158 Anotherday for "wolves"
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― 翌朝 ―
[>>2:661 前夜、診療所から暇を告げた時 お代わりはもらえたかどうか
それはさておき 通りがかった広場から散り散りに 人狼たちが帰り行く所に出くわせば
>>10 スティーブンの手によりルパートが 投票の結果、始末されたという
確か、2人は自分が旅立つその前は 長年に渡り良き仲の幼馴染みだったのは覚えている 強いていうなら、自分とジョスランみたいなものか
胸中は測りかねるが責任感の強い彼のこと 疑いの有無とは別に、責務を全うしたのだろう]
(12) 2015/05/15(Fri) 10時頃
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[自分がいない時期 ルパートの妻キャサリンの死と それを看たらしきスティーブンが ルパートとの溝を作ったというのは 何処からか聞いている
しかし、仮にスティーブンが 彼を疑いにかけたとしたとしても それを逆恨みしてとは、思い難く
昨夜の多忙を労う以外、する事もない そう考えて、ついでに会えばで片づけた
無駄な疑いは容易く破滅に導くもの 私情に曇った妄信は容易く病を見逃すもの
しかし、されど人は人の魂を持つ人狼も その天秤を傾けさせてしまう――それを持つが故に]
(13) 2015/05/15(Fri) 10時半頃
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使いありがとな、お疲れ様
[診療所で別れた幼馴染みに 預けたモノが、使いの手により返される
それを見ても、手掛かりはない 落胆のため息は出ない
それよりも、昨日と違う今日 自分は何を掴む事が出来るのだろうかと 伸ばせる所に手を伸ばし、策を練るのが吉]
(14) 2015/05/15(Fri) 10時半頃
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[カァとか細く高く鳴き 墓地の向こうの森へと帰る鴉を眺め
集会所で話をしていた ラディとレオナルドにそれを聞こうかと
それから、ベネットの様子を見て 昨日、途中までしか伝えられなかった事を
サイラスとも話をしてないなとか あれこれ思い巡らせながら 一先ず、親方に「護符」の結果を伝えに行った**]
(15) 2015/05/15(Fri) 10時半頃
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[>>87 工房の近くか、本屋の側か それとも花屋のあたりであったか 駆ける足音、上がる息 近づいて来ると思った直後、背中に衝撃 背後に手をつき座る花屋の娘]
…大丈夫じゃなさそうだな
[助け起こすため、ほらよと 差し伸べた手は珍しく拒まれることなく さらにしがみつかれたものだから]
おい、どうしたんだよ…
[問えば、目からじわりと滲む涙]
(106) 2015/05/15(Fri) 21時頃
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あの人は違ったって、何見た…
[>>92 メアリーへの謝罪の言葉から 「視た」という相手は彼なのかと 薄々ながら、浮かんでしまい]
…ああ、悪ぃ…俺も気が立って
[決壊した水門よろしく 止め処なく溢れる涙をまま流す クラリッサの頭をぎこちなく、撫でる]
(110) 2015/05/15(Fri) 21時頃
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[そうしていたのはどれ程だったか 落ち着いた頃合いを見計らい ポケットから、不器用に畳んだ手巾を出し]
洗濯済みだ…遠慮すんなよ
[手の平と顔を拭きたいなら手渡し 手に取らぬなら、小さなこどもにする様に 軽くぽんぽんと涙と血を吸わせただろう]
(112) 2015/05/15(Fri) 21時半頃
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[>>2:50 そういえば、似た様な事があったなと こども時代に思いを馳せれば
何処かの沼地か水辺で 遊んでいた中に、彼女がいたか
沼地に蓮が咲いていて その根は薬や食糧として 村で細々栽培していた蓮田であった
こどもだけで中に入ってはいけないと ある程度の歳のこどもは分かっていたが その時連れてた年少組は 理解するには、未だ幼かったようで]
(115) 2015/05/15(Fri) 21時半頃
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[花咲く蓮に引き寄せられるは 花屋の小さな看板娘
田とは沼とは底が泥 足を取られてしまえば 自分とて、蓮根の肥やしになるだろう
折良く畔に動く青い生き物が見えた 田の周りで夜な夜な鳴いている青蛙
花からその気を逸らす為 咄嗟に服の背中に放り込み にやりと人の悪い笑みを見せた
効果があり過ぎて、彼女は泣き帰って 以来、避けられる事になったのは ちょっとした誤算ではあったのだけど*]
(119) 2015/05/15(Fri) 21時半頃
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これから本屋行くつもりだったんだが クラリッサは…どうする?
