253 緋桜奇譚・滅
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人
狼
墓
少
霊
全
ロゴスに2人が投票した。
レンに8人が投票した。
レンは村人の手により処刑された。
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ロゴス! 今日がお前の命日だ!
2018/11/12(Mon) 01時頃
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ロゴスが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ヘリンヘイモ、ツェン、ハロウィン、ヤツデ、ソウスケ、ロイエ、カリュクス、ヨーランダの8名。
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[意識を研ぎ澄ませ耳を傾ける。 そうしているうちにぼうっとしてしまう。 だが聞こえる。 ちいさなこえ。 おいえの瞳には揺らめく赤い鳥が映る。]
綺麗な 鳥 あなたも きえ るのね
[名もわからぬ鳥だとしても、綺麗なものが消えてしまうのはとても悲しかった。*]
(0) 2018/11/12(Mon) 01時頃
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[ゆらぁり、ゆらぁり。 集まる鬼火を検分して、また桜に喰わせる。 桜は紅く染まる。]
……まだ足りないみたいだぞ?
[残念がるように、ぽつり**]
(1) 2018/11/12(Mon) 01時頃
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父ちゃん……母ちゃん……どこいったんだ? 琴、ずっといい子にしてたのに、戻ってこないんだぞ……
寂しいなあ……
(*0) 2018/11/12(Mon) 01時頃
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……だから、悪い子になっちゃうから。
叱りに来てほしいんだぞ。
いい子でいてもダメなら、悪い子しちゃうんだぞっ!
京中探して見つかんないなら、まだ探してないとこ開けちゃうぞ!
(*1) 2018/11/12(Mon) 01時頃
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綺麗な 鳥さん、 ごめ んなさい ごめんなさい ね きれいな囀りしか きこえてなかったの
もっとうつくしい桜で京を彩 るわ あなたへの はなむけとして
そして、わたしの願い のために も
(*2) 2018/11/12(Mon) 01時頃
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― へいも屋>>2:227 ―
そうね。 焼き討ちの問題点を完全に把握したわ。
[相手が分からない。 それでは焼き討ちをかけたとしても。
意味が無いじゃないかと、苦笑してしまう。]
(2) 2018/11/12(Mon) 01時半頃
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― へいも屋>>235 ―
そうね……そんな趣味の相手だったらどれぐらい楽か。
……これは。
[そう。 やってきたのは覚えのある気配。]
ええ、聞こえたわ。 まったく、最後まで律儀に……
(3) 2018/11/12(Mon) 01時半頃
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― へいも屋>>241 ―
……そうね。 其処の部分が大事だわね。
[場面は少し戻っていえとの会話。 彼女の言葉に応じる様に。
お茶を一口飲むと言葉を続け。]
門が開き、こっちとあっちがつながったならば。 確実に治安は悪化するわね。
そうなったら、私はなんとでもなるけれど。 自分を守る事も出来ない妖や人だっているじゃない?
そんな世の中は、私には好ましくないわ。
(4) 2018/11/12(Mon) 01時半頃
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[>>254呼びかける姿は無邪気そのもので、魂を集めようとする本性に従った結果やつらに与する成り行きとなっただけかもしれない、まだ説くことができるかもしれないと思いなおしかけたが、>>257桜は今しがた暖琴が捧げた魂>>254でさらに悍ましい赤色へと濃さを増した。 降りゆく赤に停止する思考。]
(5) 2018/11/12(Mon) 05時半頃
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[>>261>>262ほかに何もないと振り向いたその顔は、笑っているのに、もの悲しいと思ってしまった。 揺らめく焔色の瞳は、何を燃やして輝いているのか揺籃にはわからない。
ただ、痛々しいまでの真剣さに、心が動いた]
…そうか。なら、協力してやる。 強い妖気が必要なんだろう?
(6) 2018/11/12(Mon) 05時半頃
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私を殺してみせろ。 ”だいじなもの”のために!! だが、殺せるものならな!!!
[他のものを捧げるのに協力するなど言わぬ。 袖を振るえば、井戸の周りの石塔墓や地蔵が浮き上がり、暖琴へと突進する]
私もただでは殺されてはやれない。 私のたいせつなものを…師と私の生きた証を…この京を滅茶苦茶にさせるわけにはいかないからな。**
(7) 2018/11/12(Mon) 05時半頃
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― へいも屋・いえと ―
それにほら。 門を開くには贄が必要だわ。
その贄をどうやって用意する心算なのかしら。
[力のある妖か。 それとも人か、どちらを捧げるにせよ。]
それでも、門を開きたいって貴女が思うのだったら。 その時は……
[私達と戦う事になるのかもしれない。 その言葉は最後までは言わずに飲み込んでいた。
彼女がそうと決まった訳じゃあ無いんだからと。]
(8) 2018/11/12(Mon) 06時頃
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―夕方・京都御所―
[その日の夕方、陽が沈む頃。ツェンに率いられた数十の殭屍達は祇園の廃寺を出て、街中に現れ出る。 人通りの少なくなる時分ではあってもまだ通りにはちらほらと人影の残る頃、襲い掛かる屍達に噛まれた者は、自らもやがて青ざめた顔の屍となり、飛び跳ねながら同胞に引きずり込む人間を見定め、京の町を徘徊する。
女子供、若い男、舞妓… 数十人ほどの一派は、下鴨神社、八坂神社、大将軍八神社……三合の秘術の要となる三社を打ち壊し、犠牲者を少しずつ増やしながらある者は都に散らばり、ある者はツェンと共に京都御所へと向かう]
(9) 2018/11/12(Mon) 08時頃
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五行でいうところの「金」気には光もまた属する。銀も金気に属するもの。どちらも不死たる我らに都合の悪いものよ。 社を打ち壊して金気が散逸すれば、我らの力はさらに増す。
醤油臭い日本の妖が何を嗅ぎつけようとも、我には勝てぬ。 行け。日ノ本に我らの新天地を作るために。
[京都御所に陣取ったツェンの命で、殭屍達は再び動き始め、京の都の各所に散開していく**]
(10) 2018/11/12(Mon) 08時頃
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おおっ、よーらは琴に協力してくれるのかぁ? キャハハッ、大好きだぞ!
[ふわりと飛び上がる。 先程まで自身がいたところに、地蔵やら何やらが突き刺さるのを見て、笑う。]
すっごいんだぞ! じゃ、これはどうだ?
[ふ、と手を差し向ける。 それは、先程まで墓や地蔵が立っていた場所。]
(11) 2018/11/12(Mon) 08時半頃
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[あまりごちゃついた事を言ってはいられない>>2:253 拉致同然に捕まえて翔び、 風に殺されず慌てたつっこみに負けじと 天狗爺も嗄れた声を張り上げる。>>2:255]
陰陽師の血筋らが京に着くまで 一日とちょっとじゃ! 夜も惜しんで動かねばならん!
[そう―― 京の町の穹は茜色に染まっている。 まもなく宵の口が訪れるであろう。]
……なんじゃあれは。
[祇園の町をへいも屋に向けて飛翔していると 群ら成す『異様な光景』>>9を視界の端に収める。 町人が町人を襲う光景にも窺え、唖然とする]
(12) 2018/11/12(Mon) 08時半頃
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陰火、怨現
[地中から、青白い焔が溢れる。 それは明確な意思を持ち揺籃へと飛び交う。]
起こしちゃ、めー、だぞ?
[唇に指を当て、悪戯めいて笑う。 どこまでも、無邪気に。**]
(13) 2018/11/12(Mon) 08時半頃
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あの女学生、昨日の… [めりけんかぶれ嘆かわしや、 土産屋の首に噛みついたのは 昨日日の朝に見たぱんちらもだんがあるであった しかも噛みつかれた者もまた息をふきかえし 青白く血相を変えてまなこをぎらきらとさせ 同じ姿の別人として『生まれ変わった』かのように 町人を襲い始めたではないか 人に憑く妖怪なら腕に抱えるこの子や、 他にも記憶にあるが、あのような立ち回りは…]
(14) 2018/11/12(Mon) 08時半頃
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……襲っておるのは町人……? いったい何が起こって…
引き返すか……?否、
[数が、多い それに日本の怪異しか習知の浅い 懐古主義爺なだけに常識に対し頭が固い 見解を聞いたり人手を求めねば、と。]
(15) 2018/11/12(Mon) 09時頃
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[無邪気に笑い、不意にひょいと路地へ姿を隠す。]
いけないいけない、やることあるんだぞ。
[揺籃と遊ぶのも大事だが、こっちも大事。 とはいえ、追ってきてもこれは完遂するし、 そうしたらもう一度遊びを再開するだけだ。**]
(16) 2018/11/12(Mon) 09時頃
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―へいも屋―
[へいも屋の軒先に下ろしてやり、 早速店主を訪ねようと声を張り上げ]
たのもーーう、ぢゃなかった へいも屋の!店のもんでもいい、居るか!? 儂じゃ、天狗よ!
祇園の社周りで見たこともない事態で えらいことになっておる 手を貸せぃ!
[大雑把も大雑把な呼び掛けであったが 話を聞いてもらえるなら 京をとり囲む結界の件も含め、 子細を伝えもするだろう]**
(17) 2018/11/12(Mon) 09時頃
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[そういえば。 聞こえた声のひとつに、はたと思い至る。]
なぁなぁ、もしかして、母ちゃんの人か? 琴の声、聞こえてるの。
[あの間違いを、あのときのあの言葉を。 表情を。思い出すのなら]
……あのね、ずうっと会えなくて、さみしいなぁ。
[この声が聞こえるなら、あのひとも]
会いたい会いたいって思ってるのに、どうしてかなぁ。
[子供を求める母なのならば]
(*3) 2018/11/12(Mon) 11時半頃
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会いたいなぁ、おかあさん
[母を求める子のお願い、聞いてくれないかなあ?*]
(*4) 2018/11/12(Mon) 11時半頃
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― へいも屋 ―
「なんだ、出入りか!」
「カチコミか!」
[暇だったのか。 髑髏と一つ目小僧は真っ先に飛び出して。
後から出てきた凜に蹴倒されつつ。]
じゃないって言ってんでしょうが。 どうしたの?大天狗さんがわざわざうちの店に来るなんて。
[手を貸せと言われれば。 符牒が違うなんて冗談を交えつつも。 話を聞く事にしたのだった。]
(18) 2018/11/12(Mon) 15時半頃
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……町人が町人を? どう思うかしら、へいも。
[その言葉に、唐傘は応じる。 避難していた人間などは面食らうかもしれないが。]
「傀儡の術かね。それとも、人形遣いの類か。」
「倒れたのが起き上がって襲いだすって言うのも気になるな。」
[凜はその言葉を受けて、少しばかり思案する。 長い時を過ごしてきた唐傘なれど。
生憎と海の向こうの怪物たちの話までは仕入れておらず。]
(19) 2018/11/12(Mon) 15時半頃
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いずれにせよ。
京の一大事となれば。 手を貸さない訳にはいかないわね。
皆もそう思うでしょう?
「完全に、似非関西弁抜けてるけどな。」
……皆はんもそう思うやろ?
[こんな時でも余裕なのか。それとも余裕と見せる為か。 そんな気の抜けた会話をしつつ、皆に確認せんと。]
(20) 2018/11/12(Mon) 15時半頃
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― 回想>>2:221>>2:256 ―
……誰か。 お汁粉はあったかしら。
[それに応える様に。 妖達はお汁粉を持ってくると鍋に火をかけて。 天を仰ぎながら、加熱されて匂いが溢れるのを見やり。]
全くもう、無茶しちゃって。 さっさと逃げてくれば良かったのにね。
[天に向けて仰ぎながら。 匂いの一部でも届けばいいとばかりに。]
(21) 2018/11/12(Mon) 15時半頃
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─夕刻、祇園の酒屋─
[茜色に染まる空。 天狗爺に連れられて祇園の上空を翔ける際、異常な光景>>9を同じく目にし>>12]
お爺様ー! 私やっぱりへいも屋には行けないー! ここで離してー!
[降ろしてもらう時間も惜しいと、身を掴む手を離してと乞う。
────ひゅぅ
と風が鳴る。 上空から墜落する手には双珠。 白珠から出た水を身の回りに纏わせ、水風船とその中身かという姿になり、衝撃を逃すべく着地する。]
(22) 2018/11/12(Mon) 18時頃
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[夕闇迫る空から降って来る者がいても地上には気にしていられる者などいない。
着地の際 ────パンっと水球が割れて飛沫が散っても、中身の伽耶は傷一つなく。
すぐさま黒珠で身を干すと、かさぎ屋に向かって駆け出す。
火烏相手ならば分身蛇程度の結界>>1:168でも壊されはしないだろう。 しかし今回は有利な相性の相手ではないようだ。 ならば少しでも守りを強くしておかなければならない。]
(23) 2018/11/12(Mon) 18時頃
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…邪魔しないで。
[走りながらだ。 呟くようにそういうと、白珠から迸る水が銛のような形を成し、追手へと刺さり、地面に縫い止める。
脇に見える今まさに人を襲わんとする顔色の悪い異形にもいくつか銛を投げておいた。]
この両手を突き出した歩き方… 見覚えがあるわ。
ツェンにそっくりじゃない。
[自分の視力では跳ねていることなど上空からは分からなかったかも知れない。 先ほどまで和やかに会話していた相手を思って、 着物の合わせにしまった白鳥の呪符を、上から強く押さえつけた]
(24) 2018/11/12(Mon) 18時頃
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[かさぎ屋にたどり着くと、店内の人間に目もくれず、留守番蛇の頭に双珠を握らない方の手のひらを押し付ける。
留守番蛇の形が変わる。 その身を漣へと変え、屋敷内の、そのもっとも人間の集う場所を水の妖気の波が覆っていった。]
今日は揺籃のお師匠さんって来てる?
