人狼議事


278 冷たい校舎村8

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視点:


【人】 更なる前進 ココア



    [ 本日も、愛宮心乃は 幸福 である ]

 

(200) 2020/06/18(Thu) 14時頃

【人】 更なる前進 ココア


[ 愛宮心乃の寝起きはいつもと違う
 遠くに聞こえてくる文化祭のミュージック。

 起床時間はいつもと同じ。
 目を覚ませば、見慣れた天井ではなかった。
 ギシ、と保健室のベッドが軋む。

 既にぽつ、ぽつと空いているベッド。
 そんなに遅い時間じゃなかったけれど、
 みんな早起きだなあって思ったりしていた。 ]


  せいかちゃん。おはよう
  私、あさごはん用にスープ作ってくるね


[ 飲み物を買いに行くという彼女にご挨拶。>>100 ]
 

(201) 2020/06/18(Thu) 14時頃

【人】 更なる前進 ココア


[ しおりちゃんはまだ寝てたかな?
 それなら、起こさないように気を付けつつ、
 『家庭科室に行ってきます』という書置きを残す。

 けど、目が合ったなら言おう。
 おはよう、って。 ]
 

(202) 2020/06/18(Thu) 14時頃

【人】 更なる前進 ココア


[ 朝食、つくろうかなって思った。
 連城くんが持ってきてくれたパンをメインにして、
 スープとか、あったほうがいいかなって。

 朝のひんやりとした空気と、
 やっぱり静まり返っている校舎の中を歩いて。
 家庭科室までたどり着けば、昨夜洗った鍋を出す。

 そうねえ、たまねぎ、にんじん、じゃがいも。
 今度はコンソメスープでも作ろうかな、って。

 食材を手にしたとき、だったかなあ。 ]
 

(203) 2020/06/18(Thu) 14時頃

【人】 更なる前進 ココア



   [ 手を滑らせてたまねぎが落ちるタイミング。
    チャイムが、鳴った。>>#0 ]

 

(204) 2020/06/18(Thu) 14時頃

【人】 更なる前進 ココア



   [ ──── と、同時。>>2:824
        鈍い音が外から聞こえた。 ]

 

(205) 2020/06/18(Thu) 14時頃

【人】 更なる前進 ココア

──現在・家庭科室──


  え?


[ ぎゅ、って細い腕がすがるように
 しがみついていた感覚が、まだ残っている。>>2:652
 その感覚を辿るように、自らの腕を掴む。
 傍らに落ちているポーチと、見覚えがある。
 おおきなカーディガンに、その背格好。 ]


  ……ちーちゃん?


[ それ≠ヘ心乃のよく知るものにそっくりだった。 ]
 

(206) 2020/06/18(Thu) 14時頃

【人】 更なる前進 ココア



      [ 幸福 の筈、───だった* ]

 

(207) 2020/06/18(Thu) 14時頃

更なる前進 ココアは、メモを貼った。

2020/06/18(Thu) 14時頃


【人】 更なる前進 ココア



  [ あなたはあなたのままでいいんだよ、>>2:730 ]

 

(208) 2020/06/18(Thu) 15時半頃

【人】 更なる前進 ココア

──昨日・手洗い場──

[ いつもの心乃だったら、そう言っていた。
 けれど、あまりにも真心に似ている彼の傲慢さに
 心乃の内に蔓延る劣等感が顔を覗かせる。

 聖母? なんてことはない、
 それしかなかったのだ、心乃には。
 そうでもしないと、生きてこれなかった。 ]


  ……うん、ありがとう


[ 振り向くことはできなかった。>>2:729
 背中にかけられる声にだけ答えて、
 私は逃げるように彼のそばから離れていく。

 真心ちゃんから逃げるようなものだ、
 認めたくない現実から、逃げるようなものだった。 ]

(209) 2020/06/18(Thu) 15時半頃

【人】 更なる前進 ココア



   [ 愛宮心乃は恵まれている。
     ─── ただ、一点を除いては。 ]

 

(210) 2020/06/18(Thu) 15時半頃

【人】 更なる前進 ココア


[ たとえば、そう。
 心乃が小学生だった頃のお話しだ。

 心乃はその頃から体型はかわっていない。
 りんごのようにまん丸だった。

 好きな人ができた。
 多分、初恋だったように思う。
 クラスで一番かけっこが速くて、背も高い。
 かっこよくて誰にでもやさしい男の子。
 当然、心乃以外の女の子にもやさしいし、
 みんなの憧れの人気者だった。 ]
 

