146 demi-human... 『亜人の住まう街で』
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全
きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が1人、占い師が3人、狼血族が1人、呪人が1人、囁き狂人が1人、人狼が1人、栗鼠妖精が1人、弟子が1人いるようだ。
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皆さまお集まりありがとうございます。えー、ごほん。 この催し物、しっかりと楽しんでくださいませ。
…何があっても、文句は言いませんよう、ご了承くださいませ。
(0) 2015/01/09(Fri) 00時頃
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街の中が騒がしくなってきた
キミ達は何かしらの手段で、飛んできた新聞、掲示板、風のうわさ、仲の良い人から聞くかもしれない
――近くの街で黒い影が襲って、人を飲み込んでしまったと
それは人でもあり、亜人も例外ではなかったと
誰かが言った。「この街に来なければ良いね」
誰かが言った。「ここは安全だ」
それでも、街の人々には不安が残っているだろう
(#0) 2015/01/09(Fri) 00時頃
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― いつかの記憶 ―
[人間は卑怯だ 多勢で侵略をしてから、領地を奪い、都合良くなったら仲直り
でも俺は人間だ でも俺は人間じゃない
亜人でもないし、人間にもなれない 半端者、はみ出し者。嫌われ者
だから、いつでも俺は思う
――――生まれてきてごめんなさい]
(*0) 2015/01/09(Fri) 00時頃
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―回想:ふたりぼっちの帰り道―
[無機質なフィルター越しに、返ってきたのは望んだとおりの言葉>>0:176。 顔を見合わせて、笑い合って、小さなふたりは歩き出します。 空が暗くなるにつれて、代わりに灯るのは窓の明かり。そのなかのひとつ、マリオのお家が近くなったところで、不意に繋いだ手が離れました>>0:177。]
もー、心配しすぎ。大丈夫だよ! …モモねーちゃんは?平気?
[少女はいつも、お家の側まで一緒に帰ってくれます。でも、お家の前まで来ることはありません。少し離れた街灯の下で、さよならするのがいつものパターンです。 思い出してみると、マリオが彼女をお家まで送って行ったこともないのでした。 本格的に夜に包まれ始めた路地は、ひとりで歩くには心細いんじゃないかと心配になって。そう尋ねてみるけれど、きっと彼女は大丈夫だと微笑むのでしょう。]
うんっ!また明日ね!
[モスキートの方から差し出してくれた約束>>0:178に答えようと、小指をちょこんと立てて、指切りのポーズ。 背中を押してくれた優しい力に送り出されて、後は振り返らずに走り出します。明日も明後日も変わらず、また仲良く遊べると信じて。]
(@0) 2015/01/09(Fri) 00時半頃
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[今日はふたり、友達が増えました。 明日はどんな人と出会えるでしょうか。 ちょっとの寂しさと楽しみを抱えて、少年はお家を目指します。 忍び寄る不穏な噂なんて、まだ知る由もありませんでした。**]
(@1) 2015/01/09(Fri) 00時半頃
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─ 夢 ─
『お前なんか、仲間やない』 『かわいそうに、親から棄てられて でも、恨むなら親を怨み ここに、あんたの行くとこはない』
[ 袂を引こうとした その手は空ぶる なあ 行かんといて なんで、ぼくは家族になれないのん?
小さな半狐は 涙も零せず立ち尽くす
そんな幼い肩に ぽん と叩かれた感触 『ねえ 遊ぼうよ』 聞き覚えのある、優しい声 臆 分かってる 分かってるんや、 それでも
小さな背が す と伸びる あの、ちっちゃな掌でいい きみの手を、取りたいん
─── でも、 ]
(*1) 2015/01/09(Fri) 00時半頃
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― 朝 ―
[ 鳥達の鳴き声が聴こえる。 彼は早いうちから仕事、即ち装飾品作りに勤しんでいた。 ほのかに空が白み、 窓辺にやってくる小鳥に小さくしたパンを与えながら 大きな手で器用に作品をつくりあげていく。
――店によく来るあの子は、 可愛らしいものが好きだっただろうか 彼に他種族にとっての「可愛い」はよくわからなかったから おぼつかなかったが
それでも、窓辺によく止まる青い鳥の姿を模して 試しにいくつか作ってみる。 それと、黒い鋼に紅い石をはめ込んだネックレスも。]
(1) 2015/01/09(Fri) 00時半頃
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[ ワクラバが彼の家に泊まっていて、 起きてくるようならば「おはよう」くらいは言っただろうし、 朝食を出すこともあったかもしれない。 はっきりとはしない。
兎も角も、穏やかな朝だった。]
[ ――その知らせが届くまでは。 ]
(2) 2015/01/09(Fri) 00時半頃
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[ 風に乗って紙切れが飛んできた。 またごみか、と呆れて彼が壁にはりついたそれを剥がすと それは、捨てられた新聞であった。>>#0
日付は今日。 書かれていた記事に目を通すと、彼は訝しげにそれを睨む]
…………消えた?
[ 近くの街に現れた不審な影が ヒトを、ニンゲンを亜人を、飲み込んでしまった、と。
窓から、不穏な風が吹き込んだ気がした**]
(3) 2015/01/09(Fri) 00時半頃
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― 未明 ―
おはようございました
[朝、クリスが起きていない時間帯に起きればこっそりと家を出て 机の上には一握りの金貨の山が置かれていただろう]
お世話になりました また今度 ワクラバ
[そんな置き手紙だけ置いて。今日も魔物の残党狩りをするために**]
(4) 2015/01/09(Fri) 00時半頃
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……全く
[ 彼が朝起きて、目にしたのが>>4の置手紙。 一握りの金貨の山など見れば、 いらんというのに、と若干呆れつつ その手紙を捨てぬまま、作業へ向かう。>>1**]
(5) 2015/01/09(Fri) 00時半頃
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― いつかの記憶 ―
俺、どうして生きてるんですか
[村が燃えて、目の前で家族が死んで、兄弟が死んで 助けようとした体は右半身が焼け爛れて 熱さで気を失ってから目が覚めた時にはその村の生き残りは自分1人だった]
おかしいな… 俺も、死んだはずなのに
[全身が焼けて。兄弟と一緒に それなのに、どうして自分だけが生きているのだろうと]
おかしい…な……
[ホロリと、目から一粒の涙が溢れる まだ感情があって、涙が出て。そして家族が死んだ事と、自分が生きている情けなさに]
(*2) 2015/01/09(Fri) 00時半頃
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仕方、無いんだ……
[あまりのショックで、気を失って それから目が醒めたのは数時間後の事だっただろう**]
(*3) 2015/01/09(Fri) 00時半頃
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[ ───振り向いたら ててん と落ちる鞠]
『近寄らないでよ、ばけもの!』
[ たた、と走り去るその際 赤い衣の少女の目は 酷く恐怖と嫌悪を焼き付けて
白い耳を睨みつけていた
ただ 呆然と立ち尽くす光景は 幾度繰り返せばいいんや
(なんで、人間の血なんてあるのん) ある時はそう疎み
(なあ なんで、こんな尾や耳があるんや) ある時はそう憎み
どちらでもない 半端者は呪う ]
(*4) 2015/01/09(Fri) 00時半頃
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[ こんな自分を 混じり気のない他人を 自分を否定する
こんな世を 只々呪うばかり ]
みんな みいんな 苦しめばいいんよ
(*5) 2015/01/09(Fri) 01時頃
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[ ─── 燃える 燃える 人間たちの、死せる いのちの炎
そんな最中に ひとつだけ生きて死んどる 焼け爛れた 男の身体
ひととして 生きたものが ひとでなくなる その先は 自分がよく知っとる
だから 苦しめ 苦しめ と
あの燻る焔の中 拾い差し伸べた手は『悪意』 地獄を知った上で 性悪狐は微笑むんや
何れ罪に苛むのは あの蜥蜴の男に会ってから暫く後*]
(*6) 2015/01/09(Fri) 01時頃
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― 回想/酒場にて ―
[もふもふは好き。柔らかくて、温かくてなにより触れても人を傷付けはしないだろうから。いや傷付けるどころかその毛並みは正に癒し。例え触れることが出来なくてもその考えが揺らぐことはなくて。だからこそ彼>>182に羨望の眼差しを。]
……ああ、おにいさんも腹ペコさんでしたか。 これは、これは。奇遇です……ね? ……、……ん?
[うんうん、と頷きながらにこやかに。「血が吸えないのはひもじいですよねぇ」なんて相槌を交え答えてから、何か可笑しいぞ、と静止。彼はもふもふの人狼で、恐らく血液を飲むような種族ではないだろう。つまりは……、]
あ、あの? わたしのお肉を食べても美味しくない、ですからね!? ……というか、流石に肉を食べられるのは痛いですし……!
[いくら人より治癒能力が高いといっても痛覚はある。致命傷になるかどうかはともかく、痛い思いをするのは遠慮しておきたいところで。これが冗談だなんて露知らず、至って真面目に御断りをしてから溜息をひとつ。それから、]
(6) 2015/01/09(Fri) 05時頃
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もふも……人狼さんはお肉の好き嫌いとか、ないんですか、 まさか吸血鬼のお肉を好んで食べる、なんてことはないんでしょう?
[おずおずと疑問を。遠まわしに「他のお肉食べたほうがいいですよ!」と主張をしてみたが彼の反応はどうだっただろうか。]
(7) 2015/01/09(Fri) 05時頃
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─── 朝/エルデント・西/街路
[ 冷たき風が鼻を擽りゃあ 狐はくしゅん、とくしゃみをした 鼻を擦って、路を鳴らし
手には風呂敷、 中には生業の小さな細工たち ]
なんや、朝から騒がしゅう
(8) 2015/01/09(Fri) 07時半頃
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[人混みなんぞ 態々飛び入る気にもならんが 千里を見通す目で ようけ集まる板の前
一見背を見るようにして “報を見る” 不安に揺れる 民の中で狐は顔色一つ変えず 『この街は無事』と言う言葉に扇を仰ぐ]
( 愚かやのう 確証などありやせんやろ )
…ほんに、のう
[ 喧騒に紛れ、呟く言葉は 騒に紛る 口に三日月を描きゃ、 街路をゆこか**]
(9) 2015/01/09(Fri) 07時半頃
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───ええ気味や
[ ひととは違い 呑み込まれてまえばいい、と 蒼氷が翳るは 本心からか 染み付いたひとへの呪いのようなもんか
まだ、その正体にゃあ 知ることはなし ]
(*7) 2015/01/09(Fri) 08時頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2015/01/09(Fri) 08時頃
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-回想:街・酒場-
[『腹ペコさん』と言いながらまと外れに血がどうのこうのと言う彼女はやはり吸血鬼だと確信する。 相槌を独りでにうったくらいだろうか、彼女は一旦静止した。 そうして漸く理解したのか慌てて何事かと言い出す。>>6 随分と真面目に言うもので、それがどうも可笑しくて。]
ふふふ…まさか、冗談ですよ。 …まあ、半分くらい本気かもしれませんが、ね? 貴女方を好んで食べるわけではないですよ。 生き物ならば何でも口に出来るというだけです。
[遠回しの意味(>>7)には気が付かず。 自分がとって食われると思ったのかと考えればこう返して。 彼女はこれをどう受け取るだろうか。]
(10) 2015/01/09(Fri) 08時頃
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—自宅—
[のそりと体をおこし、あくびをひとつ。 おぼつかない手つきで朝の支度をすませ、リビングへと向かいます。
そこには昨日もらったりんごと……結局食べられないままだった"うさぎさん"。 お皿のうえにあるそれは、とっくにしおしおになってしまっていますけれど]
……、
[目をとじ、呪文を紡いで。思いえがくのは、ほんものの"うさぎさん"の姿。 そうすれば、ぱらぱらと粒子が集まり……やがて。
目をあけたころには、ほんもののうさぎさんがお皿のうえに乗っていたことでしょう]
(11) 2015/01/09(Fri) 08時半頃
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おいで。
[こちらに近づいてきたうさぎさんを抱きあげ、その頭を撫でてあげます。 まがい物ですから、ほんの数日しか生きられませんが。 家族がふえたみたいで、なんだかわくわくしますね。
"あの時の子よ" なんて言って洋燈売りの彼に見せたら、びっくりするでしょうか。
うさぎさんを抱いたまま、彼にもらったりんごをかじり。 朝ご飯をすませてマスクをつければ、さて、今日はどこに行きましょう。
装飾品を買いに行くのもいいかもしれません。 嗚呼、お友達の少年とあそぶのもいいかもしれません。 それとも、洋燈売りの彼に、この子をみせに行きましょうか]
おとうさん、おかあさん。いってきます!
[わたしはわくわくしながら、からっぽのお家から外へと足を踏み出しました*]
(12) 2015/01/09(Fri) 08時半頃
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—中央/噴水前—
[なんだか今日は、いつもより街がざわざわしているような気がします。 ……まるで、なにかに怯えているような。
そうして通りを歩いていれば、耳に入ってくる不穏なうわさ話>>#0]
……大丈夫、だよね。
[抱くうさぎさんにすがるように腕に力をこめ。 ちいさくつぶやいた言葉は、風にさらわれていきます。
こころに残った不安は、ただただくすぶったままに]
(13) 2015/01/09(Fri) 08時半頃
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-街・南方(自宅)-
[…は椅子の上で目を覚ました。 未だ、寝台の上で寝るという事には慣れず、椅子で寝起きしている。 そのため、寝台の上には束ねられた紙が沢山積まれており。 しかし起こした原因は太陽の光でも寝辛さでもなく。]
…煩いですね…? もう少し静かに出来ませんかねぇ…。
[“消える”という話を聞いていないが故の反応。 いや、恐らく聞いてもさしたる何かを示しはしないのだが。 兎にも角にも起こされたついでにそのまま起きようと。]
(14) 2015/01/09(Fri) 08時半頃
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-回想 酒場にて- [夜が更けてくると、朝早い労働者は引き上げていく。遅れたら何が待っているかわかったものではないからだ。客が少なくなると、歌い手の仕事はお開き、料理を片したり、明日のための仕込みを手伝ったりするようになる]
今日もたくさん汚してったわね…まぁ、その分飲み食いしてくれてるから、いいお客様だけど。
[テーブルの周りに散らばった食べカスなどを掃除していく。お祭りの後は、こういったゴミが散らばるものだ。だが、他のお祭り客が見たら気分を害すだろう。毎晩のお祭りを気持ちよくやってもらうためには、客が帰った後に手早く掃除するのが重要なのだ]
(15) 2015/01/09(Fri) 09時頃
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─→中央/噴水広場─
[ 西から東へ 中央を渡るんは、ちょっとした散歩がてら
しかし、芯へ行く程騒々しゅうて敵わんや ひとの煩わしさを打ち消す ざあ と流るる水音に 惹かれるや 下駄を打ち鳴らし
肩から落ちそうな羽織を右の手で寄せ 包みを持ち直せば 不意に獣の匂い>>13 ]
(16) 2015/01/09(Fri) 09時半頃
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[ くん、と人よりゃいい鼻先を掠めるそれ
風の向くまま 薄氷を泳がしゃ ひとりの童と 兎が座しとる]
──不味そうやのう
[癖で、獲物を捉う視は ちいさき白兎へ 紛い物のにおいは あまりよろしゅうあらへん
そんな 可愛げもへったくれもあらん 小さな呟きは童に届いたかは知らんが* ]
(17) 2015/01/09(Fri) 09時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2015/01/09(Fri) 09時半頃
測量士 ティソは、メモを貼った。
2015/01/09(Fri) 09時半頃
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-街・南方→中央-
[取り敢えず、人が“消えた”という話しを道行きすがら聞いて。 何の感慨を齎す事もなく、その話しを頭の隅には留めても拘ることもなく。
嗚呼、こんな他愛もない話で一喜一憂出来るのも勿論…。 未だ起こっていないものが絶対的な永遠と何故考えるのでしょうかね。
その言葉は終ぞ紡がれる事はなく。 彼らは奪われた事がないからそんな幸福な考えでいられるのだと鼻で嗤えば、ふと鼻腔を掠める獣の臭い。>>13、>>17]
…へぇ、初めて知りました。 僕以外にも獣の類いのものがいるとは思いませんでしたよ。
[一つが林檎の兎とは知らず(…が魔法を使えない事を考えれば当然なのだが)、フードを深く被り直して其方へと。 2人は気が付くだろうか。]
(18) 2015/01/09(Fri) 10時頃
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[ぼんやりぼんやり噴水をながめていれば、後ろから聞こえた声>>17にふと振り返ります。 視線のさきには、まっしろな人。
ぱさり、と。魔法の粒を向けてしまうのは、既に癖のようなもので。 洋燈売りの彼のように、事前に魔法が見えると知っていれば、我慢もできたのですけれど。 もし彼が魔法が見えるのであれば、怒られてしまったかもしれません。
意識のそとで、彼が"狐さん"だということは知れました。 ……それがなんとも中途半端だということも。
ですがそんなのどうでもいいこと。 相手がどんな種族であろうと、わたしはただ、親しげに話しかけるだけですから]
(19) 2015/01/09(Fri) 10時半頃
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……このうさぎさんは、わたしの家族ですから。 食べちゃいやですよう。
["不味そう"だなんて、きっと冗談だろうな、とも思いつつ。 それでも庇うようにうさぎさんを抱いてしまうのは、彼の目が獲物をみるそれだったから。
……でも、不味そうというくらいだから、きっと食べたりはしないでしょう]
抱いてみますか?
