253 緋桜奇譚・滅
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[あまりごちゃついた事を言ってはいられない>>2:253 拉致同然に捕まえて翔び、 風に殺されず慌てたつっこみに負けじと 天狗爺も嗄れた声を張り上げる。>>2:255]
陰陽師の血筋らが京に着くまで 一日とちょっとじゃ! 夜も惜しんで動かねばならん!
[そう―― 京の町の穹は茜色に染まっている。 まもなく宵の口が訪れるであろう。]
……なんじゃあれは。
[祇園の町をへいも屋に向けて飛翔していると 群ら成す『異様な光景』>>9を視界の端に収める。 町人が町人を襲う光景にも窺え、唖然とする]
(12) 2018/11/12(Mon) 08時半頃
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あの女学生、昨日の… [めりけんかぶれ嘆かわしや、 土産屋の首に噛みついたのは 昨日日の朝に見たぱんちらもだんがあるであった しかも噛みつかれた者もまた息をふきかえし 青白く血相を変えてまなこをぎらきらとさせ 同じ姿の別人として『生まれ変わった』かのように 町人を襲い始めたではないか 人に憑く妖怪なら腕に抱えるこの子や、 他にも記憶にあるが、あのような立ち回りは…]
(14) 2018/11/12(Mon) 08時半頃
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……襲っておるのは町人……? いったい何が起こって…
引き返すか……?否、
[数が、多い それに日本の怪異しか習知の浅い 懐古主義爺なだけに常識に対し頭が固い 見解を聞いたり人手を求めねば、と。]
(15) 2018/11/12(Mon) 09時頃
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―へいも屋―
[へいも屋の軒先に下ろしてやり、 早速店主を訪ねようと声を張り上げ]
たのもーーう、ぢゃなかった へいも屋の!店のもんでもいい、居るか!? 儂じゃ、天狗よ!
祇園の社周りで見たこともない事態で えらいことになっておる 手を貸せぃ!
[大雑把も大雑把な呼び掛けであったが 話を聞いてもらえるなら 京をとり囲む結界の件も含め、 子細を伝えもするだろう]**
(17) 2018/11/12(Mon) 09時頃
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[途中で下ろした――というより落とした伽耶が あの謎が深い怪異の蔓延る中、 無事に今を過ごしているかが気がかりで>>22 道場破りのような言い回しになったものだから>>18 江戸っ子並の喧嘩ッ速さで二体の妖が飛び出て来るも 店主の蹴りで並んで倒れ込んでいた。]
いつも木葉のやつが世話になっとる 先日の水羊羹は旨かったぞい。
[木葉天狗に持ち帰りで羊羹や饅頭をお使いさせるが主。 たまに天狗爺も寄ることはあるが、 その時は甘味よりも雪女目当てで立ち寄っている。 また、その度に鼻血は氷柱となりて氷漬けにされ お湯を借りて木葉天狗が解凍している光景が 夏の時期は風物詩に…いや、今その件はどうでもいい。]
(27) 2018/11/12(Mon) 19時頃
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[天狗爺も長らく生きている為怪異に詳しいつもりだが 東側にしか存在しない妖怪は話も別。 天狗爺が解らないとなれば坂東から越して来た… 特に唐傘の知識は広く>>0:163 知っているのではないかと期待するも>>19 明瞭な解は得られなかった。]
人間を人形のようにする術か…。 しかし、襲っておったのは 普通のおなごであったからのう。
高等な術師が他におる術法、 たとえば、魔界転生の秘術かとも思ったが…… あのように食いつかれて起き上がり怪異になるとは 過去に聞いた試しが無いわい [訝しげに顎を長鼻をさすり、困惑を表に出す。 上から眺めただけでは特有の動き>>24をつかめず 清水寺まで共にした道士と直結は出来ていない。]
(28) 2018/11/12(Mon) 19時半頃
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京の町をまるごと包む結界も張られておる。 その仕組を確かめにゆくところであったが…
彼奴等め、集うて社を壊しておるし、 町人がどんどん怪異に成り果てる。 あちらを先にどうにかせんといかんのう。
[そして、それには助太刀が要る 謎に包まれた怪異現象相手に単身飛び込むは 無謀以外には考えられず。]
頼むぞ。 何せ謎が深い存在よ。 おんしらと力を合わせねば 明日の朝日も拝めると限らん。
[京言葉が抜けている事は気づいていたが>>20 今はそこに触れている場合ではなかった。]*
(29) 2018/11/12(Mon) 19時半頃
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そうじゃ社を何故――
いや、待て。 肝心な部分を深く考えてはおらんかった
まことその通りよ。 彼奴らの目的が冥府の扉を開くこと、 ひいては桜に魂魄を吸わせたいなら 何故三合術の社に集中しておる?
