267 【突発】Sanatorium,2880【RP村】
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
[ ながれぼし、と 碧に思った。 なぜだか は、わからなくて、 ]
(7) mayam 2019/06/21(Fri) 22時半頃
|
|
[ ─── 驚くものだから、寧ろ、 此方の方が驚いてしまった気がする。
いきなり、そう、 わたしからしたらいきなり笑い出したものだから、 思わず 、─── は? とか、 巻戻った片目が瞬きを繰り返し、 ]
(8) mayam 2019/06/21(Fri) 22時半頃
|
|
ひとのこと毒呼ばわりなんて、 ……あなた、年上に酷い事言うのね。
[ 生憎身体は"わかく"ても、 この何のせんせいだかわからないひとよりは、 長生きだから って 偉そうに。 ……そのうち 何年、苗床に居たんだか。
幾分か幼くなったのでしょう不機嫌面で、 真白の布をせんせいへ投げてしまって、
( おばかさん!って、何時もの文句も! ) ]
(9) mayam 2019/06/21(Fri) 22時半頃
|
|
[ 同時、しらぎくが靡く。 ]
(10) mayam 2019/06/21(Fri) 22時半頃
|
|
[ ──── ほしのいちぶか、わたしのいちぶか、 手元に在ったいちまいは、 周りをたゆたう花弁を見ながら、
呑み込んでしまおう。 ]
(11) mayam 2019/06/21(Fri) 22時半頃
|
|
──── 十年も、生きているかしら、
[ 白と、桃色と、緑色、 其れより先に、紫と。
声に出し、空想するより他無いけれど、 ほしがもうひとつ、空から落ちた時、 ]
(12) mayam 2019/06/21(Fri) 22時半頃
|
|
[ 最後のしらぎくが、落ち ]*
(13) mayam 2019/06/21(Fri) 22時半頃
|
|
**************
(*1) mayam 2019/06/21(Fri) 22時半頃
|
|
[ ───── 鏡を、見ていた。 ]
(14) mayam 2019/06/21(Fri) 22時半頃
|
|
[ 星降る夜の、次の日だったと 思う。 ……ように とは、それ以上の言葉で無く、
"気がついたら" 此処に居て、顔を見ていた。 其れだけに、過ぎなくて。
わたしの、真白の苗床。 窓の外には背の高い緑が見える、 陽の照らさない 根城。 ]
(15) mayam 2019/06/21(Fri) 22時半頃
|
|
[ いつ 此処に戻されたのか、起こされたのか。 只、記憶にある限り にんげんの顔半分だったのが、もう半分も戻っていて、
─── 嗚呼、否、すこぅし間違い。
眼帯で片方が隠れていて、 つい先程まであった花では無く、 その元"なにか"の感覚がまるごと消えていたので、 ……戻ったところで片目しか機能していないらしい。 ]
(16) mayam 2019/06/21(Fri) 22時半頃
|
|
[ はんぶん、で見るわたしの顔は、 今まで( ……曖昧な記憶にある限り、 )より、 何年分も 幼く見えた。 鏡を持つゆびさきだって、一回り小さく。 想像、空想通り 支払った養分は、 戻ってこなかったらしい。 ]
(17) mayam 2019/06/21(Fri) 22時半頃
|
|
[ ベッドの隣には、 知らないおんなの誰かがいて、 ……白衣の中から端末ひとつ取り出し、 何かをひたすら、喋っていた。
一気に夢見心地から引き戻されたわたしは、 此処に居てもな と、気まぐれに 脚の重たい身体を引き摺り、苗床を抜け出そうとして、
─── あっ と、頭上から声! ]
(18) mayam 2019/06/21(Fri) 22時半頃
|
|
[ "何時も"のように立ち上がろうとして、 ─── また、見事に床に潰れていた!
