことくらいしか。
[ぽたり 零れ落ちるように流れていった涙で 初めて泣いていたことに気付いた。]
(158) 2015/05/18(Mon) 01時頃
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……それだけだよ。
ん…じゃあ、さくっと行ってこようかな。
小屋の事がわかったらさ…、 また、伝えに来るよ。
[ベネットに伝えた頼み、外を仰ぐとまた。と声を掛けて。 呼び止められないのなら次に向かうのは花屋の方へ。*]
(159) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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ご、め……なさっ……。 わたしが疑われてたんだよね。 ほっ、ほんどうは…っ! わたしの代わりに…… おと…さっ、んっ…――
[後の言葉は嗚咽と混じって うまく形成できなくて。 昨日芽生えた疑いは今日確信になって。]
守ってくれたの…うれしいけど……。 お父さんと……ッ! い、…しょがよかった…。 置いて…か…いで…。 ばか……。
[いっつもわたしに甘いお父さん。 そんなお父さんに無茶言って困らせて。 わたしは全然いい子じゃなかった。]
(160) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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[わたしが摘んできたアネモネを父に 献花したのはたっぷり泣き終えた後。
母の墓石に一輪、真っ赤なアネモネを添えて。 新しい盛土に備えなかったのは父を亡くす原因になった『村人』の投票の後、『村人』によって掘られたものだとわかるから。 万が一にもスティーブン先生のお墓だったら嫌だから。]
[それから並んだ4つの膨らみの前でしばらく悩んで。 一番小さな盛土にもう一輪添えた。 マーゴに、捧げたつもり。]
(161) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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―─ 翌朝/自室 ―─
[その朝、目が覚めたのは、何故だったか。 いつもなら鳥の囀る音が聞こえて、 窓際で休む鳥達が羽繕いするカタカタという音が聞こえるのに。
何の前触れもなく、目が覚めたのは。 とても平穏な夢を『視た』から、だろうか。 それでも、どこか虚ろな気がするのは。 誰かの手に寄って、失われていった人々を想うから。
ベッドから身体を起こして。 靄がかった頭を揺さぶり起こすように首を振る。
一番に目がいくのは、窓辺に置かれた洗面器。 ルパートとマーゴットの名が書かれた紙を避けるように傍らに置いたまま、洗面器を覗いたなら、水に浮かべたままの紙に変化があることを確かめる。]
(162) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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[最初、ひん曲がりそうな。 いやな、肉が 髪が、 ひとが、 ものが ――― 、 焦げた匂いも、暫くいれば慣れさえする。]
[猫が落ち着きを取り戻したころ、 >>151ひとつの姿が見えれば、 ]
…… ―― サイ、
[どこか、申し訳なさそうな様子に、 ふるり 首を振う。
あっさり、骸を見せる気概も、 何とか気を浮上させたとて、そんな気分にも。 やっぱり なれやしなかったけれど。
その事実を認めるように、蒼は、 ――― 被せられた、白布の方に落ちただろう。*]
(163) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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[そこで見たものは、夢で視たものを裏付けているかのように。 その存在を知らしめる。
『Mary』と書かれた紙の上に重なる、一枚の花びら。*] .
(164) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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―― 本屋 ――
[一度、二度、瞬きをする。 はたとして、納得するようにグレッグ>>157に頷き]
ああ、そうだよね……。 うちも物置とか片付いてない場所を見られるのは ちょっと、いや、結構抵抗あるかも。
[それまで気付かなかったけれど 大事なことといえグレッグに無茶を言っていたかもしれない。 思い至らなかった事を恥じるように一度目を伏せ己の首筋を撫でる。 それがグレッグの冗談であることを気付かず真に受ける形となり。
返事の後、紡がれる言葉に、 答える声は密やかなれど確かな響き。]
(165) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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悲劇のヒロイン……。 みんな誰もが自分の世界ではヒロインだよ。
マーゴもヒロインだったし、ラディスお姉ちゃんもヒロインだよ。
[と、何となく呟く。 わたしがヒロインの話はどんなだろう。 嘘と疑いと甘えで固められたお花の砂糖漬けを 摘まむような。 そんなお話なのかな。]
(*5) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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[別に安堵などしていない。]
……今日の穴は一つでいいのか。
[少し心配になるが、まだ他では騒ぎは聞いていない。]
スティーブンの横に並びたいんなら止めないが。 其処まで追いかける忠犬だったとは、驚きだな。
[>>156曰くどころではない、何かがそれにはあると思う。 猫を見下ろしてここだけ真面目な顔。]
(166) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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[手に汁液が付くことも厭わず 捧げ終えたその手は 段々と所々赤い斑模様を呈していく。
毒が身体に回るように。]
(167) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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―花屋― [本屋を出て向かう先は配送の時以外は 行き慣れない、色鮮やかな店先。
直ぐに扉を叩かずにぼんやり見上げたのは、 これから先小屋を見せることに対する少しの不安と 女の子の家の扉を叩いてご家族が出てきた時には どういう風に呼んでもらったらいいんだろうと そんな今更なことが脳裏を過っていたから。]
――――――……、
(168) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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どうしたら 終わるのかな…。
[この馬鹿げた騒動は。]
わたしは守らなきゃ
[兄を。そして、父が守ってくれた自分を。 母の墓石を険しいような泣き出しそうな顔で見つめた後 墓地を後にした。
宿屋に戻ろうか それとも、いろんな本を持ってるベネットなら 昨日、兄に掛けた穏やかな声を持つ青年なら 力を貸してくれるかもしれない、と思いながら**]
(169) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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[人が──、アルカイドが、ジョスランが、ドナルドがいる教会の、祭壇がある場所。 その場所には、建物が燃えたものとは明らかに違う匂いが立ち込めており、男の眉間は自然と寄ってしまう]
……アル──、
[声をかければ、アルカイドがふるりと首を振り>>163、そうしてその蒼の瞳が何かをくるんだ白布の方へと落とされる]
……先生、なのか。
[確認をする言葉だが、誰よりも先に反応してくれたのがアルカイドで、答えは充分だった。
マーゴには届けられなかった、安らかな眠りを祈る言葉が自然と落ちた]
(170) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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[話の区切りはグレッグのほう>>159から。 既に予定を聞いていたから――]
ああ、いってらっしゃい、かな。 うん、何か分かったら教えてくれると嬉しい。
話にきてくれてありがとう。
[掛けられる声に頷き、花屋へ向かうらしきを見送る。]
(171) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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[>>151人手が増えた、と単純に喜ぶ訳には行かなかった。]
残念ながら、だ。
単なる火事じゃない有様だ。
[つまり四人目だということだ。]
お前忙しくなるな。
[代わりというわけにはいかないのだろうけれど、 当分下手な怪我も病気もできたものではない。 生きていればの話だけど。]
(172) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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─朝、森の中─
[一度小屋に戻ったグレッグくんは、布袋を持って帰ってきました。>>59 その頃には涙もなんとか止まっていましたが 遺体を入れるための袋をみるのは、もう何度目になるでしょう。 それでも案内を頼まれたなら、足は重くても立ち上がりました。>>85
奥まった森の奥。 風にゆらゆらと揺れる、逆さまの体。 罠に注意しながら、その姿を再び見つけたなら。 私は彼を見上げていました。
ほんとうに、酷いと、おもいます。 これが人の仕掛けたものだとすれば、尚更に。]
(173) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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[狩り以外には己の爪も牙も使わない。 道具を使うはベネットにとってはそれだけの理由。]
[ラディスラヴァの声>>*3に反応するように メアリーの言葉>>*5が聞こえる。]
――…ならキミもヒロインだね。 ヒーローはグレッグかな。
……とても大事に思われてる。
[グレッグの言葉を思いながら、ぽつ、と紡ぎ。]
(*6) 2015/05/18(Mon) 01時半頃
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―花屋―
……クラリッサ、 クラリッサ、いるかな。
[花屋の扉を叩きながら名前を呼ぶ。 そうしたら、 本人が出てくるんじゃないかと悩んだ末の。]
(174) 2015/05/18(Mon) 02時頃
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ああ、本当に残念……だな。 忙しくなるって、ただの薬屋だぜ俺……。多少はどうにかなるけど。
[そうして男はジョスランを見て、投げられた言葉>>172に肩を竦めてみた]
そういや。 お前さんが貸してくれたヤツ、きちんと洗って返すからな。
[思い出したようにジョスランに昨日かぶせられた黒い布への礼を告げ、何かあるならば暫しその場に留まり、教会を後にするだろう。**]
(175) 2015/05/18(Mon) 02時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/05/18(Mon) 02時頃
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[グレッグくんがレオナルドさんを降ろすと決めたのなら、 私はこくりと、頷きをみせたでしょう。
とても変わった研究を続ける学者さんでした。 お医者さんや、宿屋のご主人と仲が良かったのだと、どこかで聞いたことがあります。 家に引きこもって本に埋っていた、というのも噂だったでしょうか。 迷っていた私に、どうすればいいか。 道標をくれた人でもありました。
だからこんなところで、一人きりになんてしておきたくなくて。 私に出来ることなんてきっと少なかったでしょうが 私はグレッグくんと、学者さんをこの地に降ろしました。]
(176) 2015/05/18(Mon) 02時頃
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それでも俺らよりは知識もあるだろうし。 頼りにしてんぞ。
[少しでも軽くしようとは思うのだけど、 猫の前ほど上手くもいかないのは 今日はまだサイラスが無事だったから。]
ああ、いいよ。洗わずに貸したものだし適当で。
[>>175ひらりと手を振って、 犬臭かっただろうなんて言葉も添えて。**]
(177) 2015/05/18(Mon) 02時頃
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ふふ、私がヒロイン? やめて、ガラじゃないわ。
[幼い声が綴る声に、私は目を細めます。>>*5 私はただの『ヒロインかぶれ』。 やがてまたこたえるように声が聞こえたなら>>*7]
そう。 あなたみたいな可愛い娘が、ヒロインっていうのよ。
素敵なヒーローもいるじゃない、羨ましい。
[側にいてやってくれと謂われたのだったでしょうか。 そうして、想われていることは。 とても羨ましいことでした。]
(*7) 2015/05/18(Mon) 02時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/05/18(Mon) 02時頃
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―─ →花屋 ―─
[教会の火事は、朝一番に母から伝え聞いた。
夜の間中、消火のために騒ぎがあったのだと。 村の外れまでその声が聴こえることはなかったけれど、 窓の外を覗いたならばきっと、暗闇を染める赤い火が見えたのだろう。
母の話に耳を傾けながら、 スティーブン先生に頼まれた注文の品を揃えていく。
サフラン、キキョウにスイカズラ。 それに今朝仕入れたばかりのライラックを添えて。
すぐに水を枯らしてしまう人だから>>1:154、 先日上げたマーガレットにライラックを足して 水の入れ替えもしなければまた枯らしてしまう。
枯らしてしまった花を眉根を寄せて眺めるその姿を、 思い出して、ふ、と笑った。]
(178) 2015/05/18(Mon) 02時頃
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[誇り高い獣の彼も。 想う人が居るのでしょう。
手にかけたマーゴさんにも。 十字背負ったスティーブン先生にも。
みんな、私にはないものを、持っているから。]
(*8) 2015/05/18(Mon) 02時頃
|
|
[配達する傍らこの事件の話を、 スティーブン先生と話そうと。
配達の花を手に、扉へと向かったなら 入り口の前で躊躇うグレッグの姿を見つけた。>>168
思っていたよりも早い彼の登場に。 少し驚きながらも、出迎えようと足を運ぶ。
遠慮がちに叩かれたノックの音に>>174、扉を開いて]
おはよう、グレッグ。 早いのね。 ……小屋の中を、見せてくれるの?
[そう、問いながら] 私も、あなたに伝えなければいけないことがあるの。
[花を手に、店の外へと。**]
(179) 2015/05/18(Mon) 02時頃
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キミもヒロインだろう。 幼馴染たちはヒーロー候補にならないのかい?
[ガラじゃないという彼女>>*7に意識を向ける。]
(*9) 2015/05/18(Mon) 02時頃
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|
―― 本屋 ――
[ふと目を向けるのは読みかけの本でなく 花瓶にあるマーガレットの花。 香りが、その姿が、クラリッサを思い出させる。]
――…ああ、そういえば、
[視線は本棚へと移ろう。 植物の本が並ぶ一角は薬草の本の近く。 けれど今は、どちらかといえば女性が好みそうな、 花言葉が記された本を手に取り、 マーガレットの花のページを探す。
ページを捲る音が静かな店内に響く。]
(180) 2015/05/18(Mon) 02時頃
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─村への帰り道─
[死んだ『人』が入った袋を背負うグレッグくん。 それを隣で支えながら、黙々と帰っている最中。 グレッグくんから溢れたのは、場面にそぐわないような言葉でした。>>88]
「覚えてないくらい昔、みたいに感じるね。」
[少しくすぐったそうにする彼の手の甲に、答えを落としました。 長く経ちすぎてしまったのと。 たった数日間の出来事が、昔を更に遠くにしました。]
「楽しかった。楽しかったよ。」
[昔はなんでも素直に謂えて、笑って、泣いて、怒って。]
「すごく、楽しかった。」
[戻れるなら、戻りたい。]
(181) 2015/05/18(Mon) 02時頃
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謂ったでしょ、ガラじゃないって。
[グレッグくんには、メアリーさんが。 ドナルドくんには、きっとクラリッサさんが。 私なんかよりも大事な人が。 私なんかよりも似合う『人』が。 きっといるでしょうから。]
いいのよ、私は。 主人公になんてなれないから。
[その声はどこか、ぽかりと心を空洞にさせたような音で響くでしょう。]
(*10) 2015/05/18(Mon) 02時半頃
|
|
[見つけたページを読み確かめる花言葉は無論ひとつきりでなく。]
族長に贈る花だったはずだから、 意味はこれ、かな。
[なぞる文字は信頼。 クラリッサが己にわけてくれたのは家族分という事もあり 意味があると考えるのも、考えすぎなのかもしれない。 ゆる、と首を振り、困ったように笑う。]
ああ、けど…………
[意味があるなら嬉しいだろう、と そんな事を思いながら本を仕舞った。**]
(182) 2015/05/18(Mon) 02時半頃
|
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―花屋― [クラリッサの店の前からは、色んな花の香を感じた。 慣れない男は、すんと鼻を鳴らした後くしゃみをする。 >>178出てきたクラリッサの花を手にする様子は、 いかにも女の子、といった姿で。 なんとなく、目を合わせて喋り辛いと男の視線は 彼女の持つ花の方へと吸い寄せられる。]
――…おはよう、クラリッサ。 うん、早起きだったんだ。
[火事と、その後の森で見つけた姿については 今はクラリッサには口にはせずに。]
(183) 2015/05/18(Mon) 02時半頃
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[小屋の話には頷いて。]
…そうだよ、昨日約束したから。 確認だけ、できたらいいんだろ…?