人を狙うだけだとすれば 先日の騒動で表に出たがる者も少なかろう。
たとえばこの店並や 民家を襲わせる方が犠牲は出やすかろうに。
[一つ目小僧と店主の遣り取りにふと気づく。>>30 神聖な場所を汚すとは不届きという意味でも 怪談として成立しやすいという意味でもなく。]
(40) 2018/11/12(Mon) 22時頃
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[ 其処を狙う意図とは。
―――清水寺での会話の話題になった社だった。
かつて都であった京にとって『だいじ』な場所を 狙っているようにも思え ]
……………。 『魂魄』なければ人は動かぬ。 天に昇るべき魂を、緋桜は吸う。
魄は肉体を司る『気』であったか 地に留まり、鬼と化す。 これは陰陽二気の理じゃ
つまり、のう。 あの死体らは魄のみで動いている……?
(43) 2018/11/12(Mon) 22時頃
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[そこまで至れば、結論は一つ。 仁右衛門ほどに陰陽道に長けた結界師は居ない。 よって、この京でその様な芸当を出来る妖は、いない。]
操っておるのは、京――どころか 日本の妖怪ではないのかもしれぬ。
[そこまでは真顔で語りはしたものの、 雪女のアルカイックスマイルでつい鼻血が垂れた>>31 非常時とて爺は爺であるし。]
(44) 2018/11/12(Mon) 22時頃
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[ずずっと袖で鼻血を拭い]
こほん……。
増援も呼べぬし、京の住人を 外部に逃がすこともできぬ。 放置すれば緋桜は止まらず魂を吸うであろう 事は一刻を争うものよ。
[何手かに別れるか、その相談に掛かれば]
(46) 2018/11/12(Mon) 22時頃
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下鴨神社、八坂神社、大将軍八神社。 半死の怪異はこの三拠点を狙っておる。 であるから三手に分け、御所で落ち合おうぞ。
儂は下鴨に向かうことにする。 翔べるもんに付いて来て貰う方がええのう。 刻限限られる今、少々『手荒く』いくぞ。 それにしても…伽耶は無事であるのか
[心配を口にした娘の謝意が通じた訳ではないが>>42 祇園で下ろした事もありその身を危ぶむ。 途中で探せたら良いが、そう上手くもいくものやら。
他の割り振りをどうするかは任せる事にし、 天狗爺はへいも屋を離れ、下鴨を目指す事にする。]*
(47) 2018/11/12(Mon) 22時半頃
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―下鴨神社―
[話も粗方纏まった所で散会する。>>52 店主からの依頼は頭に留め置く事として>>53 しかし、果たして今は何処に居るものやら]
木綿の、儂が翔べぬほど妖力を磨り減らしたら おんしに運んで貰うぞ。
なに、全力さえ出さねば 若いおなごの太ももやうなじを 見ておれば元気になるわい。
[常連客だが店員だかは忘れたが、 一反木綿を伴にして社に穹から向かえば 先ほど通りすがった時よりも 倍には数も、増えているように窺えた>>9
独特の『跳ね方』は 清水寺までの道中で見覚えあるもの。]
(56) 2018/11/12(Mon) 23時半頃
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[あの道士のように―― 両手を突き出し、跳ねて動く>>24 ただ、道士の方は自然な動きも出来ていたように思え 何かしらの違いがあるのだろうと動向から考えはして] あの体勢は四肢の細かな動きが出来ぬ事からか… やはり死体を動かしておるな。 柱や壁にぶつかりそうになったりと……、 となれば、音か匂いで人を探しておるのか
死体といえば清はこの國と違い 土葬の習慣が長いものよの…… そこを踏まえれば火には弱そうに思えるが
[木綿はその存在自体燃えやすい事から 火を起こせないという。 大天狗の団扇で起こす神通力なれば 兜率天を焼き払ったというだけあり火炎も起こせるが 半壊しつつある社まで燃え盛る可能性はそれなりに高い。 古き建物の多くは木造であるがゆえに。]
(57) 2018/11/12(Mon) 23時半頃
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いいや、儂に考えがある。 おんしは低空で翔ぶのを心がけ、 彼奴らの注意を多く引きつけてくれ
そうじゃな…生きておる者を抱え、 できる限り一箇所に集めよ。 広い地形よりは、一本径が良いな。