[まっしろなうさぎさんは、まっしろな狐さんに似合うかしら。 そんな考えのもと、うさぎさんを差し出してみたら、受けとってもらえたでしょうか]
(20) 2015/01/09(Fri) 10時半頃
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[……そんなことをしていたら、近づいてくる人影>>18に気づきます。 その姿は、どこかでみたことがあるような。 そう思って記憶のひきだしをあけてみれば、すぐに思い出すことができました]
……あ、
昨日のおにいさん、ですよね。 えっと……、あの後、大丈夫でしたか?
[魔法の粒は、彼のもとへも。 彼が人狼だということは知れましたが、表情もかえずにそう言って。 彼は昨日のことを覚えているでしょうか。 すれ違ったていどなので、忘れられていても仕方のないことですが。
——ふたりの獣と、いっぴきの獣。 ほんのすこし、のけ者気分を味わいながら。それでも楽しげに、彼らをみまわしました]
(21) 2015/01/09(Fri) 10時半頃
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─ 店→東部:商店街にて ─
[机に加工した装飾具を置いた。 ワクラバの置き手紙を見た後、 作業に没頭していた彼は漸く顔を上げると 首を軽く鳴らして立ち上がる。
ふと脳裏を掠めるのは今朝見た報せ。 何か良くない予感はするものの、 だから何ができるというのだと、 意識の外に雑念を追いやること数度目。
( ……余り集中できていないな)
そう感じて、一旦店を閉めれば、 商店街の通りへと歩みを進める。
ニンゲンからの奇異の眼差しが刺さるが だからなんだと言わんばかりに。]
(22) 2015/01/09(Fri) 10時半頃
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( ……飯でも食いにいくか )
[ゆっくりとした足取りで、 飾りのような看板のある店の扉を叩く。 定食屋「ロングスプーン」。 昼時、店主は居ただろうか。]
……シーシャ。起きているか。
[店があいているならば、 背を屈めその扉をくぐるのだろうが しまっていたなら、またゆっくりとその場を後にするだろう*]
(23) 2015/01/09(Fri) 10時半頃
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-街・中央(噴水付近)-
[近付いた事にその兎を抱く小さな彼女は気がついたようで。>>21 どうやら昨日の騒動を知っていると言うから、あの時頭を下げたのは彼女だったのだろうと。]
あの後…嗚呼、それは大丈夫ですよ。 大勢で寄って集れば定かではありませんが、それには“決まり”が邪魔ですし、人間も僕と1対1でやり合おうと考える程馬鹿ではないでしょうから。
[マスク越しで無機質にも近い声だけれども。 その物腰の柔らかい口調が善人のそれと、…には重なって映る。 嗚呼本当に「綺麗」に育ったのだと、そう思う。 それは恵まれなかったと思う男の醜い欲求に乗せた想い。]
(24) 2015/01/09(Fri) 11時頃
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[ 童が振り返ると同時 ぱさり 舞う魔法の粒子を疎むように 払えるもんでも無いけど 袖を振り ]
なんや、術つこう亜人かえ ええい あんま好かんの この粒、
[ 半端やからて、力が使えん訳やない それは、視ることも一緒
掛けられるのを厭うのは 只 むかし、むかしに 同族に掛けられた『呪』を思い出すから 口振りはそれを感じさせん、軽くやけど]
(25) 2015/01/09(Fri) 11時頃
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家族、なあ [ 薄氷が物々しい面に惹かれながら ますく越しに零れる音は 曇りながらも ただ、澄んだようにも麗に聞こうる
あながち、冗談やのうたのやけど 庇われるちっぽけな獣と、目を合わせ
ふ と 嘲る情を奥に嗤えば 薄うく感じる“ちから” に瞬く ]
ええの? 変わった子やのう ふふ 不味そう言うた男によ
でも 折角やから ほな、
(26) 2015/01/09(Fri) 11時頃
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[ 美味そうでも、 流石に突如取って食いはせんが 自己を皮肉り 嘲するようにくつくつ嗤い
噴水の淵に風呂敷を置けば 差し出された童の『家族』を、そう と その手で包むように持とうか
雪のような純白は 狐の毛とはまた違う 柔らかな触が、少し擽ったい
不安そうな赤目は、いきもののように震え それでも、たしかに『自然』とは反す 遠くからでは分からんが
これは、きっと “まがいもん”]
ようできとるなあ
(27) 2015/01/09(Fri) 11時頃
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[ 本来エモノであるケモノを愛でるよりは 関心するように頭をそろうり 撫ぜながら すん と 漂う臭いはちがうケモノ>>18
『ふーど』を深く被る その主に意識を向け どうやら 見知りらしきふたりの会話を 兎とともに きょとり、と呆けてみよか]
……お知り合い?
紛れとるが、ケモノの臭い しとるけど
(28) 2015/01/09(Fri) 11時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2015/01/09(Fri) 11時半頃
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[もう一つの獣…それは何故か半端に人間の臭いを併せ持つ。 半狐かどうかなんて拘りもしないから尋ねるつもりもなく。 お知り合い(>>28)、と尋ねられれば返答に暫し思案を。]
…知り合い…知り合い……、ですか…少し違いますかね。 僕がちょっとした騒動を起こして、彼女はそれを見ていただけです。
[嗚呼、あの時誰か一人でも襲ってくだされば良かったのに、という事は吐きもせず。 唯人間を貶める事に享楽を感じる折があるとは言う筈もない。 獣の臭いと言われれば、又も歪に口角を上げながら。]
嗚呼、人間は鈍感ですから。 姿さえ人間そっくりならば、気付かれない事も多いんです。 …まあ、僕も人間ではありませんし、獣の臭いくらいするでしょう。
[人間に嫌味を言いながらもその白い獣にも嫌味だろうかと暫し思考。 それでも、自分の知るところではないと結論を出す事なく放棄した。]
(29) 2015/01/09(Fri) 11時半頃
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[きょとん、としているその半獣と兎があまりに揃っていて。 そうして昨日の酒場で会った“もふもふ”の好きな彼女を一瞬思い出したりする。 フードを外さないのはあまりに意地悪だったかと一瞬思ったりもするものの。 好んで自分の事を探られたいとは露ほども思わないので、まあいいかと自己完結させて。]
兎…ですか。 嗚呼、“同じ”ではなかった訳ですね。 …然し、どうやって手に入れたんです?
[その質問は何方に向けたともつかず。 あくまで本当の兎と思う…はこの差別と侮蔑の酷い街でどう買ったのかと尋ねてみる。]
(30) 2015/01/09(Fri) 12時頃
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― 西方:出入口 ―
[今日の仕事は1人だった。それも慣れて、ドラゴン殺しなんて。一匹殺すのに何回殺されたかもわからない それすらもただ無表情に、無感情に。言われたからやるだけで]
お疲れ様でした…
[ドラゴンだった亡骸に向けてそう言えば適当に材料を剥ぎ取っては“わけあり”の商人へと売りさばく 何に使われるかは知った事ではないし、それが武器にでも、レジスタンスの亜人に送られるでも関係無い。使いもしない金貨と引き換えに街に戻ってきても賞賛される声は無し]
………。
[誰かがこちらをチラリと見る。誰かがヒソヒソと話しかける 集まる掲示板に行く気は無く、号外のように配られていた新聞を見ればそこには亜人も人間も消えていくお話]
……お疲れ様です
[何を思ったのかそう呟くだけで 自分には関係無い。もしも、それが自分を殺してくれるのなら――**]
(31) 2015/01/09(Fri) 12時頃
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——やだ、ご、ごめんなさい。 癖なんです、害は無いですから……、
[振りはらわれる粒子>>25には、あわてて謝罪をおとしながら。 魔法を引っこめ、自分のまわりにただよわせます。 軽い口調でしたから、怒ってはいないとおもうのですが。 こころもちしょんぼりしながら、うさぎさんを狐さんに渡します。
そうっと受けとられるその子に、こっそり安堵しつつ。 笑みを浮かべる彼に、此方も笑みを浮かべながら首をかたむけました]
ありがとうございます。 元は、林檎なんですよ。
[撫でられるうさぎさんを目を細めてみやり。 なんだか儚げなその光景に、ほうと吐息を零します]
(32) 2015/01/09(Fri) 12時頃
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|
[わたしが狼さんへ向けた問いの答え>>24には、こっそり眉を寄せ。 なんだか悲しいその言葉に、ついと視線をおとしました。
"そんな言い方をしなくてもいいじゃない"、なんて。流石に口にはできません。 それでもやっぱり、争うばかりでは淋しいと、そう思いますから。 ただあいまいに、笑みをうかべて]
……なら。よかったです。 あんまり、危ない事はしない方が、いいですよ。
[ほんのすこし淋しそうに、そう返してみせました]
(33) 2015/01/09(Fri) 12時頃
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|
…………、 ……お知り合い、です!今なりました!
[狐さんの問い>>28への、狼さんの返事>>29は不満そうに聞き流し。 半ば自棄になって、はしたなくも声をあらげてしまいました。
——人が心配してあげたっていうのに、この人は! そりゃあ、頼まれてはいませんけれど……それはないんじゃないかしら]
(34) 2015/01/09(Fri) 12時頃
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[ふくれっ面で狼さんの嫌味を聞きながら。 続いた質問には、私から答えましょう]
その子は、わたしが造ったんです。 狼さんも、後で抱いてみてあげてくださいな。
[造ったなんて言っても、魔法が使えないらしい彼にはきっと、ピンとこないでしょうけれど。
そうして……ふと、"いいこと"を思いつきましたので。 二人の様子をうかがいながらも、おもむろに狐さんと狼さんの手を取ります。 会話の途中だったかもしれませんが、しょうしょう中断してもらいましょう。 嗚呼、けれど。狐さんが抱くうさぎさんがおちないように、粒子でおおってあげましょうね]
(35) 2015/01/09(Fri) 12時頃
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——これで、二人もお知り合いですね!
[わたし自身のてのひらと、魔法の粒子でもって、ふたりに握手をしてもらいます。 ……嫌がられたとしても、そんなの知るもんですか。 今のわたしは、ほんのすこし……虫の居所がわるいんです。
とはいえ、あんまり嫌がられるようなら、すぐに彼らの手を解放したでしょうけれど]
……狐さんと狼さんって、仲良くなれるのかしら。
[同じわんちゃんだし、大丈夫よね……なんて。 ぽつり、落とした言葉は、彼らに届いたでしょうか]
(36) 2015/01/09(Fri) 12時頃
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--回想・人間の少年編--
そうだ、ワルモノだ。
オレは亜人だぞ、好物はニンゲンのコドモだ。 くっちまうぞがおー!!!!!
[>>0:@5少年のあどけない回答には、唐突にテンションを変えて牙を剥く。怖がらせるにしてもあまりにもな出来ではあるけれど。人間に擬態している故に、少年にとっては真実味も然程ないだろう。あまり効果はなさそうだ。
どうやらやはり、このマリオと名乗った少年には、亜人かもしれないからどう、とかいう概念はないらしい。 能天気なこった。それじゃいつかほんとうに誰かに攫われて食われちまうぞ。 とは、素直に警告しない天邪鬼。 この少年も他のガキどものように、亜人差別教育を植え付けられていればよかったものを。
少年を守ろうとしているガスマスクの少女を一瞥する。そのマスクの下の表情は如何様になっているのやら。 もし本当にいま少年の首根っこにかぶりついたりしたら、彼女は自分を殺すだろうか。
(ちなみにオレが口に入れる肉は調理されたものだけだ。いくら腹が減っててもそのまま噛み付くなんてお行儀の悪いコトはしない)]
(37) 2015/01/09(Fri) 12時頃
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[>>0:@6自分の腕の下でぴょんぴょん跳ねるいきものをぷーくすくすと嘲笑うも、数秒。魔法使いの意志によって、少年が望んだものは彼の手に。 まりおは わたあめを てにいれた。]
オレはてめーにやったんじゃねーぞ。 経由ルートはオレ→魔法使い→てめーだ。 勘違いすんなよ。
[人差し指をぴっと立てて屁理屈を述べる。そうも笑顔でお礼を言われると、胸がむかつく性分なのである。次いで物々交換だ、なんて差し出されたのは、少年の瞳のようにころり光る飴玉。]
別にいらねーけどもらっておいてやる。
[小さな手のひらに乗っかったそれを奪い取ると、満更でもなさそうに笑った。
後ろから少年の強がりとばいばいが聞こえれば>>@7、手をひらひらと振って、広場の人通りに消えるだろう*]
(38) 2015/01/09(Fri) 12時頃
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--回想・魔法使いの少女編--
[悪魔による意地悪は魔法によって中断されなければ、恐らく少年が泣き出してそれをいじり倒すまではやめなかっただろう。少女の英断である。]
魔法使い様には、頭あがらねーからなァ。
[魔法使いに使役されがちな悪魔という自らの種族を皮肉りながら、嫌味を言ってみせる。>>0:159得意げな少女の態度には、けっ、なんてわざとらしく毒づいてみせた。]
(39) 2015/01/09(Fri) 12時頃
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へぇ。 トクベツ、ね。
[少女の返事>>161に歩みを止めて首だけ振り返る。いわくありげな調子を含んだ言葉に、肩眉を上げる。]
トクベツは、高いぞ。 あと、パイは焼き時間がかかるから嫌だ。
[そう言いながら前回もアップルパイを焼いたんだったか。皮ごと甘く甘く煮て真っ赤に染めた林檎を、格子に閉じ込めた悪魔のアップルパイ。]
ま、大体暇だからいつでもドーゾ。
[へらりと笑えば、前を向いて再び歩みを進める。アップルパイのついでに空腹も思い出した。 さて次は何を食べようか、と大あくび。*]
(40) 2015/01/09(Fri) 12時半頃
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誰が消えても俺は構わない
[ボソリとそう呟いたのは少ししてからの事 自分が消えても構わない。それに、消えてほしくない大切な人が居るわけでもない]
あぁ、どうして… どうして俺は消えられないんだろう
[きっと消えても死にはしない この体にかけられた呪いのようなものは、きっと――]
――あぁ、神様
[何度も痛みを経験したように 何度も死を経験したように]
――どうして助けてくれないのですか
(*8) 2015/01/09(Fri) 12時半頃
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[ガラン。 店の出入り口のベルが鳴る音に、暗い部屋で薄らと目をあける。
眠っていたわけではない。あの祭の後ふらふらとそのあたりをうろついて、食材を調達して帰ってから一晩中、日持ちのきくピクルスやらパイ生地やら、ハーブや実を挽いてまじないをかけたスパイスを仕込んでいたのであった。
一通り気が済んで椅子にかけて佇んでいた体を起こし、キッチンからラウンジ兼ダイニングルームに顔をのぞかせる。 その狭い部屋には不釣合いな長身の、リザードマン。>>23 彼はたまにこの店に食事を採りに来る。自分も彼の作る装飾品は気に入りであり、見物に行ったり雑貨を買ったりする。]
よぉ、トカゲ屋。
探し物は見つかりましたか。 まだまだ探す気ですか。
[トカゲ男の装飾屋、略してトカゲ屋。そう気軽に使った呼称は彼の気を悪くするものだったかどうか。昨日、通りで彼を見かけたことを思い出して、ついでに問うてみる。]
で、メシ食いに来たの。
(41) 2015/01/09(Fri) 12時半頃
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ええよ 冗談、
臆、苦手なのは ほんまやけど
[ 漂う、粒子が ふ と離れてゆけば 煌々と浮かぶ星屑のような 礫を追う後
気分を沈ます娘は、純朴やなあ まったく揶揄しがいがある
くつり 意地悪く嗤い ふわふわを受け取った ]
林檎? そりゃあ驚いたわ 狸や狐でも 下手くそな輩は下手やもの
( それより ずうっと 上手い )
(42) 2015/01/09(Fri) 13時頃
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[ 声音の端と 体躯からきっと 年端も行かぬ童やと推測してたが それすらも ちりり と妬みが焼く
十八番の変化すらもろくに出来なかった 二百程前を思い出し 蒼は仄かに昏く されど、直ぐに色を取り戻し
零された吐息にゆるり傾げ また うさぎを、つん と小突く]
ほう、騒動…のう
臆 なあるほど、 まあ
(43) 2015/01/09(Fri) 13時頃
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[ >>21心配気な童の言葉と繋がれば すとん と こころに落ちるように
最も 邪魔なら退散しよう思うたくらいで 深く問うつもりも 特にはあらへんかったが
>>33面で覆われた表情は見えぬど 下向きの顔は、素直な童の気分儘のよう >>34不満気に抗う様にゃあ くすり]
あまり、拗ねなさんなて 童らしゅうて可愛いらしい あるけども
( 童の扱いは、難しゅうねえ )
[ 本音と皮肉混じりに、宥めたつもりが逆効果かもしれんが
目配せするように、ふーどの赤目を過ぎらせ 男の心の端が少しでも見えたなら 酷く賛同すれども、知る術はきっと無い]
(44) 2015/01/09(Fri) 13時頃
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言うなあ、全くに同意するけども ひと なんて、形を保てば気付かんで
もっとも、格好が異なだけで 奇異を向けるのには 困ったもんやが
[ ひらり 袂を揺らして見せ 竦めるは肩、舞う風は羽織を靡かす 小生の『ひと』を知ってか知らずか 嫌味には聞かんふりして、さっぱり流す]
せや、なら この子返そか?
