人狼議事


204 銀花の咲く路、灰白の世界で君を想う

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視点:


【人】 楽器職人 モニカ

── 12月24日 ──

[ パーティー当日、待ち合わせ場所へ向かう私は
  ………結局、いつもと変わらない格好。
  家を出る時、母と妹に
  それでいいの?って目で見られたけど
  いいんだ、別に。
  デートでもなければ合コンでもない。
  私がどんな格好をしたところで
  今更どうなるわけでもない。 ]


   ………里咲、まだ来てないか


[ 少し早かったかな。
  駅前広場の時計をちらりと見て、
  その下にいるサンタの格好をした人を視界に捉える]

(15) choro 2016/12/20(Tue) 21時頃

【人】 楽器職人 モニカ



   ( クリスマスか…
    あぁいうバイトも大変だよね…… )


[ コートのポケットに手を突っ込みながら
  ぼんやり眺めていたら
  そのサンタと目が合って、
  ………えっ、こっち来る!? ]

(16) choro 2016/12/20(Tue) 21時頃

【人】 楽器職人 モニカ



   えっ……
      えっ!?!?

   ……里咲!?どうしたのそれ…って、
   ちょ、ちょっと待ってよ…!


[ ぺこりと頭を下げるのは>>2
  待ち合わせしていた女の子、里咲。
  いつもの女の子らしい格好じゃなく
  髭までつけたサンタルックに
  私はただ驚いて、引かれるままについていく。 ]

(17) choro 2016/12/20(Tue) 21時頃

【人】 楽器職人 モニカ


   …………ここ、


[ 前に、里咲と会ったお店。>>3
  「 着て 」と差し出されたのは
  あの日見ていたワンピース。>>4
  ……私は、ちょっとだけ視線を落として 笑った。 ]


   ………い、いいんだってば
   私がこんなの着ても………え?
   ま、ままま待って!すとっぷ!
   わかった!着るから!脱がさないで!


[ 押し付けられたワンピースを返そうとすれば
  試着室へ連れていかれ、私の顔は真っ赤に染まる。
  どうしてここまで?と疑問を浮かべたなら
  『 クリスマスプレゼント 』……って。>>5 ]

(18) choro 2016/12/20(Tue) 21時頃

【人】 楽器職人 モニカ



   ………りさ、


[ 心まで見透かされそうな、真っ直ぐな瞳>>6
  逸らしたいのに、逸らせなくて
  あぁ、夢を見てしまう。 ]


[   ………私も、なれるかな
          きらきら眩しい、───……  ]

 

(19) choro 2016/12/20(Tue) 21時頃

【人】 楽器職人 モニカ



   ねえ、サンタさん

     私のこと とびっきり可愛くしてくれる?


[ はにかみながら笑う私は、
  きっと、“ 恋する女の子 ”の顔をしていたはず。**]

(20) choro 2016/12/20(Tue) 21時頃

【人】 楽器職人 モニカ

[ ──… サンタさんは、いい子のところにやってくる

  私は、いい子 だったろうか。

  ……ううん、きっと そうじゃない。
  自分に、周りに、嘘をついて過ごしてきた。
  目の前のこの子にさえ、私は……

  嘘を、ついたのに。 ]

(39) choro 2016/12/21(Wed) 08時頃

【人】 楽器職人 モニカ

[ 着替えが終わり、会計の時
  里咲がお財布からカードを取り出すのを見れば
  慌てて止めて、私がお支払い。
  さすがに、こんないいものを
  買ってもらうわけにはいかない。 ]


   可愛くなれるきっかけもらえただけで
   私には十分すぎるプレゼントだから


[ そう言って、私は里咲に笑いかけた。 ]

(40) choro 2016/12/21(Wed) 08時頃

【人】 楽器職人 モニカ

[ 鏡の前、ソファに座り、両膝に手を乗せたまま
  私は里咲にされるがまま
  魔法にかけられていく自分を
  静かに見つめていた。

  髪に触れる指先が擽ったい。
  サンタのお髭があってもわかる 綺麗な顔が
  近くへと寄せられれば
  どきどきと胸の鼓動はうるさくなるし
  目元に触れる手には ほんのり熱が高まった。 ]


