人狼議事


255 【ヤンストP村】private eye+Violine

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視点:


【人】 ビール配り フローラ

[模型の蝶は掌の中で崩れ、>>12
生きた蝶は、声をなくし羽を切り落とされた。
分かっている、兄の言葉のすべてが。分かっているはず
そのはずなのに、どうして。と首を傾げた

分かっているはずなのに。]

(35) sudati 2018/12/14(Fri) 22時半頃

【人】 ビール配り フローラ



 ……再婚?その再婚が許せなかったのに
 兄さんが、言ったんでしょ。

   『うちの親父と同じじゃねえか』って


[兄さんは赦せたの。
お父さんの事を。>>3:63
彼の父親は、化け物の元に連れていかれた妻を捨てた。
――生きているかもしれないのに。結婚をきめた。
その結果、生まれたものは、『化け物』だった。

兄さんは父さんを赦せないのに。
彼女のことは赦せるんだ。]

(36) sudati 2018/12/14(Fri) 22時半頃

【人】 ビール配り フローラ

[貴方が一度は願った事を。
呪いを消せると思っているなんて>>13
打ち分けてはいけない、ずっとずっと思っていた事だ。
父と母の倖せの結晶であればよかった。

けど、現実は、彼の>>14
母の倖せを壊した、象徴でしかない
―――化け物のところに連れていかれた女の夫は]

(37) sudati 2018/12/14(Fri) 22時半頃

【人】 ビール配り フローラ

[本当に、赦されない。
産まれたいくつもの、哀が折り重なる。
やめてくれという言葉に、どうして。と私は問いかける。
どうして、そんな事を言うの。兄さんが望んだんでしょ

どうしてどうして、言うの。]

(38) sudati 2018/12/14(Fri) 22時半頃

【人】 ビール配り フローラ



どうして、そんな事を――『いう』の?

(39) sudati 2018/12/14(Fri) 22時半頃

【人】 ビール配り フローラ

[貴方だけが幸せになる事はきっと。
貴方だけが、救われる事はない。

だって、彼が全て。『壊して』しまった。
家族でいたかった、最初はそのはずだったはずなのに。
いつからか、兄は私を見てくれなかったから。

――兄が、見なかったのは蝶も同じ]

(40) sudati 2018/12/14(Fri) 22時半頃

【人】 ビール配り フローラ




  なんで?なんで見れないの?
 私には胸があって、子どもを作る為の胎がある
 
   妹って女だよ―――


       兄さんって男だよ


[男性性器、ついているでしょ。
夫がある女を抱いたのだから。

『家族』ってなに。家族ってなんだろう。
似合わないはずの少女の服。だけど、少女だって『女』だ。
ぱちぱちと瞬けば、哀しい涙が、落ちるはずなのに

段々と私は、壊れていく]

(41) sudati 2018/12/14(Fri) 22時半頃

【人】 ビール配り フローラ


  …ん、どうして
  愛しているっておかしい事なの?

  ねえ、兄さん、好きっておかしいの?


[寝室へ、逃げる兄は
袋小路へ自ら、向かう鼠のようだ。
鍵をしめればもう、出られない。それは私もだけど。
兄を見る目は、泣いているのに涙が溢れるのに

――光を失っていく。微笑みを崩す
昔のように、少し前でも


   もっと、自然にはにかめたはずなのに]

(42) sudati 2018/12/14(Fri) 22時半頃

【人】 ビール配り フローラ



  ……いやだよ

[――近づきたい。
兄に、妹として。女として。――――。
血のにじむ包帯をみれば、喉が痛んだ。兄さんと、
私を呼ぶ彼に何度も、心の中で叫ぶ。

肘置きにたたきつけられた掌と]

(44) sudati 2018/12/14(Fri) 22時半頃

【人】 ビール配り フローラ



   ………むりだよ


[―――、近づく足。
一歩、二歩と、続いていく]



 無理だよ

   だって、兄さん―――私を赦せるの?


[妹の貌をした、化け物を。
貴方の大切な人を殺した私を。

     まだ、赦して貰えるの]

(45) sudati 2018/12/14(Fri) 22時半頃

【人】 ビール配り フローラ



  私は、ずっとずっと兄さんのこと
   大好きだから


[浮遊感を持続させる兄の手を掴む。
血を滲ませる、包帯に爪を立てた。

兄の痛みを刺激するように
弾かれ、逃れられる前に、肉を爪が抉ろうとする。

車いすという物理の距離――


棺桶のようなベッド]


   ねえ、兄さん。

(47) sudati 2018/12/14(Fri) 22時半頃

【人】 ビール配り フローラ

[フローラ「妹」は、こういう女「化け物」なんだよ]


         ……兄さん、私のことまだ
   妹って ――言ってくれるのなら


本当は、ただ傍に置いてほしい


[――本当は、それ以上を望んじゃいけなかった*]

(50) sudati 2018/12/14(Fri) 22時半頃

【人】 ビール配り フローラ

[――兄の言葉に、私は顔を上げた。
整理的な嫌悪を綴った唇を>>69

真実を紡いだ声を>>70
唇は、解けかけた包帯の合間から血の味と
肉の香りを、もう覚えてしまった>>68

薄く笑う顔は 歪む]

(72) sudati 2018/12/14(Fri) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ



    ……どうすればいいんだよ。


[唇についた、血は紅のように
赤く、あかく私を化粧する。兄に隠したときのように。
兄が気づかなかったときのようには、いかない。

もう嫌だ。―――いやだ]

(73) sudati 2018/12/14(Fri) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ


  ……もう、嫌だ。
   独りでお家で待つなんて嫌なんだよ、 
   しっている?あの家、独りでいるには大きすぎるんだ

  とても大きくてとても怖いの

       ………兄さんはいなくなるんでしょ


 何をやったっていなくなるんだ。


[―――すき、愛している。
普通じゃないって言われても、じゃあどうすればいいの。
>>62が、倖せを掴んでくれたのなら、きっと
『この街』で、貴方が真実、


   『生きて』くれていたのなら]

(74) sudati 2018/12/14(Fri) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ



  ……嫌われたくない。
 のに、どうすればいいんだよ



[―――貴方は、私を置いてく、癖に
私の、腕に巻いた包帯と、貴方の手の包帯。
どう違うのだろう]



       ……兄さん、って、呼びたいよぉ

(75) sudati 2018/12/14(Fri) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ

[ずっと傍にいて欲しいよ。
その二つの気持ちは嘘じゃないのに。
どうして、儘ならない。どうして、私は罪を犯すのだろう。
沁み出た血の味は、錆た鉄の香り。まずくて苦くて。

癖になる、そんな味なのに。]


  ……………もう、何もかも遅いでしょ


[――だから]

(76) sudati 2018/12/14(Fri) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ


  お願いだから 
   私に、兄さんの仔を生ませてよ



[他の人の子なんて産みたくない
貴方が、私を妹として、見てくれないのなら
私はただの道具になりはてる。文字通り、ただの道具だ。
抉れた手をなぞり、背を伸ばす。すわったまま

もう一方の手は、ポケットに。
オズワルドが用意した芳香剤と同じ液体をつめた
――小型のスプレーを取り出せば]

(77) sudati 2018/12/14(Fri) 23時半頃

【人】 ビール配り フローラ



  しっている?