─── っ、 わ、
(45) 2015/01/09(Fri) 13時頃
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[ >>35ケモノの男の問いに先に応えた娘に 薄い笑みを浮かべたまま 返す前に
握られた手にゃあ 咄嗟にぽかん 吃驚して ぴょん と飛び出る耳と、 着物を膨らす、三つの尾
びくっと、引っ張られた弾みに 落ちかけてちいさきを震わす兎は粒子の中]
うん せやけど、
───手 つなぐ必要あるか?
[『お知り合いですね!』、とそりゃせやな。 但し惑う狐は手に纏う粒子を厭い かと、払えん手を 頬を掻き 眺むる]
(46) 2015/01/09(Fri) 13時頃
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[ 他者との繋ぐ、暖かな手の感覚は どれほどぶりか 半端なんて、そう受け入れられやせんから だから、おっかな吃驚
怒るより先に 困惑が増すばかり もし振りほどかれたら ハッとするやろが 聞こえた呟きには んなもん知らじ]
…わんちゃん、って一纏めにせんでくれり
[ ただ、それだけは がう、っと狗が 噛み付くように吠えたやろが
ケモノのプライドか 人間の卑屈か それは、自分でもよう分からんかったが*]
(47) 2015/01/09(Fri) 13時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2015/01/09(Fri) 13時半頃
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― 100年以上前の話 ―
[死ねない人はたった1人に救われた いつものように戦争に出て、戻ってきた時の事 5〜6歳の少女に手渡された一輪のたんぽぽと、その笑顔 自分を見て恐れない初めての人間]
…ありがとう
[それからというものの、行く前に一輪、帰ってきて一輪。必ず帰ってくるのは自分ただ1人だけで 気が付いたら自分の隠れ家はたんぽぽの花で一杯になっていた。多少枯れていたのもあったが、それでも新しく入ってくるものが多くて]
『お兄さん、名前は?』
…俺は、俺の名前は――
[無かった。まだワクラバという名前すら貰えていなかった時 その時彼女から貰った1つの名前。それは今でも思い出す事は出来なくて]
(*9) 2015/01/09(Fri) 13時半頃
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『よろしくね、“ ”』
[なんと呼ばれていたのか。それすらも、思い出せない けれど、それから彼女と付き合う事になって。感情豊かになってきて、そして老いた]
『――貴方は良いわね。ずっとそのままで』
『私は怖い。死ぬのが怖い。老いが怖い』
『ごめんなさい。先に逝く事を赦して』
『…さようなら、“ ”』
[きっと自分が泣いたのはそれが最後だっただろう 死ねない体。老いない体。不老不死、と言えば聞こえは良いが それは何も、自分にとって得など無くて]
(*10) 2015/01/09(Fri) 13時半頃
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〜〜〜〜〜ッ!!!!!
[化物の押し殺した鳴き声は、どこに響くわけでもなく 生涯愛した女性を失ってから感情すらも失った
ただ、1つだけ持っている気持ちだけを除いて]
(*11) 2015/01/09(Fri) 13時半頃
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[何故か少女は淋しそうな目をして心配して。>>33 嗚呼、そんな目をして欲しくないと思うのは過去への罪過か。 丁度あの日、意識をとり戻した“弟の姿を被った化け物”に姉はあんな目をしてみせたのだった。 彼は、騒動で何処と無く何か納得した様で。>>43 そう思っていれば突如声を荒げる(>>34)ので、思わず驚く。 もう一人いる半獣の男があまり拗ねないように言うのが聞こえる。>>44]
そうじゃないですか。 街で顔を合わせただけ、名前も何も知らないんですよ? 今なったと仰るならそうかもしれませんが…。
[少女は何処か不機嫌になったかもしれない。>>35 しかし続く『林檎』『造った』と聞けば聞いた事も数えるくらいしかなかった魔法使いかと思って。 そこで手を取られれば、思わず身体が拒否を示しそうになってしまう。]
(48) 2015/01/09(Fri) 14時半頃
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━━━━━━…ッ!?
[身体とついでに一瞬引き攣ってしまった表情を押し隠せば困った顔を無理に作り出す。 同時に、加え過ぎた力を緩め、少女が痛がりはしなかったかと思いつつ。]
あ、嗚呼、…仕方がないですね。 貴女がそうして欲しいなら一時くらいの我儘には付き合いますよ。
[相も変わらず一言余分に付け足してみて。 今の拒絶を有耶無耶に出来はしないかと。 そこで初めて耳の出ている彼が(>>46)半狐だったのかと思った。 そして聞こえてきた『わんちゃん』(>>36)には流石に反論を。]
わんちゃんではありませんよ。 あれらの様に、人間に付き従う気は毛頭ありませんから。
[それに彼は狐でしょう、と付け足して。 しかし悪い気がするかと言われればそこまででもないかと。]
(49) 2015/01/09(Fri) 15時頃
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─定食屋─
[少し重い音を立ててベルが鳴る。 くすんだ白髪に紫の瞳の悪魔が店長のこの店は、不思議な香りがする良い定食屋だ。 ……多少値が張る事を除けば。
スパイスやハーブやらの香りがほんのりと残るキッチンに顔を出したシーシャの挨拶に、僅かに顔を顰めた。正直、トカゲ屋と呼ばれるのは妙な気分だ。>>41]
……矢張り昨日の歌声はお前か、あく……シーシャ。
[ 相手の変な呼び方に倣って此方からも「悪魔屋」と言おうとしたところで、何だか言いづらかったのでやめた。 メシ食いにきたの、に頷き、そっと古びた椅子に座る]
肉か魚か……どちらかを頼みたい [あるか? と問いかけた。そうして]
新聞は読んだか。近くの街でヒトが影に包まれ消えたのだと 魔法ならそういうこともできるのか
[ただの世間話を振る。]
(50) 2015/01/09(Fri) 15時半頃
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[ぴんと立つ耳>>46も、強ばる体>>48もなんのその。 魔法というのは、ほんとうに便利なものです。 狼さんのこめた力も、きっと。魔法の粒子にじゃまされて、わたしと狐さんには届きません]
手を繋げば、仲良しになれるもの。
……ひと時だなんて、淋しいことを言わないで。 こうしていれば、あったかくって、幸せな気分になれるでしょう?
[必要だとか、仕方ないとか。そんなのどうでもよくて。 大事なのはただ、今こうして手をとりあっている事実だけ。
重なるふたり分の体温に、にへら。とっても嬉しげに言葉を紡ぎます。 なんだかんだと言ったって、ふたりとも、きちんと従ってくれているではありませんか。>>47>>49
嗚呼、やっぱりわんちゃんみたい。 吐きだしかけたその言葉は、飲みこみましたけれど]
(51) 2015/01/09(Fri) 15時半頃
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わんちゃん、そんなに嫌だったかしら。 うふふ、ごめんなさいね。
[さっきまでの不機嫌はどこへやら。 はずむ声音で、形ばかりの謝罪をひとつ。 ふたりの手を左右に振って、満足したならようやくその手を離します。
そうして、落ちかけたうさぎさんを抱きしめて]
わたし、モスキートっていいます。 ……よろしくお願いします、ね。
[片手で迷彩色のコートの裾を広げ、ぺこりとおじぎを。 ほんとうは、"お友達になりましょう"、と。 そう続けたかったのですけれど。 ——拒絶されたらと思うと、すこしこわくなってしまいまして。
頭を上げ、ふたりの表情を窺えば。彼らのお名前を聞くこともできたでしょうか]
(52) 2015/01/09(Fri) 15時半頃
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……お耳。
[こっそりこっそり。 表情を窺うついでに、その上にある可愛らしい狐耳をみやり。 そうして次に、狼さんのフードをみつめ。 くすりとまたひとつ、笑みを零したのは、気づかれないといいのですが]
(53) 2015/01/09(Fri) 15時半頃
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寂しい…ですか。
[それ以上の言葉を紡ぐ事もなく目線は重なる己が手に。 払われた事しかないこの手は何時しか生き物を狩る手段へと。 それ故、こういう使い方をした試しが…には一度たりともなかった。 当の少女、先の不機嫌は何処へやら、この状況を把握して尚行動に移さない2人にとても満足している様に見えて。>>51 あまり思ってもないだろう謝罪の言葉を受け取る。 その少女があまりにも嬉しそうに手を振るもので払い除けようかと思った気持ちは一瞬で霧散してしまう(そもそも魔法なので払い除けられたかも定かではないが)。 そうして、『モスキートっていいます』と言われれば(>>52)暫し硬直。 群れる事はプライドが許さない、それでも…その目を曇らすのは何だか惜しい気がして。 ヤニクと呼んでくれればいいです、と言ってみれば何らかの不快感が酷かったものだから。]
…アルゼルド。 アルゼルド・ヤニックと申します。
[軽く会釈をしながら此方も名前を告げてみる。 少女がくすりと笑ったのは(>>53)きっと気のせいにしておこう。]
(54) 2015/01/09(Fri) 17時頃
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--悪魔屋で昼食を--
[>>50昨日の歌のことを指されれば、再び。]
お野菜片手に〜挙動不審のトカゲ屋さん〜
[ニヤニヤと小突くように歌う。"トカゲ屋"の呼び方への苦そうな反応にも、子供のように楽しそうに。もちろんクリストフォロスという本名は知っているのだが。 様子を見るように彼の顔を眺めたあと、仕度に移る。
鼻歌をうたいつつ、作り置きのポトフを温めて、ローズマリーを散らせば木のカップにいれる。そして昨夜作った瓜類のピクルスに、デビルエッグ、ハムで無花果をまいたものを横長の皿に並べて寄越す。ここまでは突き出しだ。]
(55) 2015/01/09(Fri) 17時頃
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─ 朝 / 差し込む光と昏い噂 ─
[ 窓から射すWが洋燈の硝子を照らす
反射するWが壁に様々な色を写し 朝だけの装飾が部屋に出来上がる
かららん
音とともに キィ と音を立てる扉 同じ亜人の客に「いらっしゃい」と微笑み 口を開く客の言葉に、息を飲む ]
被害が此方に来なければいいが、と 脳裏を掠めるのは常連客や近隣の亜人、 ────昨日の、少年少女 ]
(56) 2015/01/09(Fri) 17時頃
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……影が 人を? 恐ろしいな 魔法か何かだろうか
[ ううん と唸って手を顎に当てる この街は安全なのだろうか 伝えに来た亜人は怯えている様子
被害が此方に来なければいいが、と 脳裏を掠めるのは常連客や近隣の亜人、 ────昨日の、少年少女 ]
…生きづらい世の中になったもんだ
[ 差別も消えず、不安も増え 支え合えるのはこうして毎朝脚を運んでくれる客と、洋燈を見に来てくれるだけ
客が去るのを腰を折って見届けたなら、 食事を摂りに何処かへ行こうか* ]
(57) 2015/01/09(Fri) 17時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2015/01/09(Fri) 17時半頃
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今日は肉だな。
[ステーキでいいだろ、焼けるの早いから。そう言いながら貯蔵庫から肉塊を取り出し、目分量で剥ぐ。 神隠しじみた事件の話題が振られれば、あまり興味なさげに、片手間に世間話に応じる。]
ア〜?影??? 何ソレ、ていのいい情報操作とかじゃねーーの? 魔法なんかなくても簡単にできる、人間様のお得意なやつじゃん
[ステーキには黒コショウと皮肉をたっぷりに鉄板に押し付けた。 店に入ってきたクリストフォロスがどことなく浮かない表情をしているように感じたのは(浮いた表情を見たことがあるわけではないが。それほどは彼のことを知らない)、この件があってなのだろうか、と考えてみたりもする。装飾屋をやっているような男だ、でかい図体に反してきっと心は繊細なのだ。たぶん。好き勝手に推察する。
ほどなくすれば分厚い肉は焼き上がり、パンと葉っぱを添えてテーブルに並べられるだろう。]
(58) 2015/01/09(Fri) 17時半頃
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─ → 亜人が集まる食事屋 ─
[ 深くフードを被り、下ろした髪を靡かせて ふら、と立ち寄る定食屋
いつもは家で済ませていたけれど、昨日は野菜を買うことができなかったから 前から気になっていた店──『 ロングスプーン 』に す と脚を向ける
─────がらん
扉を開けばベルの音が鳴り 店の空気に ぱさ とフードを下ろし髪を結う ]
こんにちは 此処で美味しい野菜は食べられるかな?
[ 声をかけるのは会話>>50>>55に合間が出来るまで待って マントを脱いで腕にかけると、低い声で問うてみた ]
(59) 2015/01/09(Fri) 17時半頃
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[クリストフォロスに料理の給仕を済ませたところで、再び扉のベルが鳴り、そちらを向く。 入ってきたのは長い銀髪を揺らす、黒いマントの男。>>59 ひととき目を瞬かせる。]
2人目が来客とは。珍しいこともあるもんだな。 今日は13日の金曜日か?
