131 SACRED JUSTICE ―闇の正義と光の祝福―
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……いいえ? 私を助けてくれたのは、そうね……。
――…カミサマ、かしら?
[彼女の言葉>>156に少し意地悪く微笑んで。 あの靄の正体はさっぱり分からないし、その言葉も出鱈目である。 フルートから流れる歪な音色がぴたりと止まり、少女に攻撃が当たった隙に逃げようと――]
……っ、そう簡単には行かないのね……!
[螺旋を描く6本の水流が迫り来る。日傘に変える暇も無く、宙返りをするように空中を翔け。 しかし2本は自分の右足に当たり左上の翅を掠め、水が旋回しているせいか足に決して浅くはない傷をつける。 痛みに顔を顰め、フルートはヴァイオリンへとまたその姿を変え]
(171) 2014/08/18(Mon) 23時半頃
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――黒き眠りの詩《ノワール・レクイエム》。
[それは母が子を宥める為の詩よりも哀しく。 やはり闇色をしたヴァイオリンを構え奏でれば、ただ一本の大きな黒い竜巻に似た旋風が彼女へ襲い掛かっていく]
……あまり傷つけたくないの。お願いだから、ここで退いて!
[…まだ捨てきれない、母と同じ光の者への情。]
(172) 2014/08/18(Mon) 23時半頃
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クソがァ……ッ こんな、所で、やられて……
[>>144>>150 振り向けば、二人も防御に回っている。 だが、全員が防御に回っていれば、いずれは…]
……悪ィ、ちょっと任せるぞ。
[頼む。あと少し、二人で耐えていてくれ。 男が下がれば茨の楯は解け、刀身へと返った。]
こうなりゃ、イチかバチか……
(173) 2014/08/18(Mon) 23時半頃
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[―――あの漆黒の楯が現れたのは。 男が「アマトを護りたい」と強く思った時だった。
それならば。
男は目を閉じ。息を吸い。精神を統一して……]
おい剣ッ 聞こえてるか!! 秘宝だろうが何だろうが今はどーだって良い!!
俺に少しでも王の素質とやらがあるってンなら…
…頼む…… テメェの力、俺に貸しやがれェ!!
[力を溜めこみ……一気に叩き付けるイメージ!]
(174) 2014/08/18(Mon) 23時半頃
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またおっかない物を投げてきて!! もう一枚追加だー!!
[しかし、衣は引き裂かれて自信に槍が到達する。 本気ではなかった槍を何とかつかむ。]
解析して倍返しだ!! そもそもグングニルってどっちかってーと魔槍の類だろうがっ!!
[消えていく光で再現された槍を解析して。 同じ形の槍を作り出しなげつける。
ただし籠められた力はは光ではなく、闇だったが]
(175) 2014/08/18(Mon) 23時半頃
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『あのこ』……? まさかシーパルに何か、…………うっ!
[ざあああ。 砂嵐のように思考がかき乱される。 思わず動きを止めている内に、天使は羽根を閉じ消えていく]
ま、……まって……!
[呼び止めようとしたのは消え行く天使か、それとも己の記憶そのものか。 ぐらぐらと体を揺らして、けれど少女は倒れなかった]
行かな、きゃ……。
[強い決意を持って、一歩、足を踏み出す。 その視界に、周囲の者は入っていないようでもあった]
(176) 2014/08/18(Mon) 23時半頃
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[天使の羽根が弾いたのは闇だけでなく 戦意すら吹き飛ばしたか、 剣は握りしめてはいたが、刃先を目標に向ける事無く立ち尽くす]
……お前達は…彼女を知っているのか…。
[オスカーと黒衣の少女、それぞれから漏れた言葉>>166>>169を 聞き逃す筈も無く視線を向けるが、そこに先程までの 鋭さは無く凪いだ水面の様]
(177) 2014/08/18(Mon) 23時半頃
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[十字軍の1人をとっ捕まえて、子ども達の場所を聞き出そうとした所にもう一人>>167 睨みつける様に視線を移せば、はっきりとした物言いで言葉を口にする。]
お断りしよう。 正確には、預けていたものを返してもらったら大人しく帰るつもりだ。 無駄な殺生はしたくない。
[言葉とは裏腹に、声を発した人物に銃を向けて引き鉄を引く。 その一連の行動は呼吸をするのと変わらない。 躊躇いという言葉は今のこの状態では無縁、それがブラックボルトという暗殺者。]
(178) 2014/08/18(Mon) 23時半頃
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――― 黒烈鎚《ダルアレン・スレッジ》!!! ―――
[刹那、刀身に巻き付く漆黒の荊が伸び、 一塊となって、漆黒の巨大な鎚を形作る。]
テメェら!! 伏せろッ!!
でェェェりゃああああああッッ!!!!
[魔力のぶつかり合いが続く、その合間から、 そのまま、クラウディアへと鎚を振り抜いた。]
ぐッ…… !!