   …………わ、ぁ


[ 閉じていた目を開けば、
  鏡に映っているのは
    ……お姫さまみたいな、自分で。 ]

(41) choro 2016/12/21(Wed) 08時頃

【人】 楽器職人 モニカ



   私じゃないみたい…
      ほんと、魔法にかかった気分だよ


   …………ありがと、里咲


[ 素敵な私をプレゼントしてくれたサンタさんに
  嬉しさの溢れる満面の笑みを向けて、
  差し出された指先に手を重ね
  立ち上がれば、きゅっと握った。

  慣れない靴で 転んじゃったら困るもの
  だから、ねえ 離さないでね。 ]

(42) choro 2016/12/21(Wed) 08時頃

【人】 楽器職人 モニカ

[ デパートを出る前、
  私は里咲に問いかけた。 ]


   里咲は オシャレ、しないの?


[ ……って。
  『 せっかくのクリスマス 』は 里咲だって一緒。
  好きな人がいるなら なおさら
  可愛くしていってもいいのに。

  私がなんと言っても
  着替えるつもりがないのなら
  それ以上は、言わないつもり だけど。
  私ばっかり もらっていていいのかなって
  ちょっとだけ 眉を下げた。 ]

(43) choro 2016/12/21(Wed) 08時頃

【人】 楽器職人 モニカ

──→ サークル室前 ──


   り、里咲ぁ…
   ほんとに大丈夫かな…


[ ピザを手にし、情けない顔をするのは
  お姫さま…じゃなく、いつものニモ。
  せっかく綺麗にしてもらったのに
  いざここにくると やっぱり自信が持てなくて。

  けど、いつまでもウダウダはしていられない。
  里咲が先に中へ入るなら、
  私もひっそり後をついて中を覗く。

  みんなは、……藤は、
  どんな顔を、するだろう。 **]

(44) choro 2016/12/21(Wed) 08時頃

【人】 楽器職人 モニカ



   ( …………落ち着かない… )


[ ひとの集まってきたサークル室。
  律が里咲に話しかけるのをみれば>>51
  その場をこっそり離れ、壁際に。
  直史さんが飲み物片手に
  珍しそうな目で見てくるものだから
  無言のまま受け取って
  ぐい、と一気に飲み干した。

  ……緊張していて、味もよく、わからない。 ]

(74) choro 2016/12/21(Wed) 22時頃

【人】 楽器職人 モニカ

[ ちらり、盗み見た彼の横顔。
  今日もいつもと 変わらない…ように見える。
  こちらへ気付かれる前にさっと視線を逸らして
  ちいさくちいさく 息を吐いた。 ]


   ( 私は藤に、
     どうやって声をかけていたんだっけ )


[ いつもどおりでいたいのに
  いつもの自分が思い出せない。
  恋って、どうしてこんなに難しいんだろう。
  側にいられれば、それでいいのに
  近寄ることすら ままならない。

  下を向いてしまいそうになったとき
  頭の上から、明るい声が落ちてくる。>>59 ]

(75) choro 2016/12/21(Wed) 22時頃

【人】 楽器職人 モニカ



   ……ミッチー


[ 「 可愛いです! 」と笑う彼は
  いつもよりも ちょっとだけかっこいい。>>58
  だけど、その懐っこい笑顔はいつものもので
  沈みかけていた私はなんだかほっとして
  へにゃりと同じ笑みを返す。]


   ……えへへ、ありがと
   ミッチーも 今日はきまってるね?


