278 冷たい校舎村8
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―― 少し前:男子トイレ ――
[ 結局強引に突入した誠香を見上げた怜は、>>8 まるで子供みたいな顔をしていた ]
だってもクソもあるか。
[ 容赦なく言ってやった。 何かに傷ついている怜には、 もっと優しい言葉をかけるべきかもしれないが、 なにしろ誠香は怒っていたのだ ]
(41) 2020/06/16(Tue) 01時頃
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[ 仁王立ちして立てよと言ったら、 よろよろしながら、 子供みたいに素直に怜が立とうとするから、>>11 手を差し出すくらいはしてやった。 そこまで誠香も鬼じゃなかった。 そうしたら ]
…………っ!
[ 縋りつくように抱きしめられて、 思わず「おわっ」とか叫びそうになって、 慌てて飲み込む。 動揺したら、動揺したことを悟られたら、 なんだかいけないような気がしたのだ ]
(42) 2020/06/16(Tue) 01時頃
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よしよし。 辛かったなあ。 ひとりで、頑張ってたんだもんなあ。
[ わんわんと泣きじゃくる怜の頭に手を伸ばして、>>12 よしよしと撫でた。 泣き声にまじって、ありがと、と伝えられた言葉に ]
何言ってんだよ。 友達じゃん。当たり前だろ?
[ そう言って、また撫でた。 抱きしめられても、抱きしめ返しても、 今だけは、全然「恥ずいわ!」とは思わなかった ]
(43) 2020/06/16(Tue) 01時頃
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[ そうして、そのまま、8時50分のチャイムを聞いた ]
(44) 2020/06/16(Tue) 01時頃
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……チャイム、鳴ったな。
[ 朝にチャイムが鳴ってから今まで、 チャイムが鳴った記憶はなかった。 今って何時だろう。そんなことをぼんやり思う ]
落ち着いたか?
[ こちらから離れるつもりはなくて、 首を傾げて、ぽんぽんと背中を叩いた* ]
(45) 2020/06/16(Tue) 01時頃
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―― 現在:男子トイレ ――
[ チャイムと同時、がしゃんと音もした気がする。>>#2 そういえば朝のチャイムの時も、 がしゃんと何かの音がした。>>1:2 何か意味があるのかな、 そんな考えが頭をよぎった ]
気にすんなって。 その理屈だと、僕は氷室に情けないところ 見せられなくなるだろ。 友達なんて、情けないとこ見せ合ってなんぼだろ。 知らんけど。
[ 目が腫れていてまだ少し痛々しい。 けれど怜が笑うから、誠香も軽口をたたく ]
(68) 2020/06/16(Tue) 01時半頃
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ほんとに平気だな? 無理してないな? 大丈夫じゃないのに大丈夫って言うのは もうナシだからな?
[ 少々疑い深くなってしまったのは許してほしい。 慎重に怜の表情を確かめて、 穏やかな笑みを確認すると、>>56 ようやく納得してうん、と頷いた ]
(69) 2020/06/16(Tue) 01時半頃
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[ 何しろ怜はフルメイクをばっちりと決めている。 すっぴんの誠香とはわけが違う。 身支度に時間がかかるのは仕方ない。 だから、わかった、先戻ってるな、と言って、 おとなしく退散しようとした。 なにしろここは男子トイレだ。 女子の誠香が長居していい場所では本来ない。 けれど、なあ、と呼びかけられて>>59 ん? と誠香は振り向いた。 続いた問いかけに、ぱちぱちと瞬く ]
(70) 2020/06/16(Tue) 01時半頃
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……氷室が、僕のことを“見た目で判断”しないって、 信用してくれるならな。 僕は今までもずっと、氷室の中身を見てたつもりだけど。
[ それは、怜の恨み言。>>1:620 “みんな”とやらと一緒くたにされるのは我慢ならない。 そう主張して、手を伸ばす。 ブサイクな友人のぼさぼさになった髪を整えてやった* ]
(71) 2020/06/16(Tue) 01時半頃
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―― 回想:中3の冬 ――
[ 志望校の黄冬高校は、公立の進学校。 その上、少し前に建て直されたばかりで、 設備も充実、校舎も綺麗とあっては、 それは人気の進学先だった。 誠香の成績では絶対合格! なんて言い切れなくて、 初めての受験に誠香はとてもぴりぴりしていた。
兄はいつもと変わらず穏やかで、 その日も誠香の部屋に、小説の構想を話しに来たのだ ]
……おにーちゃんさあ、
[ その日は、小テストが返ってきた日だった。 ケアレスミスが目立って、 集中力が落ちてるんじゃないか、と教師にも言われた。 受験勉強を頑張っているつもりなのに、 なんだか空回りしている気がして、 気持ちが焦るばかりだった ]
(72) 2020/06/16(Tue) 01時半頃
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作家になる! って言ってるけど、 納得のいくもの、一回も書けたことないじゃん。 この間のだって 結局気に入らなくてお蔵入りしてた。 応募しないと作家にはなれないんだよ。 いつになったら納得のいくものが書けるの?
