人狼議事


272 【R18RP】十一月と、蝶が奏でる前奏曲

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【人】 校庭番長 ヤマト

[あの夜がきっと、分岐点だった。]

(26) 緋灯 2019/11/10(Sun) 18時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[病院勤めの姉ちゃんから
電話を受けた時は心臓が止まるかと思った。

卒論だの事前講習だので
最近会っいなかった菜摘の顔を
どうして病院で見ることになるんだよ。

白い廊下を走っていると
また怪我したのって顔見知りに言われる。
今日は俺じゃないから走ってるんだけどなぁ!]

(27) 緋灯 2019/11/10(Sun) 18時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[別病棟だから姉ちゃんは付き添えない。
それでも俺が到着するまでは待っててくれて、
菜摘の状態の説明をしてから肩を叩いて出て行った。

全身打撲と右足の骨折で命に別状はないし、
直に起きるだろうって話。

点滴の針が刺さっている腕を見ながら
子供をかばって道路を飛び出したってのを>>16
どこまで信じるか考えている。

そういうことにしておくからと言ったのは
姉ちゃんが出ていくまで部屋にいた
近所に住む警察官の兄ちゃんだ。

事故として処理しておく。
じゃあ、本当のところはなんだった?]

(28) 緋灯 2019/11/10(Sun) 18時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[両掌に残る跡ができたあの夜から、
不可解な事象に巻き込まれることがある。

忘れた頃に遭遇するそれは
終わると全部事故で済まされていて。
警察官の兄ちゃんは無事でよかったと言うけど
それ以上を決して語らない。

後から現場を訪れても
痕跡を見つけることはできないけど。

だけど俺は「本当のところ」を知っている。

蛇の頭をした人間は実在する。
動く植物は実在する。

あの夜に遭遇したデスマスクは
作り物じゃなかったって、もう知っているんだ。

俺の頭がおかしくなった可能性もあるんだけど。]

(29) 緋灯 2019/11/10(Sun) 18時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[前回は菜摘も一緒に入院した。

また同じことになるのが怖かったから
卒論とか就職準備が忙しいと言い訳して
距離を置いていたってのにさ。]

 ……菜摘、起きたのか?

[もぞもぞ動き出した菜摘が
腕を動かして点滴が抜けそうになるから
止める意図もあって手を握る。>>15]

 危ないことしてんなよなぁ。

[まだ少し寝ぼけてるのかな。
ぼけっとした表情に不格好に笑って
ナースコールに手を伸ばした。]

(30) 緋灯 2019/11/10(Sun) 18時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

 で、本当に子供だったのか?

[ひととおりの処置が終わって
静かになった病室で。

さっきまでいた姉ちゃん(仕事は?)が
置いていった蜜柑を剥きながら
事の真相を問い質そうとしたけど、
菜摘はどこまで覚えてる?*]

(31) 緋灯 2019/11/10(Sun) 18時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[俺の問いかけに菜摘は
なかなか答えようとしない。>>43

飛び出したのが道路じゃなくても
車と接触してできた傷じゃなくても
誤魔化さなくていいと知ってるはずなのに。

伝えるのも憚れるようなことに
巻き込まれてるんじゃないだろうな。

だんだん眉間の皺が深くなって
擽ったら吐くかなと思い始めたあたりで
気付いた菜摘が慌てて否定してきた。

惜しい。あと3分で実行したのに。]

(45) 緋灯 2019/11/10(Sun) 22時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[……そこから続いた話は
にわかには信じられない話だった。
けど、菜摘が真剣な顔をしているなら黙って聞く。

俺が大怪我して病院に担ぎこまれた時に
頭がおかしくなった俺の話を
菜摘は嘘だと決めつけずに聞いてくれたから。

7年間で何度か繰り返したやりとりを
菜摘は覚えてないんだろうか。]

 俺の話をいつも菜摘は信じてくれるだろ。
 俺だって菜摘の話なら信じるよ。

[菜摘は隠しごとが下手だけど
人を傷つけるような嘘を吐いたりもしない。

ただ、ひとつだけ。]

(46) 緋灯 2019/11/10(Sun) 22時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

 姉ちゃんが死んだってのは
 ちょっと信じられねぇんだけど……。

[さっき嵐のようにやって来て
菜摘を絞め殺しかけた姿を思い出してほしい。>>41
看護師になってから力がついたのか
学生の頃より手に負えなくなってるんだ。

簡単に死ぬのかな。
そう思いたくないだけかもしれないけど。
……昔、少しだけ考えたこと、あったような?]

