45 哀染桜 〜届かなかったこの想い〜
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時は来た。乗客達は集まり、互いの姿を確認する。
サイモンの姿が見つからない。
物資もエネルギーも限られた中、人狼に対抗するために乗客たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者をここから放り出そうと。宇宙服ひとつでは命の保証がないが、それもやむを得ないと……。
現在の乗客は、ノックス、ヒュー、ヨーランダ、クラリッサ、エリアス、パティ、セシル、マーゴ、ベネットの9名。
|
[束縛は女の罪だ。 罰を受けたばかりなのに、直ぐに繰り返そうとして居る。
否、変わらなければ叉喪うだけ。]
聞きたい。 貴方の話も聞きたい。
どうして此処に居るのか。 貴方は私なのか。
それとも、此処は夢路の果てなのか───。
(0) 2012/03/13(Tue) 00時頃
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───気付いた者は、いただろうか。
桜の樹の陰に、ひっそりと、ひとりの男が座りこんでいたことを。
その男が、まるで桜の樹に溶け込むように、ひそかに姿を消してしまったことを…………。
(#0) 2012/03/13(Tue) 00時頃
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てきとう。なの。
歌はわたしもあんまり知らない。
[彼以外のゲイノウジンに興味もなかったから、持っていたCDも彼のコラボレーション企画の、一枚だけ。]
でもさっきのはまあまあよかった。 セシル……さんとは知り合い?
[訊いてしまうくらいには息があっていた気がして。 目の前の彼が生者でないことになんか全く気付かずに。]
(1) 2012/03/13(Tue) 00時頃
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ぽつり。
ぽつり。
ひとつ、ふたつと蕾が綻ぶ。
もっと、もっと多くの花がひらくためには。
ヨーランダ[[who]]の哀しみがもっと欲しい。
ヨーランダ[[who]]の魂を吸い上げたい………。
(#1) 2012/03/13(Tue) 00時頃
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喪くしたものを悼むキモチは同じだね。 寂しさも同じ。大切なものへの後悔さえ。
[そっと手を伸ばして、一度だけ、その頭を撫ぜる]
ここの人達は…皆寂しいのかもしれない。 君だからかな。
[青年は、この空間から、1つのピースが消えたことに気付かない。 桜のとけるようなはかなさ。魅入られたとて、 不思議ではなく]
俺の、話?君と同じ。 キモチを抑えられなかった。だから失った。
[伝えたかった気持ちを抑えたのは諦め。 諦めを、抑えられなかった。
愛してる。そんな言葉こそ、桜に消えた春の幻]
(2) 2012/03/13(Tue) 00時半頃
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子守り パティは、メモを貼った。
2012/03/13(Tue) 00時半頃
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[彼女の呟きに、翠を和らげてこう応えた]
…どういたしまして。
[けれどそこに浮かぶのは、やはり虚無*]
(3) 2012/03/13(Tue) 00時半頃
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[ヨーランダの答えに、再び上げ足を取ろうとして止めた。 絶望は感じないという、楠木の言葉も届けば、肩を竦める。]
嗚呼、判ったよ。 絶望や虚無や……そんな陳腐な単語では語れない。 そんな想いを、した。 ――……そういうことだろう?
[苔のような眸から巡らされた視線(>>1:73)は、 感じたか、感じないか。 黒髪の女が、楠木に近づくのを見やりながら、違うのか? そう、問いかけるのは誰に対してか。 と、ふっと、何かが消えるような音がして、桜に視線を投げる。
けれど、視線を向けた時には ――……そこには既に何もなかった。 桜の言の葉は、奏者の耳には届かない。 届くとしたならば、それは……―――。]
(4) 2012/03/13(Tue) 00時半頃
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ベネットは、クラリッサの近くではあるけれど、そっと離れて腰掛けるのは桜の根元**
2012/03/13(Tue) 00時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2012/03/13(Tue) 00時半頃
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[緩く、瞼を閉ざしかけていたが。
何かの気配を感じ、顔を上げた。]
……。
[辺りを見回し……嘆息。]
(5) 2012/03/13(Tue) 00時半頃
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───!
[桜の樹が、"何か"を喰らった。
いや、"吸った"のか……。 脳に直接、其れが伝わる。]
もっと。
もっとよこせ、ってのか……?
