140 Erwachen〜lost wing of Jade〜
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― 天地樹の根元で ―
[花弁の一枚がひらひらと落ちて、天地樹の根本に辿り着く。 ゆらめく焔の光がふわりとヒトの姿を取り、光が止んだ時には、白衣にロングスカートの女教師がそこに立っていた。
――腕を組み、仁王立ちの姿で。]
何だ…。これは…………。 [彼、改め彼女は。 自分の身体を見下ろし、天を見上げ、地を眺める。 昂ぶる感情を押さえつけるように、わなわなと両手を震わせた。]
(40) camellia 2014/11/24(Mon) 13時頃
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FisUhrCloeKirst!! P・I・G《Peacemakers of Idealistic Glory》!!! 《 巫っ山戯るなよ、 こんの豚共がっっ!!!! 》
[天地樹《セカイ・ツリィ》の太っとい幹を蹴り飛ばした。 (蹴り飛ばす相手は礼見と迷ったが、消耗しているようなので流石に太い方にしておいた。)]
(41) camellia 2014/11/24(Mon) 13時頃
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[その肉体的変化は「ジャニス」に関わった人間の大多数が彼を『女性であって欲しい』と望んだ結果……つまり、自業自得であるのだが、本人はそのようなことは知る由もない。 完璧な八つ当たり。キツツキのように高いヒールでげしげしと樹を幾度か蹴った。]
理の書き換え《リライト》だと…… 誰がここまでやれと言った、この馬鹿共が! 貴様らの理想主義者ぶりには反吐が出る…っ!
[息が切れた。足が痛い。完全に人間の身体になってしまったようだ。 これ以上やると自分の身を滅ぼすので、おとなしく足を下ろした。]
三女神もなく、三位一体も亡き世界か。 まさか、私の生徒《人間》達がここまでやり遂げるとは………。
[そこでもう一度、彼女は天高く伸びる大樹を眺め。 その竜のごとき鱗をさらりと撫でた。]
(42) camellia 2014/11/24(Mon) 13時頃
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いいだろう。 お前たちの働きを認めて、私は大人しく協力してやる。
しばらくは大人しくこの世界を見守ってやるさ……。
[その言葉は新世界の王へ、女王へ、そして樹へ。 目を閉じて、薄く笑む。]
(43) camellia 2014/11/24(Mon) 13時頃
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[《観測》は、続く。]
(44) camellia 2014/11/24(Mon) 13時頃
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― ???ヶ月後:光翼高校 ―
『知ってる? 天地樹《セカイ・ツリィ》の噂。』
『空から降ってくる落ち葉はいっつも琥珀色だけど』
『たまーーに、翡翠色の葉っぱが落ちてくるんだって。』
『翡翠色の葉っぱを、もし大事な人と交換できれば……』
『その二人は「運命の二人」になれるんだって………。』
(45) camellia 2014/11/24(Mon) 13時半頃
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――――Wake Up, the Sleeping Beauty!!
[女教師は今日も白い弾丸《チョーク》を投擲する。]
(46) camellia 2014/11/24(Mon) 13時半頃
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……ホームルームを続ける。
配ったプリントの通り、本日から秋の読書週間が始まる。 図書館に行き本を借りて、感想文を書くように。 感想文の提出期限は2週間後。期限を過ぎた者は天地樹《セカイ・ツリィ》根元での清掃活動が待っている。以上だ。
[今日も日常は淡々と流れている。 一礼の後、彼女は朝の教室を出て、次の仕事へ向かう。]
(47) camellia 2014/11/24(Mon) 13時半頃
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[きゃっきゃっと騒ぎながら廊下を走って行く女子生徒たちに注意を投げかけ。学園に流れる些細なうわさ話>>45を耳に留めながら。 給湯室で入れたコーヒー片手に、パンをくわえて、廊下の窓に寄りかかった。]
………不味い。
[盛大に顔をしかめる*]
(48) camellia 2014/11/24(Mon) 13時半頃
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― 或る雨の日に 〜ジャニス先生と愉快な生徒たち〜 ―
[雨の日は頭痛が重い。 だというのに生徒たちは元気すぎる程に元気で、騒ぎ声が響いてたまらない。 彼女は騒ぐ生徒にチョークを投げ、眠る生徒にもチョークを投げ、起きている生徒にもチョークを投げ、とにかくチョークを投げた。 不機嫌だということは分かりやすく生徒にも伝わっただろうと思っていたのだが、]
…………は?
