206 “ J ” the Phantom thief
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[くるり、くるり。回る花々を見守るのもそろそろ飽きてきた頃。壁にでも生えてこようかと思ったその時、会場へ薔薇が咲く>>13 私の側で、赤を見つめる彼女に、暫し見とれてしまうのは。彼女に赤が似合っていたからかもしれない。『宝石を見つめる女』なんて、そんな安直なタイトルでもついた絵画でもあるように。薔薇と女王は絵になっていた
しばらく見つめていれば、一歩下がった彼女と目があうだろう>>15 微笑みはそれ1つがまるで芸術品。綺麗にまとめられた髪はライトの明かりで輝くようで。黒ばかりの私には、少し羨ましい]
お褒めいただき光栄です。 この日のために新しく買ったんです。
もちろん、楽しませていただいているわ 先ほどは大丈夫でしたか?
[首元に咲く薔薇のように華やかな彼女の笑みに、私も笑みを返す。こんなに綺麗な華の前では、ただの葉である私の笑みは、化けることはできていなかったかもしれないけれど]*
(23) 2017/01/09(Mon) 12時半頃
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[数度瞬く彼女の瞳は、長い睫毛に縁取られた宝石のよう。口元に浮かぶ赤い三日月は、空に浮かぶそれよりも、よほど殿方を楽しませるだろう]
素敵なパートナーだなんて、私にはまだ早いわ もっと貴女の様な素敵なレディになってから考えます
今日来たのは女王様のためですよ そうでないと、彼女を見ることができる日は きっと無いでしょうから
[少し視線を動かすだけで、それは容易く視界に入る。赤々と光を照らすそれを、目を細め見る。自然と口元は弧を描いて]
(33) 2017/01/09(Mon) 14時頃
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いいえ、貴女が謝ることはありません 大きな怪我が無くて良かったです
優秀なメイドがいらっしゃるのね
[ひらりと振られた手には白い多いが付いていて。せっかく陶器の様に美しい手をしているというのに、もったい無くてしかたない。 そう思う心はもしかしたら眉が下がるなり、顔に出ていたかもしれないけれどそれは良かった、と笑みを作る]
(34) 2017/01/09(Mon) 14時半頃
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お初にお目にかかります 私はミーシャ・ボーネットと申します ただのしがない宝石商の娘です
[ドレスの裾を摘み、膝を折り頭をさげる。決して失礼の無い様に。私の持ちうる限りの敬意をもって。]
ええ、こんなにも立派なパーティー初めてです とても緊張してしまうわ 貴女のように、素敵なレディもいるんですもの
[2人で並べば、私はいい引き立て役になってしまいそう。ローズ家のご息女と、どこの誰ともわからない、幼い顔立ちの小娘だもの。あぁ、そうね、むしろお付きの侍女にみえるだろうか。 いいや、きっとそれも無い。彼女に付き従う侍女ならば、もっと華麗で素敵なレディのはずだから]**
(35) 2017/01/09(Mon) 14時半頃
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違うわ、年齢のことではありません 私はまだ、自分の事で手がいっぱいで 男を側におけるほどの、余裕なないんです
貴女が売れ残りなんて可笑しいわ それなら、私が貰ってしまいたいほど素敵ですもの
[出すぎたことですけれど。そう付け足して、叶うならば、白に覆われた指先を持つ彼女の手を取って。軽く頭を垂れて見せただろう。姫をエスコートする騎士のように
赤を見つめる私に言葉がかかれば]
最後…─── それはどうかしら 怪盗 J が捕らえられ、あのご婦人の気まぐれが重なれば また今日のようなパーティーがあるかもしれませんよ?
