45 哀染桜 〜届かなかったこの想い〜
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[昏い色の眼差しのある中で、2人は消えた。 そして届くメロディは、二重奏。]
――……そういう答えもあるのかもね。
[空虚だ《何もない》からこそ、 注げば何かが産まれるかもしれない。
2つであり1つを奏でる音は、そう奏者の耳に届いた。 音は、直球だからこそ、曲解を許す。 それが正しい答えかは、奏者には預かり知らぬこと。
ただ、その答えを得て、自分が自分であることの意義が 揺らいだのも確か。]
(0) 2012/03/15(Thu) 00時半頃
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[あの人への想いを抱いたままでいられること 《ヴァイオリンを歌わせること》は、自分自身であること。 それをなくして生きては行けなかった。
だから……―――。 思ったのだ、自分自身で無くなれば《死んでしまえば》 苦しいと感じる自我も無に帰すと。 なのに捨てきれずにいたから、此処に今きっと在る。 あの人の前でなく、中途半端に鳴らす音に 意味はもうない筈なのに。
どんな形であれ、自分でなくなること。 それを2人の、今は1つになった音に知って。 急速に、セシルという存在は、虚無に近づき始める。 それでも、消えるなら、その瞬間までは自分でありたいと 無意識に唇が音なく刻む言の葉は―――《兄さん》*]
(3) 2012/03/15(Thu) 00時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2012/03/15(Thu) 00時半頃
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――……例え喰われるとしても あの人を想えない中の最善を与えられるなら 僕は、それを願う。
[兄さん……――と形造った後の唇が 歌うように言の葉を紡ぐ。 ヴァイオリンの音を借りてでなく、紡いだ願い。
奏者の昏い夜空のような眸は、恍惚の色を滲ませ 哀しい色の桜を見上げる。 そこから降る音がある。 それを受け、応える音がある。
他者には聞こえないとは知らぬ音。 嗚呼、もう随分と奏者の魂は、そちらへと傾き ゆらりゆらりと、時折舞う花弁の間に陽炎のよに揺れる。]
(20) 2012/03/15(Thu) 20時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2012/03/15(Thu) 20時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2012/03/15(Thu) 23時頃
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[奏者は、もう周りが見えていないかのように、 ふらりと桜に近づいて行く。
伸ばす片手。 もう片方には、しっかりと愛器を握って。 それは、此処ではない、現の世界と同じ。 自分で無くなるその瞬間まで、自分で在りたい……と。]
(31) 2012/03/15(Thu) 23時半頃
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[名を尋ねられて姓を答えられなかった訳。 愛した人と、同じだからだ。 血がつながっていなくとも、同性ということよりも それが、重く冷たい鎖だった。
兄は父の連れ子、自分は母の連れ子。 互いに積極的に歩み寄れるような性格ではなかった。 けれど、不器用に…… 音痴なのに、ヴァイオリンの音に合わすように鼻歌を歌うとか そうやって近づこうとしてくれた人。
コンサートのチケットを自分から贈ったこともない。 それでも、彼が会場のどこかに居ないかと、いつも探していた。]
(32) 2012/03/15(Thu) 23時半頃
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[恋とは、奏者にとって訳の分からない猛毒《カンタレラ》。 身に抱いて生きていれば、きっといつかあの人も殺してしまう。
耳に届く幻の声。 嗚呼、幸せになって欲しい。誰よりもあの人に。 けれど、それと同時に、とても憎い……―――。
愛して欲しかった、姓も性を乗り越えて。 弟でなく、一人の人として……。 奏者からは、ヴァイオリンの音には乗せれても、 言葉で求めることはできなかったくせに。 だから、求める己の醜さも良く判っていた。]
(36) 2012/03/15(Thu) 23時半頃
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僕の醜い部分を吸い上げることで そんなに美しく咲けるなら……―――
[あげるよ……――と、唇は歌う。 ゆらりゆらり、奏者の姿は揺らめいて。 今の自分ではない存在になることを願う*]
(39) 2012/03/16(Fri) 00時頃
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