29 Sixth Heaven
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―少し前の廊下にて>>2:149>>2:150― [トニーに挨拶を向けられると頷いた。空気はやや重く、会話の端々から器と接続に関することだろうと察せられる。 マーゴの口から出るフィリップの名に、ああ、―――と]
そうか、聞いたのだな。 いいんだ、私の方にも非があったのだ。 殴られたのも久しぶりだったが、効いたな。
[冗談だか、事実を述べたか、いつもの口調なので判断はつきにくかろう]
医務室は見つけた、大丈夫だ。 あとは自然回復を待てばいい。
――君たちは、良いパートナーと見える。
[申し訳なさそうな表情を浮かべるマーゴへふとそんなことを謂った。 ―――接続して10年。 その年数が頭を過る。 あんなにみずみずしく、幸せそうに見えるふたりなのに]
(7) 2011/04/19(Tue) 09時頃
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[>>2:152 どこか呆けたような問い返しに]
君は、少し思い出すことをしたほうが よいように、思う。
[思い出す、という表現が適切かは スティーブンには判断がつかなかったが そう、告げたのだが。
器の話について トニーが口にするのが聞こえれば 表情は自然、渋さを滲ませるものになる。]
(8) 2011/04/19(Tue) 10時半頃
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[>>2:157マーゴはこの場を去るらしい。 ペラジーがリベラを気にするように見ている。]
仕事が終われば、 ――…君は、君たちは…――
[言いかけて口を噤む。 接続を受け入れようとするトニーと そして管理者たるコリーンが言葉を交わすならば 割って入るようなことはしない、 できなかった。
(皆が幸せになるのなら) (ぼくは)
拳を握りしめた。]
(9) 2011/04/19(Tue) 10時半頃
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[ともすればなにか口走ってしまいそうになるのを 抑えれば口数少なく、>>2:168歩き出すペラジーに気づけば 一度視線を送り、トニーとコリーンへ 頭を下げてからペラジーの後ろにつきそう。
つぶやきが聞こえた。>>2:172]
……。皆の ため か。
そこに自分がいないのに。 いなくとも、それは「皆」なのか。 器になるものに、家族も、友人も、居るだろう。 仮令天涯孤独だったとしても、 そこに、「自分」は――
[スティーブンは一度、鞄に触れた。 その中に在る聖書には、器に選ばれた者――チャールズの家族の写真が挟まれていた。傷のある唇の端に触れる。
(10) 2011/04/19(Tue) 10時半頃
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[ぐ、と唇の端の傷を抉るように爪の先に力を入れた。 抉ることで誰の気が晴れるわけでもないだろうに。 血が滲む。]
君は、どうだったのだ、…ペラジー。 そして、今、どうなのだ。 君は。
[虚ろな瞳の少年、否、青年へ語りかける。 彼の、微温湯につかった「怠惰」の思考は 深い考えを拒むかのように「めんどうくさい」を紡ぎだすだろうか。]
(11) 2011/04/19(Tue) 10時半頃
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[台所に近付けば もう中に人は居ないだろうか。 腕時計を見る。常の食事の時間にあと少し。
結果、大部屋に向かうこととなろうか。 フィリップの姿が見えても態度はいつも通り。 皆に頭を下げ、ベルナデットが料理を作ったのだと聞けば礼を謂い、常より5分遅れの食事を取ることとなった。ペラジーには流動食――ということでスープを。
途中、パピヨンとチャールズの間に 何かしら遣り取りがあれば首を傾ぐこともあろうか]
(12) 2011/04/19(Tue) 11時頃
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[図らずも大多数集うその中で、 コリーンと共にやってきたトニーが 「接続」するのだと聴いて。
――唇を引き結ぶ。
ともすれば。 己の子でもおかしくない年齢の 少年であるというのに。
機械音声は耳障りな程に硬質で 淡々とそれは進行する。 ――無感情すぎる。 そう謂われたのをふと思い出しながら]
(13) 2011/04/19(Tue) 11時頃
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[――>>4 偽善かな と、リンダが呟くのに――肯定も否定も言葉は出ない。
モニタが淡い光を放つ。 眼鏡越し。藍色の瞳に映って明滅する。
時間の経過は ここにいると曖昧だ。 確かめるように腕時計を見る。 チク・タク・チク・タク 淡々と時は刻まれる。
眼鏡のブリッジを指で押し上げる。 レンズに反射する光が、苦さ滲ます藍色を、隠した*]
(14) 2011/04/19(Tue) 11時頃
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ギルバート、
お前は
受け入れたのだろうか
(*0) 2011/04/19(Tue) 11時半頃
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それとも
選ばざるをえなかったのだろうか。
(*1) 2011/04/19(Tue) 11時半頃
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――私は。
