196 水面に映る影より遠く
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[優の掛け声>>475で線香花火大会となる。 線香花火は多めに持ってきてしまうほど好きだから もちろん雛子もそれに参加した。
それまでにも何本か楽しんでいたけれど、 折角だからみんなの顔を見ながら締めくくりたい。
結局、恋の噂も、転校生が誰かも 雛子は今も知らずじまい。 誰かがいなくなるのが寂しい。 線香花火の牡丹を眺めながら微か目を伏せる。 この時間が、少しでも長く続いて欲しい。 明るくはぜる松葉を見つめ吐息をこぼす。]
(1) helmut 2016/08/23(Tue) 18時半頃
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[細くとも長く続いてくれたならどんなに幸せだろう。 太くとも短い関係は雛子には寂しく感じられる。 恋愛になかなか踏み込めないのもこれまでの関係を壊したくないから。
手許でしなだれる柳が少しだけ寂しげに見えた。]
――… ずっと、みんなと一緒がいいな。
[ぽつりと小さく願いを口にする。 柳はいつしかちり菊となり、終わりが近いのだと知らせていた。 動かずそっと見守れば余韻は長く楽しめよう。]
(2) helmut 2016/08/23(Tue) 18時半頃
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[手許の火花が消えると、 一瞬暗闇に包まれるような感覚がある。 また、小さく、吐息が漏れた。]
終わっちゃった。
[さびしいという感情ののる声を隠さず綴り ふと水面を見やればきらりと輝くものが見える。 はた、と瞬きを繰り返してから、空を仰いだ。 薄い雲もどこか遠くに流れゆき、そこには満天の星空が広がる。]
――…花火も綺麗だけど、 今日は星もすっごく綺麗ね!
[この星もみんなでみたいな、と思い言い遣れば 今夜集うみんなに花咲くような笑みを向けた。**]
(3) helmut 2016/08/23(Tue) 18時半頃
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[小さな頃は、友達と遊ぶのが楽しくて、 帰りたくないと幾度思ったか。 絵を描くことを覚えひとりの過ごし方を覚えてからは そんなことを思う機会も減った。 分別つくようになってからは我儘も言わなくなった。
それでも今日が楽しかったから思ってしまう。 口に出したら優しいみんなを困らせてしまうかもしれない。
喉まで出掛かった言葉をのみこみ、花火の名残を片付けた。*]
(45) helmut 2016/08/24(Wed) 00時半頃
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[猫のように細めるは黒い眸。 微かな笑みを浮かべる圭一>>47に一瞬見入る。 彼がそれを、らしい、と感じられるほど、 時間を重ねてこれたのかもしれないという喜びが くちびるを綻ばせた。]
うん、ひとりひとり相談しながら考えたから、 ちゃんと可愛くできてたらいいな。
[男子は浴衣姿の女子を褒めてくれていたから、 それぞれ浴衣も髪型も似合っているのだと思うけど 認めるような言葉を改めて口にする彼はずるいと思う。 考える間、じ、と見詰めてしまっていた。 慌てて少しだけ視線を下にずらす。]
――… うん。 まずは夏祭りで思い出作りだね。
[顔をあげてにっこりと、笑おうとして]
(56) helmut 2016/08/24(Wed) 02時頃
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〜〜〜〜〜っ!?
[ヒナと。 その一言は不意打ち過ぎて はた、と瞬いた後、白い肌が朱に染まる。 圭一>>48の触れた髪飾りのとんぼ玉が揺れるように 雛子の心も彼の一挙一動に揺さぶられてしまった。]
……、ん、ほかの皆も一緒、に、 期待、というか、……ぅん、ドキっとはした。
[顔が熱い。 きっとバレてしまっている動揺を言葉にして 彷徨わせた視線を圭一へと戻し小さく頷く。 なんとなく落ち着かない心地だったから]
あっ、私はあっちに行ってくる……!
