人狼議事


237  それは午前2時の噺。 

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


MNU機関 ジャニスは、メモを貼った。

2018/03/25(Sun) 22時頃


【人】 MNU機関 ジャニス


[ほうら、だから言ったのに。働き過ぎですって。……早く帰った方がいいですって。

閑散とした社内の一室。溜息一つ零しながら、隣の部下が差し出してくるのはスマホの液晶。彼女が出来たのかあ、と呟く冗句は無視され覗いてみれば、吊り上がった口角が凍り付く。
其処に示されていたのは、ニュース記事。停電、復旧未定、場所は、────妻が、子どもがいる、斗都良の町一帯。]


……、まじかい。


[積み上がった書類の塔等の中で均整に整えた金髪を掻きむしる。事務仕事をも営業をも二足の草鞋を履かなければならない環境において、例え如何に忙しさに身を委ねていても襟足にも掛からない短髪だけは維持していた。
背凭れに深々と掛かって、取り出したスマホを弄っていく。一人だけ浮いた、初期設定のアカウント画像をタッチして、大丈夫か、一言連絡を入れる。既読は、付かない。一つ上のメッセージ、「ごめん、今日も遅くなる。食事は要らない。」日付は、数か月前を示していた。]
 

(11) 2018/03/26(Mon) 00時頃

【人】 MNU機関 ジャニス



お前さんは足、あんの?
確か、俺よりも遠かったんじゃない。


[そうっすよ、と項垂れる頭が首肯する。やっぱ、車って大事っすね。免許取れば良かったなあ。ぐちぐちと自省を繰り返す口、口より先に動かすものがあるんじゃない、と何時もの営業での口癖は出て来ない。
硝子窓の向こうは、黒で塗り潰された背景に煌々と輝く人工灯、ネオン、ビル明かりの数々。停電のての字すら浮かばせない、その光景が先程のニュースの現実味を損なわせていく。スマホを一瞥、既読は、付かない。一瞥、付かない。更に深く、腰を委ねてしまう。
てか、俺よりも奥さんたちの心配した方がいいっすよお、気遣いの一言に苦笑を浮かべて、……どうすっかねぇ、と小さく、か細く漏らす。もう一度、今度は電話を掛ける。耳元へと押し当ててみれば、断続的な機械音が響くだけだった。]


「……大丈夫、ですか?」

 

(12) 2018/03/26(Mon) 00時頃

【人】 MNU機関 ジャニス


[視線を上げれば、お盆からグラスが一つ、自身の乱雑に置かれた書類を退いて、そっと置かれる。淡い茶がかった豊かな色味、アイスティーがもう一つ、部下の目の前にも差し出されて。
目を見開く部下の姿を尻目にありがとう、と声を掛ければ、表情の起伏の少ない彼女が僅かに笑みを作っていた。栗毛色のボブカット、目尻が少し下がった大人しい子。確か、隣の部署だったか。]


お前さんも残業だったの、お疲れさん。
……いや、うら若い子がこんなに残っちゃ駄目でしょ、って。


[足はあんの、部下と同様に訊けば、ほんの少し流れる異質な沈黙。疑問符がチラつく手前、ふるりと首を振る度に撒かれた毛先が躍っていく。
途端、あ、タクシーあるじゃないっすか!がばっと腰を上げて叫ぶ声は、階を越して響き渡るように反響していった。そう叫ばずとも聞こえてんよ、と半笑いで宥めては。電話しますよ、部下が触れていくスマホへと視線を投げて漣立つ彼女の唇を見ずに、背を向ける。]
  

(13) 2018/03/26(Mon) 00時頃

【人】 MNU機関 ジャニス



然しだな……、これ終わらせないと、明日がなあ。


[何故、1日が24時間しか無いのだろう。積み上がった書類は、明日のプレゼンの為の資料やら営業先の企画書やら。日々のノルマを達成しても更に乗せられる重圧と仕事の束は、わんこそばのよう。きっと、食べても食べても終わりはしない。その先に果てが無いことは目に見えていた。だが、食べなければ、……男は、社会の歯車は、その噛み合いがほんの少しでも崩れることを、その崩れた先に訪れる未来を恐れていた。
妻子か、仕事か。天秤に吊るしたものの重みは緩やかに傾きを見せる。────停電だけならば大丈夫だろうと浅はかな、祈りのような言葉を連ねて。心の淵で、重ね合わせて。
ほう、と誰かの安堵の息が聞こえたような、気がする。きっと気のせいだろう、そう結論付けては、用意されたアイスティーに引き出しから取り出したスティックシュガーの端を破き、注いでいく。]
 

(14) 2018/03/26(Mon) 00時頃

【人】 MNU機関 ジャニス



「あの、ガムシロップ、ここにありましたけど……。」


[おずおずと顔色を窺うように小首を傾げる彼女へとこれでいいんだ、そう笑みを作り、からん。からん。グラスの中の氷を揺らし、掻き立てれば、小気味の良い高音を奏でていく。奏でていくだけだ。
底に沈殿したままの甘さを尻目に、グラスを一気に呷った。嗚呼、……甘ったるい。*]
 

(15) 2018/03/26(Mon) 00時頃

MNU機関 ジャニスは、メモを貼った。

2018/03/26(Mon) 22時半頃


【人】 MNU機関 ジャニス


[はた、と書類に埋めていた顔を上げる。周囲を見回しても、目に映るのは先程の景色と同じもので、……気のせいか、と再度ペンを持ち、立ち向かおうとする。が、ペン先が僅かに震えを帯びて、焦点を合わせてくれない。]


「……どうかしましたか。」


ああ、いや。何でもないよ。


[震えからだろうか、手近にあった毛布を持ち歩いてくる彼女を手で制し、ほうと息を衝いた。過不足のない温度の中で纏わりついた汗が、何処か気持ち悪い。*]
 

(34) 2018/03/26(Mon) 22時半頃

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:ジャニス 解除する

生存者
(8人 0促)

ジャニス
4回 注目

種別

通常
内緒
仲間
死者
舞台
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.07 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび