131 SACRED JUSTICE ―闇の正義と光の祝福―
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が1人、共鳴者が3人、賢者が1人、守護者が1人、王子様が1人、預言者が1人、少女が1人、邪魔之民が2人、囁き狂人が1人、首無騎士が1人、智狼が1人、白狼が1人いるようだ。
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皆さまお集まりありがとうございます。えー、ごほん。 この催し物、しっかりと楽しんでくださいませ。
…何があっても、文句は言いませんよう、ご了承くださいませ。
(0) 2014/08/16(Sat) 01時頃
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"はじまりに闇があった 闇より光が生まれ やがて全てが生まれた"
――詩篇1:1
(1) 2014/08/16(Sat) 01時頃
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― レグレシア郊外 火聖霊の遺跡外 ―
……すいません。
[思わず>>0:585謝った。]
ともかく、此処を離れましょう。 援軍が来ればもっと面倒な事になりますから。
移動しながらでも話さなければいけない事が沢山あるので……。
[アマトの腰の鞘に目をやって。 また一度、泣きそうに顔を顰める。]
(2) 2014/08/16(Sat) 01時頃
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……え?
[騒いでいた筈の友達>>0:592の視線がいつの間にかこちらを見つめていた。]
なんでしょうか。
[さわさわと闇が騒ぐ。 大切な質問の内容を予感させるように。]
(3) 2014/08/16(Sat) 01時頃
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…………ッ……!
[予感はしていたが息を飲む。 『王の聖遺物-ローレルレガリア-』のその単語>>0:594に、少年は目に見えて狼狽え。]
わた……私は……。 その資格がないんです。
最後の『王』は既に選ばれた。 その"鞘"の『剣』は既に主を選んでいるんです。
"僕"は貴方に会うべきじゃなかった。
[欲しくないと否定は口にしなかった事にも。 一人称が子供のころに戻ってしまった事も気づかぬまま、片手で顔を、赤い目を覆う。 涙の堰が決壊するのを抑え込もうとするように。]
(4) 2014/08/16(Sat) 01時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2014/08/16(Sat) 01時頃
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− 診療所から −
[先立って案内する途中、 気になった事を青年に率直に聞く事にした]
彼女が落ち着いたらで結構ですから、 今度は一緒に来て下さい。
それにしても彼氏さん、逞しい所を見せていただきました。 彼女も惚れ直すでしょうね。
[彼女の正体が気になるのだが、彼女を連れて来た 青年も気にせねばならず、わざと恋人同士と勘違いしている ふりをして関係から尋ねてみた]
(5) 2014/08/16(Sat) 01時頃
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[二人が立ち去り、イアンという名の男と二人きりになる。 男の言葉>>0:596に小さく頷くが、始まった治療は、予測していたものとは随分と様相が異なっていた]
貴方、一体何を――
[言い掛けた所で異変が起こる]
(6) 2014/08/16(Sat) 01時半頃
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[―――――――――――ドクン]
(7) 2014/08/16(Sat) 01時半頃
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[男の指先から生じた瘴気が、黒衣に向けて流れていく。 力を受けた黒衣の表面では、古代文字の無秩序な流れが、幾らかその動きを活発にしていた。 同時に、少女の意識も、血が廻り始めたかのように覚醒する]
何者――か。 媒体(なかみ)の素性を訊いている、訳ではないのでしょうね。
[すう。 筋力によるものではない滑らかな動きで、少女は身を起こす]
(8) 2014/08/16(Sat) 01時半頃
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私は憂鬱を謳う詩人《ブルーバード》―― 黒衣の預言書《ドレスコード》の担い手。
[胸元に手を当て、寝台の上ながら一礼する]
しかし、医者とは聞いていたけれど――驚いたわ、まさか黒衣《ダークマター》と親和性のある力を、治癒を生業とする者が使うだなんて。 普通の人間には毒になったりしないのかしら?
[イアンの治療の本質を、こちらはまだ見てはいない。 故に、不思議そうに首を傾げつつも、一体何をするつもりかと、興味を惹かれたような眼差し]
(9) 2014/08/16(Sat) 01時半頃
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−−我らが王。最後の希望が、帰還なさられた。
(10) 2014/08/16(Sat) 01時半頃
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[そんな声が響く。 魔法薬店から出て少し先の人通りが少なそうな裏路地まで飛び、ずるりと壁にもたれ掛かる。]
は、っぅ、ぐ……!
[早く、早く妖精の花を。軋む腕を持ち上げて]
まだ、まだ、駄目…… 全て集めなければ、あれは危険なのよ…………!
[息を吐いて数秒ほど間が空く。少女が左胸にあてていた掌には、光りを放つ水晶の欠片が浮いていた。 光は弱く、それを見ると苦しげに目を閉じ]
(11) 2014/08/16(Sat) 01時半頃
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あははははっ!!
[腹を抱えて笑う。 まさかそんな関係に見られていたとは思わなかった。]
怒られるぞあの子に! そんな勘違いしないでくれってな。
ついさっき知り合ったばかりだよ。 余りにも具合が悪そうだから連れて行ったまでだよ。
昔さ、人に冷たくされたことがあってね。 たかが属性が違うってだけでさ。
だから人には優しくしてーんだよ。 ただそれだけ。
(12) 2014/08/16(Sat) 01時半頃
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[身を起こした少女の様子を見て手を引いて手袋をし直す。 これ以上彼女に吸われてしまうとこちらが倒れる事になりそうだからだ。]
憂鬱を謳う詩人《ブルーバード》…、黒衣の預言書《ドレスコード》の担い手。 なるほどただの人間ではないという事か。
ただの人間には毒にはならんさ。 何故なら俺の治療は病魔を喰う事だからだ。 貴方のように逆に吸い取る人間なんておらぬ。
[興味ありげにこちらを見られても困る。 もう既に治療は終わっている、というよりも勝手に吸い取られて終わってしまったというのが正しい。]
(13) 2014/08/16(Sat) 01時半頃
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[暫し考えた後にシャツのボタンを一つ、二つと外して前を寛げてみせ。 黒く染まった腹を見せ。]
俺はこういったモノだ。 病魔を喰い、この身を染める。
まあ、半分魔の血であるから出来る芸当だ。
[己の本性をちらりと漏らし。 薬を取りに行った青年が戻る前に服装を整えなおした。]
(14) 2014/08/16(Sat) 01時半頃
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……それに、お母さんの遺言だけは……叶えないと…。
[欠片を再び胸に取り込めば、大分落ち着いた呼吸を整える。 話に聞いた男も探さなければならない。早く行こう。
立ち上がり、空を見上げ−−小さく呟いた。]
どこにいるの、父さん……。
[白銀は、哀しげに揺れて**]
(15) 2014/08/16(Sat) 01時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2014/08/16(Sat) 01時半頃
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―クロス・オブ・メサイア教団本部―
ひとまず、クラウディア卿には報告の務めは果たしなさい。私が少し話を聞いた事も念のため伝えておくように。
[クラウディアが放ったと思われる監視者をそう言って解放してから、唇を噛む。事態は思ったより遥かに深刻に進行しているようだ]
動きが早すぎる……王の剣に鞘が付随している事、一説には鞘の方が肝心の力を秘めていること、知らないではなかったけれど…示し合わせたような手際。 あのブラック・ダーク・デス教団やカーライル国の動きとは思えない。
――いずれにしても……こう明け透けにこちらを挑発してくれるとは、パルック聖下が亡くなった途端になめられたものね…
(16) 2014/08/16(Sat) 01時半頃
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教えて差し上げねばなるまい。聖下はとても温厚で…穏当な方であったという事を。
そして……千年紀の光の繁栄は今後も続くという事。 この世の闇を駆逐するまでそれは終わらぬという事…
一刻も早く、教皇を選出するよう他の枢機卿達に互選(コンクラーベ)を働きかけなければ。そして……私達もようやく表に出る時が来るというわけだ。
[風の吹いた方角にはまだ聖霊力の残滓が漂っている。火聖霊の遺跡の方角を一度見やり、その姿は教団の本部に消えていく。
極秘裏に教団の内部で事が進められたのはその日のうちの事。それから数日も経たぬ間に、事態は一変した。**]
(17) 2014/08/16(Sat) 01時半頃
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[いきなり笑い出した青年>>12に目を丸くするが、 聞けば通りすがりの他人。 これでは彼女の詳細は判るまい。
だが残念と表情を歪める事無く、失礼な事を口にしたと 頭を下げる]
そうだったのか。 いや、美男美女の2人だからてっきりそうだと思っていたが。 これは失礼した。
それにしても貴方は優しいね。 見ず知らずの他人にここまでしてあげるなんて。
(18) 2014/08/16(Sat) 01時半頃
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悲しい過去があるみたいだけれど、負けずに良い心がけだ。
[代わりにちらりと垣間見えた青年の過去は 探れる程特別とは今は思えず、そんなありふれた言葉を掛け]
やはりクロス・オブ・メサイア教のお膝元だね。
[さも彼も信者で当然と言った口ぶりで褒め称え]
ほら、あそこに見えるのが魔法薬屋の『FSM』 店主は妙な薬を作ったりしているけど 君なら上手く避わせるだろう。
[指し示す場所に目的の店はあり、返答によっては このまま別れて店へと戻ろうかと]
(19) 2014/08/16(Sat) 01時半頃
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そんな勘違いもまずはあの子、助かってからだろう? いまはいそぐしかねーって!!
行こうぜ!! それにあんたの店も不在にしてられないだろう!?
[最後は冗談だったが急ぐ気持ちは嘘ではないだけに その足を速めようとした**]
(20) 2014/08/16(Sat) 01時半頃
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[鞘の剣。その言葉にピクリとアマトが反応見せた>>4。狼狽えるオスカーを、静見つめながら]
…確かに、鞘つきの"剣"に選ばれた『王』は君じゃない。 剣の持ち主が、確かに『王』になれる器を持つなら、この"鞘"はその人に渡す物だし。
大切なのは、僕は。 立つべきか立つべきじゃないか、じゃないと思う。
[片手で覆う赤い瞳が、隠れ切れてない。声が少し震えている。やっぱり、少し気弱な所も変わってない様だ]
(21) 2014/08/16(Sat) 01時半頃
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ルンフィアの町、オスカーも見た?
表通りは凄く明るくて、平和な町だった。 もしルンフィアと戦う事を決めたなら、その人達の平穏もぶち壊す事になるよね。
だけど、何もせず、立ち上がらないでいたら。 僕たち見たいな闇の安寧を求める人は、国も人も、何も守れないで滅ぼされる。 それを何とかしたいなら。ルンフィア。ううん。
この世界を今照らし続けている、光を消さないといけない。 たくさんの人に恨まれるだろうけど。
(22) 2014/08/16(Sat) 01時半頃
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僕は、ルーベリオンの様にカーライルが滅ぼされたく無いから。 光だけを信じる人しか生きれない様な世界はいやだから。
強すぎるルンフィアの光と戦う為に、この場所に来た。
……ねぇ、オスカー。 君も『王』に成れなんて事はまだ言わない。
だけど、君もこの世界を変えたいって。 例え世界中を敵に回してもそれでも良いと思えるなら。
(23) 2014/08/16(Sat) 02時頃
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――遅かったわね。
どうしたの?
[>>1:600でラディスラヴァ卿に報告した事と同じ内容の報告を受けて表情を曇らせていく。 『断罪の子羊』の切札《ジョーカー》まで居るとなると。 これは自分が直接動くのが良いだろうと。]
ラディスラヴァ卿も聞いているのね。 分かったわ、なら……私はその遺跡に向かったと伝えて頂戴。
[そうして魔法陣を発動させる。 向かう先は、その遺跡だった。]
(24) 2014/08/16(Sat) 02時頃
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まあ……そうなるのかしら?
[隅に追いやられた記憶の部分が、その事実にショックを受けているけれど、今意識を支配しているのは預言書の方だ。 表面上は平然と、イアンに頷く]
病魔を……。なるほどね。 こちらとしても、今のは思わぬ効果だと言わざるを得ないわ。
[今彼女を苦しめているものは、"病魔"ではない。 瘴気の逆流が起こらなければ、男の治療は効果を上げなかっただろう]
(25) 2014/08/16(Sat) 02時頃
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……僕はそういう人の為の騎士になりたい。
僕には、誰かを絶対に護る力なんて、無いけど。それでもさ。
[それだけを云って。行こ、と。オスカーの腕に手を伸ばす。顔を覆ってた方の手だ。 アマトが後ろの彼を振り返る事無く、その場を離れる為に歩き出す。その言葉に、彼がどんな表情を浮かべたかは見てないで]
(26) 2014/08/16(Sat) 02時頃
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[男が突如シャツの前を寛げ、腹部を見せたのはその時だった>>14]
まあ。
[反応は薄く見えるだろうが、少女は幾度か瞬き]
病魔の黒血《ディズィ・タール》――この地に貴方がいる事も、また運命と呼ぶべきかしら。
(27) 2014/08/16(Sat) 02時頃
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間もなく闇で染められるこの地に。
[男が服を直すのを見ながら、そう口にした]
(28) 2014/08/16(Sat) 02時頃
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ま、過去にやられた分をやり返すより代わりの何かをって話だよ! それが周りに優しいとなるならいいこったなぁ〜。 俺みたいな想いはもう誰にもしてほしくねーし!!
[>>19の言葉には苦笑いを隠さない]
な、なんとかしてやるさ。 助かった、恩に着る。
[目的の店へと走った**]
(29) 2014/08/16(Sat) 02時頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2014/08/16(Sat) 02時頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/16(Sat) 02時頃
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─ イ・フウド・ウ・堂 ─
おーおー、大繁盛じゃねェか!
[青年の声に様子を窺えば、思いの外中の客は多いらしい。 裏通りの店と聞けば、客も少ないと思ったのだが… >>0:480 聞けば、青年…イアンは、後日出直すという。]
そうか、ここまで世話になったなァ。
お前、医者だったのか…………闇医者か? 何にせよこの時代の医術ってなァ、興味があるな。 へへ、助かるぜ。またな。
[診療所の場所を教えて貰い、同じく手を振り見送る。]
(30) 2014/08/16(Sat) 02時頃
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[あまり大人数の前に出れば、厄介な事になりかねない。 何せ、己は国を滅ぼす闇の国の王族らしいのだから。 そろそろ客が出る頃だろうと、戸口を覗こうとして……]
なァ〜ッ!?
[>>0:563 飛び出してきた男に負けぬ素っ頓狂な声。]
……… そ、そっちこそ、いきなり開けるなよ!
[この男………物言いが気に食わない。 睨み付けるも、すぐ背後の声に気を取られ>>541。]
(31) 2014/08/16(Sat) 02時頃
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『――かくて、最後の王は帰還する』
[振り向けば、黒衣の少女がまさに倒れる所。]
! お、おい! どうしたんだ!?
[駆け寄って、少女の衣を見。目を見張った。 >>0:540 黒衣の黒を構成する、蠢く文字の数々を。 そして、旧時代の文字は専門外だが、これは解る。 一面に散らばった「王」を意味する文字列を。]
なんだ、こりゃァ………
(32) 2014/08/16(Sat) 02時頃
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[そうこうしている内に、二人の男が現れた。 黒のジャケットを着込んだ者と、東洋風の者。 若い方の男が少女を抱え、医者を探す。 気付いていないのか、男の痣を恐れる事はなく。]
…………ああ、そうだ医者! クソッ さっきまで居たのに間が悪りィ!
[診療所の場所を知っている所から見て、 東洋風の男がイアンの知人の店主なのだろう。 >>0:560 店主の此方への視線に、困惑して]
このガキ、俺を見た瞬間、倒れたみてェだが……
[原因はよく分からない、と首を横に振る。]
(33) 2014/08/16(Sat) 02時頃
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診療所……イアンってヤツの所だな? それなら俺も………
[付いていく、と言おうとして口をつぐむ。 闇医者の診療所に、大人数は何かとまずい。]
…………いや、押し掛けても、かえって迷惑か。 アンタ、案内は任せても?
[今しがた出会ったばかりの未来人よりも、 顔馴染みの店主が行った方が、話は早いだろう。]
(34) 2014/08/16(Sat) 02時頃
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ああ、俺ァあとで構わねェよ。 それより、そのガキをなんとかする方が先だろ?
[>>0:569 店を閉めるとの言葉には、そう返す。]
…………いや強盗じゃねェよ!? 俺だってちゃんとした客だッつの!! [>>0:572 横槍を挟んだ眼鏡の男に叫ぶ。 剣など持っていては、そう思うのも無理はないが。]
ッたく、ここに来てからトラブル続きだぜ……
[店主を診療所へ向かわせたからには、 再びの開店まで、何処かで時間を潰さなければ。 3人の後ろ姿を見送って、ぶらりと歩き出した**]
(35) 2014/08/16(Sat) 02時頃
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― レグレシア郊外 火聖霊の遺跡外 ―
[到着した時、彼等は別れる所だったのだろうか。 2人の男がその場に居るのを見る。
なるほど、確かに片方はルンフィアでは目立ちそうな格好だった。]
御機嫌よう。 こんなところで何をしているのかしら?
不審人物さん?
[明らかに挑発するような口調。 そんな調子で目の前の2人を見やると。]
(36) 2014/08/16(Sat) 02時頃
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[確かに病魔に侵されていたわけではないのだから、もし通常通りに治療をしようとした処で上手くはいかなかっただろう。 結果として瘴気を彼女に与える事で回復したのだからよしとしようではないか。
彼女の内面までは読み取れない。 だから平然とした彼女が全てであり。]
病魔の黒血《ディズィ・タール》……? 闇に染められるとはなんだ、と聞きたい処だが。
先程王の剣とやらを見た。 あれの気配は俺に馴染む、闇のモノだろう。
[それが今この聖都にある。 未来から呼ばれたという人間がそれを持ってきた。 理由など分からない、それでも本能が告げる。]
(37) 2014/08/16(Sat) 02時頃
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何かが起きようとしている事ぐらい俺にも分かる。 大人しく暮らしていたかったのだがね、そうもいくまい。
さて、問おうか憂鬱を謳う詩人《ブルーバード》よ。
[今までずっと逃げてきた。 今までずっと傍観者であった。 だがそろそろ表舞台に出る時がきたのだと気づいてしまった。 だからこそ、彼女に問いかける。]
(38) 2014/08/16(Sat) 02時頃
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貴女は俺に何を望む?
[自分の役目は何なのか、と**]
(39) 2014/08/16(Sat) 02時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2014/08/16(Sat) 02時頃
|
頼もしい限りですね。 それでは彼女の事はお任せしましょう。
[前向きの言葉>>29に素直に目を細めて、その心根を尊んだ。 眩しい彼とは真逆にいる自分に対して 浮かびそうになる嘲笑を隠し、店へと向かう彼を見送る]
(40) 2014/08/16(Sat) 02時頃
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― レグレシア郊外 火聖霊の遺跡外 ―
[早く離れた方が良い。そう確かに友達は告げたのに、持ち出した話でそれが遅れたのは自分の所為。 転移の魔法陣から現れた、カジュアルな服装の女性が、既に目の前にはいた>>36]
……初めまして。 僕はしがない『神秘研究家』の者です。
聖霊の遺跡に学術的な興味がありまして、この地を訪れたのです。が?
[通じないだろう、そうは思いながら、飽くまで敵意は無いと主張する様にアマトは眼前の、誰とも知れない女性に穏やかな対応を演じてみせる。然し挑発的な口調、そして突然現れた術式をくみ上げる魔力量。 聖霊術師の第六感が警鐘を鳴らしていた]
(41) 2014/08/16(Sat) 02時頃
|
|
[片手で顔を覆い俯いたまま、友達の声>>21>>22>>23>>24を聴く。]
…………。
はじまりに闇があった。 闇より光が生まれ。 やがて全てが生まれた。
全ては闇から生まれた等しきものなり。
[謳うように祈るように呟く。 断片として伝わる詩篇の最初の一篇。]
(42) 2014/08/16(Sat) 02時頃
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|
ルンフィアが明るく平和を謳う一方で。 ただ父なる闇に所属するというだけで一体どれだけの民が踏み躙られてきたことか。 親兄弟、同胞を殺された記憶を書き換えられた子らの失われた哀しみを、一体、誰が裁くというのです。
[腕に手>>24が触れる。 4つ翅の天使に助けられた時も感じた体温とは違う温かさだ。]
……私は、貴方に騎士になって貰えるような人間ではありません。
[背を向ける友達へ、微かに笑い。 断罪者はその顔を再び闇のフードによって覆い隠す。]
(43) 2014/08/16(Sat) 02時頃
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|
さて……他にもお待たせしているお客様の所に戻りましょうか。
[何か気遣ったのか、残る事を選択した男>>35に集中する為に 足早に店へと戻る。 その途中、教団からの使者>>0:の気配を物陰から感じて立ち止まる羽目になった]
クラウディア殿から……ね。
[あまり良い呼び出しではないと渋ったが、 切り札でもある『ルンフィアの危機』と出されれば 動かざるを無い。
懐に仕舞っていた扇子を取り出すと、 開いたそれをぱちりと閉じる。
男なりに苛立ちを表現する仕草でもあった]
(44) 2014/08/16(Sat) 02時頃
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|
判りました。 後でお邪魔しましょう。
[ルンフィアの危機ではなく、教団として何かあったのだろう。 動きはするが少し先延ばしにして、それ以上に気になった 黒の剣の主を探す事に**]
(45) 2014/08/16(Sat) 02時頃
|
|
あらそう……
ならどうして、しがない『神秘研究家』さんは教会の人間を拘束して送り返してきたのかしら。
[いつでも術式を発動できるようにと。 魔力が周囲に満ちていく。]
弁解は聞くわ。 ただし、教会の中でね……一緒に来てもらいましょうか。
貴方達2人とも、ね。
(46) 2014/08/16(Sat) 02時頃
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刺客 博史は、メモを貼った。
2014/08/16(Sat) 02時頃
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王の剣……。
[>>37それが倒れた直接の原因だとは、今は口に出さずにおく]
そう――そうね、もう隠しおけるものでもない、か。
[イアン>>38の言葉にゆっくりと頷く。 ベッドの上で居住まいをただし、眼差しを未来の記述を読むそれへと変化させる]
病魔の黒血《ディズィ・タール》、其方は――
(47) 2014/08/16(Sat) 02時半頃
|
|
自らの意志をもって変貌せよ。 其方の喰らうべきものは別にある。 それに辿り着いた時――其方は在るべき姿へ変貌するのだ。
[諳んじて、ゆっくりと息を吐く]
闇は堕ちる場所ではない。 全てを受け止め、また受け止めさせる場所。
(48) 2014/08/16(Sat) 02時半頃
|
|
貴方は闇の中で何と向き合うの?
[最後は真っ直ぐに、イアンの瞳を見て。 それは預言書としてではなく人として、男の在り方を問うているようでもあった**]
(49) 2014/08/16(Sat) 02時半頃
|
|
枢機卿クラウディア・リーズ・エリサ。
[断罪者はまるで現れるのを知っていたかのように。 女の名>>36を呼ぶ。]
我は『断罪の子羊』。 無辜の民を殺し、その意思を踏み躙る者。
その罪深き魂に鉄槌を。
[無造作に垂らした両手より闇が溢れ。 教皇パルックを殺害したのと同じ、二振りの暗黒素の刃を造り出す。]
(50) 2014/08/16(Sat) 02時半頃
|
|
今……私を喚んだか?
[使者と別れるその時、 不意に声>>15が聞こえた気がして立ち止まる。
見渡しても主は無く、覚えのない幻の様なその声に、 愛しさを覚え、暫し空を見上げていた**]
(51) 2014/08/16(Sat) 02時半頃
|
|
今、此処で片を付けてしまうのが。 一番手っ取り早いでしょう。
[ちらりとアマトに下がれとでも言いたげな視線を送り。 同行の命令>>46に右の刃の切っ先をまっすぐに女へと向け、明確な拒絶の意思を示す。]
(52) 2014/08/16(Sat) 02時半頃
|
|
それは、敬虔な神の信徒様達を安全に、貴方達の元に送り届ける事が大事だと思いまして。
[事実だ。誰が何と云おうとそんな思いで実際送り出したのは事実なのだ。受け手の気持ち次第で与える真意は幾らでも変わる、世知辛い世の中だよね、とアマトは口の中で冗談を吐く。
周囲に満ちていく強力な魔力を前に、戦慄を覚え、アマトはざわめく肌で感じる。 …たぶん。勝てない。兄程の天才でない自分は、ひとりでは彼女に抗えても打ち勝つ事は出来ない]
(53) 2014/08/16(Sat) 02時半頃
|
|
…大変心苦しいんですが。 僕の学術的興味を満たしてくれそうな物は教会にはあまり…。
そう、とても重要な聖具くらいしか思い当たらないので、気が進まないのですが。
……失礼ですが逆にお名前を伺ってもいいでしょうか?
実は僕、ルンフィアに来るのは初めてなんで。
[これは二人逃げても追いつかれるのが関の山だろう。どうするべきか。 友達は、オスカーは彼女を見てどんな反応を浮かべているのだろうか。視線を向けて]
(54) 2014/08/16(Sat) 02時半頃
|
|
――! オスカー、待…!
[断罪の子羊、そう口にした友達の声色は見た事無い冷たさ。明確な拒絶の意思、そもそもやり過ごす考えが無い様子。そこから滲んで見えてしまう。強い殺意>>50>>52。 暗黒素の双刃を下げた友達の強さがどれ程かは知らない。だけど簡単にやりあうには、彼女、枢機卿クラウディアの魔力は膨大だった。少なくとも、ひとつの国を丸ごと相手にできる程度には]
(55) 2014/08/16(Sat) 02時半頃
|
亀吉は、オスカーの下がれと言いたげな視線。じりりと一歩後退していた。
2014/08/16(Sat) 02時半頃
|
『断罪の子羊』……なるほど。 ブラック・ダーク・デス教団の一派がまだ居たとはね。
[暗黒素の刃を作り出す彼。 その力に何者かをほぼ確信しつつ。]
名乗る前に言われてしまったわね。 クラウディア・リーズ・エリサ。
クラリッサと呼んでも良いわ。
[こんな状況なのに、愛称の方まで伝える。 それだけの余裕があると言う事だったが。]
貴方達、お名前は?
(56) 2014/08/16(Sat) 02時半頃
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[そう言いながら、周囲の力と同調させるように。 火と風の二重属性を纏い始める。
詠唱をしなくとも魔術は操れるが。 こうして最初から魔力の一部を現出させておく事で、さらに高速で魔術を連打できる。 これこそが、賢者の塔でクラウディアが作り出した魔術理論だった。]
そう、やはりね。
(57) 2014/08/16(Sat) 02時半頃
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『断罪の子羊』の切札《ジョーカー》、闇喰みのオスカー
会えて嬉しいわ。 私の同胞を葬ってくれた罪。
この私が裁くとしましょう。
[半ば確信していた名前。 それを目の前の彼が口にした途端。
クラウディアの雰囲気が変わっていく。]
(58) 2014/08/16(Sat) 02時半頃
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断罪の子羊……。 同胞を葬った? 闇喰み?
[意味が解らない様に困惑を浮かべた。アマトが想像もしていない事。そもそもブラック・ダーク・デス教団の導国であるルーベリオン。その王子である彼が、どんな立場にある者なのかを。
だけど。やばい!練り上げ高まり、風と火のエレメンタルが息吹を始める魔力量と、クラウディアを覆う雰囲気が。冷たく。恐ろしくも、眩く。聖霊術師の第六感が警告できる限界を振り切った]
(59) 2014/08/16(Sat) 03時頃
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我らを慈しみ抱かれる父なる闇よ。 我らの道行きを祝福してください。
[制止の声に断罪者>>55は振り返らない。 ただ、アマトが下がる気配だけを背中に感じる。
クラウディアの途方もなく強大な魔力>>57に反応して。 ぞわぞわと足元で影に擬態していた闇が波立ち、幾つもの蛇の頭のようなものが鎌首を擡げはじめる。]
(60) 2014/08/16(Sat) 03時頃
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私の名は闇喰みのオスカー。
[何一つ躊躇することなく名乗り返す。]
我が祖国ルーベリオンを滅ぼし。 その魂までも辱めた罪。
その血でもって贖いなさい。
[クラウディアの雰囲気>>58が変わるのに合わせ。 暗黒の刃を逆手に持ち替え、一歩前へと踏み込む。
音も無く足元に広がる闇が広がりながら地表を滑り。 伸びる無数の闇の蛇の口がクラウディアへと喰らいつかんとする。]
(61) 2014/08/16(Sat) 03時頃
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天のお父様《神》 私に力を……
[纏っていた属性のうち、火の力が増して行く。 クラウディアの背後で焔が十字架となって現出し。
さらには十字架の周囲には薔薇のような焔。 レグレシアのそこかしこで見ることが出来るだろう。 クロス・オブ・メサイアの紋章だった。]
(62) 2014/08/16(Sat) 03時頃
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Lasciate ogni speranza, voi ch'entrate.
[焔で作られた文字が浮かび上がる。。
紋章から生み出される焔と相俟って。 クラウディアに迫る闇の蛇を次々と焼き払っていく。]
ああ、貴方。 ルーベリオンの出身だったのね。
むしろ感謝して欲しいわ。 子供達を正しい道へと導いてあげるのだもの。
(63) 2014/08/16(Sat) 03時頃
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風よ……
[オスカーの周囲に巻き上がったのは真空の刃。 所謂かまいたちが彼を取り囲むように四方に発生し。
一斉に襲い掛かっていく。]
(64) 2014/08/16(Sat) 03時頃
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行きなさい!
[背後の友人へ振り返らぬまま叫んで、前へと駆けだす。]
親兄弟を殺し。 その悲しみと憤りすらも奪って。 何が正しい道だというのです!
[闇の蛇は生れ出ては紋章の焔に次々と焼かれていく。 だが闇の道は出来ている。
四方より襲い掛かるかまいたちを断罪者の足元から伸びる闇が弾き、盾になり。 防御範囲から外れたマフラーの先端だけが切り裂かれる。]
(65) 2014/08/16(Sat) 03時半頃
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貴方がしているのは人形遊びだ!
[蛇を焼く炎を避けるよう跳躍。 空中で二振りの刃を頭上で揃えて振り上げ、クラウディアの真上より振り下ろす。]
(66) 2014/08/16(Sat) 03時半頃
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[クラウディアから反撃はあったか。 元より負傷は覚悟済みの接近戦だ。
くるりと身軽に宙を舞い着地すると、はっ息を吐き出し再び攻撃態勢を取った。**]
(67) 2014/08/16(Sat) 03時半頃
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貴方には分からないでしょうね。
罪を重ねれば重ねるほど、お父様の国《天国》へは行けなくなってしまう。 私が送った方々はね。
生まれ変わってクロス・オブ・メサイアを信じれば救われるわ。
[傍目からは狂信者とも見えるだろう。
だがしかし、クラウディアは全く狂ってはいない。 何故なら彼女は教義の教えを、枢機卿の中でも尤も過激な形で体現しているのだから。]
(68) 2014/08/16(Sat) 03時半頃
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[光を断罪する影の刃が、異端者を焼く焔のロザリオに抗う。それはアマトが始めて知る、友達の今の姿。いや、そもそも彼の境遇も碌に元々知らないでいたのか>>65]
強い…魔力に闇聖霊が反応してる。 こんなに、強かったんだ。
[焔の十字架と四方の烈風をいなす体捌きと反射力。闇の蛇は焔に焼かれ、闇が風を喰らい、クラウディアに遂に到達する二振りの刃を見た。このまま押し切ってしまいそうだ]
(69) 2014/08/16(Sat) 03時半頃
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……やるじゃない。 賢者の塔の並の魔術師なら今ので殺せているわ。
[その背中からは焔の翼が生み出されていた。 正確には纏っている魔力が翼のような形を作っているのだけれど。
振り下ろされた二振りの刃は焔の翼が受け止めていた。 無論、魔術の焔で受け止めたのだから相手にも焔のダメージは与えられたかもしれないが。]
(70) 2014/08/16(Sat) 03時半頃
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……枢機卿、クラウディア・リーズ・エリサか……。
[そうだ。闇の教国ルーベリオンを滅ぼしたのは、彼女だ。戦局を無視すれば、オスカーには退く理由が何ひとつない。だけど焔と風を往なされても、クラウディアの魔力は到底、底辺は見えない。
…ぐぅ。両手を白くなるまで握り締めるアマトの両手に、魔力が弾ける]
(71) 2014/08/16(Sat) 03時半頃
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逃がさないわ。
[土属性の魔術を発動させてアマトの行く手には次々と土の壁が生み出されていく。
同時に発動した水属性の力で土の壁の合間には鉄砲水が噴出して。 強引に突破しようとすればダメージは避けられないだろう。
地水火風の元素系魔術を全て同時に操る魔力。 ルンフィアの歴史の中でもこれが出来るのはクラウディアとレティーシャぐらいのものであった。]
(72) 2014/08/16(Sat) 03時半頃
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― 大聖堂・宿坊 ―
さぁ、着いたわ。 最後に此処が、貴女たちの新しいお部屋。 男の子は此方、女の子は此方にね。
[聖堂内を案内した後、子供達を其々の部屋へと割り振る。 大部屋、しかも前後にやって来た別の子供達も合わせた部屋だ。丁度“訓練”から戻った子供達も、其処には居ただろうか?]
(73) 2014/08/16(Sat) 03時半頃
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皆さん、新しいお友達ですよ。 どうか、互いに助け合い、豊かな心を育みあいましょうね?
[にこり、と、部屋の子供に微笑めば。 直ちに、是の言葉が返る。]
明日から皆さんは、此処で様々な事を学ぶこととなります。
今日はこの後、お夕飯ですね。 またその折に私も来ますから、それまで、お部屋でゆっくりしていてください。 皆さん、新しいお友達に、お部屋での過ごし方を教えてあげてくださいね?
[高い声が是を唱和する様を、暖かな眼差しで見守って。 彼女は改めて、報告へと向かった。]
(74) 2014/08/16(Sat) 04時頃
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[暖かな院長が営む孤児院で育った子らも、これには驚いた事だろう。
整然と整えられたベッド、塵一つない床。 それに、誰一人新入りを厭う事なく、笑顔で出迎える子供達。 容貌から、異国の者と知れる者も多々居た事も、驚きの一つと言えよう。
…………だが。
少し賢い子供なら、気付けたかもしれない。 集団において、意見の相違も、ましてや虐めと呼ばれる弱者排斥の気配もない、異様さを。 それが枢機卿の手によるもの、と直ぐ様悟る子供は。そもそも、此処に来ようとは思わなかったかもしれないが。**]
(75) 2014/08/16(Sat) 04時頃
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[クラウディアの背から生まれた焔の翼が、暗黒素の刃を受け止める。 光に抗う悪を裁く、怒りの天使の様な姿。炎の反撃がオスカーも包み、宙を舞い着地した。
――――その時に、背中から現れた影が彼を追い越した]
(76) 2014/08/16(Sat) 04時頃
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……ライトニングインパクト!!
