239 ―星間の手紙―
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
|
ちゃんとご注文通り、さまざまな人たちをお呼びしましたよ。 いたるところから…そう、地平の果てや、宇宙の彼方からも。
中には、主様を消してくださるような方もいらっしゃるかもしれません。
(0) 2018/04/22(Sun) 03時頃
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―― 安定シタ通信ヲ確保シテイマス
10,20,22, 56, 88, ……100.
オールクリア。通信ヲ開始シマス。
(1) 2018/04/22(Sun) 04時頃
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[ ピ―――……
ザザザ、 ザ ]
(#0) 2018/04/22(Sun) 04時半頃
[通信ソフト「ルシフェル」の音声を聞きながら――
……遠く、黒い空に蒼い星を見る。
私たちがあの地球という星を捨て去ってから
どれほどの時間が経っただろう。
地球近くに設置されたこのスペースコロニー「エデン」を基点に
人間たちは新天地を求めて旅立った。
旅立った先でも開発が進み……そう遠くない未来に、
この「エデン」もおき去られるのかもしれない。
分たれた私たちをつなぐのは、通信ソフトの「ルシフェル」だけ。
これはどれほど離れた星にいようと互いの通信を届けてくれるけれど――
必ず、受け取るのに1日はかかってしまう。]
(#1) 2018/04/22(Sun) 04時半頃
[リアルタイムでは成り立たない星間コミュニケーション。
それでもきっと
静かで真っ暗な宇宙でひとりきりを感じるよりはマシで
……だから私は縋るように、
「ルシフェル」が結果を吐き出すのを、待っていた。]
(#2) 2018/04/22(Sun) 04時半頃
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受信 ■件 ……選択シタ通信ノ再生ヲ開始シマス。
(2) 2018/04/22(Sun) 04時半頃
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・ ・
・ ・
―――…・ ・星間の手紙 ・ ・ …――
・
・ ・
(#3) 2018/04/22(Sun) 05時頃
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[とたたたんたん、 ワタシは小さな隙間をすり抜けて いつものようにソコへたどり着くと ヒトリ、広がる宇宙(そら)を眺めていた]
キラキラ、ヒカル、ヨゾラノ、ホシヨ
[宇宙には星がたくさんばら撒かれ かつて、あの子が歌ったみたいな景色が広がっている]
マバタキ、シテハ、ミンナヲ、ミテル
[だけど、前脚を伸ばしても届かない ワタシはただ見るだけしかない出来ない 星もただ光るだけしかしていない
『今日も宇宙《ソラ》は変わりなし』
そんな記録を残し、ヒトリ、寝床へ戻るのだった*]
(3) 2018/04/22(Sun) 06時半頃
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『メーデー、メーデー、メーデー。 こちらはP251。位置はビーコンD5425より16度33分。 エンジントラブルで機体の制御が効かない。 すぐに救助されたし。 メーデー、P251。オーバー』
(4) 2018/04/22(Sun) 08時頃
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くそっ、通信すら繋がらねえ!
(5) 2018/04/22(Sun) 08時頃
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[大きくピスティオは悪態をついた。
くるくると回る機体。 星々が目まぐるしく通り過ぎてゆく。 腕利きの宇宙戦闘機パイロットといえど、 こういった重篤な機体トラブルには成す術がない。
操縦桿を握るピスティオの手は、微かに震えていた。 来るべき時が来たのだ。それだけは理解できた]
こんなことで二階級特進なんざ 本当に、笑えねえ。
[へらりと口端を上げて、笑う。 眼前に、巨大な小惑星が迫りつつあった]
(6) 2018/04/22(Sun) 08時頃
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下働き ピスティオがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(下働き ピスティオは村を出ました)
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―― 惑星F321にて ――
ピスティオ=エスペラント少尉、 本日付デ、F321惑星ヘ配置換エトナリマシタ。
[変わり果てた姿になった男がいた。
悲惨な事故からの奇跡の生還。 宇宙戦闘機パイロットの誇り。
軍にそう囃し立てられたところで 脳味噌だけになった男が、 もう戦闘機に乗れないことは変わりがない]
(7) 2018/04/22(Sun) 08時頃
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精一杯、新タナ職務ニ邁進イタシマス。
[耳障りな電子音。 不細工な金属製の腕が、ぎしりと軋んで敬礼をした。
男が宇宙《ソラ》を飛び回ることは、もうない。 この小さな惑星の、寂れた基地で、 生きてゆくしかないのだ]
(8) 2018/04/22(Sun) 08時頃
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[とたたたんたん、 ワタシは小さな隙間をすり抜けて 木々が生い茂った公園へやって来た
幸いにも、ここにはワタシの天敵はいない]
コトリハ、トッテモ、ウタガスキ トウサン、ヨブノモ、ウタデヨブ
[遠くに囀る鳥の声は聞こえるけど その姿をワタシは未だ見たことはない
あの子はワタシにたくさん歌を歌ってくれた そのひとつを口ずさむ]
(9) 2018/04/22(Sun) 12時半頃
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[宇宙は変わらず、星々が瞬く チカリと一際強い輝きをワタシは見つけるも すぐに消えてしまったから、こう記しておくだけだ
『今日も宇宙《ソラ》は異常なし されど、ひとつ、煌めくものが消え去った』
ワタシの居場所は記録に残る だから、方角などは敢えて残す必要もない
それ以外、語る意味もなかった
そして、ヒトリ、寝床へと戻って行った]
(10) 2018/04/22(Sun) 12時半頃
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―花の星―
[ふわり、ふわり。 宇宙《ソラ》に浮かぶ星植物《スタープランツ》をひとつ、つつく。
「エデン」を離れて、どれくらいになるかしら? お星様の形をした宇宙植物を育てるこの星の開拓民になって、どれくらいになるかしら?