さっき本屋に寄ってベネットには伝えてきた。 確認したら、伝えに行くってことも、言ってる。
[それでいいかな?とクラリッサに瞳を細めて。 先程幼馴染にしたように、 花を持つ手を取ろうとすることはない。 先導するように、クラリッサの少し前を歩いていく。 >>179伝えなければならないこと、 背から聞こえるクラリッサの声には少し歩みが遅くなり]
(184) 2015/05/18(Mon) 02時半頃
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|
……それは、 今から行く場所にも…関係してること…かな。
[つまりは、彼女の言う夢の話だろうかと。 少し目を伏せてから、歩みを止めずに宿へと向かう。 まずは、小屋を確かめてしまおうと。
小屋の前に辿りついたのなら、 クラリッサへと振り返って。 緊張と不安げな面持ちは隠しきれていないだろう。
少し息を詰め、ゆっくりと吐いた後。 爪の短い手で小屋のドアノブを捻り、扉を開けた。**]
(185) 2015/05/18(Mon) 02時半頃
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そうやって諦めてしまうのかい?
[主人公になんてなれないという彼女の声>>*10に ゆるやかな声を向ける。**]
(*11) 2015/05/18(Mon) 02時半頃
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|
[戻れない、時間。 村へと戻る、帰路。
途中に聞きたいことがあると謂われて。>>89 なんだろうと、私は小首を傾げていました。 その言葉に返す答えは、彼の手のひらの中に。]
(186) 2015/05/18(Mon) 02時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/05/18(Mon) 02時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/05/18(Mon) 02時半頃
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諦める?
[ええ。]
いいえ。 元から望んでいないのだもの。
[緩やかな声に、私は。 ポツリと、落としていました*]
(*12) 2015/05/18(Mon) 02時半頃
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やっぱり、お前ら気が合ってるだろうが
[ジョスと猫の両者から手伝えといわれ 手を貸しながら、ブツブツと]
銀についてはジョスに同意だ 親方には悪ぃが…形見として持ってろとかいえん 化けて敵討ちてえなら止めねえけどな
[にやりと人の悪い笑みを浮かべて
遠い異国に伝わるお伽話には 飼い主の敵を討つ猫もいたが 飼い主と共に命を落としていたか
それを話してくれた人はもういない]
(187) 2015/05/18(Mon) 06時頃
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|
[>>156 渡した時の様子から 返せと抗議が来るかと思いきや 意外と素直な反応で]
昨日、マーゴへそれを渡したメアリーの所へ クラリッサ、ベネットと一緒にいってな どうやって手に入れたか聞こうとしたんだが
予想外にその話が広まってて 拾っただけなのに大事になって 驚いて泣いてたらしい
兎に角グレッグが会わせてくれなくってな… いきなり箱入りみたいになって 驚いたのは、こっちだ…あのじゃじゃ馬が
[と、その後の話を掻い摘んで]
(188) 2015/05/18(Mon) 06時半頃
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[>>166 穴がひとつでいいかの問いに]
昨日は処刑もなかった様だし それでいいんじゃねえかな?
[昨日の投票を思い出す 何かの事故が起きたのか 結果は無効になったという ならば、その筈]
って、そんな準備するとか嫌だぞ 落とし穴作ってる方がよっぽど楽しい
[まだ、レオナルドの話を聞いていない故 そんな軽口を叩く]
(189) 2015/05/18(Mon) 06時半頃
|
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[その後、サイラスが来て 何か話をしたのなら、それに返しただろう**]
(190) 2015/05/18(Mon) 06時半頃
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― 少し前 ―
[>>126焼失の鎮けさに似つかわしくない、 仄やかに、浮かびあがる喜色。 それにまた、 なにが可笑しいんだって。 なんでそんな色を浮かべられるんだって。]
[ 憎たらしさ、 妬み、 怒り、 そんなのがごちゃまぜになって。 ]
[ ひとつ塊になれば、
―― … こんがらがった、 綺麗じゃあないいろの、色水しか残らない。
そんな感情も ひとつ ひとつ、 打ち消し合って、段々と無色に戻って。 …… 何度も何度も、繰り返す。]
(191) 2015/05/18(Mon) 07時頃
|
|
……へん。 そりゃあ、随分狡いこって。
[>>127それは、また。 鼻を鳴らしあげて、 非難するでも 抗議するでもなく、
窮鼠に噛まれた猫のよな、 おとなしさを孕むよで ちょっとずつ。 『いつも』を、積み重ねるよう取り戻してゆく。]
――― 負けそうな喧嘩も、 案外戦ってみれば、 おもしろいもんだけど、ねえ。
[そのなか 猫らしく、 本音のなかに、ちょっぴりの反抗を織り交ぜて。]
(192) 2015/05/18(Mon) 07時頃
|
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[普段、敏感な獣の嗅覚も、仄暗さに鈍る。 だから、『犬の飼い主』がなにを考えてるか。 そんなことは、わからないから、
……飼い主を失くした 迷い猫のような、黒い一匹は。 犬のように尻尾も振らず、 飼い主の代わりを求めることも出来ずに、 ひとりのせかいで、
『軽さ』を取り戻しながらも、表側。 … 誰かに懐くことは、諦めかけていた。
(だって。懐いても、 …… 呆気なく、居なくなるだろう。)]
[ それでも、普段らしくない、 迷い猫に構うよな姿は、 どこか あたたかくは、みえたなあ。 ]
(193) 2015/05/18(Mon) 07時頃
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[ 宿の主人、 飼い主の医師。
――― 順に思い浮かべて、
風吹くように現れては あそんでもらっていた、学者さえ。 居なくなったことは、まだ知らない。 ]
(194) 2015/05/18(Mon) 07時頃
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…… 酷いねえ、。
… もしかしたら、申し訳なさそうに 謙虚にしてるかもしれないじゃないか?
[ にぃ、とわらう顔を、蒼に収めて。 逆にアンタが弱味に増長してるじゃんか。
はん、っと、嘲れば。 そう言って、 引っ掻いてやろうかと思った、けど、 無駄に気を組むような、
そんな様に、 勘弁してさしあげよーか。]
――― … それに、一生なんてさあ、 そんなに面倒みてくれるつもりなのかい?
(195) 2015/05/18(Mon) 08時頃
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[代わりに、まるっきりの冗談を添えて、
いつもの、毒たっぷりな 有害でしかない笑みとは裏腹に。
浮かべるつもりもなかった、 ( …… 狗自身気付くことない。 )
閑かな、 そう、静かな。 そんな寂寥を。 ゆるうり、無理にあげた口に、浮かべた。 ]
[『働かなければこのまま』、とどやされりゃあ。]
…… 。 はいはい、
[すこうし 黙ったあと。 まだちょっぴり、うまく力の入らない足を 無理矢理 緩慢に、『よ』、とたたせ。]
(196) 2015/05/18(Mon) 08時頃
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[ふたつ、返事をしながらも。 白布を取る、その手前。 ―― 『 …… そりゃあ、ね、』
苦みを帯びた笑み混じりに、 一年前のいまごろを思い出して、
とおく とおくを、みる。 ]
無理矢理助けられたとは言え、 命の恩人の、飼い主だもの。
[ そこは、まあ、お気遣いに乗らせてもらうよ。 …… ――― ありがたく、さ。 ]
(197) 2015/05/18(Mon) 08時半頃
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……ふ。
[ やさしいようで、儚い笑みのいろが。 昏い 天の蒼を、しとり、と、染める。 随分とまあ、突き放されるのを覚悟で。 言ったもんだから、おおきな目を開いたけれど。]
…… やっぱり、意地悪なんだか、 やさしいんだか。
わっかんないなあ、 アンタ『も』さあ。 ( …… スティみたいに。 )
[ ‟意地の悪い”ということばを、 そのまま訂正するのは癪だから。
スティにしてたように、 皮肉を 嫌味を 織り交ぜ、 黒い柱の合間から 天を仰いで、 ―― 星のない蒼空を、 みた。]
(198) 2015/05/18(Mon) 08時半頃
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なら 『どうしても』 ――― 、 って、アタシの我儘に付き合えよ。
いい酒を飲むためならねえ、 案外、気前はいいんだ。
…… 酒くらい、奢るさあ。
[そんなことを、言って。
死者を偲ぶ酒を、 まだ 『全てが終わっていない』としても。
…… 生きてるうちに、 盃をあわせようと思うなら、 きっと おそらく、 それは許されるだろう。
… ま、怒られても、気にしないんだけどな。 *]
(199) 2015/05/18(Mon) 08時半頃
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[ 憎たらしいほどに、清々しい陽を浴びて。 かるく、 かるく。
…… 浮かび上がれた『借り』は、 酒の分ででも、チャラにさせてもらおう。]
[ こうして、『記憶を書き換えないでも』 まだ嘲ることのできる自分に。自分自身に。
どこか、安心できている、狗がいた。]
[>>155自重したよに、 留まる手には それをいいことに。
に。
『いつも通り』 ほくそ笑んでやる。]
(200) 2015/05/18(Mon) 08時半頃
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やだ。 アタシゃ、痛いのが趣味だとか そーいう嗜好は生憎持ち合わせてないからねえ、
… … それ以外もあった気がするけどなあ〜?
[ にやにや、 上っ面を、持ち上げて。 おっと 殴られてしまうまえに、]
… なあーんて、 『なかったこと』にしてやるよ。
[ ひらり、 ひらひら、 お手をあげて、痛いのは、勘弁と。 ひとみを、閉じる。
>>187気の利かない鴉に、 『まあ、気のせいってことでさあ』と、 ひとつ、適当なことばの球を放り投げた。]
(201) 2015/05/18(Mon) 08時半頃
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[合間。 渡した銀に、惜しむよう目を凝らせど。
>>166見下ろす灰色が あんまり真剣だったもんだから、 面食らっちまって。 少し悩んだ、けれど。
──はふり、息を吐く。 ]
……そこまでアンタらが言うなら、わかったよ。
[ただしな。>>187鴉の人のわるい、 相変わらずの笑みには、報復を忘れない。
目を細め、軽さと同時に 戻ってきた悪戯心に、早速 口元をへの字の『逆』に歪めてやった。]
(202) 2015/05/18(Mon) 09時頃
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……生憎、忠犬は忠犬でもさあ、 主の「仇を取る」役目を果たさない限り 死んでも死に切れないからねえ。
[ ゆらり、
ふらり、風のような戯言には 似つかわしくない、
熱するようで底冷えを誘う 本気のほのおが、蒼に過り、 ── すぐに、通り抜けた。 ]
それに、化けて仇を取る前に。
顔がわからないと 逆恨みで鴉の魂でも引っ張りそーだから、 ……大人しく、引くよ。
(203) 2015/05/18(Mon) 09時頃
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[犯人が、わからない以上。 星陣は、鴉を向き続けたまま。
軽やかな音に紛れてはいるが、 これも実のところ、冗談ではなくって。
それに、『脅した』鴉は気づいてても 可笑しくない気はするけれど、 さあて 狗は気に留めもしない。]
[>>188掻い摘んで話される中。 メアの名を聞けば、
…… 蒼は、苦渋を宿しながら、 ふうん と、通り抜ける音に ひとつひとつ 咀嚼してゆく。]
(204) 2015/05/18(Mon) 09時頃
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[>>201 どこか、ひねた物言いも何となく 先日までとは「違って」見える猫に 気のせいとはいいがたいのをどう返そうか
幾つもの修羅場や戦場を知っている元傭兵 それにしては、見せる顔が「素直」過ぎ ジョスランが放っておけないのも頷けて]
気のせいにしては… よく懐いてるぜ、仔犬ちゃん
[名残惜しげに、銀を見る猫にぼそり囁く]
(205) 2015/05/18(Mon) 09時半頃
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うん、わたしのお兄ちゃん、とっても優しい。 わたしのこと、「大丈夫」って励ましてくれる。
[ベネットの言葉に>>*6 嬉しさがこみ上げる。
が、続くラディスラヴァの言葉に 気まずそうに続ける。]
ふたりは、どこが『終わり』なの?
[あと何人殺したら終わるのだろう。 グレッグお兄ちゃんは大事。 何ものにも替えがたい わたしの大事な家族。 きっとベネットにも同じように思う誰かが 他にいる。]
(*13) 2015/05/18(Mon) 09時半頃
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[じゃあラディスラヴァは?]
ラディスお姉ちゃんは守りたい人、いないの?
(*14) 2015/05/18(Mon) 09時半頃
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[>>203 逆恨みなる言葉に破顔して]
おい、それ…俺がやってねえと思ってるって いってる様なもんじゃねえ?
ったく、素直じゃねえな…お前
[その頭を撫でようと手を伸ばす]
(206) 2015/05/18(Mon) 09時半頃
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……そういや、あの子さあ。
ルーおじさんが…、処刑された日に。 スティを、悪魔呼ばわりしてたっけ。
[『死神』じゃあなく、『悪魔』。
やけに耳に残る悲痛が、 逆に、炎に焚き木をくべるように、 今となっては不快が増長されて止まない]
……そんなことを言う子こそが、 悪魔なんじゃあ、って思ったけど、
── アタシはな、 …少なくとも、スティを、…こんなっ…、 火刑にかけるような。
まるで、罪深い存在みたいな殺し方をするのは、 ……あの子以外に居ないと思ってるよ。
(207) 2015/05/18(Mon) 09時半頃
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[他にも恨みを買ってたのかもしれない。 でも。確かな耳で聞いたこと以上に、 疑わしきが固まることは、ない。]
[噫、
あの、炎の柱を、 思い出す程に、 暗がりが喚ぶ幻聴。
それに抗う気もなく、 風に黒い澱みを載せたままに 軽さに反した重く、黒い感情を
ただ ただ、並び立てる。] 今日、投票があるなら、 少なくともあの子の名前以外には 書くつもりは、ないね。
(208) 2015/05/18(Mon) 09時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/18(Mon) 09時半頃
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[あの銀色の狼も たおやかで儚げでか弱く見えたが 素直な物言いは全くなく
するりとこちらの懐に入って来たなと ふと、昔を思い出し目を細めるのは刹那]
サイラスは、メアリーに会ったか?
[>>52 昨晩、グレッグがメアリーが誰かと会ったと いっていたのを思い出し、彼に問う]
(209) 2015/05/18(Mon) 10時頃
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[>>208>>37 投票の先を話す猫から 先ほどの昏いものが仄見えて顔を曇らせた]
俺は、ジョスから聞いた話で ずっとメアリーじゃねえかと疑ってるが 別段、メアリーが憎いとは思ってねえんだよな
[もし、彼女が本当に禁を犯したのなら 釣り合うかは分からねど「奪った命は命で償う」 その掟に殉ずるしかないのだが]
アル…アルカイドは、その理由に 「大事なヤツを奪われたから」が入ってねえか?
[猫は何と答えるか]
(210) 2015/05/18(Mon) 10時頃
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[その答えが否であったとしても きっとこう続けただろう]
私怨や私情が絡む殺しは 結局、それが延々と終わらねえんだよ
[ふっと笑いながら けれども、その目は笑みなどなく]
自分以外皆殺し…なら別だけどな アル…お前は、そこまで覚悟してるか?