       私の子が欲しいんだって

 兄さんをかくまう事の交換条件


[――境遇の違いから
私たちはわかりあえない。>>65
だって、私は、とっくに道具になり果てた。>>66


それでも、貴方の妹でいたかった。どこか、夢を見ていた。
その手が兄の貌の前にスプレーを翳して

プッシュを押そうとした]

(78) sudati 2018/12/15(Sat) 00時頃

【人】 ビール配り フローラ



  好きだよ 兄さん


[結局、アポロと呼ばないで
私は兄を、兄と呼んでしまうのに。**]

(79) sudati 2018/12/15(Sat) 00時頃

【人】 ビール配り フローラ

 目なんて覚めないよ。
 ……なんで、みんな召集されたから
 仕方ないっていえるの――

       みんな、みんな、どうして。


[生理的な涙を、奥歯を噛み締める兄を
見て、言葉から笑顔は失われた。
血を流す兄の心は遠く>>88]

(103) sudati 2018/12/15(Sat) 10時半頃

【人】 ビール配り フローラ

[枯れる花になるくらいなら
貴方を連れていきたい。それなのに。それなのに
兄は納得しろという。納得なんて出来ない。

―――兄が、死んでそれで
私を迎えに来てくれるのならいいのに

交わらない。>>90]

(104) sudati 2018/12/15(Sat) 10時半頃

【人】 ビール配り フローラ


  何って本当の事だよ。


          …………兄さん。


[優しい兄さん。
大好きな兄さん、自警団に引き渡せば、
まだ、兄さんでいてくれる。という。最後まで。
でも、その最期は近く。私と貴方は引き離されるんでしょ。

―――どうして、そんな事を言うのだろう。
幸せになりたかっただけなのに。]

(105) sudati 2018/12/15(Sat) 10時半頃

【人】 ビール配り フローラ


[どうしたら、倖せになれたのかな]



           …………やだよ。


  私、わたし。


[いう事を、聞けと言われ
肩を震わせ、脅える妹はもういない。
もう、いないのに。兄の言葉に目を大きく見開いて]

(106) sudati 2018/12/15(Sat) 10時半頃

【人】 ビール配り フローラ


 ………だったら、どうしたらいい
  兄さん、お願い、私と


          ずっとに居てよ。


[誰かのものになりたくない。
私を、見る目の強さに>>97私は、私は。
貴方を、愛する心を保ってられなくなる、大好きな兄を
――求めてしまう。心の均衡はたやすく崩れ]

(107) sudati 2018/12/15(Sat) 10時半頃

【人】 ビール配り フローラ


 そうだよ、 そうだ
 兄さんがいくっていうから

        いっちゃうから


   兄さんの仔がほしいんだ!!!!!!


    交尾の相手が選べないなら
         ずっとずっと兄さんがいい!!!

(108) sudati 2018/12/15(Sat) 10時半頃

【人】 ビール配り フローラ


 兄さん以外いらない!!!!!!

(109) sudati 2018/12/15(Sat) 10時半頃

【人】 ビール配り フローラ

[独りで足りないのなら
兄さんの仔を沢山産めばいい。兄さんが――兄さんが。
そらのおふねにのらなければいい。

兄さんをいかせたくない。

             ――結論はたったひとつ]


  夢だって分かっている
  分かっているんだよ
         ……ぜんぶぜんぶ


[盛り上がった肉の刀を、
布越しに見下ろして、吐き捨てた。
優しい街なんて何処にもない。兄を生贄に捧げて生きる
この街なんて、本当、大嫌いだ。
    燃やしてしまいたかった程に。
酒場の火が、街全体を覆えばよかったのに]

(110) sudati 2018/12/15(Sat) 11時頃

【人】 ビール配り フローラ


  そうだ ……


       兄さんが ――『死ねば』いいんだ。


[見開いた目からぽろぽろと溢れる涙。
義務で誰かのものになるのはいや。兄をいかせるのもいや。
だったら、ねえ。兄さん。死のう―――――。
動かない車椅子、光明に手を伸ばすように


私は、兄の太腿に手をついて]

(111) sudati 2018/12/15(Sat) 11時頃

【人】 ビール配り フローラ



  最期まで夢を見ていたいから


[もう少しだけ、お願い。と
息を深く吐いて、私はたって

        兄の額に――触れるだけのキスをした。

お願い、というままに。唇に、血濡れのキスをした*]

(112) sudati 2018/12/15(Sat) 11時頃

【人】 ビール配り フローラ

[私は、ただの胎だ。
このままだと、きっとそうなる。>>113
だから、このまま終わる気はない。兄の知らない処で。

――オズワルドと連絡をとったわけじゃない。
オズワルドという男は、私の親でも家族でもない。
あの男の身勝手な恋心に左右されて、終りたくなくて
そして何より>>114貴方を諦められない

兄に置いてかれたくない]

(122) sudati 2018/12/15(Sat) 14時半頃

【人】 ビール配り フローラ




  ……そんなこと、ない。


[理想郷に至る方法は何処にもない。
この街に、私も兄も囚われている。

外に聞こえる化け物の声。
幸せになんて、本当になれると思っているのだろうか

家族は、簡単に失われるのに>>115]

(123) sudati 2018/12/15(Sat) 14時半頃

【人】 ビール配り フローラ


  分かっている。
子どもを、そんな事にしちゃだめだって


[モノじゃない。私はモノではなく]

   ………最期が嫌なんだよ
 もう、無理なんだって

          兄妹らしくなんて


[貴方が結婚するのなら
いつかきっと、私にも王子様が現れただろう。
貴方がいかないのであればきっと。

――いく兄など見たくなかった。
幸せなんて、もう昔に失ってしまったから>>116]

(124) sudati 2018/12/15(Sat) 14時半頃

【人】 ビール配り フローラ



[私の家族は、もう兄さんしかいない>>117
幸せだった家族は、昔、無くしてしまったから]



  ……兄さん、それでも
 私は、さめない夢をみたいよ。


[心はもう、きっと疲弊してしまっていた>>118
このまま首を掻っ切って私は。

兄の目の前で――『死んで』しまいたい。
綺麗なものだけを見て、生きたかった。兄だけをみて。
ううん、兄と暮らす家だけを、兄妹として。

重なった身体、と額の唇]

(125) sudati 2018/12/15(Sat) 14時半頃

【人】 ビール配り フローラ


  ……ごめ ん ――――


[接触した唇は、かさついていた。
男の声に躰をびくっと震わせる。兄のではなく、男のもの。
劣情が、触れるだけの唇を荒々しいものに変えた。

『兄さんっ』という声は飲み込まれ
私の肩を掴む手の強さが変わる]


  ……ぁ、ぁ …

(126) sudati 2018/12/15(Sat) 14時半頃

【人】 ビール配り フローラ

[初めての深いキスに躰は翻弄され。
軟体が寄り添えば、思わずおよび腰になった。
慣れてないのが、分かる反応は、手にもおよび。
兄に触れていた手は、惑うように間を彷徨い。肩をつかむが

胸のふくらみを鷲掴みされ、ひゃっと叫んだ。]


 …や、ぁ … ああ


[質感を確かめるように動く指に
身体が熱くなる。肌が服の中ですれる。
下半身に、違和感を感じつつ、乳首を探す指腹に
びくびくっと震え。躰を震わせる兄を、いや、……男をみた

息が、上がる唇は、一度離れ、銀糸を垂らす
慣れない唇は唾液で濡れ赤くそまり]

(127) sudati 2018/12/15(Sat) 14時半頃

【人】 ビール配り フローラ

  …ま、って。…まって


[肩を掴んだ手が、
震え、戸惑いながら、上服のボタンを
自ら覚束なく外していく。早急な手を掻い潜り。
なんとか、ボタンを外し切れば、控えめな膨らみが二つ。
誰も踏み荒らした事のない新雪の肌が露わになり

桃色の粒を晒しだす]

(128) sudati 2018/12/15(Sat) 14時半頃

【人】 ビール配り フローラ




  ……触れて


[迷う声が、そう言い。
身体を近づける。車椅子の上に、太腿の間に足を置き
胸粒を、胸を差し出す身は、震えていた。
食べて噛んで、あのときのように

嬉しくて、哀しくて]


  ……アポロ  


[――貴方を、今は兄と呼んではいけないと思った*]

(129) sudati 2018/12/15(Sat) 14時半頃

【人】 ビール配り フローラ

[此れでいいの。
此れで良かったの――――。
どんな形でも、私は彼と結ばれる。
どんな仮初の夢でも、私は、ひと時の倖せに縋れる。

お互い、救われない、望みは叶わない。
>>130本当に?]