[一反木綿は天狗爺の言うとおりに 逃げている者の身体を長いその身で束ね、 中空に浮かしながら半死の怪異を後に続かせる。 一列の小道へと集められるまでの間、 団扇を天へと翳して―――
黒々とした雨雲は広がり、 火鳥騒動のように雨が降る。 しかし、更なる妖力を天に向け続ければ 黒雲の中で雷の光が迸り、 高い建造物に落ちる筈であるというに 八手団扇の指す方角へと電流が迸る。]
(60) 2018/11/12(Mon) 23時半頃
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[一度雷を受けるだけであれば火傷を追う程度。 しかし、小道に集う怪異の上から 二度、三度と雷が下れば
―――水分が蒸発し、黒焦げに炭化するであろう。]
(61) 2018/11/12(Mon) 23時半頃
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[一反木綿は天狗爺の隣まで伸び上がった。 腕に抱えた老婆が涙を流し手を磨りながら 天狗に礼を口ずさんでいる
――信仰が。
天狗にとって、 『力』となる。]
すまぬな、 生きておるうちにあの者らを救えず。
いつも奉納酒をありがとうよ。 ありがたく頂いておる
(62) 2018/11/12(Mon) 23時半頃
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羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶
[老婆下鴨神社で響く雷鳴の音色は 祭囃子の太鼓よりもよく響く。
同じように一反木綿の誘導をかけさせ 半屍人を路地に集め 雷を落としてゆくのだった。]*
(64) 2018/11/12(Mon) 23時半頃
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[そういえば、犬…ではなかった。 狼の化身に身を戻していた三峯であったが 日本の妖以外と口にしたところ、 何かを勘付いた節もあったけれども>>63 果たして大将軍八神社に至る今>>83 覚えがあると口にした予想は―― 果たして、当たっておるものやら。]
おう、元気な鳴き声が聞こえて来よるわい。 この群なす音色は……三峯のみではないのう 木綿の。 ここいらは粗方片付いた。 御所周りを周回した後にでも 大将軍八神社へと、加勢に回るとするか。
[達者な人手が欲しいとも言っていた。>>79 雪女が同行しているようではあるが。>>84]
(90) 2018/11/13(Tue) 08時頃
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[三拠点以外は一つ目と髑髏が 巡回するようではあるし>>10 道中も散らす名目で、 雨雲を返し、静寂を取り戻す下鴨から離れる。 少しでも失った妖力を休息で取り戻すべく 一反木綿が羽衣のように取り付いて、 翔ぶことに使う妖気を補ってくれている。
御所周辺の残党が 波のように押し寄せ、襲いかかって来た。 雨雲を返して良かったのかと問いかける声に、]
かまわぬ。 試してみたい事もあったものでな。 [団扇を扇ぎ、旋風を吹かす。 垂直の空気の渦巻。 亡者の群れを巻き込み、穹高く――― 明後日の穹へと投げ飛ばす。]
(91) 2018/11/13(Tue) 08時頃
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[―――明後日の方角。
強力な灯火を纏う結界に向けて。>>2:172]
(93) 2018/11/13(Tue) 08時頃
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[団子のように集団で固まった亡者らを投げつければ。 灯火を編まれた結界に直撃するであろう。 火炎に包まれ、塵だけが地に堕ちて行く。]
外側からは早々破れまいが―――、
内側から打撃を浴びせ続ければ さて、どうじゃろうなあ。
[雪崩込んでくる者共をまた団扇で旋風を生み出し 高く舞い上げ、同じ方角へと吹き飛ばす。 強固さも一点集中を続ければ脆さが生まれると踏んで。
この様な単純単調のあらましは、 自我を持つ妖ならば危険と踏み動きを変えるもの。 だが、下鴨の社で退治しながら余年なく観察した所 怪異になりかけな所為か、命令を遂行したがるも 自発的な学習能力は薄いとみえる。 入れ食いに掛かっては、遠くの穹へ吹き飛んでゆき]
(94) 2018/11/13(Tue) 08時頃
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破ッ!!!
