人狼議事


184 【RP】Septimo Oves Errantes【R18】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
パルックが無残な姿で発見された。


噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。

非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。


現在の生存者は、カリュクス、櫻子、オスカー、ジェフ、ヨーランダ、ニコラス、リツ、ケイイチ、デメテルの9名


墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2016/02/25(Thu) 06時頃


【赤】 墓守 ヨーランダ


  Baby and I
  (ぼうやとわたしは)

  Were baked in a pie,
  (パイの中でこんがり焼かれた。)

  The gravy was wonderful hot.
  (すばらしく熱いグレービーソースだったわ)

  We had nothing to pay
  (けれどその日はパン屋に)

  To the baker that day
  (渡すお金が足りなくて)

  And so we crept out of the pot.
  (ぼうやとわたしは鍋から這い出た)
 

(*0) 2016/02/25(Thu) 07時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[ 妬む少女は、また一人ぼっち。
隙間から見える外の様子を伺いながら、
部屋の中で不気味な唄をブツブツと歌っていた。*]**

(0) 2016/02/25(Thu) 07時頃

墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2016/02/25(Thu) 07時頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2016/02/25(Thu) 07時半頃


【人】 看板娘 櫻子

[大量の資料に目を通してはいるが、先程はあれだけあっさりと見つかった、ここに集められた者たちの資料は目にする事が出来ないでいた。
此処にはどれだけの人物の記録が収められていると言うのだろう。
そして、流石に大量の資料を目にしているうちに流石に気づき始めた。

──生年月日の記載が可笑しい──

詳細に人の過去が書いてあるように見えて、此処だけ出鱈目を書いているのだろうか?
その様には考え難いものの、生まれ年が過去の物は兎も角未来の年月日のものまである。
確か、今は────。

(大正12年……西暦では、…1923年?)

西暦では断言し切れないが、そう大きくは外していない筈だ。
そして今、手元にある資料の人物は1950年頃の生まれとされている。
これは、どう考えれば良いのだろう?
然し。娘はこれは考えているだけでは仕方が無い事とその見知らぬ人物の資料を三人分ほど胸に抱えたまま、また真っ直ぐに歩き始めた。
向かうのは己の資料を隠した場所。
記憶通りの場所に辿り着くと、娘は自分の資料を開いた。其処に矢張り、己の鮮明な姿絵がある。
己のものと、誰とも知らぬ資料を合わせて抱え込むと、娘は足早に本棚の部屋から立ち去っていく]*

(1) 2016/02/25(Thu) 08時頃

【人】 看板娘 櫻子

[木を隠すなら森の中。
資料を隠すなら本棚の中?
────いや、此処には目を通すものは資料しかない。皆、遅かれ早かれ資料を目にするだろう。

ならば、隠してしまってはどうか。
皆が目を通す場所ではなく、あの視界の聞かない漆黒の場所へ。

娘は一度、己が軟禁されていた"傲慢"の部屋へと向かう。
誰かに見咎められたかもしれないが、「疲れてしまいましたので、1人になれる場所で休憩しながら考えさせて頂きますわ」とでも告げて「御機嫌よう」と立ち去るだろう]

(2) 2016/02/25(Thu) 08時頃

【人】 看板娘 櫻子

[そして、己と見知らぬ三人分の資料と共に"傲慢"の扉の中へ。
其処は相変わらずの暗闇だったか。
壁に手を添え壁伝いに歩きながら、その成るべく奥へと向かっていく]**

(3) 2016/02/25(Thu) 08時頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/25(Thu) 08時頃


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2016/02/25(Thu) 10時半頃


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2016/02/25(Thu) 11時頃


【人】 双生児 オスカー

── ヨーランダと話す (>>1:135 ヨーランダ) ──

[行かないのか、と聞くと(>>1:128 オスカー)、
動くことガできない、と言う(>>1:135 ヨーランダ)。

確かにあの死体はもう見たくない。]

それは僕も同じです…、
だからできるだけ直視しないようにして向こう側まで行くつもりなんです

[そんな子供騙しの様な方法では彼女はまだ怖いと言うんだろうか。
そういえば瑠花はホラーとか見ていたっけ?と過去の記憶を辿ってみるけど、答えは出なかった。
静かに閉じられた扉をそれ以上見つめることはしないで、
僕は皆が吸い込まれていくのと同じ様に、
その部屋へ吸い込まれていったんだ。

その時に長い黒髪の女性とすれ違った(>>2 櫻子)と思う。
"どこか行くんですか?"と聞けば疲れたから休憩しながら考えるという答えは聞けただろうか。
資料を手に持っていたのならあれは何だろう、と疑問に思ったはずだ。]*

(4) 2016/02/25(Thu) 12時頃

【人】 双生児 オスカー

── 資料室の中に入る ──

[その部屋は案外広いものだった様で、先に入っていった人達の姿はすぐには確認出来なかった。
大量にしまわれたファイル、中には何が書かれているのだろうト探り探り歩きながら1つを手に取った。]

……なんだこれ

[そこには自分の知らない人の名前、顔写真が貼られていて、
その人の経歴や犯した犯罪歴がびっしりと書かれていた。
まさかここにあるもの全部がそういった事の書かれた資料なんだろうか。
近くにある別のものにも手を伸ばして取って中を読む。
やっぱりこれも内容は違えど同じ様に何かしらの罪を犯した人の記録だった。]

(こんなに、沢山……)

[それは純粋に怖い事だと思った。が僕はある事を思い出したんだ。

─ 最も罪深き者を示せ ─

という言葉を。]

(5) 2016/02/25(Thu) 12時頃

【人】 双生児 オスカー

[この資料の中から?
いや、きっと違う。
僕達の中から選べと言っていたんだ、
あの腹の抉れた男性は。

初めの扉に書かれていた言葉。
あれは七つの大罪だった。
つまりそういうことだろウ、多分、恐らく。

僕が食料品に対する窃盗罪で暴食、
なんだとすれば他の人の扉に書かれていたのも同じ様に大罪に当てはめられる様な罪を背負っているということだろうか。]

(さっき話してたのは……嫉妬?)

[ヨーランダの扉に書かれていた言葉を思い出しつつ、何の気なしにその名前を頭で浮かべながら資料を眺める。
するといつからか身体は彼女の名前を探すことに必死になっていて、
ようやくその名前を見つけると"はぁ〜…"と安堵の溜息を漏らしたんだ。]

(6) 2016/02/25(Thu) 12時頃

【人】 双生児 オスカー

[ページを開くとそこにはやっぱり彼女の記録が書かれていた。
一体誰がこんな事をするんだろう。
けれどその疑問は資料に書かれた文字を読み進めていくと同時に忘れていってしまった。

幼少期からの両親による虐待、暴行。
食料品の窃盗。
元友人への窃盗、嫌がらせ。
そして堕胎目的での暴行や殺人未遂。

頭を抱えたくなる様な罪の数々と暗い背景に気分を悪くしていた。
僕の罪は彼女のところに書かれているもののひとつ、窃盗しかない。
罪の重さなんて分からないけど僕と彼女なら彼女の方が、きっと。

そんな事を考えて資料を元へ戻した。
……けれど嫉妬、というのは資料からはなゼだか分からなかった。
今はとりあえずその疑問は考えないでおこう。
他の人の物も探そうかとまた資料探しへと戻ったんだ。]

(食べなきゃ……何か。)

(7) 2016/02/25(Thu) 12時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2016/02/25(Thu) 12時頃


【人】 学園特警 ケイイチ

─ 少し前 ─
[ 時間の経過と手枷が取れたことで
幾分落ち着きも取り戻していただろうか。
声を掛けた相手の返事(>>1:128 オスカー)は
案外あっさりしたものだったか。
尤もそう聞こえただけかも知れないが。]

  ああ、そうか

[ 回答に対して頷くと。
ジョセフの言(>>1:109)はこの時聴こえたか。]

  気をつけろよ

[ 重ねる様になったか、
それだけ告げれば扉の方へ向かった。]

(8) 2016/02/25(Thu) 12時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 仮に周りの人間が全員罪人だったとして。

悲鳴を上げて腰を抜かしていたこの少年が
例に漏れず何らかの咎人だったとしても。

出来て精々、
窃盗程度のものだろうと。

命のやり取りになど、
到底関わりのない人生だったのだろうと。

見縊っていた所があったがゆえの、声掛け。*]

(9) 2016/02/25(Thu) 12時半頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2016/02/25(Thu) 12時半頃


【人】 看板娘 櫻子

──"傲慢"の部屋に入る前──

[4人分の資料を抱え、首無し男が出てきた扉から自分もまた出ようとした時である。
"どこか行くんですか?"と、先程悲鳴をあげていた情け無い男から問いかけを受けた。(>>4オスカー)
だから、相手には眉尻を下げて少しだけ困った風を装ってみる。
今はもう既に顔は平素に戻った顔色。それでも、少し疲れているのは本当だから、疲れは装う事も無かった]

ええ、少し疲れてしまいましたの。
………ですから、1人で休めそうな場所で考え事をさせて頂きますわ。
御機嫌よう。

[相手はどの扉から出た相手だったか。
色欲、強欲、憤怒、嫉妬。
その4人は確りと把握出来ていたが、彼はどの扉であったか。
疑問を抱いたものの膝を曲げ軽い会釈をし、そのまま"傲慢"の部屋へと入っていく。

そして、中に入ればピタリと扉を閉じ、深い深い闇の中へ]*

(10) 2016/02/25(Thu) 12時半頃

【人】 樫の樹の子ら リツ

ー資料部屋ー

うわぁ……凄いなこれ

[漸く気になっていた部屋に入っての第一声がこれである
仕方ない、未だ嘗て見た事ない程の大量のファイルが詰め込まれた大量の本棚が並ぶ光景が目に入ったのだから
もしもこれを全部読めと言われたならあまりに面倒くさ過ぎて焼き払っているだろうくらいには引いている、表情は変わらないけど

それでも何が書いてあるのかは一応気になる訳で、適当にファイルを1つ手に取って中身を見てみる]

写真付いてて細かく色々書いてあって……ふーん

[手に取ったファイルは”暴食”……先程の黒尽くめの男とよく似た写真が貼り付けてあるものだった]

(11) 2016/02/25(Thu) 13時頃

【人】 樫の樹の子ら リツ

人食って骨を持ち帰る、か
無駄な事してるなぁ……

[面倒事を嫌って無駄なものを排除してきた俺にはその行為が理解出来なかった
人肉を食らった事に対してではなく、骨を持ち帰って何になるのかと

骨なんかこれといった使い道もないだろうに
殺したい程好きだったとかなんとか、そういう色恋に関係する理由だとしたら俺はますます理解出来ないって思うだろうな
人と付き合うと面倒な事にしかならなかったから、人と付き合うのは無駄な事だと俺は思ってる
姉がたまに俺の事を”そういう目で”見てる感じがするというのを思い出したがそれはまた別の話、考えるのをやめてファイルを元の場所に戻す]

……俺のもあったりすんのか、これ

[そう考えては本棚の森を歩き始める
膨大な資料の量のせいでやる気は削がれるが、もしあるとしたら中身が気になるから]

(12) 2016/02/25(Thu) 13時頃

樫の樹の子ら リツは、メモを貼った。

2016/02/25(Thu) 13時頃


【人】 学園特警 ケイイチ

[ 本棚に詰まっていたのは、
本ではなくファイルばかりだった。

2160年でも紙媒体は衰退し切っていない。
然しこんなに並んでいるのを目にする事は
脳筋族代表にはなかった。]

  ( 頭が痛くなりそうだ )

[ ファイルの背表紙には人の名が
アルファベットで刻まれていたのだろうか。
ざっと見た一列に見知った名はなく、
すぐに興味を失い。

資料を見ている人間にも特に興味はない。

天井から床まで隈なく視線を走らせながら
足は奥へと進んでいく。]**

(13) 2016/02/25(Thu) 14時半頃

【人】 許婚 ニコラス

[さてさて、一つ資料を手にしたまま歩いていれば サクラコ以外の人物を何度か見かけたことだろう。────もしかすると、皆集まっているのかもしれない。

それはそうだ、こんな大量の資料。
見つけたならば目を通したくなるだろう。

声をかけることもせず、ただカツカツと靴音を鳴らしながら歩く。…ああ、もっと靴音の鳴らぬ靴のほうがよかったな、など今更だろう。]


…扉……?

[そうして他の資料に見向きすることなく歩き回っていれば、その部屋の奥になにやら扉を見つけることは叶ったか。
ドアノブを回そうと手を伸ばし────……]

(14) 2016/02/25(Thu) 14時半頃

【人】 許婚 ニコラス


…開き、ませんね……

[どうやら扉を開けることは叶わなかったようだ。何か鍵でもかかっているのかもしれない……と見たところで鍵穴を見つけられただろうか?

(もしや、鍵は資料の中……なんて言わないでくれよ)

それならば探すのは骨が折れる。…が、ちょうどここには何人か人がいるのだ。
資料を読む人に端から聞いてみれば扉の鍵を見つけることもできるのではないだろうか。

扉を壊して入る、など暴力的で無作法な考えは生まれず、ただその前を引き返した。

それから他のものに出会ったなら、「ご機嫌麗しゅう。…向こうに扉があったのですが、鍵の類をお持ちではありませんか?」なんて声をかけてみるのだ。]

(15) 2016/02/25(Thu) 14時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/02/25(Thu) 15時頃


【人】 看板娘 櫻子

──"傲慢"の扉の中──

[壁を伝い、暗闇の奥深くへと歩みを進めていく。
袴姿であるのに摺足になってしまうのは、足元に穴でも空いていれば堪らないからだ。穴に落ちて足を挫くだけならばまだしも、奈落に落ちてしまったならば命の保証はあるまい。
どれだけ奥に進んだだろう。資料のうち、手探りで順番を違えぬよう自分の物を握り締め、部屋の奥深くへと投げ入れた。
その後、矢張り壁を伝い元の道、扉の方へと歩いていく。
そしてそっと扉を開き明かりを差し入れると、ぱらりぱらりと残った資料の頁を手繰り視線を落とした。
違えず、自分の資料は闇に包まれた部屋の奥へと隠せた事を確認する]

(16) 2016/02/25(Thu) 15時頃

【人】 看板娘 櫻子

(これで、私の資料はあの中からは探せませんわよね)

[そっと、残された三人分の資料は扉の横、光の射す位置へと重ねて置いておく。
1人分が消えるならばともかく、抱え込んだ4人分が3人分に減ったくらいは気付かれにくい筈。
隠した、と思われなければ良い。
扉の隙間から外を伺うが、今は他に誰も居なかったか──生きている者は。
辺りを伺いながらそっと扉から出てくると、扉を閉ざした後に向かってみたのは"嫉妬"の扉の前。
さて、彼女はまだ扉の内側にいるのだろうか]

────もし?

[そっと声を掛けてみる。
果たして、返事はあったろうか]

先程は失念しておりましたが、御髪を整えて差し上げましょうか?
**

(17) 2016/02/25(Thu) 15時頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/25(Thu) 15時頃


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2016/02/25(Thu) 15時半頃


【人】 学園特警 ケイイチ

[ 頭の痛みはとうに引いていたか。
それでも殴った者は存在する筈で
簡単には超常的な現状を受け入れられない。

頭のおかしな犯人が背中に文字を書いた。
それだけの認識。

ここがどこでどうやって脱出するのか
知りたいのはそれだけ。

資料を覗き込む者たちを見ては。]

  ( 呑気な奴ら…… )

[ 内心で嘲る彼らの方が
先を行っているとは未だ気付かず。]

(18) 2016/02/25(Thu) 16時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 犯人らしき姿も、
あからさまな監視カメラなども見えない。
感知型の爆弾なども今の所遭遇していない。

確認しながら奥へと進んで行き。
正面に綺麗な金髪(>>15 ニコラ)を認めた。
彼は扉について話し掛けて来ただろうか。
それなら。]

  奥に扉……? いや、鍵は無い

[ 鍵、の語を耳に入れれば思い出すのは
手枷の鍵を盗んだ(リツ:決め付け)男の顔。
苛立ったが、顔には出さずに抑えて。]

  教えてくれてどーも

[ ぺこりと頭を軽く下げて、
それ以上特に相手から何もないようなら、
自分の目でも確かめようと更に奥へ。]**

(19) 2016/02/25(Thu) 16時頃

【人】 許婚 ニコラス

[歩いていれば、先程鍵を持っていて────その鍵をなくしたというあの黒髪の男(>>19 ケイイチ)を見つけた。
ならば、当然「ご機嫌麗しゅう。…向こうに扉があったのですが、鍵の類をお持ちではありませんか?」と声をかけてみた。

それでも、大した回答は得られず、眉を下げて笑って見せた。]


……そうですか…。あの先に何があるのか、やっぱり気になりますし、鍵を見つけたらお教え頂けますか?

[彼が奥に向かうのなら、それを引き止めることはせず。…ただ、扉の鍵の情報は共有したほうが良いだろう。

頭を下げる彼に軽く手を振って見送ると、また資料室の中を歩き回っただろう。]**

(20) 2016/02/25(Thu) 16時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[ 扉の向こうでは、親しげに言葉を交わす人々がみえていた。妬む少女の僻みはますます募って往く。]

(ああ、なんて憎たらしいのかしら
こんなヘンテコな状況で、ヘンテコな死体が転がってる場所で、あの人たちはお気軽に井戸端会でもしてるみたい。
おかしいわ、ぜったいにおかしいわよ!

だって!
死体が転がってるのよ!
誰に殺されたのかもわからないのよ!
斧を持ったリジーボーデンが、まだそのあたりにいるかもしれないっていうのに!
なんであんなに平然としていられるのかしら?)

[ 妬む少女は自分も外へと出て情報収集をしなければとは頭では理解していたようだが、実行には移せないでいた。
やはり死体が怖いようだ。

臆病な少女は未だ、闇の中。]

(21) 2016/02/25(Thu) 18時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[少女は、いつの間にか自分は家の地下室ではなくて、別の場所に来たようだということは理解していた。
しかし外に出られないのでは意味がない。
もしこれがちゃんと家の地下室だったのなら、すぐに地上へ出て警察へ駆け込み、自分の窮状と虐待の事実を訴えただろうが、それも出来ない。

やっと地下室から逃げられると思ったのに、やっと"父親"から逃げられると思ったのに。
あの人たちにとって、妬む少女はそれこそ路傍の花のような存在なのだろう。

それを理解しているからこそ、少女はその場にじっと身を潜めていた。]

(22) 2016/02/25(Thu) 18時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[ ――すると、扉の向こうから呼びかける声。>>17

誰か、なんてことはすぐにわかった。なにせここには女は自分とあともう一人しかいないのだから。
覗き見るために少しだけ開いていた扉の隙間から外の様子を伺ってみれば、そこにはやはり、黒髪の女がいた。]

 …………。

[ 妬む少女は疑った。

自分の髪の毛を綺麗に整えてくれるというこの女は、果たして何が目的でここへやってきたのだろうかと。
しかし妬む少女はその申し出を嬉しくも思ったのだった。ああ、やはり自分は愛されるべき存在なのだろうと改めて認識して。]

そう?……そうね、じゃあお願いしようかしら。

[扉をまた少し開き、黒髪の女を招き入れた。そして部屋の中へ入らせずに、扉の所でやり取りをしたことだろう。]

……あなたは、あの死体が平気なのね。
あの死体を乗り越えて、資料室?に入っていくのが見えたわ。そして出てきてから、あなたが自分の部屋へと引っ込むところもね。
その手に持っている書類はなあに?
 

(23) 2016/02/25(Thu) 18時頃

墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2016/02/25(Thu) 18時頃


【人】 双生児 オスカー

── 食料を欲する ──

[僕は彼女が死んでから、より食べる事に執着する様になった。
…というより、何かを食べていないと落ち着かないんだ。

今まで食べる事に興味なんて持たなかった。
だからこそ知らなかったのだけれど僕も所謂彼女と同じ"いくら食べても太らない体質"らしかった。

それを良い事に学校までの通学時間や授業中、バイトの合間…とか小さな時間の隙間でさえも何かしらを口に入れていたかった。

だからこそお金に余裕がなくなってからも食欲は増すばかりでとウとう犯罪に手を染めるまでになってしまった。]

(24) 2016/02/25(Thu) 18時半頃

【人】 双生児 オスカー

(何か……何か食べなきゃ…)

[洋服のポケットを漁ればまだ未開封のグミの袋がいくつか見つかる。
多分これも、衝動的に盗んだ物だ。

いつだろう、こんな事を当たり前と思う様になったのは。
当ゼん、してはいけない事は分かっている。
けど、1度目が成功すれば2度目、3度目──…ともう何度も繰り返した。

食べていないと、彼女の事を忘れてしまいそうで。




食べていないと、何かを思い出してしまいそうで。]

(25) 2016/02/25(Thu) 18時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 警察と身分を明かしてあったものの。
此方の愛想も得られるものもない返事へも
相手(>>20 ニコラ)は笑みを見せた。
また、型に若干の古臭さは覚えるものの
衣服の仕立ての良さは伝わった。
それなりの身分なのだろうかと推測した。]

  ……ああ、勿論
  見つけたら教えるに決まってる

[ 扉の先に何があるか気になる、と聞けば
やはり"呑気なものだ"と感じてしまう。
奥にあるという扉の先か更にその先が
出口に通じているとは思わないのだろうか。
否、思ってはいるのかもしれないが。
焦りが感じられないのは性格的なものか。

最悪の場合、自身さえ助かればいいが。
一人で脱出しようとまでは考えてはいない。
手を振る彼とすれ違いに扉の前へと。*]

(26) 2016/02/25(Thu) 19時頃

【人】 看板娘 櫻子

──"嫉妬"の扉前──

[声をかけ様子を伺えば、薄らと扉が開く。(>>23ヨーランダ)
矢張り、ずっと此処に隠れていたのだろう。
その鎖が外されていたのは知らなかったし、何故か彼女にだけ足枷と首枷がなされているのは思えば不思議だったのだが、それでも相手が女と言うだけで娘には少しだけ都合が良い。
女の園で生きてきた娘には、女の方が余程扱いやすいように思えていたのだから。
薄らと開かれた扉がもう少しだけ開く。
そして、漸く今の女の姿を改める事が出来た。

(────見すぼらしいですこと)

折角渡してやったリボンは、適当に括られている為に見るに堪えない状態になっている。
本来ならば乞食のような女にこれ以上手を掛けてやる事も無いのだが、利用価値を高める為ならば]

(27) 2016/02/25(Thu) 19時頃

【人】 看板娘 櫻子

私も、今は櫛を持っておりませんから手櫛で堪忍して下さいませ。

[そして、扉の境で相手の背に周り、一度リボンを解いては手櫛でその白い髪を梳いていく。
どうせならば三つ編みにしてやりたい所だが、放置されていたらしい髪では後れ毛が目立ち醜くなるかもしれない。
それを思えば、先程女がやろうとしていたように、髪の流れを指先で整えながら高い位置で一つに纏めてやった。
先程よりは余程マシになった事だろう。
然しそうしてやりながら、相手の言葉には背後で片眉を上げ笑みを消す。
ピタリと一瞬だけ指先が止まったが、直ぐにキュッとリボンを結び直してやった]

──私も驚きは致しましたわ。
悍ましいとも思いはします。
けれど、こんな奇天烈不可解な状態に巻き込まれて、立ち止まるのは性に合いませんの。

……あの部屋の先には、資料が。

(28) 2016/02/25(Thu) 19時頃

【人】 看板娘 櫻子

[相手の問いにあくまで自然な声で語る。
そして笑みを浮かべ直せば、「少しお待ちくださいまし」と、相手の背後から離れて傲慢の扉へと向かう。
少し開き、扉の脇に置いてあった資料3人分を持ち出せば、扉をピタリと閉めてまた女の元に戻ってきた。
そして、無関係3人分の資料を相手に差し出してみせる。
1800年代、1900年代、そして2100年代の生きた場所も時代も別々の人物の資料だ]

あの部屋には、大量の資料がありましたの。
そして見ての通り、犯罪歴が記されておりました。
けれど、ご覧くださいまし。
過去の記録は兎も角────未来の生年月日の物までありませぬか?

其処に記されている犯歴も、悍ましいものばかりですが……。

[とは言え、その3人分の資料の罪はまだ軽い方。それでも、殺人と性犯罪と強盗殺人のものがそれぞれか。
口元に拳を添え、視線を伏せて見せてからそっと問いを向ける]

(29) 2016/02/25(Thu) 19時頃

【人】 看板娘 櫻子

この資料の信憑性を確かめる為にも、お姉さまにお伺いしたいのです。
────貴方様の生きる時代は、私と異なるのかと。

[視線を上げ、相手を真っ直ぐに見つめ直す。
凛としたその表情は、憂いも不安も現れる事はなかった。

傲慢な娘は、この女は良い様に出来そうだとタカをくくってもいたのである]

(30) 2016/02/25(Thu) 19時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 扉の前に立つと、材質を確かめる様に触れ。
耳をつけると、向こう側の様子を伺った。]

  ( エリスはまだか…… )

[ 内心で恨みがましくごちながら。
扉一枚挟んだ先に犯人がいるかも知れないから
声には出さなかった。

通信機が健在であれば人間の可聴域を越えて
音を収集し分析して貰えるのだが。

哀れな事に、通信機は預かられており。
例えあったとて繋がる事はなかっただろうが。]

(31) 2016/02/25(Thu) 19時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ


  ………………。

[ 扉の先から人の気配は感じられない。
息を潜められていたらどうしようもないが。

ドアノブに手をかけ、そっと回す。
鍵がかかっているのか、開かない。]

  ( あーぶっ壊してぇぇぇぇ…!! )

[ そう思いはするものの。
仕事を終え、私服に着替えを済ませた身。
携行を許されている支給のブレードと、
私物のナイフ数本しか所持していなかった。
そのブレードも取り上げられて、爆弾は無し。]

(32) 2016/02/25(Thu) 19時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 爆弾があった所で、使えたかは怪しい。
この部屋がどれ程奥に位置しているか不明。

一つの扉を壊しても先に十の扉があったら?
音を聞きつけ犯人が一斉に押し寄せてきたら?

