18 Orpheé aux Enfers
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〔少なくても、彼自身がその中途半端さから 何を選択し、何を本当に大事にしたいのか? そうして、自分が傷つけたりした”モノ”にどう向かい合うか?
彼が、何をかなぐり捨ててでも、 一番、ただ一心に大事にしたいものはなんなのか?
それがはっきりしない限り、 僕は他の人に何を言われても彼を許すことは出来ない。〕
(248) うに 2010/09/10(Fri) 21時半頃
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〔言葉を混乱しながらも聞いていたとき、 視線を伏せると、白髪交じりの来る髪があった。 僕は毒を喰らえば皿までと言った感じで ……先輩に対し酷い言い草ではあるけど…… そっと、その髪を撫でた。〕 〔きっと、先輩の音は、この前あわせた時から 変わってるんじゃないかな、って僕は思えた。〕 〔多分先輩は……理屈ではなく、ただ、あの人を思うからこそ 矛盾さえ孕む言葉を、僕の行動を把握する前に ……僕が実際言いふらすかどうか確認する前に 懸命に何とかしようと行動し始めたのだろう。〕
(249) うに 2010/09/10(Fri) 21時半頃
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〔その行動によって、あの人を許せるかといわれれば それはまた別の問題なんだけど…… こうやって、気を失ってしまうまで、 懸命に言葉を紡いだ先輩は 談話室にくるまでは不信感を想ったけれど 今は、とても尊敬できるし、 恋慕ではないけれど大好きだ。〕 〔送られたメールや、先輩を思えば あの人がステージに出るからと、 ゲスト自体を降りると言うことはしない、だろうけど…… ……より、良い音のためにも…… あの人の結論が何処に落ち着くのか……? オケに、人に、モノに、音に、自分自身に どういう結論を出すのか……ただ、僕はそれを待っている。〕
(253) うに 2010/09/10(Fri) 21時半頃
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セシルは、呼吸が整うと、携帯を取り出す
うに 2010/09/10(Fri) 21時半頃
セシルは、相棒を背負いなおして、食堂へ向かう
うに 2010/09/10(Fri) 22時半頃
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― 食堂→ ― 〔食堂でなんとかお結び一つとプリンを頂いて 食器を返却してから冷蔵庫を覗く ……やはり、最後の一つ、プリンは残されていて。 ところでこれは一体誰が作ったんだろう? 僕はそれとスプーン一つおにぎり二つを 持って食堂を後にする。〕
………――
〔先生は今先輩を抱えて行っちゃったし 入っちゃいけなかったら、どうしようかな? でも、食事の差し入れぐらい、いいよね? あれ?でも、食事も出たのかな? 飲み物は出てたみたいだけど?
などと、考えながら食堂を後にして〕
(265) うに 2010/09/10(Fri) 23時頃
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セシルは、モーツァルトを耳にしたのは転調した後。
うに 2010/09/10(Fri) 23時頃
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― 研究室前廊下 ― 〔向かう途中から聞こえてくる音は とてもよく知っている音。優しい、音色。
窓から差し込む光が 廊下に陰陽のコントラストを作る中 その音が聞こえる部屋の前で立ち止まる。〕
――――――――……
〔何時ものように相棒を取り出して あわせても良かったんだけど 今日は……食事を床に置くことに抵抗もあり さっきのこともあったからか ゆっくりとその音をききたいと思って 戸口の壁に静かにもたれて〕
(270) うに 2010/09/10(Fri) 23時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/10(Fri) 23時半頃
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― 学生相談室前 ― 〔食堂を出るあたりで届いたメールを僕は思い出す おにぎりとプリンを両手を使い持った僕には その内容を確認するしか出来なかったけど (本当は返信しようとして、 危うくおにぎり落としかけたとか)〕
――………
〔サイラスの音にあわせて 声なく、自分がこの曲で奏でる音をなぞる。 更にこの音に重なるドナルドや ワットの音を思い出しながら……静かに。 ドナルドが曲選に 「いっそフラメンコでも踊ってしまいてぇ」と どうしてフラメンコ……!なことを零していたと ワットからさっき通りすがり聞けたのを思い出し笑う〕
…………
(281) うに 2010/09/11(Sat) 00時頃
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〔約25分の楽曲。 音がやめば僕は静かに 戸をノックしてから入室した。
その視線の先に何時もの 穏やかな笑みを見つけて笑み返しながら〕
(282) うに 2010/09/11(Sat) 00時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/11(Sat) 00時頃
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― 学生相談室 ― 〔白いカーテンが緩やかに揺れる。 その中で僕はサイラスにおにぎりとプリンを示し それを手近な卓上に置き 向かい合って腰掛ける。
……サイラスが既に他に食事を取っていると言うなら プリンにすぐ手を伸ばしても何もしないが そうでないなら、まずおにぎり……と一度は勧めて プリンの話になれば、美味しいと言うのに頷き 誰が作ったのかと言う話になっただろうか?
