人狼議事


191 The wonderful world -7 days of MORI-

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視点:


【人】 トレーサー キルロイ

 ── 1st day:ロイヤルホテル九曜 ──

[ 彼の言葉>>2:702に、5秒くらい、固まっていたかもしれない。]

 ── 確かに、ネルは優しいから、
 他人の死を悼むかもしれない。

 けど、
 ネルの手を汚させるつもりはないし、
 ネルはおれがなにをするのかなんて、
 知らないでいてくれればいいし、

 それに、きっと分かってくれる。
 ネルが生き返るべき人間なのは、
 分かりきったことなんだから。

[ それに、おれは別に、
 きみの世界さえ取り戻すことができるなら、
 おれのちっぽけな存在など、どうだっていいのだ。]

(7) 2016/06/07(Tue) 06時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ 彼には、おれとはまた違った事情があるみたいで、
 生き返りの権利の獲得以上に、
 今この瞬間、相手の嫌がることをしない。
 って、言っているみたいで、

 おれは、絶対にきみを元に戻したくて、
 けれど、きみに悲しい思いもしてほしくないから、
 なら、やっぱり、頑張ってポイントを稼いで、
 それでもダメなら、こっそり動いて、
 気づかれないようにするしかないのかな。
 なんて、考えてみる。

 どうせ、7日後には死ぬひとたちなんだから、
 少し早く死んだって、なにも変わらないのにな。

 正しいことをするんだから、
 なにも気に病む必要なんてないのに、
 きみはやっぱり優しい。]

(8) 2016/06/07(Tue) 06時頃

【人】 トレーサー キルロイ



 正しい選択は、いつか──、

[ つらつらと言葉を紡ぎながら、
 ぱちん、とパズルのピースが当てはまったみたいに、
 いつかの記憶がふわりと浮上する。]

(9) 2016/06/07(Tue) 06時頃

【人】 トレーサー キルロイ


[ 『正しい行いは、いつか実を結ぶのよ』
 と言って、優しい笑みを浮かべた母は、
 本棚に詰まっていた絵本を積み上げて、
 丁寧に、ほどけないよう、麻紐で縛り上げた。]
.

(10) 2016/06/07(Tue) 06時頃

【人】 トレーサー キルロイ


 ── いつか、届くよ。

[ おれは、半ば彼を励ますような気持ちで、
 そんなことを言って、自分で頷いた。

 それから、彼の打算のようななにか>>703に、
 悪い笑みを浮かべる彼と不釣り合いに、
 きょとんとした顔をしていただろう。]

(11) 2016/06/07(Tue) 06時頃

【人】 トレーサー キルロイ



 恩義なんて、運命の前じゃなんでもないよ。

.

(12) 2016/06/07(Tue) 06時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ 立ち去る彼>>704を、見送るように手を振る。

 きみはそろそろ戻ってくるかな。
 おれの気がかりはそれだけだった。

 きみが戻ってきたら、
 彼のどいたソファを進めて、
 少し休むように促そう。

 それにしたって、
 彼は奇妙なことを言うものだ。
 おれがきみ以外と"組む"ことなんて、
 あるはずがないのに。

 薄れゆく視界に、きみの顔を見た、
 気がした。**]

(13) 2016/06/07(Tue) 06時頃

トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2016/06/07(Tue) 06時頃


【人】 トレーサー キルロイ

 ── 2nd day:中央区 2前 ──

[ きみの顔を見て、ほっとして、
 首筋に落ちた赤色を拭おうとした記憶はあるのに、

 気がつけば、
 (1.コロシアム 2.901 3.ドラッグオージョウ 4.警察署)の前にいた。

 またも固い感触に触れて目覚めるのは、
 とても良い目覚めとは言えないけれど、
 今度こそ、きみが隣にいたんだから、
 肩が痛い背中が痛いとか、
 全部吹き飛んで行ってしまう。*]

(30) 2016/06/07(Tue) 12時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

 ── 2nd day:901前 ──

 おはよう、ネル。

[ おれの朗らかな挨拶とほぼほぼ同時に、
 今日も、ケータイが鳴った。>>#0

 おれは迷わずそれを開き、
 一通りの文面に目を通す。]

 ── 闘技場、っていうのは、コロシアムのことかな。

[ そのあとはよく分からないけれど、
 行ってみれば、まあ、わかるだろう。

 制限時間は120分。目的にはそう遠くない。
 それを確認したおれは、
 きみにひとつお伺いをたてる。]

(31) 2016/06/07(Tue) 13時頃

【人】 トレーサー キルロイ



 ── やっぱり、刃物が必要かな、って。

[ 少しはにかんで告げるおれの手には、
 昨日と同じように、金属バットが握られているけれど、

 昨日、実感したんだ。
 いきものを殴るのはなかなかに大変だし、
 同級生たちの操る刀剣は、とても便利そうだった。

 あそこまではいかなくともさ、
 肌を突き破る刃があれば、
 おれはきみを、もっとうまく守れると思う。

 それに、正直、
 思い切りバットを振るってのは、
 昨日無様に地面に落っことされたとき、
 打ち付けた背中に、まだ少し響くのだ。]

(32) 2016/06/07(Tue) 13時頃

【人】 トレーサー キルロイ


 ……だからさ、ちょっとだけ、
 店に寄ってから、動かないか?