[強力な結界の強度をすり減らすべく、 半死半妖の塊を勢い良く浴びせ続ける
黒船がこの國を脅した巨砲さながら、 人間砲弾を打ち据えてゆくのだ]**
(95) 2018/11/13(Tue) 08時頃
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[後ろから崩されそうになった髑髏の助太刀に入る。 互いの情報を交換した所、 黒い犬の死骸を避ける動きが見られたという。 三峯に報せに往く事を勧めはしたが なにをしているのかと様子を窺われたので あらましを端的に伝えた。]
やはり打撃では破れぬようじゃな。
[しかし、一石二鳥。>>108 風を生み出す方が妖力の放出は少なく済み、 身体の一部が損傷しても動くらしい半屍人を あの結界を利用することで燃やし尽くせる。 人の身にありながら人を喰う魔物となった事を 家族に見られぬまま『神隠し』。
また、あの結界が物理では罅も入らない事を この検証で確かめることが出来た。]
(116) 2018/11/13(Tue) 19時半頃
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半屍人の討伐が済んだ後にでも お雪の冷気も試してもいいが…。
[老化も進行しているものの、天狗の目で凝視し、 怪異を打ち上げ消滅させる傍ら、 結界式を解読に掛かる。]
結界の式が半分は読めるが 半分…これは清の言語ではない
まあ、そうじゃろうな。 火の結界と燃え尽きてしまう怪異を 同じ術師が同時に使うは愚の骨頂ぞ。 ……暴れておるのは少なくとも二妖。
[半分は得たいの知れない言語…というだけに よもやの想像は確信に変わりつつある。]
(117) 2018/11/13(Tue) 19時半頃
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やはり術師に解除させるか 殺すかせねば解けぬものであろうな。 では大将軍八神社までの加勢、 に・・
[そう告げ、遠視をしたままあらぬ方角を見た。 石瓦礫を積んでいる童女の姿。>>112
信じられない話ではあるものの この強力結界を張った存在の有力株であり、 何をしているのかと観察すれば それの一部に揺籃の名残を見た。>>110]
(118) 2018/11/13(Tue) 19時半頃
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髑髏の。 即刻伝えに回れ。 揺籃が提灯娘にやられたと。 [敵方が誰であるかを知覚させる目的もあるが 今際まで孤独に散った石妖を想っての事。 突き止めただけでもその死に意味がある。 ただ――願わくば、生あるうちに間に合いたかった。]
(119) 2018/11/13(Tue) 19時半頃
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おのれ…… 童女の悪戯では最早済まされんぞ。
[結界を張った――それだけであったなら。 天狗爺は何としても説得し、 京からの追放のみで済ませる目測でもあった。 しかし、それも最早手遅れ。]
儂と木綿はあちらを叩きに参る。 ゆくぞ、木綿の。
[一反木綿にぶら下がりながら六道珍皇寺を目指す。]
(120) 2018/11/13(Tue) 19時半頃
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―六道珍皇寺・上空― [一反木綿に絡まった状態で 高く飛びながら―― 上空より団扇を振るわんと。 奇襲さながらに及ぶも、 風を生み出す様子は見て取れたか。]
狂風・鎌鼬!
