151 宇宙船は旅浪者の夢を見るか?
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[実際は他にも書きたいことがあって足りないくらいだった。 要は未来に向かって生きるというのがどういうことなのか――だが。 そんな難しいことを述べるつもりはなかった。 ただあえて難しい言葉で表現するなら、 相互理解につとめていく――とまあそんなところだ。
卒業前にひとつ書き上げた話もそんな感じの話である。 地球を出て新天地に辿り着いた者達が、 すれ違ったり挫折しそうになりながらも新たな道を作っていく話。 当初の想定より話が膨らみすぎてしまったが、 キリのいいところまでは書き終えることができた。 色々と中途半端な自分にできる精一杯。
ちなみにこの物語をたった二部だけ刷ったのが、 寿命を伸ばしたりなんなりしてもらった印刷機の最初の仕事になった]
(224) Akatsuki-sm 2015/03/15(Sun) 23時頃
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[扉の向こうで返事がした。アイリスと顔を見合わせた。 確かによく知っている人の声だと思ったのだが、それにしてはなんだか声が高かった気がする。 まるで変声期前のボーイソプラノではなかったか?]
……なにが面倒なのかしら?
[にっこり。 開いた扉の先、そこには明らかにミニサイズの恋人が立っていた]
さあ、説明してもらおうかしらね?
(225) takicchi 2015/03/15(Sun) 23時頃
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クリスマスは、可愛いとはしゃぐアイリスの背後で、にこにこ笑いながら明らかに怒っている。カオス。
takicchi 2015/03/15(Sun) 23時半頃
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………あ、ソノダ先輩ならさっきそこの扉から物凄い速さで出て行きましたよ?
[物凄いタイミングが悪かった。 今更ながらに演技をしてにっこり微笑んでみたが……自分の幼少期を知るアイリスがそこにいる。 完全に手遅れだろう。]
いや、ちょっとな…実験をしていて…その結果……ちっちゃくなった。
[思い切り目を逸らして呟いた。 アイリスに抱きしめられても恥ずかしそうに体を動かすだけで解かれることはない。]
あ、アイリス、とりあえず離れろ。頼むから…。
[居留守を使うべきだったという後悔は多分言わなくても伝わるだろう。]
(226) りおん 2015/03/15(Sun) 23時半頃
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さーて次回の宇宙船村は?
ミケです。みんなが卒業して寂しくなりますね。そして今度は入学式。落ち着く間がありませんね春は。
さて次回は
1.学園艦の夏休み
2.未知との接触
3.宇宙船とは関係ないんですけど大分前にやった恋する人形村第二弾のwikiを7〜8月村開始目安で作ります
の三本です。それでは来週をお楽しみに(違う
じゃん!けん!ぽん!3うふふふふ
1~2:グー
3~4:チョキ
5~6:パー
(#0) 2015/03/15(Sun) 23時半頃
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嘘が下手にもほどがあるわ!
[全力でつっこんだ。 普通恋人が目の前で別の女性に抱きつかれていたら、例えそれが実の妹であろうともそこそこ複雑な心境になるものだと思うのだが、今のケイイチの姿にはそういう感情が1ミリたりともわいてこない]
これが我慢できないレベルの無理……。
[シンプルな説明を聞くと頭痛がする。これは薬でどうこうなるものじゃない。成長を促せばいいというものではないのだろうし]
……戻るあてはあるの?
[とりあえずまずそれだ。話はそれからだ]
(227) takicchi 2015/03/15(Sun) 23時半頃
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戻れることは戻れるはずだ。 ぶっ壊れたベルトさえ正しく修理出来れば……。
[そう言って研究室内の机の上に広がっているベルトや図案に視線を送る。 元の図案は何故か焦げているし、ベルトも完全に分解されている。]
一部の記憶が幼少期の記憶と混濁してしまってな…。 色々試している段階だ…。 卒業後に行く予定だった研究所に行けば、その研究はさらに進むと思うんだが…。
まあ一番知られたくなかった2人に知られてしまった以上、焦って取り返しのつかない失敗をする前に、のんびり確実に修理をする。
[そう言って頭を抱えてみせる。]
心配しなくてもちゃんと会いに行くと言ったのだから2人とも大人しく待っていてくれ…。
(228) りおん 2015/03/15(Sun) 23時半頃
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アイリス…頼むからそのぷにぷにしたいですって顔をやめてくれ。 頬なんかそんなに柔らかくないだろう。
子どもの頃のうちの食事情を考えれば…あ、甘いの食べたい…。
[ぼそり、たまに出る子どもの本音に慌てて口を塞ぐ。]
と、とにかく、ちゃんと戻れるから心配いらない。 あと、可愛い言うな…。
(229) りおん 2015/03/15(Sun) 23時半頃
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—バナナけもみみ騒動後・食堂—
[クラリッサと正面から対峙してぴりぴりとした雰囲気の中、 彼女からの言葉を待つ。
話があるとメールにあった。 まず彼女が何をしたいか知る必要があると判断しての様子見。
頭を下げられると驚いて、少女は椅子から立ち上がる]
そんな、謝るのはあたしだよ!
