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3日目に日付が切り替わり、
メールが届くと同時に、手のひらに刻まれるタイマー。
そろそろその決まりごとにも、慣れてきた頃だろうか?
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From:Game master
subject:第3演目
失われし対の王を
復活を待ち望む老兵に届けろ
持ち時間は90分
全員ミスなら破滅
死神より
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(#0) 2017/06/15(Thu) 08時頃
「本日晴天! オレたちみんな有頂天!
場所なんて関係ない! バッジを弾けばみんな戦友!
始まるぜマブスラファイト・野外特別デスマッチ!!」
「「「イィエエエエエェェェェェェェーイ!!!!」」」
[浄玻璃公園、鏡のようなモニュメントを臨む広場に、
マブスラ大会の特別会場が設営され、熱気でヒートアイランドと化している。
弾けるバッジとバッジ、笑いあり涙ありの激闘、そして友情。
マブスラ狂い共の戦場は、収まるところを知らない。]
(#1) 2017/06/15(Thu) 08時頃
「ふうむ……ここでなら、と思ったのだが……。
折角サイガワラまで訪れたのに、この目で見ること叶わずか。
かつて存在した伝説の、対なるバッジ『鎧龍王』そして『銀鷹妃』……。
真に、失われてしまったのだろうか。」
[特設会場の片隅で、初老の紳士が腕を組んで大会を見守っている。
どうやら伝説のバッジを探している様子であり、
聞けばその名前と、ついでにその歴史を長々と語ってくれるだろう。
彼が探しているバッジは、どうやらマブスラ会場といえども持っている者はいないようだ。]
(#2) 2017/06/15(Thu) 08時頃
「ねえねえ、今日ってマブスラ大会やってるんだってね、公園で」
「そうだねーよく知らないけど」
「そういえば昨日、トランジハウスに珍しいバッジ入ったって。
古すぎてマニアも価値分かんないって言ってたなー」
「バッジってそんなに昔から流行ってたモンだっけ……?
あーでも、くさかげのマスターも若い頃にめっちゃマブスラやり込んでたって言ってた。
今はすっかり引退してるらしいけど……。」
[ストリートの若者の間でも、マブスラの話題で持ち切り。
耳を傾ければ、こういった話が聞こえてくるだろう。]
(#3) 2017/06/15(Thu) 08時頃
/*
Tips:マブスラ(マーブルスラッシュ)
サイガワラ区で流行しているゲーム。
バッジをぶつけ合ってフィールドから弾き飛ばし合う、いわゆるおはじきのようなもの。
単純なゲームなのにコアなファンも多く、歴史は意外に深い。謎である。
(#4) 2017/06/15(Thu) 08時頃
[初老の紳士、浄玻璃公園の片隅にて。
>>26若者に話しかけられることがあれば、嬉々として語る。]
「対の王……。ふっ、それを求める者かな?
それならば私の同志だ。聞かせてあげよう、その伝説を。
あの輝きを手にすることは、もはや無いのかもしれぬのでな……。
——そう。
かつて、マブスラの始祖が持っていたのは、手頃な大きさの宝石だった。
当時の貴族の間で、それを弾いてぶつけ合い、勝者を決める遊びが出来上がった。
ルールは単純、先に欠けたほうが負け——欠けた宝石には価値がなくなるのでな。
勝負をすることは、貴族としての財産を賭けるも同義であったのだよ。
始祖が持っていた1対の宝石こそが、「鎧龍王」そして「銀鷹妃」と言われている……。
壁に衝突した際、表面についた傷が偶然にも龍のような紋様に見え——
また、銀で作られたもう片方の宝石は、軽くて堅く、一弾きで空を舞うかのように——
いつの日か、それらは始祖によって夫婦石として祀られ——
やがて——」
(#5) 2017/06/15(Thu) 22時半頃
[……そして、長々と語りは続き……。]
「——というわけで、現代に存在する「鎧龍王」と「銀鷹妃」は、
それを模したレプリカであるのだが。
あまりに再現度が高く、その実力の高さも確かなものだったのだ。
一昔前に見たのが最後、今はもう製造中止となってしまったらしい。
あの製造技術を持つ者は、今やこの世界のどこにもおらぬ——いや、
私は腕の良いバッジ職人を知っているが——
彼は不治の病に罹り——」
[……終わると見せかけて、いつまでも終わらないのであった。]
(#6) 2017/06/15(Thu) 22時半頃
[>>39長話の合間、乱入があれば、
紳士はそれを歓迎する笑みを浮かべるだろう。]
「私は参加せぬよ。
……いや、できないのではない。しないのだ。
私が参加することで——若い芽を摘み取ることを、するべきではなかろう?