[闇の色に輝く黒い稲妻、それを纏う拳が、退路を塞ぎ、また行く手も阻む土の壁を強引に。 そう、ある程度武術を収めたら、瓦や岩を素手で割る事は不可能ではない。つまりそれが可能なだけの"武術の"心得と稲妻の衝撃を乗せて。土壁を強引に割る反動と、避け切れない鉄砲水が鋭く裂いた肌で、負傷しながらも]
(77) 2014/08/16(Sat) 04時頃
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[名乗る所は、しがない神秘研究家。 そしてその実態の所は、聖霊『術師』にして。
アマト・カザミヤは。雷を放つ天聖霊の力を四肢に纏わせた、紛う事無き、『格闘術』でクラウディアに肉薄し…… 足元の地面が黒い稲妻の拳撃に爆ぜる]
(78) 2014/08/16(Sat) 04時頃
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……天聖霊トロンの雷術式。収束。 魔力減衰 聖霊術式、エレメンタルフィール。
ごめん、人間の争いに躊躇無く巻き込むけれど。 僕にどうか力を貸して。
[懐から取り出した物をアマトはその両の手に装着する。手袋、グローブ。いや、ナックルだ。拳で戦う、格闘戦を行う者の武器を、研究家、或いは聖霊術師が極自然と装着して、クラリッサを強く見据えていた。 アマトに力を貸す、黒き雷の契約聖霊の力で、アマトの周囲の空気は帯電空間と化していた]
(79) 2014/08/16(Sat) 04時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/16(Sat) 04時頃
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…………それにしても。 今日は随分と、不穏な動きの多い一日だったわね。
クラウディア卿が、ご無事なら良いのだけれど……。
[彼女の呟きは、地水火風の魔素全てに拾われ、“光”と成り。 光は声を運び、届け、受け止める。
>>72……その芸当の異様さを知らずに。 そもそも、その行使の自覚も相手の選定も、無いままに**]
(*0) 2014/08/16(Sat) 04時頃
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全く、何が『しがない神秘研究家』よ。
貴方の正体、ようやく分かったわ。 カーライルの聖霊術師にして『ローレルの騎士』……『亀吉』だったかしら。
[なぜその名前まで知っているのか。 それは語らずに居た。
土の壁を物理攻撃で破壊して見せた彼。 司祭と聖霊術師を相手にしているのに何故か物理攻撃ばかりだがまあ。
クロス・オブ・メサイアにも同じ様な人間は居るのだからそんなものだろう。]
(80) 2014/08/16(Sat) 04時半頃
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黒雷の聖霊トロンの力を操るとはね。
なら、こちらも面白いものを見せてあげましょう。
[そう言ってクラウディアは珍しく詠唱を開始した。]
深淵と闇より生まれし力。
混沌と漆黒に彩られし力。
滅びを齎すその力よ。
昏き天より舞い降りよ。
[闇の魔法。 それも本来であればそれぞれの詠唱を4人の術者が担当して発動させるような魔法だった。
それをクラウディアはたった一人で発動させて見せる。]
(81) 2014/08/16(Sat) 04時半頃
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ダーク・フォース
[オスカーの操る闇の刃と似て非なる力。
天空から降り注ぐ闇色の刃を彼等は避け切れるのか。 彼らにとって幸福だったのは、全属性を操れるとはいえ。 クラウディア本来の属性ではないから、致命傷とはなり得ない。]
(82) 2014/08/16(Sat) 04時半頃
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[正確に正体を言い当てられた。理由はわからないが、これ以上彼女を前に惚ける事は出来ないらしい>>80]
ご先祖代々、うちは『しがない神秘研究家』で通してるらしいからね。
先代みたいな実力は僕には無いから。その呼び方はあまりしっくりこないな。 ……アマト。 どうしてか君達に取られてる『研究資料』の本当の持ち主なんだよ?
[ナックルを装着した両拳を構え、前傾を取る姿はそれなりに様。友人はともかく、聖霊術師にあるまじき戦い方な自覚は一応アマトにもある。原因は魔力だ。確かに並の魔術師よりは高い魔力だが、飽くまで常識範囲程度しかない、アマトの魔力は上で見れば少ないから。 魔力を喰う発散系の聖霊術を全て、己の拳に集約させた戦闘スタイルの確立。魔術学界に提出こそした覚えなど無いが、それは奇しくも、先天的に備えられた魔力量の絶対論に対抗する戦術形態だった]
(83) 2014/08/16(Sat) 05時半頃
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っ、闇の聖霊がまた。
[何事か魔術詠唱を始めたクラウディア。阻止に肉薄しようとしたその時、聖霊術師の第六感は、闇聖霊の気配が活性化した事で動きを止める。オスカーがまた攻撃を始めたのか?そう思ったけど]
オスカー……や、これは違う!!
トロン雷術式、サンダーエクスプロード!!
[その膨大な闇の魔力は、本来数人で執り行う、闇属性の儀式定理魔術。闇色の刃は天空から降り注ぎ、あらゆる敵対者に死の刃を撒き散らす。 それに対する様に、即興で注ぎ込むだけ注ぎ込んだ魔力を、アマトは開放した。苦手な発散系術式。それも本来攻撃に使う、雷の爆発術を、自分を中心にして行った自爆技に等しい行為だ。だがあの大魔術をもろに喰らうよりはずっとマシだ!]
(84) 2014/08/16(Sat) 05時半頃
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[雷の轟音が爆ぜる。体を貫く雷撃には友人も巻き込んでいる。だが、天空から降り注ぐ闇の刃は爆ぜる稲妻に呑まれた上で、雷結界はクラウディアの視界も大いに妨げただろう]
オスカー、こっち!!
[ビリビリ痺れる身体のまま、雷嵐の中を、友達の腕を強引にとり逃げた。まだ自分もオスカーも、お互い対応できるかも知れないが、まだ小手調べと云う様な風情であんな大魔術を放たれる身には堪った物じゃない。 幾度か破砕音が続き、雷の嵐が晴れた時。既にクラウディアの視界から、アマト達二人の姿は綺麗に消え遂せていたろう。気づけば、クラウディアが先に構築した退路側の土壁も見事に粉砕されていた辺り、随分と無茶な撤退を慣行した事は容易に知れたろうが、それでも『神秘研究家』はクラウディアから逃げていた]
(85) 2014/08/16(Sat) 05時半頃
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― レグレシア郊外 遺跡から離れた場所で ―
[さて、何とか逃げ切れたアマトだが、自爆した雷嵐の中、更にまた水鉄砲付きの土壁を粉砕した訳で。東方の衣装が既にぼろぼろだ。物珍しい東方の物を好む好事家などは、絶叫の余り脳血管が切れるかも知れない]
は、ははは……。何あのデタラメ。
光の国の枢機卿が闇の大魔術使いやがった。兄さまみたいな規格外。 ねえ、これレグレシアに広めたら良いスキャンダルにならないかな?
[無理だろう。魔術も聖霊術も信仰を問わないのだから。クロスオブメサイア教徒が闇魔術しか使えない事もあれば、ブラックダークデス教団員が光魔術しか使えない事もある。自分も光聖霊の力を借りれるし。そもそもそんな情報、相手にすらされないで終わりだ。 オスカーは平気だろうか。まだまだ全然戦える様子なのだが、無理矢理逃げた事に不平は覚えられたかも知れない。後悔はアマトに無いのだけれども。友達の無事を確かめるべく、視線を向けた**]
(86) 2014/08/16(Sat) 05時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/16(Sat) 05時半頃
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あらあら、無茶しちゃって。
[自爆するような雷撃。 それを呆れたように見ながら追撃の準備に移ろうかとした刹那。
暴走する雷球はこちらへも飛んで来る。 それらを防御術式で全て受け止めた――はずだったのだが。]
痛っ……
[こめかみから流れる一滴の血。 指で払えばすぐに回復はするのだが。
回復している合間に2人は戦場を離脱したようだった。]
(87) 2014/08/16(Sat) 10時頃
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『ローレルの騎士亀吉』
やはり、油断ならないわね。
それに、闇喰みのオスカー……
[焔の翼に罅が入り。 砕け散っていく。
魔術で作り出した装備品だからまた作れば良いだけとは言え。 改めて感心したような声を出す。]
噂どおり、大した使い手じゃない。
[戦場で流血したのも久しぶりだし。 魔力の翼を一撃でここまで壊してくれた相手は初めてだった。]
(88) 2014/08/16(Sat) 10時頃
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[歴史書曰く。 『祝福の光を受けた人間と闇の正義を掲げた者の争いは長きに渡った。その戦いの結末は、[…焼け焦げて文字が見えない]』
お釈迦曰く。 『黒き太陽の紋を持つ黒羽の者、黒き剣にて聖都を脅かす――しかし、ついには神の威光に敗れたらん。』
理想曰く。 『苦しめられてきた光は常しえの闇に塗り潰され、世界が安寧の闇に満ちるだろう』
(89) 2014/08/16(Sat) 11時頃
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[母曰く。 『光はいつも貴女を見守っているの。眩しくても、闇が迫っていても。決して忘れないで』
村人達曰く。 『天から堕ちた子供など、光よりも闇がお似合いだ』
――思い出曰く。 『(霞みがかったように、見ることは出来ない)』]
(90) 2014/08/16(Sat) 11時頃
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[少女は、光は眩しく闇こそが安寧だと紡いだ。 しかし光こそが悪だとは、どうしたって言えやしないままで]
……いつの時代にも白を嫌う者は一定数存在するの。
そして重みに耐えきれず、黒へ縋る。 皆同じ、皆平等に平穏を甘受。理想だけなら何とでも言えるけれど、その不安定さには気付けないのね。
[かつて母が口にしていた言葉。どれほど村人たちから酷い扱いを受けようとも、変えなかった信念。 早くに亡くなってしまったが、今でもよく覚えている]
――けれど私は、そんな危うささえ"あい"していたわ。
[翼をもがれた天使。自身への破滅を呼ぶ愛に生きた母は、最後に父の名を呼んでいた。]
(91) 2014/08/16(Sat) 11時半頃
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[背中にあるのは紛い物。 歪な翅で天高くにある空は飛べない。母が焦がれた空には行けないし、行く気もないけれど。
光を遮断するように黒い日傘で自分を隠す。 瞬間、黒い日傘はぐにゃりと歪み、その中へ先ほど買った瓶を入れた。 そしてアテもなく歩くと、空を見上げる姿>>51が目に留まる。…異国の服装、確かに物珍しいが。
――何故か見つめたまま動けずにいた。]
…とう、さん……?
[呟いたのはほぼ無意識。確信めいた声色で。 けれど少女は知らない。父にかかった呪いのことを。]
(92) 2014/08/16(Sat) 11時半頃
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――――父さんっ!
[駆け寄って名前を呼ぶ。普段とは違い、まるで取り乱したように。
父が気付かないまま店の方に行ってしまったなら、慌てて後を追い掛けるだろう。 その間もずっと、父さんと叫びながら**]
(93) 2014/08/16(Sat) 11時半頃
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― 神聖十字軍・魔法兵団詰所 ―
魔法兵団三軍第五小隊、レティーシャです。 只今、訓練業務より帰還致しました!
[クロス・オブ・メサイア教団本部の片隅。魔法兵の詰所に、彼女の姿はあった。 伸ばした掌を額に斜めに当て、背筋を張って。規律正しく、帰還を告げて。]
本日入坊した子供たちは、明日以降教養座学にのみ参加。 後に、希望者から軍事訓練へ投入……と、伝えられましたが。以上、相違御座いませんか?
[直属の上司……三軍の第五小隊長が頷けば、少女も破顔一笑し。]
(94) 2014/08/16(Sat) 12時頃
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ならば明日以降は、そのように。 善き信徒、善き兵の育成という大任、レティーシャ、全力を以て望みます!
[彼女の今の任務は、殆どが座学の教官役だった。
教官とは言うが、要は、世話役だ。 一般教養、精神修養……と言う名で、子供たちに教団の意識を刷り込む役割。 洗脳に加え、教育を繰り返すことで。歪む意識は、より強固に盲信を生み出していく。
出陣すればそれ自体が兵器ともなり得る兵科故の、閑職。とも、言えたかもしれない。]
(95) 2014/08/16(Sat) 12時頃
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それと……非常事態の為、現場にてラディスラヴァ卿に報告を行いましたが。 大聖堂内部にて、《白銀の翅》と遭遇。取り押さえる事敵わず、撤退を許しました。
……申し訳ございません。
[事実を報告すれば、どうやら既に上司の元へも報はあったようで。 ……只。繋がる言葉は、新たな決定。]
(96) 2014/08/16(Sat) 12時頃
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――――訓練業務の引き継ぎを?
それが、今件の処断でしょうか?
[明日以降? 否。本日この時以降、座学ではなく別任務に当たるようにと、指示を受け。 怪訝な眼差しで、見返して。]
…………ノックス卿からの?
……えっ…………聖下が!?
[此処でようやっと彼女は、教団内の慌ただしさの理由を悟る。 そうして。侵入者、《白銀の翅》、それに……暗殺者。一時に続く異教徒の侵略に、枢機卿の一人……ノックス・ベルトリア卿が、市街に潜む不穏分子を洗い出すよう数ヵ所に密勅を下した故、単独にてその捜査に当たるように、と。]
(97) 2014/08/16(Sat) 12時頃
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…………しかし。 失礼ながらそれは、筆頭枢機卿……クラウディア卿や、ラディスラヴァ卿…… 。 いえ、そもそも他の枢機卿は、承認をされているのですか?
[不安がよぎる。 ノックス卿といえば、枢機卿の中でも野心家に分類される存在で。 筆頭枢機卿の威光やラディスラヴァ卿の仁徳を前に、じきに来るであろう互選(コンクラーベ)にの為、早々に功を急いたのではなかろうか、と。
…………だが、彼女は軍人だ。]
(98) 2014/08/16(Sat) 12時頃
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……はっ。密勅、でしたね。 過ぎた言葉、お許しくださいませ。
それでは、そのように。 引き継ぎの後、情報の収集及び、捜査へと向かいます。
……この世に、十字の救済を。
[小隊長の表情に、大まかな状況は察する。 ……概ね想像通りだが、軍人に否の言葉はなく。「《白銀の翅》の目撃者を」と名指しで命を下された以上、粛々と従うしかないのだ、と。
固く引き締まる表情で、詰所を後にして。少女は聖堂へと向かい、訓練業務を引き継ぐ事となる同胞の姿を探した**]
(99) 2014/08/16(Sat) 12時頃
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…………。
神聖十字軍は、クラウディア卿の管轄だと思っていたのに……。
[尖兵の認識は、>>0:48指揮権の一切は筆頭枢機卿の元にあると見なしていたが。 これは、随分堂々とした越権行為に巻き込まれているのではなかろうか、と。]
……あんな人じゃなく、クラウディア卿が、法王様になれば良いのにな…………。
[ふるり、と。 狂信じみた崇拝は、一つの願望を言の葉に乗せる。
それが、神と言うより個への崇拝とは。気付かない、まま**]
(*1) 2014/08/16(Sat) 12時頃
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―聖都レグレシア・裏路地・BARブラックショット― [教団を後にして立ち寄ったのはいつものBARだ。 仕事の依頼を受ける時は大抵ここで情報を集める。]
マスター、いつものを頼む。
[そう言って酒場のマスターから酒を注いでもらい、それを喉に流し込んだ。 子ども達を連れ帰るには大人しくというわけにはいかないだろう。 少しばかり大暴れも必要になる。 となれば、単独行動ではなんともしがたい。]
さて…どうしたものかね。
[自分一人で偲び込んで数人殺してくるなら大した問題ではないだろう。 ただ、今回はそういうわけにはいかない。 子ども達を無事連れて、教団から出るには力技では難しいだろう。]
人手がいるな…。
[一言、ぼやく様に呟くと、もう一度だけ酒を煽った。**]
(100) 2014/08/16(Sat) 12時半頃
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― 幕間・回想:数年前 ―
「クラウディア卿、闇の魔術を使うのはいかがなものかと。」
[ある時、声をかけて来たのはノックス・ベルトリア卿だった。 彼女から見れば相手にしても仕方ないような小物だったが。 大方、こちらに難癖をつけて何かを得ようというつもりなのだろうが。
他の皆の前で言われては仕方ない。]
ノックス卿、失礼ですが魔術の経験は? ああ、貴方は戦闘は不得手でしたね。
では、此れを持っていて下さいな。
[そう言って魔術の防御をかけた盾を持たせた。 水の加護を持ったそれをしっかりと持っていれば怪我はしないからと言い含めて。]
(101) 2014/08/16(Sat) 13時頃
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[右手を掲げると、焔の槍が十数本生み出され。 それらはノックスへ殺到していく。
しかし、それらは全て盾に当たると消えうせてしまう。]
水の加護、大したものでしょう? けれど、こんな風にすれば……
[指を弾くと鉄砲水が生み出され。 盾は一瞬で砕けてしまう。 その力はノックスに届く前にクラウディアが打ち消したが。]
(102) 2014/08/16(Sat) 13時頃
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お分かり頂けましたか?
特定の属性の防御をした装備を相手がしていればその逆の属性を突けばいい。 対光魔法の防御で固めた騎士団が攻めて来たならば。
こうやって闇の力で蹴散らす為に、闇の術式も使えるようにしておくのですよ。
[そう言うと。 闇色の剣がノックスの周囲を取り囲む。
術式の講義をしているようで居て。 その実体は恫喝だった。]
― 回想・了 ―
(103) 2014/08/16(Sat) 13時頃
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― →大聖堂へ ―
[転移魔術を使って大聖堂へと帰還した。
その刹那、違和感を感じて精神を集中させる。]
(104) 2014/08/16(Sat) 13時半頃
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[魔力の共鳴。
それがクラウディアを含めた光側の人間へと意思として伝わってくる。 向こうの意思が届くのであれば。 こちらも意図的に意思を伝えようとすれば伝わるのだろうと理解して。]
貴女の気持ち、嬉しく思うわ。 レティーシャ。
(*2) 2014/08/16(Sat) 13時半頃
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―御伽噺―
[昔々、とある港を治める領主のお話。 その領主は漁業と海運を取り仕切り、莫大な富と権力を築き上げ、その港は昼も夜も財宝の光で明るく照らされていました。
ある日不思議な魚が水揚げされました。 下半身は魚、上半身は人間の女。 その魚は言葉を話し、しきりに「海へ帰して」と訴えました。 しかし領主はその奇妙な魚を珍しがり、散々弄びました。 日を追う毎に魚は傷つき、やつれ、それと共に領主もその魚で遊ぶことに飽きてきました。 魚は帰る事を諦めたのか、次第に≪呪われろ≫と呟くようになりました。 領主はその魚を殺して食べる事にしました。 そして、それはこの世のものとは思えない程の美味でした。
しかし――]
(105) 2014/08/16(Sat) 14時半頃
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魂老いれどこの身は老いず。 我が祖先の何と因業な事よ。
[権勢を誇った港町から追い出された一族は光輝く神の身元へと身を寄せる。 名の意味を“銀の港”から“財貨を至上とする者”へと変え、気の遠くなる程の年月を重ね、地位を築いていった。 ――嘘か真か、それを知る者は既に墓の下にて沈黙を貫いている。]
(106) 2014/08/16(Sat) 14時半頃
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― 大聖堂 ―
…………!?
[同胞を探し、訪れた大聖堂で。
聞こえるはずのない“聲”が、届いた。]
(107) 2014/08/16(Sat) 14時半頃
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―聖都・大通り噴水前―
雲の流れが速い……これは、一嵐来そうだねェ。
[にやけ面で空を眺め、暫し立ち止まる。]
さあて、この嵐の原因は一体何ぞや? 教団か、それとも――
[パルックの死、クラリッサの依頼。天秤は大きく揺れている。 そして黒衣の少女、青年、黒き剣の男。――『断罪の子羊』という名。]
ふむ、白と光を基調とするここにおいて、黒が目立ちすぎておる。 あの大男は『子羊』てガラじゃあない。だが――
[呟きを止め、からんころんと響きを立て、噴水へと歩み寄る。]
これはデカい嵐だなあ。きっときっと、デカい嵐だなあ。 ひっひひひ……年甲斐もなく胸が躍る。
(108) 2014/08/16(Sat) 14時半頃
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[薄ら笑いを浮かべながら、波打つ水面を覗き込んだ。]
水鏡よ、≪この嵐の行く末を示せ≫。
[水面の揺らぎは徐々になだらかになり、荘厳なる大聖堂を映し出す。]
ほう……ほうほう。 やはりそうか、そうでなくては。
なれば私も急がねば、特等席が売り切れてしまう。
ひひゃはははは!
[腹を抱えて哄笑を上げた。**]
(109) 2014/08/16(Sat) 14時半頃
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…………!? ……クラウディア卿!?
[>>*2聲の主は今まさしく、自分が心で呟いた人物で。]
わ、私、後ろめたさに幻聴を……?
それにしても……なんとまあ、都合の良い幻聴なのかしら。
[卿の思惑を確かめぬままの密勅は、洗脳の術に矛盾し、少女の意思を乱し。 卿からの暖かな言葉に、刹那、苦笑を浮かべ。]
(*3) 2014/08/16(Sat) 14時半頃
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……けれども。 私の心が、大恩あるお方への裏切りめいた行為を、非難しているのならば。
私は、此処に懺悔致します。 ノックス・ベルトリア卿の密勅に基づき、不穏分子の捜査へと赴くことを。
軍団長たるクラウディア卿を介さぬ命が、軍の内部に流れている事を……。
[不穏分子の調査は、今も専属の部署――ラディスラヴァ卿の管理下に置かれた部署もそうだ――が執り行っている筈で。 内容よりも、あからさまな越権行為と、抜け駆けとも取れる密勅に。心の中で、十字を切る。
それが、光の魔力の共鳴だとは、知らぬままに。]
(*4) 2014/08/16(Sat) 14時半頃
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弁士 仁右衛門は、メモを貼った。
2014/08/16(Sat) 14時半頃
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― レグレシア郊外 火聖霊の遺跡外 ―
わかりません。
[双刃を焔の翼に受け止められた反動を利用し着地し、息を吐く。 腕ごと焔に晒された双刃は音も無く闇へと還り。 すぐにまた新たな刃が作り出される。]
死はいずれ全てへと訪れる救済である。
そこには安寧があるべきであり。 死を選別に使うなどあってはならない。
[クラウディア>>68を見据え、次の攻撃態勢へと入る。]
(110) 2014/08/16(Sat) 16時半頃
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[背後で魔術>>72の発動される気配。 友達が逃れられたかどうか、確認する余裕はなく。
一度広げた闇を足元へと集め、姿勢を低くしたその時。 黒い雷霆が断罪者を飛び越え、土壁を打ち砕いた。]
(111) 2014/08/16(Sat) 16時半頃
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アマトさん!?
[土壁を砕いたのは拳>>77だ。 およそ聖霊術師という肩書きやその外見に似つかわしくない格闘術。]
なんで……。
[逃げなかった。 驚愕よりもそう問いたげな眼差しを雷を纏う友人へと向ける。 だが、その隙にクラウディア>>81の詠唱が始まる。]
(112) 2014/08/16(Sat) 16時半頃
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……まさか。
[覚えのある詠唱。 ブラック・ダーク・デス教団内であってもその威力と消費の大きさにより使い手のごくごく限られていたそれは、間違いようも無く闇の魔術。 だが――。]
……"遊び"は相手を選ぶべきですよ。
[降り注ぐ闇色の刃を断罪者は防御も回避もせず。 身体で受け止めるままクラウディアへと肉薄しようと踏み出す足が痺れ、がくんと体勢を崩す。]
(113) 2014/08/16(Sat) 16時半頃
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これ……は……。
[アマト>>85の雷嵐の爆発に巻き込まれたのだと気づいたのは、腕を半ば強引に引かれてだ。]
私はまだ……っ……!
[友達の傷ついた姿に抗議の声を飲み込む。 一度、雷嵐の起こす土煙の向こうに姿の隠れたクラウディアを方を振り返り、腕を引かれるままに戦場を離脱した。]
(114) 2014/08/16(Sat) 16時半頃
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― レグレシア郊外 遺跡から離れた場所 ―
[何とかクラウディアから逃げ切り荒い息をつく。 フードは落ち、両袖は焼け焦げ、何よりその身体には数本の闇色の刃が突き刺さっている。]
闇すらも支配下に、と逆に宣伝しそうですが。
……大丈夫です。 私は"闇喰み"ですから。
[向けられた視線に心配ないと微笑む。 刺さっていた刃が粒子へと変わり、少年の身体へと取り込まれていく。
クラウディアが闇の魔術を行使したのは間違いなく幸運だった。 闇喰みは闇を喰らい自らの魂へと取り込む。 だからあの瞬間、クラウディアの隙をつくことも可能だったかもしれないが。]
(115) 2014/08/16(Sat) 16時半頃
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……貴方の判断が正しいです。 あの人は光の魔術を使ってすらいなかった。
[その髪の闇色が濃くなっていくように。 闇に魂が染まればそれだけ光にはその身は貫かれやすくなる。 真の幸運はクラウディアが光の魔術を使わなかった事。]
…………でも。
悔しい、ですね。 未熟で使命を果たせないなんて。
[ぎゅっと唇を噛んで。 まずは手当をしましょうと、買ったばかりの荷物から無事だった応急処置セットと水を取り出した。**]
(116) 2014/08/16(Sat) 16時半頃
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− 天使は加護と言う名の呪いを与えた −
[その天使は儚く脆い人間の醜ささえあいしていた>>91 彼女には人間との禁忌の愛の果てが見えていたのだろう。 愚かな若者にはそれが見えず、 ただ青い熱情だけで突っ走った。 彼女が果てを口にしていれば、 幾ら愚かな若者でも足を止めたかもしれない。
何故それをしなかったのか。
どれだけ悔やんでも心に降り注ぐ後悔の雨は止まず、 濡れるに任せ朽ちる心に差す傘も無い]
それでも私は貴女を手放せなかったかもしれない。
[後悔と共に揺るがない予想もまた持っていたから]
(117) 2014/08/16(Sat) 17時頃
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[もしかしたら彼女はそれすら知っていたのかもしれない。 愚かなままの若者を愛した天使は、男に加護を与えた。
魔法による干渉を最小限に。
それは天使からすれば、常に命の危機と隣り合わせにある男の その危険の確率を下げる為であった。
魔力を源とするものに対する全ての影響が可能な限り最小化する。 業火ならば多少の火傷に、 押し流す濁流ならば身を清めるせせらぎに。 薙ぎ倒す嵐ならば森を抜ける風の様に。
武器に付加された魔力を源とする力はほぼ無に帰す。
勿論武器自体の物理攻撃を減ずる力はない]
(118) 2014/08/16(Sat) 17時頃
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[重力波は不干渉でも、地割れが出来れば呑み込まれる。 電撃自体に効果は無くともそれが破壊した壁や鉄柵を 受ければ怪我をする。
そして探知する魔法からも逃れる事も出来た。 天使と交わった人間など光だろうが闇だろうが異端の存在。 それを確かめる為の術を掛けたとしても、 《白》の加護により、より強い探知の魔法でなければ 確認する事は不可能だった。
全ては男の為の加護であった。だが同時に重大な欠点も生んだ]
(119) 2014/08/16(Sat) 17時頃
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[男自身の魔法の行使の制限と回復魔法の無効化]
(120) 2014/08/16(Sat) 17時頃
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─ レグレシア:裏通り ─
あ゛ー………… 腹へった………
[騒ぐ腹の虫を、何とか押さえ付けて、唸る。 思えば、此処へ来てから何も口にしていない。 表通りには食料や菓子が豊富に並んでいるが、 それも無一文の男とは無縁の話である。]
コイツを質にでも入れられりゃァな…
[呟いて、うんざりした顔で手の剣を睨んだ。 試してみなくとも、だいたい結果は見えている。 あの医者に頼み込んで借りる手もあったが、流石に 返済手段が無い者に貸す程お人好しでもあるまい。]
たとえ小金が手に入っても、いずれは尽きる。 そうなりゃ盗むか、物乞いか。さもなくば………
[………さもなくば、野垂れ死ぬしか道は無い。**]
(121) 2014/08/16(Sat) 17時頃
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[大規模な魔法を使えず、回復魔法も効かない男に 天罰、呪いと指差す者もいた。 だがそれは自身を鍛える事や薬を使う事で克服出来るもので、 実際克服して見せれば、魔法攻撃が殆ど効果が無い以上 敵無しで嘗ての地位に昇り詰め、 口さがない者達を黙らせてきた。
彼女が与えてくれた加護を感謝こそすれ、恨む事は 一度も無く、呪いと思う事も無かった。 ただ一点……呪いでは無く、悲しむべき事があるとすれば]
(122) 2014/08/16(Sat) 17時半頃
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[我が子の認識が不可能になった事]
[自身の血と言う肉親関係と 研究所の情け深い研究の結果が齎したものが合わさり、 我が子でありながら、男に過干渉する魔法の存在として 《白》の加護が発動していたのだった。
優しく愛しい母の愛は教団の研究によって 我が子に厳しいものへと変わっていた]
(123) 2014/08/16(Sat) 17時半頃
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……貴女は災いすら、 新しいものを生む初めだと言っていましたね。
[ふざけて明日は雨かと口にした天を見上げると、 全てに希望を見出していた天使の事を思い出す。
その自分の姿に気付いた者>>92がいた等 知る事も出来ないまま。
喉が潰れる程声を限りに、父を呼んで駆け寄ろうとも>>93
声は届かない。 母譲りの姿も見える事はない]
……? また光の反射?
[ただキラキラと煌めく鱗粉だけを認めたが、 すぐに待たせていた男の元に向かう為に足早に店へと 戻るだけだった**]
(124) 2014/08/16(Sat) 17時半頃
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隠す、何を……。
[問いかけて、止める。 少女の雰囲気が変わったからだ。
まるで予言を告げる賢者のように。 まるで子供を諭す親のように。
己の運命を告げてくる。]
俺の意思で、変わる。
[喰らうべきものは別にある。 それが何かをイアンは識っている。 故郷を追い出される原因になったあの甘い”赤”を喰らえば。]
(125) 2014/08/16(Sat) 17時半頃
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俺は闇の中で、見るものは…向かい合うべきものは、
[今の自分ではいられなくなる。 それを望んで病魔を喰らい続けて、黒く染まって。 しかしそれでは足りぬ。 真に喰らうべきは。]
俺自身であろうな。
[人間、それも光に染まった極上の敵。 それを喰らえば変貌など容易いだろうと本能が訴える。 真っ直ぐに少女の視線を受けてそう答えた**]
(126) 2014/08/16(Sat) 17時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2014/08/16(Sat) 17時半頃
刺客 博史は、メモを貼った。
2014/08/16(Sat) 17時半頃
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─ イ・フウド・ウ堂 ─
[覗いてみれば、既に店は営業を再開していた。]
まあ、金はねェんだがな………
[声を掛けられたからには、何か買いたい所だが。 多少の罪悪感を抱きながら、扉に手を掛け、中へ。]
(127) 2014/08/16(Sat) 19時頃
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よォ。 さっきのガキはもう良いのか?
[自分が原因の一端とあって、其れなりに気になる。 然り気無く容態を尋ねてから、本題を切り出す。]
実は、そのイアンって医者から此処を聞いてな。 訳アリで、アンタに二つばかし頼みがある。
一つは、この剣に合う鞘を探してる。 もう一つは、手持ちの品をこの国の金に換えたい。
[そう言って、店主に大剣と硬貨を数枚見せる。 事情を話すのは伏せて、まずは要件だけを。*]
(128) 2014/08/16(Sat) 19時頃
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っ、待って……!
[男が父だという証拠なんてどこにもない。 けれど少女には分かっていた。それが血という絆故のものか、それとも付与された能力故かは分からずとも、足早に歩く父>>124の後を追う。
幾ら叫べども、父が気付く様子はない。 こんなにも声を張り上げているのに――どうして。
その疑問はすぐに解消されることとなる。 少女とて流れる血の半分は天使のもの。《白》の加護に気付くのに、そう時間はかからなかった。]
………――とう、さ……っ
[雑貨屋より少し離れたところで、少女の足は止まる]
(129) 2014/08/16(Sat) 19時頃
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[人が生きていくのに寿命と体力とを消費するように、少女の体もまた生命活動のため聖霊の力を消費していた。 走れば消費する力も増える。ただでさえ弱まっているのだから、これ以上は――]
……あの男…。
[すぐに動くことは叶わずその場に留まっていれば、父のいる店へ入る黒き剣の持ち主>>127に気付いて。]
――…我らが、王。
[初めて会った時に気付けなかったのは、預言書が反応していなかったからか。 霞みがかった頭で思考しながら、目を閉じた**]
(130) 2014/08/16(Sat) 19時頃
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― 断章/研究資料『HNファイル』 ―
[カーライル王国の辺境にある聖霊術師の庵。今は何者も存在しないその場所の奥に鍵付きで封印された資料...Heaven`sNote...誰かのレポートらしい]
『 ・LR考察3-12 転化現象の意義について
---LRはM教団では元々白い物だと伝えられてるが、間違いだと思う。剣も錫もずっと真黒だし、家に伝わるスケッチ画では、目と声も見事な黒だ>>0:239。 寧ろ気になるのは、M教団に今ある目と声は白い事。教団がどの様にして白染めしたかは知らないけれど、聖遺物と伝えられる程凄い品物の癖に随分簡単に色が染まる事に僕は着目した。 仮説A--M教団が強制的に聖具の質を転化させる秘術を有している 仮説B--既にLRの力が衰え、簡単に存在質を左右される程度の物である(錫を見る限り極薄) ... 仮説F--そもそもLRは、光と闇に簡単に転化する様に造られた(技術理論が完全不明) ...(次頁へと考察は続いている) 』
(131) 2014/08/16(Sat) 19時半頃
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『...仮説A-Eは追記の必要性が無いので仮説Fに補足考察。 便宜上、この存在質転化現象を 『白化』と『黒化』 と呼称する。仮説Fに従えば白のLRを黒く染める事も可能だろう。
ならば何の為に王の聖遺物LRは、『白化』と『黒化』が出来る様に作られてる? LRを担う王の存在質に合わせられる? 黒化したLRを持つ王なんて、今の時世では『魔王』に他ならないのに?転化現象は所有者の意志に影響される?BDD教団の。オスカー王子にでも白いLRを持たせたらどうなる?それとも、八つのLR全てをひとつの色に染めたら、何かが起こる?