(*0) 2012/03/13(Tue) 00時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/03/13(Tue) 00時半頃
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[>>2男の手が頭を撫でる。 見た目も、声も、纏う空気もまるで違うのに、その手の温もりだけは、"彼"と一緒で温かい。
女の両眼に、みるみる水分が溜まって行く。 頤を上げ、溜まった其れが零れぬ様上げた視線の先、白い蕾がひとつ、ふたつ。匂い立つ様に綻び、尚も花開こうと女を誘う。]
────……、
[動揺に揺れた榛色から、雫が一筋線を描いた。]
(6) 2012/03/13(Tue) 00時半頃
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[髪を攫う風を視線が追いかける。 示されるように見た樹の根元には何もなくて、
けれど違和感を感じて。
それでも、望が何か言ったならそちらに意識を向けてしまうだろう。**]
(7) 2012/03/13(Tue) 00時半頃
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そ、てきとー。
知り合い? ううん。 みんなと同じ、はじめまして。 音楽演る人って、すごいなって思った。 すごくない? てきとーに歌ってる知らない人に、合わせるんだよ。
[ほんの少し、笑えた。 このまま楽しい話だけしていて、忘れてしまいたい。 そうだ、よく考えたら人と話すのだって、12年ぶりだ。 毎日毎日毎日あいつのことだけ考えて生きて、いや、死んでいたから。 夢を見ている今くらいは、忘れてしまえたらいいのに。 だけれど風に乗って聞こえてきたセシルの言葉(>>4)がちくりと胸にささる気がして、浮かべられた笑顔はすぐに消えてしまった。]
(8) 2012/03/13(Tue) 00時半頃
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[そうやって周りから、自分の中に沸き起こるほの暗い気持ちから、必死に意識を逸らそうとしていたから。 気づかない。消えてしまった気配の主に。]
(9) 2012/03/13(Tue) 00時半頃
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[マコに貸していた上着を着直す。僅かに残った彼女の温もり。 気付かない内に身体はやはり冷えていたのか、暖かくてほっと息を吐いた。]
大丈夫、なんて。
[胸の痛みは、変わることなく。 ふとしたことで思い出す彼の仕草、言葉、笑顔。 大丈夫であるはずがない。
それでも、その単語を言えたのは。そう思いたかったからかもしれない。]
(10) 2012/03/13(Tue) 01時頃
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皆も寂しいのかな。 皆が私なら、きっと寂しい。
────そっか。 行き過ぎた気持ちは抑えなければ、
幸せを壊して仕舞う、 ものなのかもしれないね──…。
[桜から、意識を引き剥がして答える。 だから、消えた男の存在に気付く事も無かった。]
(11) 2012/03/13(Tue) 01時頃
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知り合いでは、ないな……―――。 そして、曲を知らないなんて君たちが僕だとしたら 僕は僕の深層心理を疑う。
[視線を空虚から、人へと移す。 流行りの歌は奏者も疎い方だが、音楽を取り上げられたら 生きていけないと思っていた。
それほどに、セシルの裡は、あの人と音楽しかなかった。 だから……けれど……―――。]
(12) 2012/03/13(Tue) 01時頃
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即興で、音楽を奏でることは、息をするより簡単さ。
[唇の端で、彼らに笑って見せた。 奏者が微笑む前に、消えた楠木の笑みの存在知らず。
あの人を失って、音楽も失った。 けれど、今、音を紡げる意味は、なんだというのだろう。 その喜びと哀しみと戸惑いを、また音にしようとする。 そう。聴こえる気がするのは、消えた男の声。 彼の……言葉に表すことは難しい、感情の嵐を拾おうと。
だから、誰も止めぬなら、ヴァイオリンは再び歌うだろう。 戯れと皮肉を込めて《虚無の嵐》と名づけた*即興曲を*]
(13) 2012/03/13(Tue) 01時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2012/03/13(Tue) 01時頃
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[桜の木へと視線を向ける。 他に誰かいたなどとは気付いていなかった。 だからその人物が桜の樹に溶け込むように姿を消してしまったことも気付くはずもない。]
(14) 2012/03/13(Tue) 01時頃
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[ぼんやりと周囲を眺めていたら、桜の輪の中から、誰かの影が消えたように感じた。 あれ、と思う間は一瞬。
"もっと"
と、願う思念《こえ》が内に響いてきて、思わず耳を覆った]
……っ、う…。
[眩暈を感じ、身体がふらりと揺れる。 少し、横にならなくては――と、休めそうな場所へと向かう]
(15) 2012/03/13(Tue) 01時頃
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[誰かの肩が、トンと軽くすれ違う。 相手を見れば、ショートカットの女性だった。]
ぁ…、すみません… 少しぼうっとしてて…。
―――あの、さっきの"こえ"聞こえました?
[尋ねてみたのは、桜が啼く声の事。 確かに聞こえたはずの、「もっと」という声が幻聴なのかどうか、確かめる為に。 唐突に、そんな事を尋ねる少女を、女性は怪訝な瞳で見つめただろうか**]
(16) 2012/03/13(Tue) 01時頃
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[たしかにもうひとり、この場に誰かがいた。
顔も、名も、知らないけれど。 たしかにいた。
けれどそれは、ほんの少し前までのこと。 今は─── ]
化物かよ……。
[その呟きは、さて、どこへ向けてのものだろうか**]
(17) 2012/03/13(Tue) 01時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/03/13(Tue) 01時頃
病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/13(Tue) 01時頃
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や、でもなー、知らないし。
[深層心理を疑われても、困る。 まあ、つまり、きっと別人なのだろうという話、なのだろうけど。 じゃあ結局どうして全くなんにも知らない人が集まって、なんて答えは、一人だけでは出せそうにないけど。 絶望、虚無。もしもそれを、みんなが同じように持っているのなら。 それが共通点になるのかもしれないと思った。 身体も、生命すらも失くして長い僕にあるものなんて、死んだって事実と、あいつはもう完全に僕のもとには帰ってこないんだって真っ暗な感情だけだったから。]
(18) 2012/03/13(Tue) 01時半頃
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[聞こえてくる音楽は、暴風に心をかき乱されるみたいで少し落ち着かない。 即興で作るのが、息をするより簡単なら。 この曲は、セシルの呼吸よりもっと自然な、彼の感情なんだろうか。 ざわつく音は、少しだけ共感できた。]
(19) 2012/03/13(Tue) 01時半頃
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[桜から視線を外さずに、ふらりと移動しようとすれば、誰かの肩が当たってしまった。>>16 慌てて視線を桜から隣へと移す。 銀色の髪の少女。]
私の方こそ、ごめんなさい。大丈夫ですか?