(*2) 2011/04/19(Tue) 13時頃
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[ギルバートはよく笑う男だった。 くだらないことでも、 楽しむようなそれは。 随分と眩しいもので。
ああ。 酒に酔っ払って面倒をみたのは 大学の時だった。酷い飲み会だった。 若気の至りに相応しいどんちゃん騒ぎ。
――もっと飲みゃーいいのに。
そんなふうに、言っていたのは。]
(*3) 2011/04/19(Tue) 13時半頃
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[任務から帰還して そしてギルバートは死んでしまった。
泣いていた。 誰も彼も泣いていた。 私は泣けなかった。 ただ呆然と葬儀場に立ち尽くして]
(*4) 2011/04/19(Tue) 13時半頃
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[何故だ。
彼を殺したのは 誰だ。 彼を殺したのは 彼自身。 彼を殺したのは 世界。 彼を殺したのは
何も知らなかった私も――か]
(*5) 2011/04/19(Tue) 13時半頃
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[彼が最期まで何も謂わなかったことが悔しくて 何もできなかった己が情けなく
知りたいと思って此処へ来て 知ったときには戻れない。
今、 「暴食」のこどもと、 「愛」の美徳をもつ女性が 「世界」に接続する。
ここにいるもの以外誰にも知られずに]
(*6) 2011/04/19(Tue) 13時半頃
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[己が器なら] [粛々と此れを受け入れたろうか?]
「貴方は人柱にならずに済みますね」
[耳に残る。こえ。]
「皆のためなら」
[そこに自分がいないのに?]
「世界が壊れるより、いいんじゃないの」
[虚ろな声がからっぽの抜け殻のように響く]
(*7) 2011/04/19(Tue) 13時半頃
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「スティーブン。俺は」
(*8) 2011/04/19(Tue) 13時半頃
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あのとき、何を謂おうとした。
私には まだ。
わからない。
わからないんだ――ギルバート……。
(*9) 2011/04/19(Tue) 13時半頃
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――私は。
(*10) 2011/04/19(Tue) 13時半頃
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*――…*
(*11) 2011/04/19(Tue) 13時半頃
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――どうしたね。
[>>20 フィリップが こちらを見上げているのに気づいたなら スティーブンは彼の方を見て問いかけた。 不貞腐れたような表情に 眼鏡の奥、少しだけ藍が細められたようだが 昨日の今日なので傷はまだ痛む。]
(28) 2011/04/19(Tue) 15時頃
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[スティーブンは淡々と食事を終える。 ありがとう、美味しかったと ベルナデットがいたなら伝えたろう。
パピヨンが強い口調で返事をするのには すこしばかり意外そうに、 寄り添われるチャールズと彼女を交互に見て。]
(29) 2011/04/19(Tue) 15時頃
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[けれど――何を謂うでもなく。 思うのは妻と子供を案ずるチャールズの胸の内か。
皿を重ねて片付けようとしながら リンダとフィリップのやりとりを聞く。
手を汚す覚悟 身が汚れる覚悟
>>25そう聞いて、スティーブンはリンダの方を見た。]
ミズ・リンダ。 君は――…「知って」いるのだな。
[問いかけに答えがあろうとなかろうと。 >>27仲良く、とフィリップとマーガレットに言葉を向けるのを見てなんともいえぬ表情を浮かべた。]
(30) 2011/04/19(Tue) 15時頃
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知っていてもなお これに従うが正しいと、思うかね。
否。 ――正しいとか。 ――正しくないとか。
そういう事では、ないのだろうが。
[リンダへか、そう言ってから眼を閉じ、 重ねた皿を持って、洗い場へと向かった。 水は勢い良く流れて皿の汚れを落とした。 唇を引き結ぶように噛む。
やがて戻ってくる頃、 視線は淡い光り放つモニタへ――>>14]
(31) 2011/04/19(Tue) 15時頃
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――…。
[笑みを浮かべるリンダを見る。]
そこに《彼ら》がいなくても、か。
確かに。 このシステムがなければ 今の平和な世界は維持できまい。 戦争の繰り返しとなるだろう。
真実を言っても上では大方狂人扱いだろう。 全て承知のうえで、など 絵空事の夢物語かもしれん。 だが。
[苦い顔。それ以上は口にしない。]