(47) 緋灯 2019/11/10(Sun) 22時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[でもそうすると、菜摘は姉ちゃんを助けに
過去に行って怪我したのか?

もしそうなら凹む。
巻き込まないよう距離を置こうとしてたのに、
もし一緒に巻き込まれていたら
怪我をさせずに済んだんじゃないかって。

難しい顔をしたまま握った菜摘の手は
握り返してもらえたかな。*]

(48) 緋灯 2019/11/10(Sun) 22時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[菜摘の「続けなかった昨日」が
俺にとってのいつなのかは
聞いていくうちに直に分かった。>>49

同日に近くで事故だか事件だかもあったみたいで
ショッピングモールは開店早々休業になったし、
俺はしばらく飯を食うのにも苦労した。

そういう後日談も含めて全部
掌の傷跡を見る度に今も思い出せる。]

(71) 緋灯 2019/11/11(Mon) 22時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[でも、俺は全部覚えていたけど、
次の日の菜摘は何も覚えていなかった。

不審者を撃退したことだけじゃない。
その前日から、2日間にかけての記憶を全部。

一時的な記憶障害だろうって説明されて
怖い記憶はない方がいいって言われたけど、
俺は結構ショックだったんだぞ。

リビングで2人で並んで話したことも
伝えるはずだった続きも
菜摘から消えてしまったんだって。

でも菜摘の話を聞いて理解する。
あれは今の菜摘との記憶だったんだ。]

(72) 緋灯 2019/11/11(Mon) 22時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[説明というより懺悔に聞こえる話を
最後まで聞き届ける。>>53

握り返されていた手の力が緩んだ頃には
言いたいことを堪えていたから
誤解を与える表情になっていたかもしれない。>>52

簡単に離せてしまう手を不満に思いつつ
菜摘の頬に両手を持っていくと
横に引っ張ってむにむにとよく伸ばした。

(やってるのは俺だけど)変な顔に吹き出して、
菜摘が怒るなりの反応を見せたら
引っ張るのはやめるけど頬に手は当てたまま
正面から笑って言ってやるんだ。]

(73) 緋灯 2019/11/11(Mon) 22時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

 あの夜から昨日までの7年間は
 菜摘が姉ちゃんを助けたからこそなんだろ。

 姉ちゃんを助けなかった未来が
 菜摘の知ってる未来なら、
 俺はその未来にならなくてよかったと思うよ。

[これは今の菜摘が頑張った結果なんだから、
ラッキーって受け取っちゃえばいいのに
そうできないのが菜摘らしい。

とはいえどう扱っても構わないって言うのは
俺としては怒りポイントだったので
このまま好きにさせてもらうつもりである。

だって俺が離れてもいいみたいに聞こえるじゃん。]

(74) 緋灯 2019/11/11(Mon) 23時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[頬から首の後ろに手を移動させて引き寄せる。
全身打撲っていうから痛いかな。
俺は怒っているから離してやんない。

消毒の匂いがする肩に額を寄せる。]

 菜摘が過去を変えたかったのは
 姉ちゃんがいなくなっただけじゃなくて
 俺が離れたのも嫌だったからじゃないのかよ。

[さびしかったって言ってたじゃん。>>1:256]

 それとも俺がいなくても平気?
 俺は平気じゃないんだけど。

(75) 緋灯 2019/11/11(Mon) 23時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

 それに、あの夜に俺に好きって
 言ってくれたのは菜摘だろ。

[「覚えている」菜摘との再会を喜ぶのは
昨日までの菜摘を蔑ろにすることだろうか。

俺だけが覚えている記憶の幅が
2日間から7年間に変わっただけと思うのは薄情か。

でも俺にとってはどちらも変わらない。
菜摘との大事な記憶に違いない。

だから難しいことは考えないで
自分の気持ちをぶつけることにした。]

(76) 緋灯 2019/11/11(Mon) 23時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[望むくらいは欲張ったって
いいんじゃないかって思うんだけどな。>>92
俺は菜摘ならなんでもほしい。

こうやって菜摘の傍にいる権利を
姉ちゃんが死んだ世界の俺は放棄したらしい。

馬鹿だなぁって思う。
でもその気持ちは分からないでもない。
あの日に出かけた理由も俺は覚えてるから。
悩んで、知られたくなくて、逃げたんだろうな。

その世界の俺の分まで
傍にいようって勝手に誓った。]