[片眉を吊り上げて、大仰めいたリアクションをとりながら。]
まぁ、イラッシャイマセ。
[テーブルはひとつしかないが、それなりの大きさがあるから相席できる余裕はある。端に追いやられていた椅子を一脚、クリストフォロスの下家に引きずって寄せる。 野菜を、と言った客人の耳を見て、問う。]
アンタは、エルフか? メニューはない。ある食材でなら何でもつくるが、食えないモノがあるなら先に言え。残されても困るんでね。
[ここへの来訪は初めてだと踏んで、雑に説明をしながら思い出す。ああ、確か昨日、祭りの広場でみかけた3人のうちの1人だったか。黒いマントにも見覚えがある。持て余しているであろう腕のそれに、壁の洋服掛けを顎で示した。]
(60) 2015/01/09(Fri) 18時頃
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……お前な……
[ああ、確かに野菜の袋を片手にうろつくリザードマンなど 滑稽以外の何物でもないだろう。頼むからそれ以上言うな。
頬を掻き、無表情の儘、 様子を観察してくる紫の目>>55から視線をそらした。 この男にからかわれるのは苦手だ。
が、それでも時折ここを利用しているあたり、 苦手であっても嫌いではないのだろう。
シーシャが食事の用意を始めるのを見れば どことなく安心したように、 その音を聞きながら窓から外を眺めている。]
(61) 2015/01/09(Fri) 19時半頃
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ああ。
[ほどなくして肉の焼ける匂いが漂ってくる。 つくづく、シーシャは手際がいいと思う。>>58 興味なさげな反応に、まあそうか、とどことなく納得し]
かもしれんな ニンゲンは小細工が得意だ
[このご時世で情報操作か、と、ひっかかりを覚えながらも、 ニンゲンへの皮肉と黒こしょうの乗ったステーキを見つめる。 悪魔の本心がどこにあるのか、 どこまで気遣ってもらえているのか
彼には判じきれなかったから 只、上手に焼かれたそれをきちんと頂くことにして。]
頂こう
……相変わらず旨いな。
(62) 2015/01/09(Fri) 19時半頃
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[そっと食事を始める。 ――と、ベルのなる音がひとつ。>>59 マントの下に耳が欠けた長髪のエルフがひとり。 見たことは、なかった筈だ。覚えていないだけかもしれないが。
二人目の来客を珍しがるシーシャのコメントを聞きながら そっと己の皿を端に寄せる。 ひとつしかない机。 艶やかな長髪の彼の為のスペースを確保してから また、黙々と食事を摂りだす。**]
(63) 2015/01/09(Fri) 19時半頃
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― 朝/領主の屋敷 屋根裏にて ―
[街の領主の家の屋根裏部屋、そこがヨーランダの住処である。とある夜に雨露を凌ごうと屋敷に侵入し、丁度良いサイズの棺桶を見つけたのがきっかけだったと思う。今迄野宿に、布団に、と色々試してはみたけれど吸血鬼の性だろうか、棺桶が一番収まりが良い。 それに此処は家畜達の中でも高貴な血液を持つ者たちの住処であり、他の地区と比べて段違いに閑静で朝の弱い自身にはこの上なく都合の良い場所なのだ。
が、今日に限っては違ったようで屋敷の中がやけに騒がしく、まだ陽の光が眩しいこの時間に目を覚ましてしまった。 まだ眠っていたい、と落ちる瞼の上から手の甲で眼を擦りのろのろと棺桶から這い出ると伸びをひとつ。]
わあ。嫌ですねぇ……、お日様が元気な時間に起きてしまうなんて。 ああ……でも早起きして健康的に運動とかしちゃう吸血鬼ってなんだか新しくていいんじゃないですかねぇ、
(64) 2015/01/09(Fri) 19時半頃
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[屋根裏部屋の小さな小窓から差し込む朝日をふ、と見やり「駄目ですね、そんなことしたら確実に灰になりそうです、」と早速前言撤回をしている頃だっただろうか。はっきりとは聞こえなかったが領主一家が『影が人を飲み込んだ』だとか『この屋敷にいれば大丈夫だ』だとか話す声が聞こえたのは。切迫した雰囲気のその声とは裏腹に、危機感の欠片もない大きな欠伸を「なぁんだ、つまらないのー」と呟いては棺桶の傍らの傘に血の気の無い真白い腕を伸ばした。]
家畜が一匹消えたくらいであんなに騒がなくていいのにぃ……、 それに何ですかぁ、影って。……ぜんっぜん美味しそうじゃないじゃないですかぁ、 ……はぁ。無駄に早起きして損しただけじゃないですか、ちくしょうー。
[家畜にもならなさそうな生物には興味はない、とでも言うように吐き捨てると蝙蝠に姿を変えて小窓を潜り屋敷の外へと。無事に傘を開き、地面に足を着いたのならばそのまま商店街の方面へと足を進めた。]
(65) 2015/01/09(Fri) 19時半頃
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同じく、尻尾振る気は毛頭あらへん が
[ >>49犬やない、と主張する彼に同調し ぴょこり ケモノの耳に気付かんで揺らす
但し、引き攣りを一瞬見れど 『拒絶』を知らぬ狐には、余計な口と共に 天邪鬼に受け入れる姿がくつり と嗤えた]
なんや 言うて、汝は懐いとんのか
[ 手篭めにされたかのような彼に、 大袈裟に腕を竦めて見せながら 腕を思いっきし払う気になれんのは、 ある種の童の持つ魔力か何かか]
(66) 2015/01/09(Fri) 20時半頃
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[ 娘の声で、目の前のもんが狼や分かると ははあ と、小生とは違う獣を過ぎらせ 自分まで犬のようと また言われれば 不愉快にしたが、呑み込まれりゃ分からんで]
…幸せ、のう たしかに、ひとの手はあったかいわな
[ >>51大層嬉しゅうように言う、 娘の言葉には 仮面がけらり、と嗤うたが 一瞬、身体が強張るのは繋ぐ手に伝うか
空いた手で取り出した扇子で覆う 口元は、微塵も笑わぬ 笑えぬ]
(67) 2015/01/09(Fri) 20時半頃
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( …けどなあ そーんなもんで 幸せになりゃあ 世の中 もっと生きやすいんやなかろうか)
[ それに、半端が倦厭されることもない と
臆 こんな少女ひとりで 他人と繋がれる言うんに 奥底は臆病 いつか拒絶されるなら 壁を作ってまえ]
(上辺に繋ぐ事は出来れど 心まで繋げんよ)
[ 左右に振られる手はされるがまま 不機嫌がすっ飛んだ形だけの謝罪に 三日月を描く眼とは対称の 歪んだ心中]
(68) 2015/01/09(Fri) 20時半頃
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[ 複雑な感情を 心に隠して 漸く解放された腕を、す と引っ込めた 名を問われりゃ、ぱちんと扇を閉じ
ぺこり、と行儀良い 礼をする、 窺うように見上げる童と 会釈する獣に続き 軽く頭を下げ 口許を緩ます]
───ユキ。ユキ・ティソールや [ >>54ちら と プライドが高そうな狼は やっぱり 言うて拒絶せんのやな ちぃっと羨望が胸を焦がす中
よろしゅう、とは続けんかった ]
(69) 2015/01/09(Fri) 20時半頃
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……げえ
[ 不意に『お耳』と、聞こえた呟きにゃあ 頭を触ると共に 感じた化生の触
相変わらず、気ぃ抜いたらでるわ と 人目が集まるんに、無言で耳と尻尾を仕舞い込む
娘が笑みを零したのは また知らぬ話*]
(70) 2015/01/09(Fri) 20時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2015/01/09(Fri) 20時半頃
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見ぃてたもんねー、けっけっけ。
[呆れた顔、困った顔は悪魔にとって何よりの馳走だ。 逸らされれば追うように、その朝霧色の目を煽るように覗き込む。 >>61苦言を漏らしてはいるものの、嫌悪はされてはいない様子。そんな距離感が全く心地よい。 物静かで腰の据わったこの蜥蜴男のことはなかなかにお気に入りだ。
そんな嫌がらせもそこそこに、一応仕事なのでキリをつけて調理場へと向かう。]
(71) 2015/01/09(Fri) 20時半頃
|
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[邪推を込めた返答に、静かに同意するクリストフォロスを一瞥しながら>>62もう少し突っ込んだ解釈を述べる。]
まー、魔法使いならヒトや亜人のひとりやふたり、なかったことにするくらいできんじゃねーの。 そーゆー超常的なことすんのは大体アイツらのしわざだろ。 知らねーけど。
アンタはどー思ってんの。
[聞き返す。魔法、と口にして思い出すのはガスマスク。あの魔法使いの少女は、そういった左翼的なタイプにはとても見えなかったが。
旨いな、の感想には当然だろ〜?と、満足気な笑みを浮かべながら。
クリストフォロスと談話をかわしつつ、新たな客−−−エルフの男の希望を簡単にヒアリングすれば、ひねくれた対応をしつつもそれなりの料理を提供しただろう。**]
(72) 2015/01/09(Fri) 21時頃
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|
…ああ そうだ
[ 問いかけ>>60に小さく頷いて ]
嫌いなものなどない 贅沢言える身分ではないからね
[ はは と乾いた笑いと共に微笑んで 顎で指された先の洋服掛けにマントをかければ 一つしかないテーブルを共有する相手>>63に小さく会釈してから用意された席へと座る ]
朝から 物騒な噂が絶えないね
[ そんな聞いたばかりの話を添えて ]
(73) 2015/01/09(Fri) 21時頃
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[くつり>>66、なんて。 自分だって振りはらおうとしないくせに、何を言っているんでしょう。
こちらからみたら、ふたりとも。 すこおしだけ、わたしに懐いてくれているように思えますが。 もちろん、話がこじれそうなので口には出しませんけれど]
……。
[狼さんのそそぐ視線>>54と、狐さんの強張るてのひら>>67 ひとりのこころは解きほぐせたようなのですが。 どうやら、もうひとりはだめだったようです。
……果たして、扇子のしたのそのくちびるは、笑みを形づくっているのでしょうか。 いいえ、いいえ。そうは思えません]
(74) 2015/01/09(Fri) 21時頃
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[とはいえ、気付かないフリ、みてみぬフリをするのは得意です。 わたしはただ笑顔で謝罪をするだけ。 急いてみたって、もっともっと壁を作られるだけだと、知っていますから。
手を繋ぐのは、こころを繋ぐのは。 難しいものでも、恐いものでもないのだと、いつか教えてあげられればよいのですけれど]
アルゼルトと、ユキ。 ええ、ええ。しっかり覚えました!
――わたしの名前も、忘れないでくださいね。
[なんだかんだ言いながら、ふたりとも結局は教えてくれるんじゃないですか。 まるで獣をにひき、手懐けたようで。 ほんのすこし、ほほえましくなってしまったり。 ……言ったらきっと、怒られてしまいますね。
最後に一言つけ加えたのは、不穏な噂を思い出したから。 このふたりは、わたしが居なくなっても、この名を覚えていてくれるでしょうか?]
(75) 2015/01/09(Fri) 21時頃
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可愛らしいお耳ですねえ。 ……アルゼルトにも、あるのかしら。
[あらあら。ちいさく零した言葉は、気付かれてしまったよう。>>70 今度は隠しもせずにくすくす笑って、そうしてみつめるのは狼さんのフードの中。 わたしよりもずっとずっとおおきなふたりに、獣の耳が生えているなんて。 可愛らしく思えてならないのは、わたしだけでしょうか]
――あ、そうだ!
[ひらめいたとばかりに、思わず声を大きくしながら。 作りもののうさぎさんをいそいそ自分フードの中にいれ、そこからぴょこり。お顔だけのぞかせます。 獣耳の真似っこです]
これで、わたしもお仲間ですね。
[ぴこぴこ揺れる耳は、わたしからは見えません。 きっと、どこからどうみても、ただうさぎさんを頭に乗せているだけなんでしょうけれど。 獣でないなんて疎外感はすっかり忘れ、ただ笑みを浮かべました**]
(76) 2015/01/09(Fri) 21時頃
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[その半狐が言うように(>>66)懐いている訳ではないが、それに反論するのもこの満足気な少女の前では憚られた。 というより、一時はそうしておくと自分で言ったのだから、それを破るつもりなど更々なく。 それと同時に、嗚呼、と何処かで理解してしまったのだ。 恐らくこの半狐の心象は複雑だと。 確かに上手く笑っている…その眼を除けば。 だけれども、それを詮索する気などなかった。 心底を探られるのは自身も嫌いだったし、結局それが触れられる事はない侭に。 『げえ』という声を聞けば(>>70)、嗚呼そういえばと彼の耳が出ていた事を思い出した。
嗚呼、本当に貴女は変わっています。 僕がそう感じるだけなのかもしれませんが。
そう思ってみたところで、それが2人…特にマスクの少女に伝わる筈はないのだが。 と、何処か不安そうに念を押す(>>75)少女があまりにも滑稽で。 それでも笑えないのは半狐に感化されてしまったからか。]
(77) 2015/01/09(Fri) 21時半頃
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…覚えておきますよ、モスキートさん。
[「さん」が付いてしまうのは癖。 一定以上近寄れなくしようとする無意識な防御だと知っていて。
『可愛らしいお耳ですねぇ』
続く言葉とフードの中を覗こうと必死なので行動には、未だ見れない時間ですね、と返す。 少女が落ち込もうがこればっかりはどうにも出来ない。 しかし、その言葉は聞こえていたのやらいないやら、突如声を大きくしながら出すから少し耳が痛かったのではあるが。 何故か頭の上に“造った”兎を乗せて満足そうに『お仲間ですね』と言われること数十秒。 意味を解するのに少し時間を浪費した。 満足そうだからそれでいいかと放っておこうか。]
(78) 2015/01/09(Fri) 21時半頃
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[一度、まばたきをした。 人差し指で眉間をなぞる。 全く余計なお世話だという言葉は、喉から出なかった。 困惑はするが嫌悪はない。]
『アンタはどー思ってんの。』
[デビルエッグを齧る。向けられる問い。>>72 少し考える。 ガスマスクのあのこが魔法使いだと知っていたとしても 彼は彼女を疑うことはないが。
食事の感想を告げた時、シーシャが零した満足げな、 どこか少年じみた笑みを微笑ましく思った。 が、彼の顔は無表情の儘である。
……と、エルフの男が今の会話を聞いていたのか、 それとも儘、偶然か、]
(79) 2015/01/09(Fri) 22時頃
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『朝から 物騒な噂が絶えないね』
ニンゲンも亜人も無差別に影に飲み込まれると ……何の為かどういう方法か 知らんが
[エルフの男に頷く。>>73 そこでシーシャからの問いに答を返す。]
神隠しという言葉を知っているか それに似ていると思った ……飲み込まれた連中はどこに行くのだろうな
[兎も角も。]
……卑劣な手口だな [ 肉を咀嚼し、飲み込んだ。……そういえば ]
(80) 2015/01/09(Fri) 22時頃
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クリストフォロスだ。東に住んでいる。 ここは初めてか ……コックの腕は確かだ
[首を小さくかしげ、 エルフの男に自己紹介と問いを淡々と向ける。 キッチンではシーシャがエルフの男の為に調理をしていたか、 はっきりはしない。]
(81) 2015/01/09(Fri) 22時頃
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― 北部向かう途中 ―
……ん?