[その先にあるのは、暗闇ではない ――ただ、永久の無と孤独を映す空*]
(211) 2015/05/18(Mon) 10時半頃
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[問う声はどこか気まずそうに響きました。 いつ、終わるのかと。 これ以上殺すのか、と。 そんな風に問われてさえいるようで。
どこが『終わり』なのか。 きっと始まってしまった時からもう既に『終わって』いて。 だから全てが消えて、私が何もかも喪うことが 私の『終わり』。
或いは……]
守りたいものなんて、私にはないわね。
[その言葉には、あなたたちも含まれていると理解したなら あなたたちのペン先が綴る名前は、変わってしまうのかしら。]
(*15) 2015/05/18(Mon) 10時半頃
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― 回想:前夜の宿屋続き ―
[>>97>>98>>99 村に戻って初めてこちらを見たグレッグ その情に溢れた言葉が羨ましくもあり眩しくもあり
彼が自分を避けてた理由は もしかすると、その裏返しなのだろうかと 一瞬自惚れたを思ったが
大事と思う相手がいない自分には その情を受ける資格もなかったのだろう
大事と思わない中に 自分すらも含まれている自分には 彼の胸中など分かる筈もない
だからこそ父も母も、それから銀色の狼も 全部この手で止めを刺せたのだと]
(212) 2015/05/18(Mon) 10時半頃
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まあ、分からなくて当然だな
[持たざる者と持ち得た者の間には 元々大きな溝があり、それは埋めようがない
そこに大きく堅牢な橋を架けてみたとしても 虹より儚く脆くも崩れてゆくだろう
――それだけのこと**]
(213) 2015/05/18(Mon) 10時半頃
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……、そう。 なんだか、悲しいね。
[それだけ口にして]
ありがとう…。昨日は助かった。 わたし一人じゃ仇討てなかったから…。
ふたりは…わたしがいなくなっても 元気でいてね。
[気まずい話題を変えようと。]
(*16) 2015/05/18(Mon) 11時頃
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─墓地─
[それはメアリーさんが一人で葬儀をするよりも、きっと前。 レオナルドさんを二人で運んで、それからのことです。 高くなっていく日を見上げ。 ああ、またすぐに夜がやってくるんだと。 そうすればまた朝に、誰かが殺されているのだろうと。
異常になった日常の中で、どこか歪み始めてしまったのです。 殺されることが当たり前に訪れることのように感じるなんて。
その頃でしょうか、誰かからスティーブン先生の死を聞いたのは。 こんな私にも優しくしてくれた、手を、声を。 微笑んでくれたその顔を、森にルパートさんを連れていってしまった時の背中を。 思い出せば思い出すほどに。 指先は震えて、自分の首へと添えられていたのです。]
(214) 2015/05/18(Mon) 11時頃
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― 早朝:教会 ―
ジョスって、昔からマメだよな
[サイラスを頼る所は頼もしく メアリーのことで気づけたのも「彼のお陰」で だからこそ、自分も信頼しているのだが
それ故に怖くなった
彼が誰かの牙にかかるか 或いは、彼がその信頼を隠れ蓑にして 誰かを牙にかけていたらという不安が過ぎる]
(215) 2015/05/18(Mon) 11時頃
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俺も…サイラスを頼りにしてるぞ だから、二日酔いによく効く薬をおくれ
[不安を払拭すべく、おどけてそんなお強請りを 結局いつもと大差ないことをしていた
呆れた誰かにどつかれたなら ちぇっと拗ねながら]
弔いの酒くらい飲んだっていいじゃねえかよ その方が、死んだヤツらも安心するって
[と、最もらしくいうが、果たして]
(216) 2015/05/18(Mon) 11時半頃
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[私の名と、メアリーさんの名前がつげられて。 彼女の傍にいてほしい、とのびてくる指先。 それは私に触れることなく 笑って、彼は走っていってしまいました。
大切なものを守るために、何かを犠牲にしようとしているのではないでしょうか。
そんな風に思うのに。 私はその背を追いかけることが出来ずに。 ただ少しの間、彼がいなくなるまで、その背を。 ずっと見つめていたのです。*]
(217) 2015/05/18(Mon) 11時半頃
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―本屋―
[人の目を避けるようにして向かう本屋。 本屋の主人とも呼べる青年は本を整理していたのだろうか。 店にいる姿に安堵すると それでもやや警戒しながら。]
昨日。 ありがとう。 聞こえた…。疑ってないって。
[と勝手口の向こうで聞こえた声に短い言葉で謝罪して。 ベネットの顔色を窺った。 その表情に疑念がなければ、久しぶりに家族以外のおとなに 疑念以外の感情を受けることに小さく嘆息した。]
(218) 2015/05/18(Mon) 11時半頃
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ベネットにお願いがあってきた。
[浮かない顔でそう告げるとその耳を催促して。 か細い声を絞った。]
(219) 2015/05/18(Mon) 11時半頃
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[くしゃりと笑ってみせるわたしの顔は まだ笑顔だったでしょうか…――**]
(220) 2015/05/18(Mon) 11時半頃
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なくすものがないのは、楽よ?
[悲しいといわれたなら、そうねと肯定を返して。 それから続くのは、「わたしがいなくなっても」>>*16 なんて言葉だったでしょうか。]
……謂われなくても。
[鈴はころころと響きます。 模造品が立てる音は、高く澄んだ音でした。]
(*17) 2015/05/18(Mon) 11時半頃
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─自宅─
[それから私は一度、家へと帰りました。 誰もいない、一人きりの部屋。 飼い猫も森へおいてきたままにしてしまいました。
暫くしたら、宿屋に向かいましょう。 今日もきっと、誰かを投票して『殺さなければ』いけません。
ずっとずっと、この悪夢は続くのです。 裏切り者が殺されて『終わり』になるまで。]
(221) 2015/05/18(Mon) 11時半頃
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[あるいは、みんな残らず死んでしまうまで。**]
(222) 2015/05/18(Mon) 11時半頃
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― 墓地 ―
[物言わぬスティーブンを墓地に連れて 眠らせた時、日はどの位置だったか
新しい墓がひとつ増えているのを見て 村で囁かれていた 他の新たな死者が眠るのはそこかと
彼から見た「人間」と「人狼」の違いは どういうものか、聞いてみたかったのだが
それが叶わぬ事を惜しむ
備えられている花は赤く 駱駝色の前髪に隠されている 幼馴染みの瞳を思い出す]
(223) 2015/05/18(Mon) 11時半頃
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そういえば、一体何人いるんだろうな
[表向きは穏やかであった村 その均衡を傾けてしまった「人狼」が 一人だけとは限らない それをいっていたのはジョスランだったか]
一人だけなら楽なんだろうけどな さすがに、それは甘いか
[マーゴ、オーレリアを繋ぐ糸のメアリー 確かに、スティーブンへの恨みもあっただろう そう考えたなら、彼を酷い姿で晒す所行 それをあの年端もいかない娘がするには違和感が]
(224) 2015/05/18(Mon) 12時頃
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[母の時は彼女が何を思い どのような理由で「人間」を食ったのか それはさっぱり分からない
父の時は、長年の積もり積もった雪が 時間と共に重みを増して、雪崩れた様な 本人すらも止めようのない衝動
それは銀色の狼の時もだった
彼女は家族を質にその村に売られ 「人間」の族長の元で半ば飼い殺されていた その決壊を齎したのは、家族の死
そして、その背を押したのは自分]
(225) 2015/05/18(Mon) 12時頃
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[家族が死んだと泣いていた夜 一緒に村を出ようと伝えると 彼女は泣きながら肯定の言葉をいった
しかし、その晩「族長」を食い殺し それを自分は手にかけた
その村も、人間と人狼の共存を謳い 人間や仲間を喰らうことは「禁忌」とされていた それを破った者も「命で償う」のが「掟」で
自分の行為は「正義」とされた それらを振り返り、果たして己の内に 「正義」と呼ぶに相応しい想いはあったのだろうか]
(226) 2015/05/18(Mon) 12時半頃
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[ゆっくりと時間をかけて猫が元に戻るのを見て、 柄にもなくああ良かったなあと思えた。 こういう猫でなければ打ち負かしても意味は無い。]
つまりまだやりあいたいってことか? 激しいなあ、アルカイドは。
[多分ちゃんと名前を呼ぶのは初めてのことで、 そも名前をきちんと覚えていた自分に驚く。 なにせ黒い動物には縁がある気がすると 傍らでおとなしくしていた獣を撫でた。]
(227) 2015/05/18(Mon) 13時頃
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お前は謙虚の意味を、辞書で調べるべきだな。
[こいつが謙虚なんて単語を知っている方が驚きだ。]
いいや。俺がするのは一時的な保護だけだ。 そもそもお前の飼い主になって絶対に嫌だからな。 (兄さんならともかく)いい年した大人が、 面倒見てもらおうと思うんじゃない。
[一度気を許したらスティーブンのようになる そんな未来見えてたまるかってんだ。]
(228) 2015/05/18(Mon) 13時頃
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[>>196言葉の合間に浮かぶ表情は、 猫に似つかわない、まるでなにかの絵画のようで。 教会でそんなものを見てしまったら、 次に召されるのは自分か、なんて。無いけど。]
だから、お前に優しくしているわけじゃない。 そう言っているだろう、もう忘れたのか。
[そう、これは弱った猫に日頃の鬱憤を晴らしている 只それだけのことなのだから。]
(229) 2015/05/18(Mon) 13時頃
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仕方ないから付き合ってやろう。 酒なんて久しぶりだしな、たまには悪くない。
[普段は家で兄さんとちょっと楽しむ程度、 外で飲もうなんて思うことも無かったのに。 だからか、今なら同じ味を受け取れると感じるのは 多分俺も感傷に浸りたいとか、そんなもんだ。]
へーえ?お優しいことで。
[>>201別段吹聴されても困らないことではあるが こいつの口から言われると思うと 無性に腹が立つ。 やはり殴ろうと、この間だけでも何度思ったことか。 今迄それすらしなかったことを後悔さえして。]
(230) 2015/05/18(Mon) 13時頃
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ってことで、うちで飲むか?
[投票行けよと、突っ込まれそうだが
弔いという大義名分があれば、飲めるだろう そんな下心丸出しで
近くにある、小さな小屋を指した**]
(231) 2015/05/18(Mon) 13時頃
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そもそも別にそれはスティーブンの遺品でもない。
お前が後生大事にするのは、別にあるんだろ。
[家とかに、のつもりで言葉にはしたのだけど。]
ああ、メアリーの話を広げたのは俺だ。 一番不自然な場所を見ていたし、 なによりマーゴットですらおかしいと言った。
俺はその日メアリーに投票したんだ。 彼女一人だとは思えないのは、 族長も死んでいるからなんだけどな。
人狼といえど、何の訓練も受けてなければ 人と人狼二人を無傷で惨殺はできないだろ?
[俺ならきっと、叶わない。 そも自分基準で考えているのがおかしいのかもしれないが それ以外に自分の思考では判断できないものだから。]
(232) 2015/05/18(Mon) 13時頃
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言っていたなあ。 その後だったか、メアリーに道で会ったんだが、 ルパートに投票した人を探していたんだろう。
誰に投票したのか聞かれたよ。 もともと敵討するつもりで動いたと考えても良さそうだ。 そんな風に今は思っている。
[そのきっかけを作ったのは、裏切り者の方なのに。]
(233) 2015/05/18(Mon) 13時頃
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……はあ?
[>>215幼馴染が変なことを言い出した。]
俺はお前の頭ん中がたまに心配になるよ。
[猫だけでなく、この烏ももみくちゃにしてやろうか。 思えば俺の周りでヒトなのはサイラスだけかもしれない。]
(234) 2015/05/18(Mon) 13時頃
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―墓地―
[昨日の続きに、穴を掘る。 死んだら皆同じだというから、横にまた一人。 そこに新しい場所が増えるのをあと何回見るだろう。]
……もうひとつ増えている、これ誰だ?
[昨日の三人分と、これからの場所に一つの盛り上がり。 知らないところでまた誰かが死んだ。 それが昨日姿を見たレオナルドだとは気づくことも無く。]
……だそうだが、猫はデートをご所望か?
[メアリーだけに投票しても、まだ終わるとは思えない。 かと言って他に情報は持ち合わせていない。 まじない師でもいれば楽なのに。]
(235) 2015/05/18(Mon) 13時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/05/18(Mon) 13時半頃
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[失われたはずの女の声>>*12に 少しだけ困ったような笑みが吐息として漏れる。]
望まぬ者など本当に居るのだろうか。
[俄かに信じがたい旨が言葉となる。 彼女の言葉から推察出来る事はあれど それを言葉とするは躊躇われ、飲み込む。]
(*18) 2015/05/18(Mon) 14時頃
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[少女の声>>*13は嬉しそうに聞こえ グレッグを慕っているだろうことが伝わる。]
いいお兄さんだね。
[相談しにきたグレッグがベネットに向けた言葉と 同じ意味の言葉を和む声で少女に返す。]
(*19) 2015/05/18(Mon) 14時頃
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[守りたいものはないという彼女>>*15に声は向けず。 感謝と別れを思わせる言葉を紡ぐ少女>>*16にも、 その時は、聞いている旨だけ示すような一音を漏らすのみ。]
(*20) 2015/05/18(Mon) 14時頃
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―― 本屋 ――
[誰かを思い仕入れた本もこのような状況なのだから 今は求められぬだろうと思い棚へと並べる。 何が何処に仕舞われているか正確に把握するは己一人。 量が量だけに弟も両親も細かくは覚えておらず。 ふ、と家族の事を考え、手が止まる。 その時、扉を開く音がして姿を現したのはメアリー>>218だった。 礼の言葉にきょとと瞬く。 昨日の事を言われれば、姿はすぐに見えぬようになったが 彼女もまた近い場所にいたことに思い至り]
ああ、聞こえていたんだね。 礼を言われるほどのことじゃないよ。
[疑っていない、そうは言ったけれど信じている、とは言わなかった。 それなのに、礼をいう彼女は、それだけ 疑われることで心が摩り減っていたのかもしれないと思う。]
(236) 2015/05/18(Mon) 14時頃
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[メアリーに向けるまなざしは案じるようなものとなる。 小さな嘆息に、弟妹にするように頭を撫でてやりたくなるが 子供とはいえ血の繋がらぬ異性に触れることは躊躇われ 安心させようと、淡い笑みを浮かべてみせる。
お願い、と彼女が言えば>>219 ゆると首を傾げて]
――…お願いって、 ?
[なんだい、と少しだけ首を傾け聞く態。 細い声を聞けば、ゆっくりと口を開き彼女に言葉を向ける。]
(237) 2015/05/18(Mon) 14時頃
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[メアリーのくしゃりとした笑み顔>>220は 今にも泣き出しそうにも思え]
メアリー、大丈夫かい?
[案じる言葉を彼女に向ける。]
(238) 2015/05/18(Mon) 14時頃
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―回想・森から墓地までの道― [細い指が手の甲を滑る。 >>181先程の、 レオナルドのことを伝えた時とは異なり 指は言葉を痞えたりはしない。]
うん、
[まるで長く聞いていない彼女の声が聴こえるようで、 同じ気持ちを共有できていたのだということがわかって、]
…うん、
[紡がれる言葉に相槌を打ちながら、 安心したように、また笑う。]
(239) 2015/05/18(Mon) 15時頃
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―回想・墓地― [訪ねた問いにラディスラヴァからの 答えが返ってきたのなら、 なんでもない、と緩く首を横に振った。 その代わりに伝えたのは、従妹の名前と共に 誰かと一緒に居た方がいいという言葉。
何にも触れずに引いた手、 そよぐような風に目を細めて空を仰ぐと 昨晩、闇色の空の一部を紅い色に染めて焼けた、 教会の焦げた煙のにおいがした。]
(240) 2015/05/18(Mon) 15時頃
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|
[小さく笑ったのは、
"思い出した"から。
今、伝えたいことは伝えたはずだから。 じゃあ、と幼馴染に手を振り足早に約束へと駆けていく。
一度、彼女の方へと振りかえったのは。 追いかけて来ることのない女性の姿に、 幼き日からの月日の流れを感じたからなのかもしれない。**]
(241) 2015/05/18(Mon) 15時頃
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―宿屋裏手・小屋― [開けた小屋は叔父が死んだ日から触れていない。 布袋が1枚、なくなっている他はあの日から 何も変わってはいないだろう。]
……どう?