[もし来ていたら、一緒にかくまって貰えたらいい。 伽耶はまた店外へと飛び出していく。 天狗爺に時間は無いと言われているのだ。
徒歩で行く道すがら、増やすことを止めた生ける屍が西の方に向かって移動しているような気がした。]
(25) 2018/11/12(Mon) 18時頃
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揺籃、どうしてるかな…
[あと蓮も。ツェンが難しい事を行っていたけれども>>193 蓮に関わる場所の事を言っていたみたいだし、どうも気になる。
祇園を抜けた先、いつもひょっこりと蓮が出てくるような場所で、 立ち止まって辺りを見回した**]
(26) 2018/11/12(Mon) 18時頃
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[途中で下ろした――というより落とした伽耶が あの謎が深い怪異の蔓延る中、 無事に今を過ごしているかが気がかりで>>22 道場破りのような言い回しになったものだから>>18 江戸っ子並の喧嘩ッ速さで二体の妖が飛び出て来るも 店主の蹴りで並んで倒れ込んでいた。]
いつも木葉のやつが世話になっとる 先日の水羊羹は旨かったぞい。
[木葉天狗に持ち帰りで羊羹や饅頭をお使いさせるが主。 たまに天狗爺も寄ることはあるが、 その時は甘味よりも雪女目当てで立ち寄っている。 また、その度に鼻血は氷柱となりて氷漬けにされ お湯を借りて木葉天狗が解凍している光景が 夏の時期は風物詩に…いや、今その件はどうでもいい。]
(27) 2018/11/12(Mon) 19時頃
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[天狗爺も長らく生きている為怪異に詳しいつもりだが 東側にしか存在しない妖怪は話も別。 天狗爺が解らないとなれば坂東から越して来た… 特に唐傘の知識は広く>>0:163 知っているのではないかと期待するも>>19 明瞭な解は得られなかった。]
人間を人形のようにする術か…。 しかし、襲っておったのは 普通のおなごであったからのう。
高等な術師が他におる術法、 たとえば、魔界転生の秘術かとも思ったが…… あのように食いつかれて起き上がり怪異になるとは 過去に聞いた試しが無いわい [訝しげに顎を長鼻をさすり、困惑を表に出す。 上から眺めただけでは特有の動き>>24をつかめず 清水寺まで共にした道士と直結は出来ていない。]
(28) 2018/11/12(Mon) 19時半頃
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京の町をまるごと包む結界も張られておる。 その仕組を確かめにゆくところであったが…
彼奴等め、集うて社を壊しておるし、 町人がどんどん怪異に成り果てる。 あちらを先にどうにかせんといかんのう。
[そして、それには助太刀が要る 謎に包まれた怪異現象相手に単身飛び込むは 無謀以外には考えられず。]
頼むぞ。 何せ謎が深い存在よ。 おんしらと力を合わせねば 明日の朝日も拝めると限らん。
[京言葉が抜けている事は気づいていたが>>20 今はそこに触れている場合ではなかった。]*
(29) 2018/11/12(Mon) 19時半頃
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ありがとう。 この事件が終わったら、水羊羹を届けさせるなあ。
[そう言いながらも。 喰いつかれて起き上がり。
そこからまた怪異になるという言葉には。 一同心当たりがない様子だったのだ。]
しかし、社を壊すなんて。
「許せないな。」
[そう言ったのは一つ目小僧だった。 曰く、社の物陰から出てきて人を驚かせたりするのも、たまには良いと言うのに。
社を壊されたらそれも出来なくなるのだと。]
(30) 2018/11/12(Mon) 19時半頃
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京の町を包む結界、となると。 増援も呼べないのねえ。
[室内からはいつの間にか雪女も出てきていた。 ヤツデに向けて微笑むと。
出来る限りの協力はすると伝えた上で。]
さあて、どうしたものかしら。 ねえ、みんな。
[まとまって動くのか。 それとも、2妖ぐらいで組んで動くのか。
どちらが良いだろうかと皆の方を向いて問いかけていた。]
(31) 2018/11/12(Mon) 19時半頃
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― へいも屋 凛と ―
[最後の欠片たちを見送り、そのまま赤く染まりつつある空を見つめる。 店主の言葉にそっと返す。>>4]
じだ い、 時代はい つも弱い者を切り 捨てるわ それはしょう がない事
今度は人間の番になったのよ
[弱い人間共がいなくなるのは気持ちがいい。 消え去ったあとで、今まで守ってきたものたちと共に生きてもたのしいだろう。]
でも あなたと争い たくないわ
[だって貴女がいなくなったらこどもたちと甘味が食べられないじゃない。 という本心を秘めながら店主へ哀しげに微笑んだ。]
(32) 2018/11/12(Mon) 20時頃
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[突然声が聞こえれば、それは先日こども探しを手伝ってくれると言ってくれた天狗らしい。 今起きている事を詳細に話した。>>17
今を逃したら門が開くことがないかもしれない。 あぁ、はやく我が子を探さないと。
焦る。恐る。鬼の狂気がまた意識を奪いはじめる。 その中でこどもの声が聞こえた。]
(33) 2018/11/12(Mon) 20時半頃
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琴…?だれ かしら
[かわいらしい声。]
えぇ、 えぇ、 きこえてるわ 嗚呼 悲しま ないで どうした の
もしかして 桜の木のした であったこども かしら
[こどもが会いたがっている。]
わたしも 会い たいわ
[こどもが会いたがってる。私に。かわいいこども。私もこどもに会いたい。こどもに。我が子に。 どこかのかわいいこども。どこかにいるかわいい我が子。どこかに。どこ。わたしは。こどもは。 あいたい会いたいあいたいあああいたいいたいあい]
(*5) 2018/11/12(Mon) 20時半頃
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そうだぞ。 桜、咲いたら
(*6) 2018/11/12(Mon) 20時半頃
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もーっと、会えるぞ
(*7) 2018/11/12(Mon) 20時半頃
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わ がこの こ えが きこ え た わ
(*8) 2018/11/12(Mon) 20時半頃
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きこえ る わ あなたの こ え さく ら がさけばあえる のね あい ましょ う あいましょう
(*9) 2018/11/12(Mon) 20時半頃
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キャハッ
[路地を抜けながら、小さく笑う。 ちょっとした、悪戯心《甘え》で、どうなるのかなって。
そんなことを考えて走って走って。 やがて、抜けた先で拾い上げたものは]
んー?これでいいのかぁ?
[三足の金色烏。]
(34) 2018/11/12(Mon) 21時頃
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[大事に大事に抱きかかえて、寺へと戻ろう。 よーらは着いて来てるのかな。 血塗れ烏を見て、何か気づいちゃうかな。]
でーもぉ、コイツがいいって言ったんだぞ。 だから、桜真っ赤っかだぞ!
(35) 2018/11/12(Mon) 21時頃
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― へいも屋・いえと>>32 ―
ま、弱いものが切り捨てられるって事を否定はしないわ。 私も……私達だって。
ずっと、東国で暴れてきたのだもの。
[元々は堅気の妖ではない連中だから。 用心棒にしたって、悪人の太夫に従ったりもしたものだった。
だが、それも今は昔の事。]
けどねー、此処に来て。 正義の味方の真似事するのも、何だかんだで楽しくなっちゃったから。
[かつての自分を知る妖が居たら驚かれるだろうけれど。]
(36) 2018/11/12(Mon) 21時頃
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だから……ね。
貴女がもしも、私と一緒に行けないんだったら。 その時はきっと。
[戦いになる。 その言葉を一度飲み込んでから。
さて、どうしたものかと思案して。]
一晩考えてくれたらありがたいわ。 そうね、それで答えが決まったら。
ここじゃなく、八坂辺りで会うなんてのはどうかしら。
[断ってくれても構わないとは付け加えて。]
(37) 2018/11/12(Mon) 21時頃
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―京都街中―
[噛まれて屍と化したばかりの殭屍はさほど強くはない。体は固くて飛び跳ねなければ動けないし、目も良くは見えていない。人間を襲うのは専ら嗅覚に頼っているのだ。妖怪であれば蹴散らす事は大して難しくもないだろう。弱点も多いし、とりわけ火にはめっぽう弱い。
その恐ろしさは強さではなく、人間が変じたものであるという事と、感染力だ。 女子供の変じた殭屍は油断されやすい。奇妙な動きをしてはいても気づかれずに近づき、おかしいと思った時にはもう牙を立てられている。後は同じく、生きる屍が倍に増えているだけだ。]
「おいやすかー」 「よろしゅおすえ」
[意味が分かっているのかどうか、人間だった頃の京言葉を呟きながら、白粉も塗っていないのに真っ白な頬の舞妓が男に噛みついている。 同じ光景は今日のあちこちで、火をつけたように拡大していた。
その元凶はと言えば、京の北、主なき京都御所で霊気を集めていた。]
(38) 2018/11/12(Mon) 21時頃
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―京都御所―
土生金、金生水。金気は減じて相性の土と水もまた減じる。
火剋金、金剋木。金気が減じれば、相克の火はいよいよ燃え盛り、木は力を取り戻す。
三社は程なく崩れ落ちる。木の気が御所に満ちれば、我を阻める者はこの醤油臭い国にはなかろうよ。
その後は京を出て熊野あたりで我らの太平天国を盤石なものとしてくれよう。
もっとも、そろそろ強い妖が勘づいてやってくるであろうが… それは首をねじ切って、六道の桜の糧にしてやろう。 そういう約束であったからな。
[その約束…というよりは競争を申し出た男が既にいない事は、気づくものではなかったけれど*]
(39) 2018/11/12(Mon) 21時頃
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そうじゃ社を何故――
いや、待て。 肝心な部分を深く考えてはおらんかった
まことその通りよ。 彼奴らの目的が冥府の扉を開くこと、 ひいては桜に魂魄を吸わせたいなら 何故三合術の社に集中しておる?
人を狙うだけだとすれば 先日の騒動で表に出たがる者も少なかろう。
たとえばこの店並や 民家を襲わせる方が犠牲は出やすかろうに。
[一つ目小僧と店主の遣り取りにふと気づく。>>30 神聖な場所を汚すとは不届きという意味でも 怪談として成立しやすいという意味でもなく。]
(40) 2018/11/12(Mon) 22時頃
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どうしよう…
[変な飛び跳ね方のあれは死者だ。>>38
昔書物で読んだことがある。 首筋に牙を突き立てて血を吸うことで眷属を増やす事の出来る西洋の吸血鬼という種族のことを。 それと似たようなものだろう。
だから元に戻る事を願っても仕方ないこと。
増える勢いは止まるのだろうか、 やはり朝日を浴びれば灰になるのだろうか。
──焦る気持ちに拍車がかかる。]
(41) 2018/11/12(Mon) 22時頃
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|
ツェン!貴方に会いたいの!
[手のひらに取り出した白い鳥の呪符に向かって、声をかける。 折りたたまれた呪符に手を加えれば、それは再び浮き上がり白い鳥の形を取り戻して肩にとまる。
──どうか、願いを届けて。]
お爺様ごめんなさい。
[呟きがポツリと漏れた。]
(42) 2018/11/12(Mon) 22時頃
|
|
[ 其処を狙う意図とは。
―――清水寺での会話の話題になった社だった。
かつて都であった京にとって『だいじ』な場所を 狙っているようにも思え ]
……………。 『魂魄』なければ人は動かぬ。 天に昇るべき魂を、緋桜は吸う。
魄は肉体を司る『気』であったか 地に留まり、鬼と化す。 これは陰陽二気の理じゃ
つまり、のう。 あの死体らは魄のみで動いている……?
(43) 2018/11/12(Mon) 22時頃
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|
[そこまで至れば、結論は一つ。 仁右衛門ほどに陰陽道に長けた結界師は居ない。 よって、この京でその様な芸当を出来る妖は、いない。]
操っておるのは、京――どころか 日本の妖怪ではないのかもしれぬ。
[そこまでは真顔で語りはしたものの、 雪女のアルカイックスマイルでつい鼻血が垂れた>>31 非常時とて爺は爺であるし。]
(44) 2018/11/12(Mon) 22時頃
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[白い鳥を模して折られた呪符が 白い鳥へと変化して、 しなやかな羽を羽ばたたかせ空を舞う*]
(45) 2018/11/12(Mon) 22時頃
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[ずずっと袖で鼻血を拭い]
こほん……。
増援も呼べぬし、京の住人を 外部に逃がすこともできぬ。 放置すれば緋桜は止まらず魂を吸うであろう 事は一刻を争うものよ。
[何手かに別れるか、その相談に掛かれば]
(46) 2018/11/12(Mon) 22時頃
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下鴨神社、八坂神社、大将軍八神社。 半死の怪異はこの三拠点を狙っておる。 であるから三手に分け、御所で落ち合おうぞ。
儂は下鴨に向かうことにする。 翔べるもんに付いて来て貰う方がええのう。 刻限限られる今、少々『手荒く』いくぞ。 それにしても…伽耶は無事であるのか
[心配を口にした娘の謝意が通じた訳ではないが>>42 祇園で下ろした事もありその身を危ぶむ。 途中で探せたら良いが、そう上手くもいくものやら。
他の割り振りをどうするかは任せる事にし、 天狗爺はへいも屋を離れ、下鴨を目指す事にする。]*
(47) 2018/11/12(Mon) 22時半頃
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……おや。
[呪符は御所のあちこちに張り巡らせており、簡易な結界として、あるいは鳴子のような警報装置として機能する。
それとは別に、手元の一枚、鳥の形に折りたたんだ呪符がばさばさと紙の翼をはばたかせた]
伽耶か。さて、どうだろうな。気づいたか、あるいは… 放っておいても良いが、まあ…こちらも随分気を吸った。 福気は良いぞ。京に渡ってきて最も良い具合だ。
(48) 2018/11/12(Mon) 22時半頃
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さて……では、行ってやるとしようか。
[ふわりと宙に浮くと、その身体は水平に空を飛び、瞬く間に南へと滑っていく。 やがて、昼間にあったばかりの少女>>42の直上で体は止まった]
昼間以来だな。どうだ、伽耶? 結界の方の様子は。
[平然と、昼間と同じように話しかける*]
(49) 2018/11/12(Mon) 22時半頃
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本当に来たのね。 ……なんだ、飛べたんじゃない。
[真上で止まったツェンを見上げる。>>49 あまりにも早くて驚いた。 平然とした態度が気にくわない。]
結界がどうかは、見に行けてないのよ。
それより、 聞きたいことがあるのよ。 あの、祇園でのこと、知ってる?