[領主の所に行くつもりでも無く、ただあてもなくフラフラと歩いていると見慣れたような、見慣れないような。まだ吹き飛ばされた頭で記憶が曖昧な状態で見る1人の女性>>65 それでも話しかける事は無く。ただ、近くを去ろうと思っていれば周りからボソリと聞こえる声]
『ヤダ…“不死の男”だ……』
『顔を合わせちゃ駄目。醜い男…』
[慣れた あぁ、やはり人通りが多い所に来るべきでは無かったのかもしれない。なんて心の中で呟いて この辺は高貴な“貴族気取りの人間”が多い場所だから、余計に来るべきでは無かったのかもしれない]
…帰ろう
[誰にも引き止められなければそのまま、出入口の方へ戻っていくだろう**]
(82) 2015/01/09(Fri) 22時半頃
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アルゼルドはんと、モスキートはん ええ ええ 覚えたで
[ 口の中で、名前を転がして >>75少女の言葉の本意は知らぬ儘
『はいはい、分かっとうよ』と 扇子をひらひら また開きゃ軽く流す 真を知っても、口調は変わらんかったやろが
一度縺れたこころを繋ぐのは難しい 腐った性根とつめたいこころを戻すのも また、同じように ほんに難しゅう
娘は、それを分かっとうのか 小生が分かっとらんだけか それは知らぬが]
(83) 2015/01/09(Fri) 23時頃
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こんなん、あった所で似合いもせんよう 汝みたいなおなごには、似合うやろけど
[ >>76可愛いらしい、 と表だって言われるのは 苦笑もん むしろ、小生にとっては化生のしるし この耳と、三つ尾は疎ましい以外のなあんも ありもせん、はふ と袖を寄せ息を吐く
童につられるよう 狼の方をちら、と見 >>78まだと言う男には、せやろなあ 声には出さんが、まだ日がかんかんやもの]
(84) 2015/01/09(Fri) 23時頃
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[ 突如大きな声を出されりゃ>>76 びくう、と肩を震わせて
雪のような兎をいそいそとフードへ ぽかん と見れば 顔だけが覗く
ぴこぴこ と揺れる耳は可愛いらしゅうが ただ 兎が載るだけや
ぷ、と 我慢ならず少し吹き出して]
それ、兎さん載っけてるだけやのうか
(85) 2015/01/09(Fri) 23時頃
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( ほんに温たこうて 変わった子 )
[ 作りもんの笑顔が、少しだけ温かみを帯びる それとは裏腹に、切なげな色を無意識に 薄氷に散らすのだけれど
せや と、風呂敷を解いて 金盞花の花細工に 懐から札を一枚 ぽん と載せ、変化させりゃ
それは、花細工のついた猫の耳の飾りへ 拒まれなきゃあ フードの上から耳を載せよか
どうせ、丹精込めたもんが、 皮肉にも不本意なひとの手に渡るんなら と お近づきのしるし とかそういうつもりは特にあらへんけど]
よかったら、あげるわ
(86) 2015/01/09(Fri) 23時頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2015/01/09(Fri) 23時半頃
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[街を歩けば溢れんばかりの人 それでも自分だけは避けられて
容姿が綺麗な亜人はそれでも上手くやっていけた 力がある亜人は必要とされる事もあった
じゃあ死なないだけの人間は? 人間として認められず 同種も居らず 亜人としても受け入れられない]
あぁ、“ ” みんな“ ”
[それだけ呟いて 流す涙も無く俯いて 下だけを見て何にも期待せず ただ、生まれを呪って生きていく]
(*12) 2015/01/10(Sat) 00時頃
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魔法のようではあるけれど 生憎 私は聞いたことがないね
[ 確かに、目的も何もハッキリしない 人間も亜人も嫌いな者の犯行だろうか
隣の男に ちら と視線を向け同じように頷いて、>>80 ]
"飲まれる"対象は無作為なのだろうか そうなると明日は我が身 だな
[ 独り言つように吐き出す男のオリーブグリーンは伏す 卑劣な手口、と隣から聞こえればまた銀色の髪を揺らして
名前を告げられれば ハッ として男の方へ大きな身体を向ける ]
(87) 2015/01/10(Sat) 01時頃
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申し遅れた 私はヴェスパタイン 貴方とは正反対の西で店を開いている
[ 名を告げながら手を差し出してみるが、どうだったか
なかなか握手をする機会などないものだから、少し気恥ずかしさ混じる動きだけれど ]
ああ 初めてなんだ ─────それは助かった 最近 代わり映えしないものばかりで 胃が飢えていたんだ*
(88) 2015/01/10(Sat) 01時頃
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『 そうなると明日は我が身 だな 』
[ その言葉>>87に彼もドーン・ミストの瞳を伏せる。 己が飲まれる不安は無い。 只漠然と、そのわけのわからないものが厭だった。
そんなことで何かを世に示したいなら、もっとわかりやすく ――そう、例えば拳で殴りに来いと思ってしまうのは種族柄か]
ヴェスパタイン、か。 西はあまり行かなくてな。
[成程、それで彼の姿を見たことがないのだと、合点。 気恥ずかしさ混じりに差し出された掌を見つめ>>88、 此方も慣れず、そっと、ぎこちない握手をする]
(89) 2015/01/10(Sat) 03時半頃
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職人の手だな。
[何の店だろうか、訪ねてもいいか? などと そのすらりとした掌を見つめて言う。答えは得られただろうか。]
……ものも買い辛いことだしな
[胃が餓えていたと、そんな言葉には相槌を打つ。 亜人は物の売買がし辛いからと。]
(90) 2015/01/10(Sat) 03時半頃
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[ それからヴェスパタインやシーシャと いくらか話をしただろうか。 最後の切れ端を口に含み飲み込むと、丁寧に食器を片付け]
…………馳走になった。
[そう挨拶をして、悪魔に料理の代金を尋ねる。 その額を支払ったならば、「世話になったな」と、 定食屋を後にしただろう。*]
(91) 2015/01/10(Sat) 03時半頃
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ふうん。エルフの客ってのも初めてだな。 その耳は。トロールにでも齧られたか?
[どこか自嘲を含んだような微笑>>73を眺めながら。 突慳貪に、彼の欠けた片方の耳について言及すれば、嫌な顔をしただろうか。 詮索を避けたがる亜人が多いというのは、承知の上。
嫌いなものがない事を聞けば、ふむ、とひととき考えて料理の仕度に取り掛ろうとする。]
物騒な話、ねえ。
[今しがたクリストフォロスとも話していた件だろうか。 先ほど出したものと同じ、突き出しの小さなオードブルを新しい席の前に並べながら、無関心そうに反応した。]
(92) 2015/01/10(Sat) 04時頃
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[エルフが振った話に掛け合いながら、自分を向いたクリストフォロスを、横目で見る>>80>>87。]
神隠し?ふうん。神様の仕業なら、行くのは天国じゃねーの。 オレも連れていってもらうかな。
[短絡的な見解と楽観主義は、留まることを知らず。軽口な言葉になる。そもそも本心でもないのだが。 善悪の分別の観念がゆるく、守りたいものも特にない自分にはどうにも深刻に捉えられない話であり。 対して物思うようなクリストフォロスの口から卑劣、という単語が出れば>>80 真っ直ぐな奴だな、なんて思わず零したが聞こえただろうか。
ああ、でもこいつの装飾店がなくなるのはつまらないな。というのは頭の中に留めたけれど。]
(93) 2015/01/10(Sat) 04時頃
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テメーの店じゃないんですけどー。
[>>81クリストフォロスによって、自分を褒めつつで店を紹介されたのが聞こえれば、キッチンから可愛げもない突っ込みを投げた。声の調子は非難するようで笑っていただろうか。]
(94) 2015/01/10(Sat) 04時頃
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― 商店街へ向かう途中 ―
[傘をさしていても陽の光は眩しくて。早速にも外に出てしまったことを後悔し始めていた。]
ひゃあああー、まっぶしいですねぇ。 ああ。ああ。焼けるようですぅ。焼け死にそうですぅ。 ……これ下手したら召されちゃうんじゃないですか!? 召されちゃうんじゃないんですかぁ!?
[そんな事を繰り返し口にしながら屋敷の方へと踵を返そうとして一歩、もう一歩。不意に不死身がどうとか、畜共の声が聞こえて振り返る。
どうしてアイツらは――、]
やだやだ。 家畜はほんっと低脳なんですからぁ。 もー少し柔軟な思考を持ち合わせてくれればぁー、仲良く出来たかもしれないのにぃ。
[ぽつり、と呟いてわしわしと長い爪で頭を掻く。視線の先には亜人と思われる男性の姿がひとつ。もしかしたら、先程の家畜達の言葉が指してしたのは彼のことなのかもしれない。そう考えながら、地を蹴って彼の方へ駆け寄ろうとした――はずだった。]
(95) 2015/01/10(Sat) 04時頃
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うぴぃぃぃっ!? なんてこった!これは本当に召される!召されちゃいますってぇ!
[びゅん、と風を切る音と共に身体がふわりと宙を舞う。そこでようやく怪力ゆえに力加減を調節しなかった己の失態に気付いたが、時既に遅し。放物線を描いて身体は亜人の男性の方へと向かっていて。]
ちょ、ちょっとぉぉ!そこの方ぁー! あっぶないですよぉおー!
[降下していく途中に相手に聞こえるように叫んでみるが反応はどうだっただろうか。このまま彼が避けようとしないのであれば頭から彼に突っ込んでしまうだろう。それってすごく痛いだろうなあ、相手が避けられなかったらどうしよう、などと考えながらスローモーションに見える風景の中、そっと重力に身を任せた。]
(96) 2015/01/10(Sat) 04時頃
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[悪魔の×分間クッキング。
昨日買った根菜類と茸は茹で、裏庭から摘んで千切った葉菜類と一緒に大皿に盛る。 その上にハーブを散らして、調味したバターソース・香油をかける。 さきほど使った肉塊は、残りを炙ってから数枚薄く剥ぎ取って並べる。 仕上げの色取りに、これも裏庭から摘んできた菫を散らす。
エルフに提供する料理は、ガルグイユ風のカルパッチョ。
特別贅沢な品ではない。これでも素材や調理に手間を加えて、工夫しているのである。 ほぼ人間に近い姿に擬態してはいるものの、自分も亜人である故に自由に買い物が出来ないことも多い。その点においては、亜人差別の風習に遺憾の意を覚えており。呟き>>90を聞けばウンウンと頷いた。 料理はほとんど趣味であるから、ある素材で遣り繰りするのは楽しくもあるのだが。
皿にパンを添えて、―ヴェスパタイン、と名乗っていたエルフに給仕し終われば、慣れない連続労働に少し疲労感を覚える。
キッチンの椅子にかけて、しばらく客人2人の様子を傍観することにしたのだったか、下らない茶々を挟んだりもしたのだったか。]
(97) 2015/01/10(Sat) 04時頃
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― 回想/酒場にて ―
……!? あ、……あ、冗談、なのですね、
……一安心しましたですよぅ、
[力の抜けたように一安心するのも束の間。揶揄られたのだと気付けば頬を軽く膨らませて彼>>14に目を。タチの悪い冗談だ、と文句のひとつでも言ってやろうかと思ったけれど彼の笑い声に吊られくすり、と笑み。]
ふふー。 おにいさんに食べられる前に、わたしが一滴残らずに血を吸い付くしちゃうのでご安心ーですよぉ。
[言うや否やぐびぐびと喉を鳴らしてコップの赤を勢い良く飲み干して、ぐっと親指を立てて見せた。胸を張りながらそうするその表情は何故か自慢げで。]
そーいうわけなのでぇ、 覚悟しちゃっておいてくださいねぇー、
(98) 2015/01/10(Sat) 04時半頃
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[仕返しとばかりに揶揄うような言葉を。 魔法の歌声>>0:137に混じって夜鷹のような鳥の泣き声が聞こえた頃。彼が別れの言葉と共に席を立ち、この場を後にしようとしているようなので]
おにーいーさーん! 楽しかったよー!またお話しようねえー!
[と、大きな声で叫ぶと、酒場のドアが閉まるまで其方の方を向いて名残惜しそうに腕をぶんぶんと横に振ってみせた。 からん。とグラスのコップが音を鳴らす。その頃まで歌は続いていただろうか。どちらにせよお代わりのとまとじゅーすを注文し、もう少しの間だけ陽のない時間を過ごすだろう。]
(99) 2015/01/10(Sat) 04時半頃
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[談話を交えながらの食事を終えたクリストフォロス>>91が、律儀に食器を片付ける様子を眺め見る。ついでに洗ってってくれてもいいけど、とは口に出ていたかどうか。
メモに走り書いた料金を渡し、代金とともに回収する。 顔に慣れた客相手でも、いくらお行儀がよくても、優しくないからオマケなどしない。]
ハイ。ジャアネ。
[素気ない挨拶を述べると、彼の前方まで歩いて行き、出入り口の扉を押した。]
また来い。
**
(100) 2015/01/10(Sat) 05時頃
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…え?
[聞こえた声>>96に振り返るも既に遅し 目の前まで迫っていた身体を避ける事は出来ずそのまま直撃する]
………。痛いです
[まるで他人事のように 全身を打ち付けたような痛みからガスマスクの中でカハッと肺の空気を全て取り出してからもう一度吸って。なんだ、この人。思ったより軽いとか呑気に考えていた]
お怪我は…無さそうですね
[彼女がどこでどういう体制だったのかも知らないがただ、倒れたままの体制のままそう話しかける 手を貸して起こすつもりは無いようだ。差し伸べた手を拒まれた方が、きっと痛い**]
(101) 2015/01/10(Sat) 07時半頃
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-回想 酒場-
[亜人は夜に生きるものも多い。ゆえに、明け方までこの酒場は営業している。あるものは眠い目をこすりながら、あるものはむしろだんだんと調子を良くしながら働いている。歌い手は、ちょうどその中間だろうか?夜に生きる種族ではないが、自宅と店以外に居場所もない彼女はこの生活に順応していた。掃除の後、また歌を一曲歌い終わると、自然と>>99彼女の席の近くに腰をかけた。褒められた嬉しさから、無意識にそうしたのだろうか?トマトジュースなら、すぐやってくるだろう。]
ありがとう。今日はいつもより気持ちよく歌えたわ。
[仕事を褒められれば、誰だってやる気が出るものだ。二人が褒めてくれたおかげで、いつもの歌もより軽やかに歌えた]
(102) 2015/01/10(Sat) 08時頃
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-現在 酒場-
[今日も酒場、明日も酒場、明後日も、そう。彼女にそれ以外の居場所など、皆無と言って良い。恐れから来る、暴力や差別、それによって、彼女はここ以外での生活は困難だ。…だが、彼女はそれを悲しんではいない。…居場所が一つでもあるのは、幸運なのだから。その幸福を守るために、彼女は歌う]
Ein Prosit, Ein Prosit, der Gemutlichkeit. Ein Prosit, Ein Prosit, der Gemutlichkeit. eins,zwei,drei, g'suffa!Prost!
(103) 2015/01/10(Sat) 08時半頃
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[わたしの名前は、どうやらきちんと覚えてもらえるようです。 多分、このこころのうちまでは、彼らに届いてはいないのでしょうが]
あら、ざんねん。 それなら、また今度見せてくださいな。
[まだ見れない時間>>78、というならば。 みれる時間になれば、みせてくれるということなのでしょう。 そんな風に納得して、わたしは視線を狼さんのフードから外しました。 いつかぜったい、みせてもらわなくっちゃ]
ちゃあんと、似合ってますよ。 わたしの方こそ、こんな格好ばっかりだから……似合わないんじゃないかなあ。
[苦笑と一緒におとされる言葉>>84には、どこか的はずれな返事をしてしまいます。 彼がその耳、尻尾をうとましく思っていると知っていたら、もっと気のきいたことも言えたのでしょうか]
(104) 2015/01/10(Sat) 08時半頃
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[――あげてしまったおおきな声は、ふたりをびっくりさせてしまったようです。 もぞもぞ動くうさぎさんの位地を調整しながら、悪びれなく謝罪を口にして。
そうしてできあがった"獣耳"をふたりに見せてみれば、その反応は上々だったと言えましょう。 狼さんはすっかり黙ってしまいましたが、狐さんは笑ってくれましたから。 ……ほんのすこし、ひっかかる笑顔ではありましたけれど]
…………でも、耳だけもぐわけにはいかないもの。
[こころなししょんぼりしながら、うさぎさんを頭からおろして。つんつんとその耳をつつきます。 耳だけもいで頭につけるなんて……そんな血なまぐさい獣耳はいやです]
(105) 2015/01/10(Sat) 08時半頃
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わあ、綺麗ですねえ。
[狐さんの風呂敷から出された花細工>>86には、きらりと目をかがやかせて。 なにが始まるかも分からず、呑気に彼の手元をみつめます]
――え?