謎が深すぎて、考察の余地は腐る程あるのは確かだけど。 何れ、レグレシアのM教団中枢に乗り込み、LRを奪取する必要が生まれる事も計画勘定に入れなければならないと思う』
(132) 2014/08/16(Sat) 19時半頃
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『 ・LR考察余談 剣の王について
---時聖霊聖堂で帰還術式を組み上げる手筈は父の遺言通りだ。アマトにも、『ルーベリオンかカーライルが滅ぼされたら動け』と常々教えている。僕たち兄弟がどちらもやられない限り無事に遂行されるだろう。 …結局、数十も前、剣の王を未来へ飛ばす際に殉職した父の仇はアマトに言わず仕舞いだ。同じ東方の暗殺者、の情報だけで名前も無い。父の顔も知らないアマトにいきなり父の仇と云われても実感もわかないだろうし…。
不安要素は、想像も付かない未来を生きる剣の王が、真に王たる資質を備えているか。教団員は妄信している。最も元々の地位を鑑みれば当然か。 アマトならどうするだろう…意外と捻た所もあるから、剣の王を前にしても、見極めるまでは素直に鞘を渡さない事もありそうだけど。戦力的には四の五の言わずさっさと鞘を渡したい所だ…』
― 断章/研究レポート 了 ―
(133) 2014/08/16(Sat) 19時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/16(Sat) 20時頃
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さて、困った人が動いているようね。
……まぁ、いいか。
[いざとなれば始末してしまえばいい。
クラウディアのそのような面を止められる人間が一人減った事。 それは明らかに不幸な事だったのだろう。]
(134) 2014/08/16(Sat) 20時頃
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神聖十字軍に伝えなさい。
ノックス・ベルトリア卿の指示は適当に流して構わない。 そして、時が来たら私から本当の指示を出すと。
[そう、この新しい力。 これがあれば。]
(135) 2014/08/16(Sat) 20時頃
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[――密命だって簡単に流せるわ。]
(*5) 2014/08/16(Sat) 20時頃
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― レグレシア郊外 遺跡から離れた場所 ―
[無事かと思えば、全然友達は無事じゃない。闇色の刃が突き刺さっているのを見て、さっと顔を青褪める]
オスカー! それ、早く治療しなきゃ! 待ってて、今聖霊術…で…?
[闇の魔術が粒子に変わり。彼の身体はそれを取り込んでいる?>>115。そんな体質、少なくともアマトは聴いた覚えがない。それが聖霊術的な物ならば、非聖霊術師が闇の聖霊か何かの力を取り込む時点で、禁忌の領域に足を入れてるし、魔術的な物だとしても、この様な体質を人の身に付与するのは、十二分に狂気の領域だと思われる。まさか先天的な物? 何にせよ、彼の身は無事な様だが、驚いた様にアマトは目を瞠っていた]
(136) 2014/08/16(Sat) 20時半頃
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……だろうね。君の体質を見る限り。 強力で無い光魔術でも、君には脅威になりそうだ。
[クラウディアが行使した魔術が、あれ以上の規模の光魔術なら、オスカーは耐えられない気がする。その時点で、当たると即死級の大魔術を軽々行使できるクラウディアは、現時点ではまだ勝てないと云う認識を苦々しく認めて]
…………。
[然し撤退を悔しそうに唇を噛み、荷物から応急処置セットと水を取り出している。そんな友達を眺め、それからアマトは近づいて]
(137) 2014/08/16(Sat) 20時半頃
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サンダーデコピン。くらえっ。
[パチッ!極弱い電撃を纏うアマトの指が、オスカーの額を弾こうと走った。当たるとかなり痛いが狙って当てる気も無かった]
これ、さっきの反応に対する文句だから。
あのねオスカー。僕、さっきあんな事を言っておいて。 敵がやばいからって、友達おいて逃げる様な奴に見えた?
[クラウディアと接敵する直前の会話>>26と、後はアマトが参戦した時に問いたげな視線を向けてきてた事を指してる>>112。下がれとは言われたから下がりはしたが。逃げろとは言われてない。半分言葉遊びだが、アマトが彼へ向ける表情は、拗ねた様な不機嫌だった]
(138) 2014/08/16(Sat) 20時半頃
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確かにあのお姉さま、強さはデタラメだった。 手は思いつかない訳じゃないけど、今の僕には勝てない相手だよ。
でも、友達を護るのに理由なんて要らないよ?
[男として悔しいのは、その友達の方が明らかに強い事だがそれはアマトは云わないでおく。 クラウディアとの接戦で実力差が結構ある。闇を巧みに操り、最後の焔の翼以外無傷で切り抜けた友達に比べ、土壁と鉄砲水を強引に押し切り、無駄に手傷も貰った自分。流石に聖霊術師が接近戦を行うのは、被弾量と防御行為が課題らしい]
…ま、まずは手当てしなきゃ。あぁ、服もボロボロ…。
(139) 2014/08/16(Sat) 20時半頃
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[あの魔法薬屋で傷薬買ってれば良かった。薬はあるだろうか。包帯、水、生傷の処置をする分には、主にお世話に掛かったのはアマトの方だ]
……それでさ、オスカー。 君いったい、何をしたの?
断罪の「山羊」とか闇喰みとか、よく判らないけど。 あのお姉さま、まるで親兄弟の仇みたいに君を殺す気満々だったよ?
[彼にも聞きたい事はあろう、先手はアマトの方だった。本当は今、友達は何をして何の為にルンフィアまで、とも聞きたいでいたが。どれの話を聴いても穏やかな内容でない事は間違いない*]
(140) 2014/08/16(Sat) 20時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/16(Sat) 21時頃
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"その者、八の聖具《レガリヤ》を手に、地上の初めの王となった。 王は言った、「我は光の王、世を統べるのは光である」。 すると八の聖具《レガリヤ》は白く輝き、王国を遍く光で照らした。"
(141) 2014/08/16(Sat) 21時頃
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― 診療所 ―
よくぞ辿り着かれました。
[医者>>126の結論に、預言者は目を閉じゆっくりと頷いた]
人は光を見詰めるのではなく。 闇の中に立ち、己と向かい合うべき時が来たのです。 それに気付かれた貴方ならば、我らと道を共に出来るかもしれない……。
[そして再び目を開くと、滔々と語り始める]
今、この地に闇に近しき者たちが集いつつある。 それは闇が光の理を覆す戦いの前触れ。 そしてその戦いに終止符を打つ方法は――
(142) 2014/08/16(Sat) 21時頃
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白に染まりし聖具《レガリヤ》の奪還。 私も在るべき未来のため、その戦いに赴かねばなりません。
[決意を示すように、胸元に手を当て]
ただ、私がその戦いを完遂出来るかは、一抹の不安がありました。 もしかしたら、既にお察しのことかもしれませんが――
[ドレスの襟ぐりに手を掛けて、一気に引き下げる。 するとそれまでドレスより隠されていた胸部が露わになった]
私、既に死んでいるのです。
[縦と横。 心臓を交点とした二つの深い傷が、塞がりきらぬままそこには残されていた]
(143) 2014/08/16(Sat) 21時頃
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―聖都レグレシア・裏通りの酒場― [ある程度酒を煽って、食事を終えた頃。 ある程度の情報を買い漁って、それを記憶しておく。]
言い忘れていたが、暫く仕事は受けられない。 子ども達が教団に連れて行かれてな。 至急とは言わないが、出来るだけ急ぎで子ども達を連れ戻したい。 教団丸々敵に回すほど頭が悪いつもりはないんだが、それにしたってなんとかしたいことに変わりはない。
[矢継ぎ早に自分の現況だけを告げて武器を抜いて銃弾を確認する。 黒いローブを目深に被って、席を立つ。]
さて、まずは何から為すかというところだな。
[情報料を含めたお代をカウンターに放って、BARの扉を開けた。]
(144) 2014/08/16(Sat) 21時半頃
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闇で防ぎきれる規模のものなら。 まだ何とかしようがあるんですが。
…………? どうかしましたか?
[アマト>>137が近づいてくるのに気が付き、袋を漁る手を止める。 其処に警戒心は一切なく。]
(145) 2014/08/16(Sat) 21時半頃
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痛っ!??
[完全不意打ちでデコピン>>138はクリーンヒットした。 ぺたりと尻餅をつき、涙目で額を抑えて友達の顔を見上げる。]
なにを……。
……、………。
あ、……。それは。 そんな風に思っていたわけじゃ。 私も友達を巻き込みたくはなかった、から。その……。
[アマトの拗ねたような表情と言葉に。 ばつが悪そうに視線を泳がせながら口にする言い訳は徐々に小さくなり。]
(146) 2014/08/16(Sat) 21時半頃
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……ごめんなさい。 そして、助けてくれてありがとう。
[地に座り込んだまま深々と頭を下げた。]
……。 薬は軟膏しかないですけど。 無いよりはずっといい筈です。 まずは水で洗って……服は何とか調達しましょう。
もしかしたら、これを買った雑貨屋でなら今の服と似たものが手に入るかも。
[妙な商品を多く置いてあった雑貨屋の話をしつつ。 闇の服のお蔭でさほどひどくはなかった自分の両腕の火傷は後回しに、まずはアマトの応急処置に手を貸した。]
(147) 2014/08/16(Sat) 21時半頃
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山羊じゃありません子羊です。
[遂に来た質問>>140に、まず一番大事な訂正を入れる。]
『断罪の子羊』。 ブラック・ダーク・デス教団の中でも最も過激派と言っていい派閥です。
そこで私が受けた指令は『罪深き魂への断罪』。 ルーベリオンの無辜の民を踏み躙った報いを。 そして、私は……。
[言葉を止め、一度目を閉じる。 ほんの僅かそれを告げるのを恐れるように。]
闇黒神ルゥ=カタストロフの名の下。 教皇パルックにその血でもって償いをさせました。
[赤い目は真っ直ぐに友達の目を見つめた。]
(148) 2014/08/16(Sat) 21時半頃
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― 大聖堂 ―
ああ、そういえば…… 聖具《レガリヤ》の事、あの子に聞けば良かったわね。
[闇喰みのオスカーを取り逃がした事も口惜しいが。 其れと同時に亀吉も拘束して聖具《レガリヤ》の事を聞けばよかったとも思う。何せ、先代の彼は聞こうとしてもまともに答えないのだから。]
(149) 2014/08/16(Sat) 21時半頃
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[辿り着いた、答えに。 それを褒められてもあまり嬉しくはない。
実際に自分自身と向き合った時、自分がどう思い感じるのか分からない。 もしかしたら今までのように逃げてしまうかもしれないのだから。]
白に染まりし聖具《レガリヤ》の奪還、言うは易いが…。 それらはどこにある?
…などと聞くまでもないな、どうせ教団にあるのだろう。 俺は光とは相性が悪い。 本気でやり合うならば……。
[喰らうべきモノを喰らい、本来の姿へと戻らねば勝機は薄い。 そんな事を考えていたから目の前にいる少女が胸部を露わにするのを止める事も出来ず。 それを直視する事になった。]
(150) 2014/08/16(Sat) 21時半頃
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……触れても?
[一応は女性、直接触れるのは憚られ。 そっと首筋へと手を伸ばしてみる。 振れる指先に伝わるのは偽りの温度。 しかし脈動は感じず、体温も通常よりも低く感じられ。]
貴方は成すべき事がある、だから今”生きて”いる。 役目が終われば貴女は元に戻る《死ぬ》というのに、それでも戦うというのか。
[それを哀れだと感じ、しかし言葉には出す事はなかった。]
(151) 2014/08/16(Sat) 21時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2014/08/16(Sat) 21時半頃
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[そんな思考は中断される。
非常事態を公開はしていないが故に。 教団は今日も普段の雑務はこちらへと持ち込まれるのだから。]
スラム街をどうするか……ね。
[クラウディア自身もスラム街に施しを行い。 子供達を教会に連れて来ていた。
ならばいっそ、あの孤児院をもうこちらで接収してはどうかとのミハイル卿からの意見だった。]
そうね、近いうちにそうしましょうか。 ……その時に、彼はどう動くのかしらね。
(152) 2014/08/16(Sat) 21時半頃
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− イ・フウド・ウ・堂 −
[《白》の加護を喪う時はどんな時なのか。 男は判らないまでも、せめて死ぬ時であって欲しいと思う。 死んでも尚愛した者が判らぬ等天罰にしても辛すぎる。
未だ残る青い部分に苦笑しながら、キラキラと煌めく鱗粉が 立ち止まった事も知らぬまま店を開けた]
それにしても…。 あの様な《黒》い剣は早々あるはずもないのだが…。
[先程の男を待つ間、手帳を広げて先程までの情報を整理する。 意味ありげな……黒い本に気付いた黒尽くめの若者。 黒い、恐らく呪いの類のドレスを纏った少女。 そして黒い剣を持った男]
(153) 2014/08/16(Sat) 21時半頃
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凱旋があったばかりなのに。 なんと不穏な。
[まるで1つ1つのピースが集まり 何かを描き出そうとしている様だ。 それが何を描こうとしているのか、 何を中心に集まろうとしているのか、 今頃思い出した黒い紋章の図を眺めながら考える]
(154) 2014/08/16(Sat) 21時半頃
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―薬屋、FSM−
[営業終了の札をかけ、食料を買いに行くべきか。 そんな事を思いながら、男はゆっくり立ち上がる。]
・・・でも、出てる間に客来ても困るんだよなぁ。 一文付け加えとくべきかね、コレは・・・
[紙に「外出中」と書き加え、適当な針で扉に留めて。 食事を買って戻るのは、店を出てから数分後。]
・・・多分、来ないよな?客。
[出る先を書いておくかと迷えど、 其処までは不要かと止めておく。]
(155) 2014/08/16(Sat) 22時頃
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―スラム街・孤児院― [聖都レグレシアから離れ、再びスラム街に戻る。 スラム街の孤児院に戻り、先生と顔を合わせればさしもの洗脳も消えていたようで、安心した。]
先生、ご無事でなによりです。 子ども達は探しに行ったのですが、大聖堂の中、どこかにいるようですが、とりあえず監禁されているということはなさそうです。 予定外に見つかってしまったため、一旦退却することにしました。
[簡単に報告をすれば、先生はもうしわけなさそうに頷いた。 こんな風にするつもりでもなかったのだが、こればっかりは致し方ない。]
『…教会の庇護を受ける…というのも一つの手段なのかもしれませんね。』
[先生の言葉に一瞬だけ目を見開いたが、軽く首を横に振ってみせる。]
それは、先生がそうお決めになるのであれば、反対する理由はありません。 ですが、何度も言うようにあそこで集めた子ども達は、教団のための兵士になることを強いられます。 そのためには洗脳も辞さないでしょう。 俺は、子ども達の意思を尊重したい…です…。
(156) 2014/08/16(Sat) 22時頃
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[威力を押さえ、指先のみに雷を溜める。実は繊細な技術なのだ。魔力は常に大きく広がる物だから、地味な無駄技術を誇るでもなく、アマトは、涙目で見上げながら窄んで行く弁明をする友達を見て、漸く機嫌を直した様に、に、と>>146]
そんな事かなって、わかってるよ。
それに、オスカーだって、あのお姉さまに向かったの。 倒したい敵だからなのもあるけど。僕の事も気遣ったんでしょ? ありがと。
[薬は軟膏しかない。まあ水で洗えば悪影響はないし、何とかなる。服も何とでもなる。繕うのは少し難しいかも知れないけど。妙な品物を揃えた雑貨屋。似た服があるのなら、いっそ変な掘り出し物もありそうだ。 然し、やはりと言うか、この友達は両腕の火傷よりこっちを優先してくれる。だから痛む所以外は御座なりにして、さっさと彼に水と軟膏を渡す]
(157) 2014/08/16(Sat) 22時頃
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親羊でも老羊でも対した差は無いのに。
[寧ろ年取ってるだけ凄そうだと思うのに、そこの訂正は友達には重要らしい。が]
…………。 ブラック・ダーク・デス教団の過激派閥。ね。
何で君そんな…いや、それはいいか。
[厳密には、仮にも王子が過激派の教団員として、まで踏み入りたかったが。確か王籍は、一応抜かれてる事と、目の前の友達はそれ関係に触れるとあの顔をするから、口に出しかけて、やめた>>148。そして何より]
(158) 2014/08/16(Sat) 22時頃
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[真直ぐにアマトを見つめる赤い瞳、冗談ではない響きなその事実を受けて]
……………………あぁ……それは…………。 親兄弟の仇みたいな目、なのも殆ど間違いなかった。ね。
え、なに。もしかしなくても。 今の君、クロスオブメサイア教団の最重要教敵として狙われてる?
[なんて事しでかしてんだ僕の友達は。教団の教皇を断罪。状況的に、暗殺、と意訳して良いだろうと思う。それを執行して今も無事に生きてる友達の無事こそ喜べど、敵の立場である教皇を殺したこと自体には、案外薄反応だった。 唯。アマトが気にしたのは、オスカーは、そういう『断罪』を執行した事は始めてではない。そんな場所に身を置いてるのだろうか。それは件の過激派閥自体に対しては随分大きなマイナス印象を抱かせていた]
(159) 2014/08/16(Sat) 22時頃
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闇黒神ルゥ=カタストロフの名の下。か……。 そう。ブラック・ダーク・デス教団は唯でさえ見た目禍々しい闇黒教団なんだよね。
[光の者は邪教扱いするが、闇には闇の慎ましやかな教えと秩序がある。 それの是非はともかくとしても、そこは影の領域だ。昔の記憶より黒い気がする、友達の髪が、隔絶した数年、十数年の軌跡を垣間見せた気がした。 …これからどうするんだろう…]
(160) 2014/08/16(Sat) 22時頃
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[そうは言うが、孤児院がどれだけ酷い状況にあるかは皆もよく知っている。 賢い子は先生や自分に迷惑を掛けたくないからと、自ら教団に降ることもあるだろう。]
先生、俺がここを守りますよ…。 子ども達も、ここはも…俺にとっては大事な場所ですから。
だから、もう少し自分の子ども達を信じてください。 先生がそんな顔をしてしまっていたら、きっと子ども達にも伝わってしまいますから。
[一度だけ緩く微笑んでみせる。 先生と呼ばれた女性も一度だけ頷いて、小さく謝罪の言葉を漏らした。]
謝る必要は無いですよ。 教団の、まさかクラウディア卿自らここまで来るとは思っていませんでしたから…。
[そう言って、自分は席を外す。 子ども達はすっかり寝息を立てているようだ。 物音は立てないように、そっと庭まで出て静かに武器を構える。]
(161) 2014/08/16(Sat) 22時頃
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いらっしゃいませ。 先程は失礼いたしました。
[考えに浸っていると待たせていた客が姿を見せた>>127 先程の少女を心配する様子に、診療所へ預けて来たと 告げると彼の用件に耳を傾ける。
これまた訳ありげな内容>>128に苦笑と共に剣と硬貨を 交互に見比べ]
見た事のないデザインですね。 材質は悪くない。と言うよりこんな材質は初めてでです。 このままよりも加工してアクセサリーにすると良いでしょうか。
[まずは無難なメダルから。 まさか遥か未来の貨幣だと知る由も無く、 デザインと材質から評価を掛けて、 破格の値段で買い取る事にした。 口ぶりは商人だが、知らぬ材質には警戒していた。 初めての材質は調べる価値があるかもしれない]
(162) 2014/08/16(Sat) 22時頃
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聖具《レガリア》はこの時代、光の者の手にある。 正確な場所まではわかりませんが、聖教団の手にあることは間違いないでしょう。
[医者>>150に頷く]
――闇はここに集い、目覚める。 均衡の崩れる時は近い……。
[男の内心は読めずとも。 その時が訪れることを、預言者は確信していた]
(163) 2014/08/16(Sat) 22時頃
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[医者>>151の問いに頷き、彼の行動を受け入れる。 脈拍はなく、ただ体を動かすのに最低限の熱のみがそこからは感じられるだろう]
―― 一度は死んだ命、ここにこうしていられるのも贅沢というもの。 それに――
[霞の掛かったような記憶。 そこにあるものこそ、死せる少女の希望《原動力》]
その役目の果てに、「あたし」の願いは叶う。 そう、信じていますから……。
[輪郭がぼやけはっきりとは捉えられない、けれど決して消えることのないそれを、引き寄せるように己を抱き締めて。 哀しみなど見せぬように、ふわりと微笑んだ]
(164) 2014/08/16(Sat) 22時頃
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聖戦だか宗教戦争だか知らねぇが…。 子ども達はいつだって被害者だ。
[カチャリ、銃を構えて一点を狙う。 銃声が響けば子ども達が目を覚ましかねない。 だから静かに構えるだけ]
貴様の罪を…数えろ……。
[戦を起こすのはいつも勝手な貴族連中だ。 巻き込まれるのはいつだって、何も知らない子ども達だ。 だから、自分だけはあの子達の味方で有り続けると誓ったのだ。]
(165) 2014/08/16(Sat) 22時頃
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"その者、八の聖具《レガリヤ》を手に、地上の初めの王となった。 王は言った、「我は光の王、世を統べるのは光である」。 すると八の聖具《レガリヤ》は白く輝き、王国を遍く光で照らした。"
(166) 2014/08/16(Sat) 22時頃
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……問題はこの剣でございますね。
[大問題の剣に目をやると大きく唸る]
当方でも剣は扱っておりますが、これ程の大きさの 鞘となりますと探すよりも作った方が良いでしょうか。
抜身のまま歩かれればそれこそ不審者どころか 危険人物扱いされますから……布で巻くとかする方が 応急処置で良いでしょうか。
[収める鞘と聞いてすぐに浮かばず、布か何かを探そうと 立ち上がる際。 閉じていた手帳から、 黒い紋章が描かれた古びた紙がひらりと落ちた]
(167) 2014/08/16(Sat) 22時頃
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刺客 博史は、メモを貼った。
2014/08/16(Sat) 22時頃
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―大聖堂―
……懐かしい事ね。
[執務室で日頃通りの仕事をこなしながら、ふと呟いた。ノックス卿が筆頭枢機卿たるクラウディアを尻目に、個人的に神聖十字軍を動かしている報告は聴いた。もっとも、それをどうこう言う気はない。自分はあくまでも陰流の存在なのだから。しかし]
――――教皇か。
[昨日と比べると、新しい教皇の選出に関する気は変わっていた。具体的には前向きに考え始めていた。それはクラウディアの意向を聞いたからという事もあるが、それよりも]
レティーシャ。あの子と同じような考えの者が、案外教団には多いのでしょうね。
――――あれは危ういわ。あれは本物の信仰の徒ではない。あれは、クロス・オブ・メサイアを…我らの神を信じているのではなく、ただクラウディア卿個人を信奉しているにすぎない。これが過ぎれば、教団の分裂を招く。歴史上、そういった勢力の分裂で異教徒よりも、異端との争いに堕していった宗教のいかに多い事か…
やはり、私が出なければならないか。
(168) 2014/08/16(Sat) 22時頃
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人間の地位などというものに興味はないがな…
(169) 2014/08/16(Sat) 22時頃
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闇は集う…。 王の剣、貴女自身、その他にも色々と今ここは闇の気配が濃い…。
[そっと目を閉じて気配を手繰ればあちこちで闇が集っているのが分かる。 己に馴染む気配は心地の良い物だが。 変化を呼ぶそれがどう転ぶのか。
脈を診ていた指を離し。 少女の微笑みを眺め。]
ならばよい、覚悟があるのならば成せる事も多かろう。 願いがあるというのならば俺は貴女を可哀想などと思わない。
(170) 2014/08/16(Sat) 22時頃
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貴女の前途に祝福がある事を祈ろう。
[僅かに笑みを浮かべてそう答え。]
さて、体調も良くなったのならば行くがいい。 ここは教団に目をつけられているようなのでな、長居はしない方がいいだろう。
[教団がどうやら目をつけているらしいと噂に聞いたのは何時だったか。 調査などと言いがかりをつけて押し入られる、そんな事もあるかもしれない。 だから早く出て行くようにと少女を促した。]
(171) 2014/08/16(Sat) 22時頃
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―大聖堂―
[衛兵がこちらを認め、顔を顰める。 気にも留めずにさっさと手をあげた。]
ご苦労、衛兵。 早速だが、中に入れて貰えるかね? 何、アポなら既に取り付けてある。
[更に嫌そうに顔を歪める衛兵の脇を、鼻歌交じりに悠然と歩きぬける。]
(172) 2014/08/16(Sat) 22時半頃
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―薬屋前― [ドアにかかるは不在の札(>>155]
どうする、すぐ戻ってくるのか? 戻ったところでほかの当てなどないんだよな。
(173) 2014/08/16(Sat) 22時半頃
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ありがとう。
[寝台から降りると、医者の言葉>>171に黒衣の裾をつまみ、一礼する]
私としても、これ以上ご迷惑をお掛けする訳にはいきませんからね。 色々と世話になりました。
――貴方にいずれ、安寧の闇が訪れんことを。
[体質故に歩んだであろう、男の苦難の道を思いそう言い残して。 少女は診療所を後にする]
(174) 2014/08/16(Sat) 22時半頃
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……そういえば、あの方はどうしているかしら。
[ティソと雑貨屋店主の姿は既にない。 ここに運び込まれた際の記憶を辿り、薬屋に向かったのだろうと推測する]
まずは会ってお礼を言わないとね……。 薬も手に入れておきたいし。
[行動に移る前にそれだけは済まそうと、薬屋を探して歩く]
(175) 2014/08/16(Sat) 22時半頃
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刺客 博史は、メモを貼った。
2014/08/16(Sat) 22時半頃
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自由、多様さ…言葉にすればなんと良い響きである事か。けれど人の子はその言葉の意味を履き違えた。自由意志を持った者が多様であるという事は、衝突しか生み出さない。争いしか生み出さない。
人の子は、もっと単純で、素朴で、清貧で、純朴でなければならない。洗練されていなければならない。そうすれば貧富もなく、驕慢もなく、格差もない。
[そうして考えにふけっていたのはしばらくの事。やがて立ち上がり、直属の者達を呼び寄せた。]
(176) 2014/08/16(Sat) 22時半頃
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念のために聖具室の警備を一層厳重にしておくように。それと……断言はできないが、近いうちにレガリヤを多数動員する自体になると思う。聖霊からの魔力抽出を急いでおきなさい。プラントの稼働力を100%まで上げておくように。
あと……スラム街の不穏分子の洗い出しを。異端審問の方にレガリヤ捜索の人員を一部回します。異端書物…メサイア教団関係の宗教書、学術、実用書以外の書物も回収の手筈を進めるように。これは民間の者に委託しても構わないわ。
……以上です。今後とも敬虔なる聖戦の戦士たらん事を。クロス・オブ・メサイアに栄光あれ。 世界に、光あれ。
―――光あれ!
(177) 2014/08/16(Sat) 22時半頃
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[出て行く少女の背中を見送り。 それから革手袋を外して黒く染まった手をじっと見つめる。
病魔ではないモノを喰らう。 本当に喰いたいモノを、喰らう。
実行に移そうと思えば簡単だ。 その辺を歩いているヤツを襲えばいいだけの事。]
…さすがにそれは出来んな。
[まだ明るい、そんな場所で騒ぎを起こせば教団がやってくる。 面倒事は避けたかった。]
(178) 2014/08/16(Sat) 22時半頃
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無事に着いたか。 まァ、アイツなら大丈夫だな。
[施術も見ていないのに、無責任な発言。 だが、学者の観察眼は意外とよく当たるのだ。]
安ッ!? そ、そりゃないぜアンタ……
本当の価値なら、それの3倍はするんだぞ? そっちは白銅っつー珍しい金属でェ!
[>>162 店主の鑑定に、身を乗り出して抗議した。 だが、値を譲らぬとなるとがっくり肩を落とす。]
(179) 2014/08/16(Sat) 22時半頃
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全然違います。
[そこ>>158は絶対に譲れずないが。 恐れていたような激しい反応>>159>>160はなかった。]
そうですね。 まだ教皇の死が発表されていないので騒ぎになっていませんが、発表されれば聖都、いえ、光の徒全てによって追われることになるでしょう。
……。
私が、自ら志願した事です。
[自身の所属組織に対するマイナス感情を感じ取り、付け加える。]
(180) 2014/08/16(Sat) 22時半頃
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チッ、やっぱりこのデカさの鞘はねェか…………
仕方ねェな。 なら、その金で布を買うぞ。 おい、釣りはいくら返って……
[そう聞こうとした、その時。 >>167 店主の手帳から落ちた紙が目に入り………]
! おい、その紋って…………
(181) 2014/08/16(Sat) 22時半頃
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我らが神は闇に添い。 そして、我らの罪を断ずる。
元王子としてブラック・ダーク・デス教団のごく普通の祭司として一生を送る道もあったでしょう。 でも、私は『王』の道から逸れても王の子です。 『闇喰み』の力もあった。
闇より生まれたすべては平等であるべきです。
その天秤が傾けられ続けられというなら。 私は私の義務として戦わなければならない。
[それはアマトが聞こうとして、止めた問い>>158の答えでもある。]
(182) 2014/08/16(Sat) 22時半頃
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[配下の者、特務機関の中でも側近の者達にそう告げて、下がらせる。
全ては、次代の教皇。それが選出された時、最後の聖戦が始まるのだ]
それは争いの終わり―――つまり、争いばかりが年表に記された、人間の歴史の終わりでもある。 ……彼らは、そこに進まなければならない。
[その足取りは執務室を出て、ふと聖堂の方へと向かう。]
(183) 2014/08/16(Sat) 22時半頃
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[ キィ ─────── ─… ン ]
ッ …!?
[刹那、視界がインクを流した如く漆黒に濁り、 幾枚もの幻影《イメージ》が、男の脳裡に流れ込む。]
『亀吉様ッ… …ンフィアの親衛隊ですわ!』
『……そんな、気付…れたの………!?』
『速く…ヘクトル様を…隠し部屋へ……!』
[>>0:107 古い聖堂と思しき場に、悲鳴が飛び交う。 逃げ惑う人々。燭台の灯が、壁の血飛沫を照らす。]
(184) 2014/08/16(Sat) 22時半頃
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[場面は切り替わり、小さな部屋に揺り籠が一つ。]
『命…代えても… あの子は…………』
[>>133 傷を負った術師の男は、地に伏して力尽きた。 向かう先には、火の付いたように泣き叫ぶ赤子。 ──その胸には、男のものと同じソル・ニゲルの紋。
>>0:152 揺り籠を覗きこむ若き刺客の顔が灯に揺らぎ … 一陣の風が全ての光を奪う所で、幻影は途切れる。]
……………
…………いま、のは ……………
[その場で、男は虚空を見つめたまま。]
(185) 2014/08/16(Sat) 22時半頃
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だから、私は戻ります。
例え力及ばずとも。 罪人として終われようとも。
[ふわりと闇の粒子が舞い戦いで傷ついた服を修復する。 フードの下で微笑みながら、断罪者は聖都の方角を見つめ立ち上がる。]
(186) 2014/08/16(Sat) 22時半頃
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―薬屋、FSM前―
・・・あー。 客来ないと思ってたんだが… 悪い、何か入用かい?
[大袋一杯の買い物を抱えて帰ってみれば、 店の前にはなにやら人>>173が居て。 慌てて一声かけてから、札を外して戸を開けた。]
(187) 2014/08/16(Sat) 22時半頃
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ああ、丁度今来たところだから、かまわない。 気付け薬のできる限り、強めのものと、 あとはこいつを頼む。
[イアンにもらったメモを差し出す]
(188) 2014/08/16(Sat) 22時半頃
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― 市街地 ―
[完治することのない症状とはいえ、医者の瘴気を取り込んだおかげか歩き回れる程度には回復していた。 先程別れた青年の姿を探し、裏路地を歩んでいく。 一応目立たぬようにとは思っているのだが、このような場所には似合わぬ豪奢なドレスでは、誰の目にも触れなかったとは言い難い]
[それでもどうにか、ティソ>>188が薬屋らしき男と会話している場面には追い付けるか]
(189) 2014/08/16(Sat) 23時頃
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[自ら志願したのか。教皇を殺す事だけじゃない。その後、世界中の光から恨まれる行為を。既に彼は決断している>>182。だけど]
……もう少し、待てないの?オスカー。
時期が満ちるまで、後少しだけ時間がかかる。 それまで君も……。
[危うい。生き急いでいる、と言う言葉の意味を実感した事はないけど、何となく、今のオスカーがその言葉に当てはまるんじゃないか。そんな気がする。 オスカーが内心恐れていたのは、拒絶と弾劾かも知れない。けどそれよりも、今再び眩しすぎる光に輝くレグレシアと云う死地に戻らんとする。そんな友達の背中を唯寂しそうな瞳で見ていた]
(190) 2014/08/16(Sat) 23時頃
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[――刻限は近い。 狂ったように回り続ける時計の針が一つを示した時、勝つのは光か。それとも闇なのか。]
……黒衣の預言書《ドレスコード》、我らが闇の王。 そしてあの黒い少年――…………すべてはもう始まっている。
[目を開き、空を見上げた。淡い薄桃色だった四枚の翅はいつの間にか漆黒に染まって]
――――これは聖戦などではないわ。
[しっかりとした声で、天へ宣戦布告をするように言い放った]
(191) 2014/08/16(Sat) 23時頃
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決戦よ。……淀んだ光と歪んだ闇の、ね。
……私はどの道長く生きられない。 終わりが来るまでに、どうにかして"これ"を父さんへ――。
[少女の掌に握りしめられているのは指輪。少し古いけれど傷一つない、大事にされてきたと一目見て分かるもの。 埋め込まれている小さな白い宝石に自分を映すたび、あの日のことを思い出す。]
(192) 2014/08/16(Sat) 23時頃
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……そういえば。 例の噂の病院。
あれも今度調べておかないといけないわね。
[そう判断すると薄笑いを浮かべていた。 自分達の正義を体現する為ならば。
クラウディアはいくらでも非情になる。]
(193) 2014/08/16(Sat) 23時頃
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なるべく強い気付け、なぁ・・・ 一応聞いとくと、誰用だい? 流石に、病人に気付け使ってポックリ逝かれたりしたら薬屋としちゃ困るんだが…
[そんな事を呟きながら、メモの内容を確認して。 ・・・魔法薬で無い普通の薬も、一応店には置いている。 なんとか在庫分で足りそうだと判断し、 棚から薬を並べ始めて。]
・・・健康で体力有りそうなら、『覚醒』の魔法薬が一番強いんだが… 疲れてる時に使うと、暫く立つとぶっ倒れるからなぁ。アレ。
[魔法で眠らされたりしていても無理矢理起こせるほど強烈ではあるのだが、 その分服用者への負担も強烈と言う魔法薬の欠点がもろに出たような薬であった。]
(194) 2014/08/16(Sat) 23時頃
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[横たわる痩せ細った女。泣き縋る幼子の手を、女は弱く握って美しく笑んだ]
《――… 最期のお願い、聞いてくれる?》
《どうかこれを、あの人に――。………貴方のお父さんへ渡してほしいの》
[ひゅう、と鳴る喉。喋るのも辛いはずなのに。 それでも彼女は笑っていた。痛み掠れる喉を精一杯、精一杯。]
《……シーパル、私とあの人の、いとしい子…》
(195) 2014/08/16(Sat) 23時頃
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《――祝福してあげられなくて、ごめんなさい》
(196) 2014/08/16(Sat) 23時頃
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―大聖堂・聖堂―
[聖堂の石畳を歩けば、下駄の音が残響となる。 教義の成り立ちを示す、豪奢な彫刻の施された壁。 ――静の織り成す心地良い重圧を楽しみながら、信徒の席へ。 暫くの間、この男にしては特に珍しい事に、静寂を保つ。 ふと、遠くから近付く足音に気が付いた。>>20]
これはこれは、ラディスラヴァ枢機卿。 ご機嫌は如何かな?
