29 Sixth Heaven
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―廊下にて>>2:173― そうですね、出来れば名を呼んで欲しいと思います。
[まじめに答え、言い切る返答に胸を押さえた]
……美徳に関しても法則は不明ですね。 大罪と対になる美徳が選ばれているわけでもない たとえば、色欲の対は純潔で間違いないのですが 嫉妬の対は忍耐であるとされていた記憶があるのです。
[スティーブンはまあ確かにとうなずきつつ 彼の美徳が自由である事には、肯定も否定も浮かばないまま 台所について早速つまみ食いしようとするさまには、思わず皿を取り上げた]
やれやれ、自由が過ぎますよ。 美徳を罪に変えぬうちに、あなたはこちらをどうぞ。
[かわりに渡したのは飲み物の類>>2:174 マーゴを呼んでくるというのには頷きそのまま別れ、そして待機室へ>>2:169]
(5) 2011/04/19(Tue) 08時半頃
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―待機室―
[食事を取る間、パピヨンの傍らにいる事にした。 人々がやってきてそれぞれに食事を取る中で 長椅子からリンダが移動しているのには気づいても 其処に意識が向くでもなく トニーがコリーンと共に接続を決意した事を語りにきたときには 彼らから視線を逸らして額に手を当てた]
……主よ
[少年はあれから、彼女とどのようにして結論を出すに至ったのか、男は知らない。 年端もいかぬ子供が世界の大罪を一身に受けるというのも 神が定めた運命であるのか 祈りの先にある神は果たして―― 内心で牧師あるまじき思考が浮かぶ。 信仰してきた主を恨むのはこれで三度目。 何時間たったのか。 食事はとうに片付けられている。 メインルームが映る壁を、どうしても意識して見てしまう己が居た**]
(6) 2011/04/19(Tue) 08時半頃
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―暴食接続前のこと― [結局>>16彼に名を呼ばれる事は無さそうだ。 本性知られる事はなく、美徳と大罪の話題になれば これ幸いと強請られるままに与える。 元々宗教関連の話であれば、事欠かぬ。 純潔⇔色欲.節制⇔暴食.慈愛⇔強欲. 勤勉⇔怠惰.忍耐⇔嫉妬.謙譲⇔傲慢 対になるものを上げ、此処に本来なら慈悲⇔憤怒があるのだと 伝え終える前に台所について、>>5早速のつまみ食いをあわてて止める。 待機室に戻れば、パピヨンへ差し出した手を強く握られて>>21>>22]
――…拒みませんよ、此処にちゃんと戻って来たでしょう?
[子守唄のように、低く優しく語りかける。 首を傾ぐスティーブンの姿>>12>>29には視線を伏せるのみ。 寄り添う姿にムパムピスが思う情も知らぬまま 食事は取れるかと、甲斐甲斐しく世話をやいた。 時折黒檀色は彼女を通して別のものを見ているように 誰かがこちらをずっと観察していたなら気づくだろう。 やがて器の接続アナウンスが流れる]
(51) 2011/04/19(Tue) 21時頃
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―待機室、現在へ― [やがて、トニーとコリーンが消えて 聞こえてくるのはスティーブンとリンダの会話。 「必要悪」このシステムをそう呼ぶのかと 苦い笑み零して肩をゆすり笑う]
……悪か。
[会話の間 意識が冷えていくのを感じていた。 暗い感情は広がりを見せ、傍ら寄り添うパピヨンの 柔らかな身を、折れそうな細腰を 男の指が僅かに力こめて抱き寄せた >>47視線がとんだ。 頷きをひとつ]
無関係ではないお話でしょう? 後でお伺いしたいところですね。
(52) 2011/04/19(Tue) 21時頃
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[と。 ふとメインルームに動きが見えた。 大部屋を出るスティーブンを負う事を後回しに 接続された器の様子を凝視する。 残念ながら映像は不鮮明ではあったけれど、思ったほど大変ではないのだと聞けば思わず安堵のため息を漏らす]
(53) 2011/04/19(Tue) 21時頃
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―待機室― [>>59近づいてくる気配に、壁から視線を剥がす]
ブラザー、ムピス
[パピヨンの膝に乗せられた手 語る言葉と同時に鳴った音は彼の腹から。 思わず口元緩む。 下腹に溜まりかけていた熱は 彼の眉下げた表情で散らす事が出来た]
私は
[視線に含まれた色>>61は、 地上では見たことのないもの。 困ったように眉を下げる。 パピヨンにはその表情が見える事はない]
――…ええ、お任せください 貴方が戻るまで此処に居りましょう。
(74) 2011/04/19(Tue) 22時頃
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[言葉はつまり、戻ったころあいを見て交代しましょうと 伝わったかどうかは別として ゆっくり歩き出す背に、一度手を伸ばす。 パピヨンが己にしたのと同じように、修道服を掴む心算で。 彼の足が悪いのは十分知っていたから 掴めたとしても、ほんの少し引く程度]
(75) 2011/04/19(Tue) 22時頃
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[呼び止めたのは 避けられている気がしていたから 裾掴んだ彼がくび傾ぎながらも此方を見遣るのに]
ムピス…――私を、 軽蔑しましたか
[彼の内心知らぬまま こちらへ向けた表情を誤解して 一言、そう問うてみた]
(82) 2011/04/19(Tue) 22時頃
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……何処にいても 私は私……
[其の言葉が、胸に痛みを植えつけた。 本性は地上で押さえられていた時からあった。 何処へ行こうと変わらぬのだと、それは本来安堵すべき言葉 だろうけれど]
もし私が向こう側で何をしても 今と変わらず接してくれますか?