[ それは完全に受験のストレスからくるイライラを、 八つ当たりの形でぶつけただけだった。 それでも兄はおっとりと、今度こそ、なんて言うのだ ]
(73) 2020/06/16(Tue) 01時半頃
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それも何回も聞いた。 毎回「今度こそ」って言うけど、 結局「やっぱり納得いかない」ってなってんじゃん。 毎回毎回そればっかり、 応募してないってことは、 スタートラインにも立ってないんだよ。
おにーちゃんには、才能なんてないんだよ。
[ 誠香がそう言った途端、 いつも穏やかに笑っている兄が、 今まで見たこともないような悲しい顔をした ]
(74) 2020/06/16(Tue) 01時半頃
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……あ、
[ 言い過ぎた。 そう思って声を上げようとした誠香を遮るように、 兄は悲しい顔で笑って、 「そうだね。勉強の邪魔してごめんね」 そう言って、部屋を出ていってしまった ]
(75) 2020/06/16(Tue) 01時半頃
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[ タイミングを逃して、追いかけられなかった。 明日。明日になったら、きちんと謝ろう。 テストの点が悪くて、イライラしてただけだった、 ごめんなさいって謝ろうと思った ]
(76) 2020/06/16(Tue) 01時半頃
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[ その日の夜、兄はいなくなった。 誠香が謝る機会は、永遠になくなってしまった ]
(77) 2020/06/16(Tue) 01時半頃
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[ 不運な事故だとみんな言う。 泣き悲しむ両親に、兄と喧嘩をしたことを言えなかった。 事故だと悲しむ両親に、 自殺かもしれないなんて言えなかった。 これ以上悲しませて何になるだろう。
違う。誠香は怖かっただけ。 自分のせいで兄が死んだかもしれないことが、 それを知った両親にどう思われるのか、 考えただけで、耐えられなかった。
誠香は何も言えなかった ]
(78) 2020/06/16(Tue) 01時半頃
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[ これが、誠香の一つ目の悩み** ]
(79) 2020/06/16(Tue) 01時半頃
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―― 現在:男子トイレ ――
友達の信用には応えないとな。
[ 信用する。>>97 その答えに、なんだか誠香もほっとした。 今まで、見た目で相当な苦労をしてきた怜が、 誠香の言葉を信用するのは、 きっとそんなに簡単なことではないはずだから ]
って、仕返しっておかしくないか!? その理屈でいくと、 今度から撫でられるたびに撫で返してやるからな!?
[ 頭を撫で返されるのに抗議の声を上げれば、 いつも通りの空気が流れる。 もちろん、別に本気で抗議してるわけじゃない。 “いつも通り”が戻ってきてほっとしたのだ。 眉を下げて、釣り目気味の目元を和ませた ]
(141) 2020/06/16(Tue) 11時半頃
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じゃ、先に戻ってるな。
[ そう言って、今度こそ男子トイレを後にした* ]
(142) 2020/06/16(Tue) 11時半頃
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―― 現在:教室 ――
ただいまー……って、誰もいない。
[ 先に戻った辰美が説明してくれただろうけれど、 それでも「大丈夫か」くらいは聞かれるだろうと、 少しだけ身構えて教室に戻った誠香は、 無人になっていた教室に目を丸くした ]
……やっぱり、何かあったってことだよな。
[ がしゃんと音がしたことは、もちろん覚えている。 しかし、様子を見に行こうにも、 どこに行けば正解なのかがわからない。 こういう時、スマートフォンが使えないというのは、 とても不便だ ]
(143) 2020/06/16(Tue) 11時半頃
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……とりあえず、下行ってみるか。
[ 黒板を眺めていて、気づく。 そういえば誠香は、昇降口のインクとやらを まだ見ていない。 誰かを探しがてら、確認に行ってみようと、 階段の方へと足を向けた ]
(144) 2020/06/16(Tue) 11時半頃
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―― 現在:階段(1階) ――
は?
[ 昇降口を目指して階段を下りた。 そうしたら、続きなどないはずの階段が、 さらに下へと続いていた ]
なんだよこれ。
[ この校舎が文化祭仕様になってから、 誠香はこの階段を下りたことがある。 職員室に屋上の鍵を拝借しに行った時だ。 その時は、断じて地下へと続く階段なんかなかった ]
(145) 2020/06/16(Tue) 11時半頃
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え……何。 チャイムが鳴ったら、この校舎、変形すんの? 変形? 増殖? えー……。
[ 下に降りてみるか、 当初の予定通り昇降口の確認に行くか。 どちらを優先すべきか、誠香の視線は彷徨う。 3階モドキの4階は、はっきり言って不気味だった。 多分この先の地下もろくなものではない気がする。 でも、この変形が、 あの遺書メールの主によってもたらされているなら、 知る必要があるような気もした ]
……降りて、みるか。
[ 腹を決めて、誠香は地下へと足を向ける** ]
(146) 2020/06/16(Tue) 11時半頃
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―― 回想:文化祭 ――
[ 舞台を、見ていた ]
(165) 2020/06/16(Tue) 15時頃
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[ 宣伝班の仕事は、その名の通り宣伝すること。 ポスターを貼り、チラシを作り、 文化祭のしおりのクラス紹介ページに 掲載する内容を考える。 宣伝のための垂れ幕作りもあった。 けれど、それらはすべて、文化祭の前にやることで、 文化祭当日はフリーとなる。 もちろん、終了後の後片付けはあるけれど。
だから、誠香は舞台を見ていた。 体育館の一番後ろ、 椅子にさえ座らず、壁に背中を預けて立っていた ]
(166) 2020/06/16(Tue) 15時頃