[ これじゃ頭、撫でられないや。
  セットされた髪を見上げてくすくす。 ]

(76) choro 2016/12/21(Wed) 22時頃

【人】 楽器職人 モニカ



   飾り付け、すごいね
   3人に任せて大丈夫か心配だったけど
   ……ふふ、びっくりしちゃった


[ 部屋中を彩るクリスマス飾りを見渡して
  あれ、こんなの去年もあったかな?って首を傾げる。
  それから、彼に視線を戻して
  少しだけ小さな声で話しかけた。 ]

(77) choro 2016/12/21(Wed) 22時頃

【人】 楽器職人 モニカ



   ………ねえミッチー、
   あのね、律のこと…誘ってくれてありがとう
   これからも 仲良くしてあげてね


[ 私がわざわざ言うことじゃないんだろうけど
  でも、ミッチーが誘わなかったら
  律はここにいなかったもん。
  離れたところにいる幼馴染に視線を移せば
  楽しむ姿は見えただろうか。

  私は柔らかに、目を細める。 ]

(78) choro 2016/12/21(Wed) 22時頃

【人】 楽器職人 モニカ


[ 律がこのサークルに入らないのは
  いつもうるさい私がいるから なのかも。

  だったらいつか、
  ……私がここから いなくなったら
  ミッチーからもう一度、誘ってみてほしいな
 
  そうしたら ほら 教えてあげてよ。
   ───…北斗七星の、見つけ方。 **]

(79) choro 2016/12/21(Wed) 22時頃

【人】 楽器職人 モニカ

── プレゼント ──


   うみ、
   ………はい これ


[ じゃんっ。
  小さな効果音をつけて差し出したのは
  マリンブルーの包みに銀色のリボンがかかった箱。
  二日前に用意した、オルゴールだ。>>1:351 ]


   気に入ってもらえると嬉しいんだけど…
   あはは、私こういうの選ぶの苦手で……


[ 眉を下げ、頬を指で掻きながら笑う。 ]

(95) choro 2016/12/21(Wed) 23時半頃

【人】 楽器職人 モニカ


   海はお菓子、作ったんだっけ?
   いいなあ、私も食べたかったなあ
   料理も、ぜーんぶ美味しかった!

   ……ほんと、海はいいお嫁さんになれそう


[ なんならうちにおいでー!なんて
  けらけら笑いながら海の両頬をつまんでむにむに。
  私が部屋に入ったとき、
  「 素敵ですね 」って声をかけてくれたけど>>52
  私には、海の方が素敵に見えてるよ。
  今だけじゃなくて、いつも
  元気で明るくて、……きらきらしてる。 ]

(96) choro 2016/12/21(Wed) 23時半頃

【人】 楽器職人 モニカ

[ けど、そんな素敵な海だから
  さっき見た、落ち込んだ顔は>>53
  なんだか彼女らしくなくって。 ]


   ………海、


[ 名前を呼んで、彼女の頬に添えた指を
  くいっとあげてみせる。 ]

(97) choro 2016/12/21(Wed) 23時半頃

【人】 楽器職人 モニカ



   私、海の笑った顔 だいすきだよ


[ しょげた顔のその理由を
  私は知ることができないから
  笑って、なんてことは言えないけれど。
  せめて 今日という日が
  幸せなものでありますように
  向ける笑顔に、願いを乗せた。 ]

(98) choro 2016/12/21(Wed) 23時半頃

【人】 楽器職人 モニカ

[ 贈ったオルゴールが奏でるのは


   “ きらきらぼし ”


  おほしさまは瞬きしてはみんなを見ている。

  ───… きっとあなたのことも
         誰かが見ていてくれてるよ。 **]
 

(99) choro 2016/12/21(Wed) 23時半頃

【人】 楽器職人 モニカ

[ 彼の声が、好きだった。
  静かに降りゆく雪のような 澄んだ声。
  “ ニモ ”と私を呼ぶ声は
  みんなが呼ぶそれと同じ響きなのに
  彼のだけは、特別に感じられた。 ]


   ……藤、


[ 後ろからの不意打ちに、ぴくりと肩を揺らす。>>119
  見上げた先には想い人。
  覗き込まれ、ふわりと漂う藤の香りも
  胸の音を早足にさせる。 ]

(130) choro 2016/12/22(Thu) 14時頃

【人】 楽器職人 モニカ



   ……みて、うさちゃん
   可愛いでしょ、律にもらったの


[ あげないからね、なんて言って見せれば
  藤も手袋を見せてきて>>120
  「 あったかそうだね 」って
  嬉しそうな彼に笑いかけた。 ]

(131) choro 2016/12/22(Thu) 14時頃

【人】 楽器職人 モニカ

[ 隣に並ばれても、まだドキドキは止まらないけれど
  いつもと変わらない 優しい声と言葉に
  次第に緊張は和らいでいく。 ]


   ……うん、ほんとに楽しそう
   今日、来てよかった

   ………私も、たのしい
            ─── 藤は?