[自信なさげな彼に視線で問う。 掴んだ裾は、そっと離した]
(88) 2011/04/19(Tue) 22時半頃
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―待機室― [>>97マーゴが立ち止まっているのには気づいていたから 左程長く引き止める心算はなかった]
そうですか……
[囁く声音は、己にのみ聞こえるもの。 傍らのパピヨンの手>>93が 指先が絡むよう握るのには、慈しむよう握り返し]
私も、ベイル夫人も おそらく左程変わっては居ない そうであれば
[ムパムピスを見やる]
あなたの願いはかなえられそうです。 [自身が告げた言葉に照れたのか、そんな様子を少し まぶしそうに見やり、後は出て行くのを見送るつもりで頷いた]
(109) 2011/04/19(Tue) 23時頃
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―待機室―
[マーゴとムパムピスが去った頃か。 間近からの>>100パピヨンの声に、視線をペラジーへ向ける]
……おや
[彼がメインルーム映る壁を指すのに、首を傾いだ。 最初見たときよりも、幾らか生気が感じられる気がして]
(110) 2011/04/19(Tue) 23時頃
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―待機室―
……いいえ。 横になったのに、お休みになられず 此方へ視線をくださるのだなと
[瞬く瞳を黒檀色は静かに見遣ると]
ペラジー? 眠いわけでないなら、傍にいらっしゃいませんか。 夫人が会話をお望みなのです。 出来るなら、彼女の手が届く場まで。
[怠惰の器に対して、試すような頼みを向ける]
(123) 2011/04/19(Tue) 23時頃
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―待機室― [メインルームしか見えない壁に映された場所には、 今は誰も映らない。 トニーの暴食を見ずに居るのは、ある意味不幸中の幸いか それとも]
……ああ、いい子ですね ペラジー
[幼子に言うような低く柔らかな音で紡ぐほめ言葉。 ようやく近づいたペラジーの気配は パピヨンにもわかるくらい近くにある。 >>128彼女が彼に問う答えは確かに気になっているので 男は重い彼女の音に答えるだろうペラジーの様子を伺っている]
(131) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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[>>132秘めていた思いを零す声が、間近に聞こえる。 あの方、というのが彼の夫で 恵みというのが、生れ落ちなかった子であったと 知っている]
――…ベイル夫人
[長椅子の傍らに、まるで妻と寄り添うような近さで 体重が半身にかかると、そっと腰を抱く手を滑らせ 肩を引き寄せる]
何時も通り、非難も、批判も、意見もいたしませんよ。 私はただあなた方の話を聞いて差し上げる事しか出来ませんが 少しでも心穏やかになれるなら いくらでも、この身を割きましょうね。
[黒檀色は陰りを帯びたまま、其の視線が ふくよかな胸元をすべり、下肢を眺める。 それから一度首を振ると、無理矢理のように ペラジーがうろ覚えの記憶を引き出す様子へ意識を向けた]
(138) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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あなたの ……父親と母親は、今はどうなさっているのでしょう。 別れの日 彼らに何といって出て来たのですか……?
