122 光と闇の双極夢幻《twin-mirage》
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彼?
[闇巫女の示す先を彼女は見る]
……ベネット・クロス?
[主と共に一度接触した相手だ。 傍らにいるのは冥府の番犬。 他人の空似ではないだろう。 観測結果も同一だ]
では、やはり所有者は貴方で間違いないと言うこと。
[>>118 ベネットの呟きに彼女は結論付ける]
(119) 2014/05/21(Wed) 23時頃
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…………。
[ここで彼女の思考プログラムは 一つのロジックエラーを起こす。
ベネット・クロス。
準・危険因子《カラミティ・コクーン》として、主は警告した。 悪《災厄》に孵らず、正義《究極》に孵る事を願って。 つまり、主はこの男に期待しているということ。
だが先程の命令は、生命の書の所有者…… つまりベネットの相手をして来い、という物だ。 無論彼女にとって相手をする、というのは戦闘に他ならない]
[一度目の行動と、二度目の命令が矛盾しているのだ]
(123) 2014/05/21(Wed) 23時頃
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――――……。
『通信:CからJへ。
ターゲットに接触完了。
対象名:ベネット・クロス
一度目の接触時に交戦除外リストに登録済。
条件抵触《エラー発生》により、命令の上書きを要請します』
(125) 2014/05/21(Wed) 23時頃
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[>>124 闇巫女には一瞥だけを返す。
主からの命令は、生命の書の持ち主との交戦だ。 闇巫女がベネットに加担しない限りは 端的に言ってしまえば『眼中に無い』と言う奴である。
しかし、その交戦相手にしっかり加担するであろう 番犬を抑えてくれるようだという事に対しては]
……其方も、任せる。
[そう小さく呟いた]
(133) 2014/05/21(Wed) 23時半頃
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『 要請認めず。交戦せよ 』
[>>129 主から届く単純で明瞭な命令。 しかしそれは彼女の思考を更に困惑させる。
Jはベネットを生かしたいのでは無かったのか? 自分が観測していない間に状況が変わったのか? 普段、こんなにも要請を拒否した命令を下していたか?
計算は答えに辿り着かない。 仕方なく、彼女はエラーを強制的に遮断した]
――――Yes,My master.
[すなわち、最新の命令を最優先すること]
(138) 2014/05/21(Wed) 23時半頃
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ベネット・クロス。
貴方が生命の書《アカシック・レコード》の所有者であると言うのなら 私は貴方と交戦する必要がある。
[宙から相手を見下ろして、冷たく放たれる言葉]
殺せとまでは命令を受けていない。 だから、勝手に死なないようにして。
[などと非常に勝手なことを言いながら、 修復の済んでない左腕をベネットへ向ける。
その上腕部から生えているのは 自動追尾弾《ホーミング・ミサイル》の発射口]
(143) 2014/05/22(Thu) 00時頃
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勝手かどうかは私の判断すべき事じゃない。
Jが、本の所有者《貴方》との交戦を命じた。 なら私はそれに従うだけ。
[だが一方で、彼女は違和も覚えていた。 今まではエラーを起こしても、 ここまで気にかかることもなかったはずなのだが……]
……交戦以上の命令は受けていない。 故に、私には最優先目的の判断は不可能。 なので貴方を無抵抗にしてから本と共にJへ渡す。
[平たく言えば、『よく分かってないけどボコらせろ』ということだ]
(152) 2014/05/22(Thu) 00時頃
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――――!
[>>149 発砲。 彼女が其方を向けば、見覚えの無い相手の顔]
貴方、誰。
[行動と言動からして、目的はベネットのようだ。 だが、しかし]
待って欲しい。 ベネットを殺されては、少し、困る。
[逆に言えば、死ななければまあいいのだが]
(169) 2014/05/22(Thu) 00時半頃
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――――……。
[>>175 睨まれた。 別に従う訳ではないのだが、 返すべき言葉も無く結果的に沈黙を為す]
[これは一体どういう状況なのか。 どうするべきなのか。
一つだけ、大事な情報を確認しなければならないだろう]
(181) 2014/05/22(Thu) 01時頃
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『通信:CからJへ。
現状報告:対象が第三者と交戦中。
回答要請:ベネット・クロスの生死は重要也や?』
[ベネットを殺されても良いのか*否か*]
(182) 2014/05/22(Thu) 01時頃
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[突然目の前で繰り広げられるよく分からない言い合いに、 本来感情を持たない彼女だが思わず深いため息をつきそうになる。 その表情がいつもより困惑気味なのは気のせいだろうか]
...会話内容分析
...類似情報:発見《ヒット》
……『お父さん、娘さんを僕にください』?
