196 水面に映る影より遠く
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あ、祭りあんの知ってる? ほら、そこにポスター貼ってあるやつ。 優がさ、補講めんぱーで一緒にいかねーかって。 あー。リツがリアジューでも参加してほしーな。 参加しなかったら、優が泣く。
[かき氷空気会ならすぐそこに転がってるぞと指し示す。 優、冗談混ぜつつリツの出欠席は俺がとっとくぜー。>>27*]**
(83) 2016/08/21(Sun) 14時半頃
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─回想、公園にて、優と─
なんだ、それ。 夢に出てきそう、怖い。
[手で、自分を抱く。 余談であるが、ろんりー千島は悪夢をその夜見る。>>24 腹筋むきむきの人魚と いいふとももをした魚人が手を取り合って踊る。 一曲踊り終えた彼らに追いかけられた恐怖は、計り知れない。
陸にあがらなければ、人魚姫は泡になることは、ない。 声を、泳ぎを、失った姫なら、知らないけど。 おまえはそんなことないだろ?]
(172) 2016/08/21(Sun) 21時頃
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[ろんりーじゃなかった過去は、 大して面白い話ではない。>>25 視線のみで留め居てくれたことを、ありがたく思う。
こういうつまらない話は、 酒でも飲みながら、あの時はなんとかかんとか〜 と話すのが楽しいんだろう、たぶん。 その時に話してやるよ。 例え、ろんりー若菜が聞きたくなくても、話すからな!!]
(173) 2016/08/21(Sun) 21時頃
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いったいわー。
[叩かれた部分を両手で押さえ、>>26 全く痛そうでもない声で、ちょっとした抗議。 丸から三角、それから伏せられる瞳。
今が夕焼けじゃなくて残念だったな! ま、とりあえず座れや、とベンチの隣を叩く。]
(174) 2016/08/21(Sun) 21時頃
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いる。 いいと思う。俺が許す。 万が一全員に振られたら、 特別にアキコちゃんとデートさせてやるわ。
[力強く頷く。>>27 ろんりー千島は、アキコちゃんにはなりたくないので、 皆様よろしくお願いします。
最初で最後の第一次ろんりー同盟の会議は終了。 第二次ろんりー同盟が締結された時に再びお目にかかりましょう。 では、あでゅー。*]
(175) 2016/08/21(Sun) 21時頃
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─回想、コンビニにて、リツと─
[なんでもない。変でもない。 と、レジの方へリツの背中を押す。>>93 それでもまだ、不審の目を向けてくるようなら、 頭の向きもレジの方に固定してやろう。]
(179) 2016/08/21(Sun) 22時頃
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流石だろう、彰人様だからな! ……初恋は、 幼稚園の時の一緒だったエミコちゃん。 甘酸っぱかったかは、 覚えてないのでわからない!
[半分ヤケである。]
まだなら、今後初恋を知ったら教えてくれ。 な?
[反撃。 ちょっぴり、耳を赤くなる。 レジを打つ人が、 男×男に敏感でないことを、祈ろう。]
(180) 2016/08/21(Sun) 22時頃
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ん、そーか。 リツがリアジューじゃないことに、 すべての創造の神に感謝。 リツに振られた優って泣いてそーだろ、 俺のそーぞーだけど。
[俺のアキコちゃんも阻止される。 おう、良かった。
泣くはなくでも、鳴く方なのは秘密。 ぴゃあとか。ぴょうとか。 そんなくだらない話をしつつも、 リツと大原と校門をくぐったのだろう。*]
(181) 2016/08/21(Sun) 22時頃
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─朝、学校─
[昇降口で靴を履き替える。 リツに用事があることを聞けば、>>41]
あーい、いってらー。
[と軽く手を振った。 その後は多分大原と教室の扉をくぐったように思う。]
(195) 2016/08/21(Sun) 23時半頃
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[いつものように、 「特定の誰か」に宛てたわけでもない挨拶をしながら、一旦自席に。 比較的安価なアイスと炭酸飲料の対価>>67である課題を取り出した。 正答率はご存知の通り、高級なアイスには届かない程度。
ふ、と見渡せば、先ほど共に登校した大原へ昨日への俺と同じく献上している丹野が目に入る。>>132]
(196) 2016/08/21(Sun) 23時半頃
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[俺よりも小さな歩幅で、こちらにやってきた。 教室は外より暑くないが、昨日のコンビニへと向かうくらいの速度だろうか。]
ほら、対価の課題。 数学とか歴史とか答えが一つなのはいいけど、 他のはちょっと変えとけよー。
[忠告の言葉と共に渡そうか。 俺は超絶優しいので、課題を届かない位置において取らせることはしない。 傾げた首と、きらきら光る目がやっぱり弟を想起させた。]
(197) 2016/08/21(Sun) 23時半頃
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それから、アイスとジュースごちそーサマ。 ちゃんと溶ける前に食べきったからな。
[ちろり、口端を舐めてお礼。*]
(198) 2016/08/21(Sun) 23時半頃
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─朝、教室─
[規定の時刻になれば、現れる神せんせ。 そう、今日でおしまい。終わり。終焉の宴。>>1
何かの虫の知らせだろう。 転校する人がいるなら、この中な誰かな気がする。 俺が補講にいる意味は何かあるんだ。たぶん。 ──思春期の妄想はたくましい。 悪夢の夜に、膨れに膨れた妄想。 自分をヒーローか何かと勘違いしてる節が、ある。]
(220) 2016/08/22(Mon) 01時頃
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[心配をかける程の表情や態度ではなかった。>>0 ただ、上の空で出席の際は二回も名前を呼ばれてしまう。
水臭い、未来の転校者、君の名前はなんでしょう?]
