244 【R18】ミゼリコルディアの宴【魔女村】
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[口の悪さは育て親譲りか ……いや、この家にやってきたその日から 三歳児の彼奴は口が悪すぎた気もするが
埃をなくせ、テーブルを拭けと怒り出すコイツは 最近は、もうどっちが親なのかと 判らなくなってきているのが本音で。
無論何倍も長生きしている魔女であるし、 この家の家主は自分で、彼は拾い子だと。 自分が親であるのは判りきっているのだけれど
……こう、見下されて頭を乱されると どう考えても子供扱いされているのは自分のほうで ──── 解せぬ。 ]
(32) 2018/06/16(Sat) 00時半頃
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[ぶつくさぶつくさぶつくさぶつくさぶつくさ ぶつくさぶつくさぶつくさぶつくさぶつくさ
恨み言をぶつぶつ言いながらテーブルを拭く 無造作に置かれた書類に、迂闊にも手が触れたなら 床に舞い散る紙の束
あわあわしながら拾い上げて、 テーブルの上に置こうかどうか迷った末 なんとなく同居人の厳しい視線も感じたゆえに 物置と化した自分の部屋へと放り込む(文字通り)
そうしてテーブルまでもどれば さて、魔女はどこまで拭いたっけ? と首かしげ
たぶん有能な同居人が100掃除する間に きっと、自分は1も掃除できていないのが現状。 ]
(33) 2018/06/16(Sat) 00時半頃
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[そんな閑話休題はさておき、 久方ぶりに「モノの乗ってない」テーブルで食べる クリームシチューはおいしかったし、 小さめにカットされた星型のにんじんはうれしかった (おいしかったとは口が裂けても言うもんか)
魔女の棲む森は夜は冷える 暖炉にあたたかな火をいれるのは、 今はどちらの日課になっていただろうか。
煌々と燃える魔法の火。 フェルゼは自室に篭っているか、どうか。 シチューを食べ終わって、夜が来て やさしい炎を眺めながら、ちいさな魔女は 安楽椅子でカップのココアを揺らしていた ]
(34) 2018/06/16(Sat) 00時半頃
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[街ゆく人間たちを眺めていた ── 小さな子どもだった人間たちは、 親に愛され、思春期を迎え、そして大人になっていく
魔女の親は、人間に殺された その話は肝心なところが削除され、 美談や教訓のように人間の間で語り継がれた
中途半端に語り継がれた伝承のせいで 苗字を名乗ることすらできなくなった
魔女の成長は、魔女によって止められた 人間と魔女が手を取り生きることを そのときに否定された気がした
魔女は人間の希望にすらなれない 自分の名前を名乗ることも、しなくなった ]
(35) 2018/06/16(Sat) 00時半頃
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[恨んでいるとか憎んでいるとか そんな感情はとうに忘れてしまうほど 随分と長い時間を生きて過ごしてきた
それでも、時折思うのだ。
私だって、大人になりたかった。 私だって、自分の名前を名乗りたかった。 ── 私だって普通に暮らしてみたかった。 ]**
(36) 2018/06/16(Sat) 00時半頃
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[キッチンからは良い匂いが漂ってくる >>68 それが “文通相手” に教わったものだと知るのは きっと今日ではない話のこと。
パチパチ、と暖炉の火が音を立て部屋の中を暖める 最近はきちんと部屋があたたまるほどには 弟子の魔法も安定してきた、ような気がする。]
ロリババア言うんじゃないよ、クソガキ。 [ぼんやりと皿を受け取りながら、悪態吐くのは忘れない ……というよりもやり取りが一種の定型文になるほどには お互い心を許し、長く暮らしてきたのだ。
オレンジ色のケーキ。 シナモンの香りが口いっぱいに拡がって。
── そして、弟子の中途半端な質問と、撤回を聞いた。]
(101) 2018/06/16(Sat) 16時半頃
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………死んだよ。
[撤回されようが、魔女はその問いに答えた。 そもそも彼が「師匠」と呼ぶのは真面目な話をしたい時だ 言いかけた質問も、彼の中で燻っていた疑問なんだろう]
……別に隠すほどじゃあないさ。 人間に殺されたんだ。
といっても母親もその人間の家燃やしてっからな 自業自得っちゃあ、自業自得。