[なんだかそんな言葉がヒットした。 しかし多分これは違う。 これは気にしないほうが良さそうだ]
(212) 2014/05/22(Thu) 12時半頃
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[>>196 乱入者からの言葉に彼女は 小さく肩を竦める仕草を返す]
貴方が誰かは知らないけど。 私は、ベネットを倒すことは是としない。
貴方は彼を排除と言った。 けれどそれは困る。 彼には究極因子≪エターナル・エンブリオ≫として覚醒してもらい 正義を為して貰わなければならない。 Jはそれを望んでいた。
[今回交戦を命令されたが、それは『ベネット』ではなく 『生命の書の持ち主』という条件下だった。
さらに、指揮を仰いだ所『ベネットは殺すな』との返答。
彼は、やはりJにとって必要だ。 彼女はそう結論付けた]
(213) 2014/05/22(Thu) 12時半頃
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貴方がベネットと戦うのは好きにすれば良い。
けれど、殺すと言うのであれば私はそれを止める必要がある。
[そういって彼女は、二人の間に割り入るように着地する。 失われていない右腕を広げ、ベネットを背に庇う形で]
彼はJの物。 貴方には渡せない。
[冷たい音声で*告げた*]
(214) 2014/05/22(Thu) 12時半頃
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[>>221 背後からの声に彼女は肩越しに振り返る]
さっきも言った。 貴方に死なれては、困る。
……Jが言った言葉を覚えている?
『君は、究極因子≪エターナル・エンブリオ≫になるんだ。
ベネット・クロス。
君が怯え、部屋の隅で蹲っていようと 世界は滅びに向けてその歩を進める。
君が立ち上がり、その勇気《剣》を悪に向けるのならば 君の魂は、必ずそれに応えてくれるだろう。』
(231) 2014/05/22(Thu) 20時頃
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[彼女は内部メモリに保存してあるその記録を伝える。 >>1:13 それは正義《J》が彼に伝えた言葉。
彼女は記録し《オボエ》ている。 J《正義》の意思の元、行動しているまでだ]
貴方が生命の書《アカシック・レコード》の所有者なのは 予想外だった可能性がある。
故に、優先すべきは貴方の身柄。 私はそう判断した。
[それを交戦命令よりも上位に彼女は設定した]
(232) 2014/05/22(Thu) 20時頃
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――――。
“それは違うわ”
“私は彼に期待しているの”
“身勝手な願いだとは分かってるけれど”
[鎌を手にする男と相対しながら“彼女”は語る]
(258) 2014/05/22(Thu) 21時半頃
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“究極因子≪エターナル・エンブリオ≫が正しく、完全に覚醒すれば”
“もうこんな連鎖を断ち切ることが出来るはず”
“誰かが災いを産んで”
“誰かが犠牲にならなければいけない世界を”
“彼なら、きっと終わらせることが出来るから……”
(259) 2014/05/22(Thu) 21時半頃
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――――。
故に貴方にベネット・クロスは渡せない。 邪魔だてするのであれば、正義を執行する。
[そして彼女はそう続けると、 空に指先で軌跡を描き、兵装を起動する]
……虚無の洞《ホロウ・ホール》
[そのまま掲げられた手の先に生まれるは黒。 ...Black Hole System。 かつて一人の天才が確立させたその技術は 当然、最高傑作たる彼女にも組み込まれている]
飲み込まれて消えたいのなら、来れば良い。
(260) 2014/05/22(Thu) 21時半頃
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引く気は、無いと見る。
ならば私も容赦はしない。
[そう告げるのは冷たい機械人形の声。 敵を屠り、殺戮するのを目的として作られた彼女は 水陸空近遠全対応の戦闘力を誇る!]