[こう問いかければ、態度でこの件について白か黒か分かるだろう。 ゆっくりと双珠を取り出せば、 少なくとも彼を頼りに呼び出したというわけではないと気づくだろうか*]
(50) 2018/11/12(Mon) 22時半頃
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確かにその通り。
[意図せずとも。 ヒントにはなって居たようだった。
そして、目の前の大天狗が辿り着いた結論に対して。 自分達もそれを検算する様に確認してから。]
日本では無く別の妖怪ね。 なるほどなるほど、それならばへいもが知らないのも道理で……
(51) 2018/11/12(Mon) 22時半頃
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[3手に分かれると言う話に。 にっこりと頷いて。
自分は先ほどのデートの誘いもあるし。 丁度良いからと、八坂に向かうと伝えていた。 尤も、八坂に向かうのは凜と唐傘だけではあるのだけれど。]
他の皆はどうするのか。 任せるよ。
[大将軍八神社へは誰かが行くと名乗り出ただろうか。 そうして、作戦会議はまとまっていく]
(52) 2018/11/12(Mon) 22時半頃
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気を付けて。 それと……伽耶によろしく。
[彼女からの依頼もあった。 あの話はしっかりと覚えていて。
最近のあれそれが終わってからの対応にはなってしまうのだけれど。 それでも、忘れてはいないと言う様に。]
もしも伽耶にあったら。 例の約束は落ち着いたらちゃんとやるからって。 伝えておいてくださいな。
[何のことか分からないかもしれないが。そんな伝言を目の前の相手へと依頼していた*]
(53) 2018/11/12(Mon) 23時頃
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― へいも屋 凛と―
わ かったわ、考えてみ るわね
[もう考える事はないけれど。 相手の問いにただ言葉を発するだけ。]
八坂へい けばいいのね
[そうね。 最後にちゃんとお別れを言ってから我が子を探しにゆきましょう。 きっとそこで会ってしまったら二度と店主と会うことはできないだろうと思って。]
(54) 2018/11/12(Mon) 23時頃
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ああ、そうだ。我は功夫を積んでいるからな。飛ぶぐらいはなんでもない。
[伽耶を下に見下ろしながら>>50、何事もなく平然と地面へと降り立った]
そうか…結界の方は見に行っていなかったか。 で……だ。
[どうも、助力を求めて呼び出されたのでないようだという事は察しが付く。昼間とは声の調子も警戒心も目に見えて違って感じられる。大体察してはいるという事だろうか]
祇園…… 何人か行方をくらましたという話は伝わっているな。それがどうかしたか?
[白を切ってはみるが、ここまできて必死に隠し通すまでのつもりはない。白々しく聞こえたとしても無理はない事だろう*]
(55) 2018/11/12(Mon) 23時半頃
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姉妹 ロイエは、メモを貼った。
2018/11/12(Mon) 23時半頃
姉妹 ロイエは、メモを貼った。
2018/11/12(Mon) 23時半頃
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―下鴨神社―
[話も粗方纏まった所で散会する。>>52 店主からの依頼は頭に留め置く事として>>53 しかし、果たして今は何処に居るものやら]
木綿の、儂が翔べぬほど妖力を磨り減らしたら おんしに運んで貰うぞ。
なに、全力さえ出さねば 若いおなごの太ももやうなじを 見ておれば元気になるわい。
[常連客だが店員だかは忘れたが、 一反木綿を伴にして社に穹から向かえば 先ほど通りすがった時よりも 倍には数も、増えているように窺えた>>9
独特の『跳ね方』は 清水寺までの道中で見覚えあるもの。]
(56) 2018/11/12(Mon) 23時半頃
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[あの道士のように―― 両手を突き出し、跳ねて動く>>24 ただ、道士の方は自然な動きも出来ていたように思え 何かしらの違いがあるのだろうと動向から考えはして] あの体勢は四肢の細かな動きが出来ぬ事からか… やはり死体を動かしておるな。 柱や壁にぶつかりそうになったりと……、 となれば、音か匂いで人を探しておるのか
死体といえば清はこの國と違い 土葬の習慣が長いものよの…… そこを踏まえれば火には弱そうに思えるが
[木綿はその存在自体燃えやすい事から 火を起こせないという。 大天狗の団扇で起こす神通力なれば 兜率天を焼き払ったというだけあり火炎も起こせるが 半壊しつつある社まで燃え盛る可能性はそれなりに高い。 古き建物の多くは木造であるがゆえに。]
(57) 2018/11/12(Mon) 23時半頃
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― へいも屋にて ―
オイラもそうだな。 治安が悪くなったら、店に誰も来てくれなくなる。そしたらオイラ、誰に珈琲すすめればいいんだよ。
[>>4せっかく、珍し好きな妖たちだけでなく、ここいらの人たちにも少しずつ受け容れられ始めてきたってのに。 だから、いえの物言い>>32は、少しばかり怪訝に思った。]
……あのさ……、あ
[その考え方ってどうなのよって、横槍いれようとしたんだけど。 もっと派手な横槍が、先にぶっとんできたよ!>>17]
あ、八手さん?
(58) 2018/11/12(Mon) 23時半頃
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[ここまでくると、全てが疑わしく思えてしまう。>>55しらを切る態度も、ここが大陸だというのなら信じる気持ちも起こりようもあるものの、ここは日のいづる国、日本だ。]
あれは何人か、じゃなかったわよ。 貴方と殆ど似た動きで、 こう、手を前に突き出して跳ねる…
[同じように手を突き出して真似てみせる。]
アレが貴方に関係あるものじゃなくって 何なのよ。
…それにそろそろこっちに降りてきてもいいんじゃない?
[やましい事が無いなら降りてこいとでもいうように。 いつまでひとを見下ろしているつもりだろう*]
(59) 2018/11/12(Mon) 23時半頃
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いいや、儂に考えがある。 おんしは低空で翔ぶのを心がけ、 彼奴らの注意を多く引きつけてくれ
そうじゃな…生きておる者を抱え、 できる限り一箇所に集めよ。 広い地形よりは、一本径が良いな。
[一反木綿は天狗爺の言うとおりに 逃げている者の身体を長いその身で束ね、 中空に浮かしながら半死の怪異を後に続かせる。 一列の小道へと集められるまでの間、 団扇を天へと翳して―――
黒々とした雨雲は広がり、 火鳥騒動のように雨が降る。 しかし、更なる妖力を天に向け続ければ 黒雲の中で雷の光が迸り、 高い建造物に落ちる筈であるというに 八手団扇の指す方角へと電流が迸る。]
(60) 2018/11/12(Mon) 23時半頃
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[一度雷を受けるだけであれば火傷を追う程度。 しかし、小道に集う怪異の上から 二度、三度と雷が下れば
―――水分が蒸発し、黒焦げに炭化するであろう。]
(61) 2018/11/12(Mon) 23時半頃
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[一反木綿は天狗爺の隣まで伸び上がった。 腕に抱えた老婆が涙を流し手を磨りながら 天狗に礼を口ずさんでいる
――信仰が。
天狗にとって、 『力』となる。]
すまぬな、 生きておるうちにあの者らを救えず。
いつも奉納酒をありがとうよ。 ありがたく頂いておる
(62) 2018/11/12(Mon) 23時半頃
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祇園のあたりでって……なんだよ。 そういえばうちの近所のひとの娘さんも、祇園に行ったきり戻ってないって言ってたなぁ。
[ひどくまずいことになっている。 凛と八手の話を聞きながら、オイラは、唸ることくらいしかできなかった。]
魄のみで、か。 あ、うん……待って、日本の妖怪じゃないかもしれないって言った?
[>>44それなら心当たりがある! はっと顔を上げたらば、八手、また鼻から血を垂らしてた。 拍子抜けて、しゃきんとした耳が、垂れちゃったよ。]
(63) 2018/11/12(Mon) 23時半頃
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羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶
[老婆下鴨神社で響く雷鳴の音色は 祭囃子の太鼓よりもよく響く。
同じように一反木綿の誘導をかけさせ 半屍人を路地に集め 雷を落としてゆくのだった。]*
(64) 2018/11/12(Mon) 23時半頃
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……まぁ、じゃあ、なんだ。 そんなら大将軍八神社にはオイラが向かうのがいいかな。 つってもオイラ、八手さんや凜みたいな、すごい妖力は使えないよ、膂力なら自信あるけどさ。
[できることっていったら、せいぜい野良犬を集めて操るくらい。 まぁでも、動く屍を相手にするなら、多少は戦力になるのかな。]
(65) 2018/11/13(Tue) 00時頃
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[>>11暖琴は軽々と避け、突き刺さった卒塔婆たちを追撃に回そうと再度浮かすが、>>13地中からあふれ出た青白い焔がこちらへと飛び交い揺籃の視線の邪魔をする。めー、と言われて]
確かに目についたからと不用意に使ったのは悪いと思うが、 起こしたのはお前もだろうが!
[隠火、と呼び覚ます文言のようなものを唱えたのが聞こえたぞ、と 憤る]
(66) 2018/11/13(Tue) 00時頃
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そうかそうか。 やはり妖としての性は変えられんな。
[言われた通り、>>59伽耶の目の前に降り立ち、歩いて近寄る。ちなみに両手は前に突き出していないし、勿論飛び跳ねてもいない。功夫を積んでいれば、体が硬直することはないからだ。距離にして数歩といったところだろうか。その辺りまで伽耶に近寄る]
我はこの通り、別段手を伸ばさずとも歩けるし、飛び跳ねる必要もないのだが…まあいい。 確かに、我のような殭屍のうち、未熟なものはそういった歩き方をするがな。
………それを聞いて何とする?
我は別に、桜の事などはどうでも良いのだがな。
(67) 2018/11/13(Tue) 00時頃
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もう一回…寝てろ!
[焔たちをもぐらたたきのように地蔵や石塔墓で叩きつける。 鎮火したのを確認すれば、その隙に暖琴は路地へと移動していた]
待て、どこへ向かう気だ!
[追いかけるが、その走りは軽快とは言い難く、距離を詰めることはなかなかできない]
(68) 2018/11/13(Tue) 00時頃
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―――ぁはっ
[くるくる。くるり。 抱えた煤け金羽そのままに。 戻り戻って、緋桜の根元へ。]
琴は起きちゃったなら協力してもらっただけだぞ。
[そのまま、翼を樹へと捧げる。 二人分の、強大な力を。]
(69) 2018/11/13(Tue) 00時半頃
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[ ――――― ゴ ォ オォオ ォォ オ ォォォン ッ ]
(70) 2018/11/13(Tue) 00時半頃
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そう、私清水寺への道中の貴方の身のこなしを見て、 そう勘違いしたのね。
[それでも、 と言う間に近寄ってきたツェンに数歩の距離まで詰め寄られた。>>67 こういう話をしているからだろうか、威圧感にこちらも数歩下がった。]
殭屍、ってやっと名前が分かったわ。 吸血鬼みたいなもの?
そんなものがこの日本に貴方以外で暴れているとしたら、 何故そんな平然とした態度で居られるのかしら。
[言い訳ぐらいして欲しい。本音としてはそんなところだ。]
(71) 2018/11/13(Tue) 00時半頃
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そもそも貴方は力の強い妖怪を探していたじゃない。 住職を殺した犯人じゃないかって。
住職は井戸の封印に関わってた。 緋桜は井戸の封印に関わってた。
その桜に関心が無いって、おかしいじゃない。 あの桜は今も赤さを増してるし、井戸と桜には言い伝えもあるのよ。
[諸々の行き違いはあるかもしれない。 しかし今は礼を尽くして話を聞かせてもらうというよりは、犯人とあたりを付けて接した方がいいように思う。]
やましい事が無いなら付いてきて。
[白珠より出でた水が水蛇へと形を変える。 その水蛇は、ツェンの手首へ向かって拘束しようと空中をうねる**]
(72) 2018/11/13(Tue) 00時半頃
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[刹那、吹き荒ぶ緋き禍津風は京を覆う。 範囲にして、半分程。
よもやこの京に安寧の地などなし。 妖花は人も妖もなしにその生命を吸い上げんと、なお鮮やかに。]
(73) 2018/11/13(Tue) 00時半頃
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んーー………:いない。いない、いない、足りない!
こぉんなに集めてるのに!!
[腕を広げ、不満げに大声で喚く。 飛び交う鬼火。そのうちのひとつに目をやり]
じゃーんじゃん。じゃんねんむねん。 じゃんじゃん火。
(74) 2018/11/13(Tue) 00時半頃
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いっけぇーい!
[鬼火が1つ。 はっきりと人の顔を型どり揺籃へと飛ぶ。
その顔に、見覚えはあるだろうか。 しきりに、心の臓が痛いと繰り返す男の顔に。]
(75) 2018/11/13(Tue) 00時半頃
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[見覚えを覚えてしまったら。 その玉は次第に増えていく。 増えて、取り囲んで、熱病のように蝕んでいく。
何よりも熱く、焚き殺す。 恩讐の焔。]
(76) 2018/11/13(Tue) 00時半頃
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むー、でもやっぱり足りないぞ。 いっぱいだけど十分じゃない。
[子供そのものの拗ねた声色。 むくれたままの様子で]
……母ちゃん、まだ、贄の妖力が足りないぞ。 捧げないと、なんだぞ。
[小さく、囁く。]
(*10) 2018/11/13(Tue) 00時半頃
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……決まりね。
大将軍八神社には爪輔さんが。 下鴨神社には八手さんが。
へいも屋の皆は此処に残ってて。
それと、何度も言うけれど深追いはしないように。 何かあれば、さっさと此処まで撤退しても。
恥でも何でもないんだからね?