[巻き上げる旋風ではなく、 突風はギロチンさながら鋭い刃となりて。
その身を狙い、 緋桜の花弁を散らして突き進む]*
(121) 2018/11/13(Tue) 19時半頃
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[不意を狙った斬撃。>>122 なれど、風の刃は火炎と相対し、相殺>>123される。]
今ので首を落としておれば、 楽に死ねたものを。
[化け提灯の娘であるからこそ、 ただの脅かしたがりの童女と侮っていたが 石妖を負かしたこともあるものの 今の一撃相対した事で見解を大きく変えねばなるまい
戦いたくないのなら考えを改めれば良いというに。 寧ろ――そうして貰えば何れ程楽であったか。 同じ町で生きる妖を手にかけた時点で、 その狙いは甘言として霧散していた。]
(133) 2018/11/13(Tue) 20時半頃
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禁忌さえ犯さねば、相模の馬車道でしか 口にできぬあいすくりん屋にでも 連れて行ってやる気でおったわい…… [めりけん娘、めりけんは敵ぞと口にしてはいたが 寺に顔を出しに来る童女を毛嫌いはしていなかった。 (絶対にそうなりはしないが)若紫計画とて妄想はした なればこそ――此度の狼藉は目に余る。]
己が何をしておるのか、 解ってやっておるのじゃな
[童女ひとりでこの騒動を思いつくとは考え難い。 何者かに吹き込まれたと察するに余りある>>2:237 けれど、善しも悪しもつかない訳ではなく 京の民、妖の不遇を心得た上であること>>124 怒りは冷めやまず、提灯の焔のように燃えている]
(134) 2018/11/13(Tue) 20時半頃
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こわっぱが、ぬかしよるわ。
[残念――とは返さじ。
代わりに八手団扇に妖力を篭め、 火の粉のゆらぎを真似たかのように ゆらり、ゆら、横に揺すれば。
周囲の気温が急に下がり出す。 冬であるからこそ元からの寒さはあるし 盆地であるからこそ霧は珍しくない。
しかし、干渉によって、 発生の『度合い』を強めた。
寺の蓮池の水が水蒸気と変わり始め たちまち、濃霧が漂う。
煙そのものを存在としている煙々羅と似ているが 冷気と湿度を纏う其れは、全くの別物。]
(140) 2018/11/13(Tue) 20時半頃
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霧隠―――
[浮遊方向を変えながら、風刃を放る。 焔の明るさを目印として。]*
(141) 2018/11/13(Tue) 20時半頃
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―――囮、か。
[焔は地にあれど、物音一つ、>>144 遅れ、天狗爺の頭上背後に迫る気配。 寺の屋根へ片足をつき。]
儂を相手にして騙し手とは 百年…七百年早いわッ
[分身――までは力尽くす覚悟でなければ出来ない。 だが。
翼を刃とした連撃の真下にあった姿は 瞬間に失せ、残るは割れた瓦のみ。 その瓦屋に突き立つ刃の海―――]
(147) 2018/11/13(Tue) 21時頃
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[天狗爺の所在はといえば屋根の斜め先。
足の遅い身ではあるし、てけてけと歩いた訳ではない。 片足ついた足場を後方に向けて『縮め』たのだ。]
旋風よ―――
散らせぃッ!!
[移った距離から蝙蝠の大群に向けて、 旋風を吹かせ、一掃を図ろうと。 狙いは童女も巻き込まんとするものではあったが]*
(148) 2018/11/13(Tue) 21時頃
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縮地というやつよ。 一つ利口になって 冥土も土産となったじゃろう。
[天狗の真骨頂は火炎操術や器用な風… 山における天変地異を自在に操る事――と 思われがちではあるけれど、 そもそもそれらの力は神通力を主本にして 起こしたものであり縮地法もそれの一種。
全盛期であれば長い距離も渡れた。 全盛期であれば姿も小天狗のような大きさでは無かった。 妖として長く在りすぎた年月、そして。 信仰が減ってしまった事が今の弱化にある。
旋風に巻き込まれてバラバラに割いたのは 使役の蝙蝠のみで、一難を避けた小娘に>>150 尚も追撃を狙い、団扇握る腕を斜に構え、]
(158) 2018/11/13(Tue) 22時頃
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うつけめ、邪魔もするわ!