[そうして載せられた猫耳には、戸惑いのような、照れのような声をあげてしまいました。 それにそっと触れ、マスクの下でほんのすこし頬を染めます。 ほんとうなら、出会ったばかりの彼に物をもらうなんて、いけないことかもしれませんが。 なんだかなかよくなれたみたいで、嬉しかったものですから]
……ありがとうございます。 大切に、しますね。
[彼の心中など知らず、ただ無邪気にお礼を言います]
(106) 2015/01/10(Sat) 08時半頃
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[――ふと。 花細工をみて、装飾店に行こうと思っていたことを思い出しました。 この"猫耳"も、いろいろな人に見せて自慢したいところです。 名残おしいですが、今日のところはここまでにしておきましょう]
わたし、これから行く所があるんです。 だからそろそろ、失礼します。
……また、遊んでくださいね。
[もうすっかり友達気分で、次の約束までとりつけて。 彼らは嫌がるかもしれませんが、やっぱり、そんなの知ったこっちゃありません。 そうそう、それと"今度会う時にはお耳を見せてくださいね"、と。 狼さんに念を押すのも、忘れてはいけませんね。
そうしてまた、改めてお辞儀をすれば。 引き止められない限り、そのまま装飾店の方へと歩き出しましょうか*]
(107) 2015/01/10(Sat) 08時半頃
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-街・中央(噴水付近)-
…そうですね、見れたらいいですね。
[『“また”今度』と言う(>>104)少女に感情を伴わない曖昧な返答をしながら、次会う約束をしてはいないのにと思って。 そうして少女の行動━━兎を乗せるという━━の意味を…が理解したのと、半狐の男が吹き出したのはほぼ同じくらいだったか。 『兎さん載っけてるだけ』という言葉(>>85)に胸の内で同意しつつ。 すると、突如風呂敷から取り出される花細工。>>86 少女が綺麗と目を輝かせたのも束の間、それは元の花細工を伴う獣の耳を模したものへと変わり、そのまま彼の手から少女の上へ。]
嗚呼、良かったじゃないですか。 “お仲間”に簡単になれるものを貰えて。 …ユキさん器用ですねぇ…その花細工、既製のものじゃあないでしょう?
[そう言った事に対する2人の反応はどうだったか。 獣の耳を模したそれを貰った少女が『行く所がある』と言う(>>107)のには、そうですかと言って。 今度会う時には耳を見せてほしいと言ったそれには、都合と気分次第で、とでも言ってみれば少女は『絶対ですよ』と返すのだろうか。 それとも少し不機嫌にでもなるだろうか。 少なくとも…が少女を引き止める事はない。]
(108) 2015/01/10(Sat) 10時頃
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では、僕も失礼しましょうか。
[少女が離れたかどうかくらいでそう言う。 特に行くつもりのある所もないけれども、何処か適当に散策でもしようかと。 何よりこの半狐の風呂敷の大きさと先程の花細工から、何処かへ向かうつもりだったのではないかと思い、留めておくのはよくないと考えた末の発言だったのだが。 何もなければ、恐らく3人は銘々の思うが儘に別れるのだろう。]
(109) 2015/01/10(Sat) 10時頃
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-回想:街・酒場-
[力の抜けたように安心したと見えたのも束の間、彼女は頬を膨らませて此方をみる。>>98 負けじと考えでもしたのか、先に血を吸い尽くすんだと言ってくる相手には、思ってもいないのに怖がるフリを。]
嗚呼、それは怖いですねぇ…。
[感情が籠ってなさすぎる気もするがまあいいかと。 本当だと見せ付けでもするかの様にグラスの赤は一瞬で彼女の中へと消えていく。 そうして、何処か自慢気な様子で此方へと投げかけてくる言葉を本気とも冗談ともつかない様子の侭見やって。]
では、夜中は出歩けませんね、…ふふふ。
[それは少し意地悪な返しかもしれないが、深い意味を理解しなければ問題はないだろうと。]
(110) 2015/01/10(Sat) 10時半頃
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[そこから暫く経った頃、帰る時に彼女は『また』と口にしたのだが、それには触れず。]
では、失礼しました。 …中々楽しかったですよ?
[彼女が精一杯手を振る様子を見ながら軽く会釈を返せば、店の中とは全く対照的な暗がりへと。]
(111) 2015/01/10(Sat) 11時頃
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−街の真ん中・内緒話は大きな声で−
影のお化け?なぁに、それ?
[丸い目を更に大きく見開いたマリオは、友達のトニーに問いかけます。 ひとつ年上のトニーは、とってもおしゃべり。どこからか面白い話を聞きつけては、みんなに教えてくれます。いわゆる「じょーほーつー」というやつ、です。 でも、今回の話は、あまりいいことではないみたい。]
"しっそーじけん"…
[秘密だぞ、と前置きして話し始めたトニーいわく。近くの街に「影のお化け」が出たのだそうです。 「捕まると"しっそー"しちゃうんだ」と言う彼の顔がちょっぴり怖かったので、たぶん良くないことなのでしょう。 けれど小さなマリオは、その言葉の意味を知りません。なので、素直に尋ねました。]
ねぇトニー、"しっそー"って、なぁに?
[さて、これに困ったのはトニーです。 いい耳と記憶力は持っていても、彼だってまだ8歳児。自慢げに話してみたものの、難しい言葉の意味は勉強中なのですから。 白々しく視線を泳がせて、その先にたまたまもう少し年上の少女を見つければ、ちょうどいいとばかりに飛びつきました。]
(@2) 2015/01/10(Sat) 11時頃
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[「あんたたち、そんな難しい言葉どこで覚えたの?」 少女−−面倒見のいいパティは、そう言って頭を撫でてから、わかりやすく教えてくれました。]
−−…いなくなっちゃうこと、よ。 誰にも言わずに、どこかに消えちゃうこと。
[彼女の顔を見上げていたふたりの男の子は、顔を見合わせます。 お化けが出たのは他所の街ですけれど、いつかこの街にも来るでしょうか。 マリオやトニー、パパやママやお友達も、捕まってしまうことは、あるでしょうか。]
…いなくなったら、遊べないよ。会えないよ ぼく、そんなの、いやだぁ
[大好きな人たちが、すっかり消えてしまった街なんて、想像したくもありません。 涙を溜めて、小さな声で呟きます。 そんなマリオの隣で、トニーは「そうだ!」と声をあげました。何かいいことを思いついたようです。]
(@3) 2015/01/10(Sat) 11時頃
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ぱとろーる?
[「おれたちが、街を守るんだ!」 そんな前置きをしてから、トニーが語り始めたのはパトロールの計画。影のお化けが出ないか、友達みんなで街を見張ろうと言うのです。 お前もやるだろ?と問いかけられれば、迷うことなく何度も頷きます。]
やる!ぼくもやる! みんながいなくならないように、守るんだ!
[そうと決まれば、じっとしてはいられません。 ぱとろーる隊は、たくさんいた方がいいに決まっています。友達みんなに知らせて、協力してもらわなくちゃ。 またねの挨拶もそこそこに、マリオは走り出しました。 まず向かう先は、1(1.北、2.東、3.南、4.西)**]
(@4) 2015/01/10(Sat) 11時頃
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──そ、か
[ >>104心中とは裏腹 的外れな、邪気の無い返事 それに固くなる笑みは 微細過ぎて、 きっと、気づかれることはないやろが
ほんとうに似合うたところで 小生は、『本当』の同胞にはなれん]
案外似合うたりして ええと 『ぎゃっぷ』っていうやつ?
(112) 2015/01/10(Sat) 12時頃
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[ 繕うように、物々しい格好を一瞥し 可愛らしい耳と、大層なマスク 少しでもその強張った雰囲気を ましにするんやのうか、と本音を
何故、この娘がこんな格好をしとるのか 知る由は無けれど、踏み込むつもりもなく
驚愕こそすれ、もぞり 動く兎をみながら 感嘆の声>>106を受け、変えるは華 >>108狼の男の疑問には『臆』と]
そお? 一応、生業にしとるからのう 人間のつくるもんなんかには、負けへんよ
──ま、職人程うまくもあらへんけど
(113) 2015/01/10(Sat) 12時頃
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[ 驕りかもせえへんけど、 出来んのはそれくらいやから
いつの間にか、過去に見たよな『笑顔』を 求めていた自分に苦味を覚えて、 惑う声には、差し出がましかったやろか 耳に そ、と触れる娘を眺めて 薄氷にすこうしの心配を浮かべたもんやけど]
はい、どういたしまして 邪魔やったら、煮るなり焼くなりして
臆 矢っ張り 可愛らしゅうな
[ 無邪気な礼に、作りもんでは無く頬を緩め ゆるり 瞳に半月を描き 扇が風を送る その情は ごく久しゅう感じて 遥か昔 逢うた少女に、記憶が重なりあう]
(114) 2015/01/10(Sat) 12時頃
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(もっとも、あの子はこんな格好やないし 第一、人間やったけど
─── それに、 )
[ また、やなことを思い出しかけて 余計なことを引っ張んのはやめよ 改めて見る娘の姿は、無邪気は通ずれど 全然違うもんやないか
無骨な出で立ちに似合わんようで 可憐さを与える耳飾りは
不思議と、少女らしさを醸し出していた]
(115) 2015/01/10(Sat) 12時頃
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そう、ほんなら気をつけてな [ >>107ゆく所がある、 という童を引き留めることはせず 細工の包みを纏めつつ 思ってもないうわべを吐いて 袂を抑え、はなり と手を振るう
彼女には『また』という言葉を出さず くつり 去る背を見つめ ]
純粋で、 ほんに羨ましいなあ ……ぜんぶが、ああなら
また、違うたのやろか
(116) 2015/01/10(Sat) 12時頃
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( 己の血を呪うことも、 )
[ 否 邪気無く、傷付ける言の葉を 何より知っとるのは自分やないか ]
───眩しゅう、なあ
[ 揺れる細工の、金の華 籠められた花の意味の情を焦がし
獣の男に言うでもなく 背が霞んだところで 振るう手を止め ぼう と呟く
やがて行く、と>>119狼が云えば また いまに引き戻され ]
(117) 2015/01/10(Sat) 12時頃
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ちょお 待って
[ 荷から、思いついたように 放るは、陽に煌めく 銀細工の首飾り
銀の板に彫られた花は、月の似合う狼へ 刻まれた 月下美人の飾 ]
よかったら 汝にもあげるからもろて 要らんかったら、棄ててええよ
どうせ 無事に買われたところで にじられるようなもんやし
(118) 2015/01/10(Sat) 12時半頃
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[ は と自虐気味に笑うて 獣のにおいを感じ取れるなら、
ここまで嘲る意味が 分かるやろかと もっとも、半端もんにこんなもんもろても
邪魔かもせんけど お構いなく ほんに今日 気まぐれを起こしたのは
消えても構わぬ むしろ、と願うものの どこかの記憶で 留まりたかったかのか 自分の本心さえ 分からぬまま]
ほな そろそろ小生も行かんと ─── じゃあ、
[ 狼の気遣いは嗅ぎ取れぬが、荷を戻し 軽い会釈を交わせば 何も無きゃあ そのまま、東へ 往路をゆこう]
(119) 2015/01/10(Sat) 12時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2015/01/10(Sat) 12時半頃
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―回想:悪魔屋で―
悪魔にとっての天国は地獄じゃないのか?
[などと、本心なのかもわからない言葉に 真面目な顔で返したりもしただろう。>>93
真っ直ぐな奴だな、と聴こえたのには 僅か、肩を竦める。 昔も今もそれしか能がない気がする。 真っ直ぐに突き進み、目の前の敵を打ち倒すだけ。 笑みを含んだ可愛げのない突っ込み>>94 お前は素直じゃないな、という言葉は飲み込んだ。
美味しい食事を頂いたのだから、食器くらい洗っただろう 料金に関しては相変わらず少し高いが、 まけてもらおうなどとは毛ほども思っていない。]
(120) 2015/01/10(Sat) 13時頃
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『また来い。』
[続いた言葉。あけられた扉に、目を丸くし>>100 サービスなど珍しい、と呟いた。 儘、その扉をくぐる]
ああ、またな。 **
(121) 2015/01/10(Sat) 13時頃
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―→店―
[出かけるときより気楽な気分で店に戻る。 途中、いくつか用事を済ませた。 顔見知りのドワーフから渡されたものを見て、瞬き いいのかと問うと、ニンゲンに渡すよりはと、 髭面を綻ばせ、そのドワーフは笑った。
ありがたく受け取り、仕事に戻る。
幾人かアメジストやらトルマリンやらの 嵌まった装飾具を買っていくのを相手にし
フィンチ型の眼鏡をかけ 雪の結晶やら星型やらを作りながら日は過ぎていく。
営業時間外になればまた、店を出るつもりで**]
(122) 2015/01/10(Sat) 13時頃
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[新しく出来た耳に喜んでいれば、狼さんの言葉>>108にぱちり。まばたきを。 これをつけていれば"お仲間"として認めてくれるのかしら、なんて。 あげ足とりのようなことを考えながら。
あいまいに返される言葉には、彼の予想どおりに"絶対ですよ"とあらためて念を押しつつ。 みせてくれないなら魔法で無理矢理みてやるんだから。 こっそりそう決心して、満足そうに笑います]
(123) 2015/01/10(Sat) 13時半頃
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可愛らしい……、
[自分が可愛らしくないことは、わたしがいちばんよく知っています。 けれど、狐さんから向けられる笑み>>114がこれまでとはちがう雰囲気をまとっていたものですから。 つづけようとした、皮肉めいた言葉は飲み込んだまま。
わたしをみているようでみていない、その瞳には。 ――一体、誰が映っているんでしょうね*]
(124) 2015/01/10(Sat) 13時半頃
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[そうして二人に別れを告げたのなら、目的の場所に足を向けます。 知らずはずむ足どりは、頭に載せた耳のおかげでしょうか。 嗚呼それと、腕に抱くうさぎさんのおかげでもあるのでしょうね。
とてとて。 たくさんの時間をかけながら、ようやく辿りついたお店>>122に、ほかのお客さんの影はあったでしょうか。 もしあったのなら、こっそり外でそれをみまもり。 お店が店主さんだけになったときに、すかさず店内に入りこみました]
こんにちは! また来ちゃいましたあ。
[まずはご挨拶。 そうして、店主さんがなにやら作業をしていることに気づけば、そうっとそれに近づいて]
――今、大丈夫ですか?
[おずおずそう尋ねてみれば、返事はどうだったでしょうか。 もし店主さんが忙しそうでしたら、また出なおしたでしょうけれど]
(125) 2015/01/10(Sat) 13時半頃
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……あぁ、……これは流石に死にましたわぁ、 身体もこんなに痛――いくないっ!痛いくないです!? いや寧ろ暑い!?なんてこった此処は冥土ですか! [身体が着地したらしいのを確認してそっと目を開く。目前には見慣れた風景が広がっており、自らの生存確認がてら身体をぺたぺたと触れて。近くに落ちていた傘を慌てて手に、大した怪我もしていないことを確認する。安堵の表情を浮かべて視線を横に。そこでようやく男性の存在>>101を思い出し。]
ひぃいいぃ! すみません、ご無事ですかぁ! あのっ、あの、っ……!
[「痛いです」との声には「そうですよね、そうですよね、すみませんっ」と慌てふためきながら長い髪をばっさばさと振り乱しながら何度も頭を下げ謝罪を。]
(126) 2015/01/10(Sat) 14時頃
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お、おかげ様で……わたしは召されずに済みましたぁ、
……や、それよりも!です! 貴方はご無事なのですか……怪我、とか、
[そう言いながらちらり、と彼の頭のほうを一瞥して。「この怪我、わたしを受け止めたせいで……、」なんてことを黙々と考えながら彼の様子を窺ってみる。大した怪我もないようであれば申し訳無さそうに真白い腕を差し出すだろうし、少しでも怪我をしているのであれば大げさに彼を抱きかかえようとするだろう。]
(127) 2015/01/10(Sat) 14時頃
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怪我、ですか……
[ふと、目の横を触ればピリッと痛んで。“擦り傷” それすらもみるみる回復すれば何も無かったかのように戻って]
……何もないです。心配かけました
[ペコリと頭を下げれば妙にテンションの高い女声を見て 傘持ち、召される。あぁ、なんだ――]
吸血鬼ですか?