[休憩、と言い出した彼にそういって、輪に向かう。*]
(57) helmut 2016/08/24(Wed) 02時頃
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[花火を終えて、名残惜しさを感じるまま家に帰る。 制服に着替えてから帰っても良かったのだけど せっかく着たのだから帰って母に披露しようと思った。 手伝ってもらいはしたけど自分で着たの、と自慢もしよう。
夕食のときに話すのは花火をみんなでしたこと。 楽しかった、と笑みを浮かべていたけど 何か思い出したように口を噤み、 ごちそうさまを言って食器を片付け部屋に戻る。
スマホを見れば補講組のグループチャットにメッセージ>>4があった。 明日のお祭りへのお誘い。 ふっと圭一の僅かな笑み>>47が脳裏に過る。 ぽふ、と枕に顔を埋め、ちいさく唸った。 からかわれているだけ、そう分かっていても 動揺して軽く受け流せなかったのが悔しい。]
(60) helmut 2016/08/24(Wed) 02時半頃
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[困ったように眉根を寄せて、小さく息を吐く。 そうしてスマホを持ち直し、 グループチャットにメッセージを送る。]
『 お祭り、行きたい! 今度は男子も浴衣姿もみたいな。
私も楽しかったー! おやすみなさい。 』
[希望を添えて参加を表明。 明日もまたみんなと会えるかな、と思うと 自然と嬉しそうな笑みが浮かんだ。**]
(61) helmut 2016/08/24(Wed) 02時半頃
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[長くて短い夏休みももう残り少ない。 補講の間は忙しくて課題の方はあまり進んでいなかった。 お風呂に入った後に少しでも進めようと思っていたのだけど 夜まで花火にはしゃいだせいで瞼が重い。]
今日も楽しかった。 明日も楽しみ。
[ベッドに潜り込み、へにゃっと表情を緩ませる。 ゆっくりと瞼が落ちてゆく。 今日の楽しかったことが、 みんなの姿が次々に浮かんでは消える。 刻まれた思い出と重なる絵が たくさんの写真として律の手で残されている>>32のには 雛子は気づかなかった。 気付いていたら、可愛く撮ってね、なんて軽口でも 言えたのだろうが、それもかなわず。 きらきらと輝く夏の思い出が みんなにとってもそうであることを願い眠りに落ちた。]
(62) helmut 2016/08/24(Wed) 11時頃
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― お祭りの日の朝 ―
[補講は昨日でおしまい。 お祭りの待ち合わせも夕方だから 慌てて起きる必要もないけど カーテンからさしこむ陽光が眩しくてむくりと起き上がる。]
ふ、ぁ。
[ベッドに座り、あくびしながら伸びをする。 それでもまだ眠いのかうつらうつらと舟をこぎ 夏休み後半の朝を怠惰に過ごしてしまった。]
(63) helmut 2016/08/24(Wed) 11時頃
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[課題をする気にはなれず 身支度を整え学校へと向かう。 大きなクロッキー帳の入ったカバンを肩にかけて いざ出発したものの、玄関を出てすぐ引き返したくなる暑さ。 今日もいいお天気。 お祭りまで晴れていることを願いながら灼熱の通学路を歩み始めた。 ああ、けれど、にわか雨がくるかも、って 朝食の時にみた天気予報のおねーさんが言ってた気がする。 にわか雨のことを驟雨と言うなんてマメ知識を披露していた。 住んでいるこの市、通っているこの学校と響きが同じ。 それだけでにわか雨の印象も向上する。]
(64) helmut 2016/08/24(Wed) 11時頃
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[お昼まであと一時間ほど。 こんな時間から行動するのはのんびりしすぎかもしれないけど それも夏休みだからこそ許されることだろう。