(148) sudati 2018/12/15(Sat) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ

[傾いた天秤の先にあったのは
獣のような荒い息だっただろうか。濡れた女の声だったか。
衝動のままに、求める男に応える女>>131

早く、と急かす声、
肌を晒せば寒気が走った。
―――本当に、これでいいの―――]


   ……ぁ、、、、



[貪る彼は、赤子のようだ。
赤子のようなのに、充血を唆し、触れて撫でて
揺らす手は、男の慾情を伴う。肌はその度に赤く続き
熱源が、盛り上がっていくのを視界の端に捕らえた

強い男の力で産まれる花は>>133]

(149) sudati 2018/12/15(Sat) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ


 ……あ、ぽ


[溢れるのは、―――兄の貌だ。>>133
愛されたかった。でも、もう兄と妹に戻れない。
何時だって坂道を転がり落とそうとしたのは、私の方だ。
てらてらと濡れる乳房は、自分のものじゃないようで

早まる息も、鼓動もどうか『誰か』のよう]

(150) sudati 2018/12/15(Sat) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ



『ケロケロ』


[と、かえるの着信音が鳴った。
けろけろ、『かえる』   

            『帰る』の音が鳴った]


  ……、、ぁ  兄さん


[――ちがう。]

(151) sudati 2018/12/15(Sat) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ

[ちがう、ちがう。ちがう、ちがうちがう
――違うんだ、私は、ただただ、倖せに。兄さんと

       兄さんと一緒に居たかった
性的な意味でも、ましてや子どもが欲しくてじゃない

  何処で間違えた。何処で]

(152) sudati 2018/12/15(Sat) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ

う……あああああああああああああああああ


[貴方を描きたかった。
貴方とラベンダー畑にいきたかった。
どうして、あの絵には、兄さんがいないの―――
兄さんと私が、結ばれれば、きっと家族になれるでしょ。
兄さんが、あの絵の中にきっと――


       来てくれる]

(153) sudati 2018/12/15(Sat) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ




  …ちがう、ちがう  
ちがうのっ、私、わたし兄さんと

       お家に帰りたかったんだ。


        あの日に

(154) sudati 2018/12/15(Sat) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ

[ラベンダー畑で花を撒いた日に。
貴方だけが、居ない絵がぽっかりと開けてしまった穴]


  兄さん、が、居なくなるのが嫌で

       貴方が 消えるのが、……耐えられなくて



[恋い、とも呼べない
 愛とも呼べない手が、兄の肩を掴む。
指が食い込む、兄を引き戻そうと。
自らがした事なのに、指は肩を強く揺さぶって
目を覚ましてと――かえる

この街で貴方が幸せであれば、どんな形でも生きていれば

  ――彼の『生きた証』を求め]

(155) sudati 2018/12/15(Sat) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ



  ……ごめんなさいっ



[ケロケロ。『帰る』の合唱は続き
身を捩った拍子に、ポケットから端末がおちて。
通話のボタンが押されてしまったようだ]

(156) sudati 2018/12/15(Sat) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ



  『フローラか

        ………私だ』


[兄から離れようとする身体は
火照り女の、形を持つのに。

         少女へと戻る。だって]

(157) sudati 2018/12/15(Sat) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ



  『私だ、君のおじいちゃんだ』


[それは、それは]

(158) sudati 2018/12/15(Sat) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ


   『君の…お兄ちゃん、

  私のもう一人の孫も、其処に居るのか』


[それはオズワルドという他人の声じゃない。
ましてや、蝶を求めていた――死者の声でもない

生きた人間の声。
母の、唯一残った肉身の。年老いた男の声だった。
逝かれ続けた、祖父の優しい  声だった**]

(159) sudati 2018/12/15(Sat) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ

 兄さん!!!!……


[ああ、兄さん。と顔は真っ青に。
いやいや、いや。いやいやを繰り返す>>178身は、
何もかも分かっていなかった。
何も出来てなかった。>>177

帰りたいと願った場所も。>>176もう。
ぐらっと揺れた身体と丸い目、何かを言いたがる声]

(183) sudati 2018/12/16(Sun) 10時頃

【人】 ビール配り フローラ



[私は幾つ間違えた。――]



   ……兄 、さん



[兄が気を失ったあと
出来た事は少ない。祖父からの電話をとり。
『SOS』を発信したこと、それから、乱れた服を直したこと
兄が選んでくれた服をきちんと着直して

軽く兄の手の手当をして、それでそれで>>179
車いすから介護用のベッドへ運ぼうとして断念したこと
全部、機械的だった。汗をぬぐい、

傷む場所への氷を用意して]

(184) sudati 2018/12/16(Sun) 10時頃

【人】 ビール配り フローラ



   …………、あ にぃ さ



[目を覚ました兄を見て
持ってきた水の量を確認して。それで>>180
誰だ、という問いに目を大きく見開いた。上手く息が出来ない。
驚嘆の声、異常さに声も何もかもうしなった。

だって、兄さんは――妹を覚えていない]

(185) sudati 2018/12/16(Sun) 10時頃

【人】 ビール配り フローラ

[私のせいだ]


  ……わたしは


[―――貴方の妹。
それだけが存在理由。
祖父に願ったのは、兄の保護だった。
それが、叶うのもオズワルドの独断行為が目立ったせい。
私は、……誰だろう。兄の困惑した顔に

思いにぼんやりと考える]

(186) sudati 2018/12/16(Sun) 10時頃

【人】 ビール配り フローラ



  此処は知らないお家。
  私の家は、……もうないの。


      私は、…………


[兄の記憶は抜け落ちている
なら、まずはこのまま兄の、代りに。
キングスのえさになる。
思いついたのはそんな事。]

(187) sudati 2018/12/16(Sun) 10時頃

【人】 ビール配り フローラ

[兄の死亡届けを出す、それで上手くいくかは分からない。
けど逃亡中となっている兄は食用に出荷される
なら、生を悲観することも道理で。

何より同じヌヴァルだ。
足が悪く、手を怪我した兄よりも
ずっとずっと私は美味しいから。

――――この人に私なんか必要なかった
兄妹でいたかった。それを壊したのは私自身だ。
でも最初から私はいらない子だったって分かってたんだ
分かっていたから、――――――、もう
涙は出ず、手も兄に縋らなかった]


  ………誰だろう。


[力なくそれだけ呟いて。
 差し出すのは、ただの水だ*]

(188) sudati 2018/12/16(Sun) 10時頃

【人】 ビール配り フローラ

………。
 ごめんなさい。


[目を臥せる兄が心配してくれる。
その事実と、兄が私を覚えていない、というのが
――空虚だった。孤児なのか、という問に。

小さく口を開いてそれで]

(194) sudati 2018/12/16(Sun) 18時半頃

【人】 ビール配り フローラ


 …わかんない。
 お爺ちゃんがいるけど、他は。


[母さん、父さん。
私は2人をなんと呼べばいいのか迷う。
兄の前で、私を覚えていない彼の前で、何といえばいい。
咄嗟に浮かんだのは祖父の事。会いたいと言った祖父。
何が何でも、――――。此方を見つめる目から

私は少しだけ視線を逸らし、指を擦った]

(195) sudati 2018/12/16(Sun) 18時半頃

【人】 ビール配り フローラ


 職場?…大学に?
  そういえば、先生から何か連絡が。

     ……、…あ。だめ


[職場は、駄目。と思う
それが大学ならまだしも自警団なら。
それだけはいけないと、立ったままの私は手を伸ばす。
いけない、兄が捕まってしまう。それだけは]