外の騒動が嘘のような穏やかな時間が過ぎる。
その間、事態はどうなっているのか 気にならないわけではなかった、けれど〕
(286) うに 2010/09/11(Sat) 00時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/11(Sat) 01時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/11(Sat) 01時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/11(Sat) 01時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/11(Sat) 01時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/11(Sat) 01時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/11(Sat) 02時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/11(Sat) 02時頃
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― 学生相談室 ― 〔ゆっくりした時間の中で、サイラスの食事が終われば 僕は自分の相棒をケースから取り出して 僕達はそれぞれの楽器を響かせる。
オケ自体がどうなるか……そこに関与できる そんな位置にはいないから ただ、ただ、音を奏でて。 ……ゆっくりと、うたう。〕
(299) うに 2010/09/11(Sat) 02時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/11(Sat) 02時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/11(Sat) 03時頃
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― 学生相談室 ― 〔練習の合間……彼がこれから知るであろう事の顛末 どう思うだろうか?泣いてしまわないだろうか? 一度目を閉じ……浮かんだ光景を振り払って。 ただ、弦の音と、 白いカーテンが作る光の揺らぎの中 ――……僕は声なく囁いた〕
(313) うに 2010/09/11(Sat) 03時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/11(Sat) 03時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/11(Sat) 09時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/11(Sat) 13時半頃
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― 学生相談室 ― 〔練習中、届いた”音”に サイラスはどんな表情をしただろうか?
高く、細いフルートの音は、けして強くはないけれど だからこそ、その弱さをも表に出して。
素材なんてなんだっていい。必要なのは……〕
”――――――――行こう”
〔本当に想うこと。本当にしたいこと。 ――――…………本当に大切なこと。〕 〔あの人が、あの音を奏でていると言うことは もう、サイラスが此処にいる必要はないと もう、練習が始まると。〕
〔そうなれば、後は奏者は音を紡ぐのみ〕
(365) うに 2010/09/11(Sat) 13時半頃
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― 大練習室 ― 〔サイラスとともに着いたそこには そこにはオケのメンバーが 続々と集まっていることだろう。
サイラスはあの人の謝罪にどんな様子だったろうか? 僕は手を握っていただろうけど それは振りほどくなら難はない力ぐらいで。〕
〔ただ、どれだけ待っても 北校の1年生は姿を見せないのだろうか?〕
…………――――――――?
〔そのことを疑問に思い ラルフとヤニクに視線を向けたけれど 答えは返ってくるだろうか?〕
(367) うに 2010/09/11(Sat) 14時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/11(Sat) 14時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/11(Sat) 14時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/11(Sat) 20時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/11(Sat) 20時半頃
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―回想・学生相談室― 〔サイラスの腕が、手がまっすぐに僕の手を取る。 カーテンで柔らかく分散した光が まっすぐこちらを見る蒼を、金糸の縁を彩る。〕 〔僕はされるがままその手に取られて。 ……声に滲む色合いと、伝わる震え。 それを感じながら僕は彼の語る言葉をじっと聴く。 驚かなかったって言ったら嘘になるよ。 けれど口調こそ、いつもの穏やかな口調だけれど…… 床に落ちる視線が、僕にも悲しかった。〕
(389) うに 2010/09/11(Sat) 21時半頃
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〔震える指が握る手を、僕はそっと解く〕
(390) うに 2010/09/11(Sat) 21時半頃
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”――――――まずね……話してくれて、ありがとう。 気が付かなくて…………ごめんね。” 〔そうしたら、もう一度こちらを見てくれるだろうか? そう思いながら、僕は解いた手を、 今度は僕から包みなおして。 声ない声で語りかける。 ――――――――その間……想ったことは〕 ”それでも、そう聞いても 僕は君の音が……君が大好きだよ。” 〔これだけのこと、ずっと抱えているのは辛い。 けれど、彼は今までずっと抱えていた。 これだけのこと、口にするのは辛い。 けれど、彼は僕にそれを話してくれた。 だから、やはり話を聞いても むしろ、尚更に思うんだ。〕
(391) うに 2010/09/11(Sat) 21時半頃
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”君が嫌いな君の音も、やっぱり僕は好きなんだ。 いつもの笑ってる君が好き。 でも、こうやって話してくれる君が好き。 皆の傍にいたいって思ってくれる君が好き。 音楽を好きになりたいと思う君が好き。 ……僕や皆が、嫌いだから嘘をついた…んじゃなくて 好きだから、嘘をついていた君が好き。 どんな人間とか、そう言うの、よくわからないけど…… 君にとって、君が弱くても、優しくなくても 僕はやっぱり君が好きなんだ。” 〔話してくれることに対して、好きだとしかいえなくて なんだかもうちょっと、気の利いた 彼の心に届く言葉があればいいのにと 現国の勉強を疎かにしてる自分を恨んだけれど。〕
(392) うに 2010/09/11(Sat) 21時半頃
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”……色々、やってみようよ。 僕も、あんまり他のことって詳しくないけど…… 文化祭でたこ焼きやいてみたり、絵を描いてみたり ……本は、僕より今でも、読んでる、か…… あ、バンジージャンプって僕、やってみたいな!