[こちらもぼんやりとしていたからと謝罪し。 続いた言葉に、驚いたような、怪訝そうな顔で見やる。]
声、ですか? どんな声……向こうで話している人たちの声ではなくて?
[彼女が聞いたと言う“こえ”は聞こえていない。 首を傾げ、問い返す。]
(20) 2012/03/13(Tue) 02時頃
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[どこか具合の悪そうな彼女に小さく囁いて、休める場所に座らせ。 着直したばかりの上着を彼女の肩に掛けると、きょろきょろと自分の荷物を探した。
つい、心配してしまうのは元からの性格。 だからこそ、ベビーシッターを職業としていたのだけれど。
少し離れた木の陰に荷物を見つけると、急いで中を漁った。**]
(21) 2012/03/13(Tue) 02時頃
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子守り パティは、メモを貼った。
2012/03/13(Tue) 02時頃
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[>>20 大丈夫、の意味を込めてコクリと頷いてみせた。
彼女から聞き返された言葉に対し、共有出来ない悲しみを滲ませながら答えていく]
話し声では、なくて… 風が、ビルの間を通り抜けた時のような、 唸り声みたいな、渇望する声……
聞き間違え、だったのかな……。 すみません、変な話、しちゃって。
[こちらを気遣い、優しく声をかけてくれた彼女に、にこりと力無く笑いかけた。]
(22) 2012/03/13(Tue) 03時半頃
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[やはり、あの声はまだ聞こえてくる。 足りない、足りないと、駄々をこねる子供のようにも思える。
休めそうな所へと、誘導してくれる彼女の横顔をちらと伺うも、声に反応している様子は無い。
(聞こえてるのは、私……だけ……?)
幻聴にしてはおかしな現象に、気味の悪さを感じていた。]
(23) 2012/03/13(Tue) 03時半頃
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[体を休められる場所へと腰を落ち着かせる。 目眩は幾分かマシになり、ほぅとため息を付く背には、彼女の上着が掛けられた。 温かさを感じるそれからは、優しい思いが伝わってくる]
ごめんなさい、会ったばかりなのに… ……ありがとう。
[礼を述べると、彼女は何かを探しに離れてしまった。 その背を見つめて、心の中でぼつり呟いた。 (……まだ、名乗ってなかった、な)
彼女が戻ってきた時に、名前を聞いておこうと思いながら、瞬く星々を眺めている*]
(24) 2012/03/13(Tue) 03時半頃
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ノックスは、何やら具合の悪そうな様子の女の子に、心配そうに視線を向けた**
2012/03/13(Tue) 04時頃
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[頬を伝った水を手の甲で拭い乍ら、ごつごつとした桜の根元に腰を下ろす黒髪を見下ろし、ギプスの男の呟きを聞いた。>>17]
化物?
[急速に、花開いてゆく桜の事だろうか。 それとも、弓を構える男の事、だろうか?
ヴァイオリニストの奏でる空っぽの音が、この場を一つの舞台へと変える。寄り集まり、共振し、増幅された悲哀と虚無が、青年の音色によって汲み出されて桜へと注がれる。
女はそんなイメージを抱いて居た。
身の裡から零れ続ける此れは、一体何だ──。**]
(25) 2012/03/13(Tue) 08時頃
|
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[>>6女性の目に水滴が満ちても、青年がそれをぬぐうことはしない。 女性にとっては「自分」でも、青年にとっては「女性」であることは変わりなく]
…ないたら…桜もかれてしまうよ…。 桜が枯れたら、もっと悲しい
[外国の、あの人も好きだった花。 きっと月から見ているんだろう。 だから枯れたらないてしまう]
(26) 2012/03/13(Tue) 20時頃
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……ここにいても……会えない……
[戻ってきたら、と言っていたんだ。 きっと、どこかにいる。
あの言葉をもう一度、聞きたい。 一体、彼女は何をいいたかったのか。
桜の下にいたのは…彼女が、好きだったからだと思うのだ
ぼんやりと翠をめぐらし、人々を見る。
ぼんやりと。 ただ、ぼんやりと。
耳には、風の音と…バイオリン]
(27) 2012/03/13(Tue) 20時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2012/03/13(Tue) 21時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2012/03/13(Tue) 21時半頃
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[即興で音を繋ぎ曲とするのは簡単だ。 その出来が、良いか悪いかは別として。
そして、出来上がった音楽が、人の心に響くとしたら、 その音楽《想い》の欠片が 相手の心のどこかにあるからだろう。
――……その想いの共鳴の先が、どうなるかは 奏者にはあずかり知らぬこと。]
―――……はっ
[最後の一音《悲鳴》、咲きかけの桜の花を揺らし、 消えるのは何処へ。 ヴァイオリンを歌わせ終わった奏者は、短い吐息を一つ。 弓とヴァイオリンを片手に、あいた片手で髪をかきあげる。]
(28) 2012/03/13(Tue) 21時半頃
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[もう一度、親指で頬を拭って、その手を桜に伸ばす。]
──…?