  ……え

(196) sudati 2018/12/16(Sun) 18時半頃

【人】 ビール配り フローラ

[――――貴方がそれを言うの]


  …うん……お兄ちゃんが居たよ
  お兄ちゃんは、私の自慢のお兄ちゃんで

  格好よくて優しくて
 

[私が、壊してしまった兄さん。
手が届かない事に気付けば、少し近づいて。
それから、頭を下げた。撫でてもらえるのだろうか。
――いらない子なのに。―――私は。

いいのだろうか]

(197) sudati 2018/12/16(Sun) 18時半頃

【人】 ビール配り フローラ



 兄さん 、…私、駄目な妹だったから

        …………、私、駄目な子だから


[きっと、兄さんも私を忘れたんだろう]

(198) sudati 2018/12/16(Sun) 18時半頃

【人】 ビール配り フローラ

[兄が、携帯電話を取り出せば
電源を切っていた間に届いたメッセージが視れるだろう。
それはとある大学の講師からのメッセージ。

貴方の絵を預かっているから
―――誰にも、見つからず取りに来てほしいと]


 兄さん、自警団に追われているの。


[貴方を、兄と混合する、―――私の兄さん。を*]

(199) sudati 2018/12/16(Sun) 18時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 去年まで?
 ……大学を卒業したのは去年じゃないよ。


[何処まで覚えていないのか。
判断つかず、力のない声はそう問いかける。
傷ついた手が少し、いや、かなり気になったけど。

でも、もう何故か言葉は強さを持たず。
兄の反応を、逸らしては見つめた。
――どうすれば、どうしたらよかった。]

(212) sudati 2018/12/16(Sun) 20時頃

【人】 ビール配り フローラ

[もう何も分からない。
から、兄の言葉なのに兄じゃない彼の言葉は
段々と遠い存在になっていく。悲しいはずなのに。
苦しいはずなのに――――。
撫でて貰えればうれしいのに]


  ………喧嘩、なのかな
 分からない、私が兄さんの大事なものを壊したから

     …兄さんが私を妹として


[――妹のままで良かったはずなのに。
すり減った神経は、分からないをぽつりぽつり繰り返す。
動きだしたはずの時計の針は完全にねじ曲がって。

後は、もう『消える』だけだ。
額に口付けられれば、僅かに目を見開き。
兄が視る、携帯を覗きこむ。…]

(213) sudati 2018/12/16(Sun) 20時頃

【人】 ビール配り フローラ


 ……これは?
 ………絵を?? …ああ。


[――ああ。]


   兄さんの絵。
 アレにかきたして欲しかったのに。


   …兄さん。

(214) sudati 2018/12/16(Sun) 20時頃

【人】 ビール配り フローラ

[傷みを見せる、兄を覗きこむ。
困惑する顔に反応に迷い。
それから、汗を拭う為のハンカチを取り出せば]

 
 ………どうしたら?
 そうだね、暫く身を隠したらいいと思う。

           そしたら、次は……

      ああ、でも


[兄の死亡届を作らなきゃ。
――私でもいいですかって聞かなきゃ。
ショックに打ちひしがれる姿を眺めれば、携帯をとって。
何処まで話そうか迷う。何処まで告げようか。

 ……もういいか。いらない子なら]

(215) sudati 2018/12/16(Sun) 20時頃

【人】 ビール配り フローラ

  ………私のせいだから


[私が、彫像を壊したから]



   絵、見に行こうよ
         とりあえず


[兄の父が、母親を裏切ったこと。
母親が、キングスの子を産むことになったこと。
どこまで知っているのだろう。分からないけど、―――
お爺ちゃんに、兄さんの事を頼んで。
子を産めない事を謝って


          死ぬ準備をしよう]

(216) sudati 2018/12/16(Sun) 20時頃

【人】 ビール配り フローラ




[打ちひしがられる兄の頭を
してもらったことを考えて。頭をあげれば撫でる。
ぽんぽんと、少しだけ。ううん、優しく

母さんがしてくれたように。
幸い、此処は街のはずれ。見つからないように出来るはず*]

(217) sudati 2018/12/16(Sun) 20時頃

【人】 ビール配り フローラ

 ………そんなこと。


[仮面をつけ続けた兄を想う。
私を助けてくれた兄を、思う。小さく首を振って
縁を辿る為に、指を見たけどそこに糸はない。

求めるのは小指ではなく、お兄さん指。>>220
絵の事もそうだ>>221忘れている]

(224) sudati 2018/12/16(Sun) 21時半頃

【人】 ビール配り フローラ


 ……私の兄さん
 兄さんのことだよ、貴方のこと。


[――分からない、から。
言葉は淡々としていただろう。メールを確かめる兄を見
彼が疑問に思えば応えるつもりだった。だが、
いやなことを思い出しそうな顔に。

歪むのに、気づけば目を伏せる]

(225) sudati 2018/12/16(Sun) 21時半頃

【人】 ビール配り フローラ

[蝶の事を案じるメールと
妹とのやり取りまで。>>221彼の失ったもの。
欠片を、目撃して、唇をきゅっと噛んだのだけど。

結局、その唇を開くことは出来なくて]


 ………そうかも。
 だけど、出来るだけ、出来るだけ
  兄さんに、生きてほしい。

(226) sudati 2018/12/16(Sun) 21時半頃

【人】 ビール配り フローラ



  イアンさん……、は


[―――もう、いないよ。
小さく呟いた。>>222

兄さんの大切な、親友はいない。
電話帳に名前があっても、掛からないだろう。
死者は、死者。死んだ人はどうやっても生き返れない。]

(227) sudati 2018/12/16(Sun) 21時半頃

【人】 ビール配り フローラ


 兄さんは何も、何もしていない
 私が、勝手にしたことなの。


[―――、息を吐いた。それで]


  私がね、大切な人を殺しちゃったから
   …怒ったんだ。傷つけたから
   
   彫像もそう、私が壊しちゃったのに
   兄さんがやった事だって思われただけだから

(230) sudati 2018/12/16(Sun) 21時半頃

【人】 ビール配り フローラ

[嘘をついてない。
ただ、幾つか隠して。それから]


  車いすが駄目なら、車でいこう
 …車呼ぶから。

      私が、悪い事したからだから


[見つかったらだめ。
自警団はだめ、と綴る。電話を一本、祖父に入れ。
そうすれば暫くして黒塗りの車が現れるだろう。
其処に、オズワルドという男はいない。

愛に狂った男の影はない]

(231) sudati 2018/12/16(Sun) 21時半頃

【人】 ビール配り フローラ




 絵を見て、書き直してほしいの


[私を消してほしい。
イラナイのなら、もうすべて。

兄の頭を撫でることは出来ただろうか、分からないけど。
出来たのなら、少し安心して。少しだけ微笑んで。
出来なかったのなら、ただ悲しそうな顔をして

――車が、来るのを待つ。*]

(232) sudati 2018/12/16(Sun) 21時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 ……違う。
 違うけど、兄さんは兄さんだよ。


[首を横にふる兄に、
揶揄ってない、とぽつり。
理解できないようすの兄に、父親が再婚した事を
言わなかったのは、怒りを知っているから。

ただ、何を言っても真実は>>233>>234
口に出来ず、あやふやになって]

(240) sudati 2018/12/16(Sun) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ




 ………そうだね。
 怒られる、けど…………。

      もう何もかも、分からないや


[救いも何も。まるで浮かばず。
落ち着かない相手の、方を見ているのに
私は見ていない>>235どこか、諦めに似た感情ととも。]

(241) sudati 2018/12/16(Sun) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ



 庇う?庇ってないよ、
 悪いことをしたから、ただそれだけなの

      兄さんは何もしてないよ


[そう、何もしていない。
―――だから、自警団に会いに行ってはいけない。
いったら食べられるから。それだけは

それだけは、本当に――駄目。]

