212 冷たい校舎村(突)
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が10人、人狼が1人いるようだ。
|
人狼なんているわけないじゃん?みんな大げさなのさ。
(0) 2017/03/10(Fri) 00時頃
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キーンコーンカーンコーン…………
(#0) 2017/03/10(Fri) 00時頃
──午前8時50分
空っぽの校舎に響き渡るのは、聞き慣れたチャイムの音。
足りないものだらけの場所で、始業の合図は日常と違わず。
教室の前方にかけられた時計の針が、
きっかり8時50分を指した時のことだった。
聴覚から感じる日常があるなら、
次にやってくるのは、鼻腔をくすぐる非日常。
閉じられた扉の向こう、廊下の方から漂ってくる、
甘い、辛い、香ばしい。雑然とした、食べ物の香り。
目を凝らせば、廊下に面した磨りガラスの向こう、
チカチカと瞬くカラフルな光にも気付けたかもしれない。
(#1) 2017/03/10(Fri) 00時頃
さあ、扉を開けてみて。
(#2) 2017/03/10(Fri) 00時頃
──その先で、君達は目にするだろう。
高校3年。最後の文化祭。
君達が作り上げた、あの日の校舎。
時間が凍りついてしまったように、
あの日の光景が、そのまま、そこに残されている。
君達のいる教室だけが、日常に取り残されたまま。
そのことに気づいたとき、
通じなかったはずの携帯電話が一斉に鳴り出す。
君達が揃って受け取るのは、誰かの喪失を仄めかすメッセージ。
(#3) 2017/03/10(Fri) 00時頃
ようこそ。冷たい校舎へ。
外部から取り残された世界を、君に優しい世界を、
気のおけない仲間しかいない世界を、どうか、楽しんで。
────冷たい校舎の時は止まる。
(#4) 2017/03/10(Fri) 00時頃
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[ 人と違う事を、唯一だって喜ぶ奴もいるけどさ。
俺はそんなものになりたくなかったよ。 俺はその他大勢の、ありふれた一人でいい。
―――――― 皆と同じものがいい ]
(*0) 2017/03/10(Fri) 00時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2017/03/10(Fri) 00時頃
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差出人:繝]\シ�ゥ�ェ繧ゥ譁�ュ 宛先:文化祭実行委員 ―――――――――――――――― みんなへ ―――――――――――――――― いざとなると何書けばいいか分からないね。
諦めながら毎日生きてきて、 これからもそれが続いていく事を しょうがないかなって思ってた。
でも、文化祭楽しくて、やっぱり諦めきれなかった。 だから、ちょっと死んでみる。 もうそうするしかなさそうだから。
皆と同じものに、なれたらいいな。
(1) 2017/03/10(Fri) 00時頃
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[ >>#1
チャイムが鳴り響く頃、みんなに届く、 遺書めいたメールが一通。
そうして、言い忘れたかの如く届く、“二通目” それはまるで、謎かけのように ]
(2) 2017/03/10(Fri) 00時頃
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差出人:繝]\シ�ゥ�ェ繧ゥ譁�ュ 宛先:文化祭実行委員 ―――――――――――――――― (無題) ―――――――――――――――― 人を人たらしめるものとは、何ぞや?
(3) 2017/03/10(Fri) 00時頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/03/10(Fri) 00時頃
|
[ ここにだけ、ひとの気配があること への、違和感。]
(4) 2017/03/10(Fri) 00時半頃
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── 現在:3年3組教室 ──
[ それには気が付かなかったことにして、 俺は後ろ手に扉を閉めた。しっかりと。 暖房がついているときに、扉が開けっ放し。 なんて、ご法度だろ。俺が嫌だ。
8時50分、目前。 始業のチャイムが鳴る、ギリギリだった。 10人くらい? 教室にいる人数をざっと数える。
…………少ない。]
(5) 2017/03/10(Fri) 00時半頃
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……え、 これだけ?
[ 俺の、不思議そうな、通りにくい声に、 かぶさるように、始業のチャイムが鳴る。
それは、この奇妙な空間に、 日常をもたらす よう な?*]
(6) 2017/03/10(Fri) 00時半頃
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— 8:50 —
[チャイムが鳴るその瞬間も、圏外のスマホをいじっていた。 壊れちゃったなら、買い替えるためのバイト代、また稼がないと。
そんなことを思っていたら、メールが着信する音が、まずひとつ。>>1]
……?
[すぐには理解できないその文面を、目で追っていたら。 追い打ちの2通目が、やってきて。>>3
相変わらず表示は圏外のままなのに、いったい何が?]
(7) 2017/03/10(Fri) 00時半頃
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ほん、 [ ――とう、だって。 と 能久>>0:441へ顔を向けて、 続けようとした言葉は 途切れた。 ]
(8) 2017/03/10(Fri) 00時半頃
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[ ―― 非日常の中の、日常>>#1 ]
(9) 2017/03/10(Fri) 00時半頃
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―― チャイム?
[ 何ら、可笑しなことは無いはずだ。 きっかり八時五十分を時計の針は指して、 だけど 能久への言葉は止まって、 あれ?って調子で 首を傾げてしまう。
そうしてさらに、 コートのポケットから振動音>>1。 圏外だって聞いていたのに。 僅かに香った なにか の香りを突き止める前に、 スマホを開いて、 ]
(10) 2017/03/10(Fri) 00時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/03/10(Fri) 00時半頃
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─ チャイムが鳴る前 ─
[雪の所為かも、という彼女>>0:407に、 素直に同調しつつ。 帽子以外の防寒具を脱ぎ去って、机の上に。
もう少しで、始業の時間ですから 早くこのコーンスープを、飲み干さねばなりません。 ああ、でも。 焦って飲んでいなくて良かったでしょう。 下手をしたら、ささらの爆弾発言(私にとって、は)で、 噎せてしまっていたかもしれませんから]
(11) 2017/03/10(Fri) 00時半頃
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あ、ああ…なんだ… 良かった。ごめんね、大きな声出して。
[大きな声を出したの、久々だったかもしれません。 零しそうになったコーンスープを両手で支えて、 帽子の下、曖昧に笑います。
そりゃそうです。幾らなんでも、 肉親の死を、あんな軽い調子で言うわけありませんね。 気不味げに、コーンスープを一口。おいしい]
……私のスマホも、圏外になってるの。 変だよね、何か…
[圏外の文字に、少々重い口調。 こんな風になる心当たりが、無かったもので]
(12) 2017/03/10(Fri) 00時半頃
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―――、 ……?
[ はあ? とか、 そういうことが言えれば、 良かったんだろうか。 差出人、文字化け。 宛先は、皆。
内容は、 ちょっと買い物に行ってくる、みたいな。 そんな調子なのに、 一蹴できない単語があるものだから、 縋るみたいに二通目>>3を開いて、
ああ でも、 それは一通目のメールの答えを くれやしなかった。 ]
(13) 2017/03/10(Fri) 00時半頃
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「 とーりの一番は、わたし 」 「 わたしの一番も、とーり 」 「 とーりの全部、わたしのもの 」 「 わたしの全部、とーりのもの 」
(14) 2017/03/10(Fri) 00時半頃
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─ 回想・似合わない帽子の話 ─
[……向けられる視線>>0:415に、ほんの少しの居心地悪さ。 ふ と。思い出すのは、かつての記憶。 あれは、いつの事だったでしょう。
黒い、目深な帽子を被る様になって。 時折、級友達から向けられる視線が、 以前のものとは違うと思える様になったのです。
彼女からの視線も、その中の一つ。 いいえ、彼女は 真正面から口を挟んできた、希少な人でしたね>>0:417]
(15) 2017/03/10(Fri) 00時半頃
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[ 伸びた前髪を梳くえとさんの指先と、 掠れて、だけど甘ったるい声で うたうように紡ぐ 言葉。 俺 を 俺 たらしめる なにか、が。 あるとすれば、あるとするならば。 それはきっと あのひと の、 ]
(16) 2017/03/10(Fri) 00時半頃
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……なら、どんなのが似合うと思う?
[自分に似合う帽子、というものが 今の私には、解りません。
彼女がどんなつもりでそう言ったのか、私は知りません。 けれど……そうですね、 忌まわしいものを隠してくれる、この帽子を まるで非難された様な、気になってしまって
続けた言葉は、ほんの少し、険を孕む声音]
(17) 2017/03/10(Fri) 00時半頃
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私に似合う帽子なんて、無いでしょう?*
(18) 2017/03/10(Fri) 00時半頃
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─ 現在・教室で ─
[新たに入ってきた級友に声をかけられたのは>>0:424、 そんな返しをした直後だったでしょうか。 開いた扉の方を見て、おはようを言おうとして── げ、 って感じの顔をしたのは、 帽子に隠されていても、気付かれてしまったでしょうか]
……だって、連絡来てなかったもん。 どうせ、私からのメールじゃなくって、 昴に連れられて来たんでしょ。
[だから謝らないよ。言外に、そう言って。 でもこれじゃ、昴に責任を被せてるみたいになるかしら。 続いて入ってくる彼>>0:439には、 ほんのちょっと、申し訳なさそうな視線を]
(19) 2017/03/10(Fri) 01時頃
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[通が入って来た事にも気付いて>>0:432 職員室の事を聞こうとすれば、 その前にぽろりと零される、言葉>>0:433。
普段であれば聴き逃しそうな声量でも、 今ばかりは、そうもいきません]
……嘘だとは、思ってない、けど…
[困惑気味の声が落ちたのは、信じてないというより、 信じたくなかったから、かも、しれません。
やっぱり、何だか、おかしくないですか? 生徒だけなら兎も角、先生もだなんて。 学校が無人になるなんて、そう、無いと思うんですが]
(20) 2017/03/10(Fri) 01時頃
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キーンコーンカーンコーン…………
(21) 2017/03/10(Fri) 01時頃
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[チャイムの、音>>#0。
不思議なメール>>1に気付くが遅れたのは いつも通りの筈のその音に、少しゾッとした所為*]
(22) 2017/03/10(Fri) 01時頃
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[ ―― 画面を暗くして、 再度スマホをポケットに突っ込んだ。 …正直このメールのことを、 どう口にすれば良いものか迷うから ( 何せ職員室の話題も自分から出した訳で )
ふと 強引に切り替えた頭で気にかけたのは。 何時かのよう、 "腹が減りそうな"匂い。 ]
(23) 2017/03/10(Fri) 01時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2017/03/10(Fri) 01時頃
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………食堂開いてるの? [ やっぱり、誰にともなく、出る声。 独り言だと思われても、それはそれで。 ……まさか食堂の料理が、 この教室まで届く程の匂いだったかなんて、 そんなことまでは、ちょっと、 思い当たりたくは、ない* ]
(24) 2017/03/10(Fri) 01時頃
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――、ッ、ぇ……
[>>8答えは、チャイムにかき消された。]
――、――なに、え、
[同時、>>1震える感覚。 ポケットからスマホを取り出した]
――、――なに、……
(25) 2017/03/10(Fri) 01時頃
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あーらら?少ねェなァ。
[3年3組の教室にも、まァ人は少なかったね。 三星が教えてくれた顔も、そうでない顔もあったけど、 コリャどちみち学級閉鎖だなァ。
なんか一部ケンアクな雰囲気もあるけど、 それは昴が宥めてるみたい。
と、思ったら、鳴り響くチャイム。>>#0
そして、圏外だってサボタージュしてたスマホが チャイムの音で生き返ったみてェに、鳴った。
いや、俺のだけじゃなくて、みんなのも。 変だなァって思うけど、スマホを見る皆を見てから、 画面をタップして、届いたメールを開いた]
(26) 2017/03/10(Fri) 01時頃
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[ ずきり。
頭が鈍く痛んだ気がしたけど、 一時的なものだろうと、気にせず、]
(*1) 2017/03/10(Fri) 01時頃
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…… 何だコレ?
[届いていたのは、二通。
意味がよく分からねェけど不穏な単語がある一通目。 続きかと思ったら、そうじゃなかった、二通目]
(27) 2017/03/10(Fri) 01時頃
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[ 人を人たらしめるもの。
―――― 知ってるよ。
でもそれは、誰に伝えたらいいんだろうなァ ]
(28) 2017/03/10(Fri) 01時頃
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[こわれたおもちゃみたいに、 なに、ともう一度。
文字化けしたメール。 ひどくひやりとして 胸に氷を、押し込んだような感覚がする]
……死……
[口元を慌てて、抑える。 縁起でもない。]
(29) 2017/03/10(Fri) 01時頃
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[思わず口角が吊り上がりかけたけど、 俺はそれを引っ込めて、みんなの様子を見た。
だって、今ここで笑うのは、 きっと“普通”じゃねェって、分かってたから ]**
(30) 2017/03/10(Fri) 01時頃
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[ さっきまで、日常に潜む小さな違和感だった。
むきむき とか、入間がおどける>>0:440から、 「 俺、握力ゴリラ 」とか、同じように、 冗談めいた口調で、返事をしたりして、
抱え込んだバスタオル。 職員室を見に行くといった2人より、 俺達のほうが早く教室に到着したら、 今度はこっちから脅かしてやろうか、とか。
なんだか、フツウの高校生めいたことを、 している なあ、って、思っていたのが、
遠い。]
(31) 2017/03/10(Fri) 01時頃
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── 現在:3年3組 ──
[ 8時50分ちょうど。日常がかえってきた!
時間通りに響く始業のチャイム。 それと同時に、震えだしたスマホ。
圏外なんて、やっぱり気の所為かー。 俺のケータイ、ボロいから。 大和さんのも、多分なんか、調子悪かったんだろ。
……なんて、思えやしない。
手慣れた手つきで、メールを開いたり、 しなければよかった。]
(32) 2017/03/10(Fri) 01時頃
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いちからやり直せば、次こそは? 次こそは、ふつうに、みんなと同じように 信ずるものは救われる なんてね あればいいね
(33) 2017/03/10(Fri) 01時頃
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## これは誰だ。 ##
(34) 2017/03/10(Fri) 01時頃
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― 3年3組教室 ―
おはよ――――…、?
[教室に入って真っ先にこれほどの違和感を感じたことがあったろうか。 いや、ない。
違和感の正体。 それは空いている席がやたらとあるってことだった。 サボり魔当人を差し置いてサボり多数である。
わたしが昇降口で見かけた面々と、 りーくんと古辺くんと一緒だったらしいと名前のあがっていたふたりと、 ――それからつばさちゃんもいた。手を振られたので振り返す。 わたしとつばさちゃんは出席番号が近い。 その縁で入学当初からわりと話す仲なのだ――という話はさておき。 ささらちゃんやはるちゃんに分かったことを話さないと、とか、 はるちゃんは大丈夫かな、と思っていると、チャイムが鳴った]
(35) 2017/03/10(Fri) 01時頃
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[ 日頃なら、食欲をそそられるようなにおいが、 かすかに漂って、鼻先をくすぐるようだった。
けれど、俺はスマホの液晶から目を離せないまま、 二通目まで、目を通して、 ねじまがった矢印マークをタップする。 返信。作成。送信。
「 おまえ、誰 」
ネットワーク接続がありません。 クソかよ。]
(36) 2017/03/10(Fri) 01時頃
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— 回想:ネル先生と、わたし —
準備できたよ。
[仕切りから顔をひょこりと出して、キャンバスを整えている先生に声をかける。
ワイシャツ姿で腕まくりをしている先生は、とても暑そう。 密室状態の美術準備室では、暖房をガンガン利かせていた。 これは、わたしが寒くないように合わせてある室温。]
「じゃあ、始めよう。」
[待ちわびていたとばかりに、先生はわたしを手招きする。 仕切りから出て、指定された台へ向かう。
裸足が床をぺたぺたと鳴らす。 布と肌が擦れる音が、暖房の風音に混じる。
台の上に昇って、体を覆っていたタオルを床に落とした。 一糸纏わぬ、生まれたままの姿をそこに晒す。]
(37) 2017/03/10(Fri) 01時頃
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[……絵画のモデルのバイト。 最初はごく普通の、服を着たままでのポーズをしていた。
それが、ヌードのデッサンになったのはいつ頃からだったか。 ネル先生に、冗談のように頼まれて。 わたしも、冗談のようにOKして。 気付いたらそういうことになってた。
誤解のないようにわたしが言うけれど、 ネル先生にはやましい気持ちとかは一切なくて、純粋に芸術のためにやっているわけで。 わたしもお金を貰って納得してやっているんだから、何の問題もないのです。 というか、そもそも両親の許可が出てるから。
未成年の裸婦モデル。普通ならマズいものだけど、ね。 コネ万歳、と思ったのはきっと、ネル先生も同じことでしょう。]
(38) 2017/03/10(Fri) 01時頃
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[最初は恥ずかしさに抵抗もしたけど、すぐに慣れたのは、 ネル先生がわたしを歳の離れた妹としか思わずに接してくれたからだし、 わたしも先生のことは歳の離れた兄さんにしか見えていない。
先生に指示された体勢を取る。 片腕を首の後ろに回した、悩ましいポーズ。
出るところが出ていて、引っ込むところが引っ込んでいる、 先生いわく理想的な体型は、このバイトのために維持している。 努力の賜物なんですよ。
そうそう、そのまま。と先生が筆を執って書き出した。 このまま10分、20分、ずーっと同じ体勢で耐え忍ばなくてはならない。
暖房が直接肌に突き刺さって、寒くはないけど、 それ以上に熱く真剣な先生の視線が、わたしの爪先から頭のてっぺんまでを求めていた。]
(39) 2017/03/10(Fri) 01時半頃
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[気ままに生きていくだけなら、ハダカでもいい。
割と本気で、そう思ってた。*]
(40) 2017/03/10(Fri) 01時半頃
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[不穏な1通目、 哲学みたいな2通目。 ――ほんとうに、これは]
……ホラーじゃないん、だから……
[眉を下げて、うろりと視線を皆へと彷徨わす]
……うそ、なんで圏外? なあ、誰か電波立ってる人いる?
[問いかけるために、息を吸う。 ふわりと漂う、食欲をそそる匂い。]
(41) 2017/03/10(Fri) 01時半頃
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|
[ 何度タップを繰り返しても、 左上で、ぐるぐるとまるく矢印が回って、 送信失敗の文字が浮かび上がる。
圏外 という文字が、消えない。
受信したメールも。 遺書めいた文面も。
確かに、ここにあるのに。
宛先が、文化祭実行委員 となっている。 そのことに気がついて、顔を上げた。
文化祭実行委員。 このメンバーのことを指しているのか?]
(42) 2017/03/10(Fri) 01時半頃
|
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なあ、
[ スマホの画面に視線を落としている者も、 数人はいただろうか。
できるだけ、滲む感情の起伏を抑えようとしたら、 なんだか、ひどく不機嫌な声にしか、ならず。]
(43) 2017/03/10(Fri) 01時半頃
|
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これ、全員に届いてんの? つか、なにこれ
[ それで、答えがかえってきたらいいね。 多分、そんなことはなかろうが。
眉間に皺を寄せて、教室の前方、立ちっぱなし。
奇妙なにおいは、漂うはずのないそれは、 未だに、嗅覚に訴えかけてきて、 よけいに神経を逆撫でする。なんだよこれ。
なんだよこれ、まるで、遺書じゃないか。 それに、]
(44) 2017/03/10(Fri) 01時半頃
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*謎掛けの答えを、俺は知らない。*
(45) 2017/03/10(Fri) 01時半頃
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……。
[時間通りに鳴ったチャイムの音に安堵して、]
………え?
[急に教室のあちこちで鳴りだした着信音に、 何事かとまばたきひとつ。 陸の孤島状態から脱したよやった! などと喜んでいられる気分にはならず、 何気なく、日常動作の一環として、送信されてきたメールを開いたら、
「ちょっと死んでみる」
そんな言葉が目に飛び込んできた。>>1]
(46) 2017/03/10(Fri) 01時半頃
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………誰? なんなの?
[メールは二通届いていて、そっちも開いてみたけど、 意味深長な問いかけがあるだけ。>>3
まあそううまくいくはずないよね。 実は嘘でした、なんてネタバラシが二通目にあるなんてオチも、 期待してなかった、といえば、嘘になるけど。 現実は非情である]
(47) 2017/03/10(Fri) 01時半頃
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ー チャイムが鳴る前 ー
[>>12委員長のスマホも圏外だという。 これは、雪のせいで電波障害? 現実的に考えるならそれしかありえない。けど。
考えてもどうにもならない疑問は、置いておきながら。 そろそろいい感じに暖まってきた教室で、ようやくコートとマフラーを脱ぐ。 いつもの制服が露になった。
委員長との会話は、その後、>>0:424>>19次々にやってきた級友たちによって、 結局何も分からないまま自然解散しただろう。]
(48) 2017/03/10(Fri) 01時半頃
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— 回想:似合わない帽子とは —
[>>17どんなのが似合うと思うのか。 いいえ違うの。わたしは、帽子の被っていない蝶美ちゃんをよく覚えている。 帽子なんて、いらないんじゃないの。
——そう、口に出そうと思ったのを、やめた。 私が何を知っているというのだろう。彼女のことを。
自由奔放に過ごしてきたわたしに、 誰かの傷を抉る権利があるだなんて、思えるわけがない。
クラスメートとしての距離。 それ以上を詰めるやり方を、知らなかったから。]
(49) 2017/03/10(Fri) 01時半頃
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|
……そう、かな。
[>>18彼女の声色を聞けば、愚かなわたしでも理解できる。 曖昧に返事を濁して、口を噤んだ。
蝶美ちゃんが悪いわけじゃない。 けど。わたしはやっぱり服が嫌いだ。
服を取り繕わなければ生きていけない人生なんて、わたしは、*]
(50) 2017/03/10(Fri) 01時半頃
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……、……
「人を人たらしめるものとは、何ぞや?」
っていうのと、もう1通、届いてる。 ……保田も?みんなも?
[喋っていないと不安とばかり、 能久は問いかけを零す。 >>30いつも陽気な理一さえも、笑っていない。 ――それがどういう思いをもって為されたか、未だ分からぬまま]
……、――だって、これ……
[文面が、不安を掻き立てる。 ――まるで、遺書のような文面。 能久自身も抱えた昏(くら)い場所を掘り起こしてくるような感覚を覚える。
――だって、ほんの僅かでも 考えたことがなかったわけでは――ないだろう?]
(51) 2017/03/10(Fri) 01時半頃
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――少し前――
まあ、大和や先生がミスすることもあるだろうが、それにしても……いや、何でもない。行くか。
[それにしても電気がついてて休校なのはおかしい、だとか、ただの連絡ミスであればいいんだが、とか。そんな、少し不穏なことを言うのもどうかと思ったから、飲み込んで。上須賀>>0:422と共に、少し足早に教室へと向かった。
「おはよう」、と教室の面々に声をかけたものの、その人数は明らかに少ない。上須賀が大和へ詰め寄っていたが、能久が抑えに行ったので>>0:439、自分はといえば、遠目から見守っていたのだが。そこへ来た古辺がぽろ、と驚きの言葉を零した>>0:433]
(52) 2017/03/10(Fri) 01時半頃
|
|
[職員室に、誰も居ない…? それは、つまり…どういうことだ。それなら一体誰が、電気や暖房をつけたというんだ?
それから少ししてまた何人かが教室に入ってきたものの、すぐにいつも通りおはようと声をかけることも出来ず、程なくして……鐘が、鳴った。
それは聞き慣れた、日常を知らせる音のはずなのに、今日に限ってはまるで、非日常を知らせているように聞こえた。
その上、響いたのは鐘の音だけではなくて。何人かの携帯から着信音が聞こえ、自分の携帯も震えて、何かの着信を告げる。 周囲に習うように、携帯を開いた。新着メール、1件。続けて、もう1件。嫌な胸騒ぎを覚えながら、それを開く。]
(53) 2017/03/10(Fri) 01時半頃
|
|
何だ、コレは……
[届いた2通のメール。その内容はまるで、謎かけのようだった。しかも、なかなかに、いや、これ以上ないほどに不穏な言葉も混ざっている。
これは、だめだ。止めなければ。
そんな漠然とした焦燥感に駆られたものの、差出人は文字化けしていて分からない。だが、宛先が“文化祭実行委員”になっているということは、つまり、いや、しかし、チャイムが鳴った時全員この教室に居たわけだから、誰も送れるはずは――]
(54) 2017/03/10(Fri) 01時半頃
|
|
[そんなことをじっと考えていたが、突然古辺の声>>24が耳に入り、現実に引き戻される。]
食堂……?
[突然何を言うんだ、と思ったが、その時やっと気づいた。 普通、この時間、この場所に漂うはずのない匂いに。
そして、周囲の反応>>41>>44を見る限り、先ほどのメールはこの場にいる全員に届いているようだ。 携帯電話に再度目を落とす。圏外、だった。
流石に、いくらなんでも、これは。 立て続きに奇妙なことが起こりすぎだろう。 異常事態、と言ってもいいんじゃないだろうか。]
(55) 2017/03/10(Fri) 01時半頃
|
|
[『大切な人を守れるような、強い男になれ』 幼い頃から親父から言われ続けた言葉。 その言葉を言われるのは正直、あまり好きではなかったけれど。もし俺が強い男になれているなら、強い男になったことに、意味があるのだとしたら。 それは、こういう時のため、なんじゃないだろうか。]
……少し、様子を見てくる。
[周囲に短くそう告げて、廊下に出る為、扉の方へと。 このメールの謎を解くのは頭の固い自分には難しそうだったし、おそらくこの匂いの原因は廊下か、もしくはその先にある。 こんな異常事態なのだから、教室の外が危険じゃないとは言い切れないし、それなら自分のような者が様子を見に行くべきだと思った。 まあ、教室内も安全ではないかもしれないが、少なくとも外よりは安心できるだろう…多分]
(56) 2017/03/10(Fri) 02時頃
|
|
[そうして、誰にも止められなければ、教室の扉を開けて、そこから廊下へと顔を覗かせて、軽く見渡して――息を、飲んだ。 先程より濃く漂う美味しそうな匂い、そして……まるで、文化祭が戻ってきたかのように装飾された廊下。 しかも、文化祭の時には無かったはずの派手なイルミネーションまで輝いている。]
……なんだ、これは……
[目を疑うその光景に、ただ、呆然と呟くことしか出来なかった*]
(57) 2017/03/10(Fri) 02時頃
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[似たようなことなら考えたことはある。
『ヒーローがヒーローたる条件は、何か』
強いこと? 優しいこと? 困難に負けないこと? 正義の心が強いこと? 誰にも正体を知られることなくさっそうと事件を解決すること?
わたしの答え、それは、]
(58) 2017/03/10(Fri) 02時頃
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『知らない』
[4文字の短いメールは送信されずに終わる。 また圏外の文字が表示されてる。
その文字を敵か何かのように睨みつけていたけれど、 那由多くんの声にゆるゆると顔をあげて、教室内を見回した。>>43
彼の発した問いの答えを確かめるように。>>44 つまりはここにいる全員にメールが届いているのかと。
もうひとつの問いには答えられないよ、悪いけど。 だって、わたしにだってどう答えていいのかわからない]
(59) 2017/03/10(Fri) 02時半頃
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………食堂……よりもバイキングみたいだけど、これ。
[これ。この匂い。嗅覚が伝える非日常。
聞こえた言葉を拾って繋げた脈絡のない響き。>>24 いくら色んな人が色んなメニューを食べてる食堂の中だって、 こんな、甘いのや辛いのが混じり合った匂いはしないと思う。 だけどどこか懐かしくてかえりたいって気持ちをそそられる。
それが“お祭り”の匂いだと気付くのは、 開かれた扉の先>>57を目にしてからのこと**]
(60) 2017/03/10(Fri) 03時頃
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[他のみんなも漂う非日常に気付いた頃だろうか。 健士郎くんが様子を見てくると言って立ち上がった。>>56
わたしはちょっとちよちゃんに目を向けた後、]
……わたしも行く。
[告げて、鞄だけ自分の机の上に置いて扉へと向かった。
クラス委員というのは何かと面倒ごとを押しつけられる立場でもある。 わたしはちよちゃんのことをすごいと思うけれど、 だからといってこのよく分からない事態の調査を彼女に押しつけたくはなくって]
(61) 2017/03/10(Fri) 03時頃
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……え、どうしたの?