[そう告げると。 にっこりと微笑んで。]
それじゃ、ご武運を。
(77) 2018/11/13(Tue) 00時半頃
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― 八坂神社 ―
あーあ。 随分と荒れちゃってまあ。
仕方ないわねえ。
[唐傘を掲げたままで。 八坂へとやってきていた。
そこに居た面々は此方を見るや、襲いかかってきたが。]
……甘いわね。
[唐傘をくるりと回すと、下駄が撃ちだされ。 下駄の一撃を受けて目の前の連中は昏倒してしまうのだった。]
(78) 2018/11/13(Tue) 01時頃
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んじゃ、京の町に平穏が訪れてくれるように、オイラも頑張ってくるよ。 じゃなきゃ、商売あがったりになっちゃうしね。
[>>77じゃあその組み分けで。 でもオイラ、妖術の類はからっきしだから]
できればへいも屋から、術が達者なの、何人か借りられると助かるなぁ。 力押しでいける相手だったらいいけど、そうじゃない時は、ちょっとね。
[助っ人要請なんてしておいたけど、でも優先すべきはそっちだから。 オイラはオイラにできるとこまで頑張ってくるよ。]
(79) 2018/11/13(Tue) 01時頃
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殭屍とは、そうだ。大地の気の淀みのためにうまく埋葬されなかった屍は百年経つと霊気を溜め込んで蘇り、再び動くようになる。 功夫を積めば宙を舞い、術を使い、やがては不可骨となり天地と齢を同じくし、永劫に不変となる……つまり、仙人のようなものだ。
列強の国にも生き血を吸う鬼はいるというが、それに近いのだろう。 もっとも、列強の連中はそれ自体がアジアの血を啜る鬼のようなものではあるが。
[最早言い訳をする事すらもなく、数歩下がる伽耶>>71に合わせ、さらに一歩出る。]
確かに、同朋がこの地に来ていて我がこうも泰然としているのは少々おかしいな。次からはその辺りも鑑みるとしよう。
(80) 2018/11/13(Tue) 01時半頃
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ふふ……ハハハハ。 確かに住職…それから、もっと強い妖力を吸えば、桜は緋色になる。やがて完全に染まれば、十王が統べる冥府への道も開けよう。
我にはあまり興味はないがな… 我が興味があったのは、いかにして強い妖をそこに連れてくるかという事だけだ。 それすらも目的のための手段に過ぎぬが……
[伽耶の手から水蛇が生まれ>>72、宙をのたくりながらこちらへ奔ってくる。短く息をつき、両手をパン、と合わせた]
なかなか察しのいい娘だ。だがな、一つそなたは甘いぞ。 真の智者なら、おかしいと思えばこのように問い詰めたりせず、
すぐに攻撃をしておくべきであった。
[言うが否や、ツェンの身体からバチバチと緑色の火花が飛び散り、空気が焦げるような匂いと共に緑色の稲光が飛び散る]
(81) 2018/11/13(Tue) 01時半頃
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ところで一つ教えてやろう。雷は木に落ちる。 つまり雷は木行だという事だ。 我の最も得意とする…
[大気が鳴動し、バチバチと電離していく。後世ではプラズマと呼ばれるこの現象は多大な熱量を帯びて伽耶の前に、さながら龍のようにのたうち現れ]
九 天 応 元 雷 声 普 化 天 尊 …
…その力による招雷の術ということだ!!
疾――――!!
[呪の掛け声とともに、緑色の雷となって伽耶に襲い掛かった**]
(82) 2018/11/13(Tue) 01時半頃
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アォーーーーーーーーーーーーン!
ァォーーーーーン
ォーーーーーン ォーーーーーンオンオン
ァオーーーーーーン!
[大将軍八神社へ駆る途中、幾度か遠吠えで、野犬野良犬達を呼び集めた。 京の人たち、今夜はやけに犬がうるさいって思ってるんだろうな。 飼い犬もたぶんつられて鳴きだしたり、もしかしたら誘われてきちゃうかもだけど、そこは勘弁してほしい**]
(83) 2018/11/13(Tue) 01時半頃
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― へいも屋・>>79 ―
そうねえ、じゃあおゆきさん。 ついて行ってあげて?
[その言葉に雪女は頷いて。 同行すると告げていた。]
妖術なら、いちばん上手いから。 きっと力になってくれるわ。
[他の面々が、どっちかっていうと。 力押しだったり。
搦め手で戦ったりと言う中で。 珍しく正統?派の妖術遣いだった。]
(84) 2018/11/13(Tue) 07時頃
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― 八坂神社 ―
[とはいえ、殭屍は昏倒したぐらいならば。 また起き上がって来るのだったが。
唐傘を開くと。 薄く笑って、そちらに向き直り。]
へいも!
[吐き出される炎。 そう、正義の味方と言いつつも。
殭屍相手に容赦はしない。]
(85) 2018/11/13(Tue) 07時頃
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姉妹 ロイエは、メモを貼った。
2018/11/13(Tue) 07時頃
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― 八坂神社 ―
[普段の賑わいが消え有象無象が蔓延る。 いえは懐から以前へいも屋で買った甘味を取り出す。 いろんな色の硬く小さな砂糖菓子。 それを口にいれ、これはきっと我が子が喜ぶものだと思い耽る。
からんころん
歩く先々には地面に倒れて動かないモノ達。 すでに誰かが通った跡だ。 八坂の階段を登り終えた先には店主がいた。>>78]
遅く なってし まってご めんなさいな
(86) 2018/11/13(Tue) 07時半頃
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― 八坂神社 ―
[普段の賑わいが消え有象無象が蔓延る。 いえは懐から以前へいも屋で買った甘味を取り出す。 いろんな色の硬く小さな砂糖菓子。 それを口にいれ、これはきっと我が子が喜ぶものだと思い耽る。
からんころん
歩く先々には地面に倒れて動かないモノ達。 すでに誰かが通った跡だ。 八坂の階段を登り終えた先には店主がいた。>>78]
遅く なってし まってご めんなさいな
(87) 2018/11/13(Tue) 07時半頃
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[店主の周りにはいくつもの動かなくなったモノ達。]
すごい わね あなた と傘さ ん でこんなに殺して しまうなんて
[店主の強さに少し驚く。 でも自分の気持ちは動くことは無い。 だってもうすぐ我が子に会えるのだから。**]
(88) 2018/11/13(Tue) 07時半頃
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― 八坂神社 ―
いいえ、気にしないで。 私も今来たばかりだから。
[そう言って笑うと。 唐傘を一度畳み。
にっこりと微笑んでから。 いえに問いかけていく。]
この異変を解決するのか。 それとも門を開くのに協力するのか。
貴女はどうするのかしら?
[そう問いかけて。 まずは返答を待つのだった**]
(89) 2018/11/13(Tue) 08時頃
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[そういえば、犬…ではなかった。 狼の化身に身を戻していた三峯であったが 日本の妖以外と口にしたところ、 何かを勘付いた節もあったけれども>>63 果たして大将軍八神社に至る今>>83 覚えがあると口にした予想は―― 果たして、当たっておるものやら。]
おう、元気な鳴き声が聞こえて来よるわい。 この群なす音色は……三峯のみではないのう 木綿の。 ここいらは粗方片付いた。 御所周りを周回した後にでも 大将軍八神社へと、加勢に回るとするか。
[達者な人手が欲しいとも言っていた。>>79 雪女が同行しているようではあるが。>>84]
(90) 2018/11/13(Tue) 08時頃
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[三拠点以外は一つ目と髑髏が 巡回するようではあるし>>10 道中も散らす名目で、 雨雲を返し、静寂を取り戻す下鴨から離れる。 少しでも失った妖力を休息で取り戻すべく 一反木綿が羽衣のように取り付いて、 翔ぶことに使う妖気を補ってくれている。
御所周辺の残党が 波のように押し寄せ、襲いかかって来た。 雨雲を返して良かったのかと問いかける声に、]
かまわぬ。 試してみたい事もあったものでな。 [団扇を扇ぎ、旋風を吹かす。 垂直の空気の渦巻。 亡者の群れを巻き込み、穹高く――― 明後日の穹へと投げ飛ばす。]
(91) 2018/11/13(Tue) 08時頃
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|
暖琴!
[ようやく追いついた、わけではなく。 離され見失ったところに暖琴が戻ってきた。 行くときにはなかった手には>>34血まみれのなにかを大事そうに抱えている。 そこに>>35金色がのぞいているのを見つければ、]
おい、それは…蓮、か? …死んだ、のか。 おい、まさかそいつも捧げるつもりか。
本人がいいとしても私は少しもよくないわ!
[いくら故妖の意思とはいえ、看過してやるわけにはいかない。近くの石壁を動かして叩き潰そうとしたり道を塞ぐが、障害をものともせず。
>>69くるりくるりとよけて寺へと戻る暖琴をまた追いかける。]
(92) 2018/11/13(Tue) 08時頃
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|
[―――明後日の方角。
強力な灯火を纏う結界に向けて。>>2:172]
(93) 2018/11/13(Tue) 08時頃
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|
[団子のように集団で固まった亡者らを投げつければ。 灯火を編まれた結界に直撃するであろう。 火炎に包まれ、塵だけが地に堕ちて行く。]
外側からは早々破れまいが―――、
内側から打撃を浴びせ続ければ さて、どうじゃろうなあ。
[雪崩込んでくる者共をまた団扇で旋風を生み出し 高く舞い上げ、同じ方角へと吹き飛ばす。 強固さも一点集中を続ければ脆さが生まれると踏んで。
この様な単純単調のあらましは、 自我を持つ妖ならば危険と踏み動きを変えるもの。 だが、下鴨の社で退治しながら余年なく観察した所 怪異になりかけな所為か、命令を遂行したがるも 自発的な学習能力は薄いとみえる。 入れ食いに掛かっては、遠くの穹へ吹き飛んでゆき]
(94) 2018/11/13(Tue) 08時頃
|
|
破ッ!!!
[強力な結界の強度をすり減らすべく、 半死半妖の塊を勢い良く浴びせ続ける
黒船がこの國を脅した巨砲さながら、 人間砲弾を打ち据えてゆくのだ]**
(95) 2018/11/13(Tue) 08時頃
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|
[寺までの距離で捕まえるには至らず、寺の門をくぐると同時、>>69>>73緋色の禍津風が出迎える]
間に合わなかったか…!
[緋色の風の中、>>74大声でわめく声と、またも呪文のような声がきこえる。]
(96) 2018/11/13(Tue) 08時頃
|
|
無駄だ。炎など私には効かぬ。
[>>75鬼火が顔を持っている。 不気味な、と握りつぶしてやろうかと手を伸ばしたその時]
(97) 2018/11/13(Tue) 08時頃
|
|
来…門…
[その顔に一瞬だけ>>76見覚えを覚えてしまった]
(98) 2018/11/13(Tue) 08時半頃
|
|
[だが、違う。別人だ。 このような泣き言を師は口 になどしなかった]
違う、お前は師ではない。 師がこんなところに来るものか! 師が、今も苦しんでなど、いるものか!!
[しかし、名を呼んでしまったせいか、焔の顔は師へと近づく。その姿に釘付けになり気付けば取り囲まれていた]
(99) 2018/11/13(Tue) 08時半頃
|
|
火など…いくら、囲もうと…
[揺籃は知らない。 これまでの生で、このように身を蝕むような熱に囲まれたことがない]
[ぱしり]
[揺籃の身に罅が入る。」
(100) 2018/11/13(Tue) 08時半頃
|
|
ただの焔じゃないぞ。 こわぁいこわぁい、鬼火だぞ。
[怨みを抱いた彼岸の焔。 魂を迷い惑わせ連れて逝く、亡者の焔。]
"見ちゃった "のなら終わり…… なーんて、どこの国でも同じだぞ!
[ぐ、と身体に力を入れ、跳躍。 肉薄する。]
(101) 2018/11/13(Tue) 09時半頃
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よーら、大好きだぞ!
[明るいいつもの笑みを浮かべて。 罅割れた部分目掛け、蹴りだした。]
(102) 2018/11/13(Tue) 10時頃
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|
[妖気を集めれば、冥府の扉が開くとは聞いていた。 なるほど、強い妖をそこに連れていけば、集まるのはさぞ早いだろう。 それさえ目的の為の手段というのなら、>>81 その目的を教えて貰いたい。
手首に向けて放った水蛇が、ツェンが両手を合わせると同時に弾けて消える。
「直ぐに攻撃しておけばよかったのに」
そう言う彼の身から焦げ臭い匂いと、緑色の火花が飛び散り始めた。]
(103) 2018/11/13(Tue) 10時半頃
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気があうわね!私もそう思ってたの!
[緑色の稲光が飛び散り始めれば、 こちらも水銛を周囲に浮かべて、距離を取ろうと後ろに退がる。
余裕ぶった木行の解説は、 その狙い通りに戦慄を覚えるものだった。
招雷の呪文を唱え終わると同時に放たれる雷に向けて、 水銛をぶつけるように打ち放つ。]
(104) 2018/11/13(Tue) 10時半頃
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ちょっと、ヤバいもの出してくるじゃない。
あのビリビリってやつ、痛いんだから。 か弱い乙女に何するのよ。
[水は雷気を通す。 帯電した水に触れれば相当痛い。 しかし、水で方向を逸らしたり、雷気を含んだ水をそのままぶつければどうだろう。]
(105) 2018/11/13(Tue) 10時半頃
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[雷気を含みて雷水となる。 襲いかかる雷をその身に食んだ水銛は 敵対者に向けて真っ直ぐに飛んでいく*]
(106) 2018/11/13(Tue) 10時半頃
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んーーー?
[がんがん。 何かが、障壁を殴りつけている。 緋桜の力はどんどん強くなる。 そんな攻撃、ちいともびくともしないんだけど。 だけどね?]
鬱陶しいんだぞ。
(107) 2018/11/13(Tue) 10時半頃
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[ ゴ ォ ゥ ―――――ッ]
[焔が燃え盛る。 それは半妖をぶつかる傍から灰にしていく。]
ちぇー あいつ、ぜーんぜん糧にならないんだぞ。
[元の魂は最初に吸血されたときに樹に行くので、半妖の中身は空っぽだ。 二度手間でしかなく、あまりの面倒さに唇を尖らせた。*]
(108) 2018/11/13(Tue) 10時半頃
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[ ば き り ]
[>>102暖琴の言葉に、走馬燈のように思い返す。 己も暖琴のように素直に
――”お前に” 師が亡くなったとき、揺籃は吠えた ”あいしていると”
”伝えればよかった”
暖琴が「ほかに何もない」と言った虚無と似たものを、揺籃は知っていた。]
(109) 2018/11/13(Tue) 13時頃
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[けれど大切なものは見えていないだけで気が付くと揺籃を取り囲んでいた。 八手、伽耶、暖琴、数え切れない京で紡いだ優しい記憶。それは思い出というだけでなく、緩やかに今日まで咲き続けて]
暖琴、 私も、 愛していたぞ。
[>>102蹴りに貫かれ、ガラガラと全身が砕けて地に落ちる中、笑む。 今度は、伝えられてよかった。]
[瓦礫となった揺籃はもう動かない**]
(110) 2018/11/13(Tue) 13時頃
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/* かあちゃんはよーらにセットよろしくだぞ。 あと、けむのはが占いだったんじゃ……?溶け発生なくなったんじゃ……?って思ってるのは琴だけかぁ?