ほんとはやっちゃいけないことだったんだ。 あたしのことばっかで周りが見えなくなっちゃって。 怪我させちゃったよね。ほんとにごめんなさい。
[深々と腰まで折ってクラリッサに謝る。 事情を聞かれたら、端末と卒業のことを簡単に話して本当に悪かったと]
(230) LMN 2015/03/15(Sun) 23時半頃
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[ベルトとやらを見る。いつになったら修繕が終わるんだというレベルだった]
もうちょっと、使う前に考えなさいよ……。
[ケイイチは頭を抱えているが、頭を抱えたいのはこっちだ。 持ってきた胃薬、消費するのは自分の方かもしれない、なんて思う]
それはもちろん、確実な修繕が最優先だけど。
[10年20年かかるとか言われたらどうしよう]
……元に戻るまでは籍は入れないわよ。
[ぼそっ。ショタじゃないです。戸籍上問題はなくとも、犯罪者になりたくないです]
(231) takicchi 2015/03/15(Sun) 23時半頃
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[一方、アイリスはというと、なんだかとても楽しそうで。 動じないその性格は、ケイイチに似ているのかと思う]
……甘いもの……悪くないわね。
[脳は糖分を欲するものだ。疲れた時には甘いもの。 ……現実逃避かもしれない]
(232) takicchi 2015/03/15(Sun) 23時半頃
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事情は分かったわ
[うんうんと頷いて]
それだったら、言えばみんな手伝ってくれたと思うのよね 私も手伝ったわよ……
[申し訳なさそうにするマドカに、そう声を掛けた]
まぁ、その……次は、やめてね? 私は怪我しなかったけど……
(233) アサギ 2015/03/16(Mon) 00時頃
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いや、すまないな。 ちょーっと教授と喧嘩したせいでついつい熱くなってしまったからな。
[言えない…もし一歩間違えていたら時空間の狭間に取り込まれた可能性もあったなんて。]
まあ大丈夫だ。時間がかかると言っても長くて1年かからないだろう。 そのくらいの時間で理論から作り上げたものだからな。
[そこは大丈夫、心配ないと加えて説明しつつ。 アイリスの買い物という言葉に目を一瞬開いた。]
デパート!?パフェとか食べ……ごほん。 別に元に戻ったら使わなくなるのだから無駄な出費は避けるべきだろう。 今ある服を折り曲げて着ていれば、この通りなんとかなる。
クリス、心配しないでも籍を入れるまでには元に戻る…だから、その…離れないで…?
[思わず子ども言葉になってしまいながらも少し潤目でクリスを見上げる羽目になった。 たまにこういう事が起こる。これだけは本当に早く治さなくては…。 まだまだドタバタは続きそうだと、心の中でため息を漏らした。]
(234) りおん 2015/03/16(Mon) 00時頃
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—卒業式後—
[卒業式典は恙無く進行し、その後の日々もあっという間に去った。 知人友人のほとんどが去ってしまった艦はがらんと大きく感じる。 特にルームメイトのいなくなった部屋は格別に広く寂しくなった]
新しいルームメイト来るのかな。
[ベッドに腰掛けて足を揺らすと、プリンのパッケージを開ける。 病床にあったときフィリップから差し入れに貰ったチョコレート味。 冷蔵庫の一角はモニカやフィリップがいなくなっても、 お気に入りになったそれで占領されるようになっていた。
最近になって感情データが回復したシェルドンにも、 気分が沈んだと察知されれば「プリン食べますか?」と聞かれる始末]
(235) LMN 2015/03/16(Mon) 00時頃
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うん、美味しい。
[端末の指向性スピーカーからG線上のアリアが流れてきた。 声の情報分析は着実に早くなりつつある。 友人の演奏データを耳に新たなメールを整理して行く。
バナナ事件の後、 端末は騒動の音声を色々と拾ったらしく良いところまで回復したが 人を危険な目に遭わせるという方法で入手したデータである。 クラリッサに謝りに行って何が大切かを再認識した少女は、 担当教員に全容を告白して、もう1年をやり直すことにしたのである。
父母の援助は打ち切られたが、稼ぐ手段がないわけではない。 もう一度目指す研究所に胸を張って就職するために、 簡単な発明や修理を請け負いながらシェルドンを改良する日々]
(236) LMN 2015/03/16(Mon) 00時頃
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ね、シェル。今の気分なんだと思う?