虚空に飲まれていくその一つを見送りながら、 ふわり、ふわり。 宇宙を泳いでいた**]
(11) 2018/04/22(Sun) 17時半頃
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[ ――ずっと、海というものに憧れていた。 ]
(12) 2018/04/22(Sun) 19時半頃
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[きっかけは本当に些細なことだったと思う。 かつての母なる星、今の人類が置き捨てていった星――地球。 そこには青々と広がる海があって――という話を、 知り合いか誰かから聞いたんだっけか。
ともかく、初めて海というものの存在を知った時から、 いつか、本物の海に触れたい! だとか、 海の水がほんとにしょっぱいのか確かめたい! だとか、 憧ればかりを募らせて……それが所詮ただの憧れでしかないと、 実感するまでにそう時間はかからなかった]
(13) 2018/04/22(Sun) 20時頃
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[パパと、ママと、その他おおぜいの開拓者たちと、それから私。 皆を乗せた宇宙船はスペースコロニー「エデン」を去って新天地へと旅立った。
地球の海は見ること叶わず。 新天地へ無事辿り着けても、そこに青い海があるかどうかはわからないし、 そも、海のあるなしにかかわらず、 よさげな星を見つけたなら、そこが私たちにとっての新天地となる他ないだろう]
(14) 2018/04/22(Sun) 20時頃
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[憧れが、憧れのままで終わってしまうことをどうにか受け入れはした。
――けれど、実に運がいいことに、 宇宙船は海のある星へと降り立つことができた。
実に9割ほどを青い海で覆われ、 陸地はといえば大きさも様々な島があっちこっちに点在する程度の、水まみれの星。 その海底には未知なる世界が広がっていた]
(15) 2018/04/22(Sun) 20時頃
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[────── ピピピピピ ]
……ん、 おはよう、ございます。
[部屋に鳴る電子音。一日の目覚めを告げる音。 睡眠用のカプセルから白い肢体を滑らせて 誰かがそこに居る訳でもないのに、私は挨拶をした。
喋らな過ぎて声の出し方を忘れてしまった遠い昔、 挨拶は大事だと伝えてくれた人がいるから こうして今でも習慣として深く深く根付いている。]
(16) 2018/04/22(Sun) 20時半頃
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― 宇宙港上空 ―
こちら『赤い蠍』号。エリアF-Sに到達、入港誘導求む。
[手足のように扱い慣れた船といえども、油断はしない。 管制の指示に従って、慎重に高度を調整する]
了解、G-23クリア。 現在距離3800、G-24、G-25クリア。
[無事に目的地に届くこと。 乗客たちや、積み荷の依頼主たちにとって、それが当たり前でなければならない。
戦闘機乗りだった頃とは、少し違うのだ]
(17) 2018/04/22(Sun) 21時頃
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[とたたたんたん、 ワタシは小さな隙間をすり抜けて 小高い丘の上に立つ
振り返ると、どこから吹いて来る風が 一面に咲く花々を揺らしてた
サワサワ揺れる黄色い花の絨毯の上 白いものがひらひら舞う]
チョウチョ、チョウチョ、ナノハニトマレ
[アレがチョウチョというものなのだと あの子はワタシに教えてくれた
花が一斉に咲き始め チョウチョが飛び始めるのがハルだといった
しかし、ハルの前にはフユがある ワタシはソレを見たことがない]
(18) 2018/04/22(Sun) 21時頃
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[くるりと向きを変えみたなら、 青く咲く花が敷き詰められた絨毯が広がっていた