 昨日見た百貨店には、
 キッチン用品の取り扱いもあったしさ。

[ 言いながら、おれは、
 ほぼゼロとなった所持金に思い至り、
 昨日、桐原か、森さんか、
 とりあえずおとなではあった、
 もう片方のペアの背の高いひとに、
 いくらかお金を貸してもらえないか、
 聞くべきだったかもしれない、と後悔もする。]

(33) 2016/06/07(Tue) 13時頃

【人】 トレーサー キルロイ


 ── 警察で、お金を借りてもいいんだけど。

[ 財布を落としたフリをして、
 交通費を貸してもらう手が使えるかもしれない。

 それよりも、
 都合よく桐原か誰かが、
 そのあたりにいないかな、
 通りかからないかな、とか、
 おれはキョロキョロ、あたりを見回している。*]

(34) 2016/06/07(Tue) 13時頃

トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2016/06/07(Tue) 13時頃


【人】 トレーサー キルロイ


 ううん、なにか大会でもやってるんじゃないか?
 黄金っていうと、メダルとか、トロフィーとか。

[ 一番は金色だと昔から決まっている。]

 コロシアムが目的地だとして、
 昨日みたいに、敵とかミッションが待ち構えてたら、
 ちょっと、心もとないからさ。

[ なんせ、おれの”サイキック”じゃあ、
 なーんにも、殺せやしないのだ。

 いくらかの間、相手の動きを制限するだけ。
 それじゃあ、撃破とは到底見なされないだろうし、
 トドメをさせずに敵ばかりつくるのはバカバカしい。

 よな?]

(69) 2016/06/07(Tue) 20時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ とまあ、きみの顔が一瞬引きつった>>51ことに、
 言い訳がましく、言葉を追加して、

 一応、納得はしてくれた様子のきみに、安堵して、
 それじゃあ、歩き出そうかと、頷いてみせる。

 さすがに、”モリ区”という広々としたフィールドで、
 しかも、この雑踏の中で、
 唯一心当たりのある顔を見つけられるとは思っていなかった。

 のだけれど、]

 ……マジでいた。

[ これはもう、きみの日頃の行いが素晴らしいとかなんとかで、
 死神だか誰かがオマケをしてくれたとしか思えない。]

(70) 2016/06/07(Tue) 20時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ キョロキョロとしていた矢先、というか、
 同じ建物の前、この人混みをものともせず、
 そこにいるのだから、まあ、見えた。>>60]

 ── 行こう。

[ おれは、上機嫌にきみに声をかける。

 そうすれば、きみにもかつての級友たち、
 或いは、昨日も目にしたライバルたちの姿が分かったろうか。

 おれは、カラカラと金属バットを引きずりつつ、
 至って友好的な表情(当社比)で、彼らの名を呼ぶ。]

(71) 2016/06/07(Tue) 20時半頃

【人】 トレーサー キルロイ


 ── 森さん、桐原。

[ 咄嗟に、彼女の名を先にしたのは、
 昨日(先程、とも言う)の会話がよぎったからかもしれない。

 逃げられてまで追うつもりはない。

 少なくとも、きみの目の前で、
 元・同級生たちをぶん殴るなんて、
 おれがするはずもないし。

 ただ、友好的なアレがソレで、
 いくらかお金を貸してもらえると嬉しいなって。

 ほんと、今は、それだけなのだ。*]

(72) 2016/06/07(Tue) 20時半頃

トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2016/06/07(Tue) 20時半頃


トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2016/06/07(Tue) 20時半頃


【人】 トレーサー キルロイ

[ きみの顔を見て、言葉を詰まらせた彼>>78に、
 どうしてだろうと思いもしたし、

 隣から「おれと契約してくれたネルです」とか、
 「というか昨日言わなかったか?」とか、
 いろいろと口をはさむことも考えたが、

 きみは昔からとても礼儀ただしいひとなので、
 おれなんかが余計なことをせずとも、
 彼に挨拶のひとつでもしてやっただろう。]

(85) 2016/06/07(Tue) 21時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ それよりも、おれには彼に用事があって、
 まあ彼女に、でもなんでもいいんだけれど、

 それを口にしようとするよりも前に、
 なんだかよくわからない質問が飛んでくる。>>80]

 ……武器だけど?

[ おかしなことを聞くものだ。
 昨日彼・彼女は、おれがコレを武器として使う所を、
 割と近くできちんと見ていたはずだし、
 この状況で野球をするバカはいないと思う。

 それに、おれは、
 彼がきみのことを忘れていたからといって、
 突然殴りかかるほど、非常識でもない。]

(86) 2016/06/07(Tue) 21時頃

【人】 トレーサー キルロイ


 ……組み合わせってなんだ?