身体のサイズに合った寝間着の裾、 相も変わらず蒼白い脚には、 根のような"何か"の這ったような痣が 薄ら 残っていたけれど、
…………其れだって、きっと、 わたしよりわたしに詳しい人たちしか、 未だ 知らないのでしょう。 ]
(19) mayam 2019/06/21(Fri) 22時半頃
|
|
…………この、せんせい、の おばかさん、 車椅子ぐらい用意しなさいよ……
[ 床に伸びる ─── おとななんだか、こどもなんだかの、 たいへんおもたい ちぃさな恨み言。 ]
(20) mayam 2019/06/21(Fri) 22時半頃
|
|
……ちゃん じゃ無いわよ。 何なの?あなたそういう趣味でもあるわけ?
[ とししたせんせいのお迎えがあったよう。 昨日よりもずぅっと高くなった背を、 亀の動きで床に座ったわたしは見上げた。
……というより、諸々が機能しないとはいえ、 わたしが"治って"にんげんになったのなら、 交代するとか無いのだろうか。 せんせいたちの都合なんて これっぽっちも分からないけれど。 ]
(30) mayam 2019/06/22(Sat) 14時半頃
|
|
[ 手を貸すぐらいしなさい、とか、言った気がする。
ベッドの脇に居たおんなの誰かさんは、 着替えから目覚めまでの担当だったのか 床に伸びた "かんじゃさま"を置いて去って行くし、 それだから 伸びた先は必然的に、 しょくぶつのせんせいになるわけで、─── ]
(31) mayam 2019/06/22(Sat) 14時半頃
|
|
無い、と 思ったのです。 只、漠然と、其れだけを。
(32) mayam 2019/06/22(Sat) 14時半頃
|
|
[ 片側の黒が ひとつ、瞬き、 ]
(33) mayam 2019/06/22(Sat) 14時半頃
|
|
[ ─── それから数度、繰り返した。 伸ばしたちぃさなゆびさきが、 あれ?なんて、迷う仕草。 ]
(34) mayam 2019/06/22(Sat) 14時半頃
|
|
────── せんせい?
[ 座ったまま、背筋も伸ばして、 ─── 嗚呼 片目、ってやっぱり面倒くさい! 高いところの碧を捉えようと、
ほしの通った 在るはずの其れを、
みあげている。 ]**
(35) mayam 2019/06/22(Sat) 14時半頃
|
|
[ 首を傾げた。おんなじように。 怪訝な 顔で。
端で、黒髪が揺れる。 ]
(81) mayam 2019/06/22(Sat) 23時頃
|
|
[ 手を、取られても、 今でも勘違いじゃあないかと思っていて、
……だって抑 めのいろ とか、 此までちっとも 見ていなかったもの。 言ってしまえば 何かおかしい、程度で、
わたしのように全部無くした訳じゃあ無さそうだし、 ──── 鏡を見ても何も無さそうだし、 ]
(82) mayam 2019/06/22(Sat) 23時頃
|
|
……いえ、………、なんにも、
[ だから手を取られても、 求めておいて車椅子に乗らずこんな調子。 片目を 彼方、此方に迷わせて、
何が違ってしまったのか、だけ、 暫く考え込んだ後、
次々出される行き先に、漸く何時もの、 ( ─── ええ、幼い其れではあったけれど、 ) 不機嫌面を見せ、 ]
(83) mayam 2019/06/22(Sat) 23時頃
|
|
──── 女郎花。
[ 適当に、何時か、聞いただけの花の名前。 "きっと中庭にあるんでしょう" って。 季節なんてちっとも気にしていない。 ]*
(84) mayam 2019/06/22(Sat) 23時頃
|
|
[ 道に散らばっていた筈の白菊も、種も、 すっかり真白に戻っていた。 昨日よりも、養分を取られてからも、 もっと低くなった視界に 、……良い気分はしない。
何の病気だろうが、 状態なんて逐一確認されている身だから、 姿の変わった、 なんて 或いは、──── 生き残った なんて、 書面上で知ったとしても目視すれば違うのだろう。 白衣の誰かさん達の視線が 顔も覚えていない、興味も無い誰かさんの何かが、
それはそれはもう、
──── 全く腹立たしい。 ]
(85) mayam 2019/06/22(Sat) 23時半頃
|
|
……きらいよ こんな場所。 ひとの居ないところが良いわ……。
[ 何か布でも持ってくれば良かったわ。 慣れるなんてあるのか、そんな風に、