ずれた時間。 同じように学校に向かおうとしている学生の姿も ほとんどないような時間で律とすれ違うこともなかった>>37。 木陰になる塀の上で誰かから同じ名で呼ばれている白猫をみつける。 誰か――ううん、白猫を通じて手にした手紙は何度も読み返したから 校章の入ったあの紙片の隅に小さくリツと名が刻まれていたことに もう気付いている。 同じ学校に同じ名の人が居たり、そもそもニックネームか何かで 雛子の知る同じ名を持つクラスメイトとも限らない。]
――…リツ。
[ぽつりと呟けば、声に反応したのか白猫が小さく鳴いた。]
(70) helmut 2016/08/24(Wed) 13時頃
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[白猫は今日も密やかな文通の手助けをする。 折り目の違う手紙があるのに気付けばそっと手を伸ばした。 男の子っぽく映る文字は――>>-213]
そんな事を思って手紙をあなたに託したのね。
[白猫に穏やかな声で話しかける。]
このいとが続くのもあなたのおかげ。 これからもよろしくね。
[褒める音色で言い添えて首筋を撫でる。 いつものように生徒手帳に手をかけて、 ふっと動きが止まる。 少しだけ考えるような間の後に、 手にしたのはクロッキー帳。]
(71) helmut 2016/08/24(Wed) 13時頃
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[白猫にこれまでと同じように手紙を託した。]
また、よろしくお願いします。
[なんてお願いしてみれば、 あまり気のない鳴き声がまたひとつ聞こえる。 ゆらりと掲げた手を小さく振り、白猫と別れて、部室へと向かった。**]
(72) helmut 2016/08/24(Wed) 13時頃
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[美術部の部室はがらんとしていた。 夏休みも残り少なくなってきて 他の部員も課題や思い出作りで忙しいのかもしれない。
形になってきた油絵、この町の風景。 今日はその続きをやろうと思ってきたのだけど どうにも気分が乗らず持ってきたクロッキー帳を広げる。
楽しかった夏の思い出。 プールで泳ぐクラスの友達。 てるてる坊主姿の いと に、 溺れているような不思議なフォームで泳ぐ葵。 見学席で何やら話す圭一と大樹。 華麗に泳いでみせるのは優。 プールの縁に腰かけ足を水に浸す小夏。 水を掛けあう晶と律。 水の中に落とされた神山とそれを笑う彰人。 みんなを見守るようにある先生の姿。]
(89) helmut 2016/08/24(Wed) 17時頃
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[描くうち疲れてきたのか、ふぁ、とあくびが出る。 眠そうな目を擦り、睡魔と戦っていたが いつしか手は止まり、そのまま伏して目を閉じる。
夏のぬるい風が頬を撫でる。 浅い眠りがみせる夢にしばし浸る。**。]
(90) helmut 2016/08/24(Wed) 17時頃
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[部活を終えると着替えに一度家に戻る。 男子の浴衣姿がみたいと希望したのに、 自分が着てこないのも妙な話だと思うから、 夏祭りにも浴衣を着てゆくことにした。
母に借りた紫がかった紺地の浴衣には 朝顔と小花がデザインされている。 帯は白と若葉色のグラデーション。 いつもはしない化粧を淡く施して、 下駄をカランコロンと慣らしお祭りにゆく。
待ち合わせの夕方五時にはまだ少し早い。 結い上げた髪を飾る白い花が微か揺れた。]
(136) helmut 2016/08/24(Wed) 22時半頃
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[待ち合わせ場所に辿りつけば 遠目に、だーれだ、をしている男子二人>>131 あまりの仲の良さに、一歩、二歩と後退る。]
……まだ間があるし、 このへんで待ってよ。
[少しばかり離れた場所で、のんびり待つことにした。*]
(137) helmut 2016/08/24(Wed) 22時半頃
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[目隠ししてだーれだとかよほど仲が良くないと出来ない。 雛子の場合はクラスの友達に出来るかといえば まだ躊躇いが出てしまうかもしれない程度に ハードルの高いスキンシップに見えた。 そこに割り込むのは何だか勇気が必要で、 少し離れて待つことにしたのだが――。