[勿論、これで無事で済む筈がない。 燃え盛る焔は男の腕を容赦なく焼き、 氷の刃が、身体のあちこちを切り裂いていく。]
(179) 2014/08/18(Mon) 23時半頃
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返してもらいたいもの? ああ、ああ。童どもか。知ってる、もちろん知っているとも。
[目の前の男が何を喚いていたのか、遠くからよく聞こえていた。>>178 ――どう見ても異端の男、それがが執着する子供たちというのは? ――十中八九、異端。 脳裏に浮かぶは、『断罪の仔羊』――そして『生贄の山羊』。 囚われているだろう子供たちの利用法――向けられた銃口を前に、口角を釣り上げた。]
ふむ、して、小僧。お前はどちらの童どもを持ち帰るのかね?
[とんとん――自らの首を叩きながら、下卑た笑みを浮かべる。]
何かって? 血の巡りの悪い小僧だ。 私は『童どもの首から上と首から下、どちらを持ち帰りたいのか』と訊ねたのだ。 何せ牢にも限りはある。先ほど満杯になってな、牢に空きを作るために忙しかったのだよ……ひっひひひひひひ!!
(180) 2014/08/18(Mon) 23時半頃
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どうしたんですか? あの天使を知って……。
[『シーパル』と消えた天使へと呼びかけ。 何処かへと歩き出そうとする預言書の少女>>176へと問いながら、彼女を庇うために闇の刃を構えるが。]
…………。
[男>>177からも戦意が、消えていた。]
(181) 2014/08/19(Tue) 00時頃
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[暗殺者の問い>>177に首を横に振る。 けれどそれは否定というよりは、小さな隙間から中に落としてしまった宝物を、匣を傾けどうにか取り出そうとしているかのようであった]
(182) 2014/08/19(Tue) 00時頃
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……とてもよく似た方に助けて頂いたことがあります。 勿論、私の正体は知らぬまま。
[鋭い闇の刃を男へと向けたまま。 その凪いだ瞳を警戒は解かずに見据え、答える。]
(183) 2014/08/19(Tue) 00時頃
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…………カミサマ?
[>>171闇の者が語る神とは、つまり。 眉根を寄せて、言葉を反そうとして……>>172現れた漆黒の風に、広範囲の結界を展開する。]
……出来ない。 此処で引いたら貴女は、闇で世界を包むべく、動き始めるのでしょう?
[光として戦うことに、先刻までの件から、迷いがないとは言えない。 けれども。だからと言って、闇を見逃す訳にもいかなくて。]
(184) 2014/08/19(Tue) 00時頃
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消えなさい
[こちらへと投げ返される闇のグングニールを消去させた。 自分で編んだ術式なら容易く打ち消せるのだ。]
それにしても、やるじゃない貴方。 今からでも良いわ、戻ってらっしゃいよ。
[この状況で、微笑むと語りかける。]
寓話のように何かの半分をあげるとかは出来ないけれど。 貴方に正当な評価として宮廷魔術師への推薦ぐらいはしてあげられるわ。
(185) 2014/08/19(Tue) 00時頃
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貴女こそ、もう大人しくして! 何故そこまで光を憎むの!? 救済を信じないの!?
……閃光波導《ブライトウェイヴ》!!
[彼女の生い立ちを知らぬ故、目の前の抵抗を安易に憎しみへと結び付け。 放つのは、光の波導。目をくらませ、漆黒の旋風を打ち消すよう、牢へ続く回廊を光で満たす。
問答無用の力業、ではなく。 自身もまた、鑑みる言の葉を口にしているのには、気付かずに。]
(186) 2014/08/19(Tue) 00時頃
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気に入らないな。
[知っている、その言葉で十分。 手元にいるこっちの騎士の役割はもうない。]
ああ、向こうに聞くから、お前は眠ってていいぞ。
[騎士の脳天には銃を撃った。という結果だけが既に残っていた。 教団に与している人間の命など興味がない。 それが、例えレットのような人間だったとしても、救いきれるのは自分の両手で囲える程度なのだ。 守れる範囲は守るが、それ以外は背負わない。]
殺した。という言葉なら興味は無いが、それならばどっちも持って帰らせてもらおう。 最も、その場合は俺との約束を破ってくれたクラウディア卿にも同じ姿になってもらうがな。
おっさん、あんまり俺を舐めるなよ?