[少女が気紛れにシェルドンに聞いてみるのはアリアが終わった頃。 端末は少しの思考時間を置いて答えをはじき出す。
「あなたの未来に開かれている多様な可能性の認識」
修正はないはずだとクエスチョンも出さないようだ]
ええ、グリーン。ゴー。
[今度は手動で音楽のNo.481番をダイヤルした。 交響曲「希望」が新しい人を待つ部屋に流れはじめた*]
(237) LMN 2015/03/16(Mon) 00時頃
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そんな衝動的に危険なことするなんて……。
[熱くなって、という説明にため息しか出ない。頭が痛い。 1年という説明にほっと息を吐いた。遠距離の間に元に戻れるらしい。 そう思うと、遠距離になってよかったかもしれない。毎日毎日小さいケイイチと顔を合わせていたら、愛が変質してしまわないか、ちょっと不安になるところだった]
……別に離れる気はないわよ。
[ほら。子ども言葉で潤んだ目で見上げられると……恋愛感情よりも母性本能がくすぐられてしまいそうだ。 どうしよう、可愛いと思ってしまった。そんな自分にまた深いため息を吐いた]
(238) takicchi 2015/03/16(Mon) 00時頃
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[色々、物思いにふけるミルフィの手の中で。
卒業する者、ヘスヒデニスを去る者、残る者。 すべての者の未来を祝福するように、虹色ジュースが輝いていた**]
(239) Akatsuki-sm 2015/03/16(Mon) 00時頃
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覆面嫉妬団 ミルフィは、メモを貼った。
Akatsuki-sm 2015/03/16(Mon) 00時頃
Should auld acquaintance be forgot,
and never brought to mind ?
Should auld acquaintance be forgot,
and days of auld lang syne ?
古い友人は忘れ去られ、
もう二度と思い出されることもないのだろうか。
古い友人は忘れ去られ、
古き良き日々の記憶もまた、心から消え去ってしまうのだろうか。
(#1) 2015/03/16(Mon) 00時頃
For auld lang syne, my dear,
for auld lang syne,
we’ll take a cup o’ kindness yet,
for auld lang syne.
親愛なる友よ、古き良き日々のために、
古き良き懐かしい日々のために
親愛なるこの一杯を飲みかわそうではないか。
古き良き日々のために。
(#2) 2015/03/16(Mon) 00時頃
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そっか…よかった。
[離れない。そう言ってくれたクリスの言葉に嬉しそうに笑みを浮かべた。 きっと大丈夫だ。そんな風に思えるのは今だけじゃなくて、きっとこれからも…ずっと。 クリスなら本当に最後まで、自分の事を受け入れてくれるんだろうと。 だから、小さくなった少年は幸せそうに今を笑って受け入れられるのだから**]
(240) りおん 2015/03/16(Mon) 00時頃
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船を去る者、残る者
…そして新たに来たる者
まだ、この艦の物語は、続く
(#3) 2015/03/16(Mon) 00時頃
to be Continued...
(#4) 2015/03/16(Mon) 00時頃
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―???―
「……それでは、新人賞を受賞した、クラリッサ・クラインさんに一言、お願いします」
約束が果たせて、とっても嬉しいです 応援してくれた皆さん、そして、背中を押してくれた親友に感謝を
本当に、ありがとうっ、ございました……っ!
「クラリッサ・クラインさんでした、ありがとうございました それでは、一曲――」
(241) アサギ 2015/03/16(Mon) 00時頃
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