人狼議事


278 冷たい校舎村8

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【人】 大太刀源流 タツミ

[何を考えてたかって?
……見ないふりして生きてたよ。
少しずつ迫るリミットから逃れたくて
目の前しか見ていなかった。]

(607) 2020/06/19(Fri) 13時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ



 っ、……、ぐ……んん、
 なん、だよ


[静かに聞いてくれていた礼一郎の手が伸びる。
外界から自分を守るように頭を抱えた腕を引きはがされて、
それでも嫌だと顔をあげずにいれば髪を掴まれた。

……何年ぶりだ、と辰美は思う。
思いながら涙の膜に礼一郎を映した。
ぼやけて、流れて、
――目の前の阿東礼一郎は怒った顔をしていた。]

(608) 2020/06/19(Fri) 13時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[笑えねえ、と礼一郎は言う。
そうだよ、笑えねえんだよ。

辰美が兄に言えなかった言葉が
礼一郎の唇から出てくるので、

兄貴にそれ言ってやれてたら何か違ったかな。とか
何で許してくれるんだろ。とか
そんなことばかり、頭の中で震えている。]


[ほんの少しだけ手の力が緩む。]


 …………俺は。


[言葉を止める。]

(609) 2020/06/19(Fri) 13時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[静かに与えられる言葉を、
まっすぐ礼一郎を見て聞いていた。>>600

見させられていた、という方が近しいのだけれど
途中から辰美は視線をそらすことを忘れた。]

(610) 2020/06/19(Fri) 13時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[うん、俺もな、
お前がおかしな道にいくのはやだよ。
だから言った以上覚悟しとけよ。

……そういう負けん気の強い言葉は、
今は出られそうになかった。>>599

笑えねえ。礼一郎はそういったくせに
最後にちゃんと少しだけ笑ってくれたから
やっと辰美は「大丈夫」だと思える。>>601

理不尽な理由で生まれてきたんだから、
理不尽な理由で生きるくらいがちょうどいい。]


[……礼一郎のかすかな微笑みが滲む。]

(611) 2020/06/19(Fri) 14時頃

【人】 大太刀源流 タツミ



 ……俺、も、お前のこと、
 大事だよ

 しにてえとか、おもいたく、ねー……よ

 でも、でも、……でも!


[衝動が口をついた。
あふれだせば涙は止まらなかった。
みっともない、と思うのに、
ただそこにいてほしくて礼一郎の肩を掴んだ。
そこから先はずっと泣いていたから、
ただしく礼一郎の顔が見れていたかは分からない。]

(612) 2020/06/19(Fri) 14時頃

【人】 大太刀源流 タツミ



 こえぇよ、
 あいつのいる家にかえんのも、
 継ぐのも、やだよ、こええよ
 狂いたくねえよ
 鏡見るたびあいつ思い出して嫌だよ
 
 俺の知ってるやつが
 知らねえうちにおかしくなってんのも無理
 お前も含まれてんだよ分かってるか
 
 分かってて「見てる」って言ってくれてんのかよ

 ……俺は、

 

(613) 2020/06/19(Fri) 14時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[無様だな。と辰美は自分に思う。
まとまらない言葉を投げつけて、まるでガキだ。
消え入りそうな声でつぶやく。]

 
 ……わか、っ、てるよ
 お前の言ったこと、わかってるよ。

 お前が俺に生きろって言うんだから、
 いきてるよ。しなねえ、よ。
 だからお前もちゃんとしてろよ


[ただ、もう少しだけ泣かせてほしい。

そう明言することはなかったが、
辰美はそう言い切って、肩を震わせ、泣いた。]

(614) 2020/06/19(Fri) 14時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[そういえば、こんなに泣いたのは何年ぶりだっけ。
………………ああ、俺は本当にいつも、]

(615) 2020/06/19(Fri) 14時頃

【人】 大太刀源流 タツミ




 …………
 内緒にしといて、まじで


[そうして涙も涸れる頃に、
からからに乾いて、少しガラガラになった声で
辰美は居心地が悪そうにそういった。

羞恥心って最後にやってくるんですってね。
色々と自分の無様な姿を自覚してしまったので
辰美は真っ赤になりそうな顔を強引にハンカチで拭った。]