[扉を開けた直後、呆然と呟いた健士郎くん。>>57 その横から覗きこむようにして、わたしも廊下を見た]
……これ、って、……文化祭の?
[電飾はあの時よりも派手に瞬いて視界を彩っていたけれど。 間違いなく、懐かしい“お祭り”の光景がそこにはあった**]
(62) 2017/03/10(Fri) 03時頃
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[メールの文面を見ていたら、心がちくちくしてきた。 なに? この文章。
死んでみようとしたらしい、 このメールの主が、何を考えてこれを送ったのかが、分からない。
そして二通目。 謎掛けのようなその一文は、……。]
ねえ。 あなたは、“だれ”?]
(63) 2017/03/10(Fri) 03時半頃
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[顔を上げて周囲を見回す。 教室に集った顔ぶれは、わたしを含めて11人か。 偶然か否か、文化祭を思い起こさせるようなメンバー。
……状況が未だに掴めないけど、 さっきのメールはここにいる全員に送られている、らしい。
そして、チャイムが鳴ったというのに、 皆方先生が来る様子はない。 授業が始まる気配はない。
開かれたドアから漂ってくる、美味しそうな何かのにおい。 ……思い出の中に眠っていた、覚えのある食べ物の香り。
弾かれるように席を立って、廊下の様子を見に行こうとした。]
(64) 2017/03/10(Fri) 03時半頃
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[>>57扉のところで立ち尽くす元賀くんの脇を、 よいしょと体を密着させながら強引に通り抜け、 覗き見た先の世界は——]
まぶっ、し、
[あまりに明るくて、目を細める。 一瞬、文化祭みたいな装飾だと思った。 でも、記憶の中のものより、どう考えても眩しい。 キラキラが増している。
それに——]
(65) 2017/03/10(Fri) 03時半頃
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ねえ、なんか、聞こえない?
[近くにいた誰かに、確認するように問うてみる。 これは、空耳じゃないよね。
笑い声が聞こえるんだもの。 誰かの、というより、集団の、人の笑い声。 わいわいがやがや、騒がしく、止め処なく。]
他のクラスにも誰かいるのかな。 いつの間に来てたんだろう。
[……冷静に考えればおかしいことしかないのだけど、 ちょっと、思考が回り切らない。]
(66) 2017/03/10(Fri) 03時半頃
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わたし、様子見てくる。
[このガヤガヤした笑い声はどこから響いているのか。 ……響き方がなんだかおかしい気がするけど、 とにかく、何が起こっているのかを確かめるために、廊下へ飛び出した。
自由人気質のわたしは楽観的に考える。 危険なんてあるはずがない。 だってここはいつもの校舎だもの。
そう信じようとしながら。 目が眩む電飾だらけの道へ、何かを求めて。*]
(67) 2017/03/10(Fri) 03時半頃
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[“人を人たらしめるものとは、何ぞや?”
この問いを投げかけた人の求めている答えと同じかどうかは分からないけど、 わたしは「服を着ていること」と答えるだろう。
服を着ていない人間は、ただのケモノであるということを、 理解するのは容易いのではないでしょうか。]
(68) 2017/03/10(Fri) 03時半頃
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[例えば、あなたの目の前に、 何も身に纏っていない、全てを曝け出したハダカの人間がいたとして、
その人を、その姿のまま、愛することができますか。
故に、ハダカのまま愛されたいと望むことなど、 おこがましいことだと、気付きませんか。**]
(69) 2017/03/10(Fri) 03時半頃
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[手に、嫌な汗をかく。 外は雪で真っ白で、見通しが悪いなんてものではない。まるで今の自分たちが置かれている状況みたいだ――と能久は、思う。
思考は困惑する一方なのに、 それを置いてけぼりにして 楽しげなざわめきが響き始める。]
ほんとだ……、さっきまで 何にも聞こえなかったのに……
[>>66天ヶ瀬の問いかけを 直接向けられたのではないにせよ、 己を保つように能久は、謂う。]
(70) 2017/03/10(Fri) 08時半頃
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……う、うん
[>>57元賀が最初に、 次いで三星が様子を見ると立った。 >>67天ヶ瀬も、すらりとした脚を進めて、様子を見に行くとさえ言っている。 能久はといえば――メールの文面に、思いの外ダメージを受けて咄嗟に歩き出せないでいた。]
……え? 待って?文化祭? どういうこと?文化祭はとっくに終わって……
[るのに、と、 言い終えることができない。 何故って、ドアの隙間から見えたのは間違いなく文化祭の光景で――記憶にあるそれより、ずっと、華やかな電飾が煌めいていたからだ]
(71) 2017/03/10(Fri) 09時半頃
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……なん、で?
[たのしい、たのしい、文化祭。 けれど、であればこそ、戸惑いは色濃い。 最初に見たのは癖のように、幼馴染のほう。
それから、思い直して 委員長、大和の方を見た。 なにか、秘密の催し物でも、あっただろうか。]
委員長、なにか、知っ……、 らない、…かな……
[帽子に隠れがちでも、 驚きや狼狽は滲み出よう。 問いかけは尻すぼみに、なった*]
(72) 2017/03/10(Fri) 09時半頃
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─回想:那由多と、笑顔─
[作り笑い。
入間 悠は保田 那由多の笑顔>>0:435を見た時に思いました。
何かを隠そうとしているんじゃあないかしらって]
(73) 2017/03/10(Fri) 11時頃
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[怪我は多い方。 それは部活でも、授業中でも、家でも、私自身が気づかない内に傷を作るのです。 少し夢中になっていただけですのに不思議なものですね。
どうやら私はひとつのことに集中すると、他のことが疎かにきらいがあるようです。
英語の授業の終わりも近い頃でした。 私は別段成績が悪いわけではありまんば、特別得意というわけでもなくて板書に集中していていました。 その時の不注意がたたり、紙で指を切ってしまいました。
薄い赤が人差し指の腹に滲んでしまっていましたが、誰かに頼ってばかりの私は絆創膏を持ち歩く癖がなく、 困った時に見かねたよう助けてくれたのが、那由多だったのです>>0:436]
(74) 2017/03/10(Fri) 11時頃
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……いいの? ありがとう、那由多。
[私にはひとつ上の兄がいました。 部活活動の拠点は違えど、同じ男性で球技をしていた那由多の事は知っていて、時折見かけることもありましたから、お礼ついでの言葉のつもりが、つい口が滑ったのです。
部活をしているから怪我をする。 私もよくあることですが、彼、手先は不器用じゃあないと思っていましたから。 箱ごと持っていることを不思議に思った私は、つい踏み込むことようなことを聞いてしまったのでした]
那由多、笑うのじょうずじゃないね。
[だから、私も笑いましたね。 きっと、私も下手くそな笑顔です。 だって本音と言葉がちぐはぐですから。 それでも冗談めかした口調を意識したのは、少しでも重たくならないように意識をしていたからです]
(75) 2017/03/10(Fri) 11時頃
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でも……そっか。 大学、行っても行かなくても、部活はできるしね。 大したことじゃないなら…いいんだけど。
[だけど、何なのでしょう。 那由多は20人近くいるクラスメイトの一人。 彼には他にもっと親しい友人がいると思っていますから、だからこれ以上踏み込まず、話を切り上げるべきです。
私はそういうポジションではないと思っています。 それでもお節介を添えたのは、同じような時期に部活をやめてしまった兄と少し重なってしまったからでした]
でも、一人で溜め込んで、爆発しちゃう前に誰かは頼ってもいいと思う。
[それはきっと彼の悩みを知らない他人だからこそ、言えた言葉なのかもしれません]
那由多からしたら大したことじゃなくても、心配する人もいるし。
(76) 2017/03/10(Fri) 11時頃
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那由多は、ひとりじゃないよ。
[そう言いながらゆるい表情をして、絆創膏を貼った人差し指を扱って、ピースサインをしたのもきっと]*
(77) 2017/03/10(Fri) 11時頃
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― 教室 ―
[机に近づくときに目が合った蝶美は いやそうな顔をした。>>19 つまりは、心当たりがあるってことだろうと、目の前に立って、帽子に隠れた頭をじっと見下ろす]
お前があんなタイミングよくメールよこさなきゃもっと寝てたっつの。
[少し前なら、長くてきれいに整えられた髪を嫌がらせのようにぐしゃりと混ぜてやっただろうけど、それはもうできないから、帽子の上から軽く頭を押さえつけるように手を置いた]
イラついてるけど落ち着いてる。
[帽子から手を離し、落ち着かせようとしているらしい昴のほう>>0:439をむいて、 ]
職員室にも誰もいねーんだろ。 休みになるんなら俺はかえ――
[そういいかけたところでチャイムの音が。 そして、沈黙していたはずのポケットの携帯が震えた]
(78) 2017/03/10(Fri) 11時半頃
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[復活したのかと取り出すと表示されたのはメール>>1]
んだよ、これ。
[ちょっと死んでみるとか。悪趣味にもほどがある。 あて先は「文化祭実行委員」、つまり、ここにいるやつら。
そう考えて、 ここにいるのは、文化祭の委員だけ、と、気づく。
そして届いた2通目>>3
『人を人たらしめるもの』
謎かけのようなその言葉を見ると ぐらりと足元がおぼつかなくなり、近くの机に手を突いた]
(79) 2017/03/10(Fri) 11時半頃
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[――検査結果をお知らせします]
(80) 2017/03/10(Fri) 11時半頃
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[2通のメールを表示し終えた携帯は、 その仕事を終えたかのように再び何の反応もしなくなった]
誰だよ、こんなの流したの。
[そういうものの、見回したみんなの反応は 全員に同じものが届いていて、 誰も差出人に心当たりはなさそうに、見える。
そのうちに健士郎が開けた扉の向こうにはまばゆい電飾。 食べ物の匂いが漂い、なにやら楽しげなざわめきも聞こえる。
何が起きているのかと、つい幼馴染のほうを見る。 視線が合ったのは相手も癖だったのか>>72]
(81) 2017/03/10(Fri) 11時半頃
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[ちっ、と舌打ちひとつ。 昴のほうへ近づいて、その肩を軽くたたいて]
何が起きてるかしらねーけど、 俺は帰るな。 こんなわけわかんねーとこいられるか。
[そういって、教室を出て、 文化祭にしては派手すぎる気がする廊下を 急ぎ足で抜けつつ昇降口へと向かった**]
(82) 2017/03/10(Fri) 11時半頃
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─現在:3年3組教室─
[少しのタオルと荷物を抱えて教室に向かった私は、あまりにも静かな廊下を不思議に思いましたが、おかしなことがあれば、先程挨拶をしたみんなが教えてくれると思っていましたから。 何も疑うことはなかったのです。
だってあまりにもいつもどおりの日常>>31を繰り返していましたから。 握力ゴリラとむきむきゴリラで驚かしたら面白そうだとか、はしゃいでいたのです。
フツウの、高校生らしく。 フツウに、振る舞うために。
だから、扉を開けた先に広がっていた光景に誰かさん>>6と同じ感想を抱いたのでした>>0:443]
(83) 2017/03/10(Fri) 11時半頃
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[教室に辿り着いたのはチャイムの音が鳴るギリギリ。 優しい誰かさん>>35が心配してくれていたすぐ後に飛び入り入室したのです。 職員室や他クラスがどうなっているかも、携帯が圏外になっていることも私は知りませんでした。
始業の音>>#1 よく知った旋律。何も不思議がることはなく]
……ん? なんだろ。
[タイミングを見計らったように震える携帯>>1 私は何の違和感もなく取り出し、確認しました。 だって、休校を知らせるお知らせか、若しくは友達からの連絡だと思いましたから。
だから、
だから]
(84) 2017/03/10(Fri) 11時半頃
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………なに、これ。 メール……?
[綴られた内容。 言葉の並び自体はどこか軽く思えましたが、何か、いいえ、自殺を、仄めかすような文章に、私は大きく眼を開いたことでしょう。
分からないまま立ち尽くしていました。 追撃>>3のように送られた内容を、確認したのは言わば突き動かされた本能じみた衝動に近く、
謎かけじみた問いかけ]
(85) 2017/03/10(Fri) 11時半頃
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[ 人を、人たらしめるもの ]
( 分かっていたら私は、きっと。 )
( 私を、あなたを、傷付けなかった。 )
(86) 2017/03/10(Fri) 11時半頃
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[携帯を握りこみました。 爪が白むくらい、強く、強く。
このメールの差出人も、 このメールの内容も、 何もかも、分からなくて、ただ。
呆然と私は二本足で教室の床に立っていました]
……え、におい…? 誰かお弁当、持ってきてるの…?
[通の、声>>24 導かれるように教室の外に視線を向ければ、確かに漂っていて。 何の前触れもなく唐突に生じた状況に口を開けていて。
昴の声>>41に思い出したように再度携帯を確認しました]
(87) 2017/03/10(Fri) 11時半頃
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え……圏外? だったら、何……このメール。
[那由多の声>>44 答えになっているか分からない独り言をぽつりとこぼして。
様子を見に行くと告げた健ちゃん>>56と莉緒>>62と、するすると向かうささらちゃん>>65]
なんか、ヘンじゃない…? 危ないよ……。
[声をかけながらも私はその姿を追いかけることは出来ず、渡しそびれたタオルの一枚を握りしめるだけ]
(88) 2017/03/10(Fri) 11時半頃
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[何かの気遣いが出来たとしても>>0:400 こんな時ばかり、いつも役立たず。 お前は何の役にも立ちやしない。
分かってる。分かってる。そんなこと分かってる。
高校デビューしたって、人の根っこが変わらない限り、そんなのただの虚像に過ぎなくて、私はやっぱり、何も]
(89) 2017/03/10(Fri) 11時半頃
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[その間にまた一人>>82 教室を出て行く堆の姿。 私も、ここを出て行くべきなのでしょうか。
自分で自分の行動すら判断のつかない私は、先程の言葉>>3をぐるぐると反芻させては、教室の壁に背を預けて。 所在なさげに周囲の様子を窺っていました]**
(90) 2017/03/10(Fri) 11時半頃
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――、っえ
[>>82とん、と幼馴染に肩を叩かれる。 状況への狼狽色濃いまま見上げた。]
生徒もおれたち以外いないけど…… でも、なんか、これって―……
[なんだったか。 こんな、おかしな現象――何処かで、聞いたことがあるような、気がする。微かな引っかかりは、掴む前にするりとすり抜けた。]
ま、待ってたかし、 フラグみたいなこと言わないっ
[フラグ、なんて冗談のつもりでも、必死さが先に立つ。 きっとさっきのメールのせいだ。届いたっきり圏外で、異様さをさらに引き立てた。
さっさと歩いて行ってしまう背中を少し遅れて追いかけて、廊下に出る。]
(91) 2017/03/10(Fri) 12時頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/03/10(Fri) 12時頃
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―廊下― [そうして、能久は、立ち竦む。
たのしい、たのしい、 文化祭。あまいにおいのパンケーキ。 食べ歩きにぴったりの、チョコバナナ。 そんな香りが、ふわふわ、漂う。
外はこんなに白いのに。]
……いつの 間に……?
[能久は恐々と辺りを見回す。 先に出た元賀や、天ヶ瀬、そして三星と顔を見合わせることも、あったか。どうか。
夢の中にいるような有様なのに、 意識はひどくはっきりしている。 祭りのざわめきを浴びながら、 既に随分と遠ざかった堆を追うように、廊下を歩き始める*]
(92) 2017/03/10(Fri) 12時頃
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―回想:文化祭のパンケーキとチョコバナナ―
[「うん、もちろんいいよ」>>0:387
遠慮がちな三星に、能久はそう言ったのだった。 体面とか、体重とかも あまり気にしない様子なあたり、 多分能久は疎いのだ。 喜んでもらえると、うれしい、と、そればかり。
パンケーキには 幸せな記憶があるのがいい。
あとで屋台のおすそ分け―― 「いいの?ありがとう、三星さん」 と。チョコバナナをもらったのも うれしい、いい思い出だ*]
(93) 2017/03/10(Fri) 14時頃
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─ 少し前 ─
っわ、ちょ……、 また人の所為にして……!
[これまで通り、伸ばされるてのひら>>78。 長い髪を揺らしていた時には、これをされる度に 髪がぐしゃぐしゃになって、迷惑でしたっけ。
懐かしい思い出に、ほんの少し、胸が痛みます。 だけど変わらないやり取りが嬉しくて、 意地悪されてるのに、緩む口元。
昔の私なら、此方からも手を伸ばして 彼の髪をわしゃわしゃしてあげたりもしたでしょうが、 今の私は、帽子が取れないように、つばを持つだけ*]
(94) 2017/03/10(Fri) 15時頃
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─ チャイムの後 ─
[皆の様子を見て、私は漸く、メールに気付きます。 でも、開くのが、こわくって。 だって皆、そのメールを見た後に、 顔を強張らせるんですもの。
だからって、無視するわけにもいかなくって。 開いた、一通目]
[帽子の下、眉を寄せます。 ちょっと死んでみる。 まるでというか、そのまま、遺書の様なそれ。
一方的に考えを語る文面を理解出来ず、 そのまま開く、二通目]
(95) 2017/03/10(Fri) 15時頃
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人……
[謎掛けめいた内容に、知らず呟きます。 教室内は、俄に騒がしくなってきていました。 私は構わず、画面を見詰めています]
(96) 2017/03/10(Fri) 15時頃
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[人を人、たらしめるもの。 私なら、これに 家族 と答えるでしょうか。
自分という存在を生み出し、育ててくれた存在。 一番に、この世の生き方を教えてくれる存在。 それらの繋がりこそ、人を人たらしめるのでは?
──── でも、じゃあ 人とは思えない、畜生のお腹から出てきた、私は もしかしたら、人ではないのかも、しれません、ね]
(97) 2017/03/10(Fri) 15時頃
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[羨ましい。
軽い口調で死を語る送り主に、感じたのはそんな思い。 勿論、口には出さず。 そっと視線を上げ、扉へ向かう級友達を見遣ります。
向けられた視線>>61の、意味は 優しい彼女の事ですから、私を気遣ったのだろうと 気にしなくて良いよとばかり、軽く手を上げてみせ]
(98) 2017/03/10(Fri) 15時頃
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[級友たちの、その先。 チカチカ光る、廊下を見れば、 上げた手は、そのまま力無くパタリと落ちました。
──── 文化祭?>>62 メールの一通目に、文化祭の話題が出てましたね。 ええ、あの文化祭は、とてもとても、楽しくって。 私が最後に、無邪気に笑えた記憶でもあって]
……きれい。
[派手な電飾が、キラキラ光ってる。吊り上がる、口元]
(99) 2017/03/10(Fri) 15時頃
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[次いで聞こえてきた呼び声>>72 には、不意打ちだったものだから、ビクリと身を震わせて 帽子の下、困った様に彷徨う視線]
……ごめん、なさい。 私には…
[解らない と。そう続ける前に、 彼は彼の幼馴染と外へ>>82>>92。 その姿を見て、ホッとしてしまいました。
だって私は、こんな状況に心当たりなんてありません。 そもそも、今自分が置かれた状況を、 正しく理解する事だって、出来ていません。
微かに頭を過ぎった言葉はありましたが その仮定が正しいのかも解らないので そんなあやふやな事、口に出来る筈もありませんでした]
(100) 2017/03/10(Fri) 15時頃
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[次々と外を目指す、クラスメイト。 それに混じらず、不安げにぽつりと残った彼女>>90。
そんなに、不安がらなくたって良いじゃない。 皆、此処に居るんだし 教室の外は、あんなに綺麗なんだから]
……悠。 大丈夫だよ。……大丈夫。
[飲みかけの、すっかり冷えたコーンスープを置いて ゆたりと彼女に近付けば、 タオルを握る彼女の手を、温まった手でそっと包もうと。
拒まれなければ、そのまま 励ますように撫でて、笑いかけましょう]
(101) 2017/03/10(Fri) 15時頃
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でも、私も少し……こわいから 一緒に、居てもらえるかな?
[こわい、とは。思いませんけれど。嘘も方便です。 だって、こんな様子の彼女を放っておけませんもの。 可愛らしい級友を、助ける為。
叶うなら、そのまま。 彼女の手を取って、ゆるりと握り締めましょう*]
(102) 2017/03/10(Fri) 15時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2017/03/10(Fri) 15時頃
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─ 回想・宛名違いの手紙 ─
[小さい頃の私は、 まるで男の子みたいな字をしていました。
高校に上がる頃に漸く矯正して、 今は、きちりとした、堅苦しい字体になりましたけれど。
あの頃の、角ばって大きな字を人に見せると、 大体の人が、私らしくないと言ってきます。 別に私はあの頃の字を嫌っていたわけではなくって 父の言うまま、"私らしい"字にしただけなので そうかな? って、苦笑するばかりですが]
(103) 2017/03/10(Fri) 15時半頃
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[さて、私が一番文字を書いていたのは、 勉強を除けば、まさにその、 私らしくない字を書いていた頃でした。
お友達との手紙のやり取りが流行って、 例に漏れず、私もその中の一人。 でも字が汚いもので、正しい宛先に届かないのもザラで そんな事も含めて、楽しんでいましたっけ。
だから、彼女の所に届いた手紙も、その一つ>>0:286。 その時の内容は、どんなものでしたっけ。
"今日もいい天気だね"。 "きっといいことあるから、元気だしてよ"
確か、そんな様な事が、書かれていたと思います。 その時丁度、気落ちしていた友達が居て 本当は、その子に宛てたものだった筈が。 どうやら全く違うお家に届いたらしく、 翌日私は、その子に結構、責められましたっけ]
(104) 2017/03/10(Fri) 15時半頃
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[間違って届いた手紙の、差出人の名前は。 その時流行っていた、 少女向けのヒーローの名前を拝借しました。 確か、"のぞみ"、でしたっけ?
そうすると、まるでそのヒーローになれたみたいで 今となっては、ちょっと…苦い思い出でもありますが あの頃の私は、その遊びを、確かに楽しんでいました。
まさかその手紙から、 長いお付き合いが始まるだなんて、 思ってもいませんでしたれど。
知ってたら、ちゃんと、本名を書いていましたよ*]
(105) 2017/03/10(Fri) 15時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2017/03/10(Fri) 16時頃
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― 昇降口 ―
[追いかけてきた昴の足音が徐々に遠ざかるのにも振り返らず、 昇降口へと向かって早歩き。 ちかちかと瞬く電飾に酩酊する。 笑い声も聞こえるし、どのクラスも煌々と明かりがついているのに 誰も人がいなくてうそ寒い。 足元がふわふわしているようで、 床を踏んでいるのかいないのかわからなくなる。
扉の前についたときには軽く息が上がっていた。 深呼吸をひとつして、手をかけ、 うまく力を入れられずに指先が離れてしまう。 もう一回。きちんと、力をこめて。
――ガッ。
返ってきたのは衝撃だけ。 扉は微塵も動いた気配がない]
(106) 2017/03/10(Fri) 16時頃
|
|
[舌打ちひとつしてもう片方へ。 同じように力をこめる。
――同じように衝撃だけが返る。 凍り付いて動かないのとは違う、 まるで扉が一枚の板のような、 隙間一つできない固さ]
……んだよ。
[扉が開かないならばと近くの窓へ向かう。 鍵を開けて、手をかけて。
返ってきたのは扉と同じ反動。 壁と一体化しているように まったく動かない。
思い切り殴りつけても同じ]
な…んだよ!
(107) 2017/03/10(Fri) 16時頃
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|
[閉じ込められている。 その想像を振り払うように今度は2階へ駆け足。 2階の窓からロープやハシゴを使えばおりられるかもしれない。 そう考えて。
だが、1階と同じように開かないかもしれない。 ぞっとする想像に乱れかけた息を整えて、 鍵を開け、手をかけた窓は。
からからと軽い音を立てて開く。 外の冷たい空気が吹き込んでくる。
開いたとほっとしたのもつかの間のこと。 どのくらいの高さか確認しようと開いた窓から身を乗り出して]
(108) 2017/03/10(Fri) 16時頃
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|
……っ!
[――覗いた地面は、果てしなく遠く。 眩暈につかんだ窓枠から手が滑りそうになる。
ずるりと壁を擦るように膝から崩れ落ち]
だめだ……。
[ここから落ちたら『終わり』だ。そう思った。
開いた窓の下、冷気と雪が吹き込んでくるのもかまわず、 呆然と座り込んでいた**]
(109) 2017/03/10(Fri) 16時頃
|
|
─ 回想・勉強会にお邪魔して ─
[二人の勉強会にお邪魔する様になったのは、 偶々その場面を目にしたからだったでしょう。
机の上に置かれた、過去問だとか、その他だとか。 すごく丁寧に教えてる、那由多先生を見て あっこれ、まざりたい! 至極簡単に、思ったのでした。
意外そうな視線>>406に、聞こえてきた呟き。 一体私はどう思われているのかと、 思わず苦笑してしまった記憶があります。
「私にも、出来ない事はあるよ」
困った風に言いつつ、混ぜてもらう事に相成りました]
(110) 2017/03/10(Fri) 16時頃
|
|
[っていっても、私は 通>>359程に英語が悪かったわけではありません。 彼が赤点すれすれなら、私は平均ギリギリ。 騙し騙しやってきたけれど、 受験に向けてとなると、ちょっと難しいかなって。
そう伝えれば、 那由多は私用のプリントまで用意してくれたらしく。
私の成績も、通の成績も>>365 今よりずっとずっと、よくなって。 一緒に勉強してくれた二人に向けて、 何度も「ありがとう」を伝えたのを覚えています。
通がお菓子なら、私は飲み物を。 那由多がシェアが苦手というのは知りませんでしたけれど 彼は、それを口にしてくれたんでしたっけ。 勉強に集中してましたから、解りませんが]
(111) 2017/03/10(Fri) 16時頃
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[那由多先生の教え方を、私も見習って。 通に別の教科を教える時に、応用させて貰ったのは
通には、気付かれてしまった*でしょうね*]
(112) 2017/03/10(Fri) 16時頃
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そう……だろうな……
[横から廊下を覗き込んだ三星>>62に、肯定を帰すことしかできない。 無理矢理現実に当てはめようとするなら、テレビ企画のドッキリだとか、そんなところだろうが。それにしたって、こんなことが出来るものだろうか? ほんの数分前までは、飾りつけのない、普段通りの学校だったのに。いや、人が異常に少ない、という点では普段通りではなかったが。]
……?なんか、とは……、!?
[近くに来ていた天ケ瀬の言葉>>66に一度疑問符を浮かべたが、耳を澄ませてみて“それ”が聞こえてはっとした。 わいわいがやがやと騒ぐ声。賑やかな笑い声。 これではまるで、文化祭当日をそのまま再現しているかのようだ。 あの日は確かに楽しかったけれど、もう過ぎ去った今、こんな状況で理由も分からず再現されたところで、それは不気味なものでしかない。]
(113) 2017/03/10(Fri) 17時半頃
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っ待て、天ケ瀬!俺も行く!
[廊下へと飛び出していった天ケ瀬>>67を追って、イルミネーションの煌めく廊下へ出た。 足は特別速いわけではないが、天ケ瀬が全速力で走っているわけではないのなら、前を行く彼女に追いつくことが出来ただろうか。 元々様子を見に行こうとしていた、というものあったが、何より、こんな状況で単独行動をさせるのが不安だった。 奇妙な出来事は、これで終わりではないかもしれないのだから。]
どうなってるんだ、本当に…!
[わいわいがやがやと大勢で騒ぐ声が聞こえているにも関わらず、相変わらず自分たち以外の人が見当たらない光景は、まるで、その可能性を裏付けているかのようだった**]
(114) 2017/03/10(Fri) 17時半頃
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―廊下― [ざわざわ、ざわざわ、 笑い声さえ混ざるのが、余計に不安を掻き立てる。 きらきら光るイルミネーションは、クリスマスの先取りのようだ。
>>100委員長は――大和は、 「分からない」と、そう続けようとしたのだろうと声色でわかった、 ――慌てて追いかけてしまったから、あとで謝らないと。]
たかし……?
[ざくざくと、 帰ってしまったろうか。 帰ると言えば、本当に帰ってしまう幼馴染だ。
明かりがついて、 声がして、 飾りもあって、 でも、自分たち以外は、誰もいない校内を、少し小走りに。]
(115) 2017/03/10(Fri) 17時半頃
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―校内2F― [先に外に出たクラスメイトたちの足音はどこへ向いたか、後ろか、前か。>>114
能久はといえば、ひぃやりと吹いてきた風の冷たさに意識を奪われ、そちらへと顔を向けていた。]
……どこか、窓……空いてる……?
