237 それは午前2時の噺。
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[ 悪い子になれば叱りに来てくれる? ]
(*0) 2018/03/25(Sun) 02時頃
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[ 名前も知らないコードを握りしめて、名前も知らない機械が呼吸を止めるのを眺めて居た。 眩しいばかりであったその建物も今は暗く冷たく、静まり返っている。安全な方向を教えるべき緑の人も目を背けて知らんぷり。
ひかりを生むものをころしてしまっていた。]
(*1) 2018/03/25(Sun) 02時頃
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[ 踏切が働く音はどこにも聞こえないはずなのに、いつも赤いランプがあるあたりがカンカンと鳴っているように聞こえた。学校へ行く車の中、窓から通り過ぎる時はいつも鳴っていない。あの音を聞くのは帰り道だけ。
カンカン、カンカン。ごおごお、がたんがたん。 ぎゅうぎゅう詰めの電車がとおってどこかへ行く。
どこへ行くんだろう。どこまでいけるんだろう。この町を飛び出した先、どこまで向かうんだろう。発電所から急いで飛び出して、電車よりもっと遅い速さで坂道を下る。]
(*2) 2018/03/27(Tue) 01時頃
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[ むねが、まだ、ドキドキしている。 わるい、こと、してしまったんだ。
街灯も消えて沈んだ町を駆ける。靴の音がやけに響いていた。目指して居るのは、「まんなか」公園。噴水と遊具と、花時計がある小さな遊び場。]
(*3) 2018/03/27(Tue) 01時半頃
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[ …………パパと二人きりの暮らしも、嫌じゃない。ママはきっと、ひとりでも大丈夫な人だから、わたしがいなくても大丈夫。ほんの少し寂しいかもしれないけれど。
でもパパはそうじゃない。パパは、ひとりじゃダメな人だ。頑張り屋さんだから、ブレーキをつけてあげないといけない。 わたしが一つのケーキを選んだ理由。パパもママも、大好き。
下り坂もおしまいになったところでつまづいて、思いっきり転んでしまった。ぶつかった痛みと、擦った痛みが膝と、てのひらと。アスファルトのかけらが刺さって、痛い。喉の奥から声がのぼってきて、鼻の奥がツンとした。だけど、 痛いけど、走らなくちゃ。 いつまた、電気がつくかわからないから。
暗いのに見辛くなった視界を袖でちょっと拭いて、走る。]
(*4) 2018/03/27(Tue) 01時半頃
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