131 SACRED JUSTICE ―闇の正義と光の祝福―
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― 闇に閉ざされた平原にて ―
[静かなる闇の静寂の中、光は漸く。そう、漸く倒れたのだ。 少年は血の流れる顔を拭いながら、徐々に溢れる歓喜に耳を傾ける]
嗚呼。みんなの声が聞こえる。 ようやく護るべきものを護る第一歩を刻み付けることの出来た。
僕たちみんなの喜びの声が。
[沢山死んだ。光も闇も、沢山の血を流し沢山の人を殺した。 だが世界に生きる残された、沢山の人々は今だけは喜ぶのだ。 亡くし奪われた悲しみよりも強い。漸く掴み取れたこの安らかなる日々という喜びに身を横たえて…]
(3) 十六夜 2014/08/30(Sat) 18時頃
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[その時少年は振り返る。強く輝く聖霊の花]
……デメテル。漸く完成したんだね。
でも、君は何をするつもり……?
………… ………… 。
[透明な花びらの開く美しさを目に灼きつけて瞳を閉じようとする少女。 彼女が願うのは、最期にこれを届けること。親友に。そして瞳を閉じて行き…]
(4) 十六夜 2014/08/30(Sat) 18時頃
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…………デメテル…………――
(5) 十六夜 2014/08/30(Sat) 18時頃
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――…起きろ不合格! 奇跡は勝ち取るものだ!!
(6) 十六夜 2014/08/30(Sat) 18時頃
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[瞳を閉じようとした少女の額を、弱い電撃走る指で弾いた それなりに力は篭めたから少女には結構いたかろう]
奇跡は信じるものじゃなくて勝ち取るものだよ。 今僕たちの目の前に広がる光景がそのものだろう?
誰も信じるだけじゃ、この奇跡は触れることすらかなわなかった。 手を伸ばして、奪い取りにいかないと、奇跡は手に出来ない。
だから…… 君も手を貸して、デメテル!ヘクター! 一緒にシーパルと。 ううん、皆と共に奇跡をつかむために!
(7) 十六夜 2014/08/30(Sat) 18時頃
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レガリヤは、今此処に揃えられた。
[闇の軍勢の兵士が、聖堂に残されていたレガリヤを余さず持ってくる]
――『王の冠』ゴルディオン 『王の衣』ドレスコード―― ――『王の声』ナハティガル 『王の座』ヘヴンズシート―― ――『王の目』トゥルーサンライズ 『王の姿見』エンペルミラー――
(8) 十六夜 2014/08/30(Sat) 18時頃
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『王の剣』 エリュシオン
[黒き薔薇咲かせる闇の剣。王が掲げし楽園の守り剣。 すべてのレガリヤは黒く染まり、優しき闇の光を放つ。だが足りない!]
(9) 十六夜 2014/08/30(Sat) 18時頃
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[聖霊の花を携えた少年は、錫杖に歩み寄る。 砕けた白拡錫杖《ヴァイス・カッカラ》、いや『王の錫』をその手に強く握り]
命の聖霊王「オベロン」の魂を此処に宿し…。 甦れ。
―― 『王の錫』サンクティス。
[少女から託された聖霊の水晶を、『王の錫』とあわせた次の時。 命の聖霊王の魂が宿された聖霊水晶は『王の錫』と合一し。そして、完全に復元された。 だが最後にまだ足りない。最後に必要なのは…]
(10) 十六夜 2014/08/30(Sat) 18時頃
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[闇の軍勢が少女を運んでくる。ひとりの白い髪の少女。 力尽きた彼女の手に今もまだしっかりとはめられた、指輪]
……こんなところにあったんだね。 人々が願い作られた「奇跡」の象徴。「王の怒り」と対極。 世界中の優しい願いが篭められた、最後のレガリヤ。
――『王の指輪』フェリシア
[天と人を結ぶ「奇跡」の名を冠した最後の王の聖具は。 待ち受ける八の王の遺物と共に優しい闇の光に輝き。 今此処に、すべてのレガリヤは、闇に輝く交響を鳴らして]
(11) 十六夜 2014/08/30(Sat) 18時頃
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[世界の果て、時の果てから、『王』を今この場所へと導いた]
………… さあ ヘクター。
最後は君の役目だよ。 君が望む「奇跡」と共に 世界に安らぎの闇を取り戻してあげて。
[そして騎士は王へ全てのレガリヤを今ここに捧げた。 嘗て千年も前、光の王が戴冠した時の様に。いや、その時よりもより柔らかな奇跡の光景をなして。 最後の「奇跡」を導く行く末は、「王」の意志に託される**]
(12) 十六夜 2014/08/30(Sat) 18時頃
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亀吉は、レティーシャに取り込まれて塵になった
十六夜 2014/09/02(Tue) 19時半頃
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[星々の海に割れんばかりの歓喜が木霊した>>27]
光を侵す「暗黒」は正義に非ず。 闇は闇に。光は光に。 孕み安らぐ永劫の安寧のなかにたゆたう、安らかな未来。
[自由と独立の礎をそこに打ち立てた闇の王は叫ぶ。 神に使徒に頼るでない、「人間」が歩いていく未来の時を。 今新たに踏み出す、混沌で戒めの無い自由。それは安息にもにた解放だった>>27]
(48) 十六夜 2014/09/02(Tue) 21時半頃
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[漆黒の太陽と、願いの星々が夜空の中に邂逅する>>29。 奇跡だ。まるで奇跡の様な光景なのだ]
……わっ。と。
何ガラじゃない事いってるんだよ。 元墓荒らしの闇の王が、ロマンチストだなんて…痛っ。
[肩に回された腕の力が、こっちだけ痛くなった気がした>>30]
(49) 十六夜 2014/09/02(Tue) 21時半頃