[誰が開けたのか。誰かいるのか。 自分たち以外の、誰か。 冷気の出所を確かめるために逸る脚を向けた先。
>>109座り込む幼馴染の姿を見つけて、走り寄る。 膝をついて、肩に手を触れようとしながら言葉を重ねた。]
っ、どうしたのさ、……気分悪い? ……まさか、こんなとこから飛び降りようなんてしてないよね?!
[焦って口調が強くなる。 舞い込む雪が口に入って、つめたい。おいしく、ない。 堪らず手を伸ばして窓を閉めた*。]
(116) 2017/03/10(Fri) 18時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2017/03/10(Fri) 20時半頃
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— 1F廊下 —
[駆け足気味ではあったけど、そんなに速くないスピードで廊下を歩く。 廊下は走っていはいけません、なんてお決まりをこの状況で尊守するつもりはないけど。
>>114後ろから元賀くんが追いかけてくれたのに気付いて、 立ち止まってくるりと振り返る。]
おかしいよね、これ。
[なんて言えばいいんだろう。 混乱でよく分からなくて、いっそ夢の出来事とさえ思うけど。 わたしのあたまは正常ですか。そう確かめるように元賀くんを見つめた。]
……文化祭、こんなに眩しくなかったもの。
[明らかに過剰に多い電飾。 記憶の中の思い出が塗り潰されると感じるような、光、光。]
(117) 2017/03/10(Fri) 21時頃
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[どうして、こんな雪の中の校舎で、 文化祭のような何かが魔法のように現れたのだろう。 不思議なことを楽しむ余裕は、さすがのわたしも今は欠けてる。と思う。]
わけわからないけど、でも、いつもの校舎みたい。 誰かの悪戯とか、じゃない?
[どんな悪戯だよ、とは自分でも思いつつ。
しばらく廊下を歩きながら周囲を見つめてきたけれど、 装飾は確かに文化祭を思わせる様相だけど、それ以外、特に変哲もなさそうだった。]
ほら、笑い声、あそこから聞こえる。 ……あそこだよね? たぶん。
[どこからか響いてきている集団の笑い声の元を辿り、 たしかポスター展示をやっていた、と思う、とある教室を指で示した。]
(118) 2017/03/10(Fri) 21時頃
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[随分楽しそうですね。 何かイベントやってるんですか。
なんて、中の人たちに気軽に聞いてみるつもりで、ドアをノック。]
こんこん。 お楽しみのところ失礼しま……、……。
…………?
[——すかさずドアを開けた先、教室の中には、 ポスターの展示パネルがぽつんと立ち竦んでいるものの、 生徒の気配は、一切ない。
それなのに、どこからか聞こえ続ける得体の知れない笑い声。 眩しく点灯している、スイッチが全部入りっぱなしの蛍光灯。
教室から顔を出した時の元賀くんが、呆然となったのと同じように。>>57 今度はわたしの思考が止まって、口をぽかんと開けていた。*]
(119) 2017/03/10(Fri) 21時頃
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[―――きらきら弾ける電飾をはじめとした廊下の飾り付けに目を奪われていたからだろう。 ささらちゃん>>66に言われて初めて、笑い声が聞こえることに気がついた。
わいわい、がやがや。 文化祭の日みたいに騒がしいけれど、廊下にはやっぱり人っ子ひとり見当たらない]
………変。
[ぽつりと呟く。 はるちゃんもさっきそう言ってた。>>88 だけどわたしには危ないとまでは思えなかった。 楽しかった文化祭の思い出に呼ばれている気までした。 確かに、わたし達以外いないのは変だけど]
(120) 2017/03/10(Fri) 21時頃
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…… あっ、待って、
[ささらちゃんが廊下に飛び出していく。 健士郎くんとだいたい同じくらいに廊下へと足を踏み出して、>>114 早足で追いかけていく。
教室を振り返ることはなく、非日常の中に飛び込んでいく。
人の声がするということは、 他の教室の中には人がいて、笑い騒いでいるんだろうか。 そういうことにしておこう。 そういうことならちょっとは変じゃなくなるから]
(121) 2017/03/10(Fri) 21時半頃
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……悪戯。
わたし達以外を学校に来させないようにして、 チャイムが鳴った瞬間に変なメールを送って、 一瞬のうちに廊下を飾り付けた、……悪戯?
[もはや魔法の領域じゃないのかなそれ。>>118 とは思っても言わなかった。
やがて、とある教室の前に辿り着く。 笑い騒ぐ声がどこから聞こえてくるか耳を澄ませているうちに。 ささらちゃんがドアを開けた先、>>119 記憶にある通りに中ではポスターの展示をやっていた。 笑い声も相変わらず聞こえてくる。 けれど人の姿はない]
(122) 2017/03/10(Fri) 21時半頃
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[廊下から覗いた光景。 ピカピカとたくさんの色で彩られた光景はまるで、暗がりに怯えているようにも私には思えました。
輝かしいものでなくてはならない、一種の強迫観念のような、 そんな、何者かの意図を感じられたような…そんな気がして、 すっかり足が竦んでしまったのです。
怖くて、怖くて、仕方がない時、私はどうしてたでしょう。 強張って指先から冷えた私の手のひらを捕まえたのは、生温い手>>101]
ちよ……み、
[表情を隠してしまう帽子から覗いたのは朱に染まった唇>>0:20 どうして、蝶美は、笑っていられるのでしょう。 私には、少しだけ蝶美が、分からなくなりました。
ひと月前まではそんなこと、なかったのに]
(123) 2017/03/10(Fri) 21時半頃
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――っ、
[思考停止した。 笑い声がするなら誰かがいるはずだと思い込んで、 状況の変さを軽くしようとした、それが実を結ばないかたちになったから。 数秒固まっている間にどうにか軌道修正した結果、]
も、もう……、隠れてないで出てきてよ!
[わたしの叫ぶ声が、人の気配のない教室にむなしく響く*]
(124) 2017/03/10(Fri) 21時半頃
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[女の子らしさを求めるならピンク。 女性らしさを探すなら赤でしょうか。 だけれど選んだのは青色。 しあわせの色とよくされる色]
蝶美にはいつも貰ってばかりだから、いいの。たまにはお返ししたいっていうか…。 これからも仲良くしてのお近づき。 ぜったい、蝶美の黒髪に似合うよ!
[彼女の両手>>0:428を握りながら力説しました]
(125) 2017/03/10(Fri) 21時半頃
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[だけれど今、伝わる温度>>102はその時と変わりないのに、私は困ったように笑ってしまうのです。
それは、蝶美のせいではないのですが、どうしたって作り笑いが、張り付いてしまうのです]
ご、めん。 ちょっと、ビックリしちゃって。 だってさ、私と那由多、チャイムが鳴る本当前にいて、その時はあんな装飾、なかったから…何が、起きてるのか、追いつかなくて……。
[それでも人肌は強張った指を落ち着かせるには十分で、知らず吐いた息と上がった肩を落とさせます。
彼女の気遣い。 どうして笑っているのか、やはり私には分からなくて、それでも握り締められた手を離せないのは、私がこの状況で一人でいることを不安に思っているからでした]
(126) 2017/03/10(Fri) 21時半頃
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蝶美…蝶美は、…… さっきのメール、どう思う?
[ひと月前ほどなら、腕を引き寄せて抱きついていたかもしれません。 ですが今は、そうはせず、問いかけるだけ。
自然、彼女の帽子に隠された素顔に視線が向いて、覗き込むように尋ねました]
何かの悪い、冗談だよね。 だって、みんな、仲良かったじゃん。 死んでみるなんて、さ。
皆、同じじゃないの。 おなじ、英戸生の、クラスメイトなのに。
[私の求めている答えはきっと、同意。 今の現状にひとまず安堵するための肯定。
私にはやはり今の光景は綺麗に思えなくて、無意識に握り締める指の力が強まりました]**
(127) 2017/03/10(Fri) 21時半頃
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― 2F・階段付近 ―
[肩に触れられても気づかず 声をかけられて>>116ようやくうつろな視線を向ける]
気分か…悪いっちゃ悪い。
[それは具合が悪いとかそういうことではなくて。 ここに閉じ込められている、そのことに対して]
こっから飛び降りようなんて、間違っても思いたくねーな。 ……落ちそうになったけど。
[焦った様子に苦笑しながらそう言って、 窓を閉めているのを見ながら 小さな声で付け足した]
(128) 2017/03/10(Fri) 21時半頃
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[よろめきながら立ち上がり、]
俺たち、このおかしな学校に閉じ込められてる。 昇降口と1階の窓は開かなかった…つか、壁みたいになってた。 っつっても意味わかんねーだろうけどな。 開けられそうにないってことは断言できる。 全部見たわけじゃないから抜け穴があるかもしれないが… 望み薄だろうな。
それからここの窓は開いたけどな、下見てみ。 俺みてーに落ちそうになっても困るから 閉めたまま眺めろ
[外を指さし促した*]
(129) 2017/03/10(Fri) 21時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/03/10(Fri) 21時半頃
PPP イルマは、メモを貼った。
2017/03/10(Fri) 21時半頃
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―2F廊下、階段付近―
……たかし?
[>>128虚ろな瞳に、 疑問含みの声は不安の揺れを含む。 自分の方を向いてもらおうと、肩を掴んだ手はそのまま。]
……、――そんな、わるいの
[気分が悪い、に含まれるニュアンスに、唇を薄く開いてから閉じる。]
……え、そ、うなのか? 落ちそうになるとか、 うっかりにも、ほどがあるぞ
[冗談めかして、苦笑いをうかべた――が、うまくいったかは分からない]
(130) 2017/03/10(Fri) 22時頃
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[私は、冷たい手>>123を温めてあげたかったのですが 彼女の様子は、どうでしょう。 全然、ホッとした風には見えません。
だから私は、困った風に眉を下げるのです。 どうすれば彼女が安心してくれるのか、解らないから
そっと、優しく包む手は いつだか>>125とは、逆になったみたい。 あの頃は、彼女をとても近くに感じられましたけれど 今は、とっても遠く感じられる時が、あります。
「これからも仲良くして」って、貴女は言いましたが ……それは、今も。 有効だと思っても──── いいのかしら、]
(131) 2017/03/10(Fri) 22時頃
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[困った様に笑う彼女>>126を、責める資格はありません。 だから私からも、曖昧な笑みを。 彼女を励ますには、もっと相応しい人が居たでしょうか。 こんななりで、差し出がましい真似をしてしまいました。
薄っすら滲む後悔に、手を、離そうとして それでも、彼女の様子が、落ち着いた様に見えたので 結局、離す事も出来ないまま]
うん、私も、びっくりしてる。 一体、どうしちゃったんだろう。
……でも、ほら。皆が居るから。
[独りじゃないよ、怖がらないで って そう伝えたいのに、上手い言葉が見つかりません。 どうやったら、安心させられるのか。 そればかり、考えて。 私の笑みに彼女が怯えているなんて、知りもしないまま]
(132) 2017/03/10(Fri) 22時頃
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……メール?
[縮まらない距離のまま>>127、首を傾げます。 彼女の、覗き込む様な視線。 それには少しばかり怖気づきましたが、 そっと、顔を逸らすだけで]
──── うん。 私も、皆同じ。大切なクラスメイトだと、思うよ。 冗談だと良い、とも、思う。 私、誰かが欠けるなんて、耐えられない。
[大切なクラスメイト。 ついさっきまで、笑顔で卒業出来たらなんて考えていて だからこそ、このメールが悪い冗談なら と、 そう考えるのは、彼女と同じです]
(133) 2017/03/10(Fri) 22時頃
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……これ、誰からのメール、なんだろう… 文化祭、楽しかった…って やっぱり、この中の誰か、なのかな……
[文字化けした、差出人。 態々文化祭で活躍したメンバー達に送ってきたんです、 掴み所の無い内容ではありますが、 候補としては、この中の誰かになるのでしょうか。
……そうだとしても、そうでなくても。 死んでみる、と。軽く言ってしまえるのは羨ましく それと同時に、何とも口惜しいじゃありませんか。
死にたい程辛いなら、助けてあげたいと思うのに。 ……悩みを口に出来ない気持ちも解りますから、 犯人探しなんて、出来ませんけれど]
(134) 2017/03/10(Fri) 22時頃
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[……ふ。と 握られた手に込められる力が、強まった事に、気付いて。 彼女にとって、此処は あんまりにも落ち着けない場所なのだろうと 今度は此方から、窺う視線を向けてみせます]
……あの、ね。 こわいなら、帰っちゃおっか。
こんなんじゃ、授業どころじゃないしね。 廊下に出るの、嫌かもしれないけど 私も、一緒に行くから
[言いながら、繋いだ手を引いてみせます。 彼女の返事は、どうだったでしょう?
同意が貰えたなら、鞄を持って 昇降口に向かうべく、廊下に*踏み出したでしょうが*]
(135) 2017/03/10(Fri) 22時頃
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[――ふらつきながら、 ――それでも、笑ってくれたので。
立ち上がるのに少し遅れて 肩にかけた手をするりと落として 見上げながら、能久も立ち上がる。 続く言葉、一階の状況に色素の薄い眼見開いた]
――壁? なんだ、それ……――、
[うそ、を吐くような幼馴染ではない。だけれども、確認したくなるくらい、現実離れした状況説明だったのだ]
……下? 落ちるっ、て、ここ2階だよ?
そんな、落ちるとか別に――――
(136) 2017/03/10(Fri) 22時半頃
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ああ、おかしい。 ……おかしいことが、起こりすぎている。
[立ち止まった天ケ瀬に追いつき>>117、再認識するかのようにそう口にした。 暖房がついているのに自分達以外誰も居ない校舎、不穏なメール、突然文化祭の時のように飾り付けられた校内、どこからか聞こえてくる笑い声。そして、あの時にはなかった、眩しい電飾。 文化祭の時の再現なら、電飾なんて要らなかっただろうに。 そんな風に余計に飾り付けなくても、十分楽しく、眩しい思い出だったのに。 ……飾り付けた人物にとっては、そうではなかったのだろうか。]
……悪戯にしても、性質が悪いと思うがな。俺は。
[天ケ瀬と、追いついてきた三星と共に廊下を歩きながら呟く。こんな風に飾り付けて、『わあ懐かしい!』なんて喜ぶとでも思ったのだろうか。 まあ、何よりも性質が悪いと思ったのは、あのメールの文章だが。]
(137) 2017/03/10(Fri) 22時半頃
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[天ケ瀬が指さした、ポスター展示をやっていた教室。 もしそこにこの悪戯の犯人が居て、戸惑う自分達を見て笑っているのだとしたら、一発、怒鳴ったりしてやった方がいいだろうか。 そんなことを思いながら、教室内を覗き込む、が]
……誰も、居ない、な。
[近くに居る2人よりも驚きが少なかったのは、この驚きの連発に少し慣れてきてしまっていたからか。 笑い声に対して、どこか、本物じゃないかのように感じていたからか。]
(138) 2017/03/10(Fri) 22時半頃
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――っ、ひ
[覗き込んだ、窓の外。
奈落の底か、断崖絶壁か。 地面が遠い、背筋に抗いがたい恐怖が走り息を飲む。弾かれたように窓から離れた。]
っ、――ッな、……、
(139) 2017/03/10(Fri) 22時半頃
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[扉の前で呆然としている天ケ瀬に「ちょっと悪い」と断りを入れて隙間から教室内に入り、遠慮なく中を物色する。 三星の言う通り隠れているのかと一応隠れられそうな物陰なども見てみたが、やはり誰も居ない。 ならば……誰も居ないのに、笑い声が聞こえる、ということは。]
……あそこか……?
[目を向けたのは、黒板の上の方にあり、普段チャイムなどが流れてくるスピーカー。そこから、誰かが録音した笑い声を流しているのだろうか。 近くにあった椅子を黒板前まで持っていってその上に乗り、スピーカーの方へ耳を傾けてみる]
……ここから聞こえる。 誰かが、放送室から録音した笑い声を流しているのかもしれない。 ……いや、録音した笑い声ではなく、放送室で騒いでる声が直接流れてきているのかもしれないが。
[そう知らせながら椅子を降りて、天ケ瀬や三星の方に目を向けてみたが、二人はどうしていただろうか*]
(140) 2017/03/10(Fri) 22時半頃
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なん、……、 なんで……?
[サボりを追いかけて 屋上の端に立っても平気なのに。 今、窓に近づくのも嫌なほど。
異常事態は氷を飲み込んだように沁みていく。 青ざめて、幼馴染の顔を、見た*]
(141) 2017/03/10(Fri) 22時半頃
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[昴の様子>>139に]
だから、閉めたまま見ねーと落ちるって言ったんだよ。
小さいころジャングルジムから落ちても平気だったし。 たかが2階から落ちたとしても、 下は雪だし平気だろう…って外を見るまで思ってた。 けどな。
理由なんてわからないが、 ここの外は、ただの外じゃなさそうだ。
[昴が怯えた分、こちらは冷静になれてきたようだ。 青ざめた頬に手を伸ばして]
お前顔真っ青だぞ。教室に戻ろうぜ。 ほかのやつらにも、教えて注意してやらねーと。 下手に外を見るとあぶねーってな。 そんで、帰れねーって。
(142) 2017/03/10(Fri) 22時半頃
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― 回想/チョコバナナくばろう ―
[そういえば、陸上部の屋台に立ち寄ってくれたクラスの子はどれだけいたか。 少なくとも昴くんの姿は見てなかったけれど。>>0:326
半分に切ったバナナを割りばしに挿してチョコをトッピングしたものを、 何本も何本も発泡スチロールに挿して屋台に並べて売ってた部員たちの格好は、 文化祭Tシャツにジャージといういたってありふれたもの。
まあ、こっちの方が、 プラカード持って宣伝するにはちょうどよかったのだけれど]
(143) 2017/03/10(Fri) 23時頃
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[チョコバナナの他にもタダ券が大量に作られて、学校内で配られていった。 実は3-3の喫茶店の片隅にも置いてあったし、 文化祭実行委員の面々にはもれなく配っていた。 1枚につき1本です、ご自由にどうぞ。
なお、昴くんに差し上げたチョコバナナは完全にタダ―― というかわたしのおごりみたいなものだ。>>93 これはパンケーキのお礼だから、と言って*]
(144) 2017/03/10(Fri) 23時頃
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[>>140元賀くんがわたしの横を通り過ぎて行って、教室の中を物色するのを見守る。 >>124莉緒ちゃんが呼び掛けても現れない人影。 笑い声だけが、そこにあって。
>>140元賀くんがスピーカーを示す。 わたしもそこへ近付いて耳を澄ましてみたら、確かに。 これは放送で流れてきている音声のような気がする。]
なるほど、放送室。 びっくりした。悪戯するならうってつけだもんね。
[彼の推理にひとまず納得して、それなら筋が通るから頷いた。 だって嫌だもん、幽霊の笑い声だったなんてオチとか。
既に現実では説明がつかない現象が連発されているのに、そんなことを思ってしまう可笑しさ。 感覚が麻痺しているというか、笑い声で頭がおかしくなってきているというか。]
(145) 2017/03/10(Fri) 23時頃
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[いいなあ。わたしも、あんなふうに朗らかに笑ってみたい。 スピーカー越しの声の主たちを羨むというか、妬んでみる。]
じゃあ。 放送室、確かめてみる?
[3階の放送室を乗っ取ったフトドキモノが、今もいればいいけれど。 素直にそう提案してみた。*]
(146) 2017/03/10(Fri) 23時頃
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……よく、わかり、ました…
[>>142無意味に畏まるほど怖かった。 ――これは、ダメだ。本能的な恐怖に抗えない。]
……あれとんでもなく 慌てたんだからな……平気って、擦りむいてなかった……?
[過去に思いを馳せて呼吸を整える。 頬に触れる手の方に顔を少し傾け眼を閉じる。 慣れた温度にすこし、落ち着く。]
……うん、そうしよう。 なんで、こんなことに…… 帰れないって、知ったらショック受けそう、だけど……
[――自分は、果たしてどうだろうか。 母も父も、きっと今日も帰ってこない、あの家に、いるよりは――]
(147) 2017/03/10(Fri) 23時頃
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[これからも仲良くしたいのに。 私にはその資格はありません。
おそらく一番大変だったろう時期に、声をかけてあげられなかった私が、今と昔の違いを受け止めきれない私が、その手を取る権利なんて無いのです。
そうは思いながらも温かい手を離すことはできませんでした]
( ああきっと、私はまた、蝶美を困らせてる。 )
[どうしようもなくて下げられた眉>>131から視線を離し]
みんな…そうだよね。みんな、いるよね。 ………うん。
[ここにはいない数名を視線で探しながらも彼女の言葉>>132には、曖昧に相槌を打ちました]
(148) 2017/03/10(Fri) 23時頃
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[何処となく気まずい中、ほとんど同じ目線>>133が交差して、逸れました。 だけれど蝶美の言葉は本心から言っているように感じられました]
……私も。 この中の誰かがいなくなっちゃうなんて想像つかないよ。 私、みんなのお陰で学校、たのしいから…さ。
[だけど、ただの悪戯にしては少し縁起のわるいものではありますが、極端に怯えてしまっているのは、少し過剰だったかもしれません。
でも、十人十色のクラスメイトのみんなの中の誰かが、メールを送った人だとしたら>>134]
………でも、そうだとしても、どうしたらいいのか…私には…。
[助けてあげられればいいのに。
だけれど私にそういったことは不向きでしょう。 教室では特別目立たず、かといって大人しい訳ではありませんでしたが、私の存在が誰かにとって然程重要なものではないと思っていますから。
歯切れ悪く、曖昧に誤魔化すように笑うしかありませんでした]
(149) 2017/03/10(Fri) 23時頃
|
|
[そんな私を見かねたのか。 意図せずして強まった指の強さに気づかれたとは知らない私は、唐突に近づいた距離に瞬きをしたでしょう。
ですが栗色の瞳がまんまるに開かれたのは彼女の言葉>>135があまりにも普段とは異なるものだったからです]
……サボりはダメなんじゃなかったの。
[そうは言いながらも引かれた腕を拒むことも、出来ずに]
………でも、うん。 あのさ、駅前のパンケーキ屋さん、行きたいな。
…あはは、なんかそうだよね。 なんでビビってたんだろ。 帰ればいい話だった。
(150) 2017/03/10(Fri) 23時頃
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|
うん。サボっちゃう。あの…蝶美。手、ありがとう。声かけてくれて。すっごい、安心したよ。…その、ごめんね。迷惑かけて。
[言葉にしながら握りしめていたタオルは机に置きました。 もし必要な人がいたら使ってくれたらいいと考えて。
教室に残っている人がいたのなら、「帰るね。」と伝えましょうか。 もし誰かも教室から出るようでしたら一緒に。 鞄を掴んだなら廊下に向かいましょう]*
(151) 2017/03/10(Fri) 23時頃
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|
─廊下─
[そうして今度は自分の意志で扉を開けました。 蝶美と手を繋いでいたのならやはりその手は強張ってしまったでしょうね。 だって広がっていたのは]
……これ、って、文化祭の時の…?
[あの時の思い出、ぴったりそのままの光景。 遠目でもある程度は視認できていましたが、間近で目の当たりにするとなると印象は異なり、夢でも見ているのかしらと、瞬きを繰り返しました]
ほんと…夢見てるみたい。 どういう仕組みでこうなってるんだろう。 先に行っちゃったみんな…健ちゃんと、莉緒とささらちゃんは、大丈夫かな。 堆には昴がいるからへーきだと思うんだけど……。
[先に出て行ったみんなが何処にいるのか気がかりです。
みんなを置いて先に帰ってしまおうとするなんてとんだ薄情者でしょうか。 歩く度に重くなる足はまるで鉛に拘束されているようで、沈痛な顔持ちをより濃くさせました]
(152) 2017/03/10(Fri) 23時頃
|
|
なんか、まるで、別世界だね。 タイムリープなんて信じたくないけど、昔に戻っちゃったみたい。
……ごめん。早く帰ろっか。
[じんわりと背筋を這う悪寒を味わいながら、昇降口に向かうため2階階段まで向かいましょうか。
既に現状を把握し戻ろうとしている彼>>142>>147らのことは知らないまま、姿を見ることが出来たのなら「何かあったの?」と声をかけたでしょう]*
(153) 2017/03/10(Fri) 23時頃
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[『――ああ、どうせ、おれは、』]
(154) 2017/03/10(Fri) 23時半頃
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|
[本で読んだ、奇妙な現象のことが 頭の片隅に過ぎる。ポケットの上から触れるスマホ。メール、異常現象、止まない雪、異様な恐怖。]
――い、こう。
[顔色が戻らないまま言って、 歩き出そうとした矢先。>>153]
入間さん……大和さん、 ……――
[荷物を持つその様子から、 帰ろうとしているのだろうと、見て取れた。 息を吸って、一度詰める。 ひどく乾いていた。]
落ち着いて聞いて。 ……帰れない、おれたち、閉じ込められた。*
(155) 2017/03/10(Fri) 23時半頃
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|
あんま覚えてないけどな。 確かあん時は公園の地面、落ちた勢いで転がったから 全身スリ傷だらけだったぞ。 自分のけがよりお前があわてすぎて騒がしかった方が覚えてる。
[>>147問われたことで思い出してくつくつと喉で笑って。 そうしているうちに落ち着いたらしい様子に ゆっくりと手を戻す]
どうだろうな。 俺はさっさと帰って自分の布団で寝たい。
[教室へと戻りながら「いつになったら帰れんだろうな」とぼやいた*]
(156) 2017/03/10(Fri) 23時半頃
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|
── 現在:3年3組 ──
[ 教室にいる面々の反応を見れば、 どうやら、メールは全員に届いたらしい。
扉が開け放たれる。 瞬くカラフルな光。流れ込む雑多な匂い。 まるで、異世界だった。
……ああ、違う。
文化祭 と、誰かが言った。]
(157) 2017/03/10(Fri) 23時半頃
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[ 教室の前方に突っ立ったまま、 スマホの画面を凝視しているうちに、
どうやら、クラスメートのうち、 何人かは、……いや、大半が、教室を出て行った。
どう考えたって、おかしい。 非現実めいた状況に、対応しようと、 ぐるぐる、頭の中で思考が渦巻く。
ふと、目線を上げた先、 窓ガラス越しにちらつく白色。
そういえば、これも、異常 だったな。 異常気象かよ って思うくらいの、大雪。]
(158) 2017/03/10(Fri) 23時半頃
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[呼んだって誰も出てこないし、 教室に入った健士郎くんが物陰を覗いてみてもやっぱり誰かが隠れていたりはしない。>>140
思考停止から思考放棄にゆるやかに向かいつつある状態で、 健士郎くんが探索するのを見ていた。 彼の視界はやがてスピーカーに向いて、やがてひとつの謎が解ける]
……ああ、そっかあ。
[誰もいない、って呟いてたさっきの健士郎くんみたいに、>>138 落ち着いた口調で応える。 悪戯にしろドッキリにしろ。 わたし達を驚かせるのが目的というなら、 あなたの策にははまらないよ、どこかの誰かさん。
もう十分驚いた。もういいでしょう?]