[ペラジーに家族が居た、と聞いて。 脳裏に妻子の顔が浮かぶ。 傍らの夫人に、擡げかけていた欲は 静かに波が引いた]
(141) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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[仲が良いと言われて、眉を下げた顔で笑った]
私と夫人はずいぶん前からの、知人です。 こんなところでお会いしたい方では、ありませんでした。
[七年。 彼が口にした年月に、笑みは消える]
…………
[いつものように家を出て それきり七年。 彼がそうなら、これからつながれるだろう自分は何年? パピヨンが口を噤むのと同時、己もまた口を閉ざす。 身を寄せた彼女の肩を、慰めるように軽く撫ぜる。 指先から伝わる感触は、己の欲を擽るもの。 小さく喉が鳴った]
(150) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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……貴女は、貴女のままであれば良いのですよ。 誰もそれを咎めることなど出来ません。
[>>149問いかけというよりは、確認のような声音。 蒼がこちらへ向けられる。 否定は出来なかった。 帽子の縁からは形の良い額が覗いている。 舐りたい と、一瞬浮かんだ思考を振り払い]
悲しまれる事のありませんように 心穏やかでいられるように 貴女がしたいことをなさると良い。
[闇の広がる胸中から、言の葉を搾り出した]
(154) 2011/04/20(Wed) 00時半頃
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[衝撃の告白は、待機室まで届かない。 楽しかった思い出をはっきりと語ることが出来ない様子 ペラジーが七年器として過ごしてきた弊害だろうか。 難しげな顔をして、彼を見遣る]
……大体10年……つまり、貴方はあと二三年ですね。 ここを出た後はどうなさるお積もりですか?
[日常生活に戻れるのだろうか。 疑問を抱きながら問うた]
(162) 2011/04/20(Wed) 00時半頃
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先を考えられないのは、 身に受けた怠惰の所為ですかね。
[苦笑零し、身を乗り出した。 膝を抱えた少年の頭に手を伸ばす]
家に戻ろうとは思いませんか。
[自分が繋がれた後 妻にも子にも会う事は出来ないだろう。 受ける大罪と、己の取るだろう行為は容易に想像がつく。 今も傍らの柔らかな温もりを意識してしまえば 彼女を引き裂き貫きたい気持ちが湧き上がる。 己一人の慾でこれなら、向こうに繋がれればそれこそ たとえば目前の彼すらもこの手で]
ご両親や、友人が待っているのでは?
[思考を振りほどくように、一度咳払いをして 問いかける]
(171) 2011/04/20(Wed) 01時頃
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―待機室― 思い出せない……それは前の生活を?
[あおい色が、伏せられた。 妻の氷のような色とも、傍らの夫人の蒼とも 己の管理者となった少女の緑混じる蒼とも違ういろ] ……肉親を、友人を思い出せないのは つらいですか
[思い出せないなら 細い髪を梳くように指先でなぞる]
思い出さなければ つらくもないのでしょうか。
[問いかけのようでいて、自分自身つぶやくような低い音。 心はもう、己が向こうに接続された後を仮定して問うている 遅かれ早かれ、自分はこの任を拒めないのだから]
(177) 2011/04/20(Wed) 01時頃
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―待機室― ……怠惰を受け止め続けた結果が、今のあなたですか。
[一房すくって、さらさらと指の間から零す 手遊びのような触れ方で、少しの間彼の様子を見つめていた。 伏せられていたいろが、僅かに戻る]
胸が摑まれるというのならおそらくは、其処に感情が残っているのでしょう 遠くとも どれほど長く繋がれていたとしても その感覚を、諦めずに追いかけたなら あなたが貴方の心で感じていることが、わかるかもしれませんね。
………… [男が口にしたのは、己の願望。 感情は残るだろうか――しかし怠惰と色欲、大罪の種類は違う。 彼に問うてもよかったのだけれど、記憶しているかどうか この様子では怪しく、問いかけるのを躊躇う間が続く。 片手は髪から離れ、宙で留まった]
(191) 2011/04/20(Wed) 02時頃
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此処へ来る前の貴方に……戻ることも こうして少しずつ思い出してゆけば、出来るかもしれませんよ。
[力込めて抱きしめれば折れそうな身体だと思う。 傍らの夫人とは違う肉付きの悪い少年の体。 宙に手浮かせて、その先を望む己を止めた]
あちらに
[視線をメインルームが映る壁に向ける。 それから、ペラジーを見つめなおした。 口元に浮かんだ形が、彼の望みではないのかと思うと]
戻るまでの間、僅かでも 貴方はもう少しこちらで、あなた自身を取り戻してください 決意あらたに繋がれれば、トニーのように 慾に流されず居られるかもしれません
[彼をそのままあちらへ戻す事は、止めたいと思う。 一日に一接続――――ならば]
(199) 2011/04/20(Wed) 02時半頃
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[宙に浮いた手を、己の胸に当てる]
どちらにせよ、次の接続は あなた方ではありませんよ。
[そう、告げるのは怠惰と傲慢の器へ。 密かな決意を抱いて**]
(200) 2011/04/20(Wed) 02時半頃
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―待機室― [傍らの温もりに慣れてしまう頃 ラルフが戻ってくるのが見える。 軽く頭を下げた]
そう、もう少しこちらで 残る人々と色々お話すると良いですよ。 会話から得るものは、おそらく貴方のためになるでしょう。