[ みんなの笑顔を、藤の隣で眺めながら
  彼らの抱えた想いには、気付かずに。
  隣の彼はどうだろう、
  見上げれば、ぱちりと目が合って>>121 ]

(132) choro 2016/12/22(Thu) 14時頃

【人】 楽器職人 モニカ



   ………っ、う、うん……
   里咲がね、やってくれたの
   クリスマスくらい オシャレしようって


[ せっかく落ち着いた胸は
  また大きく音を鳴らす。
  見られていると思うだけで
  頬がじんわり熱をもつのがわかる。
  手元のうさぎへおろおろと視線を落としながら
  ちょっと小さな声で呟いた。 ]

(133) choro 2016/12/22(Thu) 14時頃

【人】 楽器職人 モニカ

[ そこへおちてくる、不思議そうな声>>121
  藤クン、ええと、どういう意味かな。 ]


   ………それ、褒めてる?


[ 苦笑し、目線は落としたまま問いかける。
  どうせモテませんよー、なんて
  唇も尖らせてみたりして。 ]

(134) choro 2016/12/22(Thu) 14時頃

【人】 楽器職人 モニカ

[ 私は、藤と違って単純だ。
  心のどこかで、みんながくれた言葉を
  藤もくれたりしないかなって
  ……たぶんちょっと、期待してた。 ]


   そういう藤こそ
   恋人の一人や二人、いそうなのにね


[ 手に持つぬいぐるみの手をふにふに握りながら
  なんでもない風を装って仕返し。
  ……実際、藤はモテていた。
  本人が気づいていたかはともかく
  「 紹介して! 」ってお願いされたのは何回だったか。
  大学祭で藤が着物をきたときなんかは
  ほんとに人気だったもん。 ]

(135) choro 2016/12/22(Thu) 14時半頃

【人】 楽器職人 モニカ

[ 藤が彼女たちに
  どんな甘い言葉を囁いたかは知らない。>>131
  たぶん、聞いたとしても
  私は知らないふりをしただろう。

  そんな藤、私は知らないもん。 ]


   ………藤、さ


[ ずっと、気になっていたことがある。
  藤が、恋人を作らない理由。 ]

(136) choro 2016/12/22(Thu) 14時半頃

【人】 楽器職人 モニカ


[ ぽつりと零したつぶやき。

  ……とうとう聞いてしまった。
  もうあとには、戻れない。

  知ってしまうのが怖い。
  けど、これで諦めがつくかもしれない。

  藤が頷くならば、きっと。
  いつもの“ お節介なニモ ”として
  彼の背中を、押せるから。


  賑わう声が、どこか遠く感じられた。 **]

(137) choro 2016/12/22(Thu) 14時半頃

【人】 楽器職人 モニカ

── 幼馴染のプレゼント ──

   ………わ、
    かわいい…!

[ プレゼント交換、
  私の元へとやってきたのは
  雪のように真っ白でふわふわもこもこな
  可愛らしいうさぎさん>>21
  思わずぎゅっと抱きしめて
  私は贈り主へ向き直る。 ]


   律、ほんとにこの子
   もらっちゃってもいいの?
   ……返してって言ってももううちの子だから
   あげないけどね

[ そう言って子どものように無邪気に笑いながら
  私はうさぎの頭を撫でる。 ]

(148) choro 2016/12/22(Thu) 21時半頃

【人】 楽器職人 モニカ



   律からプレゼント貰うなんて
   何年振りだろ……

   そういえば、昔 くまのぬいぐるみあげたよね
   あれ、まだ持ってる?