(159) 2017/03/10(Fri) 23時半頃
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―歩き出した時>>156―
おれはすごい覚えてるんだけど! そうだよ傷だらけ。 当事者能天気すぎないかなっ
[笑う堆に、むくれる能久、の構図。 手の離れた頬を、なんとなく人差し指で触れてかく仕種。]
……今日ばっかりは、 割と賛成かな、……ふとん。
[どうだろう――どうかな。 寝てしまえば、気にならなくなるだろうか。 怖いよりは良いのかもしれない。文化祭のざわめきが聞こえる*]
(160) 2017/03/10(Fri) 23時半頃
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[ "文化祭の景色"に向かって。 教室を出て行く"文化祭の面々"を 古辺通は、ぼうっと 見送っている。
文化祭。 どうして?何故? 表情はきっと、 曖昧 という表現が丁度良いものだろう。 高校二年、転入した頃や。 今に至るまで浮かべている、
"穏やか"なものとは 少し離れた もの。 ]
(161) 2017/03/10(Fri) 23時半頃
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[ なあ。 ]
(162) 2017/03/10(Fri) 23時半頃
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[ 転入してきたときの俺が、 俺の浮かべていた"笑顔"が、 ―― ほんもの じゃないって言ったら? ほんとうの俺は もっと そう たとえば お前に怒った時みたいに 結構感情むき出しにするような奴だって言ったら
あの時、職員室で出会った 笑ってるあいつ。 手を差し出してきたクラスメートは どう思うんだろうか。
そんなの、しりたく ないけれど。 どうしたって過ぎってしまった
あまりに狭すぎた俺の"世界"が ほんの少し広がった ころ。 ]
(163) 2017/03/10(Fri) 23時半頃
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[ 黙って、自分の頬をつねってみる。痛い。 窓から、扉のほうへと視線をうつせば、 ちかちか瞬く光が、ガラスやら廊下に反射して、]
……なんか、きれー な 文化祭っていうより…… なつかし クリスマスみてえ
[ 場違いな感想だった。
クリスマスツリーは、いつから出してないっけ。
保田家の子供は自分ひとりで、 クリスマスの飾り付け なんて、 気づいたら、しなくなっていた。
そういうたぐいの、きらきらした ひかり。]
(164) 2017/03/10(Fri) 23時半頃
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――― どーすっか、な。 [ 俺も行くべきですかね、どこか。 扉の向こうから漏れる 眩しすぎる程の光。 それをちらと見て、眉を寄せながら考える。 先程のメールといい、一気に変わった光景といい、 ちょっと 不思議が多すぎやしませんかね。 窓の外の雪は 止みそうに無い。 ]
(165) 2017/03/10(Fri) 23時半頃
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[ 教室の入り口のほう へと、歩み寄ってゆく。
何かの、サプライズパーティーだったりしねえかな。 ほら、文化祭がんばったやつらを労おうとか。 そういう、なんていうか、若干やり過ぎな、 他のクラスのやつらとか、皆方の企画だったり。
……無理のあり過ぎる 逃避。
指先が、壁を這った。 電気のスイッチに触れる。
子どもの頃、みんな言っただろ? 『なあ、電気消していい?』って。 そのほうが、きれいに光るって、 いつの間にか、知ってるんだよな。]
(166) 2017/03/10(Fri) 23時半頃
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[ ほら、 ──── ぱちん。]
(167) 2017/03/10(Fri) 23時半頃
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[ …教師は 本当にいないのだろうか。 光は光でも、車の光が来ればいいのに と、 上履きは思うままに窓際へ向かって、 ( きっと 保田>>158の前を通って ) ]
―― ちょっと寒いかもよ
[ 窓に 手をかけた。 ]
(168) 2017/03/10(Fri) 23時半頃
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[はじめに、堆と昴と出会えて現れたのは安堵の息でした。 ですが、昴の表情>>155を見て、私は自然とその足を後退させていたのです。 しかしその距離も、一度詰められてしまえば埋められてしまいました。
おそるおそる、というように顔を上げたでしょう。 私の瞳はきっと、「言わないで」 微かに揺れてそう強請っていたでしょう]
………閉じ込められた?
[聞きなれないワード。 首を傾げて私は窓の外を見ました。 窓を叩きつけるように吹き付ける雪]
雪が凄すぎて、扉が開かない…とか? そういうの…だよね?
[成る程、と自分自身を納得させるための可能性を掲示すれば、堆と昴と蝶美に同意を求めるように視線を向けました]*
(169) 2017/03/10(Fri) 23時半頃
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[不安とか、困惑、とか。 みんなから見て取れるのは、そんなもん。
異常気象に、人が少ない校舎とか、 突然届いたワケ分かんねェメールとか。 漂ってくるのはなんか、美味そうな匂い。
何だコレ、とは思うのよ。
でも、健士郎が開けた扉の先。>>56 廊下から飛び込んでくるカラフルな色合いは、 ああ、そうだ、文化祭の時に似てる]
(170) 2017/03/10(Fri) 23時半頃
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[ ―――― けど、違ェ。
ちかちか。ぴかぴか。 見慣れないハデな電飾は、これでもかってくらい瞬いて]
ナハハ。 いつの間にこんなもん、あったっけ? 文化祭の次はクリスマス会かァ?
[アイツら、ほとんど出て行っちまったなァ。 残ったやつらの内、那由多が零した感想に>>164 ケラケラ。笑って]
(171) 2017/03/10(Fri) 23時半頃
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[ ――― ぶわり、と 長い前髪を風が襲って、
むき出しになった瞳は、 階下を 見下ろそうと した
の に、 ]
(172) 2017/03/10(Fri) 23時半頃
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「 出ちゃ駄目。 」
(173) 2017/03/11(Sat) 00時頃
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[ 咄嗟に過ぎるのは、いつだって、 ]
(174) 2017/03/11(Sat) 00時頃
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── あれ、電気、消えね
[ 我に返ったように呟いた俺に、 水野が、呆れたように「何してんの」と言った。]
わかんないけど 電気消えねえ 停電なら分かるけど なんか、 ほら
[ ぱち ぱち と、 何度かスイッチを押して切り替えてみても、 明るく白っぽい光に満ちた教室内の様子は変わらず、
変なの って、違和感を積み重ねていく。 危険性のなさそうな、異常。
少しずつ、なにかを満たしていくような感覚。 首を傾げたそのとき、風が吹いた。>>172]
(175) 2017/03/11(Sat) 00時頃
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[――非常に稀な症例ですが]
(176) 2017/03/11(Sat) 00時頃
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── 回想:サボりのうちの ──
[最初の違和感は、風邪をひきやすくなったこと。 サボりのうちのいくつかが寝込んで休む日になった。
次の違和感は、転びやすくなったこと。 どこも何も痛くもおかしくもないのに 歩いているとバランスを崩しやすい。
最初はおかしいな、程度だったが そのうちに、回数が増えて 仕方なくサボりのついでに病院に行って。
『異常なし』『原因不明』 そんな結果ばかりが返ってきて。 サボりのうちのいくつもが、病院に消えた*]
(177) 2017/03/11(Sat) 00時頃
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ああ、行ってみよう。 ……もし犯人が居たら、文句を言ってやって……それから、皆で一緒に、帰るか。
[入間の提案>>146に頷いてそう言い、三星からも同意を得られたのなら、教室を出て放送室に向かう。 そうだ、それで、このよく分からない事態もきっと収束するはずだと自分に言い聞かせて。 帰ったとしてもあのメールに関する不安は残るが、差出人が分からない以上どうしようもないし、きっと……あのメールも、何かの悪戯だろう。そうであったら、いい。 “でも、もし悪戯じゃなくて、手遅れになったとしたら……?” そんな不安は、無理やり頭の中から追い出した。]
(178) 2017/03/11(Sat) 00時頃
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………まじかよ [ とおい とおい 地面すら見えない距離に。 声が、震えた。 何時以来だろう、こんなの。 二階って こんな光景じゃあ なかっただろ? なあ そうだよな? 職員室でそうしたみたいに、 同意を求める、みたいに。 冷たい風を受けながら 教室内を 見渡した。 視界の端で、長すぎる前髪が 踊る* ]
(179) 2017/03/11(Sat) 00時頃
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――放送室――
……じゃあ、開けるぞ。
[天ケ瀬や三ツ星に一言言ってから、ゆっくりと重い扉を開ける。 誰か居てほしい、と思った。悪戯してごめん、と言って欲しかった。 だが、いくらか緊張しながら開けた先には――]
……もう、逃げた後……か。
[誰も、居なかった。ここも、明かりは点いているのに。 ということは、犯人は、放送を流しっぱなしにして何処かに行ってしまったということだろう。 放送してないのにスピーカーから声が聞こえるなんて、そんなこと、ある筈ないのだから。 でも、一応確かめた方がいい。そして、放送を止めておこう、と、思った、思った、のだが。]
……すまん、これ、どうやって操作するかとか、分かるか?
[生憎、スマホ時代に乗り遅れている、機械音痴なもので。 絡まった配線やら色々スイッチのついた放送の機械を指さして、困ったように二人に訪ねた*]
(180) 2017/03/11(Sat) 00時頃
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[ 白色 が、飛び込んできたんだ。
目を瞠る。風の冷たさを感じる前の、一瞬のこと。 ただ、窓辺に立っているだけ 地上を見下ろしているだけ のはずの、影が、
何かに、のみ込まれていくようにも、見えた。]
(181) 2017/03/11(Sat) 00時頃
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— 回想:天ケ瀬ささらの恋愛事情 —
[わたしに彼氏がいた時期が、二度ありました。
初めてが、一昨年の夏頃。1年生の時のこと。 隣の席の男子と教科書を見せ合ったりして、仲良くなって、 紆余曲折を得て付き合うようになった、わたしにとって初めての恋愛。
初めてのデートは一生懸命お洒落をして、 気合い入れて選んだフリフリの私服が、似合うねって褒められたのをよく覚えている。
上手く行っていたと思えたのは最初だけ。 彼の好みに合わせて、わたしが背伸びをし続けた。 彼のために時間を空けて、他の予定は泣く泣く断って。 苦手なSFモノの映画を一緒に見て、なんとか感想を捻り出したり。 小物の趣味も、彼がイマイチな反応をしたものは捨てて、好きでもないものを買い集めたり。 自分じゃない自分を着飾って、笑顔を作った。
ある日、ぷつんと糸が切れて、それでおしまい。 友達の関係に戻りましょうねと、平和にお別れをした。]
(182) 2017/03/11(Sat) 00時頃
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[2度目が、去年の夏頃。2年生の時のこと。
今度は自分の背丈に合った相手と巡り会えた。 趣味の話が良く合う。食べ物の好みも映画の好みも良く合う。 作り笑いをしなくてもいい、幸せな関係。
そう思っていたんだけどね。 ある日、知らない女の子たち数名に突然呼び出されて、怒られてしまった。
「あんたのせいで、いつも迷惑してんのよ!」 ——って。非常に身に覚えのない話だったんだけど。
どうやら、彼がわたしのために部活を欠席したりして無理していたらしい。 わたしの都合に、わたしの好みに、彼が頑張って合わせてくれていた。
そんなの本意じゃなかったからさ、バイバイした。 来週あたり友達巻き込んで海水浴にでも行こうって約束した話も、綺麗さっぱり無くなった。
一度も着ることなく終わった水着は、押し入れのどこかに眠っている。]
(183) 2017/03/11(Sat) 00時頃
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[以上の話は、クラスメートの間で恋愛話で盛り上がることがあれば、 苦いエピソードとして包み隠さず話したし、 別に隠れて付き合っていたわけでもなかったから、知っている人もけっこういたと思う。
まあ、結局。 めんどくさいから、やめにしたんだ。 そういうのはさ。
自由気ままに生きてくのが性に合っているだろうし、 わたしも、それが一番気楽でいい。
息苦しいよ。誰かを好きになるのも。好きになってもらうのも。]
(184) 2017/03/11(Sat) 00時頃
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なァにやってんだ?……っと。
[その問いは、二人に対しての。
ぱちん。ぱちん。 スイッチの軽い音が鳴って、 電気が消えねえって那由多が言う。
風が吹いたのはそんな時で。>>172 長い前髪を躍らせながら、通が呟くもんだから、]
(185) 2017/03/11(Sat) 00時頃
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[高校3年の、今年。 もう恋愛のネタは何も持っていないわたしだけど、 週に1回、放課後、美術準備室に向かうようになったから。
美術室のボスである、絵崎 兼(えさき かねる)先生は、 気さくで面倒見のいい、褒め上手>>0:234の、生徒に距離が近くてちょっと人気のあるお兄さん先生。 わたしが昔からお世話になってるお隣さん。
わたしとネル先生が人目を盗んで放課後に会っているという、 その事実を目撃しちゃった生徒がいたなら、変なウワサが立ってしまっているのかもしれないね。 何せここ、そういう話が好きな子供たちが集う“学校”って場所だし。
わたしとネル先生は、誰に何を聞かれても、 “実技の成績が悪かったので補習”としか答えないように、口裏を合わせている。
ひみつ、ひみつ。*]
(186) 2017/03/11(Sat) 00時頃
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とーりー? なんか見えンのかァ?
[窓の外の白の手前で佇む後姿に寄って、 開け放たれた窓の外を、雪が舞い散る、外を見た]
(187) 2017/03/11(Sat) 00時頃
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[ 床を、蹴ろうとした。落ち る。]
──── 古辺 ?
[ まばたきの その隙間で、 古辺は当たり前のように、そこに立っていた。>>179
中途半端に、動きかけた身体を、 ぎこちなく元に戻しながら、尋ねる。]
今、なんか── なんだった?
[ きっと、また、間抜けな顔。 ぽかん と、半分口を開いて、俺は言う。
ここは、フツウじゃないね って、 薄々、気づきはじめている。ここは、どこだ。*]
(188) 2017/03/11(Sat) 00時頃
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[ ああ、こっから飛び降りたら、俺にも、分かんのかなァ。
―――――――― 恐怖ってヤツが ]
(*2) 2017/03/11(Sat) 00時頃
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[もう十分だからわたし達に日常を返して。 ついでにわたし達を家に帰して。
ああ、でも、わたしの帰る家には今はあお姉がいる。 そのことを思うと少しばかり頭が痛くなるのだけれど]
(189) 2017/03/11(Sat) 00時頃
|
|
……行こう。 わたし達みんなで文句を言ったらさすがにびっくりするかなあ。 そうだといいけど。
[もし犯人がいたらと仮定しての健士郎くんの言葉は、>>178 わたしの心境にもたいへんぴったりだ。
今度はわたし達が驚かせる番だよ。 できたらいいなあ。
かくいうわたしは健士郎くんの行動力にも驚いているのだけど。 いつもと違って率先して前に出ているよね、と]
(190) 2017/03/11(Sat) 00時頃
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[地面が、遠い、とおい!
あれ、ここ二階だったよなァ? それとも二階ってこんなに高かったっけか?]
ほォら、通。 危ねェから、閉めよう。
[>>179 声が震えてるよーに聞こえたから、 通の肩を掴んで、窓から遠ざけて、 ピシャッとそれを閉めちまおう]
(191) 2017/03/11(Sat) 00時頃
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|
[ 足音、ふたりぶん。 気を緩めたら一瞬で落ちてしまいそう、で。 それをどうにか 引き戻す。
唇が冷たい。 ]
いや、逆 だって。 ………地面が無い、みたいな 遠すぎて、…無理。 [ ふたりには。 どう、言ったら良かったのだろう。 あんな光景、見たことが無かった。
真白に塗られた校舎の外。 その 下は、 奈落の底すら 見えやしない。 ]
(192) 2017/03/11(Sat) 00時頃
|
|
―― うわ、
[ ここで。 肩を掴まれて>>191、物理的に引き戻された。 脚が縺れて、一瞬だけバランスが狂う。
前髪の向こうで、窓が閉められた。 冷気だけ残った、教室の中。
心臓の音が、遅れて聞こえてきて、 ―― 本当に、こんなの 何時ぶりだよ。 ]
(193) 2017/03/11(Sat) 00時頃
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|
―― なあ、おかしくねえ? 此処から 出られない みたいな、の
[ 聞いたところで、 ふたりは答えを知っているとでも言うのか。 そこまで 気はまわらない。
だって此処、フツウじゃないぜ。 何時もなら、 保田の顔>>188の感想を言えたのかも知れないけど。 生憎 古辺通も。 穏やかとは離れた顔をしていたし、 余裕も無かった から、 未だ震える声で ふたりに問いをただ、投げるだけだった。 ]
(194) 2017/03/11(Sat) 00時半頃
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|
[放送室に向かう道すがら、スマートフォンで時間を確かめた。 相変わらず圏外表示は消えないけど、 時計としての機能は健在だ。
とっくに授業受けている時間に教室の外を歩き回っている。 ちょっと変な気分。
もしみんなで帰れるようになったとして。 平日のこんな時間からファーストフード店とかに押し入ったらさすがに悪目立ちする予感。 外でかまくら作るのが一番無難だろうか、やっぱり。
こんなことしてるどこかの誰かさんも、 謝ってくれたら混ぜてあげよう――― そんな現実逃避の時間はあっさり終わり、 結局放送室にも誰もいなかった]
(195) 2017/03/11(Sat) 00時半頃
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|
なー、なんかおかしくねェ? それ、電気も、消えねえんだろ?
……おまけになんか、笑い声まで聞こえるし。
[『はははは。ふふふふ。あははは!』 何重にも聞こえる笑い声は、 まるで文化祭の時の騒めきみてェ。
何でそんなもんが聞こえるんだろ、って。 微かなノイズ交じりのそれは、なんだ?放送?]
(196) 2017/03/11(Sat) 00時半頃
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|
ナハハ。地面が無いわけねェって。 出られないわけも、ねェだろ。
階段下りて、帰っちまう?
[なっ?って、那由多と通と水野を見回して。 震えた声のままの通の背中をぽんと叩いて。 ヘラヘラ。いつもの調子で、笑う。笑う]*
(197) 2017/03/11(Sat) 00時半頃
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「 なんで、兄ちゃんは平気そうなの? 」
[ 弟の賢二が 涙でぐしゃぐしゃな顔で、 咎める声を思い出す。
―――――― それでも俺は、笑ってた ]*
(198) 2017/03/11(Sat) 00時半頃
|
|
── でられない ?
[ 反復。
古辺の言葉は、やっぱり非現実じみている。]
だけど、みんな、 帰るっつって、出てったじゃん
あいつらは?
[ 多分、そう言ったあたりまで、 あまりに、畳み掛けるように起きる異変に、 俺の頭は、あちこちの動作を止めていたに違いない。
理一もまた、おかしい と言う。 電気が消えないのも、笑い声も。 声?]
(199) 2017/03/11(Sat) 00時半頃
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―――――― そんなの俺が知りてェよ。
(*3) 2017/03/11(Sat) 00時半頃
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―2F廊下― [>>169入間の表情が、 揺れて、強張る、息がつまる。 相対する能久は一度、苦しげに眼をそらした。 吹き付ける雪は、窓すら白く染めていく。]
…――、……ちがう、みたい。 ちがうんだ、……1階、外に出ようとすると、壁みたいなのに、阻まれる、って
[陰る視線をいちど、幼馴染のほうに向けてから、改めて入間と大和を見た]
……あと、窓の下は見ない方がいい、よ。 おかしいんだ、今の、ここ。
(200) 2017/03/11(Sat) 00時半頃
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…………ごめんわたしにも分からない。
[お手上げのポーズ。>>180 そもそも放送室だってあんまり入ったことないし]
でもこれだけスイッチあるんだし、 順番に押していけばいずれは止まるんじゃない?
[ね? と健士郎くんとささらちゃん、 双方の様子をうかがって。 やがてスイッチのひとつに手を伸ばすして、押し込む。ぱちん。
―――何も起こらない]
(201) 2017/03/11(Sat) 00時半頃
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[ そのとき、ようやく。
なにか、ざわめき。ノイズ。 その程度にしか認識していなかった ソレ が、 幾重にも響く、ひとの笑い声だと気づく。
……どうしてだろう。
なんか、これだけ色々おかしなことがある中で、 それが、一番だめだった。悪寒。
強張った表情で、声の出処を追えば、 そこにあるのは、ただのスピーカーでしかなくて、 ただのスピーカーでしかないそれを、 凝視 する。 きもちわるい。]
(202) 2017/03/11(Sat) 00時半頃
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|
はずれ。じゃあこれかな?
[ぱちん、]
これ?
[ぱちん、]
………。
[ぱちん。
目に映るスイッチやボタンは全部押してみたけど笑い声を止めることはできず、 やがて再度お手上げのポーズ]
………、壊れちゃってる?
(203) 2017/03/11(Sat) 00時半頃
|
|
[>>178「帰る」。 あ、そっか。帰らなきゃね。
何故だろう、帰るって発想が頭になかった。 犯人に文句を言ってやるってところまでは同感だったけど。
放送の笑い声が耳にキンとして、頭がおかしくなってきているのは間違いない。
帰りたいんですか、ささらさん。 そこんとこどうなんですか。
ぐるぐるしている思考回路は、その問いへの回答を保留しました。]
(204) 2017/03/11(Sat) 00時半頃
|
|
[ おかしい。フツウじゃない。 重なる言葉が、異様な光景が、 五感に訴えかけてくる、違和が。 そろそろ、あふれだしてしまう。]
……笑ってる場合じゃ、ないじゃん
[ おかしいじゃん。 誰もいない校舎。なのに電気のついた部屋。 一瞬で切り替わった校舎の風景。 こんな、大掛かりなマジックみたいなこと、 できるわけ、ない。と、そろそろ認めようか。]
(205) 2017/03/11(Sat) 00時半頃
|
|
— 3F 放送室 —
うん。いいよ。
[>>180元賀くんに隠れて、放送室の扉へ立ち向かう。 体の大きい男子の彼がとっても頼もしいなって、思う。
扉の向こう、彼の脇の下から顔を出して覗く。 放送室の中には、誰もいなかった。]
ああ……まあそうだよね。 犯人がのうのうと待ってるわけない、か。
けっこう巧妙な悪戯するもんだね。
[悪戯、と、本当にそれで済む話なのかなんて。 いよいよ本気で思っちゃいないけどさ。]
(206) 2017/03/11(Sat) 00時半頃
|
|
……何がしたいのかな。 怖がらせたいのか、それだけじゃないのか……。
[考えても分からないことを、繰り返し考えて、やっぱり分からない。 そもそも怖がらせたいなら、なんで文化祭なんだろう。 なんで、明るくしちゃったんだろう。 なんで、……笑ってるんだろう。
>>1死んでみようとしたのは、誰? 諦めきれなかったのは、誰?]
どうして、わたしたちなの?
[疑問の最後は声に出た。 影も形も見えない、名前すら文字化けしちゃってる誰かさんへ。
そんなに文化祭が楽しかったのかな。わたしと同じように。]
(207) 2017/03/11(Sat) 00時半頃
|
|
[>>180元賀くんが困っていることに気付く。 そうそう、放送を止めておかなきゃ。]
わたしもいじったことないけど。 ……たぶん、そこのスイッチかな。 そうじゃなきゃ、ひとまずボリュームのつまみをオフにしとけば。
[たくさんあるスイッチやツマミの中から、勘でそれっぽいものをいじる。 >>201莉緒ちゃんと一緒に手当たり次第、片っ端から押してみた。
何を押しても、止まることはなかったのだけど。]
(208) 2017/03/11(Sat) 00時半頃
|
|
……これ、
[ マジで帰れんの? って、言いかけて、 だけど、すんでのところで言葉をのむ。
ここで、あーだこーだ言ってたってしょうがないし、 聞いたって、分かるようなことじゃないし、
そもそも、帰るって、 …………帰る必要って、あるっけ。*]
(209) 2017/03/11(Sat) 00時半頃
|
|
― 回想:文化祭の空き間 ―
[喫茶店が忙しいっつっても、 ずっとコマドリしてる訳じゃないんだよなコレが!
接客もシフト制だから、今はいわゆる休憩時間。
休みがてら、食い物の調達をしようと画策していた俺は、 着替えるのも面倒だからギャルソン姿のまんま。
色んなクラスや部活が出してる店を物色してるなか、 財布を取り出そうとポケットに突っ込んだ手が、 何かに触れて、取り出した]
(210) 2017/03/11(Sat) 00時半頃
|
|
おぉーい、三星ィー! チョコバナナちょーだい!
[陸上部の屋台で見かけたクラスメイトに、 ひらひら、手に持ってる手作り感満載の券を振る。
三星がくれたチョコバナナのタダ券。>>144 いやー、タダより高いものはないっていうけど、 これは別に大丈夫だよな。……だよな?]
(211) 2017/03/11(Sat) 00時半頃
|
|
いやぁ、美味いな!ありがとォ! 三星もあとでウチのクラス来いよ。 昴のパンケーキ、美味いって評判だからサ。 すばるんならサービスしてくれンじゃねェ?
[その時はまだパンケーキ食えてなかったから、 伝聞だけの情報だ。でもあとで昴にねだる事は 俺の中で既に確定事項としている。
3年3組の衣装とは違って、 部活を前面に押し出したTシャツを纏う三星に、 ギャルソンはタダパンケーキのお誘いを]*
(212) 2017/03/11(Sat) 00時半頃
|
|
[手詰まり。 何を押してもうんともすんともしない、ずーっと笑っている謎の声は止まらない。 なんだか気持ち悪くなってきた。
>>203莉緒ちゃんもお手上げらしい。 これは困った。]
……仕方ない。
[放送機材が電源に繋がっているコードを適当に1本、手繰り寄せる。 そして、乱暴にそれを、コンセントから引っこ抜いた。]
(213) 2017/03/11(Sat) 00時半頃
|
|
[しかし、それでも。 笑い声は、びくともせずに垂れ流され続ける。]
……抜くやつ、間違えたかな。 じゃあ、えっと、次。
[もうこうなったら、全部引っこ抜いてしまえばいいのでは。 元賀くんと莉緒ちゃんにも協力を求める。
……このあたりで、わたしは薄々勘付いていた。
無理だ、って。*]
(214) 2017/03/11(Sat) 00時半頃
|
|
壁……?
[昴の言葉>>200はまるでSF小説に出てくる一節のようで、私は鈍い反応を示したと思います。
だけれど、堆と昴はどちらも冗談を言っているようには思えなくて、私は言葉を飲み込み、やめた方がいいと言われる窓の外を見やりました]
え、…なにこれ……。
[ここは、私が覗いたのは二階の窓。 一階程の低さではないとわかっていても、ぐらりと崩れる平衡感覚。 思わず足元が後ろへと蹌踉めきつつ、果てしなく遠く見えた地面>>109に目を見開きました]
二階って、こんなに、高くない。
[ぽつりと零して、そしてもう一度昴の言葉を思い出しましょう]
(215) 2017/03/11(Sat) 01時頃
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── 回想:入間と、絆創膏 ──
[ チグハグな笑顔>>75は、 俺には、気遣い の類に見えた。
困らせたかなあ って、思っちゃう感じの、アレ。
紙ですぱっといくと、小さな傷でも結構血が出るから、 さっさと貼っちゃえよ って、せっつきながら、 俺は、やっぱり困ったように笑って言う。]
じょうずじゃない って、 ひでえな。知ってるっつーの
(216) 2017/03/11(Sat) 01時頃
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[ 笑うのじょうずじゃない。
いつものことだ。 みんなで撮った写真だって、 なんでかいつも、「えっ撮ってんの?」みたいな間抜け面か、 困ったような半笑いに、作りかけのピースサイン。
っていう話で、誤魔化してしまいたかった。]
(217) 2017/03/11(Sat) 01時頃
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私たち、ここで閉じ込められて、しぬの…? もしかして、あのメールの人はそのために私たちにメール、送ったの…?