[キレている?当然だろう。質の悪い冗談だとしても笑えない。 本音だとしたらもっと笑えない。]
(187) 2014/08/19(Tue) 00時頃
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あの人と、よく似た子。
[足を止めてオスカー>>181に向き直り、答える]
あの子は私の、……私の……
[そこから先は言葉が続かず。 ただ再び構えを取るオスカーと、戦意の消えた暗殺者を、困惑したように交互に見た]
(188) 2014/08/19(Tue) 00時頃
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なっ……
[彼に気を取られたせいか。 黒烈鎚《ダルアレン·スレッジ》の直撃をかわしきれず。
自動防御となる翼でガードはしたが。 翼も砕けてしまう。]
(189) 2014/08/19(Tue) 00時頃
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……シーバル……か。
[黒衣の少女が呼んだ名を噛み締める様に繰り返す。 彼女が幾度となく愛しさを込めて呼んだだろう名を、 初めて口に出来た事に黙り込み]
君はそのシーバルと親しいようだ。
[夢遊病者の様に足を踏み出した少女>>176に言葉を掛ける]
……君はそのシーバルと言う少女に借りがある。
[黒衣の少女を庇う様に剣を構えたオスカー>>183にも同じ様に。 そして2人を静かに見つめて]
ならば借りを返さねばならないな。 そのシーバルと言う少女を助けると言うなら、 今は目を瞑る。
(190) 2014/08/19(Tue) 00時頃
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行け。
[護らなければならないモノと、護りたいモノ。 もう両方を護る事は出来ない。 ならば選ぶのは、と決めた様に刃を降ろし、2人を 視界から消す様に目を閉じた]
(191) 2014/08/19(Tue) 00時頃
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正当な評価……、宮廷魔術師……。 か、考えさせてくれ!!
[魅力的な提案に心はあっさりと揺らされる。 全うな評価を貰ったのは久しぶりだけにその言葉は重かった。]
(192) 2014/08/19(Tue) 00時頃
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[神聖十字軍の面々も驚きを隠せない。 何せ、クラウディアが――]
久しぶりね、私の血を見るなんて。
[頭部を押さえると、流血だけは簡易的に治療した。 まるで場違いな笑みをヘクターに向けると。]
ブラック・ダーク・デス教国。 ああ、知らないか、私が滅ぼしたんだけど、その国の誰も私に血を流させる事は出来なかったのに。
見事だわ。
(193) 2014/08/19(Tue) 00時頃
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ええ。 白い髪に赤い目で。 形は違いますけど天使のような4枚の翅を持った人です。
[警戒はしたまま。 それでも困惑した様子の少女>>188の方を見て、ゆっくりと頷いた。]
(194) 2014/08/19(Tue) 00時頃
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…私が次に目を開けた時に…姿があれば…今度こそ殺します。
[これはただの猶予で、諦めたわけではないと 自分に言い聞かせる様に静かに告げる]
(195) 2014/08/19(Tue) 00時頃
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……そうね。 でもその前に、やらなければならないことがあるの。
[広範囲の結界が展開され>>184、攻撃しても防がれてしまうかと後退ろうとして。 ずき、と右足が痛んだ。…これではさっきのように駆け抜けられない]
私がいなくても他の者がいれば、世界を闇に染められる可能性はある。
…でも、これは……。
[無意識に手はポケットへ。己の目的を話すつもりはないし、退いてくれないならば残る手段は強行突破のみだ。 甘いことは言っていられないと息を一度だけ大きく吸い込む。]
(196) 2014/08/19(Tue) 00時頃
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……憎んでなんかいない!
[思わずといった様子で、彼女の言葉>>186へそう返す。]
憎みたい、憎みたいのに憎めないのよ! 救済なんてあるわけ無い、光があるから私はこんな体になってしまったのだから――……っ
[こんなことを言ってもどうにもならない。今は変わってくれない。 最後はほとんど声は掠れていた。
再度仕掛ける為ヴァイオリンを構えようとするが、回廊が光で満ちてしまえばそれは叶わない。 眩しさに目を覆い、隙を晒して]
………ッ、夜明け《オーバード》を…!
[小さく唱えれば、何とか光を周囲から消し去り。氷の矢を幾つも彼女へ向かわせたが、隙だらけなのは変わらなかった]
(197) 2014/08/19(Tue) 00時頃
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え……?
[冷徹と思えた暗殺者の言葉>>190に、意外そうに瞬く。 けれどそれは願ってもない申し出で――記憶は曖昧でも、胸に渦巻く焦燥感が消える訳ではなかったから]
あ、ありがとう、ございます……。
[刃を下ろし、目を閉じた男に、まだ戸惑いを浮かべつつもお礼を言って。 数歩歩き掛けた所で、再び振り返る]
あの……貴方は、あの子とは一体どういう……?
[天使と、半分だけその血を引く者。 欠けているピースは一つだけ]
[ただし答えが得られずとも、しばしの沈黙の後少女は立ち去るだろう]
(198) 2014/08/19(Tue) 00時頃
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見事だけど、危険ね。
[一人の圧倒的戦力で、他の面々にも安心感を与え。 結果として、本来の能力以上の力を発揮させる。
噂に聞く闇の連合軍の指揮を彼が取ればどうなるのか。 それは、同じ様に部隊を率いる自分自身がよく分かっていた。]
(199) 2014/08/19(Tue) 00時頃
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[オスカー>>194に無言で頷く。 自身が知るのも同じ人物である、と]
[そして暗殺者>>195の言葉を聞いたなら、答えを気にする素振りを見せつつも、じりじりと彼から距離を取り始める]
(200) 2014/08/19(Tue) 00時頃
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