どうして? 涙だって水分なのに。
[雫を幹に吸わせる様に、親指を押し当てた。]
ねぇ──、お前、此れが欲しいよねぇ? そんなに急いで花開こうとして居るんだもん。
土からの養分だけじゃ、足りないでしょう?
(29) 2012/03/13(Tue) 21時半頃
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セシルは、ぼんやりとした苔色の眸と、視線からむことあるやなしや。
2012/03/13(Tue) 21時半頃
ベネットは、深緑色は、バイオリンの色を写しこむ
2012/03/13(Tue) 21時半頃
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[音色は空気を震わせる 桜は、音色に唄うことはあるだろうか。
綺麗な女性の近くにはいたけれど、 楽器を目にすれば、にこり。 その音ににたような、笑顔を向けた]
ごきげんよう?
(30) 2012/03/13(Tue) 21時半頃
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[ポケットから手を出し、両手を幹に回した。 頬擦りする様に、頬を木肌に預けて。]
ねぇ。 私の涙、全部吸い尽くしてよ。
そうしたら、明日には全部忘れて、 笑って目覚められるかもしれないよ──…。
───若しかしたら、お前はその為に居るかも、ね。
[胸塞ぐ感情が桜へと流れ行く感覚は失せない。 ならいっそ、全て預けて仕舞ったら───?]
(31) 2012/03/13(Tue) 21時半頃
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クラリッサは、バイオリンの音は止んだのに、未だ胸中ざわめかせる嵐は止まない──。*
2012/03/13(Tue) 21時半頃
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…眼が覚めたら、君は行くんだね。 いけるといいね。
一人の現実と、二人の夢と。 どちらが、幸せ?
[桜に頬寄せる女性にそう呟いた。 そういえば、名前はなんといっただろう? 自分は名乗っただろうか?
そんなことはどうでもいい。 自分が彼女であるのなら。 彼女が自分だというのなら。
深緑は、答えを求めない]
(32) 2012/03/13(Tue) 21時半頃
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ごきげんよう。
[開けた視界に映り込む苔色。 その傍には、髪色の淡い女が桜の木に話しかけて或る。
青年に鸚鵡返しの挨拶を返しながら、 ひょいっと片方の眉を跳ね上げる。 それは、ごきげんようという、やけに上品な挨拶にか。 女の少しばかり異常に見える行動にか。]
(33) 2012/03/13(Tue) 22時頃
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そのバイオリンは貴男のもの? 綺麗な音ですね。まるで綺麗な宝箱のような。
その音の中に、何かをしまいこむのですか?
[自分の心に重くは響かないその音は 名をつけるのであれば「虚無」なのか]
桜の為に、その楽器をお持ちに?
[おろしたばかりの腰を上げる。 彼の近くへ足を向けるために]
(34) 2012/03/13(Tue) 22時頃
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[話し声ではない声が聞こえたと言った彼女>>22は、どこか悲しそうだった。 しかし、聞こえていない物を聞こえたと言うことは出来ず、ただ力無く笑った彼女へ曖昧な笑みで返すしかなかった。
荷物を漁り、バスタオルと薄いブランケットを取り出す。
私物は置いて行っても良かった。 それでも、わざわざ荷物を大きくしてまで全て持ち帰ろうとしたのは――。
目を伏せる。 小さく息を吐くと、直ぐに銀の髪の少女の傍へ。
少女の傍に戻ると、バスタオルを下に敷いてそこに座らせた。]
(35) 2012/03/13(Tue) 22時頃
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体調、悪いなら無理しない方が良いですよ。 良かったら、これ。どうぞ。
[ポケットから、先程荷物を漁った時に見つけた飴を取り出して差し出す。
彼女が名乗れば、こちらも名乗り。 少し心配そうな顔をしてから、ヴァイオリンの音色が聞こえてくる方へ視線を向けた。]
(36) 2012/03/13(Tue) 22時頃
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子守り パティは、メモを貼った。
2012/03/13(Tue) 22時頃
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これは僕の愛器だ。 お褒めいただき、至極感謝。
[男が女に話しかけ、しかし男は自分に近づいてくる。 跳ね上げたままの片方の眉はそのままに、 それでいいのか?と無言で問いかける。 普通は、こういう場面は、慰めるものではないのか?と。 しかしとて、普通でない奏者は、それを己がしようとはしない。]
何かを閉じ込める……――。 陳腐な言い方をすれば、音楽っていうのは感情だろう。
桜の為に奏でに来たつもりはないが 嗚呼……―――そうであったなら
[男からの問いかけに、ふっと何かに思い至ったように、 途中で言葉を切る。 唯、そうであったなら、再び弾けるようになったのも 得心がいく……――と。 ゆるく、どこか妖しい色を見せる桜の花を見上げた。]
(37) 2012/03/13(Tue) 22時頃
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気になる?あの人。 大丈夫だよ。約束をしたから。 それに…一人ではないですから。
[気に頬を寄せる女性を目の端に。 彼女と約束を一つ。だから、今はそれでいい 彼女が俺であるのなら、多分これで]
何かの為……。 折角だから。この桜の為というのは?