[ きみとおれがパートナーとしてここにいることだろうか。
 ああ、なるほど。確かにそれは否定できない。

 きみがおれと”組んで”くれたことは、
 奇跡みたいなことだと思っているし、
 だからこそ、おれはきみを取り戻さなければならない。]

(88) 2016/06/07(Tue) 21時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ とまあ、そう考えてみれば、
 彼の質問も、そうおかしなものではなかったかもしれない。
 きみがおれの隣にいるというのは、
 やっぱり、はたから見たって、すごいことなんだと思う。]

 ── ネルは、優しいから。

[ なので、おれは少し照れくさいなと思いながら、
 ちょっとばかしはにかんで、彼の質問にそう答える。
 ちらりときみを見やる。

 それから、これはチャンスだと思い、
 ようやっとのことで、本題について言及する。]

(89) 2016/06/07(Tue) 21時頃

【人】 トレーサー キルロイ


 ── そう、武器なんだ、これ。
 使い勝手は、そこまで良くないけど、

[ さげていた金属バットをほら、と示す。
 昨日獣を殴りつけたせいで、すでに少し傷ついてしまった。]

 それで、昨日さ、桐原たちを見てて、気づいたんだよ。

 ── やっぱり、刃物があったほうがいいな、って。

[ な、とおれはきみに同意を求めて、
 それから改めて、彼と彼女に向き直る。]

(91) 2016/06/07(Tue) 21時頃

【人】 トレーサー キルロイ


  だけど、金がないんだ。貸してくれないかな。

[ どうだ、話が繋がっただろう、と言わんばかりに、
 おれは元・同級生たちの前に、
 やっぱり機嫌のいい顔で、突っ立っている。

 ああ、なんて幸先の良い日だろう!
 なんて、考えながら。*]

(92) 2016/06/07(Tue) 21時頃

【人】 トレーサー キルロイ


 なにが?

[ と、おれは首をかしげる。

 きみを取り戻すには、このゲームに勝つ必要があって、
 そのためには、もっと強い武器が必要で、
 それを買うためには、お金が必要で、
 目の前に、知り合いがいる。

 =金を借りる 以外のどこに行きつくというのだろう。

 むしろ”なんでもデキる”彼が、
 どのあたりで引っかかった>>104のか、
 そこのところ、引っかかったんだけども、]

(139) 2016/06/07(Tue) 22時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ 彼が、どうやら頼みに応じてくれるらしいと知って>>107
 やっぱり今日は良い日だな、
 やっぱりおれがこうしてきみと、
 ここにいることは、もうそういう運命なのだな、なんて、
 疑問もなにもかも、どこかに飛んでったらしい。]

 ありがとう、桐原。助かるよ。
 桐原には助けられてばかりだな。

[ ほんとうに良かった。助かった。
 多分こうも周囲に恵まれているのはきみのおかげだろう。

 と、おれは彼に素直に礼を告げて、
 渡されたお金を丁寧にポケットにしまう。]

 うん、そうする。
 桐原の墓は親御さんに聞けば分かるかな。

[ 中学時代の同級生として墓参りがしたいと言えば、
 まあ、早々断られないだろう。おれはともかく、きみなら。]

(141) 2016/06/07(Tue) 22時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ おれは考える。
 おれがいなくなったあとの生活を心配して、
 家においてきたいくらかのお金がある。
 両親は、きっとそれに手をつけていないし、
 おれの家には鍵なんてかかっていないし、
 それに、
 山田さんにまだ何日か分のお駄賃をもらっていない。

 合わせれば、桐原に借りた金額くらいにはなるはずなので、
 手を煩わせて大変申し訳無いが、そのときがきて、
 おれがそこにいない場合は、きみにお願いしようと思う。

 死ぬ気ないんだろ、と言われても。
 おれが死ぬか生きるかなんて、オマケみたいなものである。]

(142) 2016/06/07(Tue) 22時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ それにしたって、彼がこんなに親切なひとだったとは。
 過去の同級生らは人を見る目がなかったのだろう。]

 桐原たちは”闘技場”に行くんだろ?
 あとで会うかもしれないな。気をつけて。

[ 何に? そりゃあ、ノイズや、死神のことさ。

 おれは最後まで、至って友好的に、
 彼らに手を振って見送ったことだろう。*]

(144) 2016/06/07(Tue) 22時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

 ── 2nd day:901前→宵越屋 ──

[ そんなこんなの後に、おれたちは歩き出す。

 昨日とは違い、手にはすでに一応は武器があり、
 ポケットには金があり、隣にはきみがいる。

 おれは、慎重に、ミッションクリアを第一に考えつつ、
 ではあれど、非常に満たされた気持ちであった。

 道中、昨日と同じオオカミの形をしたノイズが、
 3匹ほど、襲いかかってきたけれど、

 時間が経ったからか、回復していた翅や、
 握りしめていた金属バットで奮闘し、
 少しずつではあるものの、目的地へと近づいていく。]