消えたらおなごの肉付きのよいふともも ちらちら艶やかな項も! 現物じゃのうても春画とて見れなくなるわい!
老い先短い年寄りの数少ない楽しみを 潰す真似をするでないわ!
[――並ぶは煩悩の塊。 雪女のお雪をもでるにした春画を思い出して 鼻血がブハッと溢れた。]
会いたい……?
[誰に。]
(159) 2018/11/13(Tue) 22時頃
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そもそも、おんしが斯様な事をしておること 父母は知っているであろうな?
[一家包みの奇行… であるのならば。 連れ立っていないのは不自然ではあるが。
京の外れに在りし両親の存在>>1:187 それが真実か否か 天狗爺には分からぬもので>>152]*
(160) 2018/11/13(Tue) 22時頃
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いやじゃいやじゃいやじゃ! どうせ食われるなら若くて色気むんむんの おなごであって欲しいわい!!
[年寄りはわがままな生き物だから――― 植物とシケ込むのはちょっと……>>161]
あーーぁーなんじゃ? 耳が遠くなりおったわい…儂も歳かのう。 歳を取るとつらいのう…腰も曲がるし…
[爺あぴぃるをしているがちゃんと聞こえているし かなりぶっすりと胸に刺さっている。 ある意味、蝙蝠刃を受けていたほうが 刺さらなかったかもしれない。]
(176) 2018/11/13(Tue) 23時頃
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[しかし、そこから聞く話を年寄りぶって 聞き流すことはしなかった。 正確にいえば、出来なかったと呼ぶが正しいが]
何を、言っておる…。 つい――
[なにゆえ、冥府の扉が開かねば会えないのか。>>162 つい…いつの事だっただろう。 娘と旦那以外に人の姿を見せられないと 高笑いした化け提灯と語らったのは。 性質の悪い冗談だとは思いたかった。 けれど、冗談めかしい事を口にする時ばかり にっかり笑顔が陰へと潜めるものだから。 日々のまま、刻を止めてしまった家の事>>163 化け提灯の母親もじゃこ…なんとかな父親も 『神隠し』となった話に真実味が増す。]
(177) 2018/11/13(Tue) 23時頃
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[神隠し? 隠されるのは人だけで、妖は隠されぬというに。
何処かへ出かけた>>164? まだ常識も頼りない童女に一言も告げずに。
桜に糧を与え、そして。 冥府の扉を開けて再会を望む――
その幼さに、皺が皺を深めた。]
(179) 2018/11/13(Tue) 23時頃
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愚か者め。
なにゆえそれを、 ……事を起こす前に、 儂に打ち明けんかった……。
[たとえ、世間挨拶の一端であったとしても。 母親に託されたというに。>>1:148]
(180) 2018/11/13(Tue) 23時頃
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暖琴よ。
[こうして名前で呼ぶことも珍しい。 めりけんめりけんと呼び立てていただけに]
儂ら天狗に両親や兄弟の概念はない。 尸解…一度人として死に天狗道に堕ちる。 儂に人としての生来の記憶は薄い。
しかし、理は解る。 親は子より先に逝くものよ。
(181) 2018/11/13(Tue) 23時頃
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おんしが桜を育てることを喜んでも この騒動、親を殺された子もいれば 子を殺された親もおる。
一番大切なものを奪われたのじゃ 苦しかろう、辛かろうよ。
けれど辛くとも、苦しくとも、のう。 それでも、明日を見据えて歩くであろうよ。 明日がある限り歩き続けるであろう。
それを、人に出来て妖にできぬとは言わせぬぞ。
(182) 2018/11/13(Tue) 23時頃
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―――儂らはおんしの親ではないし 儂は親とは名乗れぬ爺じゃが
孫のように可愛がっておったつもりよ。
[過去を――過去の一家揃う幸せを現実にしたい。 童女の願い、望みはよく解った。]
(183) 2018/11/13(Tue) 23時頃