[そうやって割り切れるまで、何年掛かったか。 悪いのが人間だとはいえ、母親に非が無いわけでもない ただ魔女が抱え込んでいる理由は、そこではなかった ]
(102) 2018/06/16(Sat) 16時半頃
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お前は街に伝わる「魔女の御伽噺」を知ってるか? ……噂くらいは聞いたことあんだろ、 昔むかし炎の魔女が、人間の家を焼き、 勇敢な人間によって退治されました、めでたし。 みたいな、……やつ。
あれが、私の母親だよ。
[知らなかったら話してやろう。 3歳から魔女の家にいるんだ、その話は知らなくても当然。 だけど聡い彼ならばどこかで話くらいは聞いているのかも ]
(103) 2018/06/16(Sat) 16時半頃
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………美談になっているけどな。 本当は悪かったのは人間のほうだ 母親の魔法を利用しようとして、 …………母親に、酷いことをしようとしたんだ。
[その真相は、小さかった炎の魔女には判らない。 だけど、それが真実であることは、 母親が遺した手記によって、気付かされていた。
さく、とケーキにフォークを差し込む。 甘い匂いがふわりと鼻先をくすぐった。 ]**
(104) 2018/06/16(Sat) 16時半頃
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リッキィさんなんて呼んだら お前の部屋、蜥蜴だらけにしてやるからな
[そんな悪態も結果的には弱々しく、 オレンジの正体が人参だと知ったときにも 『小細工しやがって』とぽつり呟いただけ。
── それほどまでに、なんだか感傷的だった ]
(147) 2018/06/16(Sat) 21時半頃
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[それからぽつぽつと零した事の顛末、 ただただ、静かに耳を傾けてくれたことには感謝して。 それでも返ってきた弟子の言葉には どこか詰るような色が混じっていた。]
………復讐? ああ、そうだな……
人間は数の暴力で一族を追い詰めた その頃10にも満たなかった私に、 何ができると思う? 無力だったさ。 ただ、ただ。必死になって逃げたんだ。
[そう言って、近くに座った銀髪に手を伸ばす]
フェルゼ。お前だって、そうだっただろう? 理由があって故郷から逃げてきた、 そう、そうするしか、無かったから。
[いつもは見上げる頭も、椅子に座ればそれなりに近い ぽん、ぽん、となでてやることは叶ったか ]
(148) 2018/06/16(Sat) 21時半頃
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私にだって、友だちは居たんだ。 [ここではない秘密の森の奥。美しい泉の縁。 幸せな日々を過ごしていた思春期のころの話 >>0:277
“友だちは居た” そんな過去形から始まる昔話を ゆっくり、彼には聞かせようと思う。
” Cecilia・M・Rickett “ 自分のほんとうの名前も、人間を助けた経緯も、 それゆえ掛けられてしまった呪いの話も。 歳を取れなくなってしまった魔女の話を、何もかも。]
(149) 2018/06/16(Sat) 21時半頃
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平穏に生きたかったさ。 平穏に生きて、名前に見合う女性になって、 赤いコート着て、人間の街を歩いて。 ”魔女らしくなく” 生きたかったさ。
………叶わないんだよ、何もかも。
[だから魔導書に埋もれて生きている。 人間のように “普通に” 生きられないのなら、 ”魔女” として、割り切って生きるしか無いから
─── 魔女の瞳は、諦観に満ちている。 ]*
(150) 2018/06/16(Sat) 21時半頃
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[魔女と弟子は生きてきた長さも、経験も、 どれをとっても、何もかも、違うから。 だからフェルゼに助けてもらおうなんて思うことはなく だけど、彼なりの励ましや、表情を伺い見れば、 どうにかして寄り添おうとしてくれているのがわかる
だからこそ、いつもの威勢を失くした様子も 眉下がるその表情も。それがただチクリと痛い。]
(262) 2018/06/17(Sun) 20時半頃
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[ “呪いを解くと死んでしまう” ことまでは伝えなかった だからこそ、フェルゼのその言葉があったのだろう。
── 呪いを解くと死んじまうんだよ。 あんたは、私を殺す気かい?
