人狼議事


270 「  」に至る病

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【人】 公証人 セイルズ

[主人の名前を出せば、
ひくりと白磁めいた指が反応したように見えた。>>165

セイルズにとっては珍しいものではないが
その名前を挙げた時少年の中に何かが渦巻いたことを察し
医者めいて、彼の様子を頭の中のカルテに記述する。

曖昧な問いに小首を傾げて>>165
セイルズは少し考えてから]

(175) 2019/10/11(Fri) 00時頃

【人】 公証人 セイルズ


 どちらも眷属、が正解だ。
 僕達夫婦は子供に恵まれなかった。
 吸血鬼と眷属だからか、
 それとももっと単純に子供を残す力がなかったか。
 今となってはわからないけども。

 はやり病で死にそうだった六歳の子供を拾った。
 それが、今の娘だ。

 まあ、だから。
 子供を捨てる親は理解できないね。
 それは余談だけどさ。

 ……そうだなあ……
 

(177) 2019/10/11(Fri) 00時頃

【人】 公証人 セイルズ

[見定めるように
す、と目の前の少年の瞳を見つめると、
微笑んだまま視線をおとし――
 
セイルズは己の手元で
小皿に盛ったパノフィーパイを切り分ける。
1つ、2つ、3つ。]
 
 100年保った眷属がどういう終わり方をしたか。
 あるいは他の眷属たちがどうなっていくか。

 どうして僕が二人目を迎えたのか。

 吸血鬼にとって眷属はどう映るか。
 あるいは今の主人についての悩み。

 どれでもいいよ。
 君の興味があるところから話そうか。

*

(179) 2019/10/11(Fri) 00時頃

【人】 公証人 セイルズ


 そうか。だったら良いのだけれど。

[感染している人の子特有の答えだ。――と、思う。
捨てられて尚「感謝している」と言うのは>>197

クラリッサも昔よく
「勘当されてよかったわ。あなたと一緒なら」
と言っていた事を思い出した。
話題は、娘の事へと移る。

僕の時もそうでした、と語る様子から
フェルゼはアルブレヒト医師の患者だったのだろうと
そう察しながら、
セイルズは珈琲を一口啜って答えるのに一拍を置いた。]

(230) 2019/10/11(Fri) 02時頃

【人】 公証人 セイルズ

 何故、か。

 娘は妻に似ていた。
 僕らは子供に恵まれなかった。
 ――――だから助けたのか、
 ――――そうでなければ助けなかったのか

 雨降る中であの子を抱き上げて血を啜ったのは、
 妻を失った吸血鬼の、代償行動でしかなかったのか。
 単に寂しかったのか。

 色々ね、色々。考えてみるよ。
 考えてみるのだけれども、いくら考えても……
 当時考えていたことは、もっと単純なことなんだ。
 

(231) 2019/10/11(Fri) 02時頃

【人】 公証人 セイルズ


 ……僕なら、吸血鬼の力なら助けてあげられる。

   生かしてあげられる。

 ……失いたくない。死んで欲しくない。
 

(232) 2019/10/11(Fri) 02時頃

【人】 公証人 セイルズ


 僕はただそう思って、
 あの子に病に侵されながら生きることを強いた。

[懺悔のような告白を一つ。
小さく肩をすくめてから、>>200
片眉をあげて、
どこか気もそぞろな少年へこう投げかける。]

 僕のケースはこうだけど、
 アルブレヒト医師だって患者全員を吸血で救っていたら
 身が保たないだろうとは思うし
 
 君自身に、「死なせたくない」何か――……
 ……があったんじゃないかな。とは思うよ。

 帰ったら聞いてごらん。
 

(233) 2019/10/11(Fri) 02時頃

【人】 公証人 セイルズ

[それからセイルズはパイを切り分け、
いくらか話のフックを投げかける。
全て気になる、といわれ、そうかい、と相槌を打った後

少年が発した言葉にパイ生地から視線をあげて、
花が恥らうように頬を染め俯く少年の姿を見るや
セイルズは、ははは、と控えめに声をあげて笑った。

少年には大変申し訳ないことだが、
夜の営みについて尋ねて来る
新婚夫婦の新妻、に見えたもので
その初々しさ愛らしさに笑ってしまったが

そんな事を告げるはずもなく、
セイルズは犬歯を見せず紳士然として答えた。]