[膝を抱えたペラジーに どこまで伝わったかはわからない。 あおい色が、閉じられる。 毛布をかけなおしてやると、ため息を一つ]
……
[喜劇だ。 英雄なんて冗談じゃない。 会話のなくなった待機室には、ラルフのつぶやきも 届いてしまう]
(207) 2011/04/20(Wed) 08時頃
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叫んで何かが変わるなら。
[薄く唇に弧を描き、黒檀色をちらりと向ける]
大昔にも 災厄から土地や人々を守るために、尊い犠牲になったものが 居たとされています。 ――――結局の所 何時の時代にも、そういうものはあるのでしょう 真に全てが平等で 真に全てが幸福になることなど 有り得ない……
(209) 2011/04/20(Wed) 08時頃
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……いえ、今のは主の言葉ではありませんね お忘れください。
[首を振る。 スティーブンの姿が見えた]
先ほど眠ったばかりです。 ……私達は彼に何も特別なことはしていませんよ。 ただ、此処に来る前の話と、出た後の話を していただけですから。
(210) 2011/04/20(Wed) 08時頃
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嗚呼、矢張り
[スティーブンから見たペラジーの様子 聞いて、頷く]
そう、出た後に支障がないよう 彼が少しでもこちら側で 自信の意思を取り戻せたら良い とは、思いますよ。
[視線を伏せる様子には、この後の運命など未だ知らず]
彼自身、己の心がわかれば良いと そう微笑み浮かべて仰っていましたからね。
次の接続時間には 私が行こうかと思っているところです。 ベルナデットは主の使命を全うできる事を 望んでいたようですし。
(212) 2011/04/20(Wed) 08時半頃
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夫人のおかげかもしれませんよ。 孤児院の子供たちが健やかにいられるのは 彼女あってこそ。
[本質はどちらにあるのか。 柔らかに低く語る己もまた、自分自身。 傍らの女を汚したいと思うのもまた]
――法、規制の美徳は 過ぎると対象を束縛し、苦しめるだけのものとなってしまいます。 少し肩の力を抜くと良いですよ。
[境界線は此処ではとてもあやふや。 冷静な彼の表情が驚きを示し、此方へ指先が動くけれど 触れることは無い]
何を驚いていらっしゃるんですか。 おかしな人ですね。
(214) 2011/04/20(Wed) 09時頃
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―待機室― [パピヨンについては、彼女自身が応えるに任せる。 苦い笑みを浮かべたスティーブン 視線を向けられると、まっすぐに見つめ返す事が出来ず 黒檀色は彼の持つ鞄に]
関係のない話では、無いんでしょう? どの道あちら側へ行くより選択肢の無い私にも 聞いておいたほうが良いと貴方が思うなら。
[望むか、と言われて 的を少しはずした答えを返した]
(216) 2011/04/20(Wed) 09時半頃
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―待機室― 難しい――それは、知らぬほうが幸せな事もある そういう事ですか?
[厭な予感しかしない。 濃い蒼が伏せられる。 気づけば周囲にはあおが溢れている]
嗚呼
[視線の先にある鞄 渡した聖書には、一度握りつぶした写真を挟んでいた。 見た、と言うのには黒檀が一度彼を見遣り]
あれも含めて、返しに行って貰えれば助かります。 持っていれば私は罪の意識に耐え切れなくなってしまうでしょう 妻子ありながら世界の慾を一身に受けるなど……
[くす、と笑う。 暗い色を瞳にたたえたままで]
(223) 2011/04/20(Wed) 10時半頃
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接続させたくない、と 法を美徳とするあなたが思うだけの理由ですね。
[其れこそ、自身の破滅が容易に予想出来る。 始末される末路まではわからずとも]
ええ。 どうか、任を終えて戻る際にお願いします。 若し、出来るなら
[浮かんだ思考は、自分本位なもの。 口を噤む]
(225) 2011/04/20(Wed) 11時頃
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―待機室―
…………
[沈黙。 世界の打撃を承知のうえで、接続させたくない理由。 一個人の始末よりも大きな何かを想像してしまう。 身が震え、メインルーム映る壁を振り返る。 其処に人影は無い。 トニーは、コリーンは あれからどうなったのか。 首を振って、スティーブンへ向き直る]
スティーブン 貴方に家族は、いらっしゃいますか。
(231) 2011/04/20(Wed) 11時半頃
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ご両親が健在というのは、良いことですね。 私の両親は孫の顔見る事なく天に召されました 若し貴方に先を約束した方がいらっしゃらないのであれば 若し貴方が私の家族と会って好意を持ってくれたなら
[眉を寄せる。 複雑な心境]
いえ 貴方には貴方の人生があるのですし 強請はしませんが…… たまに妻子の様子を気にかけてやって貰えたらと。
(233) 2011/04/20(Wed) 11時半頃
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本当は、他人に頼むことではないと 理解しているんですよ。 それに
[長椅子から立ち上がる。 温もりが消える事にパピヨンが縋るなら 手を差し伸べ、繋げておくよう気を配るが]
此処へ来てから私にも 傲慢なり嫉妬なり、そういった感情があると 自覚しました。 厭なものですね、愛するものを他者に委ねるしか出来ぬとは。
あなたは 器を接続させたくないと仰るけれど ……それで、具体的にはどうやって抗うおつもりで?