(96) 緋灯 2019/11/12(Tue) 01時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[じんわり湿る服を感じながら>>94
背中に回る手に、頬が緩むのを抑えられない。>>95
抱きしめてるこの状態なら見られないし
我慢する必要もないんだけどさ。

あの夜の続きを今につないで、
腕の中の体温を確かめるように抱きしめる。

お願いされたし。されなくたって。]

 菜摘専用だからな。>>1:-68

[それこそ菜摘が泣き止んで
もういいって言われるまでずっと。]

(97) 緋灯 2019/11/12(Tue) 01時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[それから少しあとのこと。]

 退院したらプレゼント買いに行こう。
 少し遅れるけど、誕生日の。

[それに合うやつにする?って
菜摘の首元を示して問いかけた指先には、

贈り先に無事に届けられた星のネックレス。**]

(98) 緋灯 2019/11/12(Tue) 01時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

― クリスマス・イブ ―

[社会人1年目のこの時期なんて
絶対に詰めこまれると思っていたのに
駄目元での休暇申請はすんなり通ってしまった。

そのかわり年末年始はないそうなので
この2日間をめいっぱい満喫しようと思う。

ギプスが取れて歩行のリハビリも
順調に終わった菜摘は>>135
久しぶりのショッピングモールを
前日から楽しみにしていた。

菜摘にとってはそう遠くない過去の記憶で
別のところにするかって聞いたけど。
なんだろうな。謎の引力でも働いてるのかな。
結局最後はここになった。
気にしないならそれでいいんだけどさ。]

(137) 緋灯 2019/11/12(Tue) 23時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

 ……不思議と潰れないんだよな、このモール。

[店の並びはだいぶ変わったけど
7年の月日を感じさせない人の多さだ。
今日がクリスマスイブってのも大きいかな。

クリスマスの飾り付けがされていて、
広場に設置されているモミの木のさきっぽが
モールの入口からも見えている。

ワンピースにコート姿で
俺の隣を歩く恋人は大変かわいい。

遠慮がちに指先だけ握ってくるとか。>>136]

(138) 緋灯 2019/11/12(Tue) 23時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[手をつなぐなんて小さい頃から
数え切れないくらいしてきたことなのに、
恋人になると全然違うから不思議だ。]

 そんなんだと
 ぶつかったらすぐ離れるだろ。

[指を握られている方の手を動かして
指の間に指を挟んだら恋人つなぎのできあがり。
今じゃ俺の方がひとまわり大きいから
包み込むように握れてしまう。]

 ……こっちの方があったかいだろ。

[今日はマフラー巻いてきてよかった。
鼻くらいまで隠してもごもご言ってから、
俺にまで伝染してきたお互いの照れが引くまでは
ぶらぶら外から店を眺めることにしようぜ。*]

(139) 緋灯 2019/11/12(Tue) 23時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[今が冬でよかった。

冷えた空気のおかげで顔も冷えるし
手をつなぐ口実、は夏でも同じ手が使えるけど
腕が触れる距離で歩いておかしくないのは冬ならでは。

だいぶ落ち着いてこれば
中に入って手近な店から見ていくことにする。

角の店は外からの映えも考慮されてか
冬なのに夏と思しき写真がでかでかと飾られていて、
ウェデングドレスと合わせてすごい目立つ。

菜摘の歩く速度が緩くなったかと思えば
写真とその周辺に書かれている概要を
まじまじと見ている様子。>>146

……菜摘さん興味ある感じ?]

(179) 緋灯 2019/11/13(Wed) 22時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[菜摘の就職先は知っているし
なんなら復帰初日は近くまで送ったけど、
手がけてる雑誌は対象が全然範囲外だから>>134
姉ちゃんがリビングに放置してるのを
たまにチラ見するくらいで。

仕事の話も手がけてる仕事の内容までは>>145
詳しくはあまり聞いたこともなく。

そしたら純粋に気になってると思うじゃん。

パンフレットを持った人が
にこにこ話しかけてきたのに
慌てている菜摘を隣から観察していると、]

(180) 緋灯 2019/11/13(Wed) 22時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

