241 The wonderful world -7days of KYRIE-
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[ 暗闇に吞まれる前に、ぱちん。 "見てきた"参加者を見つけた>>1:459。
── 敵意を感じないから、 それは良かったのだけれど、
ああいう目線は、 見られる以上、あるんだな と、
ふと、 思う。 ]
(100) 2018/05/15(Tue) 21時半頃
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「 頭をかち割られたいの? 」
(101) 2018/05/15(Tue) 21時半頃
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[ おんなみたいだ、と。 何時か、言ってきた同級生にそう言った。 碧色に混ざる怒気を隠しもせずに。 白い手で胸ぐらを掴みかけるぐらいは、した筈。
おんなみたいな顔で、何かお前に迷惑をかけた? おんなみたいな顔だから、何だって言うんだ? 僕からしたら単純すぎる疑問で。 母譲りの顔は、…むしろ好きと言って良かった、から。
── お母さんからは想像もつかない、と。 其れを止めた先生たちは言う。 "まァ、なんて物騒なんでしょう!" "一体誰に似たのかしら!"
……ついでに知らぬおかあさまの野次。 ]
(102) 2018/05/15(Tue) 21時半頃
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[ "捕まえた"嫁と、その子供を、 もの扱いした挙げ句に棄てた男だと言ったら、 あなたたちは皆、納得してくれるのだろうか。 ]
(103) 2018/05/15(Tue) 21時半頃
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[ ── ねえ 先生、こんな僕を罰する? でも、僕より先に罰する奴がいるだろう? 其れは良いの?
何時かのこどもの、責任転嫁。
夕焼け空、人気の無い教室で、 担任の先生にお説教をくらった日の、記憶。
入り口に ── がずぅっと待っていたことなんて、 ずるくもあるこどもは、知っていて。 ]
(105) 2018/05/15(Tue) 21時半頃
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[ ── 正直。 自分と全く違う目の色に睨まれるのも、 羨望を向けられるのも、…慣れた。 勿論其処に差は存在する。 邪気が無い方が楽。其れは確かだ。
ただ、結果、 ものを無くしたのだって一度二度の話じゃあ無いし、 探すのを諦めたことだって少なくない。 …流石に、給食費、とか。 こどもが持っていくべきものは頼んだけれど。
……頼んだ、 ]
(107) 2018/05/15(Tue) 21時半頃
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[ ─── 誰に だっけ* ]
(108) 2018/05/15(Tue) 21時半頃
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── 中央エリア:兄間薬品前 ──
[ 瞬き。 ]
[ 其処は氷の世界では無かった。 ]
(109) 2018/05/15(Tue) 21時半頃
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[ 呼び起こされた記憶に ふと思う。
母の記憶はあんなに鮮明だというのに、 自分は果して何を忘れてしまったのか。 思い起こそうとしても出来ないので諦めた。
眠気を纏った碧色は、 ゆる、隣のヒイロを見上げる>>42。 ]
(110) 2018/05/15(Tue) 21時半頃
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── そうだろうね。
[ ふつかめ。 次のミッション。算数が混ざってきた。
…なぞなぞみたいなものだろうか。 足したら十五、つまりはいちご、までは読める。 連想される場所だって。
赤の刻まれた白い掌を、握って、閉じて。
── 行ってらっしゃい。
特に用事も無し、 送る余裕だって、此方にはあったのだ>>43* ]
(111) 2018/05/15(Tue) 21時半頃
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[ …それから暫く。
いちご横丁まではどう行くか、 ( …御沙霊園も同じエリアだ、と思う、 ) 携帯片手にルートを辿っていたときに、
袋の音を拾う>>72。 ]
(113) 2018/05/15(Tue) 21時半頃
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……… 飲み物にしては多くない? 何か良いものでもあった?