(234) 2019/10/11(Fri) 02時頃

【人】 公証人 セイルズ

 
 娘の血を吸ったのは一度きり。
 彼女を眷属にした13年前だけだ。
 
 皮肉なものだ。
 僕らは生きていてほしいと願いながら突き立てた牙で
 眷属たちを死にいたらしめてしまう。
 僕は今もそれを怖れているよ。

 娘には不満そうな顔をされるがね。

[一口パイを齧る。
きちんと尖った犬歯が覗いて生地を食む。]

(235) 2019/10/11(Fri) 02時頃

【人】 公証人 セイルズ


 まあ、とはいえ。
 これじゃあ参考にならないか。

 妻が生きていた頃の話をしようか。
 新婚、と呼べる頃はほとんど毎日だったよ。
 だけどある日、貧血で妻が倒れてしまってね。

 ”あなた、ちょっと食べすぎ!”
 ……怒られたな。そうやって。

 少しずつ”減らして”いって、
 最終的に一週間に一度くらいに落ち着いた。
 それで70年くらい過ごしたな。
 終末期には一ヶ月に一度も飲まなかったが。

[パイ生地を咀嚼し終えると、
セイルズは首を傾げて優しく微笑む。]

(236) 2019/10/11(Fri) 02時頃

【人】 公証人 セイルズ

 
 アルブレヒト医師は――ー―
 ちゃんと君を食べてくれるかい?
 食べ過ぎていたり、食べなかったりする?

 在学中はけっこう堅そうだったが。

[少し意地の悪い質問だったかもしれない。
気にせず、吸血鬼教授は回答に耳を傾けた。*]

(237) 2019/10/11(Fri) 02時頃

公証人 セイルズは、メモを貼った。

2019/10/11(Fri) 02時頃


公証人 セイルズは、メモを貼った。

2019/10/11(Fri) 22時頃


【人】 公証人 セイルズ


 自信か。あったようで、なかったような。

[セイルズは苦笑して小さく肩を竦める。
写真たての中の娘は笑ってくれているが
その姿を思い描いて彼女を拾ったわけではない。

珈琲の液面を見下ろし、
少し思考の海に溺れそうになってから、
客人の言葉に耳を傾ける。

立場上、どうしても相手の主人に感情移入して
その話を聞いてしまうが>>326
どこまでを思考開示すべきかを考えあぐね、
その時は「なるほど」と指を組んで
相槌を打つに留まった。]

(370) 2019/10/11(Fri) 23時半頃

【人】 公証人 セイルズ

[感心するような一言はどこかそっけない。
血を飲ませたがる眷属たちは
血を飲まない吸血鬼を厭うことを知っている。
それでもセイルズは、少しだけ微笑を曇らせた。]

 君たちには、そう思えてしまうんだね。

[相槌をうち、
普段から主人への不満を抱えていそうな少年が
日焼けしていない頬を赤く染めるのを眺めて
珈琲を啜り改めて微笑んだ。>>329

初々しいことだ、という単なる感想は
さすがに頭の中にしまっておくことにした。]

(371) 2019/10/11(Fri) 23時半頃

【人】 公証人 セイルズ

[そう話しているうちに、
「何でも話して大丈夫」>>331と思われたか
あるいは緊張の糸が解れたのか
たどたどしかった言葉遣いが滑らかになっていく。

これまで様々な眷属に様々な質問をされてきたが
妻の最期を問われるのは、さすがに初めてだ。

けれども、黙すことはなく
少年の独白にひととおり耳を傾け、相槌を打って]

 とんでもない。
 思ったことは何でも言ってくれればいいさ。
 ――僕にとっても、思考する良い機会だ。

[作り笑いを見て、セイルズは穏やかに言葉を返した。
冷めてしまった紅茶を淹れなおそうとしながら>>334
ぽつぽつと、言葉を返していく。>>330]

(372) 2019/10/11(Fri) 23時半頃

【人】 公証人 セイルズ


 僕が知っている一番身近な眷属――
 妻は、その最期に僕に「殺してほしい」と言った。

[雨の匂いが鼻を掠めた、気がする。
気を紛らわすようにティーカップに湯を注いだ。]

