237 それは午前2時の噺。
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[ 「さくの中にはいってはいけません」の看板を乗り越えて、止まった花時計の「5」のところまで歩いていく。そこに、むかし、埋めたんだ。みんなで未来にねがいをこめたタイムカプセル。……未来におねがいごとをした。何を書いたのか、まだちゃんと覚えてる。
あのときのわたしは、タイムカプセルってものをちょっと勘違いしていたと思う。未来のその時に開けるために埋めるものなのに、そのまま未来のわたしに届くような気がしていて。 ちょっとだけ、いまも、そうだったらいいなって思っているけど。
ぱっと笑う時を楽しみにしてるつぼみをひとつ、ふたつ、引きちぎって棄てる。ぶち、ぶちぶち。お花がかわいそうだなんて言うような優しさをもてないあたり、わたしはただいい子のフリしたわるい子なんだって、自分でわかる。 ………あれ?
柔らかい土に膝をついて掘り起こしたらすぐに見覚えのある缶がでてきた。ほんの何年か前に、ここに手紙を入れた。躊躇いもなく目張りされたテープを剥いて柵に張り付ける。土だらけの手を簡単に払って、缶の蓋を捩じる。]
(*0) Muimerp 2018/03/29(Thu) 03時半頃
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