(211) 2020/06/18(Thu) 15時半頃

【人】 更なる前進 ココア


[ バレンタインにチョコレートをあげた。
 だれよりも上手な手作りだったと思う。

 彼は言う。 「ごめん」って。
 クラスメイトは言う。 「デブのくせに」って。

 妹の真心ちゃんならよかったって。みんなして言う。

 結局、彼はクラスで一番かわいい女の子と
 両想いになって、なかよくしていた。 ]
 

(212) 2020/06/18(Thu) 15時半頃

【人】 更なる前進 ココア



         [ あーあ(笑) ]

 

(213) 2020/06/18(Thu) 15時半頃

【人】 更なる前進 ココア


[ 愛宮心乃は恵まれてなどいなかった。

 愛≠与えられるのに重要な、
 容姿をもちあわせていなかったのだ。

 やさしい両親?真心ちゃんにはね。
 妹は、笑っているだけで愛を与えられていた。

 おじいちゃん、おばあちゃん。
 妹にはなんでも買い与えてた。
 ……ねえ、心乃にはないの?

 親戚のひとたち。
 心乃もダイエットしなよって言う。
 真心ちゃんみたいになりなよ、って言う。
 なれたら、苦労はしないでしょ。 ]
 

(214) 2020/06/18(Thu) 15時半頃

【人】 更なる前進 ココア



 [ 容姿を持たない自分が憎かったんだ、ほんとはね ]

 

(215) 2020/06/18(Thu) 15時半頃

【人】 更なる前進 ココア



 [ その言葉、信じられるわけないじゃない?>>208* ]

 

(216) 2020/06/18(Thu) 15時半頃

【人】 更なる前進 ココア

──昨夜のこと──

[ ちーちゃんとくっついて帰ってきた教室。
 途中、身長差もあったし歩きにくさはあったけど
 嫌いじゃなかったよ、ああいうの。

 鞄の中から自分のポーチを取り出して、
 黒板に増えているメッセージを読みながら、
 採点を終える彼女を待っていれば増える顔ぶれ。
 おかえりなさい、>>2:781
 どういたしまして、>>2:806
 って挨拶をしたのなら、
 みんなと連れ立ってごはんを食べに行く。 ]
 

(217) 2020/06/18(Thu) 16時頃

【人】 更なる前進 ココア


[ 家庭科室へ向かえば、
 減っているシチューにちょっと嬉しくなる。
 四人でいただきますとごちそうさま。

 デザートのクレープを食べたら、
 すぐに身についちゃうんだろうな。と思うケド。
 ちーちゃんが食べたいみたいだから、たべる。
 こんな奇妙な空間にいるんだもの。
 糖分補給しないと、またイライラしちゃう。
 それじゃあ、愛宮心乃が成り立たないし。 ]
 

(218) 2020/06/18(Thu) 16時頃

【人】 更なる前進 ココア


[ 夜も遅い時間に、クレープなんて冒涜的だった。
 とくにカスタードクリームまみれだなんて、
 ダイエットのダ≠フ字に、ほど遠い。

 せいかちゃんと同じように、
 フルーツにすればマシだった?
 連城くんのチョコもおいしそう。

 今おもえば、
 全部乗せ、してもよかったなあ、と思う。 ]
 

(219) 2020/06/18(Thu) 16時頃

【人】 更なる前進 ココア


[ お腹が満たされて、三人とお話しして、
 なんだか気がまぎれたような気がする。

 連城くんとお別れして、保健室へ向かえば
 すでに、まなちゃんとしおりちゃんがいて。
 おやすみなさいをして、案外眠れたんだよね。
 おなかいっぱいだったからかなあ?
 そうして、翌朝を迎えたんだ。>>201* ]
 

(220) 2020/06/18(Thu) 16時頃

【人】 更なる前進 ココア

──回想・打ち上げ──

[ あれ。あれはあれ、だよね。>>2:611

 ないの、知ったし。大体察することもできる。
 だからジェスチャーで判別できたけど。
 お揃いの中の、お揃い。

 そう、今日は忙しかったから、
 いつも以上に自分の距離感を測りかねていて
 どこかに引っ掛けて、びりびりーっと外れた。
 至極全うで、正当な理由に他ならない。 ]
 

(298) 2020/06/18(Thu) 20時半頃

【人】 更なる前進 ココア



  思ってたより、忙しかったもんねえ
  あっちへいったり、こっちへいったり


[ ものにぶつかることは、よくあるよ。
 自分の避ける能力を把握しきれてないぽいから。

 そうだね、きっと。
 なくしただけで、怒るような二人じゃないし、
 許してくれるんだと思うの分かってる。

 心乃の勝手な印象ではあるけれど、
 でも、やっぱり、なくしたら悲しまれはするかも?

