158 Anotherday for "wolves"
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/05/20(Wed) 20時頃
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[触れられる手のぬくもり>>157に 少しの安堵を得るが
疲れ果てた身体や弱り切った心を癒すに至らず。]
こうかい……。
[力なく、ぽつりと言葉を落として。]
(158) 2015/05/20(Wed) 21時頃
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─ サイラスの家 ─
[>>140>>141 出迎えたサイラスは顔色も冴えず この数日の疲労が滲み出ているかの様で]
すまねえ、事が事だけに 他に頼めそうなヤツがいなくて
[猫からはそれとなく 前夜、グレッグが何者かに というのは聞いてはいたものの
酒も入っていたのもあり それが彼だというのは知らず
だが、考えてみたら 他にいない事に気づき愕然とする]
(159) 2015/05/20(Wed) 21時頃
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[彼もまた、自分と同じく友を亡くし そして、それより先に最愛の女性を失って その悲しみはどれ程だろうかと]
ありがとう…助かる
[手際よく差し出された 幾らかの布を受け取り、ジョスランの家へ戻った]
(160) 2015/05/20(Wed) 21時頃
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[そう呟くのとひとすじ 熱い涙が溢れるのは 同時…―――――]
(161) 2015/05/20(Wed) 21時頃
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[後悔]
[その言葉がすんなりと腑に落ちる。 後悔。
どこから後悔すればいい?
オーレリアから首輪を強請ったところ? はずみの事故で彼女の命を奪ったところ? 人食い人狼のせいにしようと死体に工作したところ? 友達のマーゴを見殺しにしたところ? 自分を庇って父が殺されることになったところ? 憎き父の仇をとったところ? 無実の兄に罪を着せてしまったところ? 兄を疑う村人に殺意を覚えたところ? そんな兄の命を自らが奪ったところ? それなのにまだ死にたくないと思ってるところ? そして今大好きな仲間を犠牲にしようとしてるところ?]
(162) 2015/05/20(Wed) 21時頃
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[後悔なんて してもしきれない…――]
(163) 2015/05/20(Wed) 21時頃
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[力ないメアリーの声>>158が彼女の憔悴を思わせる。 父親を失い、兄のように慕ういとこを失ったばかりなのだから それも当然のことだろう。 触れる彼女の手を、そっと握る。]
――…メアリー、
[密やかな声を聞き、ベネットは酷く痛そうな顔をする。]
(164) 2015/05/20(Wed) 21時頃
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─ ジョスランの家、再び ─
[>>142>>143>>144 ジョスランの亡骸と兄さんの不在を 目の当たりにしたサイラスの叫びは痛々しく 家の中に響き渡る]
いや、俺もさっき…似た様なことしてたし
[一度は「護符」を渡していたのに 昨夜、渡せていたのならと 自分の無能さに呆れていたのだから
自分の甘さが、彼を護れなかったのだと 帰ってくるなら、何度でも叫んだだろう]
(165) 2015/05/20(Wed) 21時頃
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[>>145 彼の歪んだ顔とその涙 そしてこれまでの言葉の数々は 嘘偽りもないものなのだろう
そうであればいいと 願わずにはおられなかった]
このままじゃ、帰って来たとしても 兄さんに顔向け出来ねえしな
[帰って来ない様な気もしたが それはいう必要もない
まだずっと幼い頃、人間だった兄さんが どんな人だったかは覚えていないが ジョスランと遊んでいて、頭を撫でてくれた誰か もしかしたら、その人なのかも知れないなと]
(166) 2015/05/20(Wed) 21時半頃
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─ 墓地 ─
[>>146>>147 休みながらもどうにか埋葬を終え 2人で祈りの言葉を
祈る神などいるのかと 思う事も多々あれど、死者を悼むのに 相応しい言葉はやはりそれだった
近くに並ぶマーゴの墓 オーレリアもそうだが彼女も まだこれから光の中で過ごせる筈だったのに 野に咲く花の様に最も容易く摘まれて行った
本人が望むと望まないとも関係なく それを奪うという事は、やはり罪深い事だと]
(167) 2015/05/20(Wed) 21時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/05/20(Wed) 21時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/05/20(Wed) 21時半頃
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ああ、クラリッサの「視た」って話か 俺は昨日、ルパートを見たのは聞いてたな
ルパートは無実だったのに 投票してしまったって、かなり取り乱して
[グレッグがクラリッサを襲うなら その力への警戒だろう意見に頷いて]
ベネットが、味方なら…大丈夫そうだが
[>>150 と、返せば 心許ないのを見透かすが様な]