(*11) 2018/11/13(Tue) 15時頃
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よーら、大好きだぞ。 ほんとは、もっと仲良ししたかったんだぞ。
[崩れた石片を見下ろす。 その魂は桜が取り込み、残るはただの欠片。]
でも、それでも、琴は開けたかったんだぞ。
(111) 2018/11/13(Tue) 17時半頃
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[ガラ ガラ] [石を集める。 かき集めて、手に取って。 石を積む。
花びらが塚に当たれば、儚く崩れる。 また積み上げる。 罪上げる。]
[ガラガラ ガラガラ]
(112) 2018/11/13(Tue) 17時半頃
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/* えぇ、大丈夫よ、セットしたわ そういえばそうね… 惜しい方を亡くしたわ
(*12) 2018/11/13(Tue) 18時頃
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― 八坂神社 ―
[店主の微笑みにいえも微笑み返した。>>89 そして彼女の問いに応える。]
この 異変、そう ね
[いえには正直何が異変といわれるモノなのかわからなかった。]
門が開こ うと開かま いと今も昔も変 わらない、 弱き者 は強き者の 餌食になるだけ そうでしょう?
[自分の足元に転がる焼け焦げたものを撫でる。 大きさ的に子供かもしれない。あるいはこの大きさまで焼け落ちたか。]
あたなは今 亡者 たちを 殺した じゃまだったから もしかしたらこの子達は まだ魂が残ってたかもしれないのに
(113) 2018/11/13(Tue) 18時頃
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ほら、同じでしょ
[結局全て同じ事。 人間だった私も村にとっては邪魔だった。 だから私〈弱い者〉は村〈強い者〉の贄となった。]
だから私、今の状況をどうかしようとは思わないの けど素敵な甘味を作る貴女の頼みならぜひ手伝わせてほしいとも思うわ
[ゆっくりと血に染まる空を見上げる。 いえの口調も心も今は穏やかであった。 まるで人間の頃の理性が戻ったかのように。]
でもね、ごめんなさい、私
(114) 2018/11/13(Tue) 18時半頃
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わが こ のこ え がき こえ た の
(115) 2018/11/13(Tue) 19時頃
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[後ろから崩されそうになった髑髏の助太刀に入る。 互いの情報を交換した所、 黒い犬の死骸を避ける動きが見られたという。 三峯に報せに往く事を勧めはしたが なにをしているのかと様子を窺われたので あらましを端的に伝えた。]
やはり打撃では破れぬようじゃな。
[しかし、一石二鳥。>>108 風を生み出す方が妖力の放出は少なく済み、 身体の一部が損傷しても動くらしい半屍人を あの結界を利用することで燃やし尽くせる。 人の身にありながら人を喰う魔物となった事を 家族に見られぬまま『神隠し』。
また、あの結界が物理では罅も入らない事を この検証で確かめることが出来た。]
(116) 2018/11/13(Tue) 19時半頃
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半屍人の討伐が済んだ後にでも お雪の冷気も試してもいいが…。
[老化も進行しているものの、天狗の目で凝視し、 怪異を打ち上げ消滅させる傍ら、 結界式を解読に掛かる。]
結界の式が半分は読めるが 半分…これは清の言語ではない
まあ、そうじゃろうな。 火の結界と燃え尽きてしまう怪異を 同じ術師が同時に使うは愚の骨頂ぞ。 ……暴れておるのは少なくとも二妖。
[半分は得たいの知れない言語…というだけに よもやの想像は確信に変わりつつある。]
(117) 2018/11/13(Tue) 19時半頃
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やはり術師に解除させるか 殺すかせねば解けぬものであろうな。 では大将軍八神社までの加勢、 に・・
[そう告げ、遠視をしたままあらぬ方角を見た。 石瓦礫を積んでいる童女の姿。>>112
信じられない話ではあるものの この強力結界を張った存在の有力株であり、 何をしているのかと観察すれば それの一部に揺籃の名残を見た。>>110]
(118) 2018/11/13(Tue) 19時半頃
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髑髏の。 即刻伝えに回れ。 揺籃が提灯娘にやられたと。 [敵方が誰であるかを知覚させる目的もあるが 今際まで孤独に散った石妖を想っての事。 突き止めただけでもその死に意味がある。 ただ――願わくば、生あるうちに間に合いたかった。]
(119) 2018/11/13(Tue) 19時半頃
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おのれ…… 童女の悪戯では最早済まされんぞ。
[結界を張った――それだけであったなら。 天狗爺は何としても説得し、 京からの追放のみで済ませる目測でもあった。 しかし、それも最早手遅れ。]
儂と木綿はあちらを叩きに参る。 ゆくぞ、木綿の。
[一反木綿にぶら下がりながら六道珍皇寺を目指す。]
(120) 2018/11/13(Tue) 19時半頃
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―六道珍皇寺・上空― [一反木綿に絡まった状態で 高く飛びながら―― 上空より団扇を振るわんと。 奇襲さながらに及ぶも、 風を生み出す様子は見て取れたか。]
狂風・鎌鼬!
[巻き上げる旋風ではなく、 突風はギロチンさながら鋭い刃となりて。
その身を狙い、 緋桜の花弁を散らして突き進む]*
(121) 2018/11/13(Tue) 19時半頃
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……
[風切る音に、無言で顔を上げる。 狂風、など。そんなもの、1人しかいない。]
なぁんだ、爺、思ったより早……―――
(122) 2018/11/13(Tue) 19時半頃
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いーや、遅いぞ。
[手を翳す。 渦巻く焔が、刃のような颶風とぶつかり合い、散る。]
天狗は韋駄天……って聞いてたけど、飾りかぁ? でも、戦いたくないのばっかり来るのは、琴も嫌だぞ。
(123) 2018/11/13(Tue) 19時半頃
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でもでもでもでも 爺は妖力はばっちりなんだぞ。 まだまだ、足りないんだぞ。
[桜吹雪に紛れ、火の粉が散る。 ゆらゆら ゆらゆら ゆらぁり]
残念なんだぞ。
[その言葉は、ほんとう。]
(124) 2018/11/13(Tue) 19時半頃
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― 八坂神社 ―
魂ねえ……もしも残っていたとしても。 そんな状態になってしまったならば。
殺してあげるのが情けってものでしょう?
[緋の櫻が散り始め。 花弁は八坂にも届き始めていた。
その光景の中で、凜は。目の前の相手と対峙していた。]
だから同じではない……とまあ。 これ以上は野暮ってものかしらね?
(125) 2018/11/13(Tue) 19時半頃
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弱き者は強き者の餌食になると言うのならば。
貴女が強ければ、私を緋桜に捧げる事が出来る。 私が強ければ、貴女を倒して。 むしろ、封じる為に使ってあげる。
[ああ、なんというか。 お互いの利害がどうしても合わないなら。
とてもシンプルな結論になったのだった。]
(126) 2018/11/13(Tue) 19時半頃
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遠慮はしないわ。 貴女、とっても強そうだもの。
[我が子の声が聞こえた>>115 その言葉が合図だったろうか。
唐傘を広げると、一度飛び上がり。]
(127) 2018/11/13(Tue) 19時半頃
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へいも!
[その言葉に応じる様に。 天から降り注ぐのは大量の下駄。
とは言え、一つ一つが十分な威力を持っており。 それらは顎や鳩尾と。 身体の急所を狙って放たれていく。
尤も、鬼にその辺の急所が効くのかは。 なんともいえないところだったけれども。*]
(128) 2018/11/13(Tue) 20時頃
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― 一方その頃>>115 ―
「すまねえな、大天狗の。」
[助太刀に入られながら。 互いの情報を交換して。
そして、提灯娘と聞けば>>119]
「ああ、任せろ」
[髑髏は自らの道を塞ぐモノへと骨など投げつつ。 京の町を走り出していた。
まずは、凜に伝えるのを優先と考えていたが。 この辺りは仕方ないだろうと。]
(129) 2018/11/13(Tue) 20時頃
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わがこのこえ こえが きこえたの
我が この だからさがしに 探 会いにいかなきゃ いけないの だって あの こ が母を 呼ぶの よ! ! !!
嗚呼 嗚呼嗚 呼 嗚呼 ようや うやく
会えるのよ!!!!!!
(130) 2018/11/13(Tue) 20時頃
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[いえは空に向けて高笑う。 そこに我が子がいるかのように手を伸ばし。
その手を己の口に差し込んだ。 ずるりと喉から血泥のついたそれを取り出し、隙もなく凛に向けて投げつけた。 空を切ったそれは刀だった。]
(131) 2018/11/13(Tue) 20時頃
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[大量の下駄がいえを狙う。>>128 だがいえはそれを避けることはない。 左手が衝突寸前の下駄を掴む。 もう一方の手は凛へ向けたまま。 さらにもう左手は下駄を払いのけ。 もう右手は近くの木をへし折り振り回す。
いえの背中から一対の長細い餓鬼の腕が出ていた。
その腕以外にも身体中から子供の手足が溢れ生えていた。]
ひどい わ ただ こどもに あいたい だけな のに あうため に もん をあけなきゃ いけ ないのに
(132) 2018/11/13(Tue) 20時頃
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[不意を狙った斬撃。>>122 なれど、風の刃は火炎と相対し、相殺>>123される。]
今ので首を落としておれば、 楽に死ねたものを。
[化け提灯の娘であるからこそ、 ただの脅かしたがりの童女と侮っていたが 石妖を負かしたこともあるものの 今の一撃相対した事で見解を大きく変えねばなるまい
戦いたくないのなら考えを改めれば良いというに。 寧ろ――そうして貰えば何れ程楽であったか。 同じ町で生きる妖を手にかけた時点で、 その狙いは甘言として霧散していた。]
(133) 2018/11/13(Tue) 20時半頃
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禁忌さえ犯さねば、相模の馬車道でしか 口にできぬあいすくりん屋にでも 連れて行ってやる気でおったわい…… [めりけん娘、めりけんは敵ぞと口にしてはいたが 寺に顔を出しに来る童女を毛嫌いはしていなかった。 (絶対にそうなりはしないが)若紫計画とて妄想はした なればこそ――此度の狼藉は目に余る。]
己が何をしておるのか、 解ってやっておるのじゃな
[童女ひとりでこの騒動を思いつくとは考え難い。 何者かに吹き込まれたと察するに余りある>>2:237 けれど、善しも悪しもつかない訳ではなく 京の民、妖の不遇を心得た上であること>>124 怒りは冷めやまず、提灯の焔のように燃えている]
(134) 2018/11/13(Tue) 20時半頃
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まったく、大したものだわね。
[鬼の力。
並みの妖を昏倒させる下駄を平然と受け止めていた。 それだけではなく、生み出される餓鬼の腕が下駄を払いのけ。 或いは木を薙ぎ倒していく。
そして、次々と生み出されていく腕に目を奪われた刹那。 飛んでくるのは一振りの刀。]
(135) 2018/11/13(Tue) 20時半頃
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――ッ
[直撃こそ避けたが。 頬からは鮮血が伝う。
ああ、なんだか久しぶりだった。 久しぶりに血を流す事になろうなんて。]
ああ、まったく。 なんて夜なのかしら。
[どこか、愉しんでいる。 そんな風にも聞こえただろう。
いや、明らかに。 血を流しながらも、この妖は笑っていた。 楽しくて仕方ないと言う様に。]
(136) 2018/11/13(Tue) 20時半頃
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往くわよ、へいも。
この地形も、ちょうど良いわ。
[薙ぎ倒された以外にも樹はたくさんあるのだから。 撹乱する様に木の中を飛び回り。
先ほどまでと同様に下駄を放つ。 ただしそれは今までとは違い。 焔を纏って撃ちだされていたが。]
(137) 2018/11/13(Tue) 20時半頃
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――はっ!
[そうして、樹の合間を飛び回り。 いえが少しでもそちらに気をとられるのならば。
高速で接近し、唐傘に仕込んだ短刀での一撃を狙っていく。 当たっても当たらなくとも、深追いはせず。 再び、高速移動しながら飛び道具を繰り出して。]
(138) 2018/11/13(Tue) 20時半頃
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[下駄を防ごうとするも全ては防げなかった。 下駄に潰された短い手足は痛がるように蠢き、いえの胎の中で金切り声をあげ。 顔面の一部は吹き飛ぶもぶちぶちと音を立て元に戻っていく。]
わた しの こどもたたた ちに ひどいこことと しないで!!
[いえは未だ人間の手のままにしてある己の手で腹を抱える。]
(139) 2018/11/13(Tue) 20時半頃
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こわっぱが、ぬかしよるわ。
[残念――とは返さじ。
代わりに八手団扇に妖力を篭め、 火の粉のゆらぎを真似たかのように ゆらり、ゆら、横に揺すれば。
周囲の気温が急に下がり出す。 冬であるからこそ元からの寒さはあるし 盆地であるからこそ霧は珍しくない。
しかし、干渉によって、 発生の『度合い』を強めた。
寺の蓮池の水が水蒸気と変わり始め たちまち、濃霧が漂う。
煙そのものを存在としている煙々羅と似ているが 冷気と湿度を纏う其れは、全くの別物。]
(140) 2018/11/13(Tue) 20時半頃
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霧隠―――
[浮遊方向を変えながら、風刃を放る。 焔の明るさを目印として。]*
(141) 2018/11/13(Tue) 20時半頃
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残念。食べたかったぞ。
[異国出身の父を持ってしてもなかなか口にできぬ氷菓子。 本当に、食べたかった。 きっと、絶対、楽しかっただろうに。 美味しかっただろうに。]
むー、寒いぞ。
[発生する濃霧は、視界を奪う。 手探りでも、自身の手すらも覚束無い。 これは困った。
困った?]