[彼の視線を追い、瞳に写す桜のいろ]
(38) 2012/03/13(Tue) 22時半頃
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[綻ぶ花に、瞳を奪われていた。 何て綺麗なのだろうと、魅入られ、小さく唇が開いた。]
……、
[そして、聞こえた声に目を見開いた。 自分の哀しみとは、何を言っているのだろう。
そっと、立ち上がる。 本を手に持ったまま、桜の気へと近付いた。]
(39) 2012/03/13(Tue) 22時半頃
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[奏者の彼のところに視線が集まりだす。 これだけ綺麗な音色だから当たり前のことかな、と思ったけれど、そのうちなんだか揃いも揃って彼ばかり見ているのもむずむずしてきて、輪にはいってない人のところへ。]
……だいじょうぶ?
[ブランケットと飴をもらっていた女の子。 具合が悪そうだったのもあり、つい気になって声をかけた。 さっきつまづかれたのも、もしかしたら足がおぼつかなかったのかも、なんて。 あまり近すぎても休むのには邪魔かな、と数歩だけ、銀色の髪の方に近寄った。]
(40) 2012/03/13(Tue) 22時半頃
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約束……――?
[桜の薄蒼から苔色に視線を落とす。 あの女と約束をしたということだろうか。 首を傾げて、しかし、先ほどの楠木と中野の件もあり、 唯の己の夢というよりは、夢路が交わったと考える方が 心中穏やかで居れると悟る。]
そうだな、弾けるなら、もうなんでもいい。
[だから、桜の為に……と言われれば、頷く。 あの人に向けて弾くこと叶わぬならば、それでも。
と、初めに視線が絡んだ女の視線を感じた。 どうした?と、よくよく考えれば、 ヴァイオリンの音を放つことで目立ったことに気が付かず 今度は女に対して首を傾げて見せた。]
(41) 2012/03/13(Tue) 22時半頃
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|
[陳腐な言葉では、表せない思いをしたと言われれば、確かにその様に思う。 どう表現していいのか。 言葉には、上手く表せない。
彼の様に、音やメロディとして表現する事が出来たのなら、少しは伝える事はできたのだろうか。 それでも、彼女が其れをできたとして。
奏でられる音色、旋律はきっと彼のものとは違うもの。]
(42) 2012/03/13(Tue) 22時半頃
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|
[元々、女性にしてはかなりの長身。 低めの黒のパンプスを履いた脚は、土の上、足音もほぼ無く桜へと近付いてゆく。
長く、艶やかな銀が揺れた。]
(43) 2012/03/13(Tue) 22時半頃
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曲のレパートリーはおありですか? もし…お願いしてもよろしければ、「月の光」が聞きたい。 ヴァイオリンで弾けるかはしらないのですが。
不思議ですね。ここは初めてで…貴男達とも初めてなのに なぜか、そう思えない。 同じものを感じるのは…やっぱり、ここは夢だからでしょうか。
[からっぽの笑みは、空と月を見る。 月が照らす桜は透き通るガラスのような…]
(44) 2012/03/13(Tue) 22時半頃
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[青年が彼女へと声を掛ける>>40。 大勢で心配したら、逆に彼女――エリアスが気にしてしまうかもしれない。
断られなければ彼にも飴を渡して、その場からそっと離れて、再び視線を演奏を終えた奏者の方へ。]
(45) 2012/03/13(Tue) 22時半頃
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[目が合った。 首を傾げられ>>41、また反射的に頭を下げる。]
(46) 2012/03/13(Tue) 22時半頃
|
|
[海へ写真を撮りにゆくからと、誘われた。 初めて、図書館の外で逢った時に、驚いた顔をした彼の顔はよく覚えている。
図書館では、コンタクトレンズを着用し、前髪を全てあげて、髪を結っている。 服装は、シャツにタイトスカート。 日々の変化といえば、シャツの色や、柄や、襟元に控え目なストライプが入るかどうかという位で。
厚く長い前髪、後ろ髪を下ろし、眼鏡をかけて。 ラフな服装に加え、煙草迄吸う彼女に驚いたのは無理も無かったかもしれない。
髪が、長いんだなと。 大きな手で、そっと彼女の髪に触れた。]
(47) 2012/03/13(Tue) 23時頃
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[>>32届いた声。 一人の、現実。
『俺、好きなひとが出来た。』
男にしては少し高めで耳触りの好い声が、捲し立てる女の言葉を遮り、電話口から重く響いたのはつい昨日の夜の事。 本人に云った事等一度も無いが密かに大切に思って居た其の声が、女を絶望へと突き落とした。]
───…… 。
[木肌に頬を寄せた侭、女は男の名前を呼ぶ。]
(48) 2012/03/13(Tue) 23時頃
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|
[視線が合った女は、再び頭を下げる。 前回は判ったが、今回はその動作の意味が判らない。 何か怯えさせるようなことでもしたか と、一瞬考えさせるような動作だった。]
月の光ね……一応弾けるが……―――。
[そこに男の声が、かかった。 メロディを思い出しながら、愛器を構える。]
だが、僕は君ではない。少なくとも。
[僅かな関わりの中、出した結論を置く。 そして奏で始めるのは、怯えさせる嵐でなく 優しく癒すように傷を照らす《月の光》。
まるで、桜に近づく女の揺れる銀を思わせるようなメロディ。]
(49) 2012/03/13(Tue) 23時頃
|
|
貴方がどうしてここにいるのかわかれば 貴方は貴方なのかもしれないですね。
俺はわからない。 だから、今、自分が夢を見ているのかも、わからない。
本当は…桜に呼ばれた、蝶なのかもしれない。
[荘子の夢。己は人か、己は蝶か。 所詮、人を認識するのは人なのだ]
優しいですね。その音は。
[月の光は脳裏を照らす。 >>46頭を下げた女性には、かすかな笑みを返した]
(50) 2012/03/13(Tue) 23時頃
|
|
[『少しは、笑えよ。』 カメラを手に、苦笑がちに彼はよくそう言った。
写真を撮られるのは、好きでは無くて。 そう言われ、向けた表情はひどく曖昧で。
撮られた写真の中、彼女の眉は何時も寄っていた。]
(51) 2012/03/13(Tue) 23時頃
|
|
あ、わーい。 いいの?
