149 Hogwarts School ~ 2nd season ~
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―――回想・救護室―――
うーん…私は、そのつもり でも、彼がどう思ってるかは、わからないわね
[ディーンと親しいのか>>3:275と問われても、明確な答えはゴーストの手元にはなかった。訪ねていけば邪険にはされないけれど、もしかすると、自分だけが勝手に親近感を抱いているのかもしれない。 そんな心情を素直に出して苦笑しながら、飛んで行った包帯を呼び戻す。]
ふふ…そうよね 私としては、怪我をするのも控えて欲しいんだけど
[彼女なりに、気を使っているのだろう。笑顔を見せてくれる彼女につられて口元を緩めるけれど、やはり気分は重い。 噂が本当なら、この子は戦いを避けられないのだから。]
(@4) 2015/02/08(Sun) 16時頃
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――っ!
[丁寧に編み込まれた髪、こちらに向けた笑顔。 写真に写る娘の姿>>3:277に、一瞬息をのんで返事が遅れる。 あぁ、そうか、ホレーショーが言っていたっけ。 デージーは、確か、白魔女の――]
…そうね、もう150年以上になるかしら その子がいた頃は、私はここにはいなかったけれど でも、その子のことは、良く知っている
(@5) 2015/02/08(Sun) 16時頃
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グロリア・イマゴ…200年前の事件の首謀者 それが、その子よ
[彼女の問いに答えを与え、逸らした視線は机の上の写真へ。短い逡巡の後、ゴーストは赤毛の少女に双眸を向けた。 何から伝えようと、言葉を選ぶかのように。*]
(@6) 2015/02/08(Sun) 16時頃
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−−−医務室・旅立つ準備の途中で−−−
[ひとりの教師が負傷した生徒を背負って、医務室に向かっている頃。部屋憑きのゴーストはといえば、思うように動かせない羽ペンと格闘していた。]
あらまぁ、我ながらひどい字…
[痛み止めはここ、包帯はあの引き出し。湿布は一箇所に2枚まで。たったそれだけのことを書くのに、ひどく時間がかかってしまった。 アシモフがここを訪れたのは、やっと書き上げた羊皮紙を眺めてぼやいたのとほぼ同時だったか。]
あぁ、アシモフ!無事で良かった! …待っていて、すぐ傷薬を
[人間の姿は、久しぶりに見る気がする。グリフィンドール生時代よりも広くなった背中には、可哀想な怪我人の姿。マリベルの意識は書きたてのメモから逸れ、薬品棚へ向かう。 羽ペンがパタリと机の上に落ちて、羊皮紙を飛ばす。それは空気の抵抗に遭いながらも、カーテンの内に篭った教師の足元に落ちる。]
ところで、あなたは大丈夫なの? 昔みたいに、怪我なんて、していないでしょうね?
[彼はメモを拾うだろうか。 もしも目を通したなら、その内容−−医務室憑きのマリベルが、ここを留守にするかのような注意書きを見て、どう思うだろう。*]
(@9) 2015/02/08(Sun) 20時頃
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助手 ゲイルは、メモを貼った。
2015/02/08(Sun) 20時頃
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−−−医務室−−−
[困ったように笑う元生徒>>@10には、少々意地悪な声で屁理屈を。 散々手と目をかけたのだから、これくらいの冗談は笑って許してくれてもいいだろう。]
だって、たった十数年前のことじゃない 私にとっては数日前みたいなものよ? ……あら、ばれちゃったのね
[アシモフの問いかけで、初めてメモが飛ばされてしまったことに気づく。 少しばかり、厄介な相手に見つかってしまったかもしれない。彼は勘がいいし、少々頑固なところがあるから。]
私は大丈夫、危なくなんかないわ これ以上、死にようがないのだし
[なんて茶化したところで、誤魔化せる状況でないことはわかっている。 ゴーストは一度、深く息を吐いて。眠っている生徒の耳には届かないよう、潜めた声でアシモフに囁きかけた。]
あのね、アシモフ
(@11) 2015/02/08(Sun) 22時頃
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私、この事件の首謀者を探しに行こうと思うの ゴーストには死の呪文も磔の呪文も効かない …適任だと、思わない?
[口調は明るく、けれど真剣そのものだった。 彼はグロリアとマリベルのことを知っていただろうか。だとしたら、勘づくかもしれない。目の前のゴーストが、一人娘と今回の主犯を重ねていることに。]
自分の娘も止められなかったくせにって、笑われるかしら でも…ううん、だからこそ 私は、その子に会わなきゃいけない気がするの
[止められる自信なんてないけれど。 ホグワーツに反旗を翻すほど強い彼らの思いを、直接聞きたくて。 例えアシモフに止められても、聞き入れるつもりは全くない。思い込んだ時の頭の硬さなら、こちらだって負けてはない。*]
(@12) 2015/02/08(Sun) 22時頃
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助手 ゲイルは、メモを貼った。
2015/02/08(Sun) 22時頃
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−−−医務室・進退を賭したディベート−−−
あら、それは少し違うわね あなたはもう、ただの若造なんかじゃない 頼りになる後輩よ?