[ 宝物になってるなんて思いもしない。>>1:-130
  懐かしむようにあの日の律を思い出し
  向き合う彼に、その姿を重ねていた。

  すっかり抜かされてしまった背、
  精悍な顔つきに、低くなった声。
  変わってしまったものはたくさんあるけれど
  ……やっぱり、律は律のままだと
  近所のおねーさんは、思うのです。 ]

(149) choro 2016/12/22(Thu) 21時半頃

【人】 楽器職人 モニカ

[ ……ふと、ぬいぐるみを見て気がついたことがある。
  お店で売っているような綺麗な見た目だけど
  タグがついていないんだ。
  「手作り?」って聞いたら、律は答えてくれたかな。
  もしも、肯定の返事がくれば
  すごい!ほんとに?って驚いた後 ]


   じゃあ、世界にひとつだけ なんだね
   宝物にしなくっちゃ

   律だと思って 大事にする


[ ふわりと柔らかな笑みを咲かせ
  私はもう一度、うさぎをぎゅっと抱きしめる。 ]

(150) choro 2016/12/22(Thu) 21時半頃

【人】 楽器職人 モニカ

[ ──── そう、大事なキミだから ]


   好きな人と、うまくいくといいね


[ うさぎの手をつかんで、えいっ。
  かるーくパンチしながら、へにゃ と目を細める。

  ニモは、おねーちゃんは、
  律が幸せになってくれたら とてもうれしいです。 ]

(151) choro 2016/12/22(Thu) 21時半頃

【人】 楽器職人 モニカ


[   いつか、先の未来 もしもの話

  この日の律の想いを知ることができたなら
  私はもう、逃げることはしない。
  まっすぐ彼の瞳を見つめて

   「 ありがとう、うれしい 」

  そう言って、溢れる笑みを彼に送ろう。


   ─── その側にはきっと、あなたがくれた
           ふわふわのたからものが。 **]
  

(152) choro 2016/12/22(Thu) 21時半頃

【人】 楽器職人 モニカ

[ 『 俺は、好きな人居るよ。 』

  耳に届いたこたえ>>144に、あぁ やっぱり。
  何かがするりと 落ちていく。
  きっと、私の恋は ここで────……

  張り詰めていた糸を緩めるように
  私は口元にゆるく弧を描く。 ]


   ………私?


[ ニモは?と聞き返す声は、どこか楽しげ。>>145
  そんな顔を見ていたら
  沈む気持ちはふわふわとどこかへ飛んでいく。

  諦めようって決めてたのにな。
  ……やっぱり私、この人が 好きだ。 ]

(153) choro 2016/12/22(Thu) 23時頃

【人】 楽器職人 モニカ

[ 「 私もいるよ 」
  それだけ、伝えようと思ったんだ。
  私も確かに、恋をしていたのだと
  藤には知ってほしいから。


  なのに、口を開いた瞬間
  被さるように、藤の言葉が降ってきて>>145



  ………居たら嫌、って? ]

(154) choro 2016/12/22(Thu) 23時頃

【人】 楽器職人 モニカ



   …………へ、

          ────え?



[ いつもと同じ調子で
  流れるように零された言葉。>>-179
  うっかり みたいな顔する藤を
  私はぽかんと口を開けて見つめていた。 ]

(155) choro 2016/12/22(Thu) 23時頃

【人】 楽器職人 モニカ




   ……ふじ、
      いま…なんて、


[ 私の聞き間違いなんじゃないかって
  ほんの少し、顔を寄せる。
  そうしたら、彼はこちらに向き直り
  眉を垂れ、綺麗に微笑みながら
  もう一度 「 好きなんだ 」って。>>146 ]

(156) choro 2016/12/22(Thu) 23時頃

【人】 楽器職人 モニカ

[ 予想なんてこれっぽっちもしてなかった言葉に
  私はただただ、彼を見つめることしかできなくて
  立ち上がり、部屋を出るのも
  ひとりぼうっと 見送るだけ。 

  ………けど、]


   ────…っ


[ 最後に見せた彼の笑顔が
  どこか儚くて、消えてしまいそうで
  弾かれたように立ち上がった私は
  駆け足で彼の後を追う。


  手にしていたうさぎのぬいぐるみは
  ぽつんとソファに、置いたまま。   ]

(157) choro 2016/12/22(Thu) 23時頃

【人】 楽器職人 モニカ

   ………ふじっ!!