(152) 2016/06/07(Tue) 22時半頃

【人】 トレーサー キルロイ


 ── ネル、絶対離れないで。

[ 昨日のことを思い出すと、ぞっとする。

 そうだ、マスクも買おう。
 百貨店にも置いているのかな?
 ドラッグストアにあとで向かったほうがいいのだろうか。

 隣にいるきみに、おれが翅を出すたびに、
 迷惑をかけてしまうのは、とても忍びない。

 そうこうして進んでいくと、それなりに時間はかかるもので、
 さらにいえば、結局のところ、トドメをさすのは、
 いつもきみの司る兵隊たちの剣であり、銃であった。

 なんだか情けないなあ、と思いながら、
 おれときみの視界に、目的地が移るころには、
 先客>>140の姿は、すでになかったことだろう。**]

(157) 2016/06/07(Tue) 22時半頃

トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2016/06/07(Tue) 22時半頃


【人】 トレーサー キルロイ

 ── 2nd day:宵越屋前 ──

[ たとえば、おれが、このミッションを正しく理解していて、
 目的地が屋上である、というところまで、
 きちんと気づけていたなら、
 気合を入れて飛んでみよう、
 という案もあったのかもしれない。

 けど、目下、おれの目的は、
 この建物の中にあるキッチン用品売り場にあって、
 そのためには、ふつうの”客”然として、
 入り口に向かうほか、ないのだ。]

(297) 2016/06/08(Wed) 11時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ ── というわけで、

 ミッションがどうとか、
 そういうのを抜きにしてここにたどり着いたおれは、

 突然、おれときみの周りを、
 透明の壁が取り囲んだこと>>@64や、
 目の前に、ふわりと、何かが降り立ったこと>>@3に、
 驚き、目を見開く。

 その姿は、昔、きみと読んだ、
 クリスマスの天使さまにもよく似ていた。

 背中に生えた、黒い羽以外。]

(298) 2016/06/08(Wed) 11時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ そして、これは、”死神のゲーム”だと、
 おれはよくよく理解している。

 死神のいうことはゼッターイ、というやつで、
 逆らう理由なんてないし、さっさと先に進みたいし、

 そもそも、なんて簡単な問いなんだ。]

(299) 2016/06/08(Wed) 11時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

 

   ── ネルのほん。

.

(300) 2016/06/08(Wed) 11時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ 彼だか彼女だか知らないし、どうだっていいが、
 天使モドキが問いかけるなら、
 おれは間髪入れず即答したことだろう。

 悩むまもない。他なんてない。

 さあ、答えたぞ、と言わんばかりに、
 おれは、壁を挟んだ先にいる、
 黒い羽の持ち主に、視線を向けたことだろう。*]

(301) 2016/06/08(Wed) 11時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

 ── 記憶:紀陸 類のすべて ──

[ 欲しいものなど、何も手に入らぬ人生であった。

 とまあ言ってしまえば、
 ハナから諦めてかかるからだとか、
 精一杯足掻いてから言えだとか、
 至極まっとうな言葉が飛んでくるだろうし、
 事実、そうなんだろうけど。

 はじめは、多分、おれも”持ってる”側の人間で、
 小ぎれいな住宅地のきみの隣の家に住んでいた。

 隣り合った家に同い年かつ同性のこどもがいたんだから、
 そりゃあ、まるで兄弟みたいに育ったね。

 ── せいぜい7つのときまでなんだから、
 育ったと言うと、語弊があるかもしれない。]

(315) 2016/06/08(Wed) 16時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ おれは生来、ひどく人見知りで引っ込み思案な性質で、
 公園を駆けまわるより、砂場でお城をつくるのがよくて、
 できることなら、きみかおれの家で絵本を広げていたかった。

 日が暮れるまで、清潔な部屋の片隅で、
 一冊の絵本を覗きこむから、ときどき、額がぶつかる。

 ふたりして、やわらかい世界に浸っていると、
 お母さんがおやつとジュースを持ってきてくれるけれど、
 きみも、おれも、絵本に夢中で、気付かないことのほうが多い。

 きみとなら、何度同じ物語をなぞったって飽きなかったし、
 けどやっぱり、クリスマスも誕生日も、
 おれは新しい本ばかりをねだって、本棚を溢れさせた。

 そんな、幼い日の記憶。]

(316) 2016/06/08(Wed) 16時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ ── とまあ、よい話ばかりしたって仕方がない。

 神様は突然我が家にやって来た。

 小学校に上がって間もなかったおれの記憶はあやふやで、
 気づけば引っ越しが住んでいた記憶しかないけれど、

 おれがぼうっとしている間にも、
 父は仕事を辞めて、家を売った。
 日のささない団地の一室に越した。
 住まいも家具も何もかも売り払って得た金は、
 全部、神様が持ってった。

 数年して、やっとそのことに気づいたおれは、
 なんだか、ボロい商売だなあと思い、
 でも、こうなってしまったら仕方ないなあとも思って、
 その後十年、毎日夕方四時半、
 強欲な神様に祈りを捧げることになる。]

(317) 2016/06/08(Wed) 16時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ 色々と残念なことはあったけれど、
 仕方のないことのような気がしていた。

