267 【突発】Sanatorium,2880【RP村】
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[ 未だ、 星が指先に在り、 ]
(0) is0716 2019/06/21(Fri) 18時頃
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[ ……驚いて、見返してしまった。 ( にんげんのせんせいらしさなんて 持ち合わせているとは欠片も思わず、 ) 唯、 ほしへのねがいを思えば、───── ]
(1) is0716 2019/06/21(Fri) 18時頃
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ッ 、 はは、
[ 流る星を握り込み、 ───わらっていた? 呵々大笑、 なんてきれいな言葉じゃない。 認識する迄 すこぅしばかり時間がかかって、
ほんのすこしの生理的な其れを、 拳の甲で拭いつ、 ]
(2) is0716 2019/06/21(Fri) 18時頃
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おれが ひとのせんせいとか呼ばれるなんて! にんげんって "毒される"もんだねぇ……
[ ─── にんげんのせんせいは、数えるくらいだが、 そりゃあ身の在る"にんげん"のせんせいだって、 ほんの一握りは居るのだ、
( 「 貴方が植物のせんせい ですね。 」 ──── 確認するよに、読み上げた女の、 )
そうだ、 ほんの少し前、 唯、 羨ましいと花を見ていたとき! あの時であれば、 星に願うこともなく、 "権利"を奪うよに飛び付いていたことだろう!
きっと、 中庭が美しいから。 ]
(3) is0716 2019/06/21(Fri) 18時頃
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達成 ずぅっと前の を、 もう 忘れたから。 虚無
(*0) is0716 2019/06/21(Fri) 18時頃
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・ おれでさえ ちょっとはにんげんに慣れるんだから、
きっと平気だよ。 ほら、 しらぎくさん "わかい"し?
10年経てばさくらが見れて、 白と桃色と 濃い緑がうつくしくて、 その前に紫陽花が咲くかもしれない。
たぶん 紫だと思うんだ。
(4) is0716 2019/06/21(Fri) 18時頃
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[ しょくぶつにだけは 饒舌で、 ちっとも変わりはしないしょくぶつのせんせいだが、
この世界のおわるころ、 それまで しらぎくが咲いているといい、と、
握りこんだ ほし に 願いを託し、
──── 然して 光を呑んだのだ。 ]
(5) is0716 2019/06/21(Fri) 18時頃
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[ 彼女の 語るように、 奇跡の蔓延するfantasyの世界ではないから、 きっと、彼女が白菊に支払った"養分"は、 戻ってこないのかも 知れないし、
ほしの奇蹟 ───空想が、 どこまでの力を持つのか、 男は深く考えていなかったが、
きっと、ほしを ころした方にも、 犠牲が必要なのだと "信じて"いて、
─── 空想の欠片を呑んだことで、 象を為してしまったか、どうか…** ]
(6) is0716 2019/06/21(Fri) 18時頃
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[ ──── 水を遣っている。 ]
(21) is0716 2019/06/22(Sat) 01時半頃
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[ ほしの降りきった夜、 土の上で寝るには寒い夜だったから、 かるぅい身体を白布で包み、 bedまで運んでしまって、
─── 此処で 記憶が途切れている。]
(22) is0716 2019/06/22(Sat) 01時半頃
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[ 気が付けば何処ぞの天井を見上げ、 かんじゃさま 被験者 よろしく検査の最中であった。
「 変化は? 」
無機質に問われたものだから、
「 ちょッと眩しいかな 」 と、 唯、 真白い部屋を見回して、 それだけ。 ]
(23) is0716 2019/06/22(Sat) 01時半頃
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[ 然して、 水を遣っている。 毎朝の日課。 真白の花たちに、 眩しいよな人工日光。 ・・ 何も変わっちゃいなかった。 両手両足も動くし、片目だって問題なく見えている。 いつも通り舌は短いし、味はしなかった。
──── 変わらないんだ、 何も。 ]
(24) is0716 2019/06/22(Sat) 01時半頃
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こんど外へ出たときには、さくらを移動させなきゃ。 アーチを飾るしろばらは今日も高貴に咲いている。 なかよしのしらぎくはすこし増えているが些細なことだ。