 え、俺は、その。

[急にこっちに振られたから>>147
戸惑ったみたいな反応になってしまった。

見たいかと言われれば見たいに決まってる。
絶対似合うし。綺麗だろうし。

写真の前に飾ってあるやつもいいけど
俺としては開いてるパンフレットの左面に載ってる
首のあたりまでレースが入ってるやつとか好み。]

 …………

[ああ、なんか懐かしいなぁ。
前に来た時も墓穴掘ってた気がする。>>147]

(181) 緋灯 2019/11/13(Wed) 22時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[――なんて逃避をうっかりした。

そっか。そっかぁ。

人間、自分よりぱにくってる人を見ると
冷静になるって本当なんだな。]

(182) 緋灯 2019/11/13(Wed) 22時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[せっかくの機会だし
試着したのを見たくもあるけど。]

 申し訳ないんですけど
 先に買いたいものがあるので。

[わたわたしてる菜摘の手を握り直して
店員に一礼すると歩き出す。

適当に歩き回るより
全体の地図を探して見た方が早いか。]

 ドレス着たかった?

[菜摘はまだ混乱してたか
それとも少しは落ち着いていただろうか。

試着したかったなら悪いことしたと思うけど、
俺としては先にこっちがいいんだ。]

(183) 緋灯 2019/11/13(Wed) 22時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[世の中で言う「給料3か月分」を用意するのには
あと半年くらいかかるわけで。

けど、後に延ばすと予定外に先に
なるかもしれないことも知っているから。
思い立ったら吉日っていうしさ。

菜摘はまだ早いって言ってたけど。
俺としては手を離す気は更々ないものだから。]

 ドレス着るなら、
 指輪買ってからにしない?*

(184) 緋灯 2019/11/13(Wed) 22時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[2か月間手を出さなかったことについて
ちょっと言い訳をさせてほしい。

まだ傷も完治してなかったし
ギプスが取れたのもつい最近だったし。

それに菜摘も7年間の空白を埋めるのに
毎日忙しそうだったし。

……手を出したら止まりそうになかったんです。
見ていないところで怪我された直後なのもあって
束縛しそうな自覚もあったから余計に。

というわけで躊躇していたわけだけど、
そのせいで菜摘を不安にさせていることには
全然気付けていなかった。>>197

詰めが甘いのよとは
後の姉ちゃんの言である。]

(207) 緋灯 2019/11/13(Wed) 23時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

 どういうって、

[言ったままの意味だったんだけど、
やっぱり早すぎたかな。>>198

せかく冷やした顔はまた熱いし
気を抜くと目を泳がせてしまいそうになる。]

 調子に乗ってくれるなら
 俺としては万々歳なんだけどなぁ……

[ぺちっと叩かれて眉尻を下げながら
つないだままの方の手をぎゅっと握った。]

(209) 緋灯 2019/11/13(Wed) 23時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

 俺は菜摘が好きで
 ずっと一緒にいたいから。

 菜摘はまだ早いって言ってたけど
 ……予約とかできないかな……とか……

[キスのひとつもできてない男が
何を言ってるんだって呆れられるかもしれないけど。

だんだん菜摘が見られなくなってきて
結局視線を外してしまった。*]

(212) 緋灯 2019/11/13(Wed) 23時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[キャンペーンは今年度中に予約したら
来年以降でもOKになるんだろうか。>>213

もちろんその予約じゃないし
菜摘にもちゃんと伝わってるだろう。

……あれ、そっちの予約でもよかったのか?]

(239) 緋灯 2019/11/14(Thu) 21時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[実のところ静かに俺も混乱していて
思ったまま口にした言葉が
プロポーズ同然だってことにも
この時は気付いていない始末だった。

マフラーを引かれて視線が揺れた矢先、
頬に触れたものが何か理解したら
目に見えて混乱し始めるんだけども。>>215

え、え……えぇぇ??