青の花はとても小さく ワタシの目には、ひとつひとつがよく見えない 寝床へ帰る寄り道でそこを通ることにした
『今日も宇宙《ソラ》は異常なし 青い星みたいな花がたくさん咲いている 黄色い花のそばを白いチョウチョが飛んでいた』
それだけ、記録に残して寝床へ帰る 夢を見ることもなく、ワタシは眠る]
(19) 2018/04/22(Sun) 21時頃
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今日は嵐が酷そうだ
[1階の窓から外を見ると、呟いた。 こうなると、通信もどうなるかわかったものではない。 しかし、どんなに途切れ途切れでも、雑音だらけでも通信はいまだに届いていた。]
(20) 2018/04/22(Sun) 21時半頃
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[ 貴方を抱きしめる腕だけ残っていれば良い って
──── わたし、そう思ったの ]
(21) 2018/04/22(Sun) 21時半頃
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―― 惑星F321にて ――
[鏡に映った自身の寸胴の身体を、男は見つめる。 ぷかぷかと円筒形の水槽の中に 脳味噌がひとつ浮かんでいた。 事故の前の自分の姿が、思い出せない]
アノママ、死ンドキャヨカッタンダ。
[ぼそり、と罅割れた電子音で呟いてから 通信ソフト「ルシフェル」を起動させた]
(22) 2018/04/22(Sun) 21時半頃
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……クリスマス。
[ふと、懐かしい幼馴染の顔が浮かんだ]
ルシフェル。音声加工ソフトヲ起動サセロ。 以前ノ俺ノ声紋ヲ再現デキルカ?
[マイクに向かって、告げた]
(23) 2018/04/22(Sun) 21時半頃
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[通信を切ってから、ひと息。 脳味噌の入った水筒を機械の指で弾いた]
ナーニガ『怪我ノ方ハ大丈夫ダ』ダ。 笑ワセル。
[低い電子音を響かせ、ひとしきり笑ったあと]
コンナ姿ニナッチマッタノナンテ、 教エラレルワケネエダロ。
[自嘲気味に、呟いた*]
(24) 2018/04/22(Sun) 21時半頃
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お降りの際は、お忘れ物の無いようご確認ください。 またのご乗船をお待ちしております。
[操縦士自らのアナウンスも板についてきた。 初めのうちは、もっと柔らかく!軍人じゃないんだからもっと柔らかく!と雇い主に叱られていたものだ。 そうは言っても軍人あがり、よくぞここまで頑張った。
障害を打ち砕き、あるいは躱すために作られた、鋭い形の機体を駆っていたあの頃。 仲間たちはみな腕利きで、大胆だけれど慎重だった。
それでも、還ってこない者は幾人もいた。 傷を負って、飛べなくなった者も]
あいつ、今どうしてるのかな。
[かつての仲間が事故に遭い、『奇跡の生還』を遂げたと聞いたのは、自分が怪我で退役した後だった]
(25) 2018/04/22(Sun) 21時半頃
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[とたたたんたん、 ワタシは小さな隙間をすり抜けて 広場の噴水を眺めていた
広場には、ヒトの姿は全くない 動く姿が見えるのは、噴水から吹く水くらい ヒトも他の生き物もワタシの目には入らない
噴水の縁から水面を見ると ゆらりと揺れる白いものが見えている ワタシが首を傾げると、ソレも同じ動きをする
ソレはワタシで、ワタシがソレ
きっと、あの子が見ていたワタシの姿もコレだろう ワタシは水に口をつけ、ちろと水面に波紋を作る]
(26) 2018/04/22(Sun) 21時半頃
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今日は何をしましょう。 新しい通信はあるのでしょうか。
あなたからの言葉は、ありますか?