 もっと血を飲んでほしい。愛してほしい。
 他の人に会わないでほしい。

 そういいながら自分の体を傷つけた。
 僕が血を飲み干せば、ずっと一緒にいられると
 僕の役にたてると言ってね
 

(373) 2019/10/11(Fri) 23時半頃

【人】 公証人 セイルズ


 僕は彼女から体を傷つけられる何もかもを奪った。
 ――――雨が降る夜だった。
 口論のすえに家を飛び出した彼女は、
 車に轢かれ死んだ。
 ……故意だったのか、不運だったのか僕にもわからない。
 
 彼女は最期まで僕に血を飲ませようとしたよ。
 「私の血がないと駄目でしょう?」って
 妻の名を必死に呼ぶ僕だけを見て……
 ……満足そうに笑っていた。

[声が少し震える。
首からかけたリングネックレスに手を伸ばしかけ、
瞑目して軽く息を吐き、首を横に振る。]

(374) 2019/10/11(Fri) 23時半頃

【人】 公証人 セイルズ


 君たちは主人の役に立つことを考えるが、
 血を飲まれなければ役立たずだと自分を責めるが……
 君たちがいきて、隣にいて、笑っていてくれるだけで
 僕らの心を満たすことがあるのを知らない。

 あるいはすっかりと忘れてしまうね。
 血など吸わなくとも確かに
 団欒があり、愛や情があったことを。

 ……僕らがそう作り変えてしまうのかな。
 君たちの血を汚して、
 人間だった君たちを、そうでなくしてしまうからか。

 テセウスの船ではない、と信じたいところだが、……
 

(375) 2019/10/11(Fri) 23時半頃

【人】 公証人 セイルズ

[君たち、と言い、少し咎めるような口調になったのは
まだ、妻の事件が風化していないからだが、
吸血鬼教授は次いで、「すまないね」と謝罪し
しっかり砂糖とミルクを溶かした紅茶を差し出し
少しぎこちなく笑った。]

 すまない。君に愚痴ったところで、
 どうにもならないことだが
 まあ年寄りのぼやきとして流してほしい。

 …………

 離れたほうがいいんじゃないか――……>>334
 ……何度も、それは思ったことがある。

 娘に君のように思われているかもしれない、
 という不安も、何度も抱えたことがある。
 

(377) 2019/10/11(Fri) 23時半頃

【人】 公証人 セイルズ

 
 アルブレヒト医師の内心はわからないけれど
 僕はね、

 娘に幸せになってほしい、
 良い人と結婚して人並みに生きて欲しい、
 そう思うくせに……
 
 19にもなって反抗期がやってこないあの子を
 心底心配して、家から追い出さなきゃいけないか悩んで

 もし家から出て行ってしまったら悲しいだとか……
 僕が、寂しいだとか……

 そういういろいろをひっくるめて考えて
 結局、彼女と一緒に過ごす生活に安住してしまう。
 そういう情けない男だよ。
 

(379) 2019/10/11(Fri) 23時半頃

【人】 公証人 セイルズ

[封をした彼からの贈り物を、紙バッグの上から優しく撫で
重くなりがちな空気を茶化すようにそう言った。
指を組み、人となりをよく知らぬ医師に思いを馳せる。

疑心暗鬼は、眷属の病を進行させるから
できるだけ病を深めることなく
すっきりした顔で帰路についてほしいと
そう思い、こう投げかける。]

 ……400年生きていてすらこうなんだ。
 アルブレヒト医師がどれだけ老成しているか
 僕にはわからないが……
 ……君の話を聞くに……

 君が黙って出ていってしまえば、きっと寂しい。
 けれど、君が病で壊れてしまうのは恐ろしい。
 
 そう思うんじゃないかな。
 

(380) 2019/10/11(Fri) 23時半頃

【人】 公証人 セイルズ

[そこまでを語り、苦笑する。]

 信じるかどうかは君次第だ。
 合っているかもわからないし。

 とはいえ……

 一度、主人とただ一緒に
 食卓でも囲んでみるのをおすすめするよ。
 吸血じゃなくて普通の食卓を。

[ちらりと時計を一瞥すれば、
そろそろ陽も傾く時刻。
セイルズはフェルゼに
「時間は大丈夫かな?」と投げかけながら
思い出したように、こういった。]

(382) 2019/10/11(Fri) 23時半頃

【人】 公証人 セイルズ

 
 ……そういえば。
 お守りのようなものだけれど
 僕はここに来た眷族皆に聞くことにしているんだ。

 フェルゼ君。
 100年後、君はどう生きていたい?

[どう答えてもいい。
思いつかなくてもいい、と、吸血鬼教授は添えて
微笑んで指を組んだ。*]

(383) 2019/10/11(Fri) 23時半頃

公証人 セイルズは、メモを貼った。

2019/10/12(Sat) 00時頃


【人】 公証人 セイルズ

[白髪の少年が口にした鬱憤に>>414
そして亡き妻へ寄せた共感に、>>413
吸血鬼教授は眼鏡の奥の瞳を少し揺らす。

危険信号だ、と冷静に判断する思考と
切々とした訴えに動揺する心とで
一瞬、言葉に迷った。]

 …………
 僕らはちゃんと……

[信じているよ、と言い返そうとして、
本当にそうか、という疑念が頭をもたげる。>>422
それから、目の前にいるのが娘ではないことを思い出し、
少し肩の力を抜いた。]

(437) 2019/10/12(Sat) 02時半頃

【人】 公証人 セイルズ


 ……嗚呼。
 ちゃんと、受け取れていないのだろうかね。
 失いたくないという我が身可愛さに。
 君たちの、愛を。

[受け取ったところで
奈落の底に落ちる日が近づくだけだ。
そう奥底で感じているから怖れるのか。
……愚かなことだ、とセイルズは内心自嘲するが

フェルゼの絹のような白髪が垂れるのを見て、
一旦、思考に蓋をし
「いいんだよ」と穏やかに笑った。]

(438) 2019/10/12(Sat) 02時半頃

【人】 公証人 セイルズ


 ……はは。

 互いに文句を言いたい相手は目の前にいないのに
 不思議なものだね。
 ――いや、だからか。いつもはいえない本音が出る。

 勉強になるよ……とても。
 むしろありがとうを言わせてほしい。

[それから、小さく肩を竦めて
「立派な吸血鬼」というのを暗に否定した。]

 …………それをいうなら、
 君のほうがよほど良い眷属だろう。
 

(439) 2019/10/12(Sat) 02時半頃

【人】 公証人 セイルズ

[本当に良い吸血鬼は、一人で死んでいく吸血鬼だけだ。

そういう本音と自嘲はさすがに伏せたまま、
顔を上げたフェルゼと目があった。>>426
恋しがるような表情に、
セイルズの微笑みは自然と穏やかなものになる。

もう終わるからね、という言葉も
頭をなでる手のひらも、そっと押しとどめたが

問いについて考えるフェルゼを少しの間、
わが子のように眺めた後
返された答えに深く頷いた。]

(440) 2019/10/12(Sat) 02時半頃

【人】 公証人 セイルズ


 いいことだ。
 では、それを忘れず胸にしまっておいて。

[そう伝えて、
彼の感想と握手を受け取り、
セイルズも己が手を差し出す。
たおやかな手をそっと、老いた手で握り、離す。]

 こちらこそ、今日は来てくれてありがとう。
 また会える日を楽しみにしているよ。

 君がくれたキャンドル――には及ばないけれど
 お土産があるんだ。
 帰っておやつにでもしておくれ。
 

(441) 2019/10/12(Sat) 02時半頃

【人】 公証人 セイルズ

[握手ののち、
セイルズはそっとフェルゼに紙袋を差し出した。
中には小さいヴィクトリアスポンジケーキが入っている。

尚、彼の主が甘いものや固形物が大丈夫かどうかは
全くもって考慮していない。]

 楽しかったよ。
 道中、気をつけてお帰り――君と、君の主の家へ。

 どうか幸せに。

[そういって、吸血鬼教授は
白いたおやかな眷属を見送ろうとしただろう。*]

(442) 2019/10/12(Sat) 02時半頃

【人】 公証人 セイルズ

 
『”問題なし”

 依存症終末期の眷属に興味・共感を示すなど
 依存症の兆候がいくらか見られるが
 終始受け答えは安定しており、
 診断日時点で即座に死に至るほどの病状ではない。

 現状に対する不安・葛藤があるようだ。
 アルブレヒト氏には眷属とのコミュニケーションを推奨する。』
 

(443) 2019/10/12(Sat) 02時半頃

【人】 公証人 セイルズ

[医師のもとへそんな診断結果が届くのは、
いつになることやら**]

(444) 2019/10/12(Sat) 02時半頃

公証人 セイルズは、メモを貼った。

2019/10/12(Sat) 02時半頃


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