(168) 2015/05/20(Wed) 21時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/05/20(Wed) 22時頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/20(Wed) 22時頃
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そういえば、ラディは最近見てねえ 最後に会ったのは…まだ族長もいた時だな
って、メアリーともそうなんだが
ベネットは…昨日会った時には 確かに誰が怪しいとはいってなかった
改めて…その話を聞きてえと思っている
[>>151>>137 宿の方から聴こえる咆哮に 向かうというサイラスに手を振って 本屋へ向かう事にする
グレッグと同じく彼もまた 護らんとする者を持つ身の上 その想いは時に禁よりも重くなるのだと 既に積まれた死体が物語っているのだから*]
(169) 2015/05/20(Wed) 22時頃
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[後悔、という言葉に、メアリーは何か思うよう。
ベネットにも後悔はあるけれど
族長を手にかけ、――の、糧としたことも、 ジョスランを狩り、――の、糧としたことも、
共存の天秤の、均衡を揺るがすことも、
己の選んだ道ゆえに後悔するつもりはなく。]
(170) 2015/05/20(Wed) 22時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/05/20(Wed) 22時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/05/20(Wed) 22時半頃
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[悔いるとすれば、許嫁を守れなかったこと。 悔いるとすれば、グレッグを守れなかったこと。 悔いるとすれば、――]
ラディスラヴァ、
[キミにこんなことをさせてしまったこと。]
(171) 2015/05/20(Wed) 22時半頃
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―― 本屋――
[背を撫でる手はまるであやすよう。>>76 宥める声に逸る気持ちを抑えながら、彼の問いかけを肯定する為に、何度も頷きを返す。
伝えた名前を、彼が繰り返したなら。 向けられた瞳を真っ直ぐに見返して]
赤い瞳を、していたの。 子供の頃見た彼女の瞳と同じ、赤い色。
[幼き頃、綺麗な瞳だと思ったその瞳が、今は、怖い。 夢の獣を思い出し、胸に添えた手に微かに力が篭もる。
昨日と同じように支えられた手に、身を委ねるように]
(172) 2015/05/20(Wed) 22時半頃
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[喧騒に紛れた声は確かに耳にしていた。 ただ応えることが出来なかった。
グレッグを想う彼を其処に見たから。 支えようとした手を取れなかったのは、 彼と道を違えた時、 もう一人では立てなくなるのではないかと 怖れたから――。]
(173) 2015/05/20(Wed) 22時半頃
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[ふるりと身を震わせ、黒の瞳を覗き込む。 気遣わしげに見えたその瞳の奥に、救いを求めるように。
そんな時だっただろうか。 彼の唇から意外な言葉を聞いたのは>>125]
――え……?
[ どうするって。 ]
[ それは ]
(174) 2015/05/20(Wed) 22時半頃
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[思ってもみない問い掛けに言葉を失う。 一瞬、何を問われたのか分からなかった程に。
今まで見たこともない夢。 それは、ラディが人を喰らう狼だと示唆するもの。
それを見た、私は――?
答えを出せずに、ベネットに問いかけるように。 両の目を大きくして、言葉もなく彼に問う。
問いかけに応えはなく、返ってきたのは。 また、新たな問い。>>126]
(175) 2015/05/20(Wed) 22時半頃
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[ 私の力が"脅威"だと初めに言ったのは 誰だったか。]
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(176) 2015/05/20(Wed) 22時半頃
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["脅威"になるのは誰に?]
……私が襲われずに居た理由?
そんな事、昨日皆の前に話した時も…… サイラスだって、アルカイドさんだって 半信半疑で…… だから…… 信用に足るほどものじゃないから、 放っておいても、いいと……
[思うのは、誰?]
[皆の前で言ったのは昨日。 グレッグに話したのも。 それまでに話した人は、ドナルドと――]
(177) 2015/05/20(Wed) 22時半頃
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[思考に伏せた瞳を擡げて、憂う瞳に重ねる。 胸元に添えた手は離せずに、彼の体温を伝えていて。 こんなにも近くにいるのに、昨日よりも遠く感じた。
口にすることを拒み、喉に使えた声は、 なかなか音にならなくて。 ようやく口に出来た声は、弱く、細く、地に落ちる。]
(178) 2015/05/20(Wed) 22時半頃
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――貴方は、どこまで知っているの?