後者は、蹴破ったりした場合でも同じ。]

  古典的な鍵だな……

[ 鍵がある(>>1:#3)のなら鍵穴もあるだろう。
古典的でないデジタルな鍵だろうと、
支援無しの脳筋には開けられやしなかったが。
鍵穴を恨めしげに見つめる。
ピッキングが出来るほど器用では無い。

──あのコソ泥(>>1:66 リツ)なら或いは。
ふと、過ったが。それは一瞬で振り払った。
すっかり盗まれたと決め付けている。]

(33) 2016/02/25(Thu) 19時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ


  ( あいつは俺を怒らせた )

[ 頼る気は、欠片も無かった。今の所は。]

(34) 2016/02/25(Thu) 19時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ

――嫉妬の部屋>>27>28櫻子

[妬む少女は、様子を窺っていた。

人の顔色を見ることにかけては恐らく長けている。なぜならそれは今までの人生において、必要不可欠なものだったから。

そしてこの時にも注意深く相手を観察していた。いう相手の着物の袂からナイフが出てきて首を掻き切られでもするのかと警戒しながら。
そうしている間にも、黒髪の女に背中を預け、髪の結い直しを委ねるのだった。]

……そう。立ち止まるのは性に合わない、ですか。あなたは、そうなのね……。

(まあ、なんてことかしら。まるで私のことをけなしているみたいだわ。『私はあなたと違うのよ。こんな暗い部屋でおびえているような臆病者とはね!』とでも言うつもりかしら?
ああ、その行動力が妬ましいわ。私はこの部屋からまだ出ることすらできないというのに!)
 

(35) 2016/02/25(Thu) 20時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[ 口では理解を示しながらも、心の中はこの荒れようである。この少女は基本的に他人のことを信用はしないし、少しでも良い所を見つければそれを妬むのだ。

彼女が一度自分の部屋へと戻ってわざわざ書類を取ってきて渡してきたようなら>>29、資料に目を通した。]

…………。

[そして、妬む少女はすぐに気がついた。
この三人分の資料はいずれも年代がバラバラで、特に三人目は未来の日付まであるということに。
それからゆっくりと顔を上げて再び資料室の方を見遣った。……そこには、遠目からでも乱雑に資料が置かれていることがわかった。]

そう、そうね。確かに年代が違うわ。
私が生まれたのは1998年だもの。けれどこの人は2100年以降に生まれているみたいね。

けれど、ああもしかしたら……
もしかしたらあそこには……あ、あ……
あそこには、いろんな犯罪者の罪の記録が…ある……?

[ 黒髪の女は真っ直ぐに少女を見つめていたらしいが>>30、その視線には気づかなかったようだ。人の目を見て話す、という当たり前のことを忘れてしまうほどには、この少女は既に壊れて』いる。ただ手元の資料と資料室を見比べてブツブツと独り言を呟いていた。]

(36) 2016/02/25(Thu) 20時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

Lizzie Borden took an axe
(リジー・ボーデンは斧を取り)
And gave her mother forty whacks.
(母さんを40回打った)
And when she saw what she had done
(自分がした結果に気づき)
She gave her father forty-one.
(今度は父さんを41回打った)

[ まるで確かめるように、歌ったあと、妬む少女はすっくと立ち上がった。]

 誰が殺した アビーボーデン
 誰が殺した アンドリューボーデン
 リジーボーデンは無実の無罪。

 けれどそれは本当に本当?
 誰が殺した ボーデン夫妻……?

[ どうやら過去にあった凶悪事件の真犯人が知りたくなったらしい。先程まではあれほど外に出ることを拒んでいたというのに、妬む少女ゆっくりと外へと足を踏み出した。死体などまるで見えていない。そしてこの妬む少女は、また黒髪の女に髪を結ってくれたお礼を言うのを忘れてしまっていたようだ。]

(37) 2016/02/25(Thu) 20時頃

墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2016/02/25(Thu) 20時頃


【人】 看板娘 櫻子

──"嫉妬"の扉前──

[相手の内心には気付かない。
何処までも臆病で、不甲斐ない女なのだろうと見下してしまう。
この女が重要かもしれぬ鍵や食料を持っている事も知らぬのだ。
思えば、自分はどれだけ此処に居なければならないのだろう。

(1人を指し示すまで────?)

ならば、適当に自分以外を選ばせれば良いのだ。
自分の心の中は既に決まっている。
婦女子に乱暴を働く上、猟奇的に女体を保存するなど────それが必要である事では無いならば理解に苦しむ。
何事か自分に起きなければ、そのまま あの色欲の異人を指し示すだろう。
そして、相手の言葉に耳を傾ける]

まあ…、私は1907年の生まれですわ。
それが本当なら、国どころか時代すら違う方々がここに………?

おねえ、さま?

(38) 2016/02/25(Thu) 20時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[然し、思考を巡らせようとする間もなく、白髪の女は歌を歌い始める。
意味は何故か分かった、分かったが不愉快な歌だ。
そしてフラリと女は立ち上がり、何かに誘われるかのように本棚の間へと向かっていく。
呆気に取られたように相手の背を見送っていたが、小さくため息をついた。

あの女とは、まともな会話を長くするのは難しいのかも知れない、と。
そして、扉の境にいた女は辺りを確認する。

────その"嫉妬"の扉が開かれたままならば、興味本位で中を覗こうとするだろう。
もし、外からの光が届く位置に"何か"があったならば、その興味のままに中に入るのだろうが、そもそも扉は開いたままだったろうか。
閉ざされていたならば、暫し呆然と彼女を見送った後、再び手元の資料を開き見るふりをするのだ]

(39) 2016/02/25(Thu) 20時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/25(Thu) 20時半頃


【人】 墓守 ヨーランダ

―嫉妬の部屋→資料室―>>38>>39櫻子

[ 妬む少女は、幽鬼のようにフラリフラリと歩く。そして死体の服の裾を踏んづけて、資料室の中へ。

途中で声をかけられても、気づかぬままに。
黒髪の女が開けたままだった嫉妬の部屋の中へと忍び込もうとする事すらにも、気づかぬままに。

鍵はしっかりポケットの中だが、食料は部屋に置かれたままだった。*]

(40) 2016/02/25(Thu) 20時半頃

【人】 樫の樹の子ら リツ

ー資料部屋ー

[ファイルに書かれた人名を確認しつつ本棚の森を歩き始めてから数十分後
面倒くさ過ぎて飽きた
そもそも存在するか確証もない俺についての資料を膨大な量の中から探すなんて途方もないじゃないか
とりあえず暫く休みたい、そう考えながらブラブラしていると人影を発見]

(さっき広場に居た人か…?)

[ニックとは別の金髪男だった>>132
その時金髪男はまだ資料を読んでいただろうか?
それとも既に読み終わっていたか?
読んでいても読んでいなくともなんとなく『どうも』と一言、挨拶代わりに声をかけてみる
特に意味も目的もないけど、本当になんとなく]

(41) 2016/02/25(Thu) 21時頃

【人】 看板娘 櫻子

──"嫉妬"の扉前──

[立ち去っていく白髪の女(>>40ヨーランダ)を見守っては僅かに眉を顰めてしまう。
せめて、あの首無し男からもう少し離れて歩けばその服の裾を踏む事も無かっただろうにと。
そして、視線を嫉妬の扉の内側へと向けた。

────何か、ある。

あの女は此処に何かあるかとは言っては居なかったが、何が置かれているのかと扉を開け放したまま中へと入ってみた。
そして見つけたのは、ある程度の食料。
────何故、こんな物がこんな所に]

……私の部屋にはありませんでしたわね。
これは、一体……?

(42) 2016/02/25(Thu) 21時頃

【人】 看板娘 櫻子

[盗ろうとは思わぬが、何故ここに食料があるのか。
疑問を抱きながらも、恐ろしい想像が頭を巡り思わず自身の腕を握りしめる。
悲鳴を上げて、逃げ惑って、しかしそれが全て演技なのだとしたら?
────あの女、なかなか食えぬかも知れぬ。

一度、娘は嫉妬の扉を大きく開き、その外側へと腰を下ろしては改めて手持ちの資料を広げてみせた。

さて、これからどうすべきか。
資料には思考は向かず、頁を手繰る事も無いままそのまま暫しぼんやりとしているのだった]

(43) 2016/02/25(Thu) 21時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 鍵穴のある扉があるからといって、
鍵が都合良く落ちているとは限らない。

寧ろ、誘拐された身である。
犯人が持っているに違いないとさえ考えて、
資料など目もくれずに鍵穴を覗き込む。

そしてそっと一番小さな折り畳みナイフを
取り出すと、穴にかざしてみた。]

  …………無理か

[ どう見ても刃の方が太い。
小さく溜息を吐くと、
ナイフを折り畳み、ポケットへ戻した。]

  ( 鍵に足が生えて歩いてくれば良いのに )

[ そんな事はあり得ない。
まだ暫くは座り込んだまま鍵穴を睨み続ける。]

(44) 2016/02/25(Thu) 21時頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/25(Thu) 21時頃


【人】 墓守 ヨーランダ

[ 妬む少女は、妬むが故に記憶力が良かった。

いつ、どこで誰と何をしたか、誰がなんと言ったかをこと細やかに覚えているのは当たり前。
あるいは自分を慰める唄だって、何百種類も歌うことができる。
妬む少女は、一度覚えた事は忘れられないのだ。]

Lizzie Borden took an axe
(リジー・ボーデンは斧を取り)
And gave her mother forty whacks.
(母さんを40回打った)
And when she saw what she had done
(自分がした結果に気づき)
She gave her father forty-one.
(今度は父さんを41回打った)

[ フラフラと歩きながら、資料室へとたどり着いた少女。そこに誰がいたとしても、何を問いかけられても、ただただ、不気味な唄を歌うばかりで視線は虚ろなままだったようだ。]

(45) 2016/02/25(Thu) 21時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[ そしてひとつの棚の前に立って、ファイルの背表紙の名前をつぶさに観察していく。そのあまりの膨大な量に、ともすれば見落としてしまいそうになったが、さしてじかんもかからずに抜け目なく見つけることに成功する。]

……………………へえ。

[ 資料を室の一角に座り込んで、ニヤニヤ、ニタニタと、まるで恋人からのラブレターでも読んでいるかのように笑顔を浮かべてそれを読んでいた。

Lizzie Borden(リジーボーデン)と書かれた人物の、経歴を。それを見ればやはり彼女は無実だったようで、確認したのなら、少女は満足気にファイルを閉じた。

ファイルを戻したのなら、少女はまた本棚を眺め始める。背表紙を眺めて、気になった名前があれば抜き取って眺めるという簡単なお仕事だった。

その異様な雰囲気を発する少女に、声をかける勇敢な者など居たかどうか。]

(46) 2016/02/25(Thu) 21時頃

墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2016/02/25(Thu) 21時頃


樫の樹の子ら リツは、メモを貼った。

2016/02/25(Thu) 21時頃


【人】 学園特警 ケイイチ


  ……あ……!

[ 床に胡座をかいたままハッとした様に。]

  ファイルに金具は使われてるか?

[ やっと資料の方を見た。
腰を浮かせ、手を伸ばし、一冊を取る。
背表紙などお構いなしに。すると。]

  ……何だこりゃ

[ 貼られていた写真に見覚えがあり。
知り合いでもなければ最近見た顔でもない。

事件を起こし世間から消えたミュージシャン。
公表されていなかった筈の、
本名らしき名前と細かな経歴が並んでいた。
これは本物だろうか。まじまじと眺める。]

(47) 2016/02/25(Thu) 21時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 手にしたファイルに書かれているのは
暴力事件を起こして消えた芸能人について。
その余罪の多さに驚いた。
報道は一部だったのか、記載が嘘偽りなのか。
ぱたりと閉じれば、本棚を見回して。

簡単なお仕事中の少女(>>46 ヨーランダ)は
男がいるような奥の方まで
足を伸ばしていただろうか?もし視界に入れば]

  ……出られたのか

[ そう、率直な感想が漏れただろう。
彼女の部屋の前に人が集まっている時、
出てくる気配はなさそうだったゆえ。
姿が見えたなら白髪を綺麗に纏め上げる
リボンだけが鮮やかで浮いて見えたか。
いきなり馬鹿にしたりはしないが、
頭上あたりをじっと見てしまっただろう。]

(48) 2016/02/25(Thu) 22時頃

【人】 捜査官 ジェフ

[───蛙の子は蛙だ。
僕の前の持ち主、君の母親の顔、
君が誰かを《 愛 》するときの顔。
二つは酷似しているんだ。


   悪魔の子は、悪魔。


僕は、そう思っている。
君は、君の母親から貰った僕を、
それは大切にしてくれていて、
何時までも傍に置いてくれる。
だから僕は、悪魔の所業を見つめることから、
決して逃れられない人生……
金属生…?なのだ。]

(49) 2016/02/25(Thu) 22時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

[この場に集められたのは、
そんな悪魔ばかりなのかもしれない。
沢山の資料たち。
それは全て、悪魔の仕業を示してる。
そう、さっき袖振り合った黒髪の青年も、
やはり悪魔と交信する悪魔なのだろう。

手に幾つかの資料を持ち、
この場から立ち去る艶やかな着物の女性も、
きっと悪魔だ。>>2
入れ替わり中に踏み込んだ少年も、
僕の知らない顔をする悪魔だ。>>5
重ねて踏み込むだらしのない少年。
彼もまた、訳のわからない悪魔だ。>>11
そして、……君の資料を持ち続け、
扉を見つける金髪男も悪魔だ。>>13
漸く扉の外へ出られた少女、
臆病な彼女も、悪魔なのだ。>>46]

(50) 2016/02/25(Thu) 22時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

[君は、幾つかの資料を眺めていた。
1人の悪魔に声をかけられるまでは。>>41
君は、声の主の方へと振り向いた。
先程まで目にしていた資料の、少年だ。]


  やあ、……リツくん。かな。
  君は、自らを罪人だと思うかね?


[名は頭の中に叩きつけられている。
君は賢いから、一度目にしたものは忘れない。
君は聡いから、資料に視線を向けたまま、
怠惰の彼へと声をかけるのだ。*]

(51) 2016/02/25(Thu) 22時半頃

捜査官 ジェフは、メモを貼った。

2016/02/25(Thu) 22時半頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2016/02/25(Thu) 22時半頃


許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/02/25(Thu) 23時頃


【人】 墓守 ヨーランダ

[妬む少女は鮮明な記憶を頼りにファイルを漁る]

  Ding, Dong, Bell,
  (カランコロンと鐘がなる)
  Pussy’s in the Well.
  (子猫ちゃんは井戸の底)
  Who put Her in?
  (一体誰が猫にこんな酷いことを?)

  What a Naughty Boy was that,
  (子猫ちゃんをいじめるなんて悪い子だね)
  To try to Drown poor Pussy Cat,
  (可哀想な子猫ちゃんをいじめるだなんて)
  Who ne’er did Him any Harm,
  (子猫ちゃんは何も悪くないのに)
 But killed all the Mice in the Father’s Barn.
  (家中のネズミをやっつけてくれるのに)

[ 時折クスクスと薄ら笑いを浮かべながら歌う少女は、ファイルを手にとって、読んでは戻し、読んでは戻す。少女が手に取るファイルはいずれも、迷宮入りとされている事件のうちの容疑者の名前だった。
少女はすっかり、この遊びに夢中。奥の奥まで、進んできてしまった。]

(52) 2016/02/25(Thu) 23時頃

【人】 墓守 ヨーランダ


……あら、あらあら?

[そして誰かに声をかけられたような気がして顔をそちらに向ければ、気の強そうな男がいた。>>48]

ごきげんよう、私の名前はヨーランダ・パトリック・シルトン。ヨーランダはスミレよ。覚えておいてね。
あなたはどなた様?

[クスクスと陰鬱な笑みを浮かべながら、問いかけた。]

(53) 2016/02/25(Thu) 23時頃

墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2016/02/25(Thu) 23時頃


【人】 樫の樹の子ら リツ

ー資料部屋>>51ジェフー

[なんとなく、なんとなく声をかけただけだった
話した事もない人物に話しかけたはずだったのに]

………………

[返ってきた言葉に思わず無言で金髪男を見ていた
自らを罪人だと思うか、という問いはまだいい、首ポロリ男の背中にあった文字の事があるから
しかし……なぜ俺の名前を知っている?]

(……俺の資料がある?)

[そんな仮説は生まれるけど、それを確かめる前に今は金髪男の相手だ]

……いや、俺は楽に生きようとしてるだけだし

[名前を呼ばれた事には反応せず、罪人だと思うかとの問いにだけ答えた
金髪男が俺の邪魔になると決めるにはまだ早い、様子を見よう]

(54) 2016/02/25(Thu) 23時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 歌声が聞こえ、近付いてきた(>>52)か。
資料を手放しそちらを見れば悲鳴の女。
出られたのか、と率直な心の声が漏れた。]

  ( 貧困層の女か )

[ 広間で死体が現れた時ぶりに姿を見た。
薄汚れたワンピースは元の色を残していない。

……何故彼女がともに誘拐されたのだろうか。
少なくとも身代金は期待出来なさそうだ。

犯罪者のする事は理解出来ない、と。
自身のことを棚上げで失礼な事を考えた。]

(55) 2016/02/26(Fri) 00時頃

【人】 学園特警 ケイイチ


  ヨーランダはスミレ…、覚えとく

[ この男は花(>>53)など理解しない。
きっと口だけになるのだろうがそう答え。]

  俺は出利葉 圭壱。警察だ

[ 素直に名乗り返した。
この者にも名を教える位問題ないだろうと。
先程は聞こえなかっただろう職業も序でに。

危機的状況で過度な期待をされても困るが
基本的にこの職業は気に入っている。
選ばれた層の選ばれた者にしかなれない、
多方面から羨望の的となる職業であり。]

(56) 2016/02/26(Fri) 00時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ そして目の前にいる少女の様な、
見るからに貧困層然とした者が、男は好きだ。
彼女らが惨めで哀れなほど愛らしく見える。

彼女らが自身を頼ったり
──或いは此方が踏み躙ったりする瞬間は
甘い甘い蜜の様な快感を覚えるのだ。]

  もう、大丈夫なのか?
  怖かっただろうに

[ 先程までの怯えを忘れていた様子なら
ほんの少し柔らかく気遣わしげに
笑みを浮かべながら確認してみようかと。

思い出してまた怖がる仕草が見れたなら
きっと堪らなくて内心で嗤うのだろうし。
それ以外の反応でも、
彼女がどんな人間か多少知れるだろう。]

(57) 2016/02/26(Fri) 00時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 扉の隙間から事細かに
そして何を見られていたかは知らないし
観察力の高さもまた、知らぬこと。]

(58) 2016/02/26(Fri) 00時頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 00時頃


【人】 捜査官 ジェフ

[答えは、濁された。>>54
君は、さも納得できぬように、
眉を顰めて、口許を曲げ、
不機嫌そうな顔を一瞬だけ浮かべていた。
けれど直ぐに君は、
その双つの眸を細めて。]


  楽に生きようとする、
  ……楽に生きられるならば、
  何でもする、そういうことかね?


[さらなる問いを重ねるのだ。
手の内にある、資料。
気怠げな少年の記載がされたもの。
はらり、頁を開いて君は、
彼へと見せつけるように開いた。*]

(59) 2016/02/26(Fri) 00時頃

【人】 許婚 ニコラス

[警察を名乗る彼(>>26 ケイイチ)と別れてからもずっと資料庫内を歩き続けていただろう。
先程「見つけたら教えるに決まってる」なんてなんとも頼もしい声を聞けばきっと満足そうに微笑んで彼を見送ったはずだ。

……寧ろ、持っていた鍵を隠すなんてことがあれば奪うだけの話。

その先に何があるのか。
出口かもしれないし、…いや、こんな安易に出口があるとは思えない。年代の違う資料を見てから、その思いは強くなっていた。
────出口があるのなら、その出口はどこに繋がっているのか。

何にせよ、気になるというものだ。]


……さて、どうしましょうか。

[鍵もなく、自身の資料も確認した。
これ以上何かする目的も持てず、ただただ資料の部屋を歩いていれば……どこからか歌(>>45 ヨーランダ)が聞こえただろうか。
それならば、その煩さに不愉快そうに足音を鳴らしたかもしれない。]

(60) 2016/02/26(Fri) 00時頃

【赤】 看板娘 櫻子

[視界の端には首無し男。

  ──不気味とは言えあの肉も特効薬になるのか。

しかし此処には焼く火が無い。

  ──もしかして、焼いてしまっては効果が無い?

食料よりも余程気になる。

  ──あれは薬になるのか否か。

火浦の血は残さねばならぬ。

  ──庶民たちなどより尊い血を。

ならばあの肉も試しに喰らってみようか──?]

(*1) 2016/02/26(Fri) 00時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[ぼんやりと、資料を眺めるふりをするつもりがいつの間にか首無し男を見つめていた。
しかし男の肉は硬そうで
  ──しかし子供の肉では特効薬にはならぬのかとか
  ──自分よりも兄に喰わせねば意味が無いだとか
そんな、今考えても無意味なことをつい考えてしまう。
小さくため息をつき、一度静かに瞳を閉じた]

(61) 2016/02/26(Fri) 00時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 00時半頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 01時頃


【人】 樫の樹の子ら リツ

ー資料部屋>>59ジェフー

[俺が答えを返したら一瞬だけだが納得出来なそうな表情をされた
そんな顔をされても嘘は言っていないし、本当にその為だけに行動してきたんだ
余程納得出来なかったのか更に問いかけて来て、持ってた資料を開いて俺に見せ付けてくる

この男は何を言ってるんだと、そう思ってたけど
資料の中身を見て……写真と内容の正確さを確かめて
表情は変わらずとも、無意識に額の右側にある傷に手を当ててまた暫し沈黙
その後、金髪男の目を見て口を開く]

(62) 2016/02/26(Fri) 01時半頃

【赤】 樫の樹の子ら リツ

何でもはしないし無駄な事もしない
面倒な事を要求して楽に生きるのを邪魔してくる奴には”退いてもらった”

(*2) 2016/02/26(Fri) 01時半頃

【人】 樫の樹の子ら リツ


………それだけ

[問いに対する答えは簡単にそれだけ
資料に記された内容は捏造されたものだと、そうして誤魔化すという手段が浮かばなかったのは俺がまだまだ子供だからか
それとも内心では動揺しているからとか?いやいやまさか
あれこれ考えながらも無表情で金髪男を見る]

……それで、あんたはそれ知ってどうすんの?
俺の事、脅しでもする?

[そんな事を聞いたのは放火代行者の一件があったから
本当に脅されたとしても大人しく脅しに従うつもりはないけど、聞いてみるだけなら問題はない…はず]

(63) 2016/02/26(Fri) 01時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

[少年の掌が、その額に伸びる。
指先が触れるのは傷痕か。>>62
帰ってきた答えはまた、
罪人としての意識とは外れたもの。
然し、結果として得られたものは恐らく。]


  此処に書いてあることは、
  全て真実。そういう訳だな。


[疑問符はつけない。
君は、その文字に再び視線を落としていた。
追うのは、放火などではない。
ひとつひとつの、行為の並び。
《 楽 》に生きることを求む彼は、
怠惰の罪を持つのは当然、……
とも思っていないような顔だ。]

(64) 2016/02/26(Fri) 01時半頃

【人】 捜査官 ジェフ



  何かを要求する者に、手を下す。
  それは、無駄な行為ではないのか?

  弟を殺したとき、君は何を思った?
  何もかもが煩わしいのならば、

 

(65) 2016/02/26(Fri) 01時半頃

【赤】 捜査官 ジェフ



  ……君が、死んで仕舞えばいい。

 

(*3) 2016/02/26(Fri) 01時半頃

【人】 捜査官 ジェフ



  そうは、思わないのかい?
  そうしたら、全てのことから、
  逃れられるだろうに。


[ちらりと覗くは、───悪魔の君の顔。
彼の罪が何よりも重い。
君はそう思ってはいないだろう。
けれど、そんなにも面倒なのに、
なぜ生きているのだろうか?
生を求む傲慢なひとは、
生きることは当たり前と思っているのか。
生を受けることは、奇跡だというのに。
楽に生きることなど、
もっと別な方法でできるだろうに。
ただ、波に乗る…それだけでいい。
波を、列を外れるからこそ面倒になるのだ。]

(66) 2016/02/26(Fri) 01時半頃

【人】 捜査官 ジェフ



  君は、自ら面倒な道へ歩んでいる。
  私は、そう思うが、違うかね?


[面倒だと宣いながら、
罪を犯す選択をする少年の思考が、
裕福で恵まれた生活を送ってきた君には、
理解しがたいものだったようだ。

生きる中で惰性を貪る…、
即ち生を捨てたも同義。
ならば、………折角受けた生を、
奇跡のように授かった生を、
活用しきれぬ彼こそ、……
湧いた疑念は、君の中を廻る。]

(67) 2016/02/26(Fri) 01時半頃

【赤】 捜査官 ジェフ

[ ───怠惰こそが、最大の罪人ではないのか?*]**

(*4) 2016/02/26(Fri) 02時頃

捜査官 ジェフは、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 02時頃


【人】 墓守 ヨーランダ

―資料室・ケイイチ―>>55>>56

[ 妬む少女は、耳を疑った。]

 出利葉 圭壱……。
 ケイイチ、イズリハ……?