(242) sudati 2018/12/16(Sun) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ


  ……だめ。だめ。
 いったら、兄さんは殺されるから。


[それだけは堪えられないのだ。
どれほど、自分が必要なくても兄にだけは生きてほしい。
それだけが残った欠片だから。だけど。


―――、兄は、また繰り返す]

(243) sudati 2018/12/16(Sun) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ



 ……………また、結局


[止めて。と思う
兄が死に向かうことだけが耐えられなくて
悲しい顔が揺れる。もう――――。

いやだったから。いっそもう
けれど、でもせめて、あの絵だけは描きかえてほしい]


  展示、、でも、未完成品だから

       …………

(245) sudati 2018/12/16(Sun) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ

[だから、画材道具を持ってそれで。
お願い。もう、それでどうか

―――声はそれ以上出せなくて、くるしげに
車に乗る兄を手伝い。大学へ*]

(246) sudati 2018/12/16(Sun) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ

―大学―


[案内をしてくれた先生は
外を見ておくから、と親切から声をかけた。

隠された絵、
文字通り、展示からも、真実からも隠された絵を
先生は保管してくれていた。灯台下暗し。

違う科の使われていない一室に。
置かれたそれは―――

     今、とても、………冷たく見えた]

(247) sudati 2018/12/16(Sun) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ

 ………兄さん


[兄の車いすをリードするように
連れていく。笑うお姫様の、倖せな家族の肖像。
――隠された顔は、もう誰のものでもなく。


私は、ただ、描き直してという。]

(248) sudati 2018/12/16(Sun) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ

[かわいいお姫さまの絵を消して。
此処に映るのは、兄の家族だけでいいのだろうから


      もう。何も。お姫様なんて楽園なんて

 何処にもないものなのだから*]

(249) sudati 2018/12/16(Sun) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ

[何が仕方ないだ。
――手に拳を作る、結局仕方ないと兄はいう。
何もかも、忘れてそれで逝けると思っているのも含め。
段々段々―――腹がたっていた。それだけは嫌で

狂ったのに、…分かっている。
全部、八つ当たり、自分勝手だって>>250
だが待ちたいというくせに>>251>>252


       諦めるのも、もう。]

(259) sudati 2018/12/17(Mon) 00時頃

【人】 ビール配り フローラ


 …………くそがぁ


[良い仔の私でいられないのも。
元々、悪態は口悪いのだ。私は、そう。
ラベンダー畑が描かれた失われた楽園、其れを。
描きかえてとねがったのに]

(260) sudati 2018/12/17(Mon) 00時頃

【人】 ビール配り フローラ



    …………あ


[細工が現れる。
完成した絵だと、兄はいう。
兄にとって確かにそれは完成した絵なのだろう。
お姫さまの奥から現れたのは、深い緑色の髪。そして
―― ――。後は君がって]

(261) sudati 2018/12/17(Mon) 00時頃

【人】 ビール配り フローラ



 …………………肝心なところで何時もそうだ


[渡されたへらを使い
アクリル水彩を強引にはがす。
そこには、笑顔があった。―――私の笑顔が。
そして、なら、此処にうつるのは、父と母で。それで]

(262) sudati 2018/12/17(Mon) 00時頃

【人】 ビール配り フローラ




  これは完成じゃないよ


[―――腹が、本当に立っていた。
油絵の具をひっつかむ。生憎私は絵を描くけど、
油絵具を使ったことは少ない。だから、上手くかけない。
が、指じゃ細かい描写をかけそうにないと

言ったのだ。だったら]


 ………これは、完成じゃない

(263) sudati 2018/12/17(Mon) 00時頃

【人】 ビール配り フローラ

[二度目は、強く。

笑う少女の隣に

            ―――無理やり、男を描いた]

(264) sudati 2018/12/17(Mon) 00時頃

【人】 ビール配り フローラ

[妹の隣に、兄を描いた―――]

(265) sudati 2018/12/17(Mon) 00時頃

【人】 ビール配り フローラ

[油絵の良い処は
上描きができるところだ。

      水彩のように下が見えない。

だから、そのまま描く。兄の腕とは違う拙い。
どころではない、捻じれるままに。


             苛立ちのままに]

(266) sudati 2018/12/17(Mon) 00時頃

【人】 ビール配り フローラ


  ………兄さんがいないっ
     それじゃ何の意味もない。
 待っていたかったって

            …ふざけるな


 今更兄さん面したと思ったら
  今度は記憶をなくして

  また諦める


[また、私に諦めろという。
――私のこれは、赦されない事だ。
画家にとっても、そして何より人間としても。
だけど、腹がたってたって仕方無く。

私のせいだって分かっても]

(267) sudati 2018/12/17(Mon) 00時頃

【人】 ビール配り フローラ



  兄さんが、仕方ないって言うのなら
  しらない。私が勝手に、兄さんを救うから


        兄さんをいかせないから


[くそみたいな、街だ。
キングスの恐怖に怯え、何時だって暮らしている。
無理やり家族を奪われ其れで結局

次は新しい出会いを見つけ、結ばれる。
――父親と母親の事を、思い出せば、 ―――嫌悪が湧いた
大好きな父さんと母さんだ。だからこそ]

(268) sudati 2018/12/17(Mon) 00時頃

【人】 ビール配り フローラ



 出来なくても私がやる


[もう一人、

    いや、家族全員を描きこもうとした。*]

(269) sudati 2018/12/17(Mon) 00時頃

【人】 ビール配り フローラ

 ……分かっている。
 本当は、分かっているんだ。
 兄さんが記憶をなくしたのだってきっと
 
私のせい。

  ……私が、悪い事ばかりしたから。

(291) sudati 2018/12/17(Mon) 20時半頃

【人】 ビール配り フローラ

[――無理だ。と言われる事が辛い。
唇を噛み締めながら、描く筆は荒く、強く。
血が滲んだ頃、漸くと息を吐いて、一度振り返った。

そして、兄に近づけば、その顔を筆でぺたぺたと。
油絵の具を頬に、額につけて。]


 ……本当はね、分かっているから。
 だから、兄さんにお願いがあるんだ。

(292) sudati 2018/12/17(Mon) 20時半頃

【人】 ビール配り フローラ



  悪い事したから、自警団に行くよ。

   でも、お願い。


[兄さんの記憶が戻るまで。]

(293) sudati 2018/12/17(Mon) 20時半頃

【人】 ビール配り フローラ



  …兄さんが、いってしまうまで
  傍にいてほしい。


[―――ずっとじゃなくていいから。
生きている実感や歓びを少しの間、奪う事になる。

それでも、お願いしたい。と指は筆を押し付けた。
蟲籠は一時的なものだって告げて]

(294) sudati 2018/12/17(Mon) 20時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 それに、ちゃんと話さないといけないと思うんだ。
  兄さんの事、父さんの事。ちゃんと。


  ……私のお母さんの事も
  そうだけど、この絵をきちんと完成させてほしい
  完成だって言うけど、家族の絵じゃないし
   

[後、ね後。]

(295) sudati 2018/12/17(Mon) 20時半頃

【人】 ビール配り フローラ


   私、兄さんの事
  絵に描く気でいたから、展示会の日が

          ちょうど

(296) sudati 2018/12/17(Mon) 20時半頃

【人】 ビール配り フローラ


 ―――そらふねがくる日だから


[お願い。
このまま、自警団にいかないで。
少しだけ、ほんの少しだけ話しをしようってお願いする。

目は下を向いて、それで顔を落として。少しの時間
お願いする。絵の整理もしたいのだって]



  その日まで、出来ないかな


[このまま、別れるのだけは、
嫌だって告げる顔は、下を向いたまま。*]

(297) sudati 2018/12/17(Mon) 20時半頃

【赤】 ビール配り フローラ


  …… [嘘だけど*]