 だから、ふりふりを差し出されて、
 ちょっとだけ、困ったなあって顔になる。>>2:614 ]
 

(299) 2020/06/18(Thu) 20時半頃

【人】 更なる前進 ココア



  いいの?……ありがとう


[ でも、もう文化祭は終わりだし。
 ふりふりをつける機会もほとんどない。
 差し出されたふりふりは、
 ありがたいなって顔をして受け取るけれど。

 結局つけることはなく、鞄の中へ仕舞ってた。* ]
 

(300) 2020/06/18(Thu) 20時半頃

【人】 更なる前進 ココア

──ふりふりの話──



      『 それ、かわいいね 』


[ 文化祭の合間。>>0:1347
 取り巻きと共に訪れた妹は、
 心乃のふりふりを指さしてそう言った。

 そうね、私なんかより妹の方が似合う。
 周りの男の子たちも、そう言っている。

 ほしいの?って聞いたら、うんっていうの。
 おねえちゃんには、似合わないよ。って。
 そうだね、似合わないよね、って答える。 ]
 

(301) 2020/06/18(Thu) 20時半頃

【人】 更なる前進 ココア


[ 値踏みされるような視線が痛かった。
 きっと、真心ちゃんの姉だからって、
 期待していたんだと思う。それくらい分かる。

 あからさまにがっかりしたような、
 そんな声や、表情も、わかるよ。わかっちゃう。

 いっつも、妹と比べられていたんだよね。
 比べられて、劣っていないようにって、
 がんばったつもりだったんだけどね、 ]
 

(302) 2020/06/18(Thu) 20時半頃

【人】 更なる前進 ココア


[ クレープを食べて、口周りを汚す妹に
 ハンカチを差し出そうとしたら───

 取り巻きの男の子たちが
 すかさずにお世話、していたの。 ]



  『 おねえちゃん、まこはもう大丈夫だよ 』



[ 笑っている妹をみて、
 肩の力が、すごく抜けた。脱力感。 ]
 

(303) 2020/06/18(Thu) 20時半頃

【人】 更なる前進 ココア




   [ なんだかどうでもよくなっちゃった。 ]


 

(304) 2020/06/18(Thu) 20時半頃

【人】 更なる前進 ココア


[ 外したふりふりは妹にあげた。
 ふりふりだけじゃ、何にもできないけど。
 ほしいっていうから、あげた。

 そのあとは、またねって手を振って。
 忙しくてよかったなあ、なんて仕事に戻った。

 ただ、それだけのお話し。* ]
 

(305) 2020/06/18(Thu) 20時半頃

【人】 更なる前進 ココア

──現在・家庭科室→──

[ 窓の外におちている、もの。
 は、っとした後から、
 鍵に手を伸ばして、ガチャガチャとする。
 でも、黒板に書いてあった通りだった。

 ───…… 開かない。 ]


  なっちゃんも、かえってこないし
  ちーちゃんも、どこにいっちゃったの


[ 例えば、ここが誰かの頭の中だとして。
 そこから追い出されたらどこへゆく?
 元の世界に、帰れただけなら百歩譲っていい。

 でも、もしも違ったら? 死んじゃった? ]
 

(324) 2020/06/18(Thu) 21時頃

【人】 更なる前進 ココア


[ 家庭科室には、昨夜の宴のあとが残っている。
 ちょこっと残ったシチューは小さな鍋に取り分けて、
 使ったテーブルは汚したまま、だった。

 なっちゃんの座ってた椅子、
 ちーちゃんの座ってた椅子。

 なんだか、触れなくって。
 そのまま乱雑なままに、しておいた。
 
 綺麗な黒板に残るメッセージには>>2:735
 『 ありがとう 』と、お返事を書き記した。
 
 朝ごはん、作る気も失せちゃったなあ。
 そう思えば、ここに用はないもので。
 弔いの品が落とされるのを見る前に、
 家庭科室の扉を開けて、外へと向かった。 ]
 

(326) 2020/06/18(Thu) 21時頃

【人】 更なる前進 ココア


[ ここへ来てから、
 自分のことでいっぱいいっぱいで、
 他人のことを考えるひまがなかったなあと思う。

 もしも、この世界が、だれかの世界なら。
 この世界を知ることを始めないと、と。
 いまさらながらに思うので、ちょっと探検。 ]


  ……?


