82 【薔薇村企画】 Contagio ―共鳴―
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[水に身体は冷やされて心地良いが、頭は一向に冷えなかった。 立ち直ったつもりでいたが、まさか主に手をあげる等 思い出すだけで頭痛と腹立たしさが蘇る]
………当然と言えば当然か。
[桶に汲んだばかりの水は自分の心の様に波打っていた。 共鳴は起こらないと主は言い切っていた。 自分が病に罹った時はそうかもしれないが、主の時は]
…戦士である主を尊敬している。
[色々入り混じった感情から、 表に出しても大丈夫だと考えた答え。 それを持って夕食作りの為に主の元へと戻った]
(480) 2013/05/12(Sun) 10時半頃
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[テーブルの上にある小瓶に異様な圧迫感を感じながらも やるべきことが先、と主の前で片膝を折って跪く]
先程は大変なご無礼申し訳ありません。 御処分もお叱りも御随意に。
[目を伏せ、頭を垂れる。 時として主を導くのもラーマの役割だが、 チアキやサミュエルではあるまいし、歴戦の戦士を叩くなど ラーマとしてあるまじき行為だった。 跪いたのは、主に仕えると決めた日以来だった]
(484) 2013/05/12(Sun) 10時半頃
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…共鳴は起こらないでしょうから、私が飲む必要も無いでしょう。
[主の交換条件>>475を思い出して、 先の主の言葉を借りて言い切る]
戦士として主は尊敬しております。
[付け足す様に、主に対しては共鳴が起こり得ると口にするが、 顔は上げずに俯いたままだった**]
(486) 2013/05/12(Sun) 11時頃
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[叱咤があるかと思っていたが、冷静な言葉>>511に安堵する]
我が君は、ご自身の事に無頓着すぎます。
[これでは安心して砕けられないとは口にしなかった。 声は震えていないと思っているが、代わりに揺れた髪から雫が落ちる]
我が君!
[跪き、俯いたままの自分に主の手が伸びる気配がした。 それと同時に齎された強い命令>>512に、ハッと顔を上げる]
(516) 2013/05/12(Sun) 13時半頃
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[強い言葉に、 主はやはり戦場を駆け抜けたあの戦士だと痛感する。
戦場での姿しか知らなかったから、 過大評価していた部分もあるだろうと、 仕える時点で覚悟はしていた。
殺人料理を作り、子供には懐かれず、 作物も育てるよりは枯らす方が上手く、布団を愛する姿は 確かに予想外だったが。
ホッとしたのも確かだった。 血肉の通った人間なのだと、手の届かない存在よりは少しだけ。 手を伸ばせるかもしれないと思えたから。
そしてそれがあるからこそ、戦場に立つ主は更に輝いて見えた。
静かで無口な主だからこそ、戦士としての言葉に心を奪われる]
(519) 2013/05/12(Sun) 14時頃
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キリシマ様の……御随意に。
[錬金術師の言葉や薬の真偽はもうどうでも良かった。 ただ主の命令が全てと。 濡れた髪をそのままに、是と頷いた**]
(520) 2013/05/12(Sun) 14時頃
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[視界に映る主は戦士の強い意志を見せていた>>521 逆らう言葉も考えも出てはこない。
差し出された小瓶を開けると、直ぐには飲まずに主を見上げ]
(523) 2013/05/12(Sun) 14時半頃
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我が主、ライマーたるキリシマ様に戦神の御加護を。
[小瓶を掲げると一気に飲み干した]
(524) 2013/05/12(Sun) 14時半頃
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[飲み干すと、緊張が解けたのだろう。 初めて主に僅かだが笑みを見せる。 戦場へ向かう昂揚に近いものを感じながら]
では我が君。御武運をお祈りします。
[戦う相手が病や副作用なだけ。 主に幸運を祈ると、夕食を作る為に立ち上がる]
腸詰と温野菜ですね。
[もう一度確認する表情は、もういつもの様に無表情に近い。 だが少しだけ引き締める事を止めた口元は 優しいものに変わっていた]
少しお待ちください。
[夕食作りのついでにつまみ食いを少々。 口の中に残すにはあまり良い味の薬では無かった。 味としては63(0..100)x1点程]
(527) 2013/05/12(Sun) 14時半頃
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[口の中の薬の味を消すには濃い味がいいが、 生憎と素材の味を活かす為に薄味気味だ。
腸詰の肉汁が何より美味いが、ツマミ食いばかりでは 主に厳しく接する事は出来ない。
レモンのスライスを口にして我慢したところで 名を呼ばれ>>530振り返る]