ひっそりと育てられている和花は……
(25) is0716 2019/06/22(Sat) 01時半頃
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[ どうやら紫陽花は無事に育っているらしい。 この調子なら 美しい紫色を見せてくれるだろう。
ほそい茎を眺めつ、 未だ葉のみの其れに花を幻視し、 ─────── ]
(26) is0716 2019/06/22(Sat) 02時頃
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[ 中庭を白い花ばかりにしたのは、 正解だった。 ]
(27) is0716 2019/06/22(Sat) 02時頃
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[ 過去、誰かのものであった車椅子を、 蹴り押すよに 跳ねさせつ。 ノックひとつせず病室の扉を堂々と開いた。
だれかに当てた通信を聞き齧っていた結果、 この行動に至ったらしい。 一応未だ、 "しょくぶつ担当"だ。
未だ彼女がしょくぶつで良いのかは 全く分からないが… ]
(28) is0716 2019/06/22(Sat) 02時頃
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しらぎくさーん…… ちゃん? 脚の到着ですよー。
[ 床に広がっている黒色目掛け、 ちぃさく わかくなっているかんじゃさまへ とししたせんせいの御迎えを報せ、
みおろしている。]
(29) is0716 2019/06/22(Sat) 02時頃
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[ さすがの男も、 すれ違っていくだれかに、 置いてくの? とか 言った気がした。
のち、 "げんきなかんじゃさま"は 任せた と 返事を貰ったり等した ────
空の車椅子を手押し、 はぁい、 と ゆぅるい其れと共に、 片手を差し出して、 ]
(76) is0716 2019/06/22(Sat) 22時半頃
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[ 首を傾げている。 ]
(77) is0716 2019/06/22(Sat) 22時半頃
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[ 同時、 "しらぎく"の姿ばかりは、 あんまり変わらないなあ と
中庭の其れを思いつ、 ]
(78) is0716 2019/06/22(Sat) 22時半頃
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やっぱり ちゃんはヤだった? 見ため可愛くなっちゃったんだもんなー。
[ 伸びたほそい指先を捉え、 "なんにも違わないように" 語る。
それとも、 何かついてる?って ───── 鏡を見て、
確かめるよに前髪の毛先を弄り、 ……それだけ。 ]
(79) is0716 2019/06/22(Sat) 22時半頃
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どっか行きたかったの?
[ 中庭? それとも図書室? もしかしてご飯だった? ─── 等、
うざったいまでに 世話を焼く気で。]
(80) is0716 2019/06/22(Sat) 22時半頃
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[ また、 胸ポケットで端末が揺れている。 記憶の無いうち、駆けていた情報は、 視認して漸く象になったようで。
きっと、"治る"という 信仰の、 一端にさえ成り得る、 "良い例"だ。 ・・ 譬え 多少姿が変わろうと……
"方法"を尋ねようと、肩を叩く者も居たものだが、 …何故だか 顔を見て手を引いてしまう。 鏡で見る限りは、傷もなにも 無いというのに。]
(88) is0716 2019/06/23(Sun) 00時頃
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sheet ──── 白布 は手だったかもねえ。
[ 中庭で地味な仕事をするだけの、 そんなせんせいだったもので。
怒られるときぐらいしか、注目されることもなく。 慣れないかもよ? とか わらう。
花の 名前に、 一度足を止め、 どのしょくぶつも場所は正確にわかるから、 中庭へ 方向付け ───── ]
(89) is0716 2019/06/23(Sun) 00時頃
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おみなえしは ─── 黄色。 時期的にどうかなあ、まだ咲いてないかも…?
[ 人工の中庭なので、 しろばらが一年咲いていたり、 外気に関わらず咲いているものだが、 しょくぶつのせんせいの気分次第な部分はあり……
唯、 群生するおみなえしの粟花はかわいいと思う。
中庭の中でも 日当たりよく、 すこぅしばかり 眩しい其処へ ]
(90) is0716 2019/06/23(Sun) 00時頃
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あー……ちょっと咲いてる?