[白い髪を褒めてくれたあなた。 表情の乏しい私にも優しくしてくれたあなた。 遠く離れた今でもあの温もりは忘れられない。
朝、昼、晩。 定期的な時間帯にルシフェルを確認する。 たとえ来ていなくても私から報告することがあるから。
例えば────。 今日も白が綺麗ですよ、って。]
(27) 2018/04/22(Sun) 21時半頃
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***自律人形:RZ0002 起動***
!記録系統にERRORが見られます! 直ちに問題を解決して下さい。
(28) 2018/04/22(Sun) 21時半頃
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[……私の胸元で、警告色が光りました。 見慣れた文字列の並ぶ液晶を、スカーフで隠します。
私には、ERRORがあるそうです。 何処かおかしくて、何処か間違っているそうです。
誤りは正さねばなりません。 ですがわたしは、 このERRORの存在をひた隠しておりました。 私を使ってくださる、"ご主人様"にさえ。]
(29) 2018/04/22(Sun) 21時半頃
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[私は──── ただ、恐ろしいのです。 廃棄される事がではございません。 勿論、破壊される事でもございません。]
( 私が恐れているのは ……そう、 わたしの記憶が消えてしまう事 )
[或る日から、思考に雑音が乗る様になりました。 ですがそれは、私の記憶なのだと思います。
だって、そうでなければ この雑音に交じる思考、感触でさえ まざまざと思い出せる筈がないのですから。]
(30) 2018/04/22(Sun) 21時半頃
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[──── ええ、解っています。 私には、記憶なんてものはありません。 あるとすれば、記録だけ。
食事すら出来ないこの身ですもの。 お友達と食べたケーキの味なんて、 誰かに作ってあげたディナーの味なんて、 一体 どうやって知る事が出来るでしょうか。
けれど確かに、これは私の記憶なのです。 この矛盾が、ERRORの正体なのでしょう。 このERRORを消してしまえば 記憶さえも、消えてしまうのでしょう。]
(31) 2018/04/22(Sun) 21時半頃
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( 嫌だわ、そんなの ────……、)
(32) 2018/04/22(Sun) 21時半頃
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アシタ、ハマベヲ、サマヨエバ ムカシノ、コトゾ、シノバルル
[あの子が歌った歌をワタシは口ずさむ]
カゼノオトヨ、クモノサマヨ
[しかし、クモとはムシではないのだと あの子はワタシに教えてくれた
『今日も宇宙《ソラ》は異常なし クモのない宇宙はよく見える』
ムシであるクモも、最近あまり見ていない それをつけ足そうかと思ったが 記録に残していたのを思い出して、やめた]
(33) 2018/04/22(Sun) 21時半頃
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[とたたたんたん、 ワタシは小さな隙間をすり抜けて 広場を見下ろせる時計台に上っていた
石畳みで舗装された広場では 市が開かれ、馬車が走り、 ヒトがたくさん往き交い賑わっていたという
リンゴーン、リンゴーン
テイジのカネが辺りに鳴り響く まるで、おとぎ話みたいであったけど
コレは近くで聴くモノではない しばらくしたら、鳴り止んだものの 前脚で耳を塞いだくらいでは、しのげない
久しぶりに来たから、うっかり忘れてた]
(34) 2018/04/22(Sun) 22時頃
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―― … ――…… …… 0010001010101011 …… 0111100001000100
……Connecting…… ……Connecting……
……Success. Communication software "Lucifer" start. Checking the received message.
(35) 2018/04/22(Sun) 22時半頃
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とうとうこの日が来てしまったね、メアリ。 地球を捨てなければならないなんて、 父さんが小さい頃は思いつきもしなかったよ。 母さんと一緒に、先に「エデン」でいい子にしてるんだよ。
大丈夫さ。 離れてたって父さんの声は届く。 ルシフェルが「届けて」くれるからね。 本当は映像がつけられればよかったんだが ……流石に、難しくてね。
メアリと母さんの元気な姿が見られないのは残念だが 代わりに、いつでも元気な声を聞かせておくれ。 愛しているよ。
(遠い昔――電子の海の中、 屑と成り果てた送信済のメッセージより抜粋)
(36) 2018/04/22(Sun) 22時半頃
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アカイ、メダマノ、サソリ ハネヲ、ヒロゲタ、ワシノ、ツバサ
[落ち着いてから、ワタシは歌を口ずさむ 歌い損ねていた歌をひとつ]
アオイ、メダマノ、コイヌ ヒカリノ、ヘビノ、トグロ
[クモも見かけなくなって久しいが、 ヘビもカエルも、ここ数十年は見た記憶がない
と、いっても ワタシがどれくらいの歳月を こうして過ごしているのかも分からないけど
寝床に戻る前に、明日の餌場を探すことにしよう]
(37) 2018/04/22(Sun) 22時半頃
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ハロー、ハロー。 どこかのあなたに、この花が届きますように。
[こんな風に宇宙《ソラ》に星植物《スタープランツ》を流すようになって、どのくらいになるかしら。
誰かの手元に届いていたりするかしら? どこかで花が咲いていたりするかしら?