呼びかける声に顔をあげそちらを見る。 浴衣姿の彰人>>154をみつけ、ぱっと表情が明るくなる。]
彰人くん! 浴衣、着てきてくれたんだ。似合ってるね。
あ、あそこに優くんと律くんが――…
[じゃれあう二人の方を掌を向け指し示す。]
(161) helmut 2016/08/24(Wed) 23時半頃
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[問い掛けにことりと首を傾ぐ。 到着したときには見ていないが、 もしかすると他にも誰か来ているかもしれない。]
――…、ん。
[考える間に彰人>>173は待ち人を見つけたよう。 まずは佇む いと の姿>>160が目にとまり]
あ、いとちゃん! ……晶ちゃんも、はやかったんだね。
[半ばまで上げた手を振り、笑みを向ける。]
(175) helmut 2016/08/25(Thu) 00時半頃
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[いと の傍には圭一の姿>>178も見える。 白地に紺の、落ち着いた装いにはたりと瞬いた。 彼らもこちらに気付いたよう。 一拍遅れて、ゆらり手を振り]
圭一くん! 浴衣、似合うね。かっこいい。
[へにゃりと笑って声を掛ける。]
(183) helmut 2016/08/25(Thu) 01時頃
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[祭りを楽しみにしていたひとも多いのだろう。 夕方になるか否かであるのにすでに賑わいできている。 手を振り返す いと の声>>188に、こくっと頷き]
こんばんは。 いとちゃん今日も可愛い!
うん、ちょっと早いかなーと思ったんだけど ちょうどよかったみたいだね。
[近くなる距離に嬉しそうに笑みを向ける。]
(193) helmut 2016/08/25(Thu) 01時半頃
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[圭一>>192がこちらに気付けば微か目を細めた。 ワザとらしく恰好つけるさまも 雛子には様になっているように見える。]
うん、かっこいいって改めて思った。 浴衣着るといつもより大人っぽくみえるね。
[浴衣を褒められると袖をつまみ自らの姿を確かめて]
……そう? うれしい。 これ、おかーさんのだから似合うか不安だったの。
[一旦止まる声に、きょとと瞬き圭一を見つめる。 気付かれたと思えば、薄化粧の上からでもわかる朱がのぼる。]
ちょっとだけしてるよ。 …… 似合わない?
[不安げな色を眸にたたえ、首を傾げば白い花が小さく揺れた。]
(194) helmut 2016/08/25(Thu) 01時半頃
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[補講仲間、クラスメイトとの待ち合わせ。 そう分かっているのに圭一の言葉>>197は甘く響き]
気合いれてくれたんだ…? 嬉しいな。
[いつも通り、何でもないふりをしようと思うのに そわりと落ち着かなくさせる。 リクエストに応えてくれたのも他意はないのかもしれない。 それでも改めて言葉にされるとどこかで期待してしまう。 問い掛けに対して否を示す動きに整えられていた黒髪が揺れた。 似合う、と、可愛い、と、圭一からの褒め言葉に心が躍る。 不安は彼の言葉により消え、ふわと柔らかな笑みさえ浮かんだ。]
――…よかったぁ。 似合わなかったら如何しようか、と…………
[言いかけた続きは音になる前に消える。 補講で髪を結いあげた時も色気なんて言われたけれど 今は彼の言葉を他愛ない会話のように受け流せない。]
(202) helmut 2016/08/25(Thu) 03時半頃
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[両の手を軽く口元に宛がう。 指先が触れる自らの頬にはまた熱がともる。 圭一の視線が泳ぐと同時に一度伏せられるまなざし。]
…………っ、
[少しの間の後、再び彼の貌へと視線を戻した。]
圭一くんに可愛いって言ってもらえるの、嬉しい。 ……私も、さっきから、ドキドキしてる。
[消え入りそうな声音で紡ぐも、 彼のことを意識しているのだと言葉であらわせば 消えてしまいたいほどの羞恥に襲われ、俯いてしまう。**]