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[ 喜多仲の作り上げた物語の世界を、 クラスメイト達が演じている。 衣装を身にまとい、メイクを施され、 制服姿しか知らないクラスメイト達が、 まるで別の人のよう。 最初の頃はオーバーすぎて 問題児だった夏美の演技も>>1:243 今日はそれなりにちゃんとして見えた。
「僕は屋台か喫茶店が良かったな。 美味しいもの食べられただろうし」>>0:364
ああ、なんて大嘘つき ]
(167) 2020/06/16(Tue) 15時頃
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[ あんな風に物語を作れたら、 誰かの心を動かすことができたら、 どんなに良かっただろう。
才能はどうしてこんなにも、 不公平で不確かで残酷なんだろう ]
(168) 2020/06/16(Tue) 15時頃
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[ もっと明確な形を持って、 見ることができたらいいのに。 磨けば光る原石だとか、 誰の目にも明らかな天才だとか、 それともそこにはなにもないとか、 最初から全部分かればいいのに。 そうしたらこんなことにはならなかったのに ]
(169) 2020/06/16(Tue) 15時頃
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[ 舞台が終わる。 3年8組の演劇が終わる。 拍手が上がり始めるのを聞きながら、 誠香はそっと踵を返した。 エンドロールを最後まで見届けることは、>>0:1154 今の誠香には、とてもできなかったから** ]
(170) 2020/06/16(Tue) 15時頃
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―― 現在:地下1階 ――
[ 長いトンネルを抜けたら雪国だったりするらしいが、 1階の階段を下りたらそこは1階だった。 何を言っているのかわからないと思うが、 誠香にもよくわからない。頭がどうにかなりそうだ。 地下1階? には、4階? と同じように赤いものが 飛び散っていたが、もう血痕かと怯えずには済んだ。 飛び散っていたものが、赤だけではなかったからだ ]
めっちゃ毒々しいな……。 っていうか地下のはずなのになんで窓の外が見えるんだ。 1階か。1階だからか。 って納得できるか!
[ はっきり言おう。控えめに言って怖い。 普通に怖い。すごく怖い。 だから誠香は、わざと声に出した。 少しばかり怖さが紛れる気がしたからだ ]
(179) 2020/06/16(Tue) 18時頃
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これって何? インク? ペンキ? 踏みたくないなあ。
[ ひょいひょいと毒々しいインクを 極力避けるようにして歩く。 避けることに集中すれば、怖さが紛れる。 けれども、インクをかわしながら歩いていても、 この校舎の作り主の気持ちが、 誠香には正直全くわかる気がしなかった。 こんな空間を作りそうなクラスメイトの心当たり? あるわけないない ]
(180) 2020/06/16(Tue) 18時頃
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……ん?
[ 前方からぎゃーすかと賑やかな声がする。 叫び声とかじゃなくてよかった。 こんな空間で悲鳴なんか聞いてしまったら、 誠香も一緒に絶叫して、ちびってしまったかもしれない ]
おーい。
[ 人の気配に気が緩んだ誠香は、 声の方へ向かいながら声をかけたけれど、 相手にその声がどう受け取られるかまでは 考えていなかった* ]
(181) 2020/06/16(Tue) 18時頃
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うえあああああああああああ!?
[ クラスメイトの話し声に、 すっかり油断していた誠香に、 その悲鳴は完全に不意打ちだった。>>188 ちびってません! 断じてちびってません! でもちょっとインクに足を滑らせて転びかけました ]
(202) 2020/06/16(Tue) 19時頃
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……な、なんだっ!? 何が起きたんだっ!?
[ すわ何事かと駆けつけ……ようにも、 インクで滑りそうで走れない。 慎重に足を進めて現場に足を運んだ結果、 どうやら悲鳴の原因は、 さっき誠香が声をかけたせいらしい ]
僕だよ! 連城ビビりすぎだろ!
[ つられて悲鳴を上げた? ナンノコトデスカ ]
(203) 2020/06/16(Tue) 19時頃
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辰美もさっきぶり! あ、辰美もあの音聞いたんだ。 僕もそれで様子を見に来たんだけど、 こんな場所、さっきまでなかったよな? どうなってんだ。
[ 辰美にはそう頷いて、>>201 きょろきょろと気味悪そうにあたりを見回す ]
音の原因になりそうなものもないし。
[ 怜のことは言わなかった。 誠香が言うより、本人が伝えるべきだと思ったからだ* ]
(204) 2020/06/16(Tue) 19時頃
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―― 現在:地下1階 ――
[ 静かなツッコミは、>>206 実はしっかり聞こえていたけれど、 聞こえなかったことにした。 ナニカオッシャイマシタカ? ]
増えたかー。 増えちゃったかー。 ……なんで増えたんだ……。
[ 淡々と「増えた」と言われると>>207 なんとなく納得するしかないような気持ちにさせられる。 どうして? 何のために? これからも増えたりするんですかね? いつもより利用者の少ない校舎に これ以上の拡張は贅沢だと思います ]
(224) 2020/06/16(Tue) 20時頃
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[ こっちという声に>>208 誠香はおとなしくついていく。 本来なら存在しない地下1階だ。 単独行動より複数いた方が心強いに決まっている ]
歩きにくいな……。
[ さっき、インクに足をとられて滑りかけたので、 もう靴底にはべったりとついてしまっている。 しかし、インクをまともに踏むと、また滑りそうで、 ひょいひょいと誠香は避けて歩く。 ……結果、インクがなかった場所に誠香の足跡が ついてしまうわけだけれども。 今度ここに来る方、お気を付けください ]
(225) 2020/06/16(Tue) 20時頃
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……え? だって、
[ 生臭い、と言う辰美に、誠香は眉を寄せる ]
だって、これって血痕とかじゃなくて、 ペンキかインク、で……、
[ 誠香の言葉はそこで止まる。 言われたとおりの生臭い匂いが 誠香にも届いたからだった ]
(226) 2020/06/16(Tue) 20時頃
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………………え?