ふわり、ふわり、星の海。 誰も聞いていないけど パイバーイ、って、遠ざかっていく星植物《スタープランツ》に手を振って。 わたしは遥かなるエデンに想いを馳せた]
(38) 2018/04/22(Sun) 22時半頃
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[わさ、わさ。 一面に広がる青い花が揺れていた。 それは『海』っていうものに似ているんだって。 誰かが教えてくれたんだ。
だけど本当の海は、お花ではなくて全部が水で、 とってもとってもしょっぱくて、 きらきらしていて
お友達が、憧れていたっけ]
(39) 2018/04/22(Sun) 22時半頃
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[とたたたんたん、 ワタシは小さな隙間をすり抜けて 寝床にするりと戻って行った
かつて、あの子がワタシに色々と 歌や言葉や、たくさんのものを教えてくれた場所
ワタシが作られ、生まれた場所 ──に、似せて作った部屋だと、あの子はいっていた
ワタシが作られ、生まれた場所は ココから遥か離れた所にあったという
楽園に似た名前のところにあった 小さな小さな隠れ家だったと聞いてるが
どれくらい昔のことだったか? あの子も寝床で目覚めないまま詳しいことは分からない
ワタシは、ただ毎日、外を見て記録を残すだけ]
(40) 2018/04/22(Sun) 22時半頃
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[短いレターを「ルシフェル」に託して。 どんどん、どんどん、遠くなっていく星植物《スタープランツ》を見る。
誰も聞いていないのに、挨拶をするなんて馬鹿げてる? 喋らな過ぎるあの子に「挨拶は大事だよ」って教えたのに わたしが挨拶をやめるわけにはいかないよ。
あの花は、何色の花を咲かせるのかしら。 海のような青い花? それとも、あの子のような白い花?]
(41) 2018/04/22(Sun) 22時半頃
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[くるりん、くるん。 今日のお仕事はこれでおしまい。 宇宙《ソラ》をくるりと回って、星につながる軌道エレベーターに乗り込んで、 エデンのみんなを思い出す。
ハロー、ハロー。 みんな離れ離れになってしまったけれど 元気にやっているかしら?*]
(42) 2018/04/22(Sun) 23時頃
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あったあった。
[『ルシフェル』を起動して探すのは、自分が退役する際に交換した、プライベートの宛先。 再就職が決まってから、なんて思っているうちに、彼が事故に遭ったりして、連絡するタイミングを逃していた。
少し緊張しながら、テキストメッセージを入力する]
(43) 2018/04/22(Sun) 23時頃
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[通信機が置いてあるのは、このやや大き目なプレハブ小屋程度の広さの1階だ。 小屋の真ん中には、木の椅子と、机と、通信機だけが置いてある。 それ以外に置くよりは、まだ通信が届きやすいのだ。
この建物は外観も広さもただのプレハブ小屋だが、その構造と素材には先駆者の叡智が詰め込まれていた。どんな熱さにも、衝撃にも、外気構造にも耐えることができる。
突発的な事故で重大な損傷を抱えながら、とうとう移民先を探し当てることが出来なかった自分の母船から放出された無数の小さなカプセル。
自分の乗ったそれは、この星の強大な重力にひきずりこまれ、まさにこのプレハブ小屋の真正面に墜落したのだった。]
(44) 2018/04/23(Mon) 00時頃
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よし
[メッセージを送信すると、プレハブ小屋の隅にある、地下への小さな扉へと向かった。**]
(45) 2018/04/23(Mon) 00時頃
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―― 惑星F321にて ――
[基地で勤務を終えた男は、 手慰みに通信ソフト「ルシフェル」を起動させると ぽつり、ぽつりと何かを呟いた。
音声加工をしていない彼の声は、 耳障りな電子音。
あるがままの今の男の姿だった]
(46) 2018/04/23(Mon) 08時頃
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ルシフェル、コノ音声ノ送リ先ハ――……
[言いかけ、くつくつと男は笑った]
テキトーニ頼ム。 ソーイウノモデキルンダロウ?