私はこの静寂を楽しみに来たのです。 嵐に飲まれた後、この静寂を再び楽しめるとは限りませんからなあ。
(197) 2014/08/16(Sat) 23時頃
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―回想―
[いつの頃だったか。ずっと前に、辺境の村に異端狩りのために訪れた事があった。教団に姿を現してほどない頃の事だ。 といっても、普通の異端狩りであればわざわざ陰流の特務機関が顔を出すほどの事はない。別の理由があったからだった。
そう―――人間と交わり堕ちた天使がいると。教会の本来の仕事とは別に、その情報を得ていたからだった。もっとも、自分が顔を見せた時には既に当の本人たる母親は事切れていたのだが。]
誰かと思えば……見違えたわ。随分と薄汚れてしまったし、翼ももがれてしまっているものだから。 好んで人間と交わるとは…随分と好きモノ、いえ物好きだったのかしらね。顔に似合わない事よ…
まあ、しかし既にお前も罰を受けたわ。その無残な最期こそがお前にはふさわしい……
(198) 2014/08/16(Sat) 23時頃
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今お前の娘の顔を見てきたわ。あの髪の色……純白さ…そっくりね。
本来なら娘も父親も粛清しなければならないところだけれど…いいわ、私から話を通しておきましょう。 娘の方は然るべき研究機関に連行させてもらう。生命は保証するわ。記憶は消すけれどね。けれど、それで父親の無事は保証してあげる。クロス・オブ・メサイアに忠実な者であるうちはね…
私達は、赦しますから。父の教えの元に。
[何も言わない躯に語りかけ、王都レグレシアに成果を得て帰還した。 ―――そんな事も、あった]
(199) 2014/08/16(Sat) 23時頃
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……いいえ、お母さん。 悪いのは貴女ではないの、……世界と光の神だわ。
[まるで言い聞かせるように呟いて立ち上がる。 漆黒の翅がはためき、遠く微かに水の零れる音が聞こえて]
…まずはアマト、とかいう神秘研究家を探さないと。 でもどこにいるのかしら……研究家というくらいなのだから、研究所……?
[それとも神秘ということは教会か。 闇の力に染まった翅は光側の者に容易に探知されるだろうが、構うことなくアマトという者を探す為日傘をさして歩き出す*]
(200) 2014/08/16(Sat) 23時頃
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聖戦はもう始まってしまったんです。 私が始めた。
[アマト>>190を振り返る。 動揺を隠しきれず開く唇は震える。]
アマトさんに伝えることがあります。 『王の剣』の所持者であり、ソル・ニゲルの紋を持つ。 遥か5000年の時を遡り現れた最後の王。
ヘクター・ローガンと名乗った男の事を。
[そして、少年は友達へと語る。 黒陽の紋を胸に持つ男との出会いとその姿形を。 まるで今語らなければもう語れぬというように。]
(201) 2014/08/16(Sat) 23時頃
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― 薬屋「FSM」前 ―
[見知った顔と、見知らぬ白衣の男>>194を見掛けて声を掛ける]
ティソさん。 良かったわ、追い付けて――世話を掛けさせてしまってごめんなさい。
……そちらが薬屋さん?
[軽く首を傾げて、視線を白衣の人物の方へ]
(202) 2014/08/16(Sat) 23時頃
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えっ……えっ???
[>>135幻聴にしては、やけにはっきりとした声が、聴こえた気がして。]
(*6) 2014/08/16(Sat) 23時頃
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…………っ……!?
……今のは、一体……?
[聞こえるはずの無い、>>135クラウディア卿の“聲”。 真実と信じるには、不可解すぎて。幻聴と割り切るには……鮮やかすぎて。 戸惑い揺れる彼女の元へ、司祭に連れられた同胞が現れる。
……あの司祭、確か、ノックス卿のシンパだ。]
司祭様、あの……。
[今しがた聞いたものを伝え、判断を仰ごうとして。 有無を言わさぬ柔らかさで、同胞に引き継ぎを指示するよう、詰め寄られて。]
(203) 2014/08/16(Sat) 23時頃
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…………え、ええ……わかりまし、た。
……ごめんなさい、メアリー。 新しい子達は当面、カリキュラムから戦闘訓練を抜いて、見てくれればいいから……。
でも、メアリー、あの。 もしかすると、また改めてクラウディア卿からご指示が……っ、司祭様、あのっ……!
[笑顔で頷く彼女に頭を下げた途端、司祭により半ば追い立てられるよう、聖堂の出口へと向けさせられた。
……やむを得ず彼女が市街へと赴いた、その少し後。 >>135別の兵により、クラウディア卿からの正確な指示が伝えられることとなったのだが。その報が彼女の元へと届くのは、いつになる事か。]
(204) 2014/08/16(Sat) 23時頃
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―聖堂―
あら。貴方が此処にいるのは少し意外だったわ、仁右衛門殿。私はいつも通り。 …意外と信心深いのかしら。良い事だけれどね。
[大聖堂にいた来訪者に一礼し、自分も十字を切って軽く礼拝し、近くの席に腰かける。]
そうね、静寂のうちに過ごせるのはもう僅かな時間かもしれないからね。まあ、嵐が過ぎれば…その後はいくらでも静かになるわ。夜明け前の海凪のように。 それでは、今はあまり仕事の話はしない方が良いかしらね。
[そう言って、しばらく腰かけたまま聖堂の祭壇を眺め見る。ふと、思いついたように口を開いた]
……貴方、インテリジェントだと思うけれど、文学や歴史はお好き?
(205) 2014/08/16(Sat) 23時頃
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[病人にぽっくり逝かれるという言葉に少し表情をこわばらせる]
ああ、病人といって差支えがないと思う。 でも本人が気付け薬って言っていたんだよな……。
[強力なというのは自分が勝手に付け加えたのだが等と考えていると使用する本人の声が聞こえた>>202]
ああ、そうだ薬屋の主のようだ。 主人よ、薬を使うのはこの子だよ。 ちょいと本人に話を聞いてもらえるか?
っておい、一人で歩いて大丈夫なのか!?
(206) 2014/08/16(Sat) 23時頃
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─ 幕間:語られざる歴史の闇 ─
[死産だった。………公には、そう通す事となった。]
[ 『黒き太陽の紋を持つ黒羽の者、 黒き剣にて聖都を脅かす──』
───世界に、《予言の刻》が近付いている。 若きルーベリオン国王には、一つの危惧があった。
予言を恐れ、世界から「全ての黒陽」を葬り去らんと、 かのルンフィアが、水面下で動き出そうとしている。
そう遠くない内に、ルーベリオンは滅びを迎える。 ………国王は、その最悪の結末を見出だしていた。]
(207) 2014/08/16(Sat) 23時半頃
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[ソル・ニゲルの紋を絶やしてはならぬ─── 国王は、闇の国全ての命運を懸け、一計を案じた。
カーライル人の側室との間に産まれた最初の子を、 雪国カーライルの山深く、時聖堂へと秘匿したのだ。
闇の王の血引く赤子を、ルンフィアの追跡の及ばぬ、 遠い、遠い、「時空の彼方」へと逃がす為に………]
(208) 2014/08/16(Sat) 23時半頃
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[ ───その隠された赤子の名こそ。
ヘクトル・ゼルロ・ストゥス・ルーベリオン。
ルーベリオン国、第零王子である─── *]
(209) 2014/08/16(Sat) 23時半頃
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[ティソ>>206の会話の前半部分は聞こえていなかった。 店主との会話を促されれば頷いて、驚いた様子の問いには]
ええ。 お医者さまの「治療」がよく効いたみたいで、随分とよくなったわ。 それに、長居をしてもよくないもの。
[イアンの正体や長居出来ぬ理由には、ここでは触れず]
色々とありがとう。 それと……貴方の用事が済んだなら、出来ればこの街は離れた方がいいと思うわ。
[最後に付け加えたのは、世話になった恩からか。 訴える視線でティソを見上げた]
(210) 2014/08/16(Sat) 23時半頃
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[言葉の奮え、心の刻み、まるで闇の中で命を燃やし尽くそうとしてる様に>>201]
…………ヘクター・ローガン。 それが『王の剣』を持つ、時の寵児。
いや、多分、その名前は……。
[然し友達の話を聞く限りでは、恐らく。つまり。アマトが持つ情報と共に、ソル・ニゲルの紋の形を思い返す。ああ、さっきもそれで火聖霊に怒られたばかりだ。 兎に角、彼はレグレシアにいる。裏路地と言う事は、既に人目を避ける場所を選んでるのは間違いないだろう。更に、大きな身動きも取れない事。それだけの情報を得れば、彼を探すのはそう難しくないが]
(211) 2014/08/16(Sat) 23時半頃
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ああ、とりあえず直ったなら何よりだけど薬はいらねぇ? 今、店主さんにお願いしてるところだったんだがなー。
[「貴方の用事」の言葉には首を横に振った]
用事はないぜ、この待ちを含めてふらふらしてるだけだからな、俺。
(212) 2014/08/16(Sat) 23時半頃
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― 裏路地・診療所 ―
[少女が去ってから疲れたように深く椅子に腰かける。 今成すべき事は何か、目まぐるしく脳内を駆け巡ると同時に。]
俺はただの医者だ。
[何故か共有される精神。 疲れた、考える事が多すぎて眩暈すら覚える。
ふらりと立ち上がると玄関の鍵を閉めてしまう。 ティソに薬の購入を頼んだが戻ってこれば扉を叩くくらいはするだろう。 今は患者を受け入れる気持ちにはなれず。 緊急外来も無視するつもりだ。]
(213) 2014/08/16(Sat) 23時半頃
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[薬を使う相手はどうやら、黒衣を纏った少女>>202らしい。 たしかに、本人に聞けばどの程度のものが要るのかは分かりやすいだろう。]
・・・とりあえず、メモに有った薬はこの木箱に入れてるんで。 緩衝材におがくずは入れてるけど、ひっくり返したりはなるべく避けてくれよ?
[一先ずメモに有った薬を青年に渡し、 少女の方へと向き直った。]
ああ。此処の店主のミナカタってんだが… お嬢ちゃん、どんな気付け薬をお望みだい?
[少女の黒衣に『黒いドレスのブルーバード』が一瞬頭をよぎるが、 まずは薬が優先で。]
(214) 2014/08/16(Sat) 23時半頃
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ひひひ、何を仰います事やら。 私ほど信心深い者を見たことはないと自負しております。
[ラディスラヴァ――いや、教団が自らをどの様に認識しているかなど百も承知。 それでいながら、軽口を叩く。>>205]
嵐の後は確かに凪ぐでしょう。 しかしながら、その静寂の意味は大きく変わるかもしれない。……違いますかな?
[仕事の話を振られれば、立ち上がり、恭しく一礼する。]
卿がそれを望むのであれば、それも良いでしょう。 その仕事が、この嵐を特等席で楽しめるものなら、尚更。
[暫くの静寂が流れた後、ラディスラヴァの発した言葉に肩を竦めた。]
どちらもそれなりに楽しめるものです。 まあ、教団より遠い私の手に入るものは、貴女から見れば高々知れているものでしょう。 はっはっは。最近は異国の草子に興味を持ちましてな。
(215) 2014/08/16(Sat) 23時半頃
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いえ……また急に症状が出ても困るから。 薬は持っておこうと思うわ。
[ティソ>>212に答え。 こちらの問いに首を振られれば]
そう……。 それなら今の言葉、覚えておいて頂戴。 もっとも――
(216) 2014/08/16(Sat) 23時半頃
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因果の糸は、もう既に繋がれているかも知れないけれど。
[少女自身はティソの過去を覚えてはいないが、しかし預言者として、その存在《文字》の在処を見通す《検索する》ことは出来る。 故に――彼もまたこれまでの、そしてこれからの出来事に無関係でないことを、感じ取り始めていた]
(217) 2014/08/16(Sat) 23時半頃
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[木箱を受け取りながら気づく。 代金が足りるかどうか考えていなかったことに]
ああ、すまねー、助かる。 ところで代金はどれぐらいだ?
[手持ちで足りればいいのだけど重いながら訪ねた]
(218) 2014/08/16(Sat) 23時半頃
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…………。
[――"名前"、その単語に僅かに俯く。
母親であった側室の生国であり、第零王子を託されたカーライルの聖霊術師であるアマトには心当たりがあったかもしれないが。 死産したされた第零王子の事を、当時生まれてもいない少年が知る術はない。
故に浮かぶ理不尽な感情に表情は曇るのだ。]
(219) 2014/08/16(Sat) 23時半頃
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[それから薬屋の店主の方へ向き直る]
初めまして、ミナカタさん。 私は《ブルーバード》。
[彼が連想していたものなど知らず、称号であり通り名でもあるそれを名乗る]
そうね……良ければ店の中で話させてもらえないかしら。 少々特殊な体質なものだから。
(220) 2014/08/16(Sat) 23時半頃
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アマトさん。 必ず、その"鞘"を『王』の下へと届けてください。
闇が常に我らの傍らにあるように。 惹き合うべくして出会える筈ですから。
……。
ただでさえ目立つのに。 私と一緒では余計に悪目立ちですからね。
[だから、聖都へと戻る前に別れましょうと。 穏やかにだが有無を言わせぬ響きを持って言う。]
(221) 2014/08/17(Sun) 00時頃
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そうだな、万が一を考えたらもらっておくべきだよな。 んじゃ、この薬も渡しておいたほうがいいか?
[症状を見て医師が処方してくれた薬。 それも渡しておくに越したことはないのだろう]
ああ、わすれねーよ。 因果の鎖か、ずっと昔からもう繋がれてるんじゃねーかな?
もっともそれは誰もがだと思うけどな。
[その言葉は心当たりがありすぎた。 だから最後に少しだけ思わずごまかしてしまった]
(222) 2014/08/17(Sun) 00時頃
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そう、まあ…そうね。 信仰を態度で示すなら、貴方より信心深い方はそうはいない。それは確かなところです。 確かに…嵐の後の凪は今とは違うものとなるでしょう。停滞し、少々窮屈になる。しかし安心はいくらでも手に入りますよ。
[立ち上がって一礼した彼に、自分も席を立つ。]
(223) 2014/08/17(Sun) 00時頃
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クラウディア卿から何か任を受けていますね。委細は知りませんがそちらを優先してくだされば結構。 貴方に依頼するのは異端的な書物の回収と、ノックス卿が単独で行っているスラムの異端分子の炙り出しに関する協力です。 無論骨の折れる事ですから、市民への協力を取り付けていただいて結構。経費は当然こちらで持ちます。 特に《白銀の翅》については入念に。
回収する書物の内容に関してはある程度貴方の裁量に任せますが、禁書、BDB教団関係の宗教書や歴史書については確実にお願いします。 ……異国のものはまあ、その辺は任せますが。
(224) 2014/08/17(Sun) 00時頃
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えーと。 魔法薬じゃないから割安だし、大体このぐらいって所かな。
[木箱に入れた薬の値段を聞かれれば、 暫し考えてから一般的な値段よりやや少なめの請求書を書いて見せる。 請求書形式にしたのは、メモの時点で誰かに買ってくるよう頼まれたと判断したからで。 薬を相手に届ける時に、請求書が有れば代金も受け取りやすいだろう。]
・・・ぁー。 そんじゃ、中で相談するか・・・ そっちのお兄さんもついて来るかい?
[少女の名乗り>>220に一寸目を反らすが、 気を取り直してそちらに向き直り。 関係者だろうと判断した青年に、一緒に聞くかと問いかける。 その場合は、伝言は少し後で伝えることになるのだろうけど。]
(225) 2014/08/17(Sun) 00時頃
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ではその3倍で買い取って頂ける所へどうぞ。
[あからさまに不満を見せる男だが、こんな客はしょっちゅうだ。 笑顔のままどうぞどうぞと促せば、大体の客は折れていく。 目の前の男も例外なく、その金で布も買うとなればある意味丸儲けだ]
(226) 2014/08/17(Sun) 00時頃
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……あのう、もしかして薬の代金って、私へのものも含まれるでしょうか? それでしたらお払い頂くのは余りに申し訳ないのですが……。
[先の言葉>>218を受けてティソに言葉を掛ける。 とは言え少女が路銀を持っていないことも明白だろう。 誤魔化すような言葉>>222を聞けばふと微笑んで]
そうかもしれませんね。 預言ばかり見ていると、見落としがちですが……。
[ティソは話を逸らすため言ったのかもしれないが、真理は突いている。 そう感じたのは、黒衣に運命を上書きされた、死せる少女の存在があるからかもしれない]
(227) 2014/08/17(Sun) 00時頃
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ありがとうございます…。
どうされました………!?
この紋章をご存知なのですか…?
[店主の顔を保てたのはそこまで。 落ちた紙に描かれた紋章に男が気付いた時点で、均衡が崩れた音が聴こえた気がした。
張り詰めていく己を律しながら、過る予感が杞憂に終わる事を祈る様に、黙り込んだままの男を見つめる]
(228) 2014/08/17(Sun) 00時頃
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そうして頂けるとありがたいです。
[ミナカタ>>225に頷いた。 ティソの付き添いに関しては彼の意向に任せるつもりだ]
(229) 2014/08/17(Sun) 00時頃
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うん、どの道『剣の王』を探し出す必要はあるからね。 その後の事は。 ……うん。何とかするさ。
お互い目立つのは宿命なのかな。 ルンフィアの活気ある暮らしもいいけど、僕は雪国の隠居生活にずっと親しんで来たからなぁ。
[穏やかに、然し有無を言わせぬ響きで別れを告げる友達に。 これから何処で何をするつもりだと、聴こうとしたけど。やめた。きっと聴いた所で変える事は出来ないから]
(230) 2014/08/17(Sun) 00時頃
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……それじゃあ僕が、先に行くよ。 オスカー。
[友達の瞳。赤色をした瞳を見つめて]
また。レグレシアで。 次に会うときは…… ううん。じゃあね。
[何か言いかけて、そしてアマトは先にレグレシアの方面へと走り出す。まず剣の主を会うためにも]
(231) 2014/08/17(Sun) 00時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2014/08/17(Sun) 00時頃
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………………あ?
………… ああ、何でもねェ。 香の香りだ。ちぃッと目眩がしちまってな。
[ふと気付いて、平気だと手をひらひら振った。 見えた幻影の事は、己の胸の内に留めたまま。]
ああー、ソル・ニゲルの紋だよな? それ。 ガキの頃、絵本でよく読んだヤツだ。 お袋に脅されて、怖くて眠れねェのなんのって!
[教団の女から聞いた話を受け売りにして、 誤魔化すようにへらりと笑った。]
……………………。
[俺の痣、見られてねェだろうな………と。 左手は無意識に胸の辺りの衣服を握っていた。]
(232) 2014/08/17(Sun) 00時頃
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ああ、同行しよう。
[請求書を見ながら共に歩く。]
これは、この小箱だけじゃねーかな? まぁ、お前の分は何とか払ってやる。 もしくは立て替えておいてやる。
[気にしている様子だったからあえて絶対払うとは言わなかった。]
ま、言ってしまえば人生自体がすべて因果だしなー。
[誤魔化が通じたと重いけらけらと笑う]
(233) 2014/08/17(Sun) 00時半頃
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………おーし、だいぶ目立たなくなったぜ! 只の布でも、抜き身よりァずっとマシってな。
[単に刀身に黒い布をぐるぐると巻いただけだが、 それでも、敵意が無い事は充分に示せるだろう。 ──尤も、滲み出る闇の力までは隠せない。]
買い取りの件は納得いってねェが……… まあ、気が向いたらまた来てやらァ。
あばよ、達者でなァ!
[何も無ければ、大剣を担いで雑貨屋を出るだろう。
布を買って、余った分の所持金はごく少額だが、 本当は、金があれば買いたい品物ばかりなのだ。]
(234) 2014/08/17(Sun) 00時半頃
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[ラディスラヴァの言葉に首を竦めた。>>223]
安心――そうですなあ。 貴女方、教団の後ろ盾があるからこそ、我が家は守られ、私は守られる。 この国が揺らぐという事は、私が揺らぐことに他ならない。
はっはっは。貴女方が上手くいっている時は、安くこき使われないよう気を張っていましたがな。
[≪白銀の翅≫の名を聞けば、首を傾げる。]
ふむ、この度の嵐には黒――闇の関連と目星をつけておりましたが、ここに来て白銀とは……。白銀……ふむ、それは僅かに黒を得た光なのか、白に染めつくされた闇なのか……。
ああ、いやなに。貴女方の前では、思考を開示するように努めているのですよ。 無論、依頼を受ける事には異存はございませんとも。 異端を炙り出す事も、禁書を探しだし、引き渡す事も。 者を捜す苦労もも、物も探す面倒も、更地にすればまるっと解決できる。 ひっひっひ……経費も何もかもそちらに持って頂けるのなら、話は早い。
(235) 2014/08/17(Sun) 00時半頃
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ああ、大事な事を確認し忘れていました。
私は禁書に疎い故に、うっかり目を通してしまうかもしれませんが。 ――当然、御目溢し願えるのでしょう? でなくては、禁書か否かを知る事はできませんからなあ。
(236) 2014/08/17(Sun) 00時半頃
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どうしてそこまで……? いえ、有難い、のですが。
[ティソ>>233に困惑と申し訳なさを見せつつも、手持ちがないのは事実なので好意を受け取ることにした。 ミナカタの許可が出たなら共に店内へ向かう]
(237) 2014/08/17(Sun) 00時半頃
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ルンフィアは寒いけれど綺麗な場所でしたね。 あそこは平和なままであって欲しいです。
[幼い頃に見た白い闇。 あの光景が映って見えるような気がする友達を瞳>>231を見返す。]
……お気をつけて。 また……会えて嬉しかったです。
貴方に闇の加護がある事を心より祈っています。
[先に聖都へと向かい走り出す友達の背を見送る。 赤い目にその姿を焼き付けるかのように見えなくなるまで、ずっと。]
(238) 2014/08/17(Sun) 00時半頃
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…………。
[アマトの姿が見えなくなった。 火傷がまだ痛む手の具合を確かめつつ、フードを深くかぶり直し。 黒曜の十字架へと口づけを落とし、服の中へとしまい込む。]
――罪深き魂へ鉄槌を。
[断罪者は別の道なき道を走り出した。**]
(239) 2014/08/17(Sun) 00時半頃
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了解…ああ、客が来ても困るし一旦札かけとくか。
[二人が店内へと入れば、『休業中』の札をかけて椅子を二つ出してくる。 元々カウンターに自分用の椅子が有るので、二つをカウンターの前へと並べて…]
それで、特殊な体質ってどんな具合なんだ? それによって使える薬も変わるんだが…
[実際、特定の薬に拒否反応を示すなどと言った例は稀にある。 その類なのかと思いながら、椅子に座るよう手で示した。]
(240) 2014/08/17(Sun) 00時半頃
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そうですか…。 少し香りが強すぎたかも知れません。
[香と言われて、失礼と煙管を止めるが、無意識に目印を飛ばす事を忘れないのは染み付いたものだろう]
恐い恐いお伽噺ですからね…。
あまり人前でその紋章の名は告げぬ方が良いでしょう。
[追及は避けて、無難な言葉を選んで返すが、胸元を掴む仕草は見逃せなかった]
(241) 2014/08/17(Sun) 00時半頃
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まあ……そこはそれ、力のある方にはお金を出し惜しむような事はありませんよ。少なくとも私はね。
金銭というのは不浄のようでもありますが、純然とした契約の道具と考えれば、なかなか面白いものです。
《白銀の翅》ですか。まあ…闇ではなく純白の翅だそうですが。思想的には闇に染められたのかもしれませんね。あるいはただのイレギュラーかな…
いえ、なんでもありません。それでは、細かな部分はお任せします。 ええ、貴方でしたら中身の確認は構いませんわ。その点での心配はしておりませんから。
[その点が金銭で動く人間の信頼に値する点であるな、と言いながら考えていた。下手に純粋に信仰に生きる者よりも忠実である、というのは実に皮肉な点ではあったが。]
(242) 2014/08/17(Sun) 00時半頃
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[あの赤子の紋章は何処にあっただろうか…。
闇が浚った太陽王の帰還…。
そんな戯言が何故か頭から離れない。
買取りに文句を付ける男に貼り付いた笑みを浮かべ]
そんな布しか無くて、申し訳ありませんね。 今度はもっと高くなりそうなものの持ち込みをお願いします。
[そんな商売気質を見せながら、背中を見送る視線は鋭いままだった]
(243) 2014/08/17(Sun) 00時半頃
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ちょっとな、俺むかしいやなーことをされてな。 だからできる限り人には優しくしてーんだよ。
[先刻語った話(>>12)と同じことを話す]
(244) 2014/08/17(Sun) 00時半頃
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― レグレシア正門付近 ―
[離れて、走り、友達の姿が背中から見えなくなっても暫く走り。随分と走り立ち止まる]
…………オスカーの馬鹿。
義務とか、王とか。 あいつ、あんなに自己犠牲が強かったんだ。
[そしてアマトは顔をゆがめて吐き捨てた。友達の前では云わないでいた。だけど言葉の節々からそれを感じさせるには十分すぎたから]
(245) 2014/08/17(Sun) 00時半頃
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君も失くす訳にはいかない存在なのに。僕にも、皆にも。
[そうだ。思い出す。火聖霊の遺跡で儀式を執り行いに来たんだ、そもそもの自分は。 だが明確に告げてないから、友達は気づいてないかも知れない。あの聖霊交感は『失敗』した。火聖霊サラマンデルを怒らせたから>>0:530。
あの儀式は仰々しいが、唯単純に、火聖霊に対し、『ソル・ニゲルの紋を持つ者』のありかを尋ねるだけの、聖霊と対話する為の儀式だ。だけど奇しくも、火聖霊はアマトの声を聴くと機嫌を損ね、告げた。
『そこに いるぞ』>>530。『おれを からかうか おろかものめ』と怒ったのだ。 つまり失敗の原因は図らずも追跡していた友達にある訳なのだが。然し、アマトは知らない。サラマンデルの不興を買ったのは、力をとても感じ取り難い様な小細工>>0:415を施してる事で更に、試されてる、と誤認した事にもある。だが然し、火聖霊はその紋章を『ある』と認めていた]
(246) 2014/08/17(Sun) 00時半頃
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|
……それに連合軍の事も言わず仕舞いだった。
[連合軍。それはカーライル王国主導に、ルーベリオンの残存勢力と共同関係を築き上げた、闇の対ルンフィア軍。八代目『亀吉』として、アマトは出立際にその存在を知らされている。 然し彼らは、今はまだ何も出来ない。戦うことも抗うことも出来ない、滅びを待つ身。
指導者が必要なのだ。最上は全てを束ねし『王』。 だけど『希望』になり得るのは『王』のみではない。 例え封じられていると云え、黒陽の紋を宿す者なら立場は十分。そしてそこに何かひとつでも、レガリヤさえあれば。 そして、闇を導く『希望』が現れたら。その時、光と戦う者たちは漸く決起の声をあげる事を赦される様になる。
…だけど彼は多分頷かないだろう。 最初の反応で、そう確信したから、アマトの背後にある、彼ら沢山の闇の者達の事を持ち出し辛かった]
(247) 2014/08/17(Sun) 00時半頃
|
|
――…生き急がないでよ。 オスカー。
[然し彼が教えてくれた。剣の王、ヘクターと自分を繋ぐ手掛かり。 それを確かな物にする為に、アマトは行く。レグレシアの影。 鞘が、近づく邂逅に微かな鳴動を覚えていた*]
(248) 2014/08/17(Sun) 00時半頃
|
|
[ミナカタ>>240に促され椅子に座る。 ティソも同じ場に居るが――ここまで来て隠すものではないか、と、ミナカタへ向き直り]
実は、私――もう、死んでいるんです。 だから人間というよりは、動力を持つ人形、と言った方が近いかもしれませんが……。
そうした存在《もの》に使える薬は、さすがにないかしら。
[一応人間の肉体ではあるから、通常の薬でも効く可能性はあると思っているが。 魔法薬を扱うという男に、そう問うてみる]
(249) 2014/08/17(Sun) 00時半頃
|
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/17(Sun) 01時頃
|
─ 裏路地:孤児院前 ─
さーて、この先どうすっかなァ………
[布を巻いて、少しは剣も目立たなくなったものの。 元の時代に帰る手掛かりは一向に掴めていない上に、 自分は亡国の王族の生き残りだなんて話まで湧いて来た。]
クソッ、ますます訳が分かンねェよォ! どうせなら滅んでねェ国の王族が良かったぜ、ッたく…
[その辺に手掛かりでも転がっていないものか。 裏路地をふと見上げれば、孤児院の文字が目に入った。]
(250) 2014/08/17(Sun) 01時頃
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|
げェッ、孤児院だ……!? ガキの巣窟か、喧しくってたまんねェ………
…………………… あ?
[耳を塞いで通り抜けようとして、気付く。 ──子供の声がしない。不気味な程に静かなのだ。]
? 随分と大人しいじゃねェか………昼寝か?
[足を止め、不思議そうに様子を伺っている。**]
(251) 2014/08/17(Sun) 01時頃
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ヘクターは、×裏路地 ○スラム街
2014/08/17(Sun) 01時頃
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黒き禍、光の御元に集いて世界を螺旋に導かん…か。
[胸元の痣を認める事が無くて、幸いだったか。 処分命令は完遂するまでは生きている。 痣を知れば直ちに追いかけて、他の人に遭う前に処分しなければならなかった]
クラウディア殿に会いに行かなければ…。
[禍々しい剣と主が消えた後、乗り気ではない召喚に答える為に店を閉め、教団へと向かう事に]
(252) 2014/08/17(Sun) 01時頃
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はぁ……、まじか……。
[驚きを通り越して叫びすらしなかった。 生きる人形については賢者の塔時代で、 聞いたこと接したことはあった。 しかし、それ以外では初めてだったから――]
(253) 2014/08/17(Sun) 01時頃
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― 大聖堂・私室 ―
[魔力を集中させるとそれが形をなしていく。 その“力”はどこにでも居るような鳥の形を取ると。
クラウディアの部屋の窓から飛び立っていくのだ。 魔力で生み出された仮初の命。 それらの2割ほどはノックス卿の監視に廻し。
残りの鳥はレグレシアの周囲を回る。 オスカーと亀吉。 彼ら2人を今度こそ逃さないように。 その存在をすぐに発見できるようにと。]
(254) 2014/08/17(Sun) 01時頃
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・・・死者に効く薬、なぁ・・・
[一応、眉唾物の話として噂だけが残っている魔法薬ならば存在する。 おとぎ話に噂の残る、死者を生き返らせる魔法の薬。 もっとも、薬師のおとぎ話に出てくるソレは、 死んだ直後にしか使えないのに調合に一年かかる(しかも、結構な頻度で失敗する)と言う半端に現実味を帯びた物だったが…]
魔法薬はある意味「付与」に近い物だから、 魔力か代わりになる物さえあれば嬢ちゃんにも問題なく使えると思うが… そもそも、どう言った意味で「効く」薬が欲しいんだ?
[おとぎ話の薬なんて、今この場には存在しない。 そんな物より現実を見ようと、薬の内容を問いかけた。]
(255) 2014/08/17(Sun) 01時頃
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― レグレシア前 ―
[アマトはレグレシアを前に、風聖霊の喚起を行おうとしていた。 場所を大まかに理解してしまえば、こちらの物だ。風のエレメンタルを頼りに、空からも探そう。そう風聖霊の力を行使しようとした]
……んだけど。 簡単には、どうやら入れてくれなさそうだね。 あの胸慎ましやかなお姉さま。
[それは鳥だろうか?魔力で組成された、空から何者かを監視する役割のふたつが、天空で感知してしまったのだ。何処にでもいる鳥の姿をしている。自分も空に何かを飛ばそうとしなければ、絶対気づかなかったに違いない。 生憎、今の初見は幸運な事にあちらに感知はされてない、と思う。然しこのままレグレシアに無策で入れば面倒くさい事になるのは間違いないから]
(256) 2014/08/17(Sun) 01時頃
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[近くの茂みに身を隠す。出来る限り、補足されない様にと存在を潜めて。 アマトは風聖霊のエレメンタルを編み上げ、同じく、魔力で構成された仮初の命を産み出した]
……さ。数は僕の方が劣るけど、遠隔魔術の騙し合いはどうかな。 枢機卿のお姉さん、第二戦よろしくね。
[それは白色をした兎だ。愛くるしい兎が耳を動かして空を飛んでいる。 勿論それは、アマト(天兎)の名前を意識した意識であるから、クラウディアへ対する挑発でもある。然しここで戦うつもりはさらさらない。 兎は、無軌道に八方の空へ飛び散ると、霍乱する様に、魔力の鳥に姿をさらす。アマトが何処にいるかを悟らせない為の、バレたら負け、逃げ切れたら勝ち、のかくれんぼだ。 バレても即刻全力で逃げ出せる様に、準備も忘れない]
(257) 2014/08/17(Sun) 01時頃
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― 教団 ―
[異国の衣装のまま、男は教団本堂の中を堂々と歩く。 誰にも見咎められぬ男の気配は注視しなければ認識出来ぬもの。
『気断ち』と呼んでいる気配を断ちながら動く技は親衛隊の裏の生業をするものなら身に付けていなければならぬものだ。
路傍の石の様に気にされぬよう歩みながら、知った部屋の前に立つ]
お呼びですかな。 クラウディア殿。
[一般人ならば気付けぬとしても、ある程度実力あるものなら見抜けるだろう。 当然枢機卿クラスに通用するとは思っていない。
だから訪ねても驚かぬだろうと扉を叩いた**]
(258) 2014/08/17(Sun) 01時頃
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[ラディスラヴァの言葉に大きく頷いた。>>242]
仰る通り、金銭は不浄でもあり、純粋でもある。 重要なのはそれをどう手に入れるかに尽きます。
私は、貴女に不浄を押し付けられるのではなく、貴女から信頼を頂けると信じていますよ。
[≪白銀の翅≫について、ラディスラヴァが考え込むように呟けば、口を挟まず黙って聞き入る。]
それでは、そうですなあ。 スラムへの立ち入り、捜索の許可証。 それと、地下牢使用の許可証を頂けたらと存じます。 ああ、許可の期限に関しては、そちらにお任せしますよ。
[口角を歪めながらも、恭しく頭を下げる。]
(259) 2014/08/17(Sun) 01時頃
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刺客 博史は、メモを貼った。
2014/08/17(Sun) 01時頃
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そうね、「気付け薬」……と言ったけれど。 魂と肉体の、意識と無意識の、記憶と知識の同期――と言った方が正確かしら。 簡単にいうと、脳の許容量を超えてしまっているのね――これが。
[ミナカタ>>255へ言って、詩篇蠢く黒衣を示す]
だから負荷がかかると肉体の方が限界を迎えてしまう……。 大事な局面では、万が一にもそんな事態が起こらないようにしたいの。
[そして魔法薬に関する説明を聞けば]
それならば問題ないでしょう。 この肉体の動力が、魔力と同等の働きをするはず。
[少女本人は知らないが―― その動力は記憶と精神、またの名を『希望』という]
(260) 2014/08/17(Sun) 01時半頃
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そうですとも、その通り。 私の信頼は…それこそ、仕事の結果次第です。 とは言え、そう心配はしていないのですけれどね。
では、スラムへの捜索の許可証。地下牢使用の許可も発行しておきます。これは直ちに行いますから、さっそく取り掛かっていただいても結構。
期限は特に切りませんが…闇の手の者がレグレシアに集まりつつあるようですから、拙速を尊んでください…とは申しておきましょうか。
[仁右衛門に、あくまでも仕事口調でその様に依頼した。]
(261) 2014/08/17(Sun) 01時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2014/08/17(Sun) 01時半頃
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[他にいくらか会話は交わしただろうか。 それらを終えれば、執務室へと戻る事になる。]
……他の枢機卿達にも伝えておいてください。 準備が整い次第、本日よりパルック聖下の後継となる次代の教皇の互選に入りたいと。 決定次第、速やかにレグレシアの民に向けて発表を行えれば良いと思っています。
闇の手の者がいくらか城下に潜伏しているとも聞きます、粛々と、混乱をきたさぬように執り行いたい。 ―――よろしくお願いします。
[使いを出して、他の枢機卿にも伝えるように依頼する。クラウディアや、他の枢機卿が何か準備を行っているという話は聞いたが、それについては良いように任せるとして。]
……もうすぐね。
[天を仰いで、そう呟いた**]
(262) 2014/08/17(Sun) 01時半頃
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・・・普通に生活してたんじゃ起きない症状って事だけは分かったよ。
[そんな症状に合う薬は有ったかと、こめかみを抑えながら呟いて。 一時的に記憶力を高める薬ならあるのだが、この場合はむしろ逆効果だろう。]
・・・無理矢理意識を戻す魔法薬は、一応ある。 ただ、使った後は持って一時間が限界だ。 それ以上は、効果が切れた瞬間に消耗と副作用でぶっ倒れるからな・・・
[先程考えていた、一番強烈な『覚醒』の魔法薬を出してきてカウンターへと置いて。 本当は子供にはあまり薦められない薬だが、 こんな症状に効くのはもうこれぐらいしか浮かばなかった。]
(263) 2014/08/17(Sun) 02時頃
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相変わらず話の早い事で……卿には何もかも見透かされている。 くくく、これでは手抜きの仕事はできませんなあ。
ええ、確かに、巧遅ではこの嵐は乗り切れますまい。 早速、藪を切り開き、獲物を燻りだすとしましょう。
[十字を切り、聖堂を後にした。]
(264) 2014/08/17(Sun) 02時頃
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ありがとう、それを頂くわ。 使う場面を間違えないように気を付けます。
[それは『後のことを考えなくてよい場面』だと。 少女は認識していたが、口には出さず。 礼を述べながら『覚醒』の魔法薬を受け取る]
……ところで、お代がわりと言ってはなんだけれど。
[すっ、と椅子から立ち上がり、ミナカタに一歩歩み寄る]
あなた、『未来』に興味はない?
