239 ―星間の手紙―
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[今日もこの惑星は良い天気だ。 水は地下に溜まっているので雲が出来ず、 たまに降る雨も霧雨のようで砂の表面を湿らせるだけ。
水は流れる砂が各地に運んだりしていても オアシスのように泉や池のある場所は現在見つかっていない。 だから、不謹慎な話かもしれないが、 豪雨というものを浴びたり、すぐ近くで見てみたかった。]
あとは、温泉というものに入ってみたいです。 体中にお湯が触るのはとても怖い気もしますが……、 ミストシャワーだけというのも味気ないですから。
[独り言を混ぜる作業の手が軽いのは、 朝に確認した時、一通の通信が入っていたからだ。 どう返信しようと頭のふわふわはぴこぴこと跳ねていて、 次に確認した時、また増えることを私は知らない。]
(4) 2018/04/25(Wed) 15時半頃
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…………わぁ。 うれしいですね。うれしいです。
お久しぶりな方からのメッセージはうれしいです。
[朝に気付いた通信以外にも新着があったことに喜び、 ふわんふわん、機嫌良く耳も弾んでいたけれど。
通信内容に不備があったと知れば、 悩ましい顔で音声を記録し、端末をたんたんたんと叩いた。]
(36) 2018/04/25(Wed) 23時頃
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[ふぅ、と息を吐いて続きのメッセージに耳を傾ける。
真っ赤な真っ赤な操縦士さん。 私の目の色と少し髪色が似てるあの人は、 私からするととても背が大きくて首が疲れたこともあった。 あちらもあちらで下を見過ぎて大変だっただろうか。
高い所の物を取る時に手伝ってもらい、 抱き上げられた時は驚きすぎてしばらく耳が上に伸びて 降りなくなってしまったのを覚えている。]
あれから、だったでしょうか。 よく色んな人に抱っこされるようになったのは。
[軽いからと女性にも持ち上げられた記憶があり、 懐かしさに目を細めながら、録音ボタンをぽちりと押した。]
(54) 2018/04/25(Wed) 23時半頃
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[通信終了のボタンを押してから、自分の首をぺとりと触る。 昔はもっともっと髪が長く、腰の辺りまであったことを あの人との通信の最中に思い出したからだ。
よく話しかけてくれた、きらきらした金髪のあの人や 他の人に髪を梳いてもらったり編んで貰ったこともあった。 私自身は何もせずに伸ばしたままだったから、 余計幽霊として勘違いされやすかっただろう、と。
この星に水が少なく手入れしづらいからと切ってしまった髪。 別の場所に行く時には伸ばしてみようかと、毛先を摘まむ。]
(55) 2018/04/25(Wed) 23時半頃
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[そうして、最後の通信の再生ボタンを押した後、 聞きながら私は体全体を右側にゆっくりゆっくり傾けていた。 聞き終わるともう一度押し、今度は左に傾いていく。]
これは……、 一体どういうことでしょうか。
[行儀悪くもデスクの上に両腕を重ね、顎をそこに乗せる。
ぴくぴく、音声を拾うように白い耳が小刻みに動いて、 両手の数分をじっくりと聞いてから、 姿勢をきちんと正して録音ボタンに手を伸ばした。]
(59) 2018/04/26(Thu) 00時頃
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[少し喋り過ぎてしまったのか、最後は声が僅かに掠れた。 涙ぐんだようにでも聞こえてしまっただろうか。
想像の及ばない通信の向こう側。 きっと、映像や画像データがあっても意味はないのだろう。 デスクに顔を乗せて送信済みの通信欄を眺めて。]
でも、私は……、 あのやさしくて意地悪な話し方を、知っています。
知っているのに、もう少しなのに、 まだまだ出て来そうにありません……。
[頭の形に添って垂れた耳を丸めた手でつっついて、 はぁ、という大きな大きな溜め息が一人きりの部屋に落ちた。]
(60) 2018/04/26(Thu) 00時頃
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