なんでしょうか。 もう少しで出来ますのでお待ちください。
[犬猫や子供では無いのだから待てるでしょう?と冷たい視線]
(532) 2013/05/12(Sun) 15時頃
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[黙りこんだ主に背を向けて、野菜を手ごろな大きさに切って蒸し、 腸詰を温めて1つの皿に載せる。 貴重だが、今日位は良いだろうと粒マスタードを添える。 スープは時間が無かったので余りモノだが仕方ないだろう。 下拵えをして明日シチューでも作ろうと考えながら テーブルへと料理を運ぶ。
飲み物はウオッカの入った紅茶]
お待たせしました。 鹿肉は明日にでもシチューに入れましょう。
[変わらぬ表情のままテーブルに着く。 食べ始めるのは主が口を付けてから。 ずっと変わらぬ光景。 今もこれからも、ずっと。そう信じていた]
(534) 2013/05/12(Sun) 15時半頃
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[レシピは常に必要最小限で作ってある。 余計なアレンジや冒険をしない方がいい、と自分の味覚を よく知っているからこそなのだが。
今日は妙に味が違う気がした。
味では無く、聴覚も、妙に過敏になっている気がする。
この程度のアルコールで酔う様な鍛え方はしていない。
ただ酷く神経が過敏になっているような鈍い様な。
そんな中で主の呼び声>>535だけがはっきりと聞こえた]
はい。 どうかなさいましたか?
(539) 2013/05/12(Sun) 15時半頃
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……我が君は何か感じられているのですか?
[いつもは姿勢正しく座っているが、様子がおかしそうだった>>537 弟子との修行はいつものペースで、豚の解体や腸詰の作業が あったとしてもそれ位で揺らぐような主では無い]
我が君…今日は早くお休みになられた方が……。
[そう言って立ち上がると、確かに自分も僅かにめまいを感じる]
…可能性としては…薬の効能の1つかもしれませんね。
(541) 2013/05/12(Sun) 15時半頃
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………。
[薬の作用の可能性はある。 めまいを訴える主>>542に、ではお休みになられてはと 声を掛ける前に眠気が訴えられる。
もしかしてこのまま目覚めないのかもしれないと 僅かな恐怖を感じながら主へと近付いた]
ではもう今日は休みましょう。 色々あってお疲れなのです。
[そう言って手を差し出す。 足元がおぼつかぬほどなら肩を貸して寝室へと運ぶのだが 自分も多少めまいがするので、しっかり運べるかどうかは怪しい]
(543) 2013/05/12(Sun) 16時頃
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しっかりなさって下さい。 サミュエル様に笑われますよ。
[ぐずる子供の様だと呆れながらも、自分も気を張っていないと 倒れそうだった。 だからベッドに辿り着いた安心感から油断して 引っ張られるままにベッドに倒れてしまう]
……片付けが……。
[あります、と きっぱりと起き上がれないのは薬のめまいのせいだろう]
(547) 2013/05/12(Sun) 16時頃
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当然です。 もっと指導者でもある威厳を持って下さい。
[他の者にこんなみっともない風態を晒されてはたまらない。 そんな毒舌を口にしたいが、あまり頭が回らなかった]
……我が君が布団を愛しむのが何となく判ります。
[今のこの眠気に近い気だるい感じに、ベッドは心地良い。 今迄こんなだらしない事を口にするのも恥じだったが。 引き締めると言う考えは浮かばずに、主の腕すら解かなかった]
(552) 2013/05/12(Sun) 16時半頃
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[幻聴>>553かと思わず顔を上げた]
キリシマ様……今……。
[愛しいと言わなかっただろうか。 薬を飲む前なら一蹴して起き上がり、 寝言は寝てからにして下さいとでも言っただろう]
……私も……。
[だがくらくら揺らぎ、纏まらない思考がぽろりと本音を漏らした]
(555) 2013/05/12(Sun) 16時半頃
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キリシマ様……私は…。
[ライマーとしてラーマとしてではなく。 もう一度落とされた言葉に 思わず主に首に手を回し抱きしめ返していた]
他の誰より何より幸せなラーマです。
[私と戦い砕けたラーマに申し訳ないと 言う気持ちすら持てないほど、今は主でいっぱいになっていた]
(559) 2013/05/12(Sun) 17時頃
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[狭い寝台の上で抱き合う姿は、 少なくとも今日の昼までは想像すらしなかっただろう。
だがこれは現実だと、強い腕と体温と名を呼ぶ声が教えてくれる]
はい…。
[溢れる思いはありすぎて、言葉に出来ずただ頷いた**]