[クラリッサへと訊く。夢の通りだろうかと。 夢の通りだとわかって、 それを信じられるかもまだ男自身わからない。]
(242) 2015/05/18(Mon) 15時頃
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[首飾りの話から新たに、 疑わしきと思われる犯人の名は聞いていない。 このままでは今日の投票で書かれる名前は 恐らく、従妹の名になってしまうだろう。]
…あとさ、伝えなければいけないことって…?
[クラリッサの姿を見下ろす。華奢な、姿。 また夢を見たというのなら。 それが伝えなければならないことなのなら。
今日の投票の行方は、 見下ろす女性の姿に、かかっている。**]
(243) 2015/05/18(Mon) 15時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/05/18(Mon) 15時半頃
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─ 教会にて ─
ま、確かにだな。何かあれば、コキ使ってくれ。 一番頼れる人がいない中じゃ、そこそこ使えるだろうしよ。
[ジョスランに頼りにしていると言われれば>>177、きょとと目をしばたかせ、そうしてくしゃりと静かな笑みで表情を崩した。
借り物は適当でと言われれば頷きはしたものの、筋は通す算段を頭の中で描く。 犬臭いという言葉には、友達の匂いだから平気だと笑う]
(244) 2015/05/18(Mon) 16時半頃
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[疑わしき者の名を記す時間が今日もまた近づいていた。 クラリッサの夢の話を聞いた今、彼女を話を疑う気にもなれず、 夢の真偽を確かめる為グレッグと小屋に行くを思い、 そうして、彼女はまた、別の夢を視たのだろうか、と考えて。
記せる名は限られていた。
グレッグの話を聞き、 今、メアリーを前にして、
この少女の名は、記したくないな、と思う。**]
(245) 2015/05/18(Mon) 17時頃
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[それからドナルドにメアリーと会ったかと訊ねられ>>209、男は頷きを返した]
ルパートさんの葬式するって、墓地に行ったよ。 グレッグが一緒じゃなかったから、ちいと驚いたが。
俺、グレッグにも本人にもはっきりと、メアリーを疑ってるって言ってたりするからなぁ。
[アルカイドとドナルドが、疑惑の視線をメアリーに向けている話を耳にしたから、だから男も自分の思考を明かす。
憎んでいると言い切らなかったのは、己の無力さへの嫌悪や憎しみを、疑うべき相手に一緒に投げかけている自覚があったから。
無力な自身を呪えば、きっと家に閉じこもって身動きがとれなくなってしまう。 だからこそ、本来己に向けるべきありったけの自己嫌悪を、疑惑の中に混ぜていた]
(246) 2015/05/18(Mon) 17時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/05/18(Mon) 17時頃
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グレッグの話も(>>3:286>>3:287>>3:288)、ジョスランやドナルドから聞かされた話と食い違ってたりするし(>>77)。
俺には、メアリーとグレッグが。 二人が違えば、ドナルドとジョスランが繋がっているように見える。
はは、これだと複数いるってことになんのか。共存なんていらねぇって、そう思ってるのが。
[言いながらはたと。 複数の狼が人に、そして同族に牙を向けているという可能性に、男は気づいた。
共存と言葉にしながら、どこかでそれもう、叶わないことではないかと思考は揺らぐ。
同族を疑心のままに爪弾き、そして喰らい殺し。 無事にこの件が片付いたとしても、そんな種族を人間が自分達の生活と共に在れると思ったままでいてくれるとは、考えづらい。
そんなことをどこかで思いながらも、死んだ者がいるならば、止まるべきではないだろう]
(247) 2015/05/18(Mon) 17時頃
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ああ、そうだ。 ジョスランとドナルドが繋がってるんじゃないかって言ったけどよ、俺はジョスラン信じてんだよな。
ここ疑ったら、多分もう俺は、完全に俺じゃなくなるだろうよ。
[苦く笑い、つい先ほど落とした言葉に付け足していく。
マーゴの友人である、まだあどけない少女に刺すような疑心を向けるのを隠さない時点で、既に男のらしさと呼べるものは失われている気はしていたが。 それでもまだ、ほんの少しの情みたいなものは、友人を疑わないことで残しておきたかった]
(248) 2015/05/18(Mon) 17時頃
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お前さん、呑む気か。こんな時に。こんな時だからか。
[そんな友人に対してドナルドが不安を覚えているなんて知らず、それを払拭するために告げる軽口めいたもの>>216。 それには深い溜息をこぼして、じとっとした目でドナルドを見た。
少しだけ日常が戻ったような錯覚をするが、それでも息を吸えば焼けた建物や、布に包まれたひとおおかみの匂いが未だに鼻をつき、そんな錯覚はすぐにどこかにいってしまう]
(249) 2015/05/18(Mon) 17時頃
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呑んで逃げ遅れて怪我した奴がいるかもと備えてたのが、お前さんに役立つとは思わなかったぜ。 ほらよ。肝機能に効くヤツと、一応、胃腸薬。
[鞄からリクエストされた効能があるような物の包みを取り出して、投げるようにしてドナルドへと押し付ける]
じゃあ、俺はこれで。 マーゴに供える花束でも買おうと思ったけど、ついでに先生に供えるのも買ってくるよ。
[埋葬を手伝わないことを詫び、そうして男は教会を後にする。 >>177ひらりと片手を振ってくれたジョスランを、横目に捉えながら。
こうして教会を離れた男は、墓地に養父の友人である学者が眠ることは知らずにいた。*]
(250) 2015/05/18(Mon) 17時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/18(Mon) 17時半頃
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─ →花屋へと ─
[花屋へ赴けばそこにクラリッサの姿はなく。 彼女の家族の誰かが応対してくれれば、クラリッサのことをそれとなく訊ねてみる]
グレッグと出かけたんですか? ……スティーブン先生からの注文の花を持って、ですか。
[なら、彼女はまだスティーブンが亡くなったことは知らないのだろうと、そんなことをぼんやりと思う。
薬になる草花には詳しくても、献花すべき花になんて詳しくない男は、脳内にあるイメージのままに白いカーネーションをベースに花束を仕上げてもらっていく。 肉体から解放された魂は、もしかしたら目が見えているのではなんて、馬鹿なことを思えば──……]
(251) 2015/05/18(Mon) 17時半頃
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あ、これも混ぜてください。
[彩りもあれば、その目が楽しめるかもしれない。
そう思い、目に付いた淡いピンクのカーネーションも混ぜるように頼み、かすみ草にの中に花びらが綻ぶものを作ってもらった]
有難うございます。じゃあ、また。 クラリッサが忙しいようなら、自分が薬を届けにきますんで。
[白と淡いピンクで作られた花束はどこか愛らしく、捧げるべき人を思うような出来栄え。 スティーブンへの献花は、クラリッサが持つという彼がオーダーしたものでいいのではないかと思えたから、自分が用意するのはやめにしておいた。
男は頭をひとつ下げてから、花束を抱えて花屋を後にした。**]
(252) 2015/05/18(Mon) 17時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/05/18(Mon) 17時半頃
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あいにく、アタシは荒くれ者だからね。 …… まあ、でも。
[濡れ羽色へ手を沈め、 引っ掛かる、ぼさぼさの髪を思い出したように。 数日前、言われた身形の指摘がふっと浮かぶ。
他はどうしようも無いけれど。 髪くらいは、 と、手でがし、と梳きながら。]
どんなのでも売られた喧嘩は買うけどな、 売られなきゃ吹っかけはしないさあ。
…べっつに、やりあいたい訳じゃあないよ。 ただ、負かした面を見てやりたいって、 そう思っただけさあ。
( そういえば、)
(253) 2015/05/18(Mon) 19時頃
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[普段は野良猫だとか。
呼ばれた名を、呼ばれた気がするけれど。 …… やっぱり、気紛れかねえ。
澄んだ青空には、濁った雲はひとつもない。 こーんな。晴れ晴れした天気でも、
心を変えて、雨でも降らないだろうな。]
(254) 2015/05/18(Mon) 19時頃
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おっかしいなあ、 こないだ ぶあっつい辞書で 引いたばっかりだったんだけどねえ、
間違ってたのかねえ、アレ。
[>>228調べてみろ、なんてのたまわれれば。 唇に人差し指を ちょん、っと当てて。
わざとらしく、都合のいいことばかり書かれた あたまのなかの辞書を、開いてみせるポーズ。]
…… それは残念。 ―― 心はいつだって、少年なんだけどなあ
[きっぱり断れれば、ああ 残念。 大仰に肩を竦めて、軽口をひとつ。 止まった時計の盤は、強ち間違っても居ないけど。]
(255) 2015/05/18(Mon) 19時頃
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…… じゃあ、 そういう事に『しといて』やるよ。
もの覚えは、おもしろくないことには。 そんなに、宜しくないからねえ、
[きっと、こんな絵画があるならば。
不吉と、不幸を集めたような、 黒絵具で塗り固めた、一面の漆黒か。 はたまた タロットの13番目か。] …… スティにも、 ボケてるって言われたくらいには。お墨付きだよ。
[呵、 普段 意地悪してる分、弱いときくらい、 ( 下に敷かれれば、手を噛むが ) 彼の言い分に付き合ってあげても悪くない。]
(256) 2015/05/18(Mon) 19時半頃
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…… そう、『仕方なく』ね。
[柔らかな。
―― 青白磁の染め色が、 繰り返しを ふんわり、包んで。 まぶたの奥に、それを持ち帰る。]
…… っくく、
そりゃあそうだよ。
アンタ『たち』よりも ずぅーっと アタシはこころやさしいからなあ!
[へん、と 煽り文句は、その辺りで自嘲を施して。 ついでに鴉も一緒くたに貶してやった。]
(257) 2015/05/18(Mon) 19時半頃
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[>>232遺品でもなんでもない。と。 言われれば、そう。と。
… なあんとなく、ふたりの口振りから そんな気はしたけれど、 ……。
顔を、伏せる。 ]
―― ま、 ね。
[外套の上から、『お守り』を、握る。 傭兵仲間から、聞いたことがある。 赤い 赤い 柘榴石は、兵士たちのおまもり。
…… 話半分で、そん時ゃ聞いていたけどな。 手元にある そんな石は。
どんな想いで どんな経緯で、 アタシがもっていたのか、空虚のまま。]
(258) 2015/05/18(Mon) 19時半頃
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[見るのが、辛かった。
億が一にも、そんなことはない。 ないと、思うけれど。
―― …… 犯人を許すまいと意気込む奥で。 微粒子の可能性が、 疑念が。
渦巻く泥沼に 自らの炎に。 紅蓮の石に揺蕩う赤炎に足を掴まれそうで。]
[そうして。 別のものに頼ろうしたけれど、 …… 分かってたはなしに、銀に、手を引く。
儚いひとひら、
散りかけた青い花弁は、 >>205聞き捨てならないことばに ぴたり。 落ちることを、踏みとどまった。]
(259) 2015/05/18(Mon) 20時頃
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…… あん? 誰が、仔犬だって。 その眼帯の掛かってない目も 節穴なのかい、鴉はよ。
[ じろり。 ]
[犬歯をちらつかせるように、 ジョーに向けていたむくれとはまた違う。
天敵に対するよに。 薄らわらいに紛れさせながらも 鋭利を向けることを、忘れない。]
――― … 懐く、なんてさあ、
[ ちいさく漏れた、その先は。 赤毛の鴉にだけ聞こえるような、
…… 水のさざめき。]
(260) 2015/05/18(Mon) 20時頃
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―教会にて―
俺とドナルド、なあ。 多分俺とサイラスぐらいは繋がっているんじゃないか?
お前らどっちも、俺は信じてるからな。
[個人的に言えばグレッグもだけど、 今は庇える感じではない。]
それに、メアリーとグレッグが繋がっているのなら こんな馬鹿なことをグレッグが許さない気もするんだ。
[かといって、他に誰がメアリーと繋がるのか 一人を除いて検討もつかないのだけど。*]
(261) 2015/05/18(Mon) 20時半頃
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[>>253今更髪を気にする様子にも、 何故だろう笑いが込み上がるから肩が震えた。]
負かした面、ねえ。 俺は今迄の暮らしを壊すやつを消したいだけだ。
[兄さんと、友人たちと心穏やかに生活しているだけだった、 そんなささやかな生活をもぶち壊してくれたヤツは 誰だって許せそうに、ない。]
(262) 2015/05/18(Mon) 20時半頃
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…… さあってねえ、
すくなくても、喜び勇んで。 突きつけられた牙に飛び交うような。
自殺志願の馬鹿を、 あんまり犯人には思えないだけだ。
[ 罪悪なく、投票はしてやったけど。 ] [ そこは、ちょっと、お口チャック。 ]
[ >>206破顔して、伸ばそうとする手には … まあ、拒みはしないけど、 ( 撫でられるのは、嫌いじゃない )
…… よく撫でられる日だなあ。 ]
(263) 2015/05/18(Mon) 20時半頃
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素直じゃあなくって、わるいねえ。 あいにく、可愛らし気もないのが性分だ。
… 男がかわいらしくたって、 どうしようもないし、別にいいだろ?
[ 傭兵によくいる、 男色の気の類のやつじゃあないんだから。 ちょっと、話だけ思い出して寒気がした。
[ 隻眼を見上げながら、
でも ちゃあんと 釘はさしてやる。]
… でもねえ、完全には信用してないよ。
(264) 2015/05/18(Mon) 20時半頃
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―― 花屋→宿屋 ――
[グレッグの態度は、どこかぎこちなく。 交わることのない視線に、重い口振りに、 今までとは違う距離を感じた。>>183
約束のこと持ちかけられたなら]
うん。 今は、それしか手がかりがないから。
[頷いて、ベネットにも伝えるのだとそう聞いたなら、 また一つ、首を縦に揺して]
そうね、ベネットも知っておいてくれた方がいいものね。
私はスティーブン先生の所へお使いがあるから、 お願いしてもいい?