[ ゆぅるり 見回した。 まぶしい。 ─── 光の強度に未だ、慣れない。 おみなえしは集まってこそ と …しょくぶつのせんせいはおもってしまうので、 威勢良く伸びた茎と葉が、 折り重なって居る。
花は ─── と、散房した花序を確め " くろいろ "を 眇め……]
(91) is0716 2019/06/23(Sun) 00時頃
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[ 結果、 ゆびさきで茎に触れるよに 確め、
────あ、 これ違った、 と手放して
次にゆびさきが辿った其は、 確かに 黄色の粟花が 幾つか開きそうなもの。 ]
(92) is0716 2019/06/23(Sun) 00時頃
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良いよねえ、 ちぃさい花がいっぱい咲くの。 ふわふわしてるみたいで…
[ 何事もなかったよに、 まるで たくさん咲いている黄色を幻視するように、
茎を車椅子の高さまで引き寄せた。]
(93) is0716 2019/06/23(Sun) 00時頃
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…しらぎくさんが しょくぶつのことなんて珍しいねえ。
[ …そうして今さら、沁々と呟いた。
そういえば先程まで居たあのおんなのせんせいを、 おみなえし、 と 呼んでいた気がする。
何でだったかな、 やっぱり直感に理由が出せず、 心の声まで音にしてしまって。]
(94) is0716 2019/06/23(Sun) 00時頃
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[ 引かれるまま、 茎を支えたまま、 正面へと回れば、 すこぅしばかり屈んで、
彩色の死んだ 夜闇いろを
片方の其れを 覗くよに、 ]
(102) is0716 2019/06/23(Sun) 01時半頃
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──── うん。
此処だってもう少し立てば黄色と、 あっちには赤い大きな花が咲く。
ぜッたい 綺麗だよ。
(103) is0716 2019/06/23(Sun) 01時半頃
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[ さくらも、 あじさいも、 "ぜったい" 何の自信か、 言い切る形で語り、 とおく 夏の花が咲き競う頃を 今、 見ている様に、 車椅子の後ろを くろいろ で 撫で、
( …そういえば金髪で、ふわふわしていたような。 我ながら安直な命名をしたものだった。 )
───── 詰まった、 ]
(104) is0716 2019/06/23(Sun) 01時半頃
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────え?
・・・・・・・・・ ううん なんのかわりもない よ。 このとおり 動けるし、 いつもどおり。
……生まれとか は わからないけど、 おれの目は 碧でしょ。 どっちに似たんだろうね
(105) is0716 2019/06/23(Sun) 01時半頃
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[ 問われる其れに、 "ほんのすこし"の 虚言を混ぜ、
唯、…接いだ言葉は ほんとう ままであり、 今、 彩の抜けた其れが両目に座していることに、 気付こう筈もなく… 否、"其処にある色"を信じていて
其れでも すこしの 揺らぎのために、 短い舌を手繰り、囁音の、 ]
(106) is0716 2019/06/23(Sun) 01時半頃
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[ 合った先の其れを 問う。 **]
(107) is0716 2019/06/23(Sun) 01時半頃
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祈ったのは、 たったひとつ ちぃさな 種子のかたちをした ─────
(*9) is0716 2019/06/23(Sun) 23時半頃
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すこしでも にんげんのせんせいで在りたいと、 ■■でありたいと 願ってしまったのです。 ──── きっと 若かったためだろう。
かんじゃさま 被験者 の ■ に 慣れるような 経験ひとつ 持っていなかったから
はじめて訪れた其の時に、 褪めた碧を忘れ、 融かし殺した しょくぶつのいのちへ
(*10) is0716 2019/06/23(Sun) 23時半頃
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『 』 と、
(*11) is0716 2019/06/23(Sun) 23時半頃
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──── おんなじ?
[ 鏡を 見るならば、
…確かに、 おなじ色をしているのだ。 "いろどり"の無い世界では…… ( ───良く、考えれば、 碧はもう少し"明るく"見えても良い筈だ。 )]
(139) is0716 2019/06/23(Sun) 23時半頃
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[ 一時、 音を呑み、
──── 息つくと共に、 わらった。 ]
(140) is0716 2019/06/23(Sun) 23時半頃
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だから避けられたのかあ… 目の色変わってたら引くよね。
[ 曖昧な其れから、漸く意図を掬いとり、 他の行動も理解が及べば肩を竦めるよな動作。
気にしていない と 言うような そんな、 かるぅい 其れだ。 ]
(141) is0716 2019/06/23(Sun) 23時半頃
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──── 貴方も引いちゃう? 困ったなあ……
・・ [ 未だ 担当外れたりしたくないんだけど、 と 唯、 そう笑った。 ]
(142) is0716 2019/06/23(Sun) 23時半頃
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[ ちぃさいてのひらからは、 ちぃさい おと が して、
もみじあとを印すこともなく、 跡形もなく消え行き、 ]
(149) is0716 2019/06/24(Mon) 01時頃
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貴女の目の色も、 その肌の色だって、 おれには すごく良いものに 見えるけどなあ
…ほんとうだよ?