[ どうしたの?って、そう聞くのは当然だろう。 脚は自然と、南エリアへ向かいつつ。
袋の中を見るのが先か、答えを聞くのが先か。 それはパートナーのみぞ知る話。 ]
(114) 2018/05/15(Tue) 21時半頃
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[ おやまあ。 …と言いたくなるような内容だった>>128。
洗剤を握りつぶす経験も生憎無かったので、 ……結構力って要るのかなとも思いつつ、 あたたかいお汁粉を有り難く頂戴しよう。 コーラよりは、お汁粉が好きだ。 極論酒以外ならなんでもでは、あれど。
因みに普段は、 ミネラルウォーターばかり飲んでいる。 ]
(131) 2018/05/15(Tue) 23時頃
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[ 脚は南エリアへと向かっていた。
蕗之原ストリートを曲がって、 日継塚アヴェニューを辿るルート。
些か缶が熱かったので、掌でじんわり冷やして。 お行儀悪く汁粉を飲みながら…、 お散歩?とも違う、歩み。
道中のオタマジャクシは氷のオブジェに変えて、 ( なかなかの出来映えじゃあないかい? ) ]
(132) 2018/05/15(Tue) 23時頃
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…… 御沙霊園は荒らされたくないなあ。
(133) 2018/05/15(Tue) 23時頃
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── 南エリア:いちご横丁 ──
[ ── と、呟いたところで。 嗚呼きっと、 自分たちは運が悪かったのだろう!>>@20
黒のお下げ、黒の翼のおんなのこ。 ええ、きっと君も死神ってやつなんだろう。 その制服、見覚えがありますとも。 良くお店に来てくれる御嬢様たちのものと、同じ。
反対の色をした男は、かくん。首を傾げる。 きっと同じ方向を見ている "少女">>129を遠くに見つつ、 ]
(134) 2018/05/15(Tue) 23時頃
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……… あれって、多分、 出くわしちゃいけないやつじゃないかな。
遠回り、する?
[ 雑踏に紛れているのをいいことに、 ( ……色で紛れられないのはさておき、 ) どうしようか、パートナーに内緒の話。 ]
(135) 2018/05/15(Tue) 23時頃
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── そう言えば此処って、 好きな人と潜ると恋が叶うんだっけ。
お客様から聞いた話だけれど、 女の子は好きそうだな……
[ 去り際の呟き。 ……血まみれの女の子に少々驚きながらも、 パートナーとその場を離れる。
宗教?君って教会にいるひと?なんて、 そんな些細な問いかけはしまっておこう。
…さて、迂回かなァ、裏道は何処だろう。とか。 来ることはあっても 知り尽くしているわけでは無い脳内地図を広げ、 ]
(161) 2018/05/16(Wed) 00時頃
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── 脇を通って反対側から行ってみようか。
[ 実際に携帯の地図を広げて、指先で示す。 いちご横町の脇を通り、 東エリアの境界から入るルート。
理解を得られたのなら、 突き進むのが得意なパートナーに先を任せよう。 転ばないでくれよ!って 声もかけて。 ]
(162) 2018/05/16(Wed) 00時頃
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[ "初恋"は、何度も貰った。 ( 幼い写真でされたとは予想もしてないけれど! )
無自覚に奪ってしまうことを自覚していて、 だけども もう、 仕方ないんだろうな、と 思う。
何時か ─── の好きだった人が、 僕を見ていたことも 察してしまって、いて、 ……僕はどうすれば良かったのだろう。 恋を否定する気はあまり無いのだけれど、 僕は、きっと、恋よりも家族が欲しかった。 母と、父と、それから ──…が、 当たり前ともされるそれらが欲しくて堪らなかった。 きっと 今でもそうだ* ]
(163) 2018/05/16(Wed) 00時頃
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── 東エリアから ──
[ 迂回はさっくり成功した>>170。
転ばない歳って言ってもさ、ほら、 万が一ってあるだろう? 自分たちはその"万が一"で死んでいるわけだし。
……とは、流石に口にしなかった。 然しパートナーを追う表情は、きっと、 諦めが僅かに混じった、常の笑みだ。 ]