それで、そこからもう一度考えてみよう…… その間も、傍にいるから……” 〔そうやって、一緒に色々見ることが出来たら すごく嬉しいな、と。 その先に、音楽があるのかはわからないけれど その先に音楽が彼にはなくても サイラスが笑ってくれたら嬉しいから。〕
(393) うに 2010/09/11(Sat) 21時半頃
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〔本当に思うことを、本当にやりたいことを 本当に大切なことを思うサイラスの傍にいたいから。〕 〔気の利いた事も言えず、結局好きだということと 一緒にいたいということしか言えてない気がして 彼が昨日僕にくれた言葉の1/100も返せてない気がして 彼の手を傷つけない範囲で、 力を込めて手を包みながら その蒼をおずおずと覗き込んで 静かなこの部屋で、僕はゆっくり首をかしげた〕
(394) うに 2010/09/11(Sat) 22時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/11(Sat) 22時頃
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― 学生相談室:回想から現在へ ― 〔視線が落ちたままの言葉はどこか悲しかった。 僕の声のない言葉は、見てくれないと、届かないから。 だから、碧がもう一度 こちらを見てくれたことが、嬉しかった。 詰まってしまって声にならなかった声も 僕の耳には届いた、そんな錯覚を感じながら
彼のファミリーネームが持つ環境を 知らないわけではないけれど提案した。 そんな僕の提案はとても子供じみたもので、 それでも、笑ってくれるのが嬉しくて。〕 ”……怖いかな?スカイダイビングは、 僕も怖くてできないから、バンジーからなら! って、思ったんだ。” 〔それは、とても、とてもささやかなものだとしても……〕
(408) うに 2010/09/11(Sat) 23時頃
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― メインホール:回想から現在へ ― 〔一緒に向かったホールで見たものは 記憶にはなかった音。 サイラスが零したのは記憶にはない名前。〕 ――――…… 〔僕は静かに、その伸びる手を横で見詰た。
……状況の把握が遅れて、戸惑うサイラスが あまりにサイラスらしくて、それでも僕は小さく笑えて。 彼が両の手ではなく片方の手を伸ばしているなら もう片手を握ったまま……サイラスが泣くような形で これらのことを知らなくてよかった。 そう思いながら、僕はそこで彼の声を聞いた。〕 〔さっき、聞いた声とはまた少し違う声が あの人の初めて聞いた名と、好意を その姿さえも、僕はサイラスの隣で*見詰ていた*〕
(409) うに 2010/09/11(Sat) 23時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/11(Sat) 23時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/11(Sat) 23時頃
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― 文化祭当日 ― 〔高校生で便利と言えば 大抵の畏まった場所は制服で済まされると言うこと。
僕は付属大学の学祭で演奏する為 何時もの冬服……もう冬服に衣替えした後だから その姿でもなんら問題はなく 背に相棒のケースを担いで家を出て大学に向かう
その最中携帯を開いてメールを打ち込みながら〕
(411) うに 2010/09/11(Sat) 23時半頃
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セシルは、料理サークルがメイド喫茶をやってるとまではしらない
うに 2010/09/11(Sat) 23時半頃
セシルは、届いたメールにびっくりしつつ返事を打つ
うに 2010/09/12(Sun) 00時頃
セシルは、先生にも聞こうとしてメルアドを知らないことに気づく
うに 2010/09/12(Sun) 00時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/12(Sun) 00時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/12(Sun) 00時頃
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― 料理サークル→オケ控え室 ― 〔あれ?先輩妹さんも同じ大学なんだ? そんな素ボケをかましたのは僕とサイラス。 色々やってみると言ってもこれはありかなしか ……でもサイラスのメイドさんはみてみ(ry
ともかくも……大学って凄いね。 いろんな意味でそう思いながらも 無事口止め料で奢って貰ってお腹も満たし そこを後にする
本人がばらす行動しても 口止め料は返さなくていいよね?〕
(413) うに 2010/09/12(Sun) 00時頃
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セシルは、南校の残り二人とも合流して音だしに
うに 2010/09/12(Sun) 00時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/12(Sun) 00時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/12(Sun) 00時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/12(Sun) 00時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/12(Sun) 00時半頃