[ベネットにそこまで余裕があるのか 見当もつかない有り様で 空振りの可能性も無きにしも非ず
とはいえ、自分よりも彼の方が もしかしたら、適任かもと思ったのも
肯定の意を確かめられたら 彼女を連れて本屋へと
もし、否と返って来たのなら その望む場所へ送るつもりで**]
(120) 2015/05/15(Fri) 22時頃
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[>>128>>129 彼女の言葉に耳を傾けて]
まあ、こっちも似たり寄ったりだな
[と、返してから 投票先が「メアリー」でその理由を手短に 信頼と信用出来そうな相手の名も告げて]
っていうか、そもそも俺ら 狼に変身出来る時点で どんな不思議も…おかしかねえし
[人間からして見たら、余計そうだろう 自分たちは不思議の世界の生き物]
(135) 2015/05/15(Fri) 22時半頃
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[然りとて、不思議の世界であったとて 宿す魂は人と何の変わりがあろう
人が過ちを犯す様に 人狼もまた──過ちを犯して何かを思う
そこを見失わなければ、いいのでは そう思うのは、甘過ぎる期待なのか?
その答えは未だ出ない**]
(137) 2015/05/15(Fri) 23時頃
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─ 本屋 ─
[>>170 道中向けられる視線は不安と不信 裏返すならば鏡写しにされたくない事を されたら怖いという恐怖
杯の水が溢れるぎりぎりの 水が丸く盛り上がっているかの様で 何かあれば瞬時に溢れてしまう
それをし兼ねない、危うい均衡 行く末は想像に難くない
長閑と見えた村の水面下では ずっと昔から、その根が貼られていたのだから]
(210) 2015/05/16(Sat) 15時頃
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…まあ、な
[クラリッサの問いへは簡単に
奇異の目や蔑みや憐れみや 嫌悪や憎悪を懐に隠した眼差しを 向けられる事は、幼い頃から慣れている
それに謝罪をされたとしても 細かい事は気にするな、といっただろう
それよりも、人間側との修復が悩ましい 紳士協定にも等しかった約束を 破る事とは、楔を打つ事と同義である
それ程、人と人の結びつきとは 弱くか細く脆くもあるという事だろう]
(211) 2015/05/16(Sat) 15時半頃
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[>>171 余り言葉は交わさずに 後ろを振り返って不景気な顔が見えたなら]
疚しくないなら、胸を張れ
[多分、クラリッサも違うのだろう
ならば、外では毅然とした方が 余計な疑念を跳ね除けられる
年長者から見たらまだまだ青い自分の 僅かな経験からいってはみるも
自分がルパートとその家族にした事と ルパートが下手人ではないのを「視た」事に 動揺をしたり罪悪を覚えて涙を流す そんな優しい気質では難しかろうと思いつつ]
(212) 2015/05/16(Sat) 15時半頃
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いよう、おはよう
[>>174 開口一番、珍しいねといわれれば 僅かにムッとした顔で]
「美女と野獣」だろ? たまには、そういう事もある
[と、直後に破顔して]
まあ、いきなり泣き出されて 俺はすっかり悪い男になった気分だぜ
[やれやれと肩を竦めて見せる]
(213) 2015/05/16(Sat) 15時半頃
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[>>172>>174 一歩下がったクラリッサを ベネットに近い側に座らせて
2人から、少し離れた場所に椅子を寄せ どっかりと腰掛ける]
まあ、昨日の話の続きなんだけどな
[>>1:315 いえず終いでいた話だと先に断りを
クラリッサを落ち着かせる為か 淹れてもらった茶を飲んでから口を開いた]
(214) 2015/05/16(Sat) 16時頃
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俺の母親な…人間と浮気しとった
その男が赤毛の負傷兵でさ 突然姿を眩ませた
挨拶とか、書き置きとか無くて 荷物も宿に置きっぱなしとか 昔、ルパートはいってたな…懐いてたらしいし
そのしばらく後に俺が生まれた
[と、先ずは簡単に前振りを 2人はどんな顔をしていただろうか その様子をちらり見ながら]
(215) 2015/05/16(Sat) 16時頃
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で、事もあろうに それを教えてくれたのは父親
っていっても、育てになるか
[母から見たら自分の罪の証 父からすれば、事情はあったとはいえ 連れ添っていってた妻の不義の証
そんな子どもを蟠りなく 可愛がれる方が稀であろう しかも、表向きは唯一の跡取りとして]
(216) 2015/05/16(Sat) 16時頃
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[せめて、銀の髪で生まれていたなら 狼になることは出来たのだから 見て見ぬ振りは出来たのだろう
しかし、この赤毛は否が応でも 自分の子でないのを突きつけられる
当時の渡鴉の家の主人は 長年それに苛まれ 何時しか心の歯車が狂ってしまい 外れていったのだろう
同族である母の肉を食み 目を爛々と光らせていた形相は それを物語っていた]
(217) 2015/05/16(Sat) 16時頃
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[ここから先が本題だ ふぅっと深い息を吐いてから]
その時、父親は食事中で 食っていたのは母親…だったんだな
[クラリッサには相当刺激が強いだろう そんな心配が脳裏を過るも ありのままを話すしかないと思い直し]
しかも、母親は昔、俺の父親 って、こっちは人間のだから生みの方か 俺が腹にいる時に食ったんだと
[まるで蟷螂みたいだなと 思い出す度、思っていた話で]
(218) 2015/05/16(Sat) 16時半頃
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育て父親曰く 『人間を食う禁忌を犯したんだから食った』 って、理屈らしいんだが それも駄目だろ? と、思って…始末した
あ、もちろん食ってねえぞ …きちんと族長には相談したし そこから、しばらく村を出ることにした
[話し終わるまでに 茶のお代わりはあっただろうか それを飲み干して、話は終わったと告げる]
(219) 2015/05/16(Sat) 16時半頃
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[>>138>>140 クラリッサから 宿屋の小屋を見に行く話題が ベネットへも話された頃合いに]
俺は着いてくのは構わねえんだが このネタばらした後で 2人っきりだと不安材料が山盛りだろうし
ベネットも一緒に来てくれねえか?