 友だちをつくるには、我が家の噂は広まりすぎていたし、
 親しくなればなったで、迷惑をかけてしまう。

 きみは、変わらず隣にいてくれたけれど、
 なるほど、おれと親しいというだけで、
 他の子たちからすればドン引き案件なのだ、
 と気づいて、距離をおくことにした。

 もともと、穏やかなほうだった両親は、
 これまでにも増してにこにこ笑顔で生きていて、
 極端に質素な生活を送りながら、
 毎日、とても楽しそうなので、
 なんとなく、なにも言えないまま、時間が過ぎる。]

(318) 2016/06/08(Wed) 16時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ ほんとは、友だちだってほしかったし、
 修学旅行にも行きたかったし、家族旅行に憧れた。
 流行りのおもちゃやアニメは、
 よくわからなさすぎて興味もわかなかったけれど、
 もっといろんな本を読んでみたかったし、
 きみの隣にいたかった。

 けど、だんだん、そんなことを考えることもなくなって、
 ただ、ひたすらに”今”を受け入れ続けて、
 気づいたら、きみは絵本作家になっていて、
 遠くの存在になって、
 そして、おれは、何者でもなかった。]

(319) 2016/06/08(Wed) 16時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ ── きみの描く絵本は、あのころの記憶だった。

 おれが、きみと一緒なら、見れた世界。
 やさしくて、あたたかい、遠い記憶。
 おれが生きてきて、一番、よかった頃。
 確かにおれも経験した、輝く思い出のかけらが、
 きみの世界には、確かに存在していた。

 はじめてきみの作品を読んだとき、
 おれは泣いて、あのころに戻りたいと願った。

 もう、戻れるはずはなくても、
 きみの目を借りれば、もう一度、見ることはできた。
 触れて、感じることはできた。あのころの日々を。

 ── それさえなくしてしまったら、
 
 生きている意味なんてないと思った。]

(320) 2016/06/08(Wed) 16時半頃

【人】 トレーサー キルロイ



 ── 逃げよう、この街から。なにも聞かないで、一緒に来てほしい。

.

(321) 2016/06/08(Wed) 16時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ あの夜。

 諦めることで生きてきたはずのおれが、
 たったひとつ、諦めきれなかったこと。

 きみを守りたいと思った。
 きみが無事なら、それでいい。
 そのためなら、なんだってする。

 ── きっと、死の間際、おれはそれだけを悔いた。

 あのとききちんと、諦めていたら。
 これも仕方のないことだと、受け入れていたら。

 きみは、死ななかったのかもしれない。
 たったひとり、守りたかったきみを、
 おれの諦めの悪さが、殺した。

 その後悔が、今のおれをつくり、
 そして、今、みっともなく足掻き、藻掻いている。]

(322) 2016/06/08(Wed) 16時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

 ── 2nd day:宵越屋 前 ──
[ 彼(或いは彼女)の問いが、「なぜ」じゃなくてよかった。

 ── と、おれは思う。

 生前の記憶を手繰ろうとすると、
 なんだかしっくり来ないのだ。

 きみの様子が明らかにおかしいことはよくわかるし、
 きっと、きみの”エントリー料”とやらは、
 きみの自信とか、誇りとか、
 そういったたぐいのものなんだと思うけれど、

 ただひとつ、おれに強烈に残されたものは、
 きみを守りたかった、という思いだけで、

 ── 果たして、おれはなにを失ったんだろう。

 という疑問は、まあ大した問題じゃないので、
 今、目の前の課題にぶつかって、たちまち消える。]

(323) 2016/06/08(Wed) 16時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ 今この瞬間も、やっぱりそうで、
 死神科天使属みたいな、明らかに矛盾した見た目のそいつは、
 なんでなんでを繰り返す三歳児みたいなことを言うから、]

 ネルは、絵本を描くんだよ。

 本屋に行けばあるんじゃないかな。
 この近くにも、大きい本屋があっただろ。

 そうだ、見せてや…………、

[ そして、おれが硬直したのは、

 きみの言葉>>309への喜びではなく、
 死んで、目を覚ましたとき、
 確かにしっかりと抱えていたはずの絵本が、
 いつのまにやら、なくなっていることに、
 今、ようやく気がついたからである。

 おれは、ぎこちなくきみを見る。]

(324) 2016/06/08(Wed) 16時半頃

【人】 トレーサー キルロイ


 ──── ごめん。

[ 血の気が引くというのを、
 生まれてはじめて、というか、死んでから、
 はじめて身を持って感じたように思う。

 おれは、ただひたすらにきみに申し訳なくて、
 情けなくて、きみを失望させるんじゃないかとか、
 いろいろと思うことも、謝りたいこともあるのに、
 特にその中のどれも言葉になることはなく、

 その一瞬に限っていえば、
 いくら”死神のゲーム”を司る死神様だろうが、
 壁を挟んだところにいるやつのことなんか、
 すっかり頭から消えていって、

 ただ、視界が数段暗くなったような、
 「目の前が暗くなる」という、
 本日ふたつめの慣用句を体感しているところであった。*]