(37) 2011/04/19(Tue) 18時頃
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――必要悪 か。
[苦さは増す。 マーゴの言葉には、咄嗟に答えられない。>>34 ヘンリエッタを、知らないのだ。 そして本当は、ギルバートはもう、いない。
何故だろうか、 普段は口にしない酒が、 ふと 飲みたくなったのは**]
(38) 2011/04/19(Tue) 18時頃
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酔っても 何の意味も、ないのにな。
(*12) 2011/04/19(Tue) 18時頃
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――…。
[翠の視線を受ける。 スティーブンは、僅かに眉を寄せた。 それは、迷い、悩む印だ。]
此処で話してよいものか、 ここで声はメインルームに届くのか。 もう、戻れない向こう側に行ってしまったふたりに聴かせるべきではないのではないか。そう、様々な――思考。]
そうだな。知る権利は、ある。
…二人で、聞くかね。 それとも、君一人で。
[他の者は、どうか。 問いかけるような間をあけて**]
(41) 2011/04/19(Tue) 18時半頃
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[スティーブンはフィリップを、マーゴを見、頷いた。 一度、モニタの方へ顔を向ける。 僅か、眉を寄せて]
……そう思う。 ――では、この後にでも訪ねてくると良い。 私の部屋は、11番だ。
[そうして、ムパムピスの方を見る。]
私の知っていることを話す。 ペラジーから聞いたこと、 マーガレットから聞いたこと、 私の体験したことを照らし合わせた、結果。
興味があれば、個人的に聞いてくれても構わない。 貴方がたも。
[続いてパピヨンと、チャールズ、それから――リンダとラルフを見るがラルフは勘づいているようだし、なによりリンダがより、詳しいだろう。]
(47) 2011/04/19(Tue) 20時頃
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[ペラジーはベルナデットの近くにいたろうか。 ベルナデットは聞くことを望むか。 管理者であるならば、――どうだろう。]
ペラジー、私は部屋に行く。 君はどうする。
[小食な彼のこと、もう食事は終わっていようか。 答え次第、連れ立って行くか、ひとりで戻るか。
白衣の裾を翻し、 誰の視界からも見えなくなったスティーブンの表情は、 苦さを募らせている*]
(48) 2011/04/19(Tue) 20時頃
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スティーブンは、トニーの声らしきに一度振り返るが、そのまま大部屋を後にした。
2011/04/19(Tue) 20時半頃
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―個室11へ―
[11の部屋の前、 ドアノブに手を触れて 眉を寄せたまま天を仰いだ。]
――――…、…
[人が見ていないならば 抑えている感情の揺らぎがにじんでくる。 顔を前にもどし、 首を横に緩やかに振る。
扉を開き、 椅子を引いて、腰掛けた。]
(62) 2011/04/19(Tue) 21時半頃
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―個室11―
どうぞ。
[ノックの音に立ち上がりながら答える。 扉を開けば、少女の姿。]
フィリップは、 一緒ではないのだな。
[招き入れながら、 尋ねる。]
(96) 2011/04/19(Tue) 22時半頃
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―個室11―
ああ…
任せたまま来てしまったな。 後で、礼を言わなければ。 揃うまで、待つか。 椅子に掛けているといい。
[扉を閉めず、廊下の方を見る。 ムパムピスと、それを引き留めるようなチャールズが見えたか。]
(107) 2011/04/19(Tue) 23時頃
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―個室11―
―――君は、よく気のつく子だな。
[淡々とはしていたが、 確かにそれは誉めるもの]
では、彼が来たら話を始めよう。
[椅子はいくつかあるようだ。 自分は立つか、ベッドの縁で良かろうと。 トニーの話しになれば、不意に動き、止まり]
――――そう、か。 …君は、見てきたのだったな。 彼の前の「器」も。
(121) 2011/04/19(Tue) 23時頃
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―個室11―
―――…。
[マーゴの答えに、 ほんのわずか眼を細めたようだ。 だが、続いた前の器の話しには、表情は常のように。]
…君は、ギルバートを知っていた。 少なくとも7年より長く――器として、居ることになる、か。
[10年。その区切りを思うムパムピスはどんな顔をしていたろうか。]
ペラジーの、前の器とは、どんな ―――
[問いかけたとき、 フィリップの声がした。 開いたままの扉まで行き]
どうぞ。まだ、話しは始まっていない。
(143) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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―個室11― [一度廊下の方を見てから、 すぐに続くものがないようであれば、扉を閉じる。 強い翠色がスティーブンを見ていた。 マーゴの語るヘンリエッタの様子に 僅かに目を伏せた。 ギルバートは――と。呟きかけて、今は止め。]