[独り言じみた言葉を呟きながら、ゆるく頭を振りつつ、口元を片手で押さえます]
……教室、まだ誰か残ってたかも。 堆と昴はみんなに教えてあげてほしい。
私たちは……、まだ戻って来てない子達探しつつ、会えたら伝えてみるよ。
[昇降口には行っていませんから、開けられない確信はありません。 ですが、私は確かめることが怖くなりました。 だって確かめてしまったその時に、もしかして、はなくなってしまいますから。
だから、ひとまず他の生徒を探してくると提案したのです]*
(218) 2017/03/11(Sat) 01時頃
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[ 入間は言う。ひとりじゃないよ。 作りかけじゃないピースサイン。
逃げるみたいに、視線をそらした俺。 ゆるーい調子を意識しながら、答える。]
うん、 サンキュー
[ そこでやめておいてもよかったんだろう。 わかってるんだけど、つい、口が滑ったんだ。
ひとりじゃない。心配だ。話をしよう。 そういうのから、やっと、逃げてきたばかりだったんだ。 もう、さんざん、拒絶したんだ。した後だった。]
(219) 2017/03/11(Sat) 01時頃
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── けどさ、
[ 困ってるんだか、笑ってるんだか、 疲れてんだか、諦めてんだか、さて。 よくわからない表情をして、 表情をつくるのもつかれた って顔だった。たぶん。]
ひとりのほうが、楽なことも あるから
[ 視線を、入間のほうに戻すことは、できなかった。*]
(220) 2017/03/11(Sat) 01時頃
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##
部活をやめた。 突然のことで、驚かれたけれど、 理由は言わなかった。建前を考えるのも忘れてた。
顧問や部長が、話をしようと言う。 何かあったのか。悩みでもあるのか。 理由を教えてくれ と言う。 力になれるかもしれない と言う。
##
(221) 2017/03/11(Sat) 01時頃
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##
それに、他でもない俺が、 いいから放っておいてくれ と、 強引に逃げ出してしまったから、
元・チームメイトとの仲は不良。
ああ、そういえば、チョコバナナのタダ券。 せっかくもらったのに、財布に入れっぱなしだ。
あのあたり、運動部の屋台が固まってて、 行きづらかったんだよ なあ……
##
(222) 2017/03/11(Sat) 01時頃
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[ 電気も消えない>>196。 スイッチでも壊れたのか、って そういうわけじゃあ無さそうなのを、 察して しまった。
背に軽く当たる手は、 ]
(223) 2017/03/11(Sat) 01時頃
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[ えとさんみたいに、 爪を立てるわけでもなく ]
(224) 2017/03/11(Sat) 01時頃
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[ 平気、と。 そう伝えるみたいに、手を ひらり。 横の橘に振ってから。 前髪の下で、緩慢に辺りを見渡す。 眩しすぎる光。 反復される、自分の言葉>>199。 同時に聞こえてくる、笑い声>>196。
非日常。 ようこそ、といううたい文句も挨拶も無く、 唐突に放り込まれた、空間。 そこに自分は居るんだと、 痛感するしか ないような。 ]
(225) 2017/03/11(Sat) 01時頃
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―――…、 帰れるなら誰かがテンション上げて こっち戻って来てるんじゃないの
[ それこそ"笑って"さ。
英語の授業と逆の立場。 保田の言葉を 古辺通が否定する、 そんな光景が うまれた。 保田の言いかけた声を拾って、 だけど、続きは出てこなかったから 再度 口を開いた。 今度は橘の方を 向いて。 ]
(226) 2017/03/11(Sat) 01時頃
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――― 橘。
[ 前髪の下、 窺うような 視線を送って。 ]
(227) 2017/03/11(Sat) 01時頃
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|
[ ぽつり、 落とした囁きの答えは 聞かない。
だって別に、 それって何時ものことだったし。 いつも通りに突っ込むみたいな、 いつも通りに突っ込みたい ような、 そんな調子で 言ったつもりだけど。 ]
(228) 2017/03/11(Sat) 01時頃
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[ 何せ 古辺通は 調子が狂っていた。
咎める様な調子に聞こえても、 きっと、――― 仕方ない* ]
(229) 2017/03/11(Sat) 01時頃
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|
……ちょっと、俺 なんていうの 探索 してくる。
[ 学校を探索って。 去年の頃じゃあ あるまいし。
そう 自分でも思うけれど。 だってここ、学校のようで 学校じゃあ無いし。 心臓の音は まだ 五月蠅いし。 そう言う他、なくて。
―― おまえらどーするの? って、言いながら。 大和からの等価交換、まだ生きているカイロと、 念のため スマホを持ち物にして。 上履きを擦らせながら、 教室を 出て行こうと* ]
(230) 2017/03/11(Sat) 01時頃
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## ……そう、あのときは。
まだ、逃げていればいいって思っていたんだっけ。 楽に息ができる方へ。見つかるはずの居場所へ。
仕方ない。そういうふうに生まれたんだから。 そういうふうに、なったんだから。
選べるなら、俺だって、 みんなと同じを選んださ。……たぶん。 ……想像も、できないけど。* ##
(231) 2017/03/11(Sat) 01時頃
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|
ああ……わざわざ怒られたくはないだろうし、な。
[そう。天ケ瀬の言う通り>>206だ。 きっと、ただ、逃げただけ。 巧妙で大掛かりな悪戯、というだけ。 ――本当に?]
分からない。分からない、が……いや、なんでもない。
[『分からないけど、いい迷惑だ。悪趣味だ』 天ケ瀬の疑問>>207に対して思ったことは、言い切らずに飲み込んだ。 ふと、思ってしまったから。 あのメールは、文化祭実行委員向けだった。そして、この校舎には、今のところ、文化祭実行委員しか見当たらない。 もし……もし、この“悪戯”の犯人が、俺達のうちの誰かだとしたら? そんなこと考えたくはない。が、もしそうだとしたら理由はともかくとして、きっと、少なくとも、悪意はない。 それだけはきっと確かなはずだ。]
(232) 2017/03/11(Sat) 01時頃
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[天ケ瀬と三星に放送機器の操作が分かるか聞いてみたところ、ちゃんと知っているわけではなさそうだったが、スイッチを押したりして色々試してみてくれた>>201>>203>>208。 それを見て、自分も、何か触ってはいけない部分をいじって壊してしまわないかと不安を抱えつつ、恐る恐るスイッチを押したりしてみる。が。 笑い声は、止まらない。 じわり、と、滲みだしてくる、恐怖心。]
……流石に、全部コードを引っこ抜けば、止まるだろう。
[そう言い聞かせたのは、二人にか、自分にか。 手当たり次第に、次々とコードを引き抜いていく。もう一度、スイッチを押したりもしてみる。 だが、何をやっても決して、笑い声は止まることはなかった。]
(233) 2017/03/11(Sat) 01時半頃
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……っ、
[なんで、どうして。止まらないんだ。 分からない。 どうすれば止まるんだ。 どうすればこの奇妙な事態から抜け出せるんだ。 俺はどうすればいいんだ。 どうするのが、“俺”として正しいんだ。 なんで、どうすれば、こわい――いや、怖くない。怖くなんて、ない]
(234) 2017/03/11(Sat) 01時半頃
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[弱い部分とか、男らしくない、部分とか。
そういうのは、全部全部、隠してしまおう。
そうすれば、きっと――]
(235) 2017/03/11(Sat) 01時半頃
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―廊下2F>>218―
[>>215鈍い反応は――至極真っ当だろう。 能久とて、嘘をつかない―と、能久は思っている―幼馴染の言葉でなければ、こんなに深刻に受け止めなかったかもしれない。 それに、窓の――]
っ、入間さん、――
[見たらだめ、と止める前に あっさりと覗き見る、奈落の底。 眉を寄せて、できるだけ白いガラスの向こうを見ないようにしながら続けた。]
…… ね、…謂ったろ。 普通じゃないんだ、 ……、なんでかは―――
[わかんないけど、と、続けようとしてやめた。]
(236) 2017/03/11(Sat) 01時半頃
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……駄目、みたいだな。 とりあえず、一旦教室に帰るか? このこと、一応他の皆に教えておいた方がいいかもしれないし……帰るにしても、荷物を取りに行かなきゃいけないだろう。
[多少汗が滲んだりはしているかもしれないが、なんでもない、って風に、ほとんど表情を変えずに、二人に聞いてみる。 “悪戯”の犯人も居ない。放送も止まらない。それならもう、ここに居る意味はないはずだから。だから、こうするのがきっと正しいはずだ*]
(237) 2017/03/11(Sat) 01時半頃
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[――なんていうんだっけ、あれに、似ている気がするんだ。 人間が、自分の夢の中、みたいなものに。 他人を閉じ込めてしまう――っていう、話。]
(238) 2017/03/11(Sat) 01時半頃
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[通も、那由多も、あと水野、も。 顔が強張ってるように、見える。
なんで、だろうなァ。 なんで、そんな顔になるんだろうなァ。
笑う事しかできねェ俺は、 その気持ちが、 ―――― ]
(239) 2017/03/11(Sat) 01時半頃
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わからない。
( だから、知りたかったんだ )
(*4) 2017/03/11(Sat) 01時半頃
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ナハハ……そだな。
[>>205 那由多の一言に頷くけど、 結局浮かべたのは、へらり。苦“笑い”だ。
那由多が言いかけた、言葉の先は発されず、>>209 代わりに返ってきたのは、通の言葉だ。>>226]
(240) 2017/03/11(Sat) 01時半頃
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そう言われりゃ、そうだけどよォ。
[通の言葉をまだ肯定しきれずに、 俺は諦め悪く、信じていた。
帰れるって。 だって、さっき、ここに来れたんだから。 なァ、そうだろう?
おかしな事だらけだけど、 校舎に入るまでは普通だったじゃん。 天気は、アレだけどサ。
だけど、通から名前を呼ばれて、 覗くように送られた視線と、囁きに、心臓が凍った]
(241) 2017/03/11(Sat) 01時半頃
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[ まるであの日の、 ―――― 父さんと母さんが死んだ日の再現だ。
咎めるような声色も、言葉も、同じ。
ただ、あの日と違うのは、 あの日の俺は“思うだけで”何も言わなかったけど、 今日は、今は、]
(242) 2017/03/11(Sat) 01時半頃
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[放送室の機械。 どこを押せばどこが止まるかわからないのと同じくらいに、 どこかの誰かさんの考えていることもわからない。 だからささらちゃんが言葉にした疑問>>207にどう答えればいいかもわからない。 けど、]
別に、わざわざこんな、ちょっとホラーな真似しなくてもよかったのに。 文化祭のここが楽しかったって、わたしはたくさん言えるし、 ここにいるみんなだってそう……だと思うよ。
[どこかの誰かさん、あなたもあの日に帰りたかったのかな。 だけど時計の針は元には戻らない。 いくら願ってもあの日に帰れない。 屋台は解体されるしタダ券はただの紙切れになってしまう。
だから思い出を持ち寄る。形に残るものにしろそうでないものにしろ。 そうしてみんなで思い出を語り合って―――]
(243) 2017/03/11(Sat) 01時半頃
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[でも死んじゃったらそれもできなくなる。
そう思った瞬間背筋に震えが奔った。
死んでみることにして思い出を語れなくなるから、 思い出を残すためにこんなことをした、と考えれば動機としては筋が通る……気がしなくもない。 メールにも文化祭楽しくて、と書いてあったし。
でもどうやって? それを考えてみた時、昔聞いた話が脳裏を過ぎっていた。 あとでちゃんと思い出してみようと決めて]
(244) 2017/03/11(Sat) 01時半頃
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[取り零した言葉が通に届いちまったかは知らねェ。 だけど、なんだ、聞こえてなけりゃいい。
こんな状況にだって然程驚いてなかったのに、 通のたった一言に、動揺して、 探索に行くっていう通に、へらって笑みを浮かべた]
いってらっしゃーい。
[手を振ってお見送りの姿勢。 ぎこちなくなってなけりゃ、いいけど。
それで、通の姿を見送ってから、那由多と水野の方を見て、 俺も、ちょっと出かけてこよっかなって、言って、 教室の外、廊下の方へ向かおっかな]**
(245) 2017/03/11(Sat) 01時半頃
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―廊下2F>>218―
っ、死ぬ、なんて、縁起でもないこと…! ……、
[思わず声を荒げたのは。 窓を覗き込んだときに感じた生々しい恐怖のせいもあるし、―――それに、あの、遺書みたいな、メールも。]
……――、 わかったよ、教室の…皆に、知らせる。
元賀たち、別の方向に行ったはずだし、見つけたら、…頼むよ。 ――危なそうなとこには、近づいたらだめだからな。
[念のためにそう謂って、教室の方に足を向ける。]
(246) 2017/03/11(Sat) 01時半頃
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── 現在:3年3組 ──
……俺、もうちょっと待ってる 誰か、戻ってくるかもしんねえし
[ よっぽど冷静な古辺の返し>>226に、 何も言い返せなくて、納得してしまったから、、 俺は、そう言って、自分の席へと向かう。
ほら、英語教えてやったときと一緒だって。 授業の内容を丁寧にまとめて、 過去問をさらって、予想を立てるやり方。
真面目だけど、アクシデントには弱い。 そういうどんくさい人間ってこと。]
(247) 2017/03/11(Sat) 02時頃
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[ 自分の席。教室の定位置にたどり着いたなら、 適当に、ノートとペンを取り出して、 おかしな点を書き付けながら、 出ていこうとする古辺>>230と理一>>245に言う。]
なんか、見っけたら、戻ってきて 勝手に帰んなよ、おまえら、マジで
[ これで誰も帰ってこなかったら、と思うと。 多分、俺は、泣く。いや、泣く前にキレる。
念入りに念押し。
最初は俺の手元を覗き込んだ水野も、 あっさりとどっかに行ってしまうから、
俺は大人しく、留守番でもしておこう。**]
(248) 2017/03/11(Sat) 02時頃
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………ごめんなさい。 見た方が早いかと思ったんだ。
[忠告をきちんと守っていれば、昴が眉を顰めることもなかったと>>236 彼の視線から避けるように目線を逸らしました。 昴の言葉を否定することはもう出来ませんでした。
不意に途切れた言葉。 昴が何を思っているかは知らず>>238 普段は温厚に思える昴の荒げた声>>248に、分かりやすいほど肩が跳ねました]
そ、そうだよね。ごめん…、その。…ごめんね。
[どう、言い訳をすればいいのか分からず、ただ逃げるように瞬きを数度。 それでも自分の成すことが見つかればまだ、落ち着けそうでしたから頷きを]
二人とも、気をつけてね。 また何か分かったら教室、行くから。
(249) 2017/03/11(Sat) 02時頃
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[それでも少しだけ逃げるように小走りになったのは、昴の声が怖かったから、ではなくて。
男の人の怒鳴り声が怖かっただけ]*
(250) 2017/03/11(Sat) 02時頃
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─3F廊下:放送室前─
[別の方向というと、恐らく上階でしょう。 二階を上がれば放送室があった筈です。 ですからひとまず私はそちらへ向かおうとしたでしょう。
蝶美が付いて来てくれていたのなら共に、そうでなかったのなら一人で彩られた廊下を歩きます]
誰か、いる……?
[そうして放送室の前まで来たのなら一応、ノックなんかしてみます。 保健室を開けるときですら普段はしない癖にこんな時だけはお行儀良く、中に人がいるかどうか、確かめたのでした]**
(251) 2017/03/11(Sat) 02時頃
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[やがてささらちゃんと一緒になって、>>208 片っ端からスイッチとかつまみをいじってみたんだけど何も変わらなくて。 ついにささらちゃんは最後の手段に出ることにしたようだ。>>213 床に伸びているコードを引っ張ってコンセントから抜く。 スイッチと一緒でこっちも手あたり次第。 わたしも健士郎くんもコードに手を伸ばした。>>214>>233
だけど何をやっても結果は同じ、 笑い声は垂れ流され続ける。 今度こそ本当に、お手上げ]
(252) 2017/03/11(Sat) 02時頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/03/11(Sat) 02時頃
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[ひたすらコードを抜き、念入りに放送機材を無力化させようと励んでも、 ずっとずっと笑っている、たくさんの声。
あれ、おかしいなあ。 放送機材はもう何にも繋がってないはずなのに。 電池式でしたっけ、これ。]
……みんな呼んで、一斉に殴れば止まらないかな。
[すこしイライラした感情を放送機材にぶつけて、 やれやれと肩を竦めるしかなかった。 たぶん、考えても無駄なんでしょう。
>>237やることはやったし、教室に戻ろうという提案をした彼の表情は、 今までと何ら変わりなく見えたけど、少しだけ、違和を感じた。]
(253) 2017/03/11(Sat) 02時頃
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[あ、この人、“服を着てる”な、って。
そういう感覚。]
(254) 2017/03/11(Sat) 02時頃
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[元賀くんの顔をじいっと覗き見てから、目を逸らす。]
……うん。 みんなに報せよう。
[それしか今はできないだろうから。 まさか、扉や窓が開かないなんて、そんなことは想像もしていなかったけど、 でも、嫌な予感くらいはする。
この時のわたしは、ぼんやりと、 ネル先生から教わったことのある話を思い出していた。
「人間が人間の中に閉じ込められることがある」 「精神的に不安定な人物や、生死の境を彷徨っている人物がホストとなりやすい」 「集団失踪事件として取り扱われる現象」……。
まさか、ね。]
(255) 2017/03/11(Sat) 02時頃
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[放送室から顔を出そうとした時、扉が外側からノックされたことに気付いて、 すぐにドアを開ければ悠ちゃん。>>251
おそらく彼女も、気になったに違いないと思って。]
いろいろ調べてたんだけど、ダメ。 この笑い声、止まんないみたい。
[あんまり嬉しくないニュースを報告して、 彼女が入ろうとするようなら、迎え入れるように。*]
(256) 2017/03/11(Sat) 02時頃
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[ ―― いってらっしゃい。 ] [ その前に零れた小さな声は、 静か過ぎる空間のせいだろう 僅かに耳に届いてしまった けれど。
真意 なんて、 そんな大それたもの、
俺は わからない。 ]
(257) 2017/03/11(Sat) 02時頃
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―― りょーかい
[ 教室を 出る、前。 聞こえないふりをした俺の、 そんな 保田>>248への返事は どうか "いつも通り"であってほしい。 ]
保田も。 何か分かったら、言って。
[ 最後に付け足した、頼みは。 ……やっぱり 非現実から出てしまう 言葉だったけれど* ]
(258) 2017/03/11(Sat) 02時頃
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― 2F廊下→ ―
[ 眩しい廊下に出て。 ]
[ スピーカーから これでもかと耳に届いてくる笑い声の中、 小さな足音が、聞こえた。 先程近づいてきたふたりのものとは違う、 おんなのこ のもの。 ]
(259) 2017/03/11(Sat) 02時頃
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―― 水野じゃん。
[ おんなのこ は、 こういう時、ひとりが怖いものなんだろうか。 多分 そうなんだろうな。 教わったから。 きっと男も怖いけどね。 でも、こういうときはスマートにするんだっけ? 生憎。 手は、取ってあげられないけれど。 ]
(260) 2017/03/11(Sat) 02時頃
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[ 水野はどうやら、 行きたいところがあるようで。 先程の古辺通以上に 震える声で告げた先は 図書室だった。 首を傾げる。 ―― なんで? 一緒に問いかけも こぼれ落ちた。 ]
(261) 2017/03/11(Sat) 02時頃
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「 こういう話、知ってるかもしれない 」
(262) 2017/03/11(Sat) 02時頃
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[ 彼女が言うことには。 ]
[ 人間が、 自分の夢の中、みたいなものに。 他人を閉じ込めてしまう話>>238があるそうで* ]
(263) 2017/03/11(Sat) 02時頃
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[ 俺の あの狭い世界が、 夢だったらいいと *どんなに願ったことか!* ]
(264) 2017/03/11(Sat) 02時頃
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|
[ささらちゃんが最初のコードを抜いた時、 これは無理じゃないか、って気はしていた。 だけど見えてる可能性に全部手を出さずにはいられなかった。
で―――結果が全部徒労に終わればため息のひとつやふたつも出るわけで]
……みんなでよってたかって椅子で殴る?
[ささらちゃんといっしょに肩を竦める。>>253 ままならない放送機材に対して慈悲はなかった。 誰かさんの正体も不明な今、もやもやのぶつけ先もそれしかないし]
(265) 2017/03/11(Sat) 02時頃
|
|
[特に表情も変えず戻ることを提案する健士郎くんにふたつ返事で頷く。>>237 彼の内心を知らず。 ささらちゃんがいっとき健士郎くんをじいっと見るのを横目に、>>255 わたしはこの部屋に来てからまだ触ってないスイッチに手を伸ばした。
―――つまりは放送室の天井にある明かりのスイッチ。 なんとなく浮かぶ、嫌な予感が外れればいいと思いながら、 スイッチを押し込んだ]
(266) 2017/03/11(Sat) 02時半頃
|
|
[カチリ―――― カチ、カチ]
…だめだ。
[電気も消えない。 諦めてスイッチから手を離したのと、ノックの音が聞こえたのはほぼ同時。>>251]
見てよこれ、どこ押しても止まんないからコンセントから全部抜いちゃった。
[なるべく明るく聞こえるような声色ではるちゃんに告げた後。 ちよちゃんの姿を見つけることができたらそっと近づいて訊ねてみる]
(267) 2017/03/11(Sat) 02時半頃
|
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ねえ、ちよちゃんは……、 人間が誰かの夢の中みたいなものに閉じ込められちゃうことがあるらしい、
―――って話を聞いたことがある?
[内緒話みたいな声音で、そっと**]
(268) 2017/03/11(Sat) 03時頃
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―廊下2F>>249― ……いいよ、 見ないと、分かんないこともあると、思うし
[能久が入間と大和を怖がらせたくなかったのは、本当だったのだが。 眉はへなりと下げたまま、視線をそらされて気まずそうに少しだけ俯く。 けれど、つい、>>248あげてしまった声に。 驚く、というよりは 怯えるような反応があって、]
……――っ、…ぁ
[能久は、狼狽えたように言葉を飲み込む。 そんなに強い謂い方だったろうか。 わからない、けれど。]
い、いや…こっちこそ、……ごめん……
[謝罪がかさなり、重くなる。 頷く入間に、うん、と曖昧な返事。]
(269) 2017/03/11(Sat) 03時頃
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— 回想:ネル先生の特別授業 —
[ヌードデッサン中、ひたすら静止を維持するわたしに、 先生は退屈しないようにいろんな話をしてくれる。
ほとんどが雑談だけど。 各地で起こった集団失踪事件の謎についてとか、眉唾物のウワサ話が多かった。
わたしは、興味のある話にだけは食いついて、 興味のない話は適当に受け流す、無理しない反応を返すだけ。]
(270) 2017/03/11(Sat) 03時頃
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「……というわけで、全裸のメイドサービスって実在してたんだよ。 エプロンドレスにこっそり金目のものを隠して持ち出す事件が相次いだせいでね。 家政婦たちは雇ってもらうために、信用を勝ち取らなきゃいけなかったわけだ。」
へえ。 服を着なければ盗みようがなくなるのは分かるけど、 だからってそこまでするんだ。
「服だって、道具のひとつだしね。 悪用する輩がいればそうなっちゃう。 何も着なければ正直者の証明。シンプルだろう?」
ハダカでいることが正直者、ね。 分かる気がする。
「だろう。」
今のわたし、すっごい正直者。
「うん、わかる。」
(271) 2017/03/11(Sat) 03時頃
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|
[先生が、筆を置いて顎に手を当てて、 わたしの裸体を見てからキャンバスに目をやり、それを繰り返す。]
「ちょっと痩せただろう、前より。」
……正解。
[図星を突かれた。 お腹に手をやろうとしたけど、そうしたらポーズが崩れるのでできない。 ずーっとわたしの体を描き続けた先生の目は、何でもお見通しみたい。]
「悩み事でもあるのかい、ささら。」
[ハダカのわたしの心を見透かした、先生の言葉に、 わたしはちょっと泣きそうになった。
これは、楽しかった文化祭が終わった後のこと。**]
(272) 2017/03/11(Sat) 03時頃
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|
……それも、良いかもしれないな。
[――ああ、そうか。 椅子で殴る、壊す、という選択肢もあったのか。 その方がきっと、“男らしい男”としては、正しかったんだろうな、と。言われて>>253>>265初めて気づいたところで、後の祭りなのだけれど。 隠したところで、どこか紛い物のような自分には、限界があるのかもしれない。 それでも、俺は、]
……っ、
[目が合った天ケ瀬がじいっと見つめてきて>>255、なんだか、心の奥底の自分を見透かされるようで、気不味くなって。 目を逸らしたのは、ほとんど同時だっただろうか。]
(273) 2017/03/11(Sat) 03時頃
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電気も、か……
[三星が電気のスイッチを押した>>267が、明かりは消えない。いや、明かりも、と言うべきだろうか。 軽くため息をついたが、他のことと比べればまだ驚きは少なかった。感覚が麻痺してきているのかもしれないが。 ともかく教室に帰ろうかとしたところで、ノックの音>>251。念の為自分が開けようかと考えたが、天ケ瀬の方がずっと反応が早かった>>256。 扉の先には、入間と、もしかしたら大和も居ただろうか。]
……笑い声がスピーカーから流れてきているのは分かったんだが、コードを抜いたりしてみても止まらないんだ。
[天ケ瀬の説明を軽く補足だけして、もし彼女たちが放送室に入ろうとするなら避けてスペースを開けただろう。 三星が大和に近寄っている>>267のは視界の端に映ったが、何を話しているのかまでは聞き取れなかった。 この時は、まだ、帰れば済む話だと思っていた……いや、思いたかったし、たまたまニュースで聞いたことのある集団失踪事件のことなんて、全く頭になかった**]
(274) 2017/03/11(Sat) 03時頃
|
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─ 教室 ─
[曖昧な相槌>>148に、彼女の言いたい事は察せて 出ていってしまった人達に、 何とも間の悪いものだ と、内心軽く非難もしながら。 それでも、会話が途切れる事はありませんでしたから、 皆のお陰で楽しいという彼女>>149に、私も肯くのです。
様々な事を知って、少女でいられなくなった私。 顔を隠しながらでも学校に通うのは、きっと 進学の為とか、そういう現実的な問題だけでなく、 級友の居るこの学舎が、 恐ろしくも愛おしいからに、他なりません]
…………うん。私にも、解らない や。
[どうしたら。……どうしたら、良いんでしょう。 差出人すら、解らないのに。 誰かから出されたSOSを、 指を咥えて見ている事しか、出来ないなんて]
(275) 2017/03/11(Sat) 04時半頃
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[……メールの差出人を救う方法が、解らずとも 目の前で怯える級友を助ける方法は、解ります。
私の言っている事は、普段とは真逆だったでしょうが。 学校のルールだとか、大人からの視線だとか そんなものより、ずっと、大切なものがあるんです]
今日だけ、特別。堆には内緒ね。
パンケーキ、いいね。行こ行こ。 私、学校のある時間に遊ぶなんて、初めて。
[しぃ、と。唇に人差し指。 私がサボろうって言った事、 堆にバレたらまた五月蝿そうです。
それとも、彼の気持ちが少しは解るかしら。 学校がある平日に、友達と遊ぶのって、楽しいのかな。 何だか、ふわふわした心地]
(276) 2017/03/11(Sat) 04時半頃
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迷惑なんて思ってないよ。 ほら、言ったじゃない。私もこわかったの。
[やんわりと笑みながら、彼女>>151に言います。 ああ、今は笑わない方が良いのかしら。 ごめんなさい、私、危機感っていうものが薄くって。 動揺は、してないわけじゃないんですけれど。
同意は貰えましたので、鞄を持って。 飲みかけのコーンスープは、お行儀悪く一気飲み。 コーンが残ってしまうのは、難点ですね。 空き缶は、帰る途中に棄てる事にしましょう*]
(277) 2017/03/11(Sat) 04時半頃
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─ 廊下 ─
[綺羅びやかな、廊下。 私達は手を繋いで、そこへと踏み出します>>152。 繋いだ手が強張ったのには、気付きましたから 痛みのない程度に、強く、握り返しましょう。 これで、少しは安心出来るでしょうか?