(142) 2018/11/13(Tue) 20時半頃
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[凹んだ片目が元の位置に戻るとき相手が林の中へ行くのが見えた。 そして木の合間から炎の下駄。]
じゃまじゃまじゃまじゃまぁぁあぁあ嗚呼嗚呼!!!
[持っていた木で払いのける。 死角から殺気を感じ。
短刀で刺される寸前、凛には見えただろうか。
「た す け て」
着物を突き破り生えてくる子供の顔が。]
(143) 2018/11/13(Tue) 20時半頃
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[否、翁は一手遅い。]
[かつん、とぽっくりが瓦を蹴る音が1つ。 濃霧より高き上空には、月光遮る雲――――否、否
黒き大軍。 翼持つ夜の眷属、蝙蝠の群れ。]
惑え惑え 提灯ジャックの灯火は、幽幻だぞ。
[地上の童女の姿は、刃に割かれ斃れる。 幻影の自身を視界に収めながら、無数の刃《翼》を放った。]
(144) 2018/11/13(Tue) 20時半頃
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「どっちが悪だか。」
分からないわね!
[下駄で潰されていく手と。 吹き飛んでは再生するいえの顔。
子供に酷い事をしないでと叫ぶ様は。 この場に駆け付けた誰かが居たならば。 明らかに凜を悪人と認識したであろう。
いえも妖としての姿を見せているとはいえ。 腹を庇う様子などはまさに母のそれだったのだから。]
(145) 2018/11/13(Tue) 21時頃
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[たとえ、木で払いのけられたとしても。
それは目くらましにはちょうど良かった。 死角から短刀を片手に拘束で向かって行くも。
『たすけて』
その言葉に切っ先は鈍る。 それは鬼を相手にする際には十分な隙となってしまうだろうと。]
(146) 2018/11/13(Tue) 21時頃
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―――囮、か。
[焔は地にあれど、物音一つ、>>144 遅れ、天狗爺の頭上背後に迫る気配。 寺の屋根へ片足をつき。]
儂を相手にして騙し手とは 百年…七百年早いわッ
[分身――までは力尽くす覚悟でなければ出来ない。 だが。
翼を刃とした連撃の真下にあった姿は 瞬間に失せ、残るは割れた瓦のみ。 その瓦屋に突き立つ刃の海―――]
(147) 2018/11/13(Tue) 21時頃
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[天狗爺の所在はといえば屋根の斜め先。
足の遅い身ではあるし、てけてけと歩いた訳ではない。 片足ついた足場を後方に向けて『縮め』たのだ。]
旋風よ―――
散らせぃッ!!
[移った距離から蝙蝠の大群に向けて、 旋風を吹かせ、一掃を図ろうと。 狙いは童女も巻き込まんとするものではあったが]*
(148) 2018/11/13(Tue) 21時頃
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/* あり、ということは赤も連落ちしないと村2落ちしたらやばいぞ? (妖精のカウントがあやふや
(*13) 2018/11/13(Tue) 21時頃
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[助けを求める子供の腕が凛を捉え。]
つかまえた
[餓鬼の腕が裏返り凛の顔を掴み上げる。 そのまま力を入れ潰しにかかった。]
危ないか ら出て はだめよ
[子供の顔に囁き再び体内へ戻していく。]
(149) 2018/11/13(Tue) 21時半頃
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うへぇーなんだそれえー
[奇天烈な避け方に目を丸くする。 妖怪の長ともされる妖力は、さすがと言うべきか。]
ちぇっ
[旋風の吹くまま、身体を捻る。 数多の提灯吊るす紐に着地し、次の手を練る。]
(150) 2018/11/13(Tue) 21時半頃
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邪魔しないでほしいんだぞ。
[器用にバランスを取りながら、唇を尖らせる。]
会いたいだけなのに。
(151) 2018/11/13(Tue) 21時半頃
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/* 私、桜の養分になりにいきたいわ
(*14) 2018/11/13(Tue) 21時半頃
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[京の隅。 華やかな街並みから外れた、今や人も通らぬ場所。 明かり灯らぬ1つの廃屋。
荒れ果てた室内には、元は暖かな料理が作られていたであろう鍋。 野菜や肉を、牛の乳で煮たもの。 南瓜を丁寧に漉し、小麦を練った生地で包み焼いたもの。 小さな皿に盛られた、色とりどりだった菓子。
どれもどれも、腐り果て、最早虫も集らぬ残骸。
家人は、誰もいない。 誰も。 誰も。 何かが起きたそのままに時が止まり、朽ち果てた家。]
(152) 2018/11/13(Tue) 21時半頃
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/* なりに行きたいめっちゃ笑ったぞ。 おっけーなんだぞ!
(*15) 2018/11/13(Tue) 21時半頃
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なっ……
[捕まえられ。 そのまま、潰しにかかってくる。
その力は、強く。 捕まった凜の力では振りほどく事叶わぬか。 そうして、その力に潰されかけて……]
(153) 2018/11/13(Tue) 21時半頃
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「――させねえよ!」
[すんでのところで。割って入る声。 へいもの唐傘。
唐傘の骨組が無数に飛び出していて。 それはまるで何本もの千枚通しのよう。
それらがいえから出ている腕を切り裂くようにすると。 凜も腕の拘束から逃れていた。]
助かったわ、へいも。
「まったく、昔の俺らだったら。 笑いながら子供を切り裂いてただろうに。」
[その言葉には頷いていて。 いや、頷いて良い話なのかはさておき。]
“私たち”も、そろそろ本気を出しましょうか。
(154) 2018/11/13(Tue) 22時頃
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この姿で戦うなんて。 随分と久しぶりだわね。
[骨組はへいもの唐傘からだけではなく。 凜の腕からも出ていた。
唐傘お化け“へりんへいも” その本来の姿。
唐傘と少女の姿に分かれて動いているが。 元々は1つの妖だったのだ。]
(155) 2018/11/13(Tue) 22時頃
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――。
[唐傘と少女の1人芝居を止めたが故に。 言葉はかけなくても、以心伝心。 いや、元々意識は1つなのだ。
縦横無尽に飛び回る唐傘と少女。 降り注ぐのは焔下駄と。
それから、千枚通しのように鋭く切り裂く。 唐傘の骨が飛び交っていた。 その合間にも、交互に高速で接近しては。 短刀の一撃か、もしくは身体からはみ出る骨組で相手を削って行こうと。]
(156) 2018/11/13(Tue) 22時頃
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[戻っていく子供を感じながら腹を撫で。 子守唄をうたう。]
ねん ね ん ころり よ おころり よ
[異形の姿でありありながらも優しく子供に声をかける。
我が子でなくても子供は大事なもの。 だから危ない外には置いておけない。 すぐにいなくなってしまう子供はお腹の中に戻さなければ。 肉はなくても魂だけは。
戻して、守って、ずっといっしょに。
いえはただ己の腹を見つめる。]
(157) 2018/11/13(Tue) 22時頃
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縮地というやつよ。 一つ利口になって 冥土も土産となったじゃろう。
[天狗の真骨頂は火炎操術や器用な風… 山における天変地異を自在に操る事――と 思われがちではあるけれど、 そもそもそれらの力は神通力を主本にして 起こしたものであり縮地法もそれの一種。
全盛期であれば長い距離も渡れた。 全盛期であれば姿も小天狗のような大きさでは無かった。 妖として長く在りすぎた年月、そして。 信仰が減ってしまった事が今の弱化にある。
旋風に巻き込まれてバラバラに割いたのは 使役の蝙蝠のみで、一難を避けた小娘に>>150 尚も追撃を狙い、団扇握る腕を斜に構え、]
(158) 2018/11/13(Tue) 22時頃
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うつけめ、邪魔もするわ!
消えたらおなごの肉付きのよいふともも ちらちら艶やかな項も! 現物じゃのうても春画とて見れなくなるわい!
老い先短い年寄りの数少ない楽しみを 潰す真似をするでないわ!
[――並ぶは煩悩の塊。 雪女のお雪をもでるにした春画を思い出して 鼻血がブハッと溢れた。]
会いたい……?
[誰に。]
(159) 2018/11/13(Tue) 22時頃
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そもそも、おんしが斯様な事をしておること 父母は知っているであろうな?
[一家包みの奇行… であるのならば。 連れ立っていないのは不自然ではあるが。
京の外れに在りし両親の存在>>1:187 それが真実か否か 天狗爺には分からぬもので>>152]*
(160) 2018/11/13(Tue) 22時頃
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……爺はちょっと桜にぼんのーでも食われた方がいいぞ。
[この感想だけは、間違ってないって断言できる。 盛んが過ぎるというのも、充分よくないことだ。]
だいたい、爺は楽しいかもしれないけど、 見られる側はそんなに楽しくないぞ。 むしろちょっと気持ち悪いぞ。
[正論。 全くもって正論。 "ちょっと"で済ませたのは手心だ。]
(161) 2018/11/13(Tue) 22時頃
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…………………
[それも、父母を問われれば笑みは消える。 吊り糸に立ち、俯く。]
……父ちゃん、母ちゃん。
(162) 2018/11/13(Tue) 22時頃
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琴は、いつも通り遊んで帰っただけだぞ。 父ちゃんも、母ちゃんも、琴の大好きなご飯と一緒に、待っててくれてたはずなんだぞ。
[誰が?知らない。 知っているのは、薄らと感じていた、父親《余所者》への迫害心。 西洋が混じりだしたばかりのこの国では、まだ異端の家への―――]
なんでいないんだ? 待っててくれてたはずなのに、待っても待っても、帰ってこないんだぞ。
[あったかい料理と、冷えた部屋。 冷めていく料理と、凍えていく部屋。]
(163) 2018/11/13(Tue) 22時頃
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なら、琴が迎えに行くんだぞ。 父ちゃんも、母ちゃんも、そういう妖怪だから。 だから、迷ってるのかもしれないんだぞ。
[ジャック・オー・ランタンは何処にも行けない彷徨う鬼火。 夫婦で何処かに出かけて、帰れなくなったのかもしれない。]
だから、目印なんだぞ。 おっきなおっきな真っ赤な桜。 その力があれば、いくら父ちゃん母ちゃんだって、見つけられる灯火になるんだぞ。
[だいすきな二人にまた会いたいから。 そのためなら、なんだって惜しくない。]
(164) 2018/11/13(Tue) 22時頃
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きゃあぁああ ! !!
[斬り刻まれた腕を振り凛へ振り返る。 そこにいるのは見慣れる妖。
だれ なに だれ だれ だ れ
痛みと怒りでいえの肌が赤黒くなっていく。 この己の姿が好きではなかった。 この姿では我が子が私に気づかないから。]
(165) 2018/11/13(Tue) 22時頃
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そうか。そなたもそう思っていたか。 どうも、年月を重ねると雄弁になり過ぎていかんな。
[こちらはこちらで、さっさと伽耶を攻撃していればよかったのだろうが。水を固めた銛>>104と緑に輝く雷の槍がぶつかり合う。]
雷を水で防げると思うか。そなたは…… ん?
[予期せぬ水の奔流の強さに眉をぴくりと動かす。 稲妻をぶつけられたまま、押し返す勢いで水の銛がこちらに押し寄せてくる。 バチバチ、と電流が流れ、血の通わぬ青白い手を些か焼いた。]
(166) 2018/11/13(Tue) 22時半頃
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………小癪な娘だ。今のは少々痛かったぞ。 とは言え……そなたとて、我が本気とは思っておるまいよ。
[パチンと手を合わせ、浅く短い呼吸を繰り返す。大気に流れる陰陽の気を取り込めば、それだけ仙道の力は増幅される。殭屍の術であろうとこれは例外ではない]
斯くの如く疾く執り行う可し。 急急如律令――――――疾!!!
[再び生み出される緑色の稲妻。電離した大気がいくつもの雷撃球となって飛び散り、伽耶に八方から襲い掛かる*]
(167) 2018/11/13(Tue) 22時半頃
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[再生しつつある腕で八坂神社の舞殿を破壊し、その舞台を投げつける。 それと同時に餓鬼の腕で走りへりんへいもへ突撃する。
舞台を避け上に飛ぶものなら、例え斬り捨てられてもいい、槍の如く尖らせた餓鬼の腕を突き刺そう。
舞台を打ち破るのなら全ての腕で捉えあげこの醜い腕で心臓を掴んでやろう。]
(168) 2018/11/13(Tue) 22時半頃
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削りきれないとは。 流石は鬼って所かしらね。
[その耐久力に呆れたように笑うと。 赤黒い肌に変わっていく彼女の姿を見て。
また笑いかけるように。]
随分と強そうじゃないの。
[そう言っている合間にも八坂の舞台ごと。 此方の方へ向かって来ていた。]
(169) 2018/11/13(Tue) 22時半頃
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[飛ぶのでも、打ち破るのでも無い。 そう、先ほど木の合間を飛び回ったように。
少女と唐傘は空に舞う舞台に飛び乗ると。 いえを目がけて次々と焔下駄を打ち込んで。]
削りきってやろうじゃないの。 ねえ?
美しい鬼さん。
[最後の言葉は本音だった。 彼女が自身をどう思っているかはさておき。
舞台ごと持ち上げるその力。 それはまさしく、妖の華であった。 こんな状況でなければ仲間に引き入れたい程度には。]
(170) 2018/11/13(Tue) 22時半頃
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[餓鬼の腕が来ようが。 それとも赤黒い腕が襲い掛かってこようが。
自分達の機動力ならば避けきれる。 そして、相手に連続打撃を叩きこむ。
それがずっと変わらない。 へりんへいもの戦い方だったから。]
(171) 2018/11/13(Tue) 22時半頃
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[押し返した稲妻がツェンの身を焼く。>>166 少しだけ。ほんの少々。]
少々だなんて、殆ど貴方の稲妻のせいよ。 手を抜いてくれる分には構わないんだけどね。
[手が合わさる。 あれが発動手段か。 こちらと似たようなものね。]
(172) 2018/11/13(Tue) 22時半頃
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[息をする毎に大きくなる雷撃球。 号令によって、空中に現れたそれが、八方を囲むように、こちらへ目掛けてくる。]
全く同じ技しか持ち合わせていないのかしら? それとも少しでも長く私と遊びたいの?