(240) 2011/04/20(Wed) 12時頃
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意思を確かめる? [立ち上がり、視線が見下ろすものとなる。 表情を歪めて薄く嗤った]
器の意思など。 自ら望んで繋がれたいと思うものが居るでしょうか。 そんなものが居ればそれこそ 主の忠実なるしもべといえるでしょうね。 望んで繋がれたいなんて思わない私は 使徒として失格です。
器の意思は 諦め、自棄、偽善、自己犠牲、興味、侮蔑、陶酔感、使命感 そういうもので構築されていますよ。 どう選んでも茨の道なら 繋がぬようどうやって向けようと言うのです。
[器の意思といいつつ、全員の意思が同じでは無いだろう。幾つか重なるところはあったとしても。 見下す視線が鋭く細められた]
(243) 2011/04/20(Wed) 13時半頃
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[ため息、ひとつ]
これは、あまりに…… 器が「かわいそう」ですか? 憐れみ同情することは、対象を見下す行為に繋がるそうです。
[そう謂う思考が浮かぶ自分を 内心で恥じる気持ちは、此処へ来てから大分薄れかけている]
私達器に対してあなたが思う気持ち それは、どのようなものでしょう。
(248) 2011/04/20(Wed) 14時半頃
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そうですね。 ただ静かに、暮らしていただけでした。 何故このような試練を与えられたのか ……未だ納得出来ているわけではありませんが
[口元には薄っすらと浮かぶ笑み。 自虐的とも見える]
この世界を壊す度胸が、私にはありません。 約十年――…永遠にも聞こえる任期ですが 終えれば自由になれる なら、享受するより他ないでしょう。
[任期を終える時、確かに自由は訪れる。 魂そのものの解放であるとは、未だ知らぬ]
(250) 2011/04/20(Wed) 16時頃
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…………スティーブン
[言いかけて止めた男を見る。 彼が何かを知っている、ということを知っている。 聞き出そうとは、しなかった]
器の任期は約十年だそうですね。 けれど、管理者は? 果たしてあちらで負の感情をぶつけられる立場に居て 十年の歳月を耐えられるでしょうか。 実際、マーゴとペラジーの管理者は、交代の時期を迎えている。
ねえ 私は貴方達こそ、哀れに思いますよ。
(252) 2011/04/20(Wed) 16時半頃
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―待機室―
いいえ、失礼なのは寧ろ私でしょう?
[哀れみ見下す態度を取った事を、しかし詫びはしない。 顔をそらしたスティーブン。 沈黙。 と、待機室に増える人の気配]
嗚呼、ブラザームピス。 お帰りなさい、さあこちらへ。
[立ち上がったまま彼らを迎え 座り込むムピスに先ほどまで自分が居た長椅子を勧める。 パピヨンから離れる為に視線をベルナデットへ向けた]
ベルナデットも、片付けご苦労様でした。 大切なお話があるんです。
[そう告げて、パピヨンの傍らを離れる]
(257) 2011/04/20(Wed) 19時半頃
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[けれど待機室から出るわけではなく、ただ少女の傍へ]
次回の接続で、あちらへ行こうと思っています。 貴女をつれてゆく気はありません。
[そう、切り出した]
(258) 2011/04/20(Wed) 19時半頃
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理由?