なんて、そんな冗談を口にしようとして、止めた。
── 本望じゃないか。そんなこと。 私を長い間ずっと、縛り付けてきた呪いだ どうせ解かれて死ぬのなら ……………………
だから、魔女は次の瞬間、こんなふうに呟いたんだ ]
(263) 2018/06/17(Sun) 20時半頃
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ああ。呪いを解く方法が判ったら どうにかして解いてくれよ。
アンタは人間だが、優秀な弟子だ。 アンタが死ぬ頃までには、 呪いを解く方法が、きっと、見つかるさ。
[親は子どもよりも先に死ぬものだろう? ── 私を看取ってくれるのは、アンタがいいな。 ]*
(264) 2018/06/17(Sun) 20時半頃
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[真実を知らないフェルゼの強くて哀しい約束に 魔女は首を縦に振り、ちいさく息を吐く
ずっと、ひとりだった ──── 人間にも魔女にも寄り添うことができず 誰にも頼ることなど …しなかった。
それが眩しく映っているだなんて知らず ただ、ただ、息を吐く それは安堵とも、ため息とも違う 心につかえていた、重くて小さな枷
まだたった23年生きただけの人間が それでも。20年一緒に暮らしてきた人間が こうして自分の心に寄り添ってくれたことを
── 今、本当に うれしい と思えて、 そして、魔女は一筋の涙を流した。 ]
(311) 2018/06/18(Mon) 00時頃
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[その涙に相手は気付いただろうか ………視線をあわせて話をしていたんだ、 気づかれていても、仕方なくて、だから、 ]
ばっ、馬鹿、泣いてなんかいないぞ アンタがうまい人参のケーキなんて作るから 間違えて全部人参食べちまったじゃないか
[ぐしぐし、と手の甲で涙を拭いながら零す言い訳は ひどく、ひどく、拙くて、”リッキィらしい” もの ]
(312) 2018/06/18(Mon) 00時頃
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…………じゃあアンタも死ぬんじゃないよ 私の呪いが解けるまで。必ず、生きて欲しい。 そして、その時は、後悔しないでほしい。
[後悔の意味についてはフェルゼには言わなかった
呪いを解く術を見つけるということは 魔女の命を奪うということ。 それをどうか、後悔しないで。 ]
(313) 2018/06/18(Mon) 00時頃
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私は、アンタの親だ。 これは、命令だよ。
[どうか、私がもし居なくなった後でも、幸せに。 ]**
(314) 2018/06/18(Mon) 00時頃
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なんだ、反抗期か。
[らしいやりとりが続いて、ゆっくりと夜が更けていく ゆらりゆらり、安楽椅子を揺らす 古びたブランケットも寝心地の悪さも変わらない しん、と静まり返る夜 外で鳴くフクロウの声
もうすぐきっと冬が来る それでも心が暖かったのは ── きっと。 ]*
(360) 2018/06/18(Mon) 18時頃
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── とある冬 ──
[“なあ、友だちが欲しい” と突然切り出したのは あれからしばらくしてからのこと。 外には雪が積もり、いつも以上に森はしんと静まり返る
同居人は怪訝な顔をしたかもしれないし、 文通を勧めていた手前、賛同してくれたかもしれない だが、問題は”私には友だちがいないのだ” ということ 魔女は改めて後悔することになる。 ]
そうだな……… 数撃ちゃ当たる、っていうのはどうだろう お前はそうだな、人参のクッキーを大量に作れ。 これは “たのみごと” だからな!
[それは魔女の突飛な思いつき。 悪巧みするように、ニヤと笑えば たくさんの羊皮紙を前に、早速インクを取った ]
(361) 2018/06/18(Mon) 19時頃
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ええ、と、はじめまして? はじめまして、でいいのか?
友だちになってください…… 友だちになってあげてもいいんだぞ……??? こういう時はどうやって書けば良いのだ!
[ぶつくさぶつくさ言いながら紙に向かう姿は きっと、微笑ましいような、いつもの魔女の光景。]
(362) 2018/06/18(Mon) 19時頃
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親愛なる誰かへ
はじめまして 突然だが友だちになってほしい
言葉が足らずにすまない 手紙を書く事に、慣れていないんだ
弟子のつくった にんじんのクッキーを2枚添える にんじんのくせに、うまいぞ。
愛を込めて リッキー
(363) 2018/06/18(Mon) 19時頃
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[魔法で飛ばす手紙は全部で20通くらい! 小さな袋でラッピングしたにんじんクッキーを添える 魔法でもちろん腐らないようにしておくのも忘れない。
お手紙を飛ばしてくれるのは大きなたんぽぽの綿毛 もちろん魔法でできた代物だ、安定性?バツグンだろ。 念の為、魔力を持つ者のところにしか飛ばない仕様。
いつ、どこの、誰に飛んでいくかは判らない それを受け取るのが魔女かどうかもわからない。
もしかしたら誰にも届かないかも? だけど、きっとどこかの誰かとご縁があることを願って 魔女は空にたくさんの綿毛を浮かべる
── 未だ見ぬ春が、空の向こうに続いてますように ]*
(364) 2018/06/18(Mon) 19時頃
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