[水の幕が伽耶を隠すように覆い、雷気を地へと逃していく。]
(173) 2018/11/13(Tue) 22時半頃
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まあこっちもあるものは利用させて貰わないと、 私みたいに水しか扱えないとか不利すぎない?
[虚勢含みに微笑めば、散らした雷撃の残りを含む水幕を解いて、輪刀へと作り変えていく。]
(174) 2018/11/13(Tue) 22時半頃
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[回転する飛沫の刃。 雷気を帯びて、 八方から襲うは かの者の真似事]
(175) 2018/11/13(Tue) 22時半頃
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いやじゃいやじゃいやじゃ! どうせ食われるなら若くて色気むんむんの おなごであって欲しいわい!!
[年寄りはわがままな生き物だから――― 植物とシケ込むのはちょっと……>>161]
あーーぁーなんじゃ? 耳が遠くなりおったわい…儂も歳かのう。 歳を取るとつらいのう…腰も曲がるし…
[爺あぴぃるをしているがちゃんと聞こえているし かなりぶっすりと胸に刺さっている。 ある意味、蝙蝠刃を受けていたほうが 刺さらなかったかもしれない。]
(176) 2018/11/13(Tue) 23時頃
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[しかし、そこから聞く話を年寄りぶって 聞き流すことはしなかった。 正確にいえば、出来なかったと呼ぶが正しいが]
何を、言っておる…。 つい――
[なにゆえ、冥府の扉が開かねば会えないのか。>>162 つい…いつの事だっただろう。 娘と旦那以外に人の姿を見せられないと 高笑いした化け提灯と語らったのは。 性質の悪い冗談だとは思いたかった。 けれど、冗談めかしい事を口にする時ばかり にっかり笑顔が陰へと潜めるものだから。 日々のまま、刻を止めてしまった家の事>>163 化け提灯の母親もじゃこ…なんとかな父親も 『神隠し』となった話に真実味が増す。]
(177) 2018/11/13(Tue) 23時頃
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[一方伽耶の内心では──
無理無理無理、マジやばい! こっちは蛇憑きのただの娘で雷とかあたったら、 身体が持たないんだってば!
こいつには寺に行く時に息切れしてるの見られてるし、 長期戦は嫌なんだけど。
ともかく、雷にだけは当たれない!!*]
(178) 2018/11/13(Tue) 23時頃
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[神隠し? 隠されるのは人だけで、妖は隠されぬというに。
何処かへ出かけた>>164? まだ常識も頼りない童女に一言も告げずに。
桜に糧を与え、そして。 冥府の扉を開けて再会を望む――
その幼さに、皺が皺を深めた。]
(179) 2018/11/13(Tue) 23時頃
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愚か者め。
なにゆえそれを、 ……事を起こす前に、 儂に打ち明けんかった……。
[たとえ、世間挨拶の一端であったとしても。 母親に託されたというに。>>1:148]
(180) 2018/11/13(Tue) 23時頃
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暖琴よ。
[こうして名前で呼ぶことも珍しい。 めりけんめりけんと呼び立てていただけに]
儂ら天狗に両親や兄弟の概念はない。 尸解…一度人として死に天狗道に堕ちる。 儂に人としての生来の記憶は薄い。
しかし、理は解る。 親は子より先に逝くものよ。
(181) 2018/11/13(Tue) 23時頃
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おんしが桜を育てることを喜んでも この騒動、親を殺された子もいれば 子を殺された親もおる。
一番大切なものを奪われたのじゃ 苦しかろう、辛かろうよ。
けれど辛くとも、苦しくとも、のう。 それでも、明日を見据えて歩くであろうよ。 明日がある限り歩き続けるであろう。
それを、人に出来て妖にできぬとは言わせぬぞ。
(182) 2018/11/13(Tue) 23時頃
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―――儂らはおんしの親ではないし 儂は親とは名乗れぬ爺じゃが
孫のように可愛がっておったつもりよ。
[過去を――過去の一家揃う幸せを現実にしたい。 童女の願い、望みはよく解った。]
(183) 2018/11/13(Tue) 23時頃
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化け提灯が暮らしていたこの町 おんしを生んだ町ぞ。 崩壊の末路を果たして望むものかよ。
じゃこら… ちりめんじゃこだかなんだかは知らんが 夫婦の架橋になった町ぞ。
その町でおんしが妖や町人たちと 仲よう 正しく生きること それを望むものよ。
――親ならば、な。
(184) 2018/11/13(Tue) 23時頃
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[町を壊し、他者のいのちを捧げ、 京を破滅に導く冥府の扉を開き――
そうして得た再会を、 子が犯す過ちを喜ぶ親。
天狗爺は想像がつかない。]
どうか、引き返せぬか。
今なれば、まだ。
[天狗爺が庇ってやれる。
既に同じ妖をあやめ、禁忌をおかした娘。 戻してやれる路など、ありはしないのに]*
(185) 2018/11/13(Tue) 23時頃
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[舞台から見下ろすへりんへいも。 伸ばす餓鬼の手は焔下駄で抉れて爛れ。 隙なく叩き込まれるそれは着実にいえを追い込む。
へりんへいもの素早さにはついていけない。 いえは出来るだけ彼女らに近づき、胎の底から咆哮する。]
―――――――――――ッ
[足を潰せないなら、耳を、感覚を潰せ。
小妖なら失神するほどの叫び。 鬼の怒り、亡者の悲鳴、人間の慟哭。 それらでも言い表すには足りない不快な叫びを上げた。]
(186) 2018/11/13(Tue) 23時頃
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― 大将軍八神社 ―
ヮオーーーーン!
[神社への道中、なんやら変な動きをするヒトが沢山いた。 いや、かわいそうだけど、もうヒトじゃない。 たいした妖力も感じられないし、噛みつけば簡単に斃せる相手ではあったけど……あんまり、いい気分はしないもんだよね。]
おゆきさん、どう、そっちは。
[細い路地なんかからも飛び出してくるから、>>84へいも屋からの助太刀、ゆきに頼んで、掃討してもらった。 やっぱこういうワラワラ沸いてくる相手には、広範囲を攻撃できるってのは強いねぇ!]
(187) 2018/11/13(Tue) 23時頃
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手を抜く、か。そんなつもりはない。 ただ余力を残しておきたいだけだ。
……が、そう悠長にもできなそうだな。
[発せられた雷撃球は、伽耶の手前に張られた水の膜を通り抜ける事はなく、地に流れて散逸していく。]
そういった俗世の男どものような趣向は我にはない。 ………呪符よ、我が前に拓き障壁たる可し。
[逆に、水が鋭く回転する刃へと変わり、今度はこちらを八方から襲う>>174>>175。 目の前に展開された呪符の束が火花を散らし弾ける雷球となって水の刃を蒸発させる。]
(188) 2018/11/13(Tue) 23時半頃
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なるほど。これでは拮抗したまま勝負がつかぬな。
[妖力の量でいうならば、こちらも自信はある。しかし天地の精気を吸って功夫を溜めるには長い年月がかかる。目の前の娘の力がどの程度もつものか測れぬまま、折角の修行の成果を簡単に散らせたくはないという気持ちもあった]
ならば。
[コォォ……と一定のリズムを刻む呼吸の音を整えたまま、中国拳法…それも太極拳のような構えを取る。]
宙に舞う葉のように身を軽くし、水を渡り、宙を舞う… 即ちこれは、「転身功」よ!
[その姿が揺らいだと思うや、次の刹那、伽耶の目の前にツェンは立ち、蟷螂のように曲げた手から長く伸びた爪を振り下ろした。 その爪は毒の爪。一度傷を負えば、その場所からじわじわと麻痺毒が全身に回り、やがては動けなくなり死に至るというものだが、さて*]
(189) 2018/11/13(Tue) 23時半頃
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言ってたぞ。 桜が真っ赤になれば、地獄の釜が開く。 開けば、何かあるかもしれない。
[何か。 その何かに、託したかった。]
父ちゃんも母ちゃんも死んでない!!!
[感情のままに叫ぶ。 死していない両親を探すのに、冥府の門を開けたがるのはおかしい?
うるさい 五月蝿い 煩い ウルサイ 黙れ!!!!]
(190) 2018/11/13(Tue) 23時半頃
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……父ちゃん言ってたぞ。 これから、新しい時代になるって。 違う世界の人も妖も、暮らせるはずだ、って。
母ちゃんも言ってたぞ。 今はまだ厳しくて苦しいときかもしれないけど、いつかはきっとって。
爺と同じこと。
(191) 2018/11/13(Tue) 23時半頃
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嘘吐き
(192) 2018/11/13(Tue) 23時半頃
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嘘吐き嘘吐き嘘吐き嘘吐き嘘吐き嘘吐きぃ!!
そんなもの、来なかった!! 人にも妖にも、そんなものできないんだぞ!! ランタンの火よりも移ろいやすくて、すぐ消えちゃう世迷いごとなんだぞ!!
[その場で地団駄を踏み、髪の焔は不安定に揺れる。]
父ちゃん母ちゃんがこの都を望んだって この都は父ちゃん母ちゃんを望まなかった!
(193) 2018/11/13(Tue) 23時半頃
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[連撃は順調にいえを削っていた。 一撃で相手を葬る事は出来なくても。
機動力と手数で圧倒していく。 それが自身のスタイルだったのだが。]
――!?
[鬼の咆哮>>186
無論、この程度で失神するような妖では無いのだが。 だが、それでも。 機動力は確実に失われてしまう。 それは明らかに隙となってしまい。
目の前のいえには十分な好機だろうと。]
(194) 2018/11/13(Tue) 23時半頃
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引き返す道に父ちゃんも母ちゃんもいないぞ。
前も後ろも真っ暗。 なんにも、なんにも、なぁんにも、見えないんだぞ
[舞う桜の花びらを見上げる。 明るすぎる桜の周囲には、何も見えない。]
(195) 2018/11/13(Tue) 23時半頃
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それに、提灯ジャックに、道はない。
永遠に彷徨う、虚ろの火。
行く道? 逝く道? 戻る道?
そんなもの、最初から、ありはしないんだぞ。
(196) 2018/11/13(Tue) 23時半頃
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[さて神社につく頃には、野生野良ついでに飼い犬なんかもまざって、ちょっとした部隊が出来上がってた。]
よし、じゃあそっちの班は三社と五社へ。 そっちのは歳徳、そっちは大杉のほうへ。 本殿から方徳殿へは、オイラ達が行く。 あと残りは、おゆきさんといっしょに、鳥居からこっちを広く見張っててほしいんだ。
[ざっと分けて、こんなものか。 相変わらず動く屍だらけだけど、一体どうやってこんなに増やしたのやら。]
(197) 2018/11/13(Tue) 23時半頃
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[ぽぅ]
ひとぅつ
[ぽぅ]
ふたぁつ
[ぽぅ]
みぃーっつ
[ぽぅ]
よーっつ
[ぽぅ]
いつーつ
(198) 2018/11/13(Tue) 23時半頃
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[ぽぅ]
むーっつ
[ぽぅ]
ななーつ
[ぽぅ]
やーっつ
[ぽぅ]
ここのーつ
[]
……
(199) 2018/11/13(Tue) 23時半頃
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足りない。 ひとつ、足りない。
[ごぅごぅと足元に焔が渦巻く。]
わるいこ。 足りない1つ。 いくつあっても、1足りない。 足りなきゃ揃わない。 何にも埋めれやしない1つ。
足りない。 足りない
(200) 2018/11/13(Tue) 23時半頃
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足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない
(201) 2018/11/13(Tue) 23時半頃
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足りない ひとつ
(202) 2018/11/13(Tue) 23時半頃
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― 一方その頃>>187 ―
「問題ないわ。あまり強い妖はこちらには居なそうねえ。」
[雪女のおゆき。 広範囲に冷風を放ち。
次々と凍らせていく彼女だった。 普段はへいも屋でお運びをしたり。 すぐに揚げ物だの、火を使って何かを作る面々に閉口していたが。
こうして妖術の類を使わせると、十分な強さであった。]
「それにしても……“へりんへいも”も無茶をしていないと良いけれど。」
[本来の呼び方になっていた。 そう、へいも屋の面々は当然知って居た事だから。]
(203) 2018/11/13(Tue) 23時半頃
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[その間も体は削れ、再生し、また削れていく。 へりんへいもに隙ができたがすでに餓鬼の腕は肘までなくなり。>>194 同じく足も先がなくなっていた。
宙に浮く舞台に鬼化した手で掴まり、へりんへいもまで身を引き寄せる。
今しかない今しかない今しかない]
わが こ わがこ にあうの ! もん のむ こ うへ いく の よ! !
[動きの鈍くなったへりんへいもの心臓を握りつぶさんと腕を振りかざしたその時、]
(204) 2018/11/13(Tue) 23時半頃
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かぁぁああ えぇぇええええ せぇぇぇえええぁぁぁああああ!!!
[円盤状の9つの恨み火。 足りない皿は、欠けた心の大きな破片。 嘆きの焔は、炎熱と共に凍てつく寒さをも持って、無尽に飛び交う。]
(205) 2018/11/13(Tue) 23時半頃
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おねえちゃん たすけて
[腹から突き出された少女の顔と小さな手。 原型のない顔で声で助けをもとめ涙を流す。]
おねが い おと う とが みんな がまってる の
(206) 2018/11/13(Tue) 23時半頃
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[水雷の輪刀を放った。 呪符束がそれを蒸発させた。>>188
前駆は長いけれど、放たれる技に合わせるために、こちらも雷避けの守りを保っておかないといけない為にそうそう動けない。
次が何か予想するより先に、屍人本人が目の前に見えた。]
(207) 2018/11/14(Wed) 00時頃
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な…っ!
[顔色の悪さが間近に見えて、その爪が肩に食い込む。
じわじわと広がっていく痺れに毒を注がれている事を知る。 左腕の、黒珠を持っている方の手に、 段々と力が籠らなくなっていく。]
(208) 2018/11/14(Wed) 00時頃
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|
[雷を発されず、近寄れるチャンスはこれ以降無いかもしれない。 まだ左腕以外が動く。
今はこちらが優先。]
(209) 2018/11/14(Wed) 00時頃
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[毒を盛る、その背に目掛けて水の刃を。 黒珠の制御を失ったそれは勢いに任せ、 屍人ごと伽耶を貫こうと]
(210) 2018/11/14(Wed) 00時頃
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道連れににしてあげる!!!