[と、添えた
>>172 昨日とは違う新たな今日が 大きな足音と共に訪れたのは、その前後**]
(220) 2015/05/16(Sat) 16時半頃
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[>>241>>265 ベネットとクラリッサ 2人からは特段違和感のない反応
生まれ故郷を離れてから 少なくとも、表向きは「共存」している村々を 幾つか渡り歩いて過ごして行った
そこであった出会いに思い馳せ 遠くを見つめる眼差しに
銀色の毛並みの狼が 月光を浴び金色に輝く麦畑を駆け抜けて 悲しげな声で月に向かって吠える
それを追った先に――]
(284) 2015/05/16(Sat) 23時頃
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[>>2:124 ルパートにこの村が好きと問われた時同様 馳せた思いに蓋をして]
他に行く所がなかったしな… なら、帰って来るしかねえくらいだな
[族長への義理も多少はあったのだが 詰まる所はそれになる
茶には砂糖を入れたにしては少し苦い顔
何処かの村で小さなこどもを助け 片眼を失くしたのは
銀色の狼を救うと救えると思い上がり 出来ずに終わった自分の無力さから 目を逸らしたかった故の罰なのだろうと*]
(291) 2015/05/16(Sat) 23時頃
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[>>293 真っ直ぐな言葉を寄越すベネットに こそばゆいものを感じつつ]
帰ってきたからこそ 意外な発見も出来たし…
これはこれでありだったのかもな
[と、素直さとは程遠い 礼にもならない返事をぽつり
クラリッサとの触れ合いを 微笑ましく眺めてから
いざ宿屋へ行こうとした所 新たな犠牲者の名前を聞かされる]
(319) 2015/05/17(Sun) 01時頃
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マーゴって、確かサイラスと仲のいい…あの子か? どこで? 自宅? サイラスんちの側なのか?
[何しろ、村の女性には敬遠されてる事が多く まともに話した相手など高が知れている
>>1:78 こちらが名乗りをした事すら つい先日の相手である
>>2:613 印象に残るのは、それと
>>0:233>>0:@18>>0:@19>>0:@20 ジョスラン伝手で聞いた メアリーがオーレリアに自分が渡したものと 全く同じ一点物の銀の薔薇を渡した相手
否が応でも疑惑が募り顔は僅かに強張る]
(329) 2015/05/17(Sun) 01時半頃
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ベネット、昨日の投票なんだが 俺は…メアリーにした クラリッサにはもう教えてる
理由なんだが…親方がオーレリアに作った 銀の薔薇の首飾りを、マーゴに渡したって 現場を見たっていうジョスから聞いたからだ
[すうっと息を吸い込んで]
確かに俺は、オーレリアに渡した その場にルパートとラディもいたし間違いねえ それに、オーレリアもほいっとそれを 誰かにくれてやる程、親方の気持ちは汲める筈だ
[故にメアリーがそれを持っていた事へ 違和感しか感じられず]
(340) 2015/05/17(Sun) 01時半頃
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[道中そんな事をいったが確信ともいい難く
ただ、もしかしたらルパートは ひとり娘がした事を何らかで知り 妻の後を追っても仕方がないと 自分への疑いを向けさせたのもあり得そうで]
メアリーに薔薇の件を聞きたかったが ひとりじゃ怖くてな…
もし、違った場合 それが分かった時に手遅れとか後味悪い
[最後に姿を見たのは集会所 昨日は全く知らず様子も知り様なかったが
「出来る、やりたい、止めるものがいない」 それで踏み外すのはとても容易いのも知っていて]
(346) 2015/05/17(Sun) 02時頃
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[そんな話をしてる間に宿に着く
>>311 道中、憔悴したサイラスを 労わるクラリッサは怯えるだけでもない様で 少し安堵し、サイラスへは視線を送る
何か彼から問われたなら 自分の知ってる事は伝えてはいただろう
>>314>>324>>345 クラリッサはメアリーへは近づかず グレッグとこちらを見ながら話を切り出すも >>377 グレッグがこちらへ向ける視線は ここ暫くよりも一層強く感じるのは 養父であるおじを亡くしたのと こちらがメアリーを疑っているからか
どちらともいい難く、皮肉にも天秤で釣り合う*]
(353) 2015/05/17(Sun) 02時頃
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