[亜人なのか。と思っていきなり失礼な質問をぶつけて どうやら相手に怪我が無いようで良かった。それよりも、吸血鬼に会うのは“2度目だ”なんて思って 相手の反応はどうだっただろうか、ただ会話が続かないようならばペコリと頭でも下げてどこかに去ろうと考える**]
(128) 2015/01/10(Sat) 14時頃
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[それは一人のニンゲンに、銀のブレスレッドを売った時の事。 相も変わらず値切られることに辟易としながら商売を済ませる ニンゲンの後姿を見送り、
『 ――――ちちっ』
陽のあたらぬ窓辺に、青い鳥が一羽
( ……ああ、 )
陽のあたる路に、ガスマスクと迷彩柄の服の少女が一人]
『こんにちは! また来ちゃいましたあ。』
……いらっしゃい
[常連の彼女の元気のいい挨拶が耳に届く。>>125 作り上げていた星型を、ひと段落つくまで弄り、]
(129) 2015/01/10(Sat) 14時頃
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『――今、大丈夫ですか?』
大丈夫だ
[それから作業台に置いて、おずおずといった風の彼女の ガスマスク越しで見えない顔を見つめた]
来ると思っていた。……あれが鳴くから
[囀る窓辺の青い小鳥は、この心根の暖かい少女が好きらしい。 窓辺をそっと指差して、彼女の様子を見る 装備品は兎と猫耳だっただろうか。]
今日は変わった格好をしている
[淡々と、それでも穏やかに、彼女の様子について言及すれば 何か話は聞けただろうか。 そっと引き出しをひとつ開けた。*]
(130) 2015/01/10(Sat) 14時頃
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― 回想/酒場 ―
[歌が終わり近くの席に腰掛ける女性>>102ににこり、と牙を見せて笑む。自らには到底真似できない歌声を持つ彼女は云わば憧れの存在で、そんな人とお近づきになれるのは嬉しくて仕方が無いのだ。]
ふへへ、お礼を言うのはわたしの方ですよぅ。 おねえさんの歌はお外であった厭な事を忘れられるんですもん。
[直ぐに運ばれてきたとまとじゅーすのグラスを手に、「きっと他にもおねえさんの歌声目当てに通っている方がいるはずですよ!と熱く力説して。」] ――あ、でも、 おねえさんのファン代表の座は譲りませんけどねぇー!
[付け足すようにそう口にすると早速ジュースで喉を潤し、「やっぱりこの味ですーぅ!」と高い声を上げてうんうん、と独りでに頷いた。]
(131) 2015/01/10(Sat) 14時頃
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無事なら良かった! 人様にお怪我させちゃったらマミーにこっ酷く怒られる所でしたよぅ。 ええ。ええ。きっと召されるどころの騒ぎじゃあなかったです。
[へらり、と笑いながらも視線は目の横の傷が言えるその瞬間を捉えていて。ああ、なるほど、なんて勝手に納得したり。吸血鬼の治癒力の高さに似ているのかしら、と考えてみたりして。 突然の「吸血鬼ですか?」の問いには目を丸くさせ]
あいえぇ、なんでっ!? なんでわかるんですか!? 読みました?わたしの心読んじゃいました?
[驚きの声を。この人はエスパーなのか、と難しい顔を浮かべると徐に相手>>128との距離を詰めて。拒否されないようであれば出来る限り自らの顔を相手の顔まで寄せて首を捻る。元々夜行性の種族だからか、はたまた太陽の光が苦手だからか、朝や昼間にはあまりよく物が見えないのだ。]
(132) 2015/01/10(Sat) 14時半頃
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んんん?んんん? あの、あのっ、もしかして何処かでお会いしていましたっけ?
[暫くじぃっと相手を見つめてぼんやりとではあるが顔の特徴やガスマスクを認識したようで。何となく見覚えがあるというような口ぶりで問うてみたが相手の反応はどうだっただろうか。少しでも相手が覚えているようであれば記憶力の無い脳をフル回転させて思い出そうと務めるだろうし、相手が覚えていないようであれば勘違いだった、と考えるだろう。]
(133) 2015/01/10(Sat) 14時半頃
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-街・中央(噴水付近)-
[案の定、少女からは念をおされてしまった。>>123 半狐の言葉を聞けば(>>113)それは当然だと…は思う。 人間は驕りと自惚れの塊だと、その手が作り出すものなんて高が知れていると、そう思っているのだから。 …そうして、少女が去っていった後聞こえたその言葉には敢えて何も言わないでおこうと。
『───眩しゅう、なあ』
それが一体どういう心境からかを探るでも察するでもなく、喉の奥で反芻させて。 何処かつっかえでもあるかの様に飲み込めない言葉を持て余す。 解消する事は簡単ではないようで感じだした痛みを否定するかの如く此処を立ち去ろうとした。]
(134) 2015/01/10(Sat) 15時頃
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[そこで意外にも半狐が待つよう言った言葉で(>>118)足は未だ何処にも向かっておらず。 半狐が荷物から取り出したそれは銀の首飾り。 嗚呼、亜人が作ったと言えばそれの腕に関わりなくにじられるのは何処でも同じようで。]
…では、いただいておきます。
[彼の自虐にも近しいそれを聞いて記憶した所でこの感情は増すとも減る筈はなく。 故に直ぐさま忘却の彼方へと放り投げる様は作業にも等しい。 半分人間であり続ける事と、今迄の半分以上が全くの人間であったのと、一体何方が苦しいのかなどと答えのない思いを抱きつつ。 貰ったそれを手で翫びながら、行くと言った(>>119)彼を見送った。 そうしてその姿が十分と遠ざかったくらいか、誰に言うでもなく吐く言葉は先程の半狐とよく似た調子。]
嗚呼、どうしたって変わらない事をずるずると引きずって…鬱陶しい限りですよ。
(135) 2015/01/10(Sat) 15時半頃
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[それから適当に足の赴く儘に行こうかと。 余り行くことのない西の通りへふらりと。 帰るまでに野菜を買わなければならないという事はすっかり記憶の外。]
(136) 2015/01/10(Sat) 15時半頃
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["いらっしゃい">>129、と。 出迎えてもらえたことにほっとしつつ、わたしは店主さんの作業をながめました。
おおきな手で作られる、きらきらした装飾品が、わたしはだいすきです。 ひとつ、ひとつ。丹念につくられるそれは、きっとかけがえのないもの。 わたしが造りだす、どこか歪なものとは正反対]
――小鳥さん。
[彼の指差す>>130窓辺に視線を向ければ、あおいことりさんがいっぴき。 どうやら歓迎してくれているらしいことりさんに手を振って、はたと思い出しました]
(137) 2015/01/10(Sat) 15時半頃
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……そうなんです!これ、お友達がくれたんです。 今のわたしは、にゃんちゃんなんですよ。
["にゃおん"、なんて言ってみせて、招き猫のように手をくいくいと動かします。 居心地わるそうなうさぎさんに気づけば、それもすぐに止めましたけれど]
えへへ。今日はお友達がふたりも増えました。 ちゃあんとお名前も聞けたんです!
[おだやかな店主さんの前では、なんだか甘えたくなってしまいまして。 いつも以上にだらしなくほほをゆるめ、そんな報告を。 こんなやりとりも、もうすっかり通例になっていますから。 きっと、いやがられはしないと思うのですが。
そうして、ふと彼がひきだしを開くのをみれば。 興味ぶかげに覗きこむことは、許されたでしょうか]
(138) 2015/01/10(Sat) 15時半頃
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いえ、俺は別にそういう能力は無いんで
[魔法使いなら出来るかもしれませんが。なんてこっそり思ったが、魔法使いが本当に居るかもわからない 見た目は普通の人間と聞くから、きっと自分よりはまともなんだろう。なんて思ったりして]
いえ、会ってませんよ 初めまして、吸血鬼さん
[誰ですか?と言わんばかりの失礼さで 近付かれた事には多少退いたものの、見られる事に慣れていたのでその生気の無い目でただ相手を見つめ返す どうやら顔からして目が見えていないらしい。どういった条件かは知らないが、自分が会った吸血鬼とは違う様子で]
同じ種族を見たことがあるだけです 日光が嫌いで、身体能力の高い
[カッコ良い種族を。なんて思って それは口には出さなかったが。彼女が満足して自分から離れればその場から立って。ぶつかったお詫びにどこかで何か食事でも奢ろうかと考える**]
(139) 2015/01/10(Sat) 16時頃
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--回想・悪魔とは正反対の蜥蜴--
そーだな。 天国で横暴に振舞って、神様とやらを後悔させてやる。
[>>120真面目な問いに返したそんな大言壮語は、明日は我が身であろうが大したことはない、とでも言うように。]
…どーも。
[本当に皿まで洗ってくれるとは思っていなかったから、ついていた頬杖を浮かしてわずかに狼狽した。彼がそうしてくれるなら止めようとはせず。なんてことはない事のようにそれが済まされれば一言くらいは断りを入れる。
彼が見せる反応には、たまに肩透かしを喰う。人を困らせたい側の悪魔としては複雑である。もちろん相手に非はないのだが。
客に後片付けまでさせるとは、同席していたエルフはとんでもない店だと思っただろうか。]
(140) 2015/01/10(Sat) 17時半頃
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[高い料金にも文句言わずきっちり払っていくのだから、本当に律儀で真っ直ぐなやつだ。確固たる自分がある故に、そう振舞えるのだろう。そんな感心はおくびにも出すつもりはないが。]
帰り道で挙動不審すんなよ、トカゲ屋。
[最後に余計な一言を口にして、>>121身を屈めて扉をくぐるクリストフォロスの背に微かに手を添えて送り出せば、ゆっくりと扉を閉めた。
ふたたびキッチンの椅子にもどれば、ヴェスパタインと話の続きでもしただろうか**]
(141) 2015/01/10(Sat) 17時半頃
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[猫の鳴き真似をする少女の姿は、とても微笑ましい。 そうか、とその招く小さな掌を見る。視線を転じれば、 金盞花の装飾のついた猫耳が彼女の頭に乗っている。>>138 顔は無表情の儘だが、声は至極穏やかに。]
いいものを貰ったな [どこか異国情緒漂うそれを褒めつつ]
友達、か。よかったな。どんなやつだ……。
[ 友達百人、とは誰の言葉だったか。 少女の弾む声に相槌をうつ。 マスク越しにもその顔が浮べている表情がわかる。 こうして友達のことだったり、彼女の日常だったり、 様々な報告を聴くのも何度目か、 それを彼は地味に楽しみにしていた。
ニンゲンと亜人の溝は深い。 時折彼女がニンゲンに虐げられていないか 気になったりもするのだが。]
(142) 2015/01/10(Sat) 17時半頃
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[ 引き出しをあければ興味深げに ガスマスクが引き出しを覗き込むのが見えた。 彼女にとっては未知の世界だろうか。
彼は止めずに、研磨剤やペンチや……仕事の為の様々な道具が整然と並んでいる中から、ひとつ、小さな箱を出した。更に箱を開ければ、そこにはネックレスが鎮座している。 それを彼女に見せる。今朝方仕上げた作品だ。
銀の小鳥が一羽、蔦を絡ませた銀縁の傍にとまっている。 中央には水色の石が光っていた。 それを黒い爪で示し、]
カルセドニーだ。 水晶……石英、というのだが それが大量に集まって、ひとつの石になっている
転じて、この石はヒトの絆を示すともいう。
……今朝方ふと、思いついてな お前にやろうと思った
[そっけなく言う。 それでも、喜んでもらえればいいと思った**]
(143) 2015/01/10(Sat) 17時半頃
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くだらない
[街を見て、日常を見て化物はそう呟く
歩く人間が 亜人が。全てに無関心で]
どうして
[疑問を呟く
答える声は無い
わかってる]
…痛いよ
[肉体だけでは無く
精神が崩れそうだ]
(*13) 2015/01/10(Sat) 18時頃
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助けて
[助けは来ない
永遠に]
(*14) 2015/01/10(Sat) 18時頃
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わんちゃ、……えっと、狐さんと狼さんです。 このお耳は狐さんがくれたんですよ。 狼さんも、これでお仲間ですねって。
[彼のおだやかな声音>>142を聞いていると、なんだかおとうさんのことを思い出します。 こんな風に必死になって報告をしてしまうのも、そのせいでしょうか]
今度、店主さんの分のお耳も作ってもらいますね。 何が良いかしら……そう、きっと熊さんならぴったりだわ!
["そうしたら、店主さんもお仲間ですね"なんて。 そうやって笑えば、彼はどうしたでしょう。 喜んではもらえたでしょうか。
もしわたしが、彼が自分を心配していることを知ったのなら。 きっと、大丈夫だと胸を張ってみせたのでしょうけれど。 口に出してもらわないことには、わかりませんから]
(144) 2015/01/10(Sat) 20時頃
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[開かれたひきだし>>143の中身は、どうやら彼の仕事道具のよう。 わたしは何を作るにも、もっぱら魔法にたよってしまうもので。 普通なら珍しくないだろう工具なども、目新しくみえてしまいます。
ひきだしの中から出された小箱には、不思議そうに首をかしげ。 その中からネックレスが出てきたのなら、その美しさに息を飲みます]
……かるせ、どにー?
[難しいことはわかりませんが、ふんふんうなずいてみせ。 絆を示すという水色の石をちょんとつつきます。 そうして、続く彼の言葉には大仰におどろいて]
(145) 2015/01/10(Sat) 20時頃
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く、くれるんですか? え、でも……ええと……、
あ!お金!おいくらですか!?