(*0) sudati 2018/12/17(Mon) 21時頃

【人】 ビール配り フローラ

[私が、兄さんに――…
其処まではいえない。其処まで言えば
私が壊れてしまうから、何もまだ、口に出来ない。

父を恨んでいたはずの兄から、その事が
抜け落ちた事を密かに感じていて
またそっと唇を噛んだ>>308]

(316) sudati 2018/12/17(Mon) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ


[恨んでいる事を忘れて
―――兄は、私を忘れて。そして
 逝けたら倖せなんだろうか。幸せだから。

 忘れたの―― ― ――
以前のように、倖せに逝くの――]

(317) sudati 2018/12/17(Mon) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ


 ずるいね …、何時もそうだ。

(318) sudati 2018/12/17(Mon) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ

[過去に、兄は、居る。過去だけが兄のもの
油絵の具のように、塗りつぶせたらいいのに。と思う
――ぜんぶ、ぜんぶ、顔も、心も。もう

兄に嘘をつく事を躊躇わなかった]


  ………あと、………


[どれ位。どれぐらい、傍にいてくれる]

(319) sudati 2018/12/17(Mon) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ



       (―――無理だ。)


   春の季節に、かな
       ……嘘、十日

[――また、嘘をついた]

(320) sudati 2018/12/17(Mon) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ

 かけるよ、ちゃんと手を治せばきっと。
  兄さんの手、治るように包帯毎日取り換えるしさ


  うん、兄さんを。
 …私、人物画を描かないから、
   見て描かないと。兄さんが言ってたことだし


[血がにじむ指先だけが
――今、思えば私の縋り処だった。
私を助けようとしてくれた、兄は確かにいた。
もう私を助けたくないのかもしれないけれど、その事を
考えないように。何も考えないようにする。

ただ、兄を慕う妹の声で]

(321) sudati 2018/12/17(Mon) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ



  ありがとう。


[兄を、身勝手に守るために嘘をつく。
頷き返す兄に、俯いたまま、微笑んでいた。
良かったって呟いた。良かった。私の願いはまだ。

叶うのだと、筆を持つ手に力がこもった]

(322) sudati 2018/12/17(Mon) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ


 …私のなまえ。………


[それでも――突きつけられるのに
痛いのに、兄に――。突きつけられて
あげた顔は、酷く傷ついた、姿をさらけ出してしまう]


   フローラ。


[それでも、それだけは絞り出す。]

(323) sudati 2018/12/17(Mon) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ


 じゃあ、一回 
 さっきの家に戻ろうか。
  …この絵も、持って。


        ちゃんと色々話をしよう。


[そうしよう。
未完成の絵は、2つ。まだ、私は兄を
絵にかいていない。まだうまくかけていないから。
兄が頷いてくれるのなら、

外で待っていてくれた先生に声をかけて]

(324) sudati 2018/12/17(Mon) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ

[大学から、黒塗りの車にのって


      ――――乗る瞬間、私は兄の顔を見て。


へんなの、と油絵の具をさした*]

(325) sudati 2018/12/17(Mon) 23時頃

【人】 ビール配り フローラ

 なんでもない。
 ……いつもそうだったは、うん。
 何でだろうね、兄さんだったのに兄さんじゃなくなって
  …兄さんになって、また……自分勝手だなって。


[もっと、自分勝手なのは、
私の方だ。けど、自虐の微笑みは小さく
俯いてたからきっと見えないだろう。私から見る兄は
とても、酷い人だったから。大事な父さんと母さんを傷つけ
私を妹として見なかった人。ただの他人としか
見なかった人。

それなのに、恨んでたのに
妹扱いして。本当、いつもそうだ。]

(338) sudati 2018/12/18(Tue) 00時頃

【人】 ビール配り フローラ

[――分かっている。
悪いのは、私でしょ。母さんでしょ
 そう突きつけられるのに、苦しいのに]

(339) sudati 2018/12/18(Tue) 00時頃

【人】 ビール配り フローラ



ん、そうだったの ?
 前からっていうより、たぶん?って感じかな
  結構時間差があるみたいだから


[実際、兄と他の人の召集には
時間差があったことは事実。だから嘘もしれっとでた。
おかしくなった日は、他の人たちよりも先だった。

だから、別に不思議はなく]

(340) sudati 2018/12/18(Tue) 00時頃

【人】 ビール配り フローラ


  でしょ?
 …技術は、身体が覚えているものだって
   キャンバスに向かえば何か分かるかもだしさ

  そうだ、昔の絵もあるんだよ


[それを見てみよう。と手を叩く。
幸せそうな一枚に、兄がいないことこそ私の不幸だ。
だから、私にとって兄が触れない限り。
私が兄を描いても

未完成のまま。認められず]

(341) sudati 2018/12/18(Tue) 00時頃

【人】 ビール配り フローラ


  ………分かっている
 分かっているけど、 …何でもない


[自業自得なのに。
フローラと、呼ばれる事も、違って]

(342) sudati 2018/12/18(Tue) 00時頃

【人】 ビール配り フローラ

 そうでしょ。だから、仕方ないと思うんだ。
  本当は、季節がいいなら

  ラベンダー畑とか行きたいんだけど
   ほら、何か思い出すかもしれないしね。


[慣れない兄の車椅子の動きを手伝い。
大学の中をそっと、進む。先生以外は誰にも見つからず。
もしかしたら、先生が人払いをしていてくれたのかも

―――先生は困ったらいつでも来てください。と
言っていた。街には、キングスに反感を持つものもいて。

もしかしたら、そういう事なのかもしれないが]

(343) sudati 2018/12/18(Tue) 00時頃

【人】 ビール配り フローラ



  …………変なの。


[苦笑を浮かべる兄の、私への扱いに
ぱちくりとして。子ども扱いをされないことに。

―――顔をゆがめた。

ぶるっと背筋を震わせるのは無意識。]

(344) sudati 2018/12/18(Tue) 00時頃

【人】 ビール配り フローラ

―隠れ家―


[隠れ家に付けば、
兄の絵が丁度届いていたか。
兄さんが、これまで描いた絵たち。押収されたはずのものも
祖父が手を回してくれたんだろうと予想はつく。

――蝶の絵、若い女のものと、年老いた女のもの。
きっと、それらも探せばある。]


  兄さん、お疲れさま

        …何か飲む?

(346) sudati 2018/12/18(Tue) 00時頃

【人】 ビール配り フローラ

[それとも、疲れたから休むって声をかけ。
トイレとお風呂、それらを手伝おうとするだろうけど。
記憶のない兄の反応はどうだっただろう。


どちらにしろ、どれにしろ]


         ………おやすみなさい



[最期に告げるのは、その言葉。
――兄が、眠るベッドの横に座って。


      私は―――――。ナイフを持った]

(347) sudati 2018/12/18(Tue) 00時頃

【人】 ビール配り フローラ



 十日間………


[私は、兄を生かしたい。
いかせたくない。のに、ナイフは煌めき。
私の ―――腕を刺す。


山羊だってさばけちゃう]

(348) sudati 2018/12/18(Tue) 00時頃

【人】 ビール配り フローラ



  ……死ねばいいんだよね


[私なんて。と
ぽたぽた、と落ちる血をふかなきゃ。

           まだ死なない。


真夜中のロシアンルーレット。**]

(349) sudati 2018/12/18(Tue) 00時頃

【人】 ビール配り フローラ

[彼が好きだった。
今でも兄が好きだ。――だからこそ、
家族でありたかった。家族のままというにはあまりにも
私の思いは複雑で、恋いと呼ぶにも難しく。

親愛、家族へ向ける愛と何が違うのか
私には、未だに分かっていない。]

(362) sudati 2018/12/18(Tue) 01時頃

【人】 ビール配り フローラ

[ただ、『子ども扱い』されない事に。
とても違和感を感じた。

一人の女になりたかったのに?
――妹のままでいたかったのに。
両立しないはずの天秤は、私の中で成立してしまう。
兄の妹でありたかった、兄を愛していた。


      二つは、矛盾。でも]