[ ぼんやりと相手の言葉を復唱したのなら、パチリパチリと目を瞬かせた。そして『怖かっただろう?』と気遣われれば>>57>>58……ニタリ、と薄気味悪い笑みを浮かべた。――そして]

 ケイイチ イズリハ……。2136年3月10日生まれ、24歳。犯した罪は殺人、暴行、器物損壊、強姦、脅迫!
 おこりんぼうの坊やは気が短い!
 ああ、こわいこわいよ。
 ケイイチは警官の顔を持った殺人鬼さ!!罪のない一般市民も殺した極悪警官さ!!
 
[ ケタケタと狂ったように汚く嗤う少女。
一度覚えたことは忘れられない。抜群の記憶力を持つ少女。
 けれど、口は災いのもとだということを知らない、お馬鹿な小娘。

 雉も鳴かずば撃たれまい、と昔の人はうまく言ったものだ。]
 

(68) 2016/02/26(Fri) 03時頃

墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 03時半頃


【人】 許婚 ニコラス

[嗚呼、煩い。


煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い。

……鴉のような鬱陶しい笑い声。
いや、鴉の声の方が存分ましかもしれない。

聞こえるのは同じ資料室からか?(>>68 ヨーランダ)

(嗚呼、どうしてこうも……この世には醜いものだらけなのだろうか。)

漏れる溜息、
暗く澱んだ湖のような瞳。
グレーの瞳は兄と似ていると言われたものだが……映す色が、あまりにも違いすぎる。]

(69) 2016/02/26(Fri) 04時頃

【人】 許婚 ニコラス



……醜い。ああ、姿形は美しいというのに、……神よ、何故そのような残酷なことをなさるのか……

[ぽつりと呟くと、その声の元へ足を向けた。

何よりも静寂を好む男、いや。
そうではない。……そうではないのだ。
"人形"が動いている、ということに異様な不気味さを覚えているだけなのだ。…ならば、それを正さなければ。
それも普段ならばなんとか堪えていたのだろう。

カツリ、カツリと足音を立てて歩いて行く。

……尤も、そこに相対する人物がいれば 無粋な真似などせずにいたのだろうが。]

(70) 2016/02/26(Fri) 04時頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 04時頃


【人】 墓守 ヨーランダ

[少女が覚えたのは【暴食】と【憤怒】のみ。

その他の罪については、まだファイルを探しきれていないようだった。

それもそのはず【傲慢】は既に闇へ葬られた。
【色欲】と【怠惰】は持ち去られて、【強欲】と【嫉妬】はまだ見つけていない。

もし、少女が【強欲】のファイルを目にしていたのなら、近づいてきた男>>69>>70にも十分警戒しただろうに。
ああ、それにしても写真がすり替えられているのなら、わからなかっただろう。

仕方ない、仕方ないのだ。
この妬む少女はきっと、その身を以って学ぶのだから。]

(71) 2016/02/26(Fri) 04時頃

【人】 許婚 ニコラス

[あまりの喧騒に、頭がぐらりと揺れる感覚を覚える。…昔から、屋敷で開かれる夜会が嫌いで嫌いで仕方なかった。
自らの富や権力をひけらかすことに、何の意味があるというのか。

だから夜会の際は、踊りには向かわず 外から眺めていたのだ。
……踊る女性は美しい。
美しいワルツの音色が響けば、女性は忽ち無口になってその綺麗なドレスをはためかせるのだ。

そう、まるでオルゴールの中央のバレリーナの如く。]

(72) 2016/02/26(Fri) 04時半頃

【人】 許婚 ニコラス

……嗚呼、あれはどこも使えなさそうだ。

[声の元へ歩いていけば、軈てヨーランダ>>71の姿を見ることは叶っただろうか?
男の手にはインクが無ければ使い物にならない、携帯用のペンが握られている。…その先は、細く、尖っていて。……女性の細い喉に突きたてれば、その声を止めることくらいなら叶うのではないだろうか。

視界にヨーランダの姿を認めれば、そのみすぼらしさと髪の色に……ポツリと呟く。
あれは娘の友達にはふさわしくない。
あの人形は、持ち帰らなくても良いだろう。

次の呟きは。

……きっと恐らく彼女のすぐ後ろか、横で。]


Que dieu soit avec toi, mademoiselle.
(神のご加護を、お嬢さん)

[何も移さぬ瞳と表情のまま、さて。
彼女が未だケタケタと不気味な鳴き声を鳴らしているのなら、そのペン先を手早く喉に突き刺してしまおうか。]

(73) 2016/02/26(Fri) 04時半頃

【人】 樫の樹の子ら リツ

ー資料部屋 〜ジェフ〜 ー

[どうやら金髪男は俺の答えを聞いて資料に記されている内容が事実だと確信したらしい>>64
誤魔化し無しで答えていたのだからそれも仕方ない

しかしその後続く金髪男の言葉を聞いては(>>65>*3>>66)無表情でその目をジッと見つめ内心では不満気な心境になる、『この男には理解出来ないんだろうなぁ』なんて]

要求されるのもそれに答えるのも面倒だ、一度拒否しても放っておけばまた要求しに来る
弟はまさにそれだった、だから”退かした”
面倒な事が1つ減った…ってぐらいかな、思った事は

退かすのは面倒だけどそれをやってしまえば二度と要求は来ない、どこも無駄じゃない

死んでみようかって思った事もあったさ
けど死ぬまでが色々と面倒だって気付いたんだ
それに、使える人が居るうちは別に死に急ぐ事もないなって思うし

[悪びれる事もなくただ淡々と言葉を返した、死んでみようと考えた事があるのも本当の話
死ぬにしても準備する物があったり場所を選んだり
”手間も痛みも無く楽に死ねる方法”を探すのすら面倒になって断念したのだ]

(74) 2016/02/26(Fri) 04時半頃

【人】 樫の樹の子ら リツ

[『自ら面倒な道に進んでいる』という言葉に対しては]

俺はそう思ってない
少なくとも、姉のところに住み始めてからは一回面倒な事があっただけで楽に過ごせてるし

[そう返した
事実、姉と暮らし始めてからは放火代行者を”黙らせた”以外に面倒な事はしていない
店から”拝借”するのは買うより楽だと思っての事
俺は浮かんで選択肢の中から一番面倒じゃない方法を選択して行動している
それなのに面倒な道に進んでいるなんて、そんな訳ない]

………俺の事あれこれ言うけどさ
あんたは何も無いのか?
何かやらかしてたりするんじゃないの?

[資料を見られたから仕方ないのかもしれないが、先程から俺の事ばかり言われている
そんな金髪男は何もしていないのかと
別に興味もないのにそんな事を聞いてみた]

(75) 2016/02/26(Fri) 04時半頃

【赤】 樫の樹の子ら リツ


(警察にもバレてない事、全部知られちゃったしなぁ)

[堂々と仕掛けても丸腰な上に体格的に敵わないから
”相手の首を締める隙”でも出来ないかなぁ、と**]

(*5) 2016/02/26(Fri) 04時半頃

樫の樹の子ら リツは、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 05時頃


許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 05時頃


【人】 墓守 ヨーランダ

[ 妬む少女は他人を貶すことに余念がない。
なぜなら、自分より下の者は妬まなくて良いのだから。
そうして他人を蹴落として、貶して、自分が優位にたとうとするのだ。]

ケイイチはおこりんぼう!
罪のない一般市民も殺す怖い警官さ!
罪深いのはきっとお前だ、お前だ!!お前お前お前お前お前お前お前……あはははお前だあははははは……

[しかし、妬む少女はやはりバカ。
貶す相手を選んでいれば、そうはならなかっただろうに。もしかしたら自分の味方になってくれたかもしれない相手にまで、進んで敵対してしまったのだから。]

あははは!ははは……!

          ――は?

[ そして、周りのことも少しは見ていたのなら良かったのに。コツリコツリと靴音高く歩み寄ってきた男>>72。まるで夜鷹クチバシのように舞い降りてきた男の鋭い切っ先の行方も>>73

哀れな少女には、捉えることができなかったようだ。]

(76) 2016/02/26(Fri) 05時頃

【人】 墓守 ヨーランダ


あぐ…っ!?
う"ぎゃぎゃぎゃぁああーーーー!!!ああ"ぼ"がががぼ……――!


[資料室の中を、汚い悲鳴がつんざいた。
その絶叫はきっと、資料室の外にいた者たちへも、隅々まで響き渡った事だろう。

首に鋭いペン先を突き立てられれば、その切っ先は細くて華奢な首の気管支へとやすやす到達したようだ。最初は痛みで上げた悲鳴も、自分の血液に溺れてしまって声にならなくなった。
少女の首からは、綺麗な噴水がほとばしったことだろう。]

あ、あ"あ"ぁ"あ"あ"あ"あ"あ"……

[『なんで?』『どうしてお前が?』とでも言いたげに肩越しに背後を見遣る少女。少女はまだこの男と言葉すら交わしていなかったのだから、突然やってきて凶行に及んだ男に対して「お前は誰だ!?どうしてこんなことをする!?」と叫びたかったようだ。しかし、その問いかけも血に溺れた悲鳴にかき消されてしまう]

(77) 2016/02/26(Fri) 05時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

 ひとごろじ……っ、はな"、はな"、ぜ…!
 だず、だず、けっ、で………!!!

[ ジタバタと暴れる少女は、凶器を持つ男の腕から逃れようとする。そしてあろうことから、自分が今さんざん貶した警官>>56に対して助けを求めるかのように手を伸ばしたのだった。]**

(78) 2016/02/26(Fri) 05時頃

墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 05時半頃


【人】 許婚 ニコラス

[彼女が相対する男に対して、罵り言葉を並べ立てている>>76声はしっかり聞こえていた。女性がそのような言葉を並べるものではない。……それもまた、彼の行動を引き起こす一つでもあったのだが。

だからこそ、それこそまさしく流れるような動きで。
細く華奢なその喉元に、ペン先を突き立て肉を屠る。…少し力を込めて押し込んでしまえば、気管支など容易に届くだろう。]


最期くらい静かにはできないのかね?…全く、本当に醜いものだ……醜く、そして穢らしい。
嗚呼、穢らしい、穢らわしい…。……女性であるというだけで、こんなにも美しいというのに。

[無表情なまま、口だけを動かす。…迸るその赤に服が汚れてしまわぬように、彼女の背に回ろうとしただろう。…いや、もう遅かったか?

ずぶり、ずくりとペン先を沈めながら 肩越しにこちらを見遣る彼女の瞳が 自らのと重なる。…菫色の瞳は、濁っていなければ使えたのに。]


……人殺し?…嫌ですね、私はただ────

(79) 2016/02/26(Fri) 05時半頃

【人】 許婚 ニコラス



[ジタバタと暴れられてしまえば、こちらで押さえ込むのは容易ではない。…が、未だ雑音を撒き散らす人形をそのまま放っても置けずに。
手を伸ばすその先、黒髪の警察官を>>78ちらりと見遣ったか。]

(80) 2016/02/26(Fri) 05時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 05時半頃


【人】 看板娘 櫻子

[その悲鳴に娘は目を見開き全身を強張らせた]
(>>77ヨーランダ)

────何事ですの?

[訝しむ視線を辺りに巡らせるが、その叫びはどうやら今自分が境にいた、嫉妬の扉の奥側からでは無かった。
それぞれの扉の奥は知らないが、今、皆が居るのは────恐らく。

懐から小刀を取り出す。
護身用にと持たされたそれを護身に使う事はなく、特効薬を得る為だけに使ってはいたが、何も持たぬよりはマシだろう。
緊張した面持ちで、しかし走り出すような事はなく再び資料室へと向かう。

嫉妬の扉は開け放たれ、資料は散乱したまま。
再び、記録の間へと足を踏み入れていた]

(81) 2016/02/26(Fri) 06時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 06時半頃


【人】 学園特警 ケイイチ

[ ──── テメェは花じゃねぇ、玩具だよ ]

(82) 2016/02/26(Fri) 08時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ ペラペラ良く回る舌(>>68 ヨーランダ)だ。]

  へぇ、良く知ってんじゃねェか

[ 浮かべていた作り笑顔が消えた。
どこでそれを知ったのだろうか、
然し彼女の告げた内容に文句があった。
未だ怒る程ではなかったのだ。]

  ( 俺様は殺人鬼じゃなくて英雄だ
   たったの一度ミスを犯しただけ
   それまでに一体何人のゴミを救ったと
   嗚呼そのミスを犯した時ですら
   救われた命が幾つあると思ってる? )

[ 酷く呆れて見せながらそう言い切って、
汚い言葉を吐く愚かな少女の細い首を掴んでは
言い分を受け入れる迄締め上げようと────
──然し介入する者(>>70 ニコラ)が居た様だ。]

(83) 2016/02/26(Fri) 08時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ コツリコツリと一直線にこちらに向かう音。
そして美しい金が視界に飛び込んだかと思えば
流暢なフランス語が鼓膜を揺らし(>>73)。]

  ……あァ?

[ 今まさに手を掛けようとした細首には、
別の物が突き立てられてしまった。
噴出する血液は近さゆえに己にも掛かったか。

──嗚呼、俺様の玩具が傷付けられた!

誰かにとっては人形たり得無い物でも、
自身にとっては嬲り倒す為の愛らしい玩具だ。
他者に奪われかけの今、より強くそう思う。

彼が彼女の声を止めようとして動いた事も
騒がしく思っていた事すらも知らないが

醜い悲鳴(>>77)が疎ましいのは男とて同じ。]

(84) 2016/02/26(Fri) 08時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ


  騒ぐんじゃねェよ…!!

[ 首に伸ばした手の行き先を口許へ変えると
抑え付けてその汚い悲鳴を止めようとした。

けれども全ては防ぎきれなかった様だ。
人の集まる気配(>>81 櫻子)が感じられたか。

ならば余計に玩具と遊べなくなるじゃないか。

──────ぷつん、と。
その後の行動は、きっと速い。]

(85) 2016/02/26(Fri) 08時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 彼女の手が此方に伸びてきた(>>78)としても
それはきっと助けを求めるためではなく
抵抗する為だっただろう。

男には負傷がどの程度酷い物かはわからない。

そしてニックは自身の動きを見ても
その凶行を緩める事はなかったのだろうか。

──何れにせよ、
彼女が死にかけだろうと既に死んでいようと
きっと気付かずに。

最期の一瞬迄彼女の生命を遊び尽くす気で。]

(86) 2016/02/26(Fri) 08時半頃

【赤】 学園特警 ケイイチ

[ その時間を減らした金髪が憎い。]

(*6) 2016/02/26(Fri) 08時半頃

【赤】 学園特警 ケイイチ

[ ──彼はこちらをちらりと見たか(>>80)?

彼女の口許を押さえつけるのと逆の手で
ポケットから折り畳みナイフを取り出すと
手首のスナップで刃を展開しそのまま
グレーの瞳目掛けて突き出した!]

  俺様の玩具に何をしやがるんだ──!!

[ 最も罪深い者、それを訊かれたら
つい先ほどまでならコソ泥を挙げただろう。

俺様が死体に手を突っ込み、血に手を汚して、
やっと手に入れたものをあの野郎は、、

だがもうそんなのはどうでもいい、
今最も罪深いのは目の前のこの男だ!!]

(*7) 2016/02/26(Fri) 08時半頃

【赤】 学園特警 ケイイチ

[ 攻撃は当たったか外れたか。
何れにせよ更にポケットからナイフを取り出し
二〜三本そちらに投げ付けただろう。

後でじっくり嬲る為に急所は外して狙った。
もしや全て外れたか、
それでも下がってくれればそれで良い。

今は彼との間に立つ、
──或いは支えが必要なら腕の中にいたか?
どんな状態でも構わない、
傷付いた玩具の方が余程大事だ。

男への憤怒の炎は消えない。
それでも命の灯火消えかけた少女で
遊べなくなってしまう方に天秤は傾かなかった。

──死のない空間とは知らぬこと。]

(*8) 2016/02/26(Fri) 08時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ


  嗚呼、ヨーランダまだ死ぬな……!

[ 独りよがりの願望を吐き出すと、
人が集まってくる前に少女の身体を抱え上げ
奥の扉へ向かおうとしただろう。

きっとあの先なら誰にも邪魔されない。

抱えあげた彼女の服から鍵が落ちるなんて
都合の良いことがあればそれを使ったか。
なくとも蹴破って入り適当な物で扉を塞ぐだけ。

先ほどまでの警戒など思考の外。

さて行動はどこまで思い通りになったか、
怒る男の認識と現実は違ったかも知れない。]

(87) 2016/02/26(Fri) 08時半頃

【人】 看板娘 櫻子

──記録の間にて──

[記録の間へと足を踏み入れる。
コツッ、コツッ、とその踵が鳴る音は決して早くは無い。走っていて見落とす方が余程恐ろしい。

──何事か起きているのだとしても、肉壁一つ失われたに過ぎぬかもしれぬのだし。
状況は確認すべきだが、慌てる必要は無いのだ。

自分の居る方からでは無かった、しかし資料の間の何方らからまでかは流石に分からない。
しかし歩みを進めるうちに、黒づくめの男──今はまだ確りと把握はしていないが、暴食の彼を視界に捉えた。
その時はまだ何かを食べていたか(>>25オスカー)、それとも流石に何かをしようとしていたか]

────もし。
今の悲鳴は────?

[小刀を握る手に力がこもる。
緊張した面持ちは僅かに青ざめていただろう]

(88) 2016/02/26(Fri) 08時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 08時半頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 08時半頃


【人】 墓守 ヨーランダ

[ 妬む少女は、命乞いをする。]

や"ぁ"……だずけで……おがあざん……おがあざん……だずけでおがあざ……ゴポッ――

[ 血の塊を口から吐き出しながら、首からも綺麗な噴水が吹き出る。抵抗して首を振れば、髪を結っていた桃色のリボンは滑り落ちて、血の池溜まりに落ちたようだ。
少女の白髪には、可愛らしい桃色よりも、血塗れの赤がよく映える。]

あが…っ、が……ぐぅ、が……っ!

[ なんとかして金髪の男から逃れようと暴れていれば、黒髪の男に口元を抑えつけられてしまった>>85。そちらを見れば先程少女が貶した警官の男だったようで、『騒ぐんじゃない』と悪態をつかれた。そして男は叫んだのだ『俺様の玩具』と。]

(…………ああ、ああ)

[ なんだ、そうだったのか、と少女は納得した。

『騒ぐな』
  『大人しくしろ』  『言うことを聞け』
    『お前は玩具だ』

そんな台詞は、毎日毎日毎日、言われ続けてきていた。]

(89) 2016/02/26(Fri) 09時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[ 大人しくしていなかったから罰を与えられる、黙って従わなかったから酷いことをされる、そんな事はとっくにわかっていたはずだったのに。]

う、うう…ごめ……なざ…ゆる、じて……ゴポッ
ひどい"ごと、ガポッ…しない"で……ヒック…いう事聞く、聞ぐ、っ、がら……ガポッ

[ 涙と血でぐちゃぐちゃになりながら男達に服従と隷属を誓うが、あぁ、だがしかし、少女は気づくのがだいぶ遅かったようだ。

もう手遅れ、もうどうしようもない。

少女を守ってくれる存在など、今も昔も、どこにも在りはしないのだ。

少女にできることは、せいぜい刺された傷口を指で抑えて血が余計に吹き出さないようにすることと、自分の血で溺れないように咳き込む合間に息を貪ること。

尤も、少女が息をするたびに、首の穴からは空気の抜けるヒューヒューという音がしていたから、息などまともに吸えてはいないのだろうけれど。]

(90) 2016/02/26(Fri) 10時頃

【人】 墓守 ヨーランダ


おどうざん…ゆるじて……ごめゴポッなざ、い…ごめんなざ、い…おがあざん…ガポッ…おがあざん……ゴポッ…

[ もはや少女の瞳には、金髪の男も黒髪の男も見えていなかった。ただただ、その場にはいないはずの者の影に怯えて許しを乞うのみ。
黒髪の男が『死ぬな』と独りよがりの台詞を吐いていたことも、あるいは金髪の男が何か喋っていたとしても、耳には届かなかったようだ。

ポケットから鍵が滑り落ちて床に落ちたのを黒髪の男が拾ったとしても>>87それを止めなどもせず、地下室へと連れ込まれようとしていることに気づいても抵抗などはしなかった。

何故なら、地下室の暗闇に居る事のほうが、彼女にとっては『自然』だったのだから。
地下室へ行き、そこで大人しく静かに、"玩具"としての役割を全うすればきっともう大丈夫……。]

(91) 2016/02/26(Fri) 10時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[そんな甘い期待はこの異空間では通用しない。

……ということを、少女は未だ知らなかった。
きっと、少女は、何度でも繰り返すのだろう。少女の苦痛は一度では終わらない。この場所は"そういうところ"なのだ。

少女が黒髪の男の思惑通り地下室へと連れ去られたのなら、資料室に残されたのは――大量の血痕と、血に濡れた桃色のリボンだけ。]**

(92) 2016/02/26(Fri) 10時頃

墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 10時頃


【人】 許婚 ニコラス

[恐らく噴出する血液は、その近さゆえに警察官の彼(>>84 ケイイチ)にもかかってしまったことだろう。
血の赤みというのはあまり好きではなかったが、他人が濡れようと気には止めず。
ただ一心に、その醜く汚い"声"を奪ってしまおうとペンを突き立て────

彼が、口を塞ごうとしたなら、掛かってきた体重に驚き、少し重心が振れてしまったかもしれない。それから「嗚呼彼も同じ考えか」と。

……尤も、その違いにはすぐに気づくのだろうが。]


────ッ、何を…!!

[それがどんな形状のものか、なんて見てる暇は全くなかった。突き出されたナイフ(>*7)を避けるために後ろへ下がるが、きっとそんなちょうどよくいくわけもあるまい。

避けようとしたおかげか、深く突き刺さることはなかったものの、……男の片目を塞ぐには十分。]

(93) 2016/02/26(Fri) 12時頃

【赤】 許婚 ニコラス




ッ、あ"……貴様、何をす、る…!!

[痛みやら出血やらでその傷ついた側の目を押さえていれば、視界不良。浅くとも突き刺さったナイフは、揺れて抜ける前に自分で引き抜いた。……そうすればきっと、目の前にはあまり好まない赤が広がったのだろう。

次のナイフなど避けることができない。…寧ろ、下手に避けて首などに当たってしまう方が危ないだろう。

(嗚呼、私は傷付けられる側の人間ではないのに!!!)

突き刺さった二本のナイフは、(>*8)恐らく脇腹や肩に刺さっていたか。よろけながらも後ろに下がれば、大量の資料を食す本棚にぶつかり、

ガタン、

その棚に入った本を全て頭から被ったようだ。…あまり痛くないのはファイルという軽いものだからだろうか?]


…き、さま……!!待て、……その人形はまだ……!!

(*9) 2016/02/26(Fri) 12時頃

【人】 許婚 ニコラス


[呻きにも近い声で、その姿を追おうと声を向ける。……ああ、だとしても。彼はその扉の向こうへ行ってしまうのだろうか。

まだ息をしている、気持ちの悪い気味の悪い、不自然な動きをしている。人形なのに。

想いは溢れるばかりで、続く声は血で咳き込み消えた。


きっと、東洋の美しい人形が訪れたのその後だろう。男は彼女の存在には気付かぬまま、恐らく本に埋もれるようにして、棚に寄りかかっていた。

ナイフは三本。一つは瞳に、一つは脇腹に、一つは肩に。]


嗚呼、神よ……。私をお守りください……

[痛む瞳を押さえながら、きっとそう呟く姿が見えたに違いない。]

(94) 2016/02/26(Fri) 12時頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 12時頃


【人】 許婚 ニコラス

[……そういえば、所持していた【色欲】のファイルだが。

……きっと、本に埋もれた拍子にその中に紛れ、


嗚呼、もう男自身でもどれがそれだかわからない。]

(95) 2016/02/26(Fri) 12時頃

天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 12時半頃


看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 12時半頃


墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 16時頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 16時半頃


樫の樹の子ら リツは、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 17時頃


【人】 看板娘 櫻子

──暴食と、強欲と──

[暴食の男の様子は如何だっただろうか。
一声掛けたが、そのままツイと顔を部屋の奥へと向ける。
バサバサと紙が落ちる音が響いた方へと(>*9ニコラ)
そして、人のうめき声も届いたか。
それを受け、緊張した面持ちのまた告げた]

────私は彼方を見て参ります。
あなた様は、如何なさいます?

[その、返事も聞かぬままだろう。
コツリ、コツリ。
急がぬ足取りではあったが、事の詳細を知る為にはここで相手に言葉を聞いても仕方なしと思えたようだ。
相手がついてきたとしても、別の方向に行ったとしても、留まったとしても特に気には止めなかっただろう。

そして歩いて行けば血の臭いが濃厚に漂ってくる。
ヨーランダに渡したリボン(>>92)は血溜まりに落とされていただろうが、資料の山の中へと消えていたかもしれない。
そしてその資料の山の中には────]

(96) 2016/02/26(Fri) 18時頃

【人】 看板娘 櫻子

………ニック様?

[瞳と、脇腹と、肩とから血を流す男の姿があった(>>94ニコラ)
一度足を止めてしまうが、眉をキツく寄せては小刀を一度懐にしまい、その代わりに手拭いを取り出しては相手の目の下へと押し当てようとした。
白いそれが血に染まるのは構わない]

酷い事を……これは、何方が?