[もらえるのも、自分の為に作ってくれたというのもとっても嬉しいことです。 でもここはお店ですから、ただでもらうわけにはいかないだろう、と。 ポケットからお財布をだして彼の方へと突きだします。
そうしたら、"ことりさん"の値段を聞くことは、できたでしょうか]
(146) 2015/01/10(Sat) 20時頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2015/01/10(Sat) 21時頃
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─東/路地の一角『snowlia』─
[ 柔和な色を浮かべた燈が灯る ちいさな ちいさな店
細い路地の先にある店は、 知られるんを拒むように佇む
雪の結晶を模した看板を、表に出して
羽織を椅子にかけりゃあ、 荷をほどき 並べてゆく]
期待したら、あかんのや
(“あの子”のこと 忘れたんか)
(147) 2015/01/10(Sat) 21時半頃
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[ ふ と過った光景は 先程の手を繋ぐような、感覚
手にした白い山茶花の細工を眺め 風呂敷の中 小刀を掴めば
─── たん、と 小机に串刺した
胸元を 握り、不意に乱れる息は “拒絶”への拒否反応
全部壊してしまいたい 明るい華など、似合いもせんもの どうせ どうせ、無駄や言うんに]
(148) 2015/01/10(Sat) 21時半頃
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-回想、酒場-
…私自身が、忘れるために歌ってるから…かもしれないわね。 亜人達にとって、嫌なことが多すぎたわ。だから、私も、みんなも忘れれるように歌ってるの。せめて、この酒場では…
[本当に、10年と少しで色々とあった。暮らしは劇的に変わって、未だに落ち着かず。…せめて、これ以上、何も変わらないように…祈り、歌うしかなかった。]
そんなに楽しんでもらえてるなら、ずっと歌ってた甲斐があるわ… みんながこの場所を求めてくれる限り、きっとここで歌ってるから… だから、応援よろしくね?ファン代表さん。
[力説までされて、>>131とても嬉しくなる。必要とされることがあって。それが人を幸せにすることで。…それ以外に何を望むのか。この笑顔が見れるなら、私の世界がこの酒場で閉ざされていることなど、瑣末事だ]
(149) 2015/01/10(Sat) 21時半頃
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あかんなあ ひとに触れたら ───期待してしまうやん
(いつか 受け入れられるんやのうかて)
[ ははは と乾いた笑いは仮面の上で躍る 誰も見てない 誰も知らない
薄氷に浮かぶは 深い深い 悲哀 そ と 古い小箱から取り出すは白い人型]
(──呑み込む“影”がほんまに あるんなら)
[ 昏い感情が、問うてみよか と蠢いて まだ、まだや まだ早い もし この街にも来たんなら
ふかあい、闇のようなもんを 探してみよか]
(*15) 2015/01/10(Sat) 21時半頃
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そうか。犬だな。
[狐さんと狼さんがどちらも見たことのある奴だとは知らず、 一生懸命報告をしてくれるのを、言葉少なに聴いている。 ……そういえば、彼女の両親のことは、 あまり聞いたことが無かった気もする>>144]
その狐にか …………おれは、蜥蜴だが。熊になるのか。
[お仲間ですね、と、彼女が無邪気に笑うのが聴こえたから、 そういうものなのかと首を傾げ、ゆるく尻尾をあげる。 一昔の自分ならどう返しただろう。 ケモノと同じにするなと、怒っただろうか。]
(150) 2015/01/10(Sat) 22時頃
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悪魔に爆笑されそうだ
[それでも今は、彼女の言葉を受け入れることもできる。
時間の流れがそうさせるのか、 種族に拘らぬ彼女の気質が此方にも影響しているのか。 それとも親のような気分で彼女を視ているからなのか
わからない儘、手をのばせば、 娘に対する父親のように その小さな頭を優しく撫でることは叶っただろうか*]
(151) 2015/01/10(Sat) 22時頃
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そう。誰かと仲良くなる、手助けになってくれるそうだ
[カルセドニーについての説明を加えて>>145]
贈り物だから、値段はない。
[と、言えども、お財布>>146を突き出されてしまっただろうか。 彼は少し頬をかいて、少女の掌から財布をとり、硬貨一枚。 それだけ取り出して、丁寧に彼女の掌に返し、 ネックレスを差し出す。
そのついでに、腕にかかえていた兎の白い頭をひとつ撫でる。 ふるふると震えながら黒爪にヒト懐こく鼻先を寄せ、 どこか冷たい息を吐く兎が、本物なのか偽物なのか、 彼には判っていない]
(152) 2015/01/10(Sat) 22時頃
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これで御代は頂いた。 あとはいつもの、……世間話でいい。
[いつも利用して貰っている御礼でもあるのだからと言えば 多少、強引でも納得してもらうことはできるだろうか。
笑顔でいい、という言葉があまりにもくさすぎたから 世間話でいい、とごまかした。]
(153) 2015/01/10(Sat) 22時頃
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ああ。ああ。それは良かったですぅ。 貴方がエスパーならぁ、私の頭の中が丸見えちゃんですもんねぇ、 それは流石に恥ずかしかったので!いやんって感じなので! ……とても安心、しましたぁ。えへへ。
[先程の謝罪で振り回した髪の毛の先をさくさくと手櫛で直してから口元を緩め。長い爪で頬を掻いて見せる。]
ありゃ、初めましてさんでしたかぁ。 うひぃ……、顔見知りだったらものっそい失礼でしたぁ……、 ……あっぶねぇ、ですぅ。
[眉を下げてそう呟きながらも尚、相手の顔>>139をもう少しの間見つめておく。もともと記憶力は他の吸血鬼に比べてよくはない上に、忌わしいお日様のせいで視界に靄が掛かっている状況で。初対面の相手の顔を記憶しようとすると中々に難しいのである。]
んーう。何だか「吸血鬼さん」って呼ばれるのは慣れないですねぇ、 ……出来れば「ヨーランダ」という名前があるのでそう呼んでもらうかぁー、 もっと可愛らしい渾名で呼んでもらえるとぉ、とってもハッピーなのですが!
(154) 2015/01/10(Sat) 22時半頃
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[「如何でしょう?」と問いながら首を傾げる。相手の反応がどうであれ、「一度会った亜人はみんな友達」なんて思想から何度でも名前呼びを希望しようと考えながら]
わあ!本当ですか! 最近、他の吸血鬼さんを見掛けないもので!
――生き残った人が居たんですかねぇ。だとしたら、嬉しい限りです。
[「他の吸血鬼と見た」という話にはこれ以上も無いくらいに食い付き、そわそわとした様子で傘の柄をくるくると回してみたり、ぴょんぴょんとその場で飛んでみたりして。それから少しだけ考え事。彼がその吸血鬼に会ったのはいつの話だろう、と。戦争中に散り散りになり、それから生存しているかどうかも分からない一族のことを思い出し――小さな声で呟く。その声が彼に届いたかは定かではないが、結局僅かな希望を消したくはなくて浮かんだ疑問を投げ掛けるようなこともせずに。そっと過去の記憶を頭の隅へと投げ捨てた。 じりり、肌が焼け付くような感覚がして一歩後ろへ。立ち上がったであろう相手はどうしていただろうか、と視線を向け]
……少し、お外に出すぎてしまったようですぅ。
[「もし良ければ何処か室内へと行きませんかぁ?」と問うてみた。]
(155) 2015/01/10(Sat) 22時半頃
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頭の中は良いものじゃないですよ 脳みそしか詰まってませんから
[そういう話じゃない、というツッコミは無しにしておいて、相手の話をただ黙って聞く。なんてテンションが高い人なんだろう、と思う反面、自分に持っていないものを持つ彼女を、生気の無い目で見つめる]
……もう日は沈んでますよ
[ふと空を見上げれば、いつの間にか夕暮れをすっ飛ばして最早暗くなってきていて 彼女が吸血鬼ならいちいちくっついて見る必要も無いだろう]
わかりました、ヨーランダさん 初めまして。俺は…
[名乗ろうとしてから一瞬止まる なんて名乗ろうか、しばらく考えてから]
――ワクラバです
[やはり、貰い物の、必要としなかった名前を名乗って けれど他の吸血鬼を見かけないと言われれば、なるほどとひとまず頷く。自分とは違って多数居るのに、そういう事もあるものか]
(156) 2015/01/10(Sat) 22時半頃
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別に構いませんが 女性が1人歩きするのは物騒ですから送りましょうか
[ふと、そんな事を言ったものの、心配するような相手ではないか。と思って こちらの種族をいちいち明かす必要も無いし、この見た目で逃げない相手なのだから、少しくらい親切にするのも良いだろう 彼女が頷くのならば、どこか目的地まで送ろうと思案して**]
(157) 2015/01/10(Sat) 22時半頃
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― 回想/酒場にて ―
厭な事。 ……厭な事で済ませていいのか分からない位ですよぅ。 確かに戦争で亜人だってアイツらの大切な人達を殺っちまったかもしれませんけどぉ……、 そんなの、お互い様じゃあないですかぁ。
なんで。なんで。戦争が終わった今でもこんな――、
[納得出来ないという表情で口にする言葉は全て本心で。戦争が始まってみた亜人達の死に様に、遺された者が差別される現状。他にも今までにたくさんの不条理を見てきた。]
だから。時折思うんですよぉ。 こんな生活が続くのなら、アイツらを一人残らず殺っちまえば……、 皆平穏に、仲良く過ごせるんじゃないかって。
そりゃあ、種族によっちゃ合わない人達も居るかもしれませんどねぇ、 それでも……きっと、今の状況よりは改善すると思うんですよぅ。
[だからこそ、行き着いた考えを。どうして彼女>>149にこんな話をしたのかは分からないけれど。たまにはこんな日があってもいいかな、なんて。]
(158) 2015/01/10(Sat) 23時頃
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いえっさー!なのですよ! わたしは、おねえさんが歌っている限り此処にお邪魔しますから。
だから――、“ ”
[元気良く拳を宙に突き上げて返事を。歌を求めて訪れる人間がいる限り彼女が歌を歌っていてくれるのならば、こんな時間はまた訪れるのだろうか。そう考えて少しだけ真面目な顔をして何やら呟き、ゆるりと席を立つ。カウンターには少し多めにジュース代を置いて、名残惜しそうに店のドアに手を掛けて。]
また、来ますからねぇ! 絶対!絶対ですよーお!
[振り向きながら腕をぶんぶんと振って別れの言葉を。]
(159) 2015/01/10(Sat) 23時頃
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……それだけ?
[半ば無理矢理押し付けたお財布は、どうやら受け取ってもらえた>>152よう。 けれどほんの一枚分だけ中身の減ったお財布を返してもらえば、少し不服そうに首をかしげます。 だって、お金はちゃんと入っていますもの!
ネックレスを貰うために、お財布をポケットにしまったものの。 やっぱりすこし、納得はいかないままで。
なでられるうさぎさんを見ながら、マスクのした、ほほをふくらませました]
(160) 2015/01/10(Sat) 23時頃
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[……けれど。 店主さんが提示した"もうひとつの代金"に、その不満顔もすぐに笑みに変わることでしょう。 だって、お話するのはだいすきですから。 小さい頃には、こうやっておとうさんとおかあさんに聞いてもらったものです]
それなら、たくさんお話しますね! まだまだ話してないことが、いっぱいあるんです。
[仲の良い人間の男の子のこと。 つい昨日仲良くなった、洋燈売りさんのこと。 よく行く定食屋さんのこと。
ひとつひとつ、丁寧に語っていき。 ようやっと満足したころには、すっかりあたりは暗くなってしまっていて]
(161) 2015/01/10(Sat) 23時頃
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――もう、こんな時間。 ごめんなさい、わたしったら夢中で……。
[お仕事の邪魔をしたことに気づけば、ちぢこまって謝罪をひとつ。 そろそろ帰らないと、お家につくまでにほんとうに真っ暗になってしまいそう]
ネックレス、ありがとうございました。 また、来ますね。
[ぱちり、と。 手はうさぎさんで塞がっていますから、横着をして魔法でネックレスを首にかけ。 大切そうにそれをながめながら、帰宅することを伝えます。
そうして何事も無ければ、そのままお店を出てお家の方へと足を向けたでしょう]
(162) 2015/01/10(Sat) 23時頃
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-街・西方(何処かの路地)-
…はぁ…ッ…。
[“まだ大丈夫”だと言い聞かせればのろのろと街の出口へと。 忘れていた、完全に迂闊としか言いようがなかった。 今宵は“満月”なのだと朝までは確かに覚えていた筈だというのに。 気の赴く儘に散策していたのまでは別に何も問題ではなくて、唯、夕刻になる頃には街を出ておかなければならなかったのだ。 街の出口を越えたくらいで、息と同時に言葉を吐き出す。]
…これは…失態、でした……。
[そう言った所でずるずると座り込めば、後は本能が欲する儘に全てを委ねる。 突然にさっきまでの様子は何処へやら、口に描くのは歪な弧。 すっと立ち上がれば月を仰ぎ、紡ぐ言葉は最早人のそれではなく。]
━━━━……ォォォォン
[人とも獣ともつかない影は澄み切った月夜の下何処かへ。]
(163) 2015/01/10(Sat) 23時頃
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――寿命があるなんて
[死んだ吸血鬼を見たことがある それは己の欲に囚われて、殺してしまった1人の吸血鬼
愛した女の血を吸ってしまった、哀れな吸血鬼 それは、最後に日の元で、自分の目の前で消滅した
また、同じく愛した男を喰った餓鬼 自分を殺してくれと、死ねない自分に頼んだ
目の前に居る彼女も、召される召されると。何度も――]
じゃあ、死んでみれば良いじゃないか
[そんな事を言ってしまって良いのか 嗚呼、どうしてこの世の中はこんなにも――]
(*16) 2015/01/10(Sat) 23時頃
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−街の北・大きなお屋敷を臨みつつ−
[思いつく限りの友達の元を訪ねながら、忙しなく足を運び続けて。 いつしかマリオは、領主様の住まいの近くまで来ていました。街のどんな建物よりも立派なお屋敷を目の前に、ぱたりと革靴が止まります。]
おーっきい…!
[そのまんまの感想を零してから、少年は我に戻ってちょっぴり後ずさり。 用もないのにこんなところをウロウロしていては、警備のおじさんたちに怒られてしまうかもしれませんから。 ところで領主様は、影のお化けの噂を知っているのでしょうか。小さく唸って考えてみますが、ひとりの子供にそれを確認するすべはありません。]
リョーシュ様が、なんとかしてくれたらいいのになぁ
[ぽつんと独り言を落として、難しい顔。 直接お話はできなくても、お手紙でも書けば、読んでもらえるでしょうか。家に帰ったら、パパのレターセットを分けてもらってみよう…そんなことを考えながら、少し離れたところから、立派な門をじーっと見つめます。*]
(@5) 2015/01/10(Sat) 23時半頃
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[ 壊した細工を無心に ばらばらにして
風に浚わせるよう ─── さあ 、 窓辺から白い花弁を散らし
『 』の情を 塵へ還す ]
さあて、と ……いらっしゃい
[ いつもの“嫌な顔”がしゃらん 鈴を鳴らす それでも、客は客やから へらりと笑顔
時間がくるまでの辛抱や、と堪え 夕闇が深まると ちいさな箱を抱え、店仕舞い そんで、西の方へ ゆるりと戻ろか、と]
(164) 2015/01/10(Sat) 23時半頃
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[不満げな問いに頷く。>>160 その後の弾んだ声には、更に深く頷いて、>>161 笑顔になったらしいことに、静かにほっとした。
彼女の顔はマスクで覆われているが、 会話に支障をきたすことは殆ど無い。
仲のいい男の子。 ――その姿を彼女と共に見たことはあっただろうか。 洋燈売りの話。 ――今しがた相席したあの男かと気づいたかもしれぬ。 彼女もよく行く定職屋。 ――意地悪はされていないかと何気に心配をした。
語られる話にゆっくりと、飽きることなく耳を傾ける。 気が付けば夕刻。 薄暗くなってきたのを見れば、ああ、と小さく呟き]
(165) 2015/01/10(Sat) 23時半頃
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いや、構わない。
[ちぢこまる彼女の頭を再度撫でて>>162 ここから彼女の家はどれほどの距離があったものか。
ネックレスを魔法でかける彼女を見て、便利だとそれだけ思い 立ち上がって、家の傍まで送ろうか、と 断られるならば、店先までは出て彼女の背を見送る。]
ああ。また来い、モスキート。
[そう別れ際に告げて、空を仰げば
青い夜空に満ちる月、それと ――どこか切なげな狼の咆哮。>>163*]
(166) 2015/01/10(Sat) 23時半頃
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[はっと気づいた時には、辺りはもう暗くなっていました。そろそろ帰らないと、ご飯の時間に間に合いません。 それに夜が近づくと、街角から"影のお化け"が躍り出てくるような気がして、本当はちょっぴり怖いのです。 これからひとりで帰らなくてはならないとなれば、尚のこと。]
…おばけなんてなーいさっ おばけなんてうーそさっ
[不安そうに、きょろきょろ周りを見渡して。ぷくっとした唇から紡がれたのは、聞きなれた童謡。 お家まで黙ったまま帰るのは、やっぱり心細いので。歌を歌って自分を励ましながら、頑張って早足で帰るとしましょうか。]
……だけどちょっと、だけどちょっと ぼーくだって怖いなっ**
(@6) 2015/01/10(Sat) 23時半頃
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─→西/自宅へ─
[からり ころり ゆく度につきまとう、下駄の音は よう 月夜に響く
まんまる 淡い蒼白を称えたお月さん 紫紺が深まり 濡羽に近づく
とおくに聞こえた 狼の聲>>163]
今日は、きれいな満月 やなあ
[ 白い睫毛を閉じ、 思い浮かぶは 朝会うた狼の
今頃吼えとるんやろか なあんて くつくつ笑うて、さあ 帰ろか*]
(167) 2015/01/11(Sun) 00時頃
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