(363) sudati 2018/12/18(Tue) 01時頃

【人】 ビール配り フローラ

[どちらも本心だ。
どうして、どうやって説明出来るだろう。
どうやっても伝わらない。その結果、私は兄をなくした。
兄さん、と寄り添う声はどこか、霞かける。

それでも縋ってしまうのは]

(364) sudati 2018/12/18(Tue) 01時頃

【人】 ビール配り フローラ



 兄さん……


[兄に、もう一度。
 死ぬまでに、会いたいからかもしれない]

(365) sudati 2018/12/18(Tue) 01時頃

【人】 ビール配り フローラ



[あい し―――たい。]
 

(366) sudati 2018/12/18(Tue) 01時頃

【人】 ビール配り フローラ


[キングスに連れていたれた者たちも
残された者たちも、きっと皆

思う事は同じ。


          ――亡くなった人を想うのも


亡くなった人が思う事も。]

(367) sudati 2018/12/18(Tue) 01時頃

【人】 ビール配り フローラ


[   愛  したい  ]

(368) sudati 2018/12/18(Tue) 01時頃

【人】 ビール配り フローラ


[ぽたぽたと落ちる、血液は賭けだ。
何時、兄は気づくだろう。

――気づいてくれるだろうか。

 このまま、気づかないのなら、それならそれでもいい]

(369) sudati 2018/12/18(Tue) 01時頃

【人】 ビール配り フローラ

[でも、本心はそうじゃないから。
ベッドの上で眠る兄の横

椅子に座れば、シーツの上に腕を投げ出した。
開かれた肉、おちていく血液。
助けて ――と掠れた声は呟いた*]

(370) sudati 2018/12/18(Tue) 01時頃

【人】 ビール配り フローラ

[厄介者ならどんなに良かったか>>380
兄が実際いい加減ならどんなに良かったか。
嘘ばかりをついて、私はあやふやに誤魔化していた。
兄さんは、優しいよ。良い人だよ、一途で以外と純情。

そうだよって、頷いたのは嘘だけど。
飛空艇が来る日に関しては、騙し続ける覚悟で。
――絵の描き直しがされない事に。

目を伏せた>>381]

(398) sudati 2018/12/18(Tue) 20時半頃

【人】 ビール配り フローラ



 なんで。


[と、苦しく吐き出した。
なんで兄は、兄を描いてくれないの。
―――何もかも、指は其処まで考え丸まり]

(399) sudati 2018/12/18(Tue) 20時半頃

【人】 ビール配り フローラ


 ………兄さんが、兄さんを嫌い?
 そうかも、でも兄さんが兄さん自身を嫌いだったなら
 それはきっと、私のせいだよ。


  兄さんは、……優しいから


[兄さんは、私の存在に耐えられないんだって。
唇は自虐を作る。思い出したくない、と言われても。
困る―――思い出さなくてもいいよとは言えない。

きっと、私は]

(400) sudati 2018/12/18(Tue) 20時半頃

【人】 ビール配り フローラ



 叱られたいんだけどね。


[悪い事を沢山したのに。
叱られる事すら、出来ないほど。匙を投げられたと。
考えるに等しい指先は、自分で重ね。>>382

また考えてしまうのだが。
先生の元を後にして]

(401) sudati 2018/12/18(Tue) 20時半頃

【人】 ビール配り フローラ




 ん、ココアでいい?


[暖かなココアチョコレート。
そういえば、街のこと全然気にしてなかったけど。
今はどうなっているのだろと、ぼんやり考える。
キングスに支配された街並みを眺め。

―――少し、目を伏せた]

(402) sudati 2018/12/18(Tue) 20時半頃

【人】 ビール配り フローラ

[兄の言葉に分かった。と頷いて
トイレの仕方を教えようと立ち上がり。
個室の前まで、共に向かった。ちょっと難しいかも。って
声をかけ、自分で実演するのは恥ずかしいから

口頭でいえば、兄が使用する間、外でまち
それから寝室へ伴おう>>384]


  ……もう少し、起きている。


[眠い、気もする。
けど眠りたくなかった。眠れなかった。
指先が選んだのは、生命の確認。ぽたぽたと落ちる血液。
それは兄の近くを濡らしていく。流れていく色を

無機質に、見つめて。それで]

(403) sudati 2018/12/18(Tue) 20時半頃

【人】 ビール配り フローラ


 兄さん。
  大丈夫だよ、私、動物を捌くの得意だから
  これぐらいじゃきっと死なないよ


[目を覚ます兄をじっと見つめ。
タオルを使おうとする、のをただ見守る
ドクドクと流れる血は他人のもののように実感なく
傷みはあるはずなのに、どこか遠く]


  ………なんで?
 兄さんは、私を殺したいんでしょ?


[―――いらないんでしょ]

(404) sudati 2018/12/18(Tue) 20時半頃

【人】 ビール配り フローラ



  なんで、そんな事を言うの

   ……生きて欲しいからだよ


 生きて欲しいのに上手くいかない。
   きっと私が、邪魔だからだ。


[眉をつりあげ。
君、と呼ぶ兄に告げるのは
そんな事。ずっと思っていた事を沢山話す。
少し喉を詰まらせ、息を乱し]


 もっと話をちゃんと聞けば良かったんだって
  ……分かっているんだけど。

(405) sudati 2018/12/18(Tue) 20時半頃

【人】 ビール配り フローラ



 助けてって、…事しか
  もう言えないんだ


[記憶のない、兄に。
私を妹として見れない兄に。
いうのは、間違いだって。酷だって分かっているけど。

袋小路は、自傷を繰り返す事を示唆するよう*]

(406) sudati 2018/12/18(Tue) 20時半頃

【人】 ビール配り フローラ

[其れは地獄だった―――]


  ……… …ひどいね。


[兄は倖せになれという。
それは呪いだ。酷く恐ろしい呪いと同じだ。
兄の居ない世界で、笑っていく兄を見送って生きろという。

君の為、と言うのだ。記憶のない兄が、
顔が青白く声が震える。

それはそれだけは
言ってはいけなかった
ずっと、聞きたかった言葉だった。]

(419) sudati 2018/12/18(Tue) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ



  ………酷いね、ほんとう酷い


[生きろ。と言う。
それは、きっと生きながら死ぬということだ。
唇は噛み締めすぎて、血が滲み、爛れてしまっていた。
いつか私が幸せを掴むとき、兄がいない。そんなこと。
そんな理不尽な事、あってはならない。
――全部ぜんぶ、××だったんだ]


 兄さん、愛しているって酷いね
 とても嬉しい事なのに
  ……酷い。

(420) sudati 2018/12/18(Tue) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ

[愛しているから、逝く。
愛しているから置いていく。それは突き放すのと
何も変わらない。…違うって分かっているのに

何もかも、全てが遅く。
心は、心が、身体が悲鳴を上げた。

ナイフを握る手が強くなる]

(421) sudati 2018/12/18(Tue) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ


 ……誰かが、逝って助かる世界なんておかしい
  誰かだけが助かる世界も


   ………みんなおかしい


[――沢山の絵を
残して、兄は痕跡だけを残して
逝くという。愛していると、呪いだけを残して]

(422) sudati 2018/12/18(Tue) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ

[呪いは、私に刺さるのではなく]


 誰かが死ぬことで助かる誰かが
   いるなんて


        ――――許容なんてしていない。


[私は、友達が、先輩が
好きな人がいくのを許容した覚えなんてない。
幸せになる為に誰かが犠牲になる。幸せの為に誰かを殺す。
―――本当は、殺したくなんてなかったのに。

言い訳して蝶を、人を殺した手が震える]

(423) sudati 2018/12/18(Tue) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ


  絵は、もう描けないよ
      だって、私の心は。


  ……独りぼっちだ。


[家族の為に。
君の為に。逝かれて、それで納得できない。
兄も私も楽園に遠く、何処にもいけないから


圧迫した腕を掴む兄に向けて
ナイフを握る手を力込める

綺麗なものだけを描いていたかった。
空想の少女は、綺麗なもの以外を―――描けない]

(424) sudati 2018/12/18(Tue) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ



  ………心からの笑顔なんてもう無理なんだよ
  兄さんがいなくなって、その事を

 私は忘れない。

       …忘れられない。


[――ずっと心に残ったまま生きる。
そういう女性を知っていた。

そういう兄を知っていた。
誰かを忘れて、誰かを失って
心から笑えるような、人間として出来てない。
私のことは、私が一番結局知っていた。]

(425) sudati 2018/12/18(Tue) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ

[例えば傷を癒してくれる人が現れて
――それで幸せになる事を、人は赦せるのか。
兄が一人だけ助かる道を。
選べないのは分かっている。


かりに、キングスの魔の手から逃れられると聞いても

今までの人を置いていけないだろう
私に危険が及ぶリスクを兄は侵せない]




        愛しているって ――本当酷い。



[けどね。私も
フローラ・ヌヴィルも。]

(426) sudati 2018/12/18(Tue) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ



  『兄さん』を、愛していたよ。


[だから。]

(427) sudati 2018/12/18(Tue) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ



   ……ごめんなさい。
  願いを、叶えられなくて。

(428) sudati 2018/12/18(Tue) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ


        ――ごめんなさい。

 死んでほしくないって言ったのに 
  本当の事なんだよ

   誰も、……奪われたくない、見たくない。

 
[私の家族は誰も、
キングスに奪われることなく
幸せの中、楽園で暮らしている。そう誰も
奪われてはいけないから。


  皆、倖せに――あのラベンダー畑で眠っている。

    だから、これはきっと恋じゃなかった。]

(429) sudati 2018/12/18(Tue) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ



[此れは、ただの愛(エゴ)だ―――]

(430) sudati 2018/12/18(Tue) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ

[この街で生きてほしい。
それは、フローラの願いだった。
家族として、ずっと、ずっと仲のよい兄妹になりたかった。
兄の結婚式を見たかった。兄の倖せを見たかった。
なのに何一つ叶えられない。

――そんな、理不尽赦せなくて。
抑えられた手と反対側、握ったままのナイフを。

兄へ。――お腹を狙って刃を走らせた*]

(431) sudati 2018/12/18(Tue) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ



   逝かせたくない


             ……いかないで。


[愛する人を。―――奪わないで*]

(432) sudati 2018/12/18(Tue) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ

[とても、とても苦しかった。

――ねえ兄さん。

擽ったそうに笑う兄さん>>443

もっとその笑顔を早くみたかった。
もっと見てたかったのに。]

(471) sudati 2018/12/19(Wed) 00時頃

【人】 ビール配り フローラ

[私はね、
私は結局家族で暮らせればそれで良かったんだよ。
それすら叶わないのなら、それすら叶えられないのなら。
理不尽で、酷い事だと思うんだ。とても。]

(473) sudati 2018/12/19(Wed) 00時頃

【人】 ビール配り フローラ

[兄の思いは分かる。私の為というのも分かる。
でも、受け止められても。>>444

目を大きく見開いても]


 ……あ、……


[兄さん。と紡いだ声は掠れる
大好きな兄の手が、開かれて刃を通す。
芸術家の利き腕を殺す、一刃は、酷く強く、酷く脆く。
兄の言葉に、記憶が戻った事をしる。

ぽたぽたと落ちるのは流血だけではない]

(474) sudati 2018/12/19(Wed) 00時頃

【人】 ビール配り フローラ




  ………………兄さん。



[―――父さんと、母さんの名をだされ
私の肩は揺れた。兄さん。


兄さん]

(475) sudati 2018/12/19(Wed) 00時頃

【人】 ビール配り フローラ


 ………兄さん、どうして。


    夢なんて、……いうの。


[違う。ちがう。ちがうでしょ。
どうして、と流れる血に思う。

半分しか私たちは同じ血が流れていない。
半分しか、私たちは分かりあえない。何時までも。


   ―――何時までも]

(476) sudati 2018/12/19(Wed) 00時頃

【人】 ビール配り フローラ



  夢なんて、もう 見てないんだよ。



[私が欲しかったのは、
幸せだけ。ただ、兄さんと家族で居たかった。
――ただ、兄さんをいかせたくなかった。

其れを都合のいい夢と
押し付けだと、兄はいうけれど。

違うのだと、言いたい。他の家族を見殺しにって違う]

(479) sudati 2018/12/19(Wed) 00時半頃

【人】 ビール配り フローラ


 ………どうして。


  兄さんは、そんな事を言うの。
 私は、ただ、家族を失いたくないだけだよ
 誰だって願うことだ。

  ただ……逝かせたくないだけ。
  誰かを犠牲にする世界で…生きたくない


[思いは、兄に届いただろうか
――気絶した兄を抱きしめ。
そうして、重い身体を引っ張った。
おもい、おもい躰だ。無理やりに車いすに、乗せたせいで。
酷い有様だったけど。それでも、もうよかった。

兄が止めようとした腕の傷が――裂ける]

(480) sudati 2018/12/19(Wed) 00時半頃

【人】 ビール配り フローラ



 ………違うんだよ。

     私が、欲しかったのは


[夢じゃない。
端末を操作すれば、おじいちゃんにごめんなさい。って
メールを送った。ごめんなさい、せっかく

助けようとしてくれたのに。
――兄の車いすを動かしてそうして]



  ……………嫌われても、もういいの。

(482) sudati 2018/12/19(Wed) 00時半頃

【人】 ビール配り フローラ

[――兄妹の縁を切られても。
それでも私は


     目指したのはラベンダー畑。
家族の両親の、『死』が眠る其処にたどり着くまで
どれぐらい、どれほど時間はかかっただろう。

    解けた、タオル。流れる血の量が教えてくれる]

(483) sudati 2018/12/19(Wed) 00時半頃

【人】 ビール配り フローラ

[あの時の猶予は、一日と後少し―――


    今は―――]

(484) sudati 2018/12/19(Wed) 00時半頃

【人】 ビール配り フローラ

[最初は、痛みを感じないのだと思った。
けど違った、痛みはずっとずっと

感じていた――――のに]



 ……悪魔でも、山羊でもいい



[ずるっと兄の車いすの横に座り込み。
スケッチブックを開いた。


車いすに置かれたままの、其れに絵を描いていく
デッサンとも呼べないような兄の貌を。

『ラベンダー』の花を]

(486) sudati 2018/12/19(Wed) 00時半頃

【人】 ビール配り フローラ


  兄さんをいかせたい


         …兄さん、を 死なせたくない。



[この季節に花は咲かない

       そっと親愛の、家族のキスを額に届け]

(488) sudati 2018/12/19(Wed) 00時半頃

【人】 ビール配り フローラ



  愛しているよ

         ―――兄さん。


[暫くそうしていよう。
二人の血が止まった頃か、それよりも


       祖父が黒塗りの車にのって現れるのが先か

オズワルドという男が『復讐』しに来るのが、先か]

(489) sudati 2018/12/19(Wed) 00時半頃

【人】 ビール配り フローラ


[――――勢いよく飛び出した、

黒塗りの車が

          ラベンダー畑を走る]

(490) sudati 2018/12/19(Wed) 00時半頃

【人】 ビール配り フローラ



[街 から でる ]

(492) sudati 2018/12/19(Wed) 00時半頃

【人】 ビール配り フローラ


[一日と、後少し

今は ゲートが  ―――あいていた**]
 

(493) sudati 2018/12/19(Wed) 00時半頃

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