おれたち、くらすめーとだろー。
[小さく呟いた言葉は誰にも届かない。 転校したら、何もここに、俺たちに残らないわけじゃない。
30人程度と少ない人数で構成されたこのクラス。 一人欠けたら、3%も減るんだぞ。わかってるか。 体重が3%も落ちたら、女子は大喜びだろ?]
(222) 2016/08/22(Mon) 01時頃
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[思い出に思い出を重ねたら、そこには何も残らない? 本当にそうだろうか。 小さいころにクレヨンで書いた花火。 スケッチブックの一面に、 イロトリドリの好きな色で好きなものを書いていく。 そのうえを黒で塗りつぶしてしまえば、漆黒。
つまようじで表面を削れば、ちゃんと好きなものは浮き上がる。 元の形とは違うかもしれない。 でも、消えてない。残っている。]
(223) 2016/08/22(Mon) 01時頃
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[余談だが、初恋のエミコちゃんの詳しいことは忘れた。 でも、エミコちゃんは名前の通り、笑うと可愛かった。 そこも覚えている。 お気に入りだったろう、髪飾りの色も形も。*]
(224) 2016/08/22(Mon) 01時頃
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[花火。 物として確実に形を残すことのないそれ。
今晩は6時半より集合らしい。 コンビニで買うつもりだったのに、 動揺して買うの忘れてたことに気が付く。 ま、いっか。*]
(225) 2016/08/22(Mon) 01時頃
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─プール、─
[出席が取り終われば、集団移動を開始。 八竹はすぐに移動を開始してしまっただろうか。 ぺかちゅうの書かれた机をぽんと叩くか、 歩いて行こうとするその腕をとるか、 俺の存在に気づいてもらおう。
読書の時間を邪魔する趣味はないから、出た強硬手段。>>167 ちょっと眉間にしわを寄せて、]
あのな、八竹。ぺかちゅうのコツ。 できれば、夏休み中に教えてほしくて。
[女子の示し合せた浴衣のことには、 気が付いていたのか、いないのか。 そこはろんりー千島のみぞ知る。
言いたいことを伝えて、更衣室へと向かおう。]
(228) 2016/08/22(Mon) 01時頃
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[着替えて、泳いで、着替える。 千島彰人には、特記することもなかった。 元々希望して、参加している身だ。 同じ理由のスズ程、熱心でもない。
ああ、でも。 この二日間でさんざん泳げないことを披露していた、 久水が24m泳げた時は、拍手を送った。
それから、いう事は。 さよなら、俺の目の保養期間。 それくらいだろーな。*]
(229) 2016/08/22(Mon) 01時頃
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─夕方、─
[言いたいことはとりあえず言った。>>225 返事はなかったから、了承の意と取る。 俺の既読するーが、つまり異論はないという意味のように。
家に帰って、適当に過ごした。 プール上がりは、端的に言えばしんどい。 しんどい体を引き摺って、帰宅。 冷たいそうめん食べて、昼寝して、弟遊んで、楽しい夏休みだった。 課題も全て終わっている。 あとは遊び倒すだけだ。 来年はこんな夏休みはきっともう過ごせないのだから。 きっとクーラーのよく効いた室内で、机に向かって、シャーペンを動かす。そんな未来が想像できた。]
(318) 2016/08/22(Mon) 20時頃
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[弟との対戦が、一区切り。 ふと時計を見ると短針が6を、長針が4を指していた。]
ゆきー、これでおしまいな。 兄ちゃん花火しにいってくるわ。
[一回大きく伸びをして、コントローラをおく。 片付けといてな、と弟の頭をくしゃりと撫でて出かける準備。 ……携帯と財布さえありゃいいだろ。たぶん。 『あきにぃ、僕も花火したい』とのおねだりを受ければ、買う花火の量が二倍になった。 わかった、兄ちゃん帰ってきたらしよーな。]
(319) 2016/08/22(Mon) 20時頃
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[素足にサンダルひっかけて、ついそこまでかるーい買い物にいく、みたいな格好。 近所にいくんだから、間違いじゃない。 まさか女子がそろいもそろって、めかしこんでくるとは夢にも思っていなかった。