たぶんもう、 他の人の担当はできないだろし…
(150) is0716 2019/06/24(Mon) 01時頃
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[ …他の しょくぶつさん たちの、 髪の色も、 瞳の色も、ろくに覚えちゃいないのだ。 ───花弁の色と形で覚えているものだって多かろう。
車輪を軋ませ、車椅子の方向を切り、 人工日光の真下から、 しらばな等を横切り、 ]
(151) is0716 2019/06/24(Mon) 01時頃
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──── 10年後まで担当、やってるからね? ほらおれ、 わかいし。 しらぎくさん"も" …充分わかいし?
まず…あじさい咲いたら教えるから。
(152) is0716 2019/06/24(Mon) 01時頃
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[ 中庭の地図が頭に入ってるのは、 なんと、おれだけだからね、 ──── なんて
長ったらしい自慢なのだか、 仕事放棄の賜物なのだか、を 堂々と語り
しろばらのアーチを くぐった。 ]
(153) is0716 2019/06/24(Mon) 01時頃
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[ 跡形もない 感傷が、 唯、 擽るよに残っている**]
(154) is0716 2019/06/24(Mon) 01時頃
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「 最近、 瀝青の気持ちがわかる気がしてきたんだ。 」 「 死にかたは選べるかもしれないけど、」 「 死にどきは選べないんだもんね。 」
(172) is0716 2019/06/24(Mon) 23時半頃
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死にどきを 選ぼうと、 達成のうちに 舌を切り落としたあのときは、
舌先の始末を間違い、 ──── 出血より先に窒息を死因とし、 赤と また別の" なにか "に 塗れ、 ……到底 願ったよなうつくしい死は迎えに来ず
(*17) is0716 2019/06/25(Tue) 00時頃
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「 …今のおれには、 血も 瀝青だって、 」 「 おんなじに 見えるからね。 」 「 或意味じゃあ、きっと 呪いを解いてくれたんだ。」
(173) is0716 2019/06/25(Tue) 00時頃
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「 何時だって そこそこ"うつくしく"死ねる。 」
──── nameless.
(174) is0716 2019/06/25(Tue) 00時頃
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[ 中庭は、 彩りを増していた。 ]
(175) is0716 2019/06/25(Tue) 00時頃
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[ しらばなばかりであった中庭の しょくぶつたちを徐々に入れ換え、 赤やら黄色やら、 奇蹟の蒼薔薇なども、 とりどりに、 好きに、 咲いている。
自然の色であるから、 "合わない"ことは無くとも、 どうにも統制のない、 言い替えれば"自由"な、 …そんな中庭に 成りつつあった。 ]
(176) is0716 2019/06/25(Tue) 00時頃
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( 多少の濃淡の違いしか、 くろいろの瞳は映してくれないから、)
──── 理想の庭を 作ってるんだよ。
[ しょくぶつのせんせい は わらうだけ。]
(177) is0716 2019/06/25(Tue) 00時頃
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[ しろいろ、といえば、 慰めのクリスマスローズと、 まだ、 色づく前の蕾らと、
─── 集い咲く、しらぎくくらいのものだ。 ]
(178) is0716 2019/06/25(Tue) 00時頃
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もう少しかな……
[ 細かな蕾を見下ろし、 指先で硬さを確め、 開く"だろう" 紫を遠くに見ている。]
(179) is0716 2019/06/25(Tue) 00時頃
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[ 植えられなかったさくらの苗は、 この窓の向こう、 針葉樹の林の、 交ざらない何処かに ひっそりと据え、
────10年の先を 夢見ている。*]
(185) is0716 2019/06/25(Tue) 21時頃
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[ あじさいの葉は、 見た目よりもざらつく。 ──── 視界と触覚が別を伝えてくるので、 何だか、新しい発見でもしたかのように、 興味深げに 指先を這わせていた。
葉から、 茎、 然して柔かな蕾へと。 ]
(186) is0716 2019/06/25(Tue) 21時頃
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…花って、綺麗なだけじゃないんだよね。
[ いまさら、とでも言うべき呟きを 誰に聞かそうというわけでもなく、 唯、 ぽつん と 宙に浮かせた。
この視界になってから、 ばらには良く刺されるし、 葉や花の付け根に棘を持つしょくぶつが、 案外多いことに気がついた。
色のない世界に、結局は、 慣れつつあるおとこは、 …楽しんでいる、 わけではないのだけれど 世界のうちに 真実 を 捉えている。 ]
(187) is0716 2019/06/25(Tue) 21時頃
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[ 連れ出してきたのは、 やっぱりおとこだった。 半分はかんじゃさまを脱している"かんじゃさま"を "それ以外"の理由で構うせんせいは少なく、
人体のせんせいから遠く、 …半分は、かんじゃさまに足を突っ込んだせんせいは、
唯、 暇潰しに 気晴らしに、 中庭まで。 ]
(188) is0716 2019/06/25(Tue) 21時頃
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[ 葉を一枚、手にして、 振り向けば、 "様式的"な 姿。
戻った として 戻れない ことを ──── ほしはかたるから、 ]
今度は食用菊でも植えてみる?