…では、話そうか。
まず、マーガレット。 私は君に謝らなければならない。 私は、君に嘘をついた。
[謝罪から始まるそれは、彼らにどんな印象を与えるか。]
(148) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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―個室11―
そう。ギルバートのことだ。 …順を追って説明しよう。
[自分は結局、立ったまま。 講義を行うように、語り始める。]
ムピスと、フィリップには、 初耳の名前だろう。 ギルバート…ギルバート・S・レヴィ。 私の友人にして、7年前、 此処で「管理者」の任についていた男だ。
そして、ヘンリエッタという、「器」の少女の担当だった。
[一度、マーゴの方を見る。再確認する意味であった。]
(156) 2011/04/20(Wed) 00時半頃
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―個室11― ヘンリエッタの名はマーガレットから聞いた。 私はヘンリエッタのことは、何も知らないんだ。 彼は、何も言わなかったからな。 そう、何も、だ。
[フィリップが制してくれるのを見て、一拍置く。 ギルバートについて、思うこと、募ること、 数多在れど、口にするのはまだ淡々と事実。]
ギルバートは私と同じように ある日手紙を受け取って、任務へと向かった。 戻って来たのは数年経ってから。
――押し黙って、何か思い悩むような顔をして、 そのくせ結局何も謂わず。
[眼を閉じる。]
(159) 2011/04/20(Wed) 00時半頃
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彼は自ら命を絶った。
……これが私の知っている ある「管理者」と「器」の顛末だ。
(160) 2011/04/20(Wed) 00時半頃
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だから、マーガレット。 ギルバートは、…もうこの世には、居ないんだ。
……すまない。
[少しの間眼を閉じ、少し俯く。]
(161) 2011/04/20(Wed) 00時半頃
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―個室11― [いくらかの間を空けて――]
…ここからは推測になってしまうが。
ヘンリエッタが共にギルバートと地上に出てきていて 生きて、暮らしていけているとするならば 彼は自ら命を絶つようなことはなかった筈だ。 ギルバートは、…投げ出すようなことはしない。
[眼鏡のブリッジを指先で押し上げる。 表情を隠すような意味もあるのだろうか。]
…ヘンリエッタも、 もう、生きてはいないのだろう。
いや、生きていない、 それだけではなく。
(163) 2011/04/20(Wed) 00時半頃
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[マーゴの声を聞く。 一度、唇を引き結ぶように噛む。眉を寄せた。]
…器として動けるのは10年が限度、と。 これは、ペラジーから聞いた話だ。
管理者の事情を知っているらしき リンダの「手を汚す」 という言葉を君たちは聞いたか?
…管理者による「管理」は恐らく、 限界を迎えた器の「最期」まで、続くのだろう。 このシステムの真実は外に漏れてはならない。 ならば、役目を終えた「器」は――「管理者」の、手で
(169) 2011/04/20(Wed) 01時頃
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―― …
[言葉がかぶさる。>>170 だから、最後のほうは消えるように届かない。 少しだけ俯き、額に髪が落ちかかる。 隠し切れなかった苦悶が眉間の皺に滲む。]
推測だ。最後の、方は。
…私は…私の友はこのシステムに殺された、そう思っている。 故に、拒む気持ちが大きい。今も。 あの、ペラジーの様子を見て、 もう一度接続せよとは――……謂えない。
だが、このシステムが世界を平穏に保つのに 不可欠であると、…システムを拒むことは 今の世界を壊すのと同義であるのもまた理解しているつもりだ。
[矛盾している。スティーブン自身も分かっているのだろう。]
(172) 2011/04/20(Wed) 01時頃
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……私の話はこれで終わりだ。 何か、質問があれば、知りうる限り答えるが……
……システムは、入るを拒むことも また自由だと、告げては、いる。 どうするかは、君たち次第、だ。 私には、こうしろ、と謂うような権利も…権限も ない。
(173) 2011/04/20(Wed) 01時頃
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―個室11―
[少女が、泣いている。 包むように少年が彼女を抱きしめて]
…――。
[>>174スティーブンは頷く]
管理者は、分からないが。 器となった者は、恐らく。
[敢えて口にすることはしなかった。 フィリップの翠へ藍を向け]
――そういうことだ。 あの時は、言葉が足らない箇所もあったろう。すまないな。
(180) 2011/04/20(Wed) 01時半頃