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― オケ控え室 ― 〔弦を張り替えたばかりの相棒は上機嫌で 音出しの間もその音を響かせて。
……ジェレマイア先輩、その格好は…とか ラルフの姿が見えれば、ぶんぶんと弓を振って〕
(416) うに 2010/09/12(Sun) 00時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/12(Sun) 00時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/12(Sun) 00時半頃
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― オケ控え室 ― 〔合宿の時は色々あった。色々有りすぎた。 けれど、それさえもあの指揮者は一笑にし
”バーナバスの音が良くなったのだからいいじゃないか”
と、だけ言って。
音の良し悪しが出てしまえば 此処は音大。それが基準の総て。
大岡裁きよりも、荒い、けれどシンプルなそれ 軽々とそれだけで纏めちゃうから このオケの指揮者だったりするのかなと ちょっと、僕は部長を見直した〕
(418) うに 2010/09/12(Sun) 00時半頃
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”続きましてはサークルOrpheé aux Enfersによる MGM JUBILEE OVERTURE、他 指揮 ヴェスパタイン ”
〔落とされる照明。 場内アナウンスが流れる。 それを、僕達奏者は緞帳の奥で椅子に座り聞いて。
身近な場内アナウンスが途切れれば 緞帳はゆっくりと上がっていく。 もう、慣れているはずなのに 射し込むライトの熱さが、周りの空気が 緊張感をいや増して
……銀髪の指揮者の腕が上がる。さぁ、開演だ!〕
(421) うに 2010/09/12(Sun) 01時頃
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― 文化祭ステージ ― 〔まずは、メジャーな音楽で聴衆を取り込み 次いで軽快な曲で楽しませる。 その後はゲストの演奏を二つ。
銀色の指揮を追いながら 奏者は音を紡ぎ上げる。それぞれの音を聴きながら。
奏者は最初の合同練習の時と変わらない面子。 けれど、最初のときとは違う音が響く。
一つ、二つと曲が終わっていけば 弱小サークル……単に癖がある奏者達過ぎて 大勢集まるには難しいだけだと 今は知ってるけど……の 文化祭最後の演目が始まる〕
(423) うに 2010/09/12(Sun) 01時頃
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〔Die Meistersinger Von Nürnberg By Orpheé aux Enfers〕
(424) うに 2010/09/12(Sun) 01時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/12(Sun) 01時頃
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― ステージ:Die Meistersinger Von Nürnberg ― 〔曲の頭、高らかにペットやヴァイオリンが 主旋律を歌い上げる中 僕は副旋律を相棒に歌わせる。 他の低音域の楽器とともに 隣の一年生とともに 華やかさを引き締める重さを付加して〕
〔その後に続くヴァイオリンの音を 駆け上がる32分音符で追うところ 音抜けなんてもちろんせず 華やかで優しい音色を手に取りながら しっかりと聴かせて行く〕
(428) うに 2010/09/12(Sun) 01時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/12(Sun) 01時頃
セシルは、曲中、テンポが落ち緩やかなところピチカートで入る数音紡ぐ
うに 2010/09/12(Sun) 01時半頃
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― ステージ:Die Meistersinger Von Nürnberg ― 〔曲は入りの華やかさ、緩部分を通り過ぎ 短調の急、そしてもう一度テンポを落とした後は 終わりに向けて初めの旋律を繰り返し盛り上げていく。
相変わらず、そう言った曲目が好きな ワットやドナルドの音に僕は目を細めて。 そして……前はそんな時も…いやどんな時も 変わらなかった優しい音が 今は違う響きを持ってきこえてくる。
彼自身が本当に思うように歌っている。
その視線の先にあるものがなんであろうと 僕はその音を、そして他の音を 聞き、生かすため音を奏でていく。
3連譜で紡ぐところまでくれば、曲はあと少し〕
(434) うに 2010/09/12(Sun) 01時半頃
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セシルは、メールの内容が何時もどおり過ぎて迎えにいったことを思い出し笑う
うに 2010/09/12(Sun) 01時半頃
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― ステージ:Die Meistersinger Von Nürnberg ― 〔第二ヴァイオリンから聴こえる音に 僕の弦の音はそっと寄り添いながら。
曲が終わっても、演奏が終わっても、 ――――――――――きっと、ずっと、傍にいる*〕
(435) うに 2010/09/12(Sun) 01時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/12(Sun) 01時半頃
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