[首を傾ぐ。 少し眉を下げて笑った]
貴女の管理する器が色欲であることがひとつ。 貴女が女性であることがひとつ。 貴女が私の妻ではないことがひとつ。 貴女が未だ幼いことがひとつ。 ……あげていけばまだありますが
[間近にきて、見下ろす視線の先もまた、あお。 碧混じるその色を一度見詰めて]
私の傍に居ては身の保障が出来ません。 それが一番の理由ですよ。
(260) 2011/04/20(Wed) 20時頃
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貴女の精神が未熟であるとは思いませんが 私が連れて行きたく無いという理由はご理解頂けたでしょうか。
[尋ねられた内容には、思わず笑ってしまった。 首を振る]
管理者となる者が貴女より幼い事は、稀だと思いますよ。 器よりも管理するものの方が、しっかりしていないと 希少な器をダメにしてしまう。 世界がそんな間の抜けた選択をするとは思いません。 それに 私は妻を此処に呼びたいなど、微塵も思わない。
(263) 2011/04/20(Wed) 20時頃
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剥き身の刃物がどれ程危険かは理解出来るのでしょう? 貴女では鞘になれないと、そう申し上げているんですよ。
[黒檀色が細められる。 少し、哀しげに]
――…ベルナデット
(264) 2011/04/20(Wed) 20時半頃
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―待機室― 理解出来たなら、荷物をまとめていらっしゃい。 明日には此処を出てゆくように [怒らせたとは思ったが 目論見はおそらく成功するだろう。 すり抜ける少女を一瞥し、首を振る]
幼い子。 共に行けば必ず傷つけてしまうでしょう
[続くぼやきは小さく小さく]
(268) 2011/04/20(Wed) 21時頃
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……頭を冷やしてきます。
[短く告げて、部屋に戻る。 言葉通り浴室で水を浴びる為に*]
(270) 2011/04/20(Wed) 21時頃
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―個室6― っくし!
[水を浴びて、浴室から出たところでくしゃみをひとつ。 少女一人怒らせたとは思っていたが 妙な悩ませ方をしたとは知らぬこと]
……さて、困りましたね。 接続の件はどなたに言えば良いんでしょう [荷物の中から同じスータンを取り出して 着替えを済ませれば、見目は先ほどと何も変わらない。 鞄はその場においたまま、身ひとつで部屋を出る]
(282) 2011/04/20(Wed) 22時頃
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―廊下― [カツン、と無機質な音。 足音は他に聞こえない。 待機室の他に此処にあるのは、個室と台所 生活施設に十二人以外の人影は無いようだった]
……私は、間違っているのですか?
[ひとり 問う声は低い]
(290) 2011/04/20(Wed) 22時半頃
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チャールズは、ベネットとすれ違うことなく、個室の並ぶ廊下を曲がり、台所へ。
2011/04/20(Wed) 22時半頃
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―台所―
……やはり無いか
[台所など、普段入ることの無い場所。 自宅の其れとは大分つくりの違う場所を がたがたと漁ってはみたものの、目的のものが無い]
台所にあるものでも無いし 個室にも無いとなると……
[腕を組んで呻る]
(297) 2011/04/20(Wed) 22時半頃
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チャールズは、台所でがたがたと物色中。
2011/04/20(Wed) 23時頃
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―台所―
[見つけたのは果物の類。 少し考えて、レモンを手に取ったところで 外から声がした]
……
[食事を取ってからどれくらい時間が経ったのか もう次の食事の時間が近いのかと時計を探したが見当たらない。 振り返り、いつもどおりを装った低い穏やかな声を送る]
人違いですよ。 食事が必要ですか、フィリップ?
(313) 2011/04/20(Wed) 23時頃
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―台所―
おや、マーガレットも一緒ですか。 仲が宜しいようで、何よりです ベルナデットに御用事でしたか? 彼女なら今頃部屋で荷物をまとめてくれているはず、ですよ。
[呼ばれた声の主が居るだろう場所を告げる 怒らせはしたが、連れて行かぬという意思は伝わっただろう。 まさか待機室で公開以下略とは知る由も無い]
……あなた方は、既知の間柄で 器と管理者として此処にいらっしゃいますが そのことを幸いと思いますか、不幸だと思いますか?