(325) 2016/06/08(Wed) 16時半頃

トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2016/06/08(Wed) 16時半頃


トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2016/06/08(Wed) 21時頃


トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2016/06/08(Wed) 21時頃


トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2016/06/08(Wed) 21時頃


【人】 トレーサー キルロイ

[ きみは優しい。

 おれに励ましの言葉をかけて、
 提案をしてくれるきみ>>360に、

 それと、今なお進んでいるはずのカウントダウンに、

 おれは、今なおとっても後悔しながらも、
 それでも、前を向かなきゃいけないと思う。

 だって、今、もっとも重要なのは、
 ミッションが無事達成されること、
 できることなら、おれときみの手で達成すること、
 きみを生き返らせること。

 なので、おれは、きみの顔を見て、
 うん、とひとつ頷く。
 そのころきみは、死神にお礼を言っていた。]

(365) 2016/06/08(Wed) 21時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

 ── 宵越屋・1F ──

[ それから、]

 ── そうだ、ミッション。

[ ここには買い物に来たわけで、
 本当に、これは、棚ボタってやつだと思うんだけれど、

 偶然訪れた場所が正解だっただなんて、
 やっぱり、きみはすごいな、なんて思うわけだ。

 ── もっとも、時間はあんまり、残ってないみたいだけど。

 おれは、きみの言葉>>363に、少し考える。
 それはほんの一瞬のことで、]

(366) 2016/06/08(Wed) 21時半頃

【人】 トレーサー キルロイ



 ……とりあえず、上に向かおう。
 今日の所は、ネルの兵隊に頼ってしまうことになるかも、だけど。

[ なんせ、ミッションが達成できないとなると、
 全員、一発アウト。まず大前提として、
 ミッションはクリアしなきゃならないのだ。]

 先客とか言ってたけど、
 とりあえず、登ろう。
 屋上なら、エレベーターの方が早いと思う。
 確かここ、10階近くあるし。

[ そういって、おれたちはエレベーターホールに向かう。
 地上階から、そのうちのひとつに乗り込んだ。*]

(368) 2016/06/08(Wed) 21時半頃

トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2016/06/08(Wed) 21時半頃


【人】 トレーサー キルロイ

 ── 宵越屋・屋上 ──

[ ”先客がいる”という言葉に、
 てっきり、よそのペアがいる光景を予想したのに、
 どういうわけだか、そこには、
 見覚えのある顔がひとり。>>386]

 ── あれ、昨日のおじさんは?

[ おれは尋ねる。確か、目的地は屋上と言ったはずだ。

 ぐるりと屋上を見回してみても、
 ノイズらしき鳥が見えるくらいで──、]

 あ、黄金って。

[ アレか。って、つぶやきつつ、
 一日ぶり二度目。おれは自分の視力に少し感謝する。]

(392) 2016/06/08(Wed) 22時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ さてと、ミッションの意味は大体理解できたけれど、
 果たして、同い年くらいと思しき彼から、
 彼のパートナーの居場所を聞き出せたんだか。

 ここに至るまでの背景を聞き出したなら、
 やっぱり、おれは、
 「どうしようか」という顔できみを見て、
 正しい決断を、知るのだと思う。*]

(395) 2016/06/08(Wed) 22時頃

トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2016/06/08(Wed) 22時頃


【人】 トレーサー キルロイ

[ ほんとうは、きみに戦いをまかせるなど、
 できるだけ避けたいところだったんだけれど。

 ああ、まさか、自分の言葉を、
 こんな早々に回収することになろうとは!>>368

 だけど、きみがそういうからには、
 というか、それは、正しいとしかいいようがなくて、
 おれは、]

 わかった。
 ……けど、めちゃくちゃテレパシーしてほしい。

[ とだけ頼んで、きみを見送ることにする。*]

(412) 2016/06/08(Wed) 22時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ さてと、なら、こっちは単純。

 おれは、なるほど、よく覚えてるなあって思いつつ、
 同い年くらいのいわゆる”イケメン”>>411に向き直って、]

 ── ちょっと、息止めてて。

[ とだけ、言うわけだ。

 彼の言葉で、ミッションについて、
 またいくらか追加情報を得る。

 なるほど、アレだけじゃないのか。
 なら、余計に急がなくてはならない。

 とまあ、おれは金属バットを地面に置き、
 ”翅が生える”イメージをして、
 とん、 と地面を蹴る。]

(414) 2016/06/08(Wed) 22時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ 所詮は屋上の範囲内上空。
 きみはもちろん、そこにいる彼もご存知の通り、
 おれの力の強みであり、厄介なのは、
 この無差別的な攻撃にある。

 背中と肩に生えた二対の翅が、
 ぱさ、ぱさ、とはばたくたびに、
 昨日と同じように、淡黄色の粉が風に乗る。

 ゆるやかに、範囲内を旋回。
 モノを加えてる鳥の攻撃なんて、
 そう怖いものじゃあないし、
 おれはただ、ゆうゆうとそらを飛んで、

 ソレが、じわじわ、動かなくなるの、
 まるで、モノみたいに、ぼとん、と床を打つのを見守る。*]