[ 茶化すよに、 騙るばかりで。]
(189) is0716 2019/06/25(Tue) 21時頃
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[ この中庭には 繊細なしょくぶつばかりだと思っていた。
少しでも茎に傷を付けたなら、 其処から萎れてしまうような、 肥料を濃くしてしまえば、 直ぐにでも根から腐り落ちるような…
──── 唯、 このあじさいの葉ひとつとっても、
間違って口にいれようものなら、 丸一日は苦しむことになる。]
(197) is0716 2019/06/26(Wed) 00時頃
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[ そんなことを知ったのも、 書物に触れるようになってからだ。
しょくぶつのせんせい、なんて名ばかりも甚だしい。
呼ばれる、 と 同時、 足跡のよに 葉が落ちる。 ]
(198) is0716 2019/06/26(Wed) 00時頃
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[ なあに、 と 紡ぎかけたうすい唇は、 完全に防御能を失っていて、 抵抗もなく、 ゆびさきを受け入れ、 ]
(199) is0716 2019/06/26(Wed) 00時頃
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[ 触れるものは薄く開いた歯のみで、 ──── 咥内に"おちる"よに 花弁を残す。 ]
(*24) is0716 2019/06/26(Wed) 00時頃
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[ 口のなかに入ったものを、 押し戻す其れも無いから、 伝うゆびさきに、 大人しく従う。
従順な こどものよう。 見た目は逆だっていうのに、酷く自然に。
そのあと、 だって 子離れを促す親のようだ! ───知らないけど。 ]
(200) is0716 2019/06/26(Wed) 00時頃
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ふふ、 おとなになるってなんだろね。 十年経ったところでどのくらい変わるのかな。
── 外に、 出られるようになってたら良いのに。
(201) is0716 2019/06/26(Wed) 00時頃
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[ それだから、 中途半端な"こども"は、 おとなってなぁに? なんて 質問さえしてしまって
同時に、 とおくのゆめをかたっていた。
遠くからでは、 きっと、 さくらの " しろ "は見分けられないだろう。]
(202) is0716 2019/06/26(Wed) 00時頃
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それこそ、 ほしに願わないといけないかなあ…
[ "ササ"というしょくぶつに、 願いを下げてみようか、 それとも もみの木にでも飾ってみようか。
─── 死に行くほしでなければ、抱えてはくれないか。
幾つか指折り数えてみるも、 くろいろの空を翔しる其ればかりが、 信じられる何かにも思えて、
手の内の、数枚欠けた真実の白を 人工日光に掲げた。**]
(203) is0716 2019/06/26(Wed) 00時頃
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[ ほしに 願うなら、 ]
──── え、 おれも?