.
(179) 2015/05/20(Wed) 22時半頃
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[やがて静寂を切り裂くような遠吠えに>>137、 ベネットが反応を示す。
呟きにすぐに反応することは出来なくて。>>139 掛かる声に、微かに顔を持ち上げた。
差し出された手は、昨日と同じ。 戸惑う気持ちに、すぐにその手を取ることは出来ずに。 己が手を、自らの手で握りしめる。]
(180) 2015/05/20(Wed) 22時半頃
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[確かめるように握りしめ、開いたその手は、 彼の落ちかけた手を掴んで。
微かな呟きを彼に向けたなら、喚び声のする方へと。*]
(181) 2015/05/20(Wed) 23時頃
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―― 回想/本屋 ――
[重なる視線。 儚い女性かと思えば芯の強さを見せる彼女。 クラリッサの言葉>>172になるほどと頷く。]
見た事あるなら間違いないか。 ――…キミの視る夢は、やっぱり、
[正しいのだろう、と最後まで続けぬまま 疑いのない響きを落とす。
委ねられるそれが嬉しいのに、 ラディスラヴァの事を知られたのが悩ましく。
クラリッサの思い>>173を知らぬまま 聡い彼女が真実に気付くよう問い掛けを重ねた。]
(182) 2015/05/20(Wed) 23時頃
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[救いを求めるような眼差し>>174に 答えられたらよかったのに。 少しだけ申し訳なさそうに眉を下げるのみ。
クラリッサの無言の問い>>175に 答えは出ているのだろうと小さく笑む。
彼女の言>>177に静かに頷く。 状況を整理すればおのずとみえると知れるから。]
(183) 2015/05/20(Wed) 23時頃
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[触れる箇所からはクラリッサのぬくもり>>178が伝う。 近くあるのに遠く感じるのはベネットも同じで。 道を違えていることをはじめから知っていたから それでもこのぬくもりが失われねばよいと願い。
まっすぐな眸が己を見透かすような気さえするけれど 彼女の眸もまた好きで、綺麗と思うから視線はそらせず。 そうして落ちた問い掛け>>179に]
――…凡その事は把握してるかな。
[少しだけ諦めたような色で、そう告げる。]
(184) 2015/05/20(Wed) 23時頃
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─ 宿屋へと ─
[ドナルドと話し終えた男は、その足で宿屋へと向かっていた。 彼と言葉を交わしていると、誰かと話している時に覚えた引っかかりみたいなものは感じられず、気づけば疑わなければならないかもしれない、といった不安の対象外になっていた。
宿屋へと向かう道のりで、誰の声か判らぬ呼び声のような吼え声を聞けば、足は駆ける動きになる。
そうして辿り付いたのは宿屋。 心落ち着く場所だった筈なのに、数日前からどこか億劫な気分になる場所と変わっていたそこ。 建物の方は客もいなければ、働き手もいなくなり、すっかりと静かである。 けれど確かに人の気配や、喧騒は耳に出来──……]
(185) 2015/05/20(Wed) 23時頃
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裏手かよ。 ──……嫌になるなぁ、ちくしょう。
[グレッグの何かが露になった場所。 己がグレッグを手にかけた場所。
それを思えば足も身体も重くなる気はするが。
耳に入る物音は、ただ事ではない。 だからやはり、そこへと足を向けた]
(186) 2015/05/20(Wed) 23時頃
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[そうして向かった宿屋の裏手。]
───!?
[足を止め、飛び込んできた光景に男は両目を瞠らせる。
いたのはメアリーの手を握るベネットと、クラリッサもいたならば彼女の姿も確認し。
次に視線が向くのは、 一頭の影を纏ったような色をした狼と その鉤爪が揮われようとしていた、ラディスラヴァの姿。]
──っ、今度は一体、何が起きてんだよ……?
[そんな男の独り言を拾う者は、いただろうか。
事態が上手く飲み込めない男は、ただ、事のなりゆきを暫し静観しようと立ち尽くす]
(187) 2015/05/20(Wed) 23時頃
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