219 The wonderful world -7days of SAIGAWARA
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― 審判の部屋の片隅にて ―
[白い特別な、裁定の部屋の隅にひっそりと座り、 全身を重装備で固めた壁死神が、ノートパソコンをカタカタ鳴らしている。
部屋の中で“戦争”が起こっていることも、勿論知っている。 知っているどころか、その細かな一部始終を、ひたすら文章に起こしている作業をしていた。
カタカタ、カタカタ。 正確にして素早いタイピングは、途切れることがない。 流れ弾が飛んできたとしても、見えない壁がそれを防いでいた。]
(@162) myu-ra 2017/06/28(Wed) 00時頃
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― シークレットレポート・その47 ―
[かくして、今回のゲームは終了。 生き返りの権利を得た4名には心からの祝福をしたい。
また、今回はゲームマスターの暴走による埋め合わせの処置で、 様々な特例が施されることになったが、それも予想の範囲内と言える。
現在、全ての審判が終わった部屋の中。 与えられた選択肢を全て拒否し、最高管理者に挑む参加者の行く末を見届けている。 これが終われば、私もこの任を終えて上位世界へ戻れるだろう。]
(@163) myu-ra 2017/06/28(Wed) 00時頃
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[コンポーザーへ挑むということは、無謀か、それとも? 一概には判断できることではないだろう。
UGの営みは、力の営み。 その時代における強者こそが、全てを統べる。
弱者が全てを覆す奇跡は、どの世界でも起こり得る事象だ。 しかし、例え今回、その奇跡が果たされなかったとしても、 参加者による“挑戦”は、それだけで賞賛に値する。
願うことならその勇敢なる魂を持ち帰り、観察といきたいところだが。 それを許してくれるか否かは残念ながら私の管轄ではないので、ただ祈ることとしよう。]
(@164) myu-ra 2017/06/28(Wed) 00時頃
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[ポジティブ方向にせよ、ネガティブ方向にせよ、 せかいを変えるための因子が集まりつつある。
ゲームマスター酒衛 鳴李が、私利私欲のために、 “私が与えた”バッジのインプリントを用いてRGを混乱させ、 “私が教えた”禁断ノイズ精製陣を利用したように。
そういった、人々の行動の観察の積み重ねで、見えてくるものがある。 例え堕天使の汚名を被ろうとも、この遠征には大いなる収穫があった。 近いうち、サイガワラには何か大きな変革が起きるかもしれないが――それを、期待しよう。
あまり長く筆を走らせていると、管理者の機嫌を損ねるかもしれない。 レポートはここまででいったん打ち切ろう。
上位世界への土産となるバッジを、調達してから帰還するつもりだ。]
(@165) myu-ra 2017/06/28(Wed) 00時頃
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[ノートパソコンを閉じた壁死神は、 ガスマスクの下で柔和な笑みを浮かべ、何かを観察し続けている。*]
(@166) myu-ra 2017/06/28(Wed) 00時頃
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― シークレットレポート・44 ―
[死神のゲーム。 それは、UGという特殊な次元で開催される、魂の価値を測る遊戯。 より良質な魂を残し、それ以外を消滅させる目的で行われる。
その運営と実行は、管轄区ごとのコンポーザーに委ねられているが、 運営が適切に行われているかを監視する「プロデューサー」が存在する。
それが私だ。
プロデューサーの所属、任命方法など、諸々はこのレポートでは省くとして……。 私はUGよりも更に上位の次元に存在し、通称「天使」と呼ばれる位を得ている。
尤も、天使といえどイマジネーションを行使できる能力は、コンポーザーには遠く及ばない。 如何なる事象にも介入せず、ただ観察し、こうして筆を認めるだけ。]
(@205) myu-ra 2017/06/28(Wed) 23時半頃
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[さて、今回のゲームでは禁断ノイズが用いられた。
それは本来、一介の死神には簡単に呼び出せるはずのないものであるが、 天使がその方法を教えたのなら、その限りではない。
しかし、天使が死神に禁断ノイズの呼び出し方を教えることは禁忌とされている。 その戒を破った者は“堕天使”と呼ばれ、蔑まされることとなるだろう。
私は堕天使の汚名を被るのも構わず、酒衛 鳴李に方法を授けた。 このレポートを読んでいる君の後ろ盾があったからこそ、できたことではあるが。 一片の後悔もしてはいない。
まあ、君の権限があるとはいえ、堕天使は忌み嫌われるもの。 私は上位世界へは戻らず、ほとぼりが冷めるまでは放浪の旅に出ることにしよう。
この機会だ。各地の懐かしいバッジたちを収集して回ろうと考えている。]
(@206) myu-ra 2017/06/28(Wed) 23時半頃
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― ささやかな暗躍の真相 ―
[全てのレポートを書き終え、提出を完了させる。 ノートパソコンを閉じ、ガスマスクを取り払う。 顔を隠すのと引き換えに、ずっと付き合ってきた息苦しさから解放される。]
……ふう。 深呼吸すれど、空気が美味いわけではないが。 なかなか、面白い街だった。
[その手に握られていたのは、2個の煌めき。 散りかけた魂を掻き集め、とっておきのバッジに封じていた。]
……二度の死を経ても、生存の可能性があった“強き魂”なのだから。 無駄に消すのは勿体無いというものだろう。 これは貰い受けよう。……話の聞き手が欲しかったところだ。
(@207) myu-ra 2017/06/28(Wed) 23時半頃
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[傷だらけのバッジケースを取り出し、 2つの輝きをその中に収納する。
そして携帯端末――スマホではない、旧型――を取り出すと、 通話のスイッチを入れた。]
ああ、もしもし。 ……私だよ。
聞いてくれるか。土産話がいろいろとあってな。
(@209) myu-ra 2017/06/28(Wed) 23時半頃
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まず、君も気になる禁断ノイズの齎した効果については―― 今回のゲームマスターによる扱い方は、70点ほどと見て―― しかし、それによる参加者の減少率が―― 最終的には2組にまで――
特例ということでコンポーザーが下したのは―― 決定に反逆した参加者が、私はお気に入りでな―― そうそう、君の若い頃に似た――
ミッションも楽しませてもらったよ、あのマブスラの大会で―― いやまさか、本当に1対の王が拝めるとは―― あのバッジに封印していた魂も、とても健やかに眠っていて―― 君との学生時代を、ふと思い出してな――
久々にマブスラを―― かつて<一なる槍>と呼ばれた私の――
(@210) myu-ra 2017/06/28(Wed) 23時半頃
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[……電話代をぶっちぎって、通話は続く。
初老の紳士が参加者と会話をした、その内容に嘘偽りは無い。 来週にはこの国を去る、ということも。>>3:#12
バッジに封じたお気に入りの魂と語らいながら、 紳士はどこへともつかない旅に出る。
何せ、かつて各地に散りばめていたバッジに、 あらゆる死者の魂を残していたままだったので。 それらと巡り会い、語り合うことが、何よりの楽しみなのだ。
天使は見えない翼を広げる。 帽子を目深に被り直し、少し笑って、飛び立った。
騒々しくも、可能性に溢れた街。 サイガワラに乾杯を。*]
(@212) myu-ra 2017/06/28(Wed) 23時半頃
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