(616) 2020/06/19(Fri) 14時頃

【人】 大太刀源流 タツミ



 …………聞いてくれてありがとよ、礼一郎。


[泣いても喚いても何も変わりはしないけれど
確かに、泣いたことで恐れは軽くなっていて
だから辰美は、立ち上がって
まずそれを礼一郎に伝えようとして

辰美幸俊はそれに気づかなかったが――
本当に久しぶりに、口角をあげて微笑んだ。]**

(617) 2020/06/19(Fri) 14時頃

大太刀源流 タツミは、メモを貼った。

2020/06/19(Fri) 14時頃


【人】 大太刀源流 タツミ

――現在/購買――


[小さい頃のように蹲っていても
やっぱり体格の差は出る。>>641

随分遠い昔、自分より大きく見えた礼一郎が
……もうその肩とか腕だって細く見える。

大人になる刻限は近くて、
取りこぼしていくものはたくさんあって、
取り返す時間は、そんなになくて

嫌になるな。
もっとちゃんと作ってくれよ、神様。]

(699) 2020/06/19(Fri) 20時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[ひとりひとつ生まれた時に渡される箱。
ひとりひとつの小さな世界。

ひとひとりの、頭蓋の中身。

不良品取り換えてくれないかな。
あと礼一郎の苦しいのも取ってやれねえかな。

辰美はそう思うけれど、
設計者はあっさり解決>>643
お好みではないらしいので
あいにくもらえるのは泣きすぎの頭痛だけだった。]

(700) 2020/06/19(Fri) 20時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[……ええと。それで、そう、泣いてる。
怖い、っていいながら図体のでかい男が泣いている。

普段の辰美なら恥で死にそうだったが、
耐えていたって死んでいたんだから
こちらの方が良かった。

礼一郎の手が肩に触れる。>>645
呼吸が聞こえる。
諭すような言葉が聞こえる。]

(701) 2020/06/19(Fri) 20時頃

【人】 大太刀源流 タツミ



 …………
 ………………


[だけども、兄と父母でどうしていくのだろう。
出ていったらあの家は。
――過ぎる思考があって、
呵責に溺れそうな中で辰美は必死に息をする。
吸って、吐いた。]


 そ、だな……
 …………。出たい。


[見てる。と言われ肩を撫でられて、
ようやく雁字搦めの子供が息をする。]

(702) 2020/06/19(Fri) 20時頃

【人】 大太刀源流 タツミ



 …………うん。


[かすれ切った声でそうつぶやいた。
後はもう、自分より細い肩に触れて
辰美は静かに嗚咽を漏らすだけだった。]

(703) 2020/06/19(Fri) 20時頃

【人】 大太刀源流 タツミ



[約束。という単語に瞬いて、
辰美は礼一郎の赤い目元を見ていた。

照れ隠しのように笑うのが
なんだか礼一郎らしくて、
辰美はまねをするようにこう返す。]


 ん、……約束。破ったらボコす。


[礼一郎がそういうのを
破る男じゃないのは知っているけれど。
あと、過去にボコられていたのは辰美の方だ。]

(704) 2020/06/19(Fri) 20時頃

【人】 大太刀源流 タツミ



 ……?


[礼一郎が目を見開くから
辰美はぱちぱちと瞬いた。

くしゃりと笑う表情が
兄のようないやな笑顔じゃないことに、
……それから
あれだけ散々怒鳴っておいて、
2人とも謝っておしまい、じゃないことに
ひどく、安心する。>>649]


[大丈夫。……立てる。]

(705) 2020/06/19(Fri) 20時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[この後どうしようかなんて
まだ辰美は決めていなかったから
ひとまず、校舎を見て回るよと
礼一郎には伝えただろう。>>650

教室に戻って
喜多仲の人形の事を伝えてくれるなら
概ね期待には沿っているような気がしますけど。
……ええと、辰美の期待は気にしなくていい。

散々泣いた目をこすり、
なんでもなかった……みたいは無理なので
控え目に「じゃあな」と言ったところで、

礼一郎が内緒話をしようとするから
なんだよ、と耳を傾けた。]