[ 意味が分からない。 いや、多分本当はわかっている。 けれど、脳が理解を拒否した。
前方に見える赤。>>211 それは、インクなんかじゃなく…… ]
うそ、だろ。 インク、だよな……?
[ 力ない声でそう言う。 悲鳴は、出てこなかった* ]
(227) 2020/06/16(Tue) 20時頃
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―― 現在:地下1階 ――
そりゃそうだよねー。 知ってたら、辰美がこの校舎の主説が 爆誕するところだったよ。
[ 誠香のぼやきに返ってきたのは、 とても端的な答えだった。>>276 ですよね。知ってた。シンプルイズベスト。
大は小を兼ねるというのにも限度があると思います。 それに、拡張するならもっと快適空間がいいです。 掃除当番が大変です ]
(298) 2020/06/16(Tue) 22時頃
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[ 足をとられるなよ、と辰美に言われて、>>277 誠香は連城に顔を向ける ]
だって! 気をつけろよ連城!
[ さっきといい>>279 今といい、 誠香はいかんなく自分のことは棚に上げた。 わいわいと騒ぎながら歩いていると、 ちょっとだけ楽しいような気すらしてきた。 大人数の安心感ってすごいなと、 誠香はそんな風に思っていたのだ。 それなのに ]
(299) 2020/06/16(Tue) 22時頃
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[ 生臭い匂い。 赤い液体。 連城は気のせいと言ったけれど、>>283 誠香はインクだと主張したけれど、 そうだな、なんて返事を辰美は返さない>>280 ]
上?
[ 辰美の呟きに、思わず誠香は天井を見上げる。>>282 天井にも、やっぱり赤インクが飛び散っている。 それでも、今はあまり気にならなかった。 天井のものはインクだとわかっているだけよかった ]
1階ってこと? ここはニセモノの1階だから、 本当の1階に本物があるってこと?
[ 本物の何があるというのか。 それは恐ろしくて、とても言葉にはできなかった* ]
(300) 2020/06/16(Tue) 22時頃
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―― 現在:地下1階 ――
だよな。
[ 違うと思っていたけれども、 本人の口からはっきり否定の言葉を聞くと>>316 やっぱり少し安心した。 辰美があんな殊勝な遺書を書くわけないよな。 そんな軽口が浮かんだけれど、 さすがにそれは不謹慎すぎて口にはできなかった。 辰美ではなくても、 クラスメイトの中に送り主がいるのは変わらない ]
(333) 2020/06/16(Tue) 22時半頃
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[ 生臭く、赤いもの。インクではないもの。 ……おそらく、血だまり。 ここにあるのがニセモノで、 1階に本物があるとするなら。 辰美はヤなもんだなんて濁したけれど、>>317 おそらくそれは、血を流す本体、なのだろう。 見たいか見たくないか? そんなの、見たくないに決まってる。 ……けれども ]
僕は、見たくない。見たくないよ……。 だけど、確認しなかったら、 そっちの方が、多分怖い。
[ 一緒に行く、と辰美に向かって頷いて。 それから、連城に顔を向けた ]
連城は無理すんなよ!
[ 煽ってるわけじゃありません。多分* ]
(334) 2020/06/16(Tue) 22時半頃
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―― 現在:地下1階 ――
[ 誠香は名探偵にはなれない。 そのことは身に染みているので>>0:552>>1:603 名探偵認定されなくてよかった。>>352 うっかり連城に八つ当たりしていたところだった ]
おー。
[ 行くか、と促されて、>>352 できるだけ声が硬くならないように、 気負ってない声に聞こえるように、 誠香は返事をした。 そんな意識自体が がちがちに気負っているということなのだけど、 そこは大目に見ていただきたい。 一人じゃなくてよかったと思う。 一人だったら、きっと恐ろしくて 確かめになんて行けなかった。 ]
(375) 2020/06/16(Tue) 23時頃
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―― 現在:→体育館前 ――
[ 1階に戻ると、少しほっとした。 壁も床も天井も綺麗だ。まともだ。本物だ。 と、思った時に、それを見つけた。 見つけてしまった ]
インク、かなあ……?
[ そうだよね。そうであってほしい。 それはほとんど願望のようなものだった。 ぺたぺたと続いている赤い足跡。>>213 でも、赤いインクは壁や天井だった。 床のインクは赤じゃなかった。 そんな事実からは必死に目をそらす ]
(376) 2020/06/16(Tue) 23時頃
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[ 本物の1階にはインクが飛び散っていたりしない。 インクに足をとられる心配もない。 ひょいひょい避けたりなんてしなくていい。 だから誠香はできるだけ床を見ないように、 辰美の背中に視線を固定して体育館を目指した。 馬鹿だと思う。 目指しているのは、本物の血だまりだというのに ]
え。
[ 体育館に近づけば、 やっぱり生臭い匂いが漂ってきた。 だから、そこに“本物”があることは 理解していたつもりだったけれど、 辰美の背中を見ていたので気づくのが遅れた ]
(377) 2020/06/16(Tue) 23時頃
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夏美ちゃん、なのか?