わたしの身を運ぶせんせいへ、また ひとつ。 嫌がろうときっと世話を焼いてくれるのだから、 目的の花の場所まで、 きっと 直ぐ、連れて行ってくれるでしょう。 ]
(86) mayam 2019/06/22(Sat) 23時半頃
|
|
ねえ、
[ ──── 女郎花って何色だったかしら、 硝子を通り抜ける間、純粋に問う。 ]
(87) mayam 2019/06/22(Sat) 23時半頃
|
|
……慣れないのなら、ずっと部屋に居るわ。 ご飯は適当に持ってきてもらえば良いし、
[ ……只、そうしたとしたら、 今度こそ植物になってしまったりして。 赤子まで戻ってしまうのは勘弁願いたい。 ]*
(95) mayam 2019/06/23(Sun) 00時半頃
|
|
[ 白の中庭。 ]
[ 日傘を忘れた と 思った。 言われた通りシーツを持つべきだったけれど、 ……まあ、暑いだけで眩しいわけでは 無いので。
─── きいろ。反芻。 茎と葉の、みどりを捉えながら、 咲いているどれかしら、とか、 咲いていないなら、どれかしら と、
頭上を見上げ、─── ]
(96) mayam 2019/06/23(Sun) 00時半頃
|
|
星の死んだ夜のようだと 思った。
(*3) mayam 2019/06/23(Sun) 00時半頃
|
|
[ ─── 片方の黒を、下ろし。
花について何か言っているのを、遠くに聞き、 寄せられたみどりの、その奥、 白衣の袖を引っ張った。
"こっちにまわって" って、 ]
(97) mayam 2019/06/23(Sun) 00時半頃
|
|
……十年先、さくらを見るんじゃ無いの。 あじさいだって、紫、とか 色々、
あなたが せんせいみたいなこと言うから
[ 呑み込んだ花弁と、空想と、 其れだけのお話なのよ、そう言って。 強引に正面に連れ出したせんせいと 目線を合わせるよう、もう一度 白を引き、 ]
(98) mayam 2019/06/23(Sun) 00時半頃
|
|
……あのひと、髪が金色だからじゃ無いの。 ─── 黄色、と近いとか、あと、おんなとか……
[ 今日も変わらない、名前も知らない女医について、 ……嗚呼でも、色んな意味で どうでもいいので、
合った目線の 片方を、 反対側のわたしの片方で、見、 ]
(99) mayam 2019/06/23(Sun) 00時半頃
|
|
せんせい、気のせいじゃ無ければ、 ─── 病気にでも かかって?
せんせいの目、あまり見てなかったけれど、 わたしとおんなじ色じゃないってことは、 知っていたのよ。
だって、 ……わたしと、うまれが遠いでしょうに。
(100) mayam 2019/06/23(Sun) 00時半頃
|
|
[ 離した手は 茎に添えてしまおう。 黄が咲くか、白が咲くか、分からない 其れに。 ]
(101) mayam 2019/06/23(Sun) 00時半頃
|
|
[ 見詰めていた。 ]
(108) mayam 2019/06/23(Sun) 10時半頃
|
|
[ あなたが言うなら、そうなのでしょう。 黄色も 赤も なにもかも。
わたしは花のことなんてちっとも知らないから、 その、自信というものを信じるほか無く、 ─── 只、でも、ほんのすこしの何かは、 何が足りないのか、知らなくても、 ]
(109) mayam 2019/06/23(Sun) 10時半頃
|
|
しらぎくを手放すために、 わたしはほしを呑み込みました。 そうして、たしかにわたしは、 あるべきにんげんへともどったのです。
世界を映す、片方と。 歩むための、両脚と。 その時の"わたし"であった、十数年と。
すべて、わたしのなにかと、ひきかえに。 ─── わたしだけのなにかだと信じていたのです。
(*4) mayam 2019/06/23(Sun) 10時半頃
|
|
祈ったのは碧の空をはしる ────
(*5) mayam 2019/06/23(Sun) 10時半頃
|
|
[ ─── 違うわ、と、言いかけた。 現に今、合った先の"くろいろ"を見、 昨日見た筈の、祈った筈の色と照らし合わせ、 根拠の無い確信の、その手間で声が止まった。
……残念なことにせんせいとは遠いにんげんなので、 曖昧な返答を考えることしか、出来ず。
揺らいでいるのか、なんなのか、 ちぃさな舌を手繰り、 ]