(418) 2016/06/08(Wed) 22時半頃

【人】 トレーサー キルロイ


 まだ、しばらく、口と鼻、
 ハンカチとかで押さえといたほうがいいと思うけど。

[ ないなら貸してやらんでもないけど、
 昨日きみに濡らしてきてもらったそれは、
 当然ながら、誰のものかもわからない血を吸って、
 そのまま、洗濯とかはしていない。

 今、おれが警告するべきはそれだけで、
 彼がきっとトドメをさすのを見ながら、

 ひたすら、きみに安否を問うてるなど、
 たぶん、彼の知るところではない。*]

(419) 2016/06/08(Wed) 22時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ ── どうやら心配する必要もなかったらしい、と、

 屋上の地面に降り立ってから気づく>>420けれど、
 その様は、正直なところ、
 イケメンがどうとかで許される感じではなくて、

 おれは、少しだけ── いや、かなり、
 この男のパートナーのところに、
 きみをひとりでやったことを、
 もちろん、きみは小さい女の子などではないんだけど、
 それでも、やっぱり、後悔する。*]

(421) 2016/06/08(Wed) 22時半頃

【人】 トレーサー キルロイ


 ── そういうのさ、

[ なんだかとても不思議そうな顔をしている、
 イケメン(美少女マスクON)に、
 おれはなんとなく、桐原のきもちを推察した。

 なんだか今なら彼と友好的に握手ができる気がする。]

 多分、”組み合わせがおかしい”って言うんだ。

[ イケメンに美少女マスクは相応しくない。]

(441) 2016/06/08(Wed) 23時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ ── それはそれとして、]

 ── パートナーと、下で集合する予定なのか?

[ おれは首を傾げる。
 きみは無事だろうか、と、
 きもちは半分、テレパシーのほうにいっている。

 もう半分は、すこしだけ薄くなった、
 掌のカウントダウンに。]

 降りるだけなら、降ろせるけど。

[ 下まで、と、おれはフェンスの先を指差す。

 昨日きみを抱えることはできたわけだし、
 昨日みたいに空をカラスが埋め尽くしているわけでもないし、
 上りじゃなくて下りだから、まあ平気だろう。]

(451) 2016/06/08(Wed) 23時頃

【人】 トレーサー キルロイ


 おれにしがみついて、下まで息止めることになるけど、
 向こうの戦闘が途中だとしても、
 ネルのこと信用するなら、できる。

 おまえをおれが下までおろすから、

 おまえのパートナーに、
 全部終ったにしろ、まだにしろ、
 死ぬ気で走って下まで降りろ今すぐ。

 って言え。
.

(457) 2016/06/08(Wed) 23時頃

【人】 トレーサー キルロイ



    [ なにより、そのとき、きみの声が聞こえたから。]

.

(458) 2016/06/08(Wed) 23時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ とりあえず、少なくとも確実に、
 向こうも一匹は片付いたらしい、とは、
 彼が不思議そうな顔をしているなら、
 言ってやろうと思う。

 彼のパートナーは、
 テレパシーのひとつも寄越さないのかもしれない。

 とにかく、
 なんせ、ミッションに失敗したらアウト、らしいし、
 そして、掌に刻まれた時間は残り多くなく、
 もしかすると、まだ残りがあるかもしれず、

 おれは、内心とても焦って、
 彼が同意するならば、
 ちょうどいいからその実用性優先のリュック>>453に、
 金属バットも下に降りるまでさしておいてくれと頼み、
 すたすたと、フェンス付近まで歩いて行ったことだろう。*]

(460) 2016/06/08(Wed) 23時頃

【人】 トレーサー キルロイ

 じゃあ、おれからネルに、
 とりあえず可及的速やかに降りるよう言ってって言っとく。

[ 戦闘に集中だかなんだか知らない>>459が、
 きみはこうしてきちんと答えてくれるわけだし。

 まあ、その必要はなかったかもしれない。

 しかし念のため、
 おれは、そりゃもう気軽にきみにテレパシーを送り、
 最後に、彼にひとつ忠告をする。]

(468) 2016/06/08(Wed) 23時頃

【人】 トレーサー キルロイ


 ── つかまるのは、自己責任だからな。

[ さすがに、10階近くともなると、一対の翅じゃ心もとなく、
 腕なんかなくなってしまったおれは、
 ひょいと、そりゃあ身構えるも何もなく、
 特に親切なフライト直前の案内なんかもなく、

 とん、と地面を蹴り、
 そのまま彼を、愉快な空の旅へとご案内したことだろう。

 ご安心ください、着地まで、ほんの数十秒だかそこら。
 よほど暴れでもしない限り、きちんと送り届けてみせる。*]