消えて。
[創り出したブラックホールは直径89(0..100)x1cm。 無論、大きさに関わらず触れれば接触部は消滅する 非常に危険な代物だ]
(272) 2014/05/22(Thu) 22時頃
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虚無弾《ホロウ・バレット》
[彼女がその白い指を弾けば、ブラックホールは弾丸の如く 敵対者へ向けて放たれる]
(273) 2014/05/22(Thu) 22時頃
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[>>275 主からの通信を、彼女は同時進行《マルチタスク》で処理をする。
Jの意思及び命令を確実に遂行するには、 ベネットをJの元へ輸送すべきだと考えていた彼女は 即座に伝えるべき言葉を組み立てた]
……ベネット・クロス。 貴方に伝えるべき事柄が出来た。 このままでいいから聞いてほしい。
[男に向けて攻撃を続けながら、彼女は 淡々と言葉を紡ぎ続ける]
(279) 2014/05/22(Thu) 22時半頃
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『ホリー・ウェーズリーは 五芒星広場で自ら命を断とうとしている』
……貴方が望むのならば、私は貴方を連れて飛ぶことが可能。 私の計算では、行かないと後悔すると判断する。
どうする。ベネット・クロス。
(280) 2014/05/22(Thu) 22時半頃
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――――正しい対処法。
[>>284 同等のエネルギーを以って 相殺をする男に彼女は無感情に賞賛を送る]
……!!
[>>299 ベネットに伝えた内容は男も漏れ聞いたらしい。 その様子を見るに、どうやらホリーと浅からぬ関係のようだが。 しかしまずはそれよりも、相手の放った攻撃に対処する必要がある。 攻撃に使った《虚無》を今度はそのまま防御に使う。 10+9発の弾を消滅させ……――――
次に視界が完全クリアになったときには、 もう其処に残っているのは彼女だけだった]
(311) 2014/05/22(Thu) 23時半頃
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…………。 男二人して、女を放置とはいい度胸。
[これはきっと怒っていい場面だ。彼女はそう判断した]
『通信:CからJへ。
ベネット・クロスがそちらに向かった。 手段は生命の書《アカシック・レコード》を用いての自己転移。
また、壮年の男が一名おそらくそちらに向かった。 ホリー・ウェーズリーの関係者と思われる。 使用していた武装からも別次元の存在であるのは確定的である』
[なお、消しきれなかった一発が彼女の右頬を掠めたが、 被弾と呼べるほどの損傷でもなかったため報告はしなかった]
(313) 2014/05/22(Thu) 23時半頃
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Yes,My master.
[>>330 受け取った通信に、 彼女は背に翼を広げ空に舞い上がる。
無論、彼女とて転移プログラムは積んでいる。 だが処理やエネルギーの消費が圧倒的に軽いのだ。 長距離でもなければ、これで十分。
彼女もまた、人の集いし広場へ向かう]
(334) 2014/05/22(Thu) 23時半頃
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― 五芒星広場 ―
……やはり、余計なのが多い。
[たしか千客万来、とでも言うのだったか。 少し違う気もするが今はまあいいだろう。
彼女は静かにJの隣に着地する]
(336) 2014/05/22(Thu) 23時半頃
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[>>341 頭部に感じる感触に、彼女は目を丸くした]
…………あ。 た……ただ、いま。J。
[おかしい。 確かに任をこなして賞賛の言葉を貰うことはあったが、 こんな労わり方をされたことがあっただろうか?
思考プログラムが混乱《ヒート》して、 発熱の為に頬に朱が差す]
[そのせいで、彼の視界が閉ざされている事に この時点では気付けなかった]
(343) 2014/05/23(Fri) 00時頃
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……Jに害を及ぼすのなら、今度は容赦しない。
[>>342 男とJの間に彼女は割って入る]
(347) 2014/05/23(Fri) 00時頃
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[>>349 闘えるか。 問われれば、彼女は強く頷き返す]
勿論。 私はJの為の武器。 貴方の為に敵を屠るのが私の使命。
[主の為に。そう作られたのだから。
もっと主の為に。Jの為に。 尽くしたい、という気持ちが彼女の中で 膨らんでいるのは自覚の無い事だけど]
(364) 2014/05/23(Fri) 00時半頃
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Yes,My master!
[>>369 主の言葉に彼女は兵装を起動する。 互いに互いの変化に気がつくこと無く]
貫け。 神槍《グングニール》
[高圧縮のエネルギーにより形成された、 身の丈ほどもある巨大な突撃槍。
>>371 主が放つ漆黒の槍と時を同じくして 彼女はそれを軽々と投擲する。 その速度は弾速と変わりない程だ]
(374) 2014/05/23(Fri) 01時頃
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