ここでなら、お相手するのも吝かではないが。」
[にやりと不敵に微笑み、懐から取り出すバッジケースは傷だらけ。
老兵たる貫禄を備えた彼に勝負を挑むのも自由だ。
……挑むことで得られるものは、何も無いだろうが。]
(#7) 2017/06/15(Thu) 22時半頃
— トランジハウス —
「なんだー、お客さん。
キミも噂を聞いて来たクチ?
いいよーたっぷり舐め回すように見て行って!
非売品だから見るだけね!」
[>>103トランジハウスにやってきた客に対し、陽気に応対する店主。
カウンターの上のショーケースには、古びた金色のバッジが飾られてある。
頑丈な鍵がかかっており、開けることもできそうにない。]
「これ、『鎧龍王』っていう伝説のバッジ!
なんで伝説かって、もう製造は中止されているからさ。
ま、珍しいってだけで古くさいから……どんだけの価値があるかは分からないけど。」
[幸いにも、店主は鎧龍王の本当の価値を知らないらしかった。]
(#8) 2017/06/15(Thu) 23時頃
[どうしてもそのバッジが欲しいと頼み込めば、
店主は少し考えた後、条件を提示してくるだろう。]
「そうだねー、同じくらいの価値のあるバッジと交換するなら、
あげてもいいっちゃいいんだけど。……そうだな。」
[店主は、壁の張り紙を示す。
そこには、『高価買取! ブルースカルシリーズ!』と書かれている。]
(#9) 2017/06/15(Thu) 23時頃
「今流行りのレアグレード、ブルースカルのバッジなら、4個。
それとトレードできるなら、いいよ!」
[持ってるかい? と訪ねる店主に、差し出せるものはあるだろうか。
その数が揃ったとして、本当に差し出せるだろうか。
慎重に、考えなければならないだろう。
トレードするならいつでも待ってるよ、と、
もし店の外に出ようとしても、店主は引き止めずに送り出すだろう。]
(#10) 2017/06/15(Thu) 23時頃
[>>144近付いて来た男に、これはこれは、と丁寧に挨拶をし、
老紳士は話し続ける。きっとその命が尽きるまで。]
「ああ、いや、かの職人はまだ生きておるよ。
生きているのだが、治療における過程で、多大なるストレスにより——
そうした結果、最終的には幼児退行してしまい、自らの娘に対し——
ああ、見るも無惨——」
「対の王。いかにも。私が名付けたと言ってもいい。
まさしく王を意味する鎧龍王に対し、妃であるはずの銀鷹も——
始祖の懐で眠っていたその時代は、“王”であったとする説が——
しかし今はそれに対抗する有力な——
何が真実かは——」
(#11) 2017/06/15(Thu) 23時頃
「……ああ、私のことかね?
いやいや、何も。ただ、最後に見ておきたいだけなのだよ。
来週には、この国を去るのでね。
サイガワラは故郷ではないが——
学生時代の友人は——
今や——
あの頃に戻れるとしたら——
机の下の手紙を見つかる前に処分——」
[常にこんな調子で、喉が枯れるまで話し続けると思われる。]
(#12) 2017/06/15(Thu) 23時頃
— 純喫茶・くさかげ —
[>>@22常連の訃報を聞き、悲しげに眉を落とすマスター。
しかし、新たにお客さんが来れば、笑顔で出迎える。プロである。
さて、マスターにマブスラの話を振れば、
「ああ、懐かしいな」と話題に乗ってくれるだろう。]
「昔はすごくやり込んだね……。
やりすぎて大学受験を失敗したり、かなり自分を見失ったよ。
伝説のバッジ? ……『銀鷹妃』?
ああ、伝説かどうかは分からないけど、現役の頃に使ってたバッジ、そういう名前だっけ。」
[そう言うと、マスターは店の奥からプラスチックの古い箱を取ってくる。
その中に集められたバッジコレクションを漁れば、銀色に光る『銀鷹妃』を発見できるだろう。]
(#13) 2017/06/16(Fri) 00時半頃
「別に、あげてもいいんだけど。
……そうだね。折角だから、今日から出す新メニュー。
味見して感想をくれたら、持ってっていいよ。」
[マスターが突き付ける条件は、新商品の味見。
昨日、街を騒がせたトムラのブログにも、少しだけ取り上げられていたもの。
その条件に頷いて、少し待てば、
マスターは器に盛った新メニューを給仕してくれるだろう。]
(#14) 2017/06/16(Fri) 00時半頃
「十王山脈風バニラフラッペ。これからの季節にいいと思ってね。
どうぞ、召し上がれ。」
[それは——バニラ風味のシロップがたっぷりかかった、かき氷。
バニラの香りに、アクセントのキャラメルソースが絡んで、とても爽やかかつ濃厚な口あたりのデザートである。
ただ。
山脈と名のつく通り、もりもりと盛られた氷の量は、とても多いので。
せめて3人以上が協力しなければ、食べ終えることはできない……かもしれない。]
(#15) 2017/06/16(Fri) 01時頃
「いやあ、喜んでもらえてよかった。
夏はどうしても、44さんにお客さんを持って行かれるからね……。
これで対抗できるといいんだが。
ふむふむ、参考になる。
あ、最後までちゃんと食べてね。
底のほうはシロップの配合を変えてあるから、風味の違いも感じてほしいんだ。」
[※完食しないとダメなようだ。
しかし、いくら山脈盛りのフラッペといえど、時間が経てば溶けてくるもので。
男らしく豪快に食べ続ければ、2人でもなんとか完食できるかもしれない。]
(#16) 2017/06/16(Fri) 12時頃
— 純喫茶くさかげ —
[>>302>>303数名の若者が合流し、フラッペは完食された。]
「いやあ、ありがとう。
いろいろと参考になったよ。
そうか、まずは量だな……若者が複数でも流石にこれは時間がかかったか……。」
[右手のストップウォッチを確認しつつ、マスターは満足そうに頷いている。
古いバッジを託して、店を出て行くのを見送っただろう。]
(#17) 2017/06/16(Fri) 23時頃
— トランジハウス —
「はい、まいどー!