[言って、思わせ振りに微笑む]
(265) 2014/08/17(Sun) 02時頃
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[多分、あの鳥に位置が特定されたら、即座にクラウディアがあの転移魔術ですっとんで来るだろう。勿論、オスカーもいないしボロボロのアマトが単独で接敵される=GAMEOVER。絶対にロクな未来が待ってないから]
風聖霊シルフィの術式を構築。『あまと』に術的パスの開通。
…ほいっと。 エアスレイサー!!
[先程かくれんぼと称した。若干凶器の飛び交うかくれんぼだ。 クラウディアの鳥がひとつ、空飛ぶ兎から放たれて潰れた。アマトが風聖霊の力を操り、空飛び兎から鋭い風刃の聖霊術を撃たせる様に魔力を制御したのだ。 そして空中の遠隔戦を演じながら、じりじりと、茂みの間を縫う様にしてレグレシアに再び戻ろうとするが、さて成果はどうなるか**]
(266) 2014/08/17(Sun) 02時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/17(Sun) 02時半頃
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―大通りへの道―
教団に二つの頭あり……一つは獅子、一つは蛇。 獅子の牙も怖けりゃ蛇の毒も怖い。 何より怖いのは――
[愉快気に扇子で煽ぎながら、大通り――建築ギルドはどちらだったか――を目指す。]
何より怖いのは、獅子と蛇の殺し合い。 ひっひっひ……教皇亡き今、あれを止められる光の者はおらん。 討つべき闇があるからいいものの、この嵐を無事に乗り切った後は……おお、怖い怖い。 私にできる事は、お互い殺し合わない様、獅子と蛇の前に置く餌を用意する事だけだなあ。
怖い、怖い。忙しい、忙しい。 ひっひひひひ……。
[歪む笑顔を扇子で隠し、悠然と歩く。**]
(267) 2014/08/17(Sun) 02時半頃
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弁士 仁右衛門は、メモを貼った。
2014/08/17(Sun) 02時半頃
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・・・未来、なぁ・・・
[今日も明日も、いつもと同じ一日が巡って行く。 先が分からない以上、未来はそんな物だと思っていて…]
興味はあまり無かったな。 先の事なんてわからないし、今日を生きる以上をしようとしても碌な事にならないだろうし。
[先を見据えらて後継者を育てたりするには、自分の腕はまだまだ未熟で。 だからこそ、今は今日を生きることに力を尽くすべきと考えていた。]
(268) 2014/08/17(Sun) 02時半頃
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そう。 ならば忠告だけはしておきましょう。 ……遠くない未来に、ここは戦場となるかもしれない。 そして――
光の祝福は終わり、闇の安寧がこの地を覆うでしょう。
[確信を持った口調で言う]
戦列に加われとは言いません。 でも、自らの在り様は定めておくべきだと思うわ。
[そこまでを告げると、一歩下がって元の位置へ。 薬に関してもう一度礼を述べ、何事もなければ店を出て行こうとする**]
(269) 2014/08/17(Sun) 02時半頃
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― 大聖堂・私室 ―
開いてますわ、どうぞ?
[彼を私室に招き入れる。 教団の指揮系統が混乱している中で、誰にも見咎められずにここまで来たと言う事実。 それが目の前の男の能力の高さを示していた。
他の人間は近づけないようにと側近に伝えると。 本題を切り出す事にした。]
(270) 2014/08/17(Sun) 08時頃
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さて、此れから話す事は公表されるまでは他言無用でお願いしますね?
教皇……パルック聖下が暗殺されました。 下手人は『断罪の子羊』の切札《ジョーカー》闇喰みのオスカー。
[彼の反応を一度見るように言葉を区切り。 お茶を用意はしていなかったが、水差しとコップはテーブルの上に置かれていた。
それを一口飲んでから、話を続ける事にした。]
(271) 2014/08/17(Sun) 08時頃
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王国の危機と言った意味、分かるでしょう?
[クロス・オブ・メサイア教の混乱。 其処に付け込まれれば、ルンフィアそのものが無くなってしまう危険性すらあった。
目の前にいるこの男とは、その一点においては共闘出来るはずだと考えていたのだった。]
(272) 2014/08/17(Sun) 08時頃
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もちろん、闇喰みのオスカーは私が殺します。
ただし……それだけではないのです。 諜報担当から、こんな話を聞きましたの。
[カーライル王国とルーベリオンの残存戦力を中心とした連合軍>>247 まだ実体も正確ではないようだが。]
もちろん、正面から来るようならば私が光の大魔術で吹き飛ばしてしまうんですが。 闇に紛れてレグレシアまで来られると……ね。
[遺跡近くとかならまだしも、大聖堂や民家を巻き込んでの魔術行使なんてとても出来ない。 だから、搦め手を使う必要があった。]
(273) 2014/08/17(Sun) 08時頃
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貴方にお願いしたいのはこちらなんです。
連合軍の指揮官となれるような人間を発見して、殺害。 或いは本拠地を突き止めてもらえれば神聖十字軍で潰します。
お願いできるでしょう?
[問いかけのような形だったが。 彼の答えはもう分かっていた。]
(274) 2014/08/17(Sun) 08時頃
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それともう一つ、最近ですが変わった魔術を使えるようになりましたの。 貴方を害する心算は無いから、じっとしててくださいな?
[そう言うと、元素魔法から発展させた光の魔法を発動させる。]
(275) 2014/08/17(Sun) 08時頃
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聞こえるかしら? 今、貴方の心に直接問いかけているわ。
[さて、魔法耐性のある彼に言葉は届くのか。 レティーシャと話すよりは小さな声になってしまうのか。
それとも、全く届かないようであれば通信用のマジックアイテムを渡すところなのだが。]
(*7) 2014/08/17(Sun) 08時頃
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― 市街地 ―
…………調査、と、言っても……。
[当てもない。伝手もない。 それをどうやって、探せと言うのだろうか。 整然とした町並みの中、少女は途方にくれていた。]
兵科の訓練時には、一応、諜報の心得めいた物も教わりはしたけれど……。
[ただ“捜査を”という命ではあった、が。 それはつまり……後ろ楯も無く、支援も無く。 情報を得られなければ切り捨てられ、得られどもその功はノックス卿の元。そもそも、十字軍の統括はクラウディア卿故に…………。]
(276) 2014/08/17(Sun) 10時頃
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…………胸糞悪ぃ話だな。
アイツ、十字軍を、いや……クラウディア卿を、どんだけ嘗めきってんだ。
[吐き捨てる口調は、《夢の中の少女》と同じで。 しかし。彼の者への静かな怒りに囚われる彼女は、無意識で。]
(277) 2014/08/17(Sun) 10時頃
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……何処から、当たるかなぁ……。
[纏う外套は、軍服を包み隠せる物。 隠密の命ならば、と、押し付けられるよう渡されたのだが。幸い、然程目立ちはしていないようで。]
とは言え、持ち合わせの金子も少ねぇんじゃ、マトモな情報も、…………あれ?
[明らかに諜報の教育を超えた知識――スラム時代の、裏社会に関わる物――が混ざるのに気づかず、算段を立てながら。 当てもなくぼんやりと歩いた道は、ふと。
――――“夢”の記憶に、重なる。]
(278) 2014/08/17(Sun) 10時頃
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――――…………確か。
此方から、こう行って……こっちに……。
[その一角には、常に何かしらの見張りが居て。“子供が正面から出入りしようとすると、厄介事に巻き込まれる事が多かった”筈で。
故に、出入りは“いつも”、路地裏の奥の奥。 建物の陰に隠れた、塀の崩れた一角から…………。]
(279) 2014/08/17(Sun) 10時頃
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― スラム街 ―
…………抜け、た。
[“夢”と同じ。 ――――……否、夢“が”同じなのか。 鼻孔を突く饐えた臭いも、屯する流民の様相も。あまりにも、夢に酷似していて。]
『いよぉ、レット! 随分と久し振りだなぁ! そんな上等なモン着て、どうした?』
え? あ…………。
……ご、ごめんなさい! 急いでいるので!!
[流民の一人に声を掛けられ、少女は困惑を隠さずに、早足でその場を走り去り。 後に残されたのは。顔馴染みのよそよそしさに、逆に困惑する流民の姿。]
(280) 2014/08/17(Sun) 10時頃
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はぁっ、はぁっ…………、…………は。
…………ここ、は……?
[駆けられるだけ駆けて、気付けば其処もまた、見覚えのある場所で。]
……孤児院。 そうだ、ここは……あの“夢”の…………!
[“夢”に出てきた時には。《夢の中の少女》は、此処へ来る事は避けていた筈、だ。 それは、此処を嫌っていたからではなく。逆に、庇護されるより前に悪事に手を染めた少女が、人の良い院長を巻き込まぬよう、例え声を掛けられようと……。]
(281) 2014/08/17(Sun) 10時頃
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…………?
[だが、“夢”との相違点、一つ。 >>251今、その院の様子を、“夢”でも見た覚えのない妙な男が、窺っていて。]
…………あ、の。
貴方は、此処に。何か、御用ですか?
[恐らく、任務には関わりのない行動。 だが。少女はその目に、はっきりとした“警戒”を宿し、男へと声を掛けた。 スラムの狭い路地を吹き抜ける風に、外套ははためくが。軍服までは、晒さぬままに。]
(282) 2014/08/17(Sun) 10時頃
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―聖都レグレシア 東門外―
今日は鳥が多いな。
[木陰より空を見上げる。 アマトと別れて後、正門を避け大きく迂回し。 東門まで来たのだが案の定、警備は先程よりも厳重になっている。]
……アマトさんは無事でしょうか。
[上空での魔力の鳥と天兎の攻防を感知するには少しばかり遠い。 だがあの目立つ外見と闇の気配する"鞘"を手にしていては、彼も楽に街には入れないだろう。]
(283) 2014/08/17(Sun) 11時頃
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……我が道行きにも闇の加護があらん事を。
[胸に手を当て祈る。 影より溢れ出した霧状の闇が体を覆い、その黒い姿を隠す。
人に影が程度にしか認識されなくなる印象迷彩の魔術。 だが、人の目は誤魔化せても高位の術者の闇の魔力感知には引っかかるだろう。 故に迷彩を使用するのは門を通過する時だけ。
姿を隠した断罪者は足音もなく。 光の都への再侵入を果たす。**]
(284) 2014/08/17(Sun) 11時頃
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………あン?
お前、ここのガキか? …………それにしちゃァ小綺麗だな。
[>>282 不意に背後から声を掛けられて振り向けば、 外套を着込んだ少女が、此方を警戒している。
………よくよく考えれば。いや、考えなくとも。 大柄の男がじろじろ孤児院なぞ覗き込んでいれば、 不審者扱いされるに決まっているではないか。 痣を隠しておいて良かった、弁解の余地はある。]
あーいや、大したことじゃねェよ。
孤児院の割に、妙にガキの声がしねェから、 どーしたモンかと思って見てただけだ。
[嘘をつく必要もない、あくまで正直に答える。*]
(285) 2014/08/17(Sun) 11時頃
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いえ……私は、違う。違い、ます。
[>>285男に問われ、言葉につまるが。]
子供の声が、しない?
それは…………おかしい、です。 此処はいつも、子供達や院長の声が絶えない場所の筈なのに……。
[“夢”の中では、此処の子供にも殆ど近寄らなかった、筈。で。 クラウディアの連れてきた子供達を、此処の子供と悟るには、何もかもが足りなすぎた。 だから。男の疑念に、警戒の色は心配へと転じて。]
(286) 2014/08/17(Sun) 11時半頃
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此処、には。 ……一人の男性が、出入りしてて。
凄く、腕っぷしの強い人……の筈、だから。 何かあっても、その人が、居る筈なのに…………?
[記憶を辿りながら、どこか辿々しく繋げる。 所々、語調が“推測”になるのにも構わずに。]
昨今、街を……怖い人、が、うろついてるみたい、だから。 もしかして……何かに、巻き込まれたの、かしら。
[“異教徒”“異分子”と言い掛けて。自分の歳でその単語を持ち出す違和感に、咄嗟に、曖昧な言葉に置き換えて。]
(287) 2014/08/17(Sun) 12時頃
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貴方は、通りすがりの人、ですか? それとも。此処に誰か、知り合いが居るんですか?
[改めて、男に素性を問い掛けて。]
…………あ。
私は、あの。レ…………
[本名を名乗りかけ、止まる。揺らぐ視線は、明からさまな躊躇いを映す。 どもる言葉も併れば、随分とぼろを出してしまった気はするが。]
……………………レット。
[名乗ったのは、《夢の中の少女》の名前。先程流民に呼ばれた、どうやら実在していたらしき少女の名前だった。]
(288) 2014/08/17(Sun) 12時頃
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―孤児院の庭― [孤児院内は随分と静かだ。 それもそのはずだ、子ども達も今は大人しくしている。 ふと、入り口の方に人の気配を感じれば、そちらに視線を移した。]
気配が一つ、いや、二つになったな。 【Blade Mode】―――
[銃を刃に切り替えるもののそれはローブの下に隠した。 そのまま足取りを入り口の方に向けて歩みを進めた。]
(289) 2014/08/17(Sun) 12時頃
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―孤児院・入り口― [孤児院の入り口まで行くと見覚えのない男の姿が一人。 もう一人、見覚えのある少女の姿があって…。]
レット…か?随分と久しぶりに顔を出したな。 今までどこに行っていたんだ? 綺麗な格好までして…。
[緩く笑いながら肩を竦めつつ、もう一人の男に視線を移した。]
そちらさんは、レットの知り合いか?
[殺気は感じない。 武器を抜く必要は特に感じないが。]
(290) 2014/08/17(Sun) 12時頃
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――――…………え?
[>>290呼び掛けるその声は、夢で見ていた男の物。 自分を呼ぶう名は、《夢の少女》の物]
あ……ええ、と。 久し振り……なの、かな?
…………や、うん。久し振り。
[ならば、と。少女の仕草を思い出しながら、話を合わせるよう振る舞ってはみるが。 視線はさ迷い、落ち着きはなく。]
(291) 2014/08/17(Sun) 12時半頃
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あ、…………ああ。
……悪いヤツに襲われた所を、助けてくれた人が居て。 今は、その人の所に居るんだ。この服も、そう。
[只。その言葉だけは、彼女に取っての真実を、笑みと共に伝える。 本物の《夢の少女》もそんな風に救われていればいい、と。罪悪感の棘は、胸に刺さったが。]
(292) 2014/08/17(Sun) 12時半頃
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この人は……今、此処で会ったばっかり。 中が随分静かだからって、心配してたみたいだよ。
何か、あったの? ……ドナ兄。
[確かめるよう、夢の中で聴いた名を呼ぶ。 尤も。ぎこちない口調は、夢の少女に似せようとするほど、遠ざかってしまうのだが。]
(293) 2014/08/17(Sun) 12時半頃
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ん?どうしたんだ? 少しは大人にでもなったのか?
[くつっと笑いそうになりながら、いつもの調子で彼女の頭に手を伸ばす。]
心配していたんだぞ? なんの連絡もなしにいなくなって…。
[不可思議な表情を浮かべながらもその様子に首を傾げつつ。 助けてくれた人の所、その言葉と共に改めて服装を見つめる。 少しばかり嫌そうな顔はしたものの…。]
そうか、暴漢、か…――。 悪かったな、守ってやれないで…。
(294) 2014/08/17(Sun) 12時半頃
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[施設が静かだからという言葉に一度だけ施設へと視線を移した。]
あぁ、少しばっかりよくないことがあってな。 一部の子ども達が連れて行かれてしまったせいで、みんな元気がなくなっているんだ。 近いうちに連れ戻すつもりではあるが、いかんせん一人で探すには少々厳しいところに連れて行かれてしまったからな。
[困った表情を浮かべたものの、武器の方に視線を移して]
教団はいつだって俺達から大切なものを奪いやがる。
[ぼそり、言葉を漏らした。]
(295) 2014/08/17(Sun) 13時頃
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ふむ………そうか。
[>>286男の話に、少女は心配そうな表情を浮かべ。]
腕っ節の強ェ男が、孤児院にか? そりゃまた……
[消えた語尾は、物好きだなァ、である。]
ああ、俺か? 俺ァ只の通りすがりだよ。
レットねェ。その格好に不似合いな名前だな。 もう会わねェだろーが…………ヘクターだ。
[名乗られたからには、仕方なく己の名を告げ。]
(296) 2014/08/17(Sun) 13時頃
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[さて、もう去ろうかと思ったその時、 >>290 孤児院から、厳つい身なりの男が現れた。 先程、少女の話に出てきた男の事だろう。]
俺? いや、心配って程じゃァ……
[>>293少女の言葉に説明を足そうとして、口籠る。 暫く何も言わぬまま、会話に耳を傾けているだろう**]
(297) 2014/08/17(Sun) 13時頃
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大人、に?
……あ、や。 その。助けてくれた人、が。読み書きや、言葉遣い、教えたくれたから。 …………そのせいじゃ、ないかな。
[>>294伸ばされた“知らない掌”に、一瞬身を竦めるが。意を決し力を抜けば、そのまま、されるがままに。 ……何故だろう。知らない手の温かさに、不思議なほどに落ち着いて。]
そん、なの。ドナ兄のせいじゃ、ないよ。 “私”が無茶をしたから…………。
[一瞬歪んだ眼差しは、服に注がれていた。 ……どこに引き取られたか、悟られたのだろうか。何故だろう。目の前の男に、それだけは、言ってはいけない気がしてしまう。]
(298) 2014/08/17(Sun) 13時頃
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子供たちが…………!?
[>>295だが、その言葉に表情は引き締まる。]
ドナ兄。独りじゃ、危ないよ。 私も、手伝う。身を守る方法も、その人が、教えてくれたから。力になれると、思う。
[困り顔に咄嗟に返し、後悔する。 ……自分も、任務の最中なのだ。他の厄介事を受ける暇など、ないはずで。
ああ、でも。 子供を救って、教会で保護するよう持ち掛ければ。それは、神の御手を広げながら不穏分子の排除にも繋がるだろうか、と。 数瞬悩み、切り出そうとして。]
(299) 2014/08/17(Sun) 13時頃
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…………教、団?
[続いた言葉に、凍り付く。 その流れでは、まるで…………]
……子供を連れてったの、教団なの? …………えと、じゃあ。さっき、……教団の方が、何だか騒がしかったの…………もしかして、ドナ兄……なにか、したの?
[まさしくそれが目の前の男の所業、とは、知らぬまま。少女は、恐る恐る問い掛ける。]
(300) 2014/08/17(Sun) 13時頃
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[…………その手は無意識のまま。 側にいた>>297別の男の服の裾を、固く握りしめていて。
時折震える手は、怯えたように、幾度も裾を小刻みに引く。]
(301) 2014/08/17(Sun) 13時半頃
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そうか、無茶はお前の特権だったからな。
[彼女の様子を見ながらも、複雑な表情を浮かべる。 見た目はレットそのものだ。間違いない。 だが、何か違う、多分彼女は…。]
無茶はお前の特権だが、それをするわけにはいかないだろう?
[教団、その言葉に口を噤んだ彼女に緩やかに笑いかける。]
今も昔も、教団って奴は俺の敵には変わりないよ。 忍び込んで、子ども達を攫おうとした。 クラウディア卿に見つかって、最後まで…とはいかなかったがな。
[視線は寂し気に、笑みは穏やかなまま…。]
レット、お前、俺の事よく覚えていないな?
(302) 2014/08/17(Sun) 13時半頃
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さて、質問に答えていなかったな。
[ローブは少し風に吹かれて広がって、腰に差した銃剣が存在を知らしめるように黒く光った。]
子ども達を連れて行ったのが誰か? それは教団と俺は返答するしかない。 忍び込んだ時に何をしたのか? 十字軍の人間に見つかったからな、お察しの通り…。
[穏やかな笑みも気配も静かに失せて、軽く首を傾げた。]
(303) 2014/08/17(Sun) 14時半頃
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殺した。
[一言、はっきりとそう答えてみせる。]
それだけだ。 俺に出来ることなんか、今も昔も大差がないんだ。
[レットが握る服の裾の先、男の方を見て、ふと思い出したように視線を合わせて。]
名乗るのが遅くなったな。 ドナルド・クロードだ。 まあ知っていても損にも得にもならんただの一般人だ。
[そう肩を竦めて穏やかに笑った。]
(304) 2014/08/17(Sun) 14時半頃
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― レグレシアスラム街 孤児院の庭 ―
[小奇麗な姿をした少女に、厳つい姿の男が二人。少女と男のひとりは、既知の会話なのに、とてもぎこちない。何より、話の方向は少しずつ少しずつ、妙な方向へと流れて。 殺した。会話に不穏な空気が混じり始めたと、傍観の男が気づき始めた時>>304]
『……きゅきゅっ!』
[天から兎が落ちてきた。白いふわふわの兎。最も厳つい姿をしてる男と白い兎。0点満点の似合わない取り合わせ。 ご自慢の耳で兎は、宙を。そう、空中をぱたぱたと泳いで]
(305) 2014/08/17(Sun) 16時頃
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『 ヤットミツケタ トキノ ツルギノ…… 』
(306) 2014/08/17(Sun) 16時頃
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[遠隔術式で、クラウディアの鳥を相手取る最中に、『あまと』のひとつが幸運にも探知に掛かった。――「アタリ」だ!! これ以上、のんびり悠長に隙を窺う必要もない、クラウディアにバレたなら、その時はその時、運が悪いほうだったと思え!追い付かれても「巻き込めそうな人」は沢山いるんだ!]
シルフィ! あの鳥を全力で潰せるだけ潰して! トロン雷術式展開! 電力磁場を利用して、城壁またぐよ!
[クラウディアの方には、既にアマトの手の風聖霊が邪魔をしていた、それが突然動きを変えた、という事は明確に伝わるだろう。隠蔽と霍乱を御座なりに、魔力の鳥を直接潰す事を一斉に優先し始めたのだから。
その間にもアマトは城壁を越え、スラム街へと走る。剣の"鞘"が、微かで静かな共鳴音を奏でている気がした。まるで闇の静けさを表す様に。然し、剣を持つ男には、何かが近づいていると言う確信を与えて*]
(307) 2014/08/17(Sun) 16時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/17(Sun) 16時頃
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…………そ、んなこと、ないよ? でも、…………え、と。
[>>302続けられた言葉に。 言葉が続かずに、ひゅっ、と。吐息が凍る。 >>303怖いほどに穏やかな笑みと、“夢”では見ることの出来なかった、銃剣に彩られて。]
――――…………貴方が。
貴方が、あの侵入者!? 警羅の兵を殺し、教団に入り込んだ…………!!
[“異教徒のネズミ”。 そう続けようとして、言葉は止まる。 奇妙な経緯とは言え、知ってしまった相手をそう呼ぶ覚悟は持てずに。]
(308) 2014/08/17(Sun) 16時頃
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なら……ああ、そう言うこと、だったのね。 あんな内部に、あの《白銀の翅》が用もなく入り込むなんて、可笑しいと思っていたもの。
…………なにも貴方が無茶しなくても、手を組んでいたなら、《白銀の翅》の方に子供の救助を頼めば良かったのに。
[たて続いた襲撃は、少女の中で安易に結び付く。 本当に手を組んでいたなら、あの時点で《白銀の翅》に攻撃されていた可能性もあるというのに。 視界が薄く霞み、涙腺に熱が点る。
……けれども。ならば軍属として、やるべき事は一つ。]
…………ヘクターさん、気を付けてください。 どうやらあの人は、先刻教団に侵入した不穏分子の一人のようです。危害が貴方に及ばないよう、私が食い止めますから…………!
[《一般人》を巻き込んだ不甲斐なさに瞳は揺れ、前を開けた外套から、白銀の杖を取り出し構える。 はためく衣の合間に覗く、十字軍の軍服。
目の前の男もまた、教団と一悶着起こした存在であるなどとは、知らぬまま。]
(309) 2014/08/17(Sun) 16時頃
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− 大聖堂・クラウディア卿の御前 −
[私室に招き入れられたは良いが、クラウディアは兎も角、 側近達の視線が厳しい。 これは難題と予想はしていたが、人払いをされた部屋で クラウディアから明かされた内容>>271に、流石に目が丸くなる]
は? 何のご冗談で? ここは総本山、最も神聖で厳重な警備が敷かれていたのでは?
[パルック聖下ご自身に教団に感じる嫌悪は無い。 王帝陛下が敬愛し、教えを乞い、頭を垂れる相手。 そして王と同じく、大きな組織の頂点に立つ者として 尊重すべき存在とは思っていたが。
それを暗殺されるとはどういう事かと クラウディアに向ける視線は鋭い]
(310) 2014/08/17(Sun) 16時頃
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私を呼び出して、クラウディア殿からそんな冗談が出るとは 思いません。 確かに一大事ですな。
[卿の続く言葉>>272にそれ以上を乗せる事はしない。 次の教団トップが誰になるのか、功績を誰が持つのか、 どの様に組織を展開させていくのか。 それはそう言う頭脳と役目を持った者が考えれば良い事。
こちらに求められているのは その様な水面下での頭脳戦では無い。
時に汚名を一身に浴びながらも無言で朽ちていく忠義と 感情も疑問も挟まず忠実に任務のみを遂行する事のみだ]
(311) 2014/08/17(Sun) 16時頃
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宜しいでしょう。協力致しましょう。
[自分に命を下せるのは王帝のみ。しかし王国の危機ならばと、 卿の依頼>>273>>274に、命令ではなく、 協力と言う形で受けると口にすると姿勢を正し頭を下げた]
クラウディア殿?
[依頼を受け、彼女にも聞きたい事があったのだが、 先に近付いてくる様子>>275に訝しげに眉を寄せた]
(312) 2014/08/17(Sun) 16時半頃
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おかしいな、クラウディア卿のあの様子を見るに、あの件は不問になったものだとばっかり思っていたが…。
[レットの様子に零した笑みは然程変化することはなく。]
いかにも、俺は侵入者であることには変わりない。 そして、改めて教団に忍び込んで、子ども達を助けるつもりなのも変わらない。
それでも、俺はレットと争う理由は無いよ? 身も心も、既に教団に忠誠を誓っていたとしても…ね?
[彼女を見つめる視線に殺意も憎悪も何も無い。 ただ、子ども達に向けると同じ、愛おしそうな笑みを浮かべる。]
それでもやりあうと言うならば、君が行動不能になる程度にはしなければいけない。
(313) 2014/08/17(Sun) 16時半頃
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それに…手を組んでいたも何も、俺は元々一匹狼だ。 誰かに手を借りる必要はあるかもしれないが、もし誰かの手を借りていたとしたら、既に奪還は済んでいる自信があるよ。
[むしろそのくらいでなければ、誰かと手を組む理由は無いのだ。 戦う意思は自分には無い。 でも、彼女には戦う意味があり、必要があるのだろう。 ならば、せめて自分の手で抑え込めれば、彼女が必要以上に傷付くこともないだろう。]
お前さんも、戦うつもりがあるのかい? 女子どもには手加減出来るが、男相手に手加減するほど、俺も優しくはないが…。
[もう一人の男に、視線を流して問い掛ける。 その返答次第では、タイマンか、2対1か、大きな違いになるが…。]
(314) 2014/08/17(Sun) 16時半頃
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[頭に響く不快なノイズ音。 同時に途切れ途切れにクラウディア卿の声が響いて顔を顰めた]
面白い力をお持ちの様ですが、 少々頭痛を伴う話術のようですので、ご遠慮致しますよ。
[クラウディア卿の力は《白》の加護を突破する程のものだが、 やはり負荷は掛かるらしい。 素直に断りを入れると、 通信用のアイテムを受け取る事になるだろう]
(*8) 2014/08/17(Sun) 16時半頃
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[光の魔法>>275の発動自体を目の当たりにしても 顔色は変わらなかった。 どちらかと言うと発動のタイムラグを計算する。 退くべきか、踏み込むべきか。 争いになった時にどれが迅いか、無意識に考える癖が出来ていた。
だが発動した魔法の効果には顔を顰め]
私には相性が良くないようですな。
[米神を押さえて手で制する位はした後に]
(315) 2014/08/17(Sun) 16時半頃
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時にクラウディア殿……この様な、恐らく文字だと思いますが、 記号をご存じか?
[頭痛が収まれば紙とペンを所望し、先程店で見た 少女の黒衣に踊っていた記号>>0:540を描き、 確かめる様にクラウディア卿を覗き込む]
『最後の王は帰還する』と言う意味もご存知でしょうか?
[恐らく店で逢った《黒》に関わる者達がクラウディア卿の 言う者達であろう。 それを確認するように彼女の様子を窺い、もっと得意とする 者がいるなら確認をお願いする事になるだろうか]
(316) 2014/08/17(Sun) 16時半頃
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それと、闇喰いのオスカーの容姿などの特徴を ご存知なら教えていただきたい。
[まさに暗殺犯と最後の王の候補に逢っていたとなれば、 教団の警備体制を笑えない。 ある程度確認が取れたなら、 任務を達成する為に動き出すだろう**]
(317) 2014/08/17(Sun) 16時半頃
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刺客 博史は、メモを貼った。
2014/08/17(Sun) 17時頃
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[>>295 >>300 両者の話から、要点を纏めてみる。]
へぇ。教団が、ここから人拐いをねェ…… 異端児でも狩りに来たのか? え?
[男はまだ、この国の現状を把握しきれていない。 周囲の自分への対応から、思い付いた事を口にして。] !
[>>301 何か不安を感じているのだろう。 気付けば、少女の手が男の服の裾を握っていた。]
……………………。
[正直な所、自分にはまったく関係の無い話。 だが、この手を振りほどいて去るのも気が引ける。 暫くはそのまま、じっと話を聞いている。 ────少女に服の裾を強く掴まれた拍子に、 服の間から黒陽の痣が覗いた事には、男は気付かず。]
(318) 2014/08/17(Sun) 17時頃
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ひょーッ 過激だねェ! ガキの為なら殺しも厭わねェってか?
[>>310 平然と言う赤毛の男に、口笛を鳴らす。]
ああ、ヘクターだ。
わざわざお尋ね者になるたァ、御苦労なこった。 ま、その手の反乱にゃァ、血が付き物だがな。
ともかく、ガキの前で血なまぐせぇ話は……
おい、大丈夫か?
[衝撃を受けている少女の様子を伺おうとして……]
(319) 2014/08/17(Sun) 17時半頃
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なッ……!?
[目前の少女の様子が、急変した。 瞬時に現れるそれは、赤毛の男への敵意。 覗く軍服は、あの教団の女のメダリオと同じ紋。]
教団? 不穏分子だァ? おいおい、何モンなんだお前………!?
[一変した状況に、理解が追い付かない。 赤毛の男に積極的に戦う気は無いようだが、 この状況を一言で表すなら、まさに、一触即発。]
(320) 2014/08/17(Sun) 17時半頃
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[>>314 向かい合う、少女と赤毛の男。 問いかけられれば、学者の男は首を横に振り。]
いやいや、戦うもなにもだな、 俺ァ、他人のいざこざに首を突っ込む気はねェ。
やるなら勝手にやりゃァ………
[………その時だった。]
(321) 2014/08/17(Sun) 17時半頃
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『 ヤットミツケタ トキノ ツルギノ…… 』
[空から、場違いな白い兎が降ってきたのは。]
…………はッ?
[パタパタと耳を羽ばたかせ、男の周りを飛び回る。 緊張感ぶち壊しのこの事態に、目が点になる。]
時の、剣…………? [>>307 すると、どうだろう。男の持つ漆黒の剣が、 鞘に引き合い、微かに共鳴音を奏で始めたのだ…]
(322) 2014/08/17(Sun) 17時半頃
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過激…か? 教団みたいに何も知らない子ども達を洗脳して兵隊にして使うよりはよっぽど穏やかなほうだと思うが…?