(203) helmut 2016/08/25(Thu) 03時半頃
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[微かな声が届いたと知れるのは、 圭一が漏らすかみしめるような響き>>214があったから。 届いて欲しいと思いながらも 心を明かしてゆくのは気恥ずかしく心許なさを感じる。]
……圭一くんだから、
[あなたの言葉だから嬉しいのだと伝えたいのに 羞恥するがゆえにうまく言葉にできなくなってしまう。
早鐘のような鼓動が彼に対する想いを知らせるようにある。 俯いても隠し切れぬ赤を圭一が口にすれば>>215 伏せたまつげがちいさく震えた。 隠し切れぬならと諦めて、ゆっくりと顔をあげる。 彼の顔に、その白い肌に同じ色がのると知れば ふっと目を細め、嬉しそうにわらった。
もっと近づきたい。 けれど近づけば胸の高鳴りまでも知られてしまいそうで ためらいが生じる。]
(241) helmut 2016/08/25(Thu) 19時半頃
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……っ、これ以上ドキドキさせられたら 堪えきれないよ。
[こういうことに慣れていないと吐露するに等しい。 頬染めるまま、上擦り掛ける声を必死に抑える。 近くに彰人やいと、それから晶もいたはず。 クラスの友達がいると分かっていていつも通りが出来ない。
圭一に打ち抜かれたのはきっと私の心臓で、 だからこんなにも胸が締め付けられるのだと思う。 彼が誰よりも輝いてみえるのは――]
(242) helmut 2016/08/25(Thu) 19時半頃
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[自問に対する答えはもう出ている。 照れ笑いを残し行こうとする圭一の浴衣の袖に手を伸ばす。
漸く手に入れた楽しい高校生活。 壊したくはない関係。 細くとも長く続くことを祈る日々。
今でも、壊れるかもしれないと思うとこわい。 断られてぎくしゃくしてしまうかもしれない。 嫌われてしまうかもしれない。
そうなればきっとかなしいと思う。
それでも――、手を伸ばしたい。 彼に触れたい。今よりも近づきたい。 そんな欲が雛子に一歩を踏み出させた。]
(243) helmut 2016/08/25(Thu) 19時半頃
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[背伸びして圭一の耳朶に囁くけれど 他の面子に声掛けにゆく彼に届いたかどうかは分からない。
祭囃子が響き始める喧噪の中、 浴衣の裾に足がもつれそうになるを堪え カラコロと下駄を鳴らし木陰に向かう。
恋する自らの姿に途惑い、羞恥して 思わず顔を覆ってしゃがみこんだ。**]
(244) helmut 2016/08/25(Thu) 19時半頃
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[まさか見守られているとは思わない。 晶が二人で並ぶ姿を写真におさめていたとも いと が寄り添いたいと思ってくれた>>262とも知らず。 その彼女に促された圭一からの声>>333が降る。
普段なら、冷静じゃないんだ?なんて言って 悪戯な笑みでも浮かべられるだろうに 今は、うん、と頷くだけで精一杯。
冷静に、落ち着かなきゃ、と思うのに 耳朶まで広がる熱はなかなかおさまってはくれない。 少しの時間が必要なのは、雛子も同じだった。]
(337) helmut 2016/08/26(Fri) 01時半頃
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[呼吸を整え、おちつけおちつけと自分に言い聞かる間は、 ほんの少しだったから、心細さを覚える前に圭一の姿>>338がみれる。 ケヤキの木の陰で、覆う手をおろし声の主を見上げた。 ゆると立ち上がり、ふるふると首を横に振るう。 座っていた時よりも近くなる距離。 けれどやはり見上げるような形になるのは身長差ゆえ。
離れる前は赤みを帯びていた彼の肌も今は常の白さ。 前髪が色を濃くするようなのは顔を洗った時のものか。]
……おちついた、かな。
[そう見える、というように紡ぎ、 彼の顔を見るのだけど、落ち着きを取り戻しきれない雛子は そわりと視線を揺らしてしまう。]