(706) 2020/06/19(Fri) 20時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[目を丸くして、
辰美は自分の頬を軽くつねる。
いや、夢かと思ったんじゃないから。

……少し沈黙した後、
辰美は「わかった」って答える。
それから一歩、二歩三歩と歩みだし]

(707) 2020/06/19(Fri) 20時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

  

[……あ、戻ってきた。]

 

(708) 2020/06/19(Fri) 20時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[そのまま、もう一つ呼吸をするより先に、
礼一郎とは反対方向へ、やや駆け足で


……逃げていった。**]

(709) 2020/06/19(Fri) 20時頃

大太刀源流 タツミは、メモを貼った。

2020/06/19(Fri) 20時半頃


【人】 大太刀源流 タツミ

――→一階廊下→家庭科室へ――

[冬の空気を吸い込んだ。]
 

(721) 2020/06/19(Fri) 21時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[あたりを見渡せば、
相変わらず文化祭のあの日の校舎がある。
遺書めいたメールの主はわからないまま。
……七星や喜多仲も見つからないまま。

もう一回だけ顔を洗って辰美は一階の探索を進めた。

その道中、――具体的に言えば
家庭科室から教室までの間で
偶然葉野に出会ったなら、>>686]


 よう、葉野。
 ……おにぎり?



[腹の減る頃合いだったし
ポケットにいれたままの左手は
絆創膏がついていても痛い。丁度良い、と思った。]

(722) 2020/06/19(Fri) 21時頃

【人】 大太刀源流 タツミ



 お前が握ったの? へえ、楽しみ。
 じゃあ、食いにいくわ。


[そう声をかけて、
留まって話をすることもあったかもしれないが、
そうでなければきっと家庭科室へ行く*]

(723) 2020/06/19(Fri) 21時頃

大太刀源流 タツミは、メモを貼った。

2020/06/19(Fri) 21時頃


【人】 大太刀源流 タツミ

――道中でのこと――

[日常会話、のような非日常の会話を葉野とする。
たくさんってどれだけだろうな。今から見に行くけど。]


 そりゃいい。ごちになります。

 ……早未も? や、そっちは知らなかった。
 維持できなくなってんのかな。ここ。>>773

[それは知らなかった、と辰美は眉を寄せた。
知っているのは喜多仲のマネキンだけだったから。

……人を模したマネキンが死体のように転がる。
維持できなくなっているのか、とも思い
遺書を送った相手の事を思う。]

(809) 2020/06/19(Fri) 23時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[きっと、と、葉野がいう。
心配が膨れ上がる前に、
辰美は無責任に肯定する。>>774]


 ……あたりまえだろ。
 
 あいつらも現実に帰ってるし、
 俺もお前も、帰んだよ。
 ………帰ったら受験勉強ってのが嫌だけど。
 

[葉野が教室に用があるなら、
それを邪魔するつもりはない。
ただ、辰美は歩き出そうとして「葉野」、と呼ぶ。]

(810) 2020/06/19(Fri) 23時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

 
 
 気が向いたら
 今度またお前の作品見せてくれよ。
 クレープくらいおごるからさ。
 
 ……こうも周りが文化祭だと、
 あの日のこと思い出してきちまった。

 あの日、楽しかったな、って

 ――――……
 こんな状況で、不謹慎かね。
 
 
[そういって軽く肩を竦めて
彼女に会釈をすると
再び、辰美は歩いていくことだろう。*]

(811) 2020/06/19(Fri) 23時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[楽しかった――そう、楽しかった。]

[「こんな盛るの、まじで」と
クレープ屋台のクレープを見て
それを一緒に食べてみたことだとか。

普段入らなかったような喫茶店の出店に
一緒に入ったこと、だとか。

……「笑った?」と聞かれて、>>409
なんだか気恥ずかしくなってきてしまって
「わ、笑ってねえ……うっせえ、笑ったよ!」って
真っ赤な顔で真っ赤な嘘ついたこととか。]

(818) 2020/06/19(Fri) 23時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ


[……楽しかったよ。笑い飛ばしてくれていいけど。]*

(820) 2020/06/19(Fri) 23時半頃

大太刀源流 タツミは、メモを貼った。

2020/06/19(Fri) 23時半頃


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