[ ああ、見たくない。 でも、確かめなければ。 何のためにここまで来たのか。 誠香は唇を震わせて、それでも辰美の背中越しに、 転がっている何かを見た。 すぐにそらしてしまったけれども ]
夏美ちゃん……じゃ、ない?
[ なんだろうな、と辰美が聞いた。>>355 辰美が名前を呼んだのに。 現実逃避? それもなんだか辰美らしくない。 そう思ったから、 恐る恐るもう一度視線を向けた。 血だまりの中に転がっている夏美の姿……夏美の姿? ]
(378) 2020/06/16(Tue) 23時半頃
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人間じゃない……? 人形? みたいな。
[ たとえ人形だとしても、 血だまりに転がる姿は酷くグロテスクだ。 それでも、確かめよう、と誠香は一歩近づいた* ]
(379) 2020/06/16(Tue) 23時半頃
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―― 現在:体育館前 ――
[ 血だまりを踏んでしまわないように気を付けながら、 一歩、近づいた。 正体を確かめるように、しゃがんで目線を近づける。 連城は、誠香を心配してくれている。>>392 それはよくわかっているし、 言っている言葉は確かにその通りなのだろう。 それでも ]
……うん。人形、みたいだ。マネキン、かな。 他にも何人か来たみたい、だよな。 けど……けどさ、 血、は……本物っぽい、んだよな……。
[ マネキンは、ニセモノ? 夏美のニセモノ? 本物を探しにここに来たのに、 夏美のニセモノが転がっている ]
(398) 2020/06/17(Wed) 00時頃
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夏美ちゃんのニセモノのマネキン、だったら…… この血を流したのは誰なんだろう。
[ その言葉に、答えなんか求めていなかった。 誰もわかるわけがない、そう思いながら、 それでも言わずにはいられなかっただけだった。 けれども、辰美の呟きは、>>395 まるで誠香が求める答えのようで ]
夏美ちゃんがここで死んで、 マネキンになっちゃった、ってこと?
[ 立ち上がって、信じられない、 という表情を浮かべる。 けれど他の可能性が浮かばないことも事実だった ]
(399) 2020/06/17(Wed) 00時頃
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そー……だな。 そうした方がいい、よな。 ありがとう、辰美。
[ 被せるものを探しに行くという辰美にお礼を言って、 誠香はそのまま見送った* ]
(400) 2020/06/17(Wed) 00時頃
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―― 現在:体育館前 ――
[ 死んだらマネキンにと言い出したのは辰美なのに>>395 夏美を探した方がいいかも、とも辰美は言う。>>396 辰美が戻ってくるのを待ちながら、 どちらが正しいのかと、誠香は考える ]
どうして、死んじゃったのかな。 どうして、夏美ちゃんだったのかな。 この世界で死んだらどうなるのかな。
[ ぽつりぽつりと、誠香は呟く。 きっと正解なんて誰も知らない疑問を呟く ]
(441) 2020/06/17(Wed) 00時半頃
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夏美ちゃん、元の世界に帰ったのかな。 この世界で死んだら、元の世界に帰るのかな。 ……残ってる僕たちは……どうなるのかな……。
[ 帰ったのだとしたら、それは、夏美の意志? それとも強制? 順番が回ってきたら、強制的に帰らされる? 殺される? 死んでしまう? 順番に、ここにいるみんな、死んでいく? マネキンになる? ]
…………連城は、早く、帰りたい?
[ マネキンに視線を向けたまま、 誠香はぽつりと問いかけた* ]
(443) 2020/06/17(Wed) 00時半頃
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―― 現在:体育館前 ――
うん……うん。
[ ぽつりぽつりと返ってくる連城の言葉に>>464 ぽつりぽつりを相槌を打った ]
(491) 2020/06/17(Wed) 01時頃
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そうだよな。わかる。 急に出られなくなって、文化祭になって、 わけわかんなかったけど、 最初、ちょっとパニクったけど、 落ち着いたら、割と平気っていうかさ……、 どうしても、絶対帰りたいとは、 僕も、思わなくなってたな……。
[ ぽつりぽつりと誠香も心情を吐露しながら、 連城がメールの送り主に寄り添うと言ったのに>>467 ちらりと顔を見て、笑った ]
連城って、いいやつだよな。
[ 誰だろうと考えはしてみたけれど、 考えてもわからなかった。 わからないまま、誠香の思考はそこで止まっていて、 見つけた後のことなんて、考えてもみなかった ]
(492) 2020/06/17(Wed) 01時頃
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ふはっ。
[ 居たくない。 けれど、交渉次第でいてやってもいい。>>473 連城の思考は誠香が思いつきもしなかったもので、 思わず小さく噴き出していた ]
すごいな、連城。 その発想はなかった。 僕は、残るか帰るかどっちかしか考えてなかった。 馬鹿にしてないからな? 本気でほめてるからな?