廊下だけでなく、他の教室も綺羅びやかで 帽子がなかったら、少し、眩しすぎたかもしれません。 それより、耳障りな笑い声の方が気になりましたが]
そう、だね。 ……何だか、記憶よりキラキラしてるけど…
[輝かしい思い出の、一ベージ。 その時と寸分違わないかというと、そうでありません。 そう、まるでイルミネーションみたいな。 ……ああ、この時季には、丁度良いかもしれませんね。 学校でこんなものを見るとは、思いませんでしたけれど]
(278) 2017/03/11(Sat) 04時半頃
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……夢。夢かあ… 何だか、本当にそんな気がしてきた。 夢の中でも会うなんて、私達、 どんだけ仲良しなんだろう。
[成程、言い得て妙だ と。 少し戯けた風に、同意もしてみせて]
皆、一人にはなってない、だろうし… 多分、大丈夫じゃないかな。 ……悠の事は、私が守ってあげるね。
[気落ちした様子に、軽く眉を下げて。 大丈夫なんて言ってみせるのは、 自分でもそうであって欲しいと思うからです]
(279) 2017/03/11(Sat) 04時半頃
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[それに、電飾やら騒ぎ声やら、相違点はあったとしても 此処が"あの日"の光景を模しているなら そんな物騒な事も、無いと思うんです。 信憑性も確証も無い思いですから、口には出来ませんが。 どちらにしたって、私に出来るのは、励ます事だけ。
……けれど、皆を置いて行く事に、彼女は 何処か罪悪感でもあるんでしょうか。 沈んだ表情は、私の心には暗く、昏く
ほんの少しの、歓びを齎します]
(280) 2017/03/11(Sat) 04時半頃
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[彼女と居ると、私は女の子でなくても良いのです。 級友を、支えないと。守らないと。 自然と、そう思えるのです。
隣に居るのが男子であれば、きっとこうはいきません。 "男性"を支えるのは、少し躊躇いがあります。 "男性"を守るには、私は少し非力が過ぎます。
──── 彼女なら、丁度良い。なんて。 委員長、失格でしょうか]
(281) 2017/03/11(Sat) 04時半頃
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[ はくり ]
["昔に戻っちゃったみたい"。 その言葉に返事をするでもなく、口は薄く開いたまま。
──── 昔に戻れたら、どんなに良いでしょう。 悠。貴女は、そう思った事はありませんか? だとしたら、ああ。なんて羨ましい]
そう、だね。 何だか、不気味。早く帰ろう。
[此処が過去のあの日だというのなら。 私は、わたしは……本当に、出たいのかしら? 子供のままで、いられるのなら、その方が……、
いいえ、いいえ。 そんな事を考えている場合ではありませんね。 少なくとも今は、彼女を送り届けなければ]
(282) 2017/03/11(Sat) 04時半頃
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[途中、昴と堆とばったり会って>>155>>156 彼等に声をかける彼女を、ただ、見守ります。
昴は兎も角、堆が引き換えしているなんて。 一目散に帰ったものと思っていましたのに、 一体どういう風の吹き回しかしら。 私は、不思議そうな表情をしていたでしょう。
けれど、"閉じ込められた"と。 そう聞いたなら、ヒュ と、喉が鳴りました。
出られないと知ると、途端に、恐ろしい、様な。 いいえ、でも。そんな。冗談キツいです。
悠の言葉>>169に内心同意しながら、 私も窓の外を見ます。 あんまり寒いから、閉じ込められた。そう思いたくって]
(283) 2017/03/11(Sat) 04時半頃
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[陰る視線>>200は、揺れて、揺れて。 躊躇うみたいな、その言い方。 ねえ、それじゃあ。冗談じゃないみたいですよ。
窓を見ない方が、って言われたって それじゃ、見ろって言われている様なもの。 窓の外を見遣る悠>>215の隣に、私も並びます。
途端、吹き付ける冷たい風。 帽子の下、短い前髪が冷気に擽られ
──── なんて、高い ]
こんなの、おかしい。
[解りきった事を、呟いてしまうのです。 まるで、今初めて、それを自覚したみたいに]
(284) 2017/03/11(Sat) 04時半頃
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は、はるか、そんな、そんな言い方────
[悠の独り言>>218を聞きつけて、 思わず窘めようとしたのは、何故でしょう。 もし、あのメールが、そういう意図を持ったものだとして 口にしてしまったら、 実現してしまうと思ったからでしょうか。
いいえ、そこまで頭は回っていませんでした。 ただ、彼女が。死ぬなんて、言うから。
……でも、結局。 私の言葉は、昴の声>>246に遮られて]
(285) 2017/03/11(Sat) 04時半頃
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……、…、昴、声。
[そんな、高圧的な。 跳ねた悠>>249の肩に、困った様に、眉を下げるのです。 死ぬなんて言わないで欲しいのは、私も同じ。 でも、だからって怯える彼女に、そんな言い方しなくても。
だけど、彼の様子>>269を見るに、 要らない一言だったのかもしれません。
どちらにしたって、私は 戻ってない子を探すという悠の言葉に、 此処で長話をしている余裕は無いだろうと思います。 昇降口に向かわないの?なんて そんな無粋な事は、言わないでおきましょう。
だって、さっきから彼女は、精一杯な様子だから 彼女の思う様にやらせてあげないと、崩れてしまいそう]
(286) 2017/03/11(Sat) 04時半頃
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昴、……堆がまたフラフラしだしても、 一人にさせちゃ、駄目だよ。 …………、何が、あるか、……お願い
[何があるか、解らない。 皆まで言えず、私は悠>>250に着いて行きます。 彼女が何処に向かっているか解らずとも、 その隣で、支えて、あげなくっちゃ*]
(287) 2017/03/11(Sat) 04時半頃
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─ 3F廊下:放送室前 ─
……中から声、聞こえる気がする。 がやがやしてる所為で、聞こえにくいけど…
[悠と二人、放送室の前>>251。 声をかける彼女に、そっと言います。 勿論、中に居るのが誰かなんて解りませんから。
ちょっと警戒していれば、あっさり開く扉>>256。 そこに見慣れた級友達の姿が見えれば、 私は、あからさまにホッとしたでしょう。
まさか、メールの差出人が私達を殺すのが目的だ、なんて 悠の言葉を、鵜呑みにしているわけではありませんが、 外に出れないという事実と、 異様に高い外の景色に、 危機感を取り戻しつつ、ありましたから]
(288) 2017/03/11(Sat) 04時半頃
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……ああ、これ。スピーカーから聞こえてるんだ。 でも、止まんないって……
[どういう事だろう と、中へ。 そうすれば、無残にもコードの引き抜かれた 機材達が、私の目に飛び込んできたでしょうか。
派手な事するなあ って、少し呑気な感想。 次いで、こうまでしてるのに、何で消えないの? って 困惑する様な、ぞっとする、様な。
でもその反応を受け止める前に、 近付いて来る、莉緒に気付いて>>267。 囁き>>268は、確かに私の脳裏にも過ぎっていたもの。
不確か過ぎて口に出来なかった、それは 人から言われてしまえば、俄に現実味を帯びてきて。 返す言葉を顰め、ガヤに紛れ、他の人には聞こえない様に]
(289) 2017/03/11(Sat) 04時半頃
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……うん、聞いた事、ある。 噂話程度、だけど…
その、"ホスト"になりやすいのは、 女性とか、子供とか、精神的に不安定な人達で……
[そう、正に私達の様な]
…………、 追い詰められた時、とか
生死の境を彷徨ってる人にも、 起こりやすいんだ、って
[──── 遺書の様な、メール。 あの文面が、思い出されて。 揺らぎそうになる心を繋ぎ止めるのは、 今此処に居る、級友達の視線]
(290) 2017/03/11(Sat) 04時半頃
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…………これ、 皆に言った方が良い、のかな。
[言わないまま、怯えさせているのも心苦しく。 かといって、言ってしまえばまた、別の問題が。
もし私達がかの"集団失踪事件"に巻き込まれているとして ……閉じ込めているのは、誰?
犯人探しみたいな真似は、したくありません。 誰かの傷口を暴くのには、反対です。 でも、言ってしまえば、そうなってしまうのでは? 糾弾しようとする人が、出てくるのでは。 そんなのを、私一人で決めてしまうのは恐ろしくて
まるで共犯者を探す様に弱気に、莉緒の手を*取るのです*]
(291) 2017/03/11(Sat) 04時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2017/03/11(Sat) 04時半頃
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2017/03/11(Sat) 05時頃
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─回想:愛想と度胸と─
[昔、とある噂話を耳にしたことがあります。 それはとある女生徒の恋愛事情>>184でした]
合わせるのも、合わせられるのも面倒だよね。 だけど、ありのままの私を好きになってくれる、なんて都合のいいことなんて…なかなか、ないんだけど。
どれだけ仲良くたって、親しき仲にも礼儀ありって言うじゃん。 踏み込んじゃいけないラインっていうの、ある気がする。
[その頃ひとつ上の兄が部活動をやめてしまいまして、私はより部活動に専念する必要性が生じました。 怪我も増えてしょっちゅう、膝や腕に痣や擦り傷を作ることもありました。
踏み込んじゃいけないラインで私が浮かべた人物は私の兄。 近頃兄はよく怒鳴ります。 学校ではそんなことはなかったのですが、家では弁慶となるのです。
元から誰かの顔色を窺って、行動をするタイプではありましたが、その頃から同調行動は強くなりました]
(292) 2017/03/11(Sat) 10時頃
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[本当の私。私を私たらしめるもの。
自分自身ですら分かっていないのに、本当の私自身を受け入れて欲しい。 そんな傲慢なことを考えなかったわけではありませんでしたが、無理だと諦めていました。
だからせめて私はそれ以上私を考えないように虚構を塗りたくる事に一生懸命でした]
(293) 2017/03/11(Sat) 10時頃
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[そう思えば一人でいることは楽なことなのかもしれません。 誰かに合わせることも、合わせてもらうことも、ありません。
ですが、私を私にしてくれるのは、周囲の人間でした。
私は私でいられる内は確かにじょうずに息をすることができるのです。
ここで誰かが私を入間 悠と呼んでくれている間は、私は誰かの中の入間 悠として確立することができるのです。
私にとっての名前は大事です。 私を私でいさせてくれるのです。
だから、私を私でいさせてくれる誰かが欠けてしまう事が何より恐ろしいことなのです]
(294) 2017/03/11(Sat) 10時頃
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[だから様々な紆余曲折を経ても、気儘に生きているように見える天ヶ瀬 ささらのことを私は羨ましく思うことがありました。
根も葉もない噂>>186から知った彼女の一部を得ただけで、彼女は自由な人だと思い込んだのです]
ささらちゃんは、人にどう見られてもいいの?
[ある放課後たまたま見てしまった現場にて問いかけることがありましたね]
補習だとしても、大変じゃない?
[果たして彼女からお返事はもらえたのでしょうか。 私の瞳には心配とほんの少し滲む好奇心で揺らいでいました]
(295) 2017/03/11(Sat) 10時頃
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[このように取り分け私は“他人にどう見られるか”を気にしていたわけですから。 古辺 通が転校してきた時も、彼の見た目に興味を持ったものでしたね。
だってこんな時期に転校ですもの。 何か原因があったりするんじゃあないかしらって思ってしまいます。
長めの前髪には一体何が隠されているのかしらって、つい視線で追いかけることもありましたね]
どうせなら、もっと見た目、気を遣えばいいのに。 転校生なのにもったいないよね。
[ああ、こんな呟きを落とすこともありました]
(296) 2017/03/11(Sat) 10時頃
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[別に見た目が100%だとは思ってはいませんが、人は感情で生きる生き物ですもの。
何が正しいか、悪いかではなくて、 普段の振る舞いが良いか、悪いのか、それだけで簡単に揺らいでしまう世界ですもの。
笑うのじょうずじゃないね。 那由多には偉そうに言ったくせに私も作り笑いはじょうずではなくて。
何もかもを織り交ぜたような表情>>220 ほんの一部、一瞬ですけれど得られた、仮面の剥がれた素顔。 思い出すたびに、胸の奥が疼きます。 他の人だったらもっとじょうずに接せられたんじゃないかって]
(297) 2017/03/11(Sat) 10時頃
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理一みたいに底抜けに明るい性格してたらよかったのに。
[小さな悔恨を胸に、文化祭での役割が決まった後。 準備期間中にバイトをしたことがなかったものですから、簡易なお勉強を開くことがありまして。 私はそこに参加しながらもつい愚痴を溢してしまいました。
たかだか笑顔の練習に躓くなんてバカみたいですよね。 人間の特権をうまく扱えないなんて、損ですよね。
誰と溶け込む為の愛想も、何と言われようと一人で歩み続ける度胸も私には欠けていたものでしたから、机に突っ伏しながら、その時の私は思い悩んでいました]
(298) 2017/03/11(Sat) 10時頃
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[その成果があったのでしょうか。
文化祭の頃には困ったような間抜け面や作りかけのピースサインではなくて、 お揃いの服>>0:396を着て、きちんと笑みを浮かべられていた筈。
ささらちゃんはどこか、居心地が悪そうに撮られていたような気もしたけど、その写真も今だって残されている、入間 悠の思い出のひとつ]*
(299) 2017/03/11(Sat) 10時頃
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─回想:チョコバナナください─
[そんな私のストレス発散方法は美味しいものを食べることでした。 ほら、その頃多少食べ過ぎてしまっても動けば抑えられましたから。 増えてしまっても次の日から努力すればいい話でしたから。
そんな風に甘えて3-3喫茶店の片隅に置かれたタダ券>>144を拝借してお邪魔しましたね]
莉緒ちゃーん。 差し入れ持ってきたよー。
[流石にコマドリも囀り続けたら舌でも切れて死んでしまいそうですから、シフトの隙間>>210を抜けてお邪魔しますと。 つばさ氏とささら氏中心に頑張って制作してくれたウェイトレスの服装でたこ焼きと焼きそばを持ってるなんて、今思えばシュールでしたね]
(300) 2017/03/11(Sat) 10時半頃
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チョコバナナね、二本くださいな。
[ただ券一枚ともう一つは出しますと私は二本頼みました。 ついで女子テニス部のたこ焼きと男子ソフトテニス部の焼きそばも押し付けて]
はい。莉緒ちゃんにもあげるね。
[二本の内、ただ券なしで一本を購入すれば頑張る莉緒ちゃんにプレゼントを。 今思えばこの時はまだ莉緒ちゃん呼びをしていたな、なんて今の私は思い出しつつ]
莉緒ちゃんもまた時間あったら一緒に回ろうね!
[あの時の私はウェイトレスの姿のままたこ焼きを作りにいざ参戦。 休憩を終え戻ってきた頃にはソースの香りを纏い過ぎてつばさに呆れられたような記憶はまだ色濃いものです]*
(301) 2017/03/11(Sat) 10時半頃
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─少し前:蝶美といっしょ─
[分からなくて当然じゃあ、ありませんか>>275 相変わらずひとつのこと、今なら自分のことに夢中になると他人を推し量ってあげられず、同じ状況である筈の彼女に不安ばかりぶつけてしまうなんて、申し訳ない気持ちが滲みます。
だけれど普段は堆にメールを送ったりとサボりにも気を使う蝶美が特別扱いしてくれたのです>>276
先程彼女の笑みを怖いと思ったのがバカみたいに思えて、同時に罪悪感が静かに降り積もりました。 それでも内緒という言葉は甘い響きを持っていて、まるでその時ばかりは誰かの特別になれたようで、蜜に集る虫のように]
………うん。内緒ね。誰にも言わない。 ありがとう、蝶美。
[いつもは距離を測りかねて避けていたくせに、こんな時には頼ってしまう自分自身を嫌悪しながらも、頷きました。
先程は怖がっていたくせに。 今は彼女の笑み>>227が私を支えてくれていたのです。
でも一気飲みなんてひと月前の蝶美はしたでしょうか。 仄かに探してしまう仲の良かった頃の級友の一部を私は今も]
(302) 2017/03/11(Sat) 11時半頃
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[それでも繋いだ手>>278は必ずありました。 握り返してくれる存在がありました。 私を一人にしないでくれるその優しさがひどく心地よかったのです。
だから怖いと言いながらも動くことができたのです]
まるであれだね。 フィルターがかかってるみたい。 その人にとっては学校がそんな風に見えた…みたいな。
見てるのは私達だから、あり得ないんだけど。
[耳障りな笑い声はスピーカーのある場所からずっと聞こえ続けています。 まるで何かの洗脳のように、きゃらきゃらと。
だけれどそうですね。 本当にこれが夢でしたら]
……本当だ。仲良し…かな。仲良しだったのかな。仲良しになれてたらいいな。
(303) 2017/03/11(Sat) 11時半頃
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[私はその中に入れていたか分からず、それでも一員ならこの状況だというのに、嬉しく思えてしまって、現金な私自身を軽蔑するのです。
だけれど蝶美。 あなたが私を甘やかすから>>279 私はきっと以前のようにあなたに頼ってしまう悪癖を覗かせてしまうのです]
………ありがとう、蝶美。
[彼女も同じ女の子なのに。 この状況をこわいと言っているのに蝶美の言葉に私の瞳は喜悦を隠すことができないのです。
媚びるような、誰かの反応を窺うような、女らしいその目つきを向けることなどしたくなかったのに]
………うん。私も、蝶美のことは守ってあげるね。
[等価条件のような台詞を吐きながらも私は彼女に依存している私をうっすらも自覚しました。
ちょうどよかったのです。きっと。 友達、失格ですね]
(304) 2017/03/11(Sat) 11時半頃
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[まだ、こんなに深くのことを知らず、ただただ友達でいられた昔に戻れたら。
誰しもが一度は考えたことのあるもしも話。たられば話。 もしも口に出していたら蝶美に羨ましがられることはあったのでしょうか]
そうだね。……帰ろう。
[でも、帰ろうなんて言いながら私は、帰りたいのでしょうか。 あの、場所に。あの、家に。
言いながら分からなくなってしまい、もう一度、彼女の方に距離を詰めながら廊下を進んだことでしょう]
(305) 2017/03/11(Sat) 11時半頃
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[そうして堆と昴と出会って、様々なことを知りました。 突きつけられた現実は夢だと笑っていた私に冷や水を浴びせてくれるものでした。
隣に並んだ蝶美の言葉>>284 こんなの おかしい。 私も彼女の言葉に強く共感を覚えて、黙り込んでしまいました。
でも、だからこそ、考えてしまうじゃないですか。 窘めるような声>>285が言葉と完成しなくとも、欠けらは紛れ込みました。
だけれど私の不謹慎な発言を止めてくれた昴の声>>246 なのに男の人の怒号に驚いた私は謝るしかできなくて。 蝶美の声>>286と昴の声>>269 彼の気遣いすらも推し量ることはできず、首を曖昧に振りました]
……ごめんね! 昴も気にしないでね。
[別れる間際、浮かべた笑みは綺麗だといいですね。 入間 悠の知る世話焼きで優しい大和 蝶美>>286>>287を当然のように引き連れながら、私は上階へと上がりました]*
(306) 2017/03/11(Sat) 11時半頃
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─現在:放送室前─
……そっか。 もしかしたらここにいる誰かがこの変な笑い声、流してるのかもしれないよね。
[行き先も告げずに私が立ち止まったのは放送室でした。 もしかしたらここに謎の音声を流している当人はいるかもしれませんから、私も自然、蝶美の方に寄り添いながらも、ノックをしました。
だけれど扉から覗いたのは級友達の姿。 教室を出て行ってしまってから出会わなかった彼女達と再会できれば私も安堵したように息を吐いたでしょう]
(307) 2017/03/11(Sat) 11時半頃
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[だけれどあまり嬉しくないニュース>>256>>267には、また瞳が強張ります。 コンセントを全部抜いたのに鳴り続けるなんて、壊れているどころではありません。
軽い、怪奇現象です]
………そっか、ここも壊れてるんだ。 あはは、あのね、昴からも聞いたんだけど、一階もダメみたい。 外に出ようとすると見えない壁に邪魔されて、出られないんだって。
二階のね、窓もおかしいの。 ねぇ、二階だよ。なのにすっごく、高くて、…きもちがわるい。
[昴から伝え聞いたこと>>200をみんなに伝えましょう。 蝶美の近くにやってきた莉緒>>268と蝶美>>289の声はあんまり、聞こえず。
離れてしまった手に残る温もりを掻き抱くよう、胸元に両手を持ってきてはそのまま握りしめました]
(308) 2017/03/11(Sat) 11時半頃
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こんなところに閉じ込められるって何なんだろう。 みんなで夢か、それとも幻覚でも見てるのかな。
[ささらちゃんと健ちゃん、そして莉緒や蝶美にも視線をちらりと向けつつ、何か知っていることはないか、と。
その最中、健ちゃんの表情>>237が優れていないようにも思えまして。 それは今はもうなりを潜めたものであっまたかもしれませんが、見えてしまえば口を噤みました]**
(309) 2017/03/11(Sat) 11時半頃
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[>>268>>290内緒話のように交わされる、蝶美ちゃんと莉緒ちゃんの会話内容は、 聞こえなかったけど、わたしもちょうど同じことを考えていた。 だって、それしかもう説明はつかないと思う。 信憑性もイマイチだった噂話が、今は一番しっくりくるなんて。
情報交換。 どれだけいじってもうんともすんともしないゾンビ放送機材のことを、 元賀くんと莉緒ちゃんが教えて、 引き換えに悠ちゃんが教えてくれたのは、一言で言えば閉じ込められてるってこと。>>308
噂話が本当なら、それもおかしいことではない。 ……現実を冷めた目で見つめる。]
(310) 2017/03/11(Sat) 12時半頃
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夢とか幻覚なら、そのうち覚めるかもね。 みんなで記念撮影でもして、思い出残そっか。
[本当にそうならいいのだけど。 誰一人欠けずに、無事に戻れるなら。 実際、噂される集団失踪事件も、死者が出ずにみんな無事に帰還できるものらしい。]
ここがもし、誰かの精神世界で、 その誰かが今まさに自殺しようとしてる、とか。 もしかしたら、そういうことなのかも。
[わたしの知っている噂話を共有したほうがいいのかどうか。 迷ったけど、隠さずに口にすることにした。
もし聞かれたら、わたしは先生から聞いた噂話の内容を、 自信なさげに説明するだろう。]
(311) 2017/03/11(Sat) 12時半頃
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わたし、教室に戻ろうかなって。 他に何か変わったことがないかとか、調べたいけど。 ……おなかもすいてきたし。
[その場にいる全員に断って、わたしは放送室を離れて廊下を歩き始めるだろう。**]
(312) 2017/03/11(Sat) 12時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/03/11(Sat) 12時半頃
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―2F廊下―
……ぅ
[>>286大和に静かに窘められると、能久はなお居心地が悪そうに視線を落とした。 唇を噛んで、口ごもりながらの「ごめん」。>>269
――恐いのだ、きっと。 メールから滲む遺書のような気配も、送った「誰か」も、「死」という文字も、それ、を考えたことが、ないわけでもない自分自身も。]
……、うん、勿論だよ。 その、つもりだから、おれ。
[>>287大和に、なんとか笑みを浮かべて頷いた。 上手く笑えているのだろうか。 いつも楽しげに笑う理一みたいに、安心させるような笑顔が浮かべられればいいのだけれど――とは、胸の内。
静かな部屋で膝を抱えても学校ではせめて、 明るく在りたいと思ったのに、 降り積もる雪の冷たさに、追い詰められていくようだ。]
(313) 2017/03/11(Sat) 13時半頃
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…ううん。
[>>306入間のごめんね、に首を小さく横に振る。 小走りに去っていく足音を背に、>>250ひとつ息を吐いた。]
……、
こわ、がらせちゃったかなぁ……
[堆に聞いてもらいたいように、 落ち込んだような呟き一つ。
けれど、立ち止まってもいられないか。 足を進めて、教室へ向かった。]
(314) 2017/03/11(Sat) 13時半頃
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……あのさ、
たかしはさ
[ほつ、と3年3組へと向かう道すがら。 能久は胸に浮かんでいた一つの現象について口にした。]
……ひとが、べつのひとを、 自分のこころのなかに、 閉じ込めちゃう、って話……聞いたこと ある…?
[幼馴染を一度見上げると 一緒にクリスマスのイルミネーションがきらきらと瞼の裏に焼き付く。]
……なんか、いま、 そういう状態、なのかな、って思ったんだけど……わかん、ないけどさ……―――あの、メールとか。ほら、……
(315) 2017/03/11(Sat) 13時半頃
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|
……わかんない、けど。 ……もしかしたら、って。
[自信も 確証もない。でも。
聞きかじりの知識では、 確か、精神的に追い詰められたり、生死の境を、彷徨っているような、ひとが――――]
(316) 2017/03/11(Sat) 13時半頃
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(――、重荷なら。おれなんか、いないほうが)
(317) 2017/03/11(Sat) 13時半頃
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[――母さんはもう、たまにしか帰ってこない。
――父さんも、似たようなものだ。
おれが母さんに似てるから、 多分、居づらいんだと思う。
もともと、ひとはよばないけど。 幼馴染は、感づいていただろうか、どうだろうか。それとも、気にしても、いないだろうか。*]
(318) 2017/03/11(Sat) 14時頃
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―3年3組― ――戻ったよぅ…あれ、保田ひとり…? 皆、様子見にいっちゃった?
[>>248 戻ったころには、 教室はすっかりがらんとしていた。 皆に知らせようとしたのに、 なかなかうまく、いかないものだ。]
……、あのさ、 あんまり、よくないことが 分かったよ。
おれたち、校舎に…閉じ込められちゃった、みたいで。
[状況を説明するため、 のろのろと口を開く。 説明するのも気が重い。 それでも、声を引きずり出す*]
(319) 2017/03/11(Sat) 14時頃
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[その現象について、ちよちゃんも知っていた。>>290 笑い騒ぐ声に紛れるくらいの声量で、それでも言葉にされれば、 そう、そんな感じって、はっきりと思い出すことができた。
いつもだったら「やっぱりちよちゃんはすごいね」って言うところだったんだけど。 何も言えなくなってごくりとつばを飲み込んだ。
ここが、死んでみることにした結果、 生死の境を彷徨っている誰かさん、改めホストの夢の中みたいなものなら、 現実的じゃないことが起こってもまあ納得はいく。夢の中だから。
はるちゃんも言ってた。出られないとか、二階なのにすっごく高いとか。>>308 これもやっぱり夢だから、で片が付く]
(320) 2017/03/11(Sat) 15時頃
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ちよちゃんは、
[ちよちゃんがわたしの手をとる。>>291 なんとなくだけど不安が伝わってくる。 手を握り返すと彼女の目をじっと見つめて、]
それをみんなに伝えてどうしたいの? この夢を、……今の学校を作った“ホスト”を見つけだしたいの?
わたしは嫌だよ、そんなこと。 そもそも、こんなことに巻き込まれたのだって、 まだ、上手く受け止められない、のに……。
[応える声はだんだん弱々しくなっていく]
(321) 2017/03/11(Sat) 15時頃
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[こうしている今も無様に泣き叫びたくてしかたないわたしは、 どう考えてもヒーローに相応しくない。 むしろ助けを求める方。
だけど弱音を吐かないのは、 呼ばれたら飛んできて何でも解決してくれるヒーローなど、 現実には存在しないことを知っているからじゃない。
吐きだそうとするたび、 「なんでアンタばっかり」ってあお姉の声が蘇るから。 誰にも助けを求めず閉じこもってる姿が未練がましく引き留めるから]
(322) 2017/03/11(Sat) 15時頃
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[わたしとちよちゃんのやりとりは聞こえていたのだろうか。 ともあれわたしには、 わたし達と同じ仮説に至ったらしいささらちゃんの声が聞こえていて、>>311 おそるおそる視線をやって、彼女がどうするかを見守っていたのだけど、 出された結論は教室に戻ること、だった。>>312 わたしも――と追うより先に、重要な問題に思い至る]
……出られないなら学校のどこかでご飯とか調達しないと。
[夢の中でも飢え死にとかするんだろうか、などと考えている余裕はなかった。 逃げたかったのだ、わたしは。 わたし達の中に死んでみようとした人がいる―――という事実から]
(323) 2017/03/11(Sat) 15時頃
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―回想/おいしいチョコバナナ>>143―
[チョコバナナは手軽に歩きながら食べるに丁度いい。 >>143 3年3組にも、チョコバナナのタダ券が配られていた。
>>212理一がうれしそーうに 「うまかった!!」と謂っていたのを憶えている。 ついでに、パンケーキ食べに来いよ、と誘ったよ!と伝えられれば「勝手に広めてる〜!」と、苦笑して額をつついた。
タダ券のことがすっかり 後回しになってしまったけれど 結果三星から直接いただけたのは、 きっとラッキーだったのだと思う。
折角だし、天ケ瀬さんと水野さんが作ってくれたあの衣装も着ればよかったのにね、と、謂って**]
(324) 2017/03/11(Sat) 15時半頃
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……食堂がどうなってるか見てくる。
[そう言い置いて歩き出そうとした時、 ちよちゃんの手を握りっぱなしだってことに気付く。 なんとなく、離す気分になれなくて、 一緒に行く? とまなざしだけで問いかける。 答えがもらえればやがて歩き出す。
3階から1階へ。 こういう大移動もわりとあることだけれど、気分が重いせいか、 なんてことないはずの道程もやたらと疲れる。 食堂に辿り着いた時にはわたしもおなかが空いてきてしまっていた**]
(325) 2017/03/11(Sat) 16時頃
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りょーかァい。
[出掛け間際に聞こえてきた那由多の声。>>248
それがちょーっと必死な感じに聞こえたもんだから、 動揺していた心は一転、平常へ。
通と同じ返事は寄越したものの、 語尾が若干、笑い混じりになっちまった。まァ許せ! 今朝の事といい面白ェ奴だなァ、ホント。
なんて感想はぜーんぶ胸に仕舞って 那由多を残して教室の外へ]
(326) 2017/03/11(Sat) 17時半頃
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[チャイムが鳴る前までは変哲のない校内だったのに、 なんでか今は文化祭の時のままの状態。
おまけに、どこから伸びてるのやら、 校内を雁字搦めにするような電飾が壁や天井に へばりついてぴかぴかカラフルに輝いてる。
それに反して、窓の外は、白一色]
はァー、夢みてェ。
[じゃなきゃ魔法かよ。って、 ありえない現実を目の当たりにして そんな感想しか浮かんでこねェ]
(327) 2017/03/11(Sat) 17時半頃
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きゃらきゃらと響く笑い声に返すように、 一人でひひって、笑ってたら足音が聞こえた。 なんとなしにそっちの方に向かうと、 そこに居たのは天ケ瀬だ。>>312]
よォ、天ケ瀬。 そっちなんかあった?