[ さっそく、何かみつけた。
 鍋が、ころんとおっこちている。>>10
 階段をみると、点々とスープが落ちている。 ]
 

(328) 2020/06/18(Thu) 21時頃

【人】 更なる前進 ココア


[ 上にのぼってみようかな、って思ったんだけど。
 廊下の奥の方。体育館への通路がみえる。

 うしろを振り向いた。
 あっちにも、ある。 ]


  ええ……?


[ どっちが、本物だろう?
 多分、後ろが本物で、前にあるのが偽物。
 教室の配列からしたら、そうでしかない。

 ひとりで行くのは、ちょっと怖いけど。
 おっこちてた鍋を武器代わりに手にもって、
 真っすぐ、もうひとつの体育館へと歩き出した。* ]
 

(330) 2020/06/18(Thu) 21時頃

【人】 更なる前進 ココア

──現在・もうひとつの体育館──


  ……お邪魔しまーす、


[ ご挨拶、と共に踏み入れたその場所は、
 形は勝手知ったる体育館、だけれども

 床が真っ青な海のように、なっていた。>>11 ]
 

(417) 2020/06/18(Thu) 23時頃

【人】 更なる前進 ココア


[ 青い色。
 嫌いじゃないけれど、ここまで真っ青なのは、
 どういうことなんだろうなあ、って思う。
 ぺたり、と床に触れる。掌は真っ青だ。

 ここを作り出した人の頭の中で、
 なにかこの青に意味はあるんだろうなあって、
 その中に、一歩踏み出していった。

 もちろん、偽物の体育館なので、
 だれかとだれかのマネキンはないっぽい?
 文化祭のときと同じような配置をみて、
 おかれている椅子の方まで、ゆっくりと進んだ。 ]
 

(418) 2020/06/18(Thu) 23時頃

【人】 更なる前進 ココア


[ 文化祭中、こうして椅子に座って
 舞台を見上げることは最後までなかったな。

 舞台袖で、大道具の配置のチェックをしたり、
 小道具の受け渡しをお手伝いしたり、いろいろ。
 いろいろやってたから、みんなで作った劇を、
 真ん前で見ることはなかったんだよねえ、って。

 だれもいない壇上を見上げていた。* ]
 

(419) 2020/06/18(Thu) 23時頃

【人】 更なる前進 ココア

──現在・もうひとつの体育館─


  あ、しおりちゃん


[ 声が聞こえて、入口の方を向いた。>>440
 ちょっと頬、蒸気してるのかなあ、って。
 お風呂上りっぽいしおりちゃんを見る。

 ふり、と軽く手を振って、
 よいしょっと椅子から立ち上がった。 ]
 

(465) 2020/06/19(Fri) 00時半頃

【人】 更なる前進 ココア



  これ、どうおもう?


[ 床一面に広がった、青い色。
 べたべた、って上靴の跡を残しながら、
 彼女の元へ近づいていく。* ]
 

(466) 2020/06/19(Fri) 00時半頃

【人】 更なる前進 ココア

──現在・もうひとつの体育館──


  うん、青いねえ
  ……どうして、こんな風になってるんだろ


[ 青い色。
 やすらぎ、信頼、知性、えとせとら。
 色への感想を言うのなら、こんな感じ。 ]
 

(507) 2020/06/19(Fri) 01時頃

【人】 更なる前進 ココア



  冷たい、かあ。

  私は、後者のイメージの方がつよいかも
  やさしく包み込んでくれそうな色
  青色って、好きな色なの。

  しおりちゃんは、好きな色ある?


[ 青く染まった掌で、鍋を持つ。
 ちょっと、……いやかなり?シュールかも。

 私より下にある顔をちょっと見下ろして、
 べたべただね、って上靴を示す。 ]
 

(508) 2020/06/19(Fri) 01時頃

【人】 更なる前進 ココア



  ……舞台を、見てたんだ〜
  しおりちゃん、文化祭の時に客席から劇みれた?