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化け提灯が暮らしていたこの町 おんしを生んだ町ぞ。 崩壊の末路を果たして望むものかよ。
じゃこら… ちりめんじゃこだかなんだかは知らんが 夫婦の架橋になった町ぞ。
その町でおんしが妖や町人たちと 仲よう 正しく生きること それを望むものよ。
――親ならば、な。
(184) 2018/11/13(Tue) 23時頃
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[町を壊し、他者のいのちを捧げ、 京を破滅に導く冥府の扉を開き――
そうして得た再会を、 子が犯す過ちを喜ぶ親。
天狗爺は想像がつかない。]
どうか、引き返せぬか。
今なれば、まだ。
[天狗爺が庇ってやれる。
既に同じ妖をあやめ、禁忌をおかした娘。 戻してやれる路など、ありはしないのに]*
(185) 2018/11/13(Tue) 23時頃
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[解っているだろう、 何処かに出かけているのであれば 帰りの便りも届くことを。>>190
判っているだろう、 流れの妖怪に金子を包んで 遣いにやってでも無事を伝える事を。
維新の先に和平が訪れると、 父親も母親も願っていた。>>191 そしてそれは、難しく
―――――格式古い京の都に住まう妖が 受け入れられるものでは無かった。>>193 されど。 されど、京の町人は恨みを晴らす為の 道具ではない事を、親を失った子であれば 気づいていそうなもの。]
(218) 2018/11/14(Wed) 00時頃
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[それでも尚、親恋しさが勝る]
(219) 2018/11/14(Wed) 00時頃
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おんしのやっておる事は、 父母をなきものにした妖と同じ事よ!
恨みを恨みで返して、 戻ってくるものは円満などではないわ 永劫断ち切れぬ負の連鎖!
それがどうして分からぬか!
[無関係な者の魂を食らわせ、犠牲にする。 童女の身の上は不遇だと思う。 されど、
―――――お先は真っ暗で、
塵芥と崩れた町に、提灯火が三つ揃っても、 不幸な一家としか思えはせぬ。>>196]
(220) 2018/11/14(Wed) 00時頃
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[あがる、あがる。
灯が明々と。
まるで夏の――六道参りのように。 迎え鐘を撞けば、それ以外には見えやしまい。
怨嗟を断ち切れぬ哀れな娘。>>200 足りるには、救われるには]
(221) 2018/11/14(Wed) 00時頃
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満ちるには一つしか無いというのか……
[かすてぃらを口に含ませて喜ぶ顔。 ついこないだの事であるというに 遠き昔と思うのは、惜しいと今も思うからか。 許してはならないと古参の性質は訴えているというに]
(222) 2018/11/14(Wed) 00時頃
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[縦横無尽に飛び交う火皿を避ける。 が、全ては避け切らない。 団扇で向きを変えても爺の身体を焦がすもの。 その時、死を覚悟した。
されど、まだ―――消える事はできない。]
(223) 2018/11/14(Wed) 00時頃
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哀れな娘よ。 父母に合わせてやろう
[熱された路から跳び、天高く昇る竜巻を呼ぶ。 霧を生み出す際に下げていた気温も 炎炎とした熱気に変わっていたが―――
屋根の下。
下がりすぎた気温で、池にはまだ氷が張っている。 それが熱気により砕け、風に引き寄せられ、 台風に吸われていくのだ。]
(224) 2018/11/14(Wed) 00時頃
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――――― 黄泉路はこちらぞ、
[暴風竜巻の中で散弾の威力を以て氷礫は舞い狂う。 巻き込まれれば肉を抉り貫通する程の遠心力。
―――火皿を飲み込み瓦を飲み込み
童女すら誘引せんと 引き込む風は、衰えない。]**
(225) 2018/11/14(Wed) 00時頃
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