[ なにしろ連城のことは ちょくちょくいじっている自覚はある。 ほめ言葉が素直に受け止められないような気がして 思わず念を押したけれど、 むしろ嘘っぽくなったかもしれない ]
(493) 2020/06/17(Wed) 01時頃
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[ 連城の思考はとても真っすぐで、健全だと思う。 だから、誠香は安心してしまったのだ。 だから、ぽろっとこぼれ出た ]
……連城には、死にたい理由なんて、ないよな。
[ 「死にたい理由のひとつやふたつ、 みんなあるんじゃないかな」>>1:572 怜はああ言っていたけれど、 連城はそんなことないよな。 そんな風に、思ってしまったのだ** ]
(494) 2020/06/17(Wed) 01時頃
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―― 現在:体育館前 ――
うん、そうなんだよな。 最初は焦ったけど、 お化けのいないお化け屋敷っていうかさ、 そんな感じだよな。
[ うんうん、と誠香は頷く。 非日常に最初は酷く慌てたけれど、 人間は良くも悪くも慣れる生き物だ。 そう、直接危険が襲ってきたこともなかった。>>502 少なくとも、こんなマネキンが現れるまでは。 出られないんだから泊まるしかないな、と 現状を受け入れる程度には、 誠香だって順応していた ]
(576) 2020/06/17(Wed) 11時半頃
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ほんとだって、ほめてるほめてる。 連城は、すごいし、いいやつだ! だから、今度なんか奢ってくれよ。 なんてな。 冗談だって。
[ 本気でほめていたのに、 何も出ないなんて言われると>>503 やっぱりからかいたくなってしまったのは、 連城の人柄のせいだと思う ]
(577) 2020/06/17(Wed) 11時半頃
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ああ、違う違う。 むしろ、連城は違うなって思ったんだ。 だから言った。 疑ってる方が、言い難いだろ。こんなこと。
[ ぽろりとこぼれてしまった質問に、 冗談で返されたということはわかっていたけれど>>504 一応念を押しておく。 清々しいほどないと言い切られて、>>505 そうだよな、と誠香は肩の力が抜けた。 クラスメイトの誰かが あんなメールを送っただろう事実は消えないけれど、 それでも少なくとも目の前のこいつじゃない。 それはなんだか安心することだった ]
(578) 2020/06/17(Wed) 11時半頃
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だよな。ちょっと安心した。 ……なんかな、ここに来たのは、 死にたい理由がある人間なんじゃないかって、 そんな説があったっぽいから、さ。
[ 誠香に死にたい理由がないかと聞いた時。>>572 そして誠香の返事を聞いた時。>>618 怜はちっとも驚いていなかった。 むしろ、やっぱりなと言いたげだった。 それは、怜がそういう風に考えていたからじゃないかと 誠香はそう思っている ]
(579) 2020/06/17(Wed) 11時半頃
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[ そんなことを考えていたら、 布を抱えた辰美が戻ってきた>>522 ]
……あ、辰美、おかえり。 布ありがとな。
[ ばさり、と布が広げられて、 マネキンは白に包まれて見えなくなった。 なんとなしに、誠香はそれをしばらく見ていた。
このまま雪景色に溶けて、消えてしまえるなら>>0:27
今朝考えたことが頭をよぎる。 小さく頭を横に振った ]
(580) 2020/06/17(Wed) 11時半頃
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それな! 受験! あーもー思い出させんなよー。
[ 気を取り直したように顔を上げて、 世知辛い現実を思い出させる辰美に抗議の声を上げる。 ふと、眉を寄せた ]
辰美、血、出てる。
[ 唇を示して>>459 誠香はなんだか自分が痛いような顔をした** ]
(581) 2020/06/17(Wed) 11時半頃
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―― 回想:高1〜高2 ――
[ 受験を何とか乗り切って、誠香は高校生になった。 現実を忘れるように勉強に打ち込んだのが よかったのか悪かったのか。 兄の死にショックを受けて、 勉強に手がつかないんじゃないか。 そんな風に心配していた両親は、 誠香の合格を喜んでいたけれど、 もちろん誠香の気持ちが晴れるわけもない。
桜の下で撮った記念写真には、 新しい制服に身を包んで、 酷く硬い表情をした誠香が写っている。 それも、緊張していると笑われたけれど ]
(585) 2020/06/17(Wed) 13時半頃
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[ 兄の遺品のノートパソコンは、誠香のものになった。 何か意図があったわけじゃない。 それまで誠香が使っていたノートパソコンも兄のお古で、 型式もスペックも段違いだった。 それだけの理由だった。
貰ったものの、 しばらくは触れることさえできなくて、 誠香がようやく立ち上げることができた時には、 もう夏が近づいていた ]
(586) 2020/06/17(Wed) 13時半頃
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[ パソコンの中には、兄が綴った物語がたくさん、 本当にたくさん、残されていた。 長いものも、短いものも、たくさん。 並ぶタイトルを見つめるだけで、 きりきりと誠香の胸は痛んだ。 これは、兄の夢だ。 作家になりたかった兄の、夢のかけら。 その夢が途切れてしまったのは、 誠香のせいかもしれない。 あれが事故だったのか自殺だったのか、 本当のことはもう誰にもわからない ]
(587) 2020/06/17(Wed) 13時半頃
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……でも、…………でも。 僕は、嘘をついたわけじゃない。