なんで目線逸らしてたんだ俺の阿呆。

驚きと共に急いで目線を戻せば
すぐ近くで俺の好きな表情が見えたかな。]

(240) 緋灯 2019/11/14(Thu) 21時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[これ、今外に出たって絶対冷えない。

頬を押さえて顔を真っ赤にした俺は
周りなんて全然見えてなかった。>>237

いいよって言ってもらえて
胸はいっぱいだし心臓は煩いし
気を抜いたらその場にしゃがみこみそうだ。]

 ……いいよって聞いたからな。
 取り消しはナシだからな。

[きっとマフラーでは
顔が赤いのは全然隠せてないだろう。

それくらい嬉しかったんだと
俺も笑顔で応えたんだ。]

(241) 緋灯 2019/11/14(Thu) 21時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[さて、ここで問題以下略。

もうすぐ広場でドックショーが開催されると
放送が聞こえてきて俺達の現在地を思い出した。]

 ……行こっか。

[菜摘が見たいっていうなら
広場に行ってもいいけど、
俺としてはこっちを優先したくあり。

催し物の方に人が流れている今なら
賑わいそうな店>>238でもゆっくり見られるじゃん。*]

(242) 緋灯 2019/11/14(Thu) 21時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[俺としてはなるべく早く
菜摘の隣の席を一生分確保しておきたいんだよな。
分かってくれているのかいないのか。>>243

これだけの混雑具合だから
何人かに見られてたところで
きっと知り合いじゃないだろうしな!

広場とは違う方向に進むのを
OKしてもらえたなら
また手をつないで歩いていこうか。

人波に逆行するわけだから
はぐれたら大変だしなっていう言い分。]

(248) 緋灯 2019/11/14(Thu) 23時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

― ジュエリー Reincarnation ―

[ちょっと緊張して足を踏み入れる。
だってこういう専門店ぽいの、初めてだ。

店員さんは男の俺から見ても
すらっとして格好いいなって思うけど
菜摘が気にしているのを見ると
むっとした顔になってしまった。心狭い。>>244

と、気を取り直して店内を見始める。

店内を埋めるガラスケースには
アクセサリが身につける箇所ごとに
分類されて飾ってあるから分かりやすい。]

(249) 緋灯 2019/11/14(Thu) 23時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[菜摘はイヤリングやピアスの方に
興味を持ったみたいだけど>>245
俺がきになるのはやっぱり指輪の方で。]

 ……あと半年かな。

[今が12月だから、
給料3か月分っていうと6月かぁ。

最近はそういうの気にしないんだっけ?
それでもすぐには厳しいなぁって
ペアリングについてる値札を見て難しい顔をする。
こっちのシンプルなやつならなんとか……?]

 ? 菜摘気になるのあった?

[指輪は悔しいかな今後に回すにしても
元々プレゼントを買う予定で予算は組んである。
菜摘が気になるものがあったんだろうかと
視線を感じて振り向いて、]

(250) 緋灯 2019/11/14(Thu) 23時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

 ……菜摘、墓穴掘るのうまいよな。

[俺を照れ殺したいのかなって
病院で目覚めてからしばしば思う。>>247

そういうのは2人きりの時に言ってほしい。]

 気にいったのがあったら
 試しに付けてみるとかできるのかな。

[俺としてはそれとは別に
こっちのペアリングにも片割れにも
お試しで指を通してもらいたい希望もあったり。
今後の参考にってやつです。*]

(251) 緋灯 2019/11/14(Thu) 23時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[そりゃ同じ店内だしこの距離だし。
その上、冗談だと誤魔化せば傷は浅いのに
思ったことは事実だって白状している。>>257]

 やーだね。

[菜摘からの褒め言葉だ。
絶対に忘れてやらないもんね。
ひひ、と笑ってケースを見るよう手招いた。

並んでいるリングに
強制感を覚えてしまうかと
少し不安になりつつ様子を窺っていれば
菜摘も興味を持ってくれているっぽい?>>258]

(294) 緋灯 2019/11/15(Fri) 21時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[一口にペアリングといっても
色違いからデザイン揃えのものまで色々で
こんな風に見比べたことなんてなかったから新鮮だ。

リングの裏にハートが大小並んで掘ってあって
ふたつ並べると蝶の羽のシルエットに見える……とか
ペアならではの拵えもあって面白い。

いつぞやのネックレスは
菜摘が見てたのを後から追い買いしたからよかったけど
イチから選ぶのは俺だけじゃ絶対無理だったな。

菜摘はどんなのが気に入るだろうか。
店員が出してくれたリングを吟味している
横顔を眺めていたら視線が合って、]

 気に入ったのあった?

[ひとつ取り上げた菜摘の手は
手の上をうろうろさまよっていた。]

(295) 緋灯 2019/11/15(Fri) 21時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[答えなきゃ駄目だろうか……?>>259

俺としては予約したいと言った以上
つけてほしい指はもちろん決まってるけど!