[物は汚れれば棄てれば良い。
使えなくなれば新しい物を用意すれば良いのだ。
この男からは、先ず何があったのかを聞かねばなるまい。

捨てるとしても先ずそれからだ。
だから、手拭いで血を拭おうと試み、嫌がらなければそのナイフに触れて抜こうとでもしながら更に止血して優しい声を掛けてやろう。

腹の中では酷く冷淡に、優しい娘を装ってみるのだ]

(97) 2016/02/26(Fri) 18時頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 18時頃


【人】 許婚 ニコラス

[コツリ、コツリ。
規則正しい足音(>>96 サクラコ)は耳に届いていたとしても、きっとそれに意識を払う余裕などなかっただろう。
ナイフを抜いた瞳からは、止めどなく血が流れ出て、……麻痺しすぎて感覚が薄い。]


……は、…い…?…ああ、…サクラコ、でしたか……

[聞こえた声>>97に、ふと顔をあげて。無事な方の左目でその姿を捉えようとしたが、さて見ることはできただろうか。
目の下に滴る血を彼女が白いハンカチーフで押さえようとするならば、 ははと情けなく笑みをこぼしてから]


……美しい、貴方に……血は、似合い、ませんよ……

[なんてやんわりと拒んでみただろう。…尤も、その手を押し退けたりはせず言葉だけなのだから 彼女のしたいように出来たのだろう。

(98) 2016/02/26(Fri) 19時頃

【人】 許婚 ニコラス


ああ、あの黒髪の彼が連れ去った醜い人形は、さてどうなっているのか。…ああ、喉元にペンを残してきてしまった。
…煩い声はきっと向こう側に消えて、聞こえなくなっていただろうか?聞こえていたならば、きっと苛立ったままだろう。]


警察の、彼ですよ……。……ああ、……痛い。……私としたことが……

[あの男は自分にとっての障害だ。
…ああ、それならば排除しなければならない。
彼が自分を攻撃した意味も、知らないし理解できないし…それが必要とも思えずに。

ナイフが抜かれたなら、顔を顰めつつそれを見つめたことだろう。流れる赤が紫色のスーツを染めていくのなら……ああ、この仕返しもしなければ、なんて。

こんな状況下でもきっとサクラコにはいつもと変わらぬような笑みを浮かべてみせようとするのだ。]**

(99) 2016/02/26(Fri) 19時頃

【人】 捜査官 ジェフ

[君は、饒舌な少年に片眉を持ち上げていた。]


  ほう、…?
  いま、私の質問へと答えることは、
  君の中では面倒なことではないのかね。
  ……止め処なく襲い来るものもあろうが、
  君はいつまでも逃げ続けるということか。


[面倒なことは、
生きていれば幾らでもやってくる。
君は、甚だ理解ができない。
お片づけ自体も面倒なことだろうに、
目の前の少年の価値観が掴めず。
死ぬまでが面倒であれば、]

(100) 2016/02/26(Fri) 19時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

[……ここで自分が殺してやろうか。

その言葉は、君の口からは出ないだろう。
悪魔の君が求めるのは、血ではないのだから。]


  ハハッ、残念ながら、
  愛しい妻も、娘もいる。
  ましてや、……恐妻家だ。
  恐れ多くて私には何も出来ないさ。


 

(101) 2016/02/26(Fri) 19時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

[家に残している、妻と娘。
ふたりを思いほんのりと口元を緩める君。
愛おしい、ふたり。
早く、この事件を終わらせて
家へと帰らなくてはならない。
全く、厄介なことに巻き込まれたものだ。
とでもいうような顔の君。
僕は、ふたりの前では見せない
悪魔の君の顔を知っているから、
ふたりが不憫で仕方ないのだ。]

(102) 2016/02/26(Fri) 19時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

[─── 不意に場を濁す大きな叫び。>>77


何が、起こった?
ゆらゆら揺れる僕は、
君が振り向いて其方を見てくれなきゃ。
何も理解できないのだ。
紅い噴水が舞う光景も、玩具を連れゆく先も、
君の位置からは見えぬだろう。
けれども、突然の大きな声に反射的に、
顔を背けたから、君には一瞬の隙が、
出来てしまったのだろうね。*]

(103) 2016/02/26(Fri) 19時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 白髪が真紅に染まる様(>>89)は、
不気味で見られたものではない。

そればかりか玩具が横奪された事を
実感させられ、忌々しくさえ思う。

────嗚呼、しかしどうだろう。

出生を意味する"赤"と、別れを意味する"白"。

丁度それらはこれから二人が地下室で
幾度となく繰り返すことになるかも知れない
   "生"と"死"を象徴する取合せだったか。

         今や知る由も無い事だが。]

(104) 2016/02/26(Fri) 20時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 口を押さえつけても声を出し続けられ(>>89)
内容がぱたりと謝罪にかわろうとも(>>90)
男が気にする様子を見せることはなかった。

手に入れたばかりだが壊されかけの玩具と、
玩具に手を掛けた男とを、
天秤にかけて計っていたものだから。

──死なれたらもう怒りをぶつけられねぇ。
判断基準はそう相成り、現在に至るのだ。

ナイフを相手の右目目掛けて突き出すも、
身を引かれたために浅く突き刺さった(>>93)。]

  人様のモノに手ぇ出して何とは何だッ!

[ そのまま拳で押し込んでやりたかったが
片手は玩具の口を抑え続けている為届かず。]

(105) 2016/02/26(Fri) 20時頃

【赤】 学園特警 ケイイチ

[ それに直ぐに殺してしまうのは駄目だ。
死体になってしまうと、虚しくなる。
出来るだけ長く生かして利用しなくては。

──きっと男二人は、
その点が一番理解し合えないのだろう。

片目を押さえる相手に続けざま、
身体の中心を避けて二本のナイフを放った。

左肩と左脇腹に突き刺さり(>>*9)、
仕立ての良い紫色の一部が鮮やかに滲めば
ほんの少しだけ口の端が上がった。]

  ……ッヨーランダ!

[ けれどもそちらに感けてなどいられない。
あの程度に抑えれば彼は未だ死なない筈だ。
ファイルが崩れてくるのも厭わず玩具を呼び。]

(*10) 2016/02/26(Fri) 20時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ ファイルの雨を浴びる男から"人形"と
聞こえたなら────────────]

(106) 2016/02/26(Fri) 20時頃

【赤】 学園特警 ケイイチ

(コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具コレは俺様の玩具……)

(*11) 2016/02/26(Fri) 20時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 幾度となく頭の中で所有者を主張して、
傍らの血と涙とで顔をぐちゃぐちゃにした
ソレ(>>91)を担ぎ上げた。

その身体を冷たく感じ、眉を跳ねさせる。
尤も己が熱くなっていただけだったか。
けれど死んでしまう、と焦った。

──そうしてするりと肩に滑り落ちてくる鍵。
扉に向けて走り出しつつも、
反射的に手の中に納めてちらと見た。]

  ………………。

[ 嗚呼、これは探していたモノか。
もしや神は居たのやも知れない。
見つけたら勿論教えると言ったが、
当然そんな場合ではなく。]

(107) 2016/02/26(Fri) 20時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 鍵は鍵穴に──刺さった。
そして、回る。
カチャリと小さく開錠の音が鳴り。

閉ざされていた扉が開いた。その先は闇。

男と担がれた女二人だけが枠を潜れば、
扉はまた直ぐに閉じられて。
カチャリと小さく施錠の音が鳴る。

女の首から滴る、決して少なくはない血痕が、
ファイルに埋もれたかもしれない赤い水溜りと
もとは桃色だったリボンの辺りから
扉まで途絶える事なく続いていた。*]

(108) 2016/02/26(Fri) 20時頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 20時半頃


【人】 看板娘 櫻子

[血は似合わない────
そんな事、貴方が決める事では無い。
そんな風に言ってしまいたいが、男である彼がこれ程までに手傷を負うとは。
労ってやらねばなるまい。
そして、手を下した相手を警戒せねばなるまい。
白い手拭いが血に染まる。それでも強目に押し当てれば、少しはその流れる血を止める事は叶うのだろうか。
女は知らない。どの程度の血が流れれば、人は死に至るのか。
紐で子供の細首を縊り殺した事しか無いのだから。
青白い顔は生者の血を見たからだろう。
死者の血ならば、何とも思いはしないのに。
抜いたナイフはカラリとその場に落とした。肩の物を抜けば、懐から普段は首を締めるための紐で肩に強く巻き付けての止血を試みる。
腹部に刺さったそれには手を伸ばしかけて、然し寸での所でそのナイフに触れる事を止めていた。
止血する道具が足りなかったから]

(109) 2016/02/26(Fri) 20時半頃

【赤】 看板娘 櫻子

[────では、ない]

(*12) 2016/02/26(Fri) 20時半頃

【赤】 看板娘 櫻子

[そう言えば肝は滋養に良いと聞いた事がある。
人魚もその肝を食らえば不死の体を得られるのだとか。
もしや、天刑病の特効薬となる人肉の部位が間違っていたのだろうか。
肝を喰らえば、あるいは────?]

(*13) 2016/02/26(Fri) 20時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[然し、この男を傷付けた相手が警察を名乗った男であると聞けばハッと我に返った。
辺りをよく見れば資料の山が途絶えたあたり、血痕が続いている。
あの方向へと逃げたのだろうか。
よく見れば扉もあるでは無いか。

一度立ち上がり、その扉へと向かいドアノブを回してみる────開かない(>>108ケイイチ)
辺りに鍵が落ちていないか視線を巡らせながら、そっと扉へと耳を押し当ててみせたが音は何か聞こえただろうか。
どちらにしても、小さく溜息をついて]

────もし、ニック様。
此方の多量の血は…………?

[やられたから、やらざるを得なかったのか。
それが、もう1人ここに居た人物を知らぬ身では、続く血痕と扉前に残された其れが、相手の物というよりは小競り合いの末、警官が流した血にも思えた。

ならば、先に手を出したのは何方だろう?
警官が手を出したと言うのならば、どうしてここに逃げ込むような事をしているのだろう。

果たして凶行に及んだのは誰だ?]

(110) 2016/02/26(Fri) 20時半頃

【人】 看板娘 櫻子

警官の方も、怪我を負われているのでしょうか。

[だから、尋ねたのはそれだけだ。
コツリコツリ、相手の元に戻りその傍らで膝をついてはさり気なく落としたナイフへと手を伸ばす。

答え次第によっては。
────この手負いの男くらいなら]

(111) 2016/02/26(Fri) 20時半頃

【人】 双生児 オスカー

── 櫻子と話す(>>88 櫻子) ──

[無心にグミを噛んでいた。
……あの叫び声(>>77 ヨーランダ)が響き渡るまでは。

突然の出来事に身体を強張らせながら食べていたグミをポケットにしまう。
自分のいるところよりは離れて何も見えなかっただろうか。

"人殺し"。
耳に響く鈍い悲鳴は苦しそうで聞いていて辛かった。
…と、いうか何故こんな声が響き渡らなくちゃいけないんだ、という話で。

そンな時だろうか、黒髪の美しい女性に声を掛けられた(>>88 櫻子)のは。]

いや……その、僕もここにいたら突然聞こえてきて…
何が何だか……
……あっちの方から聞こえましたよね

(112) 2016/02/26(Fri) 21時頃

【人】 双生児 オスカー

[小刀を握り締めているのを見れば日本人だろうに護身用に小刀は大分物騒じゃないか?と思うものの、
彼女の青ざめた顔を見ればそんな事を考えている場合じゃない、と首を振った。

あっちの方から、と視線を移した先を彼女も見やる(>>96 櫻子)。
きっと資料の落ちる音(>*9 ニコラ)が聞こえたのもその辺りだった。
その時に聞こえたノは彼女の声ではなかった。
男性の声で"人形"という言葉が聞こえた気がした。]

僕も、見に行きます……

(113) 2016/02/26(Fri) 21時頃

【人】 双生児 オスカー

[どうするか、と聞かれてそう答えるものの情けない事に身体は黒髪の彼女のヨうに凛としたものにはならなかった。
足を動かそうにも動かないんだ。
だから棚に手を付きながらふらふらと彼女の後を追った。

そうして辿り着いたのは3箇所に傷を負った男性(>>94 ニコラ)の姿と、
辺りに散った血液と資料のある場所。]

キヒッ………ふは、ハハ……ッ!!
ハァ……、ハハ………

[辿り着いたのは丁度血を彼女が拭っていた時(>>97 櫻子)だっただろうか。
"これをしたのは警察の男"
それを背中で聞きながらぐらりと倒れそうになる身体を支えて笑い声を上げながら彼女達から離れていったことだろう。]*

(114) 2016/02/26(Fri) 21時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 21時頃


【人】 許婚 ニコラス

[強めに傷口を押さえられれば、びくりと体が動いただろう。…だとしても、サクラコが赤く染まるハンカチーフを握る姿は ああ、あまり美しくない。
いつもだって、飾るための人形はあまり傷をつけないように細心の注意を払うのだ。中身を取り出す時のみ、それ以外の傷はあまり好ましくない。

青白い顔が見えれば、もっと青くなれば美しいのに。なんて内心独り言ちただろう。

肩に刺さるナイフが抜かれれば、溢れる血液ときつく結ばれた紐に眉を顰めただろう。
彼女があの警察官が消えた扉の方に歩み寄る間に、落とされたそのナイフにゆっくり手をのばしかけて────────辞めた。]


……あの男が、怪我を?…私の知る限りでは、していないはずですがね……。その、血は……醜い、人形が。

[右目を押さえたまま、本棚に寄りかかり立ち上がろうと試みる。…しばらく休めは、きっと立ち上がれるようにはなるはずだ。
…自身のペンと、あの人形と。…それから、自身の邪魔をしたあの男を排除しなければ。

だから、きっと彼女の手がナイフに伸びていたとしてもそれには全く気づくことはなかっただろう。

ぐらりと体が揺れながらも、ゆっくりゆっくりと、立ち上がろうと。

(115) 2016/02/26(Fri) 21時半頃

【赤】 許婚 ニコラス

──少し前のこと──

君のもの…?…その人形は、ッ…君のじゃない!

[瞳を押さえながらも、言葉を続ける。…恐らく、怪我を負ったばかりで痛みが麻痺しているのだろう。

そう、その人形は「私」のだ。

醜い醜い人形、美しくするのは自分の役目なのだ。早く、その息の根を止めてしまわなければ。

────きっと男二人は、
その点が一番理解し合えないのだろう。

「ヨーランダ」と呼ばれる名>>*10はあの人形の名なのだろう。嗚呼、女公爵と似た名前を持つ彼女のその名は 男は随分と気に入ったようだ。

その人形、取り返さなければ。
あの男はきっと人形を大切に扱わない。そういう顔だ。────なら、壊れる前に大切に綺麗に飾り立てておかなければ。

そう思いながらも、きっと消える彼らを追えずにいたのだろう。]

(*14) 2016/02/26(Fri) 21時半頃

【人】 看板娘 櫻子

──暴食と、強欲と──

[自分と共に叫びの大元に来た男は、この惨状を見て気が触れてしまったか。(>>114オスカー)
初めも悲鳴をあげていた、情けない男────酷く優しい男なのかもしれぬが、こんな時に動けぬ様では腑抜けと言われてもしょうがないであろう。
女の自分が動けるのに、何とか弱き事か。
益荒男とまでは行かずとも、大和魂を持つ男は居ないのか。
もっとも、彼が何処の生まれのいつの時代の人物かについては失念してしまっている。
この娘は何時でも己の価値観でしか人を判断せず、そしてそれを当然と思う節があった。

なぜならば────"至極当然"であるから。

奇妙な笑い方をして立ち去る黒づくめの男をチラリと見ては眉を顰める。
気の弱い男の行く末を案じてやる暇は、今は、無い]

(116) 2016/02/26(Fri) 22時頃

【人】 看板娘 櫻子

────醜い、人形?
人形が血を流す筈は無いではありませぬか。
人形とは────、

[其処まで言葉にしてはヒュッと喉を風が通った。
そのまま息を詰める。落とされたナイフを握り締め、俯かせた顔は能面のように感情を消していた。
俯いた事でぱさりと黒髪が落ち、尚のことその表情は相手から隠れてしまっていただろう]

(117) 2016/02/26(Fri) 22時頃

【赤】 看板娘 櫻子

[────この男は、危険だ。
自分以外を人ではなく"モノ"として扱い、簡単に屠る事も出来るのだろうと。
自分の事を棚に上げ、娘はその被害者が誰であれ、この男の危険性を感じてはナイフを構え直し、フラつきながらも立ち上がった男の心の臓目掛けて、立ち上がりざまに下方から突き上げるようにしてナイフの切っ先を閃かせた。
貫く事が叶ったとて、女の力。心の臓まで届いたかどうか。
それでも黒髪の合間からギラリと覗く眼光は矢張り何も感情を写してはいない。

────強いて言えば、思想に耽りながら雑草を踏み躙るときの、貌]

(*15) 2016/02/26(Fri) 22時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 扉を潜ると下り階段が。
玩具を担いだまま三段飛ばしで駆け下りる。
先ほどから大人しい気がする(>>91)。

もう死んだか。
いやだめだ。

──この女に死なれては困る。
血の気は引くどころか、昇るばかり。
地下には幾つかの家具(>>1:#3)が並ぶ。]

  ……ッはぁ……ベッド……?

[ 人間を担いで走れば流石に息も切れる。
彼女は身長の割に軽い気はしたが。

血の付いていないベッドを選んでは、
玩具を横たえさせた。
尤も、彼女の流す色で染まっただろうが。]

(118) 2016/02/26(Fri) 22時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 彼女はどんな様子だったか。
それこそ静かな人形のようだったか。

仰向けの彼女に覆いかぶさるように四つ這い。
その顔を覗き込む。
血に汚れて張り付いた髪を頬から剥がし。
不安げに瞳を揺らしながら見つめ。
何かしら生命を確信できたなら。

────ホッと安心した様に息を吐いて。]

(119) 2016/02/26(Fri) 22時頃

【赤】 学園特警 ケイイチ



  ────先刻俺に言ったこと、
   まさか、本気じゃねェよな?

[ 死人に口無し。
ならばある内に戯言>>76の訂正を求めるのだ。

鋭い眼光で玩具を見下した。]

(*16) 2016/02/26(Fri) 22時頃

墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 22時頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 22時半頃


【人】 樫の樹の子ら リツ

ー資料部屋>>100>>101>>102>>103ジェフー

別に、あんたは質問してくるだけだし
あれしろこれしろって言って来てたらそりゃ面倒だけど
………まぁ、死ぬの面倒くさいし
ぽっくり死ねるまではそうなんじゃないかね

[この男、俺の考えは察しても理解はしてくれないらしい
理解してもらおうとも思わないし俺の生きたいようにするだけなのだが

ただ、”殺してやろうか”と言われたなら……方法次第では乗ってみたかもしれない
間違いなく姉は泣くだろうけど、それは別に重要じゃないからいい]

(120) 2016/02/26(Fri) 22時半頃

【人】 樫の樹の子ら リツ

へぇ……あんた結婚してるんだ
尻に敷かれるとか、そういうアレか?分かんないけど

[俺はまだ知らない、この金髪男が”色欲”の罪人だという事を
だからただ素直にそんな反応をした
夫婦間のあれそれなんて興味がないから知らないし]

[そんなやり取りをしていると突然悲鳴が聞こえて来た>>77
只事では無い何かが起こった事は察せられるけど、その何かが分からない
分からないけど、今はそんな事どうでもいい

悲鳴のおかげで目の前の男に隙が出来たのだから]

(121) 2016/02/26(Fri) 22時半頃

【赤】 樫の樹の子ら リツ

[隙が出来たと気付いてすぐ、反射的に金髪男の首目掛けて飛び掛かっていた
咄嗟の行動でこの男が凶器になり得る物を持っている可能性なんて考えていない
ただ目の前に現れた”黙らせる”機会を逃さぬようにと
それしか頭にはないのだ]

(楽に過ごそうとして何が悪いんだ)

[俺の動きが気付かれて阻止されない限りはそのまま相手の首に右腕を引っ掛けながら背後に回り、それが外れないようにもう片方の腕で更に絞めようとしただろう]

(*17) 2016/02/26(Fri) 22時半頃

樫の樹の子ら リツは、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 22時半頃


【人】 許婚 ニコラス


……え?流しますよ。特に、美しく着飾る前の人形なんて……特に……

[だからしっかり血抜きしなければならないのだ。その臓物も、しっかり取り除いて。腐敗した匂いは美しくないから、腐敗が進みにくい薬品や、そのために冷えた部屋だって用意した。
だからこそ、サクラコ>>117の言葉には心底不思議そうに首を傾げただろう。
感情の消した顔など見えずに、ただぱさりと落ちる黒髪に魅入られて。

そう、薄らとはいえ前の見える灰色の隻眼は、彼女を見ていた。

構え直されたナイフが見えなくとも、彼女の黒髪を見ていた。

(122) 2016/02/26(Fri) 23時頃

【赤】 許婚 ニコラス



だから、突き上げるナイフには驚き 反射的に瞳を押さえていない方の手を前に出したのだ。
そうすれば心の臓を貫かんとしたその凶刃は、代わりに左手を貫いただろうか。もしかすると、左胸にも少し刺さってしまったか?何にせよ、致命傷は避けられたはず。

黒髪から覗く瞳には、嘆かわしいとばかりに溜息を漏らし、]


……嗚呼、美しくない。……せっかく美しい髪に、美しい瞳を持っているのに……!!動いてしまっては、醜い、意志を持つ姿は、まさに欠陥品だ!!

[神は残酷だ。…どうしてこんな美しい造形物を創りながら、それに余計な手を加えたのだろうか。

きっと、物言わぬ人形の方が美しく、愛おしいはずなのに。

(*18) 2016/02/26(Fri) 23時頃

【赤】 許婚 ニコラス



左胸にも刺さったのなら、それを抜くように左手を押し出しながら 彼女の凶刃を押し返す。腕に力を入れれば 彼女の結んだ紐にはさらに赤が滲み、抜かれぬ腹部のナイフからは血が溢れただろう。
息も絶え絶え、額には脂汗が滲みながら 男は宣う。]


貴方も、きっと──────そのまま、純潔のまま美しく、飾られ、…れば、嬉しい、だろう?あの色欲の男になど、誰がくれてやるものか…!美しい人形は、ッ…壊れぬように、その姿を無くさぬように、……!!

[男の瞳は相変わらず澱んだ湖のような静けさを保つ。…そのまま押し返さんとしながら……それでも、満身創痍の状態では押し切ることまでは出来まい。口元からは赤い血が垂れ、口内は鉄の味で満たされた。]

(*19) 2016/02/26(Fri) 23時頃

【人】 捜査官 ジェフ

[ぽっくり死ぬとしたら、
一番良いのは衰弱死なのだろうか?
一番楽な死に方を、この男に与えるのは、
少しだけ癪な気もしたが。]


  ほう、質問されることは、
  面倒ではないのか


[理解するつもりもない問答。
とうに飽きていそうな君の横顔。

……家族は、愛おしい。
ひとの身体を《 愛する 》こととは、
また別のものなのだ。
君の中での線引きが、僕にはまだ曖昧。]

(123) 2016/02/26(Fri) 23時頃

【人】 捜査官 ジェフ

[君が誰かを愛するときは、
決まってふくよかで母性溢れる女性。
誰かのお母さんを選択する。
みすぼらしく、制圧できるような少女でも、
麗しい生娘でもない。
君が好むのは、母親のような者だった。]


  ああ、大切な家族がね。
  君のように、簡単に手放すことはない。


[妻は、……いまでこそ母性に溢れるが、
以前は愛らしい女だった。
一般的な、平凡な、女性。
今は、良き妻で、良き娘の母親だ。
彼女を、『 愛している 』が、
《 愛すること 》はけしてしないのだ。]

(124) 2016/02/26(Fri) 23時頃

【人】 捜査官 ジェフ

[不意に逸らされた衝撃に乗じて。
君の目の前にいた筈の少年は、
一瞬の機会を逃さなかったようだ。
背後に回ってくる身体、
君の腕に伸びる両腕、
僕の頭上に、…少年の両腕。

嗚呼……首を、絞められている。
少年の、リツの、腕は、
確固たる強さで、
君に酸素を送り込ませないようにする。

チャリ、………
君は、腰に下げた一丁の黒塊を手に、
そして、後ろの少年の腰に、
その銃口を突きつけるのだ。]

(125) 2016/02/26(Fri) 23時頃

【人】 捜査官 ジェフ



  かハっ、…ふ、
  大人しく腕を、離せば、
  引き金は引かずにいてあげよう。
  ……賢い君なら、分かるね?


[彼の腕を引き金にかける指とは逆の腕で。
抵抗するように、首回りに隙間を持たせよう。

疑問符はつけてあげた君は、
まるで自分が優しいだろう?と言わんばかり。
けれど答えは、一つしか求めていないのだ。]

(126) 2016/02/26(Fri) 23時頃

【人】 捜査官 ジェフ



  君は、簡単に家族を殺せるようだが、
  私には、私を待つ家族が、
  大切な家族がいるものだから、ね?


[ぱちんと、ウインク。
お茶目な君の唇から溢れる音は、
……まるで脅し。
このまま首を絞めつけ続けるようならば、
容赦なくその引き金が引かれるか。*]

(127) 2016/02/26(Fri) 23時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[ 少女の体は宙ぶらりん。

担がれる様はまるで麦の穂束のよう。
けれどこぼれ落ちるのは実ではなく真っ赤な血潮。三段飛ばしで駆け下りていく男の背中でくぐもったうめき声を漏らすのみ。]

 ゼーゼー……ゴポッ……ごめんなざ――ガポッ

[ もはや少女の命は、灯火よりも儚い。視界も真っ暗でグラグラ揺れる。血の気が失せた頬には、男の火照る熱が痛いくらい。やがて男の『ベッド…?』という声が聞こえれば、少女の背中は柔らかい場所へと放られた。]

ゼヒ……ゼヒ……ガポッ

[ 仰向けになれば少しは気道の確保もしやすいというもの。少なくとも宙吊りよりもだいぶマシ。]

(128) 2016/02/26(Fri) 23時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ


は……ぅ……ん"……?