[ 大分理解が遅れた反応をしつつ… 其れもまた、 或意味、"うつくしい"死への路かもしれない。
そんな理解を してしまって。 深く訪ねようにも、しらぎくは気紛れだから、
仰せのままに、 車椅子の背を押して、 静かな 温室に戻ろう。* ]
(210) is0716 2019/06/26(Wed) 22時半頃
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[ ■■■の咲く頃だ。 ]
(211) is0716 2019/06/26(Wed) 22時半頃
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[ 白と 黒と 灰と、 ──── 地味な世界だ。
このときばかりは、白衣という"色"の定まった服が、 とても有り難く感じる。
以前までの己の服は、凡てが派手な其で、 今となってはその色彩の濃淡さえ曖昧で、 感覚で選ぼうものなら、 とんでもない色を身に付けることになる。
─── まあ、 自分ではわからないので、 すれ違う目線から察する訳だが…
白衣は確実に白だからいい。隠せるし。]
(212) is0716 2019/06/26(Wed) 22時半頃
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[ 諸々の準備を整えた後、 いつもどおりに、 部屋を出る。
アルミのパウチを食堂までに絞りきり、 dustBOXに投げ入れ ───── ]
(213) is0716 2019/06/26(Wed) 22時半頃
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[ 毎日 ずぅっと 変わらない。 ]
(*25) is0716 2019/06/26(Wed) 22時半頃
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[ せんせいでありながら、 "外"の調査を封じられて久しく、
毎日の習慣はひとつも変わらない。
…其でも、 おとこはあんまり変化もなく、 何時だって口は可愛くないし、 何時だって顔には笑顔が貼り付いていて、
卒もなく、 過ごしていた。 ]
(214) is0716 2019/06/26(Wed) 22時半頃
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しらぎくさん ごはんだよー。
[ スープとパン、 すこしのたんぱく質。 ほとんど変わらない其れを、トレーにのせて、 苗床の扉を叩くのも、 何時だって一緒だ。
──── 時折、思い出したように、 真白の頬が感傷と共に痛む。
たった それだけ。 ]
(215) is0716 2019/06/26(Wed) 22時半頃
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[ 何時気がついたのだったか、忘れてしまったけれど、
「 嫌い 」と 部屋を閉め出されるときは、 決まって、 何かが咲いた日だった。
女郎花と男郎花の揃った時、 しらぎくの二度目の春、 ───────
途端 また、 "いつか"のような、 虚無に基づいた衝動に駆られてしまって。
切り落とす舌がなくて良かった、と思う。 ]
(*28) is0716 2019/06/27(Thu) 00時半頃
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[ 何処かで、知っていたんだ。
( 死に時を探していて 死に場所を求めている。 )
───── そんなものじゃあない、もっとしちめんどうくさい、 "nameless"な欲求みたいなものを。]
(*29) is0716 2019/06/27(Thu) 00時半頃
|
|
[ "気にかけて欲しい"? ──── それとも違う。
"殺して欲しい"? ──── きっと 違う。
何時かの感傷が響くとき、 現実に戻ってくるかのような、
確からしい "てごたえ"を 覚えていることだけは 確かだ。 ]
(*30) is0716 2019/06/27(Thu) 00時半頃
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|
…そう、 ? たしかにちょっと、 さっき ほんのすこしだけ
鋏が欲しくなったんだ。
(225) is0716 2019/06/27(Thu) 00時半頃
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[ 否定もなく ちぃさな手のひらで、 柔い感傷の痕が 人肌にあたたまるのを、 とおくの だれか の感覚のように、
くろいろが 空虚を 覗き、 ]
(226) is0716 2019/06/27(Thu) 00時半頃
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( 嗚呼、 確かにおんなじ色をしている! )
(227) is0716 2019/06/27(Thu) 00時半頃
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[ 鈍くとも、 幾ら無責任なおとこであっても、 夢の先をねがったことも、 ほしの下で語りもした其れを、
すこぅしだけ くろいろをさげて、 …ほんのすこし の 本当の、 安堵と悔悛とを混ぜたよに、
バツの悪い わかものの顔で、 ひとつ ひとつ 頷きつ。 ]
(228) is0716 2019/06/27(Thu) 00時半頃
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──── 今度の空には、
別のお願いをしないと。
[ なにがいいかな。 いわいとも、のろい ともつかない 中途半端な奴だから、 "次"の 星降る夜を願うよに、 プレゼントに迷うこどものように。
…然して、
また すこしの てごたえ みたいなものを "いきている" 地面の確認みたいなものを
黒と 白との ちぃさな姿より、 受け取っている。 ]
(229) is0716 2019/06/27(Thu) 00時半頃
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そのまえに、 ──────
(230) is0716 2019/06/27(Thu) 00時半頃
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おれの育てたあじさいが、 ほんとうに 綺麗なのか、…何色か、 ──── あなたにちゃんと 見て欲しいんだ。
(231) is0716 2019/06/27(Thu) 00時半頃
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[ 勿論、 ごはんをたべたあとね? お気に召したらしいスープを、 silverになみなみ用意しつつ、
ほんのすこし色を取り戻した、 人肌の頬を 無器用につっていた!]
(232) is0716 2019/06/27(Thu) 00時半頃
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