もっとも、俺だって自分が正しいなんて言い切るつもりはないさ。 お尋ね者になっても為すべきことってものは少なからずあるものだ。 血生臭い話も……今の彼女なら、大丈夫だろうよ…。
[銃剣を握る。強く歯軋りをしながらも、視線は苛立たし気に。 戦闘の意思は無い、ただし、反応は出来るように銃剣を握るだけ。]
(323) 2014/08/17(Sun) 17時半頃
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!? 熱ッ………
[異変が起きたのは、剣だけではなかった。 共鳴と同時、男の胸の痣が急に熱を帯び始めたのだ。 思わず胸に手を当て、低くうめき声をあげる。]
クソッ どうなってやがる…………!?
[共鳴は徐々に大きく。痣は次第に熱く。 まるで、近づいてくる何かに反応するように……**]
(324) 2014/08/17(Sun) 18時頃
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[>>321首を突っ込む気は無い。その一言にほっとした様に笑みを浮かべ]
そうか、それならいいんだ。 俺も無駄な争いは避けたいんだ。
[そう告げながら、ふと聞こえた言葉に耳を澄ませた。]
時の…剣、……? 伝承の……
[ぼそり、呟きながら首を横に振って視線をすぐにレットに戻した。]
(325) 2014/08/17(Sun) 18時頃
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……私の名は、レティーシャです。 悪漢から救われてクラウディア卿に見出だされ、魔術を学んだその時から。十字軍の一員として、神の救済を世界にもたらすのが、私の使命!
[>>313杖を構えるかわ、向けられた眼差しには敵意はなく。 空恐ろしさに……否。自分の何かを、誤魔化すように。頭を振って、宣告する。
彼がクラウディア卿に会っているらしいことが、少しばかり引っ掛かったが。 それよりも、侵入者の発見に、気をとられて。]
(326) 2014/08/17(Sun) 18時半頃
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何を……手を組んでいたのでもなければ、あの《白銀の翅》があのような所に赴くとは思いがたい! 貴方もこの世を惑わし、闇をもたらすと言うのなら……!
[これはいよいよ、と。ヘクターを横目で見て、気付く。]
…………その、紋……?
[>>318先程つかんだ辺りに、何やら複雑な紋が垣間見えた。何処かで見たような、と。思い巡らせて。]
(327) 2014/08/17(Sun) 18時半頃
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―――――!!!!!
その、ウサギは……その剣は、なんだ……?
[>>322飛び回る生き物は、ウサギのようにも見えたが。それに加えて目をひかれたのは、漆黒の剣。]
…………よもや、貴様も闇の異教徒か!? おのれっ……ならば纏めて、相手をしてくれる!!!
[不可解な生き物+謎の剣、イコール、悪。 知識を得ども、少女の脳内はやや安直で。
>>0:82「Runatis」の情報までは持たぬ故に、それが教会の捜索対象であるとは知らず。 ましてや。己を始めとする魔法兵の一部に支給された杖が、王の錫と呼ばれた秘宝のレプリカント……の、試作品、などという不安定極まりない物であるとは、もっと、知らずに。構えた杖から風を迸らせ、自身の身を取り巻かせる。]
(328) 2014/08/17(Sun) 18時半頃
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レティーシャ…ね…。 あんなにも俺なんかを慕ってくれていたレットは、もう既にいないとでも言いた気だな。
[殺すつもりは無い。 戦闘不能にすれば充分だ。それ以上傷付けなくても、捉えて、閉じ込めて、時間をかければ洗脳もいずれ解けるだろう。]
悪いな、レット…出来るだけ傷つけたくは無いが、苦しい思いをさせることには変わりないだろう。
[銃剣を引き抜く、視線は漸く戦闘モードに切り替わり。]
白銀の翅が何をしに教団に赴いたかなどということも、俺は知らん。 この世を惑わせ、混沌に貶めるはいつの世も大人の勝手な事情だ。 今の時代はそれが宗教なだけ…。
[刃は一直線、彼女に向ける。]
(329) 2014/08/17(Sun) 18時半頃
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ヘクター、巻き込まれる気が無いならさっさと退いてくれると嬉しい。 そんな馬鹿でかい剣でレットを傷付けようもんなら、俺はあんたにも剣を向けかねんからな。
[黒いローブを脱ぎ去って、ヘクターとレットの中間に陣取る。]
その剣、時の剣、それに見覚えのある紋…あんたはここで遊んでいる様な人物じゃなさそうだ。 この娘っ子は俺が相手取るからよ。
[風の魔法を操る様に小さく首を横に振る。]
魔法…そんなもんの才能が無ければ、今でもお前は俺のそばで笑っててくれたかもしれねぇのにな。
(330) 2014/08/17(Sun) 18時半頃
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いやいや、剣はともかく兎は知らねェって!!
[せめて、巻く布を黒以外にしておけば良かったか。 共鳴しだした怪しげな剣に、怪しげな獣の取り合わせ。 興奮している少女に、敵だと認識されたらしく。]
待て待て、俺ァ関係ねェ!! その杖っぽいのちょっと下げろって…
あッ 痛てて………
[痣が熱い。歯を食い縛って何とかこらえて。]
奇遇だな、俺も同じ事考えてたぜ。 布は巻いたが、殴りゃァ骨が折れちまうかもな。
[布を巻いたままの剣を両手で構え、後退り。 戦いの決着は、赤毛の男に任せた方が良さそうだ。]
(331) 2014/08/17(Sun) 19時頃
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そいつは奇遇だ。 布切れ程度じゃ殺傷力は下がらんだろう?
[背後のヘクターに一言そう告げて、正面のレットに銃剣の刃先を向ける。 任せてくれるつもりならば、彼の撤退を邪魔させないよう、レットを迎え討つつもりだが、彼女はどう出るつもりか。]
(332) 2014/08/17(Sun) 19時半頃
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…あら、面白い術式を使うのね。卿の才たるや恐るべきかな。
[ふと通信アイテムを使ったときのように頭の中に響いてくる声に、笑みを浮かべた。ダイレクトに意思を伝える声。自分はその会話には参加しない。ただ傍受しているだけだ]
(*9) 2014/08/17(Sun) 19時半頃
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っ…………“私”はレティーシャだ、レットなんて名前じゃない!
[>>329『レットではない』と、言い切ればよいのだけれど。 何故か、それはできずに。一直線に向かう刃に、杖に魔力を込める。]
――――…………そんなもの。 才のあるなしじゃ、ない。
ソイツに、神の加護があるかどうかだ。
[夢の中の少女なら、“運”とでも言うのだろう。>>330男のifに、緩く首を振って。]
(333) 2014/08/17(Sun) 19時半頃
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させない!
やましき事なし、関わりも無いと言うのならば。話は神の元、聖堂にて聞かせてもらう!
[>>331>>332片割れの逃走の気配に、杖に纏う風は渦巻いて。 それぞれを取り囲み退路を絶とうと、襲い掛かる。
ただし。 背後の孤児院を傷付けぬよう、規模はぎりぎり、人一人を拘束できるかどうかの物で。]
(334) 2014/08/17(Sun) 19時半頃
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[最初は戸惑ったような反応の彼だったが>>309 流石にこの非常事態を理解してくれれば話は早い>>310
そして、教団はともかくとしても教皇に敬意を払ってくれる彼ならば。 協力してくれる事もクラウディアの予想の範疇だった。]
(335) 2014/08/17(Sun) 19時半頃
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ありがとうございます、貴方の協力が得られれば心強いわ。
[枢機卿同士とは言え、お互い能力の全てを知っている訳ではない。 知っている訳ではないのだが。
どうしても、ラディスラヴァや自分を前衛と思える人間は居ないだろう。 となると、遺跡周辺での一戦の様に接近戦はどうしても不利になってしまうのだ。 その部分を補える彼の協力は正直ありがたい。]
(336) 2014/08/17(Sun) 19時半頃
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やはり難しいですか。 ではこれを。
[水晶を一つ手渡した。 そして補足的な説明を加える事に。]
私専用の通信手段という訳ではないのです。 他にも王国の為に戦う人が居るのならば。
魔術を教えるか、同じ様な魔法道具を渡すでしょうね。
(*10) 2014/08/17(Sun) 19時半頃
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[記号……正確には古代文字を見せられれば>>316 目を細めて。]
古代文字ですね。 いまどき珍しい……「王を讃えよ」ですか。 これをどこで?
[それが、自分が殺した相手が纏っている新しいドレスの模様なんて事は知らないまま。 彼に向かって問いかけていた。]
(337) 2014/08/17(Sun) 19時半頃
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『最後の王は帰還する』
ああ、闇側の伝承ですね。 5000年の時を越えて永遠の未来から帰還する『王』
レガリアの中でも尤も強い力を持っている『王の剣』の持ち主だとか。
完全に覚醒すれば魔界から女神を降臨させるとか。
天国の門を開くようなレベルの術式を使えるとか。
[半分ぐらいは御伽噺のような内容だった。 彼女の理解としては。]
追い詰められて、かといって教団に帰依する事も出来ない人が願った夢。 そんなところでしょうね。
(338) 2014/08/17(Sun) 19時半頃
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神の加護…ね…。 じゃあ俺にも加護ってのがあるのかね?
[そう言って銃剣を発動された魔法に刃を向ける。]
魔断裂!
[魔法に対して刃を当てる。 トリガーを引けば、収縮された圧が一瞬で噴き出して風を一気に斬り裂いた。]
この刃は魔法を斬り裂き無効化する事ができる特殊な鋼で出来ている。 BladeModeの間だけって限定があるがな。 ついでに………
[空いた片方の手を彼女に向ける。]
霧はその身を隠す為に…ミストイリュージョン!
[幻惑の霧が周囲に拡がれば、その姿を霧が覆い隠す。]
(339) 2014/08/17(Sun) 20時頃
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…戦場になるは未確定なのに、闇に覆われるのは確定かい。
[まぁ、確実に戦場になりそうなのはむしろ教会の方だろう。 好き好んで市街地で戦おうとするのは、ゲリラ戦狙いか被害を増やしたい奴だけだ。]
…俺の在り方なんざ、とっくに決まってる。 客の味方で、敵の敵だ。
[行き詰った時ヤケで祈る程度の信仰はあっても、 それを理由に人を害そうとは思わない。 相手が客なら商売をするし、関係無いなら気に留めない。 そして敵対者なら、自分が死なない程度に応戦する。 己の在り方なんて、その程度で十分だ。]
ま、戦いに役立ちそうな薬は持ち歩いとくかね。 護身程度は出来ないと、応戦すらできず終わりそうだし。
[営業時間が終わったら、やる事が一つ増えたのだった。]
(340) 2014/08/17(Sun) 20時頃
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術法の才能は、ずばり愛だと思うよ。 尤も、神様のじゃなくて、魔力や聖霊からの愛が必要だけど。
[風が渦巻き霧が生まれるその時、そんな涼やかな声で乱入する者]
(341) 2014/08/17(Sun) 20時頃
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[金髪の美少女が手にする杖から渦巻く風>>334。風聖霊がほんの少しちょっかいかけた。制御を邪魔して、物騒な事はやめようよ、なんて気軽に声を掛ける様に]
……やった! 本命の探し人は、山賊みたいなおじさんだけど。 変わりにすっごい可愛い女の子も発見!
[ものすごく上機嫌に笑顔を浮かべる東風の-異様にボロボロな服装の-少年が孤児院敷地に断りなく侵入した上で、金髪の美少女を見て喜んでいた。 うん、胸も結構大きい。合格!。 漆塗りの闇の鞘が、少年にあった]
(342) 2014/08/17(Sun) 20時頃
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……っ……魔道具、だったのか……!
[>>339霧散する風に、舌打ちし。 しかし、拡がる霧に再び杖を掲げて。自身を風……空気の膜で覆えば、霧の央、より密な水へと”呼び掛ける“。]
雷光の元に飛沫よさざめき、身を焦がさんばかりの熱を………エレクトラウェイブ!
[霧。即ち、雷を通す水へと、微細な雷を波状に流し込む。 留まりきれなくなった水は微動を繰返し、熱を貯え、やがてはそれ自体が熱へと転じる。 様々な元素を同時に操れるからこそ取れる、力業だが。これも恐らくあの刃に掛かれば、直ぐ様解かれる、手稼ぎでしかなく。]
(343) 2014/08/17(Sun) 20時頃
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闇喰いのオスカーの特徴ね。 分かったわ。
[本来ならば自分が殺したい相手だが。 其れもあくまで個人の感傷かと割り切って。
ヒロにも特徴を伝える事にしたのだった。 そして情報交換を終えると、最後にと白金で出来たロザリオをテーブルの上に置いた。]
此れを見せれば神聖十字軍を始めとする教会の人間は力になってくれるわ。 無論、そこまでしなくても良いというのであれば置いて行っても構わない。
[彼が必要ないと言うのであれば、其れを尊重した方が成果は出るだろうから。 無理に渡す事はしなかった。]
(344) 2014/08/17(Sun) 20時半頃
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のわァ!?
[>>334 男を捕まえようと迫りくる風。 剣を盾にしようと、実体の無い物を防ぐのは… 諦めかけた、その時。]
! う、兎ッ…!?
[男より早く動いたのは、風の聖霊より生じた白兎。 打ち消すように風を放ち、風を消滅させる。]
俺を… 庇ってンの、か……?
[飛び回る白い兎をぽかんと見て。 男は、その背後に現れた人影に気が付いた>>341]
(345) 2014/08/17(Sun) 20時半頃
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いかにも、魔導具ではあったが…。
[その直後にもう一つ気配を感じて、そちらに視線を向ける>>341 新手…その様子に小さく舌打ちをする。 ほぼ同時期に雷撃の魔力が霧を伝わり、自身へと伝わる。]
がっ…まずった…!?
[痺れを残したまま強引に刃を振るう。]
魔断裂!!
[展開した霧は無意味に払われて消え去る。 霧はあまり意味がない、であれば、一気に距離を縮めて戦うのが早い。]
一気に仕留めるしかない、な。
[地面を蹴って彼女の近くまで一気に距離を縮めようと…。]
(346) 2014/08/17(Sun) 20時半頃
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[ヒロが部屋を去った後。
魔力の鳥は何かを感知していた>>257]
兎……?
また、面白い魔術を使うのね。
[兎が空を飛ぶ。 その発想は意外だった。
そもそも、斥候の類ならば自然界に紛れさせた方が良いのだ。 それをあからさまに怪しい光景を出してくるとはと。]
(347) 2014/08/17(Sun) 20時半頃
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へえ……
[鳥が潰された>>266 ならばこれは陽動なのだろうかと。
魔力を集中させて相手の本体を探りながら。 やがて、こちらの鳥を次々と相手が潰しにかかってきていた>>307
ならばすぐに向かうべきかと迷った刹那。 次々とこちらの魔力感知に掛かった相手がいた。]
(348) 2014/08/17(Sun) 20時半頃
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あ、山賊? そこの赤毛か?
[>>342 自分の外見は棚に上げて、訊く。 男の視界が少年を捉えた、その時。]
[キィ――――― …ン]
!! ぐッ
[剣と痣が一際大きく共鳴し、ゆっくりと収まった。]
………… お前は? ! その鞘 …………
[よくよく見て、男は目を見張った。 少年の手には、漆黒に輝く鞘が握られていた。]
(349) 2014/08/17(Sun) 20時半頃
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[だが、そんな中で聞こえる声は。]
…………新手、ですか。
[>>342>>343もう一人の男、ヘクターへと掛けていた風の術が、するすると取り払われる。 遊ぶ風をいなされるように、たやすく。
ぼろぼろな衣服は、見た事の無い様式。 スラムの者、だろうか? 一瞬胸元に視線を感じ、杖を握る手に更に魔力を込める。
……注意の逸れた一瞬に、>>346間合いへと踏み込む影。]
な、っ…………!!!
…………フレアバレット!!!
[振りかざされる獲物の気配に、小さな火球を幾つも地面へと撃ち込む。 弾丸《バレット》の名の通り、鋭く勢いのある弾丸を、幾つも。]
(350) 2014/08/17(Sun) 20時半頃
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随分と数が多いわね。
それと、レティーシャと……
[闇属性の、一般の連中とは明らかに毛色の違う気配が複数。
それに先日教会で出会ったあの男も居た。 生憎と、混乱の中で彼が行った狼藉まではクラウディアに伝わっておらず。]
……。
[選んだのは様子見。 いつでも転移魔術は発動出来る様にしつつ。
鳥の一匹を通して、向こうの言葉はこちらに届くように。]
(351) 2014/08/17(Sun) 20時半頃
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― 薬屋「FMS」 ―
全ては預言書に記されていること。 心配せずとも、人の世の営みが断ち切られるようなものではないわ。
[ミナカタ>>340の呟きに答えて。 彼の在り方に、そう、と頷く]
わかりやすくて良いことです。 ……多くの者は、その判断すら出来ぬまま、聖教団の在り方を受け入れてしまいますから。
[同じ陣営と確約は出来ずとも、彼が己の意志を失っていないことさえ確認出来ればそれでよいという口振りだった]
(352) 2014/08/17(Sun) 20時半頃
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それでは、私はそろそろ……。 もう少し、志を同じくする者と接触しなくては、事を運ぶのもままならないでしょうから。
[ミナカタに一礼し店の戸に手を掛ける。 ティソはどうするのかと、伺うように視線を投げつつ]
(353) 2014/08/17(Sun) 20時半頃
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この場合の山賊は俺よりあんたのがお似合いだと思うがな。
[>>349自分の容姿は置いといて、彼には言われたくないのできっちりツッコミは入れておく。 距離は充分縮まったが、同時、繰り出された火球に銃剣を握っていない左手を前に出して払う。 払う、とは言っても、十分過ぎる程熱を感じて痛みはしっかり覚えたが]
接近戦にするための犠牲なら安いものだ。
[そう言葉にして強引に距離を詰めた。]
峰打ちで抑えておく、安心しろ。
[そう言って銃剣を薙ごうとして……頭によぎるのはレットの昔の表情だった。 瞬間、その銃剣の動きは止まり、隙が生まれる。]
(354) 2014/08/17(Sun) 20時半頃
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闇に覆われるのは歓迎かな。 光の奴らあんまり得意じゃねーし……。
戦場は微妙なところだわー。 戦えなくはないけどあんまり色んなところともめたくねーわ!!
[二人の会話を聞きながら私見を語った。]
(355) 2014/08/17(Sun) 20時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2014/08/17(Sun) 21時頃
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うわお、君、凄い魔力量だね。 経験の年季はともかく、あのお姉さまにも退け取らないんじゃ。
[地面を穿つ、火球のバレット、その下地の威力にアマトは舌を巻きながら]
……やっぱり凄い可愛い。この子なら僕、ひとめ惚れもできる。 …結構バインバインだし。
けど、この状況じゃゆっくりお茶に誘う事も出来ないし。 まず、様子的に今は下手に突くと話も難しいかな。
[喫茶店や御菓子屋さんが近くにある、ルンフィアの大通りでの出会いでない事が残念すぎる。後ボロボロの服も。 そして、同じ闇の者に、或いは可愛い女の子に、どちらに味方する事もし難いため、結果、傍観する様に少し距離をとり。向き直る先は…]
(356) 2014/08/17(Sun) 21時頃
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っ…………!!!
[>>354詰まる距離に、斬撃を覚悟して。 ……しかし、訪れたのは一瞬の停止。事態は解らねど機は逃すまいと、杖を掲げて斬撃を受け流し。]
多勢に無勢…………っ、それに、これ以上派手に動けば……!
[孤児院を巻き込むのは、必至。 ならば、と。鳩尾目掛けて杖を突き、それと共に路地の影へ。]
(357) 2014/08/17(Sun) 21時頃
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…………覚えておけ。
世界を包む闇の意思は、教会の光に満ちた裁きの元、必ずや浄化されるのだと!
[捨て台詞に、人ではなく思想の浄化を解いて。 外套を羽織り直しながら、狭い路地を一気に駆け抜ける。
…………“レット”の頃の記憶が、足を動かしているかの如く。]
(358) 2014/08/17(Sun) 21時頃
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……光に属する者と何かあったのですか?
[ティソ>>355の言葉に訝しむ表情を見せる]
確かに余計な敵を増やすのは、得策ではないでしょうけれど……。
[何かを隠していそうな気配もある青年を、じっと見る]
(359) 2014/08/17(Sun) 21時頃
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ま、そんな所。 賢者の塔にいたことがあったんだよ、俺。
で、まぁ色々あって今はフラフラしてる。 だから余計なことしてねらわれたくねーっていうのかね。
派手に動いてたら狙われそうなんじゃね?って勝手に思ってる。
(360) 2014/08/17(Sun) 21時頃
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[一撃当てる前に、銃剣はその行方を杖によって阻まれる。 自分の隙を付かれた攻撃はまともに鳩尾へと受けてしまう。]
うぐっ……しまっ…――
[銃剣を握り直し、その場から立ち去ろうとするレットにもう一度視線を送る。]
待て、レット…!
[ここで逃がしてしまってはまた教団の元に彼女は戻るだろう。 それは避けたい、とはいえ流石に鳩尾に受けたばかりではすぐ様行動に移せなくて。]
【GunMode】
[銃に切り替わったそれを握り締めてレットに向けるが、逃げられてしまい…。]
レット……。
(361) 2014/08/17(Sun) 21時頃
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本当は、まだ認めても無い、初対面の人相手に。 無条件で鞘を渡すつもりなんて全く無かったけど。
君が真に騎士の主君。 月桂(ローレル)の冠を被るにふさわしい『王』か。これから見極めるよ。
山賊風のおじさん。
(362) 2014/08/17(Sun) 21時頃
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…………後、人をつかまえてバインとはなんだバインとは!!! ざけんなっ!! “俺”はレティーシャだっつってんだろうが!!!
[>>356だが。 去る間際、風の運んだ言の葉に、咄嗟に同じく炎の弾丸を1発。
名乗りもない、素性もしれない相手への、いきなりの砲撃は。 “レティーシャ”の意識を、“レット”の潔癖さが凌駕した、一瞬に。無意識に*]
(363) 2014/08/17(Sun) 21時頃
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…ケライノス、サンクトゥス、フェイタリース。 ローレリア、ルーベリシア、ヘクテライア。
[呪にも似た重々しい響きが東風の少年の口でつむがれたその時。鞘が熱を帯びだした。恐らく、剣や痣も]
ローレルの剣を担う者、新たなる『王』なり。 我は1000年八代のとこしえの誓約を代行する血脈。
レガリア、ブレイダ、クルセルダ。
我は『亀吉』第八代騎士 アマトの名において……。
(364) 2014/08/17(Sun) 21時頃
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[銃をそのまま仕舞うことはなく、先程現れた男>>356に視線を移す。]
傍観者気取りはいいが…なに者だあんた? 要件はヘクターにであり、俺や孤児院には用はないという認識で相違ないか?
[彼が何者かわからない以上、すぐにこの場を離れる訳にはいかない。 レットを追えなかったのはそれが理由…。]
(365) 2014/08/17(Sun) 21時頃
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[少年は剣の鞘を振りかぶる。然しその鞘は小さい。そう、小さすぎるのだ。闇の大剣の姿をしているこの剣と比べて、剣の鞘は極標準的な大きさでしかない。絶対に合わないのだ。 普通なら]
――授かりし封の剣を 再臨者へ捧ぐ者なり!!
[山賊風の男へと、闇に煌く鞘を投擲する。随分と乱暴な捧げ方だ。然し、鞘は少年の膂力以上の何かで、真直ぐに剣へと直進。する。正しき対に導かれて。 長き時を越えて重なり合う剣と鞘に、如何様な変化が起きるか]
(366) 2014/08/17(Sun) 21時頃
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―― ぎゃわぁっ!?
[然しアマトは変化を直視できなかった。鞘を投げた直後。 不用意な発言で怒りを勝った、美少女から放たれた1発の炎弾に、横腹から思い切り直撃して。情けない姿は、とりあえず害意のある者じゃ無い事を伝える材料にくらいはなったかも]
(367) 2014/08/17(Sun) 21時頃
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賢者の塔……。 ああ、魔術師の養成機関だったかしら。
[預言書に記される《歴史に名を残す》魔術師の中にも、そこの出身者が数多くいた。 ティソもその一人であったのかと、僅かな驚きを見せる]
そこの出身者が何故……。 ああ、いえ、皆が宮仕えになるという訳ではないのでしょうが。
[彼の危惧>>360には否定はせず、ただ複雑な表情を向ける]
では、貴方とはここでお別れした方が良さそうですね。 必要以上に派手に動く気はありませんが……私と共にいては、狙われないというのは不可能でしょうから。
[軽く瞳を伏せた後、彼から離れ去ろうとする]
(368) 2014/08/17(Sun) 21時半頃
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うぐぅ……そ、相違ありません。
突然芽生える愛の神秘を研究する事と、後この人に預かり者を返しにきただけで。 貴方が何者でも、僕は特に……。
[物凄く疑いの視線を向けられた気がしたから、眼帯のこれまた厳つい男の人の問いに答える。それにしても今の砲撃、冗談抜きで結構痛い。 然し、身を起こしながら視線は厳つい男本命の方へと向けられている]
(369) 2014/08/17(Sun) 21時半頃
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相違無し…か、なら別に構わない……が、
[向けた銃に魔力を籠める。]
どこの誰に愛が芽生えようが俺の知った事じゃ無いが、レットをさっきみたいな変な目つきで見たら次は遠慮なく殺す。 あと、うちの院にいる子ども達に向けても殺す。
[変態的な意味での信頼は皆無であるのは言うまでも無い。
そうやって警告だけ済ました後、もう一度レットが立ち去った方角に視線を向けた。]
レット…こんな事なら俺のそばに置いておけば…。 いや、今更か……。
教団潰す理由、もとい、助けなきゃならん奴、もう一人増えたな…。
[苦々しく笑うが、彼女の無事を知れた分、何処か少し嬉しそうに笑みを零す。]
(370) 2014/08/17(Sun) 21時半頃
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む、俺か。 って山賊じゃねェ、考古学者だ!
[>>362 何かを言いたげに向き直った、東風の少年。 何を話し出すかと思えば、何やら詠唱を始め……]
《ローレルの剣を担う者、新たなる『王』なり。 我は1000年八代のとこしえの誓約を代行する血脈。》
お、おい。お前、何を……?
(371) 2014/08/17(Sun) 21時半頃
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― 路地裏 ―
[場を逃れ、姿が見えなくなった所で足を止め。蹲る。]
っ…………好きで、こんな体付きなワケじゃ、ないのに……!!!
[>>367昏倒する様は見て取れた……が。 そもそもこの体付きは、偽りの記憶では心的外傷《トラウマ》であり、真実の記憶でも無用なトラブルの元。 巧い立ち回りの手本もなく言葉に晒され続けた心が、クラウディアの言葉に母性を見出だし。神の徒ならば性を問われぬ、と、実状はともあれ認識し安堵したのも。脳を加速させる原因となっており。
それを揺らせば、どうなるか?
…………“レット”も“レティーシャ”も、ただただ。路地裏に膝を抱え、泣きじゃくるのみ。]
(372) 2014/08/17(Sun) 21時半頃
|
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やだよ……怖いよぉ…………!
助けて、助けて……。 クラウディアさま、ドナ兄……助けて…………!
[路地裏に、押し殺した泣き声が響く。 己の天へと座する者や、己が拒絶した相手への、身勝手な懇願と共に。 独りそうして生きてきたように、小さく、身を守りながら。
……其処が教会に追われる医師崩れの隠れ家の真ん前、とは。知らぬまま、に。]
(373) 2014/08/17(Sun) 21時半頃
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|
ん〜、まぁ、因果にとらわれてね! 闇に満ちちゃったんだよ、俺。
それで放浪にでてるんだ。 ん?狙われないのは不可能なのかー?
(374) 2014/08/17(Sun) 21時半頃
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− 教団本部・クラウディア私室 −
[慣れ合うつもりが無いのは向こうも判っているだろう。 それでも友好的に礼を払う姿>>336を、無言で受け入れる9
王を讃えよ……ですか。
[読み解いた記号はやはり文字の1つ>>337 続く王の伝承の詳細>>338に、嘗て赤子すら処分せよと 下った命の意味と、黒い剣を担いだ男の正体に得心する]
どれだけの規模か判りませんが……。 その最後の王は間違いなく帰還したようです。
[その時が5000年とは予言が盛ったのかどうかは知らないが、 彼が闇が隠した赤子だと今は疑いもしない]
(375) 2014/08/17(Sun) 21時半頃
|
|
この聖都に、その予言を纏った少女と王がいるのですよ。
[古代文字の出所を問われると、王の存在と共にそう言い切った]
オスカーも、聖都かこの周辺にいるでしょう。
[オスカーの特徴を聞けば、最初に出会った黒い若者だ。 立て続けの遭遇に頭を抱える暇すらない]
(376) 2014/08/17(Sun) 21時半頃
|
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闇に満ちた……ですか。
[ティソ>>374の過去の苦難は窺い知ることは出来ないが。 ただ、瞳を閉じる]
隠密に長けたものならば別でしょうが、生憎と私は、そのような訓練を受けていないものですから。 それに、これから接触を持とうとしている者は――
[少女は既にその存在を確信している、闇に属する者のことを思う。 預言書に記された全ての発端。 光の長を手に掛けた、闇の王の血を引く者]
事態の中心と言っても過言でない相手。 既に聖教団に目をつけられていても不思議ではありません。
(377) 2014/08/17(Sun) 21時半頃
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|
[何やら表に人の気配を感じたが無視をする。 今日はもう終いだ、急病人が出ても知らぬと素知らぬふりを決め込んでいたが。 クラウディアにドナルドと知った名が聞こえれば>>373反応せざるを得ない。 膝を抱え泣きじゃくる様を見下ろす、まるで子供のようだ。]
……何をしている。
[問いかける声は心配している響きはなく迷惑そうで。 これが本当に子供ならば更に泣くだろう硬さがそこにはあった。]
(378) 2014/08/17(Sun) 21時半頃
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|
ッ ぐァァッ!?
[>>364 まるで詠唱に堪えるかの如く、 剣が、痣が、再び激しく熱を帯び始める。]
『亀吉』?
! お前、あの時の……
[>>1:184 覚えがある。あの雑貨屋で視た幻視だ。 『亀吉』と呼ばれた術師が、たしかに其処にいた。]
(379) 2014/08/17(Sun) 22時頃
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|
《――授かりし封の剣を 再臨者へ捧ぐ者なり!!》
な……!?
[>>366 亀吉の名に気を取られていて、反応が遅れる。 見れば、男めがけて鞘が飛んでくるではないか!]
ッ
[ぶつかると思った、その瞬間。]
(380) 2014/08/17(Sun) 22時頃
|
|
[――分かたれし王の証、此処に真の姿と相成らん――]
(381) 2014/08/17(Sun) 22時頃
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[突如として漆黒の鞘は砕け、漆黒の闇の糸へと変わる。]
!? なんだ、こりゃァ…
[するり。するり。 闇から紡がれし糸が、次々に刀身へと絡みつき… 一纏まりの漆黒の塊となって、形を変えていく。]
おおおお………
[総ての闇が剣に吸収された、その時には。 ぴったりと鞘に収まる、一揃いの剣が……]
(382) 2014/08/17(Sun) 22時頃
|
|
光と闇のお伽噺に興味はありませんが、 この国に、王帝に仇なすならば私の敵でありましょう。
[テーブルに置かれた白金の十字架には目もくれなかった。 協力と言うのは魅力はあるが、元々切り捨てられる前提の 役目を担って来たのだ]
それではお互い武運を。
[彼女が祈るのは神であろう。 最後までは口にせず、頭を下げると退室する]
(383) 2014/08/17(Sun) 22時頃
|
|
ちょ、小っちェ!!?
[―――たしかに、剣は鞘にぴったりと嵌っていた。 巻き付く漆黒の荊の意匠はそのまま。
しかし、両手持ちの大剣だった筈の「王の剣」は、 寧ろ鞘に合わせて一回り小さくなってしまった。]
………ど、どーなってんだ? オイ!
[理由を求めるように、少年の方を睨む。]
(384) 2014/08/17(Sun) 22時頃
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|
私にはこれで十分です。
[渡された水晶に話しかける。 声が届く者が判っていれば、それで良いと]
(*11) 2014/08/17(Sun) 22時頃
|
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……あ…………ごめ、
ごめん、なさい……。
[>>378建物から掛けられた声に、ひくり、と。喉が引きつる。 “レティーシャ”には、初めて聞く威圧だが。“レット”は幾度も聴いた、迷惑を誉めのかす声音。]
…………軒先、このまま、少しだけ……。 迷惑、ならないよう……落ち着いたら、すぐ…………。
[走る間に乱れた外套からは、軍服が覗いていたが。 少女は気付かぬまま、涙を流すままの瞳を、住人へと向ける。]
(385) 2014/08/17(Sun) 22時頃
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|
…………。 「剣」の気が安定した。 ……いえ、「鞘」に納まったのかしら。
[「黒」のレガリヤとして感じていた共鳴、その気配が和らいだ。 それは王の力示す抜き身の剣が、慈悲を示す鞘の内へと納まったと感じられるものであった]
(386) 2014/08/17(Sun) 22時頃
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[こちらを見上げる瞳には純粋さが滲んでいるように見えた>>385 だが、ちらりと覗く服装は歓迎できぬもので。]
教団の者がこのように泣きじゃくるとは。 まあ別に軒先を貸すのは構わんと言いたい処だがな。 お前を探しに教団の人間に来られると少々厄介なのでな。 泣くのならばどこかへ消えるか、中へ入って泣け。
[追い払ってもよかったがそうしなかったのは。 どうにも子供のようなその姿が哀れだったから。 少しでも敵意が見えれば即座に叩きだすつもりで扉を開けて中へと促した。]
(387) 2014/08/17(Sun) 22時頃
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―十数年前 カーライル王国―
[二人の子供が雪原で遊んでいる。 闇色と銀の空色をした髪の随分対照的な子供。 それを窓から眺めていたのは片方の子供の親――ルーベリオン国王ヴェラだ。]
『――ヘクトルは伝承にあるように。 遥か時の彼方へと逃れさせたが。 術師は殺され、その安否を確認する術はない。』
[用意された温かい茶に手を付ける事無く。 国王はその顔に深い苦悩を刻み語る。]
(388) 2014/08/17(Sun) 22時頃
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―路地裏―
[建築ギルドとの『話し合い』はあっという間に片付いた――枢機卿勅書と自身の≪呪言≫にかかれば、込み入る話になる筈もない。 教団より借りた衛兵二名と共に、路地裏へと踏み込む。]
いいか、馬鹿ども。一度しか言わないから覚えておけよ。 まず私が、此処の奴らと和やかに『話』をし、大聖堂の地下牢行きを納得してもらう。 お前らのする事は、隠れている奴の捜索だ。 ――明日には取り壊しが始まる。くれぐれも、蟻の子一匹逃さぬようにな。
『は、しかしながら子爵。』
なんだね?