[そして男の口から出たのは一つの問かけ。>*16
少女は虚ろな瞳を、自分にのしかかってくる男へと向けた。長い前髪をよけて、覗きこむその顔に]

ごめんな……ざ、い。ゴポッ……嘘で、…ず、……
ごめんなさいガポッ…ゆるじて……ぐだざ、い

[ 必死に指でポッカリと空いた穴を抑えるけれど、少女の手は濡れに濡れて。空いている手では、命乞いをするように男の服を、ぎゅぅと握りしめた。]

(129) 2016/02/26(Fri) 23時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[相手の言葉には吐き気がする。
確かに人形の様だ、と形容される事もある。若く美しい自分ならば当然の事。

だが、自分はただ黙って座っているだけの人形ではないのだ。
自分の意思で立ち、自分の意思で全てを決めることが出来る強き者なのだ。
兄の病があったからこそ不遇を強いられてはいるが、見てみろ、兄を蝕む病はそれ以上深刻にはならず、己の身にも降り掛からぬではないか。

それは、娘が特効薬を手にする強い意思があったからだと娘は自賛する。
特効薬があると知りながらそれを隠し処方しない医者には用は無い。
非人道的?ならば、死刑囚の人肉でも喰わせれば良いのに、それを特効薬とせず人道の一言で火浦を切り捨てる臆病な愚か者には用は無いのだ。

ならば、自分自身でそれを得るのみ。

この目の前の男とは、人を人として見ていない点は似ていたかもしれない。
だが、それは似て非なるもの。
娘は美しさは求めない。
血を保つ事、強き者が強き者であり続ける事を望むばかり]

(130) 2016/02/26(Fri) 23時半頃

【赤】 看板娘 櫻子

[しかし娘の刃は相手の掌を貫いたものの、心の臓は僅かに食い込んだのみだろう。
その唇から吐き出される言葉に嫌悪を露わにし、キツく眉を顰めては両手で相手の掌を貫くナイフを押し返そうと試みる。
だが、小娘の力だ。相手は手負いとは言え大の男。
両手では押さえ込むのが精一杯で、その手もワナワナと震えていた]

────穢らわしい、無礼者!
私は火浦の子女、兄の天刑病さえ癒えれば子を成し家を保つ役目が御座います!
天刑病さえ、癒えれば……っ!!

[そう、あれさえ無ければ全ては心地よいままであったのに。
あの病が無ければ。火浦の家が断絶される事も無い、あの病が己を修羅の道へと落としたのだ。
────否。
当然、本来与えられるべきなのだ。火浦の家の為に特効薬を差し出すべきなのだ。
可哀想で臆病な者たちの代わりに、してあげているだけ]

(*20) 2016/02/26(Fri) 23時半頃

【人】 看板娘 櫻子

色欲の男にも、誰が穢されるものですか!
家を守るための身体に何という…………っ?!

[ぼたり、ぼたり。両手で何とか押し返されまいと均衡を保とうとしていた力のバランス。
しかし、相手の口から落ちてくる赤や、貫く手から溢れる赤が己の両手を汚しぬらりと滑った。
踵の高いブーツでは、急に崩れた力のバランスに体がフラつきそのまま横倒しに資料の上へと倒れこむ。
小さく呻いてはとっさに懐に手を伸ばし小刀を構えようとするが、懐に手を入れながら相手を肩越しに振り返った時に彼はどうしていたか]

(131) 2016/02/26(Fri) 23時半頃

墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 23時半頃


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2016/02/26(Fri) 23時半頃


墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 00時頃


【人】 許婚 ニコラス

[嗚呼、腹が、瞳が、肩が、掌が、痛い。

美しい人形が、今こうして己に刃を向けている?────何故?

肉が刃を食む感覚がする。
文字通り男が力を込め押し返せば押し返すほど、彼女がこちらに刃を押せば押すほど>>130、そのナイフは掌に沈み込んでいく。
彼女の手の震えになど気付きはしなかったが、肉が完全に刃を飲み込めば……きっと、きっとその柄を掴むことができただろう。]


すぐにきっと、貴方も気にいるはず、だ…ッ!本来の、美しい、完成された、人形に……ゲホッ…!

[力を入れ過ぎたからか、血で噎せて赤を吐く。きっと彼女の両手にも、その片鱗がかかったことだろう。
右目を押さえていた手は、とうにそこを離れていて。彼女の肩を掴もうと赤いその掌が伸ばされていたか。

────その時、体が横に倒れた。

おそらく横倒しになる彼女釣られ、自身も半ばその体に凭れるかたちで、共に資料の山に倒れこんだだろう。……だからなのか、地に着いた拍子に脇腹に刺さるナイフがさらに深く、肉を抉る。]

(132) 2016/02/27(Sat) 00時頃

【赤】 許婚 ニコラス




───ッ、ぐ……ぅ…!!


.

(*21) 2016/02/27(Sat) 00時頃

【人】 許婚 ニコラス


[低く呻き、額は汗ですっかり濡れていた。
彼女がこちらを見たならば、はぁ、はぁ、と浅い呼吸を繰り返しながらも、その身を起こそうとする姿が目に入っただろう。
咄嗟に、痛む脇腹に手を当て 呻く。

襲い来る激痛に、堪らず眉が寄せられる。

嗚呼、先程の男といい、この女といい、どうしてこうも人を傷つけることを厭わないのだろうか?
私はただ、元の形に正そうとしているだけだというのに。]


……ぁ、…ッ……グ、……は、ぁ……神、よ……何故、この……このような……残酷なものを、……お造りに……ッ、…

[ポツリと呟きながらも、身を起こそうとしてはグシャリと地に伏せる。…ああ、先程刺された掌のせいで、片手ではうまく体のバランスを保つことができない。

赤く染まる傷ついた右目と、あまり焦点の合わぬ沈んだ灰色の左目で彼女>>131をただ、見つめていた。]

(133) 2016/02/27(Sat) 00時頃

天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 00時頃


【人】 看板娘 櫻子

私は火浦家の娘!
人形などとは笑止!!

[緋色が降りかかる、汚い、穢らわしい、しかしあれは薬になるのかも知れぬ。
手や頬に散る相手の赤はそのままに、着物に散るそれは深く染み赤色から鈍い茶黒へと変化していく。
しかし均衡が崩れ此方が倒れれば、相手もまた此方に凭れる様にして────。

重い、汚い、汚い、嫌────]

無礼な────っ!

[より相手にナイフが刺さり血がこぼれていく。
自分が凶刃を振るい抵抗され、その為に均衡を崩した結果と知りながらも自分に凭れかかるように触れられたのは酷く心外であった。
男が触れてくれるな。
火浦の子女に気安く触れるな。
────其れは、その心を保つための心の鎧であったかもしれぬが]

(134) 2016/02/27(Sat) 00時半頃

【人】 看板娘 櫻子

────ええ、神や仏とやらは余程残酷ですわよね。
祖先の罪ならばその祖先に与えれば良いでしょう?
その子孫である私たちに被せずとも良いではありませんか。

[相手の言葉を拾いながら、淡々とした声で言葉を返す。
立ち上がろうにも出来ぬ相手を見ては、その心に少し猶予が生まれたか、顔に掛かった髪を耳元に掛けていた。
そして懐から小刀を取り出しそれを鞘から引き抜きながら、相手に近づき────立ち上がれぬよう、ブーツの踵でその体の中心を踏み付けようとする]

………御機嫌よう、ニック様。
貴方も余程危険な方でしたのね。
異人の殿方は皆、そうなのでしょうか?

(135) 2016/02/27(Sat) 00時半頃

【赤】 看板娘 櫻子

[そして小さくつぶやき、ニコリと場違いに笑みを見せる。
そして膝を曲げしゃがみ込みながら、小刀を振り下ろした。
狙うのは首の後ろ、頚椎を目掛けて。
どんなに血を浴びようと、どんなに相手が弱っていようと、トドメを刺さなければ────薬にはしにくいのだから。
育ちの良さそうなこの男ならば、先の不気味な首無し男よりは余程口にしやすそうである。
そのまま叶うならば、首のあたりを執拗に幾度も狙う。
血を浴びようと、手も顔も着物も汚れようと。

────自分にとって害となる前に消す。そして、薬になってもらう為には仕方がない]

(*22) 2016/02/27(Sat) 00時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 01時頃


墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 01時頃


【人】 樫の樹の子ら リツ

ー資料部屋>>123>>124>>125>>126>>127ジェフー

[そう、質問される事自体は面倒ではない
それが面倒だったら今頃姉も”消えて”いたかもしれないのだ
とりあえず少々気に触る事があるとすれば、なんとなく飽きているように見える金髪男の顔
そちらから聞いておいてそれはないだろ……と言うのも面倒だしそのつもりはないけど、自分で聞いたのに飽きるのかと]

………大切、か
それ、俺に対する当て付け?

[大切な家族、そう言う男の言葉に共感出来ない
何故なら家族を大切だと思った事がないから
姉は一応大事な存在だけど、金髪男の言う”大切”とは意味が違うはず
だから共感が出来ないのだ]

(136) 2016/02/27(Sat) 01時頃

【人】 樫の樹の子ら リツ

[そんなやり取りをしていた時に生まれた金髪男の隙
それを逃さないようにと仕掛けた奇襲は成功してその首に腕を引っ掛ける事が出来た
そのまま早く黙らせようとギリギリと絞め上げる
……腰に何かが突き付けられるまではそのつもりだった

体勢の都合上で上手く確認出来ないけど、”引き金”なんて言葉を聞けば何かの正体を察するには充分な訳で]

(素直に離したとして、そのまま俺の事見逃したりするのか?)

[どう考えても俺が脅されているという状況である
銃には詳しくないけど、首を絞めて意識を失わせるよりも鉛玉が俺の腰へと発射されるのが早い事ぐらいは流石に分かる
だから大人しく腕を離すのがいいのかもしれない、しかし離しても黙らせたようとした俺を見逃してくれる保証などない
……18年生きてきて初めて少し悩んだ
悩んだけど、それもほんの数秒の事]

(137) 2016/02/27(Sat) 01時頃

【赤】 樫の樹の子ら リツ

………やりなよ、死にたくないなら
あんたに家族が居ようが俺には関係ない

[それだけ告げては首の周りに隙間を作ろうとしているのもお構いなしにまたギリギリと絞め始める
出した結論は脅しに乗らないという選択

撃たれてしまうのだとしても、脅しに従うのは嫌だし
”黙らせよう”と行動を始めた頭と肉体をすんなりと収められる程俺は出来た人間じゃないんだ]

(*23) 2016/02/27(Sat) 01時頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 01時頃


【人】 許婚 ニコラス

["ヒウラ"など極東の小さな島国の人間>>134など、畜生にも劣る。そのような人間の家がどうなろうと、知ったことか。

口に出すことは叶わずとも、本心は変わらず。

ただ彼女が美しいというだけで、それだけで充分価値が増すというのに。その価値を見出したというのに、何故こうも抵抗されなくてはならない?]


…その、口で……神を、語ってくれるな……

[彼女の唇から漏れる言葉の意味は理解できなくとも、東洋の民から我らの父を愚弄する言葉を聞くのは────何とも、不愉快。

立ち上がろうと、何度も体を起こすが その力もとうに体には残っておらず。ただ、せっかく起こしかけた体を上から押さえつけられれば低く呻いただろう。]

(138) 2016/02/27(Sat) 01時半頃

【赤】 許婚 ニコラス




────ッ、が…!……は、ッ!

[見せられた笑みなど視界には入らぬ。
ただ、深くめり込む脇腹のナイフに悶えながら────振り下ろされた小刀に、ビクリと体が大きく震えた。

嗚呼、

嗚呼。

今何が起きている?

────────────私は?

体が熱を持ち、それから振り下ろすたびにビクリ、ビクリと痙攣を起こす。最早この男には、抵抗する術は残っていなかった。
ただ動かぬ体を震わせては、引きつけを起こし。宛ら壊れた玩具のように赤い体液を撒き散らしたことだろう。

────恐らく、その痙攣は その体から魂が抜けたのちもしばらく続いたに違いない。]*

(*24) 2016/02/27(Sat) 01時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 01時半頃


【人】 学園特警 ケイイチ

[ 虚ろな瞳が己を映す(>>129 ヨーランダ)。
未だ生きていることに心底ホッとした。

そして謝罪とともに否定が返されれば。]

  ……ああ、そうだよな。嘘だよなァ

[ にたりにたり、取り敢えずは嗤うのだ。

──もしも同じ言葉が送られようものなら、
頬が腫れあがるまで引っ叩いていたところだ。

嗚呼、それにしても。
自ら手を傷口に添え風前の灯火を守る姿は
なんて愛らしいのだろう。

ペン(>>99)はそこに刺さったままか?
それとも途中で抜け落ちていただろうか。
あれば忌々しげにギリリと睨んだだろう。]

(139) 2016/02/27(Sat) 02時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 彼女の手が縋るようにシャツを掴んでくれば
眉間を寄せながらパシリと振り払った。
触れることを許した覚えはないとばかりに。]

  …テメェは俺様の玩具なんだよ

[ 淡々と抑揚のない声で告げる。
だから、相手の反応などお構いなしだ。
言い分など聞き入れる気も無い。

どう見ても長くは持たなさそうな身体。
料理の仕方を悩む時間も惜しい。

嗚呼、こんな身なりでも女は女か。
薄汚れた上に溢れる赤にも染まり
もう何色だかわからない布に手を伸ばした。]

(140) 2016/02/27(Sat) 02時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 無言で足首まである一枚布を一気に
首元まで捲り上げその肌を露わにした。
──女の身体だ。無意識に舌舐めずりを。

然程明るくもなく頭に血がのぼる今では
全身にある痛ましい傷跡などは認識の外。

下着は流石につけさせられていただろうか、
なければ露出狂かよなどと罵っただろうが
あれば粗雑に剥ぎ取り片足首に引っ掛け。]

  ……ふ、はは……ッ
  そうそう、俺様はおこりんぼうなんだよ

[ けらけらと唐突に思い出し(>>68)笑い。
記憶力は到底相手ほど優れてはいないが。
苛立たされたことならば忘れないだろう、
怒りをぶつけ発散してしまう前までは。]

(141) 2016/02/27(Sat) 02時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 自身の衣服もまた相手の赤で染まっていた。
膝裏を押し上げ股を大きく広げさせながら、
下衣を引き下ろして半身を取り出す。
相手が暴れるようなら強く抑えつけただろう。

触れずとも半ばほど反応していた。
相手の身体にか。状況に対する生存本能か。
或いはその両方か。
二〜三度扱き硬度を増しながらペラペラと。]

  俺様は選ばれた存在だ
  然も、何人もの命を救ってきた英雄なんだ
  たまのミスくらい許されるべきだ
  罪深いのは俺様じゃねぇ、周りの存在だ
  怒らせる奴らがぜーんぶ悪いんだ
  …………お前もそう思うよなァ?

[ 狂った瞳で詰め寄り同意を求める。
無論、反対意見などこの男は求めておらず。
そうして舌を回している間にも、先端を相手の慣らしていない入り口に当てがい。]

(142) 2016/02/27(Sat) 02時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ


  …──ああ、そうだよな

[ 返事があってもなくても。
あったなら紡がれるその中途にも、
ズプリと一気に貫いてしまう訳だが。]

(143) 2016/02/27(Sat) 02時半頃

【人】 双生児 オスカー

── β ──

(……ねぇ、僕を呼んだかい?)

[そう、あの日はとっても空が綺麗だった。
だから僕は言ったんだ。
"今夜一緒に星を見よう"って。

不安だったんだ。
笑顔の似合う君だから。
"いつか僕から離れてしまうんじゃないか"って。
そして思ったんだ。
何をとっても僕にとって1番の君だから。
"食べちゃいたいほど愛してる"って。

だからそう、
"殺したいほど愛してる"(>>12 リツ)とは、
全く違う感情。
君を殺めるのは単なる過程でしかなくて、
理由はもっと先にある。]

(144) 2016/02/27(Sat) 02時半頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 02時半頃


【人】 双生児 オスカー

[空には輝く星々が僕らを照らしていた。
宝箱のよう、
綺麗で美しいかがやきが沢山詰まっていた。

そして地にはそれよりもっと美しい宝箱。
きっと君が好きであろうお菓子の詰め込まれた宝箱。
赤い苺ソースがふんだんに使われて、
苺色に染まったギモーブは頬がとろけるほど美味しかった。
それからグミを噛んで味わった。
いつか君のくれた海外製のグミみたいに硬くて、でも今まで食べたどれとも違うんだ。
最後に目に入ったのは美味しそうなキャンディー。
夢中で舐めて、
残ったところはきちんと持ち帰らないと。]

(145) 2016/02/27(Sat) 02時半頃

【人】 双生児 オスカー

(いなくならないで。
    僕の前から消えないで。
 君が生きていた証が欲しい。
     君をいつまでも僕の傍に。)

[気づいた時にはお役御免。
僕は眠らされてしまった。

けれどα≪君≫が愛せば、β≪僕≫も愛す。

僕らしか知らない彼女達の味。
彼女達は僕の身体の血となり肉となってきっと生きる。
ずっと共にあれる。
もう誰にも邪魔などされない。
誰のものにもならない。
僕だけの、僕らだけの、大切な人。]

(146) 2016/02/27(Sat) 02時半頃

【赤】 双生児 オスカー

[     オや、あそこに見えるのは
       何処かで見たケダモノらしイ
      シ肉を喰らって三日月


           どうやら僕がケダモノらしイ]**

(*25) 2016/02/27(Sat) 02時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 02時半頃


墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 02時半頃


【赤】 看板娘 櫻子

[着物も、肌も、頬も全て赤く染まっていく。
髪を振り乱しながら表情もさほど変えずに刃を幾度も振り下ろす血塗れの姿は、それこそ修羅の如くであっただろう。
相手の首から、刃で穿った箇所から血汐が大量に飛び散っていく。
それを静かな漆黒の瞳はまっすぐに捉えていた。
こんな殺し方は今までした事がない。
だが、自分の身を護る為なら。
火浦の家の為に薬を得る為なら。

それは、致し方ないことなのだ。

幾度も貫いた先、赤ばかりではなく白も覗いた。最も硬いそれらが見えた頃、娘は漸くその手を止めていた。
少しばかりその呼吸を荒くしながら、心の臓をドッドッドッと早く打たせながらもその顔色は変わらず────

否、血汐で染め上げられたその下側で、ほんのりと桃色に染まっていた]

(*26) 2016/02/27(Sat) 03時頃

【人】 看板娘 櫻子

はっ、はぁっ、────ん………。

[随分と自分も汚れてしまった。
相手の衣服もそうであるが、それにしても酷い。
身綺麗にする方法は無いかと逡巡した末、娘は顔だけでもと振袖の汚れていない部分で血糊を拭う。
完全に綺麗とは言えぬが、滴るものも無くなり顔と首もとだけはだいぶマシになった。
軽く下唇を食めば、微かに鉄の味がする。
男の体はその間も尚痙攣していたようだが、それも漸く収まったのを見ては男の体から降り、ごろりとその体を返して仰向けにさせてからその傍らに膝を着いた]

(147) 2016/02/27(Sat) 03時頃

【人】 看板娘 櫻子

[先程の首無し男とは違う。
確かに自分が仕留めた獲物を見下ろしながら、先ずはその顔を見つめた。
この男こそ、あんな狂った思想を持たねば綺麗な顔立ちをしているのにと、傲慢な娘は哀れに思う。己もまた、その狂った思考と然程変わらぬ自覚は無し。
そしてその顔を見つめ、先ずは傷が付いていない方の目玉へと指先を伸ばし]

(148) 2016/02/27(Sat) 03時頃

【赤】 看板娘 櫻子

[ズブリ、と指先をその眼球を傷つけぬようにえぐり出そうと、下瞼から掬うように沈み込ませた。
目玉ならば、魚のそれを口にしたことがある。何とも言えぬ食感であったが、生で喰わねばならぬならまだマシかもしれない。
指先の感覚に流石に眉を顰めたが、ある程度指先を沈み込ませては、その眼球をえぐり出そうと試みる。
しかし、筋が僅かにブチリと千切れた感覚はあれど、指の力で無理にすれば眼球を潰してしまいそうだ。
では、と指先を一度抜いて小刀を構え直す。
その切っ先を眼孔の淵に当て、グリグリ、ガリガリと眼球を傷つけぬように────少なくとも潰してしまわぬようちと注意を払いながら、その周りを覆う筋をブチブチと切り取っては今度こそ丁寧に抉り出し]

(*27) 2016/02/27(Sat) 03時頃

【赤】 看板娘 櫻子

────ゔ。

[然し、其処まで丁寧に取り出しておきながらいざ目の前にすると躊躇する。
それでも瞳を固く閉ざし、えいやと口の中にその美しかった瞳を放り込んだ。
強い鉄の味、肉の味。
熱を通していなければ仕方もあるまい。
然しこれは薬なのだ、吐き出してはならない。
吐き出しては、ならない。
血を飲み込み、暫しそれを口の中で転がしていた。

そして、

意を決して歯を立てればブチュリと潰れ、トロリと舌の上に蕩けた感触。
コリ、と固く触れたのはレンズだろうか。
鼻で大きく息を吸い顔を天へと上げながら両手で口元を抑え、

ごくり

何とかそれを飲み込んだ]

(*28) 2016/02/27(Sat) 03時頃

【人】 看板娘 櫻子

────っ、そう、言えば……

胆嚢、でしたかしら……?

[そして今度は、相手の衣服を剥いでいく。
相手の仕立ての良かっただろうスーツのボタンを外し、シャツのボタンを外してはその腹を露わにした。
解剖図────そこでは、確か胆嚢はかなり小さかった筈。
しかし、その胆嚢こそが薬なのだとも、噂に聞いたことも。
だからこそ、兄に食わせるならそこだと、娘は小刀の切っ先を相手の腹にあてがい突きたてようとしたが。

眼球を飲み込むのに暫し手間取った。
この男がこの空間ではいつか目覚めてしまうとは、娘は知らない]**

(149) 2016/02/27(Sat) 03時頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 03時頃


【人】 許婚 ニコラス

[フォンブリューヌ家の名に恥じぬ様、と権力に固執した父の口癖だった。…遥か昔の第三王子の分家の親戚。…血筋、家柄は古く由緒正しいとはいえど 政界でも夜会でも目立った経歴は殆ど無かった。

第三子まで爵位を譲られる権利が平等にあるフランス国内で、フォンブリューヌ家は少々異質であった。
父も、母も、長子であるシャルルばかりを愛でるのだ。父に似た栗毛に、父に似た珍しいグレーの瞳。……何もかも父にそっくりなシャルル。

与えられぬなら、奪えばいい。

幼心に感じたその小さな欲は、兄を殺した。その訃報を聞いたときは本心から悲しみ、それから喜んだ。────「母様に撫でられるのは僕だ。父様に嫡子として期待されるのは僕だ。」

母が病に倒れた際も、本当に悲しんだのだ。頭を撫でてもらうことなく、母は死んでしまうのかと。その裏で……、嗚呼倒れ伏した母はなんと美しいのかと頬を染めたのを、男は今でもよく覚えている。

────すべては、そこが始まり。


……それからずっと、「可哀想な子」「不気味な子」とニコラは呼ばれ続けていた。夜会に出れば、噂され。…付き合いで訪れた家からは哀れみの表情を浮かべられ。

(150) 2016/02/27(Sat) 04時頃

【人】 許婚 ニコラス


そのどれも、この男の心には響かぬ。


「何故、この者たちは動いているのだろう?」

蝶よ花よと育てられた少女達は、決まってお喋りで、それから媚びへつらうように男性に笑いかける。……醜い。
あの時の母の方が、よほど美しい。
きっとあまりの醜さに、彼女たちは己の醜さを自覚できていないのだろう。


リゼットだけは違う。
彼女は美しく、そして穏やかだった。
誰よりも。
尤も、────────初めて彼女を抱いたときには、陸に打ち上げられた魚のように跳ねる彼女に、気味の悪さを感じたのだが。]

(151) 2016/02/27(Sat) 04時頃

【人】 許婚 ニコラス



(リゼッ……ト……)

[それから彼女は一度も抱いていない。
その一度で子供を授かったのは、幸運なのか不運なのか。

生まれた赤子は、その寝ている姿以外を見たことがない。大きくなってからは、その姿を微笑ましく眺めたりもしたものだが。

──────リゼットと男に似て、美しい金の巻き毛に、碧の瞳。透き通る肌に林檎のように赤い頬。まさしく、人形と形容するに素晴らしい。

そう、人形。
動くあの女共はきっと、出来損なってしまった人形なのだ。リゼットも、ララもそう。
こんなにも美しく作られているのに、何故か醜い声を授かってしまった。

今まで感じていた「異様な気味の悪さ」の正体は、きっとこれなのだ────。]*

(152) 2016/02/27(Sat) 04時頃

【人】 許婚 ニコラス

────今────
[男は、遥か昔の夢を見ていた。
リゼットとララを"美しく"した際の夢。

ララは、生きていれば今は社交界へと足を運ぶ年齢だろうか?

