172 ― 恋文 ―
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こ、こんにちは!
[控えめでも挨拶をして入れるようになったのは進歩だ。 メッセージを貼らせてもらってから、はや一週間。そんなにすぐ誰かからお返事が来ることなんてないだろうと、わかっているけどこのじりじりした思いは己の小さな身体にとどめておけず。
学校が早く終わって、かつ塾も部活も休みの今日は、友達の誘いも断って、まっすぐ飛んできてしまった。
まずは掲示板のチェック。 あ、あった。わたしの花柄のカード…の、横に。]
え、え、えぇぇ…!?
[思わず両手で口元を押さえ、わーわーと息交じりの悲鳴を上げる。]
マ、マスターさん!これ、これ、いいですか!?
[マスターさんの許可がもらえたら、わたしのカードと一緒に、その横にあったカウンターに置いてあるのと同じメモ用紙をはがした。
それから、大事に大事に両手に抱えて、いつもと同じ席へ。]
(7) 2015/10/20(Tue) 11時頃
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[こんな素敵なメッセージに、どうお返事したらいいものか。これは難問だ、と頭をひねっていたら。]
あ、すみません…!注文、ですねっ
[お水とおしぼりを持ってきてくれたマスターさんに、慌ててなにを注文するか考える。 壁に掛けられた小さな黒板に書かれたおすすめは、ケーキと紅茶。>>1珈琲じゃないんだ!と喜び勇んで]
今日のおすすめを、お願いします!
[と照れくさそうに笑いながら告げた。]
(8) 2015/10/20(Tue) 11時半頃
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[マスターさんがカウンターへ戻っていったら、私はカバンの中からレターセットを取り出した。 真っ白な便箋の、右下に青い小花の花束がプリントされたもの。小さく"forget me not"と記されているけど、その意味を深くは考えず。 一番のお気に入りを持ってきたのだった。
やがて、ケーキと紅茶が運ばれてきたら。 マスターさんがニコニコしながら三通の手紙を添えてくれてるのに気がついた。]
え!?え、あのっ これ…
[驚きながらも自分を指差せば、マスターさんはやっぱりニコニコしながら頷いて。
わたしは頬が熱くなるのを感じながら、きゃあきゃあはしゃいでいた。]
(9) 2015/10/20(Tue) 11時半頃
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[もらったお手紙を、一通一通、大事に大事に開く。
…なんだか不思議。 授業中、友達から回ってくるお手紙はみんな可愛いメモ帳で、たまにシールとか貼ってあって、相手もわかってるのに、ここまでドキドキも、特別だって感じもしない。
記された文字を指でなぞりながら、これを書いた差出人の想いをなぞる。 どんな気持ちで書いたんだろう。 どんなひとなんだろう。
それを考えるだけで、時間なんてあっという間に過ぎてしまう。
一通り目を通したら、ゆっくりケーキと紅茶を味わって。
中学卒業のお祝いで父からプレゼントしてもらった万年筆で、お返事を書き始める。]
(30) 2015/10/20(Tue) 23時頃
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(ひらがなだけって逆に難しいなあ)
[そんなことを思いながら、けれど、小さな子が自分のメッセージを見ていっしょうけんめい書いてくれたんだ、と思うと、胸がいっぱいにならずにはいられなくて。
それが己の固定観念からくる、とんだ勘違いだとしても。
現実は、私が思っているよりも、もっともっと切ない色をしていたとしても。
「お返事待ってます」という言葉を書ける幸せで、満たされていた。]
(34) 2015/10/20(Tue) 23時半頃
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[お返事を書き終えながら、はた、と気付く。 ああ、この字とこの紙、どこかで見たと思ったら。]
(作曲家募集ってことは、やっぱりバンドマン、とかかな??)
[名前と字から受ける印象は、可愛らしい女性のもの。女性シンガー、と思いついて頭に浮かんだイメージは、クラシックギターを弾き語りする森ガール系の女の子。]
(やっぱりかっこいい…!)
[手紙の文章は、ちょっと考えたけど変えずに。 このお手紙から受け取るものだけでまとめた。]
(36) 2015/10/21(Wed) 00時頃
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[ふう、と文章を書き終えて溜息を一つ。
このお手紙からは相手の年齢や性別は想像がつかない。 けれどそこを考えるのが楽しかったり。 むしろ考えないって思おうとするのも楽しかったり。
なんにせよ、 自分の発信したメッセージに答えが返ってきたことが嬉しい。 その返答に、お返事できることが嬉しい。
顔も、年齢も、どこに住んでいるかも、 何をしているかも知らない、誰かと。 繋がっているのが嬉しい。]
(勇気出して、よかった)
[すっかり冷めてしまったダージリンティーを口にして、幸せな溜息をもうひとつ、ついた。]
(38) 2015/10/21(Wed) 00時頃
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[そうして帰り際。
お会計を済ませた後、お小遣いで片隅のキャンパス群の中からお花畑の絵を買って。 それが、お返事の一つ。
それからもうひとつ。
真っ白なカードに、メッセージを描いたら。 先週自分が貼っていた場所に、ぺたり。]
(39) 2015/10/21(Wed) 00時半頃
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[ふと、見覚えのない張り紙に気付く。 自分のことでいっぱいいっぱいだったから、気づかなかったのかもしれない。]
(名前の、由来…)
[そんなに大層な名前じゃないけど、いいのかな?とちょっと考えて。
ここにメッセージカードを乗せる勇気だって持てたんだから、こちらから書く勇気だって、と。
掲示板横の腰ほどの高さの本棚の上で、お返事を書く。]
(41) 2015/10/21(Wed) 00時半頃
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[書き終えたら、結局四通になってしまったお手紙を、マスターに渡した。
一通一通、どのお手紙をくれた人かもしっかり説明して。
つぎはいつ来られるかな、そんな期待と不安を胸に、ドアベルを鳴らす。]
(44) 2015/10/21(Wed) 00時半頃
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