229 観用少年
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[ 無理強いをするつもりは無く。 ── 元よりそういう質の人形では無いし、 何より直円さんの歳は、 他の"父"より重ねられているように見えたから。
だから、肯定を返されてしまえば、 ぱちり、驚きの色を乗せて僕の瞳は瞬く。
嗚呼でも、招かれるがままに、 僕はかるぅい足音で、その懐に潜り込んだ。 ]
(9) 2017/10/13(Fri) 22時半頃
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[ ── ぐん、と。 高くなる視界に、広がった世界を見る。 ]
(10) 2017/10/13(Fri) 22時半頃
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[ ぱちり、また瞳が瞬く。 ひとびとの頭と、下方で響くようになった声と。 視線の先で転がる、ちぃさな生き物と。 家の中で死んでいた ひとりめ の時とは、 まるで反対な景色を捉えて、 ]
(11) 2017/10/13(Fri) 22時半頃
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─── すごい。 こんな世界が、あったんだ。
[ まぁるく開いた僕の瞳に、 景色の全てを閉じ込めたくて。
思わず、と こぼれ落ちた声は、言葉は、 意図せず、物語の主人公と同じものだった。 ]
(12) 2017/10/13(Fri) 22時半頃
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僕の知らないものが、見えた、…
[ …腰の事情を察せられるわけも無く。 ぽつり、ぽつり、 早口で零す声が、雨のように 降る* ]
(13) 2017/10/13(Fri) 22時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2017/10/13(Fri) 22時半頃
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[ 檻の向こうの、動物も。 砂糖にミルクは、無くとも。 あい、を 与えられているのだろうと思ったのは、 …きっと気のせいじゃあ ない** ]
(14) 2017/10/13(Fri) 23時頃
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[ 優しく降ろされるのも直ぐのこと。 焼き付けた視界は、 僕の死んでいた脳に色濃く残って。
ほ、と 息を吐く。 常は冷たいそれも、何処か温度があるようで。 ── 生きているみたいだ、と 思う。 "つくられて"から、初めて。 ]
(18) 2017/10/14(Sat) 13時半頃
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……ええと、 座ろう。 [ だから、多分。 直円さんまで暫く気が回らなくて。 はっ、と気付いた後、 慌てたように振り返った。 そう 座らないと。 僕は、── 成長して"しまった"故に、 身体が大きいから。 ]
(19) 2017/10/14(Sat) 13時半頃
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[ 今度は僕が直円さんの手を引くかたちで、 近場のベンチへ 静かに並んで座る。
……世界を見た、興奮だろう。 未だ落ち着かない身体を感じながら、 ]
── 大丈夫?
[ 隣を見上げる* ]
(20) 2017/10/14(Sat) 13時半頃
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[ ── 大丈夫、なら、良いのだけど。 ぱち。 瞳は半ば蹲っていた直円さんの柔い笑みを映し、 緩慢に瞬く。
……起ること、感じること、思うこと。 それを僕は他人事のように捉えていて、 僕にとってそれは主であって、 でも、…多分、きっと、 何かを"実感"したのは初めてだ。 パンフレットを覗き込みながら、また、ぱち。 もうひとつ 瞬きを落として。 ]
(37) 2017/10/14(Sat) 23時半頃
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……、うん。
[ 喜んでいる、という 感情を覚え。 次の場所を指差そうとして、
─── くぅ、と 腹の音。 ]
(38) 2017/10/14(Sat) 23時半頃
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…… ごめん、お腹が空いた。 もらっても、いい?
[ 生憎、動物園に売っているものを、 僕は食べることが出来ない。 …食べられない訳じゃあ無いけれど、 どうしたって好みはあって、 要は…食べたくない、から。
頼みながら、また ぽつ。 ]
(39) 2017/10/14(Sat) 23時半頃
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…そういえば、僕、枯れてない。 多分、髪も…変わってない気がする。
[ 指先で前髪を弄る。 ひとつ、ふたつ、必要なものは与えられている。 ── みっつめ。 僕の知らない"何か"のかたち。 これだ、と言われて貰ったことは、無いけれど。 枯れていないなあって ふと 思う* ]
(40) 2017/10/14(Sat) 23時半頃
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[ 見上げた瞳は、曇っていた。
…ひとりめが どうだったか、 僕は都合良く思い出せないから、 どうしたらいいんだろうな なんて、 解決策も見いだせないまま ぼんやり。
直円さんの本のよう、表現するならば。 曇り空、とも言うべきだろう。 その雲の向こうに、 黒で縁取られた写真を幻視する。 ]
(66) 2017/10/15(Sun) 21時頃
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[ 其処には、 僕であって僕じゃあない あの子がいる。 ]
(67) 2017/10/15(Sun) 21時頃
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[ ── 瞳を閉じた。 僕は別に、あの子を追い出そうとか、 そういう気持ちは無い。 …それは事実。嘘じゃあ無い。
必要なものが与えられている。 …与えられていなくても、たとえ枯れようとも、 僕は其処に文句は無いだろう、けれど。 それでも、 かたちの分からない"それ"を得ているのは、 良いことなのだ、…きっと。 ]
(68) 2017/10/15(Sun) 21時頃
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[ 広げたパンフレットを、指先がなぞる。 ── 此処に行きたい。 彼処に行ってみたい。
興味の先へ向かうことは、 きっと止められも、咎められもしなかった。 …僕、なりに 身体は気に留めて、 ゆっくり直円さんの手を引いて、 先ずは、馬を見に行ったはずだ。 ]
(69) 2017/10/15(Sun) 21時頃
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[ 馬を見て、それから、それから…。 まわるうちに時はすっかり進んでしまって、 そうしてきっと、夕方。帰り際。 喧噪に溶けて消えた僕の声が、 直円さんの耳に届くだろう。 …答えを聞けたのは、 直円さんの腰が痛むだろう、 翌日になったと、思う。 ]
(70) 2017/10/15(Sun) 21時頃
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── …、直円さん。 もし、もし …僕たちに、
…"あい" が、あったとしたら
それは、どう …呼べば良いのかな*
(71) 2017/10/15(Sun) 21時頃
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[ 橙の下で、 困った笑みが、見えた。 ]
(86) 2017/10/16(Mon) 00時頃
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── 翌日 ──
[ 指先に冷たく湿った感触。 湿布、と言うらしいそれを、 僕は言われるがままに直円さんの腰に貼り、 布団の横で、ちぃさく正座。
ぽつり、 昨日、夕暮れの下で問いかけた答えが、 見下ろした先から紡がれてくるから、 …一瞬、瞳をまぁるく。 ]
(87) 2017/10/16(Mon) 00時頃
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[ ……息子じゃ無いよ。と。 額面通りに受け止めて、言いかけたのは事実だ。 僕は、直円さんの。 直円、という ひと、の 息子じゃあ無い。 血すら通っているか怪しいくらいで、 …愛玩されるべき、 ── …観用されるべき、少年だ。 ]
(89) 2017/10/16(Mon) 00時頃
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[ ちぃさく口を開いて、…だけどそれも止まる。 ぱちり、不思議そうに瞬きをしたのは、 直円さんが僕を、
── 僕を、にんげんと、言うから
否定しようとして、 ── 嗚呼でも、だけど、 それもまた紡がれる声に躊躇ってしまう。 ]
(92) 2017/10/16(Mon) 00時頃
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[ 紡がれる声の、声色の。 その名前はなんと言うのだろう。
ひとりめの情愛とは真逆で、 かといって親子愛、などという言葉でも、 きっと表しきれるものでは無いのだろう。 ]
(95) 2017/10/16(Mon) 00時頃
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── ぼ く、は、 ひとのように成長、できないけど、 …成長、を言うなら、 知識に、なってしまうけれど。
[ 否定、とも違う。 ── それでもいい?って、そんな風。
ぽつり、ぽつり、 直円さんへこぼれ落ちる僕の声は、 あちらこちら、迷っているような。 ]
(98) 2017/10/16(Mon) 00時頃
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僕は、幸せだよ。 ……きっと、そう。 あまり、…僕は、僕って存在は、 "実感"できるいきものじゃあないけれど、 それでも…そう、思う。
これ以上、の、幸せが。 どういうものか、…僕はまだ分からない。 ── でも、
(99) 2017/10/16(Mon) 00時頃
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[ 其処で、ふつ、と切れる。 ── 話す、ということに慣れない舌が痺れ、 喉も何処か、乾いている感覚。
……飢えではなくて、これも、成長だろうか。 余計なものを与えられない限り、 これ以上"成長"しない掌をぼんやり眺め、 ]
(100) 2017/10/16(Mon) 00時頃
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…直円さんの言うように、 僕は、名前を見つけたいから。 だから 僕に、世界を教えて。
[ ゆるり、 此処で顔を、瞳を 眼鏡の奥と合わせた。 ]
(101) 2017/10/16(Mon) 00時頃
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── 何時か、 あなたに教えてあげられる時が来るまで。
(102) 2017/10/16(Mon) 00時頃
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[ 約束、と 伸ばした小指も、 直円さんのこどもとは、きっと似ても似つかない* ]
(103) 2017/10/16(Mon) 00時頃
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