(357) helmut 2016/08/26(Fri) 02時半頃
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[予想外の言葉>>339が圭一の口から聞ける。 驚きの色をわずかに浮かべて視線を重ねた。 可愛いと思ってもらいたいひとに、 そう思ってもらえるのは幸せなことだと知れる。
言葉が届いたのが嬉しい。 彼が動揺するほどに響いたならなお嬉しい。 失敗、なんて言葉は彼に結びついていないから、 好きが募るばかりで呆れることも考えつかない。]
――… 私も、堪えきれてないよ。 圭一くんのことでいっぱいになってる。
[言ってから、余計に恥ずかしい、と気づいたが 時すでに遅し、また熱が上がってしまいそうだ。]
(358) helmut 2016/08/26(Fri) 02時半頃
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……はい。 一緒に、お祭りデート、してください。
[こくん、と頷いて、同じを綴る。 圭一は最高の一日にしようというけれど 雛子にとってはすでに最高の一日と思えるほど 多幸感に包まれていて――。
先に落ちた方が負けなら、 きっと自分の方だろうけど、 彼になら負けていいとさえ思う。]
(359) helmut 2016/08/26(Fri) 02時半頃
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[転校、と圭一が言えば>>340、はたと瞬き]
……転校?
[ゆるくゆるく首を傾げてから]
圭一くん、転校しちゃうの…… ?
[勘違いに勘違いが重なる。 へなりと眉を下げ、差し伸べられた手をきゅっと握る。 細い糸に縋るように、その手は微かに震えていた。*]
(360) helmut 2016/08/26(Fri) 02時半頃
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[小さなガッツポーツが見えたおかげで 圭一が雛子の返事を喜んでくれているのだと分かる。 それが嬉しくてまた表情が緩んでしまう。
誤魔化すような咳払いも 今のガッツポーズもかわいい。
可愛らしいというよりは 愛しいという意味でのかわいい。 言葉にすれば彼は気にしてしまうだろうか。 言うか言わぬか迷っているうちに転校の話となって]
(377) helmut 2016/08/26(Fri) 03時半頃
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[圭一を見つめていれば、顰められる柳眉>>375に気付く。 不快というよりも何か考えている風な様子に瞬きを繰り返した。 彼の言葉で、雛子が転校すると思ったからの流れと知れよう。]
転校、しない? …………、 よかったぁ。
[ほっと安堵して、力が抜けたのか握っていた手も少し緩む。]
二学期になっても圭一くんが元気だといいな。 検査入院でお見舞いとかいってもいいのかな。
私は転校しないよ。 それは、……誰かが転校するって噂を聞いて 寂しくなって、ああなっただけで……
――… 今日?
[さきほどのことを思い出してしまい、 頬を微かに紅潮させて視線をさまよわせた。]
(378) helmut 2016/08/26(Fri) 03時半頃
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[囁きが耳朶に触れる。 小さく肩が震えたのは緊張のせい。 圭一の囁きに、まだ自らの想いを言葉にしていないと気付く。]
…… もしかしなくても、
[綴り掛けたその続きは、そっと彼の耳朶に返そう。]
(379) helmut 2016/08/26(Fri) 03時半頃
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[よもや恋心を自覚したその日、その時に 告白までするとは少し前の自分でも思いもしなかっただろう。 想いを口にするのにこんなにも照れてしまうと初めて知った。
恥ずかしくてまた顔を覆ってしまいたくなるけれど それを堪えて圭一を上目に見つめる。
この想いを受け取ってくれますか?
そんな思いを懐いて――。*]
(380) helmut 2016/08/26(Fri) 03時半頃
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