[そうお願いしたなら、グレッグの少し後ろを歩きだす。]
(265) 2015/05/18(Mon) 20時半頃
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[広場を抜ければ、焼け焦げた教会が目に入った。昨日とは違うその姿に、小さく息を呑む。]
……酷い火事だったのね。
[ぽつりと、そう落とした声は、 先を歩くグレッグには届いただろうか。 すぐに反応が返ってくることは無く。 焼け焦げた教会を遠巻きに見やる人々の囁きが微かに聞こえる。]
『祭壇は全焼で…』 『焼死体が…』
『棒みたいな何かが…』
[人々の囁く声は、波紋を呼んで。 時折向けられる怯えるような眼差しは昨日と同じ。 いや、昨日よりも多かっただろう。 俯きかける自身を、昨日のドナルドが叱咤して>>3:212、 顔を上げると、背筋を伸ばしてグレッグの後を追った。]
(266) 2015/05/18(Mon) 20時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/05/18(Mon) 20時半頃
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―― →宿屋裏手・小屋 ――
[宿屋に着いたなら早速、小屋の方へと向かうグレッグの背について、小屋へと向かった。 彼の問いかけに、小さく頷く。]
ええ、今日も夢を『視た』から。
[応える言葉は、是。
ルパートに、メアリーに。 一番近い彼に、伝えておかなければならない事。
グレッグと入れ替わり、戸口で彼を待たせたなら 小屋の中へと足を踏み込む。]
(267) 2015/05/18(Mon) 20時半頃
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[小屋の中は、夢で視たものと同じ風景だった。 ゆるりと辺りを見回して、物の配置を確かめる。
家畜の匂いの中に手にした花の匂いが混じって、嗅いだこともない匂いになれば、手で鼻を覆い、視線を動かして小屋を眺めやる。
少し曖昧な部分はあれど、ほぼ変わりないその風景の中に、 逆さまになった鶏を見つけたなら、それは確信に変わる。]
これは、ルパートさんが捌いたのよね。
[もう動くことのない鶏を見遣り、彼へと視線を戻し]
……夢と同じだわ。
ねえ、グレッグ。 もし、私が視たものが真実なら、 ルパートさんも、おそらくメアリーも関係はないはず。
[そして、一呼吸置いたなら、そっと呟いた。]
(268) 2015/05/18(Mon) 20時半頃
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なんで、鴉の手から渡った銀の持ち主が、 みーいんな死んでいるのか。
[ そして、贈り主の鴉は。 なんで、死んじゃあいないのか。 ] [ 話のピースと、登場人物を 組み合わせてゆけば、そうなる。]
… 本当に、『目印』だとしたら、 それは。 …… 、 一番、仕込めるのは、アンタ。だろう?
……ま。 もうひとり、銀を手に取って死んでない メアが仕掛け人の可能性も、あるけど。 …… アタシもな、一人じゃあないってのは、 ジョーと同じ考えだよ。
[ 理由よりも、物理的に曲がりなりにも族長を。 ――― あの少女が殺せるとは、思わない。 ]
(269) 2015/05/18(Mon) 20時半頃
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私が夢で視たのは、メアリーと……、 あれは多分、オーレリア。
場所がどこかまでは分からないけれど、 オーレリアの首元に、銀の薔薇が輝いてた。
[瞬き、彼を捉えたならば]
もしかして、メアリーは…… オーレリア本人から あのネックレスを貰ったんじゃないかしら?
だったら、なぜメアリーは 貴方に『拾った』と言ったのか、それが私は引っかかるの。
彼女が鍵を握るなら、 貴方が、……グレッグからメアリーへ 話を聞いて欲しいの。
[視た事実を、そして最後は願いを彼に伝えた。*]
(270) 2015/05/18(Mon) 20時半頃
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[こんな風に、一点。 罪を、少女だと謳う。 それが おなじ方向であっても。
『共犯者が、仲間を売らない』とも思わない。 そもそも うまく手を繋いでるのかも、 見えはしないから 『疑う』。 ]
[ 仲間を信じたい。
だから、それと同じように 仲間を売る狼は、いないだろう。
――― そんな甘い考えは、炎に『消えた』。]
(271) 2015/05/18(Mon) 21時頃
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[>>209追憶に 誰かを重ねるよに 細まる瞳を 狗は知らない。
ただただ、 いつものように、じゃれるようで。 猫目は 一々を、観ている。 ――― 見つめている。 ] [ >>210曇る顔に、
何故、雲がかかったのか分からなくって。 乱雑に梳いたばかりの髪が、揺れる。 ]
…… 、
[ 一拍。 ]
[爛々、意志の籠る闇は、耀る。]
(272) 2015/05/18(Mon) 21時頃
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そんな不良品は捨てて新しい辞書でも買ってこいよ。 本屋ならあっちだ。
[>>255腹立たしいポーズに指差すのはベネットの店。]
大人げない言い訳はいらん。 それとも、仔猫扱いされたかったんなら、ああ。 酒よりもミルクが必要なんじゃないか?
[アルカイドの一年より前のことなんて知らないし、 知りたいとも思わないのだけど。 何かあるのだろうとは、予想は出来て。 そもそも何もない人間なんてありもしない。]
(273) 2015/05/18(Mon) 21時頃
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はいはい、お優しくて涙が出てくる。 やはり医者でも治せないほど、手遅れなんだな。
かわいそーなアルカイド。
[おもいっきり憐れみの色を浮かべておいた。 このぐらいまでは許されるだろうか。]
やさしいなー。ほんとうになー。
[棒読みだ。]
(274) 2015/05/18(Mon) 21時頃
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[それからグレッグと少し話して、小屋を後にした。 ルパートさんが居た頃のままだという、この小屋は これからはグレッグが使うことになるのだろうか。
宿屋の前まで来たなら、踵を返してグレッグと向き合う。]
投票を、まだ、 ……迷ってるの。 メアリーには投票はしないわ。
でも…、だとしたら、
[ルパートさんが。メアリーが手にかけたのではないのなら。 人間を、同胞を―― 手にかけた者が、まだ村の中に潜んでる。
見知った者の中に、同胞を喰らう人狼が。]
(275) 2015/05/18(Mon) 21時頃
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――― あってるけど、違うな。
[ まっすぐ、鴉の目を見る目は歪まない。 ]
…… 憎い。 憎いよ。 絶対に、犯人を殺してやるって『決めた』。 そこは、私情しかないけど、さあ。
[ どうせ、崩れた均衡は。 …… つり合いが無くなった秤は。 どちらが沈むまで、続く。 ]
[ そう。認めたくない。 認めたくなかったけど。 もう、 … 逃げられなくなった。 ]
…アタシは、『思い出した』だけだよ。
――― 『ルール』を破るやつは、 掟の元に、殺されなきゃなんない…ってな。
(276) 2015/05/18(Mon) 21時頃
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私情以上に、そうでもしなきゃあ。 仮初の『平和』でも、取り戻すことは出来ない。
…… アンタが言ったみたいに。 平和ボケしちまってたけど、 アタシはな、戦場でようく、知ってたんだ。
[淡々と、語るひとみは、死天使の貌をして。
>>211わらう顔と同じように。 ほほえんでいて、『わらっていない』。]
っははは…。
甘くないかい、 ドナルド。
[ 初めて、名を呼ぶ。 ]
私怨を混じえなくっても。 …… 『こんなことになった以上』。
(277) 2015/05/18(Mon) 21時半頃
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終わるまで、続くのはおなじだろう? アタシの私怨は、『殺したやつ』に向いてる。
[ さも、なにがおかしい。と。 無実を罪に塗るんじゃあない。
殺したから、居もしない神の代わりに 『罰』を与える。 それだけ。
元々、こんなことを しでかしたやつらが悪いんだ。 そんな、大っ嫌いな免罪符を盾に。 ]
[大義があるだけで、変わらないのかもしれない。] [けれど。結局は、それ以外に道なんて。
――― 狗は、見つけられなかった。]
(278) 2015/05/18(Mon) 21時半頃
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―― 本屋 ――
[ベネットは少しばかり腰を屈めて メアリーの視線の高さに己のそれを合わせる。]
僕からもキミにお願いしていいかな。 家に戻るなら、グレッグに渡して欲しいものがあって。
[いいかな、と問うようにして、 便箋に文字を認めた後、それを白い封筒にいれて メアリーへと差し出す。]
(279) 2015/05/18(Mon) 21時半頃
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……誰かを、選ばなければいけないなんて。 本当に、酷ね。 [辛いと投げ出してしまえたなら、どれだけ良かったか。 今も投げ出したい気持ちすらある。
それでも、今夜もこの宿屋に集まり、また話し合うのだ。 共存を厭う狼を、同胞を喰らった罪深きものを探しだすために。*]
(280) 2015/05/18(Mon) 21時半頃
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私怨で、今回に関わらない無実を、 なにも殺そうとは思ってないよ。
アンタこそ、そんな綺麗事を言ってさあ。 こうやって、いたちごっこを続けて ―― 最後に残るのが、自分ひとりだったとき。
…… どうするつもり?
[ 純粋な 無垢な、 こどもの 赤子のよな、 そんな目をして。
戦の血で手を染めた狗は、 素直な面とも ひねくれた面ともちがう、
――― 不安定な『根底』の前に巣食う 狂いの燭台に、
漆黒の炎を ぼうぼう 燃やす。 ]
(281) 2015/05/18(Mon) 21時半頃
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――― アタシは、覚悟出来てるよ。
…… もし、 もし、 その上で。 自分自身も 『殺さなきゃいけないなら』。
( 乖離した 抜け落ちたピースが、 『罪』を背負っているなら。 ) ( ああ、とっくに穢れた存在だけれど ) ( それよりも、深い深い、罪を。 )
…… 自分だって、 殺せるくらいに、ね。
[懺悔はしない。後悔もしない。 神は居ない、祈りもしない。
自分さえ信じられない、 こんな世界で貫けるのは、
――― ただ、 強い 『意志』だけ。]
(282) 2015/05/18(Mon) 21時半頃
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……だから怖いんだ。 どうとでも理由が付けられるからな。
だがそれも、もう無い。 次の犠牲はどうなる?
[ドナルドの所に来る、なんてわかりやすいか? それとも明らかにメアリーを挑発した誰かだろうか。 他に繋がりがあるのだとしたら、 その狙い方からも解るかもしれないのだけど。]
しかし他に誰がソレなのかがまるでわからないんだ。 メアリーだけが表に出ている、そんな印象も受ける。
[それはもうあからさまにだ。 残りの裏切り者はよほど用心深いのか、姑息なのか。]
(283) 2015/05/18(Mon) 21時半頃
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―昼間・本屋―
うん、…嬉しかったから。
[敵意のない視線>>237は随分と久しぶりな気がする。 普段は当たり前に注がれていた配慮・愛憐の視線。]
うん…、大丈夫。 明日はきっともう少し 元気になる。 お父さんのおそう式もしたし…。
[少女を案ずる言葉>>238に、口端をすこしあげて笑って見せて。]
(284) 2015/05/18(Mon) 21時半頃
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クラリッサ…――?
[その後に耳に入ってくる名前に首をかしげる。 そういや昨日クラリッサも宿屋を訪れていたような。
うまく飲み込めていないまま礼をすると、ベネットが少し身を屈め目線を合わせる>>279]
渡すもの?
[飾らない真っ白な封筒を受け取る。 封はされていない、封筒。
中見てもいいの?なんて聞いたら きっと どうぞ と微笑まれるんだろう。]
(285) 2015/05/18(Mon) 21時半頃
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[>>246 昨日、メアリーと会っていたのはサイラスで ひとりでルパートの葬式と聞き]
グレッグは…何やって… そういえば、アイツ誰を犯人とか思ってんのかね?
[昨日、会った時には ひたすらメアリーを庇っていただけ そんな風に見えて、ふと引っかかる]
(286) 2015/05/18(Mon) 21時半頃
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―宿屋へ― [ベネットのところには後で寄ると、 その言葉に頷いたクラリッサに目を遣って。 >>265彼女の持つ花はスティーブンへの使い。 先程墓地で聞いた焼死体、可能性として挙げられた名、 告げるか一拍、悩んでから。 まずは小屋へと向かおうとその場では彼女に頷いた。]
……わかった。 そっちにも寄ろう。
[花屋の通りを抜けて、広場へ。 視界に入る教会の焼け焦げた様子に、 消火に朝までかかってたみたいだ、と。 人々の囁きから拾える声を、クラリッサへと呟いた。]
(287) 2015/05/18(Mon) 21時半頃
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―宿屋裏手・小屋の前― [扉を開けると家畜のにおいと血のにおいと、 花のにおいと少し腐ったにおいが混じる。 緩く、眉を寄せてから中を覗く。 放ったらかしにされたままの逆さの鶏。]
……ごめん。…そう。 片付けるの、忘れてたから…。
[朝は急いでいて気付かなかった首のない鶏、 クラリッサの声に頷きを返してから 同じ、という言葉に彼女の姿へと視線を向ける。]
……それは、どういうこと?
(288) 2015/05/18(Mon) 21時半頃
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[ルパートと、それから叔父だけではなく メアリーの名前が挙げられることにクラリッサに首を傾げ]
…それは、つまり、
ルパートだけじゃなくて…、
メアリーも犯人じゃないって、
それを、夢で確認したって、
……そういうことでいいんだよね?
[確認をするように、ゆっくりとクラリッサに聞いて。 彼女がその言葉に頷いたのなら、 >>270宿へと戻ろうと小屋を出るクラリッサの背に声を投げる。]
(289) 2015/05/18(Mon) 21時半頃
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…それも、俺を油断させる為の嘘なんだろ…?
[ぽつり、と呟く声は低い。]
そう言って、俺のことは安心させて…、
他の人の前ではメアリーが犯人だったって そう言うつもりなんだろ…?
[眉を寄せて息を詰めるように一拍、置いて目を伏せる。]
(290) 2015/05/18(Mon) 21時半頃
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……俺、もう。わかってるんだ。 …誰が、犯人なのか。
[そう言って、 顔を上げた瞳に映るのは――…クラリッサの姿。]
(291) 2015/05/18(Mon) 21時半頃
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こっちはメアリーに全然会ってねえしな あの跳ねっ返りが何知ってて何考えてんのか さっぱり分かんねえからな…
[首飾りを手に入れた時オーレリアはどうだったか 無事でなければ、何か他に見てないか 自分が彼女に聞きたいのはまずそれだが 色々あって叶わずにいる]
俺だって、父親と友だち亡くして たったひとりで葬式やってるようなこどもを 勘違いでとかしたくねえんだが
…他に怪しい所が見えねえんだよ
[少なくとも、自分へは隠れている状況 それが限りなく、疑わしいものに思えてくる]
(292) 2015/05/18(Mon) 21時半頃
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[たとえクラリッサがメアリーの無実を知らせたところで 曖昧な夢の予言を信じるものはどれほどいるか。
このままメアリーが投票で選ばれてしまった後、 メアリーの無実が証明されたのなら クラリッサはメアリーの無実を訴えていたと言い 疑いから逃れることができる。
――…そこまで、計算してのことなのではないか。]
……それに、夢のことを信じてもらえたら、 クラリッサはこの先投票に選ばれることはきっとない…。
[きっと、そこまで計算しての―――――…。]
(293) 2015/05/18(Mon) 21時半頃
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[ ―― 映りこむ、
永久の虚無も。 孤独の、夜天も。 ――― …… 取り戻して、
『蘇ってしまって』 いた。 ]
[ 『ねえさんは、もういない』 ]
[ そして、 飼い主もいなくなったまま。
どうあがいたって、 … 次の飼い主を乞うようで 求めようとしない 狗は。
ひとりっきりで、何れ弾けて消えるだけ。 ]
[ その星の爆発に、道連れを伴にするかは。 … 猫のような、きまぐれと星陣の向き次第。]
(294) 2015/05/18(Mon) 21時半頃
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[疑念という確信を得た男は犯人と見据えた クラリッサを睨むと、じり、と一歩歩み寄る。
この村は広い、きっと今から回っても 村の者全員にメアリーの無実を伝えることと、 クラリッサが犯人だと理解してもらうのは難しい。
ならば―――…どうすれば、いいのか。
また、一歩。狩りをする時のように慎重に。 クラリッサへと歩み寄る。
低く、喉の奥が唸る狼の音が
クラリッサの耳にも届いただろうか。]
(295) 2015/05/18(Mon) 21時半頃
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[封筒を手にすると 小さくお礼を言って]
今の絵本が『読み終わったら』…―― また、絵本買いに来るね。 その時はまたおすすめ教えてね。
[そういうわたしの顔は、本屋に来る前より少し 自然に笑えていたかな。]
―本屋→―
(296) 2015/05/18(Mon) 21時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/05/18(Mon) 21時半頃
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―→宿屋―
[とぼとぼと歩いていた足取りも 白い封筒とベネットの言葉に 段々と軽くなり。
だんだんと 一歩 また一歩 前に前に足を出して 帰途を急ぐ兄に 兄にこの手紙を…――]
(297) 2015/05/18(Mon) 21時半頃
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―宿屋・勝手口―
お兄ちゃん!ただいま!!