美しい人形となった彼女は、もう何も語ることはない。本当に、本当に愛おしい娘。
ああ、あれほどまで器量が良く、愛らしい顔をする少女など、世界で彼女だけだ、と男は賞賛していた。


……さて。それも全て夢の中の話。
現実の男は、たった今別の美しい人形の手でその目玉をくり抜かれ、飲み込まれ、まさに今、腹を捌かれんとしているのだから。(>>148>*28>*29>>149 サクラコ)

意識を失ってからどれほどが経っていただろうか?
きっと彼女は、眼球を呑み込むことに必死で、──────肩口の傷が塞がりつつあることに、気づかなかったのだろう。いや、そもそも予想をしてなければ気づくのは難しいか。

傷ついた右の眼球も、その血で赤く染まってはいたが……きっと傷は塞がりつつある。]

(153) 2016/02/27(Sat) 04時頃

【人】 許婚 ニコラス



……、……

[腹や左掌はナイフが抜かれることのないまま塞がってるのだから きっと気づくことは難しかったろう。

そう、ゆっくりと。
男は今まさに───────短な白昼夢を眺めていた。

きっと、その胆嚢とやらが取り出されようと腹に突き立てられれば、その前にビクリと体が再び震え……意識を取り戻すこともあったかもしれない。]**

(154) 2016/02/27(Sat) 04時頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 04時頃


【赤】 墓守 ヨーランダ

[ 少女は、既に、わかっていた。

先ほどの金髪の男は少女を殺そうとしていた(本人に言わせれば人形に仕立てあげようとしていた)が、この眼の前の男はそれ以外にも目的があるのだと。
男の目に浮かぶ情欲の炎は見慣れた色。父親も、時折父親が連れてきた男達も、同じ目をしていた。

ああ、けれど、それはとても安心する。
何故ならやることは皆同じだからだ。未知のことをされるわけではなく、勝手知ったるいつも通りの手順であり、毎日毎日、同じことを繰り返してきたからだ。

慰み者の少女は、男たちにいつだって従順。

握りしめた手が乱雑に振り落とされたのなら「ああ、この人はそういう人なのか」と学んだようだ。相手の顔色を伺って趣向を察することも、慣れたもの。]

……ゼヒ…はい。私は…ゼヒ…あなたの玩具です…あなたの玩具です…あなたの玩具です…ゴプッ……私は、私は……ゼヒ……

[ 相手の言葉を復唱する。あなたの言うとおりだと、少女は男をすべて肯定して、受け入れる。少女は男からどんな仕打ちをされても、それを肯定するつもりのようだ。]

(*29) 2016/02/27(Sat) 05時半頃

【赤】 墓守 ヨーランダ

[ 首に刺さったペンは未だ少女の首に。
奥深くへとねじ込まれたそれは呼吸を妨げると共に少女の血が噴き出るのを止めていた。男がそれを睨みつける眼差しに、少女は身を震わせる。]

う……ごめん、なさ……

[ やがて服をたくし上げられれば、少女の裸体が顕になった。男には露出狂かとなじられてしまったが、地下室で玩具として奉仕する日々を送っていた少女には、下着など無用の長物であった。
だが、思いの外少女の体は綺麗であった。真っ白な肌に男を知らぬような恥じらう桃色の果実が見えたことだろう。胸や腰の発育も悪くはなく、揉めば手には若い娘の弾力が返ってきたことだろう。ただ、如何せん痩せ過ぎていたために抱き締めたとしても心地は良くなかったようだが。

腹部には多少殴られたりした時の鬱血痕が残るが、それは上手に口での奉仕ができなかった時に、父親を苛立たせてしまった時のもの。

物覚えの良い少女は、男を満足させることにいつでも必死。]

(*30) 2016/02/27(Sat) 05時半頃

【赤】 墓守 ヨーランダ

ゼヒ……ヒュ……ヒュー……

[ 男の独白のような自己肯定には、少女は何も答えなかった。"おこりんぼう"と自負する彼が取り出した一物も、やはり怒っていたように見えたから。膝の裏に手を当てて押し広げられる時にも、少女は従順に足を開き男の体を自身の中心へと招き入れる。

どくりどくり、と少女の指が滲む真紅に濡れる。それと同じように、少女の秘部も愛液に濡れ、慣らすまでもなく男の熱を欲しているかのようにヒクついていた。
玩具ならば、持ち主がすぐ遊べるようになっておくのが自らの使命だとでも言わんばかりに。]


はい…そのとおりです……ゼヒ…
悪いのは…ゼヒ…私…おもちゃの分際で、コフッ…ご主人様を怒らせた私……ゴフッ…ごめんなさい…ごめんなさ、い…

[ 相手の同意を求める声には、しかと頷いて肯定した。反対などするはずもない。『そうだよな』と男は納得し、少女を貫いた。]

(*31) 2016/02/27(Sat) 05時半頃

【赤】 墓守 ヨーランダ


あ……ぁ……犯して…いただき、ありがとう、ございます……

[ 最初の一突きには少女は嬉しそうに笑みを浮かべて男に礼を言った。
そうすれば男が悦ぶと思っているからだ。
しかし、いつもであれば相手がより深く自分の中を遊べるようにと腰に足を絡ませるのだが、今日は足が鉛のように重くてそれができずにいた。]

あ……ゼヒ……ひ、ぐ……ゴポッ

[律動がすぐに始められるなら、少女は男のために甘い啼き声をあげようとしたが、血が気道に絡まってなかなか難しいようだ。また大きな血の塊を吐いて、少女の瞳は男を見つめたまま徐々に瞳孔が開いていった。]

たくさん犯して…くださ…ゴポッ…私はあなたの玩具です…私はあなたの玩具です…私は……あなたの……私は……――。
 
 あなた、だけの――……。
 

(*32) 2016/02/27(Sat) 05時半頃

【赤】 墓守 ヨーランダ

[ やがて少女の傷口を抑えていた手に力が入らなくなれば、カラン、とペンが落ちたことだろう。


男に犯されながら、少女は最期まで玩具で在り続け、息を引き取った。


そう、これが"始まり"だったのだろう。]
 

(*33) 2016/02/27(Sat) 05時半頃

墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 05時半頃


【人】 看板娘 櫻子

[良薬口に苦しとは言うが、苦いと言うよりは鉄臭くて堪らない。
それでも特効薬になる筈と、愚かな噂を信じ込む傲慢な女はそれを飲み込むのだ。
ほら、だから、予めそれを口にしていた自分は病に冒されてはいないだろうと。
だから女は、その罪が世間に晒されるか真実を知るまではこの行為を続けるのだろう。

真実を知ったところで、自らの行いを恥じたり懺悔したりはするまいが。

真実を知ったならば言うだろう。
──遺伝性でないならば、火浦の家を断絶させるよう言われずに済んだのに。
それを報せぬ医者が悪い。
それを調べ、知り、伝えるのが下々の人間の仕事であろうに]

(155) 2016/02/27(Sat) 08時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[娘は眼球を飲み込む事、そして今度は内臓を捌く事に気を取られていたからこそ男の傷が癒えていたのには気付かなかった。
腹の刃物は突き刺さったままであったし、掌のものもそうだ。
其処に気付かなかったのは当然だろう。死体の傷が何故癒えると言うのだ。そもそも、死者が生き返る筈もない。
生きているならば、目玉をくり抜く時に叫んだり暴れたりもするだろう。
それが無かったからこそ、相手はもうすでに死んだものだと信じて疑う事は無かった。
指先で、相手の体の前側を晒すとその体の筋を辿っていく。
胸の中心から真っ直ぐに下ろし、肋骨の下側を辿るようにして左側に滑らせた]

(……確か、図解ではこの辺り……)

(156) 2016/02/27(Sat) 08時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[それにしても、この様な形で殿方の肌に触れる事になるとは。
先の男の言葉が蘇る。
純血のまま人形に?
────嫁に行けぬ身になった娘には、その言葉が酷く自尊心を傷付けてもいた。
本来ならば、もう良家に嫁いで他の退学していった友の様に夫婦となっていて良い筈なのだ。
美しい娘は在学中に良縁に恵まれ、退学して嫁ぐのが当たり前だった時代。
他の卒業面と呼ばれる醜女たちと共に卒業しなくてはならぬのは、酷く────。
切っ先を、己から左側の腹の上部に充てがう。そして、両手で握り体重をかけて

  ず    ぶ  り────

切っ先を沈ませた時、体が震えたのみならば死後痙攣のうちかと、一瞬身を竦ませながらも────そのまま小刀の先を下腹部に向け、ギリギリと力を込めて下方に腹を裂こうと試み始めていた]**

(157) 2016/02/27(Sat) 08時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

[たった十八年。その短い歳月の中で得た、
少年の偏った知恵には、君の想いは届かず。
当てつけやもしれぬ言葉を二度も重ね、
君は、首回りに纏わりつく腕に視線を。
少年にも、大切な家族がいるだろう、
そんなことは重々承知の上だが、
少年の家族の為に、と考えるほど、
お花畑の脳内ではなかった。]


  ……そうか、仕方あるまい。
  君はもう少し賢いと思ったのだが、…
  その選択を、受け入れよう。

 

(158) 2016/02/27(Sat) 08時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

[      ───カチャ、リ……


鈍い音が、君の指先へと振動で伝わる。
少年は、君の悪魔のトリガーを
引くことは出来なかったけれど、
鉛石を放つだけの引き金は、
引かせてしまったのだ。]


  リツくん、君は、
  余りにも愚かで、可哀想な子だね。

 

(159) 2016/02/27(Sat) 08時半頃

【赤】 捜査官 ジェフ

[   パァン、……────]

 

(*34) 2016/02/27(Sat) 08時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

[君は、少年の力が緩んだ隙に、
その腕から逃れられようか。
見下ろす先の少年へ向ける細まる瞳は、
生きることが苦手な動物への哀れみの色。
少年の脇腹から滴るものはあるだろうか。

先程、意識を逸らされた先。
君の視線の先には、
二組の男女の姿は、もう見えぬだろうか。
舞う赤い花は、見えていただろうか。

僕は、暗闇の中で光を懸命に探していた。
きらりと光るための明かりを、探していた。*]

(160) 2016/02/27(Sat) 08時半頃

捜査官 ジェフは、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 08時半頃


【人】 許婚 ニコラス

[この女の事情など知るものか。

……いや、美しい人形が人体を食らった、などと聞けば きっと酷く失望するのだろう。

前を肌蹴させられたなら、程よく鍛えられた筋が見えたことだろう。もっとも、その姿を晒すことは殆ど無く、きっと起きてから男は狼狽するに違いない。

下方に動こうとする、いや 体内に深く潜り込もうとする小刀を握るその手>>157を、男の右手が拒むように掴んだ。]


……ッ、…いっ、たい……なにが……

[その手をぐぐ、と押し返す。
その力は先ほどの息絶え絶えの時とは違い、しっかりと腕に力が入っていた。

その小刀を抜くことが叶ったなら、そのまま彼女を突き飛ばすだろう。…不思議と、痛みがあまりないのは寝ぼけているからか。

(私は、一体……?)

そう、まさに先程この女の手によって命は潰えたはずではなかったか?…納得のいかぬまま、それでも辺りの状況見てみれば────寸刻前とさして変わらぬ。

(161) 2016/02/27(Sat) 09時半頃

【人】 許婚 ニコラス

脇腹に刺さるナイフは、不思議と痛みを訴えず。…それから、肩口も痛まぬ。…最期に記憶のある首の後ろに手をやるも……そちらも傷一つない。]

一体、どうなって……

[ああ、やはり悪い夢を見ているのだろうか?
死んだと思ったのが夢なのか、それとも今が夢なのか。

……そういえば、と。

先程とは見えなかった目が逆な気がして───────男は、その左目に指を当てた。

そこは、空洞。]

────ッ!!

[嗚呼、やはり悪い夢だ。
考えられるとするならば、自身に刃を突き立てていた……この女しか考えられるまい。

そう、目の前の黒髪を見つめていたか。]

(162) 2016/02/27(Sat) 09時半頃

【人】 看板娘 櫻子

ひっ────?!

[死体が動いた。そして、娘の細い手首をがしりと捉えたのには流石の娘も小さく悲鳴をあげていた。
先程までは初めての眼球の感覚に、大の男を殺した事実に、何とも奇妙な興奮めいたものを覚えていたのだがそれも瞬時に醒めた。
血の気が引き顔が青白く染まる。
狼狽えた娘の力など、手負いの時とは違い力を取り戻した男に勝てる筈もない。
小刀が引き抜かれ、突き飛ばされ娘は資料の山の端に尻餅をつく。
しかしその痛みよりも死体が生き返ったその衝撃の方が強い。
口元を抑え、ガタガタガタと無様に震えながら驚愕の顔で相手を見つめる事となった]

あ……、ニック、様………
なん、で………、確かに、死………っ

[そう、確かに死んでいた。
では今の相手はなんだ。
片目を空洞にして、此方を見つめて来るこの男は。
死霊?いや、そんな物が存在していたならば自分はとうに遭遇している筈だろう。
だが、そう。
この男は死霊であれそうでなかったとて
               ────危険]

(163) 2016/02/27(Sat) 10時頃

【人】 看板娘 櫻子

い、や………っ!!

[今は小刀はあちら側にある。
紐もナイフも、突き飛ばされた己の側には落ちていない。
だから手にできたのは散らばった資料くらいの物だ。
バサリバサリ、幾つかの資料を相手に投げつけてはその空洞の目から逃れようと背を向ける。
このままでは幾ら何でも勝ち目はない、然し。

パァン、と何かが強く弾ける音。(>*34ジェフ)

背を向け、ビクンとその身を強張らせる。
余りの事態に、この傲慢な娘ではあるがその瞳から雫が確かに満ち、こぼれ落ちようとしていた]

(164) 2016/02/27(Sat) 10時頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 10時半頃


【人】 許婚 ニコラス



……この目は、貴方が?……嗚呼、最悪だ。…まともに見えやしない……。危険なのは、余程そちらじゃあないか……

[カタカタと震える相手を見ながらも、不思議と心は落ち着いていた。目の空洞に手を添えるとグチュリと水音が響いた。……嗚呼、あまり美しくない。

そう、確かに死んでいた。

ならば今のこれはなんだ?]


これは夢なのか……それとも、……ララは……

[譫言のように呟きながら、目の前でガタガタと震える女を見つめる。……その動きこそ酷く気味が悪く───その姿は愛娘を彷彿とさせる───、その青い顔は愛おしく見えた。

右目は不思議とあまり痛みがないもので、寧ろそれより彼女に小刀を突き立てられた左腹部が痛む。そこを左手で押さえようと試みて────刺さったままのナイフに気がつくだろう。そのままでは腹に刺してしまう。押さえずに、起き上がり立ち上がる。
恐らく立ち上がろうとした時に、いくつか資料が飛んでくるだろうか?]

(165) 2016/02/27(Sat) 11時半頃

【人】 許婚 ニコラス


……嗚呼、こんな格好で失礼しました。…服も、ボロボロで……。先程も、女性に美しくないなど……暴言にも程がありますね。

[恐らく彼女が資料投げた理由は違うのだろう。だというのに、的外れな謝辞を述べてしまうのは男の気質故か、はたまたただ寝ぼけているだけなのか。

彼女の元へと歩き出そうと足を出したその時、

パァン、と破裂音が空気を裂く。(>*34)]


発砲…?!

[足を止め、音の方向を振り向く。ああ、さっきからこんなことばかりじゃあないか。……これは本当に長い悪夢を見てるのかもしれない。

肌蹴た服のまま、髪を乱すようにくしゃりと手で歪めた。本当、散々な日だ。
ちらりと彼女を>>164を見る。彼女は震えていただろうか?……ならば、ほら。

紳士の役目というのは女性を守ることだろう?そう言わんばかりに、彼女に歩み寄ろうと。]

(166) 2016/02/27(Sat) 11時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 11時半頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 13時頃


【人】 看板娘 櫻子

[生き返り────生き返り?
本当に彼は生きていると言えるのか。
確かにアレだけ首の後ろを切り刻んだ。左目もほら穿った分窪んで、貫かれたままの腹部や左手もナイフが刺さったまま。
死霊?生ける屍?
しかし其れにしても、この男は表面上穏やかに見えた。
相手の言葉に返す言葉は見つからない。
余計な言葉を綴って相手を怒らせるのは────敵に回してしまうのは余程、己の身に危険が及ぶ気がする。

逃げ切れるか?
殺しても、こうして立ち上がってきているのに?
これは一体…………何故?

頭をグルグルと疑問が巡るも答えなどありはしない。
相手に退いて貰おうと資料を投げつけてみせたのに、何故相手は全く関係ない事を謝罪してくるのか]

ララ……………?

(167) 2016/02/27(Sat) 13時頃

【人】 看板娘 櫻子

[聞き慣れぬ単語。其れが何か物の事なのか、誰かの名前かすら分からずに其処だけを問い返す。
しかし逃げようとして聞こえた銃声に、そして穏やかな物腰ながら尚のこと近づいてくる相手にへなへなと膝の力が抜け座り込んでしまった。

どうして、自分がこんな目に。
────祖先からの天刑としては、余りにも無慈悲ではないか。
血の臭いには慣れてしまった。
しかし、死霊の存在など知らぬ。
自分が殺した者が生き返る恐ろしさは知らなかった。
況してや誰が、何故、発砲したと言うのか]

い、や、────来ないでくださいまし………!

(168) 2016/02/27(Sat) 13時頃

【人】 看板娘 櫻子

[逃げなくてはならない、それは分かっているのに体が言う事をきかなかった。
今目の前で起こっている事を拒絶するように双眸を固く閉ざし、言葉すら聞くまいと────死霊に惑わされまいと耳を塞ぐ。
はらはらと透明な雫がこぼれ頬を濡らしていった。

こんな時。
────念仏の一つも唱えられない程の不信心者だから、兄共々天刑を食らったのだろうか。
それならあんまりだ、それが大事だと自分たちに誰も教えなかったではないか。
清めの塩でも持ち歩いていればよかったか。そんな、今となっては考えても仕方のない事ばかりが脳裏を過る。
傲慢なこの娘も、今は目の前の死霊が自分に害を成さぬよう祈るばかり。
細い肩を小刻みに震わせて、信じもしない神仏に祈りを捧げていた。

────せめて、立ち向えるだけの武器が欲しい、と]**

(169) 2016/02/27(Sat) 13時頃

樫の樹の子ら リツは、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 13時頃


看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 13時頃


【人】 許婚 ニコラス

[左手の窪みのせいか、少しだけバランスを取りにくい。…だとしても、満身創痍の先程よりはマシだろう。

彼女のそばに歩み出したのは良いが、彼女に何かしようとする気は起きず。────尤も、彼女が本当に物言わぬ完成品となったなら ずっとずっと美しくなるにちがいないのだが。

……寧ろ彼女>>167に何かを求めるとすれば、元は自分のものであった瞳だろうか?だとしても、一度とりだされて仕舞えば容易に戻すことができないのは十分知っていた。]


ララ。…嗚呼、貴方はララを知っているのですか?

[ララ、と愛しい娘の名を呼ぶ声は優しげ。
男の脳裏に浮かぶ愛娘は、家の大きなソファにちょこんと座る、青いベルベットのドレスをその小さな身に纏う姿。…その頬は青白く、それから美しい瞳からは感情どころか"生きた心地"すらしない。

ララはいつだって、大人しく家で待っている。それで、温かく出迎えてくれるのだ。

だから、帰らなければならない。
愛しいララのために。

へなへなと床に座り込む彼女>>168には、容易に追いつけたに違いない。銃声には驚けど、生憎そんなものは聴き慣れていた。
双眸を固く閉ざし、耳を塞ぐ姿には悲しげに眉を下げて見つめた。]

(170) 2016/02/27(Sat) 14時半頃

【人】 許婚 ニコラス



……ああ、……そんな怖がらなくても。女性が涙をこぼす姿というのは……心に痛むものがありますね…。

[どうしたものか、と溜息をつく。
"心に痛む"と口では言ったものの、実のところ恐ろしいほど穏やかで、彼女の涙には気味の悪さしか感じていないのだが────嘘も方便。

膝をつく彼女>>169と目線を合わせるようにしゃがみ、その手を重ねようとして────ああ、こんなものが刺さっていては彼女にも刺さってしまうか、と抜こうとしただろう。

だとしても、初めからそういうものだったかのようにしっかりくっ付いているナイフは引き抜けずに、結局右手のみを彼女の手に重ねようと伸ばしたか。]


……サクラコ。…あまり怯えないでください。私は、見ての通り無事のようですし……それに、貴方が私にしたことは誰にも言いませんから。……嗚呼、でも一つだけ。

[耳を塞ぐ手を無理やりその耳から話そうとして、穏やかな笑顔のまま。]


……私の目は、どうされたんですか?

(171) 2016/02/27(Sat) 14時半頃

【人】 看板娘 櫻子

いいえ、いいえ存じません…!
それは、貴方様の大切な方のお名前なのでしょうかと……。

[聞こえた疑問符に、瞳を閉ざしたままふるふると首を横に振る。
ただ、その名を繰り返した時の優しげな声から大切な"誰か"なのだろうかと推測してみた。
人を思いやる時の声は穏やかになるのは知っている。知っているからこそ装う事もあるが、今の男がそうであるか否かは分かることが出来ないでいた。
艶やかな黒髪の先が首を振るたびに舞を踊る。
涙を零してしゃくり上げ、どうしてこんな恐ろしい事になってしまったのか────情けない事になっているのかと、怒りすら覚え始めていた頃。
現実は残酷で、見ようとせずともその姿を無理やりにその姿を誇示してくる。
目の前にしゃがみ込み、視線すら合わせようとする。その片方は空洞だと言うのに。
ビクン、と体を跳ねさせては相手を見上げた。
固く閉ざした両耳は片方は無理やり手を剥がされて、抗いようもなく。
抗った所で、今の男には力では敵うはずも無い。
だから、軽く力を込めて抵抗の意思を示したものの、それだけで無駄な抵抗はしなかったが────]

(172) 2016/02/27(Sat) 16時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 男の生きる時代では誰も彼もが裕福には暮らせない。

──2101年、世界中で核が放たれた。
日本は相変わらず非所持を貫いていたが狙いの的にはされ防衛で大量の資金が失われた。

防衛には見事成功したために、金は尽きたが人は減らなかった、とも言える。
最低限度の民主的な生活は保障されなくなり、人々は貧困にあえぐ結果となった。

そうして取られることになった政策が、全国民を一定の採点基準で評価し選定するというもの。生まれた時点で肉体と頭脳を遺伝子情報から解析し、ふるいにかけ、将来性の見込めるほんの一割程度が選出される。

たとえば職業選択の自由や結婚の自由は、選定された者にだけ与えられる。男がしばしば口にする"選ばれた存在"とはそれを指していた。]

(173) 2016/02/27(Sat) 16時半頃

【赤】 学園特警 ケイイチ

[ 特別な存在だと思い込んでいる自身に"殺人鬼"だの"罪深い"だのという不名誉な言葉は不服である。まあ正直否定し難い所もあるのだが、身分の違う路傍の花に罵られたのでは、そして訂正なきうちに死なれるのは、何よりも許せぬ事。

彼女は自身を喜ばせるために生き、そして死ななくてはならないのだ。目の前の少女が生きる時代も境遇もまるで想像とは異なる事を男は知らない。]

  ……あぁ、何だ慣れてんのかぁ?
  調教済みかよ、つまんねーの
  ま、仕方ねーか
  生きてくだけで必死だもんなァ

[ 如何な層に属す者だとて、玩具などと称され直ぐに受け入れる女はいまい。"あなたの玩具です"と繰り返す少女(>>*29)の反応からはどこか慣れや諦めの雰囲気を拾う事が出来ただろう。

どうせなら男を知らない女がよかった、などと身勝手な贅沢を思う。それでも目の前の灯火は今にも消えそうだったから、行為を急いだ。]

(*35) 2016/02/27(Sat) 16時半頃

【赤】 学園特警 ケイイチ

[ 運んだ時いやに軽いのが気になったが、目の前の生き物の性別が女なら女として利用するまで。肉欲を発散する行為は、自分が優位であることを実感する方法の一つでしかない。そんな中、首に突き刺さるペン(>>*30)だけがひどく憎たらしい。

コレは自身の玩具なのに。私有地に紛れ込んできた犬に小便を撒き散らされた感覚だった。

苛立ちのまま引き抜いてしまいたいが、然しそれをしない。この脳筋でもそれが出血を食い止めていると理解して居たからだ。腐っても警察。そして前線に置かれる身。最低限の応急処置は心得ていた。]

  ああ、そうだテメェが悪ィ

[ 謝罪をする彼女にそうだそうだと頷いては、ワンピースらしき布をたくし上げ首元のペンを上から抑える彼女の手ごと隠した。見えなくなれば幾分腹の虫もおさまるというもの。

誰かの琴線に無意識的に触れてしまったとはいえ、客観的に考えれば、突然首を刺されて不遇なのはどう見ても彼女に違いない。けれどもこの男は自分の物差しでしか計らない。

目の前の玩具を横奪しようとしてきた金髪の男も憎いが、金髪の良いように傷付けられ死に瀕している彼女にもまた、怒りを覚えるのだ。]

(*36) 2016/02/27(Sat) 16時半頃

【赤】 学園特警 ケイイチ

[ 衣服のみすぼらしさに似合わず彼女の身体は綺麗で女性的な発達は優れたものだった。痩せこけて腹周りに肉らしい肉はなかったか。それに比べれば膨らんだ胸や女性らしい骨盤の拡がりはより際立って見えただろう。

まるで男の欲求を叶える為だけに盛り立てられたような肉体は、些か不気味さもあったかも知れないが、そんな事を気にする余裕も喜んでいる暇も無い。一瞬眺めて肌の白さに舌舐めずりをすれば、すぐに膝裏を押し上げ素直に受け入れる彼女に覆いかぶさった。

だって、死んでしまう。反応がなくなったら詰まらないじゃないか。死体は嫌いだ。娘の弾力を無骨な手が確かめる事は今はなかった。]

  ( あー、濡れてる )

[ 先端を押し当てたとき、ぬるりと滑るものがあった(>>*31)。濡らそうとなどしていないのに。それも少し詰まらないが、今は気にしない。

同意を求めれば、それは肯定の形で返され、気分を良くして。にやにやと笑いながら彼女の中へ男根を全て埋め込んだ。]

(*37) 2016/02/27(Sat) 16時半頃

【赤】 学園特警 ケイイチ


  …あー、はは、キッツぅ…、

[ 堪らない、とばかりに声を震わせ黒い瞳を細めた。誰かの形を覚え込んでいるらしいそこはぴったり自身のソレに合うということは当然無かったが、慣らしていない隙間に捩込むのは息が詰まるほどキツくてイイ。自分勝手な男は、女に挿入する時はいつもそうしているのだった。

傷付けられてさえいなければ。死に瀕してさえいなければ。この哀れで愛らしい生き物の秘部を自分に合う形になるまで犯してやるのに。]

  ご主人様じゃねぇ、俺様はケイイチだ

[ "犯していただきありがとうございます"などと玩具然とした台詞(>>*32)を吐く彼女の頬をピシャリと叩いては、呼称の訂正を求めた。挿入の際に呼ばれたものは気に入らなかったらしい。

彼女が誰を相手にしてきたか知らないが、過去のそれらと同一視されている様でイラつく。小さい男なのだ。決して下半身のことではない。

ケイイチだろうとケイイチ様だろうと、自身だけを指す呼び名に変えさせれば、満足げに口の端を吊り上げて抽挿を開始した。ガツガツと自分勝手に、相手の反応など構わずに。]

(*38) 2016/02/27(Sat) 16時半頃

【赤】 学園特警 ケイイチ

[ そう、構わずに腰を動かしていたが、反応を示そうとされているのには気付いた(>>*32)。

実際に聞こえたのは甘い声などではなくカエルを轢いた様な音だったとしても、それが彼女なりの処世術などとも知らないけれども。

── "嗚呼、なんて愛らしいのだろう" 、と。

可哀想で、哀れで、無様で。それでいて酷く可愛らしい。こんないつ誘拐犯に殺されるかわからない危機的状況でも──尤も、自分達を集めたのは誘拐犯などではなく、そして地上には誘拐犯より余程危険な者たちがいるようだが──自分の心を癒してくれる、目の前の生き物の愛おしさときたら。

そうして柔らかな唇に口付けようと顔を寄せ。
──しかし、大きな血の塊が吐き出された。]

  ッは、クソが……、

[ 故意にかけられたのではないと当然わかっている。然し、憤りを覚えてしまうのだ。彼女の血に塗れた頬を再び叩いて、まともに浴びせられてしまった自身の口元を乱雑に拭い、また身勝手な律動をはじめるのだ。

苛立ちのまま連続で突き下ろし、ベッドがギシギシと悲鳴を上げた。
瞳孔の開いていく瞳には気付かない。]

(*39) 2016/02/27(Sat) 16時半頃

【赤】 学園特警 ケイイチ


  あー、射精る射精る……!