  私、みれなかったから、客席からの景色って
  どんな風になってるのかなあ って。

  見てみたかったな、


[ ちらり、と舞台へ視線を流す。
 そこに役者はひとりもいない。 ]
 

(509) 2020/06/19(Fri) 01時頃

【人】 更なる前進 ココア



  あ! しおりちゃんも食べてくれたんだ?
  ちょ〜っと、思ったようにいかなかったやつ
  お口にあったなら、何よりだよ〜

  そういえば、今朝のごはん。
  作ろうと思ってたのに、作れてなくてごめんね?
  もし、ごはん待ってたなら、
  今からでも作るけど、どうかな?


[ 書置き、読んでくれたかな?
 ……嘘書いたみたいになっちゃってたなあって、
 いまさらながらに、思い出した。* ]
 

(510) 2020/06/19(Fri) 01時頃

【人】 更なる前進 ココア

──現在・もうひとつの体育館──

[ そこかしこに散らばるインク。>>516
 それを見てると、ほら、ちょっと前に流行ってた、
 インクを塗るゲームあったでしょ?
 そんな、感覚がした。陣地とりゲーム、みたいな。

 って、学校に塗られてる色は二色じゃないから
 何個の陣営が戦ってることになるんだろ。 ]
 

(555) 2020/06/19(Fri) 02時半頃

【人】 更なる前進 ココア



  ……ガスコンロの火も、確かに青いよね
  そういえば、化学で習ったよね、火の青さの理由

  不安定なものが、安定なものに変わるとき
  エネルギーを放出するときに光になってるんだよね

  あの青い炎の中に、
  緑とか紫とか、混ざってるように見えないよねえ
  ……光の屈折とか、なのかなあ


[ よくお料理はしていたので。
 ガスコンロの火とは、おともだち。
 だから、そんなうんちくを語る。 ]
 

(556) 2020/06/19(Fri) 02時半頃

【人】 更なる前進 ココア



  ふふ、ありがとう
  いまなら、ホッカイロ機能つきだよ〜

  しおりちゃんはねえ、ピンクとか似合いそう


[ なんてことない、世間話。
 こんな真っ青な空間ですることじゃないけど。 ]
 

(557) 2020/06/19(Fri) 02時半頃

【人】 更なる前進 ココア



  なっちゃんも、辰美くんも、
  連城くんも、いつもと違った顔してるの
  こう、舞台袖じゃなくてちゃんと見たかったね

  舞台の再現、ちゃんとするなら、
  そもそもぜんぜん足りないよねえ、残念


[ 役者がいない舞台は、もの悲しくも見える。
 それこそ、孤独に耐えるような、そんな感じ。

 この校舎という舞台からも、
 役者が少しずついなくなっていく。
 最期に残されるのは、一体なんだろう?

 きっと、いまのしおりちゃんは、
 そんなこと考えてないかもだけど。 ]
 

(558) 2020/06/19(Fri) 02時半頃

【人】 更なる前進 ココア



  え、喜多仲くん、も?
  ……あのね、しおりちゃん。
  ちーちゃんも、マネキンになっちゃってた、よ
  しってる?


[ いろいろ、に、含まれていた、>>518
 もう一人のクラスメイトの失踪を知れば、
 愛宮心乃の顔面は青ざめることになる。
 まるで、体育館の青いインクみたいに。

 だから、心乃も自ら知っている情報を伝える。 ]
 

(559) 2020/06/19(Fri) 02時半頃

【人】 更なる前進 ココア


[ そして、 ]


  あの、メールの主さんにとって、
  追い返してるひとたちは、さ。
  ……いらない≠フかなあ


[ 傍においとく必要のない存在だから?
 問いかける、というよりも、独り言ちるみたいに。
 愛宮心乃は、そんなことを呟いた。 ]
 

(560) 2020/06/19(Fri) 02時半頃

【人】 更なる前進 ココア



  あ、いいの?
  ……じゃあ、お言葉に甘えちゃおうかな
  しおりちゃんの得意料理、食べたいな


[ 親孝行、だなんて。
 そんな資格をもってないよって心の中で言う。
 心乃の心の中でだけ、言う。
 ほほえみ、を見たら、そうだね、って微笑み返す。

 本当は一緒に作るって手伝いをかってでたいけど、
 もしかしたら、秘伝の味とかもあるかもだし、
 だめ、って言われたら、ついていかないよ。

 楽しみにしてる、って背中を見送るんだと思う。** ]
  