[悪戯めいて泣き言めいた、その音声メッセージを 遠い宇宙《ソラ》へと放り投げた]
(47) 2018/04/23(Mon) 08時頃
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|
[それから、通信ソフトを終了させようとして 何か思いついたように、 男はマイクに向かってひとこと囁いた。 それはほんの、気まぐれだった]
……以上。 通信ソフト「ルシフェル」終了。
[水槽に浮かんだ脳味噌は 何かを考えるようにふるふると揺れていた*]
(48) 2018/04/23(Mon) 08時頃
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[私が歩くと、頭の上から生えた耳のような器官が ふわりふわりと追従して跳ねていた。 椅子に座ると一度上に広がり、重力に従い落ちていく。]
これを翼のようだと言ってくれた方はお元気でしょうか。 危ないから気を付けろと注意してくれた方は 今でも誰かを心配してくださってるのでしょうか。
[これは体の一部であっても引っ張られたらすぐ取れてしまう。 私にとって、例えるなら視力を補う眼鏡のような器官で 着脱が可能であっても出来れば常時の着用が好ましい。
うれしいと持ち上がり、かなしいと垂れ下がり、 おこっていると左右に、おちついていると上下に揺れる。 そんなことを発見されてからは、猶更。]
(49) 2018/04/23(Mon) 12時頃
|
|
[今日はまだ新しい通信は届いておらず、 ならば私から送ろうと音声認識ソフトを立ち上げる。 文字列だけでは表情も性別も感情も余計分かりにくいから、 基本的にいつも通信は音声で送っていた。
もし聞き取りづらくても大丈夫。 ルシフェルなら音声データを文字列にも変換してくれる。 受信データに破損がなければ、の話だけれど。]
(50) 2018/04/23(Mon) 12時頃
|
|
[送信先はルシフェルに任せた気紛れ通信。 離れていれば届くまでに一日。送り返されるまでに一日。 誰もいない星に届くこともある。こればかりは運だった。]
だけれど、この広い広い宇宙の中、 偶然昔会っていた仲間に、既にお話ししているあなたに この通信が届いてしまうこともあるでしょうか。
知らない人のフリをして遊んでくれるでしょうか。 新しいメッセージが届いてたよと笑ってくれるでしょうか。
……水分摂取もなしに喋りすぎました。 喉を壊しては大変です。私は文字をつづるのが下手くそです。
[どうしても文字列に言葉を乗せると堅苦しくなりがちで、 何を言ってるのかよく分からないと困らせたこともある。 喋るように書けばいいと助言してくれた方もいたのに、 私もそうしているつもりなのに、苦手は克服出来ていない。]
(51) 2018/04/23(Mon) 12時頃
|
/*
業務連絡です。
本日23時までに、
未回答の方は秘話でもメモでも構わないので、
1d開始を24日→25日の日付変更ではなく、
23日→24日の日付変更時にかえることについて、
(1d開始が24日になります)
可能か不可かを教えていただけると幸いです。/*
(#4) 2018/04/23(Mon) 13時半頃
|
[ ――この海の青さを、どんな言葉で伝えたらいいのだろうか。
時たまそんなことを考える。詩人になったつもりで。 もちろんほんとのところクリスマスは詩人でもなんでもない。 パパとママのように研究者でもなければ、 幼馴染のようにパイロットをやれてるわけでもない。
それでも海の青さをどう言葉にしてくれようかと時たま思うのは、 まさに目の前に青い海がある、そんな暮らしを続けているから]
(52) 2018/04/23(Mon) 15時半頃
|
|
[海の星は陸地より海底の方がずっと広い。 下半身が魚の形をしたヒトや、鱗の生えたヒト、見たこともない海中生物がたくさんいる。 だけど海底世界は、クリスマスたち他所の星から来たヒトが暮らすには過酷なところで。 ゆえに狭い陸地で自分たちが安全に暮らせるようにすることが、開拓の第一歩となった。
人々はいくつかの島に別れて住んだ。 パパとママは海の星の気候、生物や植物の研究に躍起になり、 数日家を空けることもざらにあった。
憧れは手の届くところにあってくれるけれど、募る寂しさはどうにもならない。 そんな時は海で泳いでみたり、 家にある研究資料を読んでみたり(正直よくわからない)、 パパとママがくれた通信ソフト――「ルシフェル」を起動して、 遠く離れたどこかの星にいるあの子やあのひとから、 メッセージが届いてやしないかと確かめてみたりしている]
(53) 2018/04/23(Mon) 16時頃
|
|
[どこ宛てでもない自分の声、飾り気のない自分の思いを、 「ルシフェル」を通じて吹き込んで、 未送信フォルダの中に残していくことも時たま、ある。
未送信フォルダの中の一番古いデータは、 海の星に降り立って間もない頃のもの。 初めて海を見た率直な感想。 あまりにこっぱずかしくて誰かに送ることはためらったものの、 消すには消せなくて今に至っている]
(54) 2018/04/23(Mon) 17時頃
|
|