学校につくのは、きっと予告された時刻ぎりぎり。 持参するのも、花火セット一式だけ。気が利かないのはいつも通り。 まあ、寝ていると勘違いされても仕方ないな。>>315]**
(320) 2016/08/22(Mon) 20時頃
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─18時半頃、学校にて─
[校舎に取り付けられた時計の長針は、5と6の間。 学校内に踏み入れれば、人影が二つ。 片方は何やらバケツを持っているようで、 めっちゃ、後ろから押したい。>>337 が、俺は優しいので、やめておいた。感謝したまえ。]
よーっす。優。大原。
[優達がバケツに水を入れ始めた頃、大声出さなくても声が聞こえる距離に縮まるだろうか。 かるーく手を振って挨拶の構え。
バケツの中が先ほど空だと知れば、 例え押しても面白くないから、優しく踏みとどまってよかった。]
(400) 2016/08/22(Mon) 23時半頃
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ははっ。 もし寝てたら鬼電じゃ起きんから、 迎えにきてもらわんとなー。
[口を片端あげて、ふっと笑った。>>357 水いっぱい入ったバケツは優一人で運ぼうと立候補したのか、はたまた大原一人か、それとも二人か。 俺?俺は高みの見物。]
(402) 2016/08/22(Mon) 23時半頃
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[叶うはずもないだろう願望。>>360 この場の3人は、補講を受けたのも、きっとイレギュラーで、]
……この夏がずっと続けばいいのになー。
[それしか、返せなかった。 薄暗くなってきた中、溢れた水が砂に吸い込まれていった。]
(405) 2016/08/22(Mon) 23時半頃
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昨日ことだろ、いちおー覚えてる。 グループ作って予定すり合わせしよか。 後で作っとくわ。
大原ー。 神山に場所セッティングさせるから、希望あったら言っとけよなー。
[な?と笑いかけて、拠点らしきところに向かおうか。*]
(407) 2016/08/22(Mon) 23時半頃
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[買い出しの二人が帰って来れば、開口一番に寝てたの?>>346 大樹、失礼なやつめ。 俺の分は?ねえの?と袋の中身を取り出すやつにぎゃんぎゃん一頻り喚いておこう。 自分の服装と、他のメンバーの服装を見比べて]
……お前ら、寝るときどんだけ上等な服きてんの?
[ラフな格好な自覚はあったけど、 そこまでか……と微妙にショックを受けた。 呟きは風に乗って消えてしまうといい。
姿が見えなかった神山はそのあとすぐに来た。 服装が似た感じで嬉しくなったので、肩を組んだ。 そして神山のTシャツで、手を拭った。*]
(412) 2016/08/22(Mon) 23時半頃
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─花火、合流─
[いつもと違うシルエットで登場した5人。 セーラー服でも、いつもの髪形でもない。 雰囲気って、結構変わるもんなんだな。 眼鏡ないのも、いいんじゃね?>>404]
浴衣きてきたんかー。
[似合ってるとか、綺麗とか、可愛いとか。 全く思わないわけではないけど、 そういうのは他のに任せておこう。
あ、そうそう、さっき思い出した忘れ物。 水鉄砲、忘れてきてよかったと思う。 そういうのは、男子だけのときにしましょうネ。]
(426) 2016/08/23(Tue) 00時半頃
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[男子、浴衣。>>384>>398 そして、なつまつり。
優と話したときには気が付かなかったことに気が付く。 弟と似た身長のふたりがいたせいかもしれない。 今年の夏祭り、弟に誘われてなくない? え?あれ? 俺の参加はちょっと保留にしておいて。]
(427) 2016/08/23(Tue) 00時半頃
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[皆が持ち寄った花火は、 きっと次々開封されていったのだろう。 5連ドラゴンだとか、線香花火だとか。]
なんだあれ、すっげー。
[5連ドラゴンは見ていて面白かったので、 帰りにそれができる奴を買って帰ろうと思う。 皆が思い思いに花火をしているのを横目にしつつ、 手持ち花火に火をつけた。]**
(428) 2016/08/23(Tue) 00時半頃
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