『もし、立ち退きに同意しない奴らが出た場合はどうしましょう。』
そんな事か。
[確かに、≪呪言≫が通らぬ相手が出るかもしれず、抵抗も予想される。 袖から一枚の羊皮紙を取り出して眼前に突き付けた。]
(389) 2014/08/17(Sun) 22時頃
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『……オスカーを見ただろう。 あの子は危うい。 あの子は闇を喰らうのだよ。
それだけではない。 明るい茶色であった髪が闇に染まっていくように。 闇を喰らうごとにあの子のソル・ニゲルの紋もより濃く、存在感を増しているのだよ。
これはルーベリオンの長い歴史も見ても類を見ない事だ。 あの子は暗黒神に愛され生まれたのか。 それとも――。』
(390) 2014/08/17(Sun) 22時頃
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『遂に現れたルーベリオンの滅びの兆しなのか。』
(391) 2014/08/17(Sun) 22時頃
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お前、これが何か分かるかね? 勅書だよ、勅書。枢機卿猊下がこの為だけに態々認めて下さったものだ。 分かるだろう? この勅書がどのような意味を持つか。 お前ら木端の上の上の更に上、お前らの給金払ってる教団のトップに限りなく近い方の命令だよ。 殆ど教団の意思、つまりは神の意思と考えていい。
頭の足りない質問をしたお前でも、ここまで言えば分かるだろう? 我らが神の意思に反抗する者を何と定義するんだ? ――そう、異端者。異端者なのだよ、逆らう者は!
で? お前のその槍は、何の為に持っているのだね? あまり下らない質問でぐだぐだ時間を潰すんじゃない!
『は……申し訳ありません』
…たく。
[悪態をつきながらも、一歩先へと進む。]
(392) 2014/08/17(Sun) 22時頃
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ごほん……御機嫌よう、スラムの貧乏人諸君!! 我はクロス・オブ・メサイア教団の使いである!! この度、このスラムに異端者潜伏の疑いがかかっており!! ここに、立ち入り調査を宣言する!! なお、この勅令はラディスラヴァ枢機卿猊下の名で執り行われる!!
住人諸君は大聖堂地下牢にて取り調べを受ける事となる!! そこでは平和的な取り調べの後、異端の疑い晴れた者から順次釈放となるだろう!! ≪住人諸君は今すぐに、自らの足で大聖堂へと向かうがいい!!≫ ≪その際、家財の持出し等は禁ずる!! 必ず身一つで向かう事!!≫ 食料衣料その他の心配は無用!! ≪さあ進め、歩け!! 目的地は大聖堂地下牢だ!!≫
[一瞬の静寂の後、ぞろぞろと動き出す人影を満足げに眺めた。]
さあ、こいつらが動き終わってからがお前らの仕事だ。 残党狩り――ひっひっひ。隠れているやつを見逃すなよ?
[楽しげに、くつくつと肩を震わせる。]
(393) 2014/08/17(Sun) 22時頃
|
|
『――……《予言の刻》は近い。
私はあの子のソル・ニゲルの紋を封じ。 その身を教団へと預けるつもりだ。
あの子は、大きな闇の十字をその背に背負うことになるだろう。
だが、それがあの子の身を護り。 ひいては闇に属する者を護る結果になると信じて。』
[この非公式のカーライル王国訪問の直後。 第六王子のオスカー・セク・ストゥス・ルーベリオンは王籍を剥奪され、ブラック・ダーク・デス教団へとその身を預けられることになる。
王として、親として。 第六王子の行く末を考えての決断であったが、かの王は最期まで知ることはなかった。 寒さ疲れ、一足先に戻ってきていた当の王子が『滅びの兆し』と呼ばれた言葉だけを聞いてしまっていた事を。]
(394) 2014/08/17(Sun) 22時頃
|
|
―クロス・オブ・メサイア教団私室―
[クラウディアは今も忙しく闇の手の反乱分子達を駆りに動いているのだろうか。 その間自分はと言えば、珍しく本部であれこれと動いていた。何と言っても教皇の死亡が枢機卿の間で共有された今、互選(コンクラーベ)の準備が急激に進められていたからだった]
……クラウディア卿がパルック聖下の私室で何かやっていたようだったけれど…まあいいか。 教皇の選出は必須なのだし、こちらの方と兼ね合いで不都合があるなら、向こうから何か言ってくるでしょ。
しかし黒陽の紋……やはりあの漆黒の剣、「王の剣」で、ヘクター・ローガンとかいう男、闇の新しき王……だったかな。これが知れたら私の手抜かりと呼ばれてしまうかな…
まあ、それも…居場所を知るのは難しくないわ。 「王の目」からは、誰も逃れられはしないのだから…
(395) 2014/08/17(Sun) 22時頃
|
|
……………………。
……うん……。
[>>387その響きは、決して、歓迎などされていなかった。 が。記憶の錯乱に疲れ果てた少女は、常のような布教や天啓を語らずに、頷き。促されるまま、中へと入る。]
…………お医者様……?
[路地裏のバラック。薬の気配も、己には感じ取れなかったが。 場所の割に整ったベッドの気配に、緩く首を傾げ、問い掛ける。]
(396) 2014/08/17(Sun) 22時頃
|
|
[鞘が砕け、漆黒の糸へ変貌する。それは破砕ではなく、再構築。 鞘に収められたその剣は、漸く真の形を取り戻し……?]
あらら、僕はてっきり鞘の方が剣に合わせるんだと思ってたけど。
鞘と剣じゃ、鞘の方が力関係は強いのか。 それとも、今は未完の主にあわせた大きさにされたと言うことなのか。
杖以外の本物のレガリヤだ、研究余地は沢山ありそうだな。
[説明を求める様に睨まれたアマトは、まるでそちらは後と云う様子に、まず暫くの間、しげしげと、小型化した「王の剣」を眺め]
(397) 2014/08/17(Sun) 22時頃
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いいじゃないですか。 山賊、いや、盗掘者? の君の力でも、あの大剣を満足に振り回すのは大変そうだし。 こっちの方が重くないし楽だと思うよ?おじさん。
そもそもこの剣でも、上手く扱える?
[何の気なしと、からかう様な口ぶりで東風の少年は、剣の主へ答える。然し実態は、アマトも説明のしようがないから少し話を逸らしたとも云う。 然し、小型化しても、濃淡な闇の気配は相変わらずだ]
(398) 2014/08/17(Sun) 22時頃
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― 裏路地 ―
……騒がしいわね。
[スラム街の人々が揃って歩き出すその直前、聞こえていた声>>393に顔を顰めた。 ――教団。ち、と舌打ちをして声のした方を窺う為日傘を差して向かう]
(…いくら教団の名前を出したって、すぐさま全員が動くなんて可笑しいわ。) (面倒な人物が絡んでいるか、それとも――……)
……見つけた。 あの男、前に煩く笑っていた者ね……。
[楽しそうに肩を震わせている様は何とも言い難い。 どこか呆れたように、人混みの中に紛れて様子を窺う。 …なぜ今になって動き出すのか。考えて、すぐさま浮かんだソル・ニゲルの紋を持つ男を思い浮かべた]
王に怯えてでもいるのかしらね。
[そのまま立ち去ろうと逆方向へ足を踏み出すが。そもそも群衆は何も持っておらず、日傘を差している時点で明らかな異端であった]
(399) 2014/08/17(Sun) 22時頃
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[遠くから声が聞こえる>>393 距離が離れているからか内容までははっきりとは聞こえないが、あまりいい内容ではなさそうだ。 それこそ外で泣いている人物を放置しておけば即刻この診療所へと教団の調査が入るだろう。 実に面倒くさい事態である。
大人しく少女が中へと入るのを確認すればわざと鍵を閉める事なくそのままにした。 もし教団員がやって来たとしても、少女を保護していたと言えばよい。]
(400) 2014/08/17(Sun) 22時頃
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《白銀の翅》、「王の剣」の使い手と思しきヘクター・ローガン、それに…ブラック・ダーク・デス教団『断罪の子羊』のオスカー・ルーべリオン「闇食みのオスカー」……
当面の危険人物はこの3人か。できれば顔を直接見ておきたいところではあったのだけれど……
――「憶えた」わ。
(401) 2014/08/17(Sun) 22時頃
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そうだ、俺は医者だ。 だからお前が病人だというのならば診てやるが、そういうわけではなさそうだな。
[空いている椅子へと座るように促し。 熱い紅茶に砂糖と、ほんの少しのブランデーを垂らして少女へと渡す。 身体が温まれば精神も多少は落ち着くだろう。]
泣いていた理由は聞かんが、あの過保護なドナルド殿が知れば怒られるかもしれんな。 慰めるなど俺には出来ん。 せいぜい好きなだけ泣くといい。
[優しく慰められた記憶など遠い昔、もう忘れてしまった。 だから少女を慰めるなんて芸当も出来るはずもなかった。]
(402) 2014/08/17(Sun) 22時頃
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事態の中心かよー。 教団の偉い連中すら総動員かもなぁ。
あの塔でも並みの連中ならなんとでもなるけどさ、 本当の上位の連中はどうなることやら。
[才能は認められてはいたし絶対に勝てないとはいえない。 それでもトップの化け物たちには何処まで通じるかは分からなかった]
(403) 2014/08/17(Sun) 22時頃
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―聖都レグレシア 路地裏―
[東門の守衛の隣を影となり駆け抜けた。 一先ず一目の少ない路地へと駆けこむと、その身にかかった印象迷彩を解除し、また走った。]
…………引っかからなかった?
[何本もの路地を走り抜け、幾つもの角を曲がり。 物陰に立ち止ると警戒体制のまましばらく様子を見るが、周囲で転移の起こる気配はない。
アマトの兎がかく乱をしていたこと。 幾つもの闇の戦う気配があったこと。 ソル・ニゲルの紋を封じた背の十字が闇の気配隠しにも多少の効果があったこと。
断罪者が網を逃れた理由は複数あれど、ひとまずは息をつく事が出来た。]
(404) 2014/08/17(Sun) 22時頃
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弁士 仁右衛門は、メモを貼った。
2014/08/17(Sun) 22時半頃
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そうね。まだ3人ともこのレグレシアにいるとは思わないけれど… 仁右衛門が異端狩りを丁度始めていたっけね。
念のため、視察しておきましょうか。 もう直に、そのようにゆっくりしている時間もなくなるでしょうからね…
[目元を隠したまま、口元に軽い笑みが浮かぶ。 影武者と思しき姿を私室に残したまま、その姿は街中へと消えていった]
(405) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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…薬師が神に本気で祈るようじゃ、 そんな奴の薬飲めたもんじゃないだろ。 素材を加工して薬にするのも、 新しい薬を研究するのも薬師自身。 神さんに祈ってちゃ、責任転嫁してるようなもんだ。
[冗談めかして言いながら、戸に手をかける少女を見つめていて。 思いを馳せるのは、今日訪れた四人の客。 …ああ、そうだ。伝言を伝えておかなくては・・・]
あー、そういや嬢ちゃん宛てに伝言預かってるんだった。 「カリュクスが貴女に会いたがっている」って内容で。
[危うく伝え忘れるところだったと、内心慌てていたのは秘密である。]
(406) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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光と闇の均衡を崩すとあれば、それも必然……。 それに、どちらにしろ事態はもう、止まらない所まで来ている。
[「剣」と「鞘」の邂逅。 それは王の証が真の姿を現したということでもある]
…………。 そろそろ、かしら。
[呟いて店のドアを開き、裏路地のある方向へ向かう。 ティソやミナカタがどう反応するか、いずれにせよそれを止めることはないだろう]
(407) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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[魂の抜けた顔をして表通りへと歩いていく群衆とは逆に、路地の奥へ奥へと進む――人が捌けていくにつれて、目立つ黒傘。>>399]
≪待たぬか、そこの黒傘!!≫ 大聖堂へ向かうなら方向が逆である!! ええい、何をしているお前ら、さっさと道を塞げッ!!
[走り出す衛兵の後を追うように、悠然と少女へ歩み寄る。]
(408) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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[その直前、ミナカタ>>406の言葉に足を止める]
……カリュクス、が?
[まただ。 失くしたはずの心臓が、跳ねる。 先とは違い、焦燥感と苦い後悔から、だけれど]
確かに受け取ったわ。ありがとう。
[平静を装ってミナカタに礼を言い、頭を下げる。 けれどその手は僅かに震えつつ、胸の辺りに当てられていた]
(409) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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―スラム・裏路地― [私服に身を包んだまま、町の裏手を歩いていく。護衛がついていたとしても普段は滅多に訪れる事のない場所。向こうの方で聞いた事のある甲高い笑い声>>393が響く。]
あら。分かっていたけれどちゃんとやっているようね。やはり金銭は契約の道具として最適という事かな…
[人々は大聖堂の方へ向かうらしい。やましい事がなければ、向かわざるを得ないだろう。確かに異端分子の炙り出しにはちょうどいい。戻ろうとしたところ、視界の端に、何か映った。それは、この王都の中でも一際引き立つ、日傘をさした白銀の姿>>399]
あれは… まさか?
(410) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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試し斬りされてェのかテメェ。
[>>398 だァれが盗掘者だ、叩ッ斬るぞコルァ。 すらりと半分ほど抜いて、少年を威嚇する。]
これでも、剣の心得はある。
学者が身一つで調査ってなァ、なかなか危険なんだ。 斧だろーが鞭だろーがそれなりに使えねェと、 夜盗やら罠やらで、あっという間にオダブツだぞ。
[ほれ、と少年に見せるように。 2、3度振って、その太刀筋を確認する。]
なるほど。 威力は下がるが、片手剣も悪くない。
(411) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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[少女は知らない。 死せるその身を動かす原動力は、『希望』。 そしてそれは、燃料と同義であるということを]
(412) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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どうでもいいが御二方、
[2人の様子を見ていたが、不意に声を掛ける。 要因は聞こえてきた不穏な台詞。>>393]
教団の地下牢とやらに行きたいのなら、別にそこにいていいが、お断りしたいなら孤児院の敷地に入りな。 まあ自分でなんとか出来るっていうなら止めはしないが…。
[先程までの騒動やらで子ども達も数人窓から顔を出している。 その様子に顔を上げて声を張る。]
お前らも中に入ってろ。 今からここらに結界を張るから絶対出るんじゃねーぞ。
[そう言って高く飛び上がれば、孤児院の屋根の上に。]
(413) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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[>>393遠くの声には、気付かない。 気付けるだけの余裕すら、ない。 >>402温かな紅茶を口に含めば、緊張の糸は解れ。耳に流れ込むのは、静かな言の葉。]
――――……過保、護?
……あの人、が…………?
[まだ少し、泣きじゃくった瞼は落ち着かなかったが。]
(414) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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…………違うん、です。 私は、あの人の知ってる子じゃ、ないはずなんです。
[ぽつり。 聞かれぬまま呟くのは、懺悔のような言葉ばかり。]
私……ずっと、変な夢、見てて。
凄く、はっきりとした夢なんです。 別の名前で呼ばれる私が、あの人……ドナルドさんをお兄さんのように慕っていて。
だから私は、……いえ。 私が一方的に、あの人の事を知っているだけの、筈だったのに。
………あの人は、私の《夢の中での名前》で、私を呼ぶんです。
[そうだ、戸惑いは其処から。 夢の全てが実在していたという、真実。]
(415) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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熱っ……。
[息を整え、教団本部へと向かい歩き出したところで。 背中に一瞬、熱を感じ顔を顰める。]
なんでしょう?
[それは「剣」と「鞘」の邂逅が行われたのとまさに同時。 その背にソル・ニゲルの紋も封印されていても確かに『あって』>>246、それが揃った『王の剣』へと反応したのだと断罪者が知る由もない。]
(416) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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……お医者様は、夢を治したりは、できませんか?
今日、初めてここに来たはずなのに。 全部、夢と同じで、夢の中のままで……
……何を言っているのかって、思われるかもしれませんが。
夢と現実、の。二つの記憶の、何が本当で、何がそうじゃないのか。 ……解らなく、なっちゃって…………。
[緩く首を振り、半分ほど減った紅茶を眺める。 強固に掛けられた洗脳が、たて続く邂逅と追体験とで揺らぎ、再び一粒、琥珀の水面が涙に揺れる。]
(417) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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…失礼ね。私は黒傘なんて名前じゃ無いわよ。
[走り寄ってくる衛兵と、悠然と歩み寄ってくる男>>408にまず突っ込んだのはそこだった。 人造妖精となった身には男の呪言はあまり効かないが、とりあえず止まって。]
……ねえ、道を開けてくださらない? 私、大聖堂はさっき迷い込んだばかりでね。用は無いのよ。
[『あれはまさか……《白銀の翅》じゃないか!?』 『お、おい、絶対に道を開けるな!』なんて声が周囲から飛び交う。 翅は今でこそ漆黒に染まっているが、それ以外の容姿は変わらぬまま。気付こうと思えば容易だ。]
……貴方、教団の人間にしては随分光が淡いのね?
[今気付いたというように、ぽつりと小さく零す。 自分に気付いた者がもう一人>>410いるとは、まだ知らない。]
(418) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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− −
[クラウディア卿の私室を退室すると、また同じように堂々と 表から出て行くと大通りをじっと見つめ]
見える範囲にいるなら便利ですが、そうはいかないでしょう。
[まるで嗜みの様にゆっくりと歩きながら、煙管に火を点け 煙を吐き出すと、白い煙はゆらりと犬の様な形を作る]
さぁ嗅げ。印を探し出せ。
[オスカーと王、2人には目印を付けていた。 だが印を付けた筈の黒い布は、 剣が真の鞘と出会った事>>381で消滅していた。 残るとすればオスカーの印だが。
果たして煙犬は風に崩れる事も無く印を探す様に漂い始める。 煙犬が生まれたのを確認すると、喉へ毒となる煙を食んで 後を追う様に歩き出す]
(419) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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霧は守護たる汝を護らんが為に、我は主を護る盾なり。
[簡潔な呪文を唱えれば、銃を上空に向ける。 そうして静かに籠めた魔力を銃身に預けて、引き金を引いた。]
イリュージョニストドーム!
[銃弾は上空で弾けると、霧の様に、雨の様に孤児院の周囲を覆って降り始める。 高濃度の霧の魔力によって、孤児院はあっという間に霧のドームのように包まれて…。]
簡単な結界だが、余計な言霊みたいなものや魔術は十分防いでくれるだろうよ。
[周囲の光景に溶けて身を隠す。それがこの結界の特性。 知っている人間であれば簡単に見破られるかもしれないが、ここに孤児院があるということを知らない人間には、景色に溶けて位置を把握することは容易ではない。]
(420) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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[一瞬目を瞑る。 そしておもむろに口を開く]
ブルーバード、異教徒狩りが始めるそうだ。 気をつけたほうがいいみたいだぜ?
(421) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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異教徒狩り……? そう、ついに動く、か。
[ティソ>>421の忠告に、ありがとう、と声を掛ける]
(422) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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― 聖都レグレシア 裏路地 ―
[薬屋から離れてしばらくすれば、少女の表情は普段と変わりないものに戻っていた。 というよりは、"預言者"としてのものになっていたという方が正しいか。 ざわり、蠢く黒衣に身を包みながら、その者の前に足を止めた]
"罪を断じる者よ、其方の罪もまた、等しく闇に包まれん。"
……やはり戻って来られましたね、闇の血を引く者よ。
[教団本部へ向かう道の途中。 先回りするかのような位置に立ち、相手>>416の顔を見た]
(423) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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[イアンが気の利く人間だったならば冷たいおしぼりでも渡して瞼を冷やすように言うところだが。 生憎とそんな気の利いた人間ではなかった。]
ああ、アイツは過保護な阿呆だ。 子供達が連れ去られたと聞けば即座に教団に単身で乗り込むような奴だからな。
[小さく笑いながら言う。 普段は皮肉交じりに会話を交わす相手だ。 だが嫌いなわけではなく、むしろこの界隈では好ましい部類に入るだろう。]
(424) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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夢を治す…?
[意味が分からずゆるりと首を傾げ、少女の言葉を聞く。]
俺からすればそれは記憶改竄ではないかと思うのだが。 魔法や薬、洗脳術には色々あってな。 その中に過去の記憶を塗り消す物もある。
それがお前に当てはまるかは分からんが…。 結局の処、信じたいモノを”信じる”のが全てだろう。
[洗脳にしろ、思い込みの悪夢にしろ。 あまり脳を刺激していい結果が出るとは限らない。 イアンはあくまで病魔を喰うだけの医者擬き。]
(425) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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どうしても気になるのならば、夢を見ずに済むよう薬を渡してもいいが。 だが……、
[一瞬言いよどみそれから口を開く。]
クラウディア殿にでも聞いてみればどうだ?
[視線は外套から除く軍服へと向いていた。]
(426) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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[背に熱を感じたのはその一度だけ。 怪訝に思えど、今足を止める時間はない。
教団へと向かうその動きは、追跡者の造り出した煙犬>>419へと近づく動きでもあったが、敵に出逢うよりも前に断罪者は足を止める。]
(427) 2014/08/17(Sun) 22時半頃
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……やはり、そうだ。 羽の色が少し違っているような気がするけれど…
あれは確かに《白銀の翅》。あの日よりは少し大きくなっているけれど…やはり少々面影が有るわ。
[黒い日傘をさす少女の方にさりげなく近づいていく。仁右衛門に話しかける少女に、後ろから声をかけた。]
……貴女は行かなくてもいいの?
(428) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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これは失礼、しかしながら私はお前の名など知らん。 呼んで欲しい名があるのなら、最初に申告しておくことだな。 ちなみに私の事は≪金言の仁右衛門≫様とでも呼びたまえ。
[立ち止まって検分する――黒い傘、装束。そして背の黒き翅>>418]
ふむ? 枢機卿猊下が何か言ってたな、そう言えば。
[思い出そうと額に手を当てる――思い出す前に衛兵が騒ぎ始めた。]
ああ、そうだ。≪白銀の翅≫だ。 別に忘れていたわけではない、偶々言葉が出なかっただけだ。 しかし、ふうむ。白銀どころか漆黒だな、それは。 まあ良い、お前が≪白銀の翅≫であるかなしか、見定めるのは蛇の君だ。
[道を開けろとの言葉には、にやつくように。]
なあに、この国でこれ見よがしに黒を纏っているのだ。 分かるであろう? それをみて判断するのはお前ではなく、私なのだと。
(429) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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[威嚇するドスの聞かせ方もお見事。やはり山賊が似合う。そのもの過ぎる>411。 然しそれ以上、この男と自己紹介の無い初めましての挨拶を続ける訳にも事情がいかない。もうひとりの男の言葉に、表情を歪めた>>413]
……山賊だけに、教団が山狩りを始めたのかな? このまま君のお世話になるのも、悪くないけど。
実は、結構切迫した事態なんだよ、ね。 これ以上、何もアクションを仕掛けずにいたら、レガリヤは益々奪えなくなる。
……ふむ……。
[剣の心得がある、と太刀筋を披露する男の、小慣れた感に目を瞠る。意外だ、5000年も未来からと聴いたから、最悪、武器なんて手にした事も無いなんて場合も想定していたからうれしい誤算]
(430) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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山賊のおじさ…や、ヘクターさん。
[男の名前を口にした。名前を何故知ると思わせる間も無く、畳む様に]
この人の云うとおり、孤児院の中なら暫くは安全だけど。
もしよければ、鞘の御代金と思って、試し切りの相手は違う人にしてくれない? そう、具体的には。
[付いてきて、と云わんばかりに腕を掴み、アマトはとても危険そうな穏やかな笑みを浮かべて]
(431) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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君を一流の墓荒らしと見込んで、教団の秘宝を盗掘しに。
[雷聖霊が活性化して、周囲に電撃が爆ぜる中、少年はとても好戦的な笑顔を浮かべていた]
確か、5000年未来から来た考古学者。でしょ? 僕も、『神秘研究家』として君の知識欲を満たせる説明や古代遺物の提供が出来るよ。 君の協力があれば。
(432) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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[>>393 その時、聞こえてきた《声》。]
あの声、雑貨屋で見たメガネ…… ッ!?
[と。一瞬、男の身体を、奇妙な感覚が駆け抜けた。 まるで、四肢を糸で吊られたかのような……]
………ああ、クソ!
[まだ「王」の自覚なき男に、防ぎきる事などできず。 気を張らなければ、衝動のまま歩き出しそうで。 足を突っ張って堪えれば、少しはマシになったが…]
こりゃァ、術の類か? ッたく、面倒事ばっかりだなこの時代は……!
ああ、そうさせて貰……
[>>413 赤毛の男の呼び掛けに、 孤児院へと非難しようとするが…]
(433) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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[少女の黒い傘で塞がれた視界の先で、静かな声が響いた。>>428]
――これはこれは、ラディスラヴァ枢機卿猊下。
[恭しく一礼をしながら、額に汗が浮く。 いやはや、『蛇の君』という軽口を聞かれて泣ければいいのだが。]
(434) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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――…黒衣の預言書《ドレスコード》!?
[詩篇の蠢く黒衣。 ブラック・ダーク・デス教団の大神殿に安置されているという『王の衣』。 直接目にするのは初めてでも、知識と直感が目の前の少女>>423の纏うものの正体を理解させた。]
…………。 我らの全ての罪は闇の中で断じられる。
私には使命が残されていますので。
[顔を隠すフードを取り払う。]
(435) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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――!?
[後ろから声をかけてくる女>>428。驚いたように一瞬息が詰まるが、すぐさま取り繕って冷静に返した]
行く必要はないでしょう。 だって、調べる間もなく私は異端なのだから。
[ここにいて自分に話しかけられる時点で、この女はあちら側だ。闇の気配もしない。 いつもより素っ気なかったのは、…何処か嫌な予感がしたから。]
長い名前ね。せめて三文字に収めて頂戴。
[馬鹿にしているわけではなく、本人は至って真面目であった。]
――……なら強行突破するしか……って、あら。 やっぱり貴女教団の人間だったのね。
[男の恭しい一礼>>434に視線を再び女へ流して。向けようとしていた日傘は中途半端に止まってしまった]
(436) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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ええ、仁右衛門殿もご機嫌麗しう。 奇遇ですわね、このようなところで出会うとは。
[蛇という言葉は聞いていなかったし、別に普段と変わらない。もっとも、聞いていたとしても表情自体は全く変わらなかったろうが。]
そうそう、声をかけたのはね。 その娘は…《白銀の翅》で間違いないという事よ。
[言いながら、漆黒の翅を持った少女の姿を目でとらえる。オスカーの姿はまだ確認していないが、3人のうち2人は認識した。 一応それで、目的は達した事になるのだが。]
レティーシャに確認すればはっきりするわ。同行願いましょうか。
(437) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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……やはり、ご存知でしたか。 断罪者――『闇喰みの』オスカー。
[相手の称号と名を、敢えて口にする。 正体を確信させようとするかのように]
使命……ですか。 それは単身にて果たせるものですか?
[取り払われたフード。 露わになるのはやや幼い顔立ちだった。 ただしこちらは、彼の素性を知っている――預言書に記されている程度には]
……「剣」と「鞘」。 貴方もお気付きでしょう?
(438) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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ん?
[>>431 不意に、東洋風の少年に腕を掴まれた。 周囲に立ち込め始めた雷。不穏だ!不穏すぎる!
……ところが。]
(439) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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それは御免なさいね。 何分、私は貴女の名前を…ええと、覚えていたような気がするのだけれど…カリュクス、だったかしら。ただ本名ではなかったと思うし…
母親の名前は分かるんだけれどね…まあ、いいわ。 そうね、私はクロス・オブ・メサイアの人間よ。
[特に悪びれる様子もなく、目の前の少女にそう告げた。]
(440) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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ふむ、自ら認めるとは潔いとでも言うべきか。 三文字に収まるほど私は小さな人間ではないのだよ。
[鼻で笑いつつも、衛兵に顎で指図する。>>436]
枢機卿御自らの確認であれば、見当違いの筈がありますまい。 やれやれ、苦労のない仕事でした。
≪大人しくしていろ≫。黒傘よ、今から連行する。 ≪衛兵ども、しっかり捕えておけよ≫。
[詞に呪を込めて宣言した。]
(441) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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|
『教団の、秘宝』……?
[>>432 「秘宝」という言葉を耳にして、 男の学者魂が、ぐらりと揺れる。]
……だァから!墓荒らしじゃねェ、考古学者だッ!
[とりあえず、墓荒らしと呼ばれた件で、反射的に 少年にゲンコツを入れる動きは忘れなかったが。]
な、なんだ、そりゃァ。バカ言うなよ!
……詳しい話も無しに、そんな大それた事……
[言葉ではたっぷりと拒絶しているが。 学者の知的好奇心からくる、目の輝きは隠せない。]
(442) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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…伝えるタイミング、間違ったかねぇ。
[前金扱いにして受け取っている金も有る以上、 あの少女は上客であり『伝えない』と言う選択肢は存在しない。 けれど、最後に見た震えていた手>>409を見て思うのだ。 店に来てすぐ伝えていれば、もっと何かが変わったのかと。]
…いや、変わらんか。 どうせ、俺は薬師であって医者じゃないし、更に言うなら預言者でもない。 考えたって仕方ないわな…
[一つ溜息を吐きだして、休業中の札を外すのだった。]
(443) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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お断りよ、私は急ぎの用事があるの。
[同行しろと言われ>>437、笑ってすぐさま拒否の言葉を紡いだ。 日傘を余裕ありげに廻すが、教団の人間が複数。それもこの女、それなりの地位にいるように見える。 強行突破できるかは不安なところ。それも、今自分の核が弱まっている状態では―……そこまで思案し、女の言葉>>440に初めてあからさまな動揺を表に出した]
なっ、……何で、お母さんのことを……。
[少女に呪言は効かない>>441が、動揺したままだということ。背後に女がいることが合わさり、衛兵たちが捕まえようと手を伸ばしたなら容易く捕まって]
(444) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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|
や、止め――………離してッッ!!
[瞬間、周囲が眩い光に包まれる。 左胸を抑えて倒れ込むと、それでも気丈に起き上がろうとした。 眩しさに驚いた衛兵が手を離した隙にと。
それでも痛みは止まってくれない。気絶しそうなほどの痛みに悶え、蹲った。]
(445) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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さぁて、どうするかねー。 ブルーバードを追いかけてもいいけどさすがにずっと付きっ切りも迷惑だろうしな。
異教徒狩りも不吉だしよー。 俺はどうするかねー。
[ぶつぶつと呟く。]
(446) 2014/08/17(Sun) 23時頃
|
|
[>>429ゆるり。否定の意で首は振れども、泣き疲れ故の弱さを帯びて。 子供たちの場所に辿り着いていたなら、あの場で会っていたかもしれない人。もしこの先も、出会うようならば……。]
夢を治す方法!?
……えっ…………。
[>>425提示された方法に、暫し、言葉を失う。 信じたいもの、と、告げられて。クラウディア卿の名を挙げかける口に反し、心は、一瞬の邂逅に浮かべられた悲しい笑みを想う。]
(447) 2014/08/17(Sun) 23時頃
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…………もし。 信じたいものが、解らないなら……。
[>>426その言葉にも、一つの解法が示されて。 困惑と不安の中で、言えた言葉は一つきり。]
…………。
……ありがとう……。
[弱りきった呟きと共に、己の軍服に視線を落とす。 心の混沌は、戸惑いの形のまま。溶けぬ角砂糖のように、水底へと沈んで。]
(448) 2014/08/17(Sun) 23時半頃
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ギ!? いったいな…!
[ゲンコツに、瞼の裏がチカチカする。恨めしそうに"自称考古学者"を睨むが、然しその瞳、古代の英知を探求する輝きの光は見逃せない]
詳しい話は道中ゆっくり!どうせこの国じゃ君は凄い危険人物扱いなんだし!
古代王朝の聖なる遺物! その剣の同類が全部で七つ! 製造方法も使用方法も不明なオーバーテクノロジーの聖具! 成功の暁には、世界中の遺跡を好きなだけ荒らしまわって赦される特典付き!!
[トドメにと畳み掛けた。ちなみに嘘は何ひとつついていない。レガリヤを奪取し、ルンフィアとの戦いに勝利した暁には、名実共に彼はそれだけの勝手が赦される英雄扱いだろうし、元々、レガリヤは『王』の資格を持つ者のためにある物ともいえるのだし]
(449) 2014/08/17(Sun) 23時半頃
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…………お医者様も。
教団は、嫌い…………なのです、か?
[ぽつりと。 問う言の葉には、布教の意は宿さずに。ただ、好奇だけを浮き彫りにして。]
(450) 2014/08/17(Sun) 23時半頃
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やはり、貴女は『王の衣』の。
[呼ばれた名に、正体を確信する。 その少女>>438は幼く、顔色もひどく悪く見えた。]
……正直に言えば、厳しいでしょう。 光を信望する者の数は多く。 その筆頭であり断罪すべき枢機卿クラウディア・リーズ・エリサの力はあまりに強大です。
ですが、恐怖に立ち竦む事は許されません。 私の信仰がそれを許しません。
[真っ直ぐに少女を見つめる目は『剣」と『鞘』の単語に僅かに揺れ。]
(451) 2014/08/17(Sun) 23時半頃
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『剣』を持つ王と『鞘』を持つ騎士。 二人がこのレグレシアに居る事は知っ……。
[知らせるように背の紋章がまた熱を持ち。]
『剣』と『鞘』が出会った?
[確信のない予感。 けれど、微かに口元が笑みを形どった。]
(452) 2014/08/17(Sun) 23時半頃
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そう、急ぎの用事ね。 その用事には少しばかり興味があるけれど…… 私も、子供の使いはしていないの。
[母親の話を出して、あからさまな動揺を目にした少女>>444に、笑みが深くなった。]
貴女は母親似ね。あれも美しかった。その羽がもとの白銀のままなら瓜二つといってもよかったでしょうに… 人間と交わりなどしなければね。愚かな事…
少し喋りすぎたわ。大人しく来てもらえないというならこちらにもそれなりの用意があるのだけれど…っ?
[刹那、周囲に目も眩むばかりの光が放たれる。衛兵が怯み倒れた一瞬、後ろに回り込んで首筋を掴みあげんと手を伸ばした]
――――力の方は見るべくもないけれど… おとなしく捕まっておくと、ここで被害が出なくて済むのだけれど…
(453) 2014/08/17(Sun) 23時半頃
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[少女の揺れ動く心は見て取れる。 だがこちらもかける言葉はなく、ただそれを見守る事しか出来ない。]
…信じたいモノが分からないのならば、目の前にあるモノをまず信じてみてはどうだ。
[彼女の目の前にあるモノ、身近なモノを。 それが教団ならば敵となり。 それが別の何かならば味方となりうる。 少女がどの道を選んだとて、イアンには関係のない事。]
(454) 2014/08/17(Sun) 23時半頃
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まあ、どうしてもというのならば俺を信じてみるっていうのはどうだ?