[勝手口を大きく開けて その姿を確認しようと 台所、居間、家の部屋という部屋を走る。]
いない……。
[そういえばまだ今朝は兄の姿を見ていなかった。 どこか行ってしまったのだろうか。
瞬間、背筋がゾクリと冷たくなる感じがして 持っていた封筒を握りしめた。]
[小屋の方から人の声が聞こえたのはきっとその直後。]
(298) 2015/05/18(Mon) 21時半頃
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―宿屋裏手・小屋の前―
お兄ちゃん…?
[小屋の前にいたのはグレッグとクラリッサ。 一瞬の不安が解けて、兄に抱き付こうと近寄るが 様子がおかしいことに気が付く。>>295
その動きは獲物を見定めた獣のように 唸り声は威嚇する獣ように]
(299) 2015/05/18(Mon) 22時頃
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[メアリーの反応>>284に小さく微笑み「そう」と紡ぐ。 弟妹に対すると似た、兄の貌が少しばかり滲んだ。]
――…メアリーが元気になったら グレッグもきっと安心するよ。 ああ、ルパートさんの……、 僕に手伝える事があるなら遠慮せずに言って。
[笑みが見えれば安堵の色を見せつつ]
(300) 2015/05/18(Mon) 22時頃
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[クラリッサの名がメアリーの口から零れる。 不思議そうに見える彼女に少し考えてから]
時々、一緒に本を読んだりするんだ。
[と、己と彼女の縁をぽつと綴った。 封筒を受け取る彼女に、 何も言わず肯定するように微笑んで。]
(301) 2015/05/18(Mon) 22時頃
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[別れ際のメアリーの言葉>>296に、 ルパートと共に本を選びに来た姿が過ぎる。 礼の言葉には、また笑みを浮かべ]
――…ん。 その時は、グレッグと一緒においで。 とびっきりのおすすめを揃えておくから。
[来た時とは違ってみえる彼女の笑みに ベネットは目を細めて、その背を見送る。*]
(302) 2015/05/18(Mon) 22時頃
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[>>247>>248 明け透けな物言いで話すサイラスに 笑いながら、打ち明ける]
俺は族長が集会所で話してた時に ジョスが裏切り者なのか? とか見てたな したら、がっつりこっち睨んでやんの
首飾りの件とか聞いてきたし こんなアホな質問オーレリア食ったら 出来ねえよな…多分、白だろうって思ってる
てか、俺なら出来ねえわ…犯人なら惚れる
[>>250 薬をもらって礼を告げた後 サイラスは、そのまま次の行き先へ 去り行く彼に手を振った*]
(303) 2015/05/18(Mon) 22時頃
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ダメ―――!!!
[何が起きてるのかわからないけれど ただならないふいんきに 咄嗟に飛び出す。
さっきベネットから聞いた、「クラリッサなら…――」その言葉と 握るしめる白い封筒に湧いた微かな希望。
それが吹き飛んでしまう気がして。 兄に飛びついて止める。]
ベネットがゆってた! クラリッサが助けてくれるかもって。 ダメだよ…。 こんなことして… お兄ちゃんがいなくなったら…!
[しがみつく少女に兄はどう動くのだろうか*]
(304) 2015/05/18(Mon) 22時頃
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─ 回想、教会 ─ [自分の疑い先、見解を告げた時のジョスラン>>261にはほんのわずかな笑顔を浮かべ、続けられた言葉に笑みは苦いものに変わる。 それは、グレッグならメアリーを許さないという彼の言葉への同意だった。
おかげで疑いは簡単に揺れるが、他に向けられるところが浮かばない]
アイツ、ドナルドを疑ってるって言ってたぜ。
[>>286グレッグの疑い先を気にするドナルドには、昨日聞いた言葉>>3:288を隠さずに伝えた。 ジョスランから教えられたというグレッグが知るネックレスの話>>3:286、それを教えたジョスランを疑う気はない>>3:87ということも。 それ以外に自分が言えることがあれば、それもドナルドに伝えていただろう。*]
(305) 2015/05/18(Mon) 22時頃
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[ そうして、 サイラスが入って来たとき。
>>170確認するよな その言葉に、 黒狗は、すこしばかり。 寂しそうな目をして、うなずいていた。]
[ >>175祈りに落ちることばに対し。
狗を 燃ゆり 、 燻る炎は 、
――― 鎮やかで。 ]
[ またころころ 変わる顔で、 サイの見解を、 耳に過ぎさせてゆく。 去り際、>>250『花』ということばに。
そういえば、と 、 ひとつ 供えたい花を、頭に浮かべた。 *]
(306) 2015/05/18(Mon) 22時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/05/18(Mon) 22時頃
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─ 墓地へと向かう道中 ─
[花束を抱え歩く男にふと、冷めた視線が刺さる。 それは慣れてきたものだが、より一層の畏怖と蔑視が混ざっていた気がして、わずかに首を傾げた。 と、その時──……。 ]
『あいつかい、人を喰らい殺したってのは』『ああ、酔いながら自分で言っていたらしいじゃない』 『いつも一緒に歩いてた子が死んで、同情もしてたんだけどねぇ』『存外、自分は違うって思わせる為に殺したかもしれないね』『ああ、何せ人喰らいだしなぁ』
[ひそりと交わされる言葉は、己の過去に関するもの。
人狼族が抱えている、仲間殺しをしてまで正そうとしている過ちが未だ解決しないせいもあり。 男にとっては妙な話まで加わり、村に巡り始めていた]
(307) 2015/05/18(Mon) 22時頃
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( ああ、こりゃぁ。 )
[そのうち更に膨らんでいくだろうなぁと。溜息をこぼし、歩みを進めていく。
村の人々の口からこぼれる、人の味を知るひとおおかみの話。
それは確たる疑い先を持たぬ者、揺らぎやすい者の耳に入れば、疑惑として思考に刻まれるかもしれない]
(308) 2015/05/18(Mon) 22時頃
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― 墓場 ―
[ 昨日掘った墓穴から、
更に 足を伸ばすように、 傍の土くれを掘る。
重ねて。 埋めて。 重ねて、 … ]
[ "カイド・バナト・アル・ナアシュ" ] [ ( 大きい棺台の娘達の長) ]
[こんなことばかりしていたら、 本当に破軍星の名に、近付きそうだ。
――― 死神には、なってやっても。 …… 葬儀屋になるつもりはないんだけれど。]
(309) 2015/05/18(Mon) 22時半頃
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[また一歩、クラリッサへと近付いたところで >>304引き止める、声。 それは紛れもない、従妹の声で―――…]
……メアリー。
[飛びついてきたメアリーの姿に、 言われた言葉に少しだけ、目を伏せて。]
…うん、
[>>304告げられる言葉に、小さな相槌。 喉の奥の唸りをおさめて微笑んで見せれば、 従妹は安心して少しはしがみつく手の力を緩めるか。]
(310) 2015/05/18(Mon) 22時半頃
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[背にかかる声は>>290低く、一瞬何を言われたのか分からない程。 ]
……え、…?
[小屋から出た後のグレッグの面持ちは暗く、 その様子に気づいたなら、彼を慮るように彼の名を呼んだ。 彼の反応に、信じてもらうことは難しいと分かっていながらも 今まで伝えてきたドナルドや、ベネットの時とは違う反応に 少し困惑の色を浮かべていれば、やがて彼の瞳に宿る光に。>>291 その鋭さに、一歩後退る。]
メアリーが犯人だなんて、言うはずもないわ。
それに、私の話が、信じて貰うことが難しいことは、 知っているもの。
[彼から目を離さないながらも、彼の声に、瞳に鋭さに一歩、また一歩とたじろぐ。 投票の話に触れるグレッグの声に、様相に、>>293 左手に花の束を握りしめ、右手で自身の胸の辺りをぎゅっと掴んで]
(311) 2015/05/18(Mon) 22時半頃
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……大丈夫だよ。
[ぽつりと、小さく呟いて。 しがみつくメアリーの頭を一度撫でた。]
(312) 2015/05/18(Mon) 22時半頃
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[その後、]
[しがみつく少女の体を、突き放す。]
(313) 2015/05/18(Mon) 22時半頃
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[はじめから、投票などというものを使わず。 こうしておけばよかったのだ。 そうすればルパートが死ぬことも、きっとなかった。
それは、 『一族の掟』に反してしまうことかもしれないけれど、 人間との『共存』の為の 『人狼族の掟』を今まで男が守ってきたのは、
ルパートが、メアリーが、幼馴染が、 大切な者たちが、安全に暮らす為に 必要なものだと考えていたからだ。
『掟』に従うことで、 メアリーの命が今後も危険に曝され続けるというのなら。 そんなものはもう、必要なくて―――]
(314) 2015/05/18(Mon) 22時半頃
|
|
(―――…なら、自分で仕留めればいい。)
[低い唸り声は獣化の前兆、 裏手の家畜達が狼の気配に騒ぎ始める。
一歩、踏み出せば現れるのは褪せた金の毛を持つ獣。 獣はクラリッサへと、飛びかかった。]
(315) 2015/05/18(Mon) 22時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/05/18(Mon) 22時半頃
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―― 本屋 ――
[メアリーと入れ違うように末弟が店の様子を見に来た。]
――…こんな状況だし、閉めててもいいんだけど。
[結局、いつもの場所にいる自身に苦笑する。]
そういえば、メアリーが来てたんだけど――… ほら、親を亡くしたばかりで、大変だろう? だから、少しだけ、彼女の事も気に掛けてくれるかな。
[末弟は一瞬動揺をみせるも、わかった、と頷いた。]
(316) 2015/05/18(Mon) 22時半頃
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|
……私が、投票されたくなくて言っていると 貴方は、そう思ってるの……?
[まるで警戒する獣のような姿。>>295 初めて見る彼の姿に、微かに手が震えて 思わず目を閉じたなら、
不意に、響いたのは少女の声。>>304]
……メアリー……!?
[思わぬ人物の登場に目を瞠り、彼女へと意識が奪われる。]
(317) 2015/05/18(Mon) 22時半頃
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[低くくぐもった唸り声が止み、小さな相槌。>>310 そして微笑み。
胸をなで下ろして、ほぅと安堵する。 “いつも”の「大丈夫」の声。 頭に覆いかぶさる優しい手に 服を握る力が緩む。]
(318) 2015/05/18(Mon) 22時半頃
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[身体が押される衝撃が 突き飛ばされたことによるものだと 理解したのはその一瞬ののち。]
(319) 2015/05/18(Mon) 22時半頃
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[衝撃に咄嗟に目をつむって、 再び開いた時、目の前に大きな影。>>315
日に褪せてチリと光る黄金の毛並がうねる。 獲物をしとめるしなやかな獣の動き。
手の内の真っ白な封筒が泥に塗れる。]
(320) 2015/05/18(Mon) 22時半頃
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イヤァァァアアアアアアア!!!!!!
[ざわつく家畜の鳴き声、羽の音、足の音。 そしてほとんど悲鳴のような少女の声が辺りに響き渡った。]
(321) 2015/05/18(Mon) 22時半頃
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…… え?
ほんとだ、 ひとつ…、 ――― … いつの間に?
昨日、処刑はなかった、よねえ。
[>>235灰の瞳を、追いかけるように
猫はぐるうり、 一番 新しいふくらみに、瞳を向けて。 …… 感覚が麻痺しかけながらも、 スティのときよりはちいさくも。
されど、 ざわつくこころは。 誰かわからない、墓標に、視線が落ちる。]
(322) 2015/05/18(Mon) 22時半頃
|
|
[ 不意に、 視線を彷徨わせるなか 一番ちいさなふくらみに >>161赤い花が、添えられてるのが過る。
――― 花のなまえは、 詳しいわけじゃあ、ないから、 何の花かは、しらない。
( 狗が知っているのは、
ほんの数種類だけ。 )
ただ その赤く可憐な花に、 なんとなく吸い寄せられるように。
――― じ。と 見。 ]
(323) 2015/05/18(Mon) 22時半頃
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|
─ →宿屋へと ─
[村の人々の声から逃げるようにして男が向かったのは、墓地ではなく宿屋だった。
どうせ墓地へと向かう時、スティーブンが頼んだ花も手向けられればいいと思ったから>>252。 ならばクラリッサから、その花を受け取れないかと。 そんな考えで、男の足は宿屋へと向かう。
きっと扉は開いている。そんな確信で片手を扉に伸ばした時、風が吹いた。 穏やかなこの季節にぴったりな風は、裏手の方の家畜達のざわめきを男の耳に届けた>>315。
次いで聞こえたのは、少女の悲鳴>>321]
今の、メアリーか!?
[何が起きているか判らないまま、騒ぐ鼓動を片手で掻くように宥め、悲鳴の聞こえた方へと駆けた]
(324) 2015/05/18(Mon) 22時半頃
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|
[扉に近い弟がふっと顔だけ扉の方を向く。]
「ね、何か聞こえなかった? 悲鳴みたいな、女の子の……」
[気のせいかもしれないと思う程度届いたそれに 弟は不安げに眸を揺らした。]
――…ん、聞こえた?
[分からないとばかりにベネットは首を傾げるけれど 弟の様子に少しだけ困ったように笑い]
じゃあ、ちょっと外みてこよう。 今度はおとなしく留守番しておいで。
(325) 2015/05/18(Mon) 22時半頃
|
|
おい、メアリー! 一体何があったんだ!?
[家畜達のざわめきと、悲鳴が聞こえた方へと駆けて、そうして聞こえた声の主へと声をかける。 それは疑惑を向けている大人としてではなく、馴染みある友人の連れとしてのそれだった。 ただし、状況が状況だけに、切迫した声ではあったが]
一体何が──……
[突き飛ばされたメアリーの体勢は、どんなものだっただろう。 男の蒼の双眸はまずメアリーを捉え、そうしすぐに彼女に駆け寄る。 彼女がサイラスを受け入れるかどうかは判らないけれど。
そうして男は、本来ならば“あってはならない”光景を目にする>>315。*]
(326) 2015/05/18(Mon) 22時半頃
|
|
処刑は無かったよなあ? 他に話しも聞いてない、ような。
[真っ先に教会に駆けつけてしまったから、 もしかしたら他にも犠牲者がでたのかもしれないが。]
戻ったら聞いてみよう。 流石に腹も減ってきた。
[意識はどうであれ内臓はしっかりと健康なようだ。]
(327) 2015/05/18(Mon) 23時頃
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|
[一瞬、唸り声が止んで。 グレッグに近づいたメアリーの姿を見とめた。
少女の頭を撫でていた彼の姿は、 今まで何度となく見てきたはずの 何気ない日常の一枚。
刹那――
ぐらりと少女の身体が突き飛ばされて 呼吸が止まる。]
(328) 2015/05/18(Mon) 23時頃
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――メアリーッ!