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[フィリップの言葉に頷き、眉を寄せたまま苦味を帯びた声で>>179]
――そう…。 世界、の外にいるわけがない。 「器」とされたものも、 「管理者」として選ばれたものも。
それなのに、犠牲の上にしか世界が成り立たない…。 既に歪んだ平穏だ。けれど、上の誰も、それを知らない。
……恐らくは、選ばれたものも 多くが何も知らないで…――
[>>181 ――鋭いフィリップの叫びが響く。 スティーブンは少し俯きがちだった顔をあげて言葉を切り。]
(182) 2011/04/20(Wed) 01時半頃
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…――、
[ムパムピスの方も、見て。 彼はどんな表情をしていたか。 スティーブンはムパムピスが抱くパピヨンへの憧憬を知らねど、知り合いらしきことは把握していた故、思うところはある。反応があれば、答えるが――]
…つらい話であったろう な。 少し、落ち着いたら。部屋で…休むと、いい。 そして、考えてほしい。
勝手な、話だが。 私は――……、…長きに渡り探して、再会できたという君たちに…幸せがあればいいと、思っている。
まったく、勝手な話、だが。
(184) 2011/04/20(Wed) 01時半頃
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…ああ。
[フィリップに頷き、扉を開き、道をつくる。 ムパムピスもまた、この場を辞すであろうか。]
(186) 2011/04/20(Wed) 01時半頃
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―個室11―
……ん。
[頷いて。寄り添う二人と、 物静かで控えめな青年を見送る。
スティーブンは彼らが十分に遠ざかってから 閉めた扉に腕を重ねて体重を預け、 深く、深く、息を吐いた。]
――……、己か。…世界か……
[少しだけ声は掠れていた。 少女が泣いていた。少年とやっと再会できたのに。 控えめな青年は聞いていた。きっと脳裏に浮かぶのは 彼の担当する器の女性であろう]
(192) 2011/04/20(Wed) 02時頃
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[彼らはどのような答えを出すだろうか。 まだ、話を聞きたいと謂っていた者がいた、か。 そう、話さなければ。 何も知らないよりは、きっと―― 否。どうなのだろう。 何も知らないままのほうが?]
…よかったのだろうか、分からない、な …ギルバート…
[呟く、もういないものの名前。 「もうつかれた」 そう謂ったヘンリエッタという名の「器」は 己がどうなるか、知っていたのだろうか。 それを見て、己の友は何を思ったのだろうか、と]
(194) 2011/04/20(Wed) 02時頃
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―個室11― ――…、…
[ずる、と。少しの間、その場に座り込むような格好。 伏せた藍は、少しだけ揺れていた。
――生きて、いるのに。 ――どうして。 眼を閉じ、思う。聞こえる、時計の音。 チク・タク・チク・タク 止まりはしない。
器に、繋いでほしくない、と思う心がある。 今去っていった少年と少女、 己が担当する、生気のぬけたような青年と 聖書の間に挟まれた妻子の姿を見てしまった、 チャールズに対しては、特に。 けれど彼はきっと、真実を知ってしまえば 尚のこと、戻れまいか。]
(198) 2011/04/20(Wed) 02時半頃
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―個室11→廊下/待機室へ―
……―― こういうのを、「survival lottery」と、 謂うのだったか。 …「人がつくった世界」はどこまでも、残酷だ。
[ぽつり、呟く声は静かに落ちる。
――ややああって、スティーブンはゆっくりと立ち上がる。 ペラジーを待機室に置いてきたままだ、と。 ふと、鞄に触れ、預かっている聖書に触れた。 藍に落ちた影、眼を閉じて、開く。 待機室に向かって歩き始めた。]
(206) 2011/04/20(Wed) 08時頃
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―待機室―
[時は、幾らほど経過していただろうか。 ラルフに少し遅れたころか。 扉を潜って頭を下げる。 ペラジーの元に歩み寄る。眠っていた。]
―…眠ってしまったのか。…、…。
彼を見ていてくださったのですね。 ありがとうございます。
[チャールズとパピヨンへ、礼を謂う。]
(208) 2011/04/20(Wed) 08時頃
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…そうですか。
いえ。 かれは、ひとと会話すべきだ。 …少しずつ、「怠惰」で薄れていた意志を 取り戻しているように、見えるから。
――出た、 後の …話し、ですか…
[スティーブンは少しだけ眼を伏せた。]
(211) 2011/04/20(Wed) 08時頃
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笑みを――――…
[ペラジーを、見る。 彼もまた、辿り着く先を知らないのだ、と。 先があればよかったのに。彼に。彼らに。]
―――貴方の語り口調もあってかもしれません。 私では少々、堅くていけない。
[生真面目な声は確かに硬質。 続く言葉に、チャールズの方を、見て。驚き滲み]
―――ッ、… ミスター・チャールズ、…