(561) 2020/06/19(Fri) 02時半頃

更なる前進 ココアは、メモを貼った。

2020/06/19(Fri) 02時半頃


【人】 更なる前進 ココア

──現在・廊下──

[ しおりちゃんの背中を見送ったあと、
 本当の体育館の方へ向かおうかな、と悩んで。
 ……やめた。
 ひとりでいくにはちょっと勇気が足りなかった。

 ただ、座ってごはんを待つには落ち着かなくて
 ロッカーの中から、箒を取り出した。
 
 お掃除しよう!って、思った。
 
 ひとりでするには、範囲があまりに広くって
 今日だけじゃ終わりそうもなかったけど。 ]
 

(652) 2020/06/19(Fri) 16時半頃

【人】 更なる前進 ココア


[ 箒、だけじゃ足りなかったかも。
 バケツに雑巾、あと理科準備室から薬品も、
 ペンキの跡って簡単に落ちないじゃない?

 廊下とか、手すりとか、
 べたべたついてる足跡や手形。
 消えないかなあってごしごしする。
 箒も持って、埃やゴミも集めるよ。

 だれかが通りがかれば、
 あんまり汚さないようにねって
 声をかけたりもするだろう。 ]
 

(653) 2020/06/19(Fri) 16時半頃

【人】 更なる前進 ココア



  ここの創造主さまへ

  あなたの心、少しでも晴れやかになりませんか?
  なりませんか、そうですか。
  私は無心になれて、ちょうどいいです**

 

(654) 2020/06/19(Fri) 16時半頃

更なる前進 ココアは、メモを貼った。

2020/06/19(Fri) 16時半頃


【人】 更なる前進 ココア



    [ お掃除をしている最中だった。
     夢中になりすぎてどこにいたのか、
     もう覚えてなかったんだけど。 ]

 

(783) 2020/06/19(Fri) 23時頃

【人】 更なる前進 ココア


[ ひた、ひた。
 ひたひたひた、

 止まれば、止まるし、
 歩けば、ついてくる。
 足音に合わせて、なにかの音がする。

 ちょっとだけ走って、ばっと振り向いた。
 どす黒い、何かがいる。
 ぼんやりとして形はわからないけれど、
 そいつは、私のあとをついてきていた。 ]
 

(785) 2020/06/19(Fri) 23時頃

【人】 更なる前進 ココア




     ── 悪魔だ、と思った。


 

(786) 2020/06/19(Fri) 23時頃

【人】 更なる前進 ココア


[ 目が合った、と思ったら終わりだった。
 ( どこに目がついてたのか、分からないけど )

 すごい勢いで、近づいてくる。
 あまりの恐怖に足がすくみそうになる。
 なんで、どうして、呪われるようなことしたかな
 考えれば考えるほど、自分のことばかり。 ]
 

(787) 2020/06/19(Fri) 23時頃

【人】 更なる前進 ココア


[ まこちゃん、かわいいまこちゃん。

 彼女に、姉の存在を否定されたあの瞬間から
 お前なんか不必要≠セと言われてしまってから
 自分がどこか浮いているように感じていた。

 縋る場所が、もうないじゃない?
 外見だけで愛される妹よりも優位に立てるのも、
 ……もう、できないじゃない。 ]
 

(788) 2020/06/19(Fri) 23時頃

【人】 更なる前進 ココア



  もう、いらない、のかなあ

 

(789) 2020/06/19(Fri) 23時頃

【人】 更なる前進 ココア


[ 掠れた声が漏れる。
 掠れていても、その声音はいつもと同じで
 変えられようもない、ゆったりとしたものだった。

 おかげで、黒い何かが教室一個分のとこまで来た時
 私の足は動き始めることができた。

 全力疾走。
 でも、そんなことしたって速くない。
 廊下に足音を響かせて、乱れる呼吸音が止まなくて
 額から、腋窩から、背中から、汗がじんわりと滲む。

 でも、おかしいな。って思った。
 黒い影との距離は案外縮まらなくって
 むこうも、思っていたより遅いのかな。 ]
 