[飴は僕の手にもやってきた。 いいの? と聞きはするけどとっとと口の中に放り込んでしまった。 甘い。]
――――…… あ、れ。
[口の中に甘さが広がると同時に、鼻の奥のほうがツンとして。 泣きたいわけでもないのに、涙がひとつ落ちた。 ひとつのあとは、ふたつ、みっつよっついつつもう止まらなくて。 おかしい、と思うのに手で拭うことしか、できない。]
(52) 2012/03/13(Tue) 23時頃
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[名前を喚んでも、当然"彼"は迎えに来ては呉れない。
でも、黒髪が離れて行っても不思議と不安は感じ無かった。 交わした約束故か、或いは──。
此の空間の中ならば、如何に離れ様と全て自分の裡だと錯覚して居るからか。
────────此の空間の中、ならば?]
(53) 2012/03/13(Tue) 23時頃
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――……さっきの曲で 怯えさせたみたいだからな。
[弾き終えると、優しい音だという感想に、ぼそっと返す。 ちらりと流す昏い色の眼差しは、あの礼をくれた女に。]
何故、此処に居るか、なんて判らないさ。 だが、僕がこの音を鳴らせる限りは、僕は僕だ。
[仮初、同じような想いをし、この音が響いたとしても、 あの人を想い、この愛器を鳴らすことは、自分にしかできない。]
(54) 2012/03/13(Tue) 23時頃
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[女は首を傾げた。]
此の侭ずっと夢の中に居れば、 一人にならずに、済むの?
[ぽつり。桜に問う様に零す。
「二人の夢。」 黒髪の男の言葉。
彼がそう云うのなら。 (私がそう云うのなら。)
彼がそう思うのなら。 (私がそう思うのなら。)]
そう───… なの? (其れが私の望みなの───…?)
(55) 2012/03/13(Tue) 23時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/03/13(Tue) 23時頃
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[甘い。口の中が甘い。 人と話しても、転んでも、桜に触れても、感じなかったのに。 12年ぶりの甘いものは、急に生前と意識をリンクさせた。 あいつは甘いものが好きだった。普段はそんな素振りも見せないくせに、一人でこっそり食べていた。 僕の隣にいる時よりも可愛い顔をスるものだから、後ろからそっと近づいて肩をぽんと叩いたら、飛び上がりそうなほど驚いていた。 それからは僕と二人の時だけ食べるようになって、その瞬間のあいつが何より一番可愛かった。 好きだった。好きだった。世界で一番好きな女だった。]
[それなのに、どうして。]
(56) 2012/03/13(Tue) 23時頃
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クラリッサは、零した声は、近付いて来た銀の髪の女にも届いたろうか。
2012/03/13(Tue) 23時頃
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[自分は、哀しいのだろうか。 手を伸ばせば、桜の幹に届く程にまで近寄れば、触れる事はせずに拡げられた太い枝を見上げた。
数年も前に、彼との未来は自分の手で断ち切った。 だから、彼が死んだと聞いても、それは遠い話に思えて。 自分の中で、その事実を受け止めることもできていないのに。
だからこそ、なのか。 何を感じているのか、自分でもわからない。]
(57) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[>>8微かに、それでも笑った望からはそっと目を逸らした。 わたしは笑えない。 もうきっと、ずっと笑えない。
ばかげた思いかもしれないけれど、今は心の底からそう思ったから。]
……そうね。すごい、と思う。
[辛うじて頷いて、でもセシルの方は向けないまま。 あの昏い瞳がこわい。
吸い込まれていきそうで。]
(58) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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ありがとう。綺麗な節だった。 大好きな曲なんだ。
[翠は夜の下では深緑に。 翠瑪瑙のその色は、一度酷く不安げにゆれる]
…自分を持っていられるのは、大事ですね。 俺は、何をもって自分というのか…わからない。
[なぜかそう思う。 桜が咲き、桜が散る喪失感。 それは人が想う夢と似る。
「儚い」と言葉作った人はきっと桜を例えたのだろう]
…あの、人……
[ふと目をやるのは、銀の髪]
(59) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[初めに聞いたのは、どこか寂しそうな音色。 先程は、嵐のような音色。 一つの楽器で、こんなにも表現できるのかと感心して。
不躾に見ていたことが恥ずかしくなって頭を下げてしまった。
顔を上げると、黒髪の青年がかすかに笑みを向けていて。>>50 また少し恥ずかしくなった。]
(60) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[自分が必要としたい人を亡くしてしまった。 なら、自分は次に何を必要とするのか。
何も必要としないのなら いっそ、自分も要らないのかもしれない。
亡くした恋心路は。その心そのものを消してしまった]
(61) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[>>35戻ってきた彼女の手には、バスタオルとブランケットが。 少し散歩に出るくらいでは用意しないであろうモノたち。目の前の彼女が、これらを持って何処を目指していたかまでは考えが及ばない。 ただ、彼女の好意をそのまま受け取る事にした。