(213) 2011/04/20(Wed) 08時半頃
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スティーブンは、引き留めるようにか、僅かに指先動くも―――
2011/04/20(Wed) 08時半頃
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ああ… マダムは 孤児院で勤めていらっしゃるのですか。 それで――――
[確か、ムパムピスは 彼女をマム、と呼んでいたか。 ますます思う。人々に求められる人が何故、と。]
――――、… 肩の力を、ですか。 懐かしい、昔友人にも謂われたことがあった。 …肝に命じておきます。
[少し、ほんの少し苦笑じみた表情を浮かべてから]
それは―――…、
[少し、口ごもり。チャールズを、そしてパピヨンを見た]
私の知る話を、貴方は、…貴方がたは聞きたいと望みますか。
(215) 2011/04/20(Wed) 09時半頃
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スティーブンは、パピヨンへは、ムパムピスから話があるかもしれない、とは付け足したろう。
2011/04/20(Wed) 09時半頃
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……――。
[肯定でも否定でもない、 委ねてくるような答だった。 スティーブンは言葉につまる。
――どちらなのだろう。 最早あちらに行くしか無い、 戻れはしないと吐露する者に 更に絶望を募らせて、それは、果たして。]
難しい、問題です。
[藍の眼はやや伏せて、 スティーブンは、己の鞄に手を触れ 一度視線をそちらへ向けた。]
(217) 2011/04/20(Wed) 10時頃
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―待機室― [暫し、黙してから]
…挟まっていた写真を見ました。
[続く言葉は、また違う話題。 くすんだ金の髪、眼鏡を掛けた女性、 彼の妻と、こどもの写った写真。 確かに少しだけ髪の色などは己に似ていたか。 気の利いたことはやはり言えないまま]
確かに、あれはお預かりしましたが、 写真だけは、 …貴方が、持つべきではないかと。
[絶望にさらに絶望を募らせないことを撰んだか、それでもなにか堪えるようにしながら、尋ねた]
(220) 2011/04/20(Wed) 10時頃
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―少し前/個室11でのこと>>219― [ムパムピスに尋ねられたときのことだ。 ――私は。言葉の先、まだ少し迷いは残り]
私は、…このシステムを 拒む気持ちが大きい。 接続させたくないと、 そう、思う気持ちに傾いている。 それは償う事かなわぬ重い罪となると 理解もしている。
――管理者は替えがきく。 私だけが拒んでもそれはまったく意味のないことだ。代わりが来るだけだからな。「器」を、開放…しなければ。
けれど、…無理やりにでは、何の意味も、ないな。それも分かっている。
[彼はどんな顔をしたであろうか。そののち。扉は閉ざされた。]
(221) 2011/04/20(Wed) 10時半頃
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[そう。
無理に「器」たちを外へ出したところで その罪の重さに、呵責に耐え切れず 潰れて、壊れてしまっては何の意味もない。 誰も救われない。 誰も。
秘密はあまりに重い。 管理者だったギルバートは ひとりで命を絶ってしまった――。]
(222) 2011/04/20(Wed) 10時半頃
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|
気分の良い話ではありません。 ……私は器が此処に接続することを、 よしとは思っていない。
その 理由ですので。
[感情を抑えると声はまた少し硬い響きか。 プログラム通りに動くねずみが、 ちらりとどこかで動いたようだった。 チャールズの黒檀がこちらを向く。]
……。そう、ですか。 では、…このままで。
[暗い色、小さな笑いに拳を握りしめた。]
(224) 2011/04/20(Wed) 11時頃
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―待機室>>225―
…そうです。 接続させたくない、もし実行したなら 世界に大きな打撃を与えることも承知の上で。
[頷きと共に肯定する。 ほぼ、これで察しが付いてしまうだろう。 最後の「始末」までは分からなくとも。]
…、……。
[任を――終える。 拒む己はどうであろうか。 けれど、約束はたしかに果たしたいと考え]
…できるなら。何でしょうか。
(229) 2011/04/20(Wed) 11時頃
|
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―待機室―
…――。 これは私の我侭なのでしょう、が。
[眼を閉じ、拒絶しながらも 迷いもある。どうすればいいのか。 答えは見えない。 同じようにメインルームの映る スクリーンへ眼を向ける。だれもいない。]
…父と母がおります。 結婚は、未だしておりませんので。
(232) 2011/04/20(Wed) 11時半頃
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―待機室―
…――、そうなのですか。
[父母の顔を思う。 続く言葉に、チャールズを不思議そうに見て]
生憎と、私の性質のせいか縁遠くて。 …、…?