(211) 2018/11/14(Wed) 00時頃
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にしても、こいつら一体……。
[においとか、動きとか、なんとなぁく既視感があるんだよね。 ていうか少なくとも、ここいらにいた妖もんとは違うよな。]
─────はっ、そういえば!!
[異国の妖怪。 八手が話してた。ちょっと引っ掛かった、あの話。
そうだあの客>>2:51、もしかしてやっぱり……!]
(212) 2018/11/14(Wed) 00時頃
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[そういえば墓でずっと寝ていたとも言ってたし。>>1:261 だとしたら、屍を操る類の妖だとしても不思議じゃない。]
どうする……どうやって知らせる? いや八手さんも凜も、オイラよりずっと聡いから、会えばすぐ気付くだろうけど!
……ッだああきりがない!
[考え事してる先から、どこからかまた動く屍が寄ってくる! 壬生にいた頃もよくこんな一対複数で殺りあったっけな。 あの時は、生きてる人間だったけど。]
(213) 2018/11/14(Wed) 00時頃
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……門の、向こう。
[そうして、握りつぶそうとする腕を回避できるか。 その刹那。
声が聞こえてきたきがした。 その声>>206は届いたけれども。 それでも、今のへりんへいもにそれを受け入れるほどの甘さは無く。]
ええ、助けてあげましょうか。 そんな風に、鬼と一緒に居ても苦しいでしょう?
[伸びてくる腕。 それに向けて。
こちらも、可能な限りの攻撃をそれに合わせんと。]
(214) 2018/11/14(Wed) 00時頃
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いったな、今度は……!!
[敢えて術力で押す利を捨て、組み合いに持ち込んだが、今度は手ごたえがあったようだ。肩に鋭く伸びた爪を食いこませ、毒を注ぎ込む。抵抗する力がなくなっていく>>208のが目に見えて、肌に触れて感じられる。]
分がこちらにあったな。 そなたは全身が痺れ、もうしばらくすれば全く動けなくなる。 いずれは呼吸もままならなくなり、それで死に至る。 だが、そこまで時間は取らぬ。 頸動脈を掻き切って、それで終わりとしてくれよう。
(215) 2018/11/14(Wed) 00時頃
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[左腕の方、何かをしてくるならそちら側だろうが、それは潰した。後は全身麻痺で動かなくするまでもなく、首を掻き切ればそれで終わる。 それで終るのだから、右手の側で何かをしてくるとは思っていなかった。いや、予想をしていたとしても、気は一瞬抜いていた]
貴様……何を、っ……!?
[一瞬の反撃>>210。油断はあったが、それでも全く意識の外にあった背後から水の槍が背中に突き立つ。目をかっと見開き、怒りのまま伽耶を睨み付け、首筋に爪を突き立てた]
貴様、このっ……
醤油臭い国の妖怪が、我と、相討つつもりか! 小賢しいぞ…!!
(216) 2018/11/14(Wed) 00時頃
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おねえちゃん、たすけて おねえちゃん、ここからだして おねえちゃん、わたしをころして
(217) 2018/11/14(Wed) 00時頃
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[解っているだろう、 何処かに出かけているのであれば 帰りの便りも届くことを。>>190
判っているだろう、 流れの妖怪に金子を包んで 遣いにやってでも無事を伝える事を。
維新の先に和平が訪れると、 父親も母親も願っていた。>>191 そしてそれは、難しく
―――――格式古い京の都に住まう妖が 受け入れられるものでは無かった。>>193 されど。 されど、京の町人は恨みを晴らす為の 道具ではない事を、親を失った子であれば 気づいていそうなもの。]
(218) 2018/11/14(Wed) 00時頃
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[それでも尚、親恋しさが勝る]
(219) 2018/11/14(Wed) 00時頃
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おんしのやっておる事は、 父母をなきものにした妖と同じ事よ!
恨みを恨みで返して、 戻ってくるものは円満などではないわ 永劫断ち切れぬ負の連鎖!
それがどうして分からぬか!
[無関係な者の魂を食らわせ、犠牲にする。 童女の身の上は不遇だと思う。 されど、
―――――お先は真っ暗で、
塵芥と崩れた町に、提灯火が三つ揃っても、 不幸な一家としか思えはせぬ。>>196]
(220) 2018/11/14(Wed) 00時頃
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|
[あがる、あがる。
灯が明々と。
まるで夏の――六道参りのように。 迎え鐘を撞けば、それ以外には見えやしまい。
怨嗟を断ち切れぬ哀れな娘。>>200 足りるには、救われるには]
(221) 2018/11/14(Wed) 00時頃
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|
満ちるには一つしか無いというのか……
[かすてぃらを口に含ませて喜ぶ顔。 ついこないだの事であるというに 遠き昔と思うのは、惜しいと今も思うからか。 許してはならないと古参の性質は訴えているというに]
(222) 2018/11/14(Wed) 00時頃
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[縦横無尽に飛び交う火皿を避ける。 が、全ては避け切らない。 団扇で向きを変えても爺の身体を焦がすもの。 その時、死を覚悟した。
されど、まだ―――消える事はできない。]
(223) 2018/11/14(Wed) 00時頃
|
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哀れな娘よ。 父母に合わせてやろう
[熱された路から跳び、天高く昇る竜巻を呼ぶ。 霧を生み出す際に下げていた気温も 炎炎とした熱気に変わっていたが―――
屋根の下。
下がりすぎた気温で、池にはまだ氷が張っている。 それが熱気により砕け、風に引き寄せられ、 台風に吸われていくのだ。]
(224) 2018/11/14(Wed) 00時頃
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――――― 黄泉路はこちらぞ、
[暴風竜巻の中で散弾の威力を以て氷礫は舞い狂う。 巻き込まれれば肉を抉り貫通する程の遠心力。
―――火皿を飲み込み瓦を飲み込み
童女すら誘引せんと 引き込む風は、衰えない。]**
(225) 2018/11/14(Wed) 00時頃
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ああ。 そうか……。
[ちょっとまあ、意識が修羅道に行きかけていたのか。 助けを呼ぶ声>>206に最初は気がつかず。
改めて呼ぶ声>>217を聞けば。]
助けて欲しかったのね。 なら……へいも屋の「特製団子5人前」
届けてあげようじゃないの!
(226) 2018/11/14(Wed) 00時半頃
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[なんで外に出ようとするの。 外は危ないのよ。 あなたたちも私のお胎からいなくなるつもりなの。 弱き者は強き者の贄となる。
だから弱くなくなった私が守ってあげようと。 今度こそ守りたいものはすべて手放さないようにしようと。]
(227) 2018/11/14(Wed) 00時半頃
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『この爪は、おぼ爪、すす爪、貧爪、うる爪』
[憂鬱になる爪、心が落ち着かなくなる爪、貧しくなる爪、愚かになる爪、という意味の言葉を紡ぐ。
それは運が全く無くなり、嫌なことばかり起こるというちょっとした呪い。
まだ動く右手を後ろ手に回し、水を繰り出し、頸動脈へ突き立てようとする爪を持つ手首を狙う]
(228) 2018/11/14(Wed) 00時半頃
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やっぱり、貴方、この程度じゃ死なないのね。
[先程の水の刃は背に刺さった。 それでもなお動く屍人の背に、震える腕を添えて、抱擁のように抱きすくめ、肩に顔を埋めた。
ほんの一瞬の後、痺れなど忘れたような顔は、口が耳まで裂けた蛇の顔だった。]
(229) 2018/11/14(Wed) 00時半頃
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[思考が固まる。
へりんへいもの心臓は届かず、手は宙を切る。 そして、彼女の攻撃を避けることはできなかった。]
(230) 2018/11/14(Wed) 00時半頃
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ねえ、貴女。
もう良いのよ。 もう眠りなさい――
[彼女の言葉を聞き。 その悲しみを……受け入れる事は出来ないけれど。 共感も出来ないけれど。
せめて、この筋者に出来る事があるとするならば――
いえを狙って、無数の斬撃を繰りだしていく。]
(231) 2018/11/14(Wed) 00時半頃
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「この姿だけは見られたくなかったのに!!」
[涙声が響く。 伽耶の身が形を変え、身の丈二間ほどの大蛇へと変じた。
姿が蛟へと変わる。 ただ一つ、普通の蛟と違うのは、身の半分が真っ黒なへどろのような色に染まっていることだった。
地に落ちた白珠、黒珠が浮かび上がり、 潮を呼ぶ。 大蛇の周りを一面の海に変える。
穢れた姿見られた伽耶に理性は残っていない。 大蛇を中心に渦を巻く大波。 ただ荒れ狂うだけのそれが屍人を押し流そうとと屍人へ迫る。*]
(232) 2018/11/14(Wed) 00時半頃
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まずいな、これとにかくこっちを早く片付けて、加勢に向かったほうが……
[とはいえ、すぐには動けそうにない。 ならば犬に、伝令を任せるか。 そう思った矢先、向こうからなんかきた。>>119]
髑髏……これは八手さんのとこから?!
……え、提灯娘って。 あのこが、揺籃をって、まさか……!
[嘘だろ信じられない。 けれどもあの爺、娘を庇うことはあるとしても、欺くようなことはしないと思う。 言葉の遺した最期の煙は、蓮にやられたって言っていた。 だとしたら、この騒動の犯人は、蓮と暖琴のふたり……?]
(233) 2018/11/14(Wed) 00時半頃
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あー……オイラ頭が混乱してきた。 けどとにかく、ここは片付けて……それから……!
[それから、悪いけど髑髏には、もう一回伝令に飛んでもらおう。]
この動く屍たち、やっぱり異国の妖怪の仕業かもしれない。 名前は聞きそびれちゃってたけど、顔にお札が貼ってある奴だ。
オイラも早めに加勢に向かうからって、八手さんに!
[頼むよ、って。 ついでに護衛に、犬も何匹か向かわせよう。 闇に紛れられるよう、黒いのを**]
(234) 2018/11/14(Wed) 01時頃
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[彼女の斬撃は鬼の硬い皮膚を割り肉を裂く。>>231 それは再生を超える速度で。
「もう眠りなさい」
その言葉が頭に響く。
私はまだ眠ってはいけないの。 だって我が子に会ってないんだもの。 眠ってしまったら龍神様のようにそのまま消えていくだけだもの。
いえは為す術もなく地面に叩きつけられる。 四肢は散り、胴は二つに裂かれ、口から血が溢れる。 ぶちぶちと肉が音を鳴らすが、損傷が激しくもう再生する力は残っていない。
淡い光が裂かれた胎から出ていく。]
どこへ い くの こども たち かえって ら しゃい
(235) 2018/11/14(Wed) 01時頃
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我は殭屍だ。それも低級の屍ではない…… 数百年功夫を積み上げた飛殭だ。
貴様が何であろうと、この功夫をむざむざ不意にしてたまるものか。 我はこの日ノ本に植民し、中華妖怪の太平天国を作り上げるのだ。 断じて貴様になぞ…… 何をする!?
[胸から水の槍に貫かれて息の音が漏れる。それでも屍ともなれば簡単に倒れはしない。 だが、抱擁のように抱きすくめられ>>229、予期せぬ行動にいささか狼狽する。 伽耶の身が変じて>>232身の丈倍以上もある大蛇へと変じるまではさしてどうという事もなかったが、周囲が海となるにあたっては、目を見開いた]
(236) 2018/11/14(Wed) 01時頃
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[いえは胴体だけで地面を這う。 そして空へ先のない腕を伸ばした。]
どこ なの わたしのこ はど こ へ
ねぇ、どこなの
[いえの顔はすでに人間のそれに戻っていた。 ただただ泣きじゃくるか弱い女のそれ。]
(237) 2018/11/14(Wed) 01時頃
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な、貴様……なんだ、この術は! このような功夫を、おのれ……!
[炎のような弱点ではないが、これだけの質量の荒波に揉まれては、ただで済むはずがない。押し潰さんと迫る大波の迫る中で、息を整え、両手を合わせて叫んだ]
――――――九天応元雷声普化天尊よ、我に律令の如く急急にその力貸し給へよ、 ―――――――疾!!!
[バチバチと、周囲の空気が三度電離していく。先ほどまでの雷撃球のような、けれど大きさはさらに巨大な緑色のプラズマの閃光が走る。 周囲の荒波まで巻き込むような、己の身も顧みない、ただ目の前の脅威を振り切るためだけに渾身の力を振り絞って雷を解き放った*]
(238) 2018/11/14(Wed) 01時頃
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どこ なの わたしのこ はど こ へ
ねぇ、どこなの
我が子はどこなの あなたはどこなの
(*16) 2018/11/14(Wed) 01時頃
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ごめんなさい、ごめん なさい もうあなたのもとへ行けないの 一人にしてごめんなさい
(*17) 2018/11/14(Wed) 01時頃
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……緋 桜の
待ってる、ぞ
(*18) 2018/11/14(Wed) 01時頃
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────ぁあ あ゛あ゛あ゛ぁぁあ゛
[特大の雷を受けた大蛇は、金切り声と地響きを辺りに響かせ、地に伏した]
(239) 2018/11/14(Wed) 01時頃
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……待ってる いつまでも、いい子にして、待ってるんだぞ
[ああやっぱり、悪いことしちゃったな。 なら、最期まで。]
―――うぅん
(*19) 2018/11/14(Wed) 01時頃
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ずぅっと、いっしょ。ありがとう、おかあさん。
[ひどい、ひどいことをしてしまったから。 さいごは、むすめのように。こどものように。]
(*20) 2018/11/14(Wed) 01時頃
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守ってあげられなくてごめんなさい
[いえの腕が地面に沈む。 もう光のない瞳に割れた鱗と金平糖を映して、彼女は動かなくなった。**]
(240) 2018/11/14(Wed) 01時頃
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[最後に聞こえた声。 我が子の声だろうか。]
そうよ、ずっと いっしょ に い ま
(*21) 2018/11/14(Wed) 01時頃
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呪 呪
呪
呪
[────わが身を地に伏せた者を許すものか**]
(241) 2018/11/14(Wed) 01時頃
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