掛けてくれる言葉には、これ以上心配をかけまいと、笑顔を返す]
…うん。 元々、丈夫な方では無いので、 他の人よりも疲れやすいみたい。
これ…少しだけお借りしますね。
(62) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[飴を受け取った際、そう言えばと思い出す。]
あの、っ…お名前を聞いても…? 私、エリアスと言います。
[ここで出会う人達は、普段の生活では接点の無い人ばかり。 名前を聞きたかったのは、例えこれが夢だったとしても、記憶に残しておきたいと思えたから。]
(63) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[>>40パティとそんなやり取りをしている途中、先ほど不注意でぶつかってしまった男性がこちらにやってきた。]
はい、もう大丈夫…
[だと思います、と少し自信無さ気に返答する。]
えと……座ります…?
[この数歩の距離感は少しだけ話しにくくて、 一人で占拠するには広いくらいの、バスタオルで敷かれたその場所に目をやってから、青年を見上げてみたが――
飴を食べた後、目の前で涙を流す青年の姿に戸惑いを見せる。 思わず立ち上がって、その手に触れようとした。
自分が不安を感じている時、私の好きな人は、手を握って安心させてくれていたから]
(64) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[自分の感情を、掬い上げようとして手を伸ばしても。 其れは砂の様に手から零れて、落ちる。
風が、彼女のもとに月光色の花を運ぶ。
嘘つきを直すという、桜の花。 それが書かれた本は、彼女の手の中に。]
(65) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[樹の根元に戻って見上げた華は先刻よりも開いているよう。 (そんなにも暖かかったかしら)
(いいえ、さっきからそんなに時間は経っていないはず。)
色々考えたところで時計の類は一切持っていないから月の傾きでしか経過した時間を知ることもできない。]
……どうでもいっか。
[そこそこ裕福な家だったけれど、その分両親は忙しくて。 そこまで仲のいい友達もいなかったように思う。
楽しい記憶もあったはずなのに一つの悲しみですべて暗い色に染まってしまうなんて、人間はなんて、]
(ばかみたい。)
[無意味な生なんていらない。 どうせなら獣にたべられて糧にでもなったほうが自分も獣もしあわせだとすら思う。
腰を下ろした樹の根元がごつごつして座りにくくても気にしないまま、瞳は虚ろに周りを映して。]
(66) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[僕の移ったコンビニは、丁度縛り付けられていたガードレールの真向かいだ。 屋根の上から、いつもいた道路脇を見下ろす生活。 ガードレールがなくなって、供えられる花もなくなって。 ただ行く人を見ているだけの生活に、雷が落ちた。 ガードレールがあったはずの場所。手を繋いだ男女が立っていた。 知らない男。だけれど、女のほうは間違えもしない。 眩しいほどの金髪。あのツンとした雰囲気はだいぶ丸くなって、ふっくらとしていたけれど、それでも見間違えるはずがない。]
『ごめんね、のん。私ずっとね、のんのこと忘れられなかった。あの日、あれからすぐにまさか一生会えなくなるなんて思ってもみなかった。なんて馬鹿なんだって、何百回も思ったけど。 ――だけどね、私、結婚するの。だから、安心して、天国へ』
[もうその先は聞こえなかった。 眼の前が真っ暗になるような気がして、道路に向かって声をかける女の背中を真っ直ぐに見られなくて、叫びだしたくても声は出なくて、隣の男を呪おうとすら思って、それでもあいつの今の笑顔をこの男が守っているかと思ったらそんな事すら望めなくて、あいつが声をかけている先に今僕はいなくて、]
(67) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[少しずつ、桜に寄って来る人々。 桜を求めて居るのか。
邪魔にならぬ様、女は樹の幹から身体を離した。
彼女達(私)がそうしたいなら、と。]
(68) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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音を奏でられるなら、僕は僕でいられる。
[不安げに揺れる翠を、昏い色はまっすぐに見据える。 それは、逆に言えば、 夢から醒めれば自分では居られないということ。]
ただ、それが幸せかどうかは、話は別だろう。 自分が判らない方が、幸せな時もあるかもしれない。
[いっそあの人の想いも、音もすべて捨てきって ――……自分という存在さえ虚無になれたなら。
こうして意識を持って或る以上、あの人への想いは消えない。 だから、陳腐な言葉で表すならば、絶望という名を紡いだ。
翠の眼は、銀に流れて行く。 昏い眼は、あえてそれを追わずに*]
(69) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2012/03/13(Tue) 23時半頃
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――っ、あ、ごめ……
[手を伸ばそうとしてくる女の子に気づいて、はっと我に返った。 まだ、口の中は甘い。 だけれど、どうにか声は出せた。]
変なとこ、見せた。
[伸びてきた手に、触れる。 温かい手だと思って、少し安心した。 自分がとても冷たいのだ、ということには気づいてなかった。]
(70) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[彼女がついた、嘘は。