[照れて俯く姿>>@13は、まだ彼らが子供だったあの頃のまま。懐かしさに、ふと胸が痛む。 直後に向けられた視線は鋭く、けれどこちらの身を慮ってくれていることも伝わってくるようで。 それに反論するのは少々心苦しいが、ここで怯む程度の半端な気持ちで、こんなことを言い出したわけではない。]
危険は承知の上よ でも、バジリスクが出るわけじゃあるまいし…それに 娘の名前が、きっと私の身を守るわ
[200年前の主犯であるグロリアは、あまりに有名だった。 彼女の身内だと明かせば、単なるゴーストとして接触を図るよりも、敵の警戒を緩めることができるかもしれない。 それは母として、非常に不本意なことではあったけれど。]
(@15) 2015/02/09(Mon) 03時頃
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見つけ出して−−説得に応じる相手なら、よし もしダメなら、然るべき人を呼ぶわ 例えばあなたとか
[それなら問題ないでしょう?と尋ねて、正面から彼の疑問>>@14に対峙する。 彼らを止める影響力があるなんて自らを買い被るほど、ゴーストは夢見がちでも自信家でもなかった。 ただ、蚊帳の外で見ているだけでは、目の前で失う焦燥と罪悪感でおかしくなってしまいそうで。]
贖罪を希っていないと言ったら、嘘になるけれど でも心配しないで。娘と今回の子たちを混同したりはしないわ …だから、止めないでくれると嬉しい 止められても、どうせ同じことだけれど**
(@16) 2015/02/09(Mon) 03時頃
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助手 ゲイルは、メモを貼った。
2015/02/09(Mon) 03時頃
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―――回想・医務室にて―――
[深呼吸の後に吐き出された言葉>>@23は、まっすぐに胸を突く。こちらの身を案じるからこそ、彼は詰問するような強い言葉を使ったのだろう。 ちょっぴり頑固で無鉄砲で、信念を通すためなら誤解を受けることも厭わない危うさがあって。けれど仲間に対しては、人一倍想いが深い。 マリベルの知る彼は、昔からそういう子だった。]
私は大丈夫よ、アリフレート だから、あなたは生徒たちに集中してあげて? …心配してくれてありがとう。頼りにしてる
[渋々ながらも折れてくれた元生徒>>@24には、しっかりと頷いて見せた。 娘はとっくにこの世にはいなくて、二度と会うことは叶わない。今回の首謀者と彼女は別の人間だし、その子をどうこうしたところで娘の罪が消えることもない。 ちゃんとわかっている。少なくとも、理屈では。]
それじゃあ……また、ね?
[曖昧に再会の約束を仄めかして、ゴーストの姿は扉に吸い込まれていった。走り書きのメモと、一枚の写真を医務室に残して。*]
(@25) 2015/02/10(Tue) 02時半頃
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―――校長室・絵画の中の伝言ゲーム―――
『成程…私を伝言用の使い走りに任命しようという訳か。 偉くなったものだな、マリベル・イマゴ?』
[山羊髭をさすりながら、肖像画がこちらを睨みつけてくる。 耳に障る甲高い声も意に介さず、ゴーストは首を傾げた。]
あら、そんなこと、少しも思ってはいませんわ フィニアス・ナイジェラス・ブラック校長
『ふん、小娘が一人前にご機嫌取りなど――まぁいい。 絶えた純血の家系を悼んで、今回だけ手を貸してやろう』
[ぶっきらぼうに言い放ち、フィニアスの姿が額縁の中から消える。どうやら交渉成立、ということらしい。 ふー…と、長く長く息を吐いて、あとは自ら撒いた話が広がることに期待するだけ。かの純血主義の悪名高い校長の声が、闇の陣営の耳に届くといいのだけれど。]
(@26) 2015/02/10(Tue) 03時半頃
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『――なに、そんなことも知らずに事を起こしたのか?
グロリア・イマゴの名ぐらい、聞いたことはあるだろう。
その母親は、今もゴーストとして城内に存在している。
引き込むことが出来れば、いい手駒になると思うが。
彼女の名は……』**
(@27) 2015/02/10(Tue) 03時半頃
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助手 ゲイルは、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 03時半頃
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