[ そうして、首に刺さっていたペンが落ちたことなど気付かずに、いつの間にか反応も示さなくなった彼女から肉棒を引き摺り出すと、彼女の頭に射出口を向けて、ドピュドピュと白濁を放った。

避妊などという思考は別段無い。
赤く染まった白髪を再び白くしようなどという適当な理由。

右側の髪から頬にかけて自分の出したものが粘着きながら滴る様を眺めては、はぁ、と熱っぽく息を吐く。俺様の玩具。マーキングでもした様な気分だった。

けれども、そこから視線を少しズラし。
元々光の無かった瞳が完全に沈黙しているのに気付けば、大きく舌打ちをした。]

  …あー…ツマンネ…

(*40) 2016/02/27(Sat) 16時半頃

【赤】 学園特警 ケイイチ

( 詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない…… )

(*41) 2016/02/27(Sat) 16時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 小学生の時、気にくわないことがあって女を殴った。拳に折れた歯が突き刺さったけど、痛くはなかった。酷く興奮した。けれども周りに抑えられてそれ以上することはできなかった。

高校生の時、腹が立つことがあって、柔道の授業で相手の腕を追った。ポキリとこちらにまで伝わったあの感触が忘れられない。けれども次の手は教師に止められてしまった。]

(174) 2016/02/27(Sat) 16時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ そして今年。皆にとっては遠い未来。
大規模な立て篭り事件が起きた。犯人は実銃などという前時代的な武器を持った民間人。

きちんとマニュアルに則って動いていた。最初の二人を殺したのはそう、古いものであれ武器を向けられたために致し方なく。

次の一人は……武器を持っておらず。その辺に落ちていたガラスの破片を投げ付けてきた。ただ顔を少し傷付けられただけ、だったのだが。短気な男の機嫌を損ねるのには充分すぎた。

怒りのままに次々と犯人を殺して、武器を奪い、自動小銃を撃ち鳴らした。支給の武器は光線弾ばかりを扱うが実弾の反動はまるで誰かの鼓動のようで心地よくて……落ち着いた頃には辺りは静まり返っていた。

足下に転がる肉は静かで、口をきかない。
確かに先ほどまで遊んでくれて楽しかった記憶はあるのに。

    もう相手をしてはくれない。
           嗚呼、詰まらない。*]

(175) 2016/02/27(Sat) 16時半頃

【赤】 学園特警 ケイイチ

[ まだまだ遊び足りないが、死体は好きではないのだ。性癖は多少偏っているかも知れないが、死姦に興味は無い程度にはノーマルだった。

この晴れ切っていない怒りの矛先が次に向くのは──言うまでもなく金髪のニックだろう。

男は彼女の死体をそのままに、否、一度だけ名残惜しげに白濁で汚していないほうの頭をするりと撫でると、衣服を整えはじめた。]

  あの野郎ぶっ殺してやる……!

[ 既に一度殺されたことなど、知る由もない。銃声(>>*34)も地下のここまでは聞こえてこなかったか、あるいは聞き逃していた。

着替えが終われば、余韻に浸ることもなくそのまま出て行くつもりだった。雑な動きでスラックスを引き上げれば、ポケットからは折りたたみナイフが零れ落ちた。丁度彼女の近くに。]

(*42) 2016/02/27(Sat) 16時半頃

【赤】 学園特警 ケイイチ

[ ああ、けれども。もしも既に背を向けた、死体が載っているベッドから声や音が聞こえたなら、きっと振り返るのだろう。

いまこの男は、冷静な判断力は有さない。

何故死体が動くか、よりも。
殺しても死なない玩具を手に入れたと、
ニタリ嗤うのだろう。
─────────それは"はじまり"の合図。]

(*43) 2016/02/27(Sat) 16時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[紡がれる問いには目を見開き、そして一度伏せる。
長い睫毛が娘の目の色を覆い隠したが、繋がれていない手の側、袖でその涙をそっと拭っては相手を真っ直ぐに見つめなおす。

────嘘偽りを述べた所で仕方あるまい。相手が死霊ならば、いずれ嘘は暴かれてしまうだろう。
誤魔化すにしても、悪い事はしていない筈なのだ。何故ならば────]

────薬にさせて頂こうとくり抜かせて頂きました。
ニック様はお亡くなりになったとばかり思っておりましたから。
生きていると存じていればそんな無体な事は致しませんでしたが……申し訳ございません。

(176) 2016/02/27(Sat) 16時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[そう。死んでいる相手だから、それを特効薬として得ようとした。
まるきり死んだようであった。否、恐らく彼は確かに死んでいた。
だとすれば目の前に居るのは死霊。
死を認識できていない、哀れな魂に過ぎぬのではないか。
だから、此方も情けなく怯えるのは止めよう。
そうは思っても、心の奥底ではこの異常さに怯えを消しきれてはいない。
だが高みに立つ事で、優しく接してやる事で、その虚栄心を保とうとしていたのだ。
一応形ばかりの謝罪は述べたが、空洞を見つめるのが苦になりそっとまた視線を伏せる。
相手の右手を握り締めては、諭すように穏やかな声音を向けた]

ニック様………、あなた様は、ご成仏されては如何でしょう?
手にかけた私が言うのも、申し訳ないとは思いますが……。

(177) 2016/02/27(Sat) 16時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[そうしながら、空いた片手を相手の左胸に伸ばした。
きっと心の臓は止まっているはずだ。
これは一度死んだ者だ。
死霊に負けてたまるか。
繋いだ相手の右手、そこから伝わる温もりめいたものはきっと偽りだ。
自分の怯えからくる幻だ。

目を覚まそう、覚まさなくてはならない]

あなた様はどうすれば、ご成仏できるのでしょう?

[しかし、根底に残る怯えは判断を狂わせる。
相手に成仏と言う概念が当てはまるか否かすら、今の自分には判断できないでいた。
そして信じ込みたかったのだ。
相手はもう死んでいるのだと幻だと。

────この、手から伝わる温もりは幻であると。
目の前にある筈の現実を、娘は知らずに拒否していたのだ]

(178) 2016/02/27(Sat) 16時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 16時半頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 16時半頃


墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 17時半頃


【人】 許婚 ニコラス

[艶やかな黒髪がはらはらと舞う。…嗚呼、やはりその色は美しい、なんて少しばかり見惚れていたが その答えが否定なのだということを知れば、少し悲しげに眉を下げた。

それでも、娘の名を他人の口から聞くというのはなんとも嬉しい気分だ。やはり、彼女は娘の側に置くに相応しいだろう。]


……娘ですよ。今…13歳で、とても愛らしく、可愛い子です。

[聞いてもないことを、喋る。
恐らく声は先程よりさらに柔らかくなったに違いない。…まさかその姿が言葉通り「人形」になっているとは、きっと想像もつかないだろう。

空洞になった片目と、赤にまみれながらもその色を失わない灰色の瞳で彼女を見つめた。
怯えたように体を震わせる姿は、ああ気持ちが悪い。

それから、彼女の瞳か再び伏せられれば 言えないようなことなのか?と少しだけ邪推。まさか"食べた"などとは夢にも思わないのは、きっとこの男が食人の趣味がないからだろう。]


────、……薬に?人の眼球が薬になるのですか?……貴方は何か病気でも?

(179) 2016/02/27(Sat) 18時頃

【人】 許婚 ニコラス


[感染症ならば娘の側に置くのはあまり良くないだろう、などと自分勝手な想像から問うてみた。…"薬に"などと宣うなら、彼女>>176はきっと自分の眼球を返してなどくれないだろうか。壊してでも奪うべきか?────いや、この人形を壊してしまうのは勿体無い。

謝罪を述べられても、そこに込められた感情など興味もなく ただ流すのみ。相手が視線を下げれば、不思議そうに首を傾げただろう。

右手を握りしめられれば、その体温を疎む。
彼女の右手が自身の胸に伸ばされれば、シャツが開いたまま露出した左胸に、ピタリと手が触れたか。…口許には先ほどと変わらぬ微笑を浮かべたまま、内心ではその手を疎んで。]


ジョーブツ、とは?そのような言葉を聞いたことがないので分かり兼ねますが……。

嗚呼、そういえば。貴方は学がありそうだ。
ハンムラビ法典というものをご存知ですか?あの内容は如何にも野蛮で、愚弄すべきものだとはよく言いますが……、私はね、あれ、結構好ましいと思っているんですよ。内緒ですよ?

…嗚呼、でも貴方のその瞳を壊してしまうのは……凄く惜しいですね。せっかく完成された形だというのに。

(180) 2016/02/27(Sat) 18時頃

【人】 許婚 ニコラス


[彼女の握る手>>178を、握り返す。
温もりは好きではないが、社交界に顔を出せば自然と慣れたもの。

男は適応能力が高かった。────いや、単にあまり周囲に興味を持っていなかったからこそ、突然の変化も容易く受け入れられたのだろう。

そう、「静か」であればなんでも良い。]


……おそらく夢とはいえ、娘に会わせていただいたお礼に……貴方にも少しプレゼントをしようかと思いまして。

[微笑みと共に、そのまま彼女を抑え込むように押し倒してみようか。……その後は簡単。腕に刺さったままの抜きにくいナイフを、肉を引きちぎってまで無理やり抜いては彼女の口内に入れようと。]

(181) 2016/02/27(Sat) 18時頃

【人】 双生児 オスカー

── 笑う ──

[ケタケタと笑いながら彼は資料室を彷徨い歩いていた。
足は変わらず言うことを聞かなかったが、其れさえ愉快で仕方ないと言わんばかり。
歩きながら笑って、笑いながら其の棚に詰め込まれた沢山の資料を気儘に倒してゆく。



心の隙間に蔓延る悪魔──とでも言おうか、住み着いたのは恐らく暴食を司る其れ。
気付けば彼等はするり、入れ替わる。
そして役目が終わればまた彼等は元通り。
何時もと同じ様に生を繰り返すのだろう。

其れは入れ替わる等と言ウ生易しいものでは無く、
乗り移られてる、とでも形容すべきだろうか。

然し彼の中の悪魔≪β≫もまた、紛れ無く彼なのだ。
だから人は彼のした事を知れば口を揃え有罪だと言うのだろう。

悪魔は実に欲深く、我儘で、強引で、そして愛とは自らの内に閉じ込める事だと信じて疑わなかった。]

(182) 2016/02/27(Sat) 18時頃

【人】 双生児 オスカー

[天へと葬った彼女の魂、
主人を無くした其の抜け殻。

宝石箱の中身を散らした目を背けたくなる程の惨事を愛しそうに目を細め見つめるのは、きっと彼だけ。
迷わず駆け寄り愛を囁きながら其の抜け殻を愛したのだろう。



資料が倒れて行き足場が無くなっても、
女が只の性欲処理の為の玩具として使われようとも、
死人が生き返ろうとも、
其の耳に発砲音が響こうとも彼は気にしないのだろう。]

ケヒッ………クハ、アハ……バ……クク…ッ!
ヒィ……ヒィ……………ヒャハ!

[彼は目的無しには殺生をしようとはしない。
彼は今人を殺める為では無く、
此の世界から男が目を背けたいが為だけニ呼ばれた様なものなのだから、尚更。]

(183) 2016/02/27(Sat) 18時頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 18時頃


【人】 双生児 オスカー

[勿論男が其れを乞うた訳では無い。
然し結果として同じ様な物なのだ。

彼は諦めた。
          ────常人でいる事を。]*

(184) 2016/02/27(Sat) 18時頃

【赤】 墓守 ヨーランダ

[少女は、実に従順だった。
けれど、従順であるが故に戸惑った。

男は調教済みの女は好まないという。>>*35

そんなことを言われたのは初めてで、ならばどうすればよいのかと少女は困惑したようだ。処女を装えば良かったのだろうか……しかし少女が純潔を散らした時の事は幼過ぎて覚えてはいなかったようだ。
男に殴られても、慣らしもせずに肉茎をねじ込まれても>>*36>>*37、少女は拒むことはなかった。ただ「はい」と答えて要望のとおりにするのだ。「ご主人様」ではなく名前て呼ぶことを躾けられたのなら。>>*38]

(*44) 2016/02/27(Sat) 19時半頃

【赤】 墓守 ヨーランダ


――ケイイチ様……。

[まるで愛おしい者の名前を初めて呼ぶことを許されたかのように、そっと男の名を口にした。もっと少女の体に血が残っていたのなら、頬を染めてみせたかもしれない。

「犯してくださり、ありがとうございます」と口にした時と同じように、そっと微笑んだのだった。

それらはすべて「こう反応すれば相手は喜ぶだろう」という経験則に基づいた処世術でもあったのだが、今の少女はそこまで深く計算して行動に移すほど頭に血が回っていない。
ほとんど、無意識にやっていたようだ。]

(*45) 2016/02/27(Sat) 20時頃

【赤】 墓守 ヨーランダ


(ご奉仕しなきゃ…しなきゃ……)

[虚ろになりつつある意識の中で、少女が考えていたのは最期までそんな事ばかりだった。男に奥を突かれる度にきゅぅと締め付けようともしたが、何故か力が入らない。自分としては全くご奉仕した気にはならずに、もどかしかったようだ。こんなご奉仕の仕方ではきっと後でたっぷり叱られるだろうと怯えて。
最期の最後まで、男が望む通りの『玩具』である事を願っていた。]

(よかった……)

[少女が最後に見たのは、キツくて気持ち良いと笑みを深める男の顔。自分の体で男が悦んでいる様を見るのは、嫌いではなかった。

そうして意識が途切れた後の事は、まるで舞台の暗転中のように記憶にはなかった。]

(*46) 2016/02/27(Sat) 20時頃

【人】 墓守 ヨーランダ


ん……ぅ……?

[少女は、再び目覚めた。
ゆっくりとベッドの上で起き上がり、ぺたりと座り込む。思わず首元に手を当ててみるが、そこには傷口はなかった。]

私……生きてる……?首も……痛くない……
…………あれ…?

[すでに流れでた血は元には戻らないが、生きられる程度には活力も戻ってきている気がした。]

ケイイチ…様……。

[ そして、先程まで自分を抱いていた男の名を呼びながら、頭を抱えて首を軽く振った。……すると、手についたのはぬちゃりとした、白濁の男の欲。]

あ……え……?

[白と赤に汚れた自らの手を呆然と見たあと、ゆっくりと首を巡らせれば、今まさに地下室から出て行こうとしていた身なりを整えた男と目があっただろうか?それを見たのなら、びく、と体を震わせて……しかし、やはり拒むことはしなかった。]

(185) 2016/02/27(Sat) 20時頃

【赤】 墓守 ヨーランダ

ケイイチ様…私の体には飽きてしまいましたか?

(*47) 2016/02/27(Sat) 20時頃

【赤】 墓守 ヨーランダ

[ペロリと自らの指についた白を舐めしゃぶりながら、少女は男に向かって足を開く。ポッカリと空いた穴が、物欲しそうにヒクつくついていた。少女は自ら穴を押し広げるようにして男に見せつけ]

私はあなたの玩具です。
あなただけの玩具です。
どうぞ、心ゆくまで、遊んで下さい…。

[彼の白濁がついたままの指を、ちゅぷりと膣内へ出し入れをして誘う。
いくら首の傷がふさがったといっても、少女は相変わらず、自らが流した鮮血で体を濡らしていた。]

(*48) 2016/02/27(Sat) 20時頃

【人】 看板娘 櫻子

[自分とそう年も変わらぬ娘が居るならば自分の悲嘆も理解できるかもしれぬ。
否、矢張り理解できないだろう。人を、女を人形と見下すような男では。
娘をいくら可愛がっていても、きっと籠の鳥にしてしまう人種なのだろう。
────それでも娘が想像を巡らせる事が出来るのはそれまでだ。
まさか、籠の鳥どころか窓辺の人形にされているとは思いもしない。
あゝそれでも生きているならばマシなものを。
しかし病について問われればつい口にしてしまうのは、それが自分にとっての理由であり言い分だからだ。
これさえ無ければ、自分は────]

天刑病、または癩病と言いますの。
遺伝病と言われております、人に移る事は無けれど子孫に病を残さぬ為に子を成す事を禁じられますわ。
……兄がそれに罹り皮膚を歪めましたわ。
私も、いつか────けど特効薬があれば……。

(186) 2016/02/27(Sat) 20時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[そんな風に囀りながらも、その特効薬は何だったのかを思い出せば口を慎んだ。
思えばこの男は静寂を好むようだったと、あともう少し早く思い出していればもっと取り繕えたのかもしれない。
しかし娘はお喋りだ。
女の園で育ってきた姦しい娘だ。
だから、押し黙るのは常に窘められてからだったから、今はコレでも早い方。
然しそれでも、遅かったかもしれない]

────目には、目、を………?

[その法典の名は聞いたことがあった。
そして、覚えのあった一説に目を見開き、握られた手を引こうと試みる。
しかし続いた言葉では、目は惜しいと言う。ならば、何を?
何で贖えと言うのか、この男は?
そして、娘に会わせてくれたとは?

まさか、この男、実の娘に何を……………?!]

(187) 2016/02/27(Sat) 20時半頃

【赤】 看板娘 櫻子

[その命────
そう思考が巡るまでにそう時間は掛からなかった。
だがそれでも遅すぎた。
手を引こうとしていた所、その力に沿うように抑え込まれれば資料の散らばる床に黒髪が散り背を強かに打ち付ける。
ぐ、と喉の奥が狭まり呻きとなったが、咄嗟に叫ぼうとして────]

(*49) 2016/02/27(Sat) 20時半頃

墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 20時半頃


【赤】 看板娘 櫻子

ひ────っ、あっ、かはっ?!
ん、んぶっ……んん……っ!!!

[口内に何かを押し込まれる。
冷たい。────熱い?熱い、熱い、痛い!!
始め感じたのは鉄の味。
そして先程味わったのに似た血肉の味と、金属の冷たさ。
そして口蓋と喉奥とに酷く冷たく────熱く────痛みが走る。
切っ先はどこまで押し込まれたか。
少なくとも口蓋を削り頬の裏側を刻み、喉奥の柔らかな部分にその尖った切っ先は僅かにでも届いたようだ。
最初は唐突な遺物に嘔吐感を覚える。
しかし何が口内に押し込まれたのかを知れば、必死に嘔吐を堪え、溢れた血を何とか飲み込んではフーッ、フーッ、と鼻で荒い呼吸を繰り返す。
嘔吐感にジワリと涙がこみ上げたが、ギリと相手を睨みつけては両手は相手のナイフ握る手を掴み、それ以上押し込めてくれるなと抵抗を示した。
胃からせり上がってくるもの、喉奥から溢れるもの。
どちらも堪らなく苦しくて、────堪らなく憎らしかった]

(*50) 2016/02/27(Sat) 20時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 20時半頃


【人】 樫の樹の子ら リツ

ー資料部屋>>158>>159>*34>>160ジェフー

[カチャリ……そんな物騒な音と感触が腰にに響いた
鉛玉を撃つ準備が出来たという事か]

(賢くないと思うけどなぁ……)

[物騒な物を突き付けられながら金髪男の言葉を聞いてはそう思い浮かべる
今まで障害になる奴を色んな方法で”黙らせて”来たが、もう少し賢ければ別の方法が浮かんだりしたのかと、黙らせずに障害を避ける方法が浮かんだりしたのかと
そう考えたりする事も無かったと言えば嘘になる
別に人を”黙らせた”事に後悔しているからではない
ただなんとなく、もっと楽な方法があったら無駄な事をしたと思っただろうなぁと考えての事

それはそれとして
俺は結局、脅しに従わずどうにか”黙らせる”選択をした
リスクがあると分かっていながらその方法を選択するのは教師の時と合わせて二度目だ

そうして首を絞め続ける俺に対して
『愚かで可哀想な子』と、金髪男は告げて……引き金が引かれた]

(188) 2016/02/27(Sat) 21時頃

【赤】 樫の樹の子ら リツ

ゔっ……!?

[腰に激しい痛みが走っては腕の力も緩み、そのままよろけて本棚に背中をぶつけながら倒れ込む

階段から転げ落ちて傷が残る程の怪我を頭に負った時とも比べようがない痛み、そのせいなのか息苦しい
常に無表情な俺でも痛みに顔を顰めて撃たれた所に手を当てる
少しでも止血を…と考えた訳ではなく、勝手に手がそこに動いただけ]

(*51) 2016/02/27(Sat) 21時頃

【人】 許婚 ニコラス

["見下す"など言われたならば>>186きっと目を丸くして否定したに違いない。男は寧ろ、「美しく存在している人形」を慕っているのだ。……崇拝といってもいい。

だからこそ、醜いものが余計に許せぬ。
それが娘や妻など、身近な愛すべき存在ならなおのこと。

病のことを聞けば、ご丁寧に彼女が言葉を並べる。まるで言い訳のようにも聞こえるそれは、彼女の行動原理となっているのやもしれない。

(……嗚呼、この女性も……)

その美しさを自ら台無しにしてしまうのは、今まで見てきた数多くの女性のほぼ全てがそうだ。男はひどく残念に思い、彼女の言葉が並べられる間に────一つ、名案を思いついたのだ。]


[彼女が逃げようとしたのか手を引く力に合わせて、抑え込んで仕舞えば────ああ、なんと容易く押し倒せたことか。

資料の上に散らばる黒い髪は美しく、また男はより一層笑みを深くしたことだろう。
手早い動きでナイフを左手から抜くと、それを彼女の口内に突き立てた。]

(189) 2016/02/27(Sat) 21時頃

【人】 樫の樹の子ら リツ

可哀想って、なんだよ……

[俺の事を見下ろしてくる金髪男を視線だけ向けて見上げる、何で可哀想なんて言うんだと目線でも抗議するつもりで
可哀想だと思われるような境遇に居る覚えはないしそんな生活をしている覚えもないのに、何故今日会ったばかりの人間にそう言われなければならないんだ

そんな事をしている間も傷口から溢れる血が脇腹の辺りまで、そしてそこを押さえてる手をぐっしょりと赤く染めて行く
このままだと誰かにトドメを刺されずとも出血多量で死ぬだろう

こうなったのは明らかに俺が原因だし選択ミスだ
でも後悔はしていない
後悔しても何も変わらないし、無駄だから

だからそれ以上の反抗をする余裕など無く、その場から立ち去ろうとされても視線を送るだけになっただろう
恨めし気でも怒りに満ちた視線でもなく、ただその背中を見届けるだけの視線を*]

(190) 2016/02/27(Sat) 21時頃

【人】 許婚 ニコラス



は、ぁ……無理やり抜くと、やはり痛みますね……

ああ、動かないでください。ナイフで切るのは初めてなので……失敗してその綺麗な顔に傷を残したくありませんから。

[にこりと優しく微笑みかけて、彼女が口を閉じてしまわぬよう血塗れの左手を顎に添えた。

目的は、喉の奥。
声を出すと言われる部分だ。

当家の侍女は、皆その部分を切除してある。

────美しい人形、ああそれでも動かなくなってしまうと困る。そう悩んだ果てに、男はその方法を考え出した。

切って仕舞えば、聞こえるのは呼吸音と掠れた空気混じりの声のみ。…自分でも漸くその醜さが自覚できたらしい侍女達は、挙って沈黙するようになった。]

(191) 2016/02/27(Sat) 21時頃

【赤】 許婚 ニコラス


完全にはなれなくとも、こうすれば前よりはずっと美しくなれますよ。……嬉しいでしょう?……んん、このナイフでは少々気管も傷つけてしまうかな……

[どこまでも押し付けがましく、自分の理想に当てはめる。彼女の抵抗の涙>>*50と、抗うような手を少しだけ見つめ……それから少し前のめりになり、喉奥の口蓋垂に当たっていた切っ先を、慎重に奥へと推し進めようとしただろう。

……大丈夫、死にやしない。

いや、本当に死んでしまえばよほど嬉しいことなのだが。────男の仮説がもしも当たっているのなら、これの方が今は美しい人形に近づくはずだ。

その先の美を想像しては、きっと男は自然と口元に笑みが浮かんでいたに違いない。]

(*52) 2016/02/27(Sat) 21時頃

樫の樹の子ら リツは、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 21時頃


墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 21時半頃


【人】 青い鳥 デメテル

Non sum et non es.