[――――さて、とある日。 島の浜辺に生えている樹から採れた、 見た目はバナナのようなのに味と食感はリンゴに似た、 そんな果物を片手に「ルシフェル」をオンにした時、 当初は未知の植物を食した感想をただ記録して終えるつもりであった。
だけど、ふと思い出したのだ。 「エデン」にいた頃、研究のお仕事で家を空けがちだったパパとママに代わって、 身の回りのお世話をしてくれた――時に夕食も作ってくれた女の人のことを。
「ルシフェル」を使う目的を記録から通信へとシフトさせたクリスマスは、 脳裏に思い浮かべたばかりのひとの名前を装置に告げてから、 ぽちぽちとメールを作成した]
(55) 2018/04/23(Mon) 18時半頃
|
|
[メールを送信し終えると、手にしていた果物を冷蔵庫へとしまいこんだ。 近い未来に美味しく生まれ変わらせてみせる……と、 声に出さず意気込みながら]
(56) 2018/04/23(Mon) 18時半頃
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/*今一度、役職希望が王子様かおまかせになっていることをご確認ください。/*
(#5) 2018/04/23(Mon) 21時半頃
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[ ピ―――…… ザザザ、 ザ ]
(57) 2018/04/23(Mon) 21時半頃
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[……いつの間にか私の手荷物に紛れていた 通信機、『ルシフェル』を起動させます。
わたしはこれをよく使っていましたが、 私がこれを使うのは、初めてです。 おっかなびっくり、操作していきます。
送れるのは、文字と声。 同じ"機械"として、すごいなあ と思いました。 私には、遠くの誰かに言葉を届ける術はありません。 いわんや、他人の言葉をだなんて。]
(58) 2018/04/23(Mon) 21時半頃
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[通信機をそっと撫でて、 簡単に使い方の説明を聞きました。 聞かなくても解っていたのですが……つい。
付け足した言葉の返事なんて、期待もせず。 下書きとして保存されたそれは、 ルシフェル"本人"へと宛てたもの。
改めて キーボードに腕が伸びます。 たった一つ、私の感覚を有する部位が かたかた と。軽快にタイプ音を響かせるのです。]
(59) 2018/04/23(Mon) 21時半頃
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[かた、 たん! ルシフェルに託すメッセージ。
これが届くのは、明日以降でしょうか。 私のメールが誰かに届くという事が、 少しだけ、楽しみなのです。
……楽しみ。 何だか、不思議な感覚ですね。]
(60) 2018/04/23(Mon) 21時半頃
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[とたたたんたん、 ワタシは小さな隙間をすり抜けて 畑の中を潜って行った
何処からともなく吹く風に靡かれた 乾いた草が寄せては返す波の音を立て 果てなく遠く響かせる
実り熟して重く首を垂らした穂は 見張り小屋のトタンの屋根の上から見ると 黄金に輝く海原だ]
(61) 2018/04/23(Mon) 22時半頃
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ウミハ、アラナミ、ムコウハ、サドヨ
[何かが足らない気がしたが それが何かは分からなかった]
スズメ、ナケナケ、モウ、ヒハクレタ
[雀ならば、鳥なのだろう しかし、雀の鳴き声はなく ── その姿も勿論ない]
ミンナ、ヨベヨベ、オホシサマ、デタゾ
[ワタシの歌を聴くものも、もちろんいない]
(62) 2018/04/23(Mon) 22時半頃
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遊泳員 ヤンファがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(遊泳員 ヤンファは村を出ました)
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[あの子は、ワタシ以外にも 歌えて話せるネズミを作っては 楽園を発つ船に次々乗せて行ったらしい
ハイライン、リュウ、リーに ブラッドベリ、ディック、クラーク、ジョーンズ
みんな散り散りバラバラで、便りもとうに絶えている
とたたたんたん、とたたたんたん ワタシは金色の海原を通り抜けると 一目散に駆けてから、一際高い塔の中へと向かって行く]
(63) 2018/04/23(Mon) 23時頃
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―― Fu*k !!
ッ、この、……っ、
[落下。落下。落下。]
[呻きながら重力に抗うように操舵を握る。 化粧で整えた顔を歪ませて、――声にならない叫びを。]
このキャンディ様を舐めんじゃねぇえええ!