[珍しく揶揄い混じりの口調でそう言うと頭を優しく撫でてやり。 それからちらりと軍服を見て。]
好きも嫌いもあちらが俺を受け入れぬ。 思想の問題ではないのでな、俺の場合は。
[魔の血が混じるこの身体。 それだけで光を信奉する教団とは相容れない。 受け入れられた処で実験体にでもされるのが関の山といったところだろう。]
(455) 2014/08/17(Sun) 23時半頃
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[屋根から飛び降りて、改めて2人の様子を見つめる。]
まあ強制はしねぇよ。 俺は俺でやることがあるからどちらにせよここを離れるつもりだしな。
[後ろを振り返り、孤児院を見つめる。 孤児院の子ども達がこれ以上被害を被るような事はひとまずないと信じたい。
漆黒に染まった銃を見つめながら、それをホルダーに仕舞う。]
じゃあ俺は行かせてもらう。 探しもんがまだあそこに残っているからな。
[見つめる先は教団の大聖堂。]
(456) 2014/08/17(Sun) 23時半頃
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ええ……そうでしょうね。 未だ均衡を崩すには――
――クラウディア?
[>>451その名に覚えがあったのは、預言書たる記憶だけではない。 生前の少女もまた、その強大なる存在と対峙した一人であり――]
[はっと少女は、雑念《ノイズ》を払う。 今は個人的な怒りを表すべき時ではない]
ええ、あの『写本』を信ずる者であればそうでしょう。 けれど今なら、貴方は独りではない。
(457) 2014/08/17(Sun) 23時半頃
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[オスカーの口にした予感>>452に、我が意を得たりと頷いた]
そう。 今、闇の者がこの地に結集し、決戦へ向けての形を成し始めている。 強大な相手であっても、共に立ち向かうなら――撃破の目は見えて来るでしょう。 そしていずれは果たさねばなりません。
(458) 2014/08/17(Sun) 23時半頃
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白に染められし聖具《レガリヤ》の奪還を。
[宣言し、少年の意見を伺うように視線を向けた]
(459) 2014/08/17(Sun) 23時半頃
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[母親のことを喋り出す女>>453に、真紅の瞳には僅かに怯えの色が宿る。 …あんな村に立ち寄る人間などほとんどいない。 村人のことを思い出して肩が震えたその刹那、>>445残り少ない力を振り絞って。
首筋を掴みあげられ>>453、もう少女には今抵抗できる力は無かった。 終始左胸を抑えつけ、苦しげな声を零し]
………誰、が、教団に……。 まだ、殺されるわけにはいかないのよ……!
[白銀を震えさせ、もう残ってさえいない力を無理に振り絞ってラディスラヴァの鳩尾を蹴りあげようと。]
(460) 2014/08/17(Sun) 23時半頃
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[>>449 ゲンコツは相当効いたらしい。ざまぁみろ。]
ああそうだ、この忌々しい剣と痣のせいで、 俺ァ此処でずーっと危険人物だよ!
[そして、後に続く説明を興味深げに聞いている。 謎に包まれた、古代王朝の聖具の遺物…… この話……ロマンだ。物凄いロマンを感じる。]
……仕方ねェ。どうせ俺ァ、元々お尋ね者だ。
お前がどうしてもってンなら、 少しだけ、手伝ってやらなくもねェ。
(461) 2014/08/17(Sun) 23時半頃
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目の前にある、物…………?
[>>454>>455目を瞬かせ。 揶揄混じりの言葉に、一瞬目を丸くして。]
…………。
………………ふふふっ……。
……そう、しようかな。 …………そうできたら、いいのに。
[戸惑うように。けれども、喜色は隠さずに。 微笑み浮かべた笑みは、ぎこちなくとも久々に、固さのないものだった。]
(462) 2014/08/17(Sun) 23時半頃
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― 回想・私室>>375 ―
なるほど、さしずめ『帰還王』とでも呼ばれるのかしらね。
それに、預言の少女。 ……その子ってどんな外見だったの?
[見つけたらその少女も殺すかと。 そう思いながら、少女の特徴を聞く事にした。]
(463) 2014/08/17(Sun) 23時半頃
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[>>456そして、遠く屋根から飛び降りた男に声を掛け。]
とまァ、そーいうこった。
俺も、なんだかんだ「教団を敵に回した」身の上だ。 同時に忍びこみゃ、そっちも少しは楽になるだろうよ。
……せいぜい、テメェの正義を貫きやがれ。
[それだけ告げて、その背にひらりと手を振った。]
(464) 2014/08/17(Sun) 23時半頃
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…………教団、が?
[だが、続く言葉には首を傾げる。 異教徒にも等しく門を開く教団に、そのようなことがあることが、不可解で。
それは、少女が教団の実状を知らぬ故もあり。 知識としては聞き及び、個として手配が及べば敵意は持てども、本質では“魔”への先入観が無い故でもあり。]
…………そう、なんですか……。
[ただ。紅茶と、撫でられた手の温もりとに。言葉はそのまま、心へと落ちる。
……今はまだ、その矛盾に付いて、整理がつかぬだけとも言えようが。]
(465) 2014/08/17(Sun) 23時半頃
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……ちょっとまった! 最後に質問がある!
[その時、東方の少年が男を引き止める。彼もまた大聖堂の方角をみてるが>>456]
僕の名前は、アマト・カザミヤ。 しがない『神秘研究家』です。貴方の名前はそれはそうと…。
(466) 2014/08/17(Sun) 23時半頃
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さっきのあの子、貴方知ってるよね!?
レットとか愛称いってたし。 戦いはした癖に、随分あの子のこと心配してたし。
身内。いや、下手したら兄妹なんでしょう。
あの子の名前は?好きな食べ物とか趣味とか、スリーサイズ! 情報提供してくれたら物凄くうれしいし。なにより!!
(467) 2014/08/17(Sun) 23時半頃
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ええ、信じているわ。 お互いに武運を。
[流石に過度の援助だったのか、受け取っては貰えず。 彼を見送って。
何かあれば追加の協力依頼を送ると伝えていた。]
(468) 2014/08/17(Sun) 23時半頃
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―― どうか 妹さんを 僕に戴けませんか!?
[この質問は絶対に今しなければ為らない事だ。後々の為にもこういう保護者了解を後回しにしてはいけないのだと、アマトは昔兄から教えられた。今ここで、この名前も知らない義理の兄(初対面)に通すべき筋を通さなくて、いつ通す!?]
(469) 2014/08/17(Sun) 23時半頃
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[煙犬は吠えはしない。 ただ風に散る事のない水に垂らした墨汁の流れの様に すうぅと対となる香りを探して流れていく]
さて……念には念をいれましょう…。
[擦れ違いざまに喉を刃で切り裂く事もあるが、往来で 見せるには忍びない光景だ。 トン、と地を蹴ると屋根へと昇り、煙犬の後を行く。 片手には煙管。 もう片手には透明の糸…蜘蛛の糸の様に細く煌めいているが 特殊な方法で縒られた魔法の糸は 絡め取れば指位は落とせるもので。 首に巻けば血管までは裂くだろう。 扱う人間によって、より太い骨や金属さえ落とす程の丈夫さを 負荷したり、魔力によっては自走さえさせる者もいた。 当然魔力の制限のある自分には魔法で補う事は出来ず、 糸全体に毒を仕込んだものを好んで使っていた]
(470) 2014/08/17(Sun) 23時半頃
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それでは、この場で引き渡しという事で良いですかな? 枢機卿猊下。
[枢機卿の椅子に座る彼女の力量を疑う事は、無粋であろう。>>453 彼女が大聖堂まで送る様命じればそれまでだが、ひと時も目を話したくないように見えた。 まるで、念願叶いお目当ての玩具を手に入れた子供の用に。]
さてはて、ある程度の人払いも済んだようですし、次の仕事に取り掛かっても?
[そう言い、ちらりと少女を見やる。>>460]
急に光ったかと思えば、勝手にのた打ち回るとは……。 人造妖精の出来については詳しくはないが、まあ、この期に及んで打つ手があるとは思わない方がいい。
(471) 2014/08/18(Mon) 00時頃
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[糸の先端に重りである鈎針にも毒は仕込んでいて。 いつでもそれを扱えるように、隠す様に指に挟んだまま、 ゆっくりと黒い標的へと近付いて行った。
それこそ日が差し、伸びた影が音も無く到達するように]
(472) 2014/08/18(Mon) 00時頃
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まだ殺されるわけにはいかない、か。 まあ、そうでしょうね。そうね……実は一つ聞きたい事が有ってね。私の求める情報と関係なさそうなら殺すわ。そうでなければ少し聞きたい事が有るのだけれど。
[鳩尾を蹴りあげようとするその足を押さえ、逆に鳩尾に掌底をあて、ぐっと力を込める。東洋の気功術にも似て、聖霊力を直接流しこむ技。]
実は、私の手の者が貴女と会話している少女の話を前に伝えてきた事が有ってね。 曰く、黒衣の預言書《ドレスコード》の担い手、憂鬱を謳う詩人《ブルーバード》とかなんとか……(>>0:200)
どうも私も探しているものと関わりが有るのかと思って。どう?知らない?
[「王の衣」と関わりのありそうな情報の事を、いつもの平然とした、パンの値段を店主に尋ねるような調子で語りかけた]
(473) 2014/08/18(Mon) 00時頃
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[漆黒の銃剣、ブラックボルト。 彼がコードネームとして取り扱っているのは銃剣の名前。
銃は使用者の魔力を用いて魔術を放つ魔銃。 剣は魔力を切り裂き無効化する魔剣。
二つはカードの表と裏であり、一方が出ている時は一方は使えない。
この国やルーベリオン、カーライルとは異なりもっと小さな国。 今は既に名前も失われてしまった祖国、フラウティアと呼ばれた小さな国の騎士達が使っていた武器だ。 フラウティアに住む多くの民は魔法が使えない。 故に取り扱われていた特殊な武器がこの銃剣だ。 漆黒はその中でも騎士団長と呼ばれた人物が使っていた。
騎士団長クロードは自らの父であった。 最早そんな小さな国のちっぽけな騎士達の名前や、使っていた特殊な武器など大国からすれば些細なことで、覚えられてもいないだろう。 それでも、その国から逃げる時、父から譲り受けた銃剣は何よりも大切なもので、自分の存在価値に等しかった。 故に名乗るのはブラックボルト。]
(474) 2014/08/18(Mon) 00時頃
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― 大聖堂 ―
[一度、鳥から意識を切り離す。
こちらから出向こうかとも思っていたが。 仁右衛門だけでなく、ラディスラヴァ卿とヒロまで向かったのであれば任せておけば良いだろうと。]
さて……私はお客様をお迎えする準備でもしましょうか。
(475) 2014/08/18(Mon) 00時頃
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ああ、申し訳ないわね仁右衛門殿。 この場は私にまかせて頂いて結構。貴方がお忙しい方なのは、私も重々承知しておりますわ。お手を煩わせて申し訳ありませんわね。
[傍にいた仁右衛門に、もう仕事に戻っていいと告げた。]
人造妖精…ご承知でしたか。まあ、……そうね、不安定なのですよ。多感な年頃の娘ですし。その辺りもあるのでしょう。
(476) 2014/08/18(Mon) 00時頃
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取り戻すべきは3つ。 孤児院にいた子ども達。 正気を失っちまったレット。 それから……そんな小さな国の国宝、星の冠。
[そんな小さな国の国宝だ。奪われた所でなんとも思われやしないだろう。 それでも、それは、自分の国が確かにそこにあったと、そこにあるのだという象徴なのだ。]
あんたら、大聖堂に乗り込むってんなら…
[ふと、思い出したように声をかけようとして振り返る、同時耳に入ってきた言葉に>>469]
(477) 2014/08/18(Mon) 00時頃
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[固さのないその笑みは随分と可愛らしく、好ましく目に映る。 もし妹がいれば、きっとこんな感じだったのだろう。]
…俺を信じる事は出来ぬか、それは残念だ。
[少女がどれだけ教団について知っているのかは読み取れない。 ただ、この純粋さを見れば教団の裏の姿までは知らないように思えて。
そっと片手の革手袋を外して黒く染まった手を少女の眼前に翳し。]
俺はこういったモノだ、だから教団が俺を受け入れる事はありえん。 もし、教団が俺を断罪するというのならば。
お前にならやられてやってもいいかもしれんな。 どうせぐだぐだ今も悩んでいるのだろう? もし、教団の為に動くのならば、その決心がついたのなら。
(478) 2014/08/18(Mon) 00時頃
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その時は俺を殺しに来ればよい。
[どうせ何れは戦う事になる。 黒衣の預言書《ドレスコード》の担い手の言葉が頭を過る。 あれは出鱈目などではなく、真の予言であると本能が識っている。]
まあ、簡単に殺されはせんがな。 さて、そろそろ戻るといい。
[渡したお茶もなくなった頃合いだろう。 ここは教団とは相容れぬ場所、あまり長居をする事は少女にとっても好ましい事柄ではないはず。 こちらとて少女を探しに来た教団員にでも見つかれば面倒臭い事になる。 故にそろそろ行けと、少女を促すように微笑んだ。]
(479) 2014/08/18(Mon) 00時頃
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聖具《レガリヤ》の奪還。
[預言書たる少女>>459の言葉を繰り返す。 断罪者が見せるのは、迷い。]
私は貴方に出逢う前に騎士と会い、別れました。 私は闇の中でもより暗い場所に居る断罪者。 『王』の道に添うにはふさわしくないです。
それに、私は……。
(480) 2014/08/18(Mon) 00時頃
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『王』に会うのが、辛い。
[独りでない。 少女>>458の言ったその言葉が胸に突き刺さっていた。]
(481) 2014/08/18(Mon) 00時頃
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オーケィ、死にたいって事だな。
[一緒に連れていってくれないか? そんな事を頼もうと思ったが、その考えは一瞬で消え去った。 というか、消し去った。 ヘクターって奴はともかく、この男はここで殺さないといけない。 あとで助けたレットが半泣き、半怒りでブチ切れる姿が目に浮かぶ。]
おし、お代はお前の命10個分で勘弁してやる。 死んでも情報は売らないがな。
[魔力を籠めた銃弾を彼に向けて1発撃ち込んだ。 もっとも、余計な動きさえなければ全て掠っていく程度だし、当たったとしても凄く痛い程度で殺傷力は無い。]
(482) 2014/08/18(Mon) 00時頃
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[少女は絶望的な状況下でもなお、諦めていなかった。 足は抑えられ、骨でも折る気かと覚悟して。しかし聖霊力が直接流れ込んでくるのを感じ、目を見開く]
……貴女、一体…。
[痛みは徐々に引いていくが、それでも気怠さまでは抜けてくれない。 次の算段を考えようと頭を働かせて。 …女の問いかけ>>473に、デメテルが頭に浮かぶ。]
――……さ、あ? 知らない、知らないわ。
[隠し事が出来ないのもまた母譲り。女の様子は平然としたまま変わらず、憎々しげに睨みつける。 親友の情報を敵に流すなんて絶対にしない。固い決意を胸に宿し、ポケットに入った指輪を握りしめた]
私が知っていることなんて僅か。貴方達が得をするようなことは知らないわ。 …ほら、これでご満足? ちゃんと答えたわよ。
[殺されてしまうだろうか。母の願いを聞き届けられないまま。 ――それが継接ぎだらけの自分に相応しい最期なのかと思い至って、自嘲めいた笑みを浮かべる。]
(483) 2014/08/18(Mon) 00時頃
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ここで待っていってもしょうがねーよな。 向かうしかないか……。
(484) 2014/08/18(Mon) 00時頃
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……オーケィ。 次回はお歳暮と土下座付きですね。
[1発の銃弾が、アマトの髪を数本もまとめて引きちぎり、背中の壁にめり込んだ。心なしか殺気がむんむんと漂う。何か作法を間違えただろうか?と逡巡するも、今回は交渉決裂とあきらめるしかない様子で。つつつ、と冷たい汗がただ流れていた]
それじゃあ、次に会う時には必ず! お互いに幸運を。御義兄さん!
[これ以上この場にいたら、妹さんじゃなく銃弾を戴く事になる。 同じく男にひらりと手を振るヘクターと共に、小走りにその場を離れる事になるだろう。目指すは教団本部。光の中枢たる大聖堂を目指して]
(485) 2014/08/18(Mon) 00時頃
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……信じるにも、知らなすぎるし。 それに…………。
[>>478言葉にできぬ思いは、遠く。 いきなり出会った者を信じると言い切るには、二つの記憶の《大切》は、優しすぎて。ただ、苦笑を浮かべる。
だが。 黒に染まった掌を、目の当たりにして。ようやっと、理解が追い付いて。]
………………!
それじゃ、貴方は。
[ただ。>>479静かに続く言葉に、息を呑む。 それは、覚悟のなさを指摘された故か、或いは……別の何かか。]
(486) 2014/08/18(Mon) 00時頃
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…………お茶、ご馳走さま……でした。
[けれども。 なにも語らず、促しの笑みに、カップを置いて。]
……お名前、は。
…………ううん。
もしいつか本当に、その時が来たら。 …………その時に、教えてくれますか?
[名乗るか否か迷った末に。出てきたのは、そんな言葉。 今はまだ、そんな日が来ることなど、信じられはしなかったが。促されるままそっと、バラックを後にした。]
(487) 2014/08/18(Mon) 00時頃
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[ラディスラヴァの言葉に、困ったような笑いを浮かべる。>>476]
これはこれは、失言でしたかな? 何かの折に触れた書にあったと覚えていますが、いや、年は取りたくないものだ。 いや、物珍しい存在を目にすることができて、長生きはするものだというべきかな? はっはっは。
[ちらりと捕縛された黒い少女を見やり、下卑た笑いを浮かべた。]
それでは、ラディスラヴァ枢機卿猊下。≪無粋な邪魔が入らない事を祈っております≫。
[笑みを張り付けたまま恭しく一礼。]
(488) 2014/08/18(Mon) 00時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/18(Mon) 00時頃
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やめとけ、殺されても知らねェぞ。
[>>485 壁にめり込む弾丸をまじまじ見つめ。 それでも諦めない様子に、呆れ顔で肩を竦めた。]
(ッてか、兄妹にしちゃ似てねェだろ…)
[先程見た二人の姿を思い起こし、冷静に比較する。 隣の男を夢を打ち砕くので、口には出さないけれど。]
(489) 2014/08/18(Mon) 00時頃
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|
[自身を否定するかのようなオスカーの言葉>>480を受け、思案するかのようにしばし沈黙する]
……預言書に、人の心は書かれてはいない。
[ややあって零したのはその言葉]
貴方がここに至るまでに歩んだ苦難の道程に関しても、ここで触れるのはやめておきましょう。 ただ、忘れないで欲しい。
闇は全てを受け入れ、受け止めるのだと。
如何なる立場、身分の者であろうとも――闇はそこに在ることを許すでしょう。
(490) 2014/08/18(Mon) 00時頃
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|
[その言葉が気休めになるかはわからない。 ただ無理を強いてまでの協力は求めないと示す]
それと、一つだけ言い添えておきましょう。 ……クラウディアという者との戦いならば、個人的に協力を惜しまない、と。
[それは運命や使命などとは関わらぬ話。 けれどそれ故に、『王』と切り離した形での協力要請になるのではと考えていた]
(491) 2014/08/18(Mon) 00時頃
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|
逃がすかっ!
[銃弾はもっと撃ち込んだつもりだったのに、一発しかでなかった。 恐らくジャムったのか? 追いかけようかとも思ったが、武器の調子が良くないのであれば無茶は出来ない。]
あれはよく理解していないな? 次会ったときは必ず殺してやる。
[銃をホルスターに戻す。 一度だけ孤児院を振り返れば、敷地の外に出ていたからか、そこは景色と一体化して見えない。]
行ってくるからな。 いい加減取り戻すべきものは全部取り戻すか。
[ちょうどいい機会だ。そう、ちょうどいい機会なのだ。 黒いローブを脱いで近くの木に縛り付ける。]
俺はお尋ね者ってわけでもないし、堂々と行くか。
(492) 2014/08/18(Mon) 00時頃
|
|
― 大聖堂・入り口 ―
[クラウディアの指示で集められた神聖十字軍。 ノックス卿の横槍のせいで全員を集める事は出来なかったがまあ、問題はないだろうと。]
貴方達、お客様が来ても深追いはしなくていいわ。 どうやらそれなりの力の持ち主のようだし……ね。
[それでも、大聖堂の入り口を武装した神聖十字軍がまるで学校の集合写真のように並ぶ光景は威圧感を与えるだろう。
それは見ようによってはクラウディアからノックスへの力の誇示でもあったのだ。]
(493) 2014/08/18(Mon) 00時半頃
|
|
分かった、その時が来たら教えよう。 その時にはお前の名も。
[その時、対峙する時が来たならばお互いに。 何もせずに出て行く少女の背中を見送る代わりに土産を一つ。
曝された黒い指先から瘴気が小さな球となってふわりと少女の背中に憑りつく。 手で払えば簡単に消える小さな病魔。 それは己の眼の代わりにする為のモノ**]
(494) 2014/08/18(Mon) 00時半頃
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|
………これは困りましたね……見つけたのはオスカーか。
[煙犬が見つけたのはクラウディア卿の探し者であった。 しかも黒衣の少女まで傍にいる。
オスカーはクラウディア卿の獲物だったと溜息を吐きながら]
(495) 2014/08/18(Mon) 00時半頃
|
記者 イアンは、メモを貼った。
2014/08/18(Mon) 00時半頃
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私の正体?それは、貴女は今知らなくてもいい事よ。 どうせ皆知る事になるわ。すぐにね。
そう、知らないのね…… …母親に似て嘘が下手なのね。まあ、虚言は罪だから、私達には必要ない技術なのだけれど。
[ポケットに何か握りしめている手を掴み、それを取りださせる。それを一瞥して、口を開いた]
やはり何か知ってはいるようね。 いいわ、ひとまず地下牢にそのまま入れる……のは危険か。 では、しばらくの間眠っていてもらおうかしら。ゆっくりとお話を聞くのはその後という事で。そう、眠りに落ちた無防備な精神に直接問い質させてもらうわ。
[そう言って、少女の額、髪の生え際をかき分けて手を乗せる。その口から、何か短い言葉を発した]
(496) 2014/08/18(Mon) 00時半頃
|
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――――神がガラテアの苑で神敵を、しかし大いなる慈愛で安らかな眠りにつかせた(百詩編47(0..100)x1:90(0..100)x1)時のように、 『夢を見て、しばしの眠りにつけ』
(497) 2014/08/18(Mon) 00時半頃
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― 聖都レグレシア 大聖堂 ―
[情報通りと云うべきか。随分教団本部の警備が薄くなっているが。やはり、異教徒狩りに力を入れても、これだけの威圧感ある神聖十字軍の兵が大聖堂には構えている]
オスカーのお陰、なんだろうけど…。 それでもまだこれだけ。か。
と、君にはまだ、僕の自己紹介をしてなかったね。 初めまして、ヘクター・ローガン。 僕はアマト。聖霊の雪国カーライルから来た聖霊術師です。
君の事は、少しだけオスカー。あ、黒い男の子から聞いてるけど。 5000年後は、カーライルなんて国、もう無くなってる?
[死んだ瞳をして教団へ自ら歩いていく信徒に紛れて、まずい時には、聖霊術を駆使して隠れたりして。そんな大聖堂の入り口を首尾よく通り過ぎ、見事侵入を果たした段階で、アマトは剣の主である男へと改めて名乗る。 その進入成功は首尾よく、と言うよりもクラウディアの手による指示だと云う事は、気配の感知には鈍いアマトには気づけなかったが]
(498) 2014/08/18(Mon) 00時半頃
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クラウディア殿……オスカーと、黒衣の少女を見つけてしまいましたが。
どうされますかな?
[不意を狙う事は出来るがオスカーに関しては意向の確認だけは しておこうと預かった水晶に問い掛けた]
(*12) 2014/08/18(Mon) 00時半頃
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まあ、良いです。仁右衛門殿はご存じだと思っておりましたよ。
[一応表沙汰にしたくない話ではあったのだが、この男が人造妖精について知っている事は織り込み済みであった。食えない男だと感じるのは、そういった点に置いてなのだ]
……ええ、貴方も今後とも光の教えに忠実な者であらん事を。世界に、光あれ。
(499) 2014/08/18(Mon) 00時半頃
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―聖都・表通りの食堂― [堂々と食堂で食事を頼んで銃剣を取り出す。 先程から調子が良くないのは分かり切っていること。 簡単な整備をしながら食事を待つ。]
情報筋から色々情報を買っておいたおかげで分かったことは随分あるが…。 とりあえず、今は聖都は随分と慌ただしくなっているみたいだな。 お陰で注意はそこに向いている分、警備も多少厳しそうだ。 俺は情報はあるが、殆ど無関係なおかげで、一般市民に溶け込めそうなお陰で堂々と飯も食えるが…。
[十字軍の人間が2人くらい死んだ所で対したこと無い大悪党がいてくれるようだ。 少なくともそこら辺の関係者と関わりさえもたなければ心配はないだろう。]
(500) 2014/08/18(Mon) 00時半頃
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あー、その…なんだ。 精々、死なないようにな。
[…箱に入れた薬品を渡した時点で、少なくとも今日はこの青年は客だ。 火中に突っ込むほど肩入れする気はないが、 死なれれば夢見が悪い程度には認識していて。]
…一応、これでも持って行け。 纏め買いした客へのオマケだ。
[暫し考えた末、傷薬を一本渡しておく事にした。]
(501) 2014/08/18(Mon) 00時半頃
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あ、それ!その超特盛大陸パスタ俺のだ。
[この食堂のチャレンジメニューだけあって、量は並じゃない。 45分以内に食べ切れば食事代は全部無料のうえ、賞金まで出ると来たもんだ。 これほどありがたい話はない。]
あ、ドリンクも追加で、あと、パスタだけじゃ味気ないからこの特大ハンバーグってのも追加しておいて。
[給仕にそう告げれば、さて早速頂こうかとパスタを食べ始めた。 あんまり呑気にはしていられないだろうが、腹が減ってはなんとやら、だ。]
(502) 2014/08/18(Mon) 00時半頃
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……皆知ることになる? やっぱり、貴女……。
[続けようとした言葉は、隠していたはずの指輪を取り出され続かなかった。 それは今の少女にとって何よりも大事なもの。 すぐさまポケットに再び仕舞いこんで、逃げ出そうとする前に女の手が自分の額に乗せられて]
い、嫌……嫌よ、絶対に貴方達には何も話さない!
[下卑た笑いを浮かべる男>>488を睨みつけ、嫌だと抵抗するも当然敵うことはない。
女が発した言葉は聞き取れず、ただ眠りに堕ちていくその直前。]
(……安寧の闇よ、どうか我を守る冷たき黒の導きを……!)
[それは精神を覗けなくする魔術。けれど力が弱まっていたこと、そして眠りに堕ちる直前の意識では完璧に発動せず。 覗きこまれたなら、断片的に知ることは出来るだろうが――母のこと、そして指輪に関してだけはどれほど探っても出て来ないだろう]
(503) 2014/08/18(Mon) 00時半頃
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わざわざありがとう。
そうね、仕掛けてしまって構わないわ。
(*13) 2014/08/18(Mon) 00時半頃
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…………ありがとうございます。
[少し驚いた顔をして、少女>>490へと微笑んだ。]
全ては闇から生まれ。 それ故に全ては平等である。
わかっております。 私がただ、未熟で愚かなだけだと。 暗黒神に真に仕える者として、聖具《レガリヤ》の奪還もまた正しい行いだと。
[けれど、胸のつかえが取れない。 子供じみた八つ当たりと理解するのにどうにもできない。]
(504) 2014/08/18(Mon) 00時半頃
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かの枢機卿と戦いにおいての助力。 とても助かります。
……ですから、もし。 教団内にて聖具《レガリヤ》を発見した場合は、私も貴方への助力としてその奪還に全力を尽くしましょう。
[少女の気遣い>>491に気が付いたから。 断罪者もまた感情に言い訳を付けて歩み寄った。
その様子を窺う存在>>495にはまだ、気が付かない。]
(505) 2014/08/18(Mon) 00時半頃
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余り自分を卑下するものではないわ。 愚かさや儘ならぬ心情もまた、人として正しき在り様なのだから。
[そうオスカー>>504へ告げる少女の眼差しは、少し寂しげであった。 それは自身が喪いつつあるものへの、感傷かもしれない。 彼の助力の約束と歩み寄り>>505には、ありがとうと礼を言って]
[少女の動きが固まったのは、その時だった]
(506) 2014/08/18(Mon) 00時半頃
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…………。
[出所のわからない焦燥感が、胸の内に満ちつつあった。 ――悲鳴>>0:318を聞いたと言っても、誰も信じてくれなくて。 あの子がいないと気付いたのは、もう手の届かない場所に行ってしまってから――]
あの、私、そろそろ行かなくては……。
[二人を見詰める暗殺者の目>>495には気付かず。 慌ただしくその場を離れようとする]
(507) 2014/08/18(Mon) 00時半頃
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そうですか。
[感情に固執しない冷静な様子に、軍を指揮するだけはあるかと 彼女を評価し]
情報等で回収が必要なら人をやって下さい。
(*14) 2014/08/18(Mon) 01時頃
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……あら。寝てしまった。
[案外あっけなく眠りについた事を少し不思議にも思うけれど、軽く探りを入れて見た限りでは、指輪の事や、その他重要そうな情報については特に手に入らなかった]
なんでしょうね、この指輪。随分と大事そうにしていたし、ただの思い出の品とは思えないのだけれど…まあ、しかしあの反応。
黒衣の預言書《ドレスコード》――最も謎に包まれたあのレガリヤ……「王の衣」かもしれない。
[そう言うと、配下の兵に命じて気を失っている少女の連行を命じる]
ひとまず、教団本部の地下牢……耐魔力用の結界を張っている最奥に入れておきなさい。そのうち目が覚めるかもしれないけれど、その時は私に知らせるように。侵入者が有った時ももちろん知らせること。
邪魔が入るといけないわ。私も同行します。 え?どうやって連れていくかって…そんなの、荷車にでも入れていくに決まってるでしょう。
[その姿は、スラムを出てほどなく教団本部へ。スラムの人間が連れて行かれるのとはまた別に、数人の配下の者と、荷車が本部へと入っていったのを町の者達が見ていただろう]
(508) 2014/08/18(Mon) 01時頃
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[単に仕掛け無かったのは、片方がクラウディア卿の 目標であったからだが。 クラウディア卿へ確認を間、目標を見つけた煙犬に]
行け。 クラウディア殿の元へ知らせてこい。
[場所を知らせる為にクラウディア卿の元へと走らせる。 何かあれば向こうから静止なりなんなり来るだろうと、 走らせた煙犬を見送った後、するすると透明な糸を伸ばし]
(509) 2014/08/18(Mon) 01時頃
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[友達の顔を思い出す。今まで思い出していた、まだ茶気のある髪色や幼い表情から新たに張り替えられた、影と憂いを帯びた、赤い瞳を]
…ヘクターさん。5000年後の。えぇと、つまり。 君がいた世界では、兄弟とかは。いた?
[さて、この死んだ目してるスラム街の人々の列からこっそり外れよう。 警備の隙間があれば、その隙をついて、地下牢へ続く道から脇へとそれながる。此処は既に、アマトも知らない、クロス・オブ・メサイア教団の本拠地だ]
(510) 2014/08/18(Mon) 01時頃
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────ヒュンッッッ!!!
[喉潰しの毒の煙を漂わせたまま、切れれば激痛を生む 発火の毒を練り込んだ鉤爪と糸がオスカーへ向けて放たれる。
無言のまま躊躇い無く喉笛を狙ったが、 塗り込めた毒と透明な糸は陽の光に反射を見せるかもしれない]
(511) 2014/08/18(Mon) 01時頃
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…僕は兄がいるんだ。飛び切り優秀な兄さま。
今は、少し事情でいないけど。 いつも一緒にいてくれてた、兄で、父親代わりの人で。
僕は誰かに比べられたりした事は無いけど。 それでも、兄さまは僕よりも凄く優秀な聖霊術師で。 努力して足掻いても追い越せると思えない差って、結構悔しいんだよね。
コンプレックス、て云うのかな?
ほら、子供の頃には、年齢とか境遇の小さな違いだけで、優劣が決まる気がしちゃう様な。 でも、悔しくてもその人は大好きで敵じゃないからますます悔しくて…って……。
…あはは、ごめんなさい、脱線してるや。
(512) 2014/08/18(Mon) 01時頃
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……そうですね。 これでは司祭失格……あ。
ふふ、本当に悪い癖ですね。 でも、ほんの少しですけど落ち着けた気がします。 此処でお会いできてよかった。
[寂しげな視線>>506を受けて、苦笑を落とす。]
(513) 2014/08/18(Mon) 01時頃
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なにか……?
[少女が固まるのに不思議そうに瞬き。]
はい、貴女に闇の加護があり。 無事に聖具《レガリヤ》奪還の使命を果たせますように。
[服の上から胸元の黒曜の十字架に触れ。 去ろうとする少女へと祈りを送る。
自身はまた黒いフードを深く被り、断罪者へと意識を切り替える。]
(514) 2014/08/18(Mon) 01時頃
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─ 聖都レグレシア 大聖堂 ─
これか……… 本拠地だけあって、流石にでっけェ建物だなァ。
あれで薄いのか、警備………?
[>>493 物陰から様子を伺うと、武装兵が並んでいる。 入り口からの正面突破は難しいが、少年の術のお陰で それなりに上手く突破することには成功した。 勿論、男もまた、意図されたものとは気付いていない。]
(515) 2014/08/18(Mon) 01時頃
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何でお前が俺の名前をと思ったが、 なるほど、あの黒陽の王子と知り合いか。
…………アイツは俺を王だと言ったが。本当なのか…?
[ルーべリオンの、黒陽の紋持つフードの少年。 去り行く時に見せた、寂しげな背を思い出した。]
5000年後は、カレリアって山が残るくれェだな。 ルンフィアも、ルーべリオンも似たようなモンさ。
この時代を銀とするなら、5000年後は鉄の時代。 奇跡も魔法も聖霊も、殆ど影も形も残ってねェよ。 神に見放されちまったのかもしれねェなァ…… [もっとも、最初から存在しなければ苦労は感じぬが。]
(516) 2014/08/18(Mon) 01時頃
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それでええと。何処まで話は知ってくれてるのかな。
[意図せず饒舌に話してしまったので、慌てて話題を眼前の問題へと戻す]
ここは秩序護る光の王国ルンフィアで、残念ながら僕達はその敵。 闇の教国ルーベリオンや聖霊の国カーライルは、世界中を光で統一しようとしているルンフィアに対抗しても今尚大ピンチ。 だからルンフィアに対抗する為に、この大聖堂に収められている筈の、『レガリヤ』て呼ばれるソレを奪い返して、ルンフィアと戦おう。としてるのが今の僕達。
そして君は、その特別なレガリヤ、『王の剣』に選ばれた闇に側する存在だからこそ、この教団から逃げるか戦うかしなければ、生きて行くのもちょっと難しいかもしれない。
…ザックリすぎ?
[片手剣サイズと化した、王の剣を指差し、アマトは首を傾げる。もう少し、メサイア教団の厳しすぎる弾圧やルーベリオンの惨状を教える事も出来るが。求められない限り、わざわざ負の側面を見せびらかす様な行為をするつもりは無いらしい]
(517) 2014/08/18(Mon) 01時頃
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