そう、本当は……、
それに、どんな感情が浮かぶのか。 きっと、その答えを知ることは出来ないのだろうけれど。]
(71) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[本当は―― ]
一緒に、居たかったよ。
(72) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[青年の手を握ると、少しだけ、冷たく感じた。
ここで、何か気の利いた言葉でも言えれば良いのだけど、 この人の事を知らない自分に、何が出来るというのだろう。
>>70変なところを見せてしまったと、言う姿に、ゆるく頭を左右に振って]
…大丈夫、ですよ。 落ちつくまで、側に居ますから。
[そのまま手を引いて、座っていた場所へと彼を誘導した]
(73) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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[この人しかいない。 と、ばかげていても夢見がちでも、確かにそう思った。
きっと彼が有名人でなくても、わたしは彼を運命の人と思ったに違いない。 魂が惹かれるのを感じたのだから。
彼があの顔でなくても あの声でなくても もしかしたら彼でなくて彼女、だったとしても。
彼がその魂を宿していたならきっと、]
うんめいの人が自分と同じ立場だなんて、必ずしも決まってるわけじゃない。 当たり前のこと。
当たり前なのにね。
[週刊誌もテレビも全部愚か。 好きになった人が運命の人、だなんて後付けじゃないか。 運命の人だから惹かれるのだ。]
(74) 2012/03/14(Wed) 00時頃
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[夜風が、彼女の髪を揺らし、月光色の花びらを空へと運ぶ。
この言葉が、あの花びらと共に彼のもとへと届けば良いのに、と。
薄いレンズ越しに、氷の瞳は花びらの向こう、静かに輝く月を見上げて。 そっと、閉じられた。**]
(75) 2012/03/14(Wed) 00時頃
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[天を仰いでも青空は見えない。 ────あの日、青空を切り取った様に笑った、彼の笑顔も。]
(76) 2012/03/14(Wed) 00時頃
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[ファンレターなんて出そうとも思わなかった。 ”ファンの一人”にカテゴライズされるなんて耐えられないから。 握手会も行かなかった。
否。 行けなかった。
自分以外が彼に触れている所を直接見るなんて、想像しただけで涙が零れて、つらくて。 チケットもあったのに、結局泣き続けた日。
それでもまだ、真直ぐ彼を想えた日々はしあわせだった。]
(77) 2012/03/14(Wed) 00時頃
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それでも自分であろうとするのなら 貴方には…自分でいることが、幸せなんでしょう。
[翠がゆらり。翠瑪瑙は夜には映えない]
なくしたくないもの…忘れたくないものがある。 だから、貴方は自分であろうとするんだ。
[淡々と言葉をつむぐ。 一度銀に向けた目は、また「自分」に目を向ける。 桜から身を離すその様子。
自分もそっとそこから一歩引く。 それは彼女との約束だったから]
(78) 2012/03/14(Wed) 00時頃
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[うつむいて思い馳せていたら、視界の端で誰かが樹に近付いたのが見えた。
銀の髪。 キャラクターみたい。]
……?
[何だか透けているように見えるのは、気のせいだろうか。]
(79) 2012/03/14(Wed) 00時頃
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[ざわめく音にハッとして、視線を桜へと向ける。 その近くには、長い銀の髪を風に揺らす女性が、居た。]
『おいで』
『そう、こっちに』
『さあ 早く』
[桜の樹が、くすくすと嗤いながら、その人を誘い込む]
(*1) 2012/03/14(Wed) 00時頃
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うん――ごめん、困るよね、こんなの。
[そばにいる、なんて。 迷惑かもしれない、早く落ち着け涙腺。 だけど、それくらいで言うこと聞くようなら、もうとうの昔に止まってた。 同じ人に二回も、完膚なきまでにフラれる。そんな馬鹿みたいな話どうして自分に振りかかるのか。 忘れられてなんかないって知っててやってんだろ、と怒りすら覚えかけた。 桜のざわめきが、一緒に泣いてくれているようにすら、思った。]
(80) 2012/03/14(Wed) 00時頃
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ヨーランダは、聞こえた小さな囁きに、微かに笑った。
2012/03/14(Wed) 00時頃
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[ヴァイオリンが、今度は優しい音色で歌う。>>49
邪魔にならないように、そっと傍へと向かった。]
(81) 2012/03/14(Wed) 00時頃
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[嫌な感じがして、桜から、その人から目を逸らした]
(*2) 2012/03/14(Wed) 00時頃
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