[ 本当に事故だったのかもしれない。 そう自分に言い聞かせている誠香が、 次に縋ったのはそんなことだった。 誠香は、確かに兄を傷つけた。酷いことを言った。 でも、嘘をついたわけじゃない。 兄はそれまで、納得のいく作品を書けたことが 一度もなかった。 応募しなければスタートラインにすら立てないのに、 応募することなく、パソコンの中にだけ、 兄の夢は積もっていった。 これだけの数を書いておきながら、 応募に値するものがひとつもなかったなんて、 それは、才能がないってことじゃないのか ]
(588) 2020/06/17(Wed) 13時半頃
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[ そうだ、簡単に証明する方法があるじゃないか。 ふと、思いついた。思いついて、しまった。 兄が残した作品を、実際に応募してみればいいのだ。 応募して、選ばれなければ、 誠香が言ったことは嘘じゃなかったと、証明される。
自分の名前を使った理由は単純だった。 故人の名前で応募するのはどうかと思ったからだ。 それだけ。本当にそれだけ。 どうせ選ばれるわけがないのだ、 自分の名前で応募することに躊躇いはなかった ]
(589) 2020/06/17(Wed) 13時半頃
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[ 誠香は、作家になるつもりなんかなかった。 誠香は、ただ証明したかっただけだった。 自分は、嘘なんかついていないのだと。 兄に、才能はなかったのだと。
簡単な証明問題だと、思ったのに ]
(590) 2020/06/17(Wed) 14時頃
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[ 文学賞の締め切りは年末で、 発表されるのは翌年の春。 誠香は高校2年生になっていた。
出版社の目的は、本を売ることだ。 高校2年生の文学賞の受賞。 売れるための話題性として申し分ない。 大々的に宣伝しないはずがない。 快挙! 初! 史上最年少! そんな大げさな煽り文句がつけられて、 誠香の名前は文芸誌の表紙を飾っていた。
訂正する機会なんて、どこにもなかった。 あれは誠香のものじゃない、 兄の書いた作品なのだと、 主張する機会も与えられぬまま、 気が付けば、誠香は現役高校生作家になっていた。 されていた、という方が正しいかもしれない ]
(591) 2020/06/17(Wed) 14時頃
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[ これが、誠香の二つ目の悩み** ]
(592) 2020/06/17(Wed) 14時頃
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―― 現在:体育館前 ――
えっ!? いや、いいって! 冗談! ほんと冗談だから!
[ 冗談だと言ったのに、なぜかコンビニスイーツを 奢られる流れになっていた。>>606 慌てて否定をしながら、 もしかしなくても連城はチョロいんじゃないか? 将来、悪い人に騙されなければいいが……などと、 誠香は本気で連城の未来を案じた ]
(642) 2020/06/17(Wed) 20時半頃
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それよりさ、連城が言うみたいに、 遺書の送り主見つけてさ、 みんなでちゃんとここから帰ってさ、 そしたら、みんなでファミレスでも行こうよ。 ほら、出られないってなる前に、話してたじゃん。 休校みたいだから、 みんなでファミレスでも寄ってこって。
[ な? その方が楽しいじゃん? そう言って、誠香は笑った。 その“みんな”の中に、きっと夏美もいるはずだ。 そうでなければならない、と思う ]
(643) 2020/06/17(Wed) 20時半頃
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思い出させんなって言ってんじゃん! わざとだろ! わざと言ってんだろ!
[ 思い出させるなと言ったのに、 ああやなこったと畳みかけてくる。>>599 くわっ! と辰美に抗議した。 連城は悪気はないことはわかっているが>>608 非日常に身を置いているというのに、 日常の世知辛い現実に目を向けさせないでいただきたい ]
(644) 2020/06/17(Wed) 20時半頃
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[ 確かに辰美の顔より背中を見ていた時間の方が 長かったような気がするが、 いくらなんでも血が出ていたら気づく。 地下では血なんか出てなかったはずだ。 しかし辰美があまりにも真顔なので、 うっかり信じそうになった ]
真顔で言うな! 信じそうになるだろ!
[ 誠香のツッコミが冴えわたる。 辰美の説明は納得のいくものだ。>>601 誠香だって冬はリップクリームが欠かせない。 連城の感じている微妙な違和感を>>609 誠香は察することができなかった ]
(645) 2020/06/17(Wed) 20時半頃
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僕のリップクリーム貸すわけにはいかないしな。 ……噛むなよ。悪化する。
[ そう言うにとどめて、 教室に戻るか、という連城に頷いた>>610 ]
そろそろ本格的に泊まること考えないとだし、 一度教室に戻ろうよ。 戻りながら夏美ちゃんが見つけられたら、 それが一番だしな。
[ そう言いながら、 きっと夏美は見つからない。 夏美がいなくなったから、 代わりにマネキンがここにいるのだ。 誠香はそう思っていた* ]
(646) 2020/06/17(Wed) 20時半頃
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[ 気になっていた本の続き、という言葉に>>647 肩がちょっと震えたのは、 気づかれていなければいいと思う ]
(661) 2020/06/17(Wed) 21時頃
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―― 現在:体育館前 ――
多分がついてる時点でわざとなんだよ!