[叫ぶように少女の名を呼んで。 駆け寄ろうと、花を投げ捨て少女の元へ足を向けた。
ざわりと風が騒いだのはその時。
少女の元へと辿り着く前に。 目の端に映ったものは、黄金に靡く、獣の毛色。]
(329) 2015/05/18(Mon) 23時頃
|
|
[ 赤い花をみつめながら、
>>327処刑はない、と。 記憶通りの出来事に、 ほ、 と。
――― 不謹慎な、安堵を一度。 その提案に、こくり。頷く。]
そうだなあ。 本当に、このひとも『犠牲者』なら。 犯人が複数っていう裏付けにはなりそうだもの。 …… 何人いるか、までは。
『終わらない』限り、 分かりようも、ないだろうけれどね。
[終わったとして、 それが仮初かどうかも。わからない。 霧の中を、進んでいくような、もの。]
(330) 2015/05/18(Mon) 23時頃
|
|
[けれど。 火事騒ぎのなかで、立て続けにふたり。 なあんて。見つかりに行ってるような、もの。
殺す順番が逆であれ。 同一犯だとしたら、不自然さはぬぐえない。 足りぬ頭で、ぐるぐる、考える。
―― 現実はそれよりも『酷い』と知らぬまま。]
[>>235茶化す響きに、 ようやく 赤い花から、視線をはずす。]
…… デートのお誘い、ねえ。 くくっ、野郎三人でデートなんて。 華が無いったら、ありゃあしないけれど。
… ひとり増えたくらい、 場所を貸してくれるんならいいよ。
(331) 2015/05/18(Mon) 23時頃
|
|
…… いっつもなら、
鴉の家なんざ行けるかと、思うがね。 …… いまは、
[ 診療所には、
ひとり 閑な あのはずれには。]
[ 時間の問題だと言っても。
『戻りたくない』。
――― … そこまで言い切ることは出来ず、 ことばを、切ったけれど。
言わんと、伏せたことばを その色と 脈から察するのは難しくないだろう。]
(332) 2015/05/18(Mon) 23時頃
|
|
[外に出て耳を澄ます。 ひとびとのざわめきが耳にとまり、柳眉が寄る。
「今の悲鳴、宿の方からよね」 「あそこの御主人、疑われて」 「また人狼族が」「そういえば」
口さがない人々を見ぬようにして 聞こえた、宿屋のある方向へと歩みだす。]
――……っ。
[メアリーの名を呼ぶ声>>329が、聞こえて、 歩む足取りが、駆けるものへと変わった。]
(333) 2015/05/18(Mon) 23時頃
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|
[目に飛び込んだものは、黄金色の大きな塊。]
――……っ! [避ける間もなく、声を上げる暇もなく。 その塊ごと地べたに転がった。 身体に伸し掛かる重みに圧迫されながら、 布の上からも爪が突き刺さる。
耳に届く悲鳴も聞こえず>>321 耳元で聞こえる唸り声が身体に恐怖を訴える。
身動きの取れない身体を、懸命に身体を捩り]
(334) 2015/05/18(Mon) 23時頃
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|
いやぁぁああ――ッ!!
[力の限りに声を振り絞った。*]
(335) 2015/05/18(Mon) 23時頃
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|
はあ、全く呑気な腹の虫だねえ。
[>>327まあったく、と嗤いはするが。
それを、咎めも。反対もせずに。 埋め終わった、一番真新しい墓標の 土くれの天辺に そ と。
――― 手を触れる。
添えるものは、いまは、まだない。 ]
……ね。
誘いにゃあ断らないけれど、 アタシは行きたい場所があるからさ、
――― 先、 行っといてくれないかね。
(336) 2015/05/18(Mon) 23時頃
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|
[サイが、 『ついでに先生に供えるのも買ってくるよ。』と。 言ったことは、覚えているのだけれど。
…… 『世話になった礼』と。 いま、捧げられるようなものは、ないから。
―― …… すこし、
宛を、見繕ってこようと。 おもった。 *]
(337) 2015/05/18(Mon) 23時頃
|
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/18(Mon) 23時頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/18(Mon) 23時頃
|
[メアリーに駆け寄りながらも、視線は眼前の光景へと注がれる。 それは確かに“あってはならない”筈の光景。
金色の狼──それは多分、グレッグだろう──が、同じ人狼であるクラリッサへと押しかかる姿で>>334]
メアリー、おい、メアリー。
一体何がどうなってるんだ。 何でクラリッサもお前も悲鳴上げてて 何でグレッグが、あんなことしてんだ!?
[返答はないかもしれないと理解しながら、この光景の理由を、メアリーに問いかける。 金色の狼の挙動を見て、自分はどうすべきかと考えながら。
向かってくるベネットの気配>>333に、男はまだ気づいていない]
(338) 2015/05/18(Mon) 23時頃
|
|
[駆ける。 全力で駆けているのに遅いと感じてしまうのは 獣の姿で風を切る速さを知っているから。 もどかしく思いながらも人の姿のまま。
また悲鳴が聞こえて。 それがクラリッサの声>>335に思えて。
まさか、と思う。
そうして駆けつけた宿屋の裏手には、 サイラスとメアリー、そしてクラリッサと、 見慣れぬ金色の毛並みもつ獣の姿。]
(339) 2015/05/18(Mon) 23時半頃
|
|
―― 宿屋裏手 ――
[タオルを外してみせた癖の残る金髪と その獣の毛色がふと重なる。
クラリッサと小屋を見に行くといったのは誰であったか。]
――… グレッグ ?
[状況が分からぬまま、名を紡ぎ。]
(340) 2015/05/18(Mon) 23時半頃
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|
[駆け寄るおとなの気配>>338に助けを求めようと思ったが それは今朝自分を疑っていると言っていた、サイラス本人で。>>113>>114>>146
すがる眼は一瞬で、すぐに眉をしかめて不快感を纏う。
「何がどうなってると」と何度も尋ねられるが 今はそれどころではないと不機嫌で気を立てて]
知らない!! わたしが聞きたい!!
お前たちのせいで グレッグお兄ちゃんがヘンになっちゃった! みんなみんな知らない! どうしてみんなわたしたちをほっといてくれないの?!
[とわめき散らすだけ。]
(341) 2015/05/18(Mon) 23時半頃
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|
お兄ちゃんッ…――!! グレッグお兄ちゃん!
[やめて、やめてと叫ぶわたしは無力で。]
[まって、ダメだよ。 やっと、希望が 持てそうなのに。 家族がみんないなくなっちゃう。 お兄ちゃんがいないと わたし生きてる甲斐なんて ないのに。]
[頭の中に浮かんでくる先の話。 でも目前の出来事に言葉はうまく出てこなくて。
必死だったから。 思わずその身を小さな獣にやつして。
クラリッサに覆いかぶさるようにして跨る兄の後足を 力任せに噛んだ*]
(342) 2015/05/18(Mon) 23時半頃
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|
アホたれい、さすがにこれは放っておけねぇだろ。
[問いかけたメアリーからのわめき>>341に、男はいつも通りに返す。 一瞬だけ縋る視線を向けられたことに、疑いなんかどうでも良くなりそうだ。
否、それよりも問題は眼前の光景だろう。
と思った時だ、ベネットがグレッグの名を紡いだのは>>340。状況が判らないと言った表情に、そうだろうと密かな同意を覚えてしまう]
(343) 2015/05/18(Mon) 23時半頃
|
|
[現れたベネットから、視線を金色の狼へと戻す]
おい、お前さん、グレッグだろ。
何だって──……
[こんなことを。と、告げかけた時だ。
グレッグを呼んだメアリーが、クラリッサを組み伏せる金色の獣の後ろ足に噛み付いていったのは>>342。
もしそれに狼が怯むことがあるならば、男は自分の力のなさを無視して、体当たりでも仕掛けてみようかと。 そう思いながら、固唾を飲み込んで。 状況をまっすぐに見守る]
(344) 2015/05/18(Mon) 23時半頃
|
|
[>>334 うさぎの尻尾を狙う時のように、 まずはクラリッサの長い髪に噛みついた。
逃げぬように髪をくわえて強く引き、、 華奢な体に前足をのしかけて、地面に倒す。
人の型を取っている時深く短く切っていた爪は 狼の型を取っても変わらず短いままで、 布の上から爪を立てても、 クラリッサの肌を深く抉るまではいかない。
獣の息使いを聴かせながら クラリッサの その白い首元にすぐに牙を立てれなかったのは、 くわえていた長い髪が邪魔をしたから。]
(345) 2015/05/19(Tue) 00時頃
|
|
[顔を振り、長い髪を吐き出すように離して。 唸り声を上げ牙を向けようとしたその時に、
>>342足元に鋭い痛みを感じて、 獣は怯むように低く鳴いた。]
(346) 2015/05/19(Tue) 00時頃
|
|
[>>305 サイラスからグレッグの疑い先を聞けば]
意外性がなさ過ぎだわな…
折角、昨日会ってたんだし 猫みたいに直でいってくれりゃ いいものを、目え逸らしやがって
…勿体ねえことしてんな
[と、ぽつり*]
(347) 2015/05/19(Tue) 00時頃
|
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/19(Tue) 00時頃
|
男三人でデートも何もないだろ。
[飲みに行くのを考えなおそうか、なんて。]
……ほんとうに猫を持ち帰るのも吝かではない。 お前が酔いつぶれたならな。
[今夜一晩ぐらいは受け入れてやってもいい、 そういうのはとても小声で。]
先に?構わないが。 ドナルド、行こうか。
[移動を促す、幼馴染の家なら勝手知ったる、だ。]
(348) 2015/05/19(Tue) 00時頃
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[その様は、人が見れば。 人の姿をした女性を、金色の狼が襲い。 そんな狼の足を、小さな狼が噛み付くという、不思議な様だっただろうか。
メアリーの牙を受けてグレッグが怯むように鳴いたのを聞けば>>346、男はすぐに金色の獣との距離を詰めた。
組み敷かれるクラリッサの傍らに位置することの申し訳なさ、それから足に噛み付く小さな狼に変わったメアリーに対する申し訳なさが一瞬過ぎるが、それを頭からどかして。
右足の爪先を、思いっきりグレッグの首をめがれてめり込ませようとした。 それが当たるかどうかも、邪魔が入るかどうかも判らないままに。*]
(349) 2015/05/19(Tue) 00時頃
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デート? ウチは逢い引き茶屋じゃねえぞ… っていうか、男だらけで何いってんだよ、ばーか
[書庫代わりにひと部屋潰している以外 特にこれという特徴はないのだが 小屋とはいえ、ひとりで住むには割と広い]
後から来るっつうなら これ持ってろ
[行きたい場所があるという猫へ こそりと、囁きながら]
(350) 2015/05/19(Tue) 00時頃
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[家畜の騒ぐ音に、
相次いで響いた女性の悲鳴に、
宿屋の方で何かが起きていると、 さすがに村の者達も気付き始めるだろうか。
近寄ろうとはせず、 けれども不安げに、何かが宿で起きていると
人々は 村のあちらこちらで、囁きだす。]
(351) 2015/05/19(Tue) 00時半頃
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[>>349痛みにくわえて増えた新たな人影に、 獣は殺気を隠さず噛みつこうと牙を向ける。
口から解けきれなかったクラリッサの髪が絡まって、 すぐに噛みつくことができなかった。
だから、
首元に食い込んだ足に獣は悲鳴を上げて、 クラリッサの上から地面へと叩きおとされた。]
(352) 2015/05/19(Tue) 00時半頃
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[喰まれた髪が喉元に纏わりつく。 覗く牙の鋭さに、首を竦めながら 藻掻く合間に見えた人影は一つ、いや、二つだったか。]
誰か…っ
[襲い来る恐怖に、救いを求めた。 胴体よりかは幾分か細い前足を抑え、 引き剥がそうと力を込めたなら、 不意に、獣の力が弱まって>>342、呻くような鳴き声を聞く。]
(353) 2015/05/19(Tue) 00時半頃
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っ!
[確かに獣の首元に足がめり込み、悲鳴を上げてクラリッサの上から離れる>>352]
ベネット! クラリッサを頼む、引き離しておいてくれ!
[ベネットはどうしていただろうか。 彼に叫ぶように声をかけるのと同時、地面へと叩き落された金色の狼の身体に、自らの身体を覆いかぶせて、その自由を奪おうとする]
おい、グレッグ。 どうしたんだ、お前──……。 何でクラリッサを……。
それとも、お前なのか? 過ちをおかした同族ってのは──。
[静かに問いかけながら、全体重をかけてグレッグの背を押さえ込もうとすれば、抵抗はあっただろうか。
疑いを移す言葉は、きっとメアリーにはたまったもんじゃないだろう]
(354) 2015/05/19(Tue) 00時半頃
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[ふ、と視界が暗く陰ったのは一瞬のこと。 衝突音と共に聞こえたのは、獣の鳴き声。>>349>>352
身体に掛かっていた重みが消え去り 目を開けたなら、そこにあったのは丸まった大きな獣と。 まだ小柄な狼の姿。*]
(355) 2015/05/19(Tue) 00時半頃
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なぁ、グレッグ。 聞かせてくれよ。
頼むから。
[抵抗されたならば、なるたけ込められるぶんだけの力を込めて、それを封じる。 もしそれでも敵わないくらいの抵抗があるならば、己も獣の姿へと、本来の姿へと戻ることを考えながら問いかけていく。
頭の片隅で、グレッグの命を手にかけることを描きながら。 男の注意は、全て金色の狼に注がれている。*]
(356) 2015/05/19(Tue) 00時半頃
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[メアリーまで小さな獣の姿となり 金色の獣を止めようとするのはサイラスも同じで。 誰か、と呼ぶクラリッサの声>>353と サイラスの呼び声>>354に、 この状況に混乱していた男ははっと我に返った。]
ああ、グレッグを頼む……!
[サイラスに声掛けて、 クラリッサへと駆け寄り手を伸ばして 彼女の身体を抱き起こそうとした。]
(357) 2015/05/19(Tue) 00時半頃
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[幸なことに長いゆるやかなウェーブの髪が絡まって兄の牙の行く手を阻む。
少女が突き立てた牙に、兄はよろめいて とうとうその身体は地面に崩れ落ちた。>>352]
[立ち上がらないことを確かめると姿を人の身に戻し サイラスをドンと突き飛ばすように押しやって 兄に掛け寄る。]
グレッグお兄ちゃん…! 大丈夫?
[加減もせず噛んだその足は血が出ていただろうか。 倒れた兄を見守りながら、 クラリッサを、集まった人びとを見渡した。 兄の傍でその存在を守るように。]
(358) 2015/05/19(Tue) 00時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/05/19(Tue) 00時半頃
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グレッグお兄ちゃんを苛める奴は わたしが殺す!!