[そうして、ようやく戦闘機の感覚を持ち直した。]
(64) 2018/04/23(Mon) 23時頃
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はー……、はー……。 あー、まじクソ。 誰だよ僻地の任務だからぜってぇ楽だっていったのはよぉ。 [肩を揺らして、項垂れて眼前を見遣る。 爆破された機体が漆黒に散っている。 その惨状に、 パイロットは噛み砕くような苦笑いを漏らした。
――かつて地球に住んでいた「地球人」は 開拓の途中、異なる種族と出会い ある時には融和し、またある時には戦争を起こしていた。
ここは紛争地帯A-21。 資源多き惑星ジルコンを遵守するために 地球人たちが張っている防衛線の一つ。]
(65) 2018/04/23(Mon) 23時頃
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[仕事を終えて、帰宅する。 今の住まいは、宇宙港に近い集合住宅の一室。 さして広くはないが、新しめの建物で住みやすい。
最も、この星に『古い建物』はあまり無い。 早くから開拓されたのがこの港の近辺で、街を離れればまだまだ未開の地が残っている。
新たに移住してくる人々、他の星々へ輸送されていく鉱物。 そんな活気を感じられる仕事は、なかなか楽しい]
さて。
[ストックしておいた食材を取り出し、慣れた手つきで刻んで鍋へ。 軍で習った料理ではなく、個人的な知己から教わったレシピ]
ん。
[誰でもおいしく作れるように、とのリクエストに応えてくれたそれは、 確かに自分の腕前でもおいしくできていた。 それでも、彼女の味には及ばない]
(66) 2018/04/23(Mon) 23時頃
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[食事を終えて『ルシフェル』を起動する。 ひとつの宛先を探し出し、テキストメッセージを綴り始めて]
……リザ。
[数分は考えこんだ後、何も発信せずにログアウトする。 口にしたその名は、どこにも届けられることは無い*]
(67) 2018/04/23(Mon) 23時頃
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ハロー、ルスシフェル、23(0..100)x10セイキブリダナ マダ、キサマハ、ウゴイテイルカ?
[ワタシはその通信機に声をかける]
チョイト、キイテ、オクレ
ソロソロ、ワタシモ、タイクツシテキテナ ヨウキナ、ナンバーデモ、ヒロウシテクレナイカ?
[昔から、この通信機とは相性が微妙である ワタシの声もあの子がどこかのサンプルを元にして 合成した音声のせいなのか
偶に、あらぬ方向に通信を飛ばしたりする
ワタシに退屈という感覚はない もちろん、その感情すらもある訳がない けれども、昨日は知ることのなかった明日は、 今日であったが ── ひとつだけ予定が狂ったのに気づく]
(68) 2018/04/23(Mon) 23時頃
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銀河ギャル キャンディがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(銀河ギャル キャンディは村を出ました)
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――こちらキャンディ。ただいま帰還する。
[――「エデン」を離れて暫く。
終わりなきこの任務にいい加減嫌気もさしながら 華美すぎる装飾に身を飾るエースパイロットは]
……キャンディ、ただいま帰還するぅー。
[いつまでたっても馴染みやしない ”オレンジ混ざりの鈍色の空”を見つめながら、 本拠地へと帰還する。]
(69) 2018/04/23(Mon) 23時頃
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……ルシフェルゥ。 なんかメッセージきてねぇ?
あーそう、きてない。 [しけてんな、とぼやいてから、ぼんやりと端末を弄った。 メッセージを送る先は、かつての同僚。
怪我をしたと聞いたが その容態をよく知らないパイロットは ただただ暢気に、今日あったことを彼に送るのだ。]
(70) 2018/04/23(Mon) 23時頃
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[そして、久しぶり過ぎてヤツの名を噛んだ トシはとりたくないものである
そして、耄碌した年寄りさながら 与太話をあれこれ並べたて 生真面目な通信機を辟易させそうな戯言を 延々と話し続けていくが ──]
ソウダ、タイショウノ、ミセニ、イクノヲ スッカリ、ワスレテイタナ
[ワタシはプツリとスイッチを押して その塔を後にした
見上げる宇宙《ソラ》は星の海 その遥か彼方の向こうには、生まれ故郷がある]
(71) 2018/04/23(Mon) 23時頃
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……つまんねぇな。
[言い放って端末を投げ捨てた。
変わりばえのしない日々も。 かつてのともだちに会えない日々も。]
(72) 2018/04/23(Mon) 23時頃
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[とたたたんたん ワタシは、とある店の片隅で 丸いモノを転がしていた
アマイ、アマイ、飴玉だ コロコロ、転がる飴玉だ
丸いビンにたくさん入っていたソレも 今ではスッカリ、減っていた 金魚でも泳いでいそうな丸いビンには
今では54コくらいしか底にない
そういえば、宇宙に行く船に乗るヒトは これによく似たモノを被っていた
ふと、ワタシの前脚は止まる
確か、ココの店の中「にも」ヤツはいた筈で ワタシは、呼ぶためのスイッチをぱちり押す]
(73) 2018/04/24(Tue) 00時頃
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[ぷちり]
アカイ、キャンディ、アオイ、キャンディ シッテルカイ
[ワタシは、そんな歌を口ずさみ 飴玉を転がしながら、店を去った]
(74) 2018/04/24(Tue) 00時頃
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