……ええ、合っているわよ
(110) mayam 2019/06/23(Sun) 10時半頃
|
|
[ 片側の黒が、足元へ 逸れ、 ]**
(111) mayam 2019/06/23(Sun) 10時半頃
|
|
[ 的外れなことを言われるものだから、 不機嫌面がますます深くなって、
なんだか、もしかして、 差し出したのがわたしだけじゃなかったら って、 何か、あの時に欠けさせてしまったのなら、
……其れは、どうしたって、 幾ら他人をどうでも良いと思ったところで、 思うところが出てきてしまう、から。 ]
(143) mayam 2019/06/24(Mon) 00時頃
|
|
[ でもなんだかそう思った自分がばからしくて! ]
(144) mayam 2019/06/24(Mon) 00時頃
|
|
[ ちぃさな手が かるぅく、 ─── 全く、ちっとも、痛く無い音を出して、 せんせいの頬を横から叩いた。 ]
(145) mayam 2019/06/24(Mon) 00時頃
|
|
なあに それ、 "わたしが"引いてるなんて被害妄想、 勝手にしないで頂戴、─── "おばかさん"。
一言もそんなこと言ってないでしょう。
(146) mayam 2019/06/24(Mon) 00時頃
|
|
……わたしの目の色が、悪いみたいじゃない。 それに 交代したいなら、言えば良いじゃない。
こんな見た目ちぐはぐなおばさんより、 二足歩行できるかわいい女の子でも探したら。
[ 嗚呼 此れだって被害妄想。 それでも一度ひっ叩いてしまったし、 其れはまったく後悔していなくて、……。 ]
(147) mayam 2019/06/24(Mon) 00時頃
|
|
……心配して損したわ。ばからしい。
[ 帰ってやろうかと思ったけれど、 ……慣れないうえにさらに力の無いこの手じゃあ、 重たい椅子は操れそうにないので、 つぶやき落として、そのまま。 ]**
(148) mayam 2019/06/24(Mon) 00時頃
|
|
[ ちっとも笑っちゃいなかったのだ。 何でこんなに腹立たしいのか 其れこそ ちっとも知らないけれど、
別に 褒められ慣れていないとか、 ……そんなどうでもいいことでは なく。 他の人の担当が出来ないのは、想像するなら そりゃあそうでしょうねしか言えずとも、
じゃあ黒と白の誰かでも見つけたら? と、─── 口だけは 出、 ]
(166) mayam 2019/06/24(Mon) 22時頃
|
|
[ 軋む、 ]
(167) mayam 2019/06/24(Mon) 22時頃
|
|
[ 十年先なんて 想像したは良いけれど、 歩けるようになるのかどうか、 ……結局疑念の方が先に出た。
ちぐはぐな身体が、蕾が、育つのか、 片目はもう諦めるほか無いけれど、 信も置けない言いぐさ、果たして、 十年後に後ろの男も居るのかどうか、
─── 肯定も否定も返さないまま、 しろばらのアーチを潜り、数秒、 ]
(168) mayam 2019/06/24(Mon) 22時頃
|
|
[ ……想像するだけばからしい。 ]
(169) mayam 2019/06/24(Mon) 22時頃
|
|
結局、こんなすがたになってまで、 祈った意味はあったのでしょうか。
何時かは土の下に埋まる身なのですから、 それが初めてだろうと なんだろうと 花になってしまえば良かったのです。
(*14) mayam 2019/06/24(Mon) 22時頃
|
|
つまらない顔されるより、 花に成りきったその瞬間を見れば良かった。
(*15) mayam 2019/06/24(Mon) 22時頃
|
|
……とは、只 不機嫌なままの感情でしょうか。 きっとそうかもしれません、 なにせ わたしは幾つの姿をとろうと気紛れでした。
(*16) mayam 2019/06/24(Mon) 22時頃
|
|
息を吸う音すら小さかった。 足りないもののおおいからだ。
(170) mayam 2019/06/24(Mon) 22時頃
|
|
[ その日の 終、 真白な苗床で 目も合わさず、 ]*
(171) mayam 2019/06/24(Mon) 22時頃
|
|
知らない顔ばかりだ。 どうでもいい顔は覚えていないとも言う。 成程モルモットとはこの気持ちなのだろう、 格好付けて残すなら そんな風。