(561) 2013/05/12(Sun) 17時頃
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− 夜・寝台で −
[主の腕の中>>563、ただ主の声と鼓動と体温を感じていた。 ただ名前を呼ばれるだけだったが、それで充分だった]
はい。
[呼ばれる度に主を見上げる。 眠そうな瞼に、そっと手を添えて]
お休みなさいませ。
[薬以外が齎すだけではない、心地良いまどろみ。 主の腕の中で静かに時だけが過ぎて行った]
(582) 2013/05/12(Sun) 19時半頃
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[静寂の中、届くのは、主の声と呼吸音と鼓動と、風の唄>>548]
(584) 2013/05/12(Sun) 19時半頃
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[それが最後に聴いた音]
(585) 2013/05/12(Sun) 19時半頃
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− 夢の中 −
[今日一日様々な出来事が合った。 自分ではそうは思っていないが、疲れていたのだろう。 深く深く眠りこんでいた。 恐らく主の腕の中と言う安心感もあったからだろう。
その夢の中。
風の唄>>548が草原を、森を駆け抜けていく。
そして木漏れ日の中、 珍しく狩りに成功した主が自分を呼んでいる。
珍しい事だと言いながらも、口元には笑みを浮かべた自分。
そんな夢を見ていた。
すぐ傍で、主が助けを求めている事>>657に気付かずに]
(664) 2013/05/12(Sun) 23時頃
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[風の音と主の声に耳を傾けていた。
だが急に風の音が荒々しく、耳鳴りの様な音に変わる。
頭痛すら覚える音に思わず耳を塞いで座り込んだ。
どれ位そうしていたか、耳鳴りが止んだ頃に顔を上げると そこに主はいなかった。
広がるのはただの暗い闇。
何も聞こえない、音を吸いこむ闇。
ラーマになる前の、呼ばれる前の静かな闇が広がっていた。
その夢の闇は深く、 恐らく起こされるまでは陽が昇るまでは晴れはしない]
(666) 2013/05/12(Sun) 23時頃
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[夢の目覚めは突然だった。 静かな闇は変わらない。 だがその夢が大きく揺れた>>670
まるで薬を飲んだ時の様なめまい。
だが乱暴なそれに、漸く目を開けた時]
我が君!? どうされたのですか? しっかりして下さい!
[苦しそうに肩で呼吸をしている主の姿に飛び起きた。 縋り付く主を抱きしめ、慌てて水か何かを持ってこようと 身体を動かして気付く]
(676) 2013/05/12(Sun) 23時半頃
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[夢の続きの様な。
恐ろしく静かな世界に]
(679) 2013/05/12(Sun) 23時半頃
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我が、君……。
しっかりして下さい………。
[目の前の苦しそうな主に、掛ける声は震えていた。 だがその自分の声も酷く、くぐもって、自分の声とは思えなかった]
(680) 2013/05/12(Sun) 23時半頃
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我が、君………。
[主が何かを言っている>>682>>683 唇を動かしている。 荒い呼吸を整える様に深呼吸をしている。
だが、何を言っているのか判らない。
いや、この村は。
こんなにも静かだっただろうか。
陽が昇り切るには時間があるが、白む時間でもある。
太陽の先駆けとして鳴く鶏は、まだ寝ているのだろうか]
(690) 2013/05/12(Sun) 23時半頃
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[きょろきょろと室内や窓を見つめながら思い出した。 戦いの場で、すぐ近くで爆発があった時。 一時的に聴力を失った事があった]
あ………。
[漸く理解して。 ただ呆然と主を見つめるしか出来なかった]
(691) 2013/05/12(Sun) 23時半頃
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[手を掴まれて主の喉元へと触れさせられる>>693 掌を伝う振動と、動く唇で、やはり自分が聴力を失った事を知る。
薬の副作用、と思うより先に、ラーマの壁を越えてしまった 自分への罰だと一瞬思ってしまった。 その後で苦しそうな主の姿に、薬の副作用だと気付いた]
………ご安心を…。 食事や掃除には何の不便もありません。 戦も……慣れてみせましょう。
[主を安心させるように微笑んで見せる。 気配に聡くなれば、戦いも何とかこなせる筈だ。 迷惑をかけぬようにと誓う、その主が、 二度と戦場に立てないとはまだ知らない]
(700) 2013/05/13(Mon) 00時頃
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