[ 真冬の寒空の下、
  ひとり佇む彼の姿を見つけられたなら
  冷えた空気さえ気にせずに 側へと駆け寄り
  両の掌で ぎゅっと彼の手を包みこむ。 ]


   風邪 引いちゃうよ


[ いつものように 心配するような声をかければ
  藤は、こっちを向いてくれたかな。
  例え向いてくれなくっても
  私はじっとその顔を見上げて口を開くんだ。 ]

(158) choro 2016/12/22(Thu) 23時頃

【人】 楽器職人 モニカ



   勝手に、いなくならないで
   私、まだ質問に答えてない


[ 吐いた息は白く、夜の闇に溶けていく。 ]

(159) choro 2016/12/22(Thu) 23時頃

【人】 楽器職人 モニカ



   ………私も、好きな人、いるよ


   今日も、その人に会えて嬉しい
   オシャレしたのも その人のため
   可愛いって、褒めてほしかった


   ずっとずっと、大切に想ってた


[ 震えそうな声を抑えながら
  さっきは答えられなかった問いを、ひとつひとつ。
  だめだ、なんだか泣きそうだ。
  滲む視界で、藤がどんな顔をしているのか見えない]

(160) choro 2016/12/22(Thu) 23時頃

【人】 楽器職人 モニカ




   ………ぜんぶ、藤のことだよ

 

(161) choro 2016/12/22(Thu) 23時頃

【人】 楽器職人 モニカ



[ ぎゅっと握った手は、離さない。
  もういなくなってしまわぬように。


           見上げた彼の その先には
           きらきら輝く 満天の星空。 **]

(162) choro 2016/12/22(Thu) 23時半頃

【人】 楽器職人 モニカ

[ そっと握り返される大きな手。
  夜空の星のようにきらきら輝く瞳。
  どれも、私の好きなもの。
  愛おしむように微笑んで ]


   夢じゃないよ
   私はここにいる
   藤も、ここにいる


[ 本当に、夢みたいだ。
  ずっと想っていた相手と
  こうして見つめ合い、触れ合うなんて。
  分けられた体温が 混ざり合う。 ]

(208) choro 2016/12/23(Fri) 03時頃

【人】 楽器職人 モニカ



   ………ふふ、ごめん
   しあわせすぎて びっくりしちゃった

   なかないで、


[ こどもをあやすように
  優しく、柔らかな声を響かせ
  目には雫を浮かべながら、
  彼と繋がる手に 小さく口付ける。

  あなたがあたたかくありますよう
  泣いてしまいませんように ]

(209) choro 2016/12/23(Fri) 03時頃

【人】 楽器職人 モニカ


[ きらきら きらきら
  お空に輝く おほしさまに 願い事

  どうか彼のもとに ( 私たちのもとに )
  幸せが降り注ぎますように
  眠りにつくときも 目覚めるときも
  ずっと側に あれますように


    ────… 彼をどこにも 連れて行かないで ]
 

(210) choro 2016/12/23(Fri) 03時頃

【人】 楽器職人 モニカ

[ 心に降り積もった雪は
  彼の熱で解かされてしまった。
  もう隠すことのなくなった想いは
  溢れていくばかり。 ]


   …………


[ こっそり彼に、抱きついてみようか。
  藤が、ゆっくり眠れるかな なんて。>>27


  たくさんの想いを繋ぎ結ばれた私たちは
  星空の下、きっと永遠に。

  大好きなあなた、
  今夜はどうか、良い夢を。 **]

(211) choro 2016/12/23(Fri) 03時頃

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