定期的な 被験体のできごと。何時も通りの。
(*18) mayam 2019/06/25(Tue) 00時半頃
|
|
[ 指が 這う。 ]
「 ─── 何かが絡んでいるみたいです 」 「 歩く練習をしても上手くいかないので、 」 「 ……まあ 呪いみたいなものじゃないですか 」 「 ええ、奇跡的に生き返ったあの時からですよ 」
(*19) mayam 2019/06/25(Tue) 00時半頃
|
|
「 触ったところで何か分かるんですか? 」 「 ちっとも変わらないのに、全部、わたしも、 」
(*20) mayam 2019/06/25(Tue) 00時半頃
|
|
[ 片目を隠す真白に指がかかって、 ] [ わたしは言ってやった。 ] [ 変わらなくて変わった身体で、 ] [ 変わって変わらなくなった声で、 ] [ がらんどうの瞳で、"見詰めて" ]
(*21) mayam 2019/06/25(Tue) 00時半頃
|
|
あなたたちもよ、おばかさん。
(*22) mayam 2019/06/25(Tue) 00時半頃
|
|
─────、……
(180) mayam 2019/06/25(Tue) 00時半頃
|
|
[ 忘れなくなった記憶を手繰って、鮮やかな庭。 ]
(181) mayam 2019/06/25(Tue) 00時半頃
|
|
[ 機嫌だって何時も通り悪く、 此処まで連れられる間も終始無言で、 ……まあ 色が増えたのは 気晴らしには良いのかもしれない。
硝子を通って その向こう。 ]
(182) mayam 2019/06/25(Tue) 00時半頃
|
|
[ にんげんは移り気で無責任だから、 きっとわたしだって、興味が薄れてきている。
うつくしいとは 思えど、 何時かのあの夜に願った時は、 …………信じていた 筈だけれど、 ]
(183) mayam 2019/06/25(Tue) 00時半頃
|
|
[ しらぎくたちの前、 車椅子に座ったわたしは、手を伸ばし、 ひとつ摘み取った。 花弁いちまい、咥えて、 取り戻すみたいに 千切って、
呑み込んで。 ]**
(184) mayam 2019/06/25(Tue) 00時半頃
|
|
[ 多分、きっと、─── 絶対に、 わたしから命を吸ったしらぎくは、 食んだところで戻ってきてくれない。
いろを 見せたところで、 香りを 纏ったところで、 只綺麗なだけだったら、 淘汰されずにここまで生きていないでしょう。 只 綺麗なだけだったら、 あんな風にわたしから なにもかも奪うことだって無かったでしょう。 独り言はもうひとつ、 花弁を食んで 聞き流し、 ]
(190) mayam 2019/06/25(Tue) 23時頃
|
|
[ ぷつ 、と 切り離したところで、くろいろと合った。 ]
(191) mayam 2019/06/25(Tue) 23時頃
|
|
───…………、
[ 茶化されようと笑う気が起る筈無く。 ( そんなことあったら本当に"おばかさん"だ! )
何時も通りに、片手で正面に招き、 寄ってきたすがたの そのくちびるに、 咥えていたいちまい、ゆびさきで突っ込んだ。 ]
(192) mayam 2019/06/25(Tue) 23時頃
|
|
在る筈のものが ない とか、 そんなこと ちっとも気にしていないので、
(*23) mayam 2019/06/25(Tue) 23時頃
|
|
[ ゆびさきをほんのすこぅし埋めた後、
─── 未だ、ほんとうのにんげんだった頃、 気紛れにした あの仕草を、
くちびるを、閉じるように 伝ってしまって。 ]
(193) mayam 2019/06/25(Tue) 23時頃
|
|
─── あなた、十年経っても その可愛く無いくちは変わらない気がするわ。
[ "そういうところがきらいよ。" 足して、しらぎくを手渡し、 ]
(194) mayam 2019/06/25(Tue) 23時頃
|
|
……どうせわたしも このままで、 中身だけ歳を食うのでしょうけど、
あなたはちゃんとにんげんなんだから、 さくらを見る頃にはおとなになりなさいな。
[ ちぃさな患者に仲間意識を持たれる とか、 実際あるのだから笑えない。
それだって、 周りだけ変わっていく光景が何時かあって、 ……正直な話、夢にすら見たくない気も して。 ]
(195) mayam 2019/06/25(Tue) 23時頃