[スティーブンは、 心の機微には少々疎いようだった。 気にかけて欲しい、との言葉には頷いて]
――、…わかりました。
[彼を失った彼の妻子は ひどく悲しんでいるのだろうと、 そう 思いながら。眉を寄せた。]
(239) 2011/04/20(Wed) 12時頃
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――、ええ。
[頷く。 立ち上がれば やや見上げるようなかたちとなるか。]
抑えこまれていた、 吸い上げられていた感情ですね。 此処にあるときが、ひと本来の在り様と…言えるのか。
[それから、緩やかに首を振る]
器の意志を確かめ、 繋がぬよう向けるしかないと思っています、 無理矢理に連れ出しても 酷い結末しか見えないのです。
いえ、どう選んだとて 行く先は…茨の道だ。
(241) 2011/04/20(Wed) 12時半頃
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[わらう顔を見上げる。 藍色は微か陰り]
それは、そうだ。 貴方も謂ったでしょう、 人の子なのだから。
そう、この任に進んで就きたいものなど、居るわけがない。
…このテクノロジーは卑怯だ。 ほんとうの、肝心なところは隠されている。 そうしなければ人は従わないのでしょうし、造った者の考えもわからないわけではない、が、これは、あまりに――――。
(246) 2011/04/20(Wed) 14時頃
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そのようなつもりで 謂っているわけではありません。 知らないのは器だけでない。 管理者である 私たちも、 地上にいるものたちも。
[眉を寄せる。]
…世界に、属する個人。 同じ、ひとであると思っています。
―――どうしてこんな、 ただ静かに生きているべきような人々がこのような目に遭わなければならない。
(249) 2011/04/20(Wed) 15時半頃
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そう、待っているひとがいるのに、です。 貴方も、マダムも。 既に接続してしまった、トニーにも。
[自由。聞いて、首を横にふる、緩く]
…っ、 違う。違うんです。 器は、任が終わったら 私たちが―――― 、っ
[一歩進んで、 言葉が最後にいくにしたがい上ずったように――途切れた。口走りそうになって、こらえた。]
(251) 2011/04/20(Wed) 16時半頃
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…、申し訳ない 失礼を
[眼鏡を指で押し上げながら顔をそらした。]
(253) 2011/04/20(Wed) 16時半頃
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―少し前から…待機室:大部屋―
――……。
[>>252哀れ。どうなのだろうか。 スティーブンは、考えた。けれど。]
天秤に乗せて どちらと比べることなど出来はしない。 ……自ら命を絶った管理者も、 居るというのに。
[最後の方は届いたかどうかは分からない。 ムパムピスとベルナデットが戻ってきたから その音に消えてしまったかも知れぬ。 器「色欲」の管理者。 彼女はまだ何も知らないのだ。 背を向け、ソファに座った。 寝転がるペラジーも見えた。]
(265) 2011/04/20(Wed) 20時半頃
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―待機室―
…―― …。
[掛けて、去っていく ベルナデットの背を見る。 浮かぶその表情は、複雑なもの。
一度、己の担当である器の青年へ視線を向ける。 ペラジーはまだ目を覚まさない。]
(269) 2011/04/20(Wed) 21時頃
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――ミスター・チャールズ……。
[彼へと顔を向ける。 パピヨンは、どうしたであろう。 扉向こうへ彼が去っていったなら、 ソファの背もたれに体重を預けて俯きがちに眼を閉じた。手は祈るように組み合わせて膝の上。]
哀れ か
[ぽつり、呟く。
己の知る事実を聞いた 彼らはどうしたであろうか。]
(271) 2011/04/20(Wed) 21時頃
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君は、…気にくわないと 謂ったのだったか。
[向き直る青年に、 顔を向ける。 思い出すはここにきた日に見た、一瞬閃いた鋭い眼光]
―――ラルフ。 成る程、獣と自称するに相応しい名か。 嗅覚は、鋭いらしいな。
…壊したいのは、 強欲ゆえもあるのかね。
(276) 2011/04/20(Wed) 21時半頃
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スティーブンは、微笑みに向かう顔は、常の生真面目そうなもの。
2011/04/20(Wed) 21時半頃
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成る程、 …シンプルだな。 あるがままでありたいと、…そういうことだろうか。 “感情”に、こだわりが?