Num non sunst?

Bonam fortunam!! Bonam fortunam!!!

(192) 2016/02/27(Sat) 21時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[殺される。
その恐怖を娘は初めて味わっていた。
相手の手を握り押し返そうとする手は外すことができない。
これが無ければあっという間に喉の奥を貫かれ頭蓋を砕かれてしまうかもしれない。
だが、相手のいう不可解な言葉をそのまま受け取れば、どうやら命を奪うつもりは無いらしい(>>191)
顎に手をかけ、開かれたまま固定される。息苦しさに、溢れる血に涙が溢れるが、それよりも酷い恐怖と嘔吐感に耐えられそうに無い。
この時、"なぜか生き返った男"を正しく理解していたならば、娘は敢えて真っ先に死を選んだかもしれない。
だが、その異様な状態を確りと把握出来る程には娘は冷静ではなく、そして若輩者であったのだ。
自分の世界しか知らぬ、自分の砦の王だったのだから]

(193) 2016/02/27(Sat) 21時半頃

【人】 看板娘 櫻子

んんっ!………ヴ、ぐ、ぇう……っ!!

[喉奥を刺激されて、吐きたくも無いのに胃液がせり上がってくる。
ごふ、と口まで出かかったのを懸命に血液ごと飲み込んだのは────粗相をしたくない、或る意味立派な自尊心から。それでも飲み込んで更に酸っぱいものが込み上げてくる悪循環に、鼻での呼吸がより荒く小刻みになってくる。
相手の手元が狂えば、殺される。
殺されるよりは、マシ────?

(い、や、惨めに生きるよりは死した方が────!!)

嬲られてまで生きる意味が己にあるだろうか。
己の価値を落としてまで、生きる意味があったろうか。
そう、先程までは死に怯えていた。
だが、果たしてこんな風に惨めに踏みにじられてまで、生きていたかったか?

無論、死ぬに相応しいのは相手の方だ。
だが────]

(194) 2016/02/27(Sat) 21時半頃

【赤】 看板娘 櫻子

(貴方の思い通りになんて、させない────!)

[傲慢な女はこの状況そのものに耐え切れなかった。
だからこそ、渾身の力を込めてはその刃先の行き先を狂わせるように、いっそ相手の凶刃を受け入れるように己の手でもって相手の手ごと口内へと引き入れて────ザクリ、と己の舌の根元に突き立てた。
舌を噛み切ったくらいでは死ねぬ、それは娘も分かっている。
だが何れ失血で死ぬだろう。
ズルリ、と舌の塊が喉の奥に転がり込めば、呼吸も上手くいかずに窒息死出来るはずだ。
そう、目論んで]

────っ!!!!!

[自ら選んだとて、堪らぬ痛み。堪らぬ味。
そして呼吸を塞がれる苦しさに顔を苦悶に歪ませるものの、相手を睨みつけるその瞳の輝きだけは再び戻ってきていた。
このまま死ねれば楽になる筈と。

────相手の思うままにだけはさせまいと、浅知恵ながらに]

(*53) 2016/02/27(Sat) 21時半頃

墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 22時頃


【人】 許婚 ニコラス

[頭蓋など誰が砕こうか?刃はまっすぐ下に下ろされているのではなく、口蓋垂、咽頭を通りそれから声帯に向かうために斜め手前に向かい差し込まれているのだから。

開いたまま動かぬようにしたのもそのため。
閉じてしまえば、その入り口が塞がり、とてもじゃないが男の力では丁寧に切ることは叶わぬ。]

……も、少し……!

[彼女の腕の抵抗に遭いながら>>193推し進めるのはなかなかに至難の技で、ゆっくりゆっくりと奥へ到達し……きっと、目的の声帯襞は簡単に切り裂くことができただろう。

だから、そう。慢心していたのだ。

まさか彼女がその先の死を望んでいたなどと、あの抵抗から察するに夢にも思っていなかったのだ。]

……!!

[行き先の狂い、完全に力の抜けていた刃先が……彼女の舌の根元を切り裂く。恐らく男は驚き、すぐさまそのナイフを引き抜こうとしたに違いない。…それからナイフを床に投げ捨てて。

舌の塊が彼女の喉を塞ごうと言うのなら、そこに手を突っ込んで取り除いてみせようか。舌を切ると残った部分が圧迫し窒息死するのだと誰かに聞いた覚えがある。

……嗚呼、折角美しい人形が!!窒息して顔が膨れるなど全く美しくない!!!]

(195) 2016/02/27(Sat) 23時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 彼女の死体は一度撫でた後はもう視界に入れないようにしていた。だから彼女の手許にナイフを落とした事にも気付かないし起き上がる瞬間も見逃すこととなる。

動かないのでは、詰まらなくて、虚しい。

やがてその虚しさは憤りへと相成る。
自身の名を呼び、自身を認めてくれる存在(無理矢理言わせた部分は考慮外)を傷つけ、命を奪ったあの男に矛先は向き。

首にペン先を突き立てられる、それさえなければあの時男は玩具の首を締め発言の訂正をさせる程度に留まった筈だ。……きっと。

そしてここから脱出するその時まで、みすぼらしい少女は自身が特別であることを実感させてくれる路傍の花であり続けた筈だ。それを奪いやがって。
──等と至極自分本位の理由で憤っていた。何故彼がそうしたのかなどは気にならない。]

  殺してやる殺してやる殺してやる……ッ?

[ 服を整え切れば今にも階段を駆け上がり飛び出そうとしていた。けれど自身の名を呼ぶ声(>>185)が耳に届けばビクリと肩を揺らし、目を瞬かせる。腕の中で幾度か聞いた声。否、それよりは通りがずいぶん良く聞こえたか。]

(196) 2016/02/27(Sat) 23時頃

【赤】 学園特警 ケイイチ

[ 振り返ると生気のある瞳と視線が絡んだ。
何だアレは。どうして壊された玩具が起き上がれるのだろう。自身の名を呼んだのだろう。

幽霊の類は見つけたら殴ってみたいと思っているほどの怖い物知らずは、そちらに吸い寄せられるように足を動かしながら白く汚れた指を舐めしゃぶる女をまじまじと観察していた。]

  …………、

[ 彼女が起き上がったことで首回りを隠すようにたくし上げたままだったワンピースが少し降り、白く細い首が覗いていた。ペンが刺さっていた筈の穴など、存在しないように見える。

なぜ。確かに傷はあった。服だって血塗れだ。
横奪されかけた記憶だって間違いじゃない。

──多少は思考するものの、頭脳派とは程遠く、ロクな解答は出てこない。

それに別の穴を見せつけられれば、蒸せ返るほどの雌の匂いが広がり、雄が呼び起こされる。

もう、余計なことを考えるのは無粋ではないかと。都合良い逃げ道にしては、考えるのを放棄してベッドに腰を下ろし。]

(*54) 2016/02/27(Sat) 23時頃

【赤】 学園特警 ケイイチ


  ( 嗚呼、この玩具は壊れないんだ )

[ それだけ理解すれば、充分だろう。
丁度それは、ずっと欲していた物だ。誰かが横奪しようとしても、きっと渡そうとはしないのだろう。

この瞬間、路傍の花だった物は特別な花となった。例え壊れぬ玩具が他に幾体か見つかることがあろうとも。自身もまたこの空間では死ねないと気付くことがあろうとも。特別はこの娘ひとりだけ。]

(*55) 2016/02/27(Sat) 23時頃

【赤】 許婚 ニコラス



サクラコ、そんなに急いでいたなら言ってくれれば…!嗚呼、窒息死なんて美しくない方法を選ぶなんて!!!美しくなりたいなら、そう言ってくれれば私が最良の方法を使ったというのに……!!!

[嘆きながら、それでも死<美>に自ら望んで向かう姿には感動し、感極まりその美しい東洋の人形を抱き寄せ、抱きしめようとしただろう。
……興奮した今、力の加減など知らぬ。

嫌がられたとて、攻撃されたとて、無理やり抱きしめてしまおうと。]


私はなんて素敵な物と出会ったのだろう!!自ら美しくなろうなど、今まで誰も考え及ばなかったというのに!!、!

(*56) 2016/02/27(Sat) 23時頃

【赤】 学園特警 ケイイチ

  まだまだ飽きてねェよ

(*57) 2016/02/27(Sat) 23時頃

【赤】 学園特警 ケイイチ

[ 整えた衣服をまた脱ぎ捨てて、彼女の前に鍛えた裸体を下ろした。自ら股間を拡げて誘うなんて、やはり身体を明け渡すことに慣れているのだろう。先ほどまでの己ならきっとまた叩いていた。

嫌がる女に無理矢理、の方が好みではあるのだ。けれども彼女のことならば、それもまた美点として考えられよう。それ程までにこの玩具を気に入ってしまっていた。]

  俺様だけの玩具、そうだよな
  はは、当然。誰にも渡さねー

[ 相手の台詞にうんうんと頷く。その言い方も誰かに強いられて覚えたものだと思えば腹立たしいのだが、自分にだけ向けられるのなら良い。その場しのぎだとかは考えていなかった。

彼女の顔と厭らしい身体つきと淫らな孔。にたにたと眺めていれば自ずと欲を吐き出したばかりのソレも元気を取り戻してきた。ムクムクと鎌首を擡げるのが見えただろう。はぁ、と熱っぽく息を吐いて。]

(*58) 2016/02/27(Sat) 23時頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 23時頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 23時頃


【人】 看板娘 櫻子

[この男は何を言っている?
娘には到底理解できぬ価値観だ。
娘は決して、死を持って美しくなろうとした訳ではない。死を持って美を保つというならば、成る程、こんな手段は取らずにこの男の言うままに従うこともしただろう。
娘が守りたかったのは自尊心や魂そのものだ。その為ならば美醜など問わぬ。だからこそ窒息した時のその姿など考えてもいなかったのだ。
だから、声帯が切り刻まれる痛みに視界を赤色に染めながらも、次の目論見が果たされ舌が断ち切られれば────ホッと肩の荷が下りた気がしたのだ。

これで、この男の思う通りにはなるまい。
この男に良いようにはされまい。
死した後に人体を取り出し保存するような狂気もこの空間に存在していたが知るものか。
今、目の前にいるこの、己を脅かした男に屈するよりは────と]

(197) 2016/02/27(Sat) 23時半頃

【人】 看板娘 櫻子

あ────がっ?!
かっ、ひゅ、ふぁ───っ、う、ううっ?!

[しかし口内に血の味が広がり、喉に舌先の塊が転がり込んだ頃。
自分を苛みながらも最後は救いの一手となろうとしていた刃が引き抜かれ、代わりに入り込んだ相手の手に堪らず呻く。
ズルリ、柔らかな舌の塊が引きずり出されれば途端に入り込んだ酸素に喉がなる。
しかし直ぐに多量の血液が喉を塞げば、多少は飲み込んだもののゲホゲホと血の塊を吐き出していた。
訳も分からず抱きしめられる。
口内も喉奥も焼けるように痛い、熱い。
なのに指先が冷たくて痺れて堪らない、それでも抱きしめられることが嫌で堪らず相手の肩を押し返し首を横に振る。
違う、そうではない、そう否定したくて唇を震わせようと、ごふりとまた血を吐き出して────そもそも舌を失い声帯を刻まれた娘では、まともに言葉を発する事はもうできなかっただろうが]

(198) 2016/02/27(Sat) 23時半頃

【赤】 看板娘 櫻子

[肩を押し返す両手が力を無くしていく。
相手をキツく睨みつけていた瞳が光を失っていく。
相手を喜ばせてしまったようだが、もうこれで良い。

これで、恐ろしい事も苦しい事も屈辱すらも無くなるなら。

娘の体が失血で冷たくなり、その力が完全に失われていく。
そっと瞳を閉じ、娘は今生を自らの手で終わらせた。

────と、思っていたのだ。
まさか、この悪夢に続きがあるとは、男の蘇りを目の当たりにしても尚思い至っていなかったのである]

(*59) 2016/02/27(Sat) 23時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/27(Sat) 23時半頃


【人】 許婚 ニコラス

[────男は今、胸が高鳴っていた。

こんなに感動したのはいつぶりだろうか?

だからこそ、その死はすぐになかったことにされてしまうことを、すっかり忘れていたのだ。

今は熱を持っているその体>>198も、やがて冷たくなっていくのだとおもえば その熱さえも愛せる気がした。愛しい妻や、愛すべき娘にしたのと同じように────いや、似て非なるものなのかもしれない────つよく抱きしめれば、熱の弱まった指先で肩を押されでもしただろうか?]


嗚呼、これこそ本当に美しい……!神よ、貴方に感謝します…!!

[確実に失われていく魂に、心の奥底から歓喜して……男はその美しい東洋の人形を抱き上げただろう。

腕に掛かる重みは、その美しさを得た証。

……瞳を閉じ、青白い頬を浮かべる彼女はやはり美しく、男は満足そうに微笑んだだろう。────すっかり、自分の身に先程起こったことなど忘れて。

抱き上げたまま、さてこの人形をここから出るまでに何処にしておこうか?と暫し辺りを逡巡させ────────あの、醜い人形と黒髪の警官の消えた扉を見やったか。]*

(199) 2016/02/28(Sun) 00時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/02/28(Sun) 00時半頃


【人】 墓守 ヨーランダ

[ 少女は、悦んだ。

なぜだかはわからないが、自分は死んでいないし傷ももう痛くはない。先程はやたらと寒くて凍えそうだったが、今はむしろ体が火照るようだ。]

ああ……ケイイチ様……

       ケイイチ様……。

[ 男が誘いに乗って、階段にかけていた足を降ろし、こちらに歩み寄ってくるのを見れば少女は嬉しそうに微笑んだ。
先程はスボンを寛げるだけだった彼も、今度は上着を脱いで半身を晒してくれたようだ。その鍛えられた体に、うっとりとため息をつく。
腹が出た薄毛の中年の父親とは似ても似つかない。思えば、若い男に抱かれたのは目の前の男が初めてだった。そしてまた抱いてくれようとしていることに、不思議と高揚感があった。]

(200) 2016/02/28(Sun) 01時頃

【人】 墓守 ヨーランダ


ケイイチ様……嬉しいです……。

[ベッドに腰掛けた彼の体に触れてみたくなって手を伸ばそうとしたが、先程服の袖を掴もうとして拒まれた事を思い出して、少女の手は中途半端な形で宙に留まった。

しゅん、と手を降ろしながらも、従順で都合の良い使い捨ての玩具であること自負しているこの少女のことだ。
持ち主が拒んだことであれば二度と間違いを犯さないだろう。]

(201) 2016/02/28(Sun) 01時頃

【人】 墓守 ヨーランダ


(……?)

[再び男と交わるためにベッドへ横たわった時、ふと背中に硬いものがあたった。そしてすぐにその正体に思い当たる。]

(え……これ、ナイフ……?どうして……あ……)

[ベッド――ナイフ――セックス――。

その瞬間に、少女の脳裏にフラッシュバックした光景があった。そう、彼女は一度、性的虐待を苦にして義理の父親を殺そうとしたことがあったのだ。しかしその時には目論見がバレ、それこそ死んだほうがマシだと思えるほどに凄惨な仕置をされたのだ。
あの時以来だ、少女が男を拒まなくなったのは。]

(どうしよう…どうしよう…こんなのが見つかったら……
私にこのナイフを使ってどうしろと??
ケイイチ様を、殺す?
誰を? ケイイチ様を?
それとも、見つかったらケイイチ様に殺される???

ああ……それは、なんて…… )
 

(202) 2016/02/28(Sun) 01時頃

【赤】 墓守 ヨーランダ

なんて   ――……嬉しい。

(*60) 2016/02/28(Sun) 01時頃

【人】 看板娘 櫻子

[傲慢な娘は今は冷たい死骸となっていた。
舌先は取り出され、放られてしまっただろうか。
声帯ならば、刻まれただけなら回復するだろう。
しかし舌が戻らねば、上手く物を飲み込む事も発音する事も叶わない。
────もし、相手が冷静であったならば、今こそ声帯を成す部分を取り出して完全に声を失う道を辿っていた事だろう。
そうでなかったことばかりは、娘にとっては幸いか。

────いや、本来ならば。
こんな場所で自ら命を絶つ事も
厭う男の腕の中で命尽きた事も
その後に抱き上げられ、骸とは言え連れられていく事も
娘にとっては決して幸いなどではない。
しかし瞳を閉ざし血の気を失い命尽きた今では、その自尊心ばかりは保たれた
この、短い間だけは。

その冷たい骸に温もりが再び宿るのはいつ頃か。
傷口は口内にばかりあったから、その癒えていく様は見ようとしなければ見えなかっただろう。
暫し娘は、漆黒の安息の夢を見る────]*

(203) 2016/02/28(Sun) 01時頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/02/28(Sun) 01時頃


【人】 捜査官 ジェフ

[君に向けられる瞳は、>>190
つまらないという様なものから、
抗議するかのような色に変わっていた。
君がほんのりと嬉しそうに見えたのは、
僕だけだったかもしれない。

少年の腰から流れ出る赤い血には、
一瞥をくれてやるだけ。

そのまま、君は踵を返し、
彼の元を去るのだ。
……この場では、死ぬことはできぬ、
なんてことは未だ知らずにいた。
だから、背後の少年へ、
追悼のことばを胸の中で、
呟いていたのだと思う。*]**

(204) 2016/02/28(Sun) 01時頃

捜査官 ジェフは、メモを貼った。

2016/02/28(Sun) 01時頃


【赤】 墓守 ヨーランダ

[ それが、少女にお似合いの結末。
もしナイフを隠し持っていたことがバレたなら、きっと逆上した彼に殺されるだろう。ああ、それがいい。それこそこの少女に相応しい。。

少女はもうずっと、誰かに息の根を止めて欲しかったのだ。

男たちに陵辱され続け、お腹に宿った命が一回、二回、そして三回と、芽吹く前に摘まれて、それでもなお終わらぬ玩具としての生活に。

少女は、とっくに、絶望していた。

もし先ほど自分が死んだことを知ったなら、なぜそのまま死ねなかったのかと泣いたことだろう。

しかし、今の少女にはそれを知る術は無い。]

(*61) 2016/02/28(Sun) 01時頃

【赤】 墓守 ヨーランダ

(ケイイチ様。……ああ、愛しています。
私は人を愛することを知りませんでしたが、今まさに愛を知ったのです。
私に"死"をくださるあなたに恋をしたのです!

どうか私を殺してください。
一度で死ななければ、腕をテーブルに飾ってください。
二度で死ななければ足を暖炉にくべて。
三度目でも死ななければ、目玉は繰り抜いてスープにいかが?
四度目でも死ななければ、腸を鳥に食わせて
五度目でも死ななければ

その時には私の首を切り落として池に沈めてホルンを長く低く三度鳴らしてください。

そうすればきっと、私は死ぬことができるでしょう!)

[ 弾む心を抑えながら、少女はナイフを隠すことにした。といっても、ベッドに横になって、彼に足を開いて誘っている間にナイフを枕の下に隠しただけ。
隠したと言っても、非常に子供騙しである。]

(*62) 2016/02/28(Sun) 01時頃

【赤】 墓守 ヨーランダ


ケイイチ様……私の体を、あなたの色に染めて、あなたの形に作りかえてください……。

[少女はそっと服を脱ぐ。今度はワンピースをたくし上げるのではなく、全て脱ぎ去ってしまった。そして彼の前にすべてを晒し、男の熱に自ら腰を寄せたのなら、男の挿入に合わせて腰を進めた。]

あ……ぁ、入った……ん、ん……

[先程も一度交わったというのに、今度は首の痛みも失血の寒気も無いせいか、少女にとっても心地よいと感じたようだ。自然と笑みが浮かんで、男にチラリと視線を向けて。]

ケイイチ様……触っても、良いですか?

[許可を取り、ヨシと言われたのなら彼の首の後ろに腕を回して、柔らかな太ももで彼の腰を挟んで]

ケイイチ様……キスをしても、良い、ですか…?

[再び尋ねて、ヨシとお許しが出たのなら、おっかなびっくり、唇を寄せて。血の味がするキスを交わそうか。
一番奥に彼を感じながら、そっと甘い吐息をこぼし――]

(*63) 2016/02/28(Sun) 01時頃

【人】 墓守 ヨーランダ


[壊れない玩具を欲した男と

壊して欲しいと願う玩具。

ああ、実に。
どこからどこまでも

両者は"交わらない"のだろう。]**
 

(205) 2016/02/28(Sun) 01時半頃

墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2016/02/28(Sun) 01時半頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2016/02/28(Sun) 03時頃


墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2016/02/28(Sun) 03時頃


【人】 奇跡の子 カリュクス

Non sum Amadeus.
Sum peccator. Sum poena, peccatum et.....et INNOCENS!

(206) 2016/02/28(Sun) 03時頃

【人】 許婚 ニコラス

[きっと男が冷静であったなら。
このあと彼女が起きる可能性も考えて、喉を暴き声帯ごと取り出してしまったに違いない。……だがしかし、今男は非常に高揚していた。

先ほど彼女の喉を塞いだ舌先は、先ほど取り出した際に放り、男が立ち上がった際に踏み潰してしまったかもしれない。…男はグチュリとしたその音さえも忘れていたのだから、気づくこともなく。

男はシャツの前を閉めることも、自身の腹部に沈んだままのナイフを抜き取ることも忘れてしまっていた。]


(……あの扉の向こうになら安置できるような場所があるだろうか?出来る限り誰にも触れることができぬよう、綺麗にしておかなくては……。)

[臓物を取り出すにしても、縫合するものを何も持ち合わせていない。普段は家に招く側のため、持ち歩くこともなかった。

血の気が失せ、色の無くしたサクラコ>>203を腕に抱えたまま……その扉が開かないか、ガチャリガチャリとノブを回してみただろう。
そうこうしているうちに、彼女が生き返って仕舞えば、きっと落胆してしまうのだ。────もしかすると、抱えていた人形を思わず落としてしまうほどに。]**

(207) 2016/02/28(Sun) 03時半頃

【人】 樫の樹の子ら リツ

ー金髪男が去った後ー

[男は何も言わずに立ち去って行った>>204
感情を顔に出した事が無かったのに
少しだけでも初めて無の顔を崩され、相手の言葉に対して抱いた”不満”を”抗議の念”として眼に宿させた金髪男
あの男はそんな感情を宿した眼から送られた視線に気付いてただろうに、何も答えずに去ってしまった]

………っ……本当に痛いなぁ…これ……

[荒めの息でそんな事を呟きながら本棚に背中を凭れ掛ける形で座り直した
少し動くだけで傷口に響いていたせいか、額に嫌な汗をかいてしまった
そして出血も続いていて、傷口を押さえている手を伝いポタポタと地面に垂れては小さな血溜まりが出来始めている程]

理由が分かんないまま死ぬのか、俺は……

[理由、というのは俺に”可哀想”と言ってきた理由の事である
それだけ、唯一それだけ納得が行かないしモヤモヤしているのだ
俺は何も不自由はしてないし不遇な扱いされてない
寧ろ今までで一番楽に暮らせててそれなりに満足して暮らしてる
何を以てそんな俺を”可哀想”だと見なしたんだと]

(208) 2016/02/28(Sun) 03時半頃

【人】 樫の樹の子ら リツ

[こんな死にかけで無かったなら無理にでも引き止めて問いただしただろうに
これまた初めて自分から積極的に動こうと考えたというのに
死を待つだけになってしまった今の状態ではそれが叶わない]

(名前ぐらい、聞いとくんだったな……)

[いつもの俺だったら”知ったところで意味はないし無駄だ”と興味すら抱かない人の名前
しかし、あの金髪男は俺に感情を抱かせただけでなく死の間際に追い込みここまで色々と思考を巡らせた”異質”な存在だ
冥土の土産…とは言わないけど、ただ聞いてみたかった

まさか死んでも生き返るなんて予想すらしない訳で
死んでるところ見られるのはなんとなく嫌だなぁなんて
そう考えたのを最後に視界は暗転し傷口を押さえていた手がビチャっと血溜まりに落ちる
俺はそうして”確かに”絶命したのだった**]

(209) 2016/02/28(Sun) 04時頃

樫の樹の子ら リツは、メモを貼った。

2016/02/28(Sun) 04時頃


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ニコラス
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カリュクス
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舞台に (0人)

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