[そう答えて。彼女へと視線を戻す。刹那、流れるような彼女の声が耳を通れば、ぱちりと一度だけ目を瞬かせ。それはすぐに、ふっ、と細まる]
(56) 2017/01/09(Mon) 19時半頃
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今日は彼女が1番輝く日だもの 1番綺麗な女王を盗みたくなる
そんな気持ちも、あるかもしれないわ
(57) 2017/01/09(Mon) 19時半頃
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[最後の言葉は囁くように、彼女の耳へだけ伝えよう。くつり、くつりと笑みをこぼして。まっすぐ彼女を見つめながら]
貴女の指が傷つけば、誰だって心配しますよ とっても綺麗な指だもの
[同じ顔で返されてしまえば>>45、なんだかこちらが悪いことをした気分になって。下がった眉は、瞳の動揺へ変わる。けれどそれが微笑みに変わったのなら、僅かの安堵の息とともにこちらも頬を緩めよう]
(58) 2017/01/09(Mon) 19時半頃
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緊張しているからこそ 堂々を心がけているんですよ 気を張ってばかりで、少し疲れてしまうくらい
けれどそうね、貴女に褒めてもらえるのなら 自信を持たないといけないですね 貴女の言葉が偽りにならないように 立派なレディになってみせるわ
[髪を掬う手は避けはせず。擽ったさに微かに肩を揺らすだけ。柔らかい彼女の目を見れば、こちらまで表情は柔らかくなり。楽しげな笑いまで、溢れてしまう]**
(59) 2017/01/09(Mon) 19時半頃
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女だからって、守られてばかりは嫌なの 美しく、強かな女性、それが目標ですから
男性の隣で綺麗に咲くだけは性分に合わないわ 強くはない、我儘なんです
[彼女が眉を上げたとしても、こちらは笑顔を崩さない。だって、姫の前で顔を歪めたり、目をそらすだなんてあまりにも不躾だから。]
ふふ、勿体無いお言葉ですよ、姫。 本当に側におけるならば 何者からもお守りいたしましょう。
[もっとも、そんなことが叶うだなんて思ってはいない。冗談だからこそ、言えることだ。自分のような小娘が、高貴な薔薇の騎士になんてなれるはずもない]
(100) 2017/01/09(Mon) 23時半頃
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捕まえてみたくないですか? 姿は定かではなく。性別すらわからない
それに、私だって もう一度貴女にお会いしたいですもの
[私が笑えば、彼女も笑い返す。私の何倍も華麗な笑顔で。本当に、花とはどうしてこんなにも心惹かれてしまうのだろう けれど 一転して薔薇の棘のような声音は、するりと私の胸へ入り込む。その囁きは、決して可愛らしい、愛らしいものではないけれど。強かで美しい彼女の言葉に、私は一度目を伏せる
間は数瞬
頬を撫でる手に、私のそれでそぅっと覆えば ]
(101) 2017/01/09(Mon) 23時半頃
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[まるで猫が喉を鳴らすように、甘えるように。声を出す。可愛げとはこういうものだろうか。いいや、きっと違うだろう。]
さぁ、どうでしょうか 強かな仮面をかぶった、 か弱い少女かもしれませんよ?
可愛げってどんなものか、あまりわならないの よかったら、また今度教えてくださる?
[覆った手を滑らせて、彼女の手首をそっとなでる。とくり、赤が流れる管を伝うように。ゆぅるりと。 けれど、それも一瞬空いた手を彼女の手に添えることが出来たならば、私の頬から離れるように、ゆっくりと下へ下ろすだろう]*
(102) 2017/01/09(Mon) 23時半頃
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[気高い薔薇だと思っていた。パーティーという庭の中で、誰よりも凛と花を開く、美しく鋭い薔薇だと。けれど、それは私の思い込みだったようだ。こちらを見据えていた薔薇が、その身に影を落としたのを 私はただ静かに見つめていた。
彼女は、何かにとらわれた、花瓶に活けられた薔薇なのだろう。他人の手で水を変えられ、栄養をもらう。人の囲いにとらわれた薔薇]
貴女が自由になりたいのなら その身を攫ってしまいたくなるわ
綺麗な薔薇に影を落とす茂みなんて 全て、取り去ってしまいたい
[あぁ、だけど、それだと薔薇が美しくなり過ぎるだろうか]
(121) 2017/01/10(Tue) 01時頃
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私を守るのは、私自身の力よ 私にとっての騎士がいるならば それはきっと戦友でしょう
たとえこの身が姫だとしても
私の 心 は、騎士であり続けましょう
[───── 戦う者で、ありたいから。 目の前の薔薇の姫の瞳を見つめ、力強く宣言しよう。冗談なんかではない、誓いを乗せて。]
(122) 2017/01/10(Tue) 01時頃
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あら、そうなの…? お家に恥をかかせた人のことを、知りたくないのね
とっても、不思議
[無関心ではないはずなのに、正体を知りたくないという。私にだけ聞こえていた貴女の声は、さっきまでとても凛としていたのに。それは姿を変え、蕾を閉じるように、華やかさを失った。 首をかしげてしまうけれど、深く聞くことはしない。あまり掘り返しては、失礼だから]
ええ、貴女のお家なら、 私の仮面も剥がれてしまうでしょう
あぁ、だけど、姫の前で弱さを見せるのはよくないわ
[ふるりと首を横に振る。お誘いはとても嬉しいけれど、その問題だけは譲れない。たった今、騎士であることを誓ったのだから]
(123) 2017/01/10(Tue) 01時頃
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[離したのは私から。なのに、失った温もりは私に寂しさを置いていく。 本当の口づけならば、異論もなくあまんじるけれど。その囁きには思わず言葉が漏れてしまう]
そんなことしませんよ だって、貴女と会えなくなるのは嫌だもの
[くつり。笑みを零して、お辞儀を返す。彼女の後ろ姿を暫し目でおって。視線をそらす。薔薇の花を愛でるのは、それで一旦終わりにしよう]*
(124) 2017/01/10(Tue) 01時頃
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[薔薇の彼女と別れてから、向かう足は窓側へ。さっきまでテラスにいたのだから、もう一度出ることはないけれど。あのまま女王の御前にいては、彼女を見たがる人々の邪魔になるだろうから。
夜空を見ようと窓の外を見つめて
その奥。テラスに佇む男の人影>>118と目があうことがあったなら、軽く会釈をしただろう]**
(125) 2017/01/10(Tue) 01時頃
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[下げた頭を持ち上げると、相手の頭が下がっているのも見えただろう>>130。話しかけられなければそれで終わり。そう思っていたが、男が懐から取り出したカード。 深海を切り取ったような、深い青を纏う自分とそのカードでは、どちらが鮮やかだっただろうか。ひらりと揺れるそれを目で追って。 風で揺れる華に誘われる蝶のように、その男の元へと足を向けよう。]
こんばんは、ミスター 素敵なカードをお持ちね?