[何故笑むのか。 彼の笑みは穏やかながら色が見えない。]
ここのシステムは、 秘密主義のかたまりだ。 世界をコントロールする、機構。
―――君の相方は ここのシステムのことに 多少なりと詳しいようだが…話しはしたのか。
(281) 2011/04/20(Wed) 22時頃
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[違う、と否定する声。 覚悟を問うたという、 その調子が、変わったような]
…“誰”だね。
[ラルフを見、問いかける。]
…今の世界がぬるま湯ならば 君は壊さんと欲す、 と…いうことかね。
(288) 2011/04/20(Wed) 22時半頃
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―待機室―
私を『法』と定義する君は
[医学書にあった知識を引っ張り出す。 ギルバートが貝のように口を閉ざしたとき、 方策を求めて読み漁ったいくつか]
……もうひとりの彼か、否。 君は君であるとすべきか、『強欲』の。
[眼鏡の奥の藍を細めた。 書かれる文字。は歌詞の一部。]
…ニールかね。 刹那的で、熱を持つ言葉だな。
(298) 2011/04/20(Wed) 22時半頃
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…ああ。「死んだ」ほうは カート・コバーン…、か。
[と、呟く。 視界の端で毛布が動いた。 ラルフを見――入ってきたベルナデットに気づく。 チャールズは、一緒ではないようだ。 あたりまえだろう、か。]
(299) 2011/04/20(Wed) 22時半頃
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―待機室―
――…成る程。
[嗤い声のやんだころ。]
よいか、悪いかの二元論では 語れないと私は思っている。
…――普段は“沈んで”いるのかね。 珍しい場に…立ち会えたわけだ。『強欲』 の 君は、君たちは――その言葉通り、生きるのか。
[謂って、眸の色が変わるのを見た。]
(308) 2011/04/20(Wed) 23時頃
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それは すこし違うのです、マダム。
例えばそう、拒んだ世界、 拒まなければ、後がないとしても?
[>>303さらり、告げられる言葉に スティーブンは首を横に振る。
ベルナデットに頭を下げて、それから もぞりと動く毛布に顔を向ける。]
眼が覚めたか。…おはよう。
[ペラジーに声をかける。 と、――今自分が背を向けているほうから、なにか。とんでもないことが聞こえてきた>>307]
(310) 2011/04/20(Wed) 23時頃
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―待機部屋―
……、…
[ペラジーのあおが、 ゆっくりゆっくり、めぐって 再び自分のほうへ向いた]
…それは 私が聞きたい。
[会話のようなものが、成り立っているようだ。]
ミズ・ベルナデッド 君は、何を謂っているんだ…、
[多分、必死に見える彼女には この声は届くまい。ラルフとベルナデットの様子を、見る。]
(317) 2011/04/20(Wed) 23時頃
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―待機室― [>>318パピヨンから問いかけがあったのだが さすがにこの、ある意味凍った空気の中 其方の答えに思考が回らなかった。 残念なことに。]
…――
[何気なくリンダが入ってきて そしてベルナデットは言葉を紡ぎ。 落ちる水玉を見て、]
…それは、対等にとは 謂えないのでは、ないだろうか…
[何をもってして対等というのだろう、そもそも。 チャールズが見たら頭を抱えそうだと思った。]
(327) 2011/04/20(Wed) 23時半頃
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スティーブンは、真面目に考え始めている。
2011/04/20(Wed) 23時半頃
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―待機部屋―
ミズ・ベルナデット、思い直したまえ。 それは、…それでは対等に成った、 などという問題では――
――な、に?
[>>334殴っておけ、と ラルフから頼まれた。 ――チャールズのことだろう、が。]
その前に彼女を止めるべき では。
[視界に、歩く毛布が移動するのが入ってきた。]
(338) 2011/04/21(Thu) 00時頃
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―待機部屋―
――…契約と呼ぶのか。 それを。
[必要、ベルナデットは確かに 自らそれを求めた。 首を横に振り、頑なに成そうとする ベルナデットと、ラルフを交互に見て
――息を、ひとつ吐いた。]
(352) 2011/04/21(Thu) 00時頃
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