(469) 2016/06/08(Wed) 23時頃

トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2016/06/08(Wed) 23時半頃


トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2016/06/08(Wed) 23時半頃


【人】 トレーサー キルロイ

 ── 上空数メートル ──

[ ── 突然、彼が叫んだ。>>475

 ふつうにおれは驚き、一瞬びくりと肩を揺らし、
 結果として、多分少し、
 快適な空の旅は雷雲に頭を突っ込みかけたが、

 まあ、地上数メートルでのことだ。
 落としても死ぬまい。

 アレ、これ、もっと上で落としても良かったのか?
 と思ったのは、きみにも彼にも内緒だ。
 そうだ、おれに車は運転できないし。

 ただひとつ言っておきたいのは、
 その叫びが、「関係なし」とか言ってるけど、
 きみに関係があるのならば、
 おれは今すぐこの手を離すこともできるという、
 その一点のみである。]

(481) 2016/06/08(Wed) 23時半頃

【人】 トレーサー キルロイ



 ── それ、ほんとうにネルに関係ないよな?

[ 返答によっては、
 あと数メートル分は自由落下を楽しんでもらおう。*]

(482) 2016/06/08(Wed) 23時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ ── もう少し早く聞きたかった。

 と、ほぼほぼ地上に降り立つ頃合いに、おれは思う。
 3階くらいからなら、事故っぽかったろうから、
 きみにも、申し訳が立っただろうに。

 とりあえず、きみにはめちゃくちゃテレパシーした。]

 ── そうか、嘘じゃないといいけど。

[ 地上に降り立ちつつ、彼にじとりと目を向けたが、
 きみもどうやら1階までたどり着いたようで>>486
 おれの視線は、そっちにすぐに釘付けになっただろう。*]

(493) 2016/06/09(Thu) 00時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ 助かったよ、と彼は言って>>497
 なんだ、のんきなやつめ、とも思ったけれど、]

 うん? いや、いい。

[ なんというか、昨日、
 ホテルで礼を言った自分が重なって、]

 ── 昨日の、二股男が、

[ ごめん、桐原。
 共通して持っている認識がそれしか思い出せない。]

 恩は売れるときに売っとけみたいなことを言ってた。

[ ありがとう、桐原。
 おれはちょっと賢くなった。
 きみを守るためにも、
 おれは何事も柔軟に吸収し成長する人間でありたい。*]

(506) 2016/06/09(Thu) 00時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ と、そこで、
 きみが手を降ってくれた>>496ので、
 おれは同様に手を振り返し、

 きみが無事であったこととか、
 とりあえずは元気そうであることとか、
 このままだとあの顔は良い変質者たちに、
 きみが拉致されてしまうとか、

 色々と考えて、一瞬のうちに考えて、
 ずかずかと、その車に乗り込んだ。

 刃物が欲しかったから百貨店に行ったのだった、
 と、思い出したのは、車が発車した頃である。*]

(507) 2016/06/09(Thu) 00時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ どうやら、わかりやすさを心がけた表現は、
 きちんと相手に伝わった>>520らしい。それはなにより。

 覚えておく、というのが、
 おれへの恩義だかなんだかのことだといい、
 ともちらりと思って、
 引き続ききみへの感謝の念を述べる北見 圭一に、
 おれは、得意げな顔を返す。

 きみが褒められているのはとても誇らしい。]

(538) 2016/06/09(Thu) 00時半頃

【人】 トレーサー キルロイ


 ── ネルの知り合いだったのか。

[ という言葉は、きみに向けたものだった。

 それからは、きみの説明>>527を聞きながらも、

 あんまり付き合わないほうがいいと思う、とか、
 おこがましくてとてもおれに言えたことじゃないけど、
 明らかに幼児向けのグッズに身を包む男に、
 ロクなやつは多分、この世のどこにもいない。

 とか、思う。]

(539) 2016/06/09(Thu) 00時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ ところで、北見 圭一のパートナーの運転は荒く、]

 ………きろく、るい だ、け、ど、

[ 一応名乗っておこうにも、
 日頃車になど乗らないおれは、
 ぐらぐらと振り回される感覚にやられ、
 目的地に着くころには、ほうほうの体であった。

 この瞬間に限って言えば、
 化学の進展こそが罪のあかしだなんだとかいう教えを、
 認めてやってもいいかもしれないとさえ思ったほどだ。]

(540) 2016/06/09(Thu) 00時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

 ── 2nd day:ヴァニタスコロシアム ──

[ というわけで、何故か、あの運転を経ても、
 ケロリとした顔で走る北見>>522からは少し離れ、
 おれは、きみの更にうしろを、ゆらゆらと付いて行く。

 きみはなにやら、その場所の盛り上がりや、
 なにか、たくさん立っている幟や、
 なんだろう、競技? に、そわそわとした様子で、
 なんなら、おれにワクワクとした顔で、
 なんだかよくわからない話をしてくる>>534のを、

 掌のタイマーが消えたのを確認したおれは、

 とりあえずきみが幸せそうならなんでもいいや、

 と、ひたすらにきみの話を楽しく聞いていた。**]

(541) 2016/06/09(Thu) 00時半頃

トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2016/06/09(Thu) 00時半頃


トレーサー キルロイは、メモを貼った。

2016/06/09(Thu) 00時半頃


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