[チョークの箱を持ち職員室へ戻ろうとしたところで、声をかけられた。>>116 声は男のものと聞き違えんばかりの低さで教室に響く。]
(120) camellia 2014/11/26(Wed) 21時頃
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[彼なりに気遣っていることは無論彼女にも分かった。 続く言葉は、確かに彼女への優しさが篭められていた。>>117>>118]
礼見………。
[彼女は目を伏せる。 かつて、同じことを彼女に言った者がいたことを思い出す。>>2:333 どいつもこいつもお節介を焼いてくる。と、いつもの彼女なら笑んだかもしれない。]
(121) camellia 2014/11/26(Wed) 21時頃
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[しかし、どうにもタイミングが悪かった。]
[飛び込んでくる男子生徒。 目の前で叫ぶ礼見。囃す生徒たち。 ガンガンと頭を揺らす騒ぎ声に、頭痛はマッハで悪化。
彼女は伏せていた目を開き、男子生徒を氷の眼差しで見る。]
(122) camellia 2014/11/26(Wed) 21時頃
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私の命令だ。 ――――殺れ。
[絶対零度の低音。 踵を返し、教室を出た。*]
(123) camellia 2014/11/26(Wed) 21時頃
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[結局、静かな英語科準備室に引きこもることになる。 彼女はまずいパンとコーヒーを片手に、頬杖つきながら気だるげに外を見ていた。 生徒が誰もいない雨のグラウンド。やさしく佇む三女神の像。何の変哲もない街角。―――ふと、視界の端に、ちらりと揺れる「赤」を観た。>>72>>108]
………まったく。 休ませてくれないな。
[顔をしかめながらぽつりと呟く。]
(125) camellia 2014/11/26(Wed) 21時頃
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[ため息は止まらない。]
「楽しめ」など、よくも、簡単に言ってくれるものだ……。
[赤い影を識るチカラは、ヒトの身になった後もわずか残された「観測」機能だ。 新たな世界を支えるチカラなど到底残されていないが、せめて災厄の覚醒めを察知できるように、彼女は光翼高校に留まることを決めたのだ。]
(126) camellia 2014/11/26(Wed) 21時頃
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[天地樹の根元。交わる霊脈と、多感な少年少女達。世界を揺るがす起点となる可能性が、この高校より高い場所があろうか。いや、ない。
毎年毎年、多くの生徒達が巣立っていく。 あの大災厄の中で戦った者達も、新たな道を歩いて行く。 ヒトの身は時を重ね、老いていく。
それでも彼女は、この場所を離れることはしなかった。 ――――― 一度だって、できなかった。]
(127) camellia 2014/11/26(Wed) 21時頃
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[だから―――――――。]
(129) camellia 2014/11/26(Wed) 21時頃
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― IF:それからさらに???年後 ―
『永久野先生、先日はどうもありがとうございました。 お会いできたのは退職記念パーティー依頼でしたね。 お元気そうな先生のお姿が見れて、とても嬉しかったです。
先日、息子たちとマダガスカルに行って、導きの女神像を見てきました。 おみやげをお送りしますね。』
[同封されていたのは写真と、おやつと、女神を象った木彫の人形だった。 彼女は写真を写真立てに入れて飾り、杖を持つ。 木彫の人形を懐にしのばせて、家を出た。]
(134) camellia 2014/11/26(Wed) 21時半頃
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[時が過ぎて、町は随分と様変わりした。 最近の話題はご当地グルメの「セカイちゃんのトンカツ」だ。 いまや世界中で愛されるキャラクターとなったセカイちゃんだが、ごく初期のキャラクターイラストが載ったお皿で出される昔懐かしいトンカツが、リバイバルじみてブームになっているらしい。
彼女はといえば、老いた身でトンカツを食べる気にはとてもなれなかった。 結婚もせず、子供もいない独り身。 この先、トンカツを目にかける機会はなさそうだ。
悪くした足を杖で支えながら、木漏れ日の優しい道を歩いて行く。]
(135) camellia 2014/11/26(Wed) 21時半頃
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[時が経って、いろいろなものが変わった。 けれどいつまでも変わらないものも、もちろんある。
そうして辿り着いたのは光翼高校。 数年前に建て替えられた、まだ新しい校舎が白く眩しい。 彼女が過ごした英語科準備室も無くなってしまったけれど、まだここに来る理由が彼女にはあった。
階段を上り、屋上へと出る。]
(136) camellia 2014/11/26(Wed) 21時半頃
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[屋上に向かって手を伸ばすように伸びている、天地樹の枝。 彼女はその枝に、持ってきた女神の人形を引っ掛けた。]
……御機嫌よう。 今日の土産物は、マダガスカルの導きの女神像、だそうだ。
[土産物をオーナメントにして、樹に飾る。 ふと何気なく始めた習慣が、こうして続いて早数十年。 幸いにも、この樹はオーナメントを飾っても飾っても飾りきれないほど大きかったし、飾ったオーナメントは時が止まったかのように美しくあり続けていた。]
(137) camellia 2014/11/26(Wed) 21時半頃
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世界には美しいものがたくさんあって、 私は私を知る皆の手で、こうして世界を「観測」できる。
とても満ち足りた気分だよ。
[置いてあるベンチに座って、天地樹を見上げた。 葉の間から観える青空が清々しくて、彼女は深く深呼吸をする。 オーナメントが、賑やかに揺れる]
あの頃求めていたM・N・U《Mythical Neverending Utopia》は、 貴様が私に見せてくれたんだな……。
(138) camellia 2014/11/26(Wed) 21時半頃
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[グラウンドの歓声が、少しだけ遠く聞こえる。 今日も若者たちが青春を過ごしているのだろう。 いつまでも、変わらない光景であるようにと願う]
………少し、眠る。
[やわらかな陽の光の下で、目を閉じた**]
(139) camellia 2014/11/26(Wed) 21時半頃
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