[ひらひら、片手を振って、ニィ。 ぴかぴか光る電飾はそこにもあって、 笑い声をBGMに天ケ瀬へと近づいた]**
(328) 2017/03/11(Sat) 17時半頃
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── 現在:3年3組 ──
[ 取り残されたひとり。
去り際、理一の残したかるうい返事>>326に、 なんだか、脱力してしまうけど、 どこか、ぎこちないような、気の所為のような、 静かな古辺の返答>>258のほうが、 たぶん、”当たり前”だった。
ぱたぱた と、そのあとを水野が追う。
教室には、保田那由多がひとりきり。 まあ、これだけ笑い声が響いてりゃ、 寂しくはないけど。 ってのは、嘘だな。]
(329) 2017/03/11(Sat) 20時頃
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[ 誰もいなくなった教室で、 疑問点を書き連ねて、連ねて、
”地面が”そこまで書いて、立ち止まる。 ……ない? 遠い? あいつは何と言ったっけ。
その疑問は、席から立ち上がって、 もう一度窓を開け放してみたら、すぐに分かった。
ああ、まるで、 地面なんて存在しないみたいに遠い んだな。
嫌な感じに口の中が乾いて、 身体の裏側が冷える みたいな、 あるじゃないか、そういう、生理的な 恐怖?]
(330) 2017/03/11(Sat) 20時頃
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[ ──── ここから落ちたら、死ねる。
と、辛うじて動いている頭の片隅で、 理解して、尚、……これは、恐怖 なのか。]
(331) 2017/03/11(Sat) 20時頃
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[ 手は、足は、 何かに突き動かされるかのように、自然と動いた。
机の足元。投げ出していたリュックを手に取った。 開けっ放しの窓の向こう、白い世界へ、 果てしなく続く とさえ思える場所に、 終わり があるのか、知りたかった。
窓の外に突き出した手の中から、 さかさまになった鞄の口から、 ばら ばら と、紙が降る。
参考書や、ノートが、 白色に吸い込まれていくみたいに、 まっさかさまに、落ちてく。笑える。 パスケースも。ひしゃげた絆創膏の箱も。
果て なんて見えない。]
(332) 2017/03/11(Sat) 20時頃
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[ けど、少し、すっきり した。 ]
(333) 2017/03/11(Sat) 20時頃
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[ 黒いリュックは、空っぽになって、 かじかんだ指先に辛うじて摘まれたまま、 世界に溶け込んでいくように、白色をまぶしていった。
いい加減、冷えてしまった教室の空気と、 肘から先の、凍えそうな寒さに気づいて、 布の重さしかない鞄を、また机の足元に投げる。
カラカラと窓をしめて、再び閉ざした教室は、 先程より、少し、ひんやりとして、 誰か、帰ってくるまでに、あたたまるといいな と思う。]
(334) 2017/03/11(Sat) 20時頃
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[ わかったこと。 おまえが嘘をついてたわけじゃない。 ── ってことくらいだよ、古辺。
なんかもう、することもなくて、 ただ、手に負えない現状 だけが目の前にあって、 ぼんやり、自分の机の傍らに立っていた。
帰還者第一号が現れた>>319のは、 きっと、そんな頃合い。*]
(335) 2017/03/11(Sat) 20時頃
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[教室へと向かう道すがら、 もはや何度も繰り返され続ける日常のBGMと化した笑い声を、聞きたくなくても聞いていれば、 >>328橘くんがBGMに笑い声をプラスワンしながら出現した。]
……仲良く馴染んでるね。なんか。 スピーカーの声の人たちと。
[一瞬だけ肩を強張らせ、すぐに弛緩させる。 彼も、よく笑っている印象がある。 つばさ氏に右ストレートを食らわされていたあの時も。]
(336) 2017/03/11(Sat) 20時頃
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収穫なーし。 放送室に行けばこの笑い声をなんとかできるかもって思ったけど、 なんかね、物理的に駄目。
[そうとしか言えないので、そう正直に教える。]
あと、やっぱり他の教室にも誰もいないみたいだし。
[わたしのあたまの中では、ここはもう、誰かの頭の中だとしか思えなかった。 わたしを含めた、この中にいる誰かの。]
(337) 2017/03/11(Sat) 20時頃
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ねえ、橘くん。
楽しい?
[彼の瞳を覗き込んで、無意識のうちに1歩、2歩、体を寄せて。 笑顔を振り撒く彼に、無警戒に問いかけた。**]
(338) 2017/03/11(Sat) 20時半頃
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── 現在:3年3組 ──
[ 開けられた扉から、 ひとの良さそうな顔が、ひょっこり覗く。 その後ろから、背高のっぽもやってきたかな。
不思議そうな顔をする昴>>319に、 俺は、あー と、突っ立ったまま、答える。]
結局みんな、帰るとか、様子見に行くとか 一応、理一と古辺は、そのうち戻ってくる ……と、思うけど
[ 戻ってこなかったらシメる。 思うけどって、つまりそういうこと。
そのあたりまでは、また、日常めいた思考だった。
憂鬱そうな口ぶりで、昴が再び口火を切るまでは。]
(339) 2017/03/11(Sat) 20時半頃
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── 閉じ込められた?
え、玄関は。凍ってんの? 最悪、窓割れば?
[ 閉じ込められた。という、不思議な言葉。 反射的に、思いつく可能性を羅列して、 それから、思考の行き着くのは、真っ白な世界。 染みひとつつかない、真っ白な。
それに気がついた途端、俺は口をつぐむ。
学校であって、学校じゃない。 ならば、一体ここは、何処なのか。]
(340) 2017/03/11(Sat) 20時半頃
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……それとも、なにか分かった とか
[ なにか分かったならば、 それは喜ばしいことであるはずなのに、
不思議と、問い返す声は、重かった。**]
(341) 2017/03/11(Sat) 20時半頃
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……出られ、ない? そうか……出られない、のか。
[入間から伝えられた>>308のは、止まらない放送機器なんかよりも、ずっと衝撃的な知らせだった。 予想は出来たことだったかもしれない。これだけ不可解な現象が起きているんだから、外に出られなかったりも、するかもしれないと。だが、きっと校舎の外に出れれば終わる、と信じたかった身としては、やはりショックだった。 表情は対して変わらないながらも、いつもより多少青ざめた顔は、入間辺りには>>309、気づかれてしまったかもしれない。]
精神世界……その話なら、俺も、ニュースで聞いたことがある、な。
[天ケ瀬が話してくれた噂話の内容>>311は、以前……何か月も前に、ニュースで集団失踪事件、として取り扱われ、耳にしたことがある話だった。 確かに、生死を彷徨っている人に起こりやすい減少だと言っていた気がする。そして、チャイムと同時に送られてきたメールには、『ちょっと死んでみる』と書かれていた。ということは、ここは、あのメールの送り主の精神世界……なのだろうか。]
(342) 2017/03/11(Sat) 20時半頃
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もしそうだとして、誰の精神世界なのかは検討もつかないが……俺達の、文化祭実行委員のうちの誰かの世界だとしたら、安全、ではあるかもしれないな。 失踪しても、多くの場合無事に帰れるらしいし……あまり、心配しなくてもいいかもしれない。
[精神世界なら何が起きるか分からないが、俺達のうちの誰かが、仲間を傷つけたりすることは考えにくい。きっと、すぐに帰れるだろう。その時を待っているだけでいいのかもしれない。 ……だが、その精神世界の主が自殺を図り、生死の境を彷徨っているとするならば……放っておいても、いいのだろうか? 誰なのかを見つけ出して、悩みがあるなら相談に乗ってやるべき、なんじゃないのだろうか?]
(343) 2017/03/11(Sat) 20時半頃
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[そんなことを考えているうちに、天ケ瀬は教室に戻ると言い残して廊下に出て行き>>312、三星と、もしかしたら大和も、食堂へと行ってしまっただろうか>>325。]
……俺達も、教室に戻るか? あとは……これだけ美味しそうな匂いがしていることだし、喫茶店をやっていた教室でも、何か食べ物が置いてあるかもしれないから、探してみるのもありかもしれないな。
[その場にまだ入間達が残っていたようなら、そんな提案をしてみただろうか。 不安だとか、恐怖、だとか、全くないわけではなかったが、何が起きているのか全く分からなかった頃よりは、おそらく誰かの精神世界だろうと分かった今の方がまだマシだった。だから、ちゃんと、いつも通りに出来ているだろう*]
(344) 2017/03/11(Sat) 20時半頃
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― 3F・図書室 ―
[ ぱら、ぱら。 笑い声が響く図書室内で、 微かに聞こえる頁の音。
三階、図書室。 机の上に鎮座しているのは、 コンビニで売っている様な 安っぽいデザインが表紙の雑誌。 ―― こんなの図書室にあったのか って そう 思うほどの。 ]
(345) 2017/03/11(Sat) 21時頃
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[ 集団失踪事件。
誰かが誰かを自分ごと閉じ込めてしまう。 その "誰か"、は "ホスト"と言って 追い詰められたり 生死の境を彷徨っている人がなりやすいとか そういう現象を起こしてしまいやすい とか。
――― ふうん。 と、だいたいの内容を頭に入れて、 "これだよ" って 言う 水野の青ざめた表情を ちらと見て。 ぽつり。抑揚のない 納得の呟き。 ]
(346) 2017/03/11(Sat) 21時頃
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原理は、分からないからいいとして
俺。 "どうして"閉じ込めたのかの方が、 結構 興味あるんだけど
(347) 2017/03/11(Sat) 21時頃
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―― 人が誰かを閉じ込める時って、 馬鹿みたいに理不尽だろうと どれだけ納得できなかろうと そいつにとっては相応の理由があるもんだよ。
(348) 2017/03/11(Sat) 21時頃
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[ 続いたのは 呟きじゃあ 無かった。
ああ、でも。 ……らしくは 無かった? 前髪の、向こう。 水野がなおさら怯えてる。 ―― なんてね、とか そんな取り繕った声は 届いたかどうか。 誤魔化すような笑みを浮かべて、 スマホを取り出す。
開けるのはメモ帳。 ]
(349) 2017/03/11(Sat) 21時頃
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― ◆◆月◆◆日/朝:8時50分過ぎ ―
校舎の中に閉じ込められた。 流石にあの地面は勘弁してよ。
(350) 2017/03/11(Sat) 21時頃
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[ その後 メールを開こう。 差出人、多分"ホスト"。 宛先、文化祭実行委員。 内容の中にある、死の匂い。 文化祭という 単語。
理由は。 耳にこれでもかと飛び込んでくる笑い声と、 眩しいほどの装飾と、 メールの内容を組み合わせれば、 良いんだろう きっと。そうなんだろ? ]
(351) 2017/03/11(Sat) 21時頃
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[ そう 考えようとしたけれど、 水野が出て行こうとするものだから、 思考は、中断。
電気の消せない図書室を揃って出て行って、 三階廊下から、さて 何処に行こうか と 見回した時。 ]
(352) 2017/03/11(Sat) 21時頃
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―― お揃いだ。
[ 少し離れた、放送室前。 人が結構いたものだから、 そりゃあ、見てしまう。
水野も"あっ!"なんて声を上げたから、 聞こえた人は、居た はず* ]
(353) 2017/03/11(Sat) 21時頃
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[オカルト好きな友達から聞いた噂話は、一時期英戸生の一部でも広がっていました。 私はそういった類が苦手でしたから、あまり聞かないようにしていたのですけれど、そうもいかなくなりそうです。
ささらちゃんの瞳>>310がどことなく凍り付いたように思えましたから。 甘えることはやめて、ささらちゃんが先生から聞いたという話>>311を耳にして]
集団失踪事件って取り扱われているけどたまに、精神的に追い詰められた場合や、生死の境を彷徨っている人が、 自分の精神世界の中に閉じ込めてしまう…とか。
研究結果が出ているものではないから、都市伝説みたいになってるものだけど……。
[思い切って伝えてみましたが青ざめた健ちゃんの顔色>>342は見つけてしまっていましたから]
(354) 2017/03/11(Sat) 21時頃
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根も葉もない噂話だし、鵜呑みにしすぎるのもよくないよ。 だけど、そうだね。文化祭楽しいっていってたし…、今のところ何か、私達に危険なことがあったわけじゃないし。
きっとそのうち夢でも覚めるみたいに帰れるよ。
[と、新たに伝えられた言葉>>343を強めるように私の意見を添えました]
(355) 2017/03/11(Sat) 21時頃
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[それからは様々でしたね。 教室に向かうというささらちゃん>>312 食堂に向かうという莉緒>>325 その手は蝶美の腕を握っていました。
だったら、私はどうしましょうか。 健ちゃんの言葉>>344に少しだけ考えてから答えました]
私は、喫茶店やってた教室を見に行くよ。 食べ物はあったほうがいいし…ね。 それから……寝るところも確保したほうがいいとは、思うからさ。 後からでもいろいろ回ってみようかと思う。
(356) 2017/03/11(Sat) 21時頃
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健ちゃんは、どうする?
[私は私の方針を伝えつつ両手拳を握りました。 本当は今すぐ帰りたいし、ここから出たいのですが]
ね。教室ならみんないると思う。 具合、悪そうなら休んでても大丈夫だよ。
[いつもより白い顔を忘れたわけではありませんから、無理しないでと。 そうして私は一人で喫茶店をやっていた教室に向かおうとした時だったでしょうか]
(357) 2017/03/11(Sat) 21時頃
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[ 「あっ!」 驚いた声>>353がしたものですから、振り返りました。 視線を向ければ通とつばさちゃんの姿があれば]
あっ!
[私はきっと同じような声を発して二人を迎えたでしょうね]*
(358) 2017/03/11(Sat) 21時頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/03/11(Sat) 21時頃
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―現在:>>339 3-3教室― [帰る、と謂うのは無理もない。 一度ちらりと幼馴染の方を見遣ってから、眉をへなりと下げる。]
そうなんだ…? まあ、そうか、…おれたち以外、誰も居ないん、だもんな。戻ってくるなら待ってようかな…… 保田は、留守番?
[理一あたりなら、或いは古辺を引きずって、いってきまーす、なんて、しそうなものだが。こんな状況でも、もしかしたら笑顔を添えて。 ――不思議と、困った顔や、怒った顔が、思い浮かばない。 果たして、それは、]
あれ、リュック落ちてるよ?
[>>334床に伏したリュックに気づいて、拾い上げようと手を伸ばす。中身がなくて、ふわりと軽く、能久は眼を少し、見開いた。]
……、…?
[けれど、意識はすぐ逸れた。 今、もっと大切なことを告げなくてはならない、と。>>319]
(359) 2017/03/11(Sat) 21時半頃
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─ 放送室 ─
[先程見た光景を、皆に伝える悠>>308。 離してしまった手が、握り締められるのを見たなら、 私はきっと、もう一度手を伸ばしたのでしょうが。 生憎、私は莉緒との会話>>320に夢中で。
……此処が、誰かの精神世界だと仮定して。 それならば、先程の悠の言葉>>303は、 正鵠を射ていたのかもしれません。
"ホスト"には、学校がこんな風に見えたのか。 それとも、こんな風であって欲しいのか。 はたまた、その真逆かもしれませんが。
きっと、その誰かにとっては "こういう風"になる、意味があるのでしょう]
(360) 2017/03/11(Sat) 21時半頃
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―現在:>>340 3-3教室―
……――凍った、とかじゃない、みたい。 雪が積もりすぎて、とかでもない。 1Fの方は、壁があるみたいに、 出られないとかで。
[堆からの、伝聞だ。]
……、窓、割るとか、多分、 そう謂う問題じゃ、なさそうなんだ。
[――言い淀む、だって、何も、確証がないのだ。 >>341 分かったのか、と聞かれて視線を彷徨わせた。*]
(361) 2017/03/11(Sat) 21時半頃
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[そこから考えてみたら 意外と、あっさり解ってしまうのかも。 だって、ほら。私達は、仲良しでしたから>>303。
ちゃんと話し合って、考えたなら ホストは案外、簡単に見付かるのかも、しれません。 けれど────、]
見付けたく、ないよ。 その人が、好きで私達を巻き込んだかも、解らないのに。
[弱々しくなっていく、声>>321。 それを聞いて、つい、眉が下がります。 ……嗚呼、駄目ですね。 私が不安がって、どうするんでしょう。 そうです、私が彼女を、彼女達を、支えなきゃ]
(362) 2017/03/11(Sat) 21時半頃
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[彼女の手を握る不安げな掌は、今や無く。 今度は、励ますみたいに力を込めます。
私が居るよ って 囁く様な小さな声で付け加えていたら。 聞こえてきた、ささらの話>>311。
あっけらかんと告げられたそれに、 正直に言いましょう、私は、安堵していました。 ……彼女が言ってくれたから、 私は誰かの悪者にならなくて済んだ なんて。 本当に私は、狡くて、浅ましい、人間です。
それに対する反応>>343といえば、 一先ずは、存外軽いもので。 彼がホスト探しを考えているだなんて、知らないまま。 一人、ひっそりと細い息を吐き出すのです]
(363) 2017/03/11(Sat) 21時半頃
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あっ、ささら! 一人で行くなんて……、
[言うだけ言って、さっさと廊下を進むささら>>312。 自由人ともいえるその行動力は、私としては 羨ましさもありますが、無謀過ぎます。
危険が無いと、決まったわけではないのに。 追いかけるか迷ったものの、 次いで聞こえてきた莉緒の言葉>>323に、足を止めて。
食料の調達。確かに、大切かもしれません。 でも、一番にそんな事を言い出す程、 貴女は、食いしん坊でしたっけ?
……いいえ、違いますね。 目を逸らしてしまいたい事が、沢山ありますから 現実的な問題を先に解決しようとするのは、 賢い選択なのかもしれません]
(364) 2017/03/11(Sat) 21時半頃
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私、莉緒と行ってくるね。 良かったら、二人も、先に戻ってて。
[握った手>>325を、此方から離しはしません。 眼差しでの問いかけに、私は小さく肯きます。
迷いなく彼女に付いて行く選択が出来たのは、 ささらに話しかける理一>>328が見えたから。 一人じゃないなら、大丈夫だよね。
……微かに聞こえてきた、理一の声が。 何だか笑ってる様な気がして、 こんな状況でも、彼は笑ってられるんだなあ って ぼんやり、考えながら。
私は、莉緒と食堂に向かうのです*]
(365) 2017/03/11(Sat) 21時半頃
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─ 食堂へ ─
[食堂へ向かう、道すがら。 並ぶ様々な屋台に、そっと目を細めます。 文化祭当日、彼女は別のお店をしていたんでしたっけ]
莉緒の所のチョコバナナ、美味しかったなぁ。 タダ券まで貰っちゃって、悪かったかも。
["今"から目を逸らす様に、"過去">>144の話を。 何処か呑気に聞こえる話題でしょうが、 一応、彼女の気持ちを慮ったつもりです。
彼女もどうやら、いっぱいいっぱいな様子で だったら、ほら。明るい話題の方が良いでしょう?]
(366) 2017/03/11(Sat) 21時半頃
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[ぽつりぽつり、雑談を交わしながら。 辿り着いたのは、無人の食堂でした]
食べ物、ちゃんとあるね…… 逆に、何だか不気味だけど。
……これが、誰かの精神世界なら お金は払わなくっても、良いのかな…
[彼女の手を引いて、私は先ず購買に向かいます。 そこには、いつも通りのラインナップ。 乱雑に置かれたパンだとか、お弁当。 飲み物だって、冷蔵ケースの中にぎっしりと。
殆ど、いつも通りの光景です。 此処に購買を切り盛りしているおばさんが居たなら、 きっと正しく、"いつも通り"なんでしょうけれど]
(367) 2017/03/11(Sat) 21時半頃
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ちょ、ちょっと待ってね。 先に私が食べてみるから。
[馬鹿正直には言いませんが、要するに、毒味です。 果たして、彼女はそれに従ってくれたでしょうか。 勝手にさっさと口を付けていないと、良いのですけれど。
従ってくれたのなら メロンパンをてきとうに取って、ぱくり。 よく噛んでから飲み込んで どうやら問題無いみたいだと、伝えたでしょうが*]
(368) 2017/03/11(Sat) 21時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2017/03/11(Sat) 21時半頃
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2017/03/11(Sat) 21時半頃
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[ 原因なんて、無いはず無いだろ? ]
(369) 2017/03/11(Sat) 21時半頃
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― 回想:"いるまはるか"と ―
[ 声>>296が飛んできたのは、 転入して少し経った頃だった。 "いるまはるか"に繋がる情報は、 "おんなのこ"以外に浮かばなかった。 強いて言うなら、失礼にも。 最初、"はるか"を"ゆう"って読んでた。 その程度。 だから、興味深そうに。 大和とも保田とも、 橘とも違う声をかけてきた彼女の顔を、 俺はじっと見ていた気がする。 ]
(370) 2017/03/11(Sat) 21時半頃
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―― 前 は、 ちゃんと短かったんだけどさ。
[ ちょっと 辿々しい 回答で。 けど、の 先は、言わなかった。 "穏やかな笑顔"を浮かべて、 入間悠との初対面は、それで終わったと 思う。 なんだこいつって思われても、 仕方ないような返事だったし それで関係が打ち切られても 可笑しくなかったけれど。 でも。 "前髪切りなよ"って言われる相手が増えた。 そんな 瞬間だったんじゃないだろうか* ]
(371) 2017/03/11(Sat) 21時半頃
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― 現在:3F廊下 ―
[ そんな 入間悠が気付いた>>358。 水野と同じ 声を発したものだから 安心したのだろうか、水野は入間に駆け寄る。 笑い声に消されないように、 はっきり 声を出して。 ]
(372) 2017/03/11(Sat) 21時半頃
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図書室で、色々見てた。 それと、…さっき 教室で窓開けたんだけど …あれ多分出られないから 止めた方がいい。 ―― そっち、なんかあった?
[ どういうこと?って聞かれたら、 先程教室であった全てと、 それから"集団失踪事件"に関することを 彼女に話そうか。 そして やっぱり、 普段立ち寄らないだろう 放送室なんて場所にいたから、 何があったか、何をしようとしたのか、 聞いてしまった。 ]
(373) 2017/03/11(Sat) 22時頃
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── 回想:文化祭 ──
[ 休憩中 だった。
多めにシフトを入れてくれていいと言っても、 ぶっ通しで詰められるほど、クラスの皆は鬼じゃなく。
逆に、困ってしまっても、いた。
生憎、俺の交友関係は、 部活を軸に構築されていて、 3年、クラスに恵まれて、築いた関係も、 休憩合わなきゃ、意味ないじゃん。
高校生活3年目、 ここに来て、文化祭当日、行き場がない とか。
笑えねえ。クソかよ。]
(374) 2017/03/11(Sat) 22時頃
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[ 校舎はどこもお祭りムード。
屋台の並びには、近づきたくなくて、 ゲーム系の出し物におひとり様とかあり得ない。
ひとり満喫する勇気もなく、 人気のないほう、静かなほうへと、 悲しいことに、足は向く。
だから、鍵のかかっていない空き教室。 逃げ場を見つけた って気分で扉に手をかけた。
そこに、クラスメートが、 というか、そもそもひとがいるとか、 想像もしなかったから、扉を開く手は途中で止まって、 それから、そうっと覗き込んでみる。]
(375) 2017/03/11(Sat) 22時頃
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[ 近づいてみれば、やっぱりそれは上須賀で、
準備期間、元賀が衣装係に混じっていたころ、 行き場をなくして、仕事をもらいに行ったときと同じく、
俺は、ほんの少し距離を詰めて、 控えめに、でも、彼の名前を呼んだ。]
上須賀、……寝てんの?
[ 上須賀はサボり魔。そりゃあ、知ってるけどさ、
文化祭当日、わざわざ学校まできて、 それで昼寝してるって、相当意味わかんねえし、 「何してんの?」ってニュアンスで、俺は問いかけた。]
(376) 2017/03/11(Sat) 22時頃
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[ それから、
彼が返事をしたとか、寝ているようだとか、 そういうの、関係なく、俺は……羨ましかった? あるいは、悔しかったのだろうか。
自分でも、よくわからないけどさ、 ひとりで悠々と、マイペースに生きてる。 そういう人間に見えていたのだ、上須賀が。
……不思議だったのかもしれない。 ひとりでいるのが嫌でも、原因は自分。 責める相手もいなくて、やるせなかった 俺は、]
……ひとりでいて、虚しくなんねえの、おまえ
[ 質問 というより、つぶやき に近い言葉を、 空き教室に、小さく 落とした。*]
(377) 2017/03/11(Sat) 22時頃
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― 2階廊下→ ―
[>>153蝶美と入間に会って 昴が閉じ込められたと説明するのを>>155横で黙ってみている。 入間の顔がこわばった。 それはそうだろう。 こんなおかしな状況で、出られないなんて冗談にもならない。 説明していた昴が視線を向けたので>>200 ちっ、と舌打ち]
昇降口も、近くの窓も、 壁みてーになってて開けようがない。
[補足のように付け加えておく]
(378) 2017/03/11(Sat) 22時頃
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── 現在:3年3組 ──
[ 困ったような顔をして、 昴は上須賀の顔を見上げる。
ふたりは、幼馴染だというけれど、 時折、面倒を見ている側のはずの昴が、 雛鳥みたく、上須賀を見やるのが、 なんだか、面白いよな って、
……今は、どーでもいいけど。]
誰か、戻ってきたとき、 誰も教室にいなかったら、ややこしいだろ
[ 留守番? と聞かれて、俺は頷きながらそう言う。 自分の鞄を拾い上げるのを、「ああ」と曖昧に答えて、 とっとと受け取ったら、椅子にでもかけておこう。]
(379) 2017/03/11(Sat) 22時頃
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[入間の「しぬの」>>218に、 幼馴染の珍しい荒げた声>>246、 わからないように細い溜息を零す。
そして蝶美>>287には]
昴は俺の保護者かなんかか。
[むすっと文句を言う]
(380) 2017/03/11(Sat) 22時頃
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[二人がいなくなってから、 あからさまに聞かせようとしているような呟き>>314には、 昴の肩を軽くたたいて]
お前、気ぃ張りすぎ。
そりゃ普段おとなしいお前が怒鳴れば怖いだろうな。 俺は慣れてっけど。
閉じ込められてるって聞いて、 窓の外はあんなんで。 お互い気が弱ってんだ。
あんま気にしねー方がいいぞ。
(381) 2017/03/11(Sat) 22時頃
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[ そういう問題じゃない と、昴は言って>>361、
その口ぶりが、説明に淀む様子が、なんだか、 窓の外を見たときの古辺と、重なって見えた。
やっぱり、困ったように視線を彷徨わせる昴に、 どんな顔をしていいか分からないまま、 俺は、教室の窓の外を指差した。]
それって、窓の下の地面が遠い。とか、 そういう類の、どうしようもなさ だろ
[ 確認するように、半ば確信しているように、 そう告げてから、そうだ、言い方を変えよう。]
(382) 2017/03/11(Sat) 22時頃
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ここは学校じゃない なら、 なあ、昴。おまえ、ここ、なんだと思う *
(383) 2017/03/11(Sat) 22時頃
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[昴と教室へと歩いていると、 ふいにこちらを見て尋ねられる>>315]
あー?