[ 薄々察してはいるのだ。 ツッコませるためにボケてますよね?>>648 わかっていてもツッコんでしまうのが 悲しいかな、性分というものである。
ハンドクリームじゃあるまいし、 さすがにリップクリームは貸せません。 一応人並みの恥じらいはあります。多分 ]
(662) 2020/06/17(Wed) 21時頃
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[ 辰美は口を洗ってくるという。>>649 無理もないことなので、誠香は頷いた ]
あ、購買にリップクリームもあったと思う。 寄るなら買っとけばいいよ。
[ そんなアドバイス。 死ぬなよ、と言われて瞬いた>>650 ]
(663) 2020/06/17(Wed) 21時頃
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辰美もな。
[ ミステリーだとこういう時、 単独行動してるやつから脱落するんだぞ。 そんな言葉が浮かんだけれども、 夏美にそっくりなマネキンの前で、 とてもそんなことは言えなかった。 そんなことあるはずないと思うけど、 なんなら殺されそうになっても返り討ちにしそうとか 思ってるけど、 もしもそんなことになったら、きっと、 誠香は自分が許せない* ]
(664) 2020/06/17(Wed) 21時頃
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―― 現在:廊下 ――
[ 地下1階で踏んでしまったインクは、 いつの間にやら乾いていた。 多少ぺたぺたと足裏に違和感があるけれど、 もう廊下に足跡が付くことはない。 それならいいかと誠香の上履きはそのまま。 誠香はそういうことに無頓着だった。 女子力? 何それ美味しいの? だから誠香はぺたぺたと、 連城と教室に向かっていた ]
(695) 2020/06/17(Wed) 22時頃
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そういえば、男子は教室で寝るみたいだけど、 女子はどうしたらいいんだろ? 保健室とか? うわー、8組男子、紳士じゃんー。
[ 誠香はせっかく阿東が書いた黒板の付け足しを、 残念なことにまだ読んでいなかった。 怜を追いかけて飛び出して、 戻ってきた時はチャイムのあとで、教室は無人で、 きちんと確認しなかったのだ。 報連相は大事です* ]
(696) 2020/06/17(Wed) 22時頃
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―― 現在:廊下→教室 ――
あ、そんな書き込みあったんだ? いやあ、悪いね。 遠慮なく使わせてもらうな!
[ ふと、交代で使えば? なんてことが頭に浮かんだ。 連日教室で雑魚寝じゃあ男子も疲れるだろうし。 でも、自分が使ったベッドを男子に使われることに 抵抗がある女子もいそうだ。 それじゃ、やっぱりなしだな…… というところまで考えて、 いやいや、と誠香は頭を振った。 それじゃまるで、明日も泊まるみたいだ ]
(722) 2020/06/17(Wed) 22時半頃
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[ このまま保健室に行く? と連城が気を利かせてくれた。 それにも誠香は首を横に振る ]
いや、一回教室行くよ。 ジャージ取りに行きたいし、 それに、お弁当、まだ食べてなくてさ。
[ 制服のまま寝てしわだらけは避けたい。 その程度の恥じらいはあった。靴底には無頓着だけど。 というわけで一緒に教室に向かっていると ]
(725) 2020/06/17(Wed) 22時半頃
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あ、千夏ちゃん。
[ 流れるように会話に加わった千夏に、>>719 誠香もやあと手を上げる。 ごはんのお誘いにもちろんと頷いた ]
食べる食べる!
[ もちろんそのごはんがクレープだなんて思ってません* ]
(728) 2020/06/17(Wed) 22時半頃
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―― 現在:廊下→ ――
あ、やっぱり家庭科室のごはん、 作ってくれたのここのんだったんだ。 そうだろうなと思ってたよ。
[ 千夏に相槌を打ちながら、教室に向かう。 千夏はいつもよりもテンションが少し 高いように見えた。 そうなんだ、と返事をしながら、 母の持たせてくれたお弁当のことを考える。 大丈夫。冬場だからきっと明日の朝でも食べられる。 食べられたらいいな。 ほら、どうせ夢だから、きっとおなかなんか壊さない ]
(756) 2020/06/17(Wed) 23時頃
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クレープ! 僕も好き。 フルーツ入ってるやつあるかな。
[ ちなみに誠香は生クリーム派である。 千夏がそんなに食べても大丈夫なのか、 少し気になったけれど、 心乃も一緒なのだしきっと大丈夫なのだろう。 そう思った誠香は、余計な口を挟まない。 心乃が言えばいつものお母さんの気遣いが、 誠香が言うとまるで腫れ物に触っているような 雰囲気になってしまう。 そういうことはなんだか自覚していたから ]
(757) 2020/06/17(Wed) 23時頃
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だって! 連城、おなか出して寝ちゃだめだぞ!
[ 千夏に言い添えて連城にはそう言った。 連城って、そういうことを言ってしまいたくなる 雰囲気があるから仕方ない* ]
(758) 2020/06/17(Wed) 23時頃
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―― 現在:廊下→教室 ――
[ おなかを出して寝るのはガキらしい。>>779 連城の寝相は大丈夫らしい。それはよかった。 誠香はいかにも話の流れで思いついたように、 できるだけなんでもない風で、 さっき思ったことを言った ]
……なあ。泊まるのって、今晩だけかな。 明日、帰れると思う?
[ 帰れるとして、その方法は? とは、言わなかった。 帰る時は、普通に昇降口を出て、 歩いて家に帰りたい ]
(805) 2020/06/17(Wed) 23時半頃
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[ 教室に入ると、 連城が地下1階情報を黒板に書いてくれた。>>781 「お、ごくろー」なんて言いながら、 誠香は心乃に挨拶する ]
家庭科室のごはんって、 やっぱりここのんが作ってくれたんだね。 ありがとう。
[ ジャージを確保したら、教室に用はなかった。 お弁当は明日食べます、母さん、と 心の中で念じておく ]
(806) 2020/06/17(Wed) 23時半頃
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うん、いこー。
[ 連城に頷いて、 千夏や心乃と連れ立って、 家庭科室でご飯を食べてから、 クレープを食べに行った。 こんな遅い時間に甘いものなんて罪深い! なーんて笑いあって。
本当に、文化祭が戻ってきたみたいに、 その時は楽しかった。 体育館前のマネキンのことを、 少しの間、忘れてしまうくらいに* ]
(808) 2020/06/17(Wed) 23時半頃
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