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[夜空に舞い上がるレガリヤ達の奇跡。流れるのは赤い星にとうめいな雫。 今ならどんな奇跡でもきっと叶えられる]
…………どんな奇跡でも。起こせそうだよね……。
僕が願うのは…………。 兄さまや、オスカー、ティソ…。
[そう、きっとこんな素晴らしい奇跡なら叶うだろう。 もしかしたら。失くした家族や。そして友達と再び会う事すら。
だからアマトは。彼らともういちど――…]
(50) 十六夜 2014/09/02(Tue) 21時半頃
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―――…… ううん。 やっぱりいい。
[…確かに考えた願いを。だけどやめた]
認めたくないし。つらい。 何もなかった様に還ってきてくれたら。 きっとこの先、迷わずに生きていけるんだろうけど。
それでも、もう…………。
(51) 十六夜 2014/09/02(Tue) 21時半頃
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オスカーもティソも、もういないんだ。
それを無かった事にしたら。 僕はまたこの先、自分の清算も忘れそうだからね。 苦い思い出て。 幸せの中にいたら薄れちゃうと思うから。
……でも。そうだな。 もしこの夜空に願いがひとつ届くなら。
僕は…………。
(52) 十六夜 2014/09/02(Tue) 21時半頃
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――… また会いたい … 。
[赤い星がその時、またひとつだけ流れていた*]
(53) 十六夜 2014/09/02(Tue) 21時半頃
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― その後 連合国家リベルタス ―
[嘗て伝承で、闇の王を助けたと云われる、苗木の騎士。 それはあの大戦が終結した後にも黒陽の王ヘクトルを助けた。 だけど余り表立ち、率先して彼を助ける事はなかった]
……あいつが最期まで護ろうとした子供達。 ううん。これまで続いてきた戦いの中で沢山うまれた。 戦災で残された子供達を、育てて行こうと思うんだ。
[彼の美しき黒陽の元で行われた建国宣言から間も無く。 騎士を為す少年は、黒き王にそう告げた。 斜めに走る、大きな刀傷の痕を残したその顔で]
(54) 十六夜 2014/09/02(Tue) 21時半頃
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憎悪や復讐は、例え世界が何万年すぎても消えない。
奪われた物の為に、また新たな何かを今度はその手で奪う。 悲しみを晴らしたくて、眩しい光を、澱んだ闇を消してしまいたくなる。
この傷をつけた子供みたいに。 その復讐は永遠に連鎖していくものだと思う。 僕がその通りでしかなかった。
……だから。そうだね。
(55) 十六夜 2014/09/02(Tue) 21時半頃
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僕が護りたいんだ、そんな傷けられた子供達を。
心は癒されないかもしれない。 憎しみは解けないかもしれない。
だけど、そんな傷痕を癒す為に。 皆が安らぎ癒す事のできる「大樹」を創りたい。
どれだけ時間が流れてもいいから。 いつかまた、樹から世界へ飛び立つ翼を癒す。
そんな場所を創りたいんだ……。
(56) 十六夜 2014/09/02(Tue) 21時半頃
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『ローレル教導院』。
それがこれから創る、樹の名前。
正直、子供達を護るなんて不安だし。 僕みたいな奴の近くで、良いのかはわからない。 大人しく、君を助ける事だけ考えていた方がいいのかも知れない。
……けど。これが僕の決めた、僕の清算方法なんだ。
(57) 十六夜 2014/09/02(Tue) 21時半頃
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もう何も傷つかずに済む、安らかな明日の為に――…
[…更に数年後に、『ローレル教導院』は発足する。 大戦に巻き込まれた戦災孤児を導く、リベルタスの孤児院として。 聖霊術、魔術、薬剤に商才、その後孤児達がどの様な世界へも生きていける為の教導を取り入れた。そんな樹の院長は、東風の聖霊術師が就く事になる。
……更に数年後。教導院へと迎えた子供達の中に。 黒髪の子供や白髪の子供もいたかもしれないが。
ローレル教導院 初代院長アマト・カザミヤはその後 黒陽の王を、そしてリベルタスを慈しむその「大樹」を育てる事に、生涯を注ぎ続けた。
いつか今よりも安らかな世界で迎えるだろう死期を夢見て**]
(58) 十六夜 2014/09/02(Tue) 21時半頃
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― 契約の黒羽根に ―
[惜しいと云う想いもある。つらい想いもある。 だけど死者は死者に、生者は生者に。そうして生きていくと決めた。
いつか会えるといい。 そんな願いがいつか叶うといい。
もし、いつかの先でそんな願いが叶う時が来ても。 今度は誰もが幸せに前を向いていられる。そんな未来の為に。
暗い復讐の果てに、少年は赤い夜空に決意をした]
(69) 十六夜 2014/09/02(Tue) 22時半頃
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[その時、気まぐれな風にゆられて何かが手の中に落ちた]
…………黒い羽根……?
[それは鴉の物でもない、美しい光沢の羽>>68。 風に揺られて空から雪が舞い降りる様に。天の彼方から零れ落ちた黒曜の様に。 その羽根は少年の手にふわりと気まぐれに舞い降りていた]
(70) 十六夜 2014/09/02(Tue) 22時半頃
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[だから少年は羽根を抱いてもういちど赤い星が舞うこの世界に願う]
…………いつかまた、会えると…………。
[黒曜よりも夜空よりも綺麗に映る、何かもわからない黒の羽根は、夜空と鏡合わせていた**]
(71) 十六夜 2014/09/02(Tue) 22時半頃
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