[ふと気になったことを問うた]
(321) 2011/04/20(Wed) 23時半頃
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―台所― 食事が必要でないなら、暴食は我慢なさい。 摘み食いはいけません。 ……悪阻は妻と一緒に経験しましたね、そういえば。 あの頃はやたら食卓がサッパリしたものに変わっていて
[二人してタオルを手にしている様子に 僅かに疑問を浮かべた視線を注ぎつつ いわゆるともづわりを経験した昔を思い出して、ふと黙る]
って、今は違いますよ。 手紙を書こうとペンを探したのですが、無かったので これをインク代わりにしようかと。
[彼らに告げることでもなかったなと クレパスの見つけられなかった男は、レモン片手に苦笑いを浮かべた]
(325) 2011/04/20(Wed) 23時半頃
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―台所― ええ……と、まあ 悪阻についてはおいおい彼から聞いておいてくださいね。
[マーゴの疑問系には苦笑いで答え]
ええ、荷物を纏めて地上へ戻るようにお願いしました。 私は次の接続で、向こうへ行こうと思っています。
[その表情を歪めながら告げる。 不幸ではない、と 幸せです、と 互いに言い合う二人を交互に見遣り、つながれた手に視線を落とす。 視線は此処に入ってから一度もあわせていないから 彼らの目元には気づけないまま]
(336) 2011/04/20(Wed) 23時半頃
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そう、レモンはインク代わりに使えるんですよ。 妻と子あてに手紙を。 [マーゴの疑問にはフィリップの問いかけが答えとなっている。 妻子宛の手紙は届くかどうか、怪しいが 伝えたいことがあったから]
(337) 2011/04/20(Wed) 23時半頃
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私は次回の接続であちらへ行こうと 申し出る予定ですよ。
[少女の顔色が曇ったのが、声音からもわかる。 頷き、穏やかな低い声をかける]
ところでマーガレット あちらに拘束具はあるでしょうか。
[しかし問うたのは不穏な道具のありか] 一人であちらへ行けば、恐らくつらいでしょうが 私の管理者を命じられた彼女は修道女にと育てられた子。 これ以上汚してはなりません
[既に脳裏では染めてしまってはいるが、せめてこれ以上はと 裏目に出ていることを知らぬまま、引き止めるマーゴの手を困ったように見下ろす]
(346) 2011/04/21(Thu) 00時頃
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―台所―
……接続を拒む方に託すか それとも、任期の短いだろう方に託すか
どちらが確実でしょうか。
[届ける方法。 言われて少し悩む]
(347) 2011/04/21(Thu) 00時頃
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……ならば、どうしろと言うんです。 何も知らぬ少女に世の慾を押し付けたらそれこそ 直ぐに限界が来るのは彼女でしょう
[眉を寄せる。 十分理解してはいる。 それでも、何処かで自分だけは大丈夫かもしれないと その感情は傲慢のひとつ]
共に行けば 必ず傷つけるとわかっていて、連れて行けと?
(355) 2011/04/21(Thu) 00時半頃
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嗚呼、あるなら良かった。
[動けなくするためのものがあるらしい それで十分だと頷いた]
器は遅かれ早かれ壊れるものでしょう 壊れたまま繋ぐことは出来ないのですか? 器として、生きていれば吸い上げは可能なのでは?
……ふ
[自分から壊れに行く そのとおりだと嗤う]
ベルナデットは怒って行ってしまいました。 今頃愛想をつかして出て行く準備でもしているかと……
[と、視線を個室が並ぶ方へ向け 廊下から覗くペラジーに気づく。 何時からいたのか]
(359) 2011/04/21(Thu) 00時半頃
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―台所>>358―
ああ、任期の短い方に手紙を渡すなら あなたかスティーブンでしょうね。 ……早く届けるなら一番は、ベルナデットに頼むことなんでしょうが 怒らせてしまったままですし
[レモン片手に首を振る]
(361) 2011/04/21(Thu) 00時半頃
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フィリップ。 どんな目にあうか、理解出来ていると 本当に彼女を見てそう思いますか。
[眉を寄せた男の視界を鮮やかな色が横切った。 よろめくと、手にしていたレモンがコロンと落ちる]
(367) 2011/04/21(Thu) 00時半頃
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ペラジー……? 誰を探していたのです。
[黒檀色はまるく見開かれる。 彼がひとり此処まできたのかと 転がるレモンを追いかけついでに廊下に顔を出してキョロキョロとあたりを見渡す]
お一人で来たのですか……
(368) 2011/04/21(Thu) 00時半頃
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―台所― 私たちが貴女がたのように既知の間であったなら もう少し違う現状になっていたのでしょう 他人同士ですから うまくお互いの心が伝わらない 荒い方法ではありますが、私は私の気持ちを優先させてしまった
[>>366振り返り]
そのとおりですよ、マーガレット。 私は臆病で、偽善者なんです。
[少女にはそれだけ告げて >>369少年が、>>370少女がペラジーへ問いかけるのを幸いに、 自らは紙を探しに行こうとすれ違うように戸口へ]
(371) 2011/04/21(Thu) 00時半頃
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……私一人の慾なら、まだしも。 本来あるべきでない色欲に値するものを 世の全てから引き受けるのでしょう?
最悪の想定はしておくべきかと。
[>>372頭をかく少年には、肩をすくめて振り返った。 それ以上自身の性癖を暴露する気は無い]
(374) 2011/04/21(Thu) 01時頃
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―台所入り口― [すれ違うつもりのペラジーが指差したのは男だった]
帰っていない……逆……?
[足が止まる]
まさか、先にあちらへ向かったわけではないでしょうね?
[嗚呼、と短く呻いた。 斜めに向かっているとは未だ知らず]
(377) 2011/04/21(Thu) 01時頃
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―台所入り口―
明日、私はあちらへ行くのですが 彼女を連れてゆきたくないので、一人で帰って頂こうと ベルナデットとそういうお話をしていたんですよ。
[>>380見上げるあお。 頷き、そう応えたがさて理解してもらえたのか。 彷徨った瞳がまたこちらへ向いて]
……ラルフと会話して、はあ……ご一緒に部屋へ? それをわざわざ伝えに此処まで お一人で来られたのですね。
何故ですか?