(790) 2020/06/19(Fri) 23時頃

【人】 更なる前進 ココア


[ 逃げて、逃げて、逃げて行って。
 階段を昇ったり降りたり、とってもきつい。

 点々と零れるスープを踏んだら、滑って転びそう。
 足元、見る余裕なんてなかったけど、幸運だった。
 とにかく、一番下まで駆け下りていったんだ。
 何階あるんだっけ、黒板に何か書いてあったかも。
 数を数える余裕すらもないから、わからない。

 ただ、なにかおかしいな、とは思った。 ]
 

(791) 2020/06/19(Fri) 23時頃

【人】 更なる前進 ココア



    ( 悪魔の世界に誘導でもされてる? )


[ 焦った頭で考えながら、その廊下をも走り出す。
 家庭科室って札が見えたから、
 急いで、走って、そこに駆け込んだ。 ]
 

(792) 2020/06/19(Fri) 23時頃

【人】 更なる前進 ココア


[ そこかしこが真っ赤だった。
 知っている教室なんかじゃない。
 でも、その判別をする余裕もなくって、
 鍵をかけたいのに、手が震えてうまくしまらない。
 ガチャガチャとしていたら、扉が開いてしまう。

 逃げるように教室の奥まで行くけれど、
 距離感をうまくつかめていないので、
 器用に机にぶつかって、転倒した。

 黒い悪魔は、もうすぐそこまで来ている。
 じりじりと後ろへにじり寄るけれど、──ああ、
 どうやら行き止まりのようだった。

 頭上に、黒板が見える。
 これ以上は、下がれない。 ]
 

(793) 2020/06/19(Fri) 23時頃

【人】 更なる前進 ココア



   神様、お助けください……!


[ 両手を合わせてお祈りポーズ。
 エクソシストなんて、ここにはいないので、
 自ら、神に祈るしかもう、方法がなかった。

 迫り来る悪魔の、姿形がはっきりとしてくる。
 ……見覚えのあるシルエット、縦にも横にも大きい。
 口角は持ち上がり、その悪魔は微笑んでいた。 ]
 

(794) 2020/06/19(Fri) 23時頃

【人】 更なる前進 ココア



       悪魔は、自分自身だった

 

(795) 2020/06/19(Fri) 23時頃

【人】 更なる前進 ココア


[ 自信がなかった。
 認められたかった。
 存在証明をしたかった。
 生きていてもいいと、許されたかった。

 心乃が誰かに愛を施し、奉仕する理由は、
 だれかの為ではなく、自分のためだ。
 偽善、とでも表現できるのかもしれない。

 「だれかを助ける立場にあるという事実」をもって
 愛宮心乃は幸福である、と結び付けたかった。

 価値を見出したかったのだ、己の存在の。
 不幸であると、認めたくなかった。

 愛≠ほしがった、愛宮心乃の闇の部分。 ]
 

(796) 2020/06/19(Fri) 23時頃

【人】 更なる前進 ココア



  [ だれよりも、救済を求めていたのが
        自分だった、なんて笑えちゃう ]

 

(797) 2020/06/19(Fri) 23時頃

【人】 更なる前進 ココア



  ねえ、いらない、わけじゃないんだよね
  ………いられない、だけだよね

 

(798) 2020/06/19(Fri) 23時頃

【人】 更なる前進 ココア



      愛宮心乃の腕の中、あいてます
      向こうで広げて待ってるからね

 

(799) 2020/06/19(Fri) 23時頃

【人】 更なる前進 ココア


[ ───8時50分、幾度目かの鐘が鳴り響く。

 物音などひとつもしない。
 増築されたB1F歪な形の家庭科室の黒板の下。
 うつ伏せに横たわる一体のマネキンがいる。
 背中には、お掃除用の箒が2本突き刺さっている。
 それは、まるで逆十字のように見えなくもない。
 ごろん、と身体を動かしてみれば、
 額には赤いペンキで十字架が書かれており、
 両手は合わせられ、祈りを捧げていた。 ]
 

(800) 2020/06/19(Fri) 23時頃

【人】 更なる前進 ココア



   ああ、そういえば、
   おにぎり、食べたかったなあ
   ツナカレーおいしそうだと思いました。まる**

 

(801) 2020/06/19(Fri) 23時頃

更なる前進 ココアは、メモを貼った。

2020/06/19(Fri) 23時頃


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