いったい何処への招待状かしら
[彼の呟きを拾うことはできなかったが、その口角が上がるのを見たならば、こちらも口元へ三日月を写して問いかけよう。小さく傾げた首。耳のそばで、小さくチェーンがなった]**
(133) 2017/01/10(Tue) 12時頃
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あら、そうなの? 不思議の国にでも招待してもらえるかと思ってしまったわ
そんなカードをひらつかせて いったいどんな楽しい事をしているのかしら
[揺られるそれを視界に収めながら。それならば彼は白兎だ。なんて意味もない事を考える。くすりと漏れた笑みからは、そんな私の思考が彼に助けることはないだろうが]
ええ、いいわよ。私はミーシャっていうの けれどね、ミスター 次からレディに名前を聞くときは 自分が先に名乗る方がいいわよ?
[素敵なお辞儀には、私も同じように。ドレスの裾を摘み揺らしながら、返そう]*
(139) 2017/01/10(Tue) 19時頃
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あら?そうかしら。
私も、さっきもう少し 可愛げがあるといいって言われたばかりなの
[助言を受けたもの同士、おそろいね。そう言葉を続けて、彼につられるようにくすくす笑う]
ええ、いいわよ ちゃと案内はしてもらえるのかしら? 陽気なうさぎさん
[私のドレスは、アリスの空色とは真逆の深海だけど。深い深いところへ落ちるならば、深海の私の方が似合うかもしれない。それを受け取るように手を差し出して、カードが渡れば裏表と見つめて。先ほどの彼と同じようにひらりと振ってみせるだろう]*
(152) 2017/01/10(Tue) 20時頃
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ふふ、2人ともまだまだ未熟者、ですね 辛いのならば撫でて慰めてあげましょうか?
─── なんて、 あなたは、ほんの少しの助言でへこむのかしら?
[目元を抑えても、口元は笑っている、そんな人が紳士さを求められるだけで辛くなるのだろうか。私はそうは思わない。]
お話の中での白うさぎは早足で逃げるけれど そうね あなたが捕まえて欲しいのなら 捕まえてあげるわよ
[手を取られれば、一瞬だけ視線を落とし。顔を上げれば、そのまま彼に身を寄せるようて。そっと耳元へ顔を寄せる。]
(165) 2017/01/10(Tue) 21時半頃
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[囁きは小さなものだったけれど、うさぎさんの大きな耳ならば、しっかりと捉えられるだろう
ふっ と口元へ三日月を浮かべて。彼の手をそっと握り返す。]*
(166) 2017/01/10(Tue) 21時半頃
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[おどけた様子の彼>>171の本心がどこにあろうと、私にはわからないから。ただ、見たままを信じよう]
でも、私はすぐに折れる人より 貴方みたいな丈夫な人の方が好ましいわ
[そう、相手の瞳を見つめながら眼を細める]
あら、まるで難しい乙女心のようね
捕まえて欲しいのなら、いっそ 飛び込んできてくれたらいいのにね。
だけど… そうね。捕まえて欲しいからこそ 逃げるのでしょう
[見つめられた手を軽く揺らして、お逃げと言うようにそっと離れる。最後に落とすつぶやきは、うさぎさんにだけ聞こえるように ]*
(174) 2017/01/10(Tue) 23時頃
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ええ、もちろん喜んで お断りする理由を見つけるのが難しいくらいだわ
[素敵なウインク。そういう仕草に慣れているのだろうか。それならばきっと、店の予約より彼の予約を取る方が大変だろう]
ふふ、そう言われたならば がんばって捕まえないといけないわ
ええ、また。 他のアリスに捕まったら嫌よ、うさぎさん もちろん、美しい月に逃げるのも、ね?
[ひらりと、もう一度カードを揺らし。一度彼に、背を向ける]*
(187) 2017/01/11(Wed) 00時頃
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[会場内で彼と別れ、会場を1人、ゆぅるりとあるく。まだ踊っているお花達がいたならば、それを横目に見ながら。 ふと視線を向けた、壁の花にしては眼を惹きつける薔薇の横には、見知らぬ少女>>169。彼女もまた、薔薇に誘われたのだろう。]
女王様の宴には 楽しい人がいっぱいね
[小さく声を落として、≪ クイーンハート ≫を見る。ここからでも、キラリと輝いて見えるそれを瞳におさめる。 あぁ、けれど。女王の持ち主はずいぶんと余裕があるようだ>>0 それも納得してしまうほどに。時間は穏やかに進んでいるのも確かではあるが─── ]
(188) 2017/01/11(Wed) 00時頃
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