[言いたい事を正しく理解できていない。 斜めな思考が予想もつかなかった故に。 寧ろペラジーの怠惰が薄れていることに、意識が傾いている現状]
(383) 2011/04/21(Thu) 01時頃
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チャールズは、マーゴの視線を受けて目元がはれているような気がするなと今更気づいた。
2011/04/21(Thu) 01時頃
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―台所入り口―
……思い出せませんか。
[思考の過程は忘れてしまったのか ペラジーの様子に吐息が漏れた]
大事な事なら覚えていたでしょうか 惜しかったですね。
[子供をほめるように、少し笑みが浮かぶ。 混乱している様子のマーゴに気づけば台所内を振り返り]
ラルフには確かリンダと言う管理者が居ますよ。
[と、告げたところでなにやら思い出したらしい>>388声]
(390) 2011/04/21(Thu) 01時半頃
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対等になりたくて 帰りたくない…… ラルフと、ベルナデット 強欲と純潔、ですか
[眉を寄せる。 少ない言葉から繋ぎ合わせた 脳裏に過ぎる有り得ない結論は、しかし無視する事も出来ず]
殴られるのは、おそらく私でしょうね。 失礼 行ってきます。
[レモンが床を転がる。 男は短く告げると、個室並ぶ廊下へと足早に向かった]
(391) 2011/04/21(Thu) 01時半頃
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チャールズは、個室の扉を一つ一つノックして回る予定。何しろ部屋の場所を知らないので。
2011/04/21(Thu) 01時半頃
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―個室前―
[廊下を歩む足取りは、荒い。 冷たい床に響く乱雑な音。 個室の前で立ち止まって、ノックをして 少女の名を呼んでは反応がなければ次へ]
――ベルナデット、其処にいますか?
[いくつめの扉だろう。 ノックして、名を呼ぶ。 応えはあるか、否か]
(396) 2011/04/21(Thu) 01時半頃
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―個室前―
[扉越しに聞こえた僅かな声音。 廊下が静かな分、女性特有の高い音は男の耳にも届く。 眉間に皺を寄せて、コツンと扉を一度たたいた]
失礼 少しお時間を頂きますよ。
[そう声をかけたのは中に居るだろうもう一人へ]
……ベルナデット 貴女の今の行動を、理由を説明出来ますか
[閉まった扉ごしに、低く地を這うような声音を送る。 苛立ちを抑えた其れ]
彼を想っての事であれば 私は其の侭去りますが。
(401) 2011/04/21(Thu) 02時頃
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―個室前― [三分。 青年から短い時間を告げられて、軽く吐息を漏らす]
その行為が情によって成されたのでなければ 今すぐ扉を開きますよ。
[そして、聞こえる少女の声。 唇を歪め、不快感を露に扉を開け放った] 関係ない? ペラジーから、対等になりたいと聞きました。 戻る心算はなく、管理者として相応しくなる為に其処に居ると言うのであれば、関係してくるのは私でしょう。
貴女の行動の愚かさには眩暈を覚えますよ。
情の伴わない行為を押し付けられる彼の立場も省みず しようとしている行動の先に、何が得られるというのです。 答えられますか、ベルナデット。
(410) 2011/04/21(Thu) 02時半頃
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愚かな……契約として差し出すものではないでしょう 貴女は今まで本当に、そう謂う行為とも 結びつく感情とも無縁であったのでしょうか
[頭を押さえた。 怒りよりも湧き上がるのは]
優越と言うよりも、今私の身に満ちているのは 途方も無い疲労感、徒労感ですよ。 軽蔑は……しませんがね。 それはあなたなりの覚悟だったのでしょう?
(413) 2011/04/21(Thu) 03時頃
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[つかつかと大股で歩み寄り、細い腕を取る]
貴女の覚悟だけは、よく解りました。
……共に行きますよ。 貴女が管理者にならなくてはならないと、思うのならば。 この先、私が理性手放しそうになったら 拘束するための物はあるそうです。 無体な真似はせずに済ませますから、安心なさい。
[彼女がどうあっても戻らないというのなら、共に行くしかないのだろうと覚悟を決めた。戻れないのも、己と似た心境はあったのかもしれない。彼女との間には基本的に会話が足りていない。 足りていないまま、接続を受けるべく向かおうとする前に一度ラルフを振り返る]
世話になりました。 ペラジーの言う殴る云々は、貴方からでしょうか あちらでお会いする事があるなら、その時にでも。
[深く頭を下げて、それからパタンと扉を閉めた**]
(414) 2011/04/21(Thu) 03時頃
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