[ひとがひとを閉じ込める。 そのことで、思い出すのは]
なんかで見たな…あぁ、待合室…… いや、本屋で立ち読みした週刊誌。
[読んだ場所をそのまま言ってしまいそうになり、 慌てて言い換えたが、気づかれただろうか。]
なんだっけ、女子供とか弱ってるやつ? が、閉じ込めるってやつだろ。
今の状況確かにそれっぽいな。
[でも、閉じ込めるとしたら誰が。湧き上がる疑問は頷きの奥に隠して]
(384) 2017/03/11(Sat) 22時半頃
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[精神的に追い詰められているのが条件なら、 それはきっと、自分も当てはまる]
(385) 2017/03/11(Sat) 22時半頃
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[どうするか聞いたら、思っていたよりもしっかりとした答えが返ってきて>>256、その上、心配までされてしまって>>357。 こういう時は、普通は、心配されるべきは“おんなのこ”の方なんじゃないか――なんていう考えは彼女達に失礼かもしれないが。それでも、なんだか、自分が情けなく思ってしまった。]
……いや、体調は大丈夫だ。食べ物を運ぶなら人手はあった方がいいだろうし、俺も行こう。
[自分だけ教室に帰って、入間に一人で探索をさせるのには流石に抵抗があったので、協力を申し出る。三星や大和だって食堂を見に行ったりしているのに、女子に働かせて、自分だけ休んではいられない。 そう思い告げた言葉に、入間が納得してくれたかは分からないが。 食べ物を探しに行くにしろ教室に戻るにしろ、一緒に放送室を出てすぐに水野の声が聞こえ>>353、水野と、それから一緒に居たらしい古辺と合流した。 それから、入間や古辺がそれぞれの事情を説明し合う様子を、放送室のこと等、必要があれば補足しながら、少し後ろから聞いていただろう**]
(386) 2017/03/11(Sat) 22時半頃
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― 3年3組 ―
[昴の後ろから覗きこんだ教室には 那由多一人しかいなかった。
昴の説明>>361にはやはり先ほどのように]
見てきたのは俺だけどな。 昇降口はドアを開けようとしても 壁と同化したみたいになってて開かない。 窓もそうだし、殴ってもサッシの軋みも 少しも動いた感触もなかったから 壊して出るのも無理だ。
[補足はしておく]
どこかあいてると思うなら自分で見てくればいい。 何かわかったかといえば 俺たちはここに閉じ込められて出られねーってことだけだな。*
(387) 2017/03/11(Sat) 22時半頃
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―少し前:2F廊下で>>381― [>>380細い溜息を 死、の言葉に動揺した能久は聞き逃す。
とん、と肩を叩かれて、 堆が聞いてくれることに、甘えているな――と、思う。]
……うぅ そう、かな……
んん、たかしには大声出してること時々あるけど……そんなに?…そんなにか…
[慣れてるほどか、と、 少し反省するような声色だ。]
……うん、ありがとな
[小さく微笑む。]
(388) 2017/03/11(Sat) 22時半頃
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[廊下を歩きながら記憶をたどる。]
……?…待合室…? ――、なに、風邪でもひいた?
[言い直したのは、サボりを誤魔化したせいかな、と考えて軽い調子で続けた。 よろめきも、ふらつきも、 正しく捉えることは、 出来ていない。]
……そう、それだ。 あとは、……、や、なんだっけ、忘れた、けど。
[――生死の境をさまよっている、ひとも。と、謂いかけて、止めた。余りに、不吉すぎて口に出すのがはばかられる。]
……うん、急に文化祭の飾りつけになってるなんて、ヘンだもん…ね ……―――
(389) 2017/03/11(Sat) 22時半頃
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[『ごめんね、昴』 『すまない、昴』
――謝るなら、どうして離れていくの。 ――おれのほうを見ないで、 ――誤魔化せてるとでも? ――言い争う声を、おれが聞いてないとでも思ってるのか。]
(390) 2017/03/11(Sat) 22時半頃
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(―――この現象が、おれのせいじゃない、なんて だれがいえる?おれにだって、わからない、のに)
(391) 2017/03/11(Sat) 22時半頃
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……おれ 保護者っぽいかなぁ
[ 少し、胸の中で重くなった空気を誤魔化すように、 >>380少し前の、堆が大和に向けたつっこみを引用して、小さく呟き笑う。
探してる、世話を焼いてる、 好きでやってる、 離れないでいてくれたらと、自分勝手に思っている*]
(392) 2017/03/11(Sat) 22時半頃
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― 現在:3年3組 ― [>>387 堆の補足説明の間、 誰もいない机に凭れかかって腰かけて、考え込むように眉を寄せた。]
……――、 見たの、窓の下……。
[>>382保田の言葉に、 確かめるための問いかけ。 高所への恐怖は背中に張り付いたまま。]
―――、……
[言い淀む間、自身の絡み合わせた両手指に力を込めた。]
(393) 2017/03/11(Sat) 23時頃
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……、…「誰かの、こころのなか」 だと、……思う。
[そう、自分を含めて―――]
おれたちの、なかの。 ……「誰か」 の―――、……*
(394) 2017/03/11(Sat) 23時頃
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そォかい? もらい笑いってヤツよ。
[>>336 なんだか天ケ瀬がちょっとばかり 驚いてたよーに見えたけど、 気にせずへらへら、いつも通りに]
ヘェ、放送室も変なのか。 物理的って……壊したンかい?
[まさかな、って冗談交じりに、笑って。 人がいないらしいって事も、聞いて、 何となくそんな気はしていたけど、 やっぱりそうかって。思う]
(395) 2017/03/11(Sat) 23時頃
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[でも、その問いかけと、 思った以上に寄られるのは予想外!>>338 おっと、って身体をのけぞらせて、一歩下がる。
だって天ケ瀬みてェな、スタイルよし、 顔立ちよしな女子に詰め寄られたら緊張するじゃん!
―――― でも、覗かれてる、のは、何だか、 嘘を見抜くプロみてェな、そんな感じがして、]
(396) 2017/03/11(Sat) 23時頃
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何だよォ、急に。 楽しいわけ、ねェじゃん?
[へらり。]
[楽しいわけじゃねェ、けど、 やっぱり浮かべちまう笑顔は 染み付いて取れないから、仕方がない。
でも、いま言ったのは本当の事だ]
(397) 2017/03/11(Sat) 23時頃
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だって、天気も変だし、 人もいねェし、変なメールも届くし。 文化祭になってるし?
あとなんだっけか。 電気もスピーカーも変だし。
ワケ分かんねェよ。 何なんだろな、コレ?
[リアルな夢を見てんじゃねェかって、 今そんな事を考えているワケ。
やー、俺の記憶の中の天ケ瀬よく再現されてるわ、 って、現実かも分からないのに、 現実逃避じみた事を思いながら、もう半歩下がった]*
(398) 2017/03/11(Sat) 23時頃
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―― 回想:文化祭絶賛サボり中 ――
[空き教室でまどろんでいると、扉に手をかける音。 先生に見つかったんだったら面倒だなと うっそりと目を開け、 長い髪の隙間から視線を向ける。 見えたのはクラスメイト>>376で、 先生じゃないならいいかと再び寝ようとしたが 近づいてくる足音に体を起こして、髪をかきあげた]
寝てた。以外に見えるか。 今日は一日家で寝てるつもりだったのに クソうるさいやつが張り切って迎えに来たから。 ここで睡眠取り戻してる。
[そう言って大きなあくびひとつ]
(399) 2017/03/11(Sat) 23時頃
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[自分から見ている那由多のイメージは輪に入れてないやつ。 昴に引き込まれて内側から見ていると 外側からうらやましそうにこちらを見ている そういう風に見えていた]
虚しく? なんで?
[呟かれた言葉>>377に目を瞬いて]
一人でいたいときは一人でいるし 誰かといたいときは誰かといる。 自分がそうしたいんだから虚しくなる必要ないだろ。 お前は違うのか。
[そう言ってもう一度あくびをした*]
(400) 2017/03/11(Sat) 23時頃
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[ 説明の続きは、上須賀>>387が引き取った。
壁と同化。壊せない。殴っても。 物騒な単語が、上須賀という男とチグハグに思えて、 一瞬、想像してしまう。一体どんな顔して。
……なんて、こんな場所じゃ、なあ。 皆、フツウでいられるわけ、ねえじゃん。
見てくれば、と言うのに、 なぜか、薄く笑ってしまったのは、 もらい笑い とかじゃなくて、ただの苦笑。]
(401) 2017/03/11(Sat) 23時頃
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べつに そんな、悪趣味なウソ、つかねーだろ
……閉じ込められた な
[ 言いながら、考えながら。 今するべきこと、今できることを、考えている。 まったく思いつかないんだけどさ。
閉じ込められた。誰に? どこに? ……なんとなく、わかんなくはない 気がするけど、 俺、オカルトとか、SFとか、読み物とは好きでも、 絶対、信じない主義だったんだけど。マジかよ。]
(402) 2017/03/11(Sat) 23時頃
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……あと、電気も消えないだろ つかないんじゃなくて、消えない
[ 見たのか>>393という問いに、 遠回しに、肯定したつもりだった。
その口ぶりなら、きっと彼も見たのだろう。 思い出して、気持ちのいいものでもないし、 何を見たか は、言及せずに。
質問への答えを、待っていた。>>394 おずおずと、昴が口にした答えが、 うっすらと自分が思い浮かべていたものと、 合致してしまうこと への、
……安堵? それとも。 絶望 と呼ぶには、些細すぎるか。]
(403) 2017/03/11(Sat) 23時頃
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― 回想/宛名違いの手紙 ―
[その手紙が届いた時、>>104 まさか別の子の家に本来なら届けられるはずのものだと思いもしなかった。
差し出し人は当時流行っていたヒーローの名前。>>105 内容はふさぎこんでた私を元気づけてくれるもの。
ヒーローが来てくれたんだ。 子供心にそう思った。
相変わらずあお姉は帰ってこなかったけど、 手紙が来た次の日、両親と外食に行くという、 ちょっとした“いいこと”もあった。だからますますヒーローすごい、と思った]
(404) 2017/03/11(Sat) 23時頃
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[だからわたしはヒーローにお礼の手紙を書いた。
“今日もいいお天気ですね” “お手紙ありがとう。おかげでいいことありました” “何かあったらまたお手紙出してもいいですか”
――だいたいこんな内容だった、記憶。
手紙をくれた人は、本物の“のぞみちゃん”じゃないってことは、 落ち着いて考えたら分かったけれど、 わたしからは本当のお名前は訊ねなかった。 もしかしたら本当に「のぞみ」って名前なのかもしれないし。
住所が間違ってないかだけは、最後まで心配だった。 読めた通りに書いたから大丈夫……だといいなあ、って]
(405) 2017/03/11(Sat) 23時頃
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[わたしは手のかからない子であろうとした。 あお姉がいなくなってから、わたしに期待が寄せられていることを、 言われなくても分かっていた。
そういうのって重いし疲れる。 けど、ヒーローは世界の命運とかみんなの未来とか、 そういうもっと重いものを背負って闘っている。 だからこれくらい平気ってわたしはわたしに言い聞かせた。 これがまたけっこう効いた。
今はもう、違う。 無邪気にヒーローに憧れていた頃にはもう、帰れない*]
(406) 2017/03/11(Sat) 23時頃
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― 放送室→食堂 ―
[見つけたくない、ってちよちゃんは言った。>>362 ほっとしたんだけど顔に出ていたとは言い難い。
わたしは怖くなってきていた。 文化祭の後、あお姉と喧嘩した時のように、 相手に踏み込んで、知りたくなかったことまで知らされて、 また、傷つけあうことになるかもしれないことを不安がっていた。 そんなわたしの手を握るちよちゃんの手に力がこもって。>>363 やっと、安堵したようにちょっとだけ笑うことができた。
ちよちゃんがいる、なら、きっと大丈夫]
(407) 2017/03/11(Sat) 23時頃
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[握り合った手は離されない。>>365 ちよちゃんと二人で食堂へ向かう。
歩きながら、放送室で得た情報については、どうしても考えてしまう。 失踪しても多くの場合は無事に帰れるらしいけど、>>343 わたしにとっての怖いことがなくなったわけじゃない。 まだ、スピーカーからの声や、廊下に姿の見えたりーくん>>328のようには笑えない]
……、ああ、いいよいいよ。 たくさん使ってもらえるのがむしろありがたいし。
[張り切って作りまくってたからね部長ったら。>>366 と遠い目しつつ、心の中ではちよちゃんに感謝した。 黙りっぱなしだったら、暗い方に思考が向きっぱなしだったろうから]
(408) 2017/03/11(Sat) 23時頃
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[食堂にもやっぱり誰もいなかった。>>367
購買には見慣れたパンやお弁当や飲み物が並んでいるけど、 レジには誰もいない]
そういうの気にするのってちよちゃんらしいね。 ……まあ、いいんじゃない。夢の中だし。
[そう言って人気商品筆頭のメロンパンを手に取って、 容赦なく一口食べようとしたら、静止の声。>>368 慌てて口を閉じて、メロンパンを眼前に掲げた姿勢で固まって、 ちよちゃんが先にメロンパンを食べるのを見守る。 もぐもぐと唇が動き、次に開かれた時には、 どうやら問題ないみたいだと伝えてくれた]
……よかった。
[そしてわたしも大口開けてメロンパンをぱくり]
(409) 2017/03/11(Sat) 23時頃
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うん 俺も、思った
[ 淡々と、今度は声に出した肯定。 笑うでも、泣くでも、怒るでもなく、 ただ、強張った顔は、していたかもしれない。]
── なら、誰が、死んだんだろう
[ ひとの良さそうな 瞳と、 長い髪の間から、まっすぐのぞく眼差し。
まっすぐに見据えてみても、答えは、*]
(410) 2017/03/11(Sat) 23時頃
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ずっとこの声を聞いてるだけだと気がめいるし、 いっそこっちから笑い返しちゃうのもいいアイデア、かもね。
壊そうかなーとも思ったんだけど、しなかったな。 コンセント全部抜いてみただけ。 やっぱり後で壊してみよっか。その時は手伝ってよ。
[>>395へらへらする彼に、放送の笑い声が重なって、 若干イラつきを覚えてしまったことは否定しない。 だってさあ、さっきの放送室での戦いがあった後だもの、 止められない笑い声が、わたしたちへの嘲りにも聞こえて気分が悪くなりもする。]
(411) 2017/03/11(Sat) 23時半頃
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[いつもは三口くらいで飲み込んじゃうんだけど。 もぐもぐと。 いつもより念入りにメロンパンを噛んで飲み込んだ。
この五感に直に伝わるメロンパンという食べ物もまた夢の世界の産物というなら、 こんなリアルな“世界”を作り出したのは――]
ねえ、ちよちゃん、心当たりなんてないよね……。 死んでみるなんてメールを送って、 今まさに生死の境をさまよってる子が誰か、なんて。
(412) 2017/03/11(Sat) 23時半頃
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[>>396目を見つめるには距離が遠かったと思ったから詰めた。 それが適切な間の取り方かなんて、わたしに聞かないでほしい。
嘘を見抜くプロだなんて、そんな大層な自称はしないけど、 勘は働くほうだから、さ。
相変わらず崩れない笑みは解せないところがあるけど、 “服を着てる”なあって、ピンとくるような感覚は特になかった。
その笑顔は、信用してもいいの?]
(413) 2017/03/11(Sat) 23時半頃
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そうだね。 変なことだらけだね。 ちょっと、疲れてきた。 お昼ごはんも食べられてないし。
……そんなふうに、楽しそうに笑う方法。 わたしすっごく知りたいなって、思うんだけど。
[いろんなことがありすぎて、イライラも募って、 このままじゃよくない傾向だと思う。 笑えることは幸せなことだよ。それは間違いない。]
(414) 2017/03/11(Sat) 23時半頃
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……わたしが聞いたことのある噂話でいいなら、話すけど。
人間が人間の精神世界に閉じ込められるっていう現象。 「集団失踪事件」って、ワイドショーでやってたのとか、見てない?
[彼が疑問に思っているこの校舎について、 わたしはわたしが知っていることを掻い摘んで話す。 信じるか信じないかは君次第。]
精神的に追い詰められた者や、生死の境を彷徨っている者。 その人が、わたしたちをここに招き入れたんだとしたら。
それでも、笑えるかな?
[壁に飾られた、眩しい電飾のひとつに触れて、 それを指でいじくりながら、彼がどう思うかを慎重に様子を伺う。*]
(415) 2017/03/11(Sat) 23時半頃
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― 回想:給仕のお勉強 ―
[3年3組の出し物は喫茶店にけってー。 みんなで役割を決めましょう。
って、選んだのは接客。
裏方の仕事はどれも向いて無さそうだったし、 愛想振りまくンなら得意だ、任せろ。
で、同じ接客だったのが入間。
入間も愛想いい方だから向いてるだろって、 その時の俺は思っていたわけだけど、 どうも入間の方は悩んでいたらしい。
>>298 零された愚痴に、瞬き一回。 でもその後、微かに口角をあげた]
(416) 2017/03/11(Sat) 23時半頃
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そっかねェ。 俺は、入間の方がいいと思うよ。
[机に突っ伏してる入間に、 ほらほらまだ勉強は終わってねェぞ、って、 笑いながら揺り起こした、あの日]
(417) 2017/03/11(Sat) 23時半頃
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[ だって俺には、それ以外のものがないからサ。 笑う事以外もできる、入間の方がいいよ、絶対 ]*
(418) 2017/03/11(Sat) 23時半頃
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―3年3組―
……――――
[>>401>>402苦笑いも、受け答えも。 奥歯を噛みしめながら聞いていた。]
……え?
[>>403思わぬ方向からの怪奇現象報告に、能久は小さく声を漏らした。]
きえ、ない。 ……くらくできない?って、こと?
[その言い方に、恐らく見たのだ、と判断すればそれ以上は追及しない。何故消そうとしたのか、とか、そんなのはきっと、些末事――だといい。]
(419) 2017/03/11(Sat) 23時半頃
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……、保田も、思った、んだ ……
[>>410淡々とした言い方、 表情は硬くとも、 保田は自分よりずっと落ち着いている――すごい、な、と能久は思う。人が好いと謂われていたって、持ちえない、視点、というか。 ――ああ、おれは、やっぱり、]
……死、……
[氷を飲み込んだような心地は続く。 眸を揺らし、 ややあってから首を横に振る。]
……わか、らないよ ……わからない
(420) 2017/03/11(Sat) 23時半頃
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|
── 回想:文化祭絶賛ぼっちにつき ──
[ 上背のある上須賀が、 声に反応して、むくりと起き上がる。>>399 十分、予想できていた展開なのに、 どうしてなかなか、地味にビビった。
大きなあくび。眠たそうに投げ返された言葉は、 完全に、俺の想像の斜め上をゆく。]
上須賀、ずっと準備参加してたじゃん なんで当日だけ、サボろうとしてんだよ
[ 意味わかんねえ って、ちょっと笑った。
クソうるさいやつって、きっと昴か、 それか、委員長か、そのあたりだろうなと、 引きずられるように登校する上須賀を想像する。 アレ、堆チャレンジって言うらしい。ウケる。]
(421) 2017/03/11(Sat) 23時半頃
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なに、そんなねみーんだ 睡眠不足? 勉強しすぎじゃねーの
[ 上須賀の成績は俺より良い。 ということしか知らないし、 別に、勉強熱心なイメージもなかったけれど、
からかうような口調で言ったのは、 単純に、”受験生”しなくちゃなんねえしなって、 そういう軽口のつもりであって、
そういう調子で、いたから、 まるで不思議そうな顔をされた>>400とき、 なんだか、不意に、痛かった。どっかが。]
(422) 2017/03/11(Sat) 23時半頃
|
|
……だって、上須賀、 あんまり誰かといるイメージ、ねーし
俺は、絶賛、ただのクソぼっち ……つーか、ひとりのほうが、楽とも思ったけど、 結局、フツウに、虚しいって それが、自分で選んだ結果でも
[ ベストがなくて、ベターを選んだ結果だ。たぶん。
なんの害意もないって顔の上須賀と違って、 きっと、居心地の悪そうな、もやっとした顔をして、 結局自分の首絞めてる俺は、クソダサかった。*]
(423) 2017/03/11(Sat) 23時半頃
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[片手でくしゃりと自分の前髪をかき乱す。]
……―――、 ……――どうして……
[わからない、のか。違う、きっと。 考えるのが、 こわい のだ*]
(424) 2017/03/11(Sat) 23時半頃
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(―――逃げたい、って、思ったことが、ないわけじゃ ない。)
(425) 2017/03/11(Sat) 23時半頃
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— 回想:体面と内面と —
好きになった人とは一緒にいなきゃダメだとか、 折角付き合ってるのに、変なことで失点したくないとか。 重いよね、実際。
踏み込んじゃいけないライン、うん、あると思うけど、全然見えないし。 どこまで曝け出していいのかなんて分かる?
[>>292失敗談に付き合ってくれた悠ちゃんと、 顔を寄せ合ってのひっそりした会合。]
もう深く考えないで、がーっと行ってみたほうがいいのかもよ。 わたしはもういいけど、悠ちゃん、なんかそういう話ないの。ね。
[彼女の目を見て、挑発気味に笑うこともあったかも。]
(426) 2017/03/12(Sun) 00時頃
|
|
[誰かの心に踏み入ることをしたいわけじゃない。 だから、悠ちゃんが何かを取り繕っていても、どうせわたしにはわからない。
この子も“服を着てる”でしょう。 大なり小なり、みんな同じ。 だからどうしたってことはない。 ほら、周囲を見回せばみんな、色とりどりの服で着飾ってるじゃない。
その中にハダカで突っ込んで行くとどうなるかって、 わたしが想像しないわけがない。]
人にどう見られてもいいかって?
[>>295彼女の問いかけを受けて、セミロングの髪をくるくるといじりながら、 口を開きかけて、]
(427) 2017/03/12(Sun) 00時頃
|
|
[——「うん。どう見られても、わたしはわたしだもの。」
って、言えなかったよね? その時のわたし。]
(428) 2017/03/12(Sun) 00時頃
|
|
……やっぱり、ちょっとでも可愛く見られたいよね。 そのほうが、嬉しいし。
[眉を下げて、誤摩化すように笑った。]
大変だから補習なの。 ネル先生やさしいからへーき。 わたしに芸術のセンスがないから、しょうがないもの。
[美術の授業の成績は、ごくごく平均。 先生と約束していた口実を使って、その話はおしまいとばかりに切り上げにかかる。
——こういうとき、わたしだって都合よく“服を着る”。 だから彼女に対しては、少しの罪悪感を覚えた。]
(429) 2017/03/12(Sun) 00時頃
|
|
[自由気ままに生きるって、 とっても理想的で楽しそうに見えるかもしれないけど、
要は、 人に見せるためのお洒落の仕方を覚え損ねた、青臭い子供のわがままじゃないの。
何も飾らない、ありのままの自分を「本当の自分」と表現したとして。
本当の自分を好きになってもらえる、なんて、
ばかじゃないの。 ばかじゃないの。 ばかじゃないの。*]
(430) 2017/03/12(Sun) 00時頃
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― 少し前:2F廊下 ―
[気づかれなかった様子>>389に ほっとしつつ]
あぁ、まーな。 俺だって風邪ぐらいひくっつの。
[その回数は最近だいぶ増えているが]
あとは?……あぁ、そうか。
[その続きは言いよどんだ様子でなんとなく察する。 それは、精神的に追い詰められた、に、きっと通じる]
お前は保護者っていうより ……なんだ、世話焼きの弟? 小さいしな。
[くく、と笑って少し下にある頭に手を伸ばした*]
(431) 2017/03/12(Sun) 00時頃
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― 3年3組 ―
[那由多の言葉>>403に 眉をひそめて、壁際、スイッチのほうへ
――カチリ。 ――カチリ。カチリ。
いくら切り替えても煌々と灯る明かりはまたたき一つしない]
なるほど。 ……ここが"誰か"の中なら。 それは暗闇が嫌いなやつなんだろうな。
[あきらめてスイッチから手を放した]
(432) 2017/03/12(Sun) 00時頃
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[ 入間からは、答えがあったか。 入間の向こうにいる元賀の補足もあって、 何をしようとしたか、出来なかったのか、 ある程度は把握できたように 思う。
互いに情報交換をした、後。 気にかかるのは 校舎も勿論だけれど、 どうしたって水野の顔色だった。
――― 先程の自分の顔より酷い し、 視線が泳いでいるような、気が。 ]
(433) 2017/03/12(Sun) 00時頃
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[ まるで、 自分の抱える"何か"と 対面しているような。 ]
(434) 2017/03/12(Sun) 00時頃
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……ぶっ壊すのはいーけどさ。 天ケ瀬、案外過激だなァ。
[おっとおっと?これはこれは?
天ケ瀬の様子がなーんか変だ。>>411 言葉に感じるトゲは、もしかして、怒ってる?
楽しそうに笑う方法。 聞かれて、何を答えたら正解なのか。 咄嗟に判断に迷って、結局、曖昧に笑う]
(435) 2017/03/12(Sun) 00時頃
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―― 水野?
[ 水野は入間と並んでいたから 彼女の視線の先は、古辺通の、 その向こう 眩しい廊下。 誰も居ないはずの空間。
―― を、 指さして 震えた声で、 逃げるように 咎める様に、 水野は 叫ぶ。 ]
(436) 2017/03/12(Sun) 00時頃
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「 来ないで!! 」
(437) 2017/03/12(Sun) 00時頃
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[ ああ、これは多分、 笑っちゃダメだったヤツだ。
また、分からなかった。間違えた。]
(438) 2017/03/12(Sun) 00時頃
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[ それは 笑い声の響く文化祭には、 酷く不釣り合いで 異質 な ]
(439) 2017/03/12(Sun) 00時頃
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―― おい、水野!?
[ 茫然と、していたように思う。 足が廊下に張り付いてしまったみたいに、 暫く動けずにいて。 きっと入間と元賀も、 走り去る水野を咄嗟に引き戻すことは 出来なかった 筈だ。
たちまち消えゆく影。 行き先は 何処だ 何処に行った? 足を強引に廊下から引き剥がして、 渡り廊下の方へと駆ける。
―― どうしてだ、 今 "この時"に、 ひとりにさせては いけない気がして、 ]
(440) 2017/03/12(Sun) 00時頃
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[それでも、天ケ瀬は、俺が知らない答えをくれた。
>>415「集団失踪事件」 言われて、ちょっと思い出した。 いつかテレビのワイドショーで一時期やってたっけ。
そんで、俺は、笑顔を引っ込めた。 多分、今はそうするのが正しいって、 感情からじゃなくて、経験則で、思う。
でも、こん中の誰かが、 あのメール送って、死に掛けてるって?
マジかよって思うけど、 でも今の状況は、その集団失踪事件と似てる。 もしこれが、夢なんかじゃなかったとしたら?]
(441) 2017/03/12(Sun) 00時頃
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―― いるま、げんが はやく
[ 声 って、 こんなに出ないものなのか。 掠れた男のそれをどうにか二人に届けて、 きっと最初に彼女を追ったのは、 古辺通 だ。 ]
(442) 2017/03/12(Sun) 00時頃
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― 3F渡り廊下 ―
[ ―― 結果だけ言うと、 "なにか" は いた。
今までいた校舎から 渡り廊下へと曲がった その向こうには 相変わらず眩しいほどの 景色と
その 光る渡り廊下の 真ん中。 ]
(443) 2017/03/12(Sun) 00時頃
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[ 胸元。 装飾より鈍く光る 包丁が突き刺さって いて。 ]
(444) 2017/03/12(Sun) 00時頃
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もしそうなら、笑えねェよなァ。 そいつ探して、話聞いてやったほうがいンじゃね?
[なっ?って、電飾いじくってる天ケ瀬を見遣る。 伺われてるよーな気配を感じるけど、 俺は多分、違うと思うよ。
だって俺には命を絶つ理由なんて、ねェし。 ……どうでもいいって思ってるところは、あるけど]
(445) 2017/03/12(Sun) 00時頃
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[ 血だまりを作っている
ひとつの"なにか"が そこに* ]
(446) 2017/03/12(Sun) 00時頃
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