[こんなことをしてしまってはわたしよりも 兄が疑われてしまう 想像するに容易く 非常に残酷な仕打ち。]
[すっかり気が動転した少女は 誰彼かまわず敵意をむき出した*]
(359) 2015/05/19(Tue) 00時半頃
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[喉元への攻撃に咽たように咳をして、 それでも人の型には戻ろうとはせず よろけながらも再びクラリッサに向かおうとすれば、 >>354サイラスにのしかかられただろうか。
自由を奪う男に威嚇するように唸って獣は睨み >>356サイラスの言葉にも答えようとはせず、
ただ、ただ、低く 唸り続けている。]
(360) 2015/05/19(Tue) 00時半頃
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[>>348 ジョスランの持ち帰る、の言葉に 思わず吹き出して]
ジョスは潰す気だったんかよ… こいつ、飲むとひでえ暴れ方するから 我が家が血の海になるぞ
[日頃、酒場で飲んでる時に ちらり見ていたあれそれを思い出し 態とらしくぶるりと振るえた]
(361) 2015/05/19(Tue) 01時頃
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[>>360喉元に男の足がめり込んだ狼は咽せたように咳き込み、それでもその姿のままにクラリッサへと向かう。 取り押さえ体重をかけ、問いかけに何も返ってはこない。
それがまるでグレッグの意思のように思えた時、メアリーに突き飛ばされた>>358]
(362) 2015/05/19(Tue) 01時頃
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[影がサイラスと分かったのは、少し後の事。 土で汚れた衣服も、乱れた髪もそのままに。
暫し呆然として居れば、 目前に伸ばされた手にようやく気づいて。>>357 手を伸ばしているのがベネットだと気づけば]
ベネット……
[震える手をその手に重ねて、身体を起こす。 震えるのは手だけではなく、 身体中が、じわりと襲われた恐怖を思い出したなら 身体を支えてくれる手をきゅ、と握りしめて 縋るように、身体を寄り添わせた。]
(363) 2015/05/19(Tue) 01時頃
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メアリー。 ──殺すなら、殺せよ。 でも、これは多分、族長が言った過ちの現場だ。
[一度弾き飛ばされた身を戻して、そうして低く唸るようにしてわめき散らす少女を静かに恫喝する>>359。 彼女にかけた言葉で、男のグレッグを手にかける意思は伝わるだろう。 そのまま、わめく彼女の華奢に肩を押しどけるつもりだ。
大人と子供の力ならば、抵抗されても男の思うままになるのはそう時間はかからないだろう]
メアリーを押さえてくれ、はさすがに荷が重いか?
[クラリッサを託したベネットに視線を向けてみるが、どうだろうか。 取りあえず男は、目的を果たすためにメアリーを押しのけた。 どんな抵抗を受けても、男はそれを果たすつもり。*]
(364) 2015/05/19(Tue) 01時頃
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[未だ低く唸る声に>>360、怯えを隠せずに。 いつ向かってきてもおかしくない獣の瞳を捉えて離さなかった。
集まる人々の目を気にする余裕もなく、 ただ]
どうして……
[唸る、人であったはずの獣に問いかける。>>360*]
メアリーを、大事にしたいんじゃなかったの…?
(365) 2015/05/19(Tue) 01時頃
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[クラリッサの呼ぶ声>>363に案じる眼差し向けるまま頷く。 重なる手からはぬくもりが伝い、 そのことに微かな安堵が過ぎった。
縋るような彼女の手が、身体が震えるに気付けば 彼女の身体を支えるベネットの手に力がこもる。 ぎゅ、と抱きしめるは、無事を確かめるように]
クラリッサ、怪我はない? ――… 、……、
[無事でよかった、と心から思う。]
(366) 2015/05/19(Tue) 01時頃
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[抵抗を試みて、それをサイラスに封じられて、 幾度か繰り返していくうちに獣は大人しくなっていった。
連日、あまり寝れていないこともあった。 それから、 足の噛み傷から地面へと少しずつ流れていく血も 少しずつ、獣の姿の男を弱らせていく。
その自分が流す紅い色を見ながら伏せて、 誰かに話しかけられれば低く威嚇の返事を返し
そして決して人の姿に戻ろうとはしなかった。*]
(367) 2015/05/19(Tue) 01時頃
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[掟破りの人狼が現れたと、 騒ぎを聞いた人間の村人達が陳情を出したか、
それとも宿の隅で起こったことと 内密の話で済まされることとなったか、
今はまだ―――定かではなく。**]
(368) 2015/05/19(Tue) 01時頃
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|
いや、持ち帰りたい訳じゃないし。 そんなにクセが悪いなら置いて帰ろう。
[>>361吹き出したドナルドに怪訝そうな顔を向ける。 普通に飲み合うだけだったのだけども、 変なことになったらどうしよう。]
暴れる前に潰そうか。
[二人がかりなら、まだ何とかなるだろうか。 猫はとても強いだろうけれど。*]
(369) 2015/05/19(Tue) 01時頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/05/19(Tue) 01時半頃
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ッ…――!!
[「過ちの現場」と言われれば返す言葉もなく。 ただただ、獣の姿のままの兄を掻き抱いて。
サイラスに肩を押しどけられたらややも抵抗するが やがて叶わぬことと悟ると、不本意ながら身を引いて。]
[怯えた目のクラリッサと 弱弱しく呻き押さえつけられる兄を見て。 ただ、声を押し殺して泣くことしかできなかった。]
(370) 2015/05/19(Tue) 01時半頃
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[サイラスの声>>364が聞こえて、 ベネットはクラリッサを抱く腕を緩める。 案じるように彼女に視線向けてから、 メアリーの方>>370を見遣れば、身を引くが見えた。]
メアリー……
[声を押し殺す彼女の姿が痛々しく感じられ 胸が痛むのは、思いあうふたりの心を知るからで。]
(371) 2015/05/19(Tue) 01時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/05/19(Tue) 01時半頃
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[ベネットの案ずる声に、顔を上げて。 その瞳の色を確かめたなら、微かに頷きを返す。
サイラスの声に>>364、 メアリーへと目を遣れば、 憤り、グレッグを庇っていたその瞳が揺れたことに気づき]
ありがとう、もう、大丈夫…。
[そう、弱く笑って身体を離した。]
(372) 2015/05/19(Tue) 01時半頃
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なにが…大丈夫なの…。 全然大丈夫じゃない。 全然!大丈夫じゃない…!! ふ、とうっ…!もらったのに…! …ごめんなさ、い…!わたしが… 困らせたから…。 [降り積もる言葉を うわごとのように吐き出して。
もう泥だらけになってしまった封筒を視界の端に。 ぐったりと横たわる兄が段々ぼやけて映る。
涙で見えなくなる視界がブラックアウトしていき まもなくわたしの身体はしな垂れ落ちた。]
(373) 2015/05/19(Tue) 01時半頃
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[弱い笑み>>372に困ったように眉を下げる。]
大丈夫そうには見えないよ。 ……家まで送らせて。
[離れる温度を名残惜しく思う。 けれどそれは口にせぬまま、 乱れた髪を整えようと、クラリッサの髪に手を伸ばして]
(374) 2015/05/19(Tue) 01時半頃
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|
いい子だ、メアリー。
[やがて不本意ながらも身を引くメアリーに>>370、男はほっと胸を撫で下ろした。 いつもの調子で投げた台詞だったが、きっと彼女からしたら反吐が出るような言葉だっただろう]
……なぁ、グレッグ。 どうして──……
[メアリーを押しのけ、大人しくなったグレッグである獣の傍らに屈み込む。一応はその背を両手で押さえることは忘れない。
静かに語りかけてみても、威嚇するような呻きしか返ってはこない>>367]
(375) 2015/05/19(Tue) 01時半頃
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怪我、してるぜ。 スティーブンが亡くなったから、薬を使えるのは今んとこ、この村には俺しかいねぇ。 そっちの身体じゃ、毛ぇむしったりと手当てするには不都合なんだ。
そのまんまだと、噛んだメアリーだって気に病むだろ。
[だから人の形を取らないかと勧めるが、返ってきたのは威嚇の呻きだけだろうか。
その頑なな態度に男は諦めの溜息をこぼし。 そうして──……]
(376) 2015/05/19(Tue) 01時半頃
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[封筒も、その中身も、既に託したもの。 メアリーの言葉>>373にゆるく目を伏せる。
返してもらうという考えなど最初からなく、 グレッグが受け取らねば、それはメアリーに委ねられ。]
(377) 2015/05/19(Tue) 01時半頃
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|
──グレッグを。 過ちを犯した者として、手にかけてもいいだろうか?
[男は静かに、ベネットとクラリッサを見て問いかけた]
(378) 2015/05/19(Tue) 01時半頃
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|
[耳を塞いでくれりゃあいいなぁと願っていたメアリーの身体が、しなだれ落ちていく>>373。 いっそそのまま、気でも失ってくれればいいのにと思うくらいに、彼女にとって酷なことを告げているのは理解していた。
村において、後から来た自分よりも親しまれている働き者の青年に限ってまさかとか。
そんな迷いも頭の中にぐらぐらと湧きながら。 それでも、目撃したのはクラリッサに牙を向けようとした姿だ。
ベネットとクラリッサに静かに問う瞳には、内心の迷いや弱さなんか滲ませないもので。
返る二人の答えがどんなものなのかは、今はまだ判らない。**]
(379) 2015/05/19(Tue) 02時頃
|
|
[サイラスの問い掛け>>378に目を瞠る。]
グレッグは、軽率な行動をとったと思う。 けれど、人を、同族を喰らう過ちは犯していない。
今回もメアリーを思ってしたことなんだろ? 兄として守ろうとする気持ちはわかるから――… メアリーから、大事な家族を奪いたくない。
[ゆる、と首を振る。 クラリッサはどう思うだろう、と視線を移し]
(380) 2015/05/19(Tue) 02時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/05/19(Tue) 02時頃
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― → 宿 ―
[ 先に向かうよう、二人に告げると 足取りは、皮肉にも羽根のように軽く、 それでいて どこか、
空に紛れて、消えそうな。 昨日が海の泡のようなら、
今日は、吹き抜ける風のよう。 ]
[ 足取りは、すこし悩み。
――― 花屋に向かおうとして、 ひとつのはなし>>351が、風に聞こえてくる。]
『宿の方で、獣のような唸り声が…』 『やあねえ。火事といい、またなにか…』
(381) 2015/05/19(Tue) 02時頃
|
|
じゃあ、訊くが。
どうしてグレッグは、そう言わなんだ? 妹を守りたいからと。そも、クラリッサを襲うことがどうしてメアリーを守ることになるんだ。 その辺り、俺にはよく判らない。
ベネットが言う通りなら、グレッグはどんな状況ですら、言葉を尽くしてくれんるんじゃねえのか。
言葉を自分から塞ごうとしてんのは、つまり。 “言えない何かが”あるんじゃねぇのか。
[>>380目を瞠るベネットには、短絡的だが男なりに考えがあって、そう口にしたことを伝える。 首を振った彼の視線の先、クラリッサを見たのはそれからのこと。**]
(382) 2015/05/19(Tue) 02時頃
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|
[サイラスの問い>>382に言葉発さぬグレッグを一度見遣り]
――疲弊すれば言葉を尽くす気力も失われる。 身内が疑われて追い詰められたら、 出来なくなることもあるんじゃないか。
昨日、グレッグが相談にきて、 今日も、――…、だから、
クラリッサを襲ったのは、……誤解から、と思う。 メアリーが疑われているんじゃないかと、 ずっと警戒してたから。
[ベネットの知ることを言葉とし、理由とし]
(383) 2015/05/19(Tue) 02時頃
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|
メアリー……
[土を払うことも忘れ、メアリーの元へと向かおうとしたなら 傍らで唸る狼が、一際大きく唸り声を上げる。
手負いの狼も、メアリーもどちらも痛ましげに見えて、 その後の言葉はとても口にすることは出来なかった。
サイラスの問いに>>378 集まる周囲の村人達の視線に。 出せる答えは限られていて。
心を落ち着かせるように、目を閉じる。]
(384) 2015/05/19(Tue) 02時頃
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…… ? ――― …… まさか、ねえ こんな、昼間から なあんて。
[家畜の、喚き立てるおと。 ――― それから、女性の悲鳴。
波紋のように広がるはなしから 耳に入ったパーツに、 宿、というひとつの収束点。 さっき教会で話していた、一人の少女が浮かぶ。]
…… 、
[野次馬精神とも、事実確認とも。 どっちでもあるけれど、後者を盾に。 足取りを、 宿の方へ向ける。
さっき放り投げられたひとつの形を、 外套の上から、指でなぞった。 ]
(385) 2015/05/19(Tue) 02時半頃
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―9歳の記憶―
[わたしの大事なルージュの話。
真っ赤なルージュはおとなの証。 その赤はとても魅力的でドキドキした。
試しに塗ってみたら、幼い顔に 真っ赤な唇だけが変に浮いてて お世辞にも可愛いとも綺麗ともいえない顔だった。
でも今よりおっきくなったら。大人になったら。 わたしはこのルージュをつけて今よりも おっきいお胸で綺麗な服を着るんだ。 自分の将来に思いを馳せて。]
(386) 2015/05/19(Tue) 02時半頃
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|
[ その日兄はとてもうろたえていた。 わたしにけっこんをせがまれたから? わたしが机の裏にお父さんの絵を描いたから?
配送するハズのルージュがなくなったから。]
[ わたしの嘘はすぐにバレて 机の上にコトリと一つ置かれるルージュ その時ばかりは険しい表情で見下ろす兄 俯くわたし。]
[ 兄は理由を問うた。 わたしは泣いた。 さらに理由を問う兄に告げた。]
(387) 2015/05/19(Tue) 02時半頃
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|
「昔お母さんゆってた。 いつかわたしが大きくなったら お母さんのルージュくれるって。」
「でも、お母さんのもの…… 全部燃やしちゃったから…。 なくなっちゃったんだもん……。」
[兄はその表情を一層険しくし 隣で聞いていた父は視線を外した。]
(388) 2015/05/19(Tue) 02時半頃
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|
[集まる視線に、震える身体を叱咤して]
これだけの村の人に知られてしまったのなら、 ――…私の一存だけではもう決められません。
今夜の投票の前に、今あった事実を伝えて それから皆の判断を…、仰ぎます。
[人の姿に戻らないその獣を、じ、と見つめ、 絞りだすような声で言葉を紡ぐ。
これから仰ぐ判決は、彼にどの結果を齎すのか。 結果次第では、この小さな少女は壊れてしまうのではないかと。 そう、危惧しながら――。**]
(389) 2015/05/19(Tue) 02時半頃
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[ 少ししてから兄がわたしにゆった。 その口紅、メアリーが持ってていいよ そんなような言葉を。]
[ わたしは素直に喜んだ。 その日家畜が数匹いなくなったし しばらくご飯が質素になったけど わたしは特に気にするでもなく。]
[その日 わたしは大切なことを学んだ。]
(390) 2015/05/19(Tue) 02時半頃
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[ その気がなくても人を傷つけてしまうことがある。 その気がなくても人を傷つけることができる。]
(391) 2015/05/19(Tue) 02時半頃
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[絞りだすようなクラリッサの声>>389に僅かに目を伏せる。 グレッグにも、メアリーにも情がわいていた。 何処かで己と弟妹を重ねていたのもあり、 ベネットの判断は甘くなってしまったのだけど。
真実を伝え判断を仰ぐという彼女に、小さく、頷く。 彼女から見た真実を知りたいと思いながら、 グレッグとメアリーが心配な事には変わりなく。]
(392) 2015/05/19(Tue) 02時半頃
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グレッグ、如何して――…
[推察するだけで彼の言葉は聞けていない。 グレッグの口から理由を聞きたいと 獣の姿のままある彼を見詰めた。**]
(393) 2015/05/19(Tue) 02時半頃
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