|
|
そうじゃないと あなた、
何時か わたしから離れる時が来ても、 おばかさんのままなんだから。
[ 色彩から 片側を逸らし、 ]
(196) mayam 2019/06/25(Tue) 23時頃
|
|
[ おとな、なんて なんなんだか。 わたしも言ってしまえば中途半端だけれど、 素知らぬ顔で。 ]
(204) mayam 2019/06/26(Wed) 21時半頃
|
|
─── 此が通るような場所なのかしらね、
[ 足元の車輪を 指さし。
其れこそ 十年以上出ていない場所なんて、 どう変わっているかも、分かったものじゃあ無い。 ]
(205) mayam 2019/06/26(Wed) 21時半頃
|
|
[ くろいろを見上げて、思う。 ゆめを語るうちはこどもなのだろうか。
……わたしが"こども"の時に、 おんなじようなゆめを抱いたかと言われれば、 さあ と、答えるしか無いけれど。
さくらのゆめは未だに見られないから。 ]
(206) mayam 2019/06/26(Wed) 21時半頃
|
|
……さくらが咲くよりは 先に 星が降るんじゃ無いかしら。 知らないけれど。
[ 空を見上げた。 くろいろに、陽光がはしり、 ]
(207) mayam 2019/06/26(Wed) 21時半頃
|
|
でも もし、また降ったら……そうね、
わたしを生かしたあなたも、 ずっと歳を取らなければ良いとか、
……ばかなこと言ってしまいそうだから そう思うのは やめておくわ。
(208) mayam 2019/06/26(Wed) 21時半頃
|
|
[ 幾ら、しょくぶつに祈りを向ける気が薄いとはいえ、 流石のおばかさんでも分別はついているから。
……何時かの碧の空は、もう無いわけだし、
十年後、に、ゆめではない何かを傾け、 しょくぶつに近づいた身体が、人工の光に微睡み、 ─── せんせい、眠いわ、って 気紛れに。 ]
(209) mayam 2019/06/26(Wed) 21時半頃
|
|
[ 変わらない苗床で ゆめを ]*
(216) mayam 2019/06/26(Wed) 23時半頃
|
|
[ 何度か、ふと過ぎることはあって、 別にたいしたことじゃあないだろうって 放っておいたけれど、
─── 否、嫌いとは散々言った。 だって、何故って、嫌いだったから。 変わらない毎日の中で、瞬間か、一日か、 理由も無く本能的に突き放したくなってしまって、 全く失礼な理由だとは思えど、 間違っちゃいない とも 感じていて、 ]
(*26) mayam 2019/06/26(Wed) 23時半頃
|
|
[ そうして、 ─── 何の、咲く頃か。 ]
(217) mayam 2019/06/26(Wed) 23時半頃
|
|
[ 何日だったか何ヶ月だったか、 或いは 何年になるのか、数えてはいなくて。
逸れでも、髪だけは伸びたから、 起きたばかりの蒼白い頬に かかりつつ。 前髪に隠されたがらんどうの片方で見上げる、 何時も通りの食事の時間 だった筈で。 ]
(218) mayam 2019/06/26(Wed) 23時半頃
|
|
[ 何時か振った片手が ほんのすこぅし痺れたから、 ]
(*27) mayam 2019/06/26(Wed) 23時半頃
|
|
──── やぁね、あなた、
[ 黒も白も灰も見えやしなくたって、 可愛さの欠片も無い口は 不意。 ちぃさなてのひらとともに、来訪者まで伸びた。 ]
(219) mayam 2019/06/26(Wed) 23時半頃
|
|
明日にでも死にそうな顔しちゃって。 まったく 本当につまらないわ。
[ 何時か叩いた其処に触れ、寄り、 ─── 空虚が、くろいろを 覗き込む。
ほしにとられた、かたがわ。
ほら、自分でも突然だったけれど、 どうせわたしという中途半端な奴は気紛れなのだから。 別に、何か察したわけでは無いし。
……敢えて言うなら、今日のせんせいは、 ひたすらに"嫌い"だって こどものわたしが訴えていただけ。 ]
(220) mayam 2019/06/26(Wed) 23時半頃
|
|
[ 都合良くこどもという肩書きを掲げ、 わたしのくろいろも、おんなじように 覗き。 ]
(221) mayam 2019/06/26(Wed) 23時半頃
|
|
─── 何時かの空は 見えて?