(174) 2018/05/16(Wed) 00時半頃
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[ そうして、たどり着いたいちご横丁、…の逆側。
今度は死神の姿も見当たらず、 パートナーと横並びで進んでゆく。 メール曰く 落書きなら、 直ぐ見つかるだろうという予測は、あった。
……あったけれど、 ]
(176) 2018/05/16(Wed) 00時半頃
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…… ひっどいなあ。
[ 塀にべったり散られたショッキングな緑と桃色。 センスが無い!── とは、花屋の言。 少々爆発した芸術家か、自己主張の塊の若者か。
どちらでも正直興味は無く。 然しこの場所に真白な男が添えられると、 端から見て眼がちかちかしそうだ。 などと、他人事のように思う。 ]
(178) 2018/05/16(Wed) 00時半頃
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── …、落書きねえ。 これ、業者に頼むオチじゃあないなら、 …それならミッションじゃ無いだろうし、 [ 自分たち以外にも参加者はいて>>155、 誰も呼んでない雰囲気なら、きっと正解は違う。
指先を顎に添えながら、暫しの思案。数分。 ]
(179) 2018/05/16(Wed) 00時半頃
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[ ……あっ。なんて、気づきの呟き。 ]
── ヒイロ、袋貸して。
[ 思い立ったがなんとやら、である。 隣のパートナーから袋を拝借。して。 潰したと聞いた洗剤を手に取った。
ぽぉんと一度、お手玉みたいに片手で放り投げ。
── 此使えないだろうか、と、 碧の瞳はおとこを見上げて暗に告げ、
それから、 ]
(184) 2018/05/16(Wed) 00時半頃
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[ …… 広いし、此、使う?なんて、 "御嬢様"たちに言おうとしたのだと思う。
口を開いた瞬間に、 少なくとも自分の日常でお目にかかれない、 なにやら物騒なもの>>183が見えたので、 やめたけれど。 ]
(185) 2018/05/16(Wed) 00時半頃
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……成程?
[ このおとこ、納得してしまった。
洗剤と物騒なものが同居する空間なんて、 なかなか無いよなァと思ってしまう程には。
碧色の瞳が、ぱち ぱち。瞬く。 片方の子と似た髪色、と気付いたのは、 此処でのおはなし** ]
(186) 2018/05/16(Wed) 00時半頃
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[ ルールを破ったら、多分。
指名手配犯サマことゲームマスターが、 すっ飛んでくるだろうと呑気に構えていたので すこぅし背の高い ( …同じくらい? )子には、 ]
(256) 2018/05/16(Wed) 21時半頃
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……はじめまして、ご贔屓に? 御茶会に添える花なら相談に乗るよ。
[ 御嬢様学校の噂から推測しつつ、 "花屋の王子様"の顔で応えよう。
一方此方の噂は、…というか、 店の前で沢山言われてしまえば、 自分が王子様と言われていることは、知っていたから。
まァ、"花屋のお兄さん"である今回は、 大人しくこの真面目な子の言うことを聞いて、 碧色をきゅう、と細めて 頷こう* ]
(257) 2018/05/16(Wed) 21時半頃
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[ ぽぉん、洗剤を宙に放りながら、
── うん、君も結構好戦的だよね?なんて、 心の中でこっそりひとりごと>>211。 壁を壊す発想がない分、 自分の方が平穏で善良な市民だ! ……などと言ってみても良かったけれど。 どういう顔をされるのかわからないので、 此方もお口チャック、
─── しようと、して>>221 ]
(258) 2018/05/16(Wed) 21時半頃
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[ 洗剤が手の内に収まった。 ぱち、合った碧色はよく似た色を見下ろして、 ── こりゃあよぅく似ているなァ、なんて。
ナンパでもなく思う。 同郷だろうか、 母以外にはじめましての"近い"色。 …そもそも"大元"を知らない自分ではあれど。
口元を抑えなくても、ぱち。 もうひとつ碧が瞬いた。多分理由は驚きだ。 ]
(259) 2018/05/16(Wed) 21時半頃
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[ ……然し 今日という日は、 どうも似たことを言われるなあ>>222、 とも、思いつつ、 誰も彼も盗られている所為かもしれない。
首を傾げて、冷えた息を吐いた。 "何時も通り"を返すために。 ]
(260) 2018/05/16(Wed) 21時半頃
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── "君"と 会っていたら、 覚えている筈なんだけど、
はじめましてだと、思うよ。
[ 例えば何時か、君が花屋に来てみたとして。 会話とか、そうじゃあなくて、 その"色"は忘れるはずが無かろうと。 そういう意味合い。
かつての、幼い世界で見た中にも、居ない。
自分が忘れているかもしれない、なんて、 その可能性を棄てている辺り、薄情だろうか。 …此は、パートナーに対しても、 言えることだけれど。 ]
(261) 2018/05/16(Wed) 21時半頃
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[ …でもちっとも思い出せないのだ。 ]
(262) 2018/05/16(Wed) 21時半頃
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[ ……暫く、おんなのこを見下ろしているうちに、 つい昨日見た参加者の姿も見え>>224、 ( ちらと眼が合えば、会釈はした。 )
そしてパートナーは門の方へ行った模様>>228。
片手で武器こと氷柱を送ろうとしたけれど、 ………溶けそうだな、やめよう。 手を振ることで代わりとしてくれ。
行ってらっしゃい。慣れた調子で背を送り、 ]
(263) 2018/05/16(Wed) 21時半頃
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僕には血の繋がった人がいない、…、いや、 …… うん いない、けれど
── 大元が近いのかも知れない。 生憎僕は、何処の国かも興味は無いのだけれど。
君が懐かしいと感じるなら、 其れじゃあ、ないかな。 [ 周りは取りかかっていたことに、今更気付いて。 ぽつんと残った白がふたり。
話し相手も自分かな、と 感じつつ。 洗剤を、白い子に渡そう。 おとなは、余った分を使うつもりで。 ]
(264) 2018/05/16(Wed) 21時半頃
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[ 白い子に渡しつつ、 得意なのは掃き掃除の方だけれど、 まあ壁掃除もよくするので、良いか、なんて。
余った分を貰うことに、 ── しようとして>>283。
ぱち。碧色はおとこのこに向かう。 嗚呼、勿論。手を差し出される前に、 洗剤は渡しましたとも。 ]
(299) 2018/05/16(Wed) 23時頃
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── ……、ああいや、僕もするよ?
[ 流石に人任せばかりという訳にもいかず。
( 任せたとして、それを知った"ヒーロー"が どういう顔をするか、 一瞬想像してしまった。 )
おとこのこ、こと、 シュンタロに、洗剤を分ける。 昨日も思ったけれど、良い子なんだなと、 過ぎりつつ。 ]
(300) 2018/05/16(Wed) 23時頃
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── ゼン。 あっちに行った方は、ヒイロ。 残念ながら、僕は見た目だけ外国人。 どれだけ"混ざってる"かも知らなくて。 …嗚呼、ええと。 蕗之原モールに行ったときは、花屋を宜しく。 もう僕死んでるけどね? 好きな人がいたのなら、花束の一つ、 ── なんて気障っぽいかな。このご時世。
[ 世間話とともに。 見せるのはすっかり慣れた、営業スマイルだ。 片手で器用に作ったのは、 氷の薔薇。…ベタだって良いじゃ無いか。 ]
(302) 2018/05/16(Wed) 23時頃
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[ 氷の薔薇はあっという間に霧散。 シュンタロ、と。白い子が、 この光景をどう見たかは知らず。
当の名乗った本人は、 …そう言えば互いに"片側"しか知らなかった。 などと、思う。
生憎此方は名字をすっかり忘れているし、 知らないところで不都合は起こっていないので、 問題は無いのだけれど。 ]
(304) 2018/05/16(Wed) 23時頃
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……ところですごく消えるものだね?