主張したい気持ちは山々あるけど!

あらためて聞かれると
どうしても照れとか気恥ずかしさが先行するんだ。]

 ……俺としては、
   ここがいいなぁって思ってるけども。

[左手の薬指がいいって直接的に言えない代わりに
俺より白くて細い左手を取った。
視線はちらちらと表情を窺うけど基本は指です。

薬指に親指を当てて緩くなぞった。
ここにそのリングが嵌ったらきっと綺麗だ。*]

(296) 緋灯 2019/11/15(Fri) 21時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[本当のイケメンならきっと
つべこべ言わずに嵌めちゃうんだろうな。

などと考えていたので
菜摘にエロいとか思われてるなんて
まったく気付いていないのであった。>>298
気付いても心外だって顔しかしないけどな!!

手を引っ込められそうになった時は>>297
きっとしょげた顔をしていた。

でも手を離さなかったのはさ、
嵌めるところを見たかったんだよ。]

(300) 緋灯 2019/11/15(Fri) 22時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

 俺が? いいの?>>299

[手に押し込められた指輪と
菜摘を交互に見ながら確認したのは
他の指に付ける気なんて更々ないからで。

すでに予約だの言って
口にしない癖に主張までしたのにって
呆れられるかもしれないけど。

……ほんとにもう離してやんないからな。]

(301) 緋灯 2019/11/15(Fri) 22時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[新呼吸を3回繰り返したら
震えずに指に環を通せただろうか。

綺麗に嵌っているように見えるシルバーと
嵌めたのが自分だって満足感に
ついつい頬が緩むので、
気味悪がられる前に自分で頬を押さえておく。]

 ……どう?

[菜摘は気に入るだろうか。
やっぱりいらないとかは聞こえないフリするけど。

店員が菜摘にサイズが合うか尋ねているのを聞いて
指輪って号で数えるんだって初めて知った。*]

(302) 緋灯 2019/11/15(Fri) 22時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[菜摘が左手を掲げて
確認するように動かしている間、
告白の返事を待つみたいにどきどきした。

まぁ実際の告白の時は
どきどきする余裕もなかったんだけどさ。]

 え、ええと。
 ……いいなって思う。

[指輪のデザインとか二の次に、
指輪をしている菜摘が喜んでくれてるのを見て>>307
気持ちがそのまま口から出てしまったんだけども、
一応、指輪の感想にも聞こえたよな。]

(313) 緋灯 2019/11/15(Fri) 23時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[顔を隠していた手を外されて
あっと思ったのも束の間。
見慣れないシルバーが指を通った。]

 え、あ、

[そうだよなペアリングだもんな。
俺もつけるのか。
――って、俺につけてくれたってことは。

重なった手に嵌る2つの指輪を数秒見つめて
顔を上げたら菜摘が幸せそうに笑っているから。>>308]

 どうした?
 ……へへ、俺も幸せだ。

[聞いて返ってきた言葉に同じように笑った。]

(314) 緋灯 2019/11/15(Fri) 23時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[ひやっとした感覚は
数秒で体温になじんでいく。
……そのうち、視界にもなじむといいな。

予約した指に
今度は本物を嵌めに来よう。

そうしていつか当たり前にある指輪を見ながら
こんなこともあったねって今日を語り合えるような
明日を一緒に迎えて行きたい。

二度と寂しいなんて思わせないから。
 俺達の世界が続く限り、隣に居るよ。*]

(315) 緋灯 2019/11/15(Fri) 23時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[なお、そのすぐ後。
同じ店内にいたカップルには
大変、大変申し訳ないと思っているのですが。
……店員の方はたまにこんな客がいるかもしれないから
多少免疫があると信じて……いる。]

 菜摘、菜摘。

[指輪のサイズを直してもらうために
店員が離れた隙にちょいちょいと菜摘の肩を叩いて。

こっちを向いてくれたなら
ジュエリーのパンフレットを立てた内側で
触れるだけのキスをした。]

(316) 緋灯 2019/11/15(Fri) 23時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[だってさっきから菜摘が可愛くて
帰りまで我慢できなかったとは怒られた後の言い訳。

一応パンフレットで隠したし!

でもカップルが丁度こっちを見ていたようなら
何をしたか勘付いたかも、しれないね?

なんて一幕があったりなかったり。*]

(317) 緋灯 2019/11/15(Fri) 23時半頃

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