適当に死にたいなんて願って叶えたら、 舌噛み切って土の下まで殴りに行くけれど。
勝手にひとに投げておいて変なこと考えてたら あなた 絶対赦さない。
(222) mayam 2019/06/26(Wed) 23時半頃
|
|
[ "だから、" 続ける。 確信のような 虚言の ような、 ]
(223) mayam 2019/06/26(Wed) 23時半頃
|
|
[ 気分の良い理由は、
───変わり映えの無いスープの中身が、 とても珍しく、好みのものだった。
とか そう、答えておきましょう。 ]
(224) mayam 2019/06/26(Wed) 23時半頃
|
|
[ 冷たい頬だと、只、 ]
(233) mayam 2019/06/27(Thu) 01時半頃
|
|
[ ─── おんなじいろを、覗き込み、暫く、 漸く 空虚に 何かのいろが混ざりこむのを 見た気がして。
悪態ついた こどものくちびるから ちぃさな息を漏らす。
あなた、ちゃんと そんな顔ができるじゃない─── なんて、
続く 声にも、知らない母のような、何かのような、 ]
(234) mayam 2019/06/27(Thu) 01時半頃
|
|
[ つぎに、おなじほしに願ったとして、 果たして何をかわりとするのか、 ……悲観的な"中途半端"は考えてしまえど、
そのまえに、─── ]
(235) mayam 2019/06/27(Thu) 01時半頃
|
|
………… 嗚呼、そう、ね あなた、名前知っていたの。
[ 片側の瞬き数度、 ……"ミサ"ですら反応が遅れて、 お返事すら儘ならなかった。 ]
(236) mayam 2019/06/27(Thu) 01時半頃
|
|
……あじさいはお花見って 言うのかしら。 其れこそ さくらじゃあ無くって?
[ ひとはだになった 真白を撫で、
不機嫌が常の わたしの顔は、頬は、 ……上がっていたかしら、どうだったかしら。 くろいろしか 知らないこと。 ]
(237) mayam 2019/06/27(Thu) 01時半頃
|
|
─── はい って言っても、 あなたが連れていかなくちゃあ わたし 何処にも行けないの、分かっていて?
[ ……ぼやきつつ、語るいろ に 未来を見た。 理由もなく 何にでもなく。 花とも空ともつかないような、なにか へ、
要は其処に生きているのでしょうね って わたしからはわかりづらいはなし。
─── 気紛れかしら。さあ。 ]
(238) mayam 2019/06/27(Thu) 01時半頃
|
|
[ 只、 ─── いろを認める "そのまえに"、 ]
(239) mayam 2019/06/27(Thu) 01時半頃
|
|
[ たとえ "名無し"であろうと、 不確かから 明日からの 何時かのため、 …今の、このときのために、
確かを拾い上げるよう 開くよう、
くちびるをなぞった。 ]*
(240) mayam 2019/06/27(Thu) 01時半頃
|
|
かけたものだらけの なにもかもを抱いた世界で、 細い いのちを 何時かの時まで 陽の元で繋ぎ、
ほしふるよるに また、ならぶときを わたしは たしかに "夢見て" いた。
(241) mayam 2019/06/27(Thu) 01時半頃
|
|
しらぎくが また 花開く。 何時かのほしか 真実を*抱いて*
(242) mayam 2019/06/27(Thu) 01時半頃
|
1
2
3
4
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る