[ 掃除の始め、なんとも呑気なおとこの声が、 いちご横丁にふわんと溶けた* ]
(306) 2018/05/16(Wed) 23時頃
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[ 桃色を消し始めようと、して。 かかる声に、…良い子だなァ と、重ねて思う。
はて、いじめられた、と言えば良いのか。 何か言われたので言い返したり、 殴り返そうとしたり、── おっと。此は駄目。 王子様は誰かを殴らないらしい。とは、 イメージを広めた店長のお言葉である。
……嗚呼、でも、 ]
(315) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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── 色んな人が来るよ。
こどもも、おとなも、君ぐらいの人も、 家族へ、友達へ、恋人へ、…死者へ、
色んな理由で。
[ 桃色の中央を、洗剤が横切る。 ── 初恋のいろ、とは、誰が言ったか。 "恋"を諦めている人間は、 碧色をまた、細めて告げる。 ]
(317) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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滑稽だと笑う奴は殴れば良い。 僕なら殴ってる。多分。
[ すこぅし王子様っぽく無い言。 ]
(318) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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[ "白い子"と、シュンタロと、自分と。
三人がかり、というと 如何にも大仰な言い回しだけれど、 桃色はあっという間に綺麗になった>>#9。
清掃業者要らず。 此には花屋も満足というものである。 ]
(320) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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[ ぱちん、 ── 塀の足元、覚えのある光を捉えて。 取りに行くのはシュンタロが先だった。
ひとり、ひとつ。 ── 三人で良かった、と、遅れて思いつつも、 有り難く受けとろう>>313。
遠くの方の騒ぎに碧は向けられるけれど、── ]
(322) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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…まあどうにかなるよ。
[ 此は信頼 なのだろうか。 生憎、─── 初対面 なんだけれど な?* ]
(325) 2018/05/17(Thu) 00時頃
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── すこぅし 前 ──
[ 視線を感じていた>>334。
慣れている、とは いえ。 流石に斜め下から貰っていると、 どうしようかなァと考えてしまうのは、 仕方の無いことだろう。
知らぬ振りで、桃色をそっと、消していく。 恋の色。高鳴る鼓動を、 きっと、気のせいだよと、言いたげに。
何時もそうしてきたから。 ]
(345) 2018/05/17(Thu) 00時半頃
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[ …ぼぅっとしていた。 それ故、かは 知らないけれど。 近い色が見えた所為かも、知らないけれど。
かけられた声>>334に、 ふと、 ]
(346) 2018/05/17(Thu) 00時半頃
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「 お前は氷の彫刻だ。 売ったらそりゃァ金になるさ! うんと綺麗で、冷たい色をして、 」
「 だからアイツを誘って、──…… 」
[ ……、これは何時の話だろう。 黙ってくれよ、 おまえは、
いなくなってくれと祈っているはずなのに何時までも! ]
(347) 2018/05/17(Thu) 00時半頃
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……… 君は、どっちに 似てると、──
(348) 2018/05/17(Thu) 00時半頃
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[ は、と、 咄嗟に口を閉じた。
碧が緩慢に瞬く。揺れる。 ]
(349) 2018/05/17(Thu) 00時半頃
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[ 幸いにも首を振ったタイミング>>336。 そう大げさには気付かれなかった、…と、思いたい。
── 同じ場所、と 彼女は言う。 白い地、冷たい、雪の降る国。 知らずとも、興味はなくとも、予想はあるのだ。 どういう処なのか、とか。
血の繋がる親戚だって、居たら良いと思っていて、
( …でも、何時からか、 血が繋がって無くても、と感じた気もして、 何故だろう、か。 )
……やっぱり家族が欲しいのかも知れない、 何時までも、何時だろうと。 ]
(350) 2018/05/17(Thu) 00時半頃
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[ 笑み>>340や、声>>326には、多分、 ……そう、何時も通り顔で応えたと、思う。
ちらつくのは、──、 どうしても何時かの影で、声で、 ]
(355) 2018/05/17(Thu) 01時頃
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「 売り物になりたくないって貴方は言ったの。 ……、だから、貴方、顔を切ったのよ。
覚えていない?
私のいないところで、 ……傷は浅くて済んだし、 もう消えているけれど、…… 」
(357) 2018/05/17(Thu) 01時頃
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[ ── ひーろー、の炎、が。 いやなもの全部消してくれたら、良いのに。
こどもじみた祈りの中、
─── 暗転** ]
(360) 2018/05/17(Thu) 01時頃
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