お客さんもなかなかのマニアだね!」
[>>320ブルースカルを4個、受け取ってほくほくの店主。
この店としては、過去の超絶レア物よりも、現在のそこそこなレアのほうが歓迎されるらしく。
未練も何もなく、古びたバッジを手渡しただろう。
しばらくは店内のあちこちから、
「わーすげー」「リッチー」「大人買いー」「お殿様ー」
……と、遠目から眺める子供たちの感想が聞こえてきただろう。]
(#18) 2017/06/16(Fri) 23時頃
/*
Tips:ノイズ<レイヴン>
空を飛ぶカラス型ノイズ。嘴で攻撃を仕掛けてくる。
光り物に弱く、それを見つけたら優先して盗もうとする習性がある。
(#19) 2017/06/16(Fri) 23時半頃
[>>424>>439『銀鷹妃』が、老兵の手に渡される。
その瞬間、一度語れば止まらない老兵の話が、止まった。]
「これ、は……。間違いない、本物、の……。
失われた、はずの……。」
[>>458>>460その後にやって来た和装の青年の手から差し出された、
『鎧龍王』のアンティーク・ゴールドの輝きに、目を見開いて。
小刻みに手を震わせ、そして、
老紳士の瞳からは、一筋の雫が——]
(#20) 2017/06/17(Sat) 00時半頃
『さあ、熱いバトルはまだまだ続くぞォォォ!!
日が暮れるまで!! ぶっ通しだ!! お前らの闘志、見せてみろ!!!
次の対戦カードは、時空の奏者(クロノパフォーマー)VS時代錯誤の桃鬼姫(モモイロババヲモイ)だァァ!!!
時空の奏者(クロノパフォーマー)はただいま5連勝中!! 優勝候補まっしぐら!!
彼の操るバッジの動きは性格無比、まさに時計の針!!
十二時の鐘の音と共に、対戦相手を敗北と言う名の現実に叩き落す!!
挑むは時代錯誤の桃鬼姫(モモイロババヲモイ)!!
ショッキングピンクの貴婦人は、果たしてシンデレラとなるか、それともォォ!!??』
『えーここでお知らせです。
時代錯誤の桃鬼姫(モモイロババヲモイ)選手は、熱中症のためダウン!! 不戦敗だァァ!!』
(#21) 2017/06/17(Sat) 00時半頃
[——熱気溢れる会場からの、たいへんやかましいアナウンスが、嵐のように通り過ぎ去った後には、
老兵は元通りの表情に戻っていた。]
「ありがとう。いいものを、見ることができた。
マブスラに捧げた青春——輝かしいものだったな。
今、ありありと瞼の裏に蘇ったような、そんな心地だ。
ああ、見せてくれただけで十分だ。それは君たちが持っているといい。
しかし、こんな古いバッジ。手に入れるのが大変だっただろう。
せめてものお礼をしよう。なあに、余るほど集めたものだ。
受け取ってほしい。」
[初老の紳士は、懐から取り出したバッジケースから、
ブルースカルバッジを「5個」拾い、君たちに手渡す。]
「君たちも長く生きて、かけがえのない思い出を作りたまえよ。」
[柔らかに微笑んで、老兵は手を振り、喧噪の中へ向かって行っただろう。]
(#22) 2017/06/17(Sat) 00時半頃
[手のひらのタイマーが停止し、消えれば、
3日目のミッションの幕が下りたことが分かるだろう。
——公園の死闘は、まだまだ